平成22年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第7号)

                            平成22年3月19日(金) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(13名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     2番  小 島   浩 議員
     3番  小輪瀬 英 一 議員     4番  瓜 田   清 議員
     5番  前 田   栄 議員     6番  野 口 守 隆 議員
     7番  小 宮   正 議員     8番  野 原 和 夫 議員
     9番  鳥 越 準 司 議員    10番  野 原 兼 男 議員
    11番  笹 沼 和 利 議員    12番  増 田 和 代 議員
    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
関 口   章
理事兼町民課長
 蛛@太一郎
理事兼
会計管理者
柴 崎 政 利
総務課長
野 原 泰 子
企画財政課長
久 保   均
税務課長
岡 野 吉 男
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
岩 田 功 夫
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
桑 原 和 一
水道課長
中 藤 和 重
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教育長
戸 口 皓 雄 
教育総務課長
内 室 睦 夫 
生涯学習課長
小 島   昇 
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議会事務局長
柴 崎 秀 雄 
書記
荻 野   実 

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   ◎開議の宣告
○増田和代議長 おはようございます。
  引き続きまして大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は13名でありますので、定足数に達しております。
  これより平成22年第1回ときがわ町議会定例会第7日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○増田和代議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○増田和代議長 日程第1、きのうに引き続きまして一般質問を行います。
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○増田和代議長 最初に、発言順位7番、質問事項1、第1次ときがわ町総合振興計画の進捗状況について、質問事項2、三波渓谷整備基本構想について、通告者13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 おはようございます。13番、66歳、最長老の岩田でございます。
  個人的なことですが、関口町長におかれましては、対抗するものなしという盤石な体制で2期目を迎えられました。埼玉県内でもまちづくりが注目を集めているようでございます。4年間健康に留意され、ご活躍いただきたいと思います。
  先ほども申し上げましたように、個人的なことですが、私も当選したときに町長から祝勝ビラをいただきまして大変ありがとうございました。私は言っておりませんので、この場をかりてお礼を申し上げます。
  さて質問ですが、平成22年度の施政方針も第1次ときがわ町振興計画を基本に述べられておられましたが、私が気になる指標の幾つかをお聞きしたいと思います。
  個々においては、お話を伺う、あるいは議案の説明等でお話いただけるものもあるかもしれませんが、改めて総合振興計画の観点からの進度としてお聞かせいただきたいと思います。
  第1にまず実施計画ですが、毎年4年間の計画としてつくられているということでございますが、近々の計画はどのような形になっているか、お教えいただきたいと思います。
  2番目に指標についてですが、健康診断受診率、医療費の関係、ケアプランのチェック状況、そして合計特殊出生率、女性の就業率、障害者の就業率、町の職員数、経常収支比率等でございます。
  なお、この振興計画を推進するに当たっての推進体制等についてもお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁をお願いいたします。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、岩田議員の一般質問、1点目の第1次ときがわ町総合振興計画の進捗状況についてということについてでございます。
  このご質問の内容につきましては、実務的な内容が多くございますので、私のほうから答弁させていただきます。よろしくお願いいたします。
  まず、実施計画についてお答えをいたします。
  ご案内のとおり総合振興計画は長期的に町の目指すべき将来像を示した基本構想と、中期的に基本構想を実現するための具体的内容を体系的に示した基本計画で成り立っております。
  しかしながら、これだけでは基本計画を実現するためにどういった実際の事業を行うのか具体的に示されておりませんので、個々具体的な事業を先行き4年間にわたりまして、年度ごとに示したものが実施計画となっております。
  そして毎年、基本構想にある施策目標指標を基準に施策評価を行いまして、施策を実現するために本当にその事業が効果的なものなのか検証し、その結果を反映させるため実施計画にある各事業を毎年見直すということで、4年間で毎年ローリングして見直していくということにしております。
  次に、各施策目標の指標の現状につきまして、平成23年度目標値に対する平成20年度の実績数値を申し上げます。
  基本施策のB「笑顔に満ちた、健やかな暮らしを支える」のまず健康診断受診率でございますが、これにつきましては、医療制度改革によりまして、従来町が担ってまいりました成人健診の大部分が医療保険者の義務となりまして、当初設定した目標値の内容と異なってきてしまっているため、ここでは町の国保が行っております特定健康診査等実施計画の数値について申し上げますが、60%の目標値に対しまして40.4%の達成率となっているところでご ざいます。
  次に年間1人当たりの医療費につきましては、21万7,000円の目標値に対しまして26万6,000円。
  次にケアプランのチェック率につきましては、23.5%の目標値に対しまして23.9%。
  次に、基本施策C「心やすらぐ、温かい福祉社会を創る」の1つ目の合計特殊出生率につきましては、0.99%の目標値に対しまして0.72%。
  次に、女性の就業率につきましては、47.5%の目標値に対しまして50.6%。
  次に、障害者の就業率につきましては、16.9%の目標値に対しまして16.2%。
  次に、基本施策I「自主的・自立的な行財政運営を進める」の中の、町の職員数につきましては、130人の目標値となっておりますが、計画策定後に医療制度改革に伴います後期高齢者医療制度の創設を初めとする大幅な業務増、また策定後の身近な生活基盤整備の充実など重要な業務が多くありまして、新たにその後策定した定員適正化計画で示した数値を145人としたもので、この数値に対して136人となっております。
  次に、経常収支比率につきましては85.0%の目標値に対しまして89.7%となっております。
