平成23年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            平成23年12月8日(木)
                            午前9時30分開議
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
─────────────────────────────────────────────────
出席議員(13名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     2番  小 島   浩 議員
     3番  小輪瀬 英 一 議員     4番  瓜 田   清 議員
     5番  前 田   栄 議員     6番  野 口 守 隆 議員
     7番  小 宮   正 議員     8番  野 原 和 夫 議員
     9番  鳥 越 準 司 議員    10番  野 原 兼 男 議員
    11番  笹 沼 和 利 議員    12番  増 田 和 代 議員
    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男
副町長
関 口   章
理事兼町民課長
 蛛@太一郎
会計管理者兼
会計室長
桑 原 和 一
総務課長
小 峯 光 好
企画財政課長
久 保   均
税務課長
小 島   昇
福祉課長
小 沢 俊 夫
環境課長
岩 田 功 夫
産業観光課長
山 崎 政 明
建設課長
内 室 睦 夫
水道課長
中 藤 和 重
─────────────────────────────────────────────────
教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
長 島 富 央 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
─────────────────────────────────────────────────
議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
荻 野   実 
─────────────────────────────────────────────────
   ◎開議の宣告
○増田和代議長 おはようございます。
  ただいまの出席議員は13名、全員でありますので、定足数に達しております。
  これより平成23年第4回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議事日程の報告
○増田和代議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎答弁の追加
○増田和代議長 一昨日、野口議員の一般質問に対して答弁の補足をしたい旨申し出がありましたので、説明を求めます。
  久保企画財政課長、よろしくお願いいたします。
○久保 均企画財政課長 皆さん、おはようございます。
  先日の野口議員さんのご質問の関係で、追加で答弁をさせていただきます。
  野口議員さんのご指摘の期間が10年という長い期間で、ほかの市町村でそういった例があるかというご質問でございましたが、その関係につきましては、調査した結果、それほど長い期間で協定等を結んでいる団体は特にございませんでした。ときがわ町といたしましては、長期に安定してバス路線を確保するという観点から、このように長い期間で協定を結ばせていただいたということでございますので、是非ご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
○増田和代議長 6番、野口議員。
○6番 野口守隆議員 わかりました。
  ほかに例がないということなんですが、この件は、あのときも質問しましたが、議会に説明がなかった訳です。長期の債務負担行為になるわけですから、こういうことのないように、是非議会に今後は報告してもらいたいと思います。
○増田和代議長 久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 今後気をつけさせていただきたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎一般質問
○増田和代議長 これより日程第1、一般質問を行います。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 鳥 越 準 司 議員
○増田和代議長 発言順位5番、質問事項1、非耕作地に対する町の対策は。
  通告者、9番、鳥越準司議員、お願いいたします。
○9番 鳥越準司議員 おはようございます。
  本日最初の質問をさせていただきます9番、鳥越準司でございます。
  本日は12月8日、さきの大戦の70年目の記念日です。開戦記念日でございます。ときがわ町では去る11月9日に戦没者慰霊式が開催されまして、私も参列をさせていただきました。改めまして、さきの大戦の戦没者の方への追悼を申し上げるとともに、心穏やかにきょうの質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
