ときがわ町告示第255号

 平成18年第4回ときがわ町議会定例会を下記のとおり招集する。

  平成18年12月5日

                        ときがわ町長  関  口  定  男

                    記

 1 日  時  平成18年12月12日(火)


 2 場  所  ときがわ町役場第二庁舎議会議場

                ○応招・不応招議員

応招議員(16名)
  1番  前 田   栄 議員          2番  野 口 守 隆 議員
  3番  小 宮   正 議員          4番  野 原 和 夫 議員
  5番  鳥 越 準 司 議員          6番  堀 口   宏 議員
  7番  笹 沼 和 利 議員          8番  増 田 和 代 議員
  9番  伊 得 一 夫 議員         10番  市 川   洋 議員
 11番  岩 田 鑑 郎 議員         12番  島 田   豊 議員
 13番  田 中   旭 議員         14番  野 原 兼 男 議員
 15番  長 島 良 男 議員         16番  市 川 金 雄 議員

不応招議員(なし)

            平成18年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第1号)

                            平成18年12月12日(火)
                            午前10時開会

      開会及び開議の宣告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 諸報告
日程第 4 議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改
             正について
日程第 5 議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正について
日程第 6 議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更について
日程第 7 議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立について
日程第 8 議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)
日程第 9 議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)
日程第11 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第12 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第13 議員派遣について
日程第14 議員提出議案第5号 公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保に関す
                る意見書案
日程第15 常任委員会報告
日程第16 議会運営委員会報告
日程第17 一般質問
─────────────────────────────────────────────────

出席議員(16名)
     1番  前 田   栄 議員     2番  野 口 守 隆 議員
     3番  小 宮   正 議員     4番  野 原 和 夫 議員
     5番  鳥 越 準 司 議員     6番  堀 口   宏 議員
     7番  笹 沼 和 利 議員     8番  増 田 和 代 議員
     9番  伊 得 一 夫 議員    10番  市 川   洋 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  島 田   豊 議員
    13番  田 中   旭 議員    14番  野 原 兼 男 議員
    15番  長 島 良 男 議員    16番  市 川 金 雄 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男
助役
関 口   章
理事兼
企画財政課長
山 口 文 明
理事兼窓口
センター所長
高 蛛@太一郎
総務課長
柴 崎 政 利
税務課長
小 島   昇
会計室長
岡 野 吉 男
町民課長
久 保   均
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
堀 口 彰 一
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
桑 原 和 一
水道課長
中 藤 和 重
─────────────────────────────────────────────────
教育長
清 水 孝 一 
教育総務課長
吉 田 明 弘 
生涯学習課長
須 永 文 男 
─────────────────────────────────────────────────
議会事務局長
野 原 泰 子 
書記
荻久保 充 也 

─────────────────────────────────────────────────
   ◎開会及び開議の宣告
○田中 旭議長 おはようございます。大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は16名でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成18年第4回ときがわ町議会定例会を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前10時00分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議事日程の報告
○田中 旭議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
  朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  平成18年第4回ときがわ町議会定例会議事日程(第1号)、平成18年12月12日午前10時開会。日程、議案番号、件名、開会及び開議の宣告。第1、会議録署名議員の指名。第2、会期の決定について。第3、諸報告。第4、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について。第5、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正について。第6、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更について。第7、議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立について。第8、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)。2ページをごらんください。第9、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)。第10、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)。第11、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について。第12、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について。第13、議員派遣について。第14、議員提出議案第5号 公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保に関する意見書案。第15、常任委員会報告。第16、議会運営委員会報告。第17、一般質問。
  以上でございます。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎会議録署名議員の指名
○田中 旭議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第120条の規定により、11番、岩田議員、12番、島田議員、以上の2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎会期の決定について
○田中 旭議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  野原兼男委員長。
○野原兼男議会運営委員長 皆さん、改めておはようございます。
  議会運営委員会の報告をいたします。
  平成18年第4回定例会における会期及び日程等について、去る12月5日午後1時30分から第二庁舎3階会議室において議会運営委員会を開催いたしました。委員会は委員全員の出席と、議長、副議長、町長、助役、総務課長、議会事務局長、書記の出席を得て、平成18年第4回定例会に提出される議案等についての説明を求め、会期について協議いたしました。
  その結果、会期予定表のとおり、平成18年第4回定例会は12月12日から12月21日までの10日間とすることで決定いたしました。
  日程につきましては、本日10時から本会議、明日13日午前10時から本会議、14日、15日は各常任委員会をお願いいたします。16日から18日までは休会といたします。19日、20日午前10時から本会議を予定しております。21日は予備日となっております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 お諮りいたします。本定例会の会期は、委員長報告のとおり本日から12月21日までの10日間といたしたいと思います。これに異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 異議なしと認めます。
  よって、本定例会の会期は10日間と決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎諸報告
○田中 旭議長 日程第3、諸報告を行います。
  地方自治法第121条により本定例会に説明のため出席する者及び委任を受けた者の職氏名は別紙配付したとおりでありますので、ご了承願います。
  次に、監査委員から平成18年9月から平成18年11月分までの例月出納検査の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたからご了承願います。
  次に、議員派遣について報告いたします。
  埼玉県町村議会議長会主催による議員研修会が平成18年10月13日、熊谷文化創造館「さくらめいと」において開催され、15名が出席いたしました。
  また、平成18年8月8日、さいたま共済会館において議会広報研修会が開催され、4名が出席し、11月10日には埼玉県自治会館でも開催され、4名が出席しました。
  また、11月16日には正副議長・事務局長合同研修会がさいたま市浦和東武ホテルで開催されました。結果報告につきましては別紙に掲げてありますので、ごらんいただきたいと存じます。
  また、前回の9月議会に提出された「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書については、関係機関に提出しておきましたので、ご報告いたします。
  次に、一部事務組合における議会報告を行います。
  小川地区衛生組合議会の報告を求めます。
  鳥越議員。
○5番 鳥越準司議員 皆さん、おはようございます。5番、鳥越でございます。
  小川地区衛生組合議会の報告をさせていただきます。
  第3回定例会に先立ちまして、11月7日に環境衛生常任委員会が開かれました。環境衛生常任委員会では、調査研究ということで視察を行い、田中委員長以下多数の委員出席のもと、午前9時に小川町に集合の後、熊谷市三ケ尻、太平洋セメント株式会社熊谷工場でのごみ焼却灰及び飛灰のセメント原料化の処理、それから寄居町三ヶ山、彩の国資源循環工場の株式会社ウム・ヴェルト・ジャパンでの灰蛍光管リサイクル及び株式会社埼玉ヤマゼンでのごみ焼却灰リサイクルによる人工砂の生産施設の視察研修が行われました。
  続きまして、平成18年第3回小川地区衛生組合議会定例会が去る11月20日午前10時より小川町議場におきまして開催されまして、当町議会から田中議員、私鳥越が出席いたしました。
  まず、議事に先立ち、小川町議会選出の恩田利一議員の退職による議席の変更の後、提出された議案は、条例が1件、決算認定1件が上程され、すべて原案どおりに可決されました。
  条例の1件は小川地区衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例制定についてです。これは障害者自立支援法が施行されるに伴い、人事院規則15− 14、これは職員の勤務時間、休日及び休暇の一部を改正する人事院規則15−14−17が平成18年9月29日に公布されたので、条例の整備を図るためのもので、ほんの一部ですが、一部字句の訂正を行うものでございます。
  続きまして、平成17年度小川地区衛生組合一般会計歳入歳出の決算の認定についてでございます。平成17年度小川地区衛生組合の一般会計歳入歳出決算で、歳入14億2,055万6,000円、歳出13億7,203万円の認定を求めたものでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
  次に、町長からあいさつを兼ねての行政報告の申し出があります。これを許可します。
  関口町長。
○関口定男町長 皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、ごあいさつを兼ねまして、平成18年11月末現在の行政報告を申し上げます。
  本日は、平成18年第4回ときがわ町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましてはご多忙のところ全員のご出席をいただきまして、ここに会議が開催できますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、9月26日には、「美しい国づくり」「再チャレンジ」をスローガンに安倍内閣が発足いたしまして、経済はいざなぎ景気を越える長期好景気と言われておりますけれども、生活者のレベルではまだまだ景気回復を実感できないのが現状であります。
  また、社会では毎日のように、児童虐待、いじめによる自殺等、悲惨な事件事故が後を絶ちません。特に、飲酒運転はこれだけ大きな問題として取り上げられているにもかかわりませず、いまだ後を絶たないということは非常に残念に思います。
  さて、本日ご提案申し上げます議案は、議案が9件、諮問2件であります。
  議案につきましては、主なものは、障害者自立支援法が10月1日施行されましたが、これにかかわるものと補正予算であります。また、諮問につきましては人権擁護委員候補者の推薦でありますので、よろしくお願い申し上げます。
  各議案ともその都度提案理由をご説明申し上げますので、慎重審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
  平成18年も余すところ半月余りとなりましたが、合併時に策定した新町建設計画に基づきまして、現在、町では着々と事業を推進しているところでもあります。その結果、平成18年 度における11月末現在のときがわ町一般会計予算の収支状況は、予算額60億1,765万8,000円に対しまして収入済額は31億9,847万6,865円、その収入割合は53.15%、支出につきましては支出済額が24億4,087万6,323円で、その執行率は40.56%となっております。
  町の自主財源の根幹をなす町税の11月末現在の収納状況につきまして申し上げますと、現年分は8億4,384万9,000円の収納で収納率は63.36%であります。前年度と比較しますと、額にして1,874万7,000円の増、率にいたしまして4.37%の増となっております。滞納繰越分につきましては、収納額で2,542万4,000円、収納率で13.01%であります。前年度と比較しますと、額にいたしまして1,143万1,000円の増、率にいたしまして5.73%の増となっております。
  次に、国民健康保険税につきまして申し上げます。
  現年分は1億7,616万4,000円の収納で、収納率は51.28%であります。前年度との比較は、合併前の納期と合併後の納期が異なりますので一概に比較できませんけれども、前年度と比較いたしますと、額にして203万3,000円の増、率で0.38%の増となります。滞納繰越分は収納額で1,048万円、収納率で10.71%となります。
  今後も適正な課税、公平な徴収を心がけ、財源確保に全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  さて、ここで特別交付税について触れさせていただきます。
  去る12月1日に本年度分の特別交付税の12月交付額が決定いたしました。これによりますと、埼玉県の町村への交付総額は8億8,466万2,000円であります。このうち、ときがわ町への交付額は3億3,094万円で町村トップの交付額であります。町村交付額の実に37.4%がときがわ町に交付されたということになります。ちなみに、第2番目の神川町の交付額が2億778万5,000円、3位の小鹿野町が1億952万5,000円であります。また、熊谷市と合併が決まっております江南町が8,638万8,000円となっております。これら合併に関係した団体の特別交付税の総額が8億2,031万6,000円で、実に総額の92.7%がこの町村に配分されたと。その中の全体の40%近い37.4%がときがわ町に特別交付税として交付されたということになっております。
  ちなみに、近隣の合併にかかわらなかった団体について申し上げますと、越生町が126万3,000円であります。嵐山町が150万円、滑川町が7万8,000円、小川町が823万8,000円、鳩山町が96万円、東秩父村が80万6,000円などとなっております。この12月交付分がルール分であるということを考慮しても、この合併による効果、特にときがわ町の合併については、 非常に国・県等が評価していただいたということであると思います。
  次に、各課の事業執行状況についてご報告を申し上げます。
  まず、総務課関係について申し上げます。
  過日行われました消防団の特別点検に際しましては、議員の皆様には大変お忙しい中、また寒い中をご臨席いただきまして、まことにありがとうございました。点検風景をごらんいただきまして、出席者の皆様から消防団に対してのお褒めの言葉をいただきまして、点検者としても皆様に厚く感謝したいと思います。大変ありがとうございました。
  消防団につきましては、現在策定中であります地域防災計画、国民保護計画において重要な役割を担っておりまして、設備については皆様のご理解により充実してまいりましたけれども、団員の確保には深刻な問題があります。非常に団員の確保が難しいという状況になっておりますので、ぜひ議員の皆様にも団員確保には格段のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げたいと思います。
  また、合併1周年を記念して、町のシンボルを制定したいと考えております。「町の木」それから「町の花」「町の鳥」を町民から募集いたします。12月下旬より広報にてお知らせいたしまして、多くの皆様の応募をお待ちしておりまして、こういう形で町民の皆さんに広く応募していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  次に、家族相談支援センターの関係について申し上げます。
  環境の美化並びに安全・安心の地域づくりを推進するために、地域団体が花を管理しながら、子供たちや地域を守る事業として、秋の花の苗配布事業を実施してまいりました。11月末現在、14団体がこの事業を通じて防犯団体として登録していただくことになりました。
  また、ウオーキング・パトロール事業も本年度新たに317名の登録申し込みがありまして、登録者数も11月末現在で964名となりました。地域の防犯に活躍していただいておりますことをご報告申し上げます。
  続きまして、企画財政課について申し上げます。
  町では、第一次総合振興計画を現在策定中であります。計画の策定に関し調査及び審議をしていただくために、16名の委員の皆様により構成される審議会が発足いたしまして、10月2日、11月21日の2日間、現在2回の審議会を開催したところであります。1月には第3回の審議会を予定しておりまして、今年度中の計画の策定に向けて現在作業を進めているところであります。
  次に、平成19年度予算編成でありますけれども、予算編成に当たりましては、職員一人一 人が常にコスト意識を持ち、経費の削減と見直しにより最大の効果を上げることに努めるよう、予算編成方針を10月2日に各課へ指示したところであります。
  なお、平成18年度は事業所・企業統計調査の年に当たりまして、調査期間の9月24日から11月20日の間、11名の調査員の皆様や事業所のご協力をいただき、この調査も無事終了いたしました。この場をおかりしまして厚く御礼申し上げたいと思います。
  続きまして、町民課及び保健センター関係の状況につきまして申し上げます。
  去る10月26日から、国保ヘルスアップ事業・血液さらさら教室を開講いたしまして、31名のご参加をいただいております。この事業は、国の10割補助で生活習慣病・高血圧対策といたしまして実施するものでありまして、医療費の適正化、健康づくりの推進のために大いに活用したいと考えております。
  次に、保健センターにつきましては、各種検診や相談、予防接種、健康教室等を開催いたしまして、町民の皆様の健康づくりを進めているところであります。特に予防接種事業におきましては、今年度から新たに中学校3年生を対象としたインフルエンザ予防接種事業を開始いたしまして、10月20日から12月25日まで、町内の医療機関において実施しているところであります。また、高齢者のインフルエンザの予防接種事業につきましては、例年どおり実施しているところであります。
  続きまして、社会福祉課関係につきまして申し上げます。
  10月から障害者自立支援法が本格的にスタートいたしまして、現在、在宅及び施設入居者を合わせて66名が認定を受けておりまして、今後、制度の適正な執行を行い、障害者福祉の充実を図ってまいりたいと考えております。
  続きまして、産業観光課関係につきまして申し上げます。
  平成18年9月21日には、町おこしの拠点施設であります「ふれあいの里たまがわ」がオープンいたしまして、2カ月が経過いたしました。休日にはイベント等が開催されまして、町内外より大勢の皆さんでにぎわっているということであります。今後、ときがわ町におきまして、農業、商業、さらには町の活性化につながるものと期待をしているところであります。
  また、町内施設におきましては、10月に、やすらぎの家、きのこまつり、堂平秋まつり、11月4日、5日には、ときがわ町として初めての開催となります第1回ときがわまつりが開催されました。5日の産業祭には約9,000人の方が訪れまして、地場産業のPRと地域の活性化が図られたものと思っております。
  また、町民の方々には既にお知らせいたしましたが、町内の各地域にクマが現在出没して おりまして、町といたしましても、都幾川・玉川両猟友会の皆様のご協力をいただきまして、10月28日から11月14日まで有害鳥獣捕獲事業を実施してまいりました。今後とも町民の皆様の安全確保のために迅速な対応を図ってまいりたいと考えております。
  続きまして、教育委員会教育総務課関係について申し上げます。
  まず、通学区域の見直しについてでありますけれども、ときがわ町立小・中学校の通学区域を定める規則の改定によりまして、来年度、番匠地区からの玉川小学校、玉川中学校への通学希望者につきましては、入学予定者9名のうち2名となりました。現在在籍している児童・生徒からの転校につきましては希望はありませんでした。
  また、全国的に大きな問題となっておりますいじめ、自殺問題への対応ですけれども、日々、児童・生徒と接している学校現場でのきめ細かな対応が不可欠であります。10月中旬には臨時校長会を開催いたしまして、各学校の現状把握と対応について話し合ったところであります。また、事務局への保護者からの相談につきましても、関係する学校と連絡を密にし、迅速かつきめ細かな対応をしてまいりたいと考えております。今後も児童・生徒の立場に立って、家庭との連絡も一層強化し、いじめの根絶を目指してまいります。
  なお、さきに産業観光課のところでも申し上げましたけれども、クマの出没に対しまして、特にクマとの遭遇が予想される児童につきましては、クマよけ用の鈴を配布いたしました。また、必要に応じ集団下校や保護者の送迎等で安全を確保しているところであります。
  次に、生涯学習課関係について申し上げます。
