平成23年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            平成23年9月9日(金)
                            午前9時30分開議
      開議の宣告
日程第 1 議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)
日程第 2 議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1
             号)
日程第 3 議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1
             号)
日程第 4 議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 5 議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算
             (第1号)
日程第 6 議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 7 議案第53号 負担付き寄付の受入れについて
日程第 8 議員派遣について
日程第 9 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
日程第10 一般質問
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出席議員(13名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     2番  小 島   浩 議員
     3番  小輪瀬 英 一 議員     4番  瓜 田   清 議員
     5番  前 田   栄 議員     6番  野 口 守 隆 議員
     7番  小 宮   正 議員     8番  野 原 和 夫 議員
     9番  鳥 越 準 司 議員    10番  野 原 兼 男 議員
    11番  笹 沼 和 利 議員    12番  増 田 和 代 議員
    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男
副町長
関 口   章
理事兼町民課長
 蛛@太一郎
会計管理者兼
会計室長
桑 原 和 一
総務課長
小 峯 光 好
企画財政課長
久 保   均
税務課長
小 島   昇
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
岩 田 功 夫
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
内 室 睦 夫
水道課長
中 藤 和 重
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
長 島 富 央 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
荻 野   実 
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   ◎開議の宣告
○増田和代議長 おはようございます。
  大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は13名でありますので、定足数に達しております。
  これより平成23年第3回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○増田和代議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎議案第47号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第1、議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)。
  平成23年度ときがわ町の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,521万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ60億6,590万円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  地方債の補正。
  第2条 地方債の変更は、「第2表地方債補正」による。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 改めまして、どうもおはようございます。
  それでは、早速、議案第47号の平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,521万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ60億6,590万円とするものであります。
  細部につきましては、企画財政課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  久保企画財政課長、お願いいたします。
○久保 均企画財政課長 それでは、議案第47号について詳細説明をさせていただきます。
  先ほど町長が提案理由で申し上げましたとおり、歳入歳出の総額にそれぞれ8,521万8,000円を追加いたしまして、予算総額を歳入歳出それぞれ60億6,590万円とするものでございます。
  おめくりをいただきまして、1ページ、2ページをごらんいただきたいと存じます。
  第1表歳入歳出予算補正につきましては、各款項の区分及び金額が記載されておりますので、こちらをごらんいただきたいと存じます。
  おめくりいただきまして、3ページの第2表地方債補正でございます。
  こちらは、農業基盤整備事業債、生涯学習施設整備事業債、臨時財政対策債のそれぞれの補正でございます。
  次に、4ページから6ページの歳入歳出予算補正事項別明細書の総括の部分につきましては、ごらんいただきたいと存じます。
  次に、各項目の内容を説明をさせていただきます。
  まず、歳入でございますが、7ページ、8ページをごらんいただきたいと存じます。
  まず、7ページの上段でございますが、10款1目地方交付税でございます。2億5,812万8,000円を追加いたしまして、17億3,812万8,000円とするものでございます。1節地方交付税2億5,812万8,000円につきましては、普通交付税の増額によります補正でございます。
  次に、中ほどでございます。15款4目労働費県補助金でございます。144万4,000円を追加いたしまして、2,439万7,000円とするものでございます。1節労働費補助金144万4,000円に つきましては、緊急雇用対策事業費補助金でございます。こちらは、里山文化園の遊歩道の補修整備事業に充当するものでございます。
  次に、5目農林水産業費県補助金でございます。193万1,000円を補正いたしまして、3,577万円とするものでございます。1節の農業費補助金193万1,000円は、県費単独土地改良事業補助金ということで、仲井地区の農道舗装整備事業に新しく補助金がつきましたので、こちらに充当するものでございます。
  次に、7目教育費県補助金でございます。224万8,000円を追加いたしまして、512万3,000円とするものでございます。3節の教育総務費補助金でございます。229万3,000円、こちらは平成23年度埼玉県地域子育て創生事業費補助金でございます。こちらの事業は、加湿器のついております空気清浄機を購入いたしまして、小・中学校の全教室へ配布するための事業に充てるものでございます。
  次に、18款の1目介護保険特別会計繰入金でございます。2,882万6,000円を追加いたしまして、2,883万2,000円とするものでございます。介護保険特別会計からの繰入金ということで、こちらは介護保険特別会計へ22年度の決算による精算金でございます。
  おめくりをいただきまして、9ページの上段でございます。
  1目の財政調整基金繰入金、マイナスの1億4,922万円、次の2目の減債基金繰入金、マイナスの2億円でございます。こちらは、歳入でほかに普通交付税繰越金等が増額になりましたので、その財源調整の意味で基金からの繰入金を減額するものでございます。
  次に、19款の1目繰越金1億6,556万4,000円を追加いたしまして、3億1,556万4,000円とするものでございます。こちらの1節繰越金につきましては、前年度の繰越金一般財源分でございます。
  次に、20款3目雑入でございます。145万2,000円を追加いたしまして、7,752万5,000円とするものでございます。6節雑入の145万2,000円につきましては、ときがわ町地域公共交通活性化協議会補助金ということでデマンド交通等に対する国からの補助金でございます。
  次に、21款2目農林水産業債でございます。マイナスの180万円ということで5,100万円とするものでございます。こちらは先ほども申し上げましたが、仲井地区の農道舗装事業に県費単独の補助金がつきましたので、その分、起債のほうを減額をさせていただくというものでございます。
  次に、5目の教育債5,030万円を追加いたしまして、2億3,780万円とするものでございます。こちらの2節生涯学習施設整備事業債ということで、こちらは新たに追加をさせていた だくものですが、町立の美術館整備のための起債ということで合併特例債を予定をさせていただいております。
  次に、6目臨時財政対策債、こちらは8,396万1,000円を減額をいたしまして、3億1,603万9,000円とするものでございます。こちらは普通交付税の算定が決定をいたしまして、発行額が決まったということで、その分、臨時財政対策債のほうが総体的に減額になったということで、当初予算よりも少なくなったということで減額をさせていただいているものでございます。
  おめくりいただきまして、11ページをごらんいただきたいと存じます。
  歳出に移ります。主なものを事業別にご説明をさせていただきます。
  まず、上段の交通対策事業でございます。161万9,000円を追加いたしまして、6,557万4,000円とするものでございます。13節委託料12万6,000円の業務委託料につきましては、デマンド車両を購入いたしますが、その文字入れの費用でございます。
  次の15節工事請負費80万円につきましては、せせらぎバスセンターの掲示板の設置等で30万円、本庁舎バス停新設に伴います待合施設の整備が50万円でございます。
  次の18節の備品購入費66万5,000円の自動車購入費ということで16万8,000円ございますが、こちらはデマンド車両を購入いたしますが、そのスタッドレスタイヤ4本の金額でございます。次の施設備品購入費49万7,000円につきましては、バス停のポール、またデマンドのバス停、本庁舎バス停のベンチ、また駐車禁止サイン等の備品を購入するための費用でございます。
  おめくりをいただきまして、13ページの上段をごらんいただきたいと存じます。
  児童遊園地管理事業3万3,000円を追加いたしまして、221万9,000円とするものでございます。14節の使用料及び賃借料3万3,000円の土地借上料につきましては、春和公民館の児童遊園地の土地を新たに借り入れする契約を結んだということで追加をさせていただくものでございます。
  次に、中ほどでございます。放射線等の測定事業ということで88万5,000円を、こちらは新規に追加をさせていただくものでございます。13節委託料87万2,000円の放射性物質測定業務委託料につきましては、各小・中学校、各保育園の土壌調査を行うための費用でございます。
  次に、簡易給水施設一般管理事務でございます。2万6,000円を追加いたしまして、26万1,000円とするものでございます。こちらの13節の委託料2万6,000円につきましても、放射 性物質検査委託料ということで、西の沢水道、大野簡水のそれぞれ水質検査を実施するための費用ということでございます。
  次に、農業振興一般管理事務でございます。210万円を追加いたしまして、1,278万2,000円とするものでございます。こちら13節の委託料210万円につきましては、登記委託料ということで、こちらは瀬戸にあります集道2号線の分筆登記のための補正でございます。
  次に、下段の町有施設整備振興基金積立事業でございます。30万円を追加いたしまして、210万1,000円とするものでございます。25節の積立金30万円につきましては、やすらぎの家管理委員会から22年3月に寄附金をいただいておりましたが、その積み立てを基金にするための予算でございます。
  おめくりいただきまして、15ページの上段をごらんいただきたいと存じます。
  観光施設管理運営事業でございます。80万8,000円を追加いたしまして、2,092万3,000円とするものでございます。11節の需用費30万3,000円の修繕料につきましては、台風6号によります花菖蒲園の木道が破損いたしておりまして、その修繕を行うための費用でございます。次の13節の委託料50万円につきましては、測量委託料ということで四季彩館の駐車場を拡張するための測量委託料ということでございます。
  次に、公園施設整備事業でございます。400万円を追加いたしまして、2,860万円とするものでございます。15節の工事請負費400万円につきましては、公園整備工事ということで川の広場の人道橋でございますが、河川管理者との協議に伴いまして、橋長を延長する必要があるということになりまして400万円を追加させていただくものでございます。
  次に、地籍調査事業でございます。621万6,000円を追加いたしまして、4,080万6,000円とするものでございます。13節の委託料621万6,000円の内訳ですが、測量委託料422万1,000円につきましては、大字番匠地内の測量委託ということで、大震災によりまして基準点が変動してしまったということで、こちらの測量委託料を新たに追加をさせていただくものでございます。次の業務委託料199万5,000円につきましては、本郷地内の公共物の境界復元のための費用ということで、以前、本郷につきましては、ほ場整備等をして道路等の境界は入っていたわけなんですけれども、そういったもので予想以上に境界等が破損しているもの等がございまして、こちらを追加させていただくものでございます。
  次に、消防施設管理事業でございます。33万円を追加いたしまして、107万6,000円とするものでございます。11節需用費17万円の修繕料につきましては、大附地内の防火水槽の修繕のための費用でございます。次の13節委託料16万円につきましては、測量委託料ということ で、大野地内の防火水槽新設に伴う測量業務の委託料でございます。次の防災対策事業230万円の追加をいたしまして、550万5,000円とするものでございます。11節の需用費30万円は印刷製本費ということで、地震のハザードマップを増刷するための費用でございます。次の19節負担金、補助及び交付金200万円につきましては、自主防災組織の補助金ということで、組織の数が増加したことによりまして、新たに補正をさせていただくものでございます。
  次に、下段の地域子育て支援推進事業でございます。こちらは新たに229万4,000円を追加をさせていただくものでございます。こちらは、18節の備品購入費ということで229万4,000円につきましては、先ほど歳入でもちょっと申し上げましたが、学校用備品購入費ということで加湿器のついております空気清浄機を52台購入いたしまして、すべての小・中学校の全教室へ配置をするための補正でございます。
  おめくりいただきまして、17ページの上段をごらんいただきたいと存じます。
  小学校一般管理費で30万7,000円を追加をさせていただきまして、144万6,000円とするものでございます。13節委託料の登記委託料につきましては、玉川小学校体育館の屋根の部分のひさしが、一部道路のほうにはみ出しているということが判明いたしまして、その部分の土地を分筆登記するための費用でございます。
  次に、小学校教師用指導書教科書購入事業ということで、これも新規に105万8,000円を追加をさせていただくものでございます。11節の需用費、消耗品でございますが、こちらは後期分の教師用指導図書及び教科書の購入のための費用でございます。
  次に、中学校施設維持改修事業でございます。13万8,000円を追加いたしまして、189万3,000円とするものでございます。15節の工事請負費につきましては、学校施設整備工事というふうに書いてございますが、玉川中学校の外階段がずれてしまいまして、その部分を修繕をさせていただく費用でございます。
  次に、中ほどの里山活動推進事業144万4,000円を追加いたしまして、189万6,000円とするものでございます。13節の委託料の業務委託料でございますが、こちらは春日神社の北側にございます里山文化園内の遊歩道、階段等を修繕し、また支障になっております枝をおろしたり、下刈り等をする費用でございます。こちらは緊急雇用の補助金を県からいただくものでございます。
  次に、下段になりますが、保健センター玉川分室改修(美術館転用)事業でございます。こちらは新規に5,800万円を追加をさせていただくものでございます。13節委託料300万円は設計・監理委託料、また15節の工事請負費5,000万円につきましては、施設改修工事という ことで、保健センター玉川分室を美術館に転用するための改修費でございます。18節の備品購入費500万円につきましては、美術館用の種々の備品を購入するための費用でございます。
  次に、体育センター管理事業190万円を追加いたしまして、3,328万1,000円とするものでございます。11節需用費につきましては、修繕料でございますが、こちらはせせらぎホールの自動火災報知器設備の修繕及び避難誘導灯の予備電源の交換のための費用ということで、消防設備の点検の際にふぐあいが生じたものが発見されまして、その改修をするものでございます。
  次に、19ページにつきましては、地方債の現在高の見込みに関する調書ということでごらんをいただきたいと存じます。
  以上で細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第1、議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 17ページの美術館費でございますが、この保健センター玉川分室を有効利用し、美術館に転用するための改修工事等にかかわる経費の補正というところですが、その美術館の概要については、8月29日の全員協議会で説明がございましたけれども、その内容とどこか変わっているところはございますか。その内容として受け取ってよろしゅうございますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 資料そのものについての修正はございませんけれども、その後、いろいろ議員さんの中からご意見があったり、あるいは議員さんから聞いたということで一般市民の方から、それに基づく要望書が出て、若干やはり説明が不十分だったのかなということはありますので、そういう点については、大事な案件ですので、十分これは説明をして誤解を解きたいというふうに考えています。
  以上です。
  よければ、説明をもう1度やらせていただきますけれども、よろしいでしょうか。
○13番 岩田鑑郎議員 この資料に付加するということですか。
○関口 章副町長 資料で言いたいこともそうですし、資料に付加して誤解を招いたようなことについては、誤解を解くための説明をしたいと、こういうことです。
○13番 岩田鑑郎議員 では、説明をしていただけますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長、お願いいたします。
○関口 章副町長 それでは、これからご説明する案件については、あくまでも前回については、全員協議会ということで非公式の場でもありますし、またちょっと残念ながら、傍聴は見えておられませんけれども、一般町民の方にも理解していただきたいということで、多少重複になりますけれども、もう1度わかりやすくご説明をさせていただきたいというふうに思います。
  いろいろな中で、やはり急な話だというようなことが言われておりますけれども、これはひょんなことで、ときがわ町の今後の発展につながる構想が提示されたということであります。
  これも、議員さんにご説明させていただきましたけれども、オカリナ奏者の宗次郎さんの話、これは、埼玉県の秩父地方のある町にスタジオと宿泊施設をつくりたいんだけれども、紹介いただけないだろうかということで問い合わせしたところ、担当窓口から極めて事務的な対応を受けたということで、埼玉県に設置するのをあきらめて、茨城県の常陸大宮市に2008年にオカリーナの森を名づけて、町からは2ヘクタールの土地の提供を無償で受けて、オカリナの工房などのある交流館、また野外ステージを建設して、音楽活動を展開して市の発展に大いに寄与しているということであります。
  どこでもある話ではありませんが、常にアンテナを高くして、また千載一遇のチャンスを町の発展に生かすということが大事だというふうに考えています。特に、企業誘致なんかでもそうでありますけれども、相手方がその民間であったり、芸術家であったりした場合、役所の論理だけで仕事を進めていてはチャンスが逃げていってしまうと、こういうことで、この話がありましてから迅速に、しかし精力的に検討して短期間に詰めたところであります。
  それでは、傍聴の方も見えましたので、この前、議会で、全協でご説明した内容と重複いたしますけれども、補足しながら説明をさせていただきたいと思います。
  保健センター玉川分室の有効活用についてということで、今回、補正予算で工事請負等、また別途、その一定の寄附をいただく条件として美術品を展示してくれという、いわゆる義務を伴う負担付き贈与を議会の議決案件が出てきておりますので、ご説明させていただきま す。
  金田石城先生でありますけれども、これはもう少し詳しく申しますと、23歳のときに日展で出品、初入選後、6回日展入選、その後、毎日書道展等で秀作賞、また毎日賞を受賞するなどの実力に加え、全日本書道芸術院主催で墨の魔術師、あるいはその書道界の鬼才というような異名をとる前衛的な書道家として知られております。近年は書だけではなくて、陶芸、落款あるいは着物のデザイン、着物のデザインでは、平成14年にロシアで開催された国際ファッションイベント「ポディウムエキスポ」でグランプリを受賞されたということであります。また、小説、写真など幅広い分野においても活動されている方であります。
  また、片岡鶴太郎、あるいは高橋秀樹、坂本冬美など多くの芸能人やコジマ電気の会長の小島章利氏などの書の師匠としても知られているところであります。
  また、さらに金田石城先生のなでしこジャパンへの、その書の指導のイベントづくり、あるいはエイベックスという会社による書ガールズのプロデュースなど、たぐいまれな企画力に加えて、このたび収録が終わったそうでありますが、「徹子の部屋」にも11月に、日はまだ確定していないようですが、放映予定だそうであります。
  そういったような知名度、さらには経済界、マスコミを初めとする幅広い人脈をときがわ町の観光を初め、まちづくりのための発信に活用させていただくこともねらいの1つとして考えております。
  金田先生は、現在、さいたま市に在住で、何回かときがわ町を来訪され、大変ときがわ町を気に入っていただき、将来の活動拠点としたいということで、アトリエとか宿泊施設の土地を現在探しておられます。
  これは現在70になりますけれども、いろいろな活動をしてきて、現在、さいたま市に住んでおりますが、自然の中で自然と向き合って、また地域の文化の振興とか、そういったものにお手伝いできるよと、そういうライフワーク、考え方をお持ちでございます。
  関口町長から、今後の観光戦略について、金田先生にアドバイスを求めたところ、一般的な観光地ではなく、文化を取り入れた観光地にすることで何回も来訪していただく、あるいは滞在期間を長くする、より良い客層の観光客を取り込むとのご指摘をいただき、ときがわ町には、それを可能にするだけの資源があるというふうにご指摘がありました。
  もちろん、それを転用するには、今後の我々のまさに努力が必要なわけでありますけれども、関口町長から金田先生に文化協力のお願いをしたところ、先生のほうからは、ときがわ町の人間として観光貢献に真摯に取り組む気持ちで、とりあえず今回寄附でいっております けれども、設立に寄附される書、画、額装、着物等の総計177点、現状の販売価格で2億3,510万円相当だそうです。町に寄附するので、金額については高く見積もってあるとのことでありますが、その作品だけではなく、その後製作されるトータルで1,000点を超える作品の寄附をするという意思も表明されており、新たな作品の購入なしに作品の変化のある飽きさせない美術館を運営できるという点がありました。
  そこで、先生から提案のあった美術館の構想でありますけれども、前回ご説明した資料でいえば、3ページになりますけれども、これは今回ご提案している工事請負費の関連ですが、現在ほとんど利用されていない保健センター玉川分室の建物を改築して、美術館として有効活用すると。メリットとしては、新たな美術館建設コストは不要、隣に図書館、音楽ホール、スポーツセンター等々の施設があり、文化施設の拠点としては非常によろしいと。あと役場の駐車場の利用が可能。また、バス停を今回設けますけれども、住民の役場施設へのアクセス数が向上すると。また、運営を金田石城氏のプロデュースで行うことで、美術館運営のノウハウがなくても運営が可能。これは企画展なんかについては、当然のことながら、どのような企画展をやるか、それから、他の美術館との出展の交渉等については、かなり特殊な力が必要になってくるということがあります。
  それから、もう1つ、ときがわ町の木材を使った額あるいは彫り物等で新たな観光資源を開発したいと。これは物産センター構想ということで中に入っておりますけれども、こういったことも、我々としても、商工会等の、あるいは町内のいろいろな芸術家がおりますので、そういった力を結集して、ときがわ町の物産開発というものを取り組んでいきたいということであります。
  それから、4番目、地元の書家、陶芸家等の参加を求め、地域の文化の振興を図るということであります。
  これについては、ときがわ町には書家、画家、陶芸家、家具製作者、細川紙を伝承する伝統工芸士、また指物士など、多くの芸術家が在住し、それぞれ活動されております。これまで十分把握しておなかったんですが、町内の芸術家リストをつくっただけでも、かなりの方がいらっしゃる。しかも、かなりの力を持った方がいらっしゃるということであります。
  しかし、その活動は個人的なものとなっており、町の総体しての財産にはなっておりません。したがって、人材が生かされていないと。町とは直接かかわりは少なく、これらの方々の発表の場も限られている。これらの方々に発表の場を提供するなどの支援することにより、さらなる技術の向上、あるいはその製作意欲の向上に役立てるとともに、またこれらの方々 の力をおかりして子供たちの情操教育、文化面の向上、あるいはその観光客が参加するイベント、例えば、ときがわジュニアアート展とか、これはまだあくまでもアイデアの段階ですが、ときがわ陶芸コンクール、ときがわ芸術家作品展、埼玉県近代作家アート展、全国工房の書道展などの展覧会、発表会の開催などを通じて、自然を求めるだけではない観光客の誘致に役立てていくことが重要なことと考え、そのための拠点としての位置づけもしたいということであります。