  まず、非耕作地に対する町の対策はということでこの質問をさせていただきますけれども、さきの平成21年第3回定例会でも一般質問をさせていただきました。町内の非耕作地が多く見られるということで、耕作放棄地とされる非耕作地です、非常に目立つようになっている。その面積がそのときよりも増しているんじゃないかというふうな危惧を私は感じております。町も多分対策をお考えでしょうけれども、どのような形で対策をおとりになっているのか、改めてお伺いさせていただきたいと思います。
  今、さきの定例会のご答弁の中で、平成21年7月に設立したときがわ町地域耕作放棄地対策協議会というのを発足されたそうですけれども、そのときの答弁では、5年間をめどにということで、お返事が、対策をするんだということがあったんですけれども、もう3年たちまして、5年たってからやるんじゃなしに、多分その途中でももちろん実施対策をしていると思いますけれども、それの実施事業内容と、その成果をお知らせいただきたいというふうに考えております。
  また、近年よく叫ばれております農業生産法人のあっせん導入や法人へ対する町の姿勢及び町内外からの耕作希望者の橋渡し窓口設置、これは前の定例会の一般質問でもお願いいたしましたけれども、そのようなものについても、今後の町の対策をどういうふうにお考えに なっているかということをお伺いいたします。
  以上です。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは早速、鳥越議員の非耕作地に対する町の対策はどのようにということでありますけれども、まず第1点目の耕作放棄地対策協議会、この事業についてでありますけれども、この協議会は、ときがわ町の農業委員会、埼玉中央農業協同組合、埼玉中部農業共済組合、ときがわ町を構成員といたしまして平成21年7月に設立されまして、耕作放棄地再生利用に関する各種事業に取り組んでいるところであります。
  平成21年12月の農地法の改正に伴いまして、平成22年度に実施いたしました農地法第30条第1項の規定に基づく農地利用状況調査では、農地全体の面積が540ヘクタールに対しまして休耕地の面積が299ヘクタールと、農地全体の55.3%という結果になっております。
  また、埼玉県全体では、耕作放棄地の面積が、2005年の農林業センサスによりますと、1万2,314ヘクタールということでありまして、2010年の農林業センサスでは81ヘクタール増加しておりまして、1万2,395ヘクタールとなっております。
  町では、耕作放棄地の有効活用を図るために、農地利用アンケートを平成23年の8月、ことしの8月に実施をいたしました。このアンケートでは、10アール以上の農地を所有している農業者1,414名の方に送付いたしまして、1,264名から回答をいただきました。その結果、耕作放棄地となっている農地を貸してもよいという方は356名でありました。このアンケートの結果を踏まえまして、農地の賃貸借、これを町があっせんする農地情報登録制度、農地バンク制度、これを今年度中に確立をいたしまして、平成24年度から実施ができるよう進めているところであります。
  平成23年度の協議会の耕作放棄地解消事業といたしましては、大字番匠地内にあります原野化した26アールの耕作放棄地を町で借り受けまして、協議会が事業主体となりまして、国の耕作放棄地緊急対策交付金、これを活用いたしました。そして樹木の伐採、整地、土壌改良等を行いまして、耕作放棄地を再生利用する事業に取り組んでいるところであります。この事業で再生した農地は、町の特産品を栽培する圃場として担い手に貸し付けまして、耕作放棄地の解消とあわせて特産品の生産拡大を図ってまいりたいと考えております。
  また、ことしの7月の農業委員会におきまして、耕作放棄地解消取組計画を議決いたしま した。農業委員の皆さんによる取り組みとして、景観作物を5アール程度作付を行いまして、解消を図るとともに、アンケート結果を踏まえて農地のあっせんを担い手に行っているというところであります。
  平成24年度からの取り組みといたしましては、埼玉県で特産化を進めておりますクリの新品種、「ぽろたん」というクリの新品種なんですけれども、これを中心とした果樹類を耕作放棄地解消の作物として推奨いたしまして、耕作放棄地への植栽を要件に苗木を配布いたしまして、この解消を推進してまいりたいと考えております。
  さらに、都市住民との交流事業といたしまして、農業体験を市民農園や町有施設等で実施をしておりますけれども、この農業体験事業を実施する農地につきましても、遊休化した農地を町で借り受けまして、耕作農家の放棄地解消につなげてまいりたいと考えております。
  また、2点目の農業生産法人等のあっせん導入についてでありますけれども、埼玉県ではことしの8月に県内の各農林振興センター内に農業経営法人化相談窓口、これを設置いたしました。そして、農業生産法人の参入、新規設立等の支援を行っているところであります。本町、ときがわ町におきましては、農業生産法人から年間二、三件程度の問い合わせはありますけれども、相談の内容では、大型の農業機械が使用できる農道や水路の完備された3から4ヘクタール、この程度の一団の平たんな農地を希望しておりまして、ときがわ町の場合は休耕地も点在しているということでありますので、これまで新規参入につながらないというのが現状であります。
