平成19年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第7号)

                             平成19年3月19日(月)
                             午前10時開議      

      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(16名)
     1番  前 田   栄 議員     2番  野 口 守 隆 議員
     3番  小 宮   正 議員     4番  野 原 和 夫 議員
     5番  鳥 越 準 司 議員     6番  堀 口   宏 議員
     7番  笹 沼 和 利 議員     8番  増 田 和 代 議員
     9番  伊 得 一 夫 議員    10番  市 川   洋 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  島 田   豊 議員
    13番  田 中   旭 議員    14番  野 原 兼 男 議員
    15番  長 島 良 男 議員    16番  市 川 金 雄 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男
助役
関 口   章
理事兼
企画財政課長
山 口 文 明
理事兼窓口
センター所長
 蛛@太一郎
総務課長
柴 崎 政 利
税務課長
小 島   昇
会計室長
岡 野 吉 男
町民課長
久 保   均
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
堀 口 彰 一
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
桑 原 和 一
水道課長
中 藤 和 重
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教育長
清 水 孝 一 
教育総務課長
吉 田 明 弘 
生涯学習課長
須 永 文 男 
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議会事務局長
野 原 泰 子 
書記
荻久保 充 也 


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   ◎開議の宣告
○田中 旭議長 おはようございます。
  引き続きまして、大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は16名でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成19年第1回ときがわ町議会定例会第7日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前10時00分)
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   ◎議事日程の報告
○田中 旭議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○田中 旭議長 引き続きまして、一般質問を行います。
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          ◇ 野 口 守 隆 議員
○田中 旭議長 質問事項1、消防団について、質問事項2、ふるさとカレンダーについて、通告者2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 おはようございます。2番、野口守隆です。
  議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。
  初めに、お願いがありますが、私は、軽度の難聴で、今も季節はずれのセミの声が耳の中で聞こえております。我が家では、山の神様に都合の悪いことを言われたときには聞き流したり、聞こえないふりができ、大変都合のよい耳となっております。議場では、ときどき聞き取りがたく困ることがあります。できるだけ、マイクに近づき、大きな声で答弁をしていただきますようお願いいたします。また、このところ、毎日のように放火と思われる山林、枯れ草火災が発生しています。1日も早く犯人が逮捕されるよう願っています。
  それでは、通告順に質問させていただきます。
  消防団について。消防団は、地域防災の要でありますが、現状では、団員の減少、町外在住、また勤務する団員が多く、日中に火事や災害が発生した場合には、団員がほとんどいな くて、消防車が出動できない空白地域が生じ、初期始動に大きな影響が出かねない状況であります。ときがわ町地域防災計画(案)にあるように、耐災環境の整備が緊急な課題と思います。町の考えをお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を願います。関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、野口議員のご質問にお答えいたします。消防団にということであります。消防団員の減少は、全国的な傾向でありまして、財団法人日本消防協会の数字を見ますと、昭和30年に200万人おりました消防団員が、今や90万人を割ろうとしている状況であります。また、平成12年から平成17年の5年間では、毎年約1万人が減少いたしまして、地域防災力の低下が懸念されているところであります。
  ところで、本町の状況でございますが、平成18年4月1日、ともに歴史と伝統を誇ります、また士気も高い都幾川消防団と玉川消防団が合併をいたしました。両団合わせて175名の定員ということであります。この定員も減少させずに合併ができました。新しくときがわ消防団として再編され、地域防災の要として活躍をしていただいているところであります。耐災環境の整備の観点から、団員の確保につきましては、消防団はもとより、区長、議員の皆様にもご協力をいただきまして、消防後援会では、物心両面にわたりご支援をいただく中、団員募集のパンフレットを作成、配布するなど、さまざまな取り組みを行っていただいているところであります。
  しかしながら、先ほど野口議員ご指摘のように、努力を現在しているんですけれども、その団員の確保というのは年々厳しさを増してきまして、現状の団員数は、175名の定員の中、170名ということで、5名の欠員が生じております。また、ご質問のとおり、町外に勤務する団員が多く、昼間の時間帯に火事や災害が発生した場合、団員がほとんどいない地域が生じていることも事実であります。重要な課題と私もとらえております。また、消防審議会でも、団員の減少について議論され、特に団員の少ない地域の区長さんもまじえて、3月1日に消防団等現状についての意見交換や、改善策について話し合いを実施したところであります。今後さらに協議を重ねて、改善策を見出していかなければと考えております。
  いずれにいたしましても、記憶に残る災害であります平成7年1月17日発生の阪神・淡路大震災、平成16年10月23日発生の新潟県中越地震などの、大災害における消防団の活動や、日ごろの防火活動を献身的に行う地域に密着した動員力、及び即時対応力を持つ地域防災の要であり、地域防災のリーダーである消防団員の充実は、住民の生命、財産、また身体を災 害から守り、安心して安全に暮らせる地域づくりの推進を図る上では不可欠であります。ご指摘のとおり、町といたしましても、耐災環境の整備は、緊急の課題と考えております。現在作成中のときがわ町地域防災計画にも、火災対策の中で、耐災環境の整備を位置づけまして、消防団の充実など、積極的に取り組んでまいります。また、耐災環境の整備のため、今回の補正予算に、消防詰所の建てかえ、来年度予算には、消防車両の購入費も計上させていただいております。地域防災力を高めるため、さらなるご理解、またご協力をお願い申し上げます。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 はい、ありがとうございました。
  私は、火災について2つの経験があります。1つは、昭和29年8月7日の夜でした。我が家が全焼いたしました。当時6歳だったんですが、火事の恐ろしかったことを今も忘れておりません。
  もう1つは、年月ははっきりしませんが、確か昭和60年の冬だったと思います。私と一緒に現場作業をしていたSさんと建物火災の第一発見者になったことがあります。物置から出火し、まさに火は母屋に移ろうというときでした。近所の人に通報を頼みました。私は、35歳まで、町外に住んでいたため、消防団の経験はありませんでした。Sさんは、消防団員を長く務めており、実に冷静でした。近くに、消火栓、ホースがあったので、ボンボンと、本当に、何かはねる音のするような母屋に放水しました。が、水量が少ないせいで、焼け石に水という感じで効果はありませんでした。すると、すぐに切りかえまして、留守の、隣の家があったんですが、そうですね、15メートルぐらい離れておりましたかね、屋根に放水しました。消防車が来るまで、通報から約40分くらいかかったんではないかと思います。実に長く感じました。団長の指揮の下、到着した団員の方々はてきぱきと行動し、まことに頼もしく思いました。残念ながら火元の家は全焼してしまいましたが、けが人もなく、隣家も類焼を免れたのは不幸中の幸いと思っております。初期消火と、本当に消防団員の訓練と経験の重要性を学びました。
  現在、先ほど町長の答弁にもありましたが、ときがわ町の消防団の現状、平成18年4月1日現在ですが、先ほど言いましたように175名の定員のところを170名、平均年齢が31歳。ちなみに、全国平均では37.8歳だそうです。市町村平均では35.7歳。年齢平均の最も高い都道府県は、奈良県で44.3歳だそうです。市町村では、山口県の上関町と読むんでしょうか、52.3歳というところもあるそうでございます。ときがわ町の170人中、34人、20%がときが わ町の役場職員だそうです。役場の職員、頑張っているなという感じはいたします。また、女性消防団員数が170人中5人、多分役場の職員だと思います。それから、サラリーマン数ですね、いわゆる勤めている方、142人ということで、83.5%という傾向でございます。ただ、役場の職員が34人と5人、女性を引いて、39人を引きますと、103人ということで60%ぐらいかなというような感じがいたしております。ただ、町内、町外に勤めているかというのは、ちょっと不明でございます。それから、サラリーマン率でいくと、全国平均で70%、最も高い県で、長野県で82.8%というデータがあります。それから、自営業の方、町内の自営業の方が21人で12.3%。家族従業者3人、1.8%。その他4人、2.4%。それから、町外在住者、170人中23人、13.5%という状況でございます。
  データで見る限りでは、全国平均、市町村平均ともときがわ町はすぐれているように思いますが、初めに申したとおり、日中の火災に対しては、手薄な状態です。そこで、何点かお伺いいたします。
 1つ目は、耐災環境の整備ということで、消防団組織を見直して、合理的に再編成できないか。
 2つ目は、2005年1月に、特定の活動、役割に限って参加する機能別団員という制度が導入されました。初期活動、後方支援などを担う地域事業に詳しい消防団OBなどを中心に、町長委嘱の防災協力員制度を立ち上げるべきかと思います。お考えはいかがなものでしょうか。
  3つ目は、現在女性団員は5名です。ほとんど役場の職員だと思いますが、防火、防災指導、あるいは高齢者や障害者の災害弱者に対応できる女性団員を募集すべきと思いますが、その点に関してはいかがでしょうか。
 4つ目は装備の問題ですが、東秩父では、いわゆる小型の水槽つきタンク車が配備されていると聞いております。特に、初期消火に役立っていると聞いております。ときがわ町でも配備できないか。また、消火栓を増設する考えはないか、いずれも初期消火に役立つと思いますが、以上、4点、お伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、野口議員の再質問にお答えさせていただきます。
  ご存じのとおり、私も消防団につきましては、23年間団員をやっておりまして、その間、団員から班長、部長、分団長、副団長、団長と、順を追って23年間やりまして、団長も2期やりました。団長をやっているときは、議員もやっておりましたので非常に忙しかったんで
   すけれども、議員兼団長ということでやらしていただきました。ですから、消防団の事情につきましては、よく知っているつもりであります。
  今回の合併につきましても、ときがわ消防団、また玉川消防団、それぞれ先ほど言いましたように伝統があります。消防団というのは、ある意味では火消し根性というのがありますから、非常に各分団によっても、同じ村の中でも相当な意識がありました。そんな中での消防団の統合というのは非常に難しい問題がありましたけれども、最終的には、私の方で判断をいたしまして、やはり新しいときがわ町の中で、団員は減らさない方向でいくということであります。ですから、175という定員を考えてみますと、他の町村から比べると、人口規模でいくと多過ぎるんですね。仮に、滑川町が、約2万人の人口がありますけれども、消防団員が40名であります。ちょっと少な過ぎると思うんですけれども。大体小川町でも100人ちょっとぐらいであります。そんな中で、ときがわ町が175というのは多いんですけれども、やはり面積からいうと、55平方キロメートルあります。その中で、特に山林を7割抱えているというのは、非常にそういう面ではハンディがあります。野口議員がご存じのとおり、山火事になると、人海戦術でいくしかないわけです。そのときには、やはり人数がいないととてもではないけれども足りないということでありますので、私はこの人員でいくということで、175の定員でやっています。
  そんな中でも、先ほどご指摘がありましたように5人減っておりまして、現在170人でやっております。その中に女性の団員が5名いるわけですけれども、1点目の団のこれからの再編につきましては、分団ですね、分団の再編につきましては、今、検討をしているところであります。特に、第3分団、旧の平大椚地区、第3分団なんですが、この地域での団員の確保というのが非常に難しくなっておりますし、また、昼間の火災のときはほとんど車が出ないという状態であります。この辺は何とかしなくてはいけないということで、今、役場の職員等で消防団員に入っている人が結構いますので、その辺をどう活用できるかと、これから検討していかなくてはいけないと思います。そんな形で、人員配置等もしっかりやる、また、消防団の、分団の再編等もしっかり、団員の皆さんとも相談しながら、やっていかなくてはいけないと思っておりますので、これは前向きに検討していきたいと思っております。
  それから、OBの活用はどうかという話ですけれども、私もそれは賛成でありまして、OBの皆さんというのは、先ほど言いましたように10年、あるいは15年、長い人だと20年、消防団の経験があります。ですから、新入団員よりよっぽど現場では役に立ちます。でも、その人たちが、では消火活動をしたときの、今度はけがをしたらどうするかとか、保険の問題 等もあります。その辺がクリアできないと、協力員の要請というのは難しいと思いますので、その辺の整備をしっかりして、是非そうしたOBの、経験のある方に現場に出ていただくと、非常に助かるのではないかなと思いますので、その辺も検討はしていきたいと思います。
  それから、女性の消防団員ですが、今のところ5名ということでおります。今、やはり、女性の消防団員だと前線で火を消すというのではなくて、やはり後方支援ということでやっております。野口議員のご指摘のように、普段の、今度は消防の防災活動といいますか、結局、消防の団員として、現場というよりもそういう消防の防火の意識の向上だとか、そういう啓蒙活動とか、そういう面で防災活動の面で是非また活躍していただければいいなと思っております。今のところ、定員が5名というのがありますから、また、消防団の方ともよく相談しながら、その辺の増員等はまた考えていきたいと思います。
  それから、消火栓につきましては、今のところ、大体要望があるところには、消火栓設備は設置してありますので、大体がフォローできていると思います。それから、消火栓とあとは貯水槽、貯水槽も極力、40トンの、基準がありますので、防火水槽を、地域を見ながら、やはりこの地域にないと消火活動が難しいのではないかというところは、積極的につくるようにしております。是非、その辺のご理解もいただきたいと思います。
  以上です。
○田中 旭議長 答弁を求めます。柴崎総務課長。
○柴崎政利総務課長 もう1点、野口議員さんからのご質問の中で、小型タンク車の配備というのがご質問にあったかと思うんですけれども、東秩父の方で配備されているということで、大変申しわけないんですけれども、そちらの状況を見ながら、今後分団とも協議して、進めていきたいということでよろしくお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 ありがとうございました。
