平成23年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第4号)

                            平成23年9月14日(水)
                            午前9時30分開議
      開議の宣告
日程第 1 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
日程第 2 一般質問
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出席議員(13名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     2番  小 島   浩 議員
     3番  小輪瀬 英 一 議員     4番  瓜 田   清 議員
     5番  前 田   栄 議員     6番  野 口 守 隆 議員
     7番  小 宮   正 議員     8番  野 原 和 夫 議員
     9番  鳥 越 準 司 議員    10番  野 原 兼 男 議員
    11番  笹 沼 和 利 議員    12番  増 田 和 代 議員
    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男
副町長
関 口   章
理事兼町民課長
 蛛@太一郎
会計管理者兼
会計室長
桑 原 和 一
総務課長
小 峯 光 好
企画財政課長
久 保   均
税務課長
小 島   昇
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
岩 田 功 夫
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
内 室 睦 夫
水道課長
中 藤 和 重
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教育長
舩 戸 裕 行
教育総務課長
長 島 富 央
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄
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議会事務局長
岡 野 吉 男
書記
荻 野   実
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   ◎開議の宣告
○増田和代議長 おはようございます。大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は13名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成23年第3回ときがわ町議会定例会第4日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○増田和代議長 議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりでございます。
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   ◎答弁未了部分について
○増田和代議長 9月9日の補正予算の中で、6番、野口議員さんの負担つき寄附の受け入れについての質疑に対する答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  関口副町長、お願いいたします。
○関口 章副町長 細かいところについて、本人の確認が得られましたので、その点について正確にご答弁申し上げたいと思います。
  指定期間、どういう場合があるかということで、指定期間の期間が満了による管理の終了のとき、それから指定管理の契約の中で、取り消しというのがありまして、当然取り消しの要件を満たせば取り消しになりますけれども、そのときの寄附した作品の問題、それからもう1つは、美術品そのものの展示をやめてしまうというケースも可能性の問題としては一応ありますので、その点すべて確認しましたところ、いかなる理由があっても、寄附した作品の返還を求めることは100%ございませんという明確な回答がありましたので、ご報告をさせていただきます。
  以上です。
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   ◎議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
○増田和代議長 続いて、日程第1、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
  議会運営委員長から、会議規則第73条に関する通知が提出されております。
  閉会中の継続調査についての報告を求めます。
  議会運営委員会、鳥越準司委員長、お願いいたします。
○鳥越準司議会運営委員長 それでは、閉会中の継続調査の申し出をいたします。
                                平成23年9月14日
  ときがわ町議会議長 増 田 和 代 様
                           議会運営委員長 鳥 越 準 司
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1.調査事項
  次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項
  2.期限
  次期定例会まで
  以上でございます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  お諮りいたします。ただいま議会運営委員長から、なお継続調査に付したいとの申し出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎一般質問
○増田和代議長 これより日程第2、一般質問を行います。
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          ◇ 小 島   浩 議員
○増田和代議長 発言順位1番、質問事項1、住宅用火災警報器の設置をさらに推奨しては。質問事項2、児童の通学路安全対策。通告者2番、小島浩議員。
○2番 小島 浩議員 おはようございます。2番、小島浩です。
  一般質問をさせていただきます。本日は2点させていただきますが、よろしくお願いいたします。
  1つ目です。住宅用火災警報器の設置をさらに推奨してはということでお願いいたします。
  質問の趣旨といたしまして、住宅火災で不幸にして亡くなる方は、建物火災による死者数の約9割にも及び、旅館やデパートなどで発生する火災のときより5倍程度死者が発生しやすい状況となっています。死亡に至る要因は逃げおくれであり、6割を占めるそうですが、警報器の設置率が比企管内では4割程度で、全国的には低い状況であるということです。いつどんな状況下で発生するかわからない住宅火災から大切な命を守るためにも、義務化されている住宅用火災警報器の設置をいま一度推奨すべきと思いますが、町の見解をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 おはようございます。
  一般質問でありますけれども、まず小島議員の住宅用火災警報器の設置の推奨についてということでお答えいたします。
  住宅用火災の警報器の設置につきまして、新築住宅におきましては、消防法によりまして平成18年6月1日から設置が義務化されまして、既存の住宅におきましては、比企広域市町村圏組合火災予防条例によりまして平成20年6月1日から義務化となりました。これは、火災発生時における逃げおくれによる死傷者の減少を進めるためでありまして、一般住宅におきましても設置が義務化されたものであります。
  これに伴いまして、町といたしましては、広報紙に啓発記事の掲載、また区長会議での制度の説明等を行ってきたところであります。
  また、比企広域消防本部では、住宅用火災警報器設置推進委員会を立ち上げまして、その対応に当たっております。全戸配布や回覧啓発チラシを配布いたしまして、制度の周知を図るとともに、電話でのアンケートを実施いたしまして、普及や設置状況調査の取り組みを行っているところであります。
  さらに、平成20年度及び21年度の2カ年にわたりまして、ときがわ商工会の協力を得て一般住宅用火災警報器普及事業を実施いたしまして、184世帯381個の警報器を設置したところであります。
  今回のご質問であります住宅用火災警報器設置の推奨をすべきではのご質問でありますけ れども、消防庁がことし8月4日に発表いたしました住宅用火災警報器の普及率の推計結果によりますと、全国推計普及率が71.1%となっております。比企広域消防が実施したこの調査のもととなる町内120世帯への電話調査の結果でありますが、38.4%とのことでありました。また、比企広域消防管内の平均が43.8%ということで、埼玉県平均65.7%でありますので、これと比較すると、ときがわ町の普及状況というのは低い水準であります。より一層周知、啓発の必要性を強く感じているところであります。
  また、助成制度につきましては、ひとり暮らし等の高齢者世帯への火災警報器の設置費用の助成がありますが、この周知の徹底を図るとともに、消防機関と連絡をとりながら、設置拡大に向けた取り組みを進めて、火災による被害の減少にこれからも努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ありがとうございます。
  平成20年度及び21年度の2カ年で、商工会の協力を得て、184世帯380個の警報器を設置したということでご答弁いただきました。
  この事業を行ったときに、ときがわ町の制度であります高齢者住宅火災警報器設置助成事業に該当する住宅は、もちろん助成を受けたと伺っているんですけれども、どのくらいの件数だったのかわかりますでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 小島議員のご質問にお答えをいたします。
  高齢者世帯への実績でございますけれども、平成20年度から始まりまして、まず高齢者の世帯が23世帯、それから単身者の高齢者が13世帯、それから助成金でございますけれども30万9,450円、それから平成21年度が高齢者世帯が12世帯、単身者世帯が4世帯、助成金の額が15万800円、それから平成22年度は高齢者世帯が1世帯、単身者世帯が3世帯、助成額3万6,758円で、合計いたしますと、高齢者世帯が36世帯、単身者世帯が20世帯、助成額が49万7,008円ということでございます。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 今、平成22年度の設置についてもお伺いいたしましたが、3万6,758円ですか。これは1件ということでよろしいんでしょうか。今、ちょっと聞き漏らしてしま ったんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えをいたします。
  これについては、世帯数で言いますと4件でございます。この高齢者に対する補助でございますけれども、助成額といたしまして、最高限度額として1万5,500円までを補助をするということでございます。ですから、1万5,500円、取りつけについて、1万5,500円を超えた部分については個人負担ということでございます。ただし、通常ですと、この範囲の中で器具の設置工事等についてはおおむね充足できているというふうに考えています。
  以上です。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ありがとうございます。
  そうしますと、高齢者への警報器の設置というのは、だんだん数が減ってきておりますので、かなり普及しているというふうな考えでも差し支えないでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 高齢者世帯への普及ですけれども、まだまだこれから啓発していかなければならないというふうには考えております。ですから、まだかなりの世帯があるというふうにこちらとしては思っておりますので、今後さらなる啓発に努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ありがとうございました。
  ときがわ町だけでも、町内の120世帯の調査で38.4%ということで、全国水準または県の水準から比べると大変低いんですけれども、私、この警報器の設置に関して、日本防火協会というところから出されている住宅用火災警報器の設置効果集というのをちょっと入手いたしまして、熟読してみました。
  読ませていただいたところ、この警報器の効用というのは、かなり大きなものがございまして、ちょっと何例か、全国的な奏功事例が挙がっておりますので、何点か読ませていただきたいと思っているんですけれども、福島県の例なんですが、17時45分ごろ、男性、71歳が台所のガスコンロになべをかけ、火を消さずにその場を離れて寝込んでしまったため、なべ が加熱されて発煙し、住宅内に設置されていた住宅用火災警報器が感知し、発報した。警報音と煙に気がついた通行人が119番通報し、消防隊がなべのかけ忘れによるものであることを確認したとか、それからもう1点は、電気プラグからのショートが原因で火が発生したという例もありますので、少し読まさせていただきます。
  夜の9時45分ごろですが、電気プラグのショートが原因による火が発生した。状況については、居住者が就寝中、住警器、住宅用火災警報器を略して住警器と呼んでいるんだと思います。住警器の鼓動により目が覚め、電気プラグ周囲のソファーが燃えているのを確認し、初期消火を行い、119番通報し、早期に避難したため、大事に至らなかったなど、大変寝込んでしまったり、それから外出してしまったりしても、隣の方、あるいはたまたま訪問した方、それから通行人の方などが気がついてくれて、火災が大事に至らなかったという例が、67奏功事例があるんですけれども、中で45%ぐらいの例が、火を出したうちではなく、通行人、ほかの方が気がついてくれるという、そういう状況がここに載っております。
  それから、警報器の設置によって、火災による死者数も半減され、損傷床面積、損害額も半減しているというふうな数字が出ております。アメリカでは、1970年代の後半から州の法律によって設置が義務づけられたんだそうですが、そのころ6,000人ぐらいの火災による死者数があったんだそうですが、20年後の1990年代ぐらいには、それも半減しているというふうな状況も数字で残っておりますし、この住宅火災警報器の設置による効果というのは、かなり絶大な効果がある、そのように思われます。
  町の補助事業として、1万5,500円ですか、助成事業があるんですが、その助成事業の対象というのは、台所への設置は対象外のようなんですが、その辺のところも補助対象というふうにしたらいかがなものかと思いまして、お伺いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  小沢福祉課長。
○小沢俊夫福祉課長 お答えをいたします。
  今現在の補助の対象につきましては、寝室、それから階段等については補助の対象ということで、補助金を出しております。台所については補助の対象としておりませんので、実際に義務づけされているところは、寝室、階段というようなところになっておりますので、それを対象としているということでございます。
  今ご質問のありました台所、特に火を使うところということで、今後、それらについても検討させていただければというふうに考えています。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 効果も絶大の機械、警報器のようですので、是非さらに設置を啓発していただいて、万が一の火災で不幸にして亡くなるような方がいらっしゃらないような、そんな状況をつくっていただければと考えるところです。
  私も自分でつけてみたんですが、石こうボードのところにも警報器の重さ程度のものなら、石こうボードのやわらかい材質のものをつぶさない程度の締め方で締めれば、設置も可能のようです。ですから、女性の方でも設置しようと思えばつけられると思いますので、是非啓発していただいて、さらに設置率が高まるようお願いしたいと思います。
  以上で1点目は結構です。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、児童の通学路安全、2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 2番目の質問をさせていただきます。児童の通学路安全対策。
  ここ数年の夏は、猛烈な暑さで亡くなられる、熱中症で亡くなられる方のことですが、多くいます。そうした中、アスファルト道路を徒歩通学する小学生が熱中症かと思われるような状況も見受けられます。自宅が遠距離のため、1時間近くも歩かなければ帰宅できない児童もいるようです。