  また、新規就農者につきましては、随時相談受け付けを行っておりまして、平成22年度から現在までの新規就農者は11名でありまして、面積で約3ヘクタール、この農地を新規に借り受けて現在耕作を行っているところであります。
  この11名のうち、5名の方が町外からの新規就農者であります。今後も新たな農地バンク制度を活用いたしまして、町内外を問わず、小規模の農業生産法人を初め、個人や農業者グループでの新規就農希望者について可能な限りあっせんをいたしまして、農地の有効活用を図ってまいりたいと考えております。
  また、耕作放棄地は、急傾斜地、また水はけ、接道、土壌等の問題から耕作が困難な土地も多いということであります。必要な農地に関しましては、国の交付金等を積極的に活用いたしまして、耕作放棄地の再生利用をこれからも図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、ご答弁いただきました。その中で、前の質問と絡むんですが、前の質問では、ときがわ町の農地は540ヘクタール、これは変わっておりません。当時のご答弁の中では、耕作放棄地の面積が173ヘクタールであったとご答弁いただきましたけれども、きょうの答弁では休耕地の面積が299ヘクタール、約300ヘクタールで農地全体の55.3%ということになっているんですが、かなりの部分で面積がふえているということがわかります。このふえた原因、約300ヘクタールが全部耕作放棄地とは言えませんけれども、いわゆる耕作放棄地がこんなに多いということの原因は数多くあると思うんですが、それの原因を幾つか推測されているんでしたら、まず最初にお答えをいただきたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、鳥越議員の質問にお答えさせていただきます。
  耕作放棄地の現状でございますが、先ほど町長がご答弁申し上げたとおり、昨年度、22年度に農業委員会におきまして、農地法の改正に伴いまして農地の利用状況調査というのを実施してございます。これは毎年農業委員会において農地の利用状況調査を行うというふうなことで法律に定めております。今回、耕作放棄地が大分ふえているというふうなことで、全体では前回ご答弁いたしました数字から約126ヘクタールふえております。
  このまず主な要因でございますが、これはやはり耕作放棄地全体が、今、非常に町内各地域、高齢化が進んでいるというふうなこと、それから労働力不足、また地域的にはときがわ地域においては特に中山間地域というふうなことで、鳥獣被害等が大きくなっているというふうなことも1つの要因として考えられます。
  前回との比較の数字でございますが、こちらについては休耕をし、保全管理をしている農地というのは増加しております。これは以前耕作をしておりました農地の耕作をしなくなりまして、保全管理は実施しているというふうなところも大分増加しているところでございます。またそれとあわせて、以前の調査と山林原野等の扱いが若干前回の数字より現地調査、精査いたしましたところ、そういったところの数字も上がっているというふうなことは要因として上げられます。
  以上でございます。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今のご答弁の中で、高齢だとかそういう原因があるんで面積がふえましたということでございますけれども、農地法の中の30条以降の部分で、いわゆる耕作放棄地と思われる部分に対しては、現に耕作の目的に供しておらず、かつ引き続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地、それは農業上の利用の程度がその周辺の地域における農地の利用の程度に比し著しく劣っていると認められる農地、これはときがわ町にはございますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  ただいまのご質問でございますが、これは農地法上の遊休農地という定義ということで理解してよろしいでしょうか。
○9番 鳥越準司議員 はい。
○山崎政明産業観光課長 これは耕作放棄地という定義でございますけれども、こちらについては農林業センサス等では、以前耕作してあった農地でも過去1年以上放棄、農作物を栽培していない。また今後も数年間、再び耕作を再開する考えのない土地というふうな定義がございます。
  今回の耕作放棄地の現状を見ますと、保全管理地については、機械類等もそんなにかけなくても耕作を再開できるような農地として管理されておりますが、原野化が進んでいる農地については、先ほど町長のご答弁のところで申し上げましたけれども、かなり原野化が進行して山林化している。そういった現状があります。その中で今回、番匠の土地については、農地については交付金を使って解消するわけですけれども、やはりこういったところがふえてきますと、鳥獣被害、また鳥獣の居場所になるというふうなことで、近隣の隣接の農業者からもいろいろやはりそういった声も出ています。やはり全体的にはこういったところがかなり進行しているのが、今の現状だというふうに認識しております。