  当然、別途説明してあります経済波及効果の中には、こういったイベントの参加人数及びその波及効果については積算しておりません。
  それから、あとはカルチャーセンターの中にもありますが、これは現在のところは公民館活動とは競合しない形での魅力あるカルチャーセンターを併設して、住民との生活の質の向上を図るというアイデアは出されていますが、具体的な詰めはこれからしていきたいというふうに考えています。
  続いて、美術館運営のスキームについては、今説明したことと重複いたしますが、美術館にはときがわ町立金田石城美術館の名称を冠したいというふうに考えております。これは、この理由は、金田石城氏は将来ときがわ町内にアトリエ、住居を含むを設け、ときがわ町を公の拠点とするということが予定されていること。それから、あとはときがわ町の観光開発に資するために、美術館に利用者や住民が気軽に立ち寄れるカフェ、それから、ときがわの木とか、そういったものを使った商品の販売所、それからカルチャーセンターを併設するということであります。
  次に、これもご説明しましたけれども、何のために美術館をつくるかということでありますが、これは、ときがわ町を訪れる観光客は年々増加し、年間100万人も間近になってきた。しかし、現状の観光客はときがわ町の自然と個展の吸引力によるもので、観光地の形成時の集客パターンとなっております。あるレベル以上の観光地を目指すには、やっぱり核となるものが必要ということで、そういう面でこの美術館を核として位置づけたいということであります。
  ときがわ町には、自然と木の文化があり、また地元の芸術家も多数存在しております。そういった面で、先ほど申し上げましたように、地元におられる芸術家の方々の活躍の場を提供し、全体としての底上げといいますかね、そういったものを図りたいということであります。
  現状では、また一方で観光行政といいますか、観光の外への発信という面でありますけれ ども、ときがわ町の観光は、役場内も地域的にも、必ずしも残念ながら統一されておりません。問題意識を持っておったんですが、ときがわ町へのしたがって経済効果も限定的になっております。
  今後のときがわ町にとっては、観光戦略を一本化し、また総合的にプロデュースすることが必要で、その拠点としても、美術館の設立は有効と考えると、こういうことでご提案をいただいております。館内には、そのためのデザインセンターも設置したいとの考え方が示されています。
  また、なぜ金田石城美術館なのかということでありますけれども、美術館は確かにそれ自身で収益を出せるものではなく、美術館を中心とした地域の文化活動への貢献、あるいは観光客誘致による経済効果、町のステータスシンボルと総合的にその効果を評価する必要があります。
  これは後ほど申し上げますように、経済効果についてもちょっとご説明したいと思いますが、多くの自治体は、美術館の多額の建設コストで断念したり、あるいは建築ができた自治体も、完成後は作品の購入資金、それから運営のノウハウ不足、それから長期ビジョンの欠如で年々来館者等が減少して大きな赤字を抱えているというのが現状です。
  建設コストの次に問題となるのが展示作品であります。定期的に入れかえないと飽きられてしまうために、設立時の作品購入だけでなく、継続して購入する必要がありますが、このときがわ町の美術館の場合には、遊休施設の改築で足り、建築コストは約10分の1ぐらいであります。鳥取県境港市の水木しげる記念館、これは市で建設しましたけれども、約4億8,000万円ほどかかっているそうです。それから、展示作品の購入は、先ほど申しましたとおり不要で、金田先生の作品を当初2億円相当を超える作品の寄贈と、その後の創作作品、毎年100点を超える作品を寄贈され、さらに他の美術館所蔵の金田先生の作品の展示等が実施でき、多額な経費は必要ではない。
  また、ときがわ町を制作の活動の拠点とされること、それから金田先生の人脈は今後活用できることから、単なる町立美術館ではなく、金田石城先生の名を冠した名称にしたほうがメリットが大きいと思います。これは、この例は後ほどご説明をさせていただきます。
  それから、今回展示する美術館についての説明も少ししますけれども、それ以外の事業の概念についても、若干触れておきたいと思います。
  附帯事業としては、カフェ、2階のオープンスペース、きのう見ていただいたテラスの部分でありますけれども、観光客だけじゃなくて、地元住民も気軽に利用できるカフェとして やっていく。カルチャーセンターについてでありますが、地元住民、地域周辺の住民に対し、公民館活動にはなく、地域ではなかなか受けられない講座の開催、あるいは地元の子供に対する無料の体験講座の開催を行うということで考えております。
  また、物産販売でありますが、ときがわ町の物産の開発拠点とアンテナショップとしての位置づけもしたい。また、将来のときがわ物産の開発を模索する場所ともしたいということであります。
  それから、デザインセンターでありますが、これは現在まだデザインセンターとして、年度当初から設置するわけではありませんけれども、提案があった事業として写真、ビデオ、これらの撮影とデザインを一括して行い、ときがわ町のPR資料のデータを作成し、ときがわ町のいわば発信をより効果的なものにする。あるいはその美術パンフレットのデザイン、物産品のデザインとのデザインとのこのセンターともするというようなことが一応考え方として示されております。
  それから、費用、収支の概要についてでありますけれども、保健センターの改築費用を今回ご提案をさせていただいております。それから、寄贈作品の額装による費用、額装は従前は1つ当たり5万円かかっているということでありますが、それで単純に計算すれば1,000万円になりますけれども、額装はときがわ産の木材を用いて、できればときがわの中で生産もしてもらうということで、これに直ちにそれが経済波及効果としてつながるということも期待しております。
  それから、開設準備、直ちに4月からもし開設いたすとすると、その前の準備がありますので、開設準備にかかる費用を200万円程度、それから、美術館の収支でありますが、企画展、有料の入館料がありますけれども、入館料で作品を外の美術館から借りてくる作品レンタル料を賄うということであります。それから、支出は財団の運営委託料として、つまり指定管理としての委託する財団への運営委託料として支出、デザインの人件費を含めて約3,000万円ということであります。これから中身について精査をしていきたいというふうに思っております。
  また、カルチャーセンターについては、その収入をもって、つまり受講料をもって費用に充てるということで、ここでは持ち出しをしないという経営にする予定であります。
  それ以外に、物理的な美術館の維持管理費等として、大まかな計算でありますけれども約500万円程度かかるのではないかというふうに考えております。
  続いて、経済波及効果でありますけれども、これは直接的な経済効果、つまり美術館の利 用に伴う経済波及効果だけをとりあえず出しています。いろいろなイベント等による波及効果は導入しておりません。常設展については、1日25人で年間、祭日等を除いて300日ということで7,500人、企画展については7回、4回有料なもの、3回無料なものということでありますけれども、1日100人として1カ月、企画展の期間掛ける7回として2,100人、合計2万8,500人、その他講座利用者として300人想定して年間で2万8,800人として積算しております。
  ここでの経済波及効果は、1人当たり1,200円といたしておりますけれども、これはときがわ町における入り込み客1人当たりの消費額でありまして、これだけの客の流入をどれだけときがわ町でその消費をふやせるかということは、これからの課題で、これだけのことを入ってくることを見越して、今後、商工会とも詰めたいし、また魅力ある物産品の開発をして1,200円を超えるお金をときがわ町で起こすきっかけ、起爆剤としたいというふうに考えております。
  それから、今後の予定でありますけれども、美術館の開設日は24年4月8日としたいと考えております。
  なぜ金田石城先生なのかを認知してもらうために、この11月3日にときがわ町の文化祭がありますけれども、このときがわ町の文化祭で金田石城氏に書の実演をしていただき、また子供たちとともに太筆による書を書くイベントを実施する予定であります。
  それから、補足的な説明をさせていただきますけれども、美術館のねらい、目的ということをもう1度確認をさせていただきたいと思います。つまり、寄附を受けた作品等を展示するだけの美術館ではないということ。毎年3,000万円を超える運営費がかかるという点を言われていますけれども、先ほど言いましたように、設立に寄附される書、絵、それから画集、着物等の総計177点、現状の販売価格で2億数千万円の作品だけでなく、その後も寄附される作品で、変化のある飽きさせない美術展示ができるという点であります。
  それから、2番目には、町内の文化人の力をおかりして、それによる文化の発表の場を提供するなどの支援をすることによって人材を活用したい。その活用をして、子供たちの情操教育とか文化面の向上等を図りたいということであります。
  それから、3番目は、これら地元の方々の文化活動をされている方々の活動を支援する場を整理することによって、ときがわ町をそういった芸術家を大切にする町として発信でき、芸術家の転入のパスポートにもつながる。また、ときがわ町のステータスのアップも期待できるのではないかというふうに考えています。
  それから、毎年3,000万円の運営委託料は大きいと言われるかもしれませんけれども、それがもたらす政策的効果、経済的波及からも考えていただきたいということであります。公共交通の整備、あるいは観光施設の整備、地域集会所の整備等のどれをとっても、それ自体で費用を収益で賄うことを目的としたものではなくて、住民の方々の生活の利便、あるいはその観光客の誘致などの効果をねらった施策であります。
  また、経済的、経常的経費がふえるのではないかとの経費の性質を言われるのであれば、今申し上げた公共交通網の整備による経費もまた経常的な経費であります。
  美術館来訪者の増加は、必然的にときがわ町の来訪者に滞在期間の延長をつくり、それがさらなる経済波及効果をもたらすとともに、今まで申し上げましたとおり、単なる美術館ではなく、観光振興、ときがわ町の発信、文化の振興、さらには魅力あるまちづくりによる人口減少に対する歯どめ効果などが期待でき、これらは金額ではなかなか換算しにくいですけれども、これからのときがわ町の発展に大いに資することになるというふうに考えております。
  それから、特にこれは強調させていただきたいのは、何よりも子供たちのためにということであります。金田石城先生が特に大事にしたいと考えているのはこの点でありまして、現代の忙しい中にあって、子供たちに日本の伝統文化である書を伝えたい。どうしたらうまく伝えられるかと、形式にこだわらず自由に書く、心で書く、楽しんで書く、そして書は生き物である。これが、金田石城先生が書にパフォーマンスを取り入れた理由だそうであります。美術館を拠点として、こういったことを子供たちに伝えたいと、これが今回の提案の大きな動機だそうであります。
  また、ときがわ町の豊かな自然とともに、子供たちが自分たちの書道や陶芸などを通じてかかわった美術館があるんだということ、公立では数少ない美術館がときがわ町にあり、美術館でいろいろな作品を鑑賞でき、またみずから作品づくりを体験できる場があるということ、これがどれほど子供たちにとって貴重なものであるかということであります。ふるさとに対する思い、愛着、誇りをさらに強く持っていただくこと、これがこの美術館を設置をする大きな理由であります。
  それから、もう1つ例を出させていただきますが、これは議員の方々もご存じだと思いますが、長野県北安曇郡松川村という人口約1万人の自治体がございます。これはときがわ町の議会運営委員会で視察をされたということでありますけれども、ここには1997年の4月に開設した絵本作家、これは私もよく知っているんですが、元衆議院議員の松本善明さんの奥 さんですね、故いわさきちひろ氏の作品を展示する安曇野ちひろ美術館と、もう1つ、これは安曇野を愛する美術芸術家たちの作品を集める信濃松川美術館の2つの美術館がございます。このうち、特に安曇野ちひろ美術館は、長野県の新名所として県内外から多くの人を集めております。また、信濃松川美術館、これは水森亜土というやはり作家なんですが、常設展示をしているところでありますが、これは多くの芸術家たちを松川に引き寄せる大きな役割を果たしている。つまり、多くの住んでいる美術家の展示をそこで行うための美術館ということで、多くの芸術家たちを松川村に引き寄せる大きな役割を果たしていると聞いております。松川村といわさきちひろ氏との縁は、氏の両親が信州で生まれ、戦後開拓農民として暮らしたというだけの縁でありますが、それを活用して、隣接する安曇野中央公園も村で設置して多くの観光客の誘致、あるいは町の、村の名前を外に発信しているという例でもあります。
  それから、なおこの施設の運営管理についてでありますが、平成23年中に、この12月までに設立予定の仮称でありますが、金田石城芸術装備一般財団を指定管理者として指定の期間、いろいろ考えましたけれども、3年で委託したいというふうに考えております。
  したがって、この3年間に設置した目的が十分果たせなかった場合、あるいはその後も果たせる可能性がないという場合は、指定を打ち切ることはもちろん可能であります。
  したがって、ご心配のように、運営費を町が将来にわたってずっと継続して負担になるのではないかということは要らないということであります。
  この財団の評議委員として、作家の森村誠一氏、また日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎氏、それから、先ほど触れました電気量販店のコジマの会長の小島章利氏、それからラスクのガトーフェスタ・ハラダの会長の原田真一氏が就任予定でありますけれども、これらはいずれも金田石城氏の才能を愛し、懇意にしている方々であり、このようなことからも、金田石城氏の人物の信頼性と発信力、人脈の豊富さをうかがい知ることができるというふうに考えております。
  それから、金田石城先生の作品の文化性、芸術性の問題、これは文化論を別にここで論議することだけの能力を持ち合わせておりませんけれども、現に活動されている芸術家であり、その芸術性については、さきにご紹介したとおり、日展等々で一定の社会的評価を受けて、一定の評価を得られている方だと思います。
  また、展覧会等で作品をじかに見させていただいた限りにおいても、十分見る価値のある魅力的な作品だということであります。
  また、作品はもとより活動状況、知名度等を総合的に考えて、ご寄附いただく作品だけで常設展示ができることが最大のメリットであり、それ以外のまちづくり、商品の外への発信等については、そういった個人の力ではなくて、そういった知名度を活用して我々が発信していくということが大事だというふうに考えています。
  以上で補足説明とさせていただきます。
  それから、続いて、あとやっぱりご心配でこういうご意見があるようです。つまり、個人に依拠した美術館が脆弱ではないか、こういうご指摘が一部ございました。文化とは外から著名な方を招聘してつくるのだろうかというご主張でありますが、これは文化をつくろうなんていうことはどこからのそういう理解が出てくるのかよくわかりませんけれども、我々が考えているのは、石城氏の能力を、発信力を活用させていただいて、ときがわ町の文化の振興や多くの在住する芸術家、また地域の人材をもっともっと活用したいということであります。その地域に根差した文化の存在を軽視しての文化振興という主張についても同様であり、外からの人材を活用するということによって、地域の文化を軽視することにつながるのかということであります。文化の振興は地域に現存する文化を尊重することがなければ図れないと、これは自明の理だろうというふうに思います。
  それから、もう1つ、石城氏が町とは縁もゆかりもないとのご主張があるようでありますが、石城氏が同じ埼玉県内に居住し、これらの活動の拠点としてときがわを選択されている。アトリエと居住施設をときがわ町にと考えていること。それから、また今回の、みずからの作品を寄附の上、作品の展示を希望していることは、町と縁もゆかりもないとの一言で否定できるでしょうか。例えば、アンパンマンのやなせたかし氏の高知県香美市、ゲゲゲの鬼太郎の鳥取県境港市は、確かにいずれも父方の実家であります。お2人の出身地ではあります。しかし、早くから東京に出て芸術活動をされたのは都内であって、生活の本拠を、人生の大半は地元ではなく都内であります。地元出身で著名だからということで、これをまちづくりや町の知名度アップに活用したのは地元であります。そして、近年のブームがあり、町のイメージアップや地域振興に大いに役立っているという成功例であります。
  さまざまな自治体が、ときがわ町ももちろんでありますが、現在まちづくりや地域振興、また観光振興にしのぎを削っております。創意工夫を凝らし、いろいろと努力されていますけれども、今回の申し出は、私は願ってもないチャンスととらえております。
  最終的には、石城氏の今回の提案を活用し、石城氏の知名度や人脈、作品等を通じ、ときがわ町の発展にしっかりとつなげることができるかどうかは、我々の責任であると考えてお ります。まさに、我々の取り組みだというふうに思います。
  また、70歳という年齢、健康等々のご心配があるようでありますけれども、数々の賞を受賞され、実力的にも、また社会的にも一定の評価がなされているからこそ、マスコミ、マスメディアでも取り上げ、またファンの方がたくさんいらっしゃる。お人柄についても、お会いすればすぐおわかりになると思いますが、だれに対しても気さくで偉ぶらず、思いやりのある方だというのが多くの方の評価であります。
  年齢の問題について申し上げれば、ちなみに、水木しげる記念館の設置は氏が81歳のとき、また、やなせたかし記念館の設置は氏が77歳のときであります。
  それから、もう1つ、いろいろ経済波及効果の問題でありますけれども、これはよく福祉との経済効果云々というふうに言われるんですけれども、経済波及効果というのは、ある事業ではとかサービスが投入された場合、町で例えばある事業を起こした、あるいはサービスを投入したという場合に、どれだけの波及効果があるかというのは、一定の計算方式でできます。特に、今までは公共投資が、経済波及効果が大きいと言われていたんですが、昨今、当然のことながら、福祉、社会保障サービスの割合がふえていくと、これから減ることはなくどんどんふえていくということで、福祉医療サービス等をいかに地域の経済発展、あるいはこういうソフトに生かしていこうというのは大変大きな課題だというふうに我々も認識しています。また、取り組む必要があると考えています。
  ただ福祉サービスの充実を図れば、それは直ちに定住率の向上であるとか、あるいは雇用拡大の経済波及効果が得られるかというと、事はそれほど簡単ではないというふうに思います。例えば、ある産業活動があった場合に、原材料を調達するとか、そういった格好で、あるいは別の下請に発注する等々によって他産業へ波及する効果があります。人のサービスにかかる影響は、そういった効果は非常に小さい。例えば、公共投資で言いますと、通常は1.78、つまりある1単位1つの投資をした場合にそれがどれだけの波及効果があるかというと1.7幾つぐらいの波及効果があるというふうに言われております。それに対して、福祉社会保障サービスについては、そういった効果については1.24ぐらいというふうにも言われております。ただ社会保障サービスの2次的効果、これは所得に回される比率が高いんですね、ほかの公共事業に比べて。所得に回される効果が多いので、2次効果としては期待できると。雇用創出力も期待できるということであります。
  ただ問題は、雇用創出力、社会福祉、社会保障サービスの経済効果というのは、狭い地域ではなかなか効果が得られない。つまり、経済というのは一定の広がりの中で完結している わけで、ときがわ町という狭い地域の中では完結しておりません。したがって、その生み出した所得とか、生み出したその所得をいかにしてときがわ町に落とすかという工夫が必要になってくる。それが、十分検討しなければならない課題だと思っていますし、今回のことも、それだけのたくさんが来られる方々をいかに地域でお金を落としてもらうかということも、商工会とかいろいろな方々と協議して仕組みづくりをやっていきたいというふうに考えております。
  それから、国でも、近時になってやっと財政化率とか少子高齢化、それから日本が抱える諸問題の解決を通じながら、そこから新たな需要や雇用を創出して経済成長につなげていこうと、単純な公共工事だけでは無理だという認識を最近やっと国のレベルでも出てまいりました。というように、その点申し上げましたけれども、その問題と今回の構想とは別で、町として取り組むべき政策課題というのは、福祉もあれば医療もある、やはりそれだけではないのであります。
  美術館の運営は委託料が負担となりますけれども、福祉サービスの充実は云々というようにご指摘もありましたけれども、これは今申し上げましたとおり、委託費とサービスの比較はできないですね。要するに、委託費はコストであります。つまり、福祉に伴うコストと福祉の伴うサービスによる経済効果、それから運営費の委託料はコストであります。そのコストによって得られる効果、利益は何かということでご議論をいただきたいというふうに考えております。
  あと比較するのであれば、3,000万円しか予算がない場合に、どちらを政策として優先させるかという場合については、この福祉の需要と今回の美術館の運営という比較はできますけれども、今回のケースはそれが当てはまらないのではないかということであります。
  以上、ちょっと長くなりましたけれども、極力ご理解いただけるようにご説明をさせていただきました。よろしくお願いしたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  13番、岩田議員、よろしいですか。
○13番 岩田鑑郎議員 大変懇切丁寧に説明していただきましてありがとうございました。
  それについての、また質問はよろしいですか。
○増田和代議長 いいですよ。
  暫時休憩いたします。
  再開は10時45分。よろしくお願いいたします。
                                (午前10時31分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時45分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 質疑ございませんか。
  6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 副町長の懇切なる説明大変ありがとうございました。
  でき得るならば、全協のときにそれをやっていただければありがたいなと思いました。大分疑問点は解けましたが、私は貧乏性で心配性で審美眼もございません。そういった観点から幾つか質問させてもらいます。
  まず、この作品のことですが、これはいわゆる本人評価ということでありますが、これは第三者の評価なり何なりを取り入れないのかということと、寄贈品リストですね、それは見て確認をしたのか、私なんか見ても確かにわからないかもしれませんが、町長なり、副町長なりの審美眼がある方が見れば、やはり我々とは違って感覚を持つということは承知しております。
  それから、作品が過去に美術館に買い上げられたことがあるのかという関係をお聞きしたいと思うんです。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、答弁申し上げます。
  作品の価格については、当然のことながら本人の申し出額です。なぜかと言いますと、これは当然鑑定とか第三者評価の場合については、購入する場合ではあれば、私は不可欠だろうと思います。今回は無償で寄附をされるということですので、逐一その価格について問いただすというところまではやっておりません。
  ただほかのところで買い取って展示されているものも見てきましたけれども、具体的には原田さんという高崎にあるガトーフェスタハラダというお菓子の会社でありますけれども、それが個人で購入された総額、それか展示されていた作品を見ても、非常に感慨深いものだと、迫力があったということは間違いないでございます。
  また、現に先ほど言いましたように、いろいろなところで賞をもらって、しかもいろいろ 購入されているということからすると、やはりそれほどそれが例えば半分しか価値がないからどうこうという話ではないだろうというふうに思います。
  あとのご質問は。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 もう1つの質問ということは、美術館で買い上げられたことはあるか。
○関口 章副町長 それはちょっと聞いておりません。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 わかりました。
  確かにこういった作品というのは、評価は非常に難しいということは承知しております。三栖右嗣さんの作品も、そう言っては申しわけないですが、大体故人になったときに評価がある程度出てくることは、私は承知しております。それながら、やはり本人評価だけで2億何がしというのも、非常にアバウトで、ある意味では担保をとったような説明を、前回の全協では説明いただきましたが、少なくともこれがどのくらいであるかということは、本人評価でなく、業界なり何なりに調べる手だてというのはないんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 私も専門ではございませんけれども、やっぱり鑑定家に鑑定を出すということは膨大なお金がかかるんです。これは当然のことながらそれぞれ専門家で。したがって、それだけのコストをかけても購入するという場合について、ほぼ鑑定を受けているということだと思います。
  そういう面で、今回について、果たして第三者の鑑定を受ける必要があるかどうかという点については、私は必要ないだろうというふうに思います。
  つまり、社会的にも一定の評価を得、また一定の社会的信用も得、また名も知られている方の作品ですから、そのことをそれを担保として売ったりなんかする場合の問題なら別ですけれども、展示して皆さんに楽しんでいただこうということですので、価格の問題は私は抜きにしていいだろうと。ただ寄附する以上は何らかの価値があるということですので、とりあえず本人の申し出額というか、売る場合の額を表示させていただいている。本人の言によれば、今まで売られている価格からすれば、かなりかたい額だというふうに主張されていると、こういったものを信用しております。
  以上です。
○増田和代議長 再々質問で。
○6番 野口守隆議員 確かにわかりました。
