平成25年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第5号)

                            平成25年3月13日(水) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 特別委員会の設置について
追加議事日程(第5号の追加1)
日程第 1 選任第2号 特別委員会委員の選任について
日程第 2 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     3番  小輪瀬 英 一 議員
     4番  瓜 田   清 議員     5番  前 田   栄 議員
     6番  野 口 守 隆 議員     7番  小 宮   正 議員
     8番  野 原 和 夫 議員     9番  鳥 越 準 司 議員
    10番  野 原 兼 男 議員    11番  笹 沼 和 利 議員
    12番  増 田 和 代 議員    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
野 尻 一 敏 
総務課長
小 峯 光 好 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
小 島   昇 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼
会計室長
岡 本 純 一 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
内 室 睦 夫 
水道課長
中 藤 和 重 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
長 島 富 央 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
荻 野   実 
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   ◎開議の宣告
○野原兼男議長 皆さん、おはようございます。
  大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成25年第1回ときがわ町議会定例会第5日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○野原兼男議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎答弁未了部分について
○野原兼男議長 ここで、昨日の議案第27号 平成25年度ときがわ町介護保険特別会計予算の小輪瀬議員の質疑に対しまして、大島福祉課長より答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 おはようございます。
  議長よりお許しをいただきましたので、答弁のほうをさせていただきます。
  昨日、議案第27号 平成25年度ときがわ町介護保険特別会計予算の小輪瀬議員さんからの要介護認定申請受付件数についてお答えさせていただきます。
  平成24年度につきましては、平成25年3月12日現在、きのう現在ですね、548件の申請がございました。うち新規申請につきましては140件ということで申請をいただいております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 小輪瀬議員、よろしいでしょうか。
○3番 小輪瀬英一議員 結構です。
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   ◎特別委員会の設置について
○野原兼男議長 日程第1、特別委員会の設置についてを議題といたします。
  お諮りいたします。5名の委員で構成する議員定数調査特別委員会を設置し、これに付託して調査することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  よって、本件については5名の委員で構成する議員定数調査特別委員会を設置し、これに付託して調査することに決定いたしました。
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   ◎日程の追加
○野原兼男議長 お諮りいたします。この際、日程を追加し、引き続き議事を進めたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  ここで、追加議事日程を配付いたします。
  お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、本日の議事日程を追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  よって、お手元に配付いたしましたとおり、本日の議事日程を追加し、議題とすることに決定いたしました。
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   ◎特別委員会委員の選任について
○野原兼男議長 これより、追加日程第1、選任第2号 特別委員会委員の選任についてを日程に追加し、議題といたします。
  お諮りいたします。議員定数調査特別委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  よって、議員定数調査特別委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名することに決定いたしました。
  それでは、指名いたします。
  議員定数調査特別委員会、小宮正議員、野原和夫議員、笹沼和利議員、増田和代議員、岩田鑑郎議員、以上5名です。
  お諮りいたします。ただいま指名いたしました以上の議員を議員定数調査特別委員会委員に選任することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  よって、ただいま指名いたしました以上の議員を議員定数調査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
  ここで、暫時休憩いたします。
                                (午前 9時36分)
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○野原兼男議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
                                (午前 9時39分)
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○野原兼男議長 委員会条例第8条第1項の規定により、委員長、副委員長が互選されましたので、結果を報告いたします。
  議員定数調査特別委員会委員長に小宮正議員、副委員長に岩田鑑郎議員、以上の議員が互選されましたので、報告いたします。
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   ◎一般質問
○野原兼男議長 これより、追加日程第2、一般質問を行います。
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          ◇ 鳥 越 準 司 議員
○野原兼男議長 発言順位1番、質問事項1、町道への名称を付ける事業の進展は、質問事項2、学校の週6日制に対して町教育委員会の姿勢は、通告者9番、鳥越準司議員。
○9番 鳥越準司議員 9番、鳥越でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。この議会では一番最初の質問になりますので、張り切ってやりたいと思います。よろしくお願いします。
  まず最初に、町道への名称をつける事業の進展はということで質問させていただきますけれども、この質問は、去る平成21年9月の定例会で町道への名称をつける事業を進めてはい かがかと質問させていただいております。そのときには、町長から幾つか前向きなお返事をいただいておりますけれども、その後、どのように進展したかをお知らせいただければと思って改めて質問させていただきました。よろしくお願いします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、鳥越議員の町道への名称をつける事業の進展はということで、ご質問にお答えいたします。
  町道への名称をつけることに関しましては、平成21年9月定例会で、どのように愛称を決定するかを住民に公表し、対象とする道路、公募方法、愛称の選考基準、愛称選考委員会など、今後、幅広く検討してまいりたいと考えていますということで回答させていただいております。
  このような中で、この事業の特色を見ますと、道路の名称が地域住民と密着したもので、道路周辺の皆様の間で日常的に使われているもの、由緒ある名称であって一般に知らされているもの、沿道の地名、史跡、施設等の名称であって引用されていることによって周辺の地理の理解に役立っているものなどをもとに、地域や商店街の皆さんの意見を伺って決定されることが必要と考えます。また、地域の皆さんが愛着を持ち、便利に使ってもらうことが重要であります。しかし、行政が主導し、進める中には、その後、余り活用されていない例が見受けられるとも聞いております。
  このようなこともありまして、ときがわ町では、現在、道路への愛称をつけるような状況には至っておりません。しかしながら、平成22年度から県が実施しております水辺再生事業、その後の川のまるごと再生事業等により、ときがわを中心とした町道とのアクセス等、そのエリアを考慮した事業が、現在、進められております。川のまるごと再生事業を進める中で、当初より住民の皆さんの意見を生かして計画を進めてまいりました。この川のまるごと再生事業で取り組む遊歩道などは、愛称をつける一つの候補となるかもしれません。町といたしましても、今後も、住民の皆さんの意見を生かしたさまざまな事業を展開していく必要があると考えております。
  道路への愛称につきましても、住民が積極的に参加された事業を活用し、単なる行政主導の事業ではなく、住民が主体となり皆さんに愛され親しまれる事業となるよう、引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○野原兼男議長 よろしいでしょうか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、町長のご返答をいただきました中で、今のお返事では、全く進んでいないと、これから考えますということで、3年前にご質問させていただいたんですけれども、何の進展すらされていないというふうに捉えますけれども、この愛称に関しては、幾つかの町村または市含めて、特に都内なんかでは、非常に多くの道路に名称がつけられております。これはここにありますように、その地域の歴史、名称、その辺が加わったものがあるんですが、こういった活動が、以前質問させていただいた中で、いわゆるその道路に接している地域の方々の愛着だとか、その辺が増すんではないかという意味でもって質問させていただいたんですが、お返事の中で、これからもう一遍考えたいということでございますけれども、どのような形でもって進めるのか、具体的なものがありましたらお知らせいただきたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、お答えさせていただきます。
  先ほど、町長の答弁の中にもございましたが、まず、この事業については、地域の中でどういう状況でその道路があるかということが重要でございますので、今の川のまるごと再生等で、地域の住民の意見を取り入れた中で進めておりますので、そういうものをいたしまして、今後、そういう事業についてどのように考えていったらいいかということも含めて進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、お返事をいただきましたけれども、それは以前にいただいた返答とまるっきり同じことでございまして、3年間、全く進んでいないというふうに捉えますけれども、この3年間、これについて、建設課なり、または総務なり、その辺で一度たりとも検討されたことがあるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 この事業については、21年9月にご質問いただきまして、それにつきましてどのように実施していったらいいかということで検討しております。
  その中で、この事業の内容といいますか、一番難しい点については、やはり住民の皆さんをどう取り組んで実施していくかということが一番難しい点でございます。例えば、○○商店街通りというふうに名前をつけた場合でございますけれども、その商店街の活性化とかその先、住民の皆さんがその名前といいますか、それに基づいてどう取り組んでいくかという、そういうものが必要になってくると思いますので、その点をどのようにやっていったらいいかということが一番重要なことだと思いますので、その辺をどんなふうに今後やっていったらいいかということで検討しているところでございます。
  以上です。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 いろいろな難しさはあるんでしょうけれども、この町にはいろいろな特色、地域の名刹、その辺もございますけれども、そういうところからつけていけば、ある面ではその地域の理解を得て簡単につけられるのではないかと。例えば、慈光寺山だとかその辺の近辺、各小学校、中学校、学校通りとか、その辺の名称もつけやすいんではないかというふうに考えますけれども、これからどのように進展していくかは町長のご返答の中にあったんですけれども、もっと具体的に進めていただけないかというふうに考えますけれども、その辺でいかがでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 具体的にということでございます。
  まず、どんなふうに意見をということで、この事業に対して意見を皆さんから伺うということもございますし、また、先ほど申し上げましたけれども、川のまるごと再生とかで、今後、遊歩道等も整備してまいりますので、そういう中でも名称というのも考えられると思います。そういう中で、じゃ、町内のそういう道路についてどうしようかということ、そういうのも、先ほど申し上げましたが、この事業について意見を聞く、また、そういう、今、進めている中で聞くということもできると思いますので、そういう中で、その事業についての地域なり、住民の皆さんがどのように考えているかということも含めて調査し、検討してまいりたいというふうに考えています。
  以上です。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 あんまり前向きな姿勢ではないというふうに受けとめますけれども、 近隣では、もう、各道路に名称をつけられたところもございますけれども、そういった、つけた経緯だとかその辺を調査されたことはございますか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 近隣でも小川町の中心部、以前から商店街通りのような形で発展してきたところだとは思いますが、そういう中で、地域の中から商店を中心にそのような名称をつけるというようなことで発展してきて名称をつけたというようなことは聞いております。それから、近くで鳩山でも、10年ちょっと前ぐらいですか、名称のほう、10路線ぐらいですか、つけたというようなことを聞いております。
  ただ、先ほど町長のほうから答弁申し上げましたが、そちらについては町主導で行ったということで、その後、名称はついておりますが、地域を取り込んだ形での取り組みには、ちょっと発展していないのかなというようなところで、そのような状況は把握しております。
  以上です。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 こちらからの質問をさせていただきますけれども、じゃ、具体的に鳥越議員の自宅の前の道路ですけれども、もし名称をつけるとしたら何という名称をつけたらいいでしょうか。
○野原兼男議長 ちょっと待ってください。これは町長、反問ですか。
○関口定男町長 反問です。質問です。
○野原兼男議長 じゃ、鳥越議員、お願いいたします。
○9番 鳥越準司議員 これは私の前の道路でいいですか。
  あそこには幾つかの商店、2つばかりの商店と住宅地が並んでおります。旧バス停でもございました。バス通りでもあったというふうには聞いておりますけれども、その辺でもって決めていけばいいんではないかというふうには考えますけれども、例えば、鳥越自宅前通りでも構わないわけですよ。だからそのような形でもって決めていけば、比較的、鳥越通りというのはちょっとあれですけれども、そういった形でもって決めていけばいいんではないかというふうに考えております。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 鳥越自宅前通りというのは、それは個人的な話になっていくと思うので、それはうまくないと思いますし、何しろ、前向きにつけたいとは思っていますけれども、具体的となると、そのように難しい面もありますし、数も多いですから、まずはどことどことどこの道路に名称をつけるかというのをやらなくてはいけないと。余りにもちょっと広過ぎるので前に進めないということだと思います。前向きに、その辺も検討はしてきたいと思っています。そのくらい難しいと思います、私は。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 そういうことはわかります。ただ、ある面では、以前の質問の中でも、いわゆる管理ボランティアですか、その辺の団体育成も含めて、やっぱり町道の名称づけをなるべく早くしていただきたいというふうに希望しておりました。
  そういうことも含めて、町としても、名称をある面では定めていただいて、そういった団体育成にも努めていただきたいという希望を含めて質問したものでございますけれども、その辺をお含みいただきまして、是非、検討を前進していただきたいというふうに考えております。
  これは結構です。
○野原兼男議長 答弁よろしいですか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 そうすると、この質問に対しては、もうよろしいですか。
          (「はい、結構です」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 続いて、質問事項2、学校の週6日制に対して町教育委員会の姿勢は。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 続きまして、学校の週6日制に対して町教育委員会の姿勢はということで質問させていただきます。
  文部科学省は、学校の週6日制導入を検討しているというふうな報道が、最近ございましたけれども、近隣自治体では、毎週ではございませんが、週5日制を導入していると聞いております。東京都なんかでは、年間10日以上から20日くらいにかけて授業を実施しているというのがかなりの区市町村でもってされているというふうな報道もございますし、先月でしたか、フジテレビなんかでは、これに対しての放送がなされたというふうには聞いております。私はこれに対しては見ておりませんけれども、放送がされたということでございました。