  以上のように目標値を達成しているもの、未達成のものと施策により数値に差異がございますが、各施策の実現に当たっては、町の取り組みだけでは十分な成果を上げることができない施策目標もありますので、今後も住民の皆さんのご協力を得ながら達成に向けた取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  次に、計画の推進体制についてでございますが、1点目でも簡単に触れさせていただきましたが、施策の進捗状況を管理するために、各課から選出した職員で構成されました事業評価プロジェクトチーム、これは26人の職員で構成しております。これを設置いたしまして、施策実現のため、その事業が効果を発揮しているか、その事業の実績の収集・整理を行いまして、この取りまとめた結果を副町長を初めとする庁内の評価者がヒアリング評価し、その評価結果を外部の学識経験者に第三者意見として評価をいただきまして、その後の実施計画に反映させ、施策の実現につなげるといった推進体制となっているところでございます。
  このような事業評価の取り組みを行っている他の市町村もありますが、事業の成果を指標化する、定量的な指数で評価するのが非常に難しくなかなか効果を上げにくいというのが実情でございます。
  そうした状況も踏まえまして、ときがわ町におきましては事業評価を実施する過程におきまして、個々の主要事業の状況を整理いたしまして、課題を明らかにすることにより有効的 な対策を導き出す手法を研修するという職員研修の観点も含めまして、この事業評価を実施しているところでございます。
  なお、基本施策の進捗状況及び主要事業の実施状況につきましては、町のホームページで公開されておりますので、ごらんをいただければというふうに存じます。
  以上でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 再質問をさせていただきますが、この実施計画、事前に実施計画をそのような形だということでいただいております。きめ細かな計画でございまして、これは、年度ごとということですから、毎年、これは各課ごとに出されているんですか。お願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 このときがわ町の事業、実施計画につきましては、毎年新年度になりまして4月早々に各課に照会をいたしまして、各課の集計をしたものを企画財政課のほうで町全体としての計画として取りまとめをしていると。例年ですと4月中には計画をまとめているというところでございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 進んでいる場合、おくれている場合があろうかと思いますが、これは指標が5年ごとで出されておりますので、年度ごとの指標というのは考えられておるんでしょうか。要は、実施計画をつくるときに、今年度はこの辺までもっていきたいな、これだといけないなというようなことでの指標の決め方というのはされているんでしょうか。いきなり5年後の目標を1年で達成するというわけにはいかないと思いますので、その辺はどのようにお考えになっておりますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 基本施策の進捗状況ということで、毎年平成18年の数値から目標数値23年度、また28年度という数字を設けまして、それぞれの基本施策につきまして目標数値に、例えば平成20年度ですと何%くらい達しているという数字はそれぞれ施策ごとに公表をしているところでございます。
  この数値が達成していればいいんですけれども、23年の目標に達していないというところ は、実際の事業計画をつくる段階でと言いますか、当初予算を組む段階なんですけれども、そういった事業を重点的に進めていくというような形で予算を組む段階からそれを考慮しながら実際にやっているというところでございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 その数値も、これは計画を立てた時点での数値でございますので、社会状況とかそういう変化によって、それが当然達成できないというような場合もあるし、進捗状況が5年を待たずに達成できてしまうというような場合もあろうかと思いますが、その辺の調整というのはどんな形でされているんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  この基本施策の実施状況達成率という形で毎年公表させていただいておりますが、これで達成できない場合はさらに努力をしていくという形になりますが、岩田議員のおっしゃるように、健診の受診率等は制度がすっかり変わってしまいまして、当初の目標数値が余り実情に合っていないというようなものもございます。こういったものについては、その都度経済情勢ですとか全体の町の状況等を見まして、その実情に合った形で見直していくということでございます。
  また、全体としての計画の見直しにつきましては、前期5年、後期5年という形で計画を立てておりますので、平成23年度には前期の5年間が経過いたしますので、23年度には前期の計画を取りまとめて、全体を評価して見直しという形で進めてまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 特定健康診査等実施計画の数値に基づいて、健康診断受診率等を話されているようでございますけれども、これは受診された方が再び次の年に受診するという方は多いと思うんですが、新規に受診される方への啓発というか、そういうのが私は必要ではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  蜥ャ民課長。
○蜻セ一郎理事兼町民課長 特定健診につきましては、40歳からというふうなことになっておりますので、今後、例えば40歳に新しくなる方、あるいは5歳刻みで節目の検診というようなことで、そういった形での周知を今後はしていきたいというようなことで考えております。
  以上でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 年間一人当たりの医療費でございますが、この生活習慣病とか介護予防運動というような展開が必要で、実際にはされているようでございますが、ここにおられる岡野政彦議員は、ラジオ体操を率先して区の方々とやっているというようなお話も聞きましたけれども、そのような町内への展開もやったらいかがかなというふうな思いもありますが、いかがでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  蜥ャ民課長。
○蜻セ一郎理事兼町民課長 ただいまお話がありましたように、番匠地区におきましてはラジオ体操をやっているということで、たまたまそちらのほうで場所を提供しております渡辺さんのほうが、国保の運営協議会の委員をやっておりますので、協議会の中で話に伺いまして、保健センター等でもそういった形での支援ができないかということで、保健センターのほうでも、その辺はまた役員さんのほうにいろいろな話をさせていただいて、何か支援ができることがあれば支援をしたいというようなことで考えております。
  また、せんだっての予算等の質疑の中でも、健康長寿という形で県から補助金をいただきまして、3年間の事業でございますが、こちらの中でこれからの保健センターの事業のあり方、そういったものを含めた中で、これからの計画等も立てたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 次に、ケアプランのチェック率ですが、これは不適正だとか、過度のプランを立てているとかという実例が実際にはあったんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  蜥ャ民課長。