  @といたしまして、徒歩通学児童の安全と安心のためにも、子ども110番の家の見直しをするとともに、ふやすお考えがあるか見解をお伺いいたします。
  Aといたしまして、夏の期間中のみ路線バスを利用した下校の考えをお伺いいたします。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  舩戸教育長、お願いいたします。
○舩戸裕行教育長 それでは、小島浩議員の児童の通学路安全対策についてお答えいたします。
  近年の夏の温度上昇は異常なほどとなっております。特に、内陸部においては35度以上の猛暑日となることもしばしばあり、鳩山町にある観測所のデータでは、ことしの6、7月中に猛暑日となった日数が12日ありました。
  このような中、議員ご指摘のように、徒歩通学に1時間近くかかる児童もおり、炎天下の中での登下校において、健康面の心配もされております。
  その対策として、学校では帽子の着用を推進するほか、登下校時の給水のため水筒を持参するような指導をしております。また、今年度については、首筋を冷やすようなグッズの使用も認めており、子供たちの健康に配慮した暑さ対策を講じているところでございます。
  さて、ご質問の子ども110番の家については、第1次ときがわ町総合振興計画でも取り上げ、平成28年度の設置目標が230カ所となっております。
  子ども110番の家は、小学校単位でPTA組織や学校応援団の協力を得て選出し、依頼しており、現在、218軒のお宅にお願いしているところです。お引き受けいただいている家庭については、複数年にわたり依頼している家庭もありますので、家庭の状況等を確認し、引き続き依頼できるか判断してまいります。また、危険が予想される箇所の近くにある家に新たに子ども110番の家を依頼するなど、今後もその数をふやすとともに、有効な活用が図れるように小学校を指導していきます。
  次に、夏の間の路線バスを利用した下校については、現在のバス路線は、町の利用者の利便性から、せせらぎバスセンターを起点にバスが運行されております。学校までの通学距離が長い地域の児童が乗れるような、その地区に直行する便はございません。
  さらに、小学校の場合は、学年ごとの一斉下校となることが多いため、仮に児童が路線バスを利用することになりますと、一般の利用者に迷惑をかけることなども考えられます。
  また、低学年の遠距離通学の児童については、スクールバスを利用するなどの配慮をしてございます。
  これらのことから、路線バスの利用は現在のところ考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ご答弁ありがとうございます。
  現在、218軒の、子ども110番の家が218軒のお宅にお願いしているというふうなご答弁いただきました。ときがわ町に小学校が3校ございますが、その218軒のそれぞれの学校への戸数というのは何戸ずつなのか、おわかりになりますでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 それでは、お答えいたします。
  218軒の内訳ですけれども、明覚小学校が50軒です。萩ヶ丘小学校が78軒、玉川小学校が90軒というふうになっております。
  以上です。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ありがとうございます。
  子ども110番の家なんですけれども、今回の質問は、通学路の安全対策ということですが、夏の暑さに対するというふうな趣旨で質問させていただいているんですが、玉川小学校に通う児童のですね、ちょっと登校途中での事象がありましたので、読まさせていただきます。
  事実関係、状況説明とか、ダブるようですと迷いが生じると思いまして、聞いて、文章にしてまいりましたので、ちょっと読まさせていただきます。
  通学路でこんなことがありました。7月11日の月曜日なんですけれども、朝7時15分ごろ、玉小児童Bちゃんが、あえてBちゃんといういうことで、Aちゃんと申し上げますと、誤解を生じてはいけないと思いまして。Bちゃんが五明の某工場前の通学路で倒れるという事態が起こり、救急車を要請したことがありました。工場のCさんが工場南側の通学路に面したシャッターをあけようとしたときでしたので、数秒の間に倒れたBちゃんに近づくことができました。出血が牛乳瓶1本くらいあり、多いかなと思ったそうです。通学班の子供たちは10人くらいいたのですが、Bちゃんがうつ伏せのまますぐ起き上がらなかったものですから、Cさんは1人ではと思い、工場裏の子ども110番の家に応援を頼み、お嫁さんとおばあさんに来ていただいたそうです。2人にはBちゃんの介抱に当たってもらい、Cさんは通学班の児童からBちゃんの名前を聞き、どちらの子供さんかを推測して、電話帳で調べ、電話をしました。該当するお子さんであることを確認した後、現状を伝え、救急車の要請は家族が現場へ来てからという話し合いと申しましょうか、申し合わせといいましょうか、そういう状況があったそうです。ということで、家族の現場到着を待ち、同時に玉川小学校への連絡をしておいたそうです。
  その間、お嫁さんとおばあさんは、工場の事務所からタオルや保冷材を持ち出し、止血の処置をしながら、工場屋根の下、涼しいところにBちゃんを移動させて、休ませておりました。
  その後、ボランティアで子供たちの登下校を見守ってくれているSさんが東のほうから来て、なかなか子供たちが来ないからどうしたかと思った。万が一のことを考えると、救急車を要請したほうがよいのではないかいということで、救急車の出動を要請し、救急隊に対応していただきました。
  結果として、病院へ搬送するまでには至らず、様子を見て、後ほど病院へ連れていきますというご家族の話で、自宅へ帰りました。
  先に申し上げておきますが、Bちゃんはその日のみは学校を休んだそうです。次の日から は元気に通学しているということですので、ご心配なさらぬようお願いいたします。
  Bちゃんが倒れた背景には、1つ、通学班の登校時間におくれてしまい、早く追いつこうと、約500メートルほど走ってきた。両手に荷物を持っていた。週の初めの月曜日であったということです。これは2つ目です。3つ目といたしまして、その日も朝から暑さが厳しく、前日もかなり暑い日であったという状況があったようです。
  Bちゃんも、「なぜそこで倒れちゃったかわからないうちにああなっちゃったんだよ」と言っていたそうです。しかし、Bちゃん自身も、徒歩通学の訓練にと、ご家族で時々散歩はしていたとのことです。負傷状況は、牛乳瓶1本ぐらいの出血とひじの打撲、すり傷がありました。出血の原因は、倒れた瞬間、鼻を打ったための出血で、なぜ先に手をつけなかったのか。両手に荷物を持っていたためか、そのとき意識をなくしつつあったのか、この点についてはよくわからないということです。
  7月11日にこのような状況があったらしいんですけれども、児童の安全・安心のための子ども110番の家というのは不可欠だと思うんですが、今現在、218ある子ども110番の家の現状と申しましょうか、万が一のときの対応力というものがいかなるものかという、調べるというか、調査していただいておりますでしょうか。その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 お答えいたします。
  先ほども申しましたように、子ども110番の家については、各小学校のほうで中心になって依頼しております。その依頼の仕方等については、各学校それぞれまちまちな部分はありますが、学校によっては、年度当初に毎回通知を出して、今年度の依頼もできるかどうかというような文書で確認して、その年度、また依頼しているという学校もありますし、過去依頼して、数年間、特に申し出がない限り、継続してやっていただけるものということで判断して、お願いしているというような状況もあります。ということで、いろいろその差はあるんですけれども、どの学校も、年度当初に、通学班を中心に子ども110番の家の存在については周知しておりまして、これもまた学校にも若干差はあるんですけれども、地区別の一斉下校の中で、110番の家にあいさつして回ったりとか、確認しながら、担当教師がついて、ここにありますよ、ここにありますよというふうなことで確認して帰る学校とか、そんなような取り組みをしているようです。
  以上です。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 ありがとうございます。
  是非、万が一のときに子供が駆け込んでも対応できるような体制の子ども110番の家の増強等も思慮に入れながら、お願いしたいと思います。
  夏の暑さのことで、ちょっと私も通学路の路面を暇を見つけながら、自宅前が通学路でございますので、距離の問題なくちょっと調べたんですが、これ、9月10日なんです。土曜日です。これは時間です。こちらは場所で、工場内というのは、私のうちのことなんですけれども、それから顔の高さというのは、通学路を歩く児童の顔の高さを想定いたしまして、温度計を、自宅にある温度計なんですけれども、どちらにも回るように、風通しがある程度いいような状況で、直射日光は当たるときもあるんですけれども、はかってみました。それから、路面というのは、通学路の路面、通学路に置きますと、温度計壊されてしまいますので、車にひかれまして。端のほうに、風通しのいい端のほうに置いたんですが、こんな結果が出ております。
  注目すべきは、13時50分、一番1日で暑くなると思われる13時50分、工場内で32.5度、私の工場は比較的涼しいねと皆さんに言っていただけるんですが、やはり予報で言っているぐらいの温度なんですが、顔の高さのところの温度は38.5度、14時50分だと39.5度ありました。路面のところに置いた温度計を見ましたら、48度近くありまして、何かの間違いではないかと思いながらも、2日後ぐらいもちょっとはかってみたんですけれども、やはり同じような数字が出ました。
  6時になりますと気温が30度から下がるんですが、顔の高さのところはまだ30度。路面は急激に冷えて30度。もう今の、9月10日の6時は、日が落ちているような状況で、急激にこんなに下がるんだなと思いました。猛暑日と言われる35度以上の日ですか、気温が38度とかそういう状況のときには、果たしてこの辺の温度はどのくらいになるんだろうというふうなことを考えながらも、かなり長距離を徒歩通学で歩く、特に体調を崩しているようなお子さんは厳しいんじゃないかなというふうに思います。
  私個人としては、そういう長距離を歩くことによって、いろいろな精神力も鍛えられ、我慢強い、辛抱強い子ができるものとも思いますし、そういう鍛えるのは当然とは思うんですけれども、余りにも最近の暑さが過酷なものですから、通学路を歩く子供たちの姿を見ていると、万が一のことがあったらとついつい思ってしまいまして、このような質問をさせていただきました。
  万が一のときに、児童の氏名とか学年、それから緊急の連絡先、できれば血液型等もわかるような、そのようなものを持っていていただけるといいんではないかなと思うところなんですが、その辺についてはどうでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 お答えいたします。
  残念な傾向といいますか、最近いろいろな被害というか、危険なことも多くなってきておりまして、校外においては、名札等の着用も控えるような指導をしているような状況もあります。ですから、個人情報がすぐわかってしまうようなものを例えば首から下げておくとかということは、実際はできないかなというふうに思っております。
  以上です。
○増田和代議長 2番、小島議員。
○2番 小島 浩議員 わかりました。いろいろ難しい面もあろうかとは思いますが、是非遠距離通学の子供たちが毎日無事に登下校できるように、最大のご配慮をお願いしたいと思います。
  それから、各小学校3校でPTAの方にちょっとお伺いしたんですが、ボランティアで子供たちの登下校を見守ってくださっている方が多くいらっしゃいます。私が今把握している限りで、玉小の10人ぐらい、明小の6人ぐらい、萩小でも2人、3人はいらっしゃるというふうな、もっといらっしゃるとは思うんですけれども、このような方々が、毎日見守っている方もいらっしゃいますし、なかなかできることではないと思います。安全な登校ということで、その功績は多大なものがあると思います。何らかの形でいつの日かその業績が評価される日が来ることを望みつつ、この質問終わらせていただきます。
  まとまりませんけれども、以上で終わります。ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
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          ◇ 鳥 越 準 司 議員
○増田和代議長 発言順位2番、質問事項1、主要地方道飯能・寄居線日影地区の手押し式信号機の改良は。質問事項2、文化財資料のホームページの掲載への進捗は。質問事項3、玉川県道踏切の拡幅、整備計画の進捗は。通告者、9番、鳥越準司議員。
  9番、鳥越準司議員。
○9番 鳥越準司議員 おはようございます。9番、鳥越準司でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、きょうは3つばかりの質問をさせていただきます。
  まず最初に、主要地方道飯能・寄居線日影地区の手押し式の信号機の改良はということの質問でございます。
  主要地方道飯能・寄居線日影地区の雀川ダム入り口の手押し信号機の改良は、以前から地元住民が要望しているものであり、町も毎年、改良の要望書を警察に出していると聞き及んでおります。
  まず、平成21年9月に署名482名を添えて町長並びに小川警察署署長あてに信号改良要望書が提出されておると聞いております。同じ時期、ときがわ町役場よりも、これは毎年でございますけれども、信号改良要望書が小川警察署長あてに出され、それには改良信号設置時期としまして、その翌年度以内ということが記載されていると聞いております。
  この交差点は、五明地区から県道へ出る場合に、小川からの車両通行の速度が非常に速いんで、見通しも悪く、非常に危険を感じております。手押し式信号でございますので、児童・生徒の通学時にはそれを使っておりますので、そのときには、いわゆる県道部分が停止しているということでございまして、通学に関しては支障ないものというふうに私自身は感じております。
  昨年11月10日に、松本恒夫県議会議員と、区長会長でいらっしゃいます堀口宏氏と一緒に私も小川警察に協議に伺っております。そのときには、交差点の改良も含め、平成23年度には改良協議をときがわ町と行うという回答をいただいております。そのことにつきまして、その後、改良の協議はいかのように運んでおりますか、その辺のことをお伺いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、鳥越議員の主要町道飯能・寄居線日影地区の手押し式信号機の改良ということで、ご質問にお答えいたします。
  ご質問の信号機につきましては、主要地方道飯能・寄居線、これは県道30号線と言いますけれども、これと雀川ダム公園方面から接続しております町道玉1−9号線及び五明方面から接続しております町道玉1−8号線が交わる部分に設置してある手押し式信号機のことであります。長年にわたりまして、地域から感知式の定周期式信号機への改善要望が出されているところであります。
  信号機の設置等は、道路交通法によりまして、埼玉県公安委員会が設置いたします。これは、地域からの要望については、所管する警察署長を経由して行うということになっております。ですから、公安委員会に直接ということではなくて、地域の小川警察署のほうに我々のほうから、地域から要望を出して、小川警察署の署長名で埼玉県の公安委員会に信号機の設置について要望するという形になっております。
  このご質問の信号機につきましては、旧の玉川村当時から要望書の提出をしておりまして、今年度も4月12日に小川警察署のほうに要望書を提出したところであります。これ、毎年毎年、もうずっと続けております。
  また、平成21年9月でありますが、地元の皆さんの482名の方の署名を付されて改善要望書の提出を受けまして、そして小川警察署長に直接区長さんとも私も行って、直接小川署長に要望をお伝えしております。
  しかしながら、従来からの回答と同様で、県道に接続する町道の形状に問題があると。道路の県道に接するところがずれているということなんですね。交差点の改良工事を前提として、信号機を見直すということです。ずれておりますから、それが直れば何とかなるけれども、ずれているから、そのままだと信号機はちょっと無理ですよというふうな話なんですね。
  交差点改良につきましては、以前にも計画を模索した経緯があります。これは、用地の確保等の問題があります。用地の確保等で、今、ちょっと進展してないんですけれども、この問題は、大勢の地元の皆さんの要望として、私どもも強く重く受けとめておりまして、これからも粘り強く関係する皆さんと調整しながら、警察署長を通じて、小川署長を通じて県の公安委員会のほうにこの信号機を設置していただくように努めてまいりたいと思います。