  小学校では、新しいゆとり教育に変わった学校指導要領の改訂で少し授業を充実していこ うということで、小学校では6年間で278時間、中学校では3年間で105時間の時間の増加がされたというふうに聞いております。平日の負担が非常に大きくなっているとは思います。これに対して、文部科学省の下村大臣は、週6日の授業も検討してはいいのではないかというふうに述べられてはおりますけれども、以前は、平成2年前は小学校でも土曜授業がされておりまして、その後、土曜日休業が完全実施されております。
  今後、こういう詰め込み教育の授業数の増加に伴いまして、月2日程度または毎週でもあるんでしょうけれども、土曜日授業を実施する可能性はときがわ町としてはあるのかどうか。それと同時に、文部科学省から、地方分権の時代ですので、週6日制導入の決断が自治体に委ねられた場合、町はどのように対処するのか、その辺のご答弁をお願いしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、鳥越議員のご質問、学校の週6日制に対して教育委員会の姿勢はについてお答えいたします。
  まず1点目の、月2日程度の土曜日授業を実施する可能性はあるのかについてお答えいたします。
  小学校では平成23年度、中学校では平成24年度から新しい学習指導要領となり、ご案内のとおり授業時数がふえました。そのため、平日の時間にゆとりを持たせるために土曜日に授業を実施している市町村もあります。
  ときがわ町では、各学校が時間割を工夫することにより対応しております。また、教育委員会としては、管理規則の一部を改正し、校長の判断で休業日に授業を実施しやすくしております。このことにより、今年度は振りかえ休業日を設けずに土曜日に授業を実施した学校もございます。今後も同様の取り組みを行うことにより、平日の学校生活にゆとりを持たせることができるのではないかと期待しております。すぐに土曜日の授業を行うという考えではございません。
  教育委員会としては、平成23年度から土曜日の学習会を実施しており、多くの小学生が参加しております。今まで、半期ほどの取り組みであったものを、平成25年度からは通年で実施する予定となっております。
  このように、学校と教育委員会が連携し、総合的な取り組みの中で、子供たちの学力向上に努めてまいります。
  2点目の、文部科学省より週6日制の導入の決断が自治体に委ねられた場合に町はどのよ うに決断するのかについてですが、今は学校週6日制の導入に向けた検討を始めたという段階で、自治体に判断を任せられるのかどうかについてもわからない状態でございます。また、平成14年度に学校週5日制が完全実施してから10年が経過し、スポーツ少年団や社会教育団体など、学校以外での土曜日の活動が定着してきている現状があります。そういったことから、土曜日の授業実施については配慮しなければならないことがあると考えております。
  その他の課題等も考慮した上で、ときがわ町教育委員会としての判断をしてまいりたいと、このように考えております。
○野原兼男議長 よろしいでしょうか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、ご答弁いただきまして、これについてはいろいろな諸問題、これは抱えているものだというふうに思います。ご答弁の中にもありましたように、週5日制における10年定着した後、その他のいわゆる学校外の活動、その辺も盛んになっておりまして、その辺の諸問題、それと教職員の対応だとか、その辺の対応をどうするかということもございますけれども、文科省が週6日制の導入も考えたらどうだという意見が出されている中でこれからどうしようかということもやっぱり考えていかなくてはいけない。
  一つは、東京都なんかでは、データによりますと、土曜日の授業、学期に1回程度が実施されているのは小学校で55.6%、中学校では51.2%、月に1回程度が小学校で24%、中学校で27%近くまで進んでおります。先ほど答弁の中でありまして、きのうの予算の中でも議決されましたけれども、土曜の授業ということもお考えのようですけれども、こういうことにつきまして、やっぱり考えていかざるを得ない部分があるとは思います。
  ただ、一つは、2011年1月に埼玉県教職員組合から授業日をふやして学力がつくのかという意見書が出されておりますけれども、これについてはご存じでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 そのものについては存じ上げておりません。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 これは各市町村の教育委員会に配られたというふうに聞いておりますけれども、見てはいないんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 大変申しわけありません。現在、記憶にありません。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 教職員の組合ですので、はっきり言って反対なんです。いわゆる土曜日は職員の仕事の量の増加、あとはさっき言いましたように、ほかの今まで築き上げたものをなし崩しにするということが綿々と述べられておりまして、反対をしておりますけれども、こういうことについても対処していかなくてはいけないというふうには考えておりますけれども。
  何で土曜日の授業をふやしたのかというと、最初に言いましたように、ゆとり教育から、若干、もう少し学力向上ということで捉えておりますけれども、岩田議員の一般質問ありますけれども、さらなる学力向上のための教育行政の展開という質問がなされております。多分、この辺でもお返事をしなくてはいけない部分があると思いますので、あんまり突っ込んでは聞きませんけれども。
  ちょっと先ほど言いましたように、教職員組合の中で、市教育委員会に申し入れ要求交渉をということで、2011年、これ何月かございませんけれども、多分、教育課程編成の自主性尊重を求める要求書及び学校における教育課程編成の自主性の尊重を求める申し入れが、こういうものは教育委員会に来ていますでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 先ほども申し上げましたとおり、私自体は、その書類を見たのかもしれませんけれども、ちょっと記憶に、今、ありません。
  教職員組合からそういった要望があったとしても、土曜日に授業をやるかやらないかということが、それによって大きく影響するというか左右するということはないと考えております。こちらのほうの考えとして、何が必要で何をやらなくてはいけないのかということを大前提の上で、実施するしないということを判断していきたいと思っておりますし、その中で、当然、教職員の勤務状況等、現行のままでは毎週、週6日、恒常的にやるというわけにいかなくなりますので、法等の改正等も必要になってきますので、そういった部分ではそういうところの話し合い等も当然必要になってくるかなと思いますけれども、やるやらないの判断は、それに影響されるということはないと考えております。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 仰せのとおりだと、これは思います。いわゆる教職員が何であろうが、 教育委員会でちゃんと考えて、土曜日授業が必要かどうか、その辺の判断はこれからに任されていくことだとは思いますけれども、この土曜日授業につきましては、父兄の、保護者のですね、これは東京都の調査ですけれども、平成10年に行った調査では、保護者の86%が必要だと、それで教員の38%も必要だと考えているんですが、保護者の7%、教員の52%、半数以上が反対だと、必要ないというふうに答えております。大きく求めるのは、保護者の86%、かなりの割合でもって必要ですよと言われたときに、どのように教育委員会としてはお答えするのか。その辺を含めて、もう一遍お聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、鳥越議員のご質問にお答えしたいと思いますが、先ほどの労働条件等のこともありましたが、6日制に移すためには、それなりの制度的な整備ができないと、直ちに実施というわけにはいかないのかなと、こういうふうに考えております。
  それからもう1つ、学力の問題につきましては、そもそも学力の定義自体からいろいろ解釈があるかと思いますが、一応、国のほうでは学校法等で学力の定義を、今回、されたところでありますけれども、その学力を子供たちにつけるときに、ただ単に時間だけふやせばつくのかどうか、これも議論がありまして、研究の余地があると思います。しかしながら、時間的に確保するということは重要なことであることは事実であると思います。それがイコール、すべての効果に結びつくかどうか、教員の指導力等もございます。この学力の問題というのは、日本の本当に国家的な問題でありますので、そうした中で5日制にするのか6日制になるのか、そういった国の議論等も見据えながら、やはり決断するときには町の教育委員会としても決断していかなくては、こんなふうに考えています。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ここのところの、いわゆる日本の国の学力が若干向上したという報道もございます。それは、教育課程の改定でもって授業数がふえたからだというふうな一面もあるんでしょうけれども、果たしてそれがという疑問もあるかとは思うんですが、教育委員長としては、授業数は、このままふやしたほうが、学力、ある面では教職員の評価というのは子供の学力しかないと思うんです。ただ、ほかの活動が盛んになったとか、そういった面の評価はなかなかしづらいんですが、学力評価というのは、ある面では教職員の評価につながりますけれども、いわゆる授業数がふえることによって、ある程度の学力増加は見込めるものだというふうに教育長はお考えでしょうか。その辺をお聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 時間の問題ございますが、現在の学校教育施行規則の中で、年間の授業時数等は定められているところでございまして、学校とすれば、教育委員会とすれば、その時数を必ず確保しているということがまず大前提でございます。
  時間の問題については、やはり子供によっては多くの時間を必要とするでしょうし、子供によってはもう少し短い時間でも学べる子もいるかもしれませんので、一律的にその問題を、ただ単に多くすればいいという問題であるとは考えておりません。ただ、物理的な確保というのは、私自身は必要だということは、いつも職員のほうにも、教職員にも話しておりますけれども、そういうふうなことをまず考えております。
  それからこの土曜授業については、平成14年に学校週5日制が完全実施になったときに、学校現場では、いわゆる精選という言葉が使われまして、いろいろなものがどんどん切り詰められていって、学校の行事等も修学旅行、卒業式、あと幾つか、体育祭等しか残らなくなってしまった。いわゆる学校教育の中で健全な子供の育成というのは、一つはいわゆる教科ベースのものがベースです。しかし、それだけでは豊かな子供というのは育っていかないと思いますので、そうした中での子供のためにゆとりある活動を保障していくという意味での土曜日の授業というのは非常に魅力的であると、私自身は考えています。
  ですから、今までのゆとり教育と、今、土曜授業やっていくときのゆとりというのは、ちょっとニュアンスが違うかもしれませんけれども、いずれにしても子供たちに十分、そういう教育活動を保障してあげたいという視点は同じなんです。ただ、進んでいる方向は、確かに14年と今は違うと思いますけれども、こんなふうに考えております。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 時間数と学力の向上というのは、ある面では結びつく相関性は若干ないかもわかりませんけれども、時間数と同時に教職員、いわゆる教えるほうの教える力、この増強も必要でございますけれども、そういうことについては、教育長、どういうふうにお考えでしょうか。先生の力ですね。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 非常に教員の指導力の問題というのはあると思います。それからもう一つが、例えば1単位時間という50分の授業をどのように組み立てていくか、そういう指導技術 といいますか、そういう部分と教職員の資質、両面あるんだろうというふうに思います。
○野原兼男議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 この問題については、これからもまだいろいろな論議を重ねていかなくてはならないというふうには考えております。その辺を含めまして、今後、町としても6日制がいいのかどうか、その辺も含めて検討、努力を重ねていただいて、充実した学校生活を子供たちが送れるようにというふうに願いまして、この質問はこれで終わらせていただきます。
  どうもありがとうございました。
○野原兼男議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。再開を10時30分といたします。
                                (午前10時17分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原兼男議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時30分)
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          ◇ 増 田 和 代 議員
○野原兼男議長 発言順位2番、質問事項1、玉川工業高校の今後の利用方針は、質問事項2、学校の窓ガラスに飛散防止フィルムを、通告者12番、増田和代議員。
○12番 増田和代議員 12番、増田和代でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、2項目に対しまして一般質問をさせていただきます。
  その前に一言申し上げます。
  昨年の第1回の定例会におきまして、子宮頸がん細胞診検査とHPV検査を併用した場合、ほぼ発見率が100%であるということを質問させていただきました。早速、この当初予算におきまして委託料を計上していただき、本当のがん撲滅につながると、つくづく考えております。高く高く評価をいたします。関口町長初め行政の皆様方の希望あふれる答弁をよろしくお願い申し上げます。
  1項目として、埼玉県立玉川工業高等学校の今後の利用方針はということで質問させていただきます。
  玉川工業の経歴みたいなものをちょっと読ませていただきます。
  1949年、昭和24年、埼玉県立小川高等学校の分校として、玉川村外5カ村、大椚村、平村、 明覚村、亀井村、今宿村が組合立により、定時制課程分校を設立いたしました。そして、1956年、昭和31年ですね、埼玉県玉川高等学校を認可されました。1962年、昭和37年、埼玉県立玉川工業高等学校が認可されました。
  以来、約60年以上の歴史のある学校が今回、閉校となりました。本当に残念でなりません。玉川工業高校は、比企地域のものづくりを支えた高校であり、多くの有能な卒業生を輩出しましたが、この3月31日で閉校になり、まことに残念です。
  廃校になった県立高校がその先の利用については苦労しているのが現状ですが、ときがわ町にとって、これほどまとまった土地はなく、これは土地の一部は鳩山町も入っておりますけれども、土地は県の土地ですが、敷地面積は約5万8,000平方メートルで、伊奈高校に次いで県内2番目の広さです。有効に活用できれば、大きく地域貢献をすると思います。また、現在、坂戸西スマートインターチェンジの建設中であり、交通のアクセスもよくなります。ときがわ町にとっても役に立つ跡地利用を考えるべきではないかと思います。
  県との協議もありますが、今後、どのような方向で、町として考えていくのかお伺いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、増田議員の玉川工業高校の今後の利用方法はということで、ご質問にお答えいたします。
  先日、私も閉校式典に出席してまいりました。戦後日本のものづくりを支え、多くの技術者を輩出してきた玉川工業高校が64年の歴史に幕を閉じまして、この3月で閉校することはまことに残念で寂しい限りであります。
  そこで、ご質問の今後の利用方法でありますけれども、ご案内のとおり、玉川工業高校は工業団地に隣接いたしまして、関越自動車道、また東松山インターチェンジ、また建設中の坂戸西スマートインターチェンジまで15分程度のところに位置するなど、その活用は町にとって大きなチャンスにつながる可能性もあると思っております。
  一方で、その活用に当たっては何点か課題もあります。1つは、ご指摘のとおり、敷地が非常に広いということでありまして、また、施設も充実していることから、取り壊して整地をするということになりますと、莫大な費用がかかりまして、現状のまま、また使うということになりますと、用途がまた限定されてしまうという課題があります。
  仮に町が活用する場合には、まず、県から譲り受ける必要が出てまいります。近隣の例を 挙げますと、加須市の北川辺高校がありますけれども、ここは平成21年3月末をもって閉校した学校でありますが、土地が約3万6,000平方メートルと、その施設を加須市が市価の半額程度の約3億7,000万円で購入いたしております。そして学校法人開智学園に無償で貸し付けて、高校を誘致しております。これは加須市であります。また、開智学園も約3億円をかけて学校自体を改修を行って開校に至ったということを聞いております。合計で見ますと、約7億円近くかかっているということであります。
  これを玉川工業に当てはめますと、あくまでも推計ですが、その規模からして、土地とその施設の購入費は約5億円程度はするものと、安く見積もっても5億円程度は、ということであります。そして改修費を仮に5億円程度と見ますと、合計で約10億円程度が必要になると考えております。
  こうしたことから、現状では財産を譲り受けての活用というのは非常に困難なのではないかと思っているところであります。
  また、2つ目の課題は、昨年の12月議会で小輪瀬議員の質問の中でお答えいたしましたけれども、仮に企業を誘致するとしても、現在の厳しい経済状況の中で、企業も新たな設備投資をするだけの体力に乏しく、最近では企業からの用地の問い合わせもない現状が続いているところであります。
  一方で、昨年末の政権交代以降、株価や為替の動向を見てみますと、よい兆しも大変見られるようになってきましたので、県などの関係機関とも情報交換を行いながら、企業立地につきましてもその可能性を探ってまいりたいと考えているところであります。
  なお、玉川工業高校には、災害時に有効な貯水槽や浄水システム、発電施設、また、ソーラー給湯システム、そして避難所として200人程度宿泊可能なアゼリアを初めとする防災施設が整備されております。当面の対応といたしましては、町でその存続について、県にはお願いしているところであります。その結果、防災施設等はその都度お借りして利用できることになっております。
  今後は、当分の間、県が玉川工業高校の施設を管理することとなっておりますけれども、町といたしましても、先ほど言いましたように、積極的に方向性を探ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ありがとうございました。
  町長の答弁にも書いてありますけれども、ここの土地は、やはり交通の便にいたしましても、活用は町にとって大きなチャンスにつながる可能性があるという、そういうような答弁もいただきました。