○蜻セ一郎理事兼町民課長 こちらのケアプランのチェック率ということで、23.9%で計上してございますが、このケアプランにつきましては18年当初でございますので、包括支援セ ンターのほうでチェックをしたものでございます。
  こちらの率につきましては、居宅でサービスを受けている方のうちで、包括支援センターで行っております要支援1の方、こちらについてはチェックをしておりますので、こちらは支援センターの職員のほうでチェックをしているものでございます。またそのチェックにつきましては、在宅の看護師ですとか保健師等にお願いしてチェックをしたものもございますので、そういった中での職員のチェックということでございますので、そういう形でご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 わかりました。
  次に、合計特殊出生率ですが、私が2年くらい前に文教厚生常任委員会でいただいたときの資料ですと、平成17年が0.67%というふうに記憶しております。これは埼玉県では最下位というか、東秩父と同等というような資料をいただいておりますけれども、この報告ですと0.72%ということで上がっているようでございます。
  これは、少子化に歯どめをかけるための1つの指標というか参考資料だと思うんですけれども、次の女性の就業率とも関係するんですけれども、働く女性が多い国ほど出生率が高いというデータがあるようでございますので、その辺の関係も含めて、これは希望ですけれども取り組みを強化していただければというふうに思います。
  あと、障害者の就業率ですが、これはほぼ目標に近い数字になっておりますけれども、市町村での法定雇用みたいな形での、ときがわ町でのあれは満足しているんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  野原総務課長。
○野原泰子総務課長 岩田議員のご質問にお答えをいたします。
  現在ときがわ町では、職員数によって人数が決まりますが、2人障害者雇用を必要としております。1名は現在おりますので、臨時でも対応ができるようになっておりますので、来年度はその辺を考えながら雇用をしていきたいと思っております。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 町の職員数ですが、これは合併したときには、実際には事務量というのはふえるというふうに聞いておりまして、職員がそれなりの人数が必要だというふうに聞いておりますが、給料表によりますと128人とか127人というふうに給料対象者になってお りますが、これとは直接関係ないんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  野原総務課長。
○野原泰子総務課長 岩田議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  せんだっての当初の予算の中に、本年度129名ということで職員数を示させていただいております。それにつきましては、水道の事業会計7人、浄化槽それから社協、シルバーということで、そちらの職員を除いた人数でございます。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 わかりました。次に、経常収支比率でございますが、85の目標値に対して89.7と、これは非常に難しい数字だというふうに理解しておりますけれども、余り変化のない経年、変化のない数字になっていると思いますけれども、これは何が原因かというような原因の追求というようなことはされているんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 経常収支比率につきましては、経常的な一般財源をどの程度経常経費に充てているかという指標でございます。ときがわ町におきましては、政策的に中学3年生までの医療費の無料化、これは扶助費です。また、物件費等につきましても非常に高くなっているというところでございます。そういった政策的にそういう形で誘導しているという面もございまして、経常収支比率が高くなっているというふうに思っているところでございます。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 私のほうから補足をさせていただきます。
  経常収支比率は、今申し上げましたように毎年経常的に入ってくる収入、税とかそういったものでどれだけ毎年定期的に支払わなくてはならない経費に充当しているかと、したがって100%入ってくるお金で全部使っちゃいますと全く財政のゆとりがない。したがって、財政運営上は経常比率が低ければ低いほどいいわけですけれども、当然のことながら必要なサービスをきちっとやるということが必要で、そういう面でみますと89.7%という数字の評価については別といたしまして、1つ1つ分析をして、例えば経常収支比率は全体で89.7%で すけれども、人件費についてどれだけ経費を使っているか、あるいは物件費といいますか、そういったものにどれだけ使っているかとか、需用費とか光熱水費であるとかあるいは賃金であるとか、そういったものにどれだけ使っているか、あるいは公債費、借金の返す金にどれだけ使っているか。また、補助金等に使う補助費、これはかなり他の自治体に比べて独自の単独の補助金をかなりやっている。それから繰出金の中で、ほぼ毎年定期的に出さなくてはならないもの、本町の場合については水道の繰出金であるとか、国保とかかなり多額の繰り出しをしている。そういう中で見ていきますと、人件費について若干類似の団体に比べて数字が高うございます。
  これはなぜかというと、やっぱり職員の高齢化と言いますか、年齢構成が高い、職員数については定員の管理をする上で他の自治体と比較して、ときがわ町の場合はかなり職員数は抑えていますけれども、ただ1人当たりの給与総額というのは年齢によってかなりまだふえてきますので、年齢構成が高ければ総額としてどうしてもふえてしまう、こういったあたりは今後だんだん下がっていく、現にここのところ下がってきてますけれども、下がっていくということであります。というように、個々の要素を見ながら引き下げて、なるべく財政にゆとりがあるように財政運営をやっていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 わかりました。個々別々の指標での取り組みを展開しているということでございます。是非それぞれについてご努力をお願いしたいというふうに思います。