  私は是非これは過去に作品を美術館から買い上げた例があるかというのは調べていただきたいんです。それともう1つは、今言ったとおり、確かに評価は難しいというのは承知しています。今のお話ですと、いわゆる美術品、寄贈品よりか、いわゆる観光なり何なりのほうが効果があるというように解釈してよろしいわけですか。
○増田和代議長 関口副町長。
○関口 章副町長 観光といいますか、要するにそれを核としていろいろな文化振興であるとか、あるいは観光に結びつけるとか、あるいは来た人に対して商品を提供できるシステムをこちらでつくるとかということで、経済波及効果も大きくしていきたいというのがねらいです。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 先ほど副町長のほうから言いましたように、では何のためにというときに、子供たちのためとか、それと地元の陶芸家なり書家なり、いっぱいいるんですね、リストに挙げてみると。そういう人たちの、今までは活動する場がなかったわけです。個々だったんです。ですから、そういう人たちの活動の場をここに設けてやるいいチャンスだということでやっている、その辺のご理解をいただきたい。
○増田和代議長 再々質問で。
○6番 野口守隆議員 わかりました。
  今言ったとおり、是非そういった効果が上がるように期待しまして、この作品の関係の質問は結構です。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 2番、小島です。
  歳出の質疑ですよね、12ページです。12ページ上段、バスの補正のことなんですが、本庁舎にバスが乗り入れるということで、バス停の新設等で補正を組まれておるようですが、私の住む五明から小川方面の地域の方々が、小川町までのバスを日赤を経由せずに、朝の忙しい通勤・通学時間だけでも行っていただけないかというふうな要望もあるんですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 小島議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  今回、本庁舎乗り入れに際しまして、庁舎があいている時間ということで朝8時半以降を乗り入れるということで、それ以前の便は嵐山の駅のほうへ直行するという予定にしております。
  小島議員ご指摘の小川のバス路線につきましては、すべて日赤を経由して現在行っております。朝の時間帯だけでも駅に直行できないかというご質問ですが、イーグルバスとも協力いたしまして、朝の時間帯、この辺について、日赤へのご利用のお客さんがどのくらいいるか、その辺の実態を調査をさせていただいて、協議会のほうで検討をさせていただきたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 是非ひとつ積極的にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 10番、野原です。
  3点ほどお願いいたします。
  初めに8ページ下段のほうなんですけれども、都市計画基礎調査委託金106万6,000円、ちょっとこの内容についてお伺いしたいと思います。
  それから、18ページの、これも下のほうで、防災対策事業の自主防災組織補助金のところなんですけれども、今回組織がふえたということでどのくらいふえて、今全体で幾つになっているのかお伺いしたいと思います。
  それから、18ページ、この美術館の設置について伺いたいんですけれども、実際この今回の改修工事とはまた別に、今後、先ほど副町長のほうのご説明にもありましたように、運営費等が当然絡んでくる問題になってくると思うんですけれども、今後12月補正かどこかで出てくるんではないかなと思うんですけれども、今回この美術館構想について、本当に議会との協議のやりとりが大変短かかったと、もう少し早目に説明等を皆さんにしていただければ、そういったいろいろな誤解も解けるものも多いんじゃないかなと思うんですけれども、そういった中で、今後そういった運営に関するものについての協議、これを事前に今後やっていただけるのかということと、金田石城氏につきましては、こうやって資料等を、それから、 副町長と町長とのご説明の中で非常にご立派な方だなということは認識できるんですけれども、実際本人を知らないんですよね、我々は見たこともないし、そういった中で、議会としても、やはりこういった重大なものについては、本人の先生、石城氏本人からいろいろ構想等についてのご説明が聞けるようであれば、是非、11月にはときがわ祭にお見えになるということなんですけれども、そういったことでなくて、議会とのそういった場を持っていただければ、非常に助かると思うんですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。
○増田和代議長 1点目、ページ数8ページ、都市計画基礎調査委託金について答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、野原議員のご質問にお答えさせていただきます。
  こちらの7、8ページに記載してございます都市計画基礎調査の委託金でございますけれども、こちらは当初予算に都市計画の基礎調査、業務委託料ということで443万1,000円計上させていただいております。今回、県から委託料ということで106万6,000円が交付決定がございましたので、計上させていただいたものでございます。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 すみません、ちょっと聞き取れなかったんだけれど、内容について、これは今後どういったものに使用するのかお伺いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、こちらの都市計画基礎調査でございますけれども、こちらにつきましては、都市計画に関係します調査をおおむね5年ごとに実施しているわけでございます。
  内容的には人口規模、それから産業別分類別の就業人口だとか市街地の面積、それから土地利用、交通量、その他について調査をしまして、今後の都市計画に生かしていくためのものでございます。
  以上です。
○10番 野原兼男議員 結構です。
○増田和代議長 2点目、ページ数16ページ、自主防災組織が何か増加しているということなんですけれども、その辺について、小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、野原議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
  自主防災組織の設立の関係なんですが、現在の自主防災組織は9月1日現在ですと41団体、47行政区に設立させていただいております。これは皆様のご協力によりまして、大幅に22年、23年と伸びている数字でありまして、もう少しで100%ということで、それを目指して今取り組んでいただいているところでございます。パーセントでいくと90.7%になると思います。
  昨年の22年12月現在ですと11団体ですので、30団体ほどふえているということでありまして、予算の中では、25団体分の活動費、それから設立支援といいますか、資材費等の予算を組ませていただきまして、そういった形で団体数がふえましたので、今回につきましては、資材関係で24団体分、それから活動のほうで23団体分の補助ということで、予算のほうを見込まさせていただきまして、補正予算のほうを組まさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○10番 野原兼男議員 結構です。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  3点目、ページ数18ページ、美術館の設置ということで運営費、また運営の協議をしてもらえないかとか、あともろもろありましたので、答弁をよろしくお願いいたします。
  関口副町長。
○関口 章副町長 全部答弁をフォローできるかよくわかりませんけれども、まず、もっと早く議会というか、そういったところに示せなかったのかという点についてでありますけれども、これは冒頭、やはり4月8日に初めてお会いしていろいろな構想が提示される中で、やはり我々として責任を持ってやる以上、どんなアイデアの中で、果たしてときがわ町で具体化できるか、どうしたらときがわ町の、先ほど言いましたように、地域振興とか、そういったものに生かすことができるかという中で、かなり企画の案についても五、六回ほどすべてゼロにして、白紙に戻して検討しています。
  というように、案として自信を持って提示できるところまで詰めるという中で、例えば最初の段階で考え方だけがひとり歩きしてしまいますと、やはりこれは相手のあることですし、なかなかまとまる話もまとまらなくなるということと、それから、我々としてもまだ納得してないことについて、とても皆様にお示しすることができないというようなこともありまして、それから、先ほど冒頭でご説明したような、非常にデリケートな問題もありましたので、今回になったということで、その点はひとつご理解いただきたいと思います。
  なお、知らないというお話でありますけれども、これは確かにすべて知っているわけではなくて、先ほども言われたような方に、いろいろな著名人の知名度を活用した施設について も、すべての方が全部知っているわけではない。まして人柄までわかっていないということでありますが、今後こちらで来られるので、先ほどのじかに考え方を聞きたいという点については、ここでは確約できませんけれども、その旨お話をしてみたいというふうに思います。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 この構想につきましては、当初4月8日からということで、議会についての提示がおくれたといういろいろな事情については理解もできるところではございますけれども、そういった中で、仮にこれが今回議決されたということになれば、やはりそういった中で、今後ときがわ町としても、こういった大きな事業として石城先生のほうへ委託するわけでございますから、そういった中で、やはり石城先生本人から、そういった構想等を是非聞かせていただきたいということを是非お願いしたいということでございます。
  これは是非お願いして、あと先ほど言いました、もう少し今後補正予算に出てくる、そういったものについて、できればもう少し回数を持った中での協議をさせていただければと思いますので、その辺もう1度ご回答いただければと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 この石城先生は、話をしてくれと言えばしてくれると思いますけれども、芸術家ですから、書を見てもらうのが一番だと思います。それが一番だと思います。話もしてくれると思いますけれども、言えばね、大丈夫です。
  我々がこれだけ詰めてきたのは、こういう問題というのは非常にデリケートなんですね。先ほど副町長が言ったように、何か変なふうに漏れて、先生のほうに伝わると、そういう町じゃ私は行かないと、ほかに行っちゃいますという可能性もあるかもしれないと、そういうことで、どちらかというと、大事に進めてきたということであります。
  私も、そういうことでいろいろ苦労を、可決したやつがだめになったり、カインズホームがだめになったり、そういう議員さんの動きによって、そういうこともありますので、申しわけなかったんですが、今回しっかりと本当にきっちりまとまってから出させていただいたということでありますので、よろしくお願いします。
○増田和代議長 関口副町長。
○関口 章副町長 大事にしてきたというのは、当然施策の中身については、行政としてできることとできないことがあるのと、やはり役所の論理に従っていただかなければならないと いうことで、かなりシビアなご意見も申し上げました。そういうこともご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 明快にちょっと回答いただけなかったんですけれども、今後のそういった協議事項、そういったものについて是非お願いしたいということなので、その辺がどうしていただけるかということ。
  それと先ほど言いましたけれども、いろいろそういった芸術家というと、そういった難しい面もあるのかなと思うんですけれども、やはりときがわ町としては、これは大事業の1つなんですね、将来を担う。ですから、そういった中で、議会が本当に、町長は作品を見ればいいと言うけれども、そういった中で、我々としては、構想について、やはりそういった講演とかそういったものを是非してもらうのが一番いいんじゃないかなと思いますので、その辺もう1度お願いしたいと思います。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 野原議員の言うことよくわかりましたので、そういう形でやりたいと思います。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 9番、鳥越でございます。
  2つばかり質問をさせていただきます。
  16ページなんですが、地籍調査費の中で業務委託料199万5,000円、これは境界が破損しているということだったんですが、この境界の破損というのは非常に大きな問題で、これの破損の原因とどのような状況であったのか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
  それともう1つ、一番最後の下の教育費の中で加湿器を各教室にということでしたが、これは各教室全部か、それとも特別教室まで全部、少し入れるのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 1番目、ページ数16ページ、地籍調査のことについて答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、鳥越議員のご質問にお答えさせていただきます。
  まず、こちらの地籍調査の今回の委託費の増に伴います、そのくいの破損の原因というこ とでございますけれども、旧都幾川村の明覚地区の道路台帳、こちらのほうを平成2年に整備いたしまして、そのときに道路に関するくいを埋設したわけでございますが。それから二十数年たちまして、主に農業機械の大型化、それから若干の開発関係も影響したのかと思いますけれども、そういう中で、くいのほうが大分破損いたしまして、今回予定しておるのが、測量しまして、そこにくいを戻すのが200本、それから測量しないでくいのみを入れるのが50本予定しておるんですけれども、大分当初そこまでは大丈夫かなと思って、本郷地区の予算を組ませていただいたんですけれども、境界を確認している中で、大分破損が多いということで、今回計上させていただきました。
  以上です。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 わかりました。大型機械によるくいの破損は結構あるんですが、いわゆる農業機械の大型による破損というのは、非常に結構多いものですから、その辺の注意の促しは過去にしたことがございますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 くいの破損等について、過去には啓発等は行ってはおらないと思います。
  また、今後そういう形で費用もかかってくる問題でございますので、また大事な境界でございますから、その辺は大事に取り扱っていただきたいということで啓発を図ってまいりたいと考えております。
○9番 鳥越準司議員 結構です。
○増田和代議長 2点目、ページ数16ページで学校用備品購入費、加湿器は特別教室も全部設置するのかということ。
○9番 鳥越準司議員 全部じゃなくて部門的にでも入れるのかどうかです。
○増田和代議長 部分的にも入れるのかというので、答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 お答えします。
  まず、加湿器というよりも加湿機能がついている空気清浄機ということですので、インフルエンザ対策ということで、例年木質化をしていただいておりますので、そういった影響もあって非常に快適に過ごしているんですけれども、さらにそれを補完する上で、加湿機能のついた空気清浄機を入れるということです。
  それで、台数につきましては、基本的には教室です。生徒が通常生活している教室、それにプラスしまして保健室と職員室ということで、全部で52台ということになっております。
  以上です。
○9番 鳥越準司議員 結構です。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 8番、野原和夫です。
  18ページについて、一番上の玉川小学校体育館のこの屋根の部分が道路に面していたという新たに登記委託料がありますが、その原因は今工事をやっている最中に新たに出たのか、前もってこういう違法的なものが出たのかどうか、違法というか、その道路に面していた問題、この点について説明をお願いします。
  それから、保健センター玉川分室の改修工事についてですが、私はどうしてもこの中の理解できない点は、全員協議会での1回の説明、この中でもう新たに事業が先行して補正が入っている問題、これはやはりもっとじっくりこういう大事な事業は説明を求めて、皆さんに理解を求めることが大事ではないかなと思います。この問題をどうして急いだのかどうか伺います。
  それから、この3,000万円のこの委託料については、どこの財源から捻出して払うのか、この点について伺います。
  それと、金田石城氏の1人のために、これだけの事業をするのは多く疑問を残し、私は問題だと思います。地元ではすばらしい芸術家もいます。そういう人たちを掘り起こしてこそ、地域の皆さんが潤いを、またそういうものを発展させるためには重要ではないかなと思います。そして、三栖さんの絵、岩田紅洋さんの書ですか、そういうものもあるんですよね。金田石城さんは先ほど副町長が言いましたけれども、安曇野ちひろ美術館のことも言いましたけれども、こういう美術館もじっくりねかして、この議論をしながらつくってきたと思うんですよ。1回の全協の中ですぐ予算化することはないと思います。この点について伺います。
○増田和代議長 1点目、18ページ、玉川小学校の屋根について答弁を願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 それでは、お答えいたします。
  玉川小学校の屋内運動場、体育館の部分ですけれども、屋根のひさしの部分が道路部分にかかるようになったということですけれども、いつの段階からとういうことははっきりはし ておりませんが、工事が始まる段階で、再度そのことが判明したので、ここで補正をさせていただいたということです。
  実際かかっている部分は、ガードレールよりも学校寄りということで非常に少ない部分なのでということで、実際に交通等の影響はないということです。
  以上です。
○8番 野原和夫議員 はい、ありがとうございます。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  2番目、ページ数18ページ、保健センターの玉川分室を有効利用ということで全体的によろしくお願いいたします。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、お答えをさせていただきます。
  どうして急いだのかという点についてでありますが、これは先ほど来ご説明しておりますので、それでご理解いただきたいと思います。
  それから、石城氏1人のためというご主張でありますが、これまた多くの方がご理解していただいているように、むしろ石城氏を、そういったものを能力とか、あるいは知名度を活用して、こちらが活用させていただくということで、ときがわ町のためというふうに考えています。
  中身については、子供たちとか文化人の方とか、そういったものを積極的に、その美術館の展示に参加していただくとともに、そういった力を結集したいということであります。ご理解いただきたいと思います。
○増田和代議長 あと3,000万円の費用の財源はということもあるんですけれども。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 野原和夫議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  3,000万円の費用が年々かかるということですけれども、財源的には一般財源になりますが、こういった芸術ですとか美術振興については、県のほうの特別交付税のほうの要望ができますので、そういったものにしっかりと要望して交付税を多く配分していただくように努力してまいりたいというふうに考えますので、ご理解をお願いいたします。
○増田和代議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 今、課長は県の特別交付税等を願うようなあれはもう100%確定的なものはないと思うんですよね。なかなか難しいと思いますよ、こういう問題は。
  それと今、副町長は全体的になぜ急ぐのかということは、前回説明したというけれども、どこの部分が急いだ説明なのか、私はちょっとわからないので、どういう点が急がれてこの事業を進めたのか、もう少しわかりやすく説明していただきたい。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 納得していただけるかどうかは、これは野原議員さんの問題でありますけれども、先ほどこの点についてはいろいろな方々からご質問があってご説明したとおりであります。
  それから、3,000万円の問題、特別交付税の問題でありますが、これは市についての特別交付税の算定は国であります。町村部については埼玉県であります。特殊財政需要に具体的に当たりますので、枠の問題についてはいろいろあろうかと思いますが、極力最大限得られるように努力してまいりたいというふうに考えています。
  以上です。
○増田和代議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 私は先ほどの質疑の中で、1回の説明で今回の補正を入れた原因というか、この中では、私はこういう動きは住民の中での理解は得られないと思いますよ。それで、やはりその中では、説明会の中で24年4月8日開設、もうこの基準までさえ示してやっているということは、余りにも無謀でやっぱり1回の説明でなく、もっとじっくり議論をしてこの事業を進めることが必要ではなかったのないでしょうかと思います。この1回の説明については、執行部は十分だと思っているんですか、その点伺います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 ものによってやっぱりいろいろあろうかと思います。ただ先ほど来申し上げているような理由で、1回の説明になったということでございます。
  以上です。
  ただし、本日についても、もう1度詳しくご説明をさせていただきました。
○8番 野原和夫議員 はい、もういいです。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 質問の数は多いんですけれども、まず10ページのところから、一番 上のところの財政調整基金繰入金、それから減債基金繰入金ということで、これについては、決算認定のところでも財政調整基金をある程度持っていたいということで理解はしています。この辺のまず年度末としてどの程度の財政調整基金が今のところ可能なのか、わからなければ仕方ないですけれども、どのくらい可能なのかお聞きしたいと思います。減債基金についても同じくです。
  それから、先ほど町立美術館のところで合併特例債を使うという話が出たんですけれども、ちょっと可能なのかどうか、その辺を2点目としてお聞きしたいと思います。
  それから、3点目として、12ページのところで地域福祉計画策定、これはもう当初予算ところから始まっているんですけれども、地域福祉計画の今の現状、ホームページを見てもどこにも出てこなくて、現状どういう形になっているのかなというのはちょっといろいろよくわからないところがありまして、どういう形で進めていて、現状としてはどの程度まで進んでいるのかお聞かせいただければと思います。
  その3点、まずよろしくお願いします。
○増田和代議長 1点目、ページ数10ページ、財政調整基金また減債基金、それの答弁をお願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 笹沼議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、基金の23年度末の見込みの額でございますが、財政調整基金につきましては、今回の補正で繰り入れを減額した結果、年度末見込み額が3億441万3,000円程度になろうかと思います。
  減債基金につきましては、取り崩し額をすべて減額してゼロにしておりますので、22年度末の現在高に利子の積み立て等を加味いたしまして、2億6,459万5,000円程度が見込まれております。
  合併特例債よろしいですか。
  合併特例債の関係でございますけれども......。
○増田和代議長 すみません、ちょっとよろしいですか。合併特例債はまた別個なんですよね。
  じゃどうぞ。
○11番 笹沼和利議員 はい、わかりました。
  毎年結構金額が変わってくるので、このぐらいであれかな、振興基金の積み立てとかありますので、トータルとして見ていく必要があるのかなというふうには思っています。わかり ました。これについては了解しました。
○増田和代議長 2点目、ページ数18ページの保健センターの玉川分室の改修のことについてのその合併特例債に充てることについてという、そういうことで答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 次に、合併特例債の関係のご質問にお答えをさせていただきます。
  合併特例債につきましては、ご案内のとおり、合併後の新町建設計画に基づいて事業をする場合に起債が認められるというものでございます。そして、新町建設計画の中に地域文化の創造というものがございます。この中で、新たな芸術・文化の創造を推進するという記述部分がございまして、こういった部分に該当してくるので、恐らく認められるんではないかということで、11月ごろなんですけれども、2次の募集がございます。そういった時点をとらえて、追加要望という形で出させていただきたいと思います。
  以上でございます。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
○11番 笹沼和利議員 いいです。
○増田和代議長 3点目、ページ数12ページ、地域福祉計画の実情、お願いいたします。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 笹沼議員のご質問にお答えをいたします。
  地域福祉計画の進捗状況、現状といいますか、それのご質問でございますけれども、まず、地域福祉計画のスケジュールについて申し上げます。
  当初は22年にということで予算計上しておりましたけれども、東日本大震災の関係で、3月に第1回目の委員会を開くということだったんですけれども、そちらがちょっと開けないような状況になりましたので、平成23年第1回が5月13日に委員会を開催をいたしました。そして、この内容については、委員さんの委嘱あるいは県から講師派遣をお願いいたしまして、地域福祉計画についてという説明をいただいたところでございます。