  そして本当に、今、日本全国で廃校になっている学校がかなりあるんですね。これは高等学校だけじゃなくて、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校ということで、4,709校あるそうです。そして、そのうち、現在、活用が図られていないものが1,259校ということなんです。多分、この中には、大野第一ですか、そういうようなこともまだ活用が見えていないんで、その中に入っていると思いますけれども、その中でも、建物利用の予定があるということが259校、6.1%、建物利用の全然ないというのが1,000校近くあると、23.7校ということなんですけれども、本当にこの推移を見ましても、国・県、やはり少子化に本当になって、学校統合しまして、そうしますと、やはりこういう廃校のところが出てきて、本当に大変なのはそこで置いてある町が一番大変な方向性でやっていくんじゃないかなというのは、よく私もわかります。
  そして、その廃校につきましての活用希望者というのが、これは行政ではなくて企業のほうなんですけれども、民間の企業、またNPO法人、また、保育所とか児童福祉施設、老人福祉施設、そういうようなものに活用されている学校が多いという、そういう、ここはちょっとインターネットなんですけれども、そのようになっております。ただ、私は本当に、再質問で、お金はどれぐらいかかるんですかというような質問をしようかと思ったんですけれども、ここに町長の答弁の中に5億円は下らないんではないかという、そういうような。
  加須の場合は、市価の半額程度の3億円ということなんですけれども、この5億円というものは、市価の半額という、そういうような積算をしたんでしょうか。
  お願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 増田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  先日、県のほうにも伺いまして、その土地の関係ですね、ちょっとお伺いをしてきたところでございますが、玉川工業高校の土地につきましては、5万8,000平米ということでございますけれども、そのうち4万平米ぐらいが旧の組合立だったときから、地元から県のほうに寄附をされているというふうになってございます。この寄附をされた土地については、半分ぐらい、半額ぐらいの値段で譲っていただけると。また、その他の土地、また建物につい ては2割程度減額してということで、大体そのような形で、今まで県のほうでは扱っているということでございます。
  こういった形でざっと概算いたしますと、先ほどの町長の答弁にあったとおり、5億から6億程度はかかるというような形で試算をしているところでございます。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 よくわかりました。
  組合でそういうふうにして寄附してくれている土地、それに対しましては半額で、そのほかは2割程度という。私、素朴な質問なんですけれども、幾ら協議を一生懸命しても、無償で払い下げるという、そういう事例はいまだかつてないんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  県の高等学校の再編計画によりまして、この廃校については決まっているわけなんですけれども、前期で3校、中期で6校、後期で5校ということで、この後期に玉川工業高校が入っているわけなんですけれども、前期の廃校になった秩父東高校というのがあるんですけれども、こちらは秩父市が生涯学習等の施設で利用するということで、土地については無償で県からお借りしているということでございます。建物については、もう既に老朽化が進んでおりまして、耐震もしていないということで、無償で秩父市のほうに移管をされたということでございまして、現在はグラウンドのみを、県から無償で借りているグラウンドなんですけれども、それを社会体育ですとか、そういった生涯学習のために使用していると。これは10年以上をそういった目的で使うという条件のもとで、県から無償で借りているというところでございます。
  建物については、もう非常に老朽化が進んでいまして、これはもうとても改修の費用が捻出できないということで、そのまま建物は建っているということで聞いております。
  以上でございます。
  この1校だけでございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 今までにやはり廃校された中でも、そういうような事例はあるということですよね。よくわかりました。
  その事例にあわせて、ときがわ町におきましては、その事例にあわせてということは考える方向性はないんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  社会体育といいますか、そういったもので利用するということが、一応、考えられますけれども、ときがわ町にはグラウンドが5カ所ございまして、体育館もせせらぎと玉川トレーニングセンターということで2カ所ございます。また、各小中学校にも5つございますので、この玉工をまた新たにお借りしてというところまではちょっと考えづらいかなということでございますが。
○野原兼男議長 答弁願います。
  野尻副町長。
○野尻一敏副町長 若干補足を差し上げたいと思います。
  ただいま、企画財政課長から、秩父東高校につきましては、土地を無償で借りて、施設については無償で譲渡していただいたというお話を差し上げましたけれども、若干、玉川工業高校と違うところがございまして、秩父東高校は施設が耐震前の施設であるということで、取り壊すとすれば、それは秩父市が負担をしなければいけない。それからあと改修するということであれば、これも秩父市が負担しなければならないということで、恐らくそうしたことも勘案して土地を無償で貸し付けたものというふうに考えております。
  ただその一方で、玉川工業高校につきましては、施設がほとんど耐震済みでございまして、使うとなれば使えるものであります。資産価値もそれなりにあるという判断になりますので、秩父東高校で無償で貸し付けたという事例がそのままこの玉川工業高校に該当するかというのは、今後の協議にもよると思います。
  若干補足ですけれども、よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、玉川工業高校ですか、これは廃校になるというのは、たしか3年か4年ぐらい前からだと思ったんですけれども、その間、何年かありましたけれども、やはりその間、町として、やはりこういう方向性とか、こういうような活用方法、そういうようなものは検討なされたことがあったんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  この玉川工業高校につきましては、現在、県の施設ということで、段階がございまして、まず、県の教育局の内部で活用法があるかというのを検討して、次に、案がなかったということで、県全体で、県の組織全体で利用することはできないかということで検討したということですけれども、やはりこれもなかったということでございます。
  今、地元の市町村ということで、ときがわ町のほうで何か活用はあるかということで、県のほうからは案内があったということでございますけれども、先ほどの町長の答弁にありましたとおり、活用する場合は、それを町で買い取って、改修するなりいろいろして、それを使うということになりますので、ちょっと財政的にちょっと難しいのではないかということで、具体的な活用方法まではちょっと至っていないというのが現状でございます。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、県のほうにも何回か足を運んでいただきまして、その協議をしていただいたということなんでしょうけれども、県といたしましては、全然、活用方法は全然ないという、ゼロという、そういうふうに今、答弁していただいて、そういうふうにして受けとめましたけれども、そうしますと、町としても今後、今は町長の答弁の中にもありますけれども、金額的には約10億円近くかかるということで、本当に町も財政が厳しい中、これだけお金をかけて、果たしてというようなこともありますけれども、そうしますと、県はゼロ、町もなかなかゼロというと、あの建物はあのままずっと朽ち果てるまで置いておくという、そういうような感じなんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  現在、町のほうで検討している関係の中で、ちょっと難しいという判断でございますので、今後は民間の活用を探っていくという形になろうかと思います。私立の学校ですとか、専門学校等がもし利用するという希望があれば、これは非常に、そのまま使えますので、いいんではないかと思います。
  ただ、町としては、あの土地が非常に、先ほど議員ご指摘のとおり、いい場所にあると、工業立地にも適しているんではないかということで、その辺も先日の県との打ち合わせの中 でちょっと申し上げましたところ、一段下がったところにグラウンドがございます。道路が真ん中に通っておりまして、下のグラウンドがあるんですけれども、あの部分が約1万2,000平米ぐらいございます。こういったちょっと道路で離れた土地については、別に分割して払い下げといいますか、民間のほうに、そういったことも考えられるんではないかということで、県の担当の方はおっしゃっていました。そういったことで、そういう部分については工場誘致等をできればいいんではないかなというような、現在、案がございますが、これは県のほうと、今後、協議ということで考えております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 県とも協議していただいて、いろいろと案は何か課長の中には出てきているそうなんですけれども、この民間活用ということを、今、おっしゃいましたけれども、この民間の活用、それを啓発していくというのは、それは県のお仕事なんでしょうか。町もそれにあわせて、やはり町から発信もしていく、ホームページか何かで、今、玉工が閉鎖されまして、これぐらいの土地がありますので、というような感じで、そういうようなホームページか何かで、町のホームページや何かでは、そういう発信はできないんでしょうか。あくまでも県のみなんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  県の財産ということでございますので、やはり町が直接、周知広報というのはちょっと難しいかと思うんですけれども、県のほうに働きかけはできると思いますので、教育局のほうで、いろいろそういう民間にという話を出していただければ、県のほうでそういったホームページなり、いろいろな情報を流していただくとか、県の内部でも企業立地課とか、そういう課もございますので、そういうところに情報を提供して、工場誘致等、そういった部分に情報を提供していくとか、そういう形もできると思いますので、県のほうに、これは町から働きかけを行っていくというような形になろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 今、ホームページや何かではそれは無理だということなんですけれども、人間、口から口に言っていくということは、私はいいことじゃないかなと思うんです。 こういう、ときがわのこの地に、やはり交通アクセス、今度は坂戸西もできますので、ここの答弁にも書いてあります15分ぐらいで、やはり主要の関越から入ってくる、そういうような立地条件にもなってきますので、やはり行政の方は大変かもしれませんけれども、やはり、こういうこれぐらいの土地があってという、そんなようなものは口から口へ言っていく、そういうようなことも、もしかしたら民間の人がそれを聞いたときに手を挙げる可能性はあるんじゃないか。何もしないでいて、県にお任せ、それだったら町としては楽でいいかもしれませんけれども、私はそうじゃないと思います。もしかしたら、それぐらいの土地、今、先ほど言いましたグラウンド、約1万、そこはまた別個として、じゃ、それぐらいだったら、もしかしたらうちで何かいい条件だねとか、そういうようなものもある可能性はあると思うんですけれども、そういうのに対していかがでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  県の企業立地課のほうにデータベースという形で、県内のいろいろな工業立地の候補地というのを載せる制度がございます。そういったところに働きかけを町から行いまして、データを載せていただくというようなことができると思いますので、これは早速やっていきたいというふうに考えているところでございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 是非とも、町としては黙っているということはないと思いますけれども、やはりどんどん発信していくことが私は必要じゃないかなと思います。
  本当にときがわ町にとりましても、本当に7割は山林になって、本当の平坦地はぱっと見てもなかなかないというのが現実なんですよね。だから、本来は町の何かで活用できればすごくいいんじゃないかなと思いますけれども、それにはお金かかって、税金がかかってきますので、確かに10億円近くというのは大変な金額になりますけれども、やはり県と協議をしながら、ずっとそのまま朽ち果てるという、そういうような活用じゃなくて、せっかくやはりいい立地条件がありますので、私は声を大にしてそれは申し上げたいと思います。
  それで、この答弁の中にあるんですけれども、あそこには備蓄のところがあると思うんですよね、このアゼリアというのは。これは、町ではその存続について県にお願いしてまいりました。その結果、防災施設等はその都度お借りして利用できることとなっておりますと書いてあるんですけれども、その都度というのは、災害があった、その都度なんですか。それ でもなければ、大体10年間、そういう災害があったときに、そこのところ、アゼリアというんですか、そこを活用できる、そういうことなんでしょうか。その内容をお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  アゼリアには備蓄物資というのがありまして、例えばクラッカーが3,780食ですとか、アルファ米が3,100食とか、いろいろ食料関係、あと毛布、肌着、タオル、こういったものが1,000枚ずつとか、ろうそくですとか、いろいろな備蓄品がございます。また、宿泊ができるような食堂ですとか、畳の部屋もございます。
  こういったものについては、引き続き、県のほうで定期的な清掃ですとか管理をしていただけるということになってございますので、その利用については町のほうで必要になったとき、具体的に言えば、そういう災害が起きたときですとか、防災訓練等で使用する場合とか、そういった場合にはお借りして使用できるということで、県のほうからいただいておりますので、そういう形で利用するということでございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、何年とか、そういう期限は区切っていないということでよろしいんですか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 玉川工業については、閉校以後は小川高校に1名、職員の方を増員して、その方が主に管理をやっていただくということになってございます。その防災の関係の施設の利用ですとか、備蓄品の利用ですとか、そういったものについては、期限は特に切っていないですね。当分の間といいますか、お互いから解除の申し出がない限りは、使えるというような形で協定が結ばれているということでございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 町におきましても、やはりこんな大きな防災の備蓄があるということは、大変にありがたいなと、そんな気持ちでいっぱいでございます。
  それにつきまして、もし、この玉工の土地が売れた場合、こういう場合はもう返すという、ときがわ町では使えないということですよね。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 払い下げる場合も、ちょっと先日の打ち合わせのときにお伺いしたんですけれども、そのアゼリアといいますか、その防災の部分だけを町で払い下げてもらえないかという話もちょっとしたんですけれども、それはちょっとできないということで、最低限、道路の上は、一団の土地ですので、それを一括でという話がございました。そこをやっぱり切ってしまいますと、全体の価値が下がってしまいますので、やはり一部分だけというのは無理だという話で、一団の土地でという話がございました。
  仮にそういった民間の利用があった場合はどうなるかというのは、ちょっと仮定の話でまだこれから協議になるとは思うんですけれども、そういった場合でもそういった防災の施設については存続をしていただいて、引き続き利用できるように県のほうには働きかけてまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そこだけというわけにはいかないということなんですけれども、一団の土地というのは、そこの広い面積を、もしあれなら買うということもできるということなんですか、町で。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 ですから、一括で土地と建物を町で買うということになれば、全部一括でお願いしたいということでした。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、玉工の土地が民間なり何かでもしも、私は売れることを願っているんですけれども、そういうときには、防災施設だけ町に置いておいてくださいというわけも、何か余りにも人がよすぎるかなというような感じもしますけれども、そうなるとやはり、あと何年か何十年以降かわかりませんけれども、いずれはこの防災施設も町が使えなくなる可能性は何かあるのかなというふうな思いはいたしました。
  この、今、防災のあれなんですけれども、食料品も入ってますね、乾パンとか、そういうようなものはときがわ町が借りても、管理は、今、小川高校に一人の職員さんがいらっしゃるということで、県のほうでそういうようなものは管理していただけるということですよね。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 管理については、定期的な管理については県のほうでやっていただけるということなんですけれども、その利用といいますか、使ったものについては町のほうで負担をしてくれということでございました。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 よくわかりました。
  本当に、ただただ、平坦地でいい土地があるから何か活用できないか、交通のアクセスもいいからできないかとか、そういうような考えでいましたけれども、鳩山町におきましては、今回、何かアクセス道路ができるので、大きな建物というんですか、そんなような民間のが建つというようなお話も聞きましたけれども、是非とも、やはりきょうも卒業生のOBの方が傍聴にも来ておりますので、やはり心配してこの跡地がどういうふうになるのかなというような感じだと思いますけれども、本当に町といたしましても、再三申し上げますけれども、やはりいい土地は流さないようにして、自分のところに置いておけるような、そしてやはり町も民間とか、また、そういうようなものにやはり活用できる、そういうような方向でやっていただきたい。町にとっても、町長の答弁、大きなチャンスにつながると思うということもあります。