  輝かしい団歴のある関口町長と、私は全然ないわけですから、なかなか突っ込みにくいんですが、1つ、先ほどのOBの話なんですが、これは、すでに飯能市では実施しておるようです。検討ということですが、検討をずっとしていて実施してもらわないのは困るので、大体、おおむね、OBの方の立ち上げるつもりがいつごろなのか、お伺いできればありがたいと。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 具体的に、いつごろというか、現に、実は火災のときには、OBが結構応援 しているんですね。先ほど言いましたように、一番心配なのは、むしろけがをしたりとか、そういうときの問題ですので、その辺の保険、あるいは組織をどこにつくるのかというのが、時間的にはいつまでとは言えませんけれども、早めに現職の消防団員と話し合いながら、ここのところでまた組織がえがありますので、その中で、新しいまた消防団の体制の中で、検討してまいりたいと思いますので、具体的にというのはちょっと答えられないんですけれども、早めにということでご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 ありがとうございました。
  なかなか、いわゆる命令指揮系統の問題もあって、難しいところはあろうかと思いますが、とにかく火災も今頻発しております。非常に困っておりますから、早急に是非立ち上げて、検討していただければありがたいと思います。以前には、消防団に入りたくても入れない時代があったと聞いています。価値感の多様化で、現代では全国どこでも団員の高齢化と減少が進んでおります。ことしの1月16日の読売新聞に、95年1月17日、先ほど言いました阪神大震災で、自らも被災者でありながら、家族の安否もわからないまま駆けつけ、瓦礫に埋まった命を救った団員がいた。消防団がなければ地域は災害と戦えない。団員は、誇りを持ってほしいとありました。災害はいつ起きるのかわかりません。いつ起きるかわからないから、精通していないのかもしれませんが、備えあれば憂いなしということもあります。我々も、人任せでなく、自分たちの地域は、自分たちで守るという気概も確かに必要だと思います。町でも、是非防災計画に沿って、災害に強い、町長による安全安心なまちづくりをさらに進めていただくよう要望して、消防団についての質問は終わります。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 続けて、ふるさとカレンダーについてお聞きいたします。
  旧都幾川村では、各地域の風景や、花、木、岩、橋などで、それぞれのテーマを決めた写真を掲載したシリーズもののふるさとカレンダーが各戸に配布され、村内外の人たちに好評でした。残念ながら、合併を機に廃止されてしまいましたが、廃止を惜しむ声もあります。町内の新しい発見にもつながり、有意義なことと思います。新しい町のカレンダーとして、新たに刊行する考えはないかお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。清水教育長。
○清水孝一教育長 それでは、野口議員さんのふるさとカレンダーについて、お答えをさせていただきます。
  野口議員さんご指摘のとおり、旧都幾川村で作成しておりましたカレンダーは、毎年大変好評をいただいておりました。特に、写真のできばえがよく、単なる観光写真の域を超えて、芸術的にも高く評価されておりまして、村外から、わざわざ買い求めに来られる方がたくさんおりました。年末、県庁に用事があって出向いたときには、いつも二、三十本袋に詰めて、主に教育局の中ですけれども、各課、お歳暮がわりということで配って回りましたけれども、大変、毎年心待ちに待っていてくださったということでございます。
  また、過日の鳥越議員さんの、町の観光資源のPRと活用の充実をというご質問にもかなり有効ではないかというふうに考えております。また、カレンダーには、年間の主な行事やごみ収集、健康診断関係のスケジュール等が記入されておりましたので、村民の方々からも大変重宝がられておりました。しかしながら、平成18年2月1日に合併ということでありましたので、2カ月は村、その後は町ということで、それぞれ行事等のスケジュールの調整もままならなかった部分がありましたので、平成18年度版の作成は断念せざるを得ませんでした。なお、玉川村においては、年間の行事予定表が、1枚もので作成されていたということでございますけれども、カレンダーは作成されておらなかったということでございます。
  予算上では、3,000部印刷しまして、各戸配布をした上に、内外の関係機関等へ配布しまして、100万円ちょっと出たというぐらいでございまして、また落札価格によっては、100万円を下回る年もございましたので、比較的、予算上は、金額的に低い割には、住民の皆さんに喜んでいただいた事業でありまして、費用対効果という部分で考えましても、かなり効率のいいものであるというふうに考えております。仮に、新町4,686世帯ということでございますが、5,000部印刷したといたしましても、それほど印刷代というのは高額にはならないというふうには考えております。新町においても、装いを新たに復活できればというふうに考えておりますが、具体的には、生涯学習課長より答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。須永生涯学習課長
○須永文男生涯学習課長 お答え申し上げます。
  具体的にということでございますけれども、まず、このカレンダーの作成の期間ですけれども、これにつきましては、まず2年前の7月ごろから始まります。というのは、まず7月、8月ぐらいで、写真のテーマ、これを決定いたします。そうしまして、そのテーマを広報へ掲載いたしまして、一般に写真の募集をいたします。例えば、前回ですと、建具の里だとか、あるいは里山の風景だとかという形で、そういうもので写真の応募をいたしまして、それか ら、次の年の7、8月ごろまで締め切りをいたしまして、そこで写真を選考いたしまして、2カ月のカレンダーになっていますので、表紙を入れまして7枚ですか、これを地元の文化協会の写真の会の役員の方に集まっていただきまして、教育委員会担当課と選考いたします。そうしまして、その後、入札をいたしまして、業者を選定いたしまして、11月末にカレンダーを納品ということで、12月に各戸に配布するというふうな形になります。したがいまして、なかなかすぐやりますといっても、1年写真を撮って出すということでございます。その辺がちょっと簡単にできないところであります。
  それからもう1点は、先ほどの行政情報の関係なんですけれども、これは、行政情報につきましては、例えば、ごみの収集だとか、あるいは納税の時期とか、あるいはお祭り関係ですよね、各地区のお祭り関係、この辺、なかなか地元の関係もありますし、今回は合併の関係で決まらなかったんですけれども、カレンダーは、今言ったように、11月には完成しなくてはならない。行政情報については、3月が年度末ですから、遅くとも1、2月ごろで、3月に配ればぎりぎり間に合うと。その辺の、半年ぐらいの差がありまして、その前の9月、10月ごろまでに行政情報が決まっているものについては印刷できるというふうな、ちょっとしたタイムラグといいますか、その辺がありまして、平成18年度は断念したということで、何とか今後も考えていきたいということでございますが、ただ、今度は余りこの行政情報がいろいろ入り過ぎても、またカレンダーとしてのあれがありますので、主な、大きな事業だとか、文化財関係、お祭り、地域の自然景観などで、今後できるだけ前向きに検討してつくっていきたいというふうに考えていますけれども、よろしくお願いいたします。
  以上です。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 ありがとうございます。
  前向きにということは、どういうふうにとらえていいかわかりませんが、今のお話ですと、例えば、来年のカレンダーにはちょっと間に合わないかなという感じを受けたんで、その辺はいかがなものでしょうか。
○田中 旭議長 答弁を求めます。須永生涯学習課長。
○須永文男生涯学習課長 お答え申し上げます。
  この募集関係が、ちょっとぎりぎり間に合わないので、過去に使った写真等を使えば、間に合う可能性があるんですけれども、新たに今まで使ったことのない写真ということになりますと、ちょっと難しいかなという感じがいたします。その辺は、ちょっと検討させていた だきたいと思います。予算の方も特に取ってございませんので。
○田中 旭議長 2番、野口議員。
○2番 野口守隆議員 ありがとうございます。
  確かにおっしゃるとおりだと思うんですが、今までの写真を使っておったんでは、やはり旧都幾川の分しかありませんから、やはり旧玉川のいろいろ、名所旧跡もあると思います。そちらがなければ新たにつくる意味はないと思いますので、時間的な面もあるでしょうが、是非来年出せるようにお願いできればなと思っております。
  本当に、このカレンダーは、先ほどの教育長の答弁にもありましたように、外でもかなり評判がよかったんです。是非、皆さんに愛されるふるさとカレンダーを、できれば来年の分ができるように努力して発刊していただければありがたいと思います。
  以上、一般質問を終わらしていただきます。どうもありがとうございました。
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          ◇ 島 田   豊 議員
○田中 旭議長 続いて、発言順位11番、質問事項1、遊歩道について、通告者12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 12番、島田豊です。
  遊歩道についてということで、一般質問をさせていただきます。
  本郷耕地も田畑の整備が終わりまして、数年がたっております。そんな中で、私も何年か前に、この遊歩道の整備について一般質問させていただいたわけですけれども、その中で、やはり前向きに検討するというふうなお話をいただきました。そんな中で、多分前向きに検討させていただいたわけですけれども、そのお答えが出てきておりませんので、今回、合併に至りまして、再度お願いしたいかなというふうなことで、させていただくわけですけれども、この要旨にありますように、本郷地区耕地も田畑のほ場整備が終わり、数年がたちました。旧村時数年前に、車いすでも通れる遊歩道整備ができないかと、一般質問に前向きに検討するということでありまして、二村が合併し、美しい町、ときがわ町が誕生し、国では、美しい国づくりとして、我が町でも県下一の特別交付税を受けたところであります。やはり、美しいまちづくりの一環としての遊歩道の整備をお願いしたいということで、この場所につきましては、川北橋より本郷グランド、また別所の四季彩館というふうな川沿いに、遊歩道をお願いしたいということであります。
  これを、町長にお伺いしたいわけですけれども、やはりこの美しい国づくりにかかわりま す、合併をしての町の方でも美しいまちづくりということで、いろいろな予算の関係もありますでしょうけれども、やはり、ときがわの中心地であるこの緑と清流をはぐくむ都幾川ですから、そこのところに遊歩道をつくっていただき、村外からも皆様に来ていただいて、ときがわのよさを知っていただくというふうなことも大事かなと思いまして、遊歩道についてのことで質問させていただきますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、島田議員の、遊歩道についてのご質問にお答えします。
  まず最初に、島田議員が旧都幾川村のときに、数年前になされた車いすも通れる遊歩道整備ができないかという一般質問がありまして、平成12年第1回定例会で、遊歩道についてでありますけれども、こういう答えが出ております。
  川北橋から本田橋付近までの区間は、県営ほ場整備事業で、一級河川都幾川に沿って道路整備が計画されていることから、この道路を利用することができること。さらに、Aとして、本田橋付近から、都幾川四季彩館までの区間は、既存の道路を利用することで対応することをご説明し、ご質問の遊歩道について、その時点での旧都幾川村の考え方を、具体的にお答えしております。
  次に、私、町長として考えを申し上げますと、私も基本的には、旧都幾川村の遊歩道についての考え方に沿って進めて行くことは、行政の継続性等を考えた場合には、よろしいのではないかと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 具体的には、@の川北橋から本田橋付近までの区間につきましては、県営ほ場整備事業で設置された道路があります。これは、一級河川都幾川沿いにありますことから、河川の自然環境や清流に親しむことができ、遊歩道として多くの機能を有しておりますので、この道路を遊歩道として有効活用し、さらにAの本田橋付近から都幾川四季彩館までの区間につきましては、既存の道路を利用することで、対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 答弁、ありがとうございました。
  そんな中で、既存の道路を利用してということでお話があったわけですけれども、やはり、このことについて、昨日たまたま町の花だとか、木だとか、鳥だとかということで決まりました。そんな中で、やはり現在のところを利用するに当たっても、一級河川ということで、かなり県、国等では、相談しながらでないといけないのかなと思いますけれども、ミツバツ ツジ、これは早速昨日決まったことですけれども、そのようなものは、そんなに背も高くならないし、沿道に植えてもそんなに支障になるような木でもないし、ときがわのイメージとしてミツバツツジが沿道に植えられるといいかなということも一つあるわけです。そんな中で、例えば、駅からハイキングで、その歩道を通り、四季彩館に寄ってもらい、なおかつ、楽しんでもらえるようなフラワー道路ではありませんけれども、花を、ミツバツツジではなくてもいいと思うんですけれども、とりあえずミツバツツジが町の花ということで決定しましたので、ときがわに行ったら、確かに花はミツバツツジが沿道に植えられていて、きれいだったなというようなことが、やはりツツジというのは成長も早いので、四、五年たてばかなりきれいに咲きそろうのではないかというふうな感じを持っております。そんなところで、その辺のところについてお伺いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 お答えをいたします。
  まず、この遊歩道につきましては、車いすも通れるということでございますので、まず最初に舗装を道路の整備をしていきたいと考えております。具体的には平成19年度予算についても、区域内の舗装新設工事も計上されているところでございます。それと、ミツバツツジにつきましては、これにつきましては、当然一級河川都幾川でございますので、河川管理者は県でございます。河川の方に植栽ということになりますと、一般的には厳しい状況になるかと思います。
  以上でございます。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 何か河川については、厳しいというふうな話ですけれども、河川に植えるのではなくて、道路と河川の間とか、空き地があると思うんですよ。必ず道路から川に至るまでには空き地がずっとある中で、植えられる場所があればそういうところでどうかなと思いますけれども、その辺、どうでしょうか。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 一級河川都幾川沿いに、現在、ほ場整備で整備した道路の幅員は4メートルでございます。4メートルということは、一般的には最低限の幅員でございますので、そこへ舗装しますと、約3メートルちょっとしかの舗装しかできません。そこに、木を植栽ということになりますと、通行上の問題も出てまいりますので、全く植えられないということはないかと思いますけれども、場所については、非常に少ない箇所に限定されるのではな いかと考えております。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 そうすると、何か考える余地もないような状況で、そう話されるわけですけれども、やはり、町の活性化のために、そういうふうなことも強く県の方、砂防事務所の方にもお願いをするとか、また、道路が幅が狭くてということですけれども、歩道というのは、できるだけ歩道ですから、皆さんが歩いて楽しんでもらうといふうなことになると思うんで、でかい車が通るようなのではないと思うんですよ。
  そんなことで、例えば、一つの提案ですけれども、本郷の場合のほ場整備、あれについてもそのいろいろな人が、地権者が土地を提供し、いろいろな状況でできたと思うんで、その辺も現在のミツバツツジですか、それもそんなにばかに大きくしなくても、各いろいろな垣根なんかを見ると、かなり小さくて、きれいに咲いているところがいっぱいありますよ。今、言われているのだと、何か大木になるような話で、通れなくなるとかというけれども、そんなに大きくしなくても済むのではないかと思いますけれども、検討はやはりして、それを前向きに考えてもらえなくては困るので、できるだけ私も、うちの方の方々にも、ここはいい道路ができましたね、こういう花も植えられていいねとかいう話も聞いております。その中で、頭越しにこれはできないですよというような状況ではちょっと困るので、もう一度お願いたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 非常に失礼しました。うちの方の答えが極端にそういう答えをして、申しわけありません。やはり、道路の周りの花等は、積極的に植えるということになっておりますので、その辺は、内部でしっかり調整をしながら積極的にやっていきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