  これには、まず地元の道路の形状を変えなくてはということですので、まずは地元の皆さんにご協力をいただくということになると思うんですが、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、ご返答いただきまして、旧玉川村の時代から長い間、非常に時間がかかっていながら、全く進展してないということだったんです、のご返答をいただいたんですが、この前、先ほど言いました昨年の11月に小川署にお伺いしたときには、改めて平成23年度、ことしですよね、に埼玉県の公安委員会のほうから協議を行いたいということのお返事をいただいたんですが、そのことについてはどうなったでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  日影の交差点につきましては、ことしにつきましても、感知式の定周期信号ということで、小川の警察のほうに要望してございます。先ほど町長が申し上げましたように、小川警察のほうから県の公安委員会のほうに話、協議等進めていただいているというふうに考えておりますが、公安委員会等から直接の話は町のほうには来ておりません。
  小川警察と、先ほど手続上のお話をしましたけれども、小川警察と町のほうで協議していくという形になりますので、その辺のところで今、協議を進めております。
  以上です。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ただいまの町長のご返答の中に、道路形状がクランク状態になっていて、今のままでは改良信号機がつけにくいということでございますけれども、それを改修するには、五明方面またはダム方面からの道路を一部つけかえなければならないということでございますけれども、現在、交差点部分には、旧須賀商店の建物、現在はエース物流センターと言うんですかね、なっておりますけれども、地元の人に聞きますと、あの建物は競売物件にかかっているんじゃないかと。その経過は知りませんけれども、その後の情報は町としてはどのようにつかんでいらっしゃって、もし買えるものであれば、町としてもあそこを買って、はっきり言えば、部分改修すれば、両方とも道路が、斜めではありますけれども、真っすぐつくんじゃないかというお話は伺っておりますけれども、その辺の経緯については、町としては建物についてはどういう情報をつかんでいるかお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  今お話をいだきました須賀商店のところの土地の情報については、町のほうには来ておりません。つかんでおらない状況であります。
  その辺の状況が、またこちらでも粘り強く進めていくということで、姿勢でおりますが、そういった情報もうちのほうも積極的に取り入れる中で、今後の交差点改良についても検討してまいりたいというふうに考えておりますが、よろしくお願いします。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 この交差点の改良については、以前、村の時代か町の時代に交差点改 良の検討をしたというふうなお話だったんですが、どのような形でもって検討というか、形状をお考えなのか、お聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 1点確認をさせていただきたいんですが、過去にどのように検討してきたかでよろしいですか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○内室睦夫建設課長 それでは、お答えさせていただきます。
  過去に五明方面、八高線方面から通じる町道の2−8号線がございますが、そちらの道路を、今、あそこにバス停のあずまやがあるかと思いますが、そちらの南側につけかえまして、交差点を十字路という形ではなく、全く別な形で分離して、それで日影方面からの交通を、信号機の設置によりまして、県道に出やすくするというふうな形で過去に検討いたしました。
  その中で、地権者と交渉させていただいたんですが、そのときには不調に終わって、計画のほうは断念してございます。
  以上です。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 計画は一応はしたんだけれども、土地の問題で不調に終わっていると。その後、地元との調整は図っているんでしょうか。お聞きしたいと思います。
  土地買収とかその辺も進めているのかどうか。不調に終わったから、もうそのときに断念して、次に進んでいないということになっていれば、残念なことなんですが、その辺についてお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 警察のほうとその段階ではそのような形で信号のほうを取りつけられればということで協議を行いまして、その一案については実施できないということになりまして、その後については交渉のほうは進めておりません。
  以上です。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今のお話ですと、この交差点改良については、全くのデッドロックだと。突き当たって、何ら解決をしてないというふうな感じなんですが、今後どのような形で もって、地元要望が非常に強いもんですから、進めていくのか、その辺をお聞かせいただきたいのと同時に、現在、いわゆる小川方面のバス路線があの信号から日影ダム方面のほうへ全部行っているんですが、その辺の出入りについての、出にくいとか、そういった苦情は運転手さんのほうから出ているのかどうかお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 今後の方針といいますか、考え方なんですが、警察のほうから交差点改良についての道路の取りつけの関係についての課題が与えられております。これにつきましては、先ほど建設課長のほうからも話があったと思うんですが、今後、その辺のほう、打開できるような形で努力してまいりたいというふうに考えるとともに、この間ちょっと警察のほうにもお話しして、相談してあるんですが、交差点改良が進まない状況でありますが、いずれにしても、あそこの交差点が安全に地域の方たちが通れるということが一番大事な話なんで、その辺のところの方策として、信号のいろいろな機能もいろいろ新しくふえてきておりますので、そういった中で、対応ができる方法もないかというふうなことでご相談もしております。そういったことで、ほかの方法ということも含めて、これから検討してまいりたいというふうに考えておりますし、警察のほうにも相談を申し上げておるところであります。
  そういったことで、今、進めておりますので、よろしくお願いします。
○増田和代議長 もう1点、久保企画財政課長、答弁願います。
○久保 均企画財政課長 鳥越議員のご質問にお答えさせていただきます。
  バスの関係につきましては、ご案内のとおり、改正によりまして、日影地内に今は乗り入れております。そういった関係で、特に朝の交通が非常に渋滞している時間帯については、日影のほうから出るのが若干出づらいという話は聞いております。
  あと、小北の入り口のほうも、あそこから出る場合も、非常に交通が、スピードを出している車が多いということで、カーブミラー等の設置もちょっと検討してくれないかというふうな話も聞いております。
  以上でございます。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 まず、この道路改良、信号機の改良については、ちょっと滞っていると。過去の古くからの話になっておりまして、今さらという感じを受けるんですが、いかにしろ事故がなければそれでいいというもんではなしに、やっぱり五明方面、また日影方面か らの車両が非常に出にくい場所でもございますので、極力、困難はあるにしても、もう先にお話を進めていただいて、できるだけ早く改良のめどをつけて、地元に説明できるようなものを示していただけないかというふうに考えております。これは要望でございますので、返答要りません。
  この件については以上でございます。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、文化財資料のホームページ掲載への進捗は、9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 続いて、文化財資料のホームページ掲載への進捗はということで、ここ数年度にわたり、町内文化財資料のデジタル化を行っております。過去の議会では、資料のホームページ掲載を検討すると述べられておりますけれども、掲載、閲覧事業の検討の進捗はどのように進んでいるかということでお伺いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、鳥越準司議員の文化財資料のホームページ掲載への進捗はについてのご質問にお答えいたします。
  町文化財資料のデジタル化は、紙、フィルム、磁気テープなどに記録された文化財資料について、デジタル化をし、将来的な資料の保存保管を担保するとともに、資料の検索・閲覧など公開の便を図ることを目的としております。
  町では、旧都幾川村史刊行物を中心に、平成22年度より県緊急雇用創出基金の補助をいただく中で事業化を開始しております。現在、22年度分につきましては、旧都幾川村史関係刊行書籍21冊7,424ページ分、写真帳等70冊2万2,100枚分のデジタル化が完成しております。また、23年度分につきましては、大字玉川に所在する県指定史跡亀の原窯跡群から出土した土器・かわらの図面のデジタル化の作業中であります。
  続きまして、閲覧事業の進捗状況ですが、刊行された旧都幾川村史刊行分書籍が玉川図書館内においてパソコン上で検索・閲覧できるよう、最終的な確認を実施しており、10月供用開始を目指して作業を進めております。
  また、ホームページ掲載への検討の進捗状況につきましては、「都幾川村のあゆみ」、「通史編」、「民俗編」、「地理編」の一部を公開すべく、現在、調査検討を行っており、年度内に掲載できるよう準備を進めておるところでございます。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 まず、「都幾川村のあゆみ」、「通史編」、「民俗編」、「地理編」の一部を公開すべく、現在、調査検討を行っておるというご返答でございますけれども、この調査検討というものはどのような調査検討なのか、その辺をお知らせいただきたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、お答えを申し上げます。
  今、ホームページ掲載に向けて、いろいろと調査検討をしているその中身ということでございます。
  デジタル化が終わっておりますのが、都幾川村史、これが終わっておりまして、その中で、「都幾川村のあゆみ」という、これは旧の都幾川村には全戸配布したものでございます。著者が4名おりますんで、そういった方のホームページに掲載することを同意をいただく中で、全部を掲載していきたいと思っております。
  あとは、「通史編」、「民俗編」、「地理編」になりますが、こちらにつきましては現在も販売をしている状況でございますので、それと資料的にも膨大な量になりますので、全部をホームページに掲載していくということは、今現在はちょっと考えておりません。その中の多くの人が頻繁に見るであろう部分、例えば慈光寺の記述がある部分、これについては、「通史編」の中、これが歴史部分が多いもんですから、そういった部分を掲載したらどうかとか、あるいは「民俗編」の中の流鏑馬の部分ですとか、そういったものを著者の方の掲載の確認もさせていただく中で、皆さんが比較的見るだろうというものを、どういうところがいいかというもので、今、調査検討しているという状況でございますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 そういった形で、ホームページのほうに載せる検討はしているけれども、まだ載せてはいないと。
  同時に、先ほど「都幾川村のあゆみ」、「通史編」、「民俗編」、「地理編」のそういった図書が図書館でもって販売されているといったご返答があったんですが、これは、現在、販売書籍でもちろんあるわけですけれども、販売実績はあるのでしょうか。
  それと同時に、現在、図書館にこれは置かれているもんですか。この前ちょっと図書館のほうにお聞きしましたら、全部、いわゆる都幾川分については図書館にはまだ置いてないというご返答だったんですが、その後変化されたのでしょうか。お聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 では、お答えをさせていただきます。
  販売実績でございますが、平成22年度、昨年度になりますけれども、全部で24冊販売してございます。販売のところなんですが、建具会館にも置いてありまして、そちらでも販売をしております。
  それから、続きまして図書館に現在置いてあるかということでございますが、これにつきましては、全部現在は図書館のほうに置いてありますので、どなたでも見ていただける状況になっております。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 現在は置いてあるということだったんですが、それは最近のことですよね。ほんの最近ですよね。近日まではたしかなかったというふうにお聞きしているんですが、いつごろから置いたんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 最近ということでは、そのとおりでございまして、ちょっと何月何日に置いたかということは、今手もとにないので、日付まではちょっとはっきりしません。
  今後、10月中にですね、あそこで見たい、閲覧したいという方がパソコン上でも検索できたりできるようになりますので、それで検索して、この部分が見たいというものを、そこの図書館に置いてある本も現物も見られるということで、今、整備をさせていただいたところでございます。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 パソコン上で閲覧できるものであるというふうに今、お返事をいただいたんですが、実は平成22年の3月の定例会では、そういったことも検討したいというふうなお返事とともに、ことしの3月の定例会におきましては、若干後退いたしまして、有料の図書が出ているもんだから、その辺も、いわゆる見るに立ち会いして、有料にするかどうかの検討をしたいというお返事をいただいているんですが、その後の検討結果としてはいかが になりましたでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 今のご質問は、パソコンで検索するのを、あるいは見るのを有料にするかどうかということでよろしいんでしょうか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○柴崎秀雄生涯学習課長 図書館にパソコンを置いて見られるようにするという中身なんですけれども、デジタル化した村史、これをパソコンの中にデータを入れておきまして、インターネットとはつないでございませんので、とにかくもうそのパソコンの中でそのデータのみを見たり、検索するということでございまして、基本的には、閲覧したものですべて見ていただくというよりも、考え方とすれば、どちらかといえば本のどこに掲載されている部分があるかということで、検索いただいて、実際には本で見てもらったほうが見やすいのかなとは思っております。
  それを有料にするかどうかにつきましては、最終的に確定はしておりませんけれども、検索・閲覧の範囲ですので、まだ確定ではございませんが、有料ということは、ちょっと今のところは考えにくいということで考えております。
○増田和代議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 有料としては考えにくいということは、ホームページにしても同じことだと。逆にホームページに出してしまうと、世界全国で見られるわけですから、いかな方が見られても、これはお金を取ることが非常に困難になると思いますので、ホームページでは全部閲覧できるということは私は考えておりません。
  莫大な資料でございますので、以前お話ししたと思うんですが、定期的に変化していって、この時期はこういうシリーズだというのが閲覧できますよというものがあれば、やっぱり町の財産であり、文化でございますので、やっぱり文化を世間一般、世界にですね、ときがわ町とはこういうものがあるんですというものをどんどん広めていただきたいというふうに考えておりますので、なるべく早くそういったものをホームページに載せて、ときがわ町の広報の1つとしてやっていただけないかというふうに考えておりますけれども、その辺の取り組みについて、もう少し詳しくお聞かせいただければというふうに考えておりますけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、お答えいたします。