  続いて第2回を7月28日に開催をいたしました。その内容といたしましては、アンケートをとるということで、そのアンケートの内容について、役場職員で構成します連絡委員会というのがありますけれども、その中で煮詰めまして、7月28日に策定委員会のほうにアンケートの原案をお示しをいたしました。
  続いてこれは委員さん等のほうからもお話があったわけでございますけれども、8月30日に飯能市のほうで既にこの計画を策定しているということで、委員さん、それから策定連絡 会の役場の職員合同で先進地の視察を行ったところでございます。
  今までは、大体今お話したとおりの委員会の状況でございます。
  アンケートにつきましては、9月今月中に、一応とる予定でございます。その対象者といたしましては、保育園の保護者、それから小学校5年生、それから中学校2年生、それと75歳以上の高齢者、それから委員会の中でご指摘がありまして、40歳から50歳代の方の意見等も聴取したほうがいいだろうというようなことで、その方も含めたアンケートの調査を実施する予定でございます。
  今後につきましては、委員会につきましては、12月に第4回、それから来年2月に第5回を予定をしております。
  それから、策定連絡会の委員会については、第2回目のアンケートの集計が終わりまして、その段階、第4回の委員会の前に2回目を開催する予定でございます。そして、2月に第3回を予定をしております。
  それから、アンケートのほかに各事業所等のヒアリング等も予定をしてございます。
  それと、そのほかに地域懇談会ということで、各戸回覧ということで、こういう懇談会のチラシ、これを各戸に配布をして皆さんの参加をいただいて、貴重なご意見をいただいて計画に反映していくというようなことで考えております。
  それで、この中の懇談会の日程については、全部で9カ所を予定しております。この9カ所につきましては、当初は旧玉川、それから旧明覚地区、それから大野・椚平・西平地区の3カ所というようなことで考えてみたんですけれども、やはりそれですと余りにもエリアが広くなってしまうというようなことで、なるべく小さく絞った中でやったほうがいいだろうと。地域によって問題等もかなり違ってくる部分もございますので、この9カ所にしたということでございます。この9カ所については、選挙の投票区がございますけれども、その選挙の投票区ごとに実施をすると。最初に9月26日から玉川公民館を皮切りに、最後が10月27日、椚平文化センターにおいて開催を予定しているところでございますので、こちらについても、議員さんのほうから地区の住民の方にも是非積極的に参加するように呼びかけていただければということでございます。よろしくお願いをしたいと思います。
  それから、この計画につきましては、2カ年計画ということで平成24年度、来年度までを予定してございます。平成24年度につきましては、計画の策定、計画案の策定をする、それからそれに対するパブリックコメントの募集をして、おおむね12月ぐらいには策定を完了していければというふうに考えております。
  以上でございます。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございました。大体予定が見えてきてありがとうございます。
  ただ何というかな、いつもこれは気になるんですけれども、これは地域福祉計画だけではないんですけれども、なかなかどういう内容でやっているのかがよくわからなくて、できればきちんと、嵐山町ではちゃんと委員会の報告がホームページのほうに載っております。やはりそういうのは載っけるべきではないかなと前からもちょっと言っていたと思うんですけれども、やはり実はどういう話が行われてどういう形で進んでいるかというのが、町民の方々にもみんなわかるように是非やっていただきたいので、こういう委員会があれば、必ず記録はとっているはずなので、やはりそういうのは是非載っけていたただきたいと思っておりますので、これについては要望という形になるかなと思うんですけれども、よろしくお願いします。
  それから2点目の、今地域懇談会という形で開かれるということで、これ各戸に配布されて、例えば私は大野なんですけれども、大野じゃなくても、時間とかいろいろなのがあるので、ほかのところに行って聞くのもそれもオーケーということなんでしょうか、よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えをいたします。
  これについては、この9カ所のうち場所は指定してございませんので、どの場所でも結構です。
  それから、この懇談会の啓発については、各戸回覧のほかに、例えば保健センターですとか、そういったところでかなりの事業等もやっているところがありますので、そういった機会についても、こちらのほうで啓発をしていきたいというふうな形で考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 よろしいですか。
○11番 笹沼和利議員 はい。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 私は今回、美術館の関係のことで手いっぱいでほかの質問はないんですけれども、まず益子町に金田石城さんの美術館があったんですけれども、大分前に閉館されて、最近は取り壊されているそうです。塚本という窯陶所に併設する、益子町ですから。かま元ですね、そこに併設されたんですが、その辺の経緯はご存じなんでしょうか、それが1つ。
  あと今までも説明されていますけれども、なぜ金田石城氏なのかというのが今もって私は、個人名の入った美術館をつくるのであれば、他の芸術家でも入ってきていただけるんじゃないかというふうに思うんですよね、人脈と言いつつも、そのような方を呼ぶというのであれば、別にお金を出せば来ていただけるんではないかと思うんですよね、石城さんじゃなくても。ですから、その辺がまだ理解できません。
  そして、あと新町の建設計画で地域文化の創造ということで特例債をもらうということですが、今まで地域文化の推進ということでどのような事業があったんでしょうか。そういう土壌の中で、この美術館をつくりましょうという話になったのなら理解もできるところがありますけれども、私は決して地域文化の創造、例えば、地元の書家、陶芸家の参加を求め、地域の文化の振興を図るというのが構想の中にありますけれども、これは今までやったことはないのに、いきなり美術館をつくってそれをやるというのが理解できないし、カルチャーセンター、これは美術館をつくらなくてもそういうことはできるんではないかと思うんですよね。それこそが住民が汗をかいて生涯学習の観点からそういうことが必要だというのであれば、それはつくることにやぶさかではございません。確かに文化・芸術に目を向けていただいたということは大変ありがたいことなんですけれども、その辺はどのようにお考えになるのでしょうか。
  それから、総合振興計画のところ、観光振興計画、生涯学習振興計画の中に美術館構想というのが取り入れられてあったんでしょうか、3点お願いします。
○増田和代議長 ページ数18ページ、美術館関係について、関口副町長、答弁願います。
○関口 章副町長 それでは、順次ご答弁を申し上げます。
  まず、最初にご質問の益子町の石城美術館の問題でありますが、これは石城先生は、昭和16年にいわき市に生まれましたけれども、事情によって母方の実家である栃木県芳賀郡茂木町というんですかね、3歳のころ移って中学までそこで居住をされていた。また、親戚は同じ郡内の益子町にあるということから、自分にとってはふるさと的な町であって、茂木町、益子町にはちょくちょく足を運んでいたと。益子町長から昭和63年ころ、益子町の塚本豆腐 店という空き地に、一角に空き地にあって、地元出身の石城さんのギャラリーを設置してはどうかという話があって、豆腐店としても、観光バスによる集客にもなるということで、是非ということで、美術館というほど大したものではないけれども、建物を建てて、翌年の平成元年にギャラリーを設置したということであります。まだ先生も48歳と若く、それほど名も知られていなかったということ、入場料をいただく有料の施設であったこと、施設も自分でつくったこと、それから、観光バスの滞在も40分しかないことから、ギャラリーを見て豆腐を買ってもらうと、こういう相乗効果をねらうことが難しくなり、約9年間ギャラリーを開設したけれども、持ち出しが多く、豆腐店店主が先代から交代したこと等もあって、ギャラリーを閉鎖して、現在は建物もすべて解体をしているということであります。
  ご本人もこれでやはり青年では金の問題とか、そういう問題についても、まだ十分理解していなかったので、自分の美術展が展示できるということでやったけれども、そういった自分としてはうまくいかなかったことも、今後プラスに転化していきたいというお話を率直にされておりました。
  以上です。
○増田和代議長 副町長、すみません、1つずつお願いいたします。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 ときがわ町の美術館は、十分時間をとって見る時間を鑑賞してもらうというようなことに、駐車場は広いと、観光客も、観光バスも入れるということなんですが、それほどの集客、要するにそれほどの芸術性が金田先生に失礼な言い方になるかもしれませんが、集客ができるのかどうかとうのは私には疑問なんです。そういうことで質問させていただきました。いいです。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 2点目はちょっと私も記憶力が最近とみに悪くなって、2点目の質問はどんなことだったでしょうか。
○13番 岩田鑑郎議員 要は集客できる自信というか、そういうものがあるんでしょうかということなんですね。例えば経済効果として3,400万円の経済効果を上げておりますけれども、2万8,800人というのは、すべて町外の方なんですか、町内の方なんですか。1,200円を町内の方がこの美術館を見るという関係で、その経済効果があるというふうには理解できないんですけれども。
○増田和代議長 すみません。岩田議員さん、2問目の質問は個人名の美術館ならば、ほかの人でも呼べるのではないか。また、人脈を......。
○13番 岩田鑑郎議員 いいえ、最初の。
○増田和代議長 もう2問目に入ったんじゃないですか。
○13番 岩田鑑郎議員 そういう意味でいいです。
  だから、またもう1度するかもしれませんけれども1問目は結構です。2問目に入ってください。
○増田和代議長 答弁願います。
○関口 章副町長 2問目は、個人名をなぜ冠するのかということでしょうか。
  それは常設展についてご寄附、まず今回177点の展示をいただくとともに、また美術館の通常の運営に必要な継続的に展示できる1,000点を超える展示品を今後供給してご寄附いただけると、こういうことで、名を冠するのは確かに美術館、先ほど言いましたように、かなり知名度があり、またそれなりの評価を受けているということで、そういった知名度を町として活用したいということで個人名を冠している。単なる美術館では、やっぱり誘引力というものは弱いと。
  他の自治体でやはりやっているのは、町立でありながら、例えばアンパンマンミュージアムであるとか、水木しげる記念館とか、具体的な名前を冠しております。また、松川の美術館についても、水森亜土美術館というような格好で冠しているということからも、例がないわけではないというふうに考えています。
  今度次の質問に入りますね、とりあえずそこまでですね。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 十分理解はしておりませんけれども、要はほかの芸術家の方というのは、要するにこういう名前を、個人の名前をつけるから美術館をつくりたいから来てもらえませんかというような招請事業とか、そういうのは要するに検討委員会みたいなのをつくってやることはなかったんでしょうか、私はそういうことが必要ではないかというふうに思うんですよ。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 やはり地元にすばらしい人がいないかというか、いるんですよね。三栖右嗣さんという。この先生の絵は数億円であります。今回、私どもではそういう作品を買うわけ にはいきませんので、実はヤオコーさんでその数億円の三栖先生の絵は買ってあります。そして、同じ時期に今、氷川会館の近くに三栖右嗣記念館をヤオコーの60周年記念の事業としてつくっております。そこには、多分200点近い三栖先生の絵が展示されるんじゃないかなと思います。
  本来地元といえば、旧の玉川村に、今のときがわ町に住んでいて、奥さんは今住んでいますけれども、その先生の美術館ですから、外からでなくて、なるべくその人の、先生のをやったほうがいいと思うかもしれませんけれども、とても金銭面で合わないし、そちらに行くという話であります。
  今回は、石城先生がこの町が気に入ったと、来てみて是非この町に住みたい、そして私がこのときがわ町の皆さんのせっかく地元に住んでいる、先ほど言いましたように、陶芸家だとか美術家だとか書家だとか、先ほど言いました岩田紅洋さんの書もすばらしい書です。でも遺作になって今どこにも出ていません。そういうものも、きのう案内しましたけれども、2階に展示できるということで理解していただければ、こういう問題は解決できると思います。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 岩田紅洋先生も、それから三栖右嗣先生も、聞くところによると、三栖右嗣先生は、この金田石城先生よりもかなり優秀な画家だというふうに聞いておりますが、それはヤオコーさんというのは、個人の施設ですよね。個人がつくって、趣味というのはちょっとお金が、文化とか芸術に造詣の深い方でそういう美術館をつくって収集してみんなに見てもらうというのはあると思いますよね。根津美術館なんていうのもそういうのじゃないですか。要するに収集家がそれを展示するために個人でやる。これは町立ですから、皆さんの税金なんですよね。ですから、失敗は許されないと思うんですよ、そういう意味からの、今までその三栖先生をこういう形で見てくださいとか、そういう活動をされていたのかどうかなんですよね。私は何か眠ったままというような気がいたしてなりませんがいかがでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 アスピアに主に飾ってあります。四曲一双の紅梅図とか、あるいはリトグラフだとか、あそこの2階に上がってもらえば、三栖右嗣リトグラフ展のあれはちゃんとありますので、そういう形でやってあります。
  でも、やはりあそこの場所ですと、行く人が限定になっちゃうんですね。ですから、今回美術館ができればそこの美術館に三栖先生の絵を期間限定でじゃ何カ月、三栖美術展をやりますよということになれば、今60点ほど三栖先生の絵をときがわ町で持っております。それを展示もできるということでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○増田和代議長 関口副町長。
○関口 章副町長 町立美術館ですのというお話でありますが、まさに町立美術館として考えています。
  それは、普通であれば町立美術館はやはりときがわ町あたりの財政規模、また人口では難しいということから、今までは構想はもちろんございませんでした。今回は、あくまでも先ほど申し上げたような石城さんの無償で供与をすると。また、運営についてもいろいろお手伝いをするという申し出があって、それを契機にいかにまちづくりに生かせないかということで考えた計画であります。
  個人の名を冠した美術館に他の美術家、あるいはその芸術家が展示を嫌うのではないかというのは、これは岩田議員さんの見解だろうと思いますが、十分そこで展示をして参画いただかるような橋渡し、また芸術家の方々が活動を支える役割、これは石城氏個人の力だけでは当然できないので、我々としてもそこは今まで取り組んでいたと思いますが、必ずしも十分でなかったということで、そこに目を向けて新たな振興に結びたいという試みでありますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 あと三栖先生と石城先生のちょっと違うところは、三栖先生は弟子はとりません。そして子供たちも教えません。石城先生は今、弟子もいますし、子供たちも、是非このときがわ町の子供たちに、そうした自由な書を教えたいということでありますので、それが大きな違いです。
○増田和代議長 3点目。
○13番 岩田鑑郎議員 3点目ですか、再々質問。
○増田和代議長 もう再々質問は終わりましたので。
  3点目、観光計画の中に美術館構想はあったのか、答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 これも今までのご説明でご理解いただけると思いますが、ときがわ町単独 で美術館を設置するということまでは、到底その財政能力等々から考えて、通常の美術館については考えられないので、計画には当然盛り込んでおりません。
  以上です。
○13番 岩田鑑郎議員 入っていないということですか。
○増田和代議長 入っていないという。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 私は、その地域文化の振興ということで、そういう観点から、例えばこういうときがわ町の三栖先生という方がいらしてこういう絵を見たらどうかというようなことを、例えば学校のほうで連れてきて見せるとか、そういうような地域文化、要は文化とか芸術というのは、風土が大切だと思うんですよ、土壌。今の内閣はどじょう内閣ですけれども、風土が必要ではないか、土壌が必要ではないかというふうに思うんですよ。そういう中で、そういう美術館を建てて芸術文化を軸に集客しようというような話であるならわかるんだけれども、いわゆる私なんかも唐突な発想であるような気がするんです。そういう振興計画の中で、これを推進しようというような話であるなら我々もわかりますけれども、それがちょっと理解できないところであります。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 唐突というかそういう話になりますけれども、私は今回は保健センターの空いているところを利用と、あれはちょうどどこかの美術館が欲しいというときに、あそこの場所がいいと、あの先生が見たときに、これはすばらしいという話になりました。
  それと、今回の第1次振興計画の審議会にこの中で4人出ていますよね、議員さん、その中で、皆さんご存じだと思うんですが、この平成18年から皆さんにアンケートをとってどういう町になったかと、福祉の面、いろいろな面で皆さんにアンケートをとりました。いい、ややいい、普通を見れば、8割は合格点かなという全体の施策がそうであります。その中でただ1つ、ときがわ町で欠けているのは文化だというんですね。文化がただ1つ、それを皆さんに示す前に私は見ました。そのときに、こういう話があったので、これはこういう面でやはり文化の面で力を入れるということはちょうどいいチャンスだなと、そういうこともありました。私とすると、そういうとらえ方もあります。
  文化がおくれているというのは、町民の約7割から8割の人がそういう今感覚でおります。ですから、施策というのは、やはり住民が望んでいるニーズにしっかりとこたえていくこと が大事なことですし、振興計画はやはり5年、10年先のことをやります。やはり世の中は動いていますので、そのときにアンケートをとったときに、やはり一番おくれているというところを、それは入っていないからやらないよではなくて、やはり入っているものをその時点でしっかり入れて、そして住民の皆さんに満足度を高めていただく、それがやはり政治だと思います。
  以上です。
○増田和代議長 舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それと、岩田議員さんのほうから旧生涯学習関係のほうで振興計画等に入っていなかったということで、確かに美術館構想というのは難しいことで予算等もかかることがあって入っていなかったかなというふうに思うんですけれども、教育長の立場で考えますと、こうした文化のバロメーターというものを考えたときに、例えばすばらしい音楽堂があるとか、美術館があるとか、博物館があるというのは1つの文化のバロメーターになると思いますが、所沢には所沢ミューズという非常にすばらしい施設があって、そこから受ける子供たちが感化されるものというのは非常にすばらしいものがありまして、音楽関係等でも、所沢はすぐれた実績を残していることがたくさんございます。
  幸い、ときがわにはアスピアたまがわという施設がございまして、聞くところによりますと、このアスピアたまがわは非常に音響効果にすごくお金をかけてつくっていただいているということを聞いております。プラス過日、町長さんから説明がありましたようなすばらしいでレジェンドがあってピアノもあると、そういう面では音楽堂という部分については、その所沢ミューズほどは立派ではないけれども、ときがわの規模に合ったすばらしい音楽堂があるんではないかと、私はとらえています。もし、これにプラス美術館が加われれば、本当にすばらしいことではないかなと。
  夏8月に佐渡に旅行したときに、小学校の跡地にいろいろな地域の民具とか何か集めた博物館等もありましたけれども、やはりときがわ町に見合ったそうしたものをつくっていければなというのは、教育長としても願ってもないことでございます。
  教育的な価値というのは、もう既にたくさん説明があったかと思いますが、極めて高い教育的な価値があるんではないかなと思います。やはり子供の情操教育ということを考えたときには、いわゆる音楽とか書とか絵画とかというものを学ばせるというのは非常に価値があることでございます。
  そうした中で、例えば子供の作品が玉川公民館に特に展示されるのももちろん大事なこと でありますけれども、この子供の作品が美術館の中に展示されるということだけで、もうおじいちゃんもおばあちゃんも見に来るでしょうし、そうした啓発的な効果というのは、これはもうはかり知れないものがあって、そうした中で三栖先生等のこの特別展等についてもPRは進めていけるんではないかなと、こんなふうに考えています。
  ただ建設費とか、どう維持するのかという部分で、ちょっと教育委員会としては太刀打ちできないものがあって構想にはなかったんではないかなと。
  しかしながら、美術館をつくって、仏つくって魂入れずじゃないんですけれども、美術館だけつくってじゃ何をやるんだと、そういう視点で考えていたときに、まさにそこに金田石城さんという方がいらっしゃって、そういうふうなものがあるとうんと特徴づけができるのではないかなというふうに、教育長としては考えております。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 教育長からご回答いただけるとは思いませんでしたけれども、先ほども申し上げましたように、私は文化とか芸術とかというものを否定するものじゃありません。大変目を向けていただいてありがたいと思っています。やっと町政6年目にしてここまで来ていただいたということに感謝するんですけれども、今なぜかという話と、それから要は先ほども申し上げましたように、土壌、風土、そういうものがあってこそ受け入れ態勢というのはできるものじゃないんでしょうかと私は思って、そういう、今教育長は美術館つくることはいいことと、私もいいことだと思います。なぜそれが石城さん1人の美術館なのかというのがわかりません。それで、その運営を各地元の書家とか陶芸家にそれこそ指定管理者で任せてやってみて、次の質問になっちゃうんですけれども、要は3,000万円投入するというのがあれば、そのぐらいの補助はできるんじゃないんですかというふうに思うわけです。ですから、その風土はできているんですかということをお聞きしています。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 風土の理解でありますが、私はここに来て、文化センター等の展示を見たり、子供たちの展覧会の展示等を見て、やはり文化は当然風土はあるというふうに理解しております。
  全く風土のないところにこういったことがあるかと、私はどこに行ってもそれなりの風土はある。問題は、だからそれをうまくもっともっと高めていくというお手伝いをするという ことが我々行政の役割だと思います。全く文化の風土がないと言い切っちゃっていいものでしょうか。
  以上です。
○増田和代議長 岩田議員、再々質問でございます。
  暫時休憩いたします。
  再開は1時、よろしくお願いいたします。
                                (午前11時57分)
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○増田和代議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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○増田和代議長 13番、岩田議員の質問を続けます。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 先ほど副町長のほうから、風土がないと断定していいのかという、逆に言うと質問をいただきましたけれども、あるという副町長の見解でございますけれども、例えば生涯学習のほうで、あるいは教育のほうでどのような活動を美術、文化に対する取り組みをされているのでしょうか。そういうものが見えないというふうに、私は一生懸命やっているというふうには思えないんですけれども。例えば、図書館で金田石城さんの本を探しましたら、向こうのアスピアのほうにはありません。ただ「おかみはん」という、10年前ほどに書かれた小説が1冊こちらの書庫にはあるようですけれども。金田石城さんはいろいろな教科本というのか教科書というんですか、そういうようなものも書いておりますけれども、そういう石城さんに限らず、そういうような書に対する啓発本とか、そういうものも図書館にもありません。それから、絵の美術に関する本も大変少のうございます。そういう中で、そういう風土というか土壌というのがあるのかどうかというのが、私には疑わしいわけでございます。
  生涯学習の関係はいかがでしょうか、どんな教育をされているんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、岩田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  生涯学習につきましては、いろいろなサークルがございます。それから、そのほかに教室 等も開いておりまして、墨絵ですとか絵ですとか、そういった教室を開く中で一般の方の参加を募集しましてそういったものを学んでいただくという場を設けています。
  以上です。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 14ページのところ3問質問させていただきます。