  あと、推進体制ですけれども、この体制のプロジェクトチームは何回ぐらい打ち合わせというか会議を開いておられるんでしょうか。その辺調整もあろうかと思うんですけれども、各課のうちで、その辺はどうでしょう。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 年間六、七回はやっております。これはコンサルの業者が入っておりまして、最初に事業の実績を調べて、それを目標にどの程度達しているかというその事業に対する指標というのを定量的に図るための指標をまた別に設けましてその検討、またその事業に対してどのくらいの事業料がかかるかというような予算的な面、そういった経費がどのくらいかかっているか、そういう全体的な評価を行うということで、順次4つのシートに分かれてやっているんですけれども、そういったものを順次やるということで、年間五、六 回は集まってやるという形でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 細かいことですけれども、それは2カ月に一遍とか定期的に開こうという形でなく、随時という形で年六、七回なんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 おおむね年間計画は立てておりますが、事業を調査したりいろいろな指標を決めたり、そういった過程がございますので、全体の進み状況を見ながらやっているということで、必ず定期的に2カ月に1回やるとかそういう形ではなくて、事業の評価の全体の進みぐあいを見ながら、コンサルの意見を聞きながらやっているという状況でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 随時ということですと、ふと忘れるというようなことはないでしょうけれども、そういう状況も生まれるので、計画としては2カ月に一遍とかしていて、あとこれは事情があって延ばすとか、そういうふうな話にしたらいかかでしょうかというのが私の思いでございますが、これをもって1つ目の質問を終わりたいと思います。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  続いて、質問事項2、三波渓谷整備基本構想について、13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 この三波渓谷整備基本構想にかかわると思える議案が、昨年9月の一般会計補正予算で出されまして、これは廃工場の解体に関する議案が議会で議決されているにもかかわらず、現在執行されないで現状は繰越明許費として平成22年に繰り越されておりますけれども、この原因は私の指針であります清流Uによって、廃工場の持ち主の方が何人かの町民から非難されるということになってしまったということでございまして、それにつきましては、非難されたことに対しましては大変申しわけなく、持ち主の方へおわびのごあいさつに伺いましたが、この場におきましても重ねておわびを申し上げたいと思います。
  ただ、町の強い要請により、持ち主が善意で町に協力しようとした特殊な事情を十分に勘案できなかった文書の内容になっていたということが原因でございまして、申しわけなく思っております。
  あの時点で町の強い要請がどうして行われたのか、あの時点でなぜ補正が組まれたのかを理解しなくてはという思いもありまして、この質問をさせていただきます。
  また、私の行動については、町長は幾つかの会合の席で、私への思いというか、非難も含めて、あるいは三波渓谷への思いを述べられておるようでございますが、それは漏れ聞きます。大町長でございますので、直接私に言っていただければいいかなというふうな思いもあるんですけれども、ぜひその思いも含めてご説明いただければというふうに思います。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、私のほうからこの件につきましてご答弁をさせていただきます。ビラの中で、私の答弁も引用されておりますので、私もこういう場を与えられて幸いでございます。
  昨日笹沼議員の質問に対する町長答弁でも触れましたけれども、岩田議員の出されたビラの影響もございまして、今岩田さんのほうから心情を吐露されましたけれども、現在21年度の補正予算で賛成多数で認めていただいた三波渓谷の観光資源の活用に係る事業が一時頓挫しております。
  これまで、ビラに書かれた内容、それから事実の誤り等に対する弁明の機会がございませんでしたので、どうしたものかということで苦慮しておりましたところ、幸い今回三波渓谷に関してご質問があり、この件は今回のご質問に密接に関係いたしますので、私からはまず最初にビラの内容、それから事実と、ビラという方式を選択された点について申し上げたいと存じます。
  直接ご質問いただいている構想の概要等については、後ほど山崎産業観光課長から答弁をいたします。
  まず、ビラに書かれている内容、事実でございますが、ビラでは平成20年9月議会における伊得議員の一般質問に対する答弁の一部、そして平成21年9月議会における岩田議員に対する私の答弁の一部を引用されて書かれております。
  この点は、昨日の笹沼議員の三波渓谷事業についての町長答弁の中でも指摘しておりますように、私もこれから申し上げる理由で文脈を無視して自己の主張の有利な部分を引用しているのではないかというふうに考えております。
  ご承知のとおり、文章による説明とは異なり、今こういうふうに申し上げたとおり、口頭による説明は一般的にその場の質問のされ方、そこで問題となっていること、そして自分と相手方との間における情報がどれだけ共有されているか。それから、その問題について、相 手方がどの程度理解しているか、それがすなわち相手方の理解の程度との関連でいたします。
  したがって、ある部分だけではなく文脈全体で理解するのが普通で、ある部分だけを抜き出してここはこうなっているのではないかと指摘するのは、多くの場合その場に臨席しておらず、したがって、その文脈、流れというものがわからない。また、その問題について、必要な説明を受けていない、すなわちその問題を理解するのに必要な情報が与えられていない一般の方には正しく伝わらないということが普通で、このことは聡明な岩田議員であれば十分ご理解いただけると思います。
  さて、ビラで指摘している事実がなぜおかしいか、その理由を申し上げます。
  第1は、岩田議員はビラの中で、使わないようにしている駐車場に隣接して駐車場をつくろうとするのか、ますますわからなくなったと指摘しております。この点が重要でございまして、これが岩田議員の誤解に基づく指摘であるとすればどういうことになるでしょうか。
  我々としても、岩田さんが自分はこう理解しているけれどもこれでいいのかというような我々に対する事前の確認がなかった、またそれに対する事前の説明の機会が与えられず、何の前ぶれもなくビラに記載されては、それに対して弁明をできませんし、ビラの受け手である一般の方は、当然書かれていることに基づいて判断するでしょうし、しかも往々にして活字で書かれておる。しかも、公職にある議員さんが書かれたことですから、それを事実と受け取ってしまうのもやむを得ないことだというふうに思います。
  前提が間違っておれば一般の方の理解もまた違ったものになると思います。事実、昨年末に町長が行った地区懇談会の会場等で、ビラをもとにした質問が出たそうでございますが、経緯や理由等を説明した結果、そういうことだったのかと多くの方の理解が得られたと聞いております。
  この点については、平成20年9月議会での町長答弁は、現在一部崩落箇所が見受けられるため、観光客の安全対策として県道側からの進入を制限し、駐車場の利用についてときがわ四季彩館の駐車場へと誘導していると述べておりまして、一部崩落しているという事態に対する措置として臨時的にこうしていることは、質問と答弁の趣旨と文脈を踏まえればおわかりいただけることであり、また産業観光課長の答弁でも、観光客については今は四季彩館のほうに誘導しているが、基本的に右岸側の駐車場を封鎖することではないというふうに、岩田議員のビラにおける指摘とは明確に異なる答弁をいたしておるものであります。この点について、なぜビラであのような説明をなされたのか理解に苦しむものであります。
  第2は、問題の賃借りと使わなくなった廃工場の取り壊しについてであります。
  改めて平成21年度9月議会における補正予算の質疑の中での私の答弁の内容を、議事録を見直してみました。率直に申し上げて、私の説明不足ないしは誤解を与える部分もあったかもしれないというふうに思いました。