  10月の第1回町民体育祭は、2会場に分かれて行いました。都幾川会場ではレクリエーションの種目が多く、玉川会場では保育園児と保護者など家族ぐるみの種目など、それぞれの特徴を生かした大会を開催することができました。ご協力をいただきました体協を初め関係者の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います。できれば体協の皆さんとも話し合いながら、来年度はぜひ統一した大会ができればと思っておりますので、議員の皆様にもご理解をいただきたいと思います。
  また、10月15日には、瀬戸の雷電神社、大附日枝神社、西平萩日吉神社の秋祭りが開催されまして、地域の特徴ある獅子舞を見学させていただきました。保存会の皆様に感謝を申し上げますとともに、伝統あるこうした行事をこれからも地域の皆様とともに保存してまいりたいと考えております。
  10月22日に開催されました、ときがわもみじ太鼓まつりにおきましては、埼玉県内11団体による演技が発表されました。勇壮な太鼓や粋な音色のおはやしが雀川ダム公園に響き渡り ました。
  11月4日、11月5日の2日間は、第1回ときがわまつりの一環といたしまして、ときがわ町文化祭をアスピアたまがわをメイン会場として実施いたしまして、文化サークルの演技発表、作品の展示を行いました。
  また、11月19日の七歳のお祝いでは、来年度小学校に入学予定の108名の児童にご案内をしたところ、94名の出席をいただきまして、このお祝いが開催されました。
  また、11月26日には、町民音楽祭「秋の祭典」が開催されまして、尺八、琵琶、舞踊、コーラスなど、またバンド演奏などが披露されまして、大盛況のうちにこのイベントも終了いたしました。
  また、12月3日の駅伝大会は、天候にも恵まれまして実施することができました。1部一般の部で19チーム、2部女子及び小学生の部で19チーム、合わせて38チームの参加によりまして、8区間の健脚を競ったわけですけれども、非常にこの大会でも中学生の活躍が目立ちました。大変ご苦労さまでした。
  以上、報告申し上げまして行政報告といたします。
  本日ご提案申し上げました各議案につきましては、慎重審議の上、ご議決賜りますよう重ねてお願い申し上げまして、本定例会開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第79号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第4、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について。ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  障害者自立支援法の施行に伴い、ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する必要があるため、この案を提出するものであります。
  細部につきましては総務課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  柴崎総務課長。
○柴崎政利総務課長 それでは、命によりまして、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例制定について、ご説明を申し上げます。
  先ほど町長提案理由で申し上げましたように、障害者自立支援法が10月1日施行されましたが、これに伴い条例改正が必要となったもので、次のページ、別紙及び議案参考資料No1、新旧対照表をごらんいただきたいと存じます。
  まず、条例第14条は職員の特別休暇について明記したもので、第14条21号は、報酬を受けないで社会に貢献する活動、いわゆるボランティア活動を行う場合の特別休暇であります。そのイにつきましては福祉施設での活動を明記したものでございます。この施設の呼び名を、「身体障害者養護施設」を「障害者支援施設」とするものであります。
  なお、附則は、この条例は公布の日から施行するものであります。
  以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 これより日程第4、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第79号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○田中 旭議長 起立全員であります。
  よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第80号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第5、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正について。次のとおりときがわ町国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  児童福祉法の改正に伴い、障害児施設入所者については、原則として平成18年10月より措置から契約となり、保護者がいる者については、何らかの医療保険に加入する必要が生じたため、本条例の一部を改正したいので、この案を提出するものであります。
  細かい内容につきましては町民課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 それでは、命によりまして、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正につきまして、内容説明をさせていただきます。資料No2をあわせてごらんいただきたいと存じます。
  今回の改正につきましては、障害者自立支援法の施行に関連をいたしまして、これにあわせて児童福祉法が改正となり、障害児施設に入所している子供たちは、平成18年10月から原則として措置から契約により施設に入所することとなりました。これに伴いまして、扶養義務者がいる児童につきましては何らかの保険に入る必要が生じてまいりました。現在の本町 国民健康保険条例では、児童福祉施設に入所している児童は被保険者としないという規定になっておりますので、この部分を改正し、実態に合わせるための改正でございます。
  それでは、条例本文をごらんいただきたいと存じます。4行目のところになりますが、第4条第1項第2号を次のように改める。第2号、児童福祉法に基づき、措置により児童福祉施設に入所している児童若しくは里親に委託されている児童又は一時保護を加えた児童であって、民法の規定による扶養義務者のないもの、こういった児童につきましては、特別な事情があるものという規定がございまして、被保険者としないという国保条例の規定ということでございます。こちらの「措置により」という部分を改正したいというものでございます。
  附則につきましては、児童福祉法の改正にあわせまして、施行時期を平成18年10月1日にさかのぼって適用する規定でございます。
  以上で、議案第80号につきましての内容説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○田中 旭議長 これより日程第5、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 4番、野原和夫です。
  この説明だと10月1日適用とありますが、なぜ9月議会にこの問題を出されなかったかということをお聞きしたいと思います。
  それから、この中身によって条件が変わると思われますが、施設入所、契約することによって、国保加入の場合は均等割1万3,000円、それと自立支援法の改正に伴う1割負担、この家族の負担がふえると思われますが、その点の説明をお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 まず、1点目の改正の時期をさかのぼった関係でございます。この関係につきましては、県の方から関連する通知が参りましたのが9月末の日付で町の方に到着をしていたということで、内容についての9月議会への提案がちょっとおくれてしまったというのが実態でございます。事務局といたしましても今後気をつけまして、こういった法律の改正等につきまして十分注意をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  また、2点目の1万3,000円の1人当たりの国保税でございますが、確かに御指摘のとおり、国保に加入いたしますと所得がなくても1人1万3,000円の均等割が課税になります。この部分につきましてはそういった形でふえてしまうわけですけれども、法律の改正ということでご理解を賜りたいと存じます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○4番 野原和夫議員 はい。
○田中 旭議長 11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 文教厚生の担当で大変恐縮なんですけれども、これ、おくれましたよね。そのおくれた方で1万3,000円を支払った、実際該当者というのがいるわけですね。おくれたにもかかわらずその徴収を10月からするというのは、ちょっとおかしいような気がするんですが、幾ら法律といえどもですね、その辺の対応は猶予すべきものがあるのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○田中 旭議長 答弁願います。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 実際対象者がいたかという点でございますけれども、実態といたしますと対象になった方はおりません。
  内容なんですけれども、先日、さいたま市に入所している児童につきまして児童相談所の方から問い合わせがありまして、こういったことに該当する児童がいるんだけれども、ときがわ町の方で国保に加入させてもらえないかという問い合わせがありまして、この関係の法律等の改正が必要になるんだということがわかったわけなんですけれども、実際といたしまして現在さいたま市の方に住所があったということで、さいたま市の方の国保のほうに加入をしていただいたということで、ときがわ町については該当はしなかったというのが1件ございました。
  今後、もしそういったさかのぼって加入しなければならないというような事例がございましたら、また県の方とも協議いたしまして、十分検討したいというふうに考えているところでございます。実際該当者はなかったということでございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第80号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○田中 旭議長 起立多数であります。
  よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第81号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第6、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更について。地方自治法(昭和22年法律第67号)第291条の3第1項の規定により、別紙のとおり彩の国さいたま人づくり広域連合の規約を変更することについて議決を求める。平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更について、提案理由を申し上げます。
  地方自治法の一部改正に伴い、彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更について協議したいので、同法第291条の11の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては総務課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  柴崎総務課長。
○柴崎政利総務課長 それでは、命によりまして、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約を変更することについて議決を求める件につきまして、ご説明を申し上げます。
  先ほど町長提案理由で申し上げましたように、地方自治法改正に伴うもので、収入役を廃止したいとするものであります。
  次のページ及び議案参考資料No3の新旧対照表をごらんいただきたいと存じます。
  別紙参考資料No3をごらんいただきますとおわかりかと存じますが、規約第11条、第12条、第13条とも、条文の中から「収入役」を削るというものであります。
  第14条につきましては、収入役にかわりまして吏員、いわゆる職員でありますけれども、これが会計管理者となるというものでございます。
  なお、附則で、この規約は平成19年4月1日から施行するというものでございます。
  以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 これより日程第6、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第81号 彩の国さいたま人づくり広域連合の規約変更についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり規約変更することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○田中 旭議長 起立全員であります。
  よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。
                                (午前10時50分)
─────────────────────────────────────────────────
○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前11時05分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第82号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第7、議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立について。健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号。以下「一部改正法」という。)第7条の規定による改正後の高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号。以下「新法」という。)第48条の規定により後期高齢者医療広域連合を設けて行うものとされた後期高齢者医療の事務の処理及び一部改正法附則第36条第1項の規定により広域連合を設けて行うものとされた新法の施行の準備のため、別紙のとおり規約を定め、埼玉県内のすべての市町村が加入する埼玉県後期高齢者医療広域連合を設立することについて、地方自治法(昭和22年法律第67号)第291条の11の規定により議決を求める。平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立について、提案理由を申し上げます。
  平成20年4月1日に施行の高齢者の医療の確保に関する法律第48条等の規定により後期高齢者医療の事務の処理及び法の施行準備のため、埼玉県内のすべての市町村が加入する埼玉県後期高齢者医療広域連合を設立することについて協議したいので、地方自治法第291条の11の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては町民課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 それでは、命によりまして、議案第82号について内容説明をさせていただきます。議案並びに資料No4をごらんいただきたいと存じます。
  後期高齢者医療制度につきましては、国の医療制度改革の一環として行われるもので、後期高齢者医療広域連合を設けて行うものとされております。
  まず、医療制度改革の概略につきましてご説明をさせていただきたいと存じます。資料No4、健康保険法等の一部を改正する法律の骨子をごらんいただきたいと存じます。
  医療制度改革につきましては、医療保険制度について国民皆保険制度を堅持し、将来にわたり持続可能なものとしていくため、医療制度改革大綱に沿って、医療費適正化の総合的な推進、新たな高齢者医療制度の創設、保険者の再編・統合等の所要の措置を講ずるものとされております。
  それでは、概要の部分をごらんいただきたいと存じます。
  まず1番目といたしまして、医療費の適正化の総合的な推進ということで、(1)で医療費適正化計画の策定という規定がございます。この部分につきましては、生活習慣病対策や長期入院の是正など中長期的な医療費適正化のため、国が示します基本方針に沿って、国及び都道府県が計画を策定することとなっております。市町村におきましても、次の部分にあるんですけれども、特定健康診査等の実施計画を策定することとされております。
  (2)といたしまして、保険者に対する一定の予防健診等の義務づけという部分でございます。医療保険者、町で言いますと国民健康保険になります。医療保険者に対し、40歳以上の被保険者等ということで74歳までの方が対象となります。糖尿病等の予防に着目した健診及び保健指導等の実施を義務づけるという規定になっております。
  また、(3)といたしまして、保険給付の内容・範囲の見直し等ということでございます。こちらは既に平成18年10月から実施されているものが多いんですけれども、まず現役並みの所得がある高齢者の方につきましては、患者負担を窓口で負担する場合、2割からこれを3割に引き上げ、既に10月から実施済みでございます。
  2つ目といたしまして、療養病床に入院する高齢者の食費・居住費の負担を見直すという部分ですけれども、これも10月から既に実施済みでございます。こちらにつきましては、介護保険の入所している方にあわせて、食費・居住費の負担をお願いするというものでございます。
  3つ目といたしまして、傷病手当金、出産手当金等の支給率を見直しということで、この部分の該当につきましては、出産育児一時金を30万円から35万円に5万円引き上げ、葬祭費につきまして10万円から5万円に引き下げるという改正を平成18年10月から既に国保の方で実施をしているところでございます。
  そして4つ目ですけれども、70歳から74歳までの高齢者の患者負担を1割から2割に引き上げということで、これは平成20年4月から予定をされております。
  また、5つ目ですけれども、乳幼児に対する患者負担の軽減。現在、2割負担の対象年齢を3歳未満から義務教育就学前まで、これは拡大をするという規定でございます。これは平成20年4月からということで予定をされているところでございます。
  (4)につきましては、介護療養型医療施設の廃止、これは平成24年4月で廃止をするということでございます。
  大きな2番目といたしまして新たな高齢者医療制度の創設と、この部分が広域連合にかかわってくる部分でございます。
  1番といたしまして、後期高齢者医療制度の創設、平成20年4月からということで、75歳以上の後期高齢者の保険料1割、現役世代からの支援約4割、公費約5割を財源とする新たな医療制度を創設するという内容でございます。この事務につきまして、保険料の徴収は市町村が行いまして、財政運営は都道府県単位で全市町村が加入する広域連合が実施をするということになっております。次の高額医療費についての財政支援、また保険料未納者等に対する貸付・交付、国・都道府県による財政安定化措置を実施するというものでございます。
  2番でございます。前期高齢者の医療費に係る財政調整制度の創設、これも平成20年の4月から、65歳から74歳までの前期高齢者の給付費並びに前期高齢者に係る後期高齢者支援金について、国保及び被用者保険の加入者の数に応じて負担する財政調整を実施するというものでございます。2つ目といたしまして、退職者医療制度について、これにつきましては、平成26年度までの間において65歳未満の退職者を対象として、経過措置として存続するということで、26年度以降につきましては廃止になるというものでございます。
  2ページをごらんいただきたいと存じます。
  3番といたしまして保険者の再編・統合という部分でございます。
  1番、国保の財政基盤強化ということで、再編・統合を目指しまして、国民健康保険におきましてもその前段階として、こういった財政基盤の強化の措置がとられるということでございます。国保の財政基盤強化策といたしまして、高額医療費の共同事業の継続、以前までは70万円までの高額の共同事業というのがあったんですけれども、これを80万円以上のレセプトということで存続をするというものでございます。それにあわせまして、2つ目ですけれども、保険財政共同安定化事業の創設、これにつきましては、30万円以上のレセプトにつきましてこの対象にして共同事業を行うというものでございます。
  以下につきましては、政管健保等でございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  次に、3ページをごらんいただきたいと存じます。新たな高齢者医療制度の創設ということで、こちらは現行の老人保健制度が後期高齢者医療制度に変わったものを図で示したものでございます。
  75歳以上の方につきましては、独立した後期高齢者の医療制度が始まるというものでございます。その財源としては、保険料1割、支援が4割、公費5割という内容でございます。中段にございます65歳から75歳の方につきましては、制度間の医療費の負担の均衡を図る財政調整制度を設けるというものでございます。その下の退職者医療制度につきましては、経過的に平成26年度までその制度を残すというものでございます。
  続きまして、4ページをごらんいただきたいと存じます。後期高齢者医療制度の運営の仕組みというものでございます。この表を見ていただきますと、全市町村が加入する広域連合が運営主体となりまして、財政運営を行うというものでございます。
  表にございます一番左側に患者負担、窓口で、これはお医者さんに行った場合、原則1割を払っていただくという部分でございます。そして、右側の上の部分ですけれども、公費5割、国と県と市町村が4対1対1の割合でこの医療費を負担するという規定でございます。
  その下の左側ですけれども、高齢者の保険料という部分がございます。全体の医療費の1割ということで、新たに75歳以上の高齢者の方につきましてはこちらの保険に入っていただきまして、新たに保険料1割を負担していただくということになります。そして、右側の後期高齢者支援金約4割、これは若い方たちの、ゼロ歳から74歳までの方に納めていただいた保険料の中から、人数割で保険料の部分をこちらに支援していただく支援金が約4割ということでございます。
  続きまして、5ページをごらんいただきたいと存じます。5ページにつきましては、前期高齢者医療費に関する財政調整の部分でございます。
  帯状の中段にありますものでございますが、これが医療費の負担をしている割合ということで、市町村国保が約84%を負担しているということでございます。これは財政調整制度を設けますと、逆に市町村は、人数割でいいますと、市町村国保で42%の負担、約半分の負担で済むということでございます。その部分につきましては、支払基金を通じまして交付金がいただけるという制度ができるという内容でございます。
  続きまして、6ページでございます。広域連合の位置づけということでございます。
  この法律に基づきまして、後期高齢者医療広域連合を設立するわけですけれども、広域連 合につきましては、特別地方公共団体の中の一部事務組合と同じような位置づけになるというものでございます。下の部分につきましては設立の手順ということでございますので、後ほどごらんいただければというふうに思います。
  続きまして、7ページでございます。後期高齢者医療制度の施行までのスケジュール(案)ということでございます。
  ちょっと字が小さくて大変申しわけないんですけれども、この18年12月議会におきまして各市町村で議決をいただきまして、その後、来年1月に埼玉県知事の方に認可の申請を行うということでございます。4月1日から新たに設立をしたいというものでございます。
  7ページの下の部分でございますが、こちらは広域連合と市町村で処理する事務の大まかな分担の仕方ということでございます。市町村で処理する事務といたしましては、資格の取得・喪失等の窓口の事務を市町村で行うということでございます。また、3つ目にあるんですけれども、保険料の徴収、納入通知書の発送、保険料の収納、督促、催告、滞納処分、こういったものについては市町村で行う事務というふうにされております。そして、一番下ですけれども、各種給付の申請とか受付、こういったものも窓口業務として各市町村で行うというものでございます。