  そしてまた、町としても積極的に方向性を探ってまいりたいと考えております。私は、こういうふうにして答弁書いている、積極的方向性というのが書いてありますので、やはりこれは積極的にやっていただきたい、ただ、この文章だけでこうじゃなく、やはりこれから何年かあると思いますけれども、なるべく安く、もし土地を買うのなら、安く買える方向に、そしてやはり一日も早くいい活用方法を見出していっていただきたいなと思いますので、よろしく、積極的に協議をしていってください。お願いいたします。
  これで1問、終わります。
○野原兼男議長 続いて、質問事項2、学校の窓ガラスに飛散防止フィルムを。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 2項目めにいたします。
  学校の窓ガラスに飛散防止フィルムをということなんですけれども、今、本当に、ここで2年、東日本大震災で、ここで2年になりましたけれども、本当に学校等、被災地におきま しては大変な思いをして、テレビ等でも放映されておりました。
  そして、近年、被災だけではなくて、やはりこの間の日曜日におきましても、やはり今までお天気がよかったかなと思ったら、ああいうすごい突風、そんなようなものも、今、本当に何が何だかわからない洪水があったりとか、そんなような気象状況であります。その中で、今、学校におきましては、ほとんど耐震補強、または大規模工事がほとんど終了、あとは萩ヶ丘が残っているだけで、ほとんどが終わりました。
  しかしながら、何らかの衝撃で窓ガラスが割れてしまう、今、窓ガラスが割れると、みんなわっと散ってしまうということなんですね。これ、割れたガラスを踏んでけがを、子供たちがけがなんぞをします。飛散防止フィルムを張った窓ガラスは、割れても破片が飛び散ることはないので、児童生徒を守るとともに避難所としての安全性の確保に役立つと思います。町の考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、増田議員のご質問、学校の窓ガラスに飛散防止フィルムをについてお答えいたします。
  議員がご心配されているように、地震等の災害時において、建物の安全性を確保することはもちろんですが、割れたガラスの落下や散乱したガラスによる二次的被害を防止することは重要であると考えております。
  現在、進めている小中学校の耐震補強工事は、平成25年度予定の萩ヶ丘小学校屋内運動場と、新たに工事が必要となった、同じく萩ヶ丘小学校の特別教室棟の耐震補強工事が済みますと、すべて完了いたします。
  屋内運動場については、子供たちが運動で使用する場所であり、また、多くの人が集まる機会も多いことから、耐震補強工事の際には、ほとんどのガラスを強化ガラスや網入りガラスに取りかえたり、ガラス飛散防止フィルムを張るなどし、安全面に配慮した施工を行っております。
  しかし、校舎については、一部、網入りガラスを使用しているものの、ほとんどの窓ガラスは普通のガラスを使用しております。子供たちの安全を考えるために、また、避難所としての機能を十分果たすためにも、割れた窓ガラスの飛散等による被害を最小限に抑える必要があると考えております。
  議員ご提案の窓ガラスの飛散防止対策について、今後、コスト面や耐久性、既存の窓枠へ の適応性など、どのような方法がよいのかを研究してまいります。
  以上でございます。
○野原兼男議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 どうもありがとうございました。
  耐震をやったところには強化ガラスとか、また網のガラスを張ったり、また、ガラスの飛散防止フィルムを張ったりしたという、そんなようなことが施工されております。校舎については、一部、まだやっていないということなんですけれども、今後、やはりやっていく方法で研究してまいりたいという、その答弁をいただきました。
  是非とも、学校は避難所にもなっております。そしてまた、子供たちが勉強もしている、そういうようなことになりますので、是非とも、前向きな姿勢で、子供たちの安全を考えて、子供たちの安全・安心を考えていただいて。
  このフィルムは、そんなにお金がかかることではなさそうなんですよね。だから、そこは研究をしていただいて、これは前にも張ってあるということはありましたので、こういうような感じで張っていくという、こういうような、これはインターネットでやったんですけれども、こういうフィルムをこういうふうに張っていくということなんで、そんなにお金がすごくかかるとか、そういうのではなさそうなんです。今、学校関係でも、やはり飛散防止のフィルムを張ってある学校も多くなってきたというのが現状でございます。
  教育長のいい答弁をいただきましたので、十分検討していただいて、検討だけじゃなくてそれを実行していただきまして、子供たちの安全・安心のためにやっていただきたいと思います。
  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○野原兼男議長 ご苦労さまでした。
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          ◇ 笹 沼 和 利 議員
○野原兼男議長 発言順位3番、質問事項1、民間活力を活かしては、質問事項2、防災行政無線の運用について、質問事項3、県道大野・東松山線の天文台への道を1.5車線道路に、質問事項4、パラグライダーの死亡事故について、通告者11番、笹沼和利議員。
○11番 笹沼和利議員 議長のお許しをいただきましたので、一般質問4項目にわたって質問させていただきます。
  まず1番目、民間活力を活かしてはということで、今回、質問の要旨の中で、合併して7 年たちました。合併特例債、あと3年で期限を迎えます。そのころには、ほぼインフラ整備は終わるのではと思います。今回の予算案の中でも述べられていましたけれども、大きな工事は終わってくるのかなというふうに思っております。
  その後の町の展望を考えたとき、民間の力が必要になります。どのようにして民間の活力を引き出していくのかが問われており、あちこちのまちで商店主たちがまちづくりの知恵比べをしています。活気のあるまちをつくるためには、行政と民間の連携が必要になると考えていますということで、特に民間活力という、特に商店主ということだけでは本当はないんですけれども、もともとは小泉政権のときに民間できることは民間でということで始まった特区などから入ってきたのかなというふうに思っておりますけれども、やはり民間でやるということは、とてもこれから、特に先ほど言った合併特例債もこの10年間で大きなインフラが終わってくると、実際にはもうソフトの部分が大きな比重をこれから占めていくというふうに思っておりますので、そういう民間でできるところは民間でやっていくみたいなところのことを今回は質問させていただきました。
  よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の民間活力を活かしてはのご質問にお答えいたします。
  近年、民間企業やNPO法人等の民間の活力を取り込み、官民連携によるまちづくりを行う地方公共団体がふえております。本町におきましても、従来から商工会を初め各種団体と連携いたしまして、花菖蒲まつり、納涼まつり、ときがわまつり等のイベントに積極的に取り組んでいるところであります。また、今年度は商工業者が中心となりまして、町のお土産や、ときがわらしさのある商品、これを開発することを目的といたしまして、お土産ドラフト会議が新たに開催されました。さらには、今後、新たなサイクルイベントの企画や商工会により「賑わいの町づくり事業」の事業化も予定されております。常に新たな提案やアイデアが商工会や町民の皆様から出てくる、何といってもこれがときがわ町のよさだと、また面白さだと私は思っております。
  施政方針の中でも申し上げましたけれども、本町の観光の入り込み客数は、合併当時の67万人から、平成23年度には92万人となっておりまして、こうしたこともまさに民間の活力の成果だと考えておるところであります。
  また、町では現在、魅力あるまちづくり活動に取り組む団体・グループを対象に、まちづ くり活動支援事業補助金を交付しております。この事業は、町民が知恵とアイデアを結集し、お祭り、イベントなどの地域の活性化を図る事業や特産品の開発を行う事業等を対象に、10万円を限度に助成するものであります。毎年、5団体程度が事業に取り組み、成果を上げているところであります。
  今後も、引き続き、民間からの自由な発想による創意工夫を生かしたまちづくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 民間活力ということで、先ほどもお話ししたとおり、町長の答弁のほうでも、町の中でもかなりいろいろなことが行われている。例えばということでお土産のドラフトプロジェクト、来週また第2回を行うということを聞いておりますけれども、そういう、今までは、どうしてもときがわ町は、特産品をつくるにもそうなんですけれども、行政中心で動いてきた部分はかなり多いのかなと思いながら、今回、こういう質問をしながら、また行政に何かをしてくださいというのもちょっと気が引けてはいるんですけれども、ただ、一方で、先ほど、町長の話の中にあったとおり、回答の中にあったとおり、民間との官民の連携という形でこれからは考えていかなければいけないということで言われております。
  PPPと言われているパブリックプライベートパートナーシップという官民との連携の手法の仕方が、うまくいろいろな市町村でもう取り入れられてきているのは承知しておりますけれども、そこで、民間のほうからのいろいろなアイデアを出してくるのと、それから行政としてそれにどう答えていくのか、そこの一番折り合いのつけ方というのは、これから一番大きな問題になってくるのかなと思いながら見ておりました。
  その中で、先ほど、まちづくりの活動支援補助金という形で、これは補助金で10万円で年数の期限もたしかあったと思うんですけれども、こういう形で行われているということで、これが本当にどういう形でうまく成果に結びついていくのかなというところが、ちょっと、その辺のまちづくり活動支援補助金等を出してきた中でどういう成果が生まれてきたのか。その辺のことがありましたら、ちょっと教えていただきたいのが、まず1点でごさいます。
  その1点からまずよろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、笹沼議員のご質問にお答えさせていただきます。
  このまちづくり活動支援事業につきましては、先ほど、町長のほうで答弁申し上げたとお り、これは町民の皆様が知恵とアイデアを結集してこの魅力あるまちづくりを行うというふうな活動に対して10万円の補助を行うということでございます。この中には、先ほど、答弁でも申し上げましたけれども、お祭りや、地域おこし、また、特産品の開発事業、このほかにも地域の文化、こういったものを存続する事業ですとか、また環境美化事業、また、魅力あるまちづくりにつながる事業というふうなことで、多くの事業が対象となっております。こういう中で、毎年、5団体がこういった地域の活性化のための事業ということで取り組んできております。
  こういう中で、町のほうとしても、それぞれの地域が、やはり地域を活性化するために皆さんが取り組んでいるというふうなことで、毎年、こういった事業を申請されて実施してきているわけですけれども、町としても、やはりこういった地域のにぎわいづくり、また、やはり地域の連携、また活性化というふうなことで、この事業はかなり成果を上げてきているかなというふうに私どもとしては考えております。
  以上です。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 まちづくり活動支援補助金等も含めて、この間、町長の答弁の中にあったとおり観光客の人数が確かにふえてきている。これは多分、1つ1つのこういう活動の成果としてここまで来ているのかなという思いはあるんですけれども、平成23年、震災以降、ちょっとこれは経済情勢の中で仕方ないことかなと思うんですけれども、若干、来訪客は、観光客のほうは減っているというのは知っております。
  ただ、これから、再度、もう一度100万人に乗せたいということでありますので、そういう小さなことの積み重ねが本来のこういう成果として上がってくるというのはよくわかってはいるんですけれども、ただ一方で、これから、今、町がやってきた中で、民間の知恵を、こういう形で補助金を出してという形だけではなくて、もう少し行政と民間との連携みたいな形で、これから何かそういうものを、これから町としてもこういうことを考えているよみたいなところはありますでしょうか。その辺があれば教えていただければありがたいと思うんですけれども。
  というところで、まず、よろしくお願いしたいと思います。難しいですかね。
○野原兼男議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今、町内の民間からのいろいろなさまざまなイベントの提案がされてきております。こういった民間からの提案というのは、非常にやはり重要かなというふうにも考えております。そういう中で今、笹沼議員からご指摘ありましたけれども、今後の民間と、官民の連携という意味で、今、全国的には民間からの提案というものを求めて、それで行政に、まちづくりに反映していくというふうな取り組みを実施している自治体も全国的には見受けられます。確かにやはり民間の活力導入という面では、こういうった民間の提案というのもやはり重要だなというふうに考えております。
  今後、町としてもやはりこういった実際実施している市町村等もございますけれども、やはりこの町内の民間団体等からの提案もやはり重要というふうに考えておりますので、やはりこういった制度の導入というものをすぐさまできるかどうかというのはさらにまた検討する必要があろうかと思うんですが、こういった民間からの提案については、やはり積極的に取り入れて、まちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  是非、民間からの知恵を集める場所を是非つくっていただければありがたいなと思っています。これは行政がつくるということではなくて、協力してつくっていくということになるかなと思うんですけれども、そういうふうにこれからはやっていくべきところではないかというふうに期待しております。
  本当は民間活力ということで、質問はここまでにしようかなと思っているんですけれども、本来であれば、例えば民営化とか外部委託とか指定管理者制度のあり方とかPFIとか、さまざまな民間活力の導入という分野はあると思っております。それらも本当はこれから、ときがわ町としても考えていかなければいけないところがあるかなというふうには思うんですけれども、ときがわ町にとっては、今一番、再生のところであればそういう民間との協同をというところでの、観光の分野、商業の分野、そのあたりが一番強いのかなという思いがありましたので、このような質問させていただきました。ありがとうございました。
○野原兼男議長 続いて、質問事項2、防災行政無線の運用について。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 防災行政無線の運用についてということで、質問要旨の中に、4月から防災行政無線が本格稼働しますということで、この防災行政無線については2年間かけ て、旧都幾川村のほうは防災行政無線がありませんでした。山のほうということで、なかなか防災行政無線を立てるのもすごく大変な事業であったのかなと思っております。かなり今、うまく使えているんではないかと私も考えております。私のところは山のてっぺんなので防災行政無線聞こえないので、戸別受信機入れさせてもらっているんですけれども、かなり聞こえて、いいなと思いながらやっております。
  今回、デジタル化ということも含めて、旧玉川村のほうであれば、そういうアナログから、今度デジタルに変わるということで、かなり聞きやすくなってくるんだろうなという思いがありますが、今度、4月から本格稼働するということもありますので、私、たまたま坂戸市のほうに行ったときに、防災行政無線が中学生の放送部が防災行政無線で放送していました。正直言って、そこで聞いたときにすごく、いつも防災行政無線、何か子供たちの声で出されるとやっぱりすごくほっとする部分が多くて、それをちょっと私はほっとしました。これから帰りますので、皆さん、大人の方々見守ってくださいねみたいなことを言われたんですけれども、すごくやわらかくて、すごく好感が持てました。
  そういうちょっとした工夫というところで、町民により、防災行政無線というとうるさいというふうに言う人もすごく多いんだと思うんですけれども、やはりちょっとした工夫で、こういう町民に身近なものになるのかなと。
  これは、たまたまちょっと私もバスの関係で全国回っていたときに、マイバスプロジェクトというのを聞いたことがあったんですね。何かというと、マイカーは皆さんやるんですけれども、マイバスという、自分たちの地域のバスをみんなで支えていこうよという、これは東北、青森のほうであったんですけれども、そこで自分たちのバスを支えていこうというときに、そのバスの放送を子供たちがやっているということがありました。そうすると、おじいちゃんおばあちゃんたちが、私の孫だよといって乗ってくるみたいなことがあって、すごくそういうところで、自分たちのバス、マイバス、マイカーに対して、マイカーは自分できれいにするんですけれども、バスはもう全然きれいにしないんですけれども、そうではなくて、自分たちで自分たちの足を守るんだみたいところから始まったということを聞いて、相当すばらしいなと思いながら帰ってきたことがあったんですけれども。
  やっぱりそういう自分たちでというところで、先ほどの民間とちょっと絡むんですけれども、やっぱり自分たちのまちは自分たちで守っていくんだみたいなところは、本来、最も必要なところだと感じておりますので、そうなってくると、やっぱりこういうちょっとした運用のところでもそういうものがあれば、より皆さんに親しみが持てて、自分たちのまちをと いう思いが駆られればいいのかなと思ってこのような質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の防災行政無線の運用について、お答えいたします。
  町では平成23年度と24年度、この2カ年にわたりまして、地震等の緊急情報を迅速かつ正確に地域住民の皆様に伝えるデジタル防災行政無線の、これは固定系といいますけれども、この工事を実施してきたところであります。いよいよ全町の町内の全域を対象とした運用がこの4月から本格稼働いたします。よろしくお願いいたします。
  この設備につきましては、役場本庁舎に親局がありまして、そこより弓立山の中継局を経由した無線電波によりまして、町内の各地域に設置されました屋外放送設備を制御いたしまして、チャイム、サイレン、音声等の無線放送ができる設備であります。
  また、国で整備を進めております全国瞬時警報システム、これはJアラートというんですけれども、この導入も行いまして、自動で緊急地震速報などの緊急の放送を職員が操作する必要なく放送ができるようになりました。さらに、難聴地域対策といたしまして、戸別受信機や放送後24時間以内であれば電話で放送内容が確認できる無料テレホンサービスの導入も図ったところであります。