  まず、町の費用で取り壊す理由を答弁するに当たって、最初に景観から入っている点についてであります。これは昨日の笹沼議員の答弁の中でも触れされていただきましたけれども、近年、空き地、空き家等の増加が深刻化しておりまして、特にときがわ町のように町の活性化を図る上で観光の振興が不可欠、しかも重要な地域においては、道路沿いの管理されていない空き地や空き家、廃墟などの存在は景観上問題となるのはもちろんでありますが、観光客の増加に対するブレーキなど、経済的にも大きな損失となっており、主要道路沿いの空き家などが何とかならないものかと前々から気にかけていたところでありました。
  また、これまで笹沼議員に対する答弁でも申し上げましたけれども、昨年の9月議会の直前の7月2日に国土交通省の国土審議会が行った報告、土地政策の中長期ビジョンという報告が公表されましたが、その中の当面する政策課題として、空き地、空き家等の外部不経済問題、すなわちこのような空き地や空き家等の増加によって周辺にもたらしている外部不経済、損失と理解していただければいいと思いますが、すなわち経済的にもマイナスとなっているという事態が無視できない状況になっているということを指摘し、これへの対策が急務との指摘がなされたところでもありました。
  そのようなことが念頭にありましたことから、冒頭で景観の問題に触れたのだというふうに考えています。
  しかもこれから申しますように、ときがわの住民であり、また議員でもある岩田議員におかれては、あの土地を含む地域の重要性については、もう既に十分おわかりいただいているというふうに考えておりました。このことが若干説明が不十分となった要因ではないかと考えております。
  その理由、つまり重要性が理解されていると考えた理由の第1は、多少正確に申し上げますと、岩田議員、現在の四季彩館周辺の整備の用地取得に係る予算審議がありましたけれども、これは旧都幾川村の時代ですが、平成12年3月議会で用地取得が三波渓谷整備基本構想に基づく事業であり、その内容についても基本構想の図面に基づき必要な説明があったとの当時の議事録からうかがえますし、またそのような説明があったと聞いております。
  さらに、平成17年2月3日の旧都幾川村の総務産業建設常任委員会における当該計画についての説明の中で、岩田議員はこの委員会に所属されていたようですが、この事業は平成10 年に策定された三波渓谷整備基本構想を柱とした計画であるとの説明を受けられていたとのことから、このことは当時の担当課長に確認しておりますが、十分理解されているものと考えていたところであります。
  それから、理由の第2でありますけれども、旧都幾川村の第3次総合振興計画の後期基本計画、これは平成13年から17年を計画年度として策定されておりますけれども、その中で、今回の土地の係る部分を含む地域を念頭に置いたと思われる地域に、振興計画上は民話公苑等を整備すること、すなわち三波渓谷を観賞できるポケットパーク等を整備するというふうにとの事業を明記するなど、私以上にこの土地の重要性について十分理解されていると考えていたところでありまして、まさか景観の確保というのが、そして廃工場を取り壊すというのがあの土地を確保する主たる理由であると、そのように理解されるとは私も全く想定しておりませんでした。
  また、あの土地を借りて廃工場を取り壊すことについて、岩田議員を除く多数の議員の賛成をいただいたのは、平成9年度に都幾川村に策定されたものですから、三波渓谷整備構想の中身を知らなくても、三波渓谷の観光資源の開発の必要性と、越瀬橋下流部に位置し、あそこには私も何回か足を運びましたけれども、巨石群とか樹林帯、そして比較的広い渓谷景観が見られ、三波渓谷のいわば核心部分に当たる地域、その他その地域に属するあの土地の重要性を理解していただけたものと認識していたところであります。
  次に、建物の撤去費用の問題でありますが、でき得ればその費用は町で負担したくない。また、相手方に負担していただくのが一番いいというふうに考えて、その気持ちから岩田議員の意見を否定せず、ビラで引用されておりますように、費用を負担するのはいかがなものかという指摘はもっともだがというふうに発言をいたしてます。その文言を文脈と切り離して、副町長も賛成しているとの主張に使われたのは、ちょっと心外であります。
  しかし、よく考えていただきたいと思います。善意や奉仕の精神に基づくのならともかく、所有者が積極的に売りたいと、土地を活用して収益を上げたいということでもない限り、またもともと更地である場合は別として、ただ貸すためにみずから費用をかけて撤去することを期待できるでありましょうか、それはないだろうというふうに思います。
  目的は異なりますが、町の必要性に基づいて道路用地やその他の用地を取得する場合も、建物補償を初め何らかの補償を行っているのが通例であります。また、土地の必要性については、先ほど説明いたしましたけれども、何に使うのか、また具体的な計画はあるのかという点についてお答えをしたいと思います。
  この点については、岩田議員のご質問も三波渓谷整備基本構想の概要については後ほど担当課長から答えさせますけれども、この構想に対する私の考え方と、今後の整備を進めていく上での位置づけについてお答えをしたいと思います。
  基本構想は、全体構想、周辺構想、三波渓谷整備構想の3つの構想から成っておりまして、広域的観光資源としてどのように整備していくか、自然的社会的条件、例えば広域観光資源について集客力にすぐれているのは慈光寺に限定されているということで、平成9年当時の観光状況についても分析をした上で、そういった実態を踏まえてご指摘のとおり壮大な構想を策定しております。
  また、三波渓谷の観光資源としての価値、評価についても詳細な検討をしておりまして、しかもこの構想の策定に当たっては、埼玉県の土木事務所、林業事務所を初めとする県の関係機関、都幾川村の田中村長を初め、合併直前の都幾川村長であった大澤さんが当時企画財政課長として策定に当たるなど、多くの知恵と情熱とかなりの費用をかけて策定されたものと理解しております。
  このような構想でありますが、策定後10年を経過し、その後の環境の変化があったことを考えれば、構想そのものをすべて是とし具体化できるとは考えておりません。そのまま具体化するとは一言も答弁しておりません。このことは21年9月の岩田議員に対する答弁を見ればおわかりいただけると思います。
  しかし、構想の中に含まれる理念、また各地域の全体の中での位置づけを考えた整備など、今後の三波渓谷の整備の柱として、また羅針盤として大いに活用したいというふうに考えております。随所で構想を柱としているとか、基本としていると言っておりますが、そのような意味で理解をしていただきたいと思います。
  岩田議員が言われるようなその土地を○○施設の用地にするとか、あるいはそこに○○を設置するかというような具体的に策定された計画に基づいてあの土地を取得しようと思うものではございません。
  しかし何回もご説明したように、あの土地を含む地域は左岸に温泉施設や野外施設ができたのをきっかけに観光客が増加しており、さらにときがわ町の活性化のために従来以上に観光資源を活用すべき必要が高まっておりますことから、構想の考え方や全体の中の位置づけなどを参考にしつつ、できるところから整備をすることが求められると言えます。
  以上、どのような整備をするにせよ、今回の土地を含むあの地域は極めて重要であると考えており、そのことの理解が得られたからこそ、多くの議員の賛成が得られたというふうに 理解しております。なおこの土地が確保できた暁には、現在策定を進めておりますときがわ町観光振興計画の中で提案がありました観光案内所等を基本に、議員の皆さんのご意見を伺いながら活用してまいりたいと考えております。
  次に、この土地を借りる時期についてでありますが、四季彩館の建設後、ただいままで申し上げたような理由から土地の交渉を行っておりました。最初は率直に言ってなかなかいい返事がいただけなかったようでございます。したがって売り渡しまでは承諾していただけなかったようですが、やっとのことでご理解いただき貸していただける見通しとなった次第であります。