  8ページをごらんいただきたいと存じます。8ページにつきましては平成19年度の広域連合の組織図(案)でございます。こういった組織で立ち上げるということでございます。広域連合の事務局体制といたしましては、平成18年10月から既に準備組織が立ち上がってございます。現在、各市町村からの派遣職員等で12名で事務を行っております。平成19年4月からはこれを35名に増員する予定でございます。また、平成20年4月からは45名体制で広域連合の事務処理に当たる予定になっているということでございます。
  続きまして、9ページをごらんいただきたいと存じます。9ページにつきましては、広域連合の議員定数の案ということでございます。市長さんから7名、町村長さんから3名、市議会議員さんから7名、町村議会議員さんから3名ということで、合計20名の議員を選出していただく予定になっているということでございます。
  下の表の割り当てを見ていただきますと、町村長さん、また町村議会議員さんにつきましては、それぞれ3名ということでございまして、北足立、入間、比企の中から1名を選出するという案になっているということでございます。
  続きまして、10ページをごらんいただきたいと存じます。広域連合が立ち上がりまして後期高齢者医療が始まりますと、75歳になりますと、今、国民健康保険に加入されている方、 また社会保険に加入されている方は、すべてそちらの保険を抜けまして新たに後期高齢者医療制度の方に移るということでございます。そして、改めてこちらの保険料を払っていただくような内容になります。
  その保険料が一番関心が高いところだと思います。この表につきましては現在国で示されている案ということでございます。一人一人が後期高齢者医療につきましては、保険料の賦課徴収の対象になるということでございます。また、内容としては、応益割と応能割ということで、応益割につきましては均等割、応能割につきましては所得割ということで、50対50の案で現在調整を進めているということでございます。
  所得割の算定対象所得は、旧ただし書きの所得ということで、総所得から基礎控除を引いた形で算定をすると。基礎控除につきましては、現在は33万円という数字でございます。また、賦課限度額を設ける関係につきましては、現在検討中ということでございます。
  次の2番目でございますけれども、保険料の軽減措置につきましては、低所得者の方を対象といたしまして、世帯の所得水準に応じ保険料を軽減するという内容でございます。
  応益割の部分ですね、こちらの軽減の種類は次の3つの部分ということで、7割、5割、2割をそれぞれ、均等割の部分を軽減するということでございます。7割軽減の対象につきましては、基準額が基礎控除の33万円以下の方ということでございます。右側にあります夫婦2人世帯の夫の年金の収入で生計を立てている方につきましては、収入が年額153万円以下の方が対象になるということでございます。5割軽減の方につきましては、基礎控除33万円プラス24.5万円掛ける世帯人数マイナス1ということで、年収177万5,000円以下の方が該当になると。2割軽減につきましても、基礎控除33万円プラス35万円掛ける世帯人数ということで、223万円以下の収入の方が2割軽減に該当してくるというものでございます。
  ちなみに、基礎年金の受給をされている方、年額が79万円ちょっとになると思うんですけれども、この方につきましては月額の保険料が900円、7割軽減になるという試算でございます。
  続きまして、Aですけれども、この部分がちょっとわかりづらいかと思いますが、これまで被用者の子供と同居することにより被用者保険の被扶養者として保険料を負担してこなかった方、社会保険の息子さん等の扶養に入っていた方ですけれども、この方については新たに保険料をお支払いいただくということになってございます。この方につきましては2年間の暫定措置ということですけれども、保険料を半額に軽減するという措置が盛り込まれております。
  そして、3番目の軽減の部分でございますけれども、公費で負担ということで、軽減した部分については県が4分の3、町が4分の1をそれぞれ負担してこの穴埋めをするという規定になっております。
  それでは、議案の方に戻っていただきまして、1枚めくっていただきますと、後期高齢者広域連合の規約が示されてございます。後期高齢者医療の事務の処理につきましては、後期高齢者医療広域連合を設けて行うものとされているところでございます。
  それでは、埼玉県後期高齢者医療広域連合規約(案)をごらんいただきたいと存じます。
  まず、第1条につきましては広域連合の名称でございます。埼玉県後期高齢者医療広域連合とするというものでございます。
  第2条につきましては、広域連合を組織する地方公共団体ということで、埼玉県内の全市町村が入ってこれを組織するという規定でございます。
  第3条につきましては、広域連合の区域ということで、埼玉県の区域全体とするというものでございます。
  第4条につきましては、広域連合の処理する事務ということで、第1号から第5号まで示されているところでございます。ごらんいただきたいと存じます。
  第5条につきましては、広域連合の作成する広域計画の項目ということで、1号と2号、それぞれ示されているところでございます。こちらもごらんいただきたいと存じます。
  第6条につきましては、広域連合の事務所ということでございます。さいたま市内に置くということでございますが、現在はさいたま市の大久保合同庁舎というところに置く予定で準備を進めているところでございます。
  続いて、第7条につきましては、広域連合の議会の組織ということでございます。広域連合の議会の議員の定数は20人とするということでございます。第2項の方に内訳が示されております。市長さんが7人、町村長さんが3人、市議会議員さんが7人、町村議会議員さんが3人ということでございます。
  そして、第8条につきましては、広域連合議員の選挙の方法ということでございます。広域連合議員の選挙に当たっては、次の各号に掲げる者の区分に応じ、当該各号に定めるものの推薦のあった者を候補者とするということでございます。1号、2号で、すべての市長をもって組織する団体、これは市長会に当たると思いますが、その8分の1以上の推薦をいただいた方。また2号の方で、すべての町村長をもって組織する団体、これは町村会に当たると思いますが、その総数の8分の1以上の方の推薦を得た方。また第3号では、すべての市 議会の議長をもって組織する団体から20分の1以上の推薦をいただいた方。また第4号では、すべての町村議会の議長をもって組織する団体等からその議員の総数の20分の1以上の推薦を得た方、こういった方を候補者といたしまして、第2項に規定がございますが、各市議会、また各町村の議会においてそれぞれ選挙をするという規定になっております。
  第3項につきましては、地方自治法の規定に基づいて選挙を行うという規定でございます。
  第4項につきましては、得票数の多い者から順次、その選挙における定数に達するまでの者を当選人とするという規定でございます。
  第9条につきましては、広域連合議員の任期でございます。広域連合議員の任期につきましては、当該関係市町村の長または議員としての任期によるというものでございます。
  次の第10条でございますが、広域連合の議会の議長及び副議長でございます。広域連合の議会は、広域連合議員のうちから議長及び副議長1名を選挙しなければならないという規定でございます。
  第11条につきましては、広域連合の執行機関の組織ということでございます。広域連合に広域連合長及び副広域連合長1名を置くという規定でございます。
  第12条につきましては、広域連合の執行機関の選任の方法ということでございます。広域連合長は、関係市町村の長のうちから、関係市町村の長が投票によりこれを選挙するというものでございます。
  第4項のところを見ていただきますと、副広域連合長は、広域連合長が広域連合の議会の同意を得てこれを選任するという規定になっております。
  第13条につきましては、広域連合の執行機関の任期ということでございます。広域連合長及び副広域連合長の任期は4年とするということでございますが、ただし関係市町村の任期の定めのある職を兼ねている者にあっては、当該任期によるというものでございます。
  第14条につきましては、補助職員ということで、会計管理者及び広域連合に必要な事務職員を置くという規定でございます。
  第15条につきましては選挙管理委員会の規定、第16条につきましては監査委員の規定ということでございますので、ごらんをいただきたいと存じます。
  次のページでございますが、第17条、広域連合の経費の支弁の方法ということでございます。第1号で関係市町村の負担金、第3号で国及び県の支出金ということで、この2つが主な財源ということでございます。
  そして、第2項で、負担金の額は別表第2により、広域連合の予算において定めるという 規定になっております。
  そして、附則の部分でございますけれども、こちらにつきましては、会計管理者の規定については平成19年4月1日から施行するということでございます。
  また、附則の第2項につきましては、平成20年3月31日までの間は、第4条に規定する事務の準備行為を行うという規定でございます。
  それでは、下の別表第1(第4条関係)、こちらにつきましては市町村で行う事務を具体的に示しているところでございます。
  次のページをごらんいただきたいと存じます。5ページでございますが、別表第2(第17条関係)、これは負担金の算出の方法でございます。共通経費といたしまして、均等割が10%、高齢者の人口割が45%、人口割が45%ということで割合を定めさせていただいております。
  そして、2番目でございますが、医療給付に要する経費ということで、高齢者医療確保法第98条に定める市町村の一般会計において負担すべき額という経費がございます。こういったものについては軽減の関係で町の負担が出てくるということでございます。
  そして、最後の備考の部分なんですけれども、人口割については、前年度の3月31日現在の住基人口及び外国人の登録原票に基づく人口によるというものでございます。
  そして、2番目ですけれども、高齢者人口割については、前年度の3月31日現在の住民基本台帳人口及び外国人登録原票に基づく満75歳以上の人口によるという規定でございます。こういった形で各市町村が負担金を納めるということになっているものでございます。
  以上で、議案第82号につきましての内容説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○田中 旭議長 これより日程第7、議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 笹沼です。
  まず、この件については、私も文教厚生委員なので事前に聞いてはいたんですけれども、正直言うと、この必要性は感じているんですが、本当に抜本的な見直しになっているんだろうかというのは正直考えさせられます。このままでいくと、国保税の納税者、75歳以上のところに、それ以外のところもそうなんですけれども、負担のみ強化されていくのではないだ ろうかというところがちょっと疑問に思います。本来であれば、医療費の抜本的な見直しと同時にこれは行うべき問題だったのではないかと感じているんですけれども、この中で質問を2点ほどさせていただきます。
  1点は、ここまでの広域ということですので、埼玉県全体の広域ということで、加入者としては実際どの程度加入されるんだろうかというのが1つお聞きしたいところです。老齢人口のところで出せばすぐ出るんじゃないかということなんでしょうけれども。
  それから、広域の必要性ということで、国の方でこういう形で決めてきたということがあるので無理かと思うんですけれども、本来であれば、もう少し広域の規模は小さくてもいいのではないかというのは感じていたんですが、そういうところで、この部分、広域連合ということになりますので、全部向こうの方にいっちゃうとは思うんですけれども、町として、75歳以上の人についてどのような形で対応できるのか。広域連合の方に全部いってしまうのか、あるいは保健・医療・福祉、いろんな連携がどこかで必要だとは思うんですけれども、その辺については今後町としてどのような形で対応していくのか。
  2点についてお聞きしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 お答えをさせていただきます。
  大変申しわけないんですけれども、最初の1点目ですが、埼玉県全体の人数なんですが、今、手元に資料がございませんので、後ほど調べて報告させていただきます。
  そして2番目なんですけれども、町でどのような対応ができるかということでございますが、町の老人保健ですけれども、現在は1,700名ほどおります。こういった方につきましては、引き続き窓口業務につきましては町の方で行うということになっておりますので、通常の保険に加入したり抜けたり、移動があったりということについては、市町村の役場ですべてできるということになりますので、広域連合の方にわざわざ行かなくてもその辺は大丈夫ということでございます。また、一般の高額療養費等が発生した場合、そういったものについても町で、給付の部分についても町の窓口で申請できますので、実際そういった部分については町の方でできるということで対応できると思います。
  あと、保険料の関係なんですけれども、保険料については町の方で賦課徴収を行うということでございますので、保険料率等につきましては広域連合全体で決める部分でございますけれども、賦課徴収、納付書を発行したり納めていただいたりということについては町の方 で対応できますので、県全体としての対応になるということでございますので、町独自でこの部分をどうするというのはなかなか難しくなるとは思うんですけれども、なるべくきめ細かく対応していきたいと考えているところでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○7番 笹沼和利議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 4番、野原和夫です。
  まず、この問題は、私は事前に説明会を開いていただきたいと思いました。私はこんな大事な問題を住民に説明できる能力はまだありません、この内容を見ただけでは。本当にこれは大事な問題ではないかなと思うんです。この問題はましていうと、今、課長は改革と言いましたが、私は改悪と解釈しております。これは第164回国会で成立した医療制度の問題だと思うんです。
  先ほどの説明では、年79万円、ひとり暮らしの高齢者に対しては900円、年間1万800円ということで軽減はされるのでありますが、子供と同居している79万円以下の高齢者は3,100円、3万7,200円、上がることは予想されます。まして所得、年金の多い人は当然上がると思いますが、私はこの問題の中で、低所得者については世帯の所得水準に応じて保険料を軽減するとありますが、後期高齢者の医療給付費がふえれば、保険料は当然値上げになると思います。ましてこの中で、年金天引きなんですね。その中で滞納者の措置としては、短期証明、資格証明書、ますます年寄りの負担がふえる改悪は、私は個人的には許されない問題だと思うんです。もっと議論して、私たち議員もきちんとした説明を受けて、私たち代表なんですから、そういうものを住民にきちんと説明できるようにしていただきたい。私はこの中で、本当に、これから、この中でもいろいろ県に、この一部事務組合になるように思われますが、こういう中で町としての対応が恐らくおろそかになると思うんです。こういう中で、もっといろんな問題を把握してきちんと対応できるかどうか、この点についてもお伺いしたいと思います。
  それから、この中にちょっと見ますと、75歳以上の高齢者が基準なんですが、この中にも65歳から74歳までの寝たきり認定を受けた高齢者も対象となるとなっているんですね。だからこういう中で、ふまえて、医療費もふえる中で、やっぱりきちんとした対応が今後できる のかどうか、この点についてもお伺いしたいと思うんです。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 後期高齢者医療制度につきましては、野原議員さんご指摘のとおり、医療費がどんどんふえていった場合は保険料が上がるんじゃないかというご懸念でございます。制度といたしまして、医療費がふえた場合は総体的に保険料を上げていかなければならないというのが実態ではないかと思います。そういった意味で、この広域連合につきましては2年単位で保険料の見直しを行っていくという国の案でございます。ですから2年ごとに、医療費がふえていけば保険料も上げざるを得ないかなという懸念がございます。こういったことについては、今後、医療費の動向を見ながら、広域連合の議会の方で決めることではあるんですけれども、そういう懸念があるということは確かなことでございます。
  そして、2番目の町の対応でございますけれども、先ほども若干申し上げさせていただきましたけれども、町独自の対応というのは、広域連合という形になりますので、ときがわ町だけこういう制度をするとかというのはなかなか難しくなるとは思います。ですから、広域連合全体での対応の中で、町独自で何ができるかということをこれからも十分に検討いたしまして、通常の窓口業務にプラスしてどういったことができるかというのをまたよく検討して、考えていきたいと思います。
  国の方から具体的な事務の細かい点について示されるのが来年、19年3月ということになっておりますので、国の方から示されました事務の実際の内容等を見まして検討させていただきたいと思います。また、それに基づきまして、議員さん、また広報紙等を通じまして町民の方にも、来年1年間かけて十分ご説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 ありがとうございます。この中身をよく検討して、住民にわかりやすく説明をしていただきたいと思います。
  それと、私は、この中身は国に対して自治体が、補助金を軽減する国の方針ですから、そこをふやすように働きかける。各自治体がみんな取り組むべきだと思うんです。お年寄りに負担させて国は軽減するというやり方でしょうこの問題は。だから本当にひどい制度ですから、この中できちんとした対応を住民にわかりやすくお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 ほかに。
  8番、増田議員。
○8番 増田和代議員 8番、増田でございます。
  今、野原議員が言われたとおり、私も、今回初めてこういうふうにして出てきたものでびっくりしたんですけれども、新聞等では少しずつは出てきたと思いますけれども、20年4月に実施するということで、これから本当に初歩的なことをちょっとお伺いいたしますけれども、高齢者の保険料というのが、今回、ここが1割負担ということでよろしいんでしょうか。
  あとそのほかに、75歳以上の方が従前どおり患者負担の、1割負担をしていくという、そういう制度だと思います。これからは75歳以上の方から全部保険料をいただかなくちゃいけないという、大変な、高齢者に負担がかかる改革じゃないかなと思います。
  ときがわ町といたしまして、これからは年金から天引きということになるんですけれども、75歳以上の人が何人ぐらいいて、そしてまた、今現在年金をもらっている方がどれぐらいいるのか、もしわかりましたらよろしくお願いいたします。
  もう1点なんですけれども、先ほど久保課長さんの方からあったんですが、これは2年ごとに見直しするということでよろしいんでしょうか。
  よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 お答えをさせていただきます。
  先ほどの資料No4の方の4ページにありますが、患者の負担というのは、お医者さんにかかった場合、窓口で1割を払っていただくというものは変わりません。また、高齢者の中でも所得が現役並みにある方につきましては3割ということ、これも変わらないということでございます。それ以外の部分について、保険料で全体の1割を賄うということでございますので、その1割部分は2年ごとに見直しをして保険料を考えていくということでございますので、全体の医療費がふえればこの1割分もふえますので、保険料も上がっていく可能性はあるということでございます。
  また、年金から天引きになるという関係でございますけれども、現在、介護保険料が既に年金から天引きでいただいております。これになおかつプラスになって後期高齢者の保険料が年金から天引きになるということでございます。これにつきましてもいろいろ、18万円という基準額があるんですけれども、1年間で18万円以下の年金の方につきましては、年金から天引きを行わないで、それぞれ納付書で納めていただくというような規定になっておりま す。
  もう1点、介護保険料との調整ということで、介護保険料と後期高齢者の保険料を足して年金額の2分の1を超える場合は天引きはしないと。介護保険料を優先して天引きするという規定がございます。この2つが保険料の徴収の仕方ということでございます。
  年金から天引きされる方が、国の試算でいきますと大体8割ぐらいの方が年金から天引きされるという試算になっております。それ以外の方については納付書をお送りして、窓口なり銀行口座から引き落としにしていただくとか、そういった形で納めていただくようになるということでございます。保険料につきましては、先ほど申し上げましたとおり、低所得者の方につきましては軽減措置がありますということでございます。
  あと、75歳以上の方の人数なんですけれども、老人保健の対象者数が先ほど約1,700人と申し上げたんですけども、細かく言いますと1,709人でございます。そのうち65歳から75歳の障害認定を受けた方が81名ということで、75歳以上の方は、1,628名が75歳以上という数字でございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○8番 増田和代議員 はい。ありがとうございます。
○田中 旭議長 ほかにありますか。
  6番、堀口議員。
○6番 堀口 宏議員 6番、堀口でございます。
  制度そのものは広域でやるということで、小さな保険者にとっては大変、一歩前進したんではなかろうかと思っております。負担割合につきましては、先ほど皆さんからもご質問がございましたように、年金から天引きというようなこともございまして、介護保険料、またそれに今回の保険料ということで、応益と応能割から徴収するようでございますけれども、今回17条関係の市町村の負担金ということでございますが、今回の補正予算を見ると予算が計上してあるようでございますけれども、それは人件費的な共通経費が計上してあるのかどうか。また、次年度からはどのように、ここにも17条関係の算出がございますが、その点についてお伺いをさせていただきたいと思います。
  あと、介護保険については現在福祉課で所管をしておりまして、今回につきましては町民課というようなことで、その組織的なものについてはどんなふうにお考えになっているのか、お伺いをさせていただきます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 お答えをさせていただきます。
  まず、1番目の町の負担金の関係ですけれども、医療費全体の12分の1が町の負担という法律の規定でございます。堀口議員さんご指摘の補正予算等にのっている部分については事務費的なものでございます。ですから、来年度以降は広域連合の人数もふえますので、事務費的な経費も大幅にふえると。また、12分の1の経費につきましては老人保健と同じ負担割合でございますので、医療費がそれほど変わらなければ同じぐらいの負担で済むということでございます。
  また、保険料の軽減措置がございます。この軽減した保険料につきましては4分の1が町の負担ということになりますので、これが町の新しい負担になってくるというものがございます。
  また、組織につきましては、私の方から申し上げるのもあれなんですけれども、今のところ準備という段階でございますので、町民課の老人保健を担当しているところでやっていると。今後につきましては町長さんのお考えもあると思いますので、私の方からは控えさせていただきます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○6番 堀口 宏議員 組織についてお願いします。
○田中 旭議長 町の担当組織について、関口助役、答弁願います。
○関口 章助役 新たな制度が発足した場合についての組織の問題ですけれども、これにつきましては、どういう組織がいいか事務処理の適正さという面から検討してまいりたいというふうに考えております。現段階では特にまだ決めておりません。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○6番 堀口 宏議員 はい、結構です。
○田中 旭議長 ほかにありますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  4番、野原和夫議員。
  反対討論ですか、賛成討論ですか。
○4番 野原和夫議員 反対討論です。日本共産党の野原和夫です。
  埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立に反対討論をします。