  それから、先ほどの遊歩道の件なんですが、やはりいろいろな事業をやっていく中で、何を優先にするかということはあると思います。特に、この本郷地区につきましては、川北橋が大分傷んでおりますので、まずはあの川北橋の補修なり改修なりをやらなくてはいけないということで、相当な予算があれもかかりますけれども、そういう形でやっていきたいと思います。ですから、1つ1つ、やはり片づけていかなくてはいけないのではないかと思います。特に、この橋梁につきましては、旧の玉川のときは、川原橋、川北橋、川向橋、あと、この同じ川北橋というのが北山団地のところにあるんですが、3本、私の任期中に架け替えました。今回新しくなって、まずは都幾川の西平にあります都幾川橋、これと川北橋はすぐ 取りかからなくてはということで、今、建設課の方で、そちらの方に力を入れてやっております。ですから、あれもこれもとはできませんので、まずは本郷地区に関しましては、川北橋を重点的にやる予定でおりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。花に関しましては、やはり町の方でも、花を皆さんに植えてもらいたいということを言っておりますので、確かに狭いとかいろいろあると思いますけれども、その辺を前向きに検討しながらいきたいと思いますので、その辺のご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 話の方は、よくわかりました。それで、道路についても舗装されるというふうなことでお話もお伺いしましたけれども、舗装についても、一応歩道も兼ねてでありますので、吸い込みというんですか、舗装をやって、舗装に水がしみ込んでいくような、舗装みたいなわけにはいかないんでしょうか。普通の舗装について、どんなふうな舗装をするのか。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 本郷地内のほ場整備区内の舗装につきましては、一般的な舗装で、旧都幾川村のときから実施しておりますので、引き続きそのような考え方でいきたいと思います。なお、ご質問にありました、透水性の舗装ということでございますけれども、透水性の舗装をしますと、下の路盤からある程度また考え直さなくてはいけない状況になりますので、一般的な舗装で対応していきたいと考えております。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 一般的な舗装でもちろんそれではいいかなと思いますけれども、それについて、上にグリーンの色を塗るだとか、そういうふうなことはどうなんでしょうか。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 区画線、白い線とか、緑の線とか、いろいろありますけれども、そういう交通安全施設的なものにつきましては、ある程度その区域内の道路が、舗装が完了した後に検討してまいりたいと考えております。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 それでは、一応遊歩道ということでお願いしているわけなんで、ただ舗装をして普通のところと同じというのではなく、やはり対外から来て、駅からハイキングではないですけれども、もしそれを通るとすれば、そのような幾らか明るい、要するに美しいときがわというか、明るいときがわとか、やさしいときがわというか、そういうふうな ことも、やさしいときがわとは、いろいろ町長さんの方針もありますけれども、やさしさということも踏まえて、多少はお金がかかると思いますけれども、できれば、終わった後に、きれいにグリーンベルトみたいな形でやってもらえるとありがたいと思いますけれども、もう一度お願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 緑でラインを引くことが、一級河川都幾川沿いにすることが、景観上よいのか悪いのか、それにつきましては、今後総合的に検討してまいりたいと考えております。
○田中 旭議長 12番、島田議員。
○12番 島田 豊議員 はい、わかりました。
  それでは、一般質問をこれで終わります。
○田中 旭議長 暫時休憩いたします。
  再開は11時10分にお願いします。
                                (午前10時54分)
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○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前11時10分)
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          ◇ 伊 得 一 夫 議員
○田中 旭議長 続いて、発言順位12番、質問事項1、河川の安全対策について、質問事項2、環境対策について、通告者9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 9番、伊得一夫でございます。
  議長さんのお許しをいただきましたので、通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  1番目の、河川の安全対策についてということで、ご質問させていただきます。1番の都幾川の本・支流で、整備のおくれが課題であり、砂防指定区域では、土砂災害等の発生が危険であるが、まだ未整備箇所をどのように対処していく考えであるか。
  2番目に、都幾川本流の橋の架け替えも視野に入れているようだが、支流の橋も老朽化が進んでいる。また、個人で設置した橋も見られるが、安全対策を具体的にどう考えているか。
  私のこの質問については、県土整備事務所の所管だと思いますが、町としては、どういう方向性で対処していくのか、お考えを伺います。よろしくお願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、伊得議員の河川の安全対策についてのご質問にお答えします。
  第1点目の、一級河川都幾川と砂防指定されている河川の未整備箇所の対応について、お答えいたします。
  まず最初に、一級河川都幾川の未整備箇所の対応についてでありますけれども、台風や大雨からの水害を防ぐため、豊かな自然環境との調和を図りながら、河川改修を計画的に進められるよう、毎年、埼玉県に対しまして、さまざまな要望活動を実施しております。具体的には、都幾川市野川水系の改修促進既成同盟会におきまして、埼玉県知事、また県土整備部長を初め、関係課長へ直接、河川改修の促進について要望をしております。その要望結果といたしましては、本町より下流の河川が、まだ未改修であることなどの理由によりまして、依然として、町内の一級河川都幾川の改修率は低く、0.6%となっております。河川改修は、本町にとって必要でありますことから、今後も県に対しまして、さまざまな要望活動を積極的に粘り強く行っていきたいと考えております。
  次に、砂防指定されております河川の未整備箇所の対応についてでありますけれども、現在、大字西平地内の正法寺川や、大字西平及び雲川原地内の後野川について、砂防工事を行っておりまして、今後も町内にある砂防指定されている河川の改修に向け、県に対して要望してまいりたいと考えております。
  それから、第2点目の、一級河川都幾川やその支流に架けられた橋梁の老朽化と安全対策についてでありますけれども、現在町が管理している橋梁の中で、特に重要な都幾川橋、川北橋などの整備計画を推進しているところであります。今後も町内にある橋梁につきましては、計画的に老朽化に伴う橋梁の架け替えや安全対策など適切に対応してまいりたいと考えております。
  次に、個人で一級河川都幾川やその支流の川などに架設されております橋梁の老朽化と安全対策についてでありますけれども、関係法令に基づき、個人で架設した橋梁については、基本的には個人が工事費用の負担や維持管理を行うことになっております。このようなことから、町としては側面的に協力していきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 今、ご答弁いただきましたけれども、県土整備事務所の方でやるとい うことで、町としては要望していくという程度だと思うんですけれども、その改修率は0.6%という低い数字なんですけれども、川の水は、流れればもう流れた方に川になってしまうということで、整備がおくれれば、個人の財産も失われていってしまうのではないかと思います。地域に長く住んでいる住民は、この渓流は危険渓流だと認識していると思うんですけれども、県の方で、整備を行いましょうと決定された河川で、やっと地域住民は、今度は順番がきたかなということで、よかったなというような経過を聞いておりますけれども、その中でも、やはり地域外の人で、グループが反対運動をしているようなところもあるんですよね。何で反対するのかと思ったら、反対の理由としては、自然を守りましょうということだけなんですね。地域では、長く住んでいてこの渓流ではもう危険だということで要望している。町も県の方に要望している。県では、あ、そうだな、これはやらなくては仕方がないなと、予算化したにもかかわらず、反対運動をしているようなグループに押されて、県はやきもきして、足踏み状態だというところまで、今、きていると思うんですけれども。
  こういった危険渓流ですから、私も施工方法については、三面コンクリーでやるより、自然にマッチした施工方法でやっていただいた方がいいとは思っています。しかし、渓流の強いところでは、三面コンクリーでなければ持たないというような箇所は、この整備の計画でやらなければどうしようもないと思うんですけれども、このようなことをずっと、足踏み状態のような状態でいくと、県土整備事務所の方からも見放されてしまうのではないかと思うんですけれども、計画とおりに県でやるんだから反対を押し切ってやるというのもいかがなものかと思いますけれども、その点を、あと、どういう方向で町としては進めていくか、そこのところをよろしくお願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 お答えいたします。
  河川改修の計画につきましては、さまざまな考え方、場所々々によってあるかと思います。ご質問の県のところにつきましては、町の方にも説明会をしていただきたいという要望も提出されているところから、今月の22日ですけれども、地域関係者の方へ、県の方から通知をいたしまして、計画等についての具体的な説明会を開催する予定でございます。その場で、県の方から具体的な、こういうふうに工事をやっていきたい。この問題については、こういうふうに対応していきたいという形で説明会を開催し、その説明会で理解を得て事業推進に努めてまいりたいと考えております。
○田中 旭議長 答弁願います。関口町長。
○関口定男町長 伊得議員がおっしゃったとおりで、私もちょっとびっくりしているんですが、この正法寺川のところの工事をやるという予定でいましたら、反対という人がおりまして、その人の話も聞いたんですけれども、でもやはり、前々から正法寺川につきましては、旧の都幾川のときからずっとやっている事業でありまして、ここのところにきて、それやらないというわけにはいかないと思いますし、先ほどの話なんですけれども、継続性もありますので、県の方も、せっかく予算をつけてくれるというときに、それはだめだということになりますと、では、次からというのは非常に今度は頼みづらくなると。それは、伊得議員がご指摘のとおりであります。
  そういう中で、今回、先ほど建設課長の方から話がありましたように、もう1回地元の方によく説明をして、ですから、しっかり河川の治水ということは大事なことですから、ただ、自然も大事かもしれませんけれども、やはり治水が第一ですから、その辺を、またよく今反対している人にもご理解をいただいて。ですから、三面コンクリート張りがいいのか、あるいは下はそのまま泥がいいのか、その辺はよく検討を、それはどちらかというと、素人というより専門家がしっかり判断をした方がいいと思いますので、その辺は、しっかり先ほど言いましたように、地元の人と話し合いながら、何しろあそこは、私は完成をさせなくてはいけないと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 今のご答弁で、説明会を今度持とうということになっているんですけれども、これは説明は、大体メンバーはどういったメンバーでこの説明会を行うのか、その辺をひとつ。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 その河川に接している土地所有者及びその河川の近くに住んでいる方を基本として説明会を開催する予定でございます。関係者につきましては、19名ほど、今現在予定しておるところでございます。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 説明会には所有者と近所の人ということなんですけれども、所有者というのは、もう河川についてはいないと思うんですけれども、県土整備事務所の方に払い下げたというようなお話なんで、所有者はもういないと思うんですけれども。近所の人、それから、今説明会を持つのには、こういった工事では反対だよというようなグループは、参加するのかしないのか、その点をお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 関係者でございますけれども、河川に接している土地の所有者ということですので、県で買収された土地のところにつきましては、その土地に接している所有者ということでございますので、河川改修に伴って買収された所有者も対象でございます、という考え方です。
 それと、もう1つ、説明会につきましては、先ほど申し上げましたとおり、その河川に接している土地所有者と、後はその周辺の方のみという考え方で、県の方ではそういう考え方でいきたいということでございますので、その形で関係者の方に通知をしておりますので、その関係者のみという考え方でございます。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 説明会は、そのように行っていくということなんですけれども、県で、予算をつけて施工にまでも入ろうとしている河川、区域ですから、県の方でも簡単に設計したものではないと思います。予算化するんですから。それを一部で、反対です、自然を守りましょう、そういった面では、今度町長さんもおっしゃったように、後の県の工事をお願いしますよというのにも、お宅の町ではみんな反対運動で、やらないなんてそんなことをやっているようではしょうがないでしょう、県土整備事務所で計画を立てたんだから、もうやりますよというような方向でもっていっていただきたいと思います。その辺については、一応了解ということで、では、2番目の方をお願いします。
  大分老朽化した橋があるわけですけれども、側面的に老朽化した個人の橋だとか、町で設置した橋だとかありますけれども、側面的な協力でいきたいと思っているんですけれどもということですけれども、橋は、橋台の上に、鉄板とかコンクリーだとか、それで通行しているような橋だけではないと思いますよね。やはり、それでは、橋の通行では見られない、下に回って見ると老朽化が進んでいるのがよく見えるような橋が多分にあります。橋の架け替え時期等は、県土整備事務所の方で、年数がきていますから架け替えましょうとか、町の方で要望を入れるのかをちょっとお伺いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 先ほど申し上げましたように、これは県土整備の方というよりも、町の方です。ですから、旧村では、もう雀川に関しましては、先ほど言いましたように、川原橋、川北橋、川向橋というのがあるのですが、その3本を全部架け替えました。ですから、今回ちょっと都幾川の方で、ちょっとおくれているところがありましたので、先ほど言いましたよ うに、まずは西平のところにあります都幾川橋、そして本郷のところの川北橋、これも相当老朽化しております。これも、橋だけではなくて、中の河川の流れ方もちょっと変えてやらなくてはならないので、この辺はちょっと時間がかかるんですけれども、そういう形で、積極的に、ですから町の予算でやっていくということになると思いますというか、なっていますので、だから積極的にですから、行政の方で橋の架け替えというのはやらなくてはいけないと。今回判断したのは、もう都幾川橋にしても、川北橋にしても相当傷んでいますし、やらなければだめなわけですよ。ですから、積極的にやるということでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 今年度の予算にも、雀川の方ですか、5カ所ということで予算化されているんですけれども、その予算化をしておりますけれども、その橋は、雀川だけでしょうか、予算化したのは。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 お答えいたします。