  岩田議員もご承知のとおり、用地の確保というのはタイミングが必要でございます。事業化する時期に合わせて確保できるとは限らないのであります。補助金や財源等の問題もございますが、用地の先行取得を行っているのもそのような理由からであります。現に具体的な目標、何に使うかということもなく取得する場合も、いろいろな代替地の問題であるとかそれぞれの理由があって、例をあげれば幾つか指摘できると思います。
  また財源の問題でありますが、岩田議員は一般財源を充当することに反対のようでございましたけれども、やむを得ず負担するとしても、できるだけ町の財政に負担のかからない方法はないものかと考えておりましたところ、町の税金その他の自主財源ではない、国の交付金を活用できるという時期にうまく当たったものですから、撤去費用を交付金で充当できるこの時期に借りられればということで踏み切った次第であります。
  以上、るる説明してまいりましたが、返す返すも残念なのは、仮にビラという手段でご自分の主張を明らかにするとしても、ビラを出す前に岩田議員の理解されている町の考え方がそのとおりでいいのか、補足することはないのかをなぜ確認していただけなかったかということであります。
  なるほど、岩田議員にも言い分はあると思います。事前の全員協議会でなぜ説明をしなかったのか、その点については、私もそうかもしれないというふうに考えております。ただそれは町と議会との問題であります。そのことを否定はいたしません。
  しかし、最後に申し上げますけれども、事前の確認さえしていただければ土地の所有者である一般の方にあれだけのご迷惑をかけずに済んだはずであります。
  本来であれば、この場でこのようなことを申し上げたくございませんでしたけれども、誤解を解き、また議会でご議決いただいた土地の確保を行い、三波渓谷の整備に引き続き取り組んでいきたいということから、誠意をもってご答弁をさせていただきました。何とぞ意の あるところをお酌みいただければ幸いです。
  最後に、私どもも努力いたしますけれども、岩田議員におかれても、まずは土地の所有者の方に誤解を解いていただくなど、町に貸しても迷惑がかからないような環境づくりを行っていただくなど、ぜひご協力いただきたいところをお願い申し上げまして、私の答弁といたします。
  ご清聴ありがとうございました。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 もう時間もないので、何分くらいかかりますか。それによって、私が今の副町長の関係について、質問というよりも要望を出したいと思いますが、5分くらいでお願いできますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 続きまして、私から三波渓谷整備基本構想の概要についてお答え申し上げます。
  この基本構想は、平成9年度に当時の旧都幾川村におきまして策定されております。
  事業の目的ですが、当時、乱開発が地域の田園景観を損なう事態を招きつつあり、適正な開発保全方針を立案することにより資源の有効利用を進めていくことが求められ、そのため適正な開発保全方針の作成による健全な土地利用の推進、三波渓谷の広域的観光資源としての整備方針の作成、流域環境の整備あるいは地域振興に寄与する環境整備の3点について検討することを目的としております。
  基本構想の構成における三波渓谷整備基本構想の骨格については、全体構想、周辺構想、三波渓谷整備構想の3つの骨格をもった複層的な構想と策定されております。
  この骨格である三波渓谷整備構想では、基本方針として越瀬橋下流部については早期の事業展開を踏まえた整備方針を、越瀬橋上流部については将来構想を踏まえた整備方針を整理し、川沿いの細長い敷地条件のため、まとまった拠点整備のための空間を確保することが困難なことから、拠点を分散配置し、相互に連携しながら機能する分散拠点型の整備を行うこととしております。
  越瀬橋下流の方針の詳細を申し上げますと、三波渓谷の核心部分のエリアでありまして、広域観光拠点として早期に推進するエリアとして広域観光拠点として魅力と多様性をもった都幾川の新しい顔づくり、入り口としての総合情報発信拠点づくり、都幾川の自然環境と調 和ある整備の保全、都幾川の清流の保全の4つの方針から成っております。
  また、ゾーニング計画の整備の考え方では、東西に長い敷地の形状を持つ三波渓谷整備地区に、敷地特性と利用特性から越瀬橋下流の右岸で核心部と県道との間をセンターゾーン、三波渓谷下流部左岸の河川敷及びそれに面する土地を河原遊びゾーン、越瀬橋から下流核心部までの間を渓流景観保全ゾーン、越瀬橋下流の左岸側を渓流及び樹林散策ゾーン、越瀬橋上流から大堰用水路取水堰までの右岸側を河畔林散策ゾーンの5つのゾーンに分け、整備の方針を検討しております。
  特にセンターゾーンは、幹線道路沿いにまとまった敷地が確保できるエリアとし、観光や情報の拠点として機能を持たせることとしております。なお、長期的な視野に当たって、検討や調整を進めていくものとしております。
  また、この基本構想では、事業実施計画につきましては10カ年程度とされておりまして、全体を前期、中期及び後期として事業期間を設け、概算事業費につきましては全体で7億4,500万円の事業費となっております。
  以上、概要を申し上げましたが、この構想ができてから10年以上が経過しておりまして、その間、周囲を取り巻く状況は大きく変わってきております。笹沼議員の答弁でも申し上げましたが、今後の三波渓谷周辺の整備につきましては、総合振興計画及び観光振興計画を受け、ときがわ町が今後観光による地域づくり、観光まちづくりに取り組むために必要な事業として十分検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 再質問させていただきます。
  副町長からは、従来の経緯について述べられて、その正当性を主張され、あるいはビラの瑕疵についてご指摘をいただきました。
  しかし、これは過去の経緯は確かにわかりますけれども、新生ときがわ町になって、こういう計画構想をもとにやるんだというような話を、本来正式にすべきではなかったかという私は思いがあります。
  そういう中の一環としてこういう土地を取得するのは、その際の微妙な相手との関係というのは十分理解しておりますし、そういう場面に私も民間時代立ち会ってきた事実もございますから、そういう話の中でこういうことをやるという話がわかっていれば私も多分、賛成したか反対したかわかりませんけれども、開発そのものについては私は基本的には反対なん です、基本的には。ですから特殊な事情があってその今産業観光課長は7億4,500万円をかけるというのは、これは10年前の構想であって、改めてこういう構想で三波渓谷を整備するという、こんなに詳しくなくても結構ですよ、あってそれでやるんだという話があれば、それはそれなりに、単発的にあそこに出されたもので、私も従来の経緯というか、それが配慮が足りなかった部分も確かにありますので、持ち主の方に大変ご迷惑をおかけしたということは本当に申しわけなく思っておりますけれども、そういう思いでございます。
  この計画を実行していくということで、この7億4,500万円ですか、これは10年前の金額ですよね。今後幾らくらいかけるかというのはまだ出してないわけですね。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 先ほど若干行き違いがあったようでありますが、構想の概要について説明しろということで産業観光課長から説明いたしましたけれども、私としては当然のことながら、正式に言えば、ときがわ町が合併した時点で、合併建設計画からは入っていない、そういう意味では正式にときがわ町の構想として認知されてはいないと、これは21年9月の議会で私が答弁させていただいております。ただ、柱にとか基本にと申し上げたのは先ほどご説明したところです。