  この制度は、高齢者に負担を負わせ、国は負担軽減をするためのものでしかありません。後期高齢者医療制度は、75歳以上の後期高齢者を現在加入している国民健康保険や組合健保などから切り離し、後期高齢者だけを被保険者とする独立した医療保険制度とするものです。
  新制度の最大の問題は、後期高齢者の医療給付費がふえれば後期高齢者の保険料の値上げにつながるという仕組みになっていることです。そのことが受診抑制につながることにもなり、高齢者の命と健康に重大な影響をもたらすことが懸念されることです。
  また、すべての後期高齢者が介護保険と同様の年金天引き方式などで保険料を徴収されます。保険料の滞納者は保険証を取り上げられ、短期保険証、資格証明書が発行されることとされています。
  さて、この新制度では、子供と同居している年79万円以下の高齢者は、ときがわ町の場合、1万3,000円から3万7,200円に上がる予想です。もはや負担は限界に来ているのに、さらに負担増が必要な制度を認めることができないのは当然です。
  安心して医療が受けられるためにも、国の抜本的な補助金の拡充こそが必要であることを訴え、反対討論を終わりにします。
  以上です。
○田中 旭議長 賛成討論はありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第82号 埼玉県後期高齢者医療広域連合の設立についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり設立することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○田中 旭議長 起立多数であります。
  よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。
                                (午後 零時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時15分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎答弁未了部分について
○田中 旭議長 午前中の笹沼議員からの加入者数に対する質疑について、久保町民課長から答弁の申し出がありますので、これを許可いたします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 それでは、午前中の後期高齢者医療広域連合の関係の埼玉県全体の加入者数でございますが、県全体で約53万人ということでございます。よろしくお願いいたします。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第83号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第8、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)。
  平成18年度ときがわ町の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億279万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ61億938万5,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)について、提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億279万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額 を歳入歳出それぞれ61億938万5,000円とするものであります。
  細部につきましては理事兼企画財政課長からご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 命によりまして、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)の内容説明を申し上げます。
  今回の補正の主なものでございますが、山村振興事業に係る事業が大きなものでございます。
  第1条ですが、歳入歳出予算の補正でございます。先ほど申し上げましたとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億279万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ61億938万5,000円とするものでございます。
  2ページをごらんいただきたいと思います。2ページから3ページに記載されております第1表歳入歳出予算補正につきましては、ごらんいただきたいと思います。
  5ページを開いていただきたいと思います。第1の総括でございますが、歳入歳出予算補正事項別明細書につきまして、5ページから7ページについても同じくごらんいただけたらと思います。
  8ページをお開きいただきたいと思います。2の歳入でございますが、主なものを申し上げさせていただきたいと思います。
  14款国庫支出金、1項国庫負担金、1目民生費国庫負担金でございますが、279万9,000円補正しまして1億2,438万9,000円とするものでございます。説明欄にありますが、国民健康保険基盤安定負担金によるものでございます。
  続きまして、15款県支出金、1項県負担金、2目民生費県負担金でございます。148万8,000円補正しまして7,935万6,000円とするものでございます。これも備考欄をごらんいただきたいと思いますが、国民健康保険基盤安定負担金でございます。
  2項県補助金、2目民生費県補助金でございますが、371万5,000円補正しまして4,833万2,000円とするものでございます。1節社会福祉費補助金でございますが、説明欄に記載されておりますが、自立支援法施行に伴う予算の組みかえ等によるものが主なものでございます。
  4目農林水産業費県補助金でございますが、3,189万円補正しまして1億7,572万6,000円とするものでございます。1節の農業費補助金でございます。3,182万円でございますが、 山村振興特別対策事業補助金でございます。3,162万円でございます。これにつきましては、木のむらキャンプ場、大椚第二小学校体験交流施設等による補助金でございます。
  18款繰入金、2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金でございますが、6,208万円を補正しまして3億4,671万7,000円とするものでございますが、これは財政調整基金によりまして予算調整を図ったものでございます。
  そうしまして、歳入合計、1億279万7,000円補正しまして61億938万5,000円となるものでございます。
  10ページをお開きいただきたいと思います。3の歳出ですが、歳入同様、主なものをご説明申し上げさせていただきたいと思います。
  なお、職員給与関係については割愛させていただきたいと思います。
  2款総務費、2欄あけまして9目企画費でございます。501万4,000円を補正しまして1億8,598万7,000円とするものでございます。13節委託料でございますが、432万2,000円補正しているところでございますが、その下段にあります14節使用料及び賃借料、三角の382万1,000円とあります。これは14節から13節に一部組みかえました。そのようなことでこちらを減額し、委託料がふえたものでございます。19節負担金、補助及び交付金でございますが、551万6,000円、補助金でございます。バス運行費補助金としまして、ときがわ・小川便に対する助成の増でございます。これにつきましては、バス運行に際して燃料費等の高騰によるものでございます。
  一番下段をごらんいただきたいと思います。4項選挙費でございます。3目農業委員会委員選挙費でございますが、補正額246万1,000円減額して30万円と改めさせてもらったものでございます。これにつきましては、農業委員の選挙がありませんでしたので減額したものでございます。
  12ページをお開きいただきたいと思います。中ほどにあります3款民生費でございます。1欄あけまして3目障害者福祉費でございます。349万2,000円補正しまして2億4,445万9,000円とするものでございます。財源内訳ですが、国・県支出金が426万1,000円でございます。その下段にありますが、障害者自立支援事業費等補助金、そのほか、次のページになりますが、9項目による国・県の助成でございます。19節負担金、補助及び交付金でございます。277万8,000円減額しまして、20節扶助費を627万円増額したものでございます。一部減額については扶助費の方に組みかえたものでございます。それと、重度心身障害者医療費が260万円ほどふえているところでございますが、知的障害者等の毎月増加傾向にあるとい うことで、増額をさせていただきました。
  次に、14ページをごらんいただきたいと思います。4目老人福祉費でございます。補正額36万3,000円、2億7,470万7,000円と改めさせてもらったものでございますが、19節負担金、補助及び交付金といたしまして、先ほどご議決いただきました埼玉県後期高齢者医療広域連合の負担金を補正させてもらったものでございます。
  その下段にあります6目国民健康保険事業費でございます。補正額571万4,000円お願いしまして6,613万8,000円とするものでございます。財源内訳で国・県支出金が428万7,000円、国民健康保険基盤安定負担金、国・県によるものでございます。28節繰出金を国民健康保険特別会計繰出金に充てるものでございます。
  その下段にあります2項1目児童福祉総務費でございますが、230万1,000円補正しまして1億1,605万1,000円とするものでございますが、13節の委託料115万4,000円減額しまして、15節工事請負費240万7,000円に組みかえたところでございます。なお、この差額につきましては、児童公園等の遊具修繕等に補正するものでございます。
  16ページをごらんいただきたいと思います。上段にあります6款農林水産業費でございます。4目農業振興費でございますが、6,589万3,000円補正しまして1億9,920万円するものでございます。財源内訳の国・県支出金3,162万円でございますが、山村振興特別対策事業補助金を充てているところでございます。補助金によるものでございます。
  右にあります13節委託料でございますが、336万5,000円減額しまして、調査・測量・設計委託を減額したところでございます。
  15節工事請負費が6,463万8,000円でございます。工事請負費としまして木のむらキャンプ場バンガロー建築工事、5棟のバンガローを建設して、最終的には15棟になるものでございますが、1,150万8,000円とするものでございます。一番下段にあります山村体験交流施設建設工事でございますが、70坪程度の建築でございますが、4,200万円でございます。
  18節備品購入費でございますが、462万円、施設備品購入費でございますが、山村体験交流施設等の備品でございます。
  続きまして、商工費関係でございますが、3目商工振興費でございます。733万3,000円補正しまして9,168万円とするものでございます。19節負担金、補助及び交付金でございますが、723万1,000円でございます。これにつきましては、補助金としまして合併準備補助金、埼玉縣信用金庫玉川支店の跡地を商工会の方で合併後の事務所として使用するということでございます。改修費の3分の2を補助するとこでございます。723万1,000円でございます。
  土木費の下段にあります3目道路新設改良費でございます。879万5,000円補正しまして2億451万1,000円とするものでございますが、15節工事請負費でございます。道路改良工事でございますが、町道玉237号線道路改良工事、玉川地内でございます。場所につきましては、アスピア西側の町道の改良によるものでございます。879万5,000円でございます。
  18ページをごらんいただきたいと思います。教育費関係でございますが、2項小学校費、2目教育振興費でございますが、140万円補正をお願いしたいところでございます。そうしまして1,860万8,000円とするものでございます。11節需用費でございますが、印刷製本費でございます。新町における社会科副読本を作成するものでございます。小学校3年生から4年生対応の社会科副読本によるものでございます。
  そうしまして、補正額1億279万7,000円、歳出合計、61億938万5,000円とするものでございます。
  以上、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)の内容説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 これより日程第8、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  8番、増田議員。
○8番 増田和代議員 8番、増田和代でございます。
  17ページ、農業振興費の中で、今説明があった工事請負費なんですけれども、木のむらキャンプ場のバンガローを5棟建てるということなんですが、その下に大椚第二小学校解体工事、また山村体験交流施設というような名目であるんですけれども、大体どういう内容でできるのか。あと、その下に備品購入費というのが入っています。ここにどれぐらいの備品が入るというのがきちんとうたってある大体の図面とか、そういうようなものはもうできているんでしょうか。もしできているんでしたら、ぜひとも議員の方にも配っていただきたいと思います。
  今までは、図面でできて議員に配付されるのがほとんどだったんですね。だから、できたものがきて、それから議員として、こういうところは悪いんじゃないか、こういうところはこういうふうにした方がいいんじゃないかと、そういうような意見だけなんですね。こうやって備品購入費と出ているんでしたら、そういう図面はできていると思いますけれども、解体するのもどの部分を解体して、70坪の施設工事と言っていましたけれども、大体どういう 内容でやっていくのか。
  そしてまた、これは行く行くは地域の方がやっていただけるということなんですけれども、これから先、その管理とかそういうようなものをどうするのか。行く行くは指定管理者制度みたいな方向で行くのか、その点、よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、増田議員のご質問にお答えいたします。
  今、山村体験交流施設等の事業に関しましては、大まかなところを私の方から説明して、細かい内容については課長の方から説明しますけれども、これは平成15年から旧都幾川村で山村の振興事業ということで、平成19年度までの計画でやってきておりました。皆さんご存じのとおり、ひとり歩きしちゃった話が随分ありまして、もともとが私も後から聞いた話なんですが、大野の地区にオウムの建物がありまして、それを町で取得したと。そこの場所を山村振興事業として何とかならないかということで、国や県の方と調整して、予算づけを大体8,000万円ぐらいでということで、大まかな予算づけといいますか、そういう形でやったという話は聞いております。
  選挙が終わりまして、私のところに、実は大椚の椚平の人たちなんですが、泉原のつどいの会という会がありまして、そこの会長さん以下区長さん、また議員さん等が、私のところに、この施設については前の村長さんと会長さんで、口約束らしいんですけれども一応約束はしてあるので、何とか実行していただけないかという話がありました。
  私の方は、すぐ実行するというわけにはいきませんで、内容をうちの方で精査して、お金だけさき歩きしちゃっていますから、その辺、どの程度のものがどういうふうに欲しいのか地元でちゃんと言ってくださいと。お金が先にいっちゃうのはおかしい話でありまして、地元でこういうものが欲しいんで、ぜひ予算組みをしてこういうものをつくってもらいたいというならいいですよという話はしました。
  そんな中で、地元の人にいろいろ話を聞いてみましたら、その体験施設は必要ないと。それよりも、旧都幾川村で約束してあったのは道路を早くつくるという話だったという話も、今度は違う方から私も受けております。
  そんな中で、今度町になりましたので、町の方でも産業観光課、また執行部等でもいろいろ協議をいたしました。まず予算ありきじゃないという形で、その事業をするにどういうふうに組み立ていくかということで、後ほど産業観光課長の方から話がありますけれども、大 体の図面といいますか、大ざっぱなものは、地元の方から大体こんなような建物でやりたいというのが上がってきました。
  先月でしたか、建物だけではなくて、はっきり申し上げまして大椚地区も道路の改良が大変おくれております。そんな中で私も道路の改良もやりたいと思っておりますので、説明会を開催いたしまして、地元に行って、山村体験施設等もやりますけれども、道路も我々も一生懸命考えていくと。どちらかというと道路の方が先行してやりたい問題ですという話をしました。ですからどちらもやりますと。
  それで、その予算なんですけれども、山村体験交流施設に初めの話ですと、8,000万円という話ですが、そんなにお金をかけるわけにいかないですし、また、行ってもらえばわかると思うんですが、第二小学校にきれいな石垣が積んであります。私が初めに行って聞いたら、その石垣を壊してつくるような話もちらっと聞きましたので、それはまずいと。せっかくあれだけのいい石垣があるので、仮に石垣を崩してやるとどのくらいかかるんだという話を聞きましたら、石垣を崩してやると二、三千万円かかると。そして建物が5,000万円かかると8,000万円かかると、そういう話でありますから、それは白紙に戻せと、石垣はもったいないからこのままにしておいて建てる方法を考えろということで、産業観光課や建設課の方でその辺はしっかり検討いたしました。
  最終的に石垣はそのままでという形で、そのかわり、木のむらキャンプ場の予算ものっていますけれども、実は木のむらキャンプ場の方も、夏休みの期間、特に子供たち、また利用者が非常に多い施設であります。そんな中で、山村振興事業の中で、一昨年ですか、その前ですか、5,000万円かけて浄化槽の施設もやっております。その中で10棟ということでありますので、まだ容量もありますし、利用者も相当多いので、その予算を少しはそっちへ回したいということで内部で検討いたしまして、5棟ということで、総額で先ほど言いましたように6,000万円ちょっとぐらいの予算にしたと。
  県や国の方とすると、初めの約束は8,000万円ということで、4,000万円の4,000万円、半分ということだったんですが、半分は出さなくちゃならないわけですから、しっかり精査をした上で、必要なものと必要でないものを削ったりとか、また割り振ったりとかして、最終的に6,000万円ちょっとの予算で2つの施設をつくるということで、ここに補正予算でのせさせていただいたという経緯があります。
  細部につきましては産業観光課長の方から説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて答弁をお願いします。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、15節工事請負費の内容につきましてご説明させていただきます。ただいま町長の方からこれまでの経緯等をご説明申し上げましたけれども、地元の説明会につきましては、10月27日に椚平の生活改善センターで行いました。これにつきましては、先ほど町長がお話ししたとおり、椚平地内の道路の改修について、それから大椚第二小学校の跡地利用についてということで、地域の皆さんにご説明申し上げたところでございます。
  その中で、今回補正に上げさせていただいております木のむらキャンプ場でございますが、バンガローの増設でございます。先ほど企画財政課長の方から5棟というふうなことで内容説明がございましたが、現在、木のむらキャンプ場につきましては、バンガローが10棟、それからテントサイトとして13張りできるだけの設備を整えております。その中で今回5棟を増設させていただくものでございます。
  これにつきましては、従来10棟のバンガローは約3坪のバンガローでございます。今回の5棟の内訳でございますが、従来の3坪のバンガローと同様なものを3棟、それから一回り大きくて4坪のバンガローを2棟ということで、計5棟を計画してございます。
  この設置場所等につきましては、キャンプ場をご存じの方は、ちょうど炊事棟の上流側になりますが、ここのところを一部テントサイトをつぶしましてバンガローにかえるというふうなことでございます。これは、今、お客さんのニーズが多様化しておりまして、申し込む際にバンガローが優先されて申し込みがきます。したがいまして、テントではというふうなお客さんも中にはいるようですので、この木のむらキャンプ場につきましては非常に毎年多くのお客さんに来ていただいておりますので、この山振事業でバンガローを増築することによりまして、そういったお客さんのニーズ、また、集客人員もふえてきますので収益も上がってくるというふうなことで、木のむら管理委員会等からの要望も従来から出ておりまして、今回この事業を適用して新たに5棟増設させていただくというふうなことでございます。ここに上げてございます1,150万8,000円につきましては、5棟分の増設工事にかかる費用ということでございます。
  次に、大椚第二小学校関係につきましてでございますが、これは山村体験交流施設ということで改修していくというふうなことでございます。こちらの事業につきましては、先ほど町長の方からもご説明いたしましたけれども、地域の皆さんから跡地利用について、従来、地区の中でもいろいろ検討してまいりました。そういう中で、地域の中に泉原つどいの会と いう会が発足しまして、これは平成17年4月に発足したわけでございますけれども、こちらの皆さんが、今の第二小学校をくぬぎ村というふうな名前に命名しまして、ハイキングコースの整備ですとか、そういった活動を続けております。そういう中で、ことしになりまして改修の要望等も出てきたわけでございます。
  内容につきましては、体験交流施設ということで、地域の食材を用いた郷土料理の提供というふうなことで1つ考えております。
  また、2番目といたしましては、体験交流ということで体験メニューでございますけれども、そば打ち体験ですとか田舎料理の体験、また竹細工ですとか木工ですとか、そういった体験等も予定してございます。また、農業体験等といたしましてソバの栽培ということで、こちらにつきましては播種から収穫までというふうな体験もこのメニューの中には入れてございます。また、収穫したソバを用いてそば打ち体験等も実施できるというふうなことでございます。また、これは農業体験でございますけれども、そのほかの各種作物でございますが、トウモロコシですとかジャガイモ、サツマイモ等、こういったものも収穫体験ということで、収穫されたものを郷土料理として味わうというふうな内容になっております。
  今回の工事の中身でございますが、旧大椚小学校の解体工事336万円ということで計上させていただきました。これにつきましては校舎の部分に当たります、皆さんご存じだと思うんですけれども、校舎、それから東側に体育館がございます。今回の解体につきましては校舎の部分のみということで考えております。これにつきましては約90坪ございます。この校舎の部分を解体して70坪の施設を建設するというものでございます。
  それから、外構工事でございますけれども、こちらにつきましては、現在、校舎の裏側が山林で、かなり急な斜面になっております。ここは県の急傾斜地の危険区域というふうなものに、県の方でこれはまだ指定をしているわけじゃないんですが、危険箇所という位置づけになっております。こちらにつきましては県土整備事務所とも協議をしまして基礎調査を行っております。その中で、今回、裏の部分についてはその対策として擁壁工が必要になるということで、ここに上げさせていただいております。この擁壁につきましては、校舎の後ろの部分になるわけですけれども、約33メートル、高さが3.5メートルの擁壁を設置するということで計上させていただいているものでございます。
  次に、施設の建設工事でございますけれども、こちらにつきましては4,200万円ということで、木造平家建て232平米、約70坪で計画しております。こちらにつきましては、地域の説明会のときにも原案図面ということで地域の皆さんにはご提示しましたけれども、これは 今回、調査費の中で最終的な設計を行いますので、あくまで70坪の原案ということで提示させていただきました。この中身でございますけれども、先ほどの体験あるいは食の提供というふうな内容を加味した施設の内容になっております。こちらにつきましては、調理室、それから体験室が2部屋、それから食事・休憩室という構成で考えております。
  続きまして、管理についてということでございますけれども、こちらにつきましては、先ほどご説明申し上げたとおり、地域の泉原つどいの会、現在会員が約44名おります。その方々が、町としては、今後指定管理者になっていただいて管理していただくというふうな考えでおります。