  橋梁修繕工事につきましては、旧の玉川村のときに計画を立てまして、平成16年度から平成20年度において、20橋について、主に橋梁の塗装を行い、その補修に努めて、長く持たせるという考え方で行っています。したがいまして、今後につきましては、当然、橋梁については、維持修繕が必要であると考えておりますので、今後、調査等を行い、適切に対応してまいりたいと考えております。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 はい、わかりました。では、続きまして、2問目の方に。
  環境対策についてということで、ご質問させていただきます。1番の方で、町内に、空き家が多く目立つようになったが、住んでいないために、ネズミだとかハクビシン、アライグマ等の巣になってしまっているということで、衛生面で環境に悪いが、町では、空き家の持ち主にどういった指導をしていく考えであるか。
  2番目に、都幾川の清流を求めて観光客が来町します。都幾川の河川美化に協力してくれる個人だとか、グループ等がボランティア活動で掃除をしてもらっております。そういった団体に、町としての支援策の考えはないかお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、伊得議員の環境対策についてのご質問にお答えいたします。
  まず第1点目の、ネズミ、ハクビシン、アライグマ等の、空き家に住みついたことで、生活環境が悪化しているが、その対策についてどうなのかというご質問でありますけれども、近年、アライグマとかまたハクビシンが、人家に住みつきまして、被害を与えている問題は、テレビでも伝えられておりまして、改めて、その脅威のほどがうかがえます。反面、アライグマやハクビシンの出現によりまして、在来動物にも影響を及ぼして、最近では、キツネが目撃されなくなったという声も聞いております。
  ことしの2月の日本農業新聞に、アライグマの被害の記事が掲載されておりました。これは、兵庫県の三木市のことでありますけれども、その中で、根絶に向けて捕獲を始めたものの、地域間での防除意識の差があり、駆除がうまく進まないと、また、そういうことで、猟友会を悩ましている。また、専門家からは、地域が足並みをそろえ、住民が団結して対策に当たらないと手がつけられなくなるといった記事であります。まさに、繁殖力の旺盛な動物であります。農作物や家屋などに被害が発生する前に、地域と連携して、何らかの防除対策を講じる必要があると考えます。やはり、町同士、隣同士の連携もしっかりしていないといけないと、私も考えております。町でも、去る1月に、町民を対象として鳥獣被害防除講習会を開催いたしまして、アライグマ、ハクビシンの被害防除対策について共通の知識を深めたところでもあります。ちなみに、参加者は、区長、一般の皆様を初め、約33名の方が出席をしておりますが、町内に存在する空き家の数、その空き家に住みついたこれらの動物の実態ということで、ご質問でありますけれども、現在のところは、この数につきましては、把握はしておりませんけれども、伊得議員ご指摘のとおり、町民の生活環境に及ぼす影響を考えたときに、私としても憂慮すべき事態であると考えておりますし、きわめて深刻な問題であるととらえております。
  そこで、まずは、空き家の実態をくまなく調査の上、空き家の持ち主の方などと協議をいたしまして、被害を未然に防止するための対策を、鋭意講じてまいりたいと考えております。また、このアライグマにつきましては、比企郡の首長同士でも、いろいろな被害が出ているということで、今、横の連絡をとりまして、この対策につきましては、やはり地域といっても、その小さい地域だけではなくて、埼玉県全体で、このアライグマ対策は、やっていただこうということで、今、話を進めているところでありますので、ご理解をいだたきたいと思います。
  それから、第2点目の河川美化活動に協力するボランティア活動への支援策についてのご質問でありますけれども、河川の美化活動につきましては、各行政区で実施している活動や、 ボランティア団体による自主的な活動など、緑と清流の保全、そして美しいまちづくり運動に深いご理解をいただいているところであります。
  町内で、環境美化を推進する自主的な活動を行う地域の団体、ボランティア団体に対しまして、町といたしましては、ごみ袋の助成や、活動後のごみの回収などの支援を行っております。それとまた、ボランティア活動への助成制度といたしましては、まちづくり活動支援事業補助金という制度がございます。河川の美化活動の事業も補助対象となりますので、これらの補助事業を大いに活用をしていただきまして、清らな水と豊かな緑の自然環境はいつまでも保全され、ときがわ町の魅力がより一層創造できますことをお願いしたいと思います。
  以上の答弁でご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 1番目の空き家が多く目立ったということで、ネズミだとかハクビシンだとかアライグマの巣になってしまっているということなんですけれども、これは、空き家の持ち主と協議をしていくということなんですけれども、やはり協議の中で、私には、空き家を、ここから出て行くわけですから、空き家を処分がちょっとできないというような方も出てくるんですけれども、それは、持ち主のものですから、町がどうのこうのということはできないと思いますけれども、何かそういった面で、手助けをできるかどうか、こういった面だったら、その空き家の処分については、町としても、こういう方法で何とか支援はできますよというものがあれば、お願いしたいと思います。
  また、この間の雲河原の火災なんかでも、枯れ草火災から空き家までいっちゃって、空き家が燃えちゃったということなんですけれども、..............................................................................................................................................................................................................................何か町としての空き家に対しての後の始末をする家ばかりではないと思いますけれども、使える家もあるんだと思うんですけれども、支援策があるかどうか、ひとつお願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 これは非常に難しい問題だと思います。個人の財産について、町の方でやはりいろいろな手だてをするというのは難しいと思いますけれども、私、個人的に考えますと、町並みの、景観等を考えたときに、やはり家が空いていて、非常に景観上好ましくないというのもあると思います。そういう面では、これからしっかり議員の皆さん、また職員等々ともいろいろ協議をしながら、どういう対策がとれるか、これから検討していきたいと思って おりますので、ご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 難しい答弁だと思うんですけれども、旧の都幾川時代に、平成十五、六年当時だったと思うんですけれども、私も消防審議委員としていたわけなんで、消防分署がここにありましたから、署長さんに、都幾川村の空き家は何軒ぐらいあるんですかとお尋ねしたんですけれども、当時、分署長は、大野分署長さんでございました。それで、その当時に、都幾川村全体で、工場を含めて99軒、空き家があるというお話でございました。今現在で、把握しているんだったら、ときがわ町で何軒ぐらいの空き家があるのか、そこのところをお願いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それにつきましては、先ほどお答えしましたように、まだ把握しておりませんので、これから把握するということでご理解いただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 わかりました。早く調べてもらって、この空き家はまだ貸すことができるとか、もう解体しなければだめだとか、そういった部類を分けて把握してもらって、早めに議員の方にお知らせしていただきたいというふうに思います。
  それでは、2問目の方の、都幾川の清流を求めて観光客が大変来ます。それで、このボランティア団体が活動しているんですけれども、なかなかボランティアというのは、名前は格好いいですよ。しかし、ボランティア、ボランティアって、もう続かないんですよね、絶対に。途中で切れてしまいます。だから、そういった面で支援はできないかと申し上げたんですけれども、まちづくり活動支援事業補助金というのを利用していただきたいなというご答弁なんですけれども、これは3年間ということであるのではないかと思うんで、3年間でその団体が、あとできるか、続くかどうか、わからないわけですから、3年間だけということでなく、それ以外にも、何かこういったまちづくり支援活動事業補助金みたいなものがあるかどうか、その点をお願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。堀口環境課長。
○堀口彰一環境課長 まちづくり支援事業補助金以外の補助金ということでございますけれども、お答えさせていただきます。
  町長答弁いたしましたように、この補助金しか町の方にはございませんが、県の方で行っている事業が1つございます。これにつきましては、水辺の里親制度という事業でございま して、ちょっと紹介させていただきますと、埼玉県で実施している事業でございまして、良好な河川環境の維持保全のために、河川の美化活動を支援するという事業でございます。水辺の里親制度というものに参加しますと、消耗品の支給だとか、市町村によるごみの受け入れなどの支援が受けられるという制度でございます。内容的には、まず県土整備事務所に参加申し込み書を提出いただきまして、最終的には、ボランティア団体と町と県と協定を結ぶという内容のものでございます。条件といたしましては、県が管理する一級河川を100メートル以上美化活動を行う、10人以上で組織された団体ということだそうでございます。
  水辺の里親制度になると、どんな特典があるかということでございますが、県につきましては、軍手だとかごみ袋、タオルの支給と傷害保険に加入するという手続を行います。市町村については、それを集められたもののごみの処分を支援いたしますという内容でございます。そして、1年以上継続して活動し、なおかつその後も継続して行うことが見込まれる場合には、この付近の河川は、私たちが美化運動を行っていますよというような内容で、団体名、活動範囲を示した表示板を設置するということでございます。
  こんな内容の、県の事業もございますので、金銭的な支援ではございますが、物的な支援が主な内容でございますけれども、ご希望がありましたらご活用いただきたいと存じます。以上でございます。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 こういった里親制度、こういう事業があるんだったら、こういう団体が活動しているんですから、こういう制度もありますよというようなことを、事前にお知らせしていただきたいと思うんですよね。弱ったなと考えている団体で、ボランティア活動はさっきから言っているように、ボランティア活動なんて、格好いいだけでは続けられませんよ、絶対に。そういう支援策があるんでしたら、こういう制度がありますよと、その団体にお知らせしていただきいと思うんですよね。こういう制度があるにもかかわらず、町の河川は、随分団体によってきれいになっております。ただ、目につくところもあります。環境課長の方に写真を撮ってやってあるから把握していると思うんですけれども、固有名詞で、大野と平の境の境神というところなんですけれども、ここのところに相当な量のごみが散乱しています。一雨ごとに、幾ら河川で美化で掃除をしても、一雨ごとに、傾斜ですから、河川に流れ込みます。そういったところの清掃、ごみパトロールとか、町でもやっているわけですから、そういったところの指導で、そういうところは掃除ができないのかどうかお伺いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。堀口環境課長。
○堀口彰一環境課長 伊得議員さんのお話の中で、大野の境神という場所が出てきましたけれども、そこでごみを拾っていただいた写真等はいただいております。大変危険な場所でもございますが、よくやっていただいたということで、大変お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
  ごみパトロールの方につきまして、そのような箇所でも対応できないかということでございますけれども、高齢者事業団にお願いをしているごみパトロールでございます。かなり高齢の方が活動しておりますので、できれば、そういうふうな危険な場所につきましては、なるべく行わないようにということで、私の方も指示をしておりますし、そういう危険な場所で発見した場合には、通常の廃棄物の処理業者に委託をして、処理をしていただいているのが現状でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 わかるんですよ。そんな急なところで高齢者をやって、保険には入っているかもしれないけれども、事故でも起こしてはしようがないという環境課の方の配慮はわかりますけれども、確かに、高齢者事業団は一生懸命町内を回収して歩いています。それをかつぎに、隣の町に行ったんですけれども、ときがわ町へ持っていってごみを置いてくれば、きれいに片づけてくれますよ。そのくらいまでやってもらっているんですね。高齢者事業団に。捨ててくるのではないんですよ、置いてくればいいんだって。それでは、事業団が、高齢者事業団がごみパトロールが回って片づけてくれるから、ときがわ町に持っていって置てくればいいんですよというような話も聞きますけれども、それだけ一生懸命やってもらっているのはよくわかります。ですから、高齢者事業団の方にも、危険なところは仕方がありませんけれども、ここはひどいというところは、事業団でなく、では、ちょっと助成金というか、補助金というか、高くてもそういった事業者、ボランティア、そういう人に頼めるか、頼めないか、お願いします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。堀口環境課長。
○堀口彰一環境課長 先ほども申し上げましたけれども、そういう危険な場所に一般の方をお願いするというのもどうかと思いますので、是非そういう場所につきましては、役場の方に情報をいただきましたらば、専門の廃棄物処理業者の方に委託をしまして処理していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 9番、伊得議員。
○9番 伊得一夫議員 わかりました。ときがわ町、緑と清流の町ですから、川遊びに来た人が、汚かったよということでなく、一生懸命事業団の方にお願いして、掃除してもらっているんですから、できないところは、そういった業者にしてもらうような施策をしていただきまして、私の質問を終わります。
○田中 旭議長 暫時休憩いたします。
  再開は1時でお願いいたします。
                                (午前11時50分)
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○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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   ◎発言の取り消し
......... ......... .....................................................................................................................................................................................................................................................................................................................
          ..........................................
......... ......... ................................................................................................