  ただ、その後もう十分ご案内のとおり、環境の変化であそこにいろいろな施設ができたり、あるいは三波渓谷以外の観光資源もかなりできてきました。そういう面では岩田議員がおっしゃるとおり、ときがわの三波渓谷の予算というのは、やっぱり手つかずのあれが残っているというところがありますので、そういった修正を加えながら構想の全体のイメージを大事にしながら今後何をやっていくかという点については、また議会にご相談をしながら説明しながらやっていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 最後になりますが、町長におかれましては、こういう場で討論というかご指摘をいただいて、間違いは間違いとして正していただくのは結構なんですが、私的な集まりの中で、私も反論できない立場で、私への思いとか三波渓谷の思いを述べられると誤解も招きます。
  私は今後、十分過去の経緯というのは配慮いたしますけれども、今後その議会報告には言論の自由の限界とか、議会制民主主義における町長と議会、あるいは議員との関係、町長の 権限の行使のありようについて等、4年間考えたり議論していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。10時50分再開いたします。
                                (午前10時32分)
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○増田和代議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時50分)
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          ◇ 小 宮   正 議員
○増田和代議長 続いて、発言順位8番、質問事項1、せせらぎホールの安全対策について(水路関係)。通告者7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 7番、小宮です。
  議長のお許しをいただきましたので、1問、一般質問をさせていただきます。
  関口町長におかれては、今回4年間の成果が出て無投票ということで、大変おめでとうございます。我々もどうにか議場に戻ってくることができました。また4年間、町のために一生懸命頑張っていいまちづくりをしていきたいと考えておりますので、またよろしくお願い申し上げます。
  それでは一般質問のほうに入らせていただきます。
  せせらぎホールの安全対策の水路についてということでございます。
  せせらぎホールは建設されてから13年が経過し、昨年は年間に4万5,700人強の利用者があったようでございます。また、町のイベントにも時々利用するなど町の中心的施設であると考えております。
  しかし、この施設周辺の安全対策の面から見たときに、施設の北側に整備された水路では防護さくが設置されていない箇所もございまして、大変危険な箇所も見受けられます。水路わきの道路は通学路にもなっておりますので、大きな事故を起こすことも懸念されております。
  早急に整備する必要があると思いますが、町のお考えをお尋ねいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  戸口教育長。
○戸口皓雄教育長 それでは、小宮議員のせせらぎホールの安全対策について、水路関係についてお答えをいたします。
  小宮議員の質問事項の中にもございますように、体育センターは平成9年4月に開設し、13年が経過をしております。この間、町内の社会体育の拠点施設として多くの町民に親しまれ、各種体育大会の会場として、イベント等の会場として、また柔道部や空手部、バドミントン部、バレー部などの各体育協会の団体やサークル活動の拠点として多くの方にご利用をいただいておるところでございます。
  また、トレーニングルームを設置しておりますので、インストラクターを配置し、町民の健康維持、体力増進にも活用をされております。
  さて、ご質問のせせらぎホール北側を流れております水路は、延長が約100メートル、水路幅が2.5メートル、水路の深さは50センチから60センチでございます。そのうち約70メートルに防護さくとして手すりが設置をされており、建設当時はこの水路を利用して、蛍の飛び交うホタル公苑として整備しようとしていたと聞いておるところでございます。
  せせらぎホールという施設の名前もこれに由来していると聞いております。
  このように、ただ単に用水路としての機能ばかりでなく、体育センター周辺の景観や親水公園的な面も兼ね備えた水路となっております。また、田の用水路としても利用をされております。
  このような機能を果たしている水路ですが、過去一度だけ、旧都幾川村の時代に明覚小学校の学童保育の児童が、この用水路で遊んでいてけがをしたということを伺っております。このようなことから危惧されてのご指摘かと思われますが、体育センターの利用者や通学路として利用している小・中学生など、多くの方の意見を聞き、それらを参考に今後検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○増田和代議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 今、答弁がありましたけれども、旧の都幾川村時代に明小の学童が落ちたようでございますけれども、最近、小学校6年生だか中学1年生が落ちたと聞いたので、それで一般質問をしてくれということで私は今回一般質問をしたわけですけれども、まず最初に、ちょっと私の一般質問の内容が、説明がちょっと悪かったかなと思うんですけれども、場所的には堀井自動車さんのところの横断歩道がありますけれども、あれから東側に一番下 流が多分水路の升があると思うんですけれども、そこまでの間を言っているわけですけれども、とりあえず私は一番東側のフェンスが切れた場所は、確かに暗くて本当に夜になると怖いようなところでございますけれども、実際に、教育長でもいいんですけれども課長でもいいんですけれども、夜あそこを通ったことがあるか、ちょっと聞きたいですね。
○増田和代議長 答弁願います。
  小島生涯学習課長。
○小島 昇生涯学習課長 通ったことございません。
○増田和代議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 ぜひ通っていただいて、本当に危ないので、たまたまそこの、今やっているパイプが切れますと本当に急で危ないので、今、区長要望で照明灯は3月いっぱいにつけてくれるような地主の了解を得て、水路側じゃなくてちょっと個人の土地を借りて何とか照明灯は3月いっぱいにはつけてくれるようなことを聞きましたけれども、本当にたまたま小学生の高学年と言ったらおかしいんですけれども、よかったなと思いました。確かに歩きではなくて自転車ですから、そういう中で小さい子だったら大けがをしたんじゃないかなというようなことを聞きました。