  また、泉原つどいの会の皆さんとは、さきにも会長ともこの体験の内容等も協議させていただきましたけれども、現在設計等に着手するところでございますので、こういった内容も細部に詰める必要があろうかと思いますが、建物につきましては70坪程度のものを今回計画するということでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私の方からも補足をさせていただきますけれども、今、泉原つどいの会という話がありましたが、地域で40数名が加入していますけれども、私のところに要望に来たときは、地域の区長さんも一緒においでになりまして、椚地区とするとこういうことで進んでいますのでということで、図面の原案等も、泉原つどいの会の人が中心になって一応は原案はつくってありますけれども、昨日、設計の方は入札がありまして、平安設計が落札をいたしました。ですから、設計につきましてはこれから本格的に入ると、それを参考にやるということになると思います。また図面ができ上がりましたら議員の皆さんにもお示しできるのではないかと思いますけれども、その辺のご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 よろしいですか。8番、増田議員。
○8番 増田和代議員 ありがとうございます。
  そうしますと、体験ということで、泉原のつどいの会の人たちが44名ということで発足するという、そしてゆくゆく、管理というものは指定管理者制度、そういう方向性でやっていくということだと思います。
  そうしますと、体験交流ということで、あそこの第二小学校は、さほど駐車場とかというものは、私はないような気がいたしますけれども、駐車場についてはどのように考えている のか。これから体験するんですから、いろんな方が、あそこへ歩いてくる方は少ないと思います。車の方が多いと思いますけれども、そういう点どのように考えているか、お願いいたします。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  駐車場につきましては、現地も非常に急峻でありまして、道路自体も幅員も狭小というふうなことでございますけれども、基本的に駐車場につきましては、現在、小学校のグラウンドがございますが、そちらをお客様の駐車場ということで考えております。また、旧小学校のときに、ちょうど校門の入り口の手前になりますけれども、そちらに職員の駐車場等もございます。そちらも活用していきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 駐車場の問題はそういう形で解決する。また、もう一つは、先ほどバンガローという話をしましたけれども、木のむらキャンプ場に来た人たちが歩いて第二小学校まで、そんなに遠くないですから、昼間、そこで体験学習をしていただくということもできますので、いろんな面で、地元の人がそういう話をしていましたので、そういう形もできるという話ですので、ぜひご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 8番、増田議員。
○8番 増田和代議員 今、キャンプ場の方が歩いて体験すると、そういうような方向性も1つ考えているということなんですけれども、私も本当に認識不足で申しわけないんですが、キャンプ場から椚の方に行くというのは、八木成の方を通っていく。それでもなければ、手前からこういうふうにして、右に入るすごいガタガタ道があるんですけれども、そっちの方へ行くのか。それでもなければやはり、また道路改修をするのか、そういう点、お願いいたします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  木のむらキャンプ場と椚平の道路ということでございますけれども、現在、キャンプ場を 過ぎますと、八木成の集落へ行く道路と、久保向線という林道がございます。それが椚平とつながっております。車につきましては途中までで、現在、車両については通行できない状況になっておりますが、昔の赤道はございまして、従来、昔は大野に中学校等があったときはその道を使って通学しておりましたので、今後、林道久保向線につきましては車が途中までで、基本的には徒歩ですとかバイク等でしたら可能なんですけれども、そんな状況ですので、基本的にはハイキング、また山村振興事業で昨年度、大椚地域で巨木の里の整備ということでさせていただきました。これにつきましては、椚平地域に多くの巨木がございまして、また大野にもございます。これらを連携した巨木の里めぐりというふうなものも実際にございます。そういった山村振興事業等では、大椚地域を一つの地域というふうなことでとらえておりますので、今回、キャンプ場のお客さんにつきましても、やはり、この体験交流施設ができれば、ハイキングを兼ねて椚平へ来ていただくということも当然考えておりますので、入り込み客とすれば、キャンプ場のお客さんにもこちらの施設に来ていただいてそういった体験をしていただくということも計画の中では考えております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○8番 増田和代議員 はい。ありがとうございました。
○田中 旭議長 ほかに。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 4番、野原和夫です。
  8ページの最初に、財政調整基金繰入金、昨年度分を合わせてどのくらいトータルあるのか、お願いします。
  それから、今、増田議員の指摘したこの山村振興計画の中ですが、10月27日説明会をしたとありますが、これに対して、この計画を十分住民は理解しているのか、説明会で十分理解しているのかお伺いします。
  それから、この経緯を先ほど町長からもお話しされましたが、私どもの資料の中では、16年5月22日には、この問題は関係ないということで、道路問題が先だということも指摘されているんですね。それから18年3月の役員会にすれば、区長も知らない問題が急に出てきて愕然としたということも聞いているんです。その中で振興計画は、私は、ある住民、ある人の勧めで、これはオープンになされないで約束事で進められたというふうに解釈します。ほとんどの人が道路を改修、道路の要求は多く出ているんです。これは本当に住民がきちんと 理解されているのか。そういうことをされないまま進むと、またこの問題はいろんな問題で禍根を残すような結果になる問題等があるんじゃないでしょうか。
  まして、この施設、70坪に対して坪60万円、費用としてはかなり豪華な建物になるような気がします。それにおいて、山村振興の県の補助金を計画があったから使っちゃうんじゃなくて、あくまでも住民が主体となった工事の進め方を必要とするんじゃないでしょうか。その点、きちんと理解されているのかお聞きします。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 お答えします。
  財政調整基金の補正後の金額でよろしいでしょうか。
○4番 野原和夫議員 はい。昨年度分も合わせてトータル幾らか。
○山口文明理事兼企画財政課長 現在時点の金額でよろしいですね。
○4番 野原和夫議員 そうですね。
○山口文明理事兼企画財政課長 補正後の現在時点の金額ですが、7億7,057万9,614円でございます。現時点の金額でございます。
  以上です。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは野原議員の、先ほどの増田議員と同じ山村体験交流施設の件なんですけれども、これは区長さんが知っている、知らないというのは、今回私が町長になってからは、区長さんも泉原の会長さんも、私のところに地域の人ということで代表で4名ほど、請願書を持って私のところにぜひお願いしたいということで来ていますので、それで受け取って、では検討しますということでやりました。
  それから、確かに私が一番初めに行って感じたのは、オープンになっていなかったというのは、それは野原議員ご指摘のとおりだと思います。一部の人しか知らなかったというのはあると思います。ですから私の方は、地域の皆さんがちゃんともう少し話し合ってくださいということで話しましたら、そういう形で町長室に来たということであります。
  ですから、地元の説明会を開いたときも区長さんの招集という形でやっていただきましたし、また、そのときに話をしたのが、私とすると、これは政治的な話になるんですが、特に合併をして大野、椚の人たちというのは非常に心配していると思うんです。新しい町ができ て自分たちはおいていかれちゃうんじゃないかと、恐らくそういう気持ちでいると思うんです。そういう中で、特に椚地区の皆さんが、道路が先、道路がいまだと言う人と、山村交流施設をするのがいいんだという話を、両方から実は私も聞いていました。
  でも、こういう問題であの地域を割ったらまずいと私は思いました。ですので、道路も前倒しで早目にやるということで、道路もやりますから、ぜひ地元の皆さんで、いろいろあるみたいだけれども、泉原つどいの会の皆さんも一生懸命、交流体験施設ということもぜひやってほしいということで来ておりますし、その辺は町といたしましては、先ほど言った、政治的と言っては申しわけないんですが、地域を割らないために、道路とこの建物をしっかり大椚地区にやってやるのが、新しい町の合併の中で一つの責任ではないかと私は感じておりまして、道路も、またその施設等もやっていくという形で皆さんにお話はしました。その辺をご理解いただきたいと思います。そういう地域事情というのがありますので、私とすると地域を割りたくないと、ぜひ、椚地区はそんなに人数も多いところではないですから、地域の皆さんがけんかをしないで仲よくやっていくには両方町の方でつくると。ぜひその辺のところの配慮というものを議員の皆さんにもご理解をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
  以上です。
○田中 旭議長 4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 町長の説明で、わかるようなわからないような……。わかりますけれども、地域の皆さんが仲よく暮らすのは最高のことですから、過去の歴史の中で道路を、日向根地区、向尾根地区がそれぞれやった地区で反対地区もあったんですが、その願いのことも酌み入れていただきたいと思います。
  それと、今の説明だと、住民は十分理解したということで解釈してよろしいんでしょうか。しているんですね。全員そういう感じですね。
○関口定男町長 出ない人もいましたけれども、通知は出していますから大丈夫です。
○4番 野原和夫議員 そういうことであると思いますが、私は、工事についてももっと中身を議論して、少しでも安く建てるよう努力していただくことも必要ではないかと思うんです。
  それと、今、町長が道路問題もやるということを言っていますが、道路についても十分に説明をしていただけたのかどうか、地元の人たちに。それにはやっぱり道路のことも説明した上で、住民が理解をした上で、こういう施設もということで理解していると思うんですけれども、この点についてもお伺いしたいんです。
○田中 旭議長 答弁願います。
  桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 お答えいたします。
  道路改良計画につきましては、先ほどお話しした説明会のときに具体的に説明をさせていただきました。今年度につきましては現況測量を行います。その現況測量が終了次第、その図面にこういう形でこういうふうに道路改良したいという形で、具体的に説明会を開催する予定でございます。そのような形で関係者の皆様には具体的に説明をして計画していきたいと考えております。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○4番 野原和夫議員 はい。
○田中 旭議長 ほかに質疑ありますか。
  14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 14番、野原です。
  ただいま皆さんの方からいろいろご質問がありましたけれども、同じように山村体験交流施設、それから木のむらキャンプ場の工事等でお伺いしたいと思うんです。
  先ほど増田議員さんの方からありましたように、約6,500万円の事業をするわけでございますけれども、こうやって予算化する段階で、我々はただ数字を出されても内容は全然つかめないんですよね。確かに山村振興事業ということで事業に取り組むことは本当にいいことで、地域の活性化にもつながることでございますけれども、やはり、これだけの事業をするわけですから、旧都幾川村の方は知っていたかもしれませんが、我々はまるっきり白紙の状態でいたわけです。
  そんな中で、補助金等も申請しているわけですから、先ほど町長の方からあったように、原案はとっくにできているものと思います。そういった中で、事前に全協とかそういった中で説明をしていただかないと、我々としても、名前からすればいい事業です。だけどその事業は名前だけじゃなくて、地域の人たち、また町民、町全体の事業として本当にいいものかということを判断するのには、きょうここで出されただけでは判断しかねるということになるわけです。今後こういった事業、夕張市の問題じゃないですけれども、観光事業をどんどんやって失敗するところもある。そういった中で、ときがわ町は規模がもう少し小さいからあれですけれども、それでも我々の町とすれば6,500万円というのは非常に大きな事業になってくるわけですから、そういったことで我々議会に対しても事前の説明というのはお願い したいと思います。
  そんな中で、木のむらキャンプ場なんですけれども、これは当初、何年に建設が始まったのか。現在10棟あるということでございますけど営業期間が、どのくらいの期間で営業しているのか。それから利用客数が現在、5棟増築するわけですけれども、ふやすだけの利用客数が年々ふえているのか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
  それから、山村体験交流施設なんですけれども、今、野原和夫議員さんの方からありました。確かに70坪の、どういう内容でこういった建物をつくるかわからないんですが、4,200万円かけるわけでございます。こういった過疎地域の山村体験施設、学校跡地を利用してそういった施設をつくるというところに、耐用年数もあるかもしれないですけれども、既存の校舎を生かした施設で体験施設をつくるというのが地域に合った事業じゃないかなと思うんです。ただ新しい建物を建てて、それを体験交流施設とするんじゃなくて、古い校舎を使った中、そういったものを生かしてそういう施設を地域の方にうまく利用してもらう、そういったものを行政が援助していくことが理想じゃないかと思うんです。これは学校の耐用年数との兼ね合いもありますので、その辺は何とも言えないんですけれども、山村交流体験というと、山村にふさわしい建物を、4,200万円もかけるのならそういったものをうまく設計していただいて、旧学校の跡地にふさわしい建物をぜひつくっていただきたいなと思います。
  それから、その下の合併準備補助金ということで、旧埼信の建物の改修工事ということで723万1,000円、3分の2の補助ということで出ているわけですけれども、現在、あしたですか、両商工会が合併するわけでございますが、現在の両方の職員の人数、それから合併した後の人数、それはどのくらいになるのか、その辺をお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、1点目のキャンプ場でございますが、こちらの木のむらキャンプ場につきましては昭和61年に開所してございます。
  現在、バンガロー10棟ということでございますけれども、集客の人数等でございますが、平成15年度から申し上げさせていただきたいと思います。平成15年度は1万4,399人、平成16年度は1万6,516人、17年度が1万8,137人でございます。
  こちらの営業の期間でございますが、4月から10月末までというふうなことで営業しております。なお、今年度につきましては11月5日まで、これはお客さんの予約の状況でござい ましたが、5日まで営業してございます。
  それから2点目の、現在の校舎を使った改修はどうかというふうなご質問だと思うんですが、こちらにつきましては、大椚第二小学校の校舎につきましては昭和24年に現在の校舎ができております。地域の皆さんと協議をする中で、できれば校舎をリニューアルした形で改修できればということも私どもは考えて協議をしましたけれども、やはり非常に、床、屋根、柱等も腐食が進んでいます。やはりですね、現在の建物をリニューアルした形での改修ということになりますと、新築と同様、それ以上にかかってしまうんじゃないかというふうな経済比較も考えまして、建てかえという設定をいたしました。
  ただし、今、野原議員さん御指摘のとおり、地域の皆さんもこの大椚第二小学校には非常に思いがあります。やはりあの校舎の風景というのはぜひ椚平にかえって、残してほしいというふうな要望もあります。したがいまして、今回の改修については、現在の校舎のイメージは採用しながら整備はしていきたいというふうに考えております。
  それから、3点目の商工会の職員でございますが、今現在、職員につきましては、玉川、それから都幾川の商工会、それぞれ職員がおりますけれども、都幾川の商工会の1名は、今、四季彩館の方に出向しております。合併後の職員につきましては、指導員が3名、それから専任委員が2人……。ちょっとお待ちくださいませ。
○14番 野原兼男議員 合計でいいですよ。
○山崎政明産業観光課長 はい。失礼しました。基本的に職員は6名でプラス局長が1名ということになります。合併して、現在、両方局長が1人ずつおりますけれども、1人退職というふうなことになるというふうなことですので、人数的には全体では7名ということでございます。
○14番 野原兼男議員 現在は8人ということですか。
○山崎政明産業観光課長 そうです。指導員が、合併後でございますけれども、指導員が3名、補助員が2名、記帳専任職員が1名、局長が1名。
○14番 野原兼男議員 これが合併後。合併前は8人ということでいいわけですか、両方で。
○山崎政明産業観光課長 そうです。局長が1人になります。
  以上でございます。
○田中 旭議長 いいでしょうか。14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 最初の2点につきましては、そういった内容で、木のむらキャンプ場も年々利用客がふえている。本当に喜ばしいことであります。これはオープンしたのが、 建設が昭和61年ということで、もう20年近くになるわけですよね。そういった中で、既存の建物の老朽化、そういったものも激しいんじゃないか。実際私も行って見たことがないのであれなんですけれども、そういった中で改修とか既存の建てかえを充実するとか、そういったことは当初考えなかったんですか。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今、野原議員さんご指摘のとおり、昭和61年に開所ということで19年経過しております。現在のバンガローにつきましても、当時、このキャンプ場につきましては山村振興事業で整備させていただきました。これは補助金の関係で耐用年数20年というのがございますので、現在の建物等についても改修というふうなことも現地等もチェックしながら考えていたところもあるんですけれども、基本的にまだ現在のバンガロー使えるというふうなこと。それから、先ほどの補助金の関係もございますので、今回については既存の改修というふうなことでなくて、新たに増築、5棟させていただくということでございます。また今後は、20年以上経過してきますとやはりこれ老朽化というものが進んでいきますので、今後はこういったバンガローの、既存の施設の改修というのも当然出てこようかと思います。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○14番 野原兼男議員 はい。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  16番、市川金雄議員。
○16番 市川金雄議員 16番、市川です。
  2点ほど、簡単なことなんですがお伺いしたいと思うんですが、11ページ、第1点は、これについて負担金、補助及び交付金のところなんですが、先ほどの企画課長の説明によりますと、551万6,000円を補正したい、これについては燃料費の高騰によるものという説明を伺いました。バスの運行に燃料費の関係の補助金を出すのはいつごろになったのか、いつごろからそれをしているのか、この補助金を出す、補助する意味が違うんじゃないかという気がしたんですけれども、その辺が1点。
  それから、第2点なんですが、15ページの児童福祉費のところで工事請負費がありますけれども、先ほどのご説明の中では、どこにどういう工事をするのかというのがありませんで した。どこにどういう工事をなさるのかお伺いをいたしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 お答えします。
  文言が適切でなかったと反省しています。燃料費でなく運行費の助成でございます。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。ほかにご質問ございますか。
○16番 市川金雄議員 まだもう1点お願いしたいんですが。
○田中 旭議長 小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えいたします。
  工事請負費の件でございますけれども、まず15ページの児童福祉費の児童福祉総務費の工事請負費でございますけれども、247万円でございますけれどもこれにつきましては、工事の内容といたしましては、萩ヶ丘小学校の図工室の改修、それから原地域の児童遊園地のフェンス等の撤去、それから改めての設置工事、それから遊具施設の修繕の工事ということで、247万円でございます。
  それから、その下の児童福祉施設費の工事請負費でございますけれども、これにつきましては、平保育園の園舎が雨漏りいたしまして、その修繕というものでございます。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○16番 市川金雄議員 了解しました。
○田中 旭議長 ほかにございますか。
  5番、鳥越議員。
○5番 鳥越準司議員 再びさっきの農業振興費に戻りまして、幾つか質問させていただきます。
  まず17ページ、そこにですね、4目農業振興費のうちの13節委託料、これで336万5,000円が減っているんですが、当初、多分1,500万円のものが計上されていたと思うんですけれども、これから約330万円、かなり大きな量が減っているんですが、何が減ったか。要らなくなったものがあればどういうものが要らなくなったのか、ご説明をお願いします。
  それと、あと山村体験交流施設4,200万円、幾つか意見がございましたけれども、この中で課長の説明の中で、70坪で4,200万円、これはまだ設計が終わっていないということで、 先に4,200万円が出てきたわけは何だったんだろうかということで、ですから4,200万円が主体なのか、それとも70坪をもとにして図面をかいて積算して、またちゃんとした予算を出すのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。できれば、70坪なら70坪、地域要望でございますので、できるだけある面ではいいものを安くつくっていただきたいという希望がございます。
  あと、先ほどの増田議員の質問の中で、次の18の備品購入費、施設備品購入費これの説明を求めたんですが、何もお返事がなかったものですから改めてお聞きします。
  それと、7款商工費、商工振興費、合併準備補助金ということで、3分の2ですから約1,100万円近くのお金が出ているんですが、当初この合併はもう年度当初から決まっていたわけですが、今になってきて何でこういう合併補助金を出すのかどうか。例えば埼信の跡地についても、いずれは商工会の方にお貸しするなり出すということであったんですけれども、そのときにこういった予算なりその辺をを何で計上しなかったのか、今になって何で出してきたのかということのご説明をお願い申し上げます。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、1点目の13節委託料の減額でございますけれども、こちらにつきましては336万5,000円減額でございますが、当初、1,500万円の当初予算で計上させていただきました。こちらにつきましては、山村体験交流施設の測量、設計、設計監理、それから地質調査、外構工事等の設計調査委託ということで1,500万円計上させていただいたわけでございますが、この中で地質ボーリング調査が必要ないということで、今回落とさせていただいたものでございます。
  続きまして、2点目の4,200万円はどういった根拠で計上したのかというふうなことでございますけれども、基本的に今回設計も委託で出しましたが、国・県の調整の中で、70坪の基本的な内訳といたしまして原案図というものを私どもで基本的に設計してございます。その中で費用対効果等を出すことになっておりますので、各施設の内部の広さ、例えば体験室がどの程度必要なのか、収容人員は何名というふうなところも検討しております。そういう中で、70坪の内訳として私どもでまず絵をかかせていただいて、それに基づきまして今回の4,200万円というものを計上させていただいたものでございます。