  ホームページへの掲載につきましては、今年度中にというふうに考えておりまして、先ほど教育長の答弁でもありましたとおり、普及版の「都幾川村のあゆみ」、これと、あと「通史編」、「民俗編」、「地理編」、これにつきましては、その中の皆さんが一般的に見ていただく部分だろうと思うところ、これを選択しまして、ホームページに掲載していければと思っております。
  全部、例えばそういったものの中のものをホームページに載せるということに仮になりますと、システム的に町のほうのシステムにそういうものが入れ切れて、果たして、かなり専門的な部分もございますので、どれだけの方が専門的な部分見られるかというのもありますので、金額的なものもいろいろ検討する中で、皆さんに見ていただける部分ということで、「通史」「民俗」「地理編」については、その一部を公開ということで考えております。
          (「これは結構です」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 続いて、質問事項3、玉川県道踏切の拡幅、整備計画の進捗は、9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 県道の玉川県道踏切の拡幅、整備計画の進捗はということのご質問をさせていただきますけれども、県道ときがわ・坂戸線、根際下郷地区境界上のJR八高線玉川県道踏切というふうにあそこに書いてありますので、そのように呼ばさせていただきますけれども、踏切のいわゆる踏み板というんですかね、通行部分が車両通行部分に限られていて、非常に狭いということで、拡幅改修の要望を平成20年9月の定例会におきましてお願いを申し上げております。そのときのご答弁では、その年の7月には県土整備事務所に踏切拡幅整備の要望書を提出したということで、過去の状況判断から、4年程度の期間が必要だというご返答をいただいております。
  現在でも、小・中学校児童・生徒の通学風景を見ますと、踏切部分では、やっぱり通過車両に非常に遠慮をしているわけでしょうけれども、線路のレール部分をまたいであの踏切を通過しているということで、非常に危険を感じております。一日でも早い整備が必要ではないかということで、そのときも申し上げましたけれども、必要とやっぱり考えております。
  その後の整備計画はいかに進んでいるか。いわゆる県がどのように整備計画をやるか、これ、JRとの交渉もあるんでしょうけれども、その折衝経過と計画の進捗状況をお知らせいただければと思っております。
  以上です。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、鳥越議員の玉川県道踏切の拡幅、整備計画の進捗状況ということで、お答えいたします。
  県道玉川踏切につきましては、歩道が整備されていないことから、以前より道路管理者である埼玉県に対しまして、踏切の拡幅要望を提出していたところであります。
  鳥越議員が先ほどおっしゃいましたように、平成20年7月に、所管する東松山県土整備事務所に対しまして踏切拡幅整備要望書を提出いたしました。そして、平成22年6月には埼玉県から踏切調査の依頼がありまして、町として、両側の歩道、両側歩道による拡幅整備の意向を県のほうに示したところでありました。そして、道路管理者であります埼玉県と鉄道事業者でありますJRとの間で具体的な協議を開始しております。
  また、平成23年1月には、JR、埼玉県及び町の三者で現場立ち会いを実施いたしまして、JRの整備見通しについて聴取をいたしましたが、JRとしても、年間に整備できる踏切の数が少なく、早急な踏切拡幅は厳しいという旨の回答が来ております。
  当踏切につきましては、埼玉県とJRが協議し、協定を締結して整備を進めるという事業でありますが、町といたしましても、今後とも踏切拡幅整備の早期実施に向けて、積極的に関与、推進してまいりたいと考えております。
  先ほどの信号機と同様に、県道とか、あるいは県の県土整備部、あるいは警察署、JR、公安委員会と、いろいろ絡んでいまして、非常に厳しいものがありますけれども、積極的にこれからも粘り強くしっかりと県あるいは警察署長に要望してまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 この件につきましては、町としても非常に強く県のほうにもJRのほうにも要望しているということでご返答いただきましたので、これ以上の質問はございません。
  私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開を11時5分、お願いいたします。
                                (午前10時46分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前11時05分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 笹 沼 和 利 議員
○増田和代議長 発言順位3番、質問事項1、三波渓谷の今後の活用計画は。質問事項2、今後の林業施策について。通告者11番、笹沼和利議員。
○11番 笹沼和利議員 議長のお許しを得ましたので、2点質問させていただきます。
  ちょっと、すみません。昨日ハチに刺されて、ちょっと体調が非常に悪くて、参ったなと思っているんですけれども、一生懸命頑張って質問させていただきますので、よりよい回答をよろしくお願いいたします。
  今回質問させていただいた事項なんですけれども、三波渓谷の今後の計画はということで、昨年、三波渓谷整備事業の質問をさせていただきました。これ、観光基本計画の中にも書かれているとおり、かなり大事な計画であるというふうに思っております。今後のときがわ町の観光振興を考えたとき、三波渓谷は重要な拠点になります。それだけに慎重に進めることは理解できますが、現在の時点で、今後の活用計画及び計画をどのように進めていくのか、そのあたりのことをお聞かせいただければということで質問させていただきました。
  三波渓谷については、これからどういう形で展開していくのかというのは、ときがわ町にとってもとても大きな事業だと思っておりますので、これについてよろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の三波渓谷の今後の活用計画はというご質問にお答えいたします。
  この三波渓谷は、町の観光資源の中心に位置をいたしまして、観光振興計画では、川を生かした観光コース、資源の開発といたしまして三波渓谷周辺の整備を行うこととされ、町の観光拠点としての活用が求められておるところであります。
  この件につきましては、皆さんもご存じだと思いますけれども、一時頓挫をしてしまったということでありまして、何年間もかけて契約に持っていったのが、それが契約をされなか ったと。非常に私とすると残念な思いをしましたが、その後、また粘り強く地主さんと交渉をして、何とか町と契約ができたと。非常にその間も職員の皆さんに頑張っていただいて、何とか説得をできたということで、私としてもほっとしているところであります。
  そんな中で、非常に期間は延びてしまいました。しかし、先ほど言いましたように、この三波渓谷の活用は重要な、私は観光資源だと思っております。
  この三波渓谷の活用計画につきましては、三波渓谷整備検討委員会を設置いたしまして、三波渓谷整備計画の策定に着手するところであります。計画の作成に当たりましては、観光振興計画を基本といたしまして、パブリックコメント等により多くの住民の方のご意見をいただきながら、計画に反映していきたいと考えております。
  観光振興計画の中では、総合的に町の観光案内を行う拠点としての観光案内施設の設置、また自転車を生かした観光コースの開発などが求められております。また、左岸の都幾川四季彩館を初めとする町の町有施設との連携強化が掲げられているとともに、ハイキングルートの起点に位置しておりまして、ときがわ町を訪れるお客様に豊かな自然を安心して満喫いただける施設計画にしたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  今回、三波渓谷整備検討委員会を設置するということでお話がありました。もちろん今の時点でどこまでできるのかというのはわからないんですけれども、町として、そのあたりを具体的な形というか、どこまで言えるか、ちょっとお聞かせいただければと思っています。
  今回、1つとしては、委員というのをどういう形で構成しようとしているのか、それをまず第1点としてお聞かせいただければと思います。
  それから、2番目として、これ、四季彩館も含めた一体計画として考えているという話だったんですけれども、実際にどのような形で、この三波渓谷の整備事業というのは、都幾川村時代にもありまして、そのときに、私も設計の図面を見せてもらいました。そこには絵がかかれていて、こういう形でやっていくよというような話があったと思います。そのように記憶しているんですけれども、そういう、どういう形で絵を描いていこうとしているのか。もちろんこれから委員会がありますので、その前にとやかくというのは出てこないとは思うんですけれども、一応大枠としてどんなふうな形で例えば絵をかいていくのか、そういうも のをやっていくのか。
  それから、この中にパブリックコメント等ということで、事前にパブリックコメントもしていると思うんですけれども、これから進めていくときに、地元の方々、そして、ここに関しては、地元だけではなくて、ときがわ町全体の絡みも出てきますので、そういう意見の取り入れみたいな形もやっていこうとしているのか、そのあたりが3点目としてお聞かせいただければと思います。
  4点目としては、これは今の時点でということがありますので、今、計画として、どういう形で年次計画として今の時点で考えているのか。これはもちろん委員会によってその話の中身は変わってくる可能性はあるので結構なんですけれども、今の時点で考えられる年次計画等がわかれば、お教えいただければと思います。
  その4点について、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、笹沼議員のご質問にお答えさせていただきます。
  1点目の現在の考えております検討委員会の委員のメンバーというふうなことでよろしいでしょうか。
          (「はい、結構です」と呼ぶ者あり)
○山崎政明産業観光課長 現在、この検討委員会につきましては、委員の選出を現在、行っております。これから委員に改めてお願いするというふうな段階でございますが、現在考えております委員の構成でございますけれども、基本的には観光振興計画の検討委員さんを中心に選出をしたいというふうに考えております。また、そのほか、地元の代表者、これは別所、それから田中、また西平にもかかると思いますが、こういった地元の代表者、それから町内の地域で活動している団体、これは別所等、そのほか町内にもありますけれども、そういったボランティア団体等の方々も入れていきたいというふうに考えております。
  また、そのほか、これは、観光振興計画の策定委員等も挙げておりますけれども、観光の専門の事業者というふうなことで、当時、イーグルバスさんや農協観光さん等も入っていただいておりましたが、こういったメンバーもお願いしたいというふうに考えております。
  また、県関係についても、こちらの都幾川というふうな川に隣接しておりますので、観光振興計画の策定検討委員会のメンバーでもありましたけれども、県関係についてもお願いしたいというふうに考えているところでございます。
  1点目については以上でございます。
  それから、2点目の四季彩館との一体化というふうなことでございますが、こちらについては、先ほど町長のほうでも答弁申し上げましたけれども、やはり当時ですね、旧都幾川村のときに三波渓谷基本構想というのがございましたけれども、この三波渓谷の左岸側、右岸側ということで、その当時は計画をされておりましたけれども、やはりこの三波渓谷の計画を進めていくに当たっては、左岸側の四季彩館との連携強化というのは必要というふうに考えております。
  また、図面等を描いていくのかというふうなことでございますけれども、もちろん整備計画というふうなことでございますが、この周辺整備計画の計画の検討というふうなことで、今回検討委員会のほうでお願いする予定でおります。これには、三波渓谷整備の基本的な考え方、それからどういったものを整備したらいいかというふうなことがこれは基本的な考え方になるわけですけれども、そのほか、この周辺の整備の構想図、そういったものも描いていきたいというふうには思っております。
  それから、この委員さんのほうについては、先ほど委員の中でも申し上げましたけれども、地元だけではなくて、やはり地域の活動団体というふうなものもありますので、そういった方にもお願いしたいなというふうにも思っております。
  また、町内の事業所の方にもお願いしたいなというふうにも考えておりまして、幅広くやはりこの委員の中に入っていただいて、ご検討いただくというふうな考え方でおります。
  また、観光振興計画の中でも、パブリックコメント等も町民の意見をいただいております。これについては、計画策定の段階でお示しをして、町民の方からご意見をいただくという機会は設けていきたいというふうに考えております。
  また、年次計画というふうな現段階でございますが、こちらについては、観光振興計画の目標年度というのが平成28年度になっております。これを基本に、今後具体的な実施計画というものを立てていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  一応検討委員会がそういう形で大きくなるということで、私としても、そこまで大きくなればいいなという思いがあったので、これについては、検討委員会も現在、14名の方がなっておりまして、外部の方も入っているし、大学の先生も入っているし、とてもいいメンバー であるかなというふうは思っているんですけれども、具体的な形になるんで、こういう形で、そうするともう20名ぐらいのメンバーでやるのかなという思いがあるんですけれども、その辺が1つと、それから実際に検討委員会の発足というのはいつごろ考えているのか。
  先ほど年次計画の中でも、28年までに完成したいというのは、そうすると今、23年ですから、5年後ということになると思うんですね。この観光基本計画の中にも28年という形で、ただ、結構矢印が余り明確ではなくて、いつごろ、28年めどというのはわかっているんですけれども、それまでに、例えばどのあたりのところまで、短期、中期、長期という形で、観光計画、基本計画の中にも書かれているんですけれども、どのあたりまでに大体この委員の提案というのはなされていくのか、そのあたりがわかれば、1つ、めどというのをお教えいただければありがたいなというのが2つ目のところです。
  それから、3つ目のところで、これ、町全体ということでやっていたので、周辺の構想も立てていくよということで、そういうことであれば、大分見えてくるかなというふうに思っているんですけれども、先ほどパブリックコメントをやっていたということなんですけれども、今度はかなり具体的な話になってきますので、このあたり、例えば今までの計画でいうと、どうしても計画、皆さんからの意見が出るときには、大体決まってしまっているみたいなところがすごく多かったかなという思いがあって、もう少しいろいろな方々からの意見を取り入れて、また変更が可能にしていくような形で考えているのか、そのあたりをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答え申し上げます。
  まず、検討委員会の発足時期ということでございますが、今、検討委員会のメンバーの選出ということで、おおむね10月には発足したいというふうに今、進めているところでございます。
  それから、2点目の計画、観光振興計画に基づきます計画期間というふうなご質問だと思うんですが、これについては、観光振興計画の中でも、短期、中期、長期ということで、特にこの三波渓谷周辺の整備というのは長期というふうな計画期間になっています。やはりどういうものを整備するかというふうなことで、ここの施設整備等々もあるわけですけれども、やはりこの段階で、今、じゃいつまでというふうなことは、やはり検討委員会の中でも十分やっぱり検討していきたいというふうに思っております。
  ただ、やはり予算というものが当然かかってきますので、計画策定、それから年度計画というものもやはり具体的に立てて、実施をしていきたいというふうに考えております。