  14ページのところで1番、放課後児童対策事業で今回運営委託費が65万4,000円上乗せされています。補助金交付要綱の一部改正によりということで、基準額が上がったということなんですけれども、内容としてどのような改正で上がったのかお聞かせいただければと思います。それが第1点。
  2点目は、その下です。放射線測定業務委託料ということで、この放射線に関しては、前回の議会のときにも質問をさせていただきました。これは放射線を測定していくということで始まったところなんですけれども、各学校のところで土壌調査をやりました。それは回覧のほうに流れてきていますけれども、学校に測定器を置いてということで言われていたと思うんですけれども、まだ測定器の購入はなされていないのか、これからしていくのか、そのあたり、いつごろどういう形でやっていくのかお教えいただければと思います。
  それから、それに関連するんですけれども、農産物の調査とかはやられていて数値は出ているんですけれども、やはりかなり大きな課題だと思っておりますので、今後の農産物についての調査はどういう形でやっていくのか。ここにある予算に関しては、あくまでも土壌調査のみということだと思うんですけれども、それ以外のところもどういう形でやるのか、その辺についてもお聞かせください。
  それから、次のページの16ページのところで、測量委託費という形で、これは前から課題になっていました四季彩館の駐車場ですね、現在の駐車場ではとても狭い、あれだけたくさん来ておりますので、広げていくという話は一応聞いてはいるんですけれども、実際にどこの土地をどのぐらいの広さ、大体車としても何台ぐらい置けるような状態にしてもっていくのか、そのあたりのところもお聞かせいただければと思います。
  以上、3点よろしくお願いします。
○増田和代議長 1点目、ページ数14ページ、放課後児童対策、よろしく答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 笹沼議員のご質問にお答えをいたします。
  放課後児童対策の運営費の増額でございますけれども、これは補助金の交付要綱が変わったということでございますけれども、その内容については、国庫の補助の関係でございますけれども、開設日数加算ということで、250日以上300日以下で1日8時間以上開設する学童につきましては、以前は基準単価が1万3,000円、それが1万4,000円に上がったということ。それから、長時間開設クラブということで、開設が250日以上、平日が1日6時間を超え、かつ18時を超えて開設している児童クラブ、これが21万5,000円の基準額が26万円に増額になったこと、そのほか開設日数が250日以上で長期休業等、これは1日8時間を超えて開設するもの、これについては9万7,000円であったものが11万7,000円に増額になったということでございます。それらを再計算してみますと、こちらに計上してある額がふえるということになります。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 これは今年度からということでよろしいんですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えいたします。
  今年度からこういう形で増額になるということで、ちなみに、各学童ごとの増額ですけれども、今ので計算していきますと、ひまわりクラブが42万9,500円、それから、しいの子会が10万9,000円、それからやまびこが11万4,000円ということで、合計で65万2,000円という形になります。
  以上です。
○11番 笹沼和利議員 了解しました。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  2点目、ページ数14ページ、放射性物質検査ということで学校では、また農産物の今後の調査はということで答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、笹沼議員の放射性物質の関係、まず土壌についてのご質問にお答えいたします。
  環境課所管で土壌調査を行いました結果につきましては、7月7日に測定を行い、その結果につきましては、8月の広報紙、あとホームページを通じて公表したところであります。
  その結果につきましては、土壌中の放射性セシウムの濃度の上限値5,000ベクレル、これは下回っていたところであります。今回補正第2号でお願い申し上げます放射性物質の土壌調査につきましては、1回分を予定しております。これの1回分につきましても、緊急的な調査が必要になった場合の備えに対応するものとして要求させていただきました。
  小・中学校、保育園8カ所の校庭、園庭における調査8検体、これを予定するものであります、33万6,000円。それから、私どもの所管ではありませんが、この中に産観で農産物の放射能検査3検体、これを6回分、37万8,000円、それから農地の土壌検査6回分、15万8,000円ほど計上させていただきました。
  それから、空間放射線量の測定につきましては、現在、簡易測定器がそろいまして、今月1日から小学校のグラウンドにおきまして、空間放射線量の測定を開始したところであります。
  その数値につきましては、まず9月1日の玉川小学校0.044マイクロシーベルト、明覚小学校0.060マイクロシーベルト、萩ヶ丘小学校0.052マイクロシーベルト、この数値は近似値で推移しているところであります。昨日の9月8日の測定値は、ちなみに玉川小学校で0.053マイクロシーベルト、明覚小学校で0.060マイクロシーベルト、萩ヶ丘小学校で0.053マイクロシーベルト、このような数値となっております。
  以上でございます。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  空間線量のほうがそろったということで、これは週に1回ずつやっていくというふうに考えてよろしいでしょうか。
  それから、もう1つ、先ほど今回の補正に関しては、あくまで緊急ということなので、原発が爆発とか、そういうのをしない限りはやらないというふうに考えていてよろしいんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  まず、この小学校における空間放射線量の調査、これについては毎日測定しております。9月1日からすべての今まで2日、5日、6日、7日、8日ということで、月曜日から金曜日のこの日にちにおきまして測定を毎日行っております。
  それから、今回お願いしました土壌の放射性物質の測定、これにつきましては、数値、空間放射線量とか、そういったものの異常が認められたときの最後の調査ということで考えております。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 放射線測定で、先ほどの農産物のところも出たんですけれども、6回分ということなので、これはどのぐらいの頻度でやっていく予定なのか、そのあたりをちょっとよろしくお願いします。
○増田和代議長 山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 笹沼議員のご質問にお答えさせていただきます。
  この農産物の放射線検査につきましては、町では7月から実施させていただいております。農産物につきましては7月7日に3検体ということで、品目につきましては、カボチャ、ジャガイモ、ゴーヤ、この3種類を検査をいたしました。この3検体ということで、主に農産物につきましては、学校給食等で使用されている品目をまず中心にやっております。この7月7日の検査の結果につきましては、ヨウ素、セシウムはいずれも検出されておりません。
  また、8月につきましては、8月2日に品目、キュウリ、ナス、トウガンということで3種類を検査をいたしました。こちらについても、ヨウ素、セシウム、いずれも検出はされておりいません。
  また、農地の土壌検査につきましても、7月7日にときがわ花菖蒲園、それからやすらぎの家の前の木道の花畑ということで2検体を検査をしてございます。この中で、ヨウ素については検出はされておりませんが、セシウムについては、ときがわ花菖蒲園のほうで微量のセシウムが検出されておりますが、いずれも基準値等を大幅に下回っておりますので、問題はございません。
  また、8月9日につきましては、これは市民農園のオーナーさんからもいろいろ心配が寄せられておりましたので、8月9日に市民農園の検査を行いました。この結果につきましては、いずれもヨウ素、セシウムとも検出はされておりません。
  今後の予定でございますが、各毎月、農産物につきましては、品目3種類ずつを実施する予定です。もちろん9月から3月までということで今のところ、月ごとに3品目ずつ実施をする予定でございます。
  ちなみに9月につきましては、きのう検査に出しまして、品目等については、果樹を基本 的に実施してございます。
  また、あわせまして、土壌検査につきましても、各月ごとに検査を実施していくというふうな予定でおります。
  以上でございます。
○増田和代議長 3点目、ページ数16ページ、四季彩館の駐車場について答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、16ページの上段の委託料50万円でございますが、こちらにつきましては、四季彩館の駐車場の用地の測量費ということで50万円を計上させていただきました。
  四季彩館の駐車場につきましては、現在の駐車場がちょうど入り口のところの川沿いにあります砂利の駐車場、それからその上にトイレのわきに舗装の駐車場ということで、現在の駐車場はこの2つ駐車場を合わせましておおむね55台でございます。それから温浴施設の、これは隣接でございますけれども、こちらに障害者用の駐車場が3台ございます。
  今回駐車場が不足しているということで、特にここのところゴールデンウィーク、あるいは夏休み等々については、非常にバーベキューのお客様も相当ふえております。あわせまして、四季彩館の入館者も増加しているということで、特にこういったゴールデンウィーク、夏休みの期間中等については、やはり駐車場が不足しています。その中で、隣接する土地の所有者さんから土地をお借りして、臨時的に駐車場としてお借りしているというふうな状況でございます。
  また、大型バスでの団体のお客様もここでふえておりまして、現在駐車場については、大型バスの駐車場というのはございませんので、やはり隣接の土地を借りて対応しているといふうな状況でございます。
  そういう中で、ことしの1月1日から四季彩館の管理運営委員会のほうでこの隣接の土地を借地をしております。面積につきましては、全体では約1,560平米ということで3筆ございます。これは、場所についてはちょうど四季彩館の温浴施設の北側です。旧の東邦産業さんの敷地跡ということで、ここをお借りしております。
  今回、補正のほうで計上させていただいたのは、ここの敷地、四季彩館で現在お借りしている土地を町のほうで新たに購入したいというふうな考え方でございます。地権者さんのほうについても協力はいただけるというふうなことで今回測量委託料を計上させていただきました。
  この現在四季彩館で借りている駐車場でございますけれども、普通車で約30台、大型車両が大型車ということで2台というふうなことで、既に敷地については四季彩館側のほうで整備をして、砂利も敷いて、現在もう使用しているというふうな状況であります。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ということは、もう購入のほうのめどはついたということで考えておいてよろしいんでしょうか。
○増田和代議長 山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  これから、面積のほうの測量をさせていただいて、なおかつこれからまだ土地の鑑定等もとっていく予定です。価格等々については、これからまた地権者の方と具体的に詰める予定でおりますので、地権者さんの意向とすれば、是非使ってほしいというふうなことでございます。
  以上です。
○11番 笹沼和利議員 結構です。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございますか。
  6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 最後で申しわけありませんが、18ページの美術館の関係ですが、先ほどの副町長の説明ですと、いわゆる委託期間が3年ということでイベントをやるようですが、イベントも当然その委託料の中に含まれているのかということが1点と。
  もう1つは、これは余計な心配かもしれませんが、もし3年間のうちで余り効果がなかったという場合が生じた場合には、そのとき、いわゆるこれから契約するんでしょうが、解除できる条項を入れるのか、この2点をひとつお願いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 まず第1点目の件でありますけれども、イベントを何をやるか、それはこれから検討する予定ですが、つまり落成記念式典時の町として行うイベントと、あと財団が独自で行うイベントというふうに考えています。
  町として行うイベントについては委託料に入っておりません、当然のことながら。財団が 行うイベントにつきましては、財団が行うということで町からの費用は予定しておりません。
  以上です。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 そうすると、今のところ、町で行うというのは、オープン記念の式典と考えてよろしいんでしょうか。
  それから、いわゆる財団が行うイベントで、今うわさですと、エイベックスの歌手とか何かが来るんじゃないかといううわさもあるようですが、そういう場合には、財団が行う場合には財団が経費を持つと考えてよろしいんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 歌手の云々というのは、まだあくまでも候補として入れているだけで、私どものほうで具体的にそれをどうこうということではございませんが、今言ったような有名な歌手によるようなものをもしイベントベースとしてやるようなものであれば、それはもう財団でやっていただくということです。
  以上です。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 再々で申しわけありません。そうすると、今のところ3年間で町で主催のイベントをやる予定はあるんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 イベントというのは、どういう意味かよくわかりませんけれども、かなり広くなってしまうんですね。先ほど言いましたように、当然のことながらいろいろな美術展とか、あるいは一般から応募していただいて展覧会をやるとか、そういったイベントも当然あります。あるいはその地域で例えば子供たちの展覧会をやるとか、そういうイベントは当然のことながら、今言ったイベントとは別の事業として、つまりこの美術館の文化活動事業として考えています。
  以上です。
○増田和代議長 2点目の3年間で効果がなかった場合は解除できるのかという、答弁願います。
○関口 章副町長 期間3年ということは、当然のことながら、期間を満了して継続して認め ていただかなければ、そこで期限が切れるということであります。よろしいでしょうか。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 私の言い方が悪かったんですが、その3年間の間に、もしもそういうような不都合が生じた場合には、契約解除ができるような条項は入れてあるのか、これから入れるんでしょうか、そういったことは考えているのかということをお聞きしたんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 指定管理として指定しますので、現在の指定管理の条項にそういうのがあるのかちょっとよくわかりませんけれども、少なくとも3カ年間にそういったことの成果を上げていただくということでやるので、今言った全然事情変更というか、想定できないような例えば問題が起きて、それ以上委託することが不適当だという場合については、恐らく契約解除できるようなことを条項についても検討したいと思っていますが、我々考えていたのは通常の指定管理と全く同じ考えであります。
  以上です。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 再々ですよね。
○増田和代議長 はい、そうです。
○6番 野口守隆議員 わかりました。先ほど野原兼男議員も言いましたけれども、是非そういった計画、あるいは契約なりが完了した時点では、我々議員にも是非配付なりをしてもらえればありがたいと思うんですけれども、その点。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 ですから、さっきも言ったように、指定管理者ですから、そのあれは皆さんに問うわけですよ。この間、商工会で四季彩館の指定管理者の役員については、ああいう形になりましたけれども、議会でそれは3年ごとにやるという話です。だから、普通の指定管理者と同じです。同じだと言っているんですよ。
○増田和代議長 次に、質疑ございませんか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 8番、野原和夫です。
  18ページの美術館について再度伺います。
  この5,800万円の工事について、設計監理等を含めた中で、今後恐らく芸術家でありますから、金田石城氏の要望が多く加わると思います、この中で工事に関してね。それで、今回5,800万円の予算の中で追加補正等の心配はないのかどうか、この点伺います。
  それと、先ほど町長が午前中ではこの文化面、文化を強調されておりましたが、振興計画の私一人の議員としても、内容的に見させてもらいましたら、やっぱり介護保険等を含めた高齢者福祉の充実というのが圧倒的に多かったんですよね。そういう面で文化面を強調された中で、町長が特に力を入れている年代別とか、そういう意見があるのかどうか。お年寄りのアンケートは多かったんですけれども、この振興計画の中には30代のアンケートはほとんどなかったんですね。だから、今の若者がどう考えているか、文化面も強調された中で、町長がこれから取り組む中で、そういう年代別にどのような力を入れて文化面を強く押し出すか、そういう点も計画の中にあったら教えていただきたい。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 福祉の面で言わせていただくと、一番初めの答弁のときに副町長のほうからも答えましたけれども、近隣の町村と比べて、ときがわ町が福祉について相当劣っているかというとそうではないと思っていますよ。ですから福祉は福祉でやっています。
  そういう面で、文化の面でということで、ここのところで力を入れるということでありますので、先ほど言いましたように、この文化の子供たちの将来のために、今こうした布石を打っていくということでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○8番 野原和夫議員 最初の問題のこと。
○増田和代議長 最初の問題、答弁願います。
  5,800万円の追加補正はあるのかですね。
○8番 野原和夫議員 そういうことを踏まえて慎重にやっているかどうかということです。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 先日、金田石城さんが現地の保健センターを見にいらしたときに、特にそういった細かい指示等はなかったようです。町長等の打ち合わせの中で、内装ですとか設計士さんを含めて、そういったお話をされていたんですけれども、具体的に石城さんからのここのところをこうしてくれというような強い要望は特にはなされませんでした。
  ですから、今後もそのようなことは想定はされていないというふうに思いますので、現在 のこの予算の範囲内でできるんではないかと、そのような形で進めなくてはいけないというふうに逆に思っています。
  以上です。
○8番 野原和夫議員 はい、いいです。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 2点、生涯学習施設整備として美術館ができるわけですけれども、これの推進体制等が必要だろうと思うんですけれども、そこまでいくかどうかわかりませんけれども、教育委員会あるいは生涯学習課への説明はどのような説明をされたのでしょうかが1つ。
  それと、あと経済波及効果の中で3,400万円の波及効果があるというようなことで試算されておりますけれども、2万8,800人が来られると、町に訪れるということなんですけれども、町民はその中に入っておるんでしょうか。外からの人だけの話なのかどうかという話と、それから25人訪れるというのは、これは町内の人も含んでいるんじゃないかと思うんですけれども、その辺の区分けを教えていただきたい。
  というのは1,200円、町内の人は当然美術館を見て使わないと思うんですよ、と思いますので、その辺の効果で、この経済波及効果があったとしても、3,000万円の元を取る話じゃないと思うんですよね、これは。ですから、3,000万円はそのまま出ていくんだろうと思うんですけれども、その根拠の数字をもう1度確認させてもらいたいと思います。
○増田和代議長 1点目、教育委員会また生涯学習課にどのように説明があったかという、答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、お答え申し上げます。
  生涯学習課のほうへの説明ということでございます。
  これにつきましては、ことしの8月1日になるかと思いますが、ときがわ町立金田石城美術館、これは構想の段階ですけれども、こういう形で検討しているということで検討書をいただいて説明を受けております。
  その後、美術館構想のねらいとか目的ということで、先ほど副町長から説明が冒頭ありましたけれども、そういった内容については、説明を受けております。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 これによって、芸術文化を振興させようという話でございますが、この辺の体制等についてのお考えはどんなものがおありでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 体制等の整備につきましては、今のところ具体的なものは決まっておりません。
  ただ美術館の設立のねらいとか目的、これにつきましては、金田石城先生の文化とか、あるいは芸術面に関する力、それから知名度、それからいろいろの広い人脈、こういったものを生かして、住民の皆さんにどういうふうな、特に子供たちにどういうふうに今後文化とか芸術というものに触れていただいて興味を持っていただくか、そういったことを、あるいは観光面にどう生かせるかというものを関係する課で協議して、どういった形で進めていったらいいか、そういったものを検討していきたいと思っております。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 先ほど土壌の話を、風土の話をしましたけれども、そういう風土がないと、要するに町民の協力がないと、笛吹けども踊らずというような結果になるんではないかということを心配しているので、是非その辺の何とか体制がまだできていないということですから、それまでにできるのかどうかわかりませんけれども、要はその風土づくりのための教育を充実させてもらいたいというふうな私の質問の趣旨であります。
  以上です。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 風土がないというふうに言われていますが、今までは風土はあります。
  したがって、今回何が違うというと、つまりそういったものを展示できる場が与えられている点で違いが出てくる、それが1つ。
  それからもう1つは、今まで個人個人の活動を支える生涯学習なんかも一部やっていますけれども、場がないためにまとめられなかったり、できなかった事業はたくさんあります。それを今回の場を設置することを契機として、さらに振興させるというのが、その町のねらいであります。
  あともう1つ、体制の問題でありますけれども、特別の体制は必要ないというふうに考えています。つまり既存の生涯学習課あるいは産業観光課とか町の全体の中で、今回の美術館の設置及びあるいは文化事業の開催、あるいは観光への問題等々をそういった金田石城氏のいわば、いろいろな発信力をうまくこちらで活用しながらやっていくというのは、従来からなかなかそういったマスコミの力とか、そういったものが非常に大きいということをつくづく感じております。マスコミ、マスメディアの力をうまく活用すると。よく芸能とかマスメディアというと、軽佻浮薄と言われるかもしれませんが、あながちそういったものは侮れない。やはりそれぞれ携っている方は皆真剣であります。そういったものをうまく活用して、いかに町の発展につなげるかというのがこれは先ほど言いましたように、我々の責務であり、またそれらの既存の組織を使って、我々の総力を掲げて取り組むということでご理解いただきたいと思います。
○増田和代議長 13番、岩田議員、よろしいですか。
  2問目に入らせていただきます。経済波及効果について、関口副町長。
○関口 章副町長 それでは申し上げます。
  まだ細かく、これから経済波及効果を分析していこうと思っていますが、全くないのではということで、どれだけ町外から参画するであろうかということで、一応積算した資料がこれであります、それが1つ。
  それから、本当の経済波及効果は、これから先ほど言いましたように、我々が橋渡ししながら、うまく石城氏のマスメディア、マスコミへの発信力を活用しながらどれだけやっていくか、またかなりの方が入ってくることを想定して、つまり需要が出てこなければ商工会なり何なりが、まちづくりとか商店街の整備とか、あるいは魅力ある物産品の開発をそういったデザイン力を活用してやることによってこれから発信と、そういった波及効果に結びつけていくということで、この事業をやっていきたいというふうに考えていますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 あとすみません。
  副町長、質問の中で2万8,800人の町に訪れる計画だが、町民はその中に含まれているのかという、そういうような質問もあったんですけれども。
○関口 章副町長 これは町外だけをカウントしております。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 少ない数ですけれども、講座利用者というのは町外からも呼ぶわけですか。講座は町外からもいらっしゃるという人数なんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 具体的なその講座の選択については、魅力ある講座と、それから従前の自主的に公民館でやっておられる講座を避けたということで検討しますけれども、当然のことながら、町内だけでなくて、近隣の町村についても受け入れるという考え方でおります。
○増田和代議長 よろしいですか。