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今のご答弁では、もう明らかにときがわ町では、大きな面積でそういう耕作放棄地があるんだというふうに受けとめておりますけれども、ときがわ町の最近の11月28日付のホームページには、耕作放棄地の解消にご協力をということで、農業委員会からのお知らせが出ております。これは放棄地にしますと、いわゆる草ぼうぼうになって、周りの耕作地にも非常にご迷惑がかかるので、なるべく耕作をしてくださいということをお願い しているんですが、さっきちょっと私が読んだ農地法の1文は、これはこのようないわゆる耕作放棄地の農地に対して、いわゆる農業委員会から指導をしなさいと。いわゆる指導に対して、当該農地の農業上の利用の増進を図るために必要な指導をするものとするという、これはもう農地法で明記されております。このような指導をときがわ町では行っているのかどうか。いわゆる文書なりその辺を出して、いわゆる耕作指導をした実績はございますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  町のホームページ、また広報等では、毎年農業者の方に対しまして農地の保全管理ということで草刈り等のお願いをしております。
  ご質問の農地法上の耕作地への指導ということでございますが、こちらも現在、農地法の改正に伴いまして、耕作していない耕作放棄地の所有者の方には指導するというふうなことも定められております。現在、ときがわ町の農業委員会としても、この利用状況調査を踏まえて、農業委員会から各農地の所有者の方にはお願いの文書を差し上げる予定でおります。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今のご答弁では、今後差し上げるということをおっしゃいましたけれども、現在ではその土地の所有者、また耕作者に対して、耕作をしている方と見られる方に対しては、まだそういった文書での指導はしていらっしゃらないというふうに受けとめてよろしいでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この耕作放棄地、所有者全体に文書はまだ差し上げてはおりません。今年度からこの辺の文書を差し上げるということで考えております。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 農地法では、そのような形で指導をしなさいというのと同時に、土地所有者もそれに対する回答書を出すんだということになっておりますけれども、それを同法でも一生懸命進めておりますので、十分にそのような措置を講じていただいて、少しでも耕 作が回復できるようにというふうにお願いしたいと思います。
  先ほどインターネット、ホームビデオというのもございましたけれども、例えば県内の深谷市なんかでは、インターネット等で地主さんと協議をして、この農地を貸せる、また売買できる、そういった情報も常に提供を県内としている市町村もございます。市民農園を借りている方についても、もう少し広く借りたいというふうなことを相談されている方もおりますし、また新しい新規作物等にも取り組んでいきたいというふうにお話もいただいております。今後、そのようないろいろな情報を総合的に検討いたしまして、このようなシステムの構築、情報提供を行っていきたいというふうに考えております。これは前回の答弁でございます。またそのことに対して、まだ町のホームページ等にはそのような情報はございませんけれども、いわゆるシステムの構築、情報提供というのはどのようにお考えでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  先ほど、町長のご答弁の中でも申し上げさせていただきましたけれども、現在、農地バンク制度ということで、農地の情報登録制度の確立ということで現在進めているところでございます。
  これは先ほど鳥越議員さんのほうから、深谷市の事例を挙げられましたけれども、深谷市ではアグリ・ハローワークということで不耕作農地の情報公開という制度を確立しております。本町におきましても、この不耕作地を中心としてこの農地バンク制度を確立して、さらに農地の所有者に登録していただく。なおかつ農地を借りたいという希望者、こちらにも登録していただくような形で、情報提供の制度を確立していきたいということで、現在準備を進めているところでございます。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、そのシステム構築に対して前向きに取り組んでいくというお答えでしたけれども、大体いつごろをめどにそれの立ち上げなり、情報公開ができる予定でございましょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  制度の内容等につきましては、現在、制度の要綱等、案をつくらせていただいております。農業委員会等に詳細についてはご説明を申し上げて、今年度内に制度については確立をしていきたいということで、24年度からこの制度はスタートできればというふうに考えております