  そういう中で、教育長も教員生活が長くて、安全対策というのは、安全・安心というのはいろいろお話をしてきたかと思いますけれども、本当に検討をするんではなくて実施をしてもらいたいので意見をしていますけれども、ぜひとも30メーターくらいだと思います、多分。そのくらいですからそんなに費用もかからないし、とりあえず、確かに今この答弁書を見るようにいろいろの各種団体のスポーツ団体が使っているわけですよ。ましてやいろいろな大会でも、せせらぎホールというのは本当に利用が多いと思うんです。そういう中で中学生も今大会もよくやってますけれども、そういう中でちゃんと整備する、事故があってからでは困るので、安全対策というのは先に一番に考えなくてはいけないと思うんですけれども、その点をお伺いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  戸口教育長。
○戸口皓雄教育長 私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
  私は、よく明覚小学校へ歩いて小学校まですべて歩いて行くことが多いんですが、昼また夜もあそこを歩くことは数多くあります。確かにご指摘のとおり一部だけですが暗いところもあるということ、照明がつくということなんですが、それから、安心・安全の対策につい ては教育委員会としても十分配慮して今やっているところでございます。
  その中で、先ほども申し上げましたせせらぎホールには、今手すりがついております。しかもその東側に行きますと、下のほうに石で組んだ水路がさらにけやき広場のところを流れております。子供たちはあそこで遊ぶこともありますし、また過日も週末だったですか、学童保育の子供たちが2人、そして指導員の方がついてドジョウ取りをしていたので、夕方5時半ころですかね、私も一緒になって1時間ばかりつき合ってドジョウ取りをしましたけれども、そういう中で、私どものほうには今までそこのところは危険だから何とかしてほしいという要望は一切私のほうは伺っておりませんし、それから先ほどの中学生が落ちたという、そういう情報も私のほうでは聞いてはおりません。
  したがいまして、私のほうとしてはあの景観を考えながら、また先ほど申し上げましたように、通学している子供たち、保護者それから利用している方々、そういうのをつくる中で、どこのところにつけたらいいのか、またつける必要があるのかどうか、その辺のところを十分に把握する中で対応していきたいというふうに考えておるところでございます。
  ですから、つけるかつけないか、つける必要があるのかないのか、それからつけるとしたらどうするのか、本当に安全対策をするのであれば、あの水路を何らかの形で上にふたをしちゃって全部なくしてしまうという、そういうことも出てくるだろうと思うんです。
  でも、私は過日、教育長室から見たときに、小さい子が、年からすると2歳くらいの子と5歳くらいの女の子だと思うんですが、連れたお母さんが来たときに、こちらから向こうへ渡るときにちゃんと手をつないで渡っていたというその姿を見たときに、やはりこれが母親なんだなと思ったんですね、子供がそういうところにいたときに落ちては危険だよと、だから子供の手を取って渡してあげようという、私はこういうことが一つは必要なんだろうと。
  全部危険だから、危なそうだから全部ふたをしてしまうことがすべていいのかどうかという、そこのところを私の今やっている中でジレンマがあるところでございます。その辺のところも踏まえまして、実際に通っている方、利用している方の生の声を聞いて対応してみたいというふうに考えておりますので、ご理解賜ればと思います。
  以上でございます。
○増田和代議長 7番、小宮議員。
○7番 小宮 正議員 確かに私もあそこでよく見かけるんですね、学童の子供が確かに中に入って、それも指導員なりがいるから安全かなと思うんですけれども、実際に近所の人がちょっと目を離したり、自転車でふらふら乗っていて、なれればいいんですけれども、最初は 危ないと思うんです。そういう中でできれば東側の北側というんですか、あっち側でもつけてもらえればより安全かなというような感じがしています。
  今回つける、先ほどお話ししましたけれども、防犯灯だか照明灯につきましては一番水路の東側といってもちょっとよその家の畑ですから、せせらぎホールの上よりこっちじゃないので、それはまた要望すればいいことかなと思うんですけれども、またさっき教育長がお話ししたとおり、ふたをすればいいというのはそれも外観の問題もあると思うんですけれども、とりあえずは安全対策ということで、パイプでも何でもいいんですけれども、私はそういうようなことをつけていくべきではないかなと思います。
  今お話を聞きますと、また検討していくということでございますけれども、私もこの問題に対しては学校も近いし、学童の施設もあるし、また町外の人もせせらぎホールにはたくさん来るわけですから、また地元に戻って、そういうものを検討して、事務員の方、そういうような人のいろいろな方から聞きまして、今度は一般質問ではなくて区長要望としてあげて、ぜひとも皆さんと協議をしていただいて、安全対策については、今は確かに私が言いましたけれども、けががなかったからよかったということでありまして、これは大きなけがになりますと困りますので、ぜひともこれから戻りまして相談してまたこの件はやりたいと思いますので、ぜひともいいほうに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。終わります。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎町長あいさつ
○増田和代議長 本定例会に付された事件はすべて議了いたしました。
  この際、関口町長からあいさつのための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 議長のお許しをいただきましたので、平成22年第1回議会定例会閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
  去る3月11日に開会されました本定例会は9日間の会期によりまして、慎重かつ真摯なご審議をいただき、平成22年度一般会計予算並びに特別会計予算を初め、平成21年度各会計の補正予算、条例制定、条例の一部改正等各案件につきましては、いずれも原案のとおりご議決をいただきまして、本日閉会の運びとなりました。心から議員の皆様には感謝を申し上げ ます。ありがとうございました。
  また今回の議会は、新体制による初めての議会でありましたが、議員の皆様には大変お疲れさまでした。またご議決をいただきました平成22年度の予算の総額は80億円近い金額となりましたけれども、議員の皆様のご協力をいただきながら、ときがわ町の将来像であります「人と自然の優しさにふれるまち、ときがわ」、この実現に向けて全力で取り組んでまいります。
  結びに、日増しに春を感じる季節となりましたけれども、議員各位におかれましては、健康には十分ご留意なされましてご活躍をされますようご祈念申し上げます。なお、今後も町政の運営に対しまして一層のご支援とまたご協力をいただきますように、心からお願い申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
  大変ご苦労さまでした。ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎閉会の宣告
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これをもちまして、平成22年第1回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変にご苦労さまでした。
                                (午前11時06分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    増  田  和  代


         署 名 議 員    小 輪 瀬  英  一


         署 名 議 員    瓜  田     清