○13番 岩田鑑郎議員 いいです。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 玉川分室の件で、先ほど野口議員が聞いてちょっとよくわからなかったんですけれども、イベントというか、これらの収入に関して、町が行うものは町へと、財団が行うものは財団へという話があったんですけれども、具体的にどういう形で、例えば収入が上がったときには3,000万円を出していく中で、それが少し少なく渡す、あるいはどういう形でその辺の収入のものが行くのか、ちょっとそのあたりをまず1点お聞かせください。
  それから、今回の問題で一番大きな問題というのは、多分非常に時間が短かったということが大きいかと思います。町民の理解というところが一番大きいというふうに思うんですけれども、町のほうとしては、議会を通してからということで言われておりましたので、これから、例えばこれがまだわかりませんが通ったとして、これからの計画というのは、先ほど副町長のほうからは、11月3日の文化祭のイベントに来てもらってやっていくというような話をしていたんですけれども、どういう形でこれを進めようとしているのか。もちろん4月8日から開催したいということがありましたので、実際に指定管理者という制度を使ってということになりますので、指定管理者の指名というところも入ってくるかと思いますけれども、どういう形で考えているのか、その辺のところをお聞かせいただければと思います。
  その2点について、よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 先ほど幾つか例を出させていただきましたけれども、イベントについては あくまでも今のところ頭出しですので、何をやるか、それからどういうふうに振り分けるか、その費用等については、財団独自のものについては、さっきも言いましたけれども別会計という格好で考えておりますが、町としてやるものについてどういうものをやるかについては、今後詰めていきたい。
  当然のことながら、それは予算が伴いますので、しかるべき議会に提示、提案していきたいというふうに考えております。
  それから、もう1つ、開設を4月8日から仮に設定したとして、当然その日から契約上は財団に委託するという格好になりますけれども、その前には当然開設準備があります。したがって、その開設準備にかかる費用については、今のところ12月議会で提案をして、例えばその前に機械を入れるとか、そういったものとか、あるいはオープン時でのセレモニーをどうするかとか、そういうものを検討することも必要になってきますので、そういった開設準備に必要な事項については、先ほど言いましたように、あの辺のところはいろいろ金額的には詰めていきますが、200万円程度でできるのではないかと思いますが、通常開設準備というのは必ず伴いますので、そういった事務が入ってくるということで、その内容が詰め次第、先ほど言いましたように、時期時期に議会にこれから当然お諮りし、説明していきたいというふうに考えています。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員、よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 今ちょっと確認なんですけれども、そのイベントの件ですが、3,000万円支払う中で、例えばこの例に講演会だとか各種イベントだとかあるのは、その3,000万円の中に入っているかいないかというのがはっきりわからないんですけれども。多分入っていないで、それは別個にまた収支があるんだろうと思うですけれども、主催する側がときがわ町か財団かという話で、今ときがわ町はサーカスですか、ことしはそれを呼んでおりますけれども、そういう人が来るんですけれども、それなりに出資をしているわけですね。ですからそういう費用がどちら側に行くかというのは大変な問題だと思うんですよね。その辺をちょっとはっきりさせていただきたんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 まず、3,000万円委託する費用というのは、まさに美術館の運営にかかる費用、また美術館なり何なりをやる場合に、適時適切にそのポスターを設置したり、パンフレットをつくったりという費用がありますね、そういった人件費であるとかそういったものでありまして、個別のイベントをやるその経費というのは入っておりません。
  したがって、そういったものをやる場合については、別途必要な場合は予算計上するということになりますが、先ほど言われたような、町としてやるにふさわしいというか、町の文化活動ないし美術館活動として何がふさわしいかということで、ふさわしいものについて今後町として実施したい。それ以外の、確かにお金は集め人は集客できるけれども、どちらかというとアピールが高いもの、これについてどうするかということであります。
  以上です。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 例えば坂本冬美公演を金田石城先生のエイベックスですか、そういうところから呼ぶ場合に、ときがわ町でやるときはときがわ町で金をチケット販売とかそういうのをするわけですね。財団がそれをやる場合には、財団がチケット販売とか、もちろん施設は使うでしょうけれども、そういうことをするということですね。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 基本的には、今、岩田議員がおっしゃったとおりだと思います。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
○13番 岩田鑑郎議員 はい。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
○13番 岩田鑑郎議員 議長、修正動議を出したいので、暫時休憩を求めたいんですが。
          (「賛成」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 ただいま13番、岩田議員から修正動議を提出したいとの提案がありましたの で、暫時休憩いたします。
  修正案を配付しますので、しばらくお待ちください。
                                (午後 1時47分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 再開いたします。
                                (午後 2時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 ただいま13番、岩田鑑郎議員から修正動議が提出されました。
  この動議は1人以上の賛成者がありますので、成立をいたしました。
  ここで議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)に対する修正案が提出されておりますので、修正案の趣旨説明を求めます。
  13番、岩田議員、お願いいたします。
○13番 岩田鑑郎議員 13番の岩田です。
  修正動議を説明させていただきます。
  平成23年9月9日、ときがわ町議会議長、増田和代様。
  提出者、ときがわ町議会議員、岩田鑑郎。賛成者、ときがわ町議会議員、野原和夫。
  議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)に対する修正動議。
  上記の動議を地方自治法第115条の2及び会議規則第17条第2項の規定により別紙の修正案を添えて提出します。
  まず、提案理由でございますが、副町長から保健センター玉川分室の有効活用ということであるご説明がございました。玉川分室を書家である金田石城美術館に改装する。しかもその運営を金田石城氏の今後設立される財団法人にゆだねるとする。その条件として、その委託料を毎年3,000万円を町が支払うとのこと。町が美術館を設立するが、金田石城氏から総額2億円相当と言われる書177点の寄附が行われること。観光誘致等経済効果として約3,450万円を見込むこと等の説明がございましたが、関口町政が6年目を迎え、区長要望に対応した道路整備、橋梁の新改装、集会所の新築、改修、学校の木質化等を含めた公共施設の耐震化、光ファイバー網の整備等、合併特例債を有効に活用する中で、健全な財政運営を図りながらまちづくりが行われ、これからも防災無線の整備と町が整備されていくことが考えられます。
  ここにおいて、さらなるときがわ町の発展のため、文化面への投資がされようとしている ことでございまして大いに評価するものであります。しかし、金田石城氏がどれほど有名な書家であるか私は知りませんが、一個人の美術館をときがわ町がつくる必要があるのか、今も理解できません。
  しかも、平成24年4月に開館しなければならない理由もわかりません。生涯学習の拠点として、ときがわ町美術館なら理解できるところもありますが、いきなり美術館をつくり、文化発信の場所とするとの構想では余りにも唐突であります。観光客誘致、文化発信と言いますが、なぜ今なのでしょう。平成24年4月に開館する必要があるのでしょうか。文化や芸術というのは一朝一夕に根づくものでしょうか。受け入れる土壌づくり、風土から始めるべきではないですか。
  一般質問で取り上げておりますけれども、生涯学習が先鋭的に進められているとは思いません。今の土壌でいえば、ときがわ町画家の三栖右嗣氏の絵もアスピアたまがわの2階で沈黙しております。ときがわ町の書家、岩田紅洋氏も埋もれたままです。図書館にも啓発の多くの書はありません。ちなみに、金田石城氏の本は「おかみはん、旅館戸田家物語」とかいう本が公民館の図書館に1冊ありますが、10年ほど前の本です。今は改装のため借りられません。
  そのような状態で、猫に小判になりませんか。上から与えられて芸術や文化が急に開花するものでしょうか。芸術文化をはぐくむべき生涯学習推進計画、観光客を呼び込む観光振興計画にもありません。文化芸術に毎年3,000万円つぎ込むまちづくりを提案するのであれば、美術館構想を総合振興計画にのせたらいかがでしょう。そのような事業を実施するのであれば、せめてせめて町民の皆様の意見を聞くという意味でも、12月議会に再提案していただきたいとの思いもあり、修正動議を提出するものであります。
  内容について説明させていただきます。
  修正動議の書面を見ていただきたいと思います。
  まず、補正予算の17ページとこの修正動議書の4ページを見ていただきたいと思います。
  要は歳出10款の教育費、5項の社会教育費、7目の美術館費、これをすべて削除するものであります。
  読み上げたほうがよろしゅうございますか。
          (「いいです」「わかります」と呼ぶ者あり)
○13番 岩田鑑郎議員 それでは、次に進めさせていだきます。
  その4ページ目の歳出に対する歳入ですが、この変更もさせていただきます。
  18款繰入金、2項基金繰入金、ここは金額が大きいので読ませていただきます。
  目財政調整基金繰入金、補正前の額が2億5,792万円、補正額マイナスの1億4,920万円をマイナス1億5,692万円に、計が1億807万円から1億1,000万円に、節の財政調整基金繰入金がマイナスの1億5,692万円になります。計の基金繰入金につきまして同額であります。今説明の数字であります。
  それから、町債のほうで款でありますが、1項町債、5目教育債、この補正額は起債を5,030万円を削除、ゼロにします。計が1億8,750万円、生涯学習施設整備事業債がゼロになります。計も同額となります。
  提案書の1ページ目、本来はこれを最初に提案すべきだということだったんですが、抜かしまして、議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)の一部を次のように修正するという。
  第1条中、8,521万8,000円を2,721万8,000円に、60億6,590万円を60億790万円に改める。
  「第1表歳入歳出予算補正」の一部を次のように改めるということで、まず、歳入、18款繰入金、2項、項2基金繰入金、これが修正でマイナスの3億5,692万円で、計が2億5,446万7,000円、繰入金の計が、補正額はマイナスの3億2,809万4,000円、計で2億3,429万9,000円、町債ですが、補正額が8,576万円にマイナスの8,576万2,000円、計が13億5103万9,000円、町債。歳入合計が、補正額が2,721万8,000円になります。計が60億790万円になります。
  これに対する歳出が、教育費、社会教育費、これが135万7,000円、補正額がですね。計が33億6,718万1,000円、補正額の計が8億542万9,000円、補正額が702万4,000円でございまして、歳出合計2,721万8,000円、計が60億790万円とするものであります。
  「第2表地方債補正」の一部を次のように改めるということで、生涯学習設備事業が、補正額がなくなりますので、限度額が変わらない。2億3,180万円がもとのままの1億8,150万円ということでございます。
  大変口がうまく回らなくて聞きづらいかと思いますが、以上で説明を終わらせていただきます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  岩田議員につきましては、このままお待ちください。
  これより修正案に対する質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、岩田議員の修正案に対する説明がございましたけれども、その中で幾つかご質問させていただきたいと思います。
  この中で、今回出したもののいわゆる美術館費を全面的に削るということでございますけれども、先ほどの説明の中で、12月にもう次の議会に出したらどうだと言ったときには、あなたはどういうふうな形を、賛成なのか反対なのか、その辺を聞きたいと思いますのと、あと1つ、いわゆる金田石城氏のこれは、町民に対しては猫に小判だということをおっしゃいましたけれども、町民は猫なんですか、小判が来るんだったら小判を拾ったほうがいいんじゃないかということで私は考えますけれども、町民をばかにした言い方はちょっとまずいんじゃないかというふうに考えますけれども、あなたはいかがお考えでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
○13番 岩田鑑郎議員 基本的にこの改修工事には、個人の美術館をつくることについては反対です。
  それから、猫に小判というのは、例えでございまして、決して町民をばかに、そういうことになっては困りますという話でございまして、例えでございますので。ばかにしたつもりはございません。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ばかにしたつもりはないというお答えなんですが、じゃならばそういう言葉は発しないほうがいいんじゃないかと私は考えますけれども、それであなたはそういうふうにお考えなんですか。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 風土をつくってから、そういう醸成をしてからやったほうがいいんではないかという言葉の言葉でございまして、はい。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ときがわ町は、もちろん芸術面では立ちおくれているものがありますけれども、風土は全くないというふうには私は考えておりません。だから、風土はもちろんもともとこれは町民なりその場がつくり上げていくものであって、1つの今回は、これは金田氏のときがわ町進出が風土の醸し出すもののきっかけだというふうに考えておりますので、全く風土がないわけじゃない、風土はつくり上げるものだと同時に、過去にこだわらないでやっぱりそういったものを醸し出していくものだというふうに考えますけれども、岩田議員 はいかがお考えでしょうか。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 もし誤解を招くような言葉で大変申しわけなかったと思いますが、もし誤解を招くようであれば、その言葉は取り消してもいいと思いますが、要は、風土をつくって、どうしても町立の美術館が必要だという段階でつくったらどうですかという話でございます。
  以上です。
          (「もう3回目だからもういいです」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 4番、瓜田です。
  先ほどから風土、風土と言われるんですけれども、風土は今、鳥越議員が言ったように、つくり上げるものじゃないんでしょうか。できたものでそれをつくるというのがいかがなものかと思うのが1点と、それから、私個人的な意見ですけれども、あくまでも個人的です。そういうものをつくってマイナスになるかどうかというのは逆じゃないかなと思うんですよ。というのは、教育と同じように、金額であらわせるものではないと思うんです、芸術だとか文化というのは。それをつくり出すのが我々ではないかと、かように思いますけれども、どうでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 風土というか、それも今一生懸命やっているから、じゃ美術館もつくりましょうという、そういう雰囲気がない中でいきなり美術館をつくります、じゃ文化を発信しましょうというのがいかがなものかという話でございまして、風土がないという、全くないとは言ってはおりません。
  そして、3,000万円を芸術文化にはかかります、わかりますよ。ですから、決して美術館をつくることを全く否定しているわけじゃないんですよ。そういう中で、先ほど提案理由の中で申し上げましたけれども、いろいろな町政が進む中で、文化面の投資がされようとしているということは大いに評価する。しかし、今そういうことをするべきかどうか、要するに、3,000万円の巨費を年間かけるべきなのかどうかというのを言っているわけで、私はかけなくても1,000万円を生涯学習にかけたらいかがですかというふうな思いであります。いかが でしょうか。
○増田和代議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 先ほどから風土と云々の問題は、多分岩田議員と我々の距離の違いだと思うんです、価値観の違いというのかな。鳥と卵の云々になると思いますので、これはお互いのところで自分の意見を通せばいいかと思います。
  それから、先ほどから言うように、教育の中の一環ではないかというふうに思うんですよ、美術館というのは。それが後につくるものなのか、先につくるものなのかというのは、ちょっと私としては、つくってあげても、もし今そういう場があるんだったらつくってあげてもいいんではないかなと、かように思うんですが、いかがでしょう。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 町民にしてみれば、生涯学習推進計画にも、観光振興計画にも、総合振興計画にもない事業をこの10日間ぐらいの間に決めてというか、我々が理解するのにそれだけの心の準備というか、そういうものはないんじゃないですか。だから、私はとりあえず1,000万円なり、500万円なり生涯学習にかけたらいかがですかという、逆に言えば提案をしたいぐらいですよ。文化や芸術は金がかかります。百も承知の上です。ということです。
○増田和代議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 再々質問で最後になりますけれども、今、岩田議員はほかのほうへ云々という話で言われておりますけれども、たまたま今回こういうチャンスがあったんではないかと、チャンスをいかに理解するかということも必要じゃないかと思うんです。私はそう思いますけれども、いかがでしょうか。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 町民のコンセンサスを得た中でいろいろな事業が進められるのが協働社会をつくるのに有益な方法ではないでしょうか。そういうコンセンサスは得られているんでしょうかという思いがありまして、とりあえず修正させてもらいたいという話です。
  美術館をつくるのを反対しているわけではございません、私は。確かに一個人の美術館をつくるのにどうか、それを起爆剤とするのにこの時期が適当なのかどうかということです。
  以上です。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 先ほどから皆さんで、その風土風土ということでご議論いただいて いるわけでございますけれども、岩田議員によりますと、まだまだときがわ町においてはこういった美術館構想については、時期尚早ということでございますけれども、そういった中で、当然じゃ風土づくりというのはいつになったらできるかと、いつになったらそういった風土づくりができて、そういった美術館構想等を立ち上げていったらいいか、その辺というのははっきりしないんだと思うんですよね。ですから、今回こうやって唐突には出されてきたんですけれども、逆にこういった美術館構想等が先に来ても十分それに連られてそういった風土づくりというのが自然にできてくるんじゃないなかと、そういう思いもするわけですけれども、その点についてどうお考えでしょうか。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 例えばときがわ町には国宝がありますよね。それから、いろいろな歴史文化がありますが、そういうことの慫慂が十分に私はできているとは思っていないんですよ。もっと積極的にすべきだと思っていますし、それから、一般質問でも申し上げますけれども、生涯学習推進計画がきちんと推進されているとは思っておりません。そういうものが、町民の理解のもとに推進されているということが明らかであればそれはいいかもしれません。要するに町民の協力が得られるという、そういうものがあるなら私はいいと思います。その時点でどうかという話です。
○10番 野原兼男議員 結構です。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  岩田議員につきましては、自席にお戻りください。
  ご苦労さまでした。
  これより修正案に対する討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより原案に対する討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「原案に対する賛成討論です」「反対討論」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 どっちでしょうか、賛成か反対か。

                     (「賛成です」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 野原議員は賛成ですか。
  8番、野原和夫議員、反対討論。
          (発言する者あり)
○増田和代議長 ちょっと休憩をとります。
                                (午後 2時25分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 それでは、再開いたします。
                                (午後 2時27分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 ちょっともとに戻ります。
  これより原案に対する討論に入ります。
  討論ございませんか。
  討論は今聞いたとおり。
  それでは、賛成討論。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 9番、鳥越でございます。
  平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)は、ときがわ町町政施行に当たって有効かつ必要な予算の補正であり、この中で支出に当たって、公園整備では川の整備、橋梁整備における河川管理者の協議結果に伴うものであり、また自主防災組織増加による補助金の増額も見られる。保健センター玉川分室を美術館に転用することは、これまでのときがわ町が立ちおくれていた芸術文化に対する後援施策であり、施設として長らく遊休となっていたものの有効活用を図ることは大きな意義のある施策と考えております。
  先ほど来、副町長、町長による詳しい説明によりますと、この施設開館後の活用は、一個人の作家の展示にとどまらず、町内の芸術面に秀でた書家、陶芸家、画家等の作品展示も行われ、いずれは町内外町民及び児童・生徒にも芸術講座の場所として提供され開放されると聞き及びます。
  このように、補正予算に伴う施設改修は、ときがわ町の芸術文化の拠点となり、発展へのきっかけであり、礎となるものであり、遊休施設活用の進展であると考えております。
  よって、議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算に賛成し、これを賛成討論 といたします。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  賛成討論。
  11番、笹沼議員。
          (発言する者あり)
○増田和代議長 すみません、ちょっと休憩します。
                                (午後 2時30分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 再開いたします。
                                (午後 2時31分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 原案に対する反対討論。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 8番、日本共産党の野原和夫です。
  議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)に反対討論します。
  まず、補正予算の中身についての歳出において、総務費、民生費、商工費、教育費の一部については妥当な補正と理解します。しかし、教育費の中の社会教育費での美術館費、保健センター玉川分室改修事業について5,800万円についての補正予算は反対します。
  8月29日の全員協議会での説明では不十分です。一個人の美術館をときがわ町がつくる必要があるのかわかりません。また、説明では委託料として毎年3,000万円を町が支払うということです。金田氏から寄附される書177点、総額2億円、本人の申し出額、さらに経済波及効果3,456万円を見込むことも疑問を感じます。
  理解を得られない中で事業が先行しています。大きな事業に対して住民の合意を求めることが重要です。効率のよい税金の使い方を願い、反対討論とします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  賛成討論ございますか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 11番、笹沼です。
  賛成討論をします。