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 そうしますと、来年度からということでございますけれども、それは町のホームページ、広報、その他について、その他に載せて広報していくということでいいでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  基本的には、登録した農地をホームページに立ち上げまして、その中でまた情報提供を行って、希望者については、また詳細な現地等の状況も確認の上で、合意ができれば、この制度を活用して、耕作を再開していただくという形をとっていきたいというふうに考えておりますので、基本的にはホームページが中心ということになろうかと思います。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ただいまホームページを中心にということでございましたけれども、広報は、ホームページを見られる方だけが対象じゃないと。例えば、市民農園に来られる方ももっと耕作したい、例えば市民農園を見てこういうこともしたいなという方もいらっしゃいますので、市民農園の中、または各農産物の直売所、その他についてもできれば掲載をお願いしたいと。これはお願いでございます。
  続きまして、先ほど質問の中でも申し上げましたけれども、いわゆる町民の農業者の中でも、高齢でもう農業ができない、後継者もいない、隣の畑の持ち主もそのようだ、広くまとまった面積なんだが、どうしようという相談を受けたことがございますけれども、そのような方の受け皿はということで、先ほど町長からも答弁をいただきましたけれども、そのような形で、この人たちの調査をされたということなんですが、耕作放棄地となっている農地を貸してもよいという方が356名いたということで、農地バンク制度をつくるということで進めているようでございますけれども。
  さきの地域懇談会の中でも農地に対して、町長にこれからどうしていくんだという質問があったというふうに記憶されております。そのお答えの中では、農地を貸すことはいいんだけれども、このときがわ町に居住、または少しでも滞在ができるような形でもって、今回のあれとは別になりますけれども、空き家バンク、空き家を求めているんですというお答えがあったというふうに思っておりますけれども、空き家についての募集だとかその辺の、これも一体化されたお考えをちょっとお聞きしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 空き家バンクの関係につきまして、企画財政課のほうでお答えをさせていただきたいと思います。
  後ほど笹沼議員のご質問等にもありますが、来年度から空き家バンクを立ち上げるように制度設計、準備を進めているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
  また、農地バンクの方と連携して、その辺を進めるように考えておりますので、ご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 そういう形で進めていくことは、よろしくお願いしたいと思います。
  この町長のご答弁にもございますけれども、いわゆる町外からの農業希望、随時相談を受けているということで、平成22年度から現在までの新規農業者は11名あったということでございますけれども、そのほかにお問い合わせの農業希望者、またはこういうことがないかと、借りられる、耕作できる農地がないかということのお問い合わせの件数及びその方々の年齢層というのはどういう方々だったかと。そういう調査はございますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今回、平成22年度から現在までということで、新規就農者が11名ということでありました。この11名のうち5名が町外からの新規就農ということで、年齢的にはこれは若い方です。
  ご質問の問い合わせ等についてでございますが、こちらについては随時窓口で借りられる農地はないかといった相談を受けております。できるだけ窓口としても仲介をして、なおかつ具体的に農業委員さんともご相談をして、貸していただける方の所有者との仲介等も行っておりまして、年間とすれば、特にここのところ若い人の希望者が比較的ふえているという ことで、件数的にはここで何件とは申し上げませんけれども、やはり数件はそういった若い人からの希望という、ご相談というものも受けております。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 非常にいい兆候だとは思うんですが、若い人たちが希望しても、最初はいわゆる小規模から始めて、農業の楽しさ、または難しさ、その辺の体験を積んでいただくのが一番だというふうには考えております。
  多くの農業希望者は、最初は本格的な農業、これで生きていくんだという方は比較的少ないとは聞いております。ただその方々は、単なる休日のレジャー目的な方が大半だと、ほかの市町村の市民農園の耕作者の多くはそういう方ですというふうに答えが返ってきているというふうに、ある記事ではございました。農業所有者による農機具の貸し出し、農業指導が簡単に行えるような農業里親制度等の導入を考えてはいかがでしょうか、これは提案でございます。