  このように、最新鋭の設備を導入いたしましても、防災行政無線は緊急時の非常放送を想定しているということから、なかなか地域の皆様には親しみを持っていただけないという現状もあります。議員ご指摘のとおり、防災行政無線の放送につきましては、坂戸市を初めとする幾つかの自治体が児童・生徒の声を防災行政無線の放送に導入しているという事例もありますので、今後、教育委員会にもご協力をいただきまして、定時放送につきまして生徒の皆さんにお願いするなど、親しみやすい放送の取り組みに取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  考えていただけるということで、私のほうの質問はいいのかなと思っているんですけれども、特に先ほどの中で、やはり防災行政無線が、あくまでも緊急時の非常時の想定ということで言われておりますので、実際にはなかなか親しみのところは難しいんではないかということがあります。私も防災行政無線でどういう形で皆さん、いろいろなところやっているの かなと思いながらあちこち聞いてみたんですけれども、ただ、どこまでできるのかというところが、正直言って余りよくわからないところがあります。
  ある町のところで言うと、通常時には地域の行事の広報などにも活用できますので、使い方についてはお問い合わせくださいということを言っているところもあるんですけれども、このあたりは、そういうことも、ある町でそういうことが書かれていたので、そこまでできるのかと思いながらいたんですけれども、そういうものはできるものなんでしょうか。また、そういうことであれば、より地域に親しみが湧くということもありますので、その辺についてお聞かせいただければと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、笹沼議員のご質問にお答えいたします。
  防災行政無線での放送の内容につきましては、防災行政無線のほうの許可をいただいている内容によるものでございますけれども、いろいろな行政情報につきましては、極力、せっかく整備した施設でございますので、その範囲内で極力放送できるものについては検討してまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 そうすると、そういうところもできるということであれば、例えばそういうのを、はっきり言って聞いているほうはなかなかわからないということがありますので、そういうところで幾つかの事例とかも含めてこういうところまでできますよということを示していただければ、それぞれの地域、防災行政無線のときに説明のときに、地域ごとに分割して放送することできるよという話を聞いたことがあったんですけれども、そうなってくるとそれも可能なのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それではお答えいたします。
  先ほどの無線の免許の内容によりまして検討のほうをさせていただくということでございますが、それにつきまして、先ほど、議員のお話の中にもありましたけれども、いろいろなご意見ございまして、例えば、行方不明になってしまったという場合で緊急的に放送もして いる。現在実施しておるんですけれども、そういう場合であっても、いろいろなご意見、役場のほうに苦情等も実際にはございます。そういったことのご意見も加味しながら、あるいは防災行政無線という性格ございますので、災害情報、あとは行政情報の中でも、町の町長部局といいますか、そちらのほうの行政の情報を流すということで許可もいただいておりますので、その辺のところを勘案して検討していくということでご理解いただければありがたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  これから4月から本格運用が始まるということがありますので、私もこの質問の中で、できるだけ親しみやすいものということでこのような質問をさせていただきました。
  その中で、例えば音楽を流すということも若干やっている市町村もあるということで、もちろん時報のかわりにそういう形で、よくあるのは、子供たちが帰るときには夕焼け小焼けを流したりとかいうのがあるんですけれども、ある町では、逆に昼間の時間で正午を知らせるところで、恋はみずいろみたいな、そういう音楽を流しているところもあるというふうに聞いておりまして、やっぱりいろいろな使い方によって、そういう、逆に苦情が来るというのも理解できますので、何かそういう音楽をつくるときにはホームページとかで町民の方々の意見を聞いてその中で集約してつくったというふうなことだそうですけれども、やはりそういうものをうまく町民の方々とキャッチボールをしながらよりよいものをつくっていただければ、一番ありがたいかなということで、先ほど、私が質問したのも、こういう使い方もあるんですよということで、逆に皆さんのほうから、こういうことについてはできるのかいということを聞いてこられるような、そういうものをつくっていただければありがたいなということで、これは希望ということになるかなと思うんですけれども、そういうところでよろしくお願いしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、議員のお話がありましたように、実際、議員のほうでご質問の中にも坂戸市さんのほうのお話がありまして、坂戸市さんのホームページも見てみますと、夕焼け小焼け、あと、ふるさとを流しているということで、私も実際に聞きにいきたかったんですが、ちょっと時間の関係で行けなくて申しわけないんですが、そういう形で流しているということもあります。そういったご意見を聞くような体制につきましては、絶えず持っ ていきたいというふうに考えております。
  先ほど、苦情という話をさせていただきましたが、いろいろな住民の方も生活のリズムというのがいろいろなパターンが最近ふえてきているということだと思うんですが、そういう中で、行政無線の運営につきましてもご意見を聞きながら、ただ、緊急時の情報を的確に正確に伝えていくという、やはりそれが本旨といいますか、それでいきたいと思いますので、それを最優先に考えながら、それで運営を検討してまいりたいというふうに考えております。
  ほかの東金市さん、千葉ですかね、のほうで中学生がやはり放送している、中学生の声で、どちらかというと定時放送につきましては試験電波の発信というふうな意味で、緊急時が災害ということで、どちらかというと親しみを持ってという部分は試験電波の中で、見守りといいますか、そういった意味合いの中で取り組まれている例が多いと思うんですが、そういう中ではいろいろと教育委員会等のご協力いただくといいますか話をしながら検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございました。
  今、運用についてはいろいろなやり方があるので、より町民の方々に親しみやすい運用をしていただければと思います。ありがとうございました。
○野原兼男議長 続いて、質問事項3、県道大野・東松山線の天文台への道を1.5車線道路に。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 県道大野・東松山線の天文台への道を1.5車線道路にということで質問させていただきます。
  昨年、堂平天文台には、金環日食や流星群、一昨年はもうそういうすごくたくさんの車が、私も夜中に行って観測したこともあったんですけれども、やっぱり物すごいたくさんの車がいっぱい来ています。ことしのお正月の初日の出のときもそうですけれども、ときがわで一番車が来ているところではないかと思うぐらいたくさん来ております。
  ときがわ町の観光にとっても、この天文台というのは、町長の中にもありますけれども、非常に大きな財産だと思っております。この天文台まで行くときに一番問題なのは、やっぱりこの道路の部分なんですね。正直言って、広がると、私もあそこに住んでいるんで、広がらないほうがいいのかなという思いも若干ないとは言えないんですけれども、逆にときがわ町のことを考えたら、あそこの道路が広くなって多くの人たちが来るということは、町にとってはとてもいいことになるんではないかなというふうに思っております。
  ただ、非常に今、道が狭くて危険きわまりないです。交通事故もすごく多いんですよね。そのために昔は駐在さんが大野に駐在があったぐらい、要するに事故が多いということもあるのかなと思いながら、それであったぐらいだと思っています。道をつくるときにも、そういう交通事故というのは大きな、それを減らすというのは大きな要素だというふうに聞いておりますので、そういうことがちょっと問題ではないかなと思いながらいました。
  また、天文台にも道路が狭いがために、余り初心者の方が来るのはとても危険きわまりない、私も何度か遭っているんですけれども、若い免許取り立ての方が来て、途中で困ってしまってどうしようかと迷っていたことがあったりとか、お年寄りの方がやっぱり交通事故でぶつけてしまったということがあったりとか、さまざまありました。そうなってくると、本当はバスなんかで登れるといいよねという思いはあったんですけれども、そういうのはバスもなかなか登ることができないということがあります。
  そういう問題を解消するには、やっぱり道路の拡張がどうしても必要だと考えます。ただ、この道路については、交通量がすごく少ないので、2車線にするというのはもう莫大な費用がかかり、税金の無駄遣いになると考えています。そこで、必要なところに待避所をつくれば、十分、カバーできるのではと考えて、高知や新潟、石川などで始めています、高知などは平成9年からということで、平成15年からかな、交付措置ができるようになったというふうに聞いておりますけれども、やはりそういう1.5車線道路というのが各地で、今、つくられ始めています。
  たまたま、ときがわ町でも、この間、町道の構造等の基準を定める条例が今回決まりましたけれども、この中にも、その交通量の少ないところについては待避所をということが、この基準の中にも書かれていました。正直言って、この質問を出した後だったので、私もちょっとびっくりはしたんですけれども、そういうことが書かれていました。
  ただ、ここのところはあくまでも県道であるために、町で独自に行うことはできないので、何らかの要望等、協議をしていただければということで、今回の質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の3番目の県道大野・東松山線の天文台への道を1.5車線道路にというご質問でありますけれども、埼玉県では、道路設計基準を平成17年度に改定いたしまして、道路の特性や地域のニーズ、さまざまな制約等を勘案し、2車線の区間と1 車線区間を組み合わせて整備を行っているところであります。1車線区間には、走行上の安全性を考慮いたしまして、カーブの内側の拡幅、また、待避所等を設置するなどして1.5車線整備を推進しているところであります。
  県道大野・東松山線、下モ地内の天文台入り口交差点から白石峠までの道路整備につきましては、これは旧都幾川村の時代に大野ダムのこの事業に絡めて拡幅が6カ所、カーブの線状改良が2カ所、側溝整備が1カ所、のり面の整備が1カ所の要望がありまして、上サ集会所集会所付近の拡幅工事を約120メートル実施したところであります。その後、地権者の反対や大野ダムの中止などの影響を受けまして、頓挫した経過があります。
  また、この道路は、公図に記載されている内容と土地の実際の位置や形状等が大きく相違いたしまして、登記上の土地を現地で特定することはできない地図混乱地区と、これが混在しているところであります。このため、土地所有者から工事の承諾が得られ、土地を買収しても登記ができない状況が見られるところであります。埼玉県は、過去にこのような場所を買収し、登記できない状況で、裁判に敗れたことがあります。こんなことから、所有者の移転登記ができない場所の工事は一切行わないというのが県の方針であります。
  そこで、町では、地図混乱地区が比較的少ない場所の拡幅工事1カ所、及び側溝整備工事3カ所を県のほうに要望しているところであります。今後も、これらのことを踏まえながら、県土整備事務所と調整を図りながら、地域の利便性と安全性の向上を図るため、引き続き、粘り強くこの工事につきましては取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございました。
  この地図混乱地区というのは、私も正直言って、道路、たまたまあそこにオウムが来るというときに、実際に公図を見にいって全部調べたら、道路がどこかでみんななくなっているというのは、実際、目の前で見てきていて、実際、今、どうなっているんだろうかというような、正直言って思っているようなところはあります。本当言うと、地籍測量、大野のほうから始めてくれればなという思いはあったんですけれども、結局、その関係で番匠のほうからずっと来るんで、これから一体、何年先になるんだろうかと、本当に10年、15年先ぐらいになってしまうのかなと思いながら、本来はそこがきちんと登記されて、その道路がちゃんと確定してうまくできればいいなという思いがありました。
  こういうことで、買収できないというのも、私も聞いていたんですけれども、とはいって も、場所によっては、ここに書いてあるとおり、混乱地区が少ないところもあるというふうに、私も聞いていまして、特に私の住んでいるところは、もともと国有地の払い下げの部分でしたので、非常に公図のほうはしっかりしていて、そういうところは結構長い区間があるかと思うんです。そうすると、やれるところからというところから、是非やってもらえればありがたいなという思いがあるんですが、そういうところで、この辺の地図混乱地区の少ないところから工事をするということは、もちろん、これは県が行うということがありますので、簡単ではないと思うんですけれども、そういうところであれば可能というふうに、ここの中でも要望しているということがあるんですけれども、そういう地区であれば出していけるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
  それと、もう1つ、所有権者もたくさんいらっしゃいますので、なかなか難しいのかなと思うんですけれども、そういうところでこういう、例えば、公図に設定しない限りは、それは一切工事はすることはできないというところなんでしょうか。
  その2点をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、できるところといいますか、地図混乱地域でないところということなんですが、まず、こちらのほう、進める上では、まず拡幅といいますか、待避所等を設置する場所、急所となるところをやるのがまず第一だと思います。そういう中で、そこの場所が買収ができるような場所で、また、提供していただけるような状況であれば、その辺を把握させていただきまして、強く要望していくということになると思います。
  町長の答弁にもございましたが、過去に実施するということでいろいろ進めていたところで、地権者の承諾が、了解が得られずにうまく進まなかったということがございます。また、町内に、別のところでございますが、推進していた方がいろいろ進めていった中で、最終的になかなか協力していただけない状況になってしまったというようなことがあったということも聞いておりますので、その辺がうまく土地が都合がつけば、つくような状況になれば、非常に進めやすいのかなとは思います。ただ相手が、管理が県になりますので、そことの調整になってくると思います。
  それから2点目の公図、登記ができないとだめなのかということでございますけれども、現状ではほかのところも同じように進めているところがあるんですが、県のほうで土地が取 得できないと事業ができないと、事業の趣旨からいうと、危険箇所等においてはそちらを優先するべきではないかというふうに思いますけれども、実情は、先ほど、町長申し上げましたが、土地が取得できないと事業実施していただけないというのが実情でございます。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  とても難しいということは、よくわかりはしましたが、現状からというところでは、大分、この地図混乱地区というのが、特に天文台入り口から天文台までの間でどの程度、今すぐということではなくてもいいんですけれども、何割ぐらい、この地図混乱地区というのがあるんでしょうか。その辺をまずお聞かせいただければと思います。細かく出なくても結構ですけれども。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 具体的にあと何割ぐらいというのは、ちょっと私ども、細かくは把握していないんですが、まず、この道路をつくるときに、ほぼ公図上で、昔は公図で測量して登記ができたようなときもございますので、そこでまず道路をつくって公図に落として、落とせたところは落として分筆等をされているんですが、その時点で、多少、現地と違っているような場所もございますし、あとは民地と民地、道路に接した民地の形状が違っているとか、所有者が違っているとか、そういうところが大野地区については特に、ほかのところに比べて多く存在します。
  今、法務局の実情ですと、一部が違っているという状況でもなかなか厳しいのと、大野地区の場合は連担して違っている場所がありますので、そうしますとかなり広範囲で地図訂正とか、地図を修正するんですけれども、そういう状況、隣接土地所有者に承諾をもらってやるんですけれども、そういう状況が発生しますので、そういう状況で非常に難しいという状況でございます。
  先ほど申し上げたんですが、詳細にどこがというのは、ちょっと今、私も細かく把握しておりませんので、また、事務所のほうでないとちょっと難しいので、そちらについては、そちらのほうで、もしお越しいただければ説明させていただきたいと思います。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございました。
  非常に難しいということがよくわかりました。とはいっても、やはり、今、天文台への上 がる道というのは非常にやっぱり重要だと思っておりますので、何らかの解決をこれから見ていかなければいけないのかなという思いがあります。今後とも、私なりに考えてみます。
  この質問についてはありがとうございました。
○野原兼男議長 暫時休憩いたします。再開を午後1時ちょうどといたします。
                                (午前11時56分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原兼男議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原兼男議長 続いて、質問事項4、パラグライダーの死亡事故について。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 午前中に引き続いて質問させていただきます。
  2月12日、先月ですね、午前11時30分ごろ、大附でパラグライダーの死亡事故がありました。このパラグライダースクールに関しては、これまでにさまざまな問題がありましたが、今回の死亡事故については、つくづくこの場所が安全を確保できない場所なのではないかとの疑念を持たざるを得ませんでした。行政としても何らかの対応を考えるべきかと思いますが、町の考えをお伺いいたしますということで、よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、パラグライダーの死亡事故ということでご質問にお答えします。
  ご案内のとおり、平成25年2月12日の日に、彩の国パラグライダースクール弓立、これの生徒が大附地内に墜落し死亡する事故が起こりました。
  パラグライダースクールにつきましては、これまで環境課と産業観光課が主体となりまして、指導・要請を行ってまいりました。環境課におきましては、埼玉県自然公園条例に定められた届け出の未提出、ときがわ町環境保全条例に基づく許可の未申請について指導し、産業観光課では、離陸地点の森林法に基づく伐採届けの未提出について、それぞれ違法行為が確認された時点から、東松山環境管理事務所、また、寄居林業事務所とともに連携しながら、口頭や書面によりまして、是正に向けた指導、また要請を行ってきていたところであります。