  なお、やはりもちろんそれが決定事項ではありませんので、それを基本として今回設計事 務所の方に本設計はしていただくということで、あくまで基本的な設計というふうな絵は我々職員の方でかかせていただいて作成しております。
  それから、備品の内訳でございますけれども、先ほどは大変失礼いたしました。今回、備品につきましては基本的に最低限のもので考えております。1つは調理室がございます。この中で調理室に関しては調理台2台、それから2層シンク1台、ガステーブルが2台、また作業台、冷蔵庫が1台というふうなことで積算してございます。また、体験室等につきましては、調理台、それから食器棚等を内容として今回予算計上させていただいております。また、食事室等のテーブル6台等もこの備品の中に計上させていただいています。
  ひとつはこの備品に関しては、この施設の中に事務室もあるんですけれども、基本的には、学校に、これから解体するわけですけれども机等も残っています。そういった備品はできるだけ使っていきたいというふうに考えておりますので。また、地域の皆さんでテーブルの作業台ですとかそういったものをつくれる方がいます。今回本当に必要な最低限という形で計上はさせていただきましたけれども、そういった備品も地域で用意するものもあるということでご理解いただきたいと思います。以上でございます。
  また、次の合併の準備費でございますけれど、合併準備補助金の関係につきましてお答えさせていただきます。こちらにつきましては、現在、都幾川・玉川両商工会で4月、来年の4月1日に向けて合併協議を進めておりますけれども、この旧埼信の建物につきまして、今年の平成18年8月21日に都幾川・玉川両商工会長名で要望書が上がってきております。この要望書の中で、現在の埼信の建物の改修ということで、それに対する支援をお願いしたいということで要望書が上がってきております。また、11月27日には事務所の改修工事に対する補助ということで、新たに補助金の要望が、これは具体的に実際に施設の内部の改修ということで要望が出てきました。
  今回計上させていただいた内容につきましては、この要望額を町としても精査させていただきまして、この中で、先ほど企財課長が説明した改修工事に対する費用、それから設計に対する費用ということで、それに対する3分の2ということで補助金を交付させていただくというふうなことで計上させていただいたものでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 5番、鳥越議員。
○5番 鳥越準司議員 大体内容はわかりました。
  1つは、山村体験、70坪、4,200万円、どっちが優先するのかという質問だったんですけ れども、こういう金額なり広さが出てしまいますと、設計業者は目いっぱいここまでやります。多分70坪で4,200万円出すかもわかりません。それをいかに。だから、70坪を限界とするのか、4,200万円を限界とするのか、もう一度明確なご返事をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この70坪というのは、今回設計を発注するに当たって、あくまで70坪程度というふうなことでさせていただいております。必ずしも70坪にこだわっていることではございませんし、先ほどの4,200万円の工事費につきましても、やはりもちろん経費の節減ということはございますし、今後、その実施設計に当たっては、できるだけそういった軽減が図れるように検討させていただきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 今、鳥越議員さんその他、議員さんからいっぱいこの件につきましてはいっぱいご質問等があります。お金が先なのか、それとも坪数が先なのか平米が先なのかという話ですけれども、先ほど言いましたように、一番初めは8,000万円という話から始まった話でありまして、それと国と県も絡んでくるわけです。ですからこれだけ絞るのも結構大変なんです。常識から見ると、はっきり申し上げまして、坪単価で割っていくと非常に高いということもあります。でも県単価だとか国の方の補助とかを考えた場合に、目いっぱいうちの方もなるべく、半分は出すわけですから、絞っていくという形で、一応は見積もりを出してありますけれども、最終的に入札の中でもうちょっと落ちると思いますけれども、そういう単価でとりあえず予算としては出すという形で、先ほど産業観光課長も言いましたように、補助金との絡みがありますので、初めちょっと大きい額で国と始まっちゃったみたいで、それを絞るというのは、国の方も中山間の事業の中で、旧都幾川村にそういう形で見るということになりますと、半分ですね、4,000万円ぐらい。そうなると余り上下があると、余り好まないんですね。でもそこを何とか、うちの方も半分出すわけですからぐっと絞って、その辺の県・国とのやりとりは相当産観でもやってここまで来たと、その辺も事情もお酌み取りいただきたいと思います。
  特に、そういう面ではオープンではなかったとか、そういう面もあります。また、説明も 不十分だったということもあると思います。いろいろ皆さんから批判がありましたけれども、その辺も十分反省して、これからそういうことのないようにしっかりと、議会の皆さんにも説明しながらこうした事業の場合はまたやっていきたいと。今回も、皆さんご存じのとおり、合併協議会の件数も非常に多く出してありますけれども、こういう形で議員の皆さんにも協議をするときには、こういう問題もどんどん出して皆さんにも協議を事前にしていただくと。早い話が根回しをすると、そうすれば本会議のときにこうした皆さんから意見が出なくて、スムーズにいくのかなと、今そういう感じを受けました。その辺は反省しておりますので、よろしくお願いします。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
  5番、鳥越議員。
○5番 鳥越準司議員 質問の中で、4,200万円予算通れば、これだけついたわけですから、できればこれを目いっぱい使っていただいて、いいものをつくっていただきたいということで、慎重に設計の方をお願いしたいと思いまして、要望で質問を終わります。
○田中 旭議長 ご苦労さまでした。暫時休憩いたします。
                                (午後 2時39分)
─────────────────────────────────────────────────
○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時55分)
─────────────────────────────────────────────────
○田中 旭議長 先ほどに引き続きまして、一般会計補正予算の質疑を行います。
  質疑ございますか。
  7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 質問させていただきます。
  まず、9ページのところで県の補助金のところなんですけれども、ちょっと、先ほど説明がよくわからなかった部分がありまして、これでマイナスの会計になっている。これは多分実績によって補助金の減額かなと思っていたんですけれども、上の方から民生費県補助金のところですね。上の方から8段目ぐらいに障害者福祉費補助金というのがあります。補助金の、これは統合という形で考えておいてよろしいんでしょうか。というのは、13ページのところに補助金、負担金、障害者福祉費の、これ、障害者自立支援法の一環だということだと 思うんですけれども、負担金、補助及び交付金から扶助費の方に、例えば移動支援事業補助金は250万円減額されてこっちに250万円というふうにいっているので、これは自立支援の関係なのかというふうに思っているんですけれども、その辺のことを、すみません、もう一度お聞きしたいと思います。それが1点目。
  2点目が、先ほどから17ページの商工振興費のところで、商工会が合併するということで、質問の中でも、723万円で3分の2の補助ということで、主にどのようなものにこれは基本的に使われるのかというところで、大まかなところで結構です。もちろん中の整備ということなんですけれども、どのようなものに使われるか教えていただきたいと思います。
  それから、それに関連することなんですけれども、現商工会の跡地利用というか、その辺はどのような形で利用を考えているのか、その辺のことについてもお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 補助金についてご答弁申し上げます。
  まず、歳入につきましての社会福祉費補助金の中でございますけれども、これにつきましては、一番上にあります在宅重度心身障害者手当補助金マイナス530万7,000円、それから4行目、生活ホーム事業費補助金ということで4行目45万4,000円のマイナス、その下の生活サポート事業105万円のマイナス、それとその下、在宅障害者居宅改善整備費補助金12万円のマイナス、それとデイケアのマイナスということで、こちらの方は自立支援法の関係でこの事業が統合になりまして、その下の障害者福祉費補助金に一括で統合されたというものでございます。
  続きまして歳出でございます。13ページの19負担金、補助及び交付金でございますけれども、この中で、日中一時支援事業補助金117万円のマイナス、その下の移動支援事業補助金の250万円のマイナスということでございますけれども、これにつきましては、県の方の指導で負担金を扶助費として計上するようにという説明がございましたので、これについては組みかえをしたというものでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 商工振興費の補助金、また商工会の跡地の利用について、答弁をお願いします。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  旧の埼信の建物の今回の改修内容ということでございますが、まず1階の部分につきましては事務所ということで、この事務所の改修になります。1階のフロアにつきましてはかなり、フロア、広いスペースがございますので、事務所とあわせて会議室をパーテーションで区切って、1階にも会議室を設置するという内容が主な内容でございます。また、2階につきましては、壁等のクロスの張りかえ、また和室の畳の表替え等でございます。これが内部の主な内容でございます。また、外部につきましては、ちょうど2階にテラスがございます。ここの防水工事、それから屋上の防水工事というふうなことで、今回の主な内容といたしましては、事務所内の改修、それから屋外では屋上の防水工事が主な改修内容でございます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 お答えします。
  商工会の跡地利用ですが、まだ基本的には商工会の財産という形で存在しているわけです。そういう中で、今後商工会さんの意見を聞きながら、また行政としてもどんな形がいいか論議していきたいと考えているところでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
  答弁をお願いします。
  関口町長。
○関口定男町長 跡地利用に関して、今、企財課長が丁寧に気を使っているようなんですが、行政というのは本来聞かれたことにちゃんと答えるというのがあれで、あまりちゃんと初めに答えちゃうとまずいのかなと思うんですが、私はそういう性格なんで、企財課長はちょっと遠慮したんですが、私の方から答えさせていただきますと、後で具体的に皆さんが討論するより、今ここで話した方が早いかなと思うんですが、旧の都幾川の商工会の跡地につきましては、今のところ計画しているのは家族支援センターをあそこにという案で、まだ案ですよ。旧の玉川の商工会につきましては、1区の2の集会所がありませんので、1区の2の集会所として使用したいという話で、これはまだ決まったわけではありませんので、行政ですと、まだちょっと決まっていませんという話なんですが、つい私の方は口走っちゃう方なんで、そういうことでご承知おきをいただきたいと思います。
○田中 旭議長 7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  もう一度聞きたいんですけれども、最初の県補助金のところなんですが、統合されるということで、今までは費目についてかなり細かく出てきたと思うんですよ。統合されて、その費目、詳細の部分というのは今後も明示されてくるんでしょうか。というのは、削られて少なくなってきても、どこが減ったかわからなくてということがよくある事態だと思っているんですけれども、その辺のところ。細かく出ていればそういうのに使えるということなんですけど、一括になりますので、どこに使ってもいいということになるかなと思って。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えいたします。
  こちらは統合になりましたけれども、その中にまた細目というような形で事業がおのおのあります。例えば統合した障害者福祉費補助金でございますが、その内訳として、知的訓練施設等の支援費ですとか、あるいは埼玉県の障害者福祉施設等の支援事業の補助金ですとか、在宅障害者の社会活動支援事業補助金、これについては福祉タクシーですとか燃料費の補助ですが、そういった細かい事業に分かれております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 わかりました。ありがとうございます。
  もう一つ、町長の方からなかなか答えにくいところまで答えていただいてありがとうございます。一応聞いていたというところで。先ほどの723万円、この使われ方の中身なんですけれども、これは商工会の方からの要望という形でこれは査定したというふうに思っているんですが、その辺で逆に町の方からの意見というのはあったんでしょうか。というのは、例えば1階の事務所の改修とか会議室ということで、本当言うと事務所とかいうのは2階の方がいいんじゃないのかと逆に思ったりもしているんです。今の建て方でいうと、逆に1階は外からの人の、いろんなものが、そこでイベントできるとか、いろんなものが、特にバリアフリーの関係がありますので、あの建物自体がバリアフリーでつくっているとは思えませんので、そういうところで本来であればそういうことも含めて町の方から提案がなされたのかなと逆に思ってはいるんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  笹沼議員さんご指摘の2階に事務所はどうかということをご提言いただきましたけれども、2階については旧埼信は会議室になっておりまして、それから食堂、和室という構成になっています。非常に2階については逆に会議室が狭いんですね。商工会の全体の会議ということを考えても2階の方のスペースだけではちょっときついかなと、狭いというところがあります。
  また、1階については逆にかなり広くとれまして、通常の事務室とあわせて、それでは広過ぎるぐらいのスペースがありますので、そこを、これは商工会の合併協議会の中でもいろいろ改修の内容については検討していただきました。現地の方も見る中で検討して、やはり1階については事務所とあわせて会議ができるようなスペースということで、合併協議等の中で決定してきております。
  また、バリアフリー等の関係については、2階については階段等も裏からの階段になっておりまして、2階に事務所というのは、そういった面では非常に改修しにくいというふうなところもあります。
  また、1階については、旧の埼信では県道側から入ってATM等がありましたけれども、そちらの方も新しい建物になりましても、やはり玄関、それから倉庫等もあわせて併設して改修するということで、一定のバリアフリー等については1階の部分の方が基本的にやりやすいというふうなことで、今回の改修内容というふうなことで、商工会の方で基本的に検討していただいたものを、こちらの方でも内部で検討させていただいたというふうなことでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○7番 笹沼和利議員 いいです。
○田中 旭議長 ほかに。
  12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 12番の島田です。
  2点ほどお願いしたいと思いますけれども、先ほど来、皆さんお伺いしていることなんですけども、第1点目は、11ページのバス運行費補助金についてということでお伺いしたいん です。先ほどは燃料費だとか運行費だとかということでの話だと思うんですけれども、総体的な見方として漠然と、そういうことではちょっと納得できないかなと思うんですが。特に今回、新設路線というのができたと思います。そんなことで、この路線についてもダブっている部分があるのかなというふうには考えられると思います。
  そんな中で、果たして運行の状態、バスの時間帯の状態等についてどのように考えておられるのかということも含めて、たまたま私、玉高の先生にお会いしましたところ、玉高の入り口のそばまで、工業団地のところでとまるわけですが、時間帯がちょっとずれていると。高校生も乗りたいんだけれども、時間がずれているので利用できないんだというふうな話も聞いているわけです。嵐山までバスを走らせるということになっているわけですけれども、嵐山でも駅の改修を始めていると思うんですけども、かなり時間も早くそちらへ着けるようになる。玉高の生徒もかなりの人数が東上線を利用して来ているということもあります。それからまた、あそこからバスに乗れば、八高線明覚駅にも少し歩けば済むんじゃないかということも考えられますので、その辺を総合的に含めて考えていただけると、より乗る人もふえてくるという感じもいたします。そんなことでどういうふうに考えているかということと、あと1つは、木のむらキャンプ場のバンガローの建築工事ということで、バンガローを建てるということ、これはテントのあったところに建てるのか、それとも新たに場所をつくるのか。もしテントのあったところだとすると、あそこは河川敷の中か、そんなところにテント以外のものができるのかどうかということも、例えば、最近豪雨でいろんなところでやられていますけれども、すぐ上に護岸工事をやっている堤防があると思うんです。あれもかなり年数がたっていると思います。そんなところで、たまたま夏の豪雨で決壊でもされたらひとたまりもないところにテントを張ってあると思います、私が見た限りでは。ですから、そういうところに建物を建てるということは果たしてどうなのかということもあると思うんで、ちょっと突っ込んだ質問で申しわけないんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 お答えします。
  今回の補正の関係ですが、これにつきましてはときがわ便と小川便のことでございます。ときがわ便と小川便、合わせまして支出が5,772万8,157円でございます。これは運行費です。収入が1,899万8,461円の収入になっているところでございます。差額ですが、3,872万9,696円の収支の差が出るわけでございます。そうしましてそのうちで、予算は当初予算で3,321 万4,000円いただいています。その差の551万6,000円の今回、補正をさせていただいたということでございます。
  それで、町の持ち出しのうちで、県の補助金があるところでございます。県で1,562万9,000円ほどあります。あと、小川町、越生町、地産霊園等を含めまして258万6,000円の負担金をいただいています。合わせますと1,821万5,000円の負担金と県の補助金をいただいているところでございます。そうしまして、最終的に町の負担金からそれを引きますと、小川便、ときがわ便を含めて最終的に町の負担は2,051万5,000円となるところでございます。嵐山便についてはこれから精算になりますので、まだ出ていないところでございます。
  以上、今回の補正につきましての内容説明とさせていただきます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 では、私の方からバスの時間帯について答弁させていただきますけれども、この件につきましては、7月に嵐山便も運行されました。これも嵐山町との協議もありまして、今、島田議員のご指摘のように、初めは西口に着けるわけだったんですけれども、向こうの開発がちょっとおくれているということで、でき次第西口にやるんですけども、運行してから、私も大野の方からいろんな地域を回っております。また工業団地の中も回っていますけれども、そんな中で、大野のほうの人の話によりますと、高校生が通うのに、今までは乗り継ぎがちゃんとできていたけれども、ここのところその乗り継ぎがちゃんとできていないという話も聞いております。また、工業団地、玉高あたりですと、先ほど言われましたように学校の始業時間、また会社の始業時間にちょっとずれているかなと、そんな話も聞いております。
  企財課長とも、また担当者ともその辺の打ち合わせをしていまして、一番初めにつくるときは、何しろ運行を早くするということで、あれでも一生懸命時間割をやったんですけれども、実際使ってみるといろんな意見が出てくると思います。でも最終的には個々の人に対応は難しいと思います。ですから、その辺を多く利用できる方がいる時間帯に合わせていくという形になると思うんですが、その辺は企画財政課の方に私の方からも指示を出してありますので、しっかりと時間割は再検討するということでご理解いただきたいと思います。お願いします。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 ただいまいろいろと答弁いただきまして、内容的にはこれからいろ いろ考えていくということですけれども、やはりバスを運行するについて少しでも多くの人に乗ってもらうことが第一条件だと思います。そんなことで、たまたま新路線のバスについても、嵐山に行くのに鎌形経由、植木山経由という2本だすというのも、直接このことに関係ないかもしれませんけれども、そういうのは嵐山町からの要請でそういうふうなことをやっているんですか、それともときがわ町のことを考えてやっているんですか、どういうわけなのかお伺いしたいんです。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それは交渉した私の方からお答えしますけれども、これは両方です。嵐山もそうですし、嵐山とすると、答弁したことがあったかなと思うんですが、植木山というのは旧の都幾川から玉川を通って行きますけれども、あの植木山というのは嵐山とすると一番隅になっちゃうわけです。今まで交通の弁が非常に悪かったということであります。また鎌形も、今度鎌形小学校が廃校になりますけれども、非常に嵐山の旧玉川村境ということで、境というのは交通とかいろんな面の行政サービスもちょっと落ちる面があります。そんなときに、今回の2路線を出せば、嵐山町の鎌形の人、植木山の人も便利だろうと。また、今度新しい町になって旧の玉川村の日影の人、また旧都幾川村の大野、平、明覚地区の人も便利だろうと、そういうことで、嵐山の町長さんと私の方で話し合って、2本でやろうかという話で決めましたので、その辺はご理解いただきたいと思います。どっちからというより、両方ともぜひそうしたいということで、2路線ということで決めましたので、ご了解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 1問についてよろしいですか。
○12番 島田 豊議員 これで1問の最後。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 今お伺いすると、両方からの要望だということだとすると、嵐山から補助金はこれからどのくらいもらえるのか、よくわかりませんけれども、運行資金については話し合いはしたんでしょうか。越生からはもらっているということですけれども、その辺どうなんでしょうか。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 お答えします。
  これはバスの許可形態が違います。前にちょっと全員協議会でもお話ししたと思うんですけれども、基本的にはイーグルバスで業者がやっているものでございます。そういう中で、嵐山のほうで今、町長さんお話ししましたが、嵐山とイーグルさんの方で話を進めていただいて、都幾川村と旧村の時代に、玉川村の方にお話がきて、それがこういう形になってきたということで聞いているところでございますが、基本的には業者が運営しているということでございます。小川便とときがわ便につきましては行政が運営しているということでございます。その辺の大きな違いがありますので、そういう形でありますので、嵐山からときがわ町へお金が入るという形ではございません。一部嵐山のほうに、逆に嵐山町からうちの方へ請求が来るかもしれないんですけれども、その辺はこれから精査してみないとわかりません。
  負担割合、今、町長さん話していると思うんですけど、路線の入っているときがわ地域の距離と嵐山地域の距離を案分しながら、それと収入を操作しながら、負担金が最終的に決まってくると思います。今回につきましては、この補正につきましては、小川便とときがわ便ということでご理解いただきたいと思います。