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          ◇ 野 原 兼 男 議員
○田中 旭議長 続いて、発言順位13番、質問事項1、事業の透明化、質問事項2、道路整備計画について、通告者14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 14番、野原です。議長のお許しをいただきましたので、事業の透明化、道路整備計画について、一般質問させていただきます。
  初めに、昨日は、ときがわ町合併1周年記念式典が行われまして、まことにおめでとうございました。
  総合計画も1年たちまして完成し、これから新しいまちづくり体制が整って、これから本格的にスタートするわけでございます。そういった中で、やはり今後町民にそういった情報公開するというような観点から、事業の透明化について質問させていただきます。また、先ほど野口議員さんからもありました、毎日火災が発生しているわけでございますけれども、 行政としても不法投棄等の防止を兼ねた町内パトロール、また高齢者事業団の清掃作業においても、そういった不審車両、不審人物等のそういった発見に協力を是非お願いしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  それでは、質問させていただきます。本町には、四季彩館を初め、多くの観光施設が建設されているわけでございます。また、新たに、西平奥畑地内に市民農園、また大椚第二小跡地に、山村体験交流施設等の建設が予定されております。こうした事業展開について、行政とそういった関係している人と一部のそういった人たち、また地域とだけを対象に、今まで事業の計画が進められてきたわけでございますが、今後、災害安全対策等、緊急を要する事業、または生活道路の整備等を除き、観光事業及び大型予算を伴う事業については、町民にも早い段階で、計画段階で公表し、町民の理解を得ることが重要ではないかと思っております。そのためにも、町民の意見を十分反映できるような事業検討委員会等、そういった機関を設置することが望ましいと考えておりますが、町長のお考えをお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を願います。関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の事業計画策定に当たっては、町民の意見を反映する手段の構築をというご質問にお答えいたします。
  従来の事業によっては、野原議員ご指摘のように、町民の理解を得る努力が必ずしも十分ではなかったのではないかと、私も率直に感じているところもあります。重要な事項は、採択と推進に当たっては、何と申しましても、住民の皆さんのご意見とご協力が不可欠でありまして、そのような観点から、ご提案の住民参加型の事業検討委員会も一つの方策だと思います。現在策定中の、第1次ときがわ町総合振興計画や、ときがわ町集中改革プランの中でも、住民参加制度の構築が、今後のまちづくりにおいて重要でありますことから、各種制度の導入に取り組むこととしております。当面、パブリックコメント制度を導入いたしまして、町民の方々の意見や、要望の反映に努めるとともに、説明責任を果たしていきたいと考えております。ご提案の検討委員会制度の導入を含め、広く検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 ただいま質問に対して町長の方から、総合振興計画の中でのパブリックコメント制度、そういったものを導入して、今後検討委員会制度の導入も含めて検討していただくということでありますが、やはり住民に情報を公開するということは、これから行政に求められている最も重要なことだと思っております。
  そこで、合併、昨日合併1周年記念式典を行ったわけですけれども、合併の目的というのは、新しいまちづくりというのは、やはり厳しい財政状況の中で、地方分権型社会に向け、効率的な行政運営によって行政基盤の強化を図り、自治体の自立と住民サービスの充実を図っていくことが大変重要ではないかなと思います。それには、やはり住民の皆さんの参加と住民との協働によるまちづくりを行っていかなければならないわけです。そのためには、やはり住民の人たちの、そういった情報を早く開示して、住民の皆さんのそういった意見、要望を反映できる、そういった機関等の設置を早急にやっていただきたいわけでございます。
  今、1年たちまして、合併して非常にうまくいっているように思いますけれども、住民の間には、やはり旧村意識というものもまだまだあると思うんですね。また、今まではかえってそういった面も表に出なかったかなと思うんですけれども、かえって、1年たって落ち着いて、これからそういった感情も非常に強くなってくることも心配されるわけです。そんな観点から、公平な行政を行うためには、そういったいろいろな事業等について、やはり町民全体の問題として、一部の人たちだけが満足するというのではなくて、やはり多くの町民の人からやはり理解、そういった納得をいただいて、事業を推進していくのが望ましいものと考えております。
  そこで、やはり今まで、12月補正分で、山村体験交流施設、また、今回3月予算の中でも、日影公民館と市民農園等の予算も提出されたわけでございます。こういったものについても、議会に対しても、直前までやはりそういった事前説明等がなかったわけでございます。この件につきましては、日影公民館につきましては、またニュアンスは違うかなと思うんですけれども、その2点についても、やはり予算審議になって、課長の口頭による説明だけで、やはり説明を受けて、図面とか、そういった運営計画等の資料もなしに審議され、議会も承認したわけです。これはやはり、ほかの町民の皆さんから考えれば、やはり議会としては何をしているんだというような感じも受け取られるわけでございます。何かなれ合いの議会ではないかなと、そういった批判も受けてもしようがないのではないかなと思いますけれども、そういった点、やはり早めに計画が持ち上がった段階で、是非我々、また区長会ですか、区長会というのは、我々議員というのは、今、議員の削減で人数も減ったわけですけれども、区長さんにおかれましては、各地区からみんな代表が出ているわけですので、そういった住民の声を反映するには、やはり区長会との連携も大切なのではないかなと思っているわけです。ですから、そういった計画が最終段階になって公表するのではなくて、持ち上がった段階で、こういう地区で、こういうものの計画があるんだとか、いろいろとそういったものを、 そういった段階で早く公表していただきたいと思いますが、その点についてお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 野原議員のご質問なんですけれども、特に行政、今までもそうですけれども、これからの行政につきましても、まず情報の公開、ディスクロージャーというのはまず第1であります。その次には、やはり結果責任といいますか、説明責任というのがあります。これは、アカンタビリティーといいますけれども、この2つが、やはり行政にとっては一番基本の大事なことだと思います。私も、今までそれを真っしらにしっかりと住民の皆さんに説明をしてきたつもりでもありますし、また、議員の皆さんにもご説明してきたつもりであります。
  そんな中で、物事というのは、やはり先にどこに話すかというのは、難しい問題があると思います。仮に、一つ計画をつくるときに、よそのうちの土地を、勝手に町の方でこういう計画がありますと、つくってそれを出すと。私の相談なしに、何でうちを勝手に、うちの土地をそれに入れてしまったんだという話になることもあります。ですから、そういう場合は、並行してというよりは、余り情報を出さないで、初めにつくっておいて、地主さんに内緒で交渉しておいて、交渉が成立したらば、実はこういうのがありますといかないと、地主が知らないうちに議員さんは知っていた、みんなが知っていたという話になってしまうと、今度は地主さんがへそを曲げてしまって、物事が進まないということがあります。ですから、こうしたいろいろな事業の進め方というのは、難しい問題もありますので、その辺のご理解もいただきたいと思います。
  これからも、是非情報公開と説明責任は、しっかりと全うしていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。特に、今回新しい町になって、重要な案件につきましても、議員の皆さんには、全員協議会等でお話をして、皆さんに事前に、本会議にかける前に協議をいただいて本会議にかけるという方式をとっておりますので、その辺のご理解もいただきたいと思います。
  以上です。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 確かに、ただいま町長の答弁にあったように、こういった計画が持ち上がったとき、どこで出すか、非常に難しい、タイミングもあろうかなと思います。やはり、こういったものというのは、道路とかそういったもの以外については、やはり最初に地 主さんとの話というのは、ある程度先行しているのではないかなと思うわけですよね。やはりそういったところで、勝手に、では四季彩館のことを言いますと、四季彩館をつくりたい、では、それを全部計画を、青写真等をつくってしまってから、地主さんとの交渉になったのか、それともやはり、地主さんとの協議をしていって、そういった中でやはりそういったいろいろな青写真をつくりながら計画していったのかなと、その点については、どっちが先だったかわかりませんけれども、やはり地主さんとのそういった交渉については、早い段階では当然行われているんだなと思うわけです。
  そういった中で、やはりそういったことが、要するに解決しながら、そういった予算等の計画に入っていくのかなと思うんですけれども、そういった段階で、やはりなるべく私の方で、早い段階で、ある程度予算とか決定する前に、やはり議会、区長会等のそういったところへ、そういった計画を事前に説明していただいてくれればと思うわけでございます。そういった中で、やはり先ほども申し上げましたけれども、ご答弁の中でも、導入を含めて検討していきたいということもありますけれども、この導入した中でもということでありますけれども、どういった、そういった機関ですか、そういった方法、検討委員会というのを研究していかれるのか、その点についてお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 ちょっと余りよく意味がわからなかった部分もあったんですが、委員会とかの話となりますと、結局、いろいろちょっと大きい問題になりますと、審議会を設立したりとかしますし、難しい問題になると、特に議員さん等、もし地域で何かやるということになれば、地元の議員さんを含めて、いろいろな話し合い等もやったりします。ですから、先ほど言いましたように、非常にその情報の開示のタイミングというのは非常に難しいと思います。先日も、ちょっと教育長の件に関しましては、2月に私が公にしたのを、もう12月からそういう話があったという話を聞きまして、そういうガセネタが出るということもありますので、やはりその辺は、私の方も情報は、どの段階で出していいかというのは、非常にむずかしいのではないかなと思います。今、野原議員からも再三の質問なんですけれども、審議会等もやっていきますし、今までのやり方、新しい町になってからは、極力皆さんと相談しながらやっていくということで、先ほど言いましたように、情報の開示をしていくと、そして説明をしていくという、1つ1つ、一歩一歩やっていっているつもりですので、その辺のご理解をいただきたいと思います。先ほど言いましたように、ですから、難しい問題につきましては、さっきいった審議会なり、そういう委員会を設立するということになると思いま すが、一々またその審議委員会なりをつくるとなると、また費用もかさんできますので、できれば、議会が年に4回あるわけですから、その議会の前の全員協議会の中で、そうした問題は、各課から出して、皆さんに事前協議をしていただければ本会議ではスムーズに、そうした案件も通るのではないかと思いますので、特に、私とすると、全員協議会を、そういう面ではしっかり重視してやっていきたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 町長の方で、全員協議会を主に、重点をおいて進めていきたいということで、ただ、全員協議会におかれましても、やはり予算審議のすぐ前の協議会ではなくて、やはりもっと早い段階でのそういったものを、是非行政の方から我々に示していただければありがたいと思うわけでございます。やはり、今回の件につきましても、ほとんどやはり細かく、要するに研究とか、今後そういった計画の中でも、運営計画だとかそういったものを出された中で、やはり我々も協議していくような状態だったわけでございますから、そういった件につきましても、やはり事前に図面だとか、そういった運営計画等、はっきりしたものを早めに開示していただいて、今後の事業を進めていっていただきたいことを要望して、ではこの件については、早くそういったパブリックコメント制度等の、こういった充実を図っていただくことをお願いして、この質問については終わりにいたします。以上です。
  続きまして、道路整備計画についてでございます。県道西平小川線整備、これは通称松郷線ですか、それと、県道飯能寄居線の五明の比良団地、ゴルフ練習場のすぐ下にあります比良団地、30軒ほどの団地が今あるわけですけれども、その入り口の安全対策。それから同じく県道飯能寄居線の日影交差点改良についての、その計画についてお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の道路整備計画についてのご質問にお答えいたします。
  まず最初に、第1点目の県道西平小川線の道路整備につきましては、平成18年7月に、道路整備に向けて、埼玉県東松山の県土整備事務所と具体的な協議を行いました。その結果、西平交差点から小川町境までの延長約2,070メートルについて、計画幅員やこの計画に対しまして、影響のあることなどについて協議をいたしました。今後、これらの協議結果を踏まえて、県道沿線の住民の意向を十分配慮しながら、一般県道西平小川線の道路整備につきましては、推進してまいりたいと考えております。よろしくお願いしたいと思います。
  第2点目の、県道飯能寄居線の五明比良団地入り口安全対策につきましては、これは通称 堂山坂から、五明交差点までの歩道設置のことであると思いますけれども、この歩道設置に向けて、県へ要望してまいりましたけれども、その結果なんですが、平団地の反対側に歩道が設置されているということ、また、事業効果等を考慮した場合、現時点での計画は厳しい状況であるということを県の方から言われております。これも、平団地につきましては、再三県の方に要望しておりましたけれども、ただいま申し上げたような観点から、現在の状況では歩道は難しいという報告は受けております。しかしながら、歩行者の安全確保のために、今後も県の方に対しまして、主要地方道飯能寄居線の歩道設置につきまして、要望をしてまいりたいと考えております。
  それから、第3点目の県道飯能寄居線、これは日影交差点改良につきましては、この県道に接しております町道の2路線がありますが、この改良計画のことであると思いますけれども、交差点改良に向けて、地権者と交渉しておりました。その結果、用地買収は厳しい状況でありますことから、小川警察署と協議をいたしまして、路面表示などの安全対策を行いました。今後も、交差点改良に向けて努力してまいりたいと考えております。3点目につきましては、先ほど言いましたように、地権者との交渉を粘り強くやったんですが、なかなか思わしくないという結果でありますので、ご報告を申し上げます。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 この西平小川線につきましては、県との具体的な協議を行っておるということで、今後、道路整備については、そういったものも十分に踏まえて推進していくということでありますけれども、この道路につきましては、小川分の方ですか、あちらにやはり砕石を行っているあれがあるわけですよね。そこで、大型ダンプ等のやはり往来が頻繁に行われているわけでございます。それで、セブンイレブンがあるところですね。交差点のあの先から、歩道のないところですよね。歩道のないところは、約五、六百メートルあるのではないかなと思うわけでございます。この間につきましては、非常に幅員も狭くて、車同士すれ違うのもやっとのところもあるわけでございます。そういった中で、大型ダンプがやはり頻繁に往来しているということは、歩道もなく、やはり歩行者等、非常に危険でありますので、そういったことから、なるべく早く計画を実施していただきたいと思います。この件について、やはりそういった影響があるということなど、影響があるということで協議をするということになっているわけですけれども、やはりあれですか、用地買収等、やはり難しいとこもあるわけなのか、その点についてお伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 西平小川線の、まず計画付近でございますけれども、西平交差点から小川方面に向かいまして、人家がなくなるところまでにつきましては、2車線道路で片側歩道という計画で今考えております。人家がなくなったところから、小川境までにつきましては、二車線道路という形で今検討、というか協議は行いました。あと、影響のあることにつきましては、当然ながらここでは余り、縦断計画の中で高くなっては困るとか、あるいはここについては用地的にいろいろ問題があるとか、そういう、あるいはここについてはこういうふうにしないと、土砂が崩壊する恐れがあるところとか、個々について具体的な協議を行ったような状況でございます。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 この、県道西平小川線につきましては、今回小川町の方にホンダが進出するという形の中で、おそらく将来的には、またいろいろ重要な道路になってくると位置づけております。そんな観点から、このときがわ町に住んでもらったり、またいろいろな面できていただいたりするときに、やはり先ほど言いましたけれども、やはり道路がしっかり整備されていないと、やはり来にくいということがありますので、私も今のところの重点的道路としては、この県道としては、西平小川線は早期に開通するように県の方に働きかけていくと。それとあと、本庁舎から分庁舎、第二庁舎まで来る間の歩道がまだ未整備な部分が多いので、この歩道の整備につきましても、力を、県道につきましては、やっていきたいと思っておりますの、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 今、町長の方からありましたように、平成22年の開業を目指してホンダが進出してくるわけです。私もそのことを踏まえての今回の質問なんであります。やはり、こういったホンダが来ることによって、西平、大野、大椚地域の皆さんについても、大きな雇用のチャンスとなってくるわけでございます。そういった中で、やはりこういったアクセス道路の整備というのは、非常に急務になってくるかなと思いますので、是非、いろいろな安全面等を考えた中で、とりあえず、歩道のない、要するに民家が途切れるところまでの歩道のないところにつきましては、早急にやはり県との折衝をしていただいて、早く工事に取りかかれるようにひとつお願いしたいと思います。