  また、着陸地点に隣接する農地に着地した事例も確認されており、農業委員会といたしましても、パラグライダースクールに対しまして、農地への着陸について注意するよう指導を 行ってきたところであります。
  このパラグライダーにつきましては、日本の国内法では、航空機とはならずに法規制の対象外となっておりまして、国家資格等は必要としませんが、公益社団法人日本ハング・パラグライディング連盟が発行する技能資格が必要とされております。
  しかしながら、人家が点在するこの地域においては、特に安全面での対策が必要とされることから、今後、町といたしましても、引き続き、パラグライダースクールへ事故の防止と安全対策の徹底を要請するとともに、上部団体であります日本ハング・パラグライディング連盟、これに対しまして、事故防止対策、安全管理、技術指導、これの徹底を要請してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野原兼男議長 よろしいでしょうか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 このパラグライダーの死亡事故について質問するに当たって、私も調べてきました。調べれば調べるほど、本当にこのままあそこで継続させていいのかという思いに駆られております。
  これはどういうことかというと、一番重要なところは安全に対する配慮というところかなというふうに思っているんですけれども、正直言って、あのような着地地点のパラグライダースクールというのは、国内ではほとんどないんではないかというふうに思っております。私も、余り遠くまでちょっと行けませんでしたので、小川町のパラグライダーのところも見てきました。実際に仙元山から飛び出して下里におりるんですけれども、周りは本当に何町歩、何ヘクタールも人家のない田んぼの中、そして横は川が流れている、人家が全くありません。そういうところに着地しております。また、私の住んでいるところも、大野のところ、隣がパラグライダースクールなんですけれども、そこは下のほうの茶畑のところ、そこはとても広いところです。何町歩もあるかと思います。人家もありません。そういうところにおりております。多くのパラグライダースクールがそういう人家のないところにおりているというのが、今の現状ではないかなと思います。
  また、パラグライダーのスクールを見ていても、実際に人家の上を余り飛ぶものではないという内規があるということも聞きました。人家があれば200メートル以上の高さを保って飛ぶようにというようなことが内規的にはあるというふうに聞いているんですけれども、とてもとてもそれから考えると、あそこの場所はとても着陸できるような場所ではないんではないかなと、安全にというふうに考えております。
  この事故があったのが2月12日なんですけれども、それから2週間ほどパラグライダー、飛んでいなかったんですけれども、また3月近くなって飛び始めました。飛び始めたと同時に、3月にまた山の中に突っ込みました。その後、3月9日、先週の土曜日です、ここにまた事故がありました。それも2件です。午前中に骨折事故があって、救急車の出動がありました。右足骨折ということだそうです。それから午後1時半にもう一度、これは着陸のところですけれども、そこで今度は腰椎骨折というふうに言われていますが、また骨折事故が起きました。1日2回も、それも死亡事故から1カ月もたたないときに、またそのような2件の事故が、それもかなり、私はやはり骨折としては重大事故かなというふうに思っているんですけれども、本当にこういうところでいいのかなという思いは、非常につくづく感じております。
  これまでも人家にも、今回、落っこちたところは私の実家の車庫の上なんですけれども、その前にもうちの前のところにも、人家の上に落ちていますし、近くの人家にも落ちております。そういうような状態の中でこれ以上続けてもらうことが、本当にどうしたらいいんだろうかと、正直考えております。
  そういうことがありまして、これまでの、今回、一応、お聞きしたいのは幾つかあるんですけれども、今までパラグライダーのほうの、ここの弓立のパラグライダースクールの事故はどの程度あったのか、ちょっとわかりにくいかな、特にこれは所管がありませんので、というのは、日本の法的にも所管官庁もないような状態で、あくまでも社団法人の連盟ということになっていると思いますけれども、その分だけチェックすることも難しいのかなと思うんですけれども、わかる範囲で結構ですので、事故がこれまでどのぐらいあったのかお教えいただければありがたいなというふうに思っております。
  それともう1つは、これまで指導を、この中にも環境課と産業観光課が主体となって指導してまいりました。また、一般質問でもそのような形で出されてきたことがあります。問題が多いんではないかということで出されてきたと思うんですけれども、これまでの指導経過についてお聞かせいただければありがたいと思います。
  その2点についてよろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、笹沼議員のご質問にお答えさせていただきます。1点目について、私のほうからお答えさせていただきます。
  これまでの事故の件数ということなんですが、正確な数は把握はできておりませんが、最近の23年、24年については、こちらのほうでも把握している部分がありますので、それについてご答弁させていただきます。
  平成23年1月から12月までについては、これは大小あるかと思いますけれども、大きな事故と言える範囲の事故が2件、それから平成24年1月から12月の1年間でございますが、こちらもやはり2件というふうなことでお伺いしております。
  以上です。
○野原兼男議長 指導の経過についての答弁は。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、環境課における指導の内容につきましてですが、環境課の指導としましては、西側の練習場、ここでの面積の確定、使用面積ですね。それと埋め立てに基づく安全確保、擁壁といいますか土留めの問題、これについての問題を含めました是正措置を含めました環境保全条例、これに基づく埋め立ての許可申請を出すようにということで指導してきたところでございますが、これにつきましては、まだ提出に至っていないのが状況という内容となっております。
  ただ、この練習場のところのクラックの問題、大雨シーズン控えた時点での崩落の危険性から是正措置をとるようにという形で、ブルーシートによる雨水の浸入を防ぐようにというような指導は行っております。
  このようなことでございます。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  この中で一番、私も場所的な問題はすごく大きいとは思うんですけれども、やはり安全を確保しなければいけないということで、一番大事なのはやっぱり人の命だと思っておりますので、この事故防止と安全対策の徹底を要請という形で、どのような形で要請を、ここの部分ですね、埋め立てとか森林法とかいうのはちょっと置いておいたとして、この安全に対する、してくださいという要請はどのような形でこれまで行ってきたのかどうか、そして、行っているとしたらどのような要請を行ってきたのか、お教えいただければと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  このパラグライダースクールに対する指導的なもの、安全管理的なものにつきましては、平成21年7月31日、これ、事故発生の翌日ですが、パラグライダースクールの校長から、スクールでの対応的なもの、スクールでの対応としまして聴取を行っております。当日の気象状況の確認、大気の安定、不安定を含め風向き、それから風速、日照時間、1時間ごとの状況の推移、気象庁の観測データ、これを確認しつつ危険な兆候が見られる場合は速やかにフライトを中止するというような回答をこちらに寄せられているところでございます。
  このような状況、当然、安全管理にはスクールとしては徹底して行っているという方針のもとでのこのような事故に至った経過、これについてまたスクール側に安全確保の固持、これについて強く申し入れていく方向で考えております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 21年7月31日、聴取を行ったということで、安全の管理についてかなり突っ込んだ形で指導を行ったと思っているんですけれども、結局、パラグライダースクールのほうはそれを守ってくれていなかったと。今回の死亡事故についても、完全に飛び出していけないときに飛び出してしまったんではないかというふうに思っているんですけれども、要するに浮力がなくなって墜落するみたいな形で墜落したようなんですけれども、本当にその後、ホームページなんか見ていても、その後でもまだ同じようにここはみたいなことを言っていて、現実、また先週、こういう事故が立て続けに起きた。それも、そのうちの1件は、これ校長というふうに聞いておりますので、ちょっと正直言ってびっくりしているんですけれども、こういうことでよろしいのかなと思いながら、かといって町のほうで指導する権限も、これについてはないということはわかっていますので、ただ、何とか申し入れというか、その辺については強く申し入れをしていただければありがたいと思うんですけれども、その辺について、今後、申し入れ等は、先ほど強くされるということがありましたので、近々、もう一度申し入れをするというふうに理解しておいてよろしいでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  野尻副町長。
○野尻一敏副町長 それではお答え申し上げます。
  今回、こうした事故があったということで、人家もすぐ近くにはございます。そうした意味で、事故が起きてからでは遅いというのは、それは笹沼議員のおっしゃるとおりだと思います。
  町としては、具体的な権限はありませんけれども、当然、町民の方の生活を守るという意味で、権限にはありませんけれども、例えば、事故の報告を求める、あるいはその事故後の安全対策をどうしていくのか、このことを文書で回答を求める、こうしたことは当然必要だと思っておりますので、今回の事故を受けてというのはちょっと遅いかもしれませんけれども、早速そうしたことで取り組んでまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  是非、文書で回答を求めてください。
  本当に、このままでは、また第二の、第三の死亡事故が発生する可能性が物すごく高いところですので、正直言って、かなり私は危機感を持っています。何らかの形でのやっぱり対応を是非よろしくお願いしたいと思います。
  時間になりましたので、これで私のほうの質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
○野原兼男議長 ご苦労さまでした。
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          ◇ 前 田   栄 議員
○野原兼男議長 発言順位4番、質問事項1、西平地区活性化のために門前町構想を、通告者5番、前田栄議員。
○5番 前田 栄議員 5番、前田栄でございます。野原議長のお許しを得て、1問、質問させていただきます。
  大変、陽気もよくなり、厳しく寒い冬も終わりを告げ、絶好の観光シーズンとなりました。ときがわ町は、1年中、温泉あり、花あり、天然氷ありの観光名所ではありますが、1年で最も美しく花咲く山里の春を迎えます。執行部の皆さんも議員の皆さんも、そして傍聴の皆さんも何となくほほ笑んでいるようなきょうこのごろであります。
  今、私が述べた挨拶文にふさわしい西平地区活性化のために門前町構想を質問させていただきます。
  西平の宿の交差点は、慈光寺と萩日吉神社を結ぶ拠点に位置し、参道を形成しています。そして、ここに町有施設の建具会館や地域振興室、やすらぎの家などが点在しています。以前、この地域を活性化するための門前町構想らしきものがあったと聞いていますが、もう一 度、慈光寺と萩日吉神社を拠点とする再構想をしてみてはどうか、以下の4点を中心としてお伺いいたします。
  1番として、旧村時代に同様の構想があったのか。2番目として、総合振興計画の文化財活用事業の慈光寺周辺の具体的構想はあるのか。3番目として、観光協会、商工会ほかなどから具体的提案は、今、あるのか。4番目として、朝市などの門前市を考えてはどうかということをよろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、前田議員の西平地区活性化のための門前町構想についてにお答えいたします。
  まず、第1点目の旧村時代に同様の構想があったのかでありますが、旧都幾川村の計画を調べたところ、合併前の平成3年度に策定された慈光山歴史公苑整備計画では、門前町構想としての計画はありませんでした。西平地域全体の活性化を目指して事業を実施してきたものと考えられます。合併後、慈光山歴史公苑整備計画は、新町建設計画の基本方針を踏まえ検討する中で、事業自体は完了という形で終結したと判断しておりますが、同計画の基本方針である慈光寺周辺における歴史的な環境保全の部分につきましては、第一次ときがわ町総合振興計画に継承されております。
  次に第2点目の総合振興計画の文化財活用事業の慈光寺周辺の具体的構想はあるのかでありますが、第一次ときがわ町総合振興計画前期基本計画では、慈光寺所蔵の国宝法華経一品経と防災設備の修理に対しての支援、また、慈光寺周辺の文化財を活用した里山入門講座、郷土誌講座、ワンデーウォークなどの事業を計画し、実施してまいりました。
  後期基本計画では、町内の文化財の保存・継承を図り、相互をネットワーク化し、積極的な活用を目指すとなっており、町といたしましては、現在は慈光寺を初め地域の皆様方と一体となって文化財の保存・継承に取り組んでいるところであります。
  続きまして、第3点目の観光協会、商工会などから具体的提案があるのかということでありますけれども、観光協会では、平成25年度における地域活性化の取り組みといたしまして、宿交差点付近を中心に、宿の市の開催に向けて検討を開始する計画があると聞いております。また、商工会でも、今後の事業計画に「賑わいの町づくり事業」として町内全域を対象に、投げ市や各種イベントの開催に取り組む予定と伺っているところであります。
  最後に、第4点目の朝市などの門前市を考えてはどうかということでありますけれども、 慈光寺と萩日吉神社の間に位置するこの地域は、かつて多くの商店が立ち並び、にぎわいを見せておりました。しかし、時代とともに商店は閉店し、かつてのにぎわいを知る人も少なくなりました。ところが最近、徐々にではありますが、宿交差点周辺には、空き家や空き店舗を利用した新たな商店が誕生しております。さらに、やすらぎの家におきましては、地域住民が一体となり里山まつりや盆踊りなどに積極的に取り組んでおりまして、建具会館においても地元の農産物や木工製品を中心に定期的な市を開催するなど、地域の活性化に大きな成果を上げているところであります。
  前田議員からご提案いただきました門前市などの取り組みは、新たな地域コミュニティーやにぎわいを創出する手段として有効であると考えております。今後、町といたしましても、観光協会や商工会、地域、住民の皆さん等と連携いたしまして、実施の可能性を探ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野原兼男議長 よろしいでしょうか。
  5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございました。
  なかなか、ときがわ町は人口減少化ということと、いろいろな商店の衰退ということで、なかなか難しい問題ではありますけれども、なぜ、私がこの門前町構想、これを質問させていただいたかというと、私個人の観光構想として、観光における二大拠点を、昔から旧玉川村においては玉中から花菖蒲園付近、そして旧都幾川村は慈光寺と萩日吉神社の参道を結ぶ宿付近をもう1つの拠点に、町長にしてもらいたいというのがありました。
  これは私の過去の一般質問の平成19年8月と平成22年3月18日の上田県知事の公約、埼玉県の水辺再生100プランのときにも少し言ったと思いますが、旧玉川村の玉中付近の川の再生においては、予算がついて整備されつつあります。残るは、私の構想としての旧都幾川村の地区の拠点です。そして、これは関口町長の合併時から言っている点から線、そして面への実行だと思っています。そして、この二大拠点をつくることによって、核ができ、これが点だと思っています。そして、旧玉川においてはここを中心、点として、ふれあいの里、直売所ですとか、雀川ダム、または国指定の小倉城跡整備などの線でつながれ、面となると思っています。
  旧都幾川村においては、宿を拠点、イコール点として、たくさん自然的ないろいろな価値あるものがありますけれども、多武峯ですとか椚平の大築城ですとか、大附のみかん園だとか、奥に行けば上サのスケート場、木のむらキャンプ場、そして、ときがわの近代文化のシ ンボル、天文台があり、線から面になると思って、持論を持っているからです。
  もう1つは、ここにも町長の答弁にもありましたけれども、第一次ときがわ町総合振興計画、前期計画でありましたけれども、後期基本計画は、私も一号委員ということで、参加させてもらいましたけれども、この中で、ときがわ町民憲章の中に5つある3番目に、「歴史と伝統に学び、新たな文化を創り出す、心豊かな町をつくります」とうたっています。そして、基本施策、この総合振興計画の46ページです、44から45ページですか。基本施策6の生涯を通じた学びと伝統の継承の上に新たな地域文化を築くということで、後期基本計画からもあります。
  そこで、この質問をさせていただいたんですけれども、1問目ですか、1点目ですね。1問目の問題で、旧村時代に同様の構想はあったのですかということで書いたんですけれども、ここのところに合併前の平成3年度に策定された慈光山歴史公苑整備計画では門前町構想としての計画はありませんでしたと、なかったということなんですけれども、私もこれ、慈光寺周辺を見直そうという、こういうやつをちょっと中で見せてもらったんですけれども、大変、これができればすばらしいなと、そういうことは思いました。
  それで、慈光山歴史公苑整備計画ということなんですけれども、ここのところになかったということと、あと、事業自体は完了したという形で終結したと判断しておりますとあったんですけれども、これは、合併協議会には乗らなかったんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 合併協議の具体的な内容については、ちょっと今、詳しくは申し上げられないんですけれども、合併後に平成19年2月に関係課で集まって、この慈光山歴史公苑の整備計画について協議をした経過がございます。
  この中で、この慈光山歴史公苑整備計画の中で大きな事業ということで、宿の十字路の交差点の改良ですとか、慈光寺入り口のバス停の整備、また、建具会館の整備、また、さくら山公園に桜を植えたりしたというような公園の整備、また、板石塔婆の周辺の整備ですとか、観音堂ですとか女人堂、あの辺の道路の整備ということで、実通線、1630号線は今も続けてやっているところなんですけれども、こういった拠点といいますかハード面の整備が進んできたという、まず、点がございます。
  その中で、総合振興計画の前期の計画の中にこういった慈光寺周辺の文化財を活用してまちおこしをしていくというような精神ですね、こういったものについては、新町建設計画と いいますか、そういったものを踏まえて新しい計画の中に慈光寺周辺の歴史的な環境ですとか、そういったものを伝承して、第一次総合振興計画にその趣旨を盛り込んでいるということでございます。