○12番 島田 豊議員 わかりました。
○田中 旭議長 2問目について、木のむらキャンプ場についてテントのあるところにバンガローを建てるのかということで、答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、島田議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
  今回設定計画しておりますバンガローの位置でございますけれども、先ほどご説明の中でも申し上げたんですが、炊事棟がございますが、その西側にトイレ、それからシャワー棟がございます。ちょうどその西側に現在テントサイトが3区画あります。こちらについては、島田議員さんご心配しているのは、堰堤の下の中州といいますか、そこの部分に建物を建てるんじゃないかというふうなことで、洪水時等の心配というふうなご指摘だと思うんですが、基本的にバンガローについては、テントサイト3区画丁度炊事棟の西側でございますけど、そちらはつぶしてバンガローを設置します。
  それから、従来10棟ございますけれども、丁度このテントサイトの山側になりますが、現在のバンガローが設置してある場所、ここが現在あいております。そちらの箇所にあわせてバンガローを設置するというふうなことで計画してございますので、今回、テントサイトの区画については中州の方に設置するということは基本的にはございません。
  以上でございます。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 それではもう1点お伺いしたいわけですけれども、河川敷と個人持ちの土地との境界線みたいのがあそこにはないような感じがするんですけど、今度建てる場所というのはどこで持っているものなのか、どういう形なのかお伺いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今回建てる場所につきましては、基本的にはキャンプ場の用地ということになります。これは、河川境界等とのことがございますけれども、これから設計するに当たって、河川境界について基本的にはほぼ決まっておりますけれども、今回のバンガローについてはキャンプ場の用地内ということで建設する予定です。
  なお、キャンプ場につきましては、昨年度買収等もさせていただいておりますので、基本的には町の土地に建てるというふうなことでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○12番 島田 豊議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  1番、前田議員。
○1番 前田 栄議員 1番、前田です。
  7款の商工費、22節の補填金の小口金融融資代位弁済補填金、これは10万2,000円と金額は小さいんですけれども、どういう形で補てんしたのかというのが1点。
  2番目として、これは商工会経由なのか町経由なのかわからないんですけれども、ときがわ町で商工会経由か町経由で貸し出しの総額ですか、もしわかったらで結構なんですが、お願いしたいんですが。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  補償、補てん及び賠償金の中で、小口金融融資代位弁済補填金ということでございますが、こちらにつきましては中小企業の小口融資のあっせん制度に基づきます利子補給です。現在、旧玉川村、それからときがわ町ということで実施しているわけでございますが、今回につき ましては、旧の玉川村のときに、平成14年5月に小口融資のあっせん規則に基づきまして貸付額300万円を貸し付けたわけでございますが、こちらの金融機関につきましては埼玉縣信用金庫になるわけですけれども、丁度返済につきましては順調に返してきていたんですが、ことし、埼信の方から本人の返済が滞ってしまっているということで通知がありました。返済については5カ年ということで、利率については年1.75%ということで融資しているわけでございますが、丁度平成17年の10月分を最後に返済が滞ってしまったということでございました。こちらにつきましては、金融機関も本人とも督促等を含めて金融機関についてお話してきたところなんですが、なかなか本人の返済がないということで、埼玉縣信用保証協会、こちらに代位弁済の請求を行ったということでございます。
  こちらの埼玉縣信用保証協会との、町の方でも、小口融資のあっせんにつきましては埼玉縣信用保証協会と損失補償契約等も結んでおりますけれども、今回、平成17年10月分から返済が滞っているということで、平成18年9月21日現在で93万3,000円の残高ということになっております。この信用保証協会に代位弁済ということで埼信の方で請求を行いましたので、こちらの損失補償契約の中で、基本的に残高の80%につきましては、こちら中小企業信用保険法の中で80%補償されるというふうなことで、残りの20%、これが18万6,600円になるんですけれども、これを信用保証協会とときがわ町で2分の1ずつ折半するということで、ときがわ町の代位弁済の金額は9万3,300円という内容になっています。あわせて、利息がやはりこれまでの間に利息の方の返済、それから延滞金等も含めますと8,051円の利息がプラスされます。したがいまして、9万3,300円に利子分を加えた10万1,351円を信用保証協会に支払うというふうなことでございます。
  今後、債権等、信用保証協会に移ったわけですけれども、基本的に、本人からは信用保証協会の方で本人とこれから返済協議をするということですけども、本人が返済をいただければ、保険、それから信用保証協会、それから町ですね、こちらが負担割合で代位弁済金については返納されるということになっております。したがいまして、今回こういったことで代位弁済ということで、信用保証協会と50%ずつ、ただし利息分については市町村が負担するということでございますので、10万1,351円ということで計上させていただいたものでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○1番 前田 栄議員 2点目の町全体の貸し出し額、もしわかったら。総貸し出し量ですね。 ちょっと私も勉強不足で申しわけないんですけれど商工会経由なんだか、町が……。これ、商工会経由ですよね。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 商工会経由は、これ以外に利子補給は中小企業の近代化資金というものがございます。こちらは利子補給をあわせて行っているわけですけれども、こちらについては商工会というふうなことでございます。
  金額については、今ここでははっきりわかりません。中小企業近代化資金については、平成17年度時点でございますけれども、45件これは制度的には旧玉川村にございました制度でございまして、45件ということで、現在は件数については、まだ今年度分が決定していませんので、その45件よりふえているかというのは今現在把握できておりません。
  以上でございます。
○田中 旭議長 1番、前田議員。
○1番 前田 栄議員 10万2,000円なんですけども、税金の延滞と同じように、これは商工会経由なんですけれど、商工会も町から補助金とかいろいろいっているので、本人がいたとしたら、仮に10万2,000円を町で補てんしたとしても、取れるものだったら催促していただいて、経費節減ということでよろしくお願いします。
○田中 旭議長 よろしいですか。ほかに質疑ございますか。
  6番、堀口議員。
○6番 堀口 宏議員 大変お疲れのところ恐縮です。
  皆様からいろいろご質問が出ておるわけですけれど、また商工会の補助金の関係なんですが、これについては当初1,500万円の上計上してございまして、今回の場合は改修工事ということでやむを得ないかと思うんですけども、3分の2が町で持ちまして、3分の1、これ、約、総工費は1,100万ぐらいかかるのかと思うんですけども、これについて、先ほどどういう改修をやるかというような答弁もございましたけども、当初、銀行の跡地を約5,000万円、高いか安いかわかりませんけども購入をしまして、また貸し付けるということでございますけども。これは明日調印式があるようなお話でございますけども、これについては商工会の方へ、建物の貸し付けは、家賃といいましょうか、年間どの程度を考えておるのか。当然もらうべきだと思うんです。その点についてお伺いさせていただきます。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 基本的にお貸しするんですから、使用料というか、それはいただくようには考えているところでございます。金額についてはまだ明示できませんが、積算しているところでございます。そのような形で、ほかの施設と同様に町の財産ですので、使用料についてはいただくような考え方でおるところでございます。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
  6番、堀口議員。
○6番 堀口 宏議員 今検討中というようなことでございますけども、これについては大体新年度予算の骨格も決まるんじゃなかろうかと思っておるわけでございます。大体月どのくらいとか年間どのくらいとかというのは、おわかりになっているかと思うんですけども、その点、みんな町でやることもないと思うんで、それについて、商工会の会員が幾人いるかわかりませんけども、特定のものに補助金をということになると、いろいろほかの農業団体等もございますので、その点についてお伺いをさせていただきます。
  あともう1点ですけれども、最後のページなんですが、教育関係でございますけども、先ほど印刷製本の副読本をというようなお話でございますけども。これは社会科の関係で、3年生、4年生ですか、利用するかと思うんですけども、これは相当、作成するまでにはいろんな資料等が必要かと思うんですが、これから印刷を、資料を集めて今年度間に合うのか、来年度使うのかどうか、その点をお伺いさせていただきます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 では、商工会のことについて私の方からお答え申し上げますけども、今、堀口議員の方からも、来年度予算につきましてもどうかという話もあります。実はきのうですね、まだ合併しておりませんので、都幾川の商工会長さん、玉川の商工会長さん、また両事務局長が私のところに見えました。来年度のこともありますのでということで、私も1人で対応すると、言った、言わない、いろんな話になると思いますので、助役も同席して話をしました。
  その中で、今、堀口議員さんご指摘のように、私とすると、商工会に対しては今まで相当、旧の都幾川村もそうですし、この間もお話ししましたけれども、旧の玉川村も相当商工会には投資をしていますと。今回も新しい町ができて、商工会館も新しく、また、町の方で土地 を買って、建物を買って、中のリニューアルも今回予算も出ましたけれども、そういう形ですると。そういう投資をしております。その辺を両会長さんもご理解いただきたいということをまず申し上げました。
  きょうも商工会関係の皆さんもおいでなんですけれども、先ほど産業観光課長の方からも話がありましたように、商工会の体質、支出を見ますと、大体8割以上が人件費で消えているという体質もやはり、会長さんしっかり考えていただかないと困るじゃないですかと、言いたくなかったんですけれども、はっきり申し上げました。私もやっぱり出すからにはそういうのを自覚していただかなくちゃいけないし、今までもそうですし、ましてや四季彩館のときもそうなんですけれども、経営を商工会の方でやって、赤字が出たら1,500万円、2,000万円を補てんするという話もあったらしいけれども、その辺の商工会としての認識をどう思っているんですかということで聞きました。そしたら黙っちゃいましたけれども、そういう甘い体質、特に商工会の皆さんは自分で商売をやっているからわかると思うんですけれども、商工会自体のそういう体質を変えてもらわないといけないんじゃないですかという話も、ちょっと言いにくかったですけれどもしましたので、わかってくれたのかなと思います。
  ですから、はっきり申し上げまして、商工会もこのままの状態ですとパンクをしちゃうと思います。先ほど言いましたように7人いるわけですから、補助金は町の方からもそんなに、来年度は今年度並み、それよりちょっと削る形で出ますけれども、再来年、その先になりますとそういうわけにはいきません。近隣の町村の1万3,700人の規模の商工会と同額にだんだん抑えていかないと、議員の皆さんも納得できないと思いますし、私はそんな中で、議員の皆さんからもいろんな意見が出るでしょう。でも私も商工会を育てていきたいので、しっかりその辺は議員の皆さんに応えながらやっていくということで、きのうもお答えしたんですけども、ぜひいろいろなことはあると思うんですが、今回のリニューアルの問題、また来年度に予算等もつけますけれども、その辺のご理解をしていただきたいし、また、ぜひ議員さんの中にも商工会の会員の方もおりますので、ぜひ商工会自体の体質の改善等もしっかり考えていただければと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○田中 旭議長 次に、教育費の副読本関係について答弁願います。
  吉田教育総務課長。
○吉田明弘教育総務課長 それでは、堀口議員さんのご質問にお答えいたします。
  社会科副読本につきましては、新町になりまして、ときがわ町についての内容を、今、編 集委員でまとめているところでございます。この予算をつけていただきましたら、今年度中に最終的に印刷製本を終わりまして、来年度から使えるようにしていきたいと考えております。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○6番 堀口 宏議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 9番、伊得一夫でございます。
  皆さんがお聞きしたんで大体わかったんですけども、1点お聞きします。
  17ページの山村体験交流施設の中で、設計の段階に入っているということなんですけども、特産品は何をつくるのか、これは決まってるかどうか。それによって、厨房の調理室をつくるということなんで、その特産品をつくることによって調理場のつくり方が違ってくるんじゃないかと思うんですけれども、そのところを1点お願いします。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今回の施設の調理場でございますけれども、こちらにつきましては、計画の中では、椚平地域の郷土料理を提供するということを考えております。特産品につきましては、当然、伊得議員さんご指摘のとおり、町としてもあの地域の特産ということで、当然これから地域の皆さんとその辺を研究しながら進めていく必要があろうかと思います。特に椚平地域につきましては、大野地域とあわせて特産品づくりというのもやはり必要だというふうに考えておりますので、これから実際に運営していただく皆さんとも、非常に皆さんも意欲的にそういったものを考えているようですので、今後、町としても十分協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 郷土料理ということでございますけども、特産品は決まってない、これといってまだ決まっていないというような答弁だったと思うんですが、設計の段階にもう入っているわけですから、厨房設備なんかはどういった設備にしようとしているのか。これ 後先が逆になるとどうしても使いにくい厨房が必ずできます。そういった点はいかがでしょうか。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  こちらにつきましては、やはり設計時に特産品等の開発をする際に、当然厨房自体の設備の内容等も考えなくちゃいかんというご指摘だと思うんですけれども、こちらにつきましては、やはりスペース的にももちろんそうですが、料理体験ということが基本になりますけども、そういう中で特産品開発もできるような設備は当然考えておりますので。ただし、予算等の関係で設備投資がどれだけできるかというのは、予算の中でも検討しなくちゃいかんということはありますけども、椚平地域の特産というものはこの施設の一つの売りにしていかなくちゃならないということもあろうかと思いますので、この辺につきましても設計段階で、また地域の皆さんとも協議をして進めていきたいというふうに考えております。
  ただ、今時点でいろいろ特産品についてはあろうかと思いますけれども、これをつくるということで決まっているということではございませんので、ご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 課長の答弁で、ちょっと歯切れが悪いような答弁をいただいたんですけども、とにかくこの山村体験交流施設を補正で6,400万円も組むわけですから、つくっていただいてよかったという結果が出るように担当課は進めていただきたいと思います。
  それと、伊得さんは今度産建の委員長さんですよねということなんで、こういうお話があるそうなんですけどどうなんですか、と聞かれて、さあと言ったら、産建委員長がさあなんて言っていたんじゃしようがないでしょうというようなお話もいただいておりますので、町長さんも先ほどちょっと触れましたけども、事前に全員協議会とか、せめて担当する議会の方にだけでもいいですから、ちょっとお話を事前に、この議会が始まる前にしていただきたいかなと思っております。これは答弁は結構でございます。
  あと1点、朝、傍聴席がよく聞こえないということで、マイクをつけてとかというお話がありましたけども、今回、この議場で余りよく聞き取れないんでけども私の耳だけがおかしいのかもわかりませんけども、ピーピーいっちゃってよく答弁している方の声がよく聞こえないので、あとそこのところだけは、ここで言わなくてもいいことなんですけれども、よく精査していただきたいと思います。
  以上でございます。
○田中 旭議長 ほかにありますか。
  11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 またまたお疲れのところ大変恐縮でございまして、これは質問ではございません。要望でございます。
  先ほど商工会のほうの補助金の話があって、きちんとやってもらいたいという話がございましたけれども、これからまちづくりをするに当たって、今、ときがわの大椚の第二校舎の関係ですけれど、グリーンツーリズムとか、そういう受け入れ体制をすることが非常に大切だと思います。過疎に向かっているわけですから、こういう施設をつくったときに、つくったからいいということでなくて、ぜひ周辺の整備も含めて支援、リーダーシップを町がですね、リーダーシップをとっていただいて、建物を建てるなということではございません。建物も必要なときは建てていただかなければいけませんけれども、ソフトの面で大いにリードしていっていただきたい。木のむらキャンプ場から第二小学校まで入る道が必要であれば、ぜひつくっていただきたいと思います。
  実は第二小学校というのは、昔、私が大学時代に、児童文化研究会があそこをお借りして合宿をしていた経緯がございます。その前には私のおじいさんがあそこで先生をしていた経緯もございまして、ぜひあの地域の活性化が必要かと思いますので、お願いしたいと思います。
  そういう意味で、ぜひ、いろんな施設ができておりますけれども、ぜひ、周辺の整備、四季彩館の問題もありますけども、あれ、単独ですと確かに難しい面があろうかと思います。まああるというか野原さんあたりですと、あんなものをつくるからこれから町が窮地に陥るんだという話もございますけれども、温泉の数は多いとは私は思いません。伊香保へ行くといっぱい温泉の施設がありますけれども、それはそれなりのやり方だと思うんですね。そういう意味での周辺の整備を、ひとつ今度話があるようでございますけれども、施設の有機的な結合というか、そういうことで町全体の支援というか、考え方を持ってやっていただきたいというふうに思います。これは要望であります。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  5番、鳥越議員。
○5番 鳥越準司議員 お疲れのところ、最後にいたします。簡単にですね。すむかわかりませんけど。
  いわゆる山村振興についての予算について随分協議されていますが、この時点でこれだけの予算がついて工事までやるわけですけれども、多分、今年度工事というか、単年度では間に合わないと思いますので、工期的には設計がいつまで、工事としてはどのくらいまでお考えになっているのか、これをいわゆる商工会の工事も含めてお聞きしたいと思います。
  なお、ほかにいわゆる来年度にわたるような予算を考えているものがあれば、少しお知らせをいただきたいと思います。
○田中 旭議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  これから工事の方も行っていくということで、当然年度内の完了というのは厳しい状況であります。県・国とはこの辺については、キャンプ場、それから山村体験交流施設につきましては繰り越しというふうなことで協議は進めさせていただいております。
  そういう中で、設計については昨日発注をさせていただきましたけれども、おおむね1月いっぱいぐらいには完了していきたいというふうに考えております。また、工事の方につきましては、これ繰り越しということでございますけれども、キャンプ場につきましては5月の連休に間に合うように、4月いっぱいまでで完了できればというふうに考えております。また、山村体験交流施設につきましては平成19年の8月末を考えているところでございます。そういったことで、そういったことでこの施設については繰り越しというふうな措置をとらさせていただく中で進めていきたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○5番 鳥越準司議員 商工会の工事は今年度で終わるんですか。
○山崎政明産業観光課長 商工会の工事につきましては、今回補助金という形で計上させていただきました。工事につきましては、商工会が発注をして工事を行うということで、4月1日合併ということでございますので、基本的には本年度改修を終了させるというふうな予定でございます。
  以上でございます。
○5番 鳥越準司議員 ほかにはないですよね、今年度繰り越しになるようなものは。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  山口企画財政課長。
○山口文明理事兼企画財政課長 今年度事業で繰り越しという話は、まだうちの方では聞いていないところでございます。
  以上です。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第83号 平成18年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○田中 旭議長 起立多数であります。
  よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。
                                (午後 3時54分)
─────────────────────────────────────────────────
○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 4時10分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第84号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第9、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)。
  平成18年度ときがわ町の国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,678万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億1,345万1,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,678万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億1,345万1,000円とするものであります。
  細部につきましては町民課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 それでは、命によりまして、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、内容説明をさせていただきます。
  最初に全体事項について説明いたします。
  2ページから7ページにわたりまして、第1表歳入歳出予算補正及び歳入歳出予算補正事項別明細書をお示してございますので、主に補正欄の額をごらんいただきたいと存じます。