  今回補正予算の修正動議がなされました。これについては、保健センター玉川分室の改築事業についてということと考えております。
  構想そのものには賛成でありますけれども、金田石城氏がどのような人物かわかりません。私もわかりません。
  また、計画をしてから10日ほどであり、判断するとして余りにも短く、そのため判断することにためらいました。今回の美術館への町長の熱意、覚悟を聞かせてもらいました。私としては、町長のこれまでの町政に取り組む姿勢、そして実績から決して近視眼的な視点からではなく、町をよくしたいとの思いからと考え理解しています。賛成することにしました。
  ただ補助金を出す限り、それなりの実績を出すことが必要であり、求められています。指定管理者制度の活用が望ましいと考えていました。そして、そのような方針で望むとのことで了解します。
  今回の補正予算については、放射線の測定、そして四季彩館の駐車場などさまざまな大切な問題が出てきます。これらについても賛成します。
  以上をもって、第2号、補正予算の賛成討論とします。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  反対討論はございますか。
  賛成討論。
  10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 10番、野原でございます。
  議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)について賛成討論をさせていただきます。
  先ほど岩田議員より提出されました修正動議では、美術館設置に伴う保健センター玉川分室改修工事にかかわる資金5,800万円以外に指摘された事項はなく、その他事項については問題ないものとして、ときがわ町美術館構想に対してのみ意見を述べさせていただきます。
  ときがわ町が誕生して早くも5年半が過ぎました。この間、町民の皆様のご協力をいただきながら、合併特例債等を有効に活用し、町の観光を含め新しいまちづくりを積極的に進めてまいりました。
  ときがわ町は、都心から60キロ圏内にありながら、美しい自然と豊かな歴史、伝統、文化などに恵まれ、訪れる多くの人々の憩いの地として現在親しまれております。
  また、陶芸を初め芸術家の間でもときがわ町の人気は高く、いろいろな分野の芸術家の人たちが移り住んできているといいます。移住を希望している芸術家の人たちも多いと聞いています。その中で、活動拠点がないという声が多いと言われています。
  今ときがわ町の観光戦略として、町長の要望にこたえて金田石城氏の提案によってときがわ町美術館構想が計画されています。美術館、博物館などはバブル崩壊後、無用の長物、箱物、赤字の象徴とされてきましたのも事実であります。しかし、近年では厳しい複雑な社会情勢を反映して、心のゆとり、安らぎなどのいやしの空間を求めて美術館などを訪れる人たちがふえていると言います。特に、ときがわ町のような美しい自然の中にある美術館であれば、よりいやしの空間が広がり、一層心を和ませてくれる効果があるそうです。
  なぜ今ときがわ町に美術館が必要なのか。1つ、金田石城氏より多くの作品を寄贈したい旨の申し出があった。1つ、新たな建物の建設が不要である。1つ、展示作品の購入が不要である。1つ、保健センター玉川分室の有効活用が図られる。1つ、金田石城氏の人脈、発信力を通し、多くの著名な芸術家の作品等に触れられ、また観光の推進、まちづくりに協力していただけるとのことで地域文化の振興が図られ、町のイメージアップにつながる。1つ、地域芸術家の活動拠点として大いに活用が期待される。1つ、美術館構想は従来のときがわ町にない新たな観光資源として新しい観光客の掘り起こしが期待される。1つ、イベント等の開催によって多くの来客が見込め、他の施設への波及も広がり、経済効果へとつながる。1つ、子供たちが直接貴重な芸術文化に触れることで、子供たちの豊かな心、感性をはぐくみ、教育上の効果も大きいと考えるなど、その他メリットを総合的に判断し、当然リスクも考えなくてはならないが、従来の美術館のあり方、経営方法等の発想の転換を大きく図ることで町の将来の発展に大いに寄与できると考えられる。本件の改修資金5,800万円及び今後予想される運営資金は皆様の大切な税金であり、ときには大金をかけることも必要と考えますが、少しでも少ない資金でより大きな効果を上げていただくよう、行政の手腕でもあります。
  運営に当たっては、委託される運営団体との連絡を常にとり合い、経営内容等を行政の責任として常に把握できるよう、十分な体制を整えていただきたい。
  今後は議会に対し、すみやかに情報等を提供していただき、議会と十分な議論を図っていただくことを強く要望するとともに、石城氏本人から今回の美術館構想を議会に対しての説明、講演等の機会をとってほしいことをお願いいたしまして、賛成討論といたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  ほかに討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって原案に対する討論を終結いたします。
  これより修正案に対する討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって修正案に対する討論を終結いたします。
  これより議案第47号 平成23年度ときがわ町一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
  まず、本案に対する13番、岩田議員外1名から提出された修正案について採決を行います。
  議案第47号に対する修正案に賛成の議員の起立を求めます。
          (起立少数)
○増田和代議長 起立少数であります。
  よって、議案第47号に対する修正案は否決されました。
  次に、原案について採決を行います。
  本案は原案のとおり補正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○増田和代議長 起立多数であります。
  よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。
                                (午後 2時43分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 3時00分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第48号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第2、議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
  平成23年度ときがわ町の国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,313万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億4,657万6,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,313万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億4,657万6,000円とするものであります。
  細部につきましては、町民課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  蜥ャ民課長、お願いいたします。
○蜻セ一郎理事兼町民課長 それでは、議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について細部説明をさせていただきます。
  今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ2,313万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ14億4,657万6,000円とするものであります。
  細部につきましては、事項別明細書で説明をさせていただきますので、7ページ、8ページをお開きください。
  7ページは歳入でございます。
  3款の国庫支出金、1目の財政調整交付金でございますが、今回2,000万円を増額補正いたします。計として7,732万7,000円とするものでございます。この普通調整交付金につきま しては、一般被保険者の療養給付費の伸びによる補正でございます。
  次に、4款の療養給付費交付金でございますが、1,233万8,000円を増額いたしまして、1億513万円とするものでございます。こちらの補正につきましては、現年度療養給付費の交付金でございます。こちらは支払基金からの交付でございますが、決定通知により金額が確定したための補正でございます。
  次に、5款の前期高齢者交付金でございますが、638万3,000円を増額し、3億970万3,000円とするものでございます。こちらにつきましても、決定通知による額が確定したものでございます。
  6款の県支出金、1目の高額医療費共同事業負担金でございますが、147万4,000円を増額いたしまして、954万7,000円とするものでございます。こちらの147万4,000円の額につきましても、交付申請によりまして金額が確定したものでございます。
  次に、10款の繰越金でございますが、1目の療養給付費交付金繰越金でございますが、1,139万円を増額いたします。こちらの補正につきましては、平成22年度の精算により返還金が生じたための計上でございます。
  次の2目のその他繰越金でございますが、3,028万2,000円を減額いたしまして、4,006万2,000円とするものでございます。こちらは前年度の繰越金でございます。
  次に、11款の諸収入でございますが、5目の雑入でございます。142万1,000円を増額いたします。この増額につきましては、平成22年度の老人保健医療費拠出金が精算により還付となったための計上でございます。
  次に、9ページをお開きください。
  9ページにつきましては、歳出でございます。
  2款の保険給付費につきましては、財源の組み替えでございます。
  次の3款の後期高齢者支援金等でございますが、後期高齢者支援金につきましては、386万5,000円を増額いたしまして、1億8,583万7,000円とするものでございます。こちらの負担金につきましても、決定通知により金額が確定したものでございます。
  次に、11ページをお開きください。
  11ページの上でございますが、5款の老人保健拠出金でございます。99万9,000円を減額いたします。この減額につきましては、22年度の精算によりまして還付となったために減額をするものでございます。
  次に、6款の介護納付金でございますが、93万1,000円を減額いたします。減額いたしま して、9,135万4,000円とするものでございます。こちらにつきましても、決定通知によりまして金額が確定したものでございます。
  次に、7款の共同事業拠出金でございますが、高額医療費共同事業拠出金につきましては、165万6,000円を増額いたしまして、3,818万9,000円とするものでございます。こちらにつきましては、高額医療費ということで80万円以上のレセプトを対象に行っておる事業でございますが、金額が決定通知により確定したものでございます。
  また、次の保険財政共同安定化事業拠出金でございますが、800万2,000円を増額いたしまして、1億3,253万6,000円とするものでございます。こちらにつきましては、30万円以上のレセプトを対象ということで行っております事業でございますが、額につきまして、決定通知により確定したものでございます。
  次に、11款の諸支出金でございますが、次の13ページをお開きください。
  こちらでは、一般被保険者償還金でございます。1,145万円を増額いたします。こちらにつきましては、説明欄の国県支出金等還付金につきましては6万円、これは出産育児一時金の補助金でございます。次の療養給付費等負担金返還金につきましては、1,139万円でございます。このどちらも平成22年度の精算によりまして、返還が生じたための計上でございます。
  以上で細部説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第2、議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第48号 平成23年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○増田和代議長 起立全員であります。
  よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第49号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第3、議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。
  平成23年度ときがわ町の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ229万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億913万円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ229万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億913万円とするものであります。
  細部につきましては、町民課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  蜥ャ民課長、お願いいたします。
○蜻セ一郎理事兼町民課長 それでは、議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について細部説明をさせていただきます。
  今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ229万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億913万円とするものであります。
  細部につきましては、事項別明細書で説明をさせていただきますので、7ページ、8ページをお開きください。
  7ページでございますが、歳入でございます。
  3款の繰越金でございますが、補正額229万4,000円を増額いたしまして、329万円とするものでございます。この繰越金につきましては、平成22年度の決算で余剰金が確定したための補正でございます。
  次に、9ページをお開きください。
  9ページにつきましては、歳出でございます。
  4款の予備費でございますが、229万4,000円を増額いたしまして、329万4,000円とするものでございます。歳入の増額分を予備費に計上したものでございます。
  以上で細部説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第3、議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第49号 平成23年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○増田和代議長 起立全員であります。
  よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第50号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第4、議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
  平成23年度ときがわ町の介護保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,551万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億5,089万2,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、続きまして、議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,551万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億5,089万2,000円とするものであります。
  細部につきましては、福祉課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  小沢福祉課長、お願いいたします。
○小沢俊夫福祉課長 それでは、議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)の細部説明をさせていただきます。
  今回の補正につきましては、平成22年度介護保険特別会計決算に伴うもので、6,551万円を補正し、歳入歳出それぞれ10億5,089万2,000円とするものでございます。
  事項別明細書によりご説明を申し上げますので、7ページをお開きをいただきたいと思います。
  まず最初に、4款支払基金交付金でございます。67万円を補正をいたしまして、2億8,267万円とするものです。これにつきましては、過年度分の介護給付費支払基金の額が追加となりましたので、その部分の補正でございます。
  続きまして、5款県支出金、介護給付費負担金でございますが、82万8,000円を補正をいたし、1億3,832万8,000円とするものでございます。これにつきましても、過年度分の追加交付とするものでございます。
  続きまして、7款繰入金、一般会計繰越金でございます。31万2,000円を補正し、1,801万1,000円とするものです。これについては、介護保険事務費へ充当するものでございます。
  続きまして、基金繰入金、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金でございます。3,000円を補正をするものでございます。これにつきましては、介護従事者処遇改善臨時特例基金繰入金の利子分でございます。
  続きまして、8款繰入金です。6,369万4,000円を追加し、7,182万9,000円とするものでございます。これにつきましては、前年度繰越金でございます。
  続きまして、次の9ページをお開きをいただきたいと思います。
  歳出。
  最初に1款総務費、趣旨普及費でございます。31万5,000円を追加し、126万円とするものでございます。これにつきましては、第4期介護保険事業計画ガイドブックが不足をしてまいりましたので、その増刷をいたしまして31万5,000円を補正をするものでございます。
  続きまして、2款保険給付費、居宅介護サービス給付費でございます。360万円を減額し、3億2,640万円とするものでございます。これにつきましては、平成23年7月までの給付実績に基づき、今後の見込みを算出し、360万円を減額するものでございます。
  続きまして、地域密着型介護予防サービス給付費でございます。260万円を補正し、480万円とするものでございます。これにつきましても、7月までの給付実績に基づき、今後の支出を見込みまして260万円を増額するものでございます。
  続きまして、介護予防住宅改修費でございます。100万円を補正をいたしまして、203万7,000円とするものでございます。これにつきましても7月までの給付実績に基づき、見込みを出したものでございます。
  続きまして、3款基金積立金、介護給付費準備基金積立金1,906万3,000円を追加し、1,906万4,000円とするものでございます。これにつきましては、平成22年度決算に伴い、介護保険の余剰金を介護準備基金へ積み立てるものでございます。
  続きまして、10ページをお開きいただきたいと思います。
  5款諸支出金、1号被保険者保険料還付金3万1,000円の減額をいたしまして、36万9,000円とするものでございます。これについては、介護保険の過納保険料の未還付分が確定をいたしましたので、そのための補正でございます。
  続きまして、3款償還金でございます。1,733万2,000円を増額し、1,734万円とするものでございます。これにつきましては、国県支出金等の還付金でございます。平成22年度決算に伴う介護給付費の返還金が確定したための補正でございます。
  続きまして繰出金でございます。介護給付費一般会計繰出金2,503万3,000円、これにつきましては、平成22年度の決算に伴う介護給付費の返還でございます。
  続きまして、介護保険事務費一般会計繰出金379万7,000円、これについても、同様でございます。
  続きまして、その下の地域支援事業一般会計繰出金3,000円の減額でございます。これも同様でございます。これについては、ときがわ町の一般会計へ繰り出すものでございます。
  以上で細部説明を終了させていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  これより日程第4、議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 10ページのところで、介護給付費準備基金積立金ということで、これは決算で余ってきたということで1,906万3,000円ということなんですけれども、これで第5期計画の中で、また介護保険料の計算をするときに、この基金をある程度活用してというようなことで考えておいてよろしいんでしょうか、というのが第1点。
  それから、2番目は次のページの12ページのところで、介護従事者処遇改善特例基金ということで、これは4,000円しかもうついていなくて、これは基金はもうやめないのかというところが、もう終わったことだからというふうに思っていたんですけれども、これはまだしばらく継続して置いておくということで考えておいてよろしいんでしょうか。
  その2点、よろしくお願いします。
○増田和代議長 ページ数10ページ、介護給付費準備基金積立金のことについて答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 笹沼議員のご質問にお答えをいたします。
  この準備基金を第5期介護保険計画に活用するかどうかということでございます。今年度第5期の介護保険計画を今策定中でございます。ただ県から今度の東日本大震災の関係で、県からの詳細のあれがかなりおくれているということで、実際に策定委員会等が始まるのが10月、来月ぐらいになってくるんではないかというふうに考えております。
  完成については、3月に完了する予定ではございます。
  第5期の介護保険料がどの程度になるかというのが、まだ今のところ全然見えていない状況でございます。第4期の介護保険の給付費等を見てみますと、その割に第1期、第2期から比べると伸び率が小さくなってきているというような中で、昨年度については、給付費が逆に500万円ほど減額になっているような状況ですので、この辺もどういう形で出てくるのか、これから人口推計等もしてまた3年後の予測等をしますので、どの程度になってくるかまだはっきりしないというような状況の中で、ある程度のどの程度になるかというような数字がわかりましたら、こちらのほうも充当していくかどうかというようなことですので、今現在のところはちょっと幾らどの程度入るかというのはわからないというような状況でございます。
  それから、もう1点の介護従事者処遇改善特例基金積立金4,000円なんですけれども、もう実際に既にこの基金については、利子だけということのような状況ですが、今年度いっぱいということで廃止する予定でございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
○11番 笹沼和利議員 はい、結構です。
○増田和代議長 ほかにございませんか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 9番、鳥越でございます。
  9ページ、10ページの介護予防住宅改修費についてお聞きしたいと思います。
  この事業概要の欄に23年7月までの給付実績というのがございますけれども、この7月までの給付実績は何件でどのような改修実績があったのかということと、申請者増が見込まれるということなんですけれども、例年に比べてこの7月までの実績がかなり金額からいけば倍増しているわけですけれども、結構多いのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 鳥越議員のご質問にお答えをいたします。
  この介護給付費の住宅改修、これは予防ということで要支援の方の部分なんですけれども、ことしの今現在の実績が、昨年の実績でいきますと月平均大体17万円ぐらいだったものが、ことしの4月から7月で月平均36万9,000円というような形でかなり倍ぐらい伸びているというようなことでございます。
  それで、利用者につきましては、昨年ですと平均が月当たり2件でございます。ことしは件数でいくと3件と、件数では少ないんですけれども。内容的にはいろいろありまして、手すりですとか、そういう段差の解消とか、そういったものでございます。
  以上です。
○9番 鳥越準司議員 ありがとうございました。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第50号 平成23年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○増田和代議長 起立全員であります。
  よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第51号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第5、議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)。
  平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ663万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4,430万2,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ663万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億4,430万2,000円とするものであります。
  細部につきましては、環境課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  岩田環境課長、お願いいたします。
○岩田功夫環境課長 それでは、議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)の細部説明をさせていただきます。
  1ページ、2ページをお開きください。
  第1表歳入歳出予算補正であります。