  それから、ことしは暖冬で問題はなかったわけですけれども、松郷峠、ときがわの家がなくなって小川の、松郷峠を越えて、小川の家が出てくるところで、約2キロメートル以上あそこもあるわけでございますよね。その管理につきましては、やはり冬場になりますと、雪 が降れば凍りついたり、雨が降れば凍ったりして非常に危険な箇所でありますから、そういった中を、また聞きますと、用地買収等もなかなか難しいところもあるということをお聞きしますので、是非そうであったら、やはりあそこをトンネルでもぶち抜いて、やはりバイパスをつくるような計画も1つの案だと思いますけれども、その点についてどうお考えですか。お伺いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 先ほど申し上げましたとおり、東松山県土整備事務所と協議を行いました。その中で、ではどういう形で道路整備をしていくかということになりまして、当然ながら、小川町等も含めて協議いたしましたけれども、基本的には、現道を利用しながら拡幅していくということが、周辺の土地利用を考えた上では、それが一番いいのではないかという考え方になりましたので、現道を基本として拡幅整備していくという形で今の段階では考えております。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 それでは、やはり是非、そういったことでありますので、早い段階での工事着工を、この西平小川線につきましては、お願いしたいと思います。
  続きまして、飯能寄居線の比良団地入り口につきまして、ここは私も地元ということで、何回も質問等でお願いをしているわけでございますけれども、あそこに信号を設置するというようなことは大変難しいのではないかなと思います。それから、両側歩道といっても、片側は今整備されているわけでございますけれども、もう片側の方は、高台にある民家への出入り口等があって、やはりそこの用地を買収するというのは、非常に難しいと私も考えております。ですから、両面歩道というのは、なかなか、両側歩道というんですか、なかなかむずかしいのではないかなと思うわけでございます。ですけれども、やはりこの入り口については、勾配のきつい坂になっておりますので、下り坂に、こちらから、ときがわから小川方面に向うと、やはり結構皆さんスピード等を出してきて、カーブになっておりますので、幸い、やはり住民の人たちが、そういった危険箇所ということで、非常に気をつけていただいて事故もないわけで、非常にいいことなんでありますけれども、今後も、いつ事故等が起きるかわかりませんので、やはりこういった中で、何かここは危険だよと、そういったものをわかるようなもの、黄色の点滅灯とか、そういったもの。あるいは、歩行者、子供たちの通学に使っている道路になってあるわけでございます。ですから、危なくないところで、横断できるようにということで、その入り口から五、六十メートル下がったところに、非常に広 くなっているところがあるわけですね。そこの間というのは、わりと路肩も広くなっておりますし、用地買収にしてもそんなに難しいところではないかなと思うんで、その点だけでも早めに歩道整備ができないものかお伺いしたいと思います。
○田中 旭議長 答弁求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 その辺につきましては、以前も県の方に要望いたしました。要望いたしましたけれども、やはり小区間ということで、なかなか厳しい状況になっておりますけれども、今後引き続き要望してまいりたいと考えております。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 それでは、今後も根気よく県の方へ要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  続きまして、日影交差点、こちらにつきましては、今度はやはりホンダができるということで、今までは、五明交差点もそうなんですけれども、朝は小川方面から、帰りは飯能方面からという、一方の通行量が多かったわけでございます。今後、ホンダができますと、やはりほかの地域、狭山とか坂戸とか、いろいろなところからのアクセス道路として、交通量が大変ふえるのではないかなと心配しております。日影交差点につきましては、新しい路線バスも新設されて、あそこをダムの方へバスが入っているわけでございますけれども、そういった中で、今、手押し信号だけで対応しているわけでございますけれども、非常にあそこを通りますと、車がひっきりなしに通過しているわけでございます。なかなか昼間でも結構やはり、あの交差点につきましては、出入りに非常に危険というか、なかなか渡れないような状況でありますので、信号につきましても、やはり感知式の信号等、そういったもので対応していただきたいと思っているわけでございます。
  あと、答弁の中にあります地権者との交渉が、非常に今厳しい、難航しているということでありますけれども、この地権者と難航しているところというのは、どの道路、村道に面しているのか、その点、ちょっとお伺いしたいと思うんですけれども。
○田中 旭議長 答弁求めます。桑原建設課長。
○桑原和一建設課長 まず、用地交渉の厳しい箇所でございますけれども、これは県道から雀川砂防ダム公園に入っていく部分と、その反対側、五明方面に入っていくところの2カ所です。したがいまして、その交差点改良に必要な、重要な2カ所のところが、用地が厳しいという状況でございましたので、小川警察署と協議をいたしまして、最低限の形でということで、路面表示等で安全確保を図るということで、一時的には対応したような状況でございま す。
  以上です。
○田中 旭議長 14番、野原兼男議員。
○14番 野原兼男議員 両側に面しているところ、用地買収が非常に難しいということであります。その中で、日影交差点から八高線踏切の間、やはりこの区間につきましては、朝、子供の通学道路になっているわけです。この区間につきましては、やはり地元住民の通勤等、利用する道路であり、また、よし乃郷の関連した職員等の通勤等々で、通学路と重複しているわけでございますので、なかなか用地買収が厳しいということではありますけれども、是非根強い交渉を続けていただいて、子供たちの安全等を考えた中で、早急な道路の拡張整備をお願いしまして、一般質問を終わらせていただきます。
  どうもありがとうございました。
○田中 旭議長 暫時休憩いたします。
  再開は2時にお願いいたします。
                                (午後 1時41分)
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○田中 旭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時00分)
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○田中 旭議長 続いて、発言順位14番、質問事項1、初代町長としての実績を伺いたい。通告者、11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 11番、岩田でございます。これから、議長のお許しを得ましたので、質問をさせていただきますが、術後の日立ちの関係もありまして、座るところに、あ、すみません、その節には、町の要人にお見舞いをいただきまして、大変ありがとうございました。深くお礼申し上げますが、その関係で座り方がちょっと斜めになるかもしれません。お許しいただきたいと思います。
  思えば、人生長い間、斜めに歩いてきた部分がございますので、その結果だと思えば許せるかなというふうに思いますが、これからの短い人生をおてんとうさまを真っすぐに見て歩くような人生を、心を入れかえまして、回復しましたら生きていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 岩田議員に申し上げます。座ってやった方がいいか、立ってやった方がいいか、どちらでしょうか。
○11番 岩田鑑郎議員 立たせていただいた方が、私は楽でございます。
○田中 旭議長 それでは、立ったままでお願いいたします。
○11番 岩田鑑郎議員 質問ですが、実績ということでございますけれども、実績をお聞きすれば、そのままで、再質問は多くはできないと思いますが、できるだけ要望を申し上げて、質問を終わらせていただきたいと思います。
  昨日は、合併1周年の記念式典が盛大に、また厳粛に挙行されましたこと、また、この1年間、町長におかれましては、ご健勝にて、ときがわ町の初代町長として活躍されましたこと、まことに慶賀にたえません。
  昨年の3月の定例議会で、決意も新たに施政方針を述べられましたことが、昨日のように思えまして、月日のたつのが早いなというふうに考えます。初代町長として、1年間の自己評価を、どんな評価を自分自身でされているのでしょうかというのが、質問の1つでございます。
  あとは、施政方針で述べられましたことが、どの程度までできているのか、実績をお聞きする中で、今後関口町長がおっしゃられたことが、どの程度まで我々はやっていただけるということを見きわめる意味もございますので、ただ、施政方針等にもありますが、先ほど、検討という言葉がありましたけれども、充実します、推進しますというのが、私に言わせると、これは行政の業界用語というふうに理解するんですけれども、即断できない部分があって、そういう言葉を使うんでしょうけれども、どの程度が施策として実現されるのかも見きわめたいというふうに理解します。
  かつて、小泉首相は、自分の掲げた借金の額を3兆円、多少超えてもいい、そんなことは大したことではないんだということで、問題になった経緯もございますけれども、言った言葉にある程度の責任を持つ必要があるのではないかというふうに思います。
  施政方針では、新町の建設計画に基づきまして、7つの基本方針に沿って述べられておりますが、2番目の生活環境の整備、保全の中で、ごみの減量化、資源化を促進しますという言葉で述べておりますが、どの程度促進したというか、減量化、資源化の実績をお聞かせいただきたい。
  続きまして、防犯、防災体制を整備し、町民が安心して暮らせる安全なまちづくりを推進します、推進しますと。防災、防犯体制の状況を、今現在の状況をどの程度推進されたのか お聞きします。
  次に、第3の福祉、保健、医療の充実についてですが、この中で、地域包括支援センター、去年の4月1日からでしょうか、義務的に、設立義務が生じた関係で、これを有効に機能させて、計画に基づく施策を着実に推進してまいりたいと考えている。地域包括支援センターの利用、活用状況をお聞きしたいと思います。
  第4の教育、文化の継承、創造の中では、いつでも、どこでも、だれもが学べる社会の実現のため、既存の施設を有効に活用した生涯学習を進めますと、進めますと、どの程度生涯学習の進展、充実があったのでしょうか。公民館、図書館、文化財の諸事業につきましては、合併による規模拡大効果を生かして、今まで以上に推進、充実してまいりたいと考えているということでございますが、規模拡大効果をどのように発揮されたのか、お聞きいたします。
  続きまして、第5の地域産業の創出、活性化については、四季彩館、ふれあいの里を中核に据えるというお言葉が施政方針にはあったと思いますが、その運営状況をお聞かせいただきたいと思います。
  第6の地域コミュニティーの形成では、地域ごとの住民自身、住民の皆様が、その環境を見直し、改善を進めることが重要と考えており、改善を進める活動や、自立した地域づくりを積極的に支援してまいりたいと考えておりますというふうに述べられておりますが、支援状況をお聞かせいただきたいと思います。
  続きまして、人間尊重のまちづくりのため、多様な機会を通して、同和問題を初めとするさまざまな人権教育、啓発を推進するというふうに述べられておりますが、人権教育、啓発事業の実績をお聞かせください。
  第7の計画的な行財政運営につきましては、新たな施策の実施や施設の設置に当たりましては、調査研究の段階から、住民の皆様に参加していただきまして、行政と協働して検討、提案する仕組みを研究してまいりたいと考えておりますというふうに述べられておりますが、協働体制の仕組みづくりの進行状況はいかがでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。
  続きまして、限られた財源を有効に活用するために、事務事業の効率化や計画的な行財政運営システムの確立も目指してまいりたいというふうに言っておられますので、事務事業の効率化や、計画的な行財政運営システムの確立状況、今、どの段階まできているのかお聞かせいただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。
○田中 旭議長 答弁を求めます。関口町長。
○関口定男町長 それでは、岩田議員の、初代町長としてのこの1年間の実績ということでお 話をしたいと思います。
  昨年の2月26日に選挙がありまして、27日に就任ということで、丸1年たちました。1年で実績というのは非常に難しいと思いますけれども、政策につきましては、4年でということですが、そういう面では、割合スピードをもってやりましたので、実績等は、自分としては上がっていると思いますので、その点をお話をさせていただきたいと思います。
  この1年の基本的な姿勢といたしまして、平成18年の第1回定例会で、先ほど岩田議員が言いましたように、私の施政方針を言いました。その中でも申し上げましたとおり、町民の負託にこたえるべく、住民の視点に立っての政策に全精力を傾注し、町政の発展に邁進してまいりました。その施政方針に沿って、主な事業を申し上げたいと思います。
  第1といたしまして、生活基盤の整備、保全でありますが、交通の円滑化による生活の利便性を図るために、積極的に道路改良工事、舗装新設事業、側溝整備工事等を実施いたしました。そして、通行の安全確保に努めてまいりました。また、区長要望等の地域要望につきましては、特に迅速にこたえるということを旨として、積極的に対応してきたところであります。これにつきましては、区長要望等を、区長さんに出していただきました。そんな中で、新しい町になってすぐ、旧の都幾川の地域から、100近い要望が出てきました。それも、1年のうちに8割から9割程度はこなしておりますので、その辺も一つの実績かと思います。
  さらに、生活交通機関の充実として、路線バス事業では、7月1日より、嵐山便を開設いたしました。現在ときがわ線は一日平均31人、日影線は一日平均21人ということで利用をいただいて、通勤、通学の便に供してもらっていただいております。住民生活の基盤となる、この道路交通網の整備を行いまして、一体感の醸成を図ってきたというところであります。
  第2といたしましては、生活環境の整備、保全でありますけれども、上水道の安定供給のための県水受水施設、これは和田の浄水場のところでありますけれども、これを整備するということで、受水施設用地の買収を行ってまいりました。そして、これまで、送水管の布設事業につきましては、町が5億円を超える費用を自ら調達して行うということで計画をしてきましたけれども、粘り強い要望をいたしました。特に、水道課長、また助役等と、県に再三足を運びまして、この事業を県でやっていただくという成果が上がりました。一口に5億円と言いますと、5億円てどういう金額かと言いますと、議員さんが16名、町長、助役、収入役がおります。この4年間の給料は、ちょうど5億円であります。5億円というのは、そのくらいの金額になります。それを町でやるということでなくて、この4年間のその歳費を、5億円分相当を県にやっていただくということでありますので、相当、この件につきまして は、実績が上がったのではないかなと思います。そして生命、財産、また身体を災害から保護するための指針といたしまして、地域防災計画を作成いたしまして、生活環境の確保を図り、安心して暮らせる安全なまちづくりを進めてまいりました。