  それから、町民からのパブリックコメント等の意見というふうなことで、観光振興計画のときには、全体の計画の素案というものをつくりまして、その中で町民の皆様からご意見もいただいておりました。そういう中で、ある程度素案的なものが固まってきている段階で意見をいただいておりますけれども、しかしながら、その中でも、町民の皆様からいただいた提案というのは、委員会の中でも十分議論をして、その中で計画に反映しているというふうな考え方をとっておりますので、今後もその計画策定に当たっては、そういった住民の皆さんの意見もやっぱりしっかり反映しながら、計画づくりはしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 大分わかってきましたけれども、これは長期の計画なので、すぐにということではないのはわかるんですけれども、例えばここで委員会があって、検討委員会が開かれますよと。その検討委員会というのは、大体どのぐらいをめどにして素案を出してくるのかというのを、それは大体町のほうとしても、そのあたりはあるのかなという思いがあるんですけれども、それがまず第1点としてお聞きしたいところです。
  それから、素案が出てきて、それをまた皆さんに見せてという形になると思うんですね。今回、地域福祉計画の中でも、今回地域の説明会を10回ほどやるということで提示されました。回覧板でも流れています。やはりそうやって町民の方々に理解していただく、意見を聞いて、またキャッチボールをしていくみたいなことはとても大事なので、このあたりのこの三波渓谷の整備計画についても、そういう形の地域説明会等はある程度考えていらっしゃるのかどうか、そのあたりを2つお聞かせいただければと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  まず、素案の時期ということでございますが、現在考えております検討委員会でのこれ、回数ですけれども、おおむね当初段階では5回程度ということで予定をしております。観光振興計画のときは、当初予定していた回数よりは多くなりましたけれども、そういったことも当然考えられます。その中で、時期的なことで申し上げますと、今のところ1月か2月、 2月ぐらいをその目標としていきたいなというふうに考えております。
  それから、地域への説明会というふうなことでございますけれども、こちらについても、やはり当然、地域の説明会というのは必要だというふうに考えておりますし、その中で、地域の代表の方々にも入っていただくというふうなことで、また地域への説明会というのは、その時期を見て、どのタイミングで説明したらいいのかということも十分検討して、地元の皆様にもお示ししていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 今回、今、5年後という話になりましたけれども、ちなみに隣の四季彩館は1年で、計画立てて、つくるまで1年でやっております。しかし、やはりこういう形で皆さんに意見を聞いてというと、どうしても5年かかると。でも、やはりこういう委員会をつくると、大体年5回しかなかなかできないというのがありますから、そうすると、その翌年にまたその結論を見てどうするか、どうするかといううちに5年たちます。私は、ちょっと長くかかりますけれども、そうすると、ちょっとこの辺がね、ちょっと心配なのは、お客さんのニーズがどうなってしまうかな、その間にですね。私が一番心配しているのは、だからなるべく早くやりたいというのは、いろいろなことですね、やっぱり今、観光客の入り込み客はずっとこの4年間から5年間は5万人ずつふえているんですね。この1年は5,000人から1万人弱しかふえてないので、ですから新しいそういう拠点がないと、私は観光客の100万人目標というのはとても行かないと思います。
  そんなことで、前回、議会に議決をいただいておりますので、あのまんま行って私の計画だと、もうことしあたりはできているという、早く進めると、そういう感じで行きましたが、今回はこれから始めるということで、あと5年かかってしまうということで、その辺のご理解もいただきたいと。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 よく理解できました。
  もちろん計画のほうは5年ということで、今、町長言ったとおり、できるだけ早くやりたいと。私自身も、ちょっとここのところ気になっていたのが、観光客の入り込みが減っているというのがちょっと気になっていたところです。いろいろな形で観光事業というのは常に新しいものを入れていかないと伸びていかないし、またときがわ町にとってみれば、前の、今回の基本計画ですか、総合振興計画の中でも、やはりかなり大きな人が観光で大きなお金 を得ているというか、家計の足しになっているのが現実ですので、何とかその辺というのはときがわにとってはかなり大きな生命線の1つかなというふうに思っておりますので、是非、今、町長言ったとおり、なるべく早く、計画は計画ですけれども、早くそういう手を打っていただければありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
  これについてはこれで結構です。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、今後の林業施策について、11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 2番目の今後の林業施策についてということで、これ、昨年の9月議会、ことしの6月議会、ちょっとずっと連続で林業施策について質問してきております。これも先ほどの観光と同じように、ときがわにとっては非常に大きな重要な柱だというふうに考えております。ときがわ町にとって、林業の再生は大きな事業と考えていますということで、その軸になっているのが協同組合彩の森とき川ですね。これについて、ことし、私たち総務常任委員会も、四面プレーナーの導入を見せてもらいに行きました。町からの助成金、国・県からの助成金等を活用して、2,400万円ですか、かなり大きなプレーナーが入りました。今、それぞれの製材とか木工事業者のほうですべてやるというのは、とても今難しい状況なので、こういう支援というのはとても必要なのかな。私の通信にも書いたんですけれども、実際にそういう形で、町がいろいろな形で支援をしているところがたくさん出てきております。
  ついこの間、陸前高田へ行ったときも、住田町でそういう住宅産業、第三セクターでつくっている。それが、そういう地域の自立のために、これは村長の独断でしょうけれども、かなり大きな旗を振ってつくって、住宅産業というのは、住田町が、住田村か。そこがもうつくっているんですけれども、それが今、マスコミ等でかなり報道されて、そういう形で今、つくられております。
  こういうところがあちこちに出てきているなと思いながら、ときがわ町にとってみれば、町長の言った木材の利用ということで、公共事業の利用がもう法律で決まり、そういう形で前進しているので、かなり喜ばしいなと思っております。
  そのときがわ産材の利用拡大というところで考えると、今後も集成材を製作できるプレカットですか、そういうものの、集成材ですから圧縮ですね。集成材をつくれる機械とか、低温乾燥機とか、プレカット、そのようなものが考えられるかなというふうに思っております。どれがいいのかというのは、これは現場のほうと考えながら進めていかなければいけないと思うんですけれども、かなりやっぱり大きな問題ではあるので、そういうことも必要になっ てくるのかな。町とかそういうところの助成も必要になってくるのかなというふうに思っております。
  それを考えたときに、今回の質問ということで、現在の敷地面積、実際に確かに材木が置かれていて、敷地がある程度広いんですけれども、もう今、木材がいっぱいで、今度プレーナーが入って、置く場所どこだろうと思いながら、もちろん道具はまた別のところに置いていますけれども、やはり一体的な形でこれを広げていくということで考えれば、ある程度もう敷地の面積もかなり必要になるのかなという思いがあります。そういうところはどこかにあるのかなという思いがあって、もちろん候補としてはいろいろなところがあるかなと思いながらいるんですけれども、やっぱりそのためには、町がある程度、もうそういう形でバックアップしてやっていく。これについて、町長の中にも、施政方針の中にもあったと思うんですけれども、林業の政策を軸にした形で、そういう町の発展を考えていこうというのがあったと思います。若い人たちがそれで働き場所がふえて、それがときがわ町の活性化につながっていくということがあると思いますので、是非このあたりについてということで質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の今後の林業施策についてということでお答えいたします。
  ご案内のとおり、我が国の森林・林業、また木材産業の現状は、林業採算性の悪化、また山村地域の過疎化、高齢化の進行などから、林業労働者は年々減少を続けているところであります。木材価格のピークでありました昭和55年の17万人から、平成17年には5万人へと3分の1の水準にまで低下をしているということであります。
  また、国産材の供給量は、平成15年以降は増加傾向が続いていますけれども、それまでは昭和42年をピークとして、減少傾向で推移してきました。一方で、輸入材の供給量は国産材の供給量を大きく上回りまして、木材の需要者であります多くのハウスメーカー等が輸入材を選択していることが現実であります。
  このように、我が国には豊富な森林資源が存在するにもかかわらず、多くの場合、地域の産業に活用されておらず、その結果、我が国の木材自給率が24%という非常に低水準にとどまっているところであります。
  このような強い危機感のもと、国は森林・林業の再生に向けて、平成21年12月に森林・林 業再生プランを作成いたしました。このプランでは、木材の需要・供給両面での取り組みを通じて、10年後の木材自給率を50%以上、これを目標としております。
  また、埼玉県におきましては、農林業、農山村がつくる県民生活の将来像を描くとともに、その実現に向けた施策の展開の指針といたしまして、今まではばらばらにつくっていたんですが、今回一本にまとめて、埼玉農林業・農山村振興ビジョンというものを一冊にまとめて、今回つくりました。平成23年3月にこれを策定したところであります。私もこの委員で、多少意見は述べさせていただきました。
  この中で、森林・林業の分野では、多様な森林の整備と森林の循環利用による森林・林業の再生を基本として進めることとしておりまして、これは私が提案したやつなんですが、「伐って、使って、植えて、育てる」と。今までの森林・林業のこうしたサイクルについては、「伐って、植えて、育てる」と、その3つだったんですね。それを、埼玉県の今回のビジョンのおきましては、「使う」ということをしっかりと明示してほしいということで、今回埼玉県では、「伐って、使って、植えて、育てる」、この循環利用の実現をすると、これを目指しております。
  ときがわ町におきましても、これまで森林の循環利用への取り組みといたしまして、公共施設の木造化、また木質化を積極的に推進いたしまして、地域産材の活用による森林・林業の再生に取り組んできたところであります。
  平成15年に設立されました協同組合彩の森とき川は、これまで良質な木材乾燥の生産と販売事業により、地元材を中心としたときがわ産材の利用拡大や地場産業の振興発展に取り組んでまいりました。また、平成22年度からは、間伐事業や作業道設置などの森林整備に取り組みまして、いずれの事業も順調に成果を上げているところであります。
  さらに、今年度は、四面自動かんなを導入いたしまして、低コストで質の高い製品を安定的に供給できると、そうした体制を整備いたしました。今後の事業展開が期待されているところでもあります。
  ときがわ町といたしましても、ときがわ産材の公共施設への利用拡大や民間住宅への利用拡大を図るために、乾燥材や集成材、プレカット材の生産など、需要者のニーズに応じたときがわ産材を安定的に供給できる体制を整備することが必要であると考えております。
  今後、集成材、プレカット材等の加工機械の導入、また事業の拡大を図る上では、笹沼議員ご指摘のように、現在の協同組合彩の森とき川の敷地では非常に狭いということであります。そんなことから、新たな事業用地の獲得をするという検討はする必要があると考えてお りまして、この辺はしっかりと前向きに検討してまいりたいと考えております。
  町といたしましても、森林・林業・木材産業を収益力のある魅力的な産業として確立ができるように、積極的にこれからも取り組んでまいりたいと考えております。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  かなり前向きな積極的な発言をいただいたので、もういいかなという思いもあるんですけれども、とはいえ若干質問させていただきたいと思っております。
  彩の森とき川については、毎年20%近い売り上げが伸びているという状況の中で、現在、7,000万円ぐらいの売り上げですか、かなり大きな収入というか、そういうふうな形になっているのかなというふうに思っております。
  この中にありました、特に民間への、これは前回の質問でも、民間への需要拡大がかなり大きいところだろうというところで、実際に彩の森のほうに行って話を聞いても、なかなか民間の需要が少ないということで、公共施設は、町長がトップセールスをやっていただいている関係で、どんどんふえているのは、もういろいろ聞いております。できれば、その次の段階としては、民間への拡大というのがとても重要になってくる。そうなってくると、今までの機械ではとてもとても、場所ではちょっと狭いかなというところがあって、本来であれば、そのつくるとろに例えば展示場なり研究施設なりもあってもいいのかなという思いがあるんですけれども、そういうのも今の彩の森ではとてもつくるところがないというところがあって、そういうことがあって、今回こういう形で拡大という形で、いろいろなものがそこで見に行けば見えるというところで考えております。
  そういうことがありますので、これ以上のところは新たな事業用地を検討していきたいということで言っておりますので、事業用地の選択というところでは、なかなか難しいのかなと思っておりますけれども、検討していきたいということですので、それで構わないかなというふうに思っております。
  今言いましたその辺で、再生のために、この彩の森を中心とした形で拡大していきたいということで理解はするんですけれども、使ってということがこの中に書かれておりまして、この使うときに、どういう形で、これが四面プレーナーを入れたのもその第一なんだと思うんですけれども、これからもそれらのものについても考えていきたいということがありますので、その辺については、彩の森のほうと話をしながら、必要な機械はこれからも入れてい くというふうに理解してよろしいんでしょうか。そのあたりのことについてもよろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 町長からご答弁申し上げましたとおり、やはり具体的な需要の喚起ということが非常に重要だと思うんですね。そういう面で、幸い町長が先頭になって、公営住宅とか、あるいは近隣市町村、あるいはほかの県への発信ということで、木質化の問題がかなり注目されてきました。
  そういうことで、最近では民間の住宅パネル工業協同組合みたいなところが実は先日、私どものほうに来て、民間大手の住宅団地とか、つまりある程度良質な内装とか建具をセットにして供給できる体制を事業協同組合としても埼玉県を中心に展開していきたいというかなり意欲的な申し出がありました。
  ということで、彩の森のほうと、また建具にかかわる木工協同組合両方の中つなぎを私どものほうでこれからやろうということで、あとは日程調整ですけれども、つまりそういったチャンスをどうやって彩の森なり、あるいは協同組合のほうでキャッチして、需要に結びつけるか。そういう見通しが出てくれば、どの程度の機械がどういうふうに必要だということが出てまいりますので、それでやっぱりある程度需要が見込めるとか、やろうじゃないかという意欲のときに、適時にさっき言ったような機械とかそういったもので、単独でできないものについては、町としても積極的にやっぱりバックアップしていくということだろうと思うんですね。そこら辺のことを、まず順序としては、やっぱりそういう段取りになるかなと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 11番、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  私も聞いていて、実際にゼネコンからもそういう話があったという話を聞いておりますので、かなりいい方向で動き始めたかなというのは感じております。
  今回の質問については、用地の問題を中心に聞いておりますので、こういう形で回答いただきましたので、今後検討していただけるということで、ありがたく質問させていただきました。
  これで終わりにいたします。ありがとうございます。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開は1時、よろしくお願いいたします。
                                (午前11時43分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 野 原 兼 男 議員