  最下段の歳入合計、2ページの歳出合計でありますが、それぞれ663万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1億4,430万2,000円とするものであります。
  7ページ、8ページをお開きください。
  歳入です。
  4款県支出金、1項1目浄化槽整備普及啓発事業費奨励交付金でありますが、760万円を追加し、800万円とするものであります。埼玉県の浄化槽整備事業費交付金交付要綱の改正により、撤去費について既設単独浄化槽に加え、くみ取り便槽が追加され、限度額がそれぞれ10万円とされたほか、新たに配管費について、限度額20万円として設けられました。今年度、既設槽撤去費として20基分200万円、配管費として30基分600万円、計800万円を見込むものであります。
  6款繰越金につきましては、36万3,000円を追加し、46万3,000円とするもので、22年度決算を受けたものであります。
  9ページ、10ページをお開きください。
  歳出。
  3款施設整備費、1項1目浄化槽整備費でありますが、690万円を追加し、8,421万9,000円とするもので、歳入の県支出金を受けたものであります。浄化槽整備事業の19節負担金、補助及び交付金690万円の説明欄でありますが、撤去費補助金190万円、生活排水路等整備費補助金500万円とするものです。
  以上で細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第5、議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第51号 平成23年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○増田和代議長 起立全員であります。
  よって、議案第51号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第52号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第6、議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)。
  総則。
  第1条 平成23年度ときがわ町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところ による。
  収益的収入及び支出。
  第2条 予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正する。
  科目、既決予定額、補正予定額、計。
  支出 第1款事業費3億1,397万2,000円、492万7,000円、3億1,889万9,000円。
  第1項営業費用2億8,552万1,000円、530万7,000円、2億9,082万8,000円。
  第2項営業外費用2,320万6,000円、マイナスの38万円、2,282万6,000円。
  資本的収入及び支出。
  第3条 予算第4条本文括弧書中「資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億102万9,000円」を「資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億245万7,000円」に、「過年度分損益勘定留保資金9,567万1,000円」を「過年度分損益勘定留保資金9,703万1,000円」に、「当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額535万8,000円」を「当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額542万6,000円」に改め、資本的支出の予定額を次のとおり補正する。
  科目、既決予定額、補正予定額、計。
  支出 第1款資本的支出1億8,883万6,000円、142万8,000円、1億9,026万4,000円。
  第1項建設改良費1億1,270万1,000円、142万8,000円、1億1,412万9,000円。
  債務負担行為。
  第4条債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額は次のとおりと定める。
  事項、期間、限度額。
  自動車賃借料、平成23年度から賃貸借契約終了年度、賃貸借契約により決定した額。
  事務機器賃借料、平成24年度から賃貸借契約終了年度、賃貸借契約により決定した額。
  議会の議決を経なければ流用することのできない経費。
  第5条予算、第7条に定めた経費の金額を次のとおり補正する。
  科目、既決予定額、補正予定額、計。
  (1)職員給与費4,966万2,000円、マイナスの201万2,000円、4,765万円。
  平成23年9月6日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  第3条予算及び第4条予算の過不足等により補正の必要が生じたので、地方自治法第218条第1項の規定により、本案を提出するものであります。
  細部につきましては、水道課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  中藤水道課長、お願いいたします。
○中藤和重水道課長 議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)について細部説明を申し上げます。
  1ページ目の第2条のところをごらんいただきたいんですが、事業費の補正予定額のところ492万7,000円、予算第3条の収益的支出を増額補正し、その下の第3条のところの補正予定額を見ていただきたいんですが、資本的支出を142万8,000円増額補正するものです。
  細部につきましてご説明いたしますので、12ページ、13ページをお開きください。
  収益的収入及びの支出の支出でございますが、まず人件費の増減につきましては、異動等に伴う増減でございます。
  以下、主なものについてご説明いたします。
  右側13ページ、上から3分の1ほどのところにあります修繕費699万1,000円ですが、主なものは、本郷受水場のポンプ3台を順次稼動しておるんですが、設置年度が1998年に設置いたしまして10年ほど経過しておりますので、3台をオーバーホールするというもので約577万円の経費が主なものでございます。
  一番下にいっていただきまして、左側12ページ、492万7,000円を増額いたしまして、3億1,889万9,000円とするものであります。
  続きまして、14ページ、15ページをお開きください。
  右側15ページ、工事請負費142万8,000円ですが、この内訳は本郷受水場の中央配水池の水位計、水位の高さを示す計器があるんですが、それが壊れてしまったので、交換工事に105万円、もう1件が後ろの減圧井の水位調整弁といいまして、トイレにあるタンクを水がいっぱいになると水がとまって、流すと水が出るという丸いフロートみたいなものなんですが、その水位調整弁が壊れてしまいまして、その交換に37万8,000円増額ということです。
  一番下の欄を見ていただきたいんですが、142万8,000円を増額し、1億9,026万4,000円とするものです。
  以上で細部説明を終わります。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第6、議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 8ページのところのときがわ町水道事業予定貸借対照表ということで、これは平成24年3月31日ということで来年の3月ということなんですけれども、そこの今がちょっと気になったところが、流動資産の中の現金預金、下から3分の1ぐらいのところですかね、これが1億4,400万円ということで、昨年度末の決算としては1億7,000万円だったんですけれども、3,000万円ほど現金預金、まだこれは予定なのでまだ確定ではないのでそこまでということはないと思うんですけれども、現金預金が減るのはちょっと困るなという話を聞いておりましたので、このあたりの見解というか見通しというか、そのあたりのことをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  中藤水道課長。
○中藤和重水道課長 笹沼議員のご質問にお答えいたします。
  これは笹沼議員ご指摘のとおり、今回の補正を踏まえた現金預金で、年度の中で現金預金が上下するということでございます。1億4,000万円ほどですけれども、特にとりあえず現金的には問題がない状況だと考えております。
  以上です。
○11番 笹沼和利議員 結構です。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。

                     (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第52号 平成23年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○増田和代議長 起立全員であります。
  よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第53号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○増田和代議長 日程第7、議案第53号 負担付き寄付の受入れについてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。お願いいたします。
○岡野吉男議会事務局長 朗読いたします。
  議案第53号 負担付き寄付の受入れについて。
  次のとおり負担付き寄付の申し入れがあり、当該寄付条件を承認して受納したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第9号の規定により議会の議決を求める。
  平成23年9月9日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○増田和代議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 それでは、議案第53号 負担付き寄付の受入れについて提案理由を申し上げます。
  美術館の整備及び作品展示の負担付き寄付の申し入れを承認して受納したく、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、企画財政課長よりご説明申し上げます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  続いて、細部説明を求めます。
  久保企画財政課長、お願いいたします。
○久保 均企画財政課長 それでは、議案第53号 負担付き寄付の受入れについて詳細説明をさせていただきます。
  この案件につきましては、先ほどの一般会計の補正予算の質疑の中で細かく説明がありましたので、簡潔に説明をさせていただきます。
  このたび、さいたま市在住の金田石城氏から文化的情報発信の場としての町立美術館の建設を条件に、別紙のとおり作品を寄附したいとの申し出がございました。
  町といたしましても、観光入り込み客100万人を目指し、美術や芸術といった地域文化が加わった深みのある固有の観光地を目指すことは是非とも必要なことであるというふうに考えたところであります。
  今回の寄附申し出は、ときがわ町の文化や芸術面での今後の発展に大きく寄与するものであると考え寄附を受け入れ、美術館を整備することにより、ときがわ町を文化的な薫りがする観光地として今後発信してまいりたいと考えているところであり、ご理解をお願いするものでございます。
  以上で細部説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  これより日程第7、議案第53号 負担付き寄付の受入れについての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 負担つき寄附の受け入れについてでございますけれども、先ほどから皆さん熱心にご討議いただいて、皆さんいろいろ中身についてはご理解できているのかなと思うんですけれども、その中で寄附条件としまして、「文化的情報発信の場としての美術館の整備を行い、上記物品の展示を行うこと」という、これが条件として付されているわけでございますけれども、金額面では一応示されてないわけですよね。そういったことで、その当然建設資金とか今後の運営資金ということは、この契約書にもうたわれてないわけでございますけれども、今後それについては、双方とも協議の上で......
          (発言する者あり)
○10番 野原兼男議員 いや、そうじゃなくて、この金額はいいんですけれども、要するに運営資金だとかそういったもの、今後のそういったものについての具体的な数字が明記され ていないわけでございますけれども、それは今後双方の協議した上で随時決定していくということで理解してよろしいでしょうか、その点についてお伺いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 そのとおりでございます。
○10番 野原兼男議員 わかりました。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 負担ということは、美術館の整備をして、その美術館に作品を展示するということが負担ということなんですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 今言われたとおりでありますけれども、要するに負担というのは、寄附の条件として寄附を受け入れる側での何らかの支出、財政的な負担、義務が伴うと、こういう案件について議会の議決を要するということになっているということです。
  以上です。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
○13番 岩田鑑郎議員 はい。
○増田和代議長 ほかに質疑ございますか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 8番、野原和夫です。
  負担つき寄附行為でございますが、町長が先ほど三栖さんは弟子がいないと言っていましたけれども、この金田石城氏はどのくらいの弟子を持っているのか、この点わかれば教えていただきたい。
  それで、三栖さんみたいに1人でやっている芸術家というのは芸術家で、きちんと自分の作品を評価して、その金額が出るわけなんですよ。それで、この芸術家の中でも芸能人を巻き込んでの芸術家という人もいるんです。これは金田氏なんかこの中に入るんではないかなと思う。こういう人たちは自分のこの2億円相当の評価も自分で評価をして金額を入れているわけですから、自己評価額で。初めてこの製品を買っていただいての評価が出るわけですけれども、こういう人たちは必ず講演の依頼、講演をお願いします。その中でやっぱり見返 りとしてはお金も欲しいという考えの芸術家もたくさんいるんですね。やっぱりそういう私は考えの一人ではないかなと思うので、ここのところの心情をどのように思っていたのか、慎重さがあるということ、負担つき行為の中で、やはり町は説明の中では負担していきます、負担するわけですから、そういう見返りを必ず求める芸術家というのはいますから、これが見返りだと思うんですが、その中身についての慎重さはどこまで持っていたのか、お伺いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 ちょっと質問の理解が私なかなかできないんですけれども、まず前提条件については、結果としてマスコミ等に出られておったり、あるいはパフォーマンスに着目してマスコミ等で取り上げられたりということはあります。ただそれによって作品の芸術性であるとか、そういったものが損なわれることではないと思います。
  ただ先ほど申し上げましたように、日展でも入賞し、また世界のいろいろなデザインのエキスポ等でも優勝されているという実績からすれば、立派にいわゆるそういった書あるいは絵、仏画なんかも本当に見るとすばらしいものがありますけれども、そういった社会的評価があるというふうに考えています。
  それをそういう一義的に主張されるのはいかがなものかというふうに思いますが、幸いというか、そういったマスコミへの知名度があるということを、ときがわ町をいろいろ発信したり、それを観光に活用しているということの要素として重要な要素だということで、今回この負担つき寄附を受け入れてやろうと。単に芸術性は高いけれども、それほどそうらしくとか、希少価値であるということだけの美術品を仮に寄附されて、その数点しか寄附は受けられないということであれば、むしろときがわ町の美術館として余り適正ではないというふうに私は考えております。
  以上です。
○増田和代議長 8番。
○8番 野原和夫議員 はい。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
  6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 基本的なことをお聞きしたいんですが、いわゆる美術館の整備を行い、これは準備期間で行うわけでしょうけれども、「上記物品の展示を条件に寄付の申し込みを するものです」とありますが、上記の物品の展示のいわゆる期間というのはどうなっているんでしょうか。展示する期間、例えば美術館がある限りなのか、あるいは5年なり10年なり、そういった負担つき寄附の場合はどういう規制、やっている制限があるんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 展示の条件というのは特にないと思うんですね、期間の問題は。
  ですから、要するにこの条件が満たされれば寄附しますよということですよね。こちらとすると、先ほど言われたように、将来的に例えば寄附を受け入れてやろうとした、そのいろいろな想定されているこっち側の目的とか、そういったものが十分果たせないという場合については、当然管理の委託についても打ち切らせていただくと同時に、美術館もやめるということは当然できますね。当然美術館をやめるということは、つまりそういう条件で、美術館として継続するという条件で来ていますから、そこで美術品をお返しするということになろうかと思います。
○6番 野口守隆議員 はい、わかりました。
○増田和代議長 よろしいでしょうか。
  ほかにございますか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 この表に埼玉県の知事室に作品があるということになっているんですが、副町長は長い間県庁におられましたが、見たことはあるんでしょうか。先ほどすばらしいと言ったんですが、それを購入する気にはならなかったんでしょうか。
  それからもう1点目、有限会社石城アートジャパンの現在の活動状況というんですが、展覧会をやっているとか、それがわかれば教えていただきたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 作品は見ております。内容についてもすばらしいというふうに認識しております。
  それから、2点目のご質問ですけれども、アートジャパンの具体的な活動は存じ上げません。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 知事室のは見たことがあるということなんですが、それ以外にも見 たことがあってすばらしいということなそうですが、購入する気はなかったんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 個人で購入するだけの資産がございませんので、購入はしてございません。
○増田和代議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 有限会社石城アートジャパンは、6月20日に有限会社の目的を変えておるんですね。ことしの6月20日です。今までなかったやつに、映像制作だとか......。
○増田和代議長 すみません。岩田議員、もう少しちょっと大きな声ではっきりとお願いいたします。
○13番 岩田鑑郎議員 すみません。入れ歯のぐあいが悪いもので。
  ことしの6月20日に営業の目的を、設立の目的を変えておるんですね。従来に変わって映像制作業、喫茶店の営業から飲食店営業、あるいはイベント事業というのを6月20日に入れているわけですね。ですから、今までそのようなイベントの経験とか、この会社はですね、そうような経験が今までなかったんじゃないかなと思うんですが、その点はいかがですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 有限会社の活動までちょっと私もつかんでおりませんけれども、恐らく今回そういったことを入れたというのは、町との関連があるのかなと思いますが、ただあくまでも有限会社アートジャパン、今の言われた会社が受託するわけではないので、それとどう関連があるのかちょっとつかんでおりません。
  以上です。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 それで、この会社の経営状況というか、その辺はお調べになっているんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 本件とかかわりがないですし、また寄附を受け入れて運営するのは会社ではなくて財団でございますので、かかわりはないということで調べておりません。
○増田和代議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって質疑を終結いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討議を終結いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を......。
          (「討論」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 少し早目にお願いいたします。
  反対討論ですか、賛成討論ですか。
          (「反対討論です」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 どうぞ。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 13番、岩田です。
  簡単ですが、反対討論をさせていただきます。
  金田石城氏は2億円以上の寄附をされるということですが、本当にときがわ町が好きで、そこから情報発信をしたいというのであれば、この書を売って、それでその美術館の経営に充てていただきたいというのが、私の考えなんですよ。
  現在は、各企業も各自治体も個人もそのような経済状態がよくないですから、余裕がないのが実情だと思うんですよ。早くいえば、芸術品もなかなか入れられないのが実情です。一幅の書や絵を50万円、100万円出して購入する人が何人いるかなんですけれども、だとするならば、売買できないのであれば、この2億円を塩漬けにするしかないわけですね。ですからもし塩漬けにしたままで置いておくのであれば、塩漬けになってみれば、これだけ2億の価値がないような気がするんですね。ですから、私はこういう財産を売った上で、その町立の美術館を、寄附を受けるのではなく運営していただければという思いで、この負担つき寄附行為には反対をさせていただきます。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  賛成討論ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 反対討論ございますか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 8番、日本共産党の野原和夫です。
  議案第53号 負担付き寄付行為の受入れについて、説明文を含めた中で反対討論します。
  負担つき寄附の受け入れについては、さまざまな考え、意見があると思いますが、今回提出された負担付き寄付の受入れについての議案には反対します。
  第1に、町立美術館設置計画、説明不足があります。文化を取り入れた観光地にすることにおいて、どうして金田石城氏なのか疑問です。地元ときがわ町には、三栖右嗣氏の絵もあり、岩田紅洋氏の書もあります。金田石城氏の美術館の必要性を言われますが、住民の理解を得られないまま事業は先行しています。
  ときがわ町美術館構想においても疑問です。金田氏側でのプロデュースを行うことで美術館の運営は可能とありますが、人口減少、景気の低迷、またどれだけの人が金田石城氏を知っているかわかりません。本人申し出の2億円相当といわれる寄附により、美術館工事は町が負担です。運営は金田石城氏、財団設置予定、委託毎年3,000万円を町が支払う。慎重さに欠けています。今後の取り組みについては、ときがわ町独自の美術、芸術、地域や文化を生かすことが求められているのではないでしょうか。
  2億円を超える作品の寄贈、さらに100点を超える寄贈されることなど、多額の経費は必要ないとありますが、委託料、維持管理費等を含め3,500万円を、毎年町が支出予定です。
  金田石城氏の名を冠した名称にしたほうがメリットが大きいとありますが疑問です。金田氏の人脈やご功名等はときがわ町に反映されないと思います。
  以上、多くの疑問点があり、反対討論とします。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  ほかに討論ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 これをもって討論を終結いたします。
  これより議案第53号 負担付き寄付の受入れについてを採決いたします。
  本案は原案のとおり受け入れることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○増田和代議長 起立多数であります。
  よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議員派遣について
○増田和代議長 日程第8、議員派遣についてを議題といたします。
  お諮りいたします。議員派遣につきましては、会議規則第121条の規定により、お手元に配付しましたとおり派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 異議なしと認め、よって議員を派遣することに決定いたしました。
  なお、結果報告につきましては、議長の諸報告の中で報告いたします。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会について
○増田和代議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会の宣告
○増田和代議長 大変ご苦労さまでした。
                                (午後 4時09分)