  まず、小さな農地耕作から始めて農業の楽しさを知り、生きがいを感じた一部の人が耕作放棄地でも借りて、もう少し本格的にやってみようかと進めている団体もございます。もちろん本格的に農業を目指す希望者には、その目的に合った土地提供と指導を行える制度は必要だと考えますけれども、そういうことで、少しでも耕作放棄地の減少を求めるのも1つの方法かというふうに思いますけれども、ちょっと漠然とした希望でございますけれども、これも1つの方法かと思いますけれども、こういうことに関してはいかがでございましょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただます。
  新規就農ということで、今回11名ということで申し上げましたけれども、この方々は基本的には新たに農業で生計を立てていきたいという希望の方々です。先ほど鳥越議員さんおっしゃいました市民農園規模から始めて、やはりいきなり広い規模の耕作は、これはなかなかできませんので、そういった規模からやっていくというふうな方も、都市部の方はやはり多いと思います。1つの耕作放棄地の解消対策として、市民農園の設置というのもときがわ町でも行っておりますが、こういった市民農園から次に発展をしていく、農業者として耕作をしていきたいというふうな希望の方が1人でもふえていただければ、私どももそういった支援はしていきたいというふうに考えておりますし、やはり積極的に新しい農業者が耕作して いただけるような形で、町も支援をしていく体制を今後もつくっていきたいというふうに思っております。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今、市民農園等のお話がございましたけれども、現在、ときがわ町の市民農園も満杯ですね、大体お借りになっている方が。そのほかにも耕作希望者として借りたいなという方はいまだにやっぱりいらっしゃるわけですよね。そのような希望件数のアンケートはとってございますでしょうか。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今、ときがわ町の市民農園、西平地内にございますけれども、こちらの市民農園は77区画で今すべて利用をいただいております。これも都市部の方がほとんどでございますので、こういった方々から、新たに周辺の農地を借りて、もう少し規模を拡大してやりたいというふうなことも、声としては聞きます。まだ、具体的に市民農園の近隣の農地を借りるというところまでは至っておりませんけれども、その他にも市民農園を借りたいという希望者の方は、ここのところ待機している方がいるというふうなことでは、今のところありません。お問い合わせ等は年間でもいただいておりますけれども、キャンセル待ちというふうなことは以前ありましたけれども、今はお名前等をお聞きして、また毎年募集するような形をとっておりますので、そのときにまたご案内をするようなことで対応はしております。
  以上です。
○増田和代議長 鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 市民農園についてはそういうことでございますけれども、農業希望者が今後、来年度からいわゆる農地バンク、その辺をつくっていくということでございますけれども、情報収集と情報公開、その辺をなるべくわかりやすく広く伝えていってほしいとは思います。
  ご答弁の中に26アール、いわゆる番匠地内で原野化した26アールの耕作放棄地を町で借り受けてとございますけれども、現在の非耕作地は、ここでいきますと約300ヘクタールでございます。これは番匠の面積は26アール、26ヘクタールかと思ったら26アールでございますので、非常に少ない面積でございますけれども、こういったものを町の中でもできるだげ広 げていただいて、まとまり、大きな面積でなくても、小さな面積でもいいから貸していただきたいということでいらっしゃれば、そういった情報伝達をなるべく速やかに、そういった希望者の方にも伝えるということを今後進めていっていただき、いわゆる遊休農地を、耕作放棄地をなるべく減らすという、全く減らすわけには多分いかないと思うんですけれども、耕作放棄地を少しでも少な目にしていただきたいというふうに考えておりまして、この質問をこれで終わらせていただきます。
  どうもありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○増田和代議長 発言順位、6番、質問事項1、町立金田石城美術館構想及びその関連について。
  通告者、13番、岩田鑑郎議員。
○13番 岩田鑑郎議員 13番、岩田でございます。
  ご指名されましたので、一般質問を通告書に従って質問させていただきますが、まずその前に、きのう美術館構想の白紙撤回の議決がされ、そして町長も白紙撤回ということで言葉がありましたけれども、その関係で白紙撤回という意味は、この予算を執行しないのかどうかということが1つ、要は繰越明許等を来年度に繰り越すのかどうか、それが1つ。今保健センターからほかへ移動している老人の、旧の保健センターへの復帰は即するのか、それを今、一般質問の通告書の前にお願いしたいと思います。
  それでは通告書に従って、9月議会以来、今まで町立金田石城美術館構想は町の大きな問題でした。11月29日、12月議会の冒頭のあいさつに、白紙に戻しますとの突然の言葉があり、きのうは3,800名余りの署名による即刻中止の請願が不採択になった後に、この構想に賛成だった議員から、白紙の決議案が出され、それが白紙が白紙撤回となり、9月議会で賛成討論された方が、今度は撤回しろという賛成討論をするというような中で白紙撤回の議決がされ、町長も白紙撤回だとのことでございました。