○増田和代議長 発言順位4番、質問事項1、閉校後の玉川工業高校は。質問事項2、本庁舎改修の概要。通告者10番、野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 10番、野原でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、閉校後の玉川工業高校は。もう1点、本庁舎改修の概要についてお伺いしたいと思います。
  質問に入る前に、副町長には、金田石城氏との美術館構想の考えを聞かせていただき、議会との意見交換の機会を進めていただいたということで、大変ありがたく、お礼申し上げます。できれば、早目にそういった機会を設定していただければ、よりありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、まず第1点の閉校後の玉川工業高校はということでございます。
  県立玉川工業高校が平成25年3月をもって廃止されることが決定しております。私も玉工の存続を願ってきた一人でございますが、閉校が決定した以上、そういった考えを改めまして、是非閉校後の跡地利用をいかに有効に使っていただくかということで、その跡地計画についての現状をお伺いします。
  まず1点目に、県の動向はということ、2点目は、廃校後の、ほかに廃校になっている学校が数多くあるわけでございますけれども、その中の現状についてお伺いいたします。
  それから、今後の町の対応についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の廃校後の玉川工業高校はという質問でありますけれど も、今、野原議員も玉川工業高校出身でありまして、非常に寂しい思いがしているんだと思います。私も、この間申し上げましたけれども、私の父が村長のときに、玉川村の村長のときに誘致をしたと。組合立で発足しておりますけれども、そういう形の中で、60年の歴史があります。非常に私も寂しい思いをしている一人でありますので、ご理解をいただきたいと思います。
  まず、第1点目の県の動向でありますけれども、埼玉県では平成11年度を初年度といたしました21世紀いきいきハイスクール構想に基づきまして、5年ごとに前期、中期、後期再編整備計画を策定して、高等学校の再編を行っているところであります。
  玉川工業高校につきましては、その後期再編整備計画により、平成24年度末をもって閉校という方針が示されているわけでありますけれども、現在のところ平成24年度末をもって閉校となる学校が5校ありますが、すべての学校で閉校後の方針は検討中となっているところであります。
  第2点目の廃校後の他校の状況でありますけれども、現在の状況といたしまして、前期計画により平成16年度末をもって閉校となった3校につきましては、利用方針も決まり、開所またはその準備が行われているということであります。
  中期計画により閉校となったのは、平成19年度末が4校、平成21年度末が2校となっております。それぞれの半数が利用方針が決まり、既に利用開始されているところであります。利用の大部分が学校等の教育施設、あるいは県の施設として再利用されているところであります。残りの半数につきましては、検討中となっておりまして、その中には、福島県の双葉町の避難所となっております旧騎西高校も含まれております。
  最後に、町の対応でありますけれども、昨年6月の小輪瀬議員の質問の際もお答えいたしましたけれども、現在はまだ埼玉県の財産であります。また、在校生が勉学に励んでいる現状でもあります。そういうことで、表立った検討は今のところ控えているというところでありますけれども、何かよい利用方法がないか、現在は試行錯誤しているというところでありますが、それが実態というところであると思います。
  今後も、県の動向を注視しながら、効果的な利用方法が見つかれば、埼玉県と協議をしたいと考えておりますので、野原議員としても、何かいい案がありましたら、提案をいただけばと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 県立玉川工業高校は、町長の答弁の中にもありましたけれども、昭和24年の設立以来、60年にわたって地域教育の向上と、技術者、工業人などを初め、幅広い多くの人材を輩出し、近隣地域の発展に大きな役割を果たしてきたところでございます。最盛期には700人を超えます学生が通学する風景は、当時の山村にあっては圧巻だったのではないかなと思います。
  また、村に全日制の公立高校があったのは大変珍しく、全国でも2校か3校しかなかったと聞いておる、そういった貴重な学校でございましたけれども、そういった中で閉校が決まったわけでございます。
  それで、国鉄、JRの経営効率化の影響で、無人駅がふえる中、明覚駅が今、こうして実在するのも、そういった玉工の利用、そういったものが大きな要因の1つにもなっているのかなと思います。
  そして、まさに旧玉川、旧都幾川村におきましても、玉工とともに発展してきたと言っても過言ではないのではないでしょうかという思いがあります。
  そういった中で、ただいま答弁をいただきました中で、何点かご質問のほうをさせていただきます。
  まず、現在、県の動向ということでございますけれども、今回の再編計画の中で、5校が対象となったことでございますけれども、その5校の今後の方針というのは検討中となっている県としてはようでありますが、非常にですね、なかなか検討中となっても、どのように検討して、現在、この利用方法について県のほうが対応して、いろいろその辺は検討しているとは思うんですけれども、町としても、それについて、その回答が今までなされていないということで、その間について、何回ぐらいそういったことで県のほうとのそういった確認等行ってきたのか、その辺について、まずお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原兼男議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、埼玉県の現在の担当部局でございますけれども、埼玉県の教育局財務課施設計画資産活用担当というところが、こういったものの現在、担当しているということでございます。昨年のご質問があったときも、こちらの担当課のほうに問い合わせをさせていただいたんですけれども、現在、玉工の関係については検討中ということでございました。
  その後、今回のご質問の中でも、また問い合わせをさせていただいたんですけれども、まだ依然検討中ということで、現在、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、埼玉県の財産ということでございますので、まず県庁内でこういったものを再利用、活用先があるかというのを県のほうで検討して、そして、その活用方法がないという場合には、市町村のほうに改めて打診があるというようなことを聞いているところでございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 今、企画財政課長のほうから県の教育委員会の財務課が今現在、所管しているということでありますが、当然のことながら、現在、高校として供用されているということからすると、当然教育局所管の行政財産ですね、行政目的に供されている財産ということで、したがって、まずは教育委員会内部で教育用の財産として活用ができるかどうかという検討をまずしております。教育委員会内部で既に教育センターとかそういう活用に転用してしまっているのもありますので、教育委員会内部だけで、教育局内部だけで財産の活用の手だてがないといった場合については、今度は広げて、知事部局、つまり他の行政財産として活用できるかどうかという検討に入ります。それで、もしないと、特に活用方策はないといった場合については、今度は普通財産になりますので、民間に売るとか、市町村に対しても、当然のことながら有償で活用していただくという方針に転換してくるということが考えられます。
  その中で、我々としては、県にとっても町にとっても有用な活用方法はないかということを考えて、そういった県の意向に沿った格好での提案ということを考えていきたいんですが、今の段階では、まず内部の検討だということですので、今、今後の活用については、そういういい案があれば、どんどん提起していただいて、我々もそれに向けて県にプッシュしていくということにしたいと思っているんですが、よろしくお願いします。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 既に廃校になって、新しい利用方法等決定して、既にもう利用がされている、そういった対象の学校があるようには聞いております。そういった中で、具体的にどんな方法で使われているのか、その例としてわかるのであれば、何点かお伺いできればと思うんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原兼男議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、現在の利用方法でございます。
  まず、前期の再編計画により閉校になった学校が3校ございます。この3校は、旧の行田女子高校、旧の吉見高校、旧秩父東高校、この3校でございます。
  まず、旧行田女子高校につきましては、県の総合教育センターということで、23年度から開所して使われているというものでございます。
  次に、旧吉見高校につきましては、県の衛生研究所に転用するという計画でございます。こちらは平成23年度に設計をして、平成24年度の工事、平成25年度開設という予定になっているということでございます。
  次に、旧秩父東高校でございます。こちらは秩父市のほうに移管をされているということでございます。秩父市といたしましては、現在、グラウンドのみを貸し出しをして、生涯学習の活動に利用しているということでございます。この財産としては、建物については、無償で秩父市のほうに移管をされているということでございます。土地については、10年間の無償貸与ということで秩父市のほうに貸与されているという内容でございますが、ただ、この土地の中に民間の土地が若干入っているということでございますが、民間の土地については、秩父市で有償でお借りをしている状況というふうに聞いております。グラウンドのみの貸し出しということで、社会体育等の生涯学習の事業に活用しているということでございます。建物については、耐震も済んでおりませんし、水回りが非常にもう傷んでいるということで、漏水等も頻繁に起こっているということで、ちょっと建物については利用されてないということでございます。
  次に、中期の再編計画によりまして平成19年度末で閉校になった学校が4校ございます。まず、旧川本高校でございますが、こちらは深谷はばたき特別支援学校ということで、平成23年度に開校して、特別支援学校として活用されているということでございます。
  次に、旧騎西高校につきましては、現在、双葉町の避難所として活用されておりまして、その後については検討中ということでございます。
  次に、旧所沢東高校でございます。こちらは、所沢おおぞら特別支援学校ということで、平成22年度開校ということで、特別支援学校として活用されているということでございます。
  そして、旧毛呂山高校、こちらにつきましては、現在、検討中ということでございます。
  次に、平成21年末で閉校になった学校が2校ございます。旧の菖蒲高校、こちらは検討中 ということでございます。
  次に、旧の北川辺高校、こちらにつきましては、加須市のほうに売却をされまして、同市が学校法人開智学園に貸し付けをして、平成23年度から中・高一貫校として生まれ変わっているということでございます。
  そして、玉工が入っております平成24年度末の学校については、玉工を含めて5校ということでございますが、この5校については、いずれも検討中という内容でございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 既に利用が、活用方法が決まっているところというのは、大変喜ばしいところでございますけれども、そういった中で、吉見高校のほうは大分長年そのまま放置されて、現状に至ったわけでございますけれども、そういった中で、こういった利用方法が決定しているところ、今、先ほど副町長のほうから、いろいろ県のいろいろ各部署によっての検討を重ねた上で、またいろいろそういったものが決定されるということでございましたけれども、そういった中で、町、その自治体ですね、関係している自治体、そういったことのやはり交渉ですか、話し合いですか、県との。そういったものがどのようにこういったところ、活用が決まった学校についてのそういったところは、どういった方法でその辺の協議を進めてきたのか、その辺については、特に大変わかりにくい、難しいのかなと思うんですけれども、そういったいい参考のそういった自治体の例があれば、もし聞かせていただければと思うんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  市町村で活用している団体ということでは、平成16年度末に閉校した秩父東高校だけだと思います。こちらについては、特に具体的にどういう折衝をしたかというところまではちょっと情報を得ていないんですけれども、先ほど副町長が申し上げたとおり、県のほうで教育局や知事部局でも活用方法がなかったということで、市のほうに多分打診があったんだと思うんですけれども、そこで県のほうと検討をしたんだと思います。
  詳しい事情については、ちょっと把握をしてございません。申しわけございません。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 なかなかその点については、大変難しい面もあろうかなと思うんで すけれども、県の施設等で利用されるところについても、やはりそういった中で思えば、そういった自治体の強い誘致、そういったもののそういった県との協議等があった中で、やはりそういったものが実現してきたのかなと思います。
  そういった中で、町長の答弁の中にもありましたけれども、現在、在校生が学んでいる現状で、なかなか表立ってはできないということでございます。こういった中で、やはり、でも私も卒業生の一人なんですけれども、優秀な卒業生とは言えませんけれども、こういった中で、在校生もそうですけれども、やはり将来的にですね、自分の母校がなくなるわけですよね。ですから、母校がなくなるということは非常に残念なことであって、そういった中で、やはり今現在、学んでいるわけでございますけれども、やはり今のそういった生徒にしても、今後やはり自分たちの母校がどういったものに生まれ変わるかというのは非常に関心が高いなと、高くあるんじゃないかなと思うんですよね。
  ですから、そういった中で、やはり町としてもこの辺を積極的に推進していただきたいわけでございますけれども、そういった中で、この玉工につきましては、古くは旧玉川、都幾川、鳩山、そういった3村の運営の中であったわけでございますけれども、それで玉川、都幾川とはもう合併しましたので、鳩山にとりましても、この玉工の今後の存在というのは、非常に大きなものがあるのかなと思うんですよね。そういった中で、やはり鳩山とのやはり協力関係もこれ、当然重要なものになってくるのかなと思うんですけれども、その辺、鳩山とのそういった今後の協力体制、その辺についてはどのようにお考えをお持ちですか。その点についてお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  玉工のまず土地の敷地なんですけれども、ときがわ分が4万9,279平米、鳩山分が8,683平米、合計で5万7,962平米という敷地がございます。ときがわ分が85%、鳩山分が15%ということでございますので、有効活用するためには、当然案をつくって、そして鳩山とも協議をして、今後県のほうと協議をしていくという形になろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 簡単に跡をどうしたらいいのか、昨年の小輪瀬議員からもありましたけれども、更生する施設にしたらどうだとか、あそこは今現在、防災のそういった食料等 を備蓄しておりますので、そういった防災関係のそういった拠点にするとか、大学を誘致するとか、いろいろ考えれば幾らでも出てくるのかなとは思うんですけれども、かといってそんな簡単に実現するものではないとは思いますけれども、そういった中で、やはりこの廃校になった玉工をですね、やはりそのまま空白期間を長く置くということは、非常に町にとってもマイナス面が今後のまちづくりにとっても大きいんではないかなと考えるわけでございます。
  そういった中で、やはり鳩山も含めた中で、今後、町の中でですね、県とは別に、やはりそういった検討委員会の設置等も必要になってくるのかなと思うんですけれども、そういったお考えはないのか、その点についてお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、ご答弁申し上げます。