  第3といたしましては、福祉、保健、医療の充実については、選挙公約でもあります医療費の無料化を小学校3年生までというのを、中学校3年生まで拡充してまいりました。これも、県内ではトップクラスだと思います。そして、この医療費の無料化に関しましては、窓口払いも簡素化ということで、これは、お医者さんでそのかかった本人がお金を払わないで帰ってくると、お医者さんの方からじかに町の方に請求がくると、こういう制度等も、これは、県内ではやっているところは少ないのではないかと思います。そういった面での実績は積んでいると思います。
  この保健関係ではまた、自分の健康は自分で守ることを視点に、女性総合健診、また夜間健診等を実施して受診率の向上に努めてまいりました。今回は、受診啓発の方法は、旧村でいろいろ異なっておりましたので、受診の申し込みが多少前回よりは減った面もあったんですけれども、この辺は、制度の周知徹底ができていなかったということで、夜間にやっておりますし、さらにこれからは、来年はもっとふえてくるのではないかなと思いますので、この受診につきましても、力をまだ、まだこれからも充実、先ほど言いましたが、充実強化を図ってまいりたいと思います。
  第4といたしましては、教育、文化の創造、継承でありますけれども、JETプログラムによりALTを2名体制といたしまして、管内小中学校での英語の授業や、国際化に対応した教育環境を整え、また、国際交流や異文化交流を深めるため、町内の中学生20名を、ニュージーランドへ派遣し交流を深めてまいりました。また、玉川小学校、都幾川中学校の校舎の改修を行いまして、安心して学習できる教育環境の整備を整えております。こうした改修工事等は、各町村、耐震診断はやるんですけれども、予算がなくて、なかなか大規模改修ができないというのが現状でありますけれども、そんな中では、このときがわ町は、耐震工事等ができておりますのは、非常に恵まれていると、これも本当に住民の皆さん、議員さんのおかげで、こうした工事もできるということを非常に私の方も感謝をしております。また、合併の初年度の町民体育祭は、なかなか難しいということで2会場で実施をいたしましたけれども、これも成功裏におかげさまで終わっております。
  第5といたしましては、地域産業の創出、活性化でありますけれども、旧村からの継続であります、基盤整備促進事業、これは玉川地内でありますけれども、このほ場整備は順調に 進んでおります。また、中山間地域総合整備事業、これは農道5号線、大字関堀地内、また、集落道5号、これは大字西平地内でありますけれども、これを整備し農業経営の安定、生活環境の改善を図ってまいりました。林業構造改善事業といたしましては、馬生線、これは西平地内でありますけれども、これの供用を図りまして、椚平まで通じ、地域の重要な道となっております。それから、緑の雇用事業につきましては、町有林の施業管理を進めながら技術向上を図っておるところであります。
  産業と商業の振興につきましては、町おこし拠点整備事業でありますけれども、これにつきまして、野菜等、農閑期での開店によりまして、野菜不足は否めない状況でありましたけれども、今後、生産者と連携をした運営が期待され、売り上げも伸びるものと考えております。
  第6といたしまして、地域コミュニティーの形成につきましては、花菖蒲園、また全町花いっぱい運動等のほか、まちづくり活動支援事業補助金を活用した事業を積極的に支援をいたしまして、地域コミュニティーづくりの醸成と、明るく住みよいまちづくりを進めてまいっております。また、男女共同参画社会の実現に向けて、その基本となる計画も整備をしておりました。
  第7といたしましては、計画的な行財政運営につきましてでありますけれども、第1次のときがわ町総合振興計画を作成しまして、町の将来像、「人と自然のやさしさに触れるときがわ町」と明示しております。また、集中改革プランを作成いたしまして、事務事業の効率化の指針を作成してまいりました。年度当初に施政方針で申し上げましたとおり、平成18年度は、旧両村からの重要事業施策はもとより、町の一体性を図ることといたしまして、町民の負託にこたえる各施策を積極的に行ってきたと自負しております。
  以上、この1年の概略を申し上げましたが、かなりの成果が得たものと考えております。この評価というのは、自分でするというよりも、やはり評価は他人がしてくれるものでありますので、私は、皆さんがどう評価してくれるかと、そっちの方が気になるんですが、自分としてはできるかなと、自分で点数をつけると恥ずかしいですから、私はどちらかというと奥ゆかしい方で、謙虚な方なので、つけても100点かなと思っています。
  以上、この1年の概略を申し上げましたが、かなりの成果が得たものと考えております。これもひとえに、議員の皆様の温かいご指導と、ご協力の賜物と、深く感謝を申し上げております。
  続きまして、(2)のご質問にお答えしたいと思います。
  初めに、1番目のごみの減量化、資源化の実績についてでありますけれども、町内のごみステーションから収集された可燃ごみにつきましては、平成18年度の4月から1月までの10カ月で1,529トンであり、平成17年度同期の1,518トンとほぼ同量でございました。一方、資源物につきましては、水曜日に実施しております、資源回収の紙類、これは新聞、雑誌、段ボール類でありますけれども、これは平成17年度306トンから、平成18年度は384トンに、78トン、率にして25%増加をしております。布類は、同様に40トンから41トンと、横ばいでありますけれども、アルミ缶は4トンから15トンに、11トン、率で275%の増加となっております。資源物の回収量がふえた要因といたしましては、平成18年4月から、町内統一して資源回収を毎週実施したことによるところと考えております。
  ごみの減量化への取り組みは、さらに推進しなければならない重要な課題と考えておりますが、その1つとして、ごみの減量化の3R運動、これはリデュース、ということは発生抑制ですね、それからリユース、排出抑制、そしてリサイクル、再生利用。これの3つをしっかりと啓発課題として取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  続きまして、防犯、防災体制の整備状況についてでありますが、町を含む広域の防犯体制につきましては、平成18年8月17日に、小川警察署及びその管内町村によりまして、安全安心まちづくりの総合支援に関する協定、安全安心まちづくりの総合支援に関する協定と、これとさらに、平成19年2月8日には、電気工事事業団と小川警察署及びその管内町村によります、地域安全協定が締結されております。この協定は、ともに協定者間で、相互に連携支援をし、地域住民を犯罪被害から守ると、犯罪を防止し、安心安全に暮らせるまちづくりを目的としたものでありまして、地域安全への協力と情報交換などを相互に提供することとなっております。町内の防犯につきましては、今年度より青色回転灯装着車を1台追加いたしまして、合計2台で町内をパトロールする体制をとっております。この車両の追加に伴いまして、生活安全サポーターも現在6名に委嘱しておりまして、二人1組で1カ月に2回程度、パトロールを行っております。またその際、町民の皆さんにも注意をしていただくため、各行政区のごみステーションに、おおむね1カ所、防犯に関する情報の掲載を実施しております。
  また、県も推進しております自主防犯グループにつきましては、現在16団体、246名の方が活動に携わっております。さらに、ウォーキングパトロールの登録者につきましては、今年度に入ってから2月7日までの間、新たに331名の方に登録をいただき、合併前の登録者 を合わせますと、実に978名の方が登録をされているということになっております。今後も小川警察署及び管内町村と協力体制を維持しまして、安全安心なまちづくりを目指していきたいと考えております。この犯罪につきましては、こうした防犯パトロール、あるいは青色回転灯等のパトロール、また、今、防災無線等でも、小学生の子供たちが帰るときに、教育委員会の方で防災無線を使って放送をしていただいております。こうした効果が出たのか、小川警察の署長さんの方から、非常にときがわ町は犯罪が減ったという報告を受けております。これは、やはり、常日頃の皆さんのそうした、安心安全の啓蒙活動によるものと、心から皆さんには感謝を申し上げたいと思います。
  次に、防災体制につきまして、申し上げます。旧両村の防災計画に基づき対応してまいりましたけれども、おかげさまで、平成18年度中は、大きな災害もなく経過しようとしております。しかしながら、災害はいつどこで、どのような形で発生するかわからないということであります。日ごろからの備えが大切でありまして、消防署及び消防団を初めとする関係機関と連携を図っているところであります。皆さんご承知のとおり、つい最近は、放火とみられる火災が発生しております。この問題につきましても、非常に我々住民にとって、非常に不安な状況にあります。特に小川の警察署、また消防署等と連絡をとりながら、密にして、早くこうした事案が解決するように、町としてもしっかりと対応していきたいと考えておりますので、特に、議員の皆さんにもご協力をお願いしたいと思います。
  また、本町では、災害対策基本法に基づきまして、住民の生命、身体及び財産を保護するための必要事項を定めた、ときがわ町地域防災計画を今年度に策定すべく、県計画を踏まえ、旧両村の計画に見直しを加えながら進めてまいりました。現在まで、埼玉県を初めとする関係機関との協議を重ね、この3月20日に計画案を、ときがわ町防災会議に提案する運びとなりました。明日、この防災会議が開催されますので、明日、これを提案するということになっております。今後、策定されましたときがわ町地域防災計画に基づきまして、さらなる総合的な防災体制を推進してまいります。
  次に、地域包括支援センターの利用活動状況でありますけれども、地域包括支援センターは、活動的な85歳を目標とし、介護予防サービスの提供と地域支援事業を実施しております。介護予防サービスでは、要支援1または2となった軽度者の重度化を防ぐ。これを目標に、現在40名の方の、個々の介護予防プランを作成し、サービスを提供しているところであります。一方、地域支援事業は、高齢者がいつまでも自立した生活が送れるよう、主に3つの柱により事業を組み立てております。
  1つ目は、介護予防特定高齢者施策といたしまして、要介護認定者以外の65歳以上の方全員に、国で示された生活機能調査と、健康状態や日常活動などを盛り込んだ調査を行いまして、現在までに、89%の方から回答をいただいております。この中から、国の基準を満たした特定高齢者の方を対象といたしまして、週2回、4カ月にわたり、通所型介護予防事業を実施しております。
  2つ目の、介護予防一般高齢者施策では、運動機能の低下の防止と、閉じこもりの予防のために、高齢者に外出の場を提供しております。今年度につきましては、調査の結果、特に高齢化率の高い地域におきまして、だれでも気軽に参加できる介護予防教室、お達者くらぶを、また、高齢者の身体機能の状況に応じた通所事業を週1回開催しております。壮年期を対象とした普及活動につきましては、介護予防をテーマとした映画会や、ボランティア研修会を行い、修了者には介護予防事業へのお手伝いをしていただいております。
  3つ目は、高齢者の相談窓口としての機能ということで、高齢者の心身の状況や、生活の実態を把握し、そこから個人に合った保健や医療、そして福祉サービスなどにつなげる支援や介護サービス事業所、及びケアマネジャーからの相談支援を実施しているところであります。
  次に、生涯学習の進展、充実についてでありますけれども、生涯学習は、可能な限り自己に適した手段、方法を自ら選び、生涯を通じて生活の向上、職業上の能力の向上や、自己の充実を目指して、おのおのが自発的意思に基づいて行うことが基本であります。学校や社会の中で、意図的、組織的な学習活動として行われているだけでなく、人々のスポーツ活動、文化活動、趣味、レクリエーション活動の中でも行われるものでありまして、いわゆるいつでもどこでもだれもが学べると、こうした社会の実現に向けて充実を図っているものであります。平成18年度の具体的な事業につきましては、萩ヶ丘小学校と玉川小学校で取り組んでおります、地域の教育力向上を目指した、地域教育力推進事業、これは放課後クラブ、スポーツクラブ、里山探検隊、萩ヶ丘生き生き教室というのがあります。それと、里山活動推進事業、里山入門講座、旧都幾川村で行われておりました、ときめき塾の玉川公民館での開催。ときがわもみじ太鼓祭り、文化センターホールを活用した町民参加型の事業、町民音楽祭の全町的な参加。展示ホールでは、6月の花菖蒲まつりのときの写真展、シルクフラワー展、9月には絵画展、11月には文化祭展示がありました。
  体育センターにおける事業といたしましては、中高年の健康づくり、仲間づくり、趣味への挑戦などのチャレンジ教室。ソフトボール大会、グラウンドゴルフ大会、綱引き選手権、 ソフトバレーバール大会、インディアカー大会、ゴルフ大会、駅伝大会、テニス大会、卓球大会と、各種大会など、生涯学習課の中の多岐にわたる事業の中で、生涯学習を進展、充実が図られたものと考えております。
 なお、生涯学習推進体制につきましては、まだ確立されておりませんので、今後できるだけ早い時期にどのような体制がよいのか、議員の皆様にもご指導をいただきながら、策定してまいりたいと考えております。
  次に、公民館、図書館、文化財事業の規模拡大効果でありますけれども、公民館では、それぞれのサークルの弱いところを補完し合い、統合して活動の強化を図っております。文化協会加盟サークル数は、現在47サークル。会員数にして650人余りとなっております。利用につきましても、相互利用が可能となり、活動の基点が広くなりつつあります。文化祭は、文化センターを中心会場として、トレーニングセンターも使い、統一開催ができました。出品点数は、旧両村の出展数には及ばなかったんでありますけれども、力作を出展していただきまして、量より質という、質の高い文化展が開催できました。課題といたしましては、小中学生の作品の展示が、同一会場でできなかったということが課題ではないかと思われます。
  図書館につきましては、旧都幾川村の図書館は、公民館図書館となりまして、図書館法に基づく図書館ではなくなりましたけれども、以前同様、引き続き利用していただいております。町立の図書館につきましては、旧村当時から、広域利用を行っておりましたので、格段に利用率がふえているということはございませんが、図書館サービスが以前にもまして充実はしていると考えております。
  文化財事業につきましては、町としての指定文化財がふえただけではなく、新たに、小倉城址の国指定化や民俗文化財、送神祭の県指定化によりまして、文化財保存事業の拡大が見込まれます。また、民俗文化財の後継者養成にも規模拡大の効果を発揮してまいりたいと考えております。ちなみに、現在の文化財の指定状況でありますけれども、国宝が1件、重要文化財が4件、県指定文化財が22件、町の指定文化財が33件となっております。
  次に、ふれあいの里たまがわ、四季彩館の運営状況について、ご質問にお答えをいたします。まず、昨年7月29日には、日帰り温泉四季彩館、続いて9月21日には、地域おこしの拠点としてふれあいの里たまがわが、議員の皆様並びに土地所有者の皆様の多大なご支援と、またご協力をいただきまして、それぞれオープンができました。この場をお借りしまして、改めて皆さんにはお礼を申し上げたいと思います。大変、お世話になりました。
  それでは初めに、ふれあいの里たまがわの運営状況について、ご説明を申し上げます。現 在の会員数は128名で、職員は店長とパート4人でありまして、店長とパート4人ということで5人ですね。5人の体制で今運営を行っております。9月21日オープンから1月末までの営業日数は115日で、来客数が3万7,612人でありました。1日平均約327人であります。現在、増加傾向にあります。また、売り上げ高は、約4,000万円で、1日平均約35万円の売り上げとなっております。1人当たりの平均買物額というのが約1,000円程度ということになっております。運営につきましては、経費の削減に努めながら、事業収入で、人件費及び諸経費等を賄っている状況であります。今後さらに、地域と密着したふれあいの事業として、イベントを開催したり、青茄子、のらぼう菜などの新規特産物の普及、啓発に積極的に取り組みながら、効率的かつ特色ある施設運営を図っていくものと期待をしているところであります。
  続きまして、四季彩館につきましては、昨年7月29日に指定管理者制度によりまして、管理運営をときがわ商工会にお願いいたしましてオープンいたしました。これまでの運営につきましては、常勤の職員2名と、臨時職員12名の3交代による勤務により、営業時間を午前10時から午後9時までとして現在営業を行っております。休業日につきましては、週に1日、水曜日が休業日となっております。年末年始につきましては、年末の29日から年始の1日まで休業日ということになって、現在おります。営業内容といたしましては、男女の温泉と足湯、そして古民家を利用した休憩でございまして、収入といたしましては、入館料と弁当、土産品、自動販売機等の販売手数料であります。多くの皆様のご利用をいただくために、テレビ、ラジオ、新聞などへのメディアへの働きかけ、また、オープンイベントを初めとする各種イベントを実施し、知名度を上げる努力を行ってまいりました。