  先ほど、町長の答弁にもありましたとおり、この慈光山歴史公苑の計画自体については、そういったハード面の整備がおおむねできたということと、あと、この計画の最重要地点といいますか、歴史博物館の構想がございました。これについては、用地の買収ですとかそういったものがうまくいかなかったということが主な理由だと思うんですけれども、このかわりといいますか、ということでやすらぎの家、そちらのほうにそういった食堂みたいなものですとか、そういった集客できるような施設をそちらに機能を移して建てたということで、おおむね慈光山歴史公苑整備計画の主な計画については達成できたという判断の中で、この計画については、一応、終結していると。
  その精神については、総合振興計画の中に引き継いで、引き続き、そういった文化財を生かしたまちづくりですとか、そういったものを継承していくと。文化財の保存ですとか、そういったものをまちづくりに生かしていくと、そういった精神は総合振興計画のほうに引き継いでいくということで解釈をしているという状況でございます。
  以上でございます。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 久保課長のお答えですけれども、これからそれに関して聞こうと思ったことを先に聞いたものですからあれですけれども、この慈光山、整備計画の中に私も見せてもらいましたけれども、歴史博物館ですね、それが何でできなかったのかということを聞こうと思ったけれども、用地の買収ということで頓挫したというか、なってしまったと。
  そういうことなんですけれども、以前、私も議員になりたてのころに、ときがわ産材のことで、ときがわ産材を売るために、1戸の家を慈光寺か何か、お客さんが来るところに、観光客が来るところにつくって、ときがわ産材のよさをアピールしたらいいんではないかということを言いましたけれども、それにはちょっといろいろな難点があるということで、町長から答弁されたのを覚えているんですけれども。
  いずれにしても慈光寺に関しては、慈光寺のものですから、なかなか難しい問題ありますけれども、国の指定文化財があるということと、あと、保全ですね、これは保全ですとか安全管理の面から、これは所有権というか国のものなので、慈光寺の方にも聞かなくてはあれですけれども、そういう、ときがわ町にある文化財と農機具ですとか昔から使われているよ うな展示場ですか、そのようなものもつくったらいいんではないかということで、この整備計画の中にあって、これは大変いいことだということを思ったんですけれども、事業自体は完了という形で終結していますと。そういうことを答弁してもらったんですけれども、精神のほうを継いでいると。
  これをもう一回、やはり、歴史博物館というか、ときがわ町全体の歴史博物館的なものをもう一度考えてみてはということを思うんですけれども、どんなものでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それではお答えいたします。
  現在、合併前にいろいろと地域で昔から使われておりました農機具でありますとか、そういったものを収集しまして保管をしているわけでございますけれども、これを皆さんに見ていただくような、そういう場がなかなか設けられない。言っていただければ見ていただくこともできるんですけれども、なかなかふだん行きやすいところにはないということがあります。
  ただ、歴史博物館的なものとなりますと、そこに展示するものをどう保存していくか。国宝などですと、やっぱり環境、かなりいい環境でやらないと傷んでしまいますので、かなり大がかりなものになると思います。ですので、現在のところ、そういった具体的な話はございませんけれども、そういったものが何らかの形で可能なのかどうかというのは、今後も研究していければと思っております。
  以上です。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 慈光寺のことになると、次の2番目でまた慈光寺のことになるんですけれども、なかなか歴史博物館はつくるのは難しいというのは、いずれにいたしましても、そのような貴重な歴史的な遺産を守るというようなものをつくろうという精神のほうも引き継いでいただいて、これも具体的なものにしていただければと思います。
  では、2点目に移ります。
  総合振興計画の文化財活用事業の慈光寺周辺の具体的構想はあるのかということで、後期計画の中にもここのところにうたってございますけれども、ときがわ町は文化財の宝庫と呼ばれていて、それは私たち町民の誇りでもあり、そして木のまちときがわを代表する建具産業も慈光寺建立によるものと言われていて、代表的な建具の里と、いろいろなことを言われ て、これにおいては慈光寺は、また、いにしえのシンボル的存在です。これから是非活用計画を考えてもらい、宝の持ち腐れというふうにならないように、是非お願いしたいんですけれども。
  今、具体的にこの慈光寺周辺ということで、後期計画の45ページですか、ここに次年度、25年度予算においては具体的にはなかったんですけれども、これから具体的に慈光寺周辺で何かそういうハード的なもの、ソフト面的なものをやるというような計画はございますか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それではお答えいたします。
  総合振興計画の後期基本計画の中で、文化財保護活用事業というのがございます。この中では、文化財の保存・継承を図るとともにということで、相互のネットワークを図り積極的に活用しますという、そういう取り組み内容になっております。
  具体的には、例えば慈光寺でありますと、国宝がございます。これはお経ですけれども、これにつきまして、現在、修理をしております。これが今、第2期目ということになっておりまして、かなり時間がかかるもので、平成23年度から26年度の4年間、この間で修理をするということになっております。第1期は既に終わっておりまして、これは20年度から22年度、3年間。国で8割負担していただいて、県で1割、それから町では5%ということで、そういった保存のための町でも補助をさせていただいています。
  こういったものをどのように活用していくかということなんですけれども、やはり、今は埼玉県にも国宝が、ちょっとはっきりした数字はあれですけれども、4点ぐらいになったんでしょうか。ただ、以前は県内の国宝といいますと、慈光寺にあるもの唯一ということでございました。
  こういった貴重なものを活用して、生涯学習課の事業でも答弁に挙げさせていただいたような形でいろいろと活用はしているんですけれども、もうちょっと広く、例えば、建具会館から慈光寺に登って、霊山院に行って、正法寺のほうへおりまして、またグラウンドのほうへ行って、萩日吉神社に行き、またもとのところへ戻るというような、そんなようなコースを、生涯学習課だけではちょっと難しいと思いますけれども、関係する課と連携しまして、コースをつくる中で皆さんに文化財も見ていただきながら、地域の商店にも立ち寄っていただき、いろいろなものを見ていただいて、地域の活性化につながるようにできればというふうには考えております。
  以上です。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございます。
  いろいろな活動というのをしているわけなんですけれども、町内には、ときがわ町で、県内の国指定有形文化財の7%と、また県指定文化財の4%が存在しているということでここに書いてありますけれども、私もこんなになるんだと、改めてすごさを感じたわけなんですけれども、そういう第1期の国宝の修理ですか、第2期の修理なんですけれども、今の慈光寺にある、これはよそ様のあれですけれども、倉庫ですか、あそこのところというのは、いろいろな耐火上だとかいろいろな安全上だとかという、構造上というのはわからないんですけれども、平気なんでしょうか。破損というか何かのときには。わかれば。
○野原兼男議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 今の話の文化財の慈光寺の収蔵庫の話だと思いますけれども、ちょっと高床式になって、風通しがよくて、周りを正式にはよくわからないんですが、漆喰のような形で囲まれているかと思うんですが、必要な文化財を保存するということでつくってありますので、どの程度の耐震に耐えるかという、具体的な数字はわからないんですけれども、そういうものを守るという意味でつくられているものですので、正式な数値はわかりませんが、ある程度、大丈夫かと思います。
  その中にしまってあるものにつきましては、町でも薫蒸殺虫、慈光寺でやるときに補助させていただいて保護しているということで管理を、お手伝いはさせていただいております。
  以上です。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 厳重な管理で平気だとは思いますけれども、一般の人、それからまた、ときがわ町に国宝があるということで来た観光客の人もそこへ行けば見えるんですけれども、ときがわ町を代表して、そういう先ほどの歴史博物館ではないですけれども、旧ローヤル電機の跡地のところにも、そういう昔の農機具だとかいろいろなものがありますけれども、そういうような展示の場所、いろいろな建築上もいろいろな点で、観光客の人も地元の人も子供たちも、簡単という言葉が妥当かわかりませんけれども、そういう、身近にみられるような、説明があるような、もっとこういう大事なものというか、宝を公開していくというか、いろいろな難しい問題ありますけれども、そんなような展示場ができればというのは、さら にこれ思ったわけなんですけれども。
  以上、この2点目は結構です。
  続いて3点目なんですけれども、観光協会、商工会ほかなどから具体的提案はあるのかということで、先ほどの笹沼議員の民間の力をかりるということの答えと同じだと思うんですけれども、商工会、「賑わいの町づくり事業」ということで、いろいろ経産省というかそういうところから出ていて、商工会にもこの間、話に行って、こういうのでこれからやる予定ですということは、商工会の人から聞いたんですけれども。
  宿交差点付近を中心に宿の市の活性化に取り組みとしてということで、これ、今、商工会でやっている市と、それと同じような感じだと思うんですけれども、そういうのと同じようなイベントということで理解してよろしいわけですよね。
○野原兼男議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  今、観光協会の平成25年度の計画の中で、この宿の交差点周辺で、やはりこういった朝市等の、これ、日曜市ですね、具体的に。そういった市を開催できないかということで、今年度から検討していくと、これ、開催に向けて検討していくというふうな計画が出されております。
  また、商工会からもこういった「賑わいの町づくり事業」ということで、こちらは町全体を対象にということですが、宿の交差点周辺も対象としているというふうなことで伺っております。
  具体的にまだどういう形で開催するかというのは、今後の検討する内容となりますけれども、こういった計画が提案されているということでございますので、ご理解いただければと思います。
  以上です。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございます。
  3点目と4点目の質問、絡むわけなんですけれども、ちょっと先ほど、私、聞くのを忘れてしまったんですけれども、今、1問目の質問で久保課長が言った、慈光寺川の工事やっていますよね、県と町のあれ。ずっとやっているわけですけれども、あれも慈光山の整備計画の流れというか一環としての工事の延長というか、なんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  平成19年2月のときの関係課の検討資料ということの中に、実通線、1630号線の未改良区間があるということで、これは引き続き、慈光寺川改修とあわせて行っていくというような形になっております。慈光寺周辺整備という大きなくくりの中で、こういった道路の整備ですとか、河川の改修等も含まれていたということで理解をしております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございました。
  商工会のほうで、宿の市というか「賑わいの町づくり事業」ということなんですけれども、観光協会のほう、観光協会の会長は慈光寺の佐伯さんなんですけれども、観光協会のほうは何かこういう具体的な構想というか、そんなのは出ているんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  先ほど、町長のほうからも答弁申し上げさせていただきましたが、こちら、宿の市というのは観光協会からの提案ということでございますので、よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 そうですか、わかりました。
  慈光寺があって、萩日吉神社ですか、慈光寺も本当に物の本を見たら、慈光寺というのは、飛鳥時代、673年に奈良の興福寺ですね、修学旅行に行った、あそこの僧慈訓という人が千手観音を祭ったそうなので、私も知らなかったんですけれども。それで、1200年前に、奈良時代、770年に鑑真和尚の高い位の弟子、釈道忠さんという人がつくったそうなんですけれども、本当に歴史あって、また、萩日吉神社もことしも1月のお祭りのときですか、これも537年、29代の欽明天皇のときにつくったそうで、鎌倉時代ですね、ここに男杉、女杉の児持杉があって、ご神木として子宝も授かると、昔から伝えられていて、お互いに本当に昔からのなので、こういう貴重なのを是非生かしていこうということで、この質問をさせていただいたんですけれども。
  最後の4点目、朝市などの門前市を考えてはどうかということなんですけれども、3番目 と絡みますけれども、私がある人に教えてもらったんですけれども、よく世の中には神も仏もないよなと言いますけれども、前田さん、神も仏もときがわ町にはあるじゃないかと。何でですかと言ったら、神様が萩日吉神社、それで仏が慈光寺だと、これが1本の参道でつながっているじゃないかと。うまいこと言うなと思ったんですけれども。
  それで、慈光寺と萩日吉神社がどのくらいの距離あるのかなと思ってはかってみたら、約3.3キロなんですね。確かに慈光寺の坂もあるんですけれども、ここのところを本当に3.3キロで、昔は本当に平の流鏑馬のお祭り、4月26日、萩日吉神社神楽のお祭りなんかも、本当に屋台が宿から全部出て、本当に人がいっぱい出て、植木だとかいろいろなものを、本当にその光景というのが小さいときは楽しみにしていたわけなんですけれども。
  それでやはり、またもとのにぎわいというのはなかなか戻すということは難しいかもしれないですけれども。そうしたら何人かの人が、やはりそういう、小川町ではないですけれども、小川町が朝市ですか、小川町役場の前の広場で月に一遍、地元の商店街の人が始めたと、ときがわ町においてもいろいろなことを商店の人たちが考えていると、そういうことをお聞きしたんですけれども。
  是非、これも民間からの活力と、行政と地元の人たちが連携して、いろいろな点でやっていけたらいいなとつくづく思うわけなんですけれども、テレビなんかにも何年か前に出ているんですけれども、なかなか宣伝というか、そういう難しくて、徐々には観光客の人が来ているんですけれども、これをもっと本当に点から線、面へということで、いっぱいときがわ町はいいものがあるので、なかなか集約というか難しいものだと思うんですけれども、そういうものをこういうまとめて、うまくやっていけたらと思うんですけれども。
  いずれにしても、宿のところに、1人でしゃべって申しわけないですけれども、こういう、行ったとしても、ここの神社と仏閣があるというような景観ですか、こういうのがなかなか、雰囲気というのがないんですけれども、素人考えなんですけれども、町道にこういう神社あるよということで、鳥居ですとか、町道に歩行の妨げにならないように灯籠を立てるだとか、寄附を募って、そういうことというのは、可能は可能なんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 道路に立っている場所もありますので、占用とか、地域の方のご協力といいますか、その点については支障はないとは思いますが、ただ、鳥居とかという、そういう施設については、鳥居とかについては難しいのかなと思います。ただ、特に観光目的で立 てる灯籠とかというのであれば可能かと思います。
  以上です。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 課長の答弁だと、地域の人の同意と賛同と、そういうことを話し合って、所有権の問題ありますけれども、立てるということが可能だったら、宿に行ったら、ここに国宝がある寺があるよ、鎌倉時代からの800年の児持杉あるよというのを、観光客にアピールするというのも一つで、そういうのをつくってもいいんではないかと。
  何となく、以前、役場に勤めた人に聞いたら、景観条例をつくろうと試みたというのはあるけれども、なかなか景観条例というと、地元の人というか地域の人の賛同を得られないと難しいかもしれないんですけれども。
  いずれにしても、これから観光で売っていく、宿をこれから活性化するとしたら、やはり、都幾川橋もつくりましたけれども、あそこのところの伊勢神宮の太鼓橋じゃないですけれども、やっぱり神社に渡る橋だよという、そういう灯籠というか、そういう景観づくりも、地域振興室も修繕しましたけれども、そういう屋根にするとかというのも、これから考えて、必要ではないかなと、これからせっかくやるんだとして、やってもらいたいんですけれども、まず、そういう雰囲気をつくって、商店の人がそういう市をすると、朝やると、それに景観をつくる、そういうことというのは必要だと思うんです。
  灯籠というのは、なかなか是非欲しいなと思うんですけれども、これをどうにか、建設課長というか、考えていただいて、もう一回、答弁のほう、お願いしたいんですけれども。
○野原兼男議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 道路管理者として、立てるのは、観光目的とかそういう目的が合致すればということでちょっとお答えさせていただいたんですが、建設課のほうで、道路上立てるということではございません。
○野原兼男議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 なかなか構想なものですから、抽象的でなかなか難しいんですけれども、私のほうも、理念を、まず町長、または執行部の人に理解していただいて、最後になりますけれども、繰り返すようですが、本当にこの西平の宿地域の再生、活性化が合併特例債、残り約3年間の、私は最後のときがわ町の観光の大仕事になるのではないかと、個人で思うぐらいです。
  是非、将来、人と自然のやさしさに触れるまち、ときがわであって、観光産業をさらに進めるために、そして、点から線から面への完成のためにも2つの拠点の未完成である、1つの西平地区活性化のために門前町構想を、もう一回、具体的に実行してもらいたいことを強く要望して、私の質問を終わります。
  ありがとうございました。
○野原兼男議長 ご苦労さまでした。
  ここで暫時休憩いたします。再開を2時15分といたします。
                                (午後 1時58分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原兼男議長 休憩前に引き続き一般質問行います。