  検討委員会をつくるにしても、やっぱりタイミングが必要だろうと思うんですね。先ほど来申し上げていますように、現在、現実に学校として供用されているということでもありますし、やはり県の財産で、他に利用させる場合についても、原則有償というのが財産管理上当然でありまして、したがって町として有償でもこういうものに、お金を出してもこういうふうに使いたいということがもしあるんであれば、早期に検討委員会をつくりますけれども、やっぱり県全体の中で、例えば1つ例を申し上げますと、衛生のセンター、さいたま市にある。衛生研究所か。衛生研究所についても、手狭になってきたということ、それから埼玉大学のすぐ前にあって、資産価値が非常に高いということもあって、研究所であれば、もっと地価の安いところに移転して、県としては資産価値の高い埼玉大学の前のものについてはもっと有効活用したい。つまり、県側のほうでやはり財産管理、あるいは資産の活用という考え方がやっぱり根底にあるんですね。そういう面からすると、それと全く関係ない考え方を現段階で詰めるというのは、ちょっとやっぱりタイミングとしては、もう少し具体的に町がそういうものを検討して提案するのにふさわしい時期に設置するということが必要かと思いますので、その点については、時期を見て検討したいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 なかなか町独自の検討委員会の設置というのは今の段階では非常に難しいということでございますけれども、そういった中で、やはり先ほど、副町長も現在、 学んでいるということで、供用しているということでございますけれども、そういった中で、私も先ほど言いましたけれども、母校がなくなる、先ほどちょっと話をした中では、このときがわの大野のほうの人ですか。大野の人のほうは小学校がなくなって、中学校がなくなって、それで玉工に行った人は玉工もなくなる。非常に母校が何もなくなってしまうと。非常に寂しい思いもしているというようなお話も今、聞いております。
  そういった中で、やはり在校生もそうだと思うんですよね。早くいい跡、この玉工が次のそういった有効活用されて、玉工の精神がどんどんまた引き継がれていくんだと、そういったようなことをやっぱり在校生も早く、卒業する前に決まれば、それなりにまた非常に安心感というか、またそういったものも生まれてくるのかなとは思うんですよね。
  そういった中で、やはり町にとっても非常にこの玉工をいかに利用するか、今後の大きな発展につながってくるんではないかなと思います。今、人口が減っている中、やはりそういったことで、やはり1つでもそういった、こういった施設が稼動してないようなことじゃなくて、是非今後も有効に使えるよう、県の動向を伺うんじゃなくて、町から県のほうにも積極的に働きかけをしていただくことをお願いいたしまして、この玉工についての質問は終わらせていただきます。ありがとうございます。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、本庁舎改修の概要、10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 続きまして、本庁舎改修の概要についてお伺いいたします。
  現在、第二庁舎、ここですね。及び都幾川公民館耐震及び大規模改修が進められております。本年度の予算で本庁舎の実施設計委託料が772万8,000円計上されております。本庁舎につきましては、合併以来、改修等も大幅にされておりまして、このような大規模改修の予定はないと思いますが、この工事概要、今後の改修予算額等、今、現状の段階でわかれば、その点についてお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の本庁舎の改修概要についてということで、ご質問にお答えいたします。
  本庁舎改修計画は、就業改善センターも隣で今、税務課が使っていますけれども、一緒にあわせての計画であります。本庁舎、就業改善センターの耐震補強及び改修工事実施設計業務委託を、今、ご質問の中にありましたように、しているところであります。
  工事概要でありますけれども、防災上重要な拠点施設として、地震による被害を最小限に とどめるための耐震補強工事と、老朽化した設備の改修工事の2点であります。
  初めに、耐震補強工事からご説明したいと思います。
  耐震診断を本庁舎は平成21年度に、また就業改善センターは平成22年度に実施をいたしました。診断結果は、いずれも基準を多少下回るというものでありまして、補強工事を必要とするということでありました。実施設計におきましても、専門家による耐震判定会に諮問をしますので、補強内容が変更される場合もあるかもしれませんが、現時点で必要とする耐震補強工事は、本庁舎の場合は20カ所程度のスリット工法という壁に切れ込みを入れて補強バランスをとるという工事であります。これは、例えばこっちの壁とこっちの壁がありますよね。こっちの壁は窓がないですから、めちゃくちゃ強いんですね。こっちは窓がとってあるから、多少弱いと。本庁舎の場合は、こういう壁面が多いんで、こっちが強過ぎてしまうので、そこにちょっと目地が入っていますけれども、ああいうところへスリットいうんで、緩衝するような線を入れて、だから補強するというんじゃなくて、かえってこちらの壁を弱くすると。バランスをとると、そういう工法でやるということであります。それが本庁舎の耐震補強といいますか、耐震に、免震にするというような形ですね。そういう工事をやります。
  あと、就業改善センターのほうは、これは南側が窓の面が非常に多いんですよね、南側は。当時とすれば、あれで建築確認は通っているんですけれども、今回耐震基準等も非常に上がっておりますので、南側につきましては、補強をするのはフレーム補強というので枠をつくるというような補強になると思いますが、そういう工事が主な内容であります。
  また、改修の工事の内容なんですが、これも本庁舎のほうも大分古い、築後40年ぐらいたって、以上たっておりますので、空調設備、また浄化槽等の更新が必要だということで、空調あるいは浄化槽の更新の工事もやると、新しくやりかえるということになると思います。
  次に、予算額でありますけれども、耐震補強工事費は、概算でですけれども、基礎調査の時点で本庁舎が1,575万円、スリット工事ですから余りかからないですけれども、1,575万円であります。就業改善センターのほうが、そしてフレームを入れたりしますので、6,195万円であります。合計で7,770万円を見込んでいるということであります。
  改修工事につきましては、今回の電力不足を受けまして、太陽光発電設備の新設などの再検討も現在、行っておりまして、工事費の概算を今、お示しするというわけにいきませんので、その辺はご容赦をいただきたいと思います。今、太陽光発電をしたらどうなるか、その辺の予算もちょっと今、計算しておりますので、その辺はちょっとご容赦をということであります。
  なお、改修工事の実施時期についてでありますけれども、庁舎工事の場合、各課事務室の一時移転が必要となります。これは就業改善センターのほう、フレーム工事をやりますので。それで、本庁舎は移転スペースがないということから、例えば玉川公民館の一室を移転先に利用するなどの対応をしなければいけないと思っております。その際、システムの移動等もありまして、準備期間が必要となりますので、1年の間を置いて、平成25年度の実施を予定しているところであります。
  本庁舎第二庁舎の耐震化がこれで完了することによりまして、町民が安心して利用できることができまして、また有事の際の防災拠点として機能を発揮し、住民の皆さんが安心して生活できる安全なまちづくりを行っていきたいと考えております。
  なお、先日、埼玉新聞あるいは読売新聞等、この耐震化率の記事がありました。その中で、ときがわ町が一番、34%かな、低いという数字が出ていましたけれども、これは実は今やっている途中で、再来年にはときがわ町の場合は全部終わります。ですから、1つやると率が非常に上がったり下がったりするんですが、現在、ときがわ町の場合は、5つの小・中学校は校舎は全部終わっております。そして、体育館も中学校は全部終わっております。あと残っているのは、ことしやっております玉川小学校、来年度に明覚小学校、再来年に萩ヶ丘小学校と。再来年には小学校、中学校の学校教育施設の耐震は全部、2年間で終わりますので、その辺のご安心はいただきたいと思います。
  そして、公共の建物につきましても、ことし、順次計画的にやっているので、計画の途中で新聞に出されたので、低いということを言われたんですが、ことし、現在、第二庁舎を今やっていますけれども、第二庁舎を終わりにします。そして、来年、先ほど言いましたように、玉川公民館を改修工事をして、耐震をして、そして再来年、本庁舎をやるときに、そちらに移動していくということになりますので、この公共施設につきましても、平成25年度中には終わります。ということは、平成25年度中には、学校教育関係の施設もこうした公共施設も全部耐震が終わるということでありますので、皆さんには安心をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 この本庁舎につきましては、私が小学校3年のころだったですかね。ですから、昭和30年代の建設かなと思うんです。相当古い建物で、当然、本来であれば、もう建て直してもいいんじゃないかなという年数もたっているわけでございますが、こういっ た経済情勢の中で、そういったことは非常に難しいということで、防災拠点として、本庁舎ですから、当然防災拠点となり得るわけでございますから、この耐震補強工事については、どんどん進めていかなければならないのかなと思うわけでございますけれども、その中で、何点かお伺いできればと思います。
  耐震補強工事で、概算で本庁舎が1,575万円、就業改善センターが6,195万円、合計で7,770万円見込んでいるということでございます。こういった中で、内部のそういった改修工事等はこれには含まれてないんで、当然そういった補強工事に伴う内部改修というものは、特に大幅には行わない、もう当然今まで合併後済んでいるんで、そのままということで理解してよろしいでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、野原議員さんのご質問にお答えしたいというふうに思います。
  町長の答弁の中にも、大規模改修については、老朽化した施設について改修をしていくということで、のみということで、大幅な改修については行わないというふうな方針であります。
  平成16年に本庁舎の1階のトイレ、あと玄関、電気配線等を行っております。それから、平成17年にも本庁舎の各課のレイアウトの改修と、それから2階のトイレ、それから本庁舎の外壁ですね。それから、就業改善センターにつきましても、外壁の改修等行っているという状況がございます。そういう状況がありますので、今回の工事につきましては、耐震補強の工事、それから改修については老朽化したもの、特に言いますと、空調等の施設を更新していきたいというふうに考えています。
  それから、浄化槽等についても、単独槽でありまして、それらの改修をしていくというようなものが主なものでございます。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 わかりました。
  それで、私、なぜこれを今回質問のほうをさせていただいたかというと、第二庁舎の大規模改修工事のときに、こういった、今いろいろ原子力の問題がクローズアップされて、その中で、太陽光発電、そういった自然エネルギーの導入が注目されているわけでございますけれども、そういった中で、第二庁舎につきましては、太陽光発電設備ですか、ソーラーシス テム、これが約10キロワット、電気量としても、年間5%ぐらいの対応ができるということでございましたけれども、そういった中で、やはりこういった今後電力需要がなかなか難しい中で、太陽光発電の積極的な推進を進めていただければということで、答弁の中にも太陽光発電設備の新設等を再検討しているということでありますけれども、そういった中で、今後、第二庁舎は10キロワットという、容量が10キロワットということでございましたけれども、山梨等はこういった太陽光発電等の推進が結構進んでいて、南アルプス市とか北杜市、非常に各施設に大きな容量の太陽光発電を設置して行っているわけでございますけれども、今後、本庁舎におかれましては、どのくらいの太陽光の設置を今、検討されているのか、その点についてお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  議員さんご案内のとおり、太陽光発電につきましても、必要な施設ということで、こちらとしましても、検討、再検討ということで、今、調査している段階であります。
  現在の状況でいいますと、第二庁舎のほうで10キロワットということで設置をするということでありますが、設置する場合については、屋上のスペース等のこともありまして、それらを考えながら、最大限電力をつくり出せるものといいますか、能力のあるものを選定していく中で考えていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 そうしますと、そういった設置場所のスペース、そういった、あと設計ですか、設計しているんかなと思うんですけれども、そういったことを踏まえた中で考えていくという、なかなかまだそういった数字的な面までは、今、現状では決定するのは難しいということでよろしいんでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 そのとおりであります。現在、検討しておりまして、実施設計完成のときにつきましてはご説明ができると思うんですが、最大限の能力で設計したいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 是非ですね、今後もそういったことで、原子力、これから原子力に頼っていく、なかなか難しいということでありますので、こういった太陽光発電に対しましては、できる範囲ということ、できる以上にまた今後、そういったものを最大限に生かせるよう、是非積極的な対応をお願いしたいと思います。
  それから、照明関係なんですけれども、こちらも、第二庁舎におきましては、節電対応した照明を使っていくということでございましたけれども、やはりこういった中で、LEDですか、今、見直されているわけでございますけれども、寿命も4万時間ということで、非常に長いメリットの反面、明かりがちょっと蛍光灯に比べて暗いということ、そういったデメリットもあるわけでございますけれども、の中で、やはりLEDの使用も、できれば積極的に進めていただければと思うんですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  照明の改修につきましては、空調の改修にあわせて天井の張りかえ等が発生します。その場合につきまして、照明の入れかえをするということで工事のほうは進めさせていただきたいというふうに考えております。
  LEDの関係なんですが、議員さんの言われるとおり、LEDをできるだけ使っていきたいということで考えておるんですが、照度の関係で、やはりその下で仕事をする関係等もございまして、ある程度照度を確保しなくてはならないということで、照度をある程度確保するには、LEDの数をふやさなくてはいけないという形になりまして、そうしますと、節電にならないというふうな部分も検討の中では出てきております。できるだけLEDということでありますので、能力のほうも大分上がってきているとは思うんですが、そういったものを加味しながら、LEDを使える、第二庁舎のほうですと、トイレとか、カウンターとか、直接照度必要でない場所といいますか、そういったところにできるだけLEDを使っていこうということで考えております。
  それと同じような形で、本庁舎についても、LEDの活用については、利用については進めてまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 日本のこの明かりですか、照明ですか、非常にこれは全世界の中でも非常に明るいとういうことで、欧米地域に比べても日本は非常に明るいんだということを何かテレビかなんかで聞いたような記憶がしています。日本人というのは、この明るさになれてしまっているんで、ちょっとこの暗さにというのは非常に抵抗もあるのかなと思うんですけれども、そういった中で、LED使えるところは積極的に使っていただいた中で、そのほうの、節電等の対策にお願いしたいと思います。
  それから、あと第二庁舎のほうなんですけれども、本庁舎ですか。本庁舎、第二庁舎には住民ホールというんですか、コミュニティホール、これが角地にあるわけなんで、ペレットストーブが設置されてあるわけでございますけれども、本庁舎にはこういった場所がないんですよね。せっかく改修するんであれば、そういった住民ホール等、そういった設置が可能であれば、是非その辺の検討もしていただければと思います。