  今回の補正額でございますが、歳入歳出それぞれ5,678万2,000円を追加いたしまして、予算総額を12億1,345万1,000円とするものでございます。この補正額につきましては、主に退職者被保険者等療養給付費等で不足が年度末までに見込まれるため、これらの項目について補正するものでございます。
  次に、各項目の内容を説明させていただきます。
  まず歳入でございますが、8ページ、9ページをごらんいただきたいと存じます。まず歳入でございます。3款1項3目高額医療費共同事業負担金でございます。92万6,000円を追加いたしまして616万円とさせていただくものでございます。説明欄を見ていただきますと、高額医療費共同事業負担金という内容でございます。この負担金につきましては、国保連合 会の方で高額医療費の共同事業を運営しております。この概算の事業費が示されまして、この4分の1を国が負担するという内容になってございます。その額に合わせるための補正でございます。
  続きまして、4款1項1目療養給付費交付金でございます。4,921万6,000円を追加補正いたしまして2億4,354万1,000円とするものでございます。現年度分の療養給付費交付金でございます。この内容につきましては、療養給付費の増加に伴います補正でございます。退職者の医療費が増加しているため、この部分も歳入がふえてまいるという内容でございます。
  続きまして、5款1項1目高額医療費共同事業負担金、92万6,000円を追加いたしまして616万円とするものでございます。こちらは県の負担金でございますが、国と同様、4分の1の負担という規定がございまして、その額に合わせて補正をするものでございます。
  続きまして、9款1項1目一般会計繰入金でございます。571万4,000円を補正いたしまして3,914万2,000円とするものでございます。この内容といたしましては、保険基盤安定繰入金の保険税軽減分といたしまして11万6,000円、保険者支援分といたしまして559万8,000円とするものでございます。保険税軽減分につきましては、当初予算に上乗せして補助内示がありましたので、11万6,000円を追加するものでございます。保険者支援分につきましては、当初予算、この部分につきましては計上がございませんでした。そして、18年度からも引き続きこの支援金がいただけるということになりましたので、今回補正でのせていただくものでございます。
  次に、歳出について主な項目についてご説明をさせていただきます。10ページ、11ページをごらんいただきたいと存じます。
  まず、2款1項2目退職被保険者等療養給付費でございます。6,350万円を補正いたしまして2億5,470万円とするものでございます。退職被保険者の療養給付費でございます。退職被保険者の数につきまして、平成18年度当初予算の見込みですと879人を見込んでおりましたが、現在976人となりまして97人が増加をしております。また、医療費につきましても、1人当たりの単価が21万7,520円から26万920円に増加しております。1人当たり4万3,400円の増ということで、率にして20%ほど増加をしております。これは5月から10月までの実績に基づく試算でございます。退職被保険者につきましては、職場に勤めていらっしゃった方で退職されて、厚生年金等を受給されるようになりますと、こちらの退職被保険者の受給者ということになりますので、これから退職者がふえますと、この医療費については増加をしていくという内容になります。
  しかしながら、この退職被保険者療養給付費につきましては、税金を除きまして残りの部分につきましては、社会保険診療報酬支払基金の方からすべて交付金でいただけるという内容になっているものでございます。町としてもこの退職被保険者等の適用について適切に、なるべくこちらに該当になる方につきましては、退職被保険者の方に移るように、皆様に通知等でお願いをしているところでございます。
  少し飛びますが、2項1目高額療養費の一般被保険者高額療養費でございます。488万円を追加いたしまして4,663万2,000円とするものでございます。こちらは一般被保険者の高額療養費でございます。一般被保険者の高額療養費につきましても、当初の見込みよりも、医療費ですけれども、こちらは月当たりの医療費が約40万円ほどふえております。率にして11.7%ということで、年度末までに不足が見込まれるため、ここで補正をさせていただくものでございます。
  続きまして、3款1項2目老人保健事務費の拠出金でございます。こちらは13万9,000円の補正で、拠出額が280万円とせさていただくものでございます。こちらは拠出金の決定額に合わせまして補正をするものでございます。
  そして、5款1項1目高額医療費共同事業医療費拠出金でございます。369万9,000円を補正いたしまして2,464万2,000円とするものでございます。高額医療費の拠出金ということで、拠出金が総額が内示がございましたので、その額に合わせて補正をさせていただくものでございます。
  次の12ページをごらんいただきたいと存じます。10款1項1目予備費でございます。補正額1,654万4,000円の減額ということで、計が4,705万5,000円とさせていただくものでございます。全体の歳入歳出のバランスの中で予備費を減額をいたしまして、それぞれふえる見込みの部分に移して予算計上させていただいたという内容でございます。
  以上で、議案第84号につきましての内容説明を終わらさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○田中 旭議長 これより日程第9、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 保険給付費のところで、11ページのところで、これは交付金という形で出るので、町自体には直接は関係ないかなというふうに思うんですけれども、100人ふえ たということで、ただ率が非常にふえているということで、中身的にはどのあたりの部分が非常に金額の増加につながっているのかというところをちょっと教えていただきたいと思います。
  それから高額療養費、これは以前から大きな問題ではあるんですけれども、月40万円、11.7%と、こちらもかなりふえていることと思いますので、これについてもどの辺の部分が一番ふえているのか。それが後々、保健ですね、これから町としてどういうところに力を入れていくかということにつながってくるのかなというふうに思いますので、その辺のところをご答弁いただければと思います。
○田中 旭議長 ただいまの質疑に対して答弁をお願いします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 お答えをさせていただきます。
  まず、1番目の退職被保険者等療養給付費の関係でございます。この関係につきましては、町といたしましても退職被保険者の方に一般から移るように勧奨しているところでございます。厚生年金等を受給されますとこちらに退職被保険者の方に移ってくると。そして、退職被保険者の税金を納めていただきますけれども、退職被保険者の税金を療養給付費から差し引きした部分につきましては、基金の方から交付金で交付されるという中身でございます。そして、人数的には97名ということで11%ほど増加をしている。また、先ほども申し上げましたが、医療費につきましては、約20%率にして増加をしているという内容でございます。今後、お勤めをされていた方が退職をされてますますふえると思うんですけれども、この部分につきましては今後も増加が見込まれるということでございます。
  また、60歳を過ぎまして75歳までの後期高齢者に移るまでの間の方が対象と。60歳を過ぎて年金を受給されてから74歳までの方ということでございますので、この年齢といたしましては非常に医療費がかかる年代といいますか、病気になりやすい年代ということでとらえているところでございます。
  また、次の2番目の一般被保険者の高額療養費でございますが、こちらの一般被保険者につきましては3,127名から3,055名ということで、72名ほど逆に減少しております。この辺につきましては人数的には減少しているんですけれども、毎月の高額医療費については11.7%伸びているということでございまして、この辺につきましては、今後医療費分析等を行って精査してまいりたいと思いますけれども、国の方でもメタボリックシンドロームというような話を出しまして、糖尿病ですとか高血圧、心臓病、こういったものに着目をして、健康指導等を勧めるようにという指導がございます。
  ときがわ町においても、やっぱり糖尿病等の患者さんがふえているというのが実態ではないかというふうに考えているところでございます。今後、糖尿病等の対策といたしまして、ヘルスアップ事業を現在取り組んでおりますけれども、その事業のフォローということで健康指導を、医療費をですね、その方たちの今後の数年にわたる医療費を分析いたしまして、今後の健康指導ということに役立てていきたいという考えでございます。
  以上でございます。
○田中 旭議長 7番、笹沼議員。
○7番 笹沼和利議員 よくわかりました。2番目のほうの高額医療費の方はよくわかりました。特にこれから分析が必要なのかなというふうに思うんですけれども、上の方の部分が、人数だけで言うと97人ということで、大体10%増ぐらいで考えればいいのかなというふうに思っていたんですけれども、補正の額が6,350万円ということで、本当でいうと人口増、人間がふえるだけであれば2,000万円ぐらいの補正で済んでいるのに、実際としてはこれぐらい、プラス20%ふえているということを考えて、中身的にはどのあたりが実際に療養かかってきているのか。これは分析しなければわからないということであれば後日で結構ですけれども、やはり予防とかそういうところにはかなり大きな影響がしてきますので、この辺について、わからなければ後日で結構ですけれども、中身的に教えていただければと思います。
○田中 旭議長 答弁願います。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 それでは、笹沼議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  医療費分析という形で、連合会の方で全体の医療費分析を行っていただいております。ときがわ町につきましても糖尿病、高血圧等が一番多いわけなんですけれども、この退職者に限定した形でそういった分析がちょっとできないもので、今後、レセプト等を点検する際に内容等をちょっと細かく見るように、点検員の方にお願いしたいと思います。その傾向等が出ましたら、また後ほどご報告をさせていただきたいと存じますがよろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○7番 笹沼和利議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ありますか。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 4番 野原和夫です。先ほどの質問に重複します医療費、昨年に比べてどのくらいの伸び率か、その点わかれば教えていただきたい。
  それから、町の健康施策ですが、いろいろな問題町としてやっていると思いますが、今後新たに健康問題についての施策何か考えているのか、この点についてお伺いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  久保町民課長。
○久保 均町民課長 お答え申し上げます。
  ちょっと正確な数字ではないんですけども、17年度の決算を行った時点で、国保で約10%強の伸びがございました。
  それと、町の健康指導等に対する姿勢ということでございますけども、先ほども申し上げましたが、現在、ヘルスアップ事業ということで糖尿病、高血圧の教室を行っております。これを引き続き行ってまいりたいと思います。また、平成20年度からは、国の指導といいますか、医療制度改革によりまして、住民基本健診も国民健康保険の方で実施するという形になりますので、そういった中で新しく健診項目が示されると思います。その内容をもとに事後の健康指導という形で、健康指導も国の指導で行いますとまあ3段階ぐらいに、情報提供で済むような方と、具体的に生活指導を行う方、またそれよりも重い方については、さっきも申し上げましたが、糖尿病教室ですとかそういった高血圧教室とか、そういう教室に積極的に参加をしていただくと、この3種類に分けて、それ以上、即医療にかかっていただくような方も何人かはいらっしゃるかと思いますが、そういった形で健康指導等に取り組んでいきたいというふうに思っております。
  以上でございます。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○4番 野原和夫議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第84号 平成18年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○田中 旭議長 起立全員であります。
  よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第85号の上程、説明、質疑、討論、採決
○田中 旭議長 日程第10、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
  議案の朗読をお願いいたします。
  議会事務局長。
○野原泰子議会事務局長 朗読いたします。
  議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)。
  省略して朗読をさせていただきます。
  第1条総則、平成18年度ときがわ町水道事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
  第2条収益的収入及び支出、収入、補正予定額51万9,000円、計2億7,969万2,000円。支出、補正予定額695万8,000円、計3億2,400万6,000円。
  第3条資本的収入及び支出、支出、補正予定額1,587万8,000円、計2億2,510万円。
  平成18年12月12日提出。ときがわ町長、関口定男。
  以上でございます。
○田中 旭議長 提案者から提案理由の説明をお願いいたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)について、提案理由を申し上げます。
  平成18年度ときがわ町水道事業会計予算について、第3条予算及び第4条予算の過不足等により補正の必要が生じたので、地方自治法第218条第1項の規定により本案を提出するものであります。
  細部につきましては水道課長よりご説明申し上げます。
○田中 旭議長 続いて、細部説明をお願いいたします。
  中藤水道課長。
○中藤和重水道課長 それでは、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)について、細部説明申し上げます。
  今回の補正につきましては、第3条予算の収入を51万9,000円、支出を695万8,000円増額補正し、4条予算の支出を1,587万8,000円増額補正するものでございます。細部につきましては、後ほど参考資料で細かくご説明いたします。
  続きまして、2ページ、3ページをお開きください。先ほどご説明申し上げました3条の収入及び支出の補正、右側3ページにつきましては4条の支出の補正を行った結果、総額がこうなるということですが、これにつきましても後ほど参考資料で細部説明申し上げますので、割愛させていただきます。
  続きまして、4ページ、5ページをお開きください。左側4ページでございますが、資金計画でございます。これは現金ベースで考えた場合、今年度末で現金の状況がどうなるかについての計画でございます。まず上の表の区分、受入資金、一番上になりますが、その欄の計を見ていただきたいと思います。6億8,237万6,000円、これが受け入れの金額でございます。
  次に、下にいきまして、これは支出ですが、これも一番上のところの支払資金の計のところを見ていただきたいんですが、4億7,552万4,000円、受け入れが先ほどの額、支出がこの4億7,000という額で、差し引きした結果、この計の欄の一番下を見ていただきたいんですが、2億6,850万2,000円の現金預金が年度末に残っているという計画でございます。
  続きまして、5ページ、6ページにつきましては、平成19年3月31日現在の予定貸借対照表です。後ほどごらんになっていただきたいと思います。
  続きまして、参考資料に基づきまして、3条、4条の補正の細部説明を申し上げます。参考資料の1ページ、2ページをお開きください。右側の備考欄を中心にご説明いたします。
  まず一番上、加入金収益でございますが、これにつきましては、加入者が20ミリのメーターが2件ふえたということで、単価が21万円の2件。その下につきましては、13ミリのメーターをつけていた方が、使用量がふえたということで20ミリに増径されて、その差額分5万2,500円がふえたということでございます。その下の諸手数料につきましては、指定給水業者の指定の手数料あるいは設計審査、工事検査の手数料の増加によるものでございます。その結果、1ページの左側の表の一番下の補正額のところを見ていただきたいんですが、51万 9,000円の補正を行いまして、その結果2億7,969万2,000円となるというものでございます。
  続きまして、3ページ、4ページをお開きください。3条予算の支出でございますが、こちらにつきましても、4ページ、右側の備考を中心にご説明いたします。こちらの補正につきましては実績に基づく増減でございます。その主なものについてご説明いたします。
  まず、中ほどからちょっと上になりますが、受水費になります。県水受水費、受水量が2万2,102立米の増ということでの増額となってございます。大雨が降ったりしますと川の水が濁りまして、自己水源が受水できなくなり県水をふやすと。あるいは逆に、天気がよ過ぎて水が少なくなると、自己水源が取れなくなって県水をふやすということで、そのようなときの対応として県水をふやしてございます。
  続きまして、2つ下にいっていただきまして修繕費でございます。配水施設修繕費252万円でございますが、その主なものについてご説明いたします。まず1つは、県道大野東松山線を山の方に向かいまして池上木工所付近ですが、県道を横断する管の切り回し102万9,000円。もう1点、主なものなんですが、県道を第二庁舎から本庁舎に向かいますと、左側に歩道の工事をやっていると思います。その工事にあわせて給水管を布設するというものでございます。100万8,000円でございます。
  次に、その下にいきまして配水施設機械器具等修繕費でございますが、これにつきまして主なものですが、五明の増圧場がございますが、そのインバーターが故障しました。インバーターというのはポンプの回転数を一定に保つために機能するものでございますが、昭和57年設置の古いものでございまして、これが壊れてしまいました。100万8,000円。もう1点主なものは、県水を受水します本郷受水場がございますが、その水量計、これは計量法に基づきまして、8年に1度交換しないといけないものになっておりますが、本郷の受水場は平成11年に設置されてございますので、今年度をもってその8年が切れてしまうということで、241万5,000円の補正でございます。
  一番下にいきまして、消費税及び地方消費税納税額ということですが、これまでご説明しているとおり、収入に比べまして支出が多くなっていることに関しまして、消費税が105万円減少するというものでございます。
  続きまして、5ページ、6ページをお開きください。4条の支出の細部説明でございますが、こちらにつきましても6ページ、右側6ページの備考を中心にご説明申し上げます。
  一番上の補償工事ですが、多武峯神社の先の林道馬生線の工事ですが、当初52万5,000円ということで補償工事の金額を上げてございましたが、独自に水道課で行う部分の工事が新 たに発生したため247万5,000円の増額となっております。この工事は、水道管が道路の下を通っていなくて、山の中を通っていたものを道路に付せかえるというものでございます。
  その下、椚平の浄水場テレメーター修繕でございますが、これは浄水場の配水池の水位ですとか水量を水道課の中央の機器に情報を送るものですが、これにつきましても昭和55年設置の古いもので、ついに壊れてしまいました。その金額834万8,000円でございます。その主な内訳でございますが、機器が500万円、交換費が150万円、その他140万円ということの主な内容でございます。
  その下、町道都1171号線の関係ですが、これは四季彩館の進入路付近ですが、給水管が民地を入っているところを町道に付せかえるというものでございます。あわせて消火栓の場所も変えるということでの経費でございます。
  次に、一番下になりますが、石綿セメント管更新事業ですが、これは大野東松山線を山に向かいまして、下郷橋の先に県道の歩道が途切れているところが約40メートルほどございます。今回、県土整備事務所の方で予算が余ったということで、この歩道工事を行うという情報をいただきましたので、ちょうどこの区間につきましては県道下に石綿管が入ってございますので、県の工事にあわせて管の更新を行うというものでございます。
  5ページ左側の支出合計の欄を見ていただきたいんですが、1,587万8,000円補正いたしまして、その結果2億2,510万円となるものでございます。
  以上で補正の細部説明を終わらせていただきます。慎重審議賜りますようお願い申し上げます。
○田中 旭議長 これより日程第10、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 4番、野原和夫です。
  6ページの利益剰余金ですが、ハの当年度未処分利益剰余金3,170万5,359円、この中身の説明をお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁をお願いします。
  中藤水道課長。
○中藤和重水道課長 予算資料の6ページの当年度未処分利益剰余金の内容でよろしいわけですね。
○4番 野原和夫議員 そうです。
○中藤和重水道課長 これは損益計算書、これも予定になるんですが、年度間の損益計算書を締めますとこの金額の赤字が出るというものでございます。ただ、これもあくまでも予定でございますので、実際に決算をしたときにこの額になるかどうかは定かではございません。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
  4番、野原和夫議員。
○4番 野原和夫議員 じゃ、予定赤字額はこんなに多くなるという計算をされているわけでしょ。ちょっとこれは。
○田中 旭議長 中藤水道課長、答弁願います。
○中藤和重水道課長 予定ではこの金額になります。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○4番 野原和夫議員 わかりました。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございますか。
  11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 小さい問題なんですけども、参考資料の補正予算明細書の参考資料4ページの配水施設機械器具等修繕費、これは全部じゃないんですが、平成11年8月ということで、8年経過するとメーター交換しなくちゃいけないという話になっているようですが、もしそういうことが決まっているならば、当初予算で本来ならば出すべきだと思うんですが、もしですね、これとほかにもこういうものがないのかどうか、もう一度見直すべきだと思うんですが、もしそれがあるんであれば、いかがでしょうか。
○田中 旭議長 答弁願います。
  中藤水道課長。
○中藤和重水道課長 まさに岩田議員ご指摘のとおり当初予算で計上すべきところでありましたが、今年度10月に県の検査が入りまして、これは期限が切れるということで指摘を受けまして初めてわかった次第でございまして、大変反省しております。これを他山の石としまして、ほかの施設については調査してございます。
  以上です。
○田中 旭議長 よろしいですか。
○11番 岩田鑑郎議員 はい。
○田中 旭議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 討論を終結いたします。
  これより、議案第85号 平成18年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○田中 旭議長 起立全員であります。
  よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会について
○田中 旭議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○田中 旭議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会の宣告
○田中 旭議長 大変ご苦労さまでした。
                                (午後 4時48分)