  ときがわ町議会の末席をけがしている一議員として、迷走する議会に、まことに恥ずかしい限りでございます。筋の通らぬ決議に賛成したのが良かったのか深く反省しております。
  しかし、この原因は、町長も認めているように、最初から手順を踏んでいなかった議案が9月議会に提案され、それを認めてしまった議会に問題がありました。この問題に対する責 任は大きい。しからば、責任をとる行為は何らかの形にすべきだと考えます。
  6日の議会の私の質問では、町長はそのようなお考えがないようですが、埼玉県町村会の会長として範を示すべきではないでしょうか。
  町立美術館を考える会と各地域の多くの方の努力で、現在までの町政のやり方では署名する個人や地域、団体に不利な圧力がかかるかもしれないという中で、3,800名以上の方が勇気を持って美術館構想に反対署名をされました。今回の反対運動によって、町民の皆様の意見や意思が町政の方向を変えられるということが証明できました。本当にこれは大きなことであると同時に、ときがわ町にとっては画期的なことであると評価しております。まさに間接民主主義が悪い方向に向くならば、町民皆様の力によって変えられるということです。これからもしっかり注視していただきたいと思っております。格好をつけて言えば、私自身も、議会の情報を町民に一刻も早く知らせることが、非常に大切かなということを改めて感じております。
  さて、質問ですが、各年度における町の施策を決定、展開する要領として、まちづくりの理念があり、総合振興計画あるいは各種計画があって、次に年度ごとに施政方針があり、各議会に議案として提案されるのが通常だと思うんです。
  さて、9月議会で唐突に提案、議決された町立金田石城美術館構想及びその関連について伺います。ただし、全員協議会、議会の中で答えられた問題もあると思いますが、改めてお答えいただければというふうに思います。
  1番目、美術館構想は、総合振興計画を初めとする各種計画、あるいは本年度の施政方針にないように思いますが、なぜ急遽実施しようとする考えに至ったのか、お伺いします。
  総合振興計画のごあいさつの中には、町民の皆さんと行政の協働のまちづくりを総合的かつ計画的に進めるために、総合振興計画をつくったとありますが、この中には美術館構想はありません。光回線を入れるときには、たしか総合振興計画になかったので、この振興計画を変更したと記憶しております。突如として、なぜ美術館構想に目覚めてしまったのか。どこかの国の首相、閣内や党内の調整のないまま思いつきで施策を公言してやめられた首相もいるようですが、この施策は思いつき以外の何物でもないというふうに私は思います。
  2番目として、この構想の発端は4月初めと聞いておりますが、それでよろしいのかどうか。全員協議会あるいは議会での説明ですと、4月8日にオープンセレモニーと説明されております。行政懇談会ではオープンは6月ごろの話も出ていたように記憶しておりますが、4月ごろでないと話が合わない記事がありまして、これは日経ビジネスの10月31日号です。 その中で、金田石城さんが谷島賢さん、サトシさん、ちょっと読み方はわかりませんけれども、この方を紹介している文があります。読みますので、金田石城さんが谷島さんを紹介している記事です。
  彼が路線バスを運行している埼玉県ときがわ町では、首長と一緒に観光開発を進め、構想から1年で大規模な施設をつくり上げる。そんな話、私は聞いたことがない。そして、いつか私もプロジェクトに参加することになった。
  要は1年でつくり上げてしまったということがここに書かれているんですけれども、施設が。多分美術館だと思うんですけれども、それが4月8日であれば、1年余りでつくったということは理解できるんですが、そういうことでこの記事も石城さんはプロジェクトに参加することになったと書いてある。そういう話を私は今まで、石城さんを観光開発のオブザーバー・指導者にするというような話は聞いたことはございませんが、この辺の真偽を、正しいかどうかもお答えいただければというふうに思います。
  3番目でございますが、8月29日の全員協議会まで、議会あるいは議員にも知らさせなかったのはなぜか。先ほどの総合振興計画前文、協働とうたっている以上、できるだけ早く情報を流すべきだと思うんですが、議会には話が出せないなら出せないという何らかの理由があったのかどうか、定かではありませんが、反対されると困るからというようなことを聞いたような気もします。これは確かじゃないんですけれども。もしそうなら、初めからわかっているなら議案として出さないでいただきたかった。投入されるお金は皆さんの税金です。
  4番目、この運営を、指定管理者としてこれからできる財団法人に託すとしておりますが、従来の町の指定管理者の指定の方法と異なりますが、これはなぜか。確かに、美術館の運営というのは特殊な知識を要するかもしれませんが、入場料を取って不足分の補助金を出しているのが、民間の活力を生かす方法ではないかというふうに考えます。今どのような採算になっているか、行政懇談会で、比較でこのぐらい金がかかっているというアスピアたまがわとかせせらぎホールとの比較も含めて、実際にこれは料金を取っていると思うんです。ですから、その辺の収支の状況