  また、埼玉県市町村職員の共済組合のレクリエーション施設、4月からは埼玉県職員及び教職員の厚生施設にもご指定をいただきまして、福利厚生施設として普及を図っております。おかげさまで、営業開始からの来客数は、1月末で、2万1,715人でありまして、営業日1日平均138人ということになっております。現在増加傾向にあると聞いております。当初の来客数の目標は、1日平均160人でありましたので、ちょっと160人までは達しておりませんけれども、人件費等、効率的な支出に心がけていただいて、現在のところ、黒字経営となっております。是非、この温泉施設の方も頑張っていただきたいと思っております。地域との連携につきましては、周辺の環境整備を、地元の皆さんにお願いいたしまして、地域と一体となった運営に心がけております。今後、都幾川のせせらぎと、三波渓谷等の景観を最大のセールスポイントとして、さらに温泉等のサービスの充実を図り、町内外のお客様に喜ばれ る施設としてまいりたいと考えております。
  また、このPRにつきましては、今回、平成19年度の予算の中に盛り込んで議決いただきましたように、ナックファイブへの年間100万円のPR料の支出をしております。この中で、この四季彩館、あるいはこのふれあいの里たまがわ、また天文台、大附のそば道場、またやすらぎの里等々、9施設ありますけれども、そうした施設等のPRを、年間を通じてやっていただくということになっておりますので、その辺のご理解もいただきたいと思います。
  次に、地域づくりの支援状況でありますけれども、最初に、まちづくり活動支援事業補助金について、お答えをいたします。この事業は、町民の皆様の知恵とアイディアを結集し、魅力あるまちづくりの活動を行う団体、グループに対して補助金を交付するものであります。平成18年度は、12団体に補助金を交付いたしまして、活発に活動を行っていただいております。活動内容では、里山、渓流保存の事業が4団体、踊り等の活動を通して魅力あるまちづくりにつながる事業が3団体、地域環境の清掃等の活動でありますけれども、この美観の維持推進等の事業が2団体、それから特産品の開発事業が2団体、古くから伝わる文化を保存する事業ということで1団体であります。当事業を多くの町民に知っていただくために、活動団体を広報紙で紹介いたしまして、未申請の団体への声かけ等をこれからも行っていきたいと考えております。今後も魅力あるまちづくりにつながる活動に対しまして、積極的に町といたしましても支援をしていく考えでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
  次に、彩りの森ネットワーク事業でありますけれども、この事業は、生活拠点や観光拠点に花木を植栽し、潤い、憩いの空間、彩りの森として整備するとともに、それらを結ぶ道路、彩りの道にも合わせて植栽することにより、環境美化と地域の魅力向上を目指すものということであります。平成18年度は9団体で10カ所。これは、旧の都幾川地域が9カ所、玉川地域が1カ所ということでありますけれども、ロウバイ、ツツジ、サルスベリなど、2,749本が町民の皆さんで組織する団体等に植栽をいただいております。今回、町の木、町の花等が決定をいたしました。そんな中で、特にこうした団体の皆さんには、町の花等も植えていただいたりと、いろいろな形でご協力をいただきたいと思っております。特に、町といたしましても、花のまちづくりというのも推進しておりますので、是非この団体の皆さんにもまた、今後ともさらなる協力をいただきたいと思っているところであります。また、苗木につきまして、イオン、埼玉トヨペットなどの民間企業、また県緑化推進委員会からもご支援をいただいておりますことも報告をさせていただきます。活動を通しての、地域のコミュニティーの醸成が図られ、また、町内に植えられたこれらの花木が、数年後には、花をつけて多くの 皆さんに楽しんでいただけることと期待をしているところでもあります。
  次に、人権教育啓発事業の実績についてでありますけれども、町といたしましては、2月に全職員及び人権教育推進協議会委員を対象に、人権同和問題研修会を開催いたしました。また、教職員及び学校管理職員を対象に、人権教育研修会も開催しております。比企地域関係では、西部地区人権教育実践報告会、比企郡市人権教育研究集会、比企郡市人権フェスティバル、比企地区人権教育講演会を開催して、たくさんの方に参加をしていただいておりました。8月と12月の人権尊重社会を目指す、県民運動強化月間及び週間では、人権啓発用ののぼりの旗を掲出しております。広報のときがわにおきましては、5月、6月、8月、12月号に、人権啓発記事を掲載しております。また、比企郡市同和対策協議会におきまして作成いたしました人権啓発用のリーフレットを、町内全戸配布をいたしました。また、啓発用ポケットティッシュを作成いたしまして、配布もいたしました。なお、毎年、一般貸し出し用の人権同和問題ビデオを購入いたしまして、町行政福祉バスを利用した各団体におきましては、バスの中でビデオ聴取していただきまして、研修を行っていただいているところでもあります。
  次に、住民との協働体制の仕組みづくりの状況でありますけれども、第1次ときがわ町総合振興計画の基本施策の中の、町民との協働によるまちづくりの仕組みをつくる。この施策に、住民参加の推進として、町政に関する提案、要望及び意見を直接寄せていただく、まちづくりコメント制度の創設を図ります。また、集中改革プランにも、新たなまちづくりの推進として、町民との連携、協働の推進を図るために、行政の役割分担の明確化、情報の共有化と、住民参加システムの構築を図るプランを作成しました。このプランに基づき推進してまいります。具体的には、パブリックコメント制度の導入を目指し、町政執行に、町民が参画することができる機会の充実と、計画段階から町民の意見や要望を町政に反映させるとともに、説明責任を果たすことができるものと考えております。先ほども、質問の中で申し上げましたけれども、やはり情報の開示と、この説明責任というのは非常に大事なことだと思いますので、しっかりとやっていきたいと考えております。
  今後、集中改革プランに基づいての、このプランを導入いたしますので、この制度として、今のところ構築されておりませんけれども、総合振興計画の策定には、審議会委員の公募、また構想策定時には、町民の皆さんに内容を公表して、意見、要望をいただきまして、構想に反映させてまいりたいと考えております。
  次に、事務事業の効率化や、計画的な行財政運営システムの確立状況でありますけれども、 第1次ときがわ町総合振興計画の基本施策に、自主的、自立的な行財政運営を進め、効率的な行財政運営の施策が位置づけられております。また、ときがわ町集中改革プランを作成し、職員の意識改革、現行組織の見直し等、役場組織の改革をあらわしております。ご指摘の事務の効率化では、役場組織として職員の意識改革、職員数、人事、給与、現行組織の見直し等を図り、事務事業の柔軟性や意識の向上を図り、自主性、主体性を引き出すための人材育成基本方針や、人事評価制度を確立いたしまして、定員適正化計画を策定し、事務事業の効率化をさらに図ってまいりたいと考えております。計画的な、財政運営システムにつきましては、事業実施に係る費用を明確にいたしまして、費用対効果の観点から、平成19年度の予算書より、事業別の予算といたしまして、各事業で事業執行額がわかりやすい表記と改定いたしました。決算書も同様な表記編成をいたしまして、事業別の決算表記を行ってまいりたいと考えております。
  また、成果を重視した行財政運営への転換を図るために、県の助言制度による財政分析や、会計士の助言をいただき、現状と課題とを分析する中で、財政運営を行ってまいります。今後は、成果を重視した行財政運営への転換を図り、バランスシート等の財務諸表の策定とともに、計画、実施、評価、改善の行政マネジメントのシステムをしっかりと確立する必要があると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○田中 旭議長 11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 1番目の自己評価の関係ですけれども、点がつけにくいということでございますが、自己評価というのは、大体、人が評価するよりも低くつけるのが、かつていた民間会社の、私の見たところのようでございます。100点ということでございますが、膨大なお答えをいただいたわけですが、可もなく不可もなくというところでは、大過なく1年が過ぎたというふうに理解しますが、町長に是非、強いリーダーシップというか、そういう真の強さを私は希望いたします。というのは、皆様が検討したからいい結果、皆様にお任せして意見を取り入れるという態度は、確かに評価するところはあるんですけれども、例えば、この間総合振興計画の中のやさしさというのを、私は漢字でというようなことを申し上げました。その中で、これは審議会委員の中で、十分議論したと、議論したからいいということではなくて、議論して悪い結果が出る場合もございます。それは、町長が考えた上で、こういう考え方は、これではまずいのではないかということを申し述べる必要もあるのではないかというふうに思います。だとすれば、もし、町民の皆様がこういう結論を出す、ではそれを、結論を出したからではそういうふうにやりましょうといったときに、本来のやさし さあふれるですか、公約では、笑顔と希望のあふれるまちづくりというか、目指すような文言があったような気がいたしますけれども、そういう町が実際にできるために何をするかということでございますので、町長は、その考えに基づいて、この施策は間違っている、こういうことは間違いではないのということを言っていいというふうに、私は思います。
  続きまして、これは、コメントというか、希望というか、それを申し上げて終わりにしたいと思いますが、まず、ごみの減量化と資源化ですけれども、効果が出たときには、町民の皆様にも、これだけ減ったんだよと、皆さんの努力で減ったんだよということで、ありがとうございましたというか、そういうことを述べると励みになるのではないかというふうに思います。これは、私どもの委員会でも調査研究した課題でございまして、可燃ごみについて、まだまだ分別の可能性がある、分別マニュアルをつくるようでございますが、是非、その辺の深い検討というか、ことをしていただければ、さらに利益は、利益というか、衛生組合の負担金は減るのではないかというふうに理解します。
  あと、いろいろな防災計画等が、防犯防災体制の中ではできましたけれども、この計画をいかに使うかということが課題だろうと思います。先ほどの野口議員の、消防団の関係の質問が、ページの35ページ、36ページにありますね。消防団員の確保が困難をきたしているということで、ちゃんとここに載っています。ですから、そういうことを理解した上で、これをどういうふうに使うかということが問題であろうというふうに思います。
  いろいろな集中改革プラン、私はいろいろな計画が出されましたけれども、これは非常にいい計画だというふうに思っておりますので、その計画の遂行の仕方にも一考をお願いしたいというふうに思います。
  それから、地域包括支援センターの活用状況ですけれども、これは何人、何回というような形で、後で表現していただいて資料をいただければというふうに思います。
  それから、生涯学習の充実とか進展とかということですから、これは従来の両村でやっていたやつを一緒にやったというような感じで新しい事業はなかったように思います。公民館、図書館の事業についても、規模の拡大効果は余り見られないような気がいたします。
  それから、ふれあいの里たまがわ、四季彩館ですが、ふれあいの里につきましては、聞くところによると、このデータですと、327人となっておりますが、最近では、200人ぐらいに落ち込んでいるようなうわさも聞きますので、その辺も改善の余地というか、町が改善するのではなくて、そういう要望をよく確認して、そういう状況を確認していただいたらいいのではないかというふうに思います。
  それからあと、地域づくりの支援状況ですが、各団体に補助金を交付しているようですが、補助金を出してという、補助金を出すことはいいんですけれども、それに町の思いが伝わる方法を考慮して、というのは、金を出せばいいんだということではないと思うんですね。一緒に、職員含めて活動を見守るというか、そういうことも必要ではないかというふうに思います。協働というのは、意見を聞いてではなく、働というは働くという意味合いだと思いますので、その辺も協働の意味も考えてお願いしたいというふうに思います。
  あと、人権教育の、この行政福祉バスを利用した団体に、バス内においてビデオを視聴して意見を交換していただいておりますということですが、実際に、現実はこういうものでしょうか。私は、これが余り活発に行われていないように思います。私自身も福祉バスで、利用して、ビデオを見なくていいのかいと言ったら、ま、いいでしょうというような話も聞いておりますから、そういう、こちらの思いと実際にやっていることが違うのはまずいのではないかというふうに思います。
  最後の方になりますけれども、協働体制の仕組みづくりを、施政方針で検討するということだったんですが、1年間で考えた結果が、まちづくりコメント制度の創設を検討したということだろうと思いますが、もう少し、要望としては進められることがあったのではないかというふうに思います。この中で集中改革プランがありますけれども、先ほど申し上げましたように、集中改革プランをしっかりやることによって、かなり意識というか、町内が変わるのではないかというふうに期待しております。そして、事務事業の効率化や軽減化が、行財政運営システムの確立ができるというふうに確信しておりますので、よろしく計画の推進をお願いしたいと思います。
  以上で、質問を終わります。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎町長あいさつ
○田中 旭議長 本定例会に付された事件は、すべて議了いたしました。
  この際、関口町長からあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 大変お疲れさまでした。また、ご苦労さまでした。そして、先ほど議長のお許しをいただきましたので、一言、第1回定例会の閉会に当たりまして、ごあいさつをさせていただきますけれども、先ほど、本当に僭越ですが、私は自分を100点と言いました。ま た、議員の皆さんに対しても、私は100点をつけたいと思います。そして、職員の皆さんにも100点をつけたいと思います。非常に、合併して難しいこの1年、おかげさまで皆さんに頑張っていただいて、しっかりとできたと思います。ですから、私が100点と言ったのは、私個人だけでなくて皆さんに100点をつけたいと思いますので、その辺のご理解をいただきたいと思います。
  また、議員各位におかれましては、昨日の合併1周年記念式典に当たりましても、大変お忙しい中、ご出席をいただきましてまことにありがとうございました。おかげさまをもちまして、大勢の方々に出席をいただきまして、町のシンボル制定とともに、盛会のうちに終了することができました。これもひとえに、議員各位の皆様の温かいご支援、ご協力の賜物と心から感謝を申し上げます。
  さて、3月6日に開会されました本定例会は、本日までの14日間の会期で、実質審議7日間ということで長期間、慎重かつ真摯なご審議によりまして、平成19年度一般会計予算や、特別会計予算を初め、平成18年度一般会計補正予算、条例改正など、各重要案件につきまして、いずれも原案どおりご議決をいただきました。また、本日ここに閉会の運びとなりましたことに対しまして、心から御礼と感謝を申し上げる次第であります。ありがとうございました。
  特に、まだ、平成18年度一般会計補正予算につきましても、1億円を超える合併補助金に伴う事業を計上させていただきましたが、各議案の審議を通しまして、議員の皆様からいただきました貴重なご意見、またご提言を踏まえて、町民から、合併してよかったと言われるように、しっかりとこれからも町政運営を行ってまいりたいと考えております。
  議員各位におかれましては、サクラの開花が間近いとはいえ、ここ数日寒い日が続いておりますけれども、十分健康にはご留意なされ、ご活躍を祈念し、町政の運営に一層のご支援、ご協力を賜りますようにお願いをいたしまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
  大変ありがとうございました。どうもありがとうございました。お疲れさまでした。
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   ◎閉会の宣告
○田中 旭議長 これをもちまして、平成19年第1回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。
                                (午後 3時01分)

上記会議録を証するため下記署名いたします。
  平成  年  月  日


         議     長    田  中     旭


         署 名 議 員    野  原  兼  男


         署 名 議 員    長  島  良  男