                                (午後 2時15分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 小 宮   正 議員
○野原兼男議長 発言順位5番、質問事項1、学校の屋根に太陽光発電の設置または貸し出し(屋根)の考えは、通告者7番、小宮正議員。
○7番 小宮 正議員 7番、小宮でございます。本日最後になりましたけれども、また、よろしくお願いいたします。
  1問、質問させていただきます。学校の屋根に太陽光発電の設置または貸し出しの考えはということでございます。
  東日本大震災から2年が過ぎましたが、いまだ復興は進んでいない状況でございます。東京電力においても原子炉の稼働にはまだまだ時間がかかり、また、電気料の値上げも予定されている中、ときがわ町においては、平成23年度に第二庁舎、平成24年度に玉川公民館にソーラーを設置しました。平成25年度は、本庁舎にもソーラーの設置が計画されております。
  現在、町内には小中学校合わせて5校ありますが、屋根については利用されていない状況にあるので、ソーラーの設置または貸し出しなど、これからの自治体の財政面にも貢献できるシステムを確立すべきではないでしょうかということで、町の考えを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、小宮議員のご質問、学校の屋根に太陽光発電の設置または貸し 出しの考えはについてお答えいたします。
  近年、環境問題や資源問題などへの関心が高まり、自然エネルギーが注目されています。中でも太陽光発電は、化石燃料などの消費を減らし、二酸化炭素の発生を抑えることができ、環境に優しい発電システムとして注目されております。
  初めに、学校の屋根に設置することについてですが、考えなくてはならない課題はコストにかかわることです。例えば、明覚小学校に20キロワット規模のものを設置した場合、設置費用が2,300万円ほどかかります。設置により削減できる電気料から試算しますと、設置費用を回収するには27年余りを要することになります。この間、修理費や部品の交換等を考えますと、多額の予算を見込む必要があります。第二庁舎や玉川公民館については、大規模改修があったことから、それにあわせて太陽光パネルを設置しましたが、校舎については、当面、萩ヶ丘小学校の特別教室棟以外の予定はございません。萩ヶ丘小学校の校舎は、木造であることから他の学校とは構造が異なり、強度や設置方法等についてはさらに検証が必要となります。
  また、節電については、生徒、教職員とも努めておりまして、学校によっては生徒会が中心となって節電を呼びかけるというような取り組みを行い、成果も見られております。
  環境教育という観点からは、グリーンカーテンの設置や川の清掃等を初め、各学校とも前向きに取り組んでいる現状があります。
  太陽光発電の設置については、ほかにも余剰電力が出た場合の売電価格や補助金等の利用、太陽光パネルの性能や価格、耐用年数やメンテナンス等についても検討する必要がありますので、今後、研究してまいりたいと考えております。
  次に、屋根の貸し出しの考えはについてお答えいたします。
  町有施設の屋根を事業者に貸し出して、太陽光発電を行うということについては、高額な初期投資とその後の維持管理費を必要最小限に抑え、環境問題やエネルギー問題等に対応することができるということから、近年、着目されつつある方法であると聞いております。
  平成24年7月1日に、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法が施行され、屋根貸しによる太陽光発電事業が可能になったことから、埼玉県では県有施設の屋根貸しによる太陽光発電設置を推進することになったと聞いております。
  一方で、先ほど申し上げましたとおり、コスト面の課題が民間事業者にもあるものと考えます。
  今後、県や実施している自治体の状況等を参考にし、この事業を実施した場合のメリット、 デメリットや屋根を借りてくれる業者がいるのかどうかなど、細かく検討する必要があると考えております。
  以上でございます。
○野原兼男議長 よろしいでしょうか。
  7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 大分コストがかかるような答弁でございますけれども。
  今年度は、もういち早く、東松山市を中心にして、県が一番早い東松山市に県の未使用の施設に太陽光発電をやるんだということで、また、そういうことを東松山庁舎にも重点的に設備をして、最新のエネルギーの設備をするんだということになったとお聞きして、新聞にも載っていましたけれども。
  多少のお金はかかるとは思うんですね。これ、しようがないと思うんですけれども、その中でも、今、答弁では20キロワットとなっておりましたが、私、外から、小学校は登れないもので、歩きながら、大体、外から何間、何間ということで、大体、平米数を見て、大体の平米数を出してみたわけですけれども、正確ではございませんけれども、明覚小学校の場合、若干誤差があると思いますけれども、300平米ぐらいきり、多分、屋上は使えないんではないかなと思います。また、ほかの、先ほど萩ヶ丘小学校は改築して、リフォームして本当によくなりましたけれども、ほかの玉小、玉中、都幾中も、余り、私も上がってみているわけではないのでわかりませんけれども、とりあえず明小に対してお話をしたいと思いますけれども、明小の場合だと、900万ぐらいで、大体、設置は可能なようなことを業者でお聞きしました。これ正確ではありませんけれども、できるということでございます。
  先ほど、先日の予算で可決して、クーラーも入れるということで、5施設で25万ということは、約5万前後の電気代が、一月か、2カ月で約10万ということでございますけれども、こんなに2,300万まではかからないんではないかなと思いますので、どういう計算をしたのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 それでは、小宮議員のご質問にお答えしたいと思います。
  明覚小学校については、業者のほうに見積もりをいただいております。先ほど、900万というお話がちょっと出ましたけれども、太陽光電池モジュール、要するに太陽光パネルの部分かと思うんですけれども、それが約900万ぐらい、20キロワットでということになります。 それ以外に、パワーコンディショナーとかそっちのほうがかなりかかってくるようですので、設置等含めて業者の見積もりで、明覚小学校については20キロワットが乗るだろうということで、見積もり額が税抜きで2,300万、2,400万近くの額で出てきております。
  以上です。
○野原兼男議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 しかしながら、これから電気も大変な、原子炉もわかりませんけれども、大変な時代が来るわけで、少しぐらいのやっぱり投資をして設置をしていくべきではないかなと思います。基金も、どの基金を使えるかということもあるかと思うんですけれども、その基金をうまく使って、私はやるべきではないかなと思います。
  本当に、先ほど、昨年ですか、企画財政課の課長が、委員会で、今、東電が43円で町は買っていると、また38円で安く、それは本当に努力してありがたいと思います。3月からまたそういうふうになったということで、そういう努力は、私も大変な努力をしたなというような感じを持っております。
  その中で、やっぱりあそこをどうにか屋上、やっぱりどうにかこれからしていかなければ、私はもったいないような気がして質問したわけで、全部一遍に、5つの学校を一遍にやるということは、これは大変だと思います。先ほど、この答弁書にありましたけれども、萩ヶ丘小学校の場合を先にやるなら簡単にといってはおかしいんですけれども、可能だということでございますけれども、それでも私は、どこの学校をやれというのではなくて、できるところからやるべきではないかなと思いますので、もう一度、お話を聞きたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 それではお答えいたします。
  1点、萩ヶ丘小学校が可能だということではなくて、萩ヶ丘小学校は木造校舎のために、ほかの4校とは観点が違うということで答弁をさせていただきました。
  それから、どこかの学校からとりあえず始めるということでもいいんではないかというようなお話ですけれども、教育委員会としましても、先ほどの答弁にもあったように、つけないということではなくて研究してまいりたいということでご答弁をさせていただきました。
  先のことなので何とも申し上げられませんけれども、一応、今回のエアコン設置に関しましても、室外機を屋上にのっける計画があるんですけれども、そのときにも、将来的に太陽光パネルなんかをのっけるときにも、のっけることになったとして、それが例えば室外機が 屋上のど真ん中にずらっと並んでいると、そのためにつかないとかということがないように、その辺は配慮して工事をしたいというふうに考えておりますので、将来的にどうするかということは研究するということで回答させていただいたところでございます。よろしくお願いします。
○野原兼男議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 萩ヶ丘小学校は、たしか、わかりました。
  学校でもグリーンカーテンですか、そういうことを初めとして節電にもやっているということでございますけれども、できれば、私は、これ、皆さんが思っていると思うんですけれども、今、電気の問題が、やっぱり原子炉の問題で、先ほどからお話が出ていますけれども、やっぱり電気のことが一番問題なんですね。だから、そういうのを、いち早く、ときがわ町でもすべきではないかなと思って質問したわけでございます。
  また、太陽光発電には、国からも補助金が、今、認められているようでございます。そういう中で、補助金をうまく利用してやっていくべきではないかと思いますけれども、そういう補助金のお話というのは来ておるんでしょうか。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 当然、設置に当たっては、補助金等利用できる部分については積極的に活用していきたいというふうに考えております。
  その中で、太陽光発電導入事業について補助金がつく可能性もあるというようなことはわかっておるんですけれども、具体的に幾らのものに対して幾らつくかという、そこのところまではちょっとはっきりはしておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  野尻副町長。
○野尻一敏副町長 若干の補足をさせていただきたいと思います。
  先ほど、小宮議員から東松山市の例でお話がございましたけれども、今回、県のほうは、埼玉エコタウンプロジェクトということで、東松山市と本庄市をモデル地区ということで、今、取り組んでいるところでございます。ただ、その詳細を見てみますと、まだ実証実験の段階でございまして、例えば、既存の住宅に集中投資をして、スマートハウス街化を進めるというふうになっていますけれども、これが東松山市と本庄市で880戸を対象に、これを進めるために3億3,800万円の予算を計上しているところでございます。
  また、公共施設に、東松山市で太陽光パネルを設置するというお話がございましたけれども、これにつきましても県が2分の1を補助することになっておりますが、この2分の1で6,700万円の補助をする、つまり事業化するにはこの倍の経費がかかるということでございます。
  また、その一方で、売電等の収入ですけれども、この第二庁舎、今、10キロワットの発電の、太陽光発電の装置を入れていますけれども、毎月1万5,000円から2万円程度の売電という、実際、売っていないで自分たちで使っているわけですけれども、お金に換算しますと1万5,000円から2万円ということで、まだまだ採算ベースというんでしょうか、もちろん、電力の問題、小宮議員がおっしゃったとおり、大変重要な課題ですけれども、なかなか、ときがわ町として、今、直ちにこれをやるのはなかなか難しい状況ございます。
  今後、太陽光パネルがだんだんこれだけ広まってくれば安くなるだとか、あるいは、また新しい技術が開発されたりなんていうことも恐らくあると思いますので、こうしたことも踏まえて、若干長い時間、長いというか、若干お時間いただきまして、検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
○野原兼男議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 さっき言ったとおり、また、県では、ほかにもまた国立女性会館ですか、嵐山町にあるところにもまた設置の予定もあるようで、計画もあるようでございますけれども、これはすぐやれというのも、また、予算的にはこれは無理だと、私も思います。
  だから、徐々にそういうふうに考えて、さっきお話ししたように節電をして、もう少し、せっかくつけるに当たっては、つけたら余り効力がない機械をつけても意味がありませんので、そういう中で、是非とも、今度はそういうソーラーの勉強というんですか、そういうのもやっぱり視察というか、これは事例なんですけれども、今度、シャープが全面的にやるらしいんですね、東京で、ビッグサイトで7月24日にやるということでございますけれども、そういうのを参考にして、いい、やっぱり、つけまして、余り発電ができないんではまずいと思うので、行政として、課長なんかもやっぱりそういう勉強しながらいいものをつけていっていただきたいと思いますので、是非とも、昨年あたりは196社も出展して、いろいろなのが来ているらしいので、是非とも参考にしていただきたいと思います。これはお金がかかりますので、設置のほうはそれといたしまして。
  次に、貸し出しのほうでございますけれども、貸し出しは、いち早く神奈川県でもう、神奈川県では、第一弾として、事業として、高等学校や団地、20施設に屋根を貸し出している そうでございます。一部がもう始まっておるようでございます。
  そういう中で、もし、とりあえずは幾つかモデルとして貸し出しをしてもいいんではないかなと思いますけれども、お考えを、また再度お聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 設置については、先ほどの答弁にもあったように、あるいは小宮議員さんおっしゃったように、当初の予算かかりますので、貸し出しという方法であれば、そういった部分も解消できるので、いい方法の一つかなというふうに考えております。
  ただ、じゃ、町内の学校どこかモデル的に1校すぐにということについては、大変申しわけありません、先ほど、課長、もっと勉強しろというお話ありましたが、私自身も十分把握しておらないところもあるので、今後、検討課題かなと思っておりますが、先ほどの答弁の中でもあったように、県のほうでもその事業を推進するということで、早速、12の施設について屋根貸しの公募というか募集をしたところ、3社が引き受けてくれるということで、近隣でも高校、県立高校の屋根を使ってやるというような話を聞いております。ですから、近くでそういうようなことをやり始めるようですので、そういったところを少しずつ、こちらのほうでも情報を集めていく中で可能であるかどうかという、学校規模も小さいものですから、引き受けてくれるのかどうかという部分も、大きな問題としてあると思いますので、その辺をちょっと研究していきたいかなというふうに思っております。
  ちなみに、その県立の施設を引き受けてくれた業者の中の資料等を見ますと、屋根貸しが可能になる屋根の面積というのが明記されておりまして、これ以上のサイズでないと、うちでは引き受けられないという基準があって、その基準に照らしてみますと、本町の小中学校で何とか該当するのが3校ということで、残り2校は単独では、その業者についてはちょっと屋根貸しの対象にはならないというようなことに当たっているようですので、業者のほうも引き受けるとなれば、何らかのプラスがないと引き受けないと思いますので、その辺まで含めて、ちょっと研究してまいりたいと思います。
  以上です。
○野原兼男議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 この貸し出しは、実際、絶対もうかると思うんですね、これは。本当の事例ですけれども、神奈川の場合は100円でやったら倍になったと、倍で借りますよと。そういう事例があって、第二弾でまた今度は29施設をまたやるんだということで、そういう 中で毎年500万ぐらいの利益を上げて、25年で1億を超える利益を出そうということでございますけれども、先ほど、お話ししたとおり、こういう屋根貸しをしてでも、基金を少し崩してでも、利益が出るものは行政でも少しはやるべきではないかなというような感じでございます。
  先ほど、課長が言ったとおり、できるものからやっぱりやって、とりあえず、私は、でも、結構、応募の、そんなに数は来ないと思いますけれども、何社かは手を挙げて、太陽光の場合は来るんではないかなと思うんですね。今、ましてや、ときがわ町でも見ていますと、結構、一般の住宅でも補助金の関係もあるかもしれないけれども、結構、屋根に、個人的にもつけている人も多くいます。今回、補助も大分、上げていただいたわけですけれども、そういう中で、とりあえずは、じゃ、設置よりも貸し出しで少し利益を出して、少しでも町の財源に役に立つんではないかと思いますけれども、それは早速、早急に検討していただけるかどうかお聞きしたいと思います。
○野原兼男議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 それではお答えします。
  早急に対応できるかどうかはちょっとこの場でお約束は難しいかと思いますけれども、先ほどの繰り返しになりますけれども、県のほうでも取り組み始めたというところですので、今の段階では情報を集めていくという、その中で考えていくというような段階かなというふうに思っております。
  以上です。
○野原兼男議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 是非とも、県、またそういうところと情報交換をしながら、是非とも、空いている施設でございますので、屋根貸しをしていただければありがたいかなと思います。
  本来であれば、設置の問題も、昨年質問すればよかったのかなということで思いましたけれども、最後に事例だけお話ししますけれども、また、東松山になって申しわけないですけれども、東松山は、今度、クーラーを学校に設置するということで、それをあわせて、クーラーとあわせて太陽光発電に向けた設計に入るということで、今年度からやるんだということでありますけれども、そういうことも踏まえて、よそに負けないよう、一段と早く、ときがわ町も、あそこは早いなと、ときがわ町は行動が早いなという、そういうようなことを埼玉県にもアピールをしていただきまして、いい町、また、お金を無駄に使わないよう、ひと つよろしくお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。
○野原兼男議長 ご苦労さまでした。
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   ◎延会について
○野原兼男議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原兼男議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○野原兼男議長 大変ご苦労さまでした。
                                (午後 2時43分)