  本庁舎のほうは、すぐ入ってホールが、営業室そのものの中にあるわけで、なかなかそういった中で住民同士がいろいろな対話等、会話等したり、そこら辺でおしゃべりをしたりとかというくつろげる空間がないんで、そういったものを広げられる、もし今回の改修で広げられるようなものが可能であれば、是非そういった住民ホールみたいなものも是非、本庁舎ですので、是非そのような施設もあってもいいんじゃなかなと思うんですけれども、その点についてお考えのほうをお願いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  議員さんお話のとおり、本庁舎につきましては、玄関入りまして、すぐ町民課、福祉課ということで、その待合のいすが置いてあるということで、なかなか第二庁舎のような町民ホールといいますか、そういったくつろげる場所については、事務室の広さの問題等ありまして、設定ができてないというのが現状であります。
  できるだけ改修につきましてはそういった面も含めまして検討はいたしますが、何といってもスペース的な問題がありまして、その辺のところが一番の課題かなというふうに考えております。
  できるだけそういった形の中で検討いたしまして、進めさせていただきますが、今回の工事の耐震、それから改修の考え方がありまして、改修については、先ほど申し上げましたように、できるだけ現状のままの中で改修をしていくというふうな考えもありますので、その 中で課題が解決できればよろしいかなというふうに思うんですが、その辺のところは努力してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 是非ですね、そういった住民ホールみたいなものを設置するとなると、やはり増築等も考えなくてはならないのかな、そういったことで、大がかりになってしまうのかなという考えも出てくるわけでございますけれども、玄関のひさしも結構でかく出ていますんで、そういったところを利用した中で、是非そういったものの設置も可能であれば、十分考えていただきたいと。
  もしそれが不可能であれば、今、庁舎のすぐ前に、以前社協だとかシルバー事業団が使っていた建物が今、あそこにあるわけですが、そういったところをそういった1つの住民ホール等の利用も考えによってはできるのかなと思うんですよね。そういった中で、是非その辺のことを可能な限り検討していただければと思います。
  そして、あと職員の休憩所ですか、今、お昼等で使っている休憩所については、なかなかどこにあるのかなということも把握してなかったんですけれども、これは十分、今、現状では休憩室というのは間に合っているのか。そういった職員の福利的なものを考えた中で、今のそういった休憩施設で十分なのか、その辺はどうなっているのかお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  先ほどの住民の方が憩える場所についてのお話なんですが、今回の工事につきましては、増築については、建築基準法とかいろいろな問題ですね、条件の関係で、増築については考えておりません。その中で、今のあるスペースの中で検討していくということになると思います。
  それから、2点目の休憩室、職員の休憩室の問題なんですが、これにつきましては、2階に休憩室のほうを現在、設置しておりますので、そちらで対応しております。
  以上です。
○増田和代議長 もう1点ありましたよね。あそこの隣のもとの、旧の。お願いいたします。
○小峯光好総務課長 もう1点お答えいたします。
  外部の部分の利用につきましては、今回、平成24年、玉川公民館の改修等もございます。 周りの施設が同一の敷地内にもございますので、そういったことも含めまして検討してまいりたいというふうに考えております。
○増田和代議長 10番、野原議員。
○10番 野原兼男議員 そういった中で、是非これから、最終的に25年度の計画ということで、私は来年度実施するのかなと思っていたら、25年度、1年間を置くということでありますので、そういった中で、今後そういった課題についても、今後いろいろ検討できる期間もありますので、是非ですね、ちょこちょこ改修したりすると、余計金がかかりますので、やるなら大幅に、是非町長の好きな言葉にやるなら、どうせやるならどっとかけるとか、そういったような考えもありますので、是非その点について、今後十分に検討していただければと思います。
  これで質問のほうを終わらせていただきます。ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開を2時10分、よろしくお願いいたします。
                                (午後 1時53分)
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○増田和代議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 2時10分)
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          ◇ 瓜 田   清 議員
○増田和代議長 発言順位5番、質問事項1、合併浄化槽対策について。通告者4番、瓜田清議員、お願いいたします。
○4番 瓜田 清議員 4番、瓜田です。
  議長のお許しを得ましたので、一般質問させていただきます。
  その前に、ちょっと右耳が半分以上聞こえません。だから、議論がかみ合わないかもしれませんので、その辺のところは修正してください。よろしくお願いします。
○増田和代議長 はい、わかりました。
○4番 瓜田 清議員 合併浄化槽対策について。
  毎年、予算のうちで合併浄化槽の件ですけれども、取り上げられているが、過去3年間の設置予定数と、それから予算及び実績数を伺いたい。
  2として、町として、あと何年で完了、完成させられるのか考えを伺いたい。
  予定どおりの設置が行われているか。行われていないようならば、その理由を伺いたい。この3点でお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、瓜田議員の合併浄化槽対策についてのご質問にお答えいたします。
  過去3年間の設置予定数と予算及び実績についてでありますが、大丈夫ですか。聞こえますか。なるべく大きい声で......
          (「ここに書いてありますので、そこのところは大丈夫です。ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 なるべくマイクに近づけてやります。
  平成20年度の設置予定基数は80基であります。予算額は施設整備費として8,058万6,000円計上しましたが、これに対し実績額は8,034万5,000円、設置実績は61基でありまして、新築が22基、単独浄化槽等からの転換が39基となっております。
  平成21年度の設置予定基数は70基であります。予算額は施設整備費として1億67万6,000円計上しましたが、これに対し実績額は1億63万円、設置実績は75基で、このうち新築が31基、単独浄化槽等からの転換が44基となっております。
  平成22年度の設置予定基数は、21年度と同じ70基でありまして、予算額は施設整備費として5,769万9,000円計上しましたが、これに対し実績額は5,763万8,000円であります。設置実績は51基で、新築が21基、単独浄化槽等からの転換が30基となっております。
  浄化槽の整備推進事業は、旧都幾川村において平成15年度から行われております。また、旧玉川村におきましては、平成17年度から着手をしております。平成22年度末までの総設置基数は605基を見ておりまして、その結果、生活排水処理率は61.5%となりまして、清流の保全や衛生的な生活環境を整えることに大きな成果を上げているところであります。
  次に、Aといたしまして、町として、あと何年で完了させる予定なのかということでありますが、平成21年度におきまして、埼玉県生活排水処理施設整備構想の見直しに準拠いたしまして、ときがわ町生活排水処理基本計画を策定いたしまして、この計画の中で目標年度を平成37年度、計画人口1万1,600人に対する浄化槽整備人口1万1,600人、普及率100%としております。
  したがいまして、平成27年度まで......
○増田和代議長 37年度。
○関口定男町長 37年度。大きい声出すことだけ一生懸命やって、読むほうは、すみません。失礼しました。平成37年度までの15年間で浄化槽普及率100%を達成を目標に、浄化槽の整備推進事業を推進してまいります。
  次に、Bの予定どおりの設置が行われているのか。行われていないようならば、その理由ということでありますけれども、過去3年間におきまして、予定基数を実績が上回った年度は、平成21年度の予定基数70基に対して75基となった1年度のみであります。
  浄化槽の設置が進まない理由でありますが、主な理由といたしましては、長引く景気の低迷によりまして、所得の伸びが見込めない中での浄化槽設置に伴う増改築費用、配管費用の負担問題が最も大きな理由と考えられます。このほかにも、敷地の狭小、狭いということでありまして、設置スペースの確保ができないという世帯も多くあります。高齢者世帯では、生活排水処理の必要性が薄いこと等もあると考えております。
  このような中で、浄化槽設置に係る負担の軽減と設置基数の増を図るために、今年度において町の補助制度の見直しを行いまして、県補助金の改正に合わせて、撤去費の限度額を10万円に引き上げたほか、従来の生活排水路の整備費の補助金に、新たに限度を20万円とする配管費補助を設定いたしまして、負担の軽減を図ったところであります。
  また、埼玉県と株式会社埼玉りそな銀行が締結いたしました「環境分野における協力に関する協定」に基づきまして、平成23年9月1日から、埼玉県・株式会社埼玉りそな銀行合併処理浄化槽転換応援ローンの取り扱いが開始されたところであります。
  このローンは、対象を各市町村への合併浄化の転換に関する補助申請をした方、この方に、またそれとこれからするという方に、資金の使途は転換に係る工事資金及び当該工事に伴う住宅の増築・修繕工事資金に、融資限度額10万円以上300万円以内、利率はりそなリフォームローン店頭表示金利のマイナス1.5%、無担保、保証人不要とされ、利用しやすいローンとなっております。
  今後、浄化槽設置に係る費用負担を軽減することができる補助制度、融資制度の活用について、広く町民の皆様に周知を行いまして、ときがわ町生活排水処理基本計画の目標年度であります平成37年度における合併処理浄化槽普及率を100%達成に向けて、引き続き浄化槽の整備推進事業を展開してまいりたいと考えております。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 ありがとうございました。
  よく聞こえました。書いてありますので、見ながら聞いていましたんで。この点感謝いたします。
  では、20年度、21年度で80基、70基というのがあって、22年度も70基、この予算の件なんですけれども、20年度が8,000何がし、これが80基です。それから、21年度が70基で1億67万何がし、それからその次の22年度が70基で5,000万円、この金額の差というのはどこから来るのかお教えいただきたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 瓜田議員のご質問にお答えいたします。
  この予算額の差ですが、これにつきましては、平成21年度の場合、70基の予定でありますが、実績は75基ということで、5基ほど上回っております。この予算額1億76万6,000円、これに対する実績額1億63万円、これにつきましては、実績に近い状態として、補正後の金額、予算につきましては補正後の金額、決算を見据えた補正後の金額となっております。ですから、実績に近い予算額となっております。
  以上です。
○増田和代議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 再度お伺いします。80基のときに8,034万円、予算なんですよ。8,058万円の予算です。それで、70基のときが1億67万何がしの予算で、22年度は同じく70基で5,769万円の予算なんです。その差というのはどこから来るのかをお伺いしているんで、答えをもう1回お願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 申しわけございません。この予算の差ですが、まず平成20年度、61基設置しておりますが、人槽区分の差によるものです。5人槽が26基、7人槽が25基、10人槽が7基、30人槽が1基、45人槽が1基、計61基。これに対する予算額が8,058万6,000円で、決算額が8,034万5,000円なっております。
  平成21年度、5人槽が27基、7人槽が35基、10人槽が9基、14人槽が2基、50人槽が2基、計75基ということで、人槽区分の大きな浄化槽、この年には50人槽2基ありました。この関 係で、21年度の予算額1億67万6,000円、これに対します決算額として、75基分の1億63万円と、このようになっております。
  22年度につきましては、5人槽が25基、7人槽が20基、10人槽が5基、14人槽が1基、計51基ということで、人槽の小さな14人槽以下の浄化槽に限られたことによりまして、予算額5,769万9,000円、決算額につきましては5,763万8,000円と、このようになっております。
  以上でございます。
○増田和代議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 私の質問の趣旨がちょっとわからないのかなと思うんですけれども、この80基、70基、70基というのはいいんですよ。予定だから。予定の中で、何人槽というのが幾つというのを予定出しているわけでしょう。20年度の一応60何がしというのは、大型のものが2台、3台来るという予定を組めたのかどうか、その辺のところをお伺いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  この予算、当初の段階では70基、これにつきましては、5人槽が30基、7人槽が30基、10人槽が10基、計70基と。それと、80基の場合につきましては、ちょっと待ってください。
  ちょっとすみません。この80基のときのには、ちょっと手持ちの資料がちょっと20年度の状態の、ちょっとありませんので、まことに申しわけありませんが、後ほどお答えさせていただきます。
          (「質問の内容と違うみたいなんで」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 ちょっと暫時休憩いたします。
                                (午後 2時27分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 再開いたします。
                                (午後 2時32分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 はい、どうぞ。
○岩田功夫環境課長 まことに申しわけございません。20年度の予算の当初の積算根拠ですが、5人槽が35基、7人槽が35基、10人槽が10基、計80基、予算上では。これに対する実績が、先ほど申し上げました61基の内訳、先ほど申し上げました内訳の内容となっております。
  21年度、5人槽30基、7人槽30基、10人槽10基、計70基、これが当初予算の予定基数です。
  それから、平成22年度、21年度と同じく5人槽30基、7人槽30基、10人槽10基、計70基、これの当初予算の時点での予定基数、これに対します実績が、先ほど申し上げました数字となるものでございます。
  以上です。
○増田和代議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 そうすると、この予算額が違うというのは、補正でこういうふうに変わったということで理解してよろしいですか。ありがとうございます。
○増田和代議長 瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 そうしますと、今、町のほうの進捗状況というか、ほぼ予定どおり行っているように見受けられるんですけれども、あと15年の間に100%目指すということなんで、15年という長いようで短い、短いようで長いと思うんですけれども、なるべく早く、川の広場もできることなんで、やってもらえればなと思います。
  私のほうの質問はこれで終了させていただきます。ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
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   ◎延会について
○増田和代議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○増田和代議長 大変ご苦労さまでした。
                                (午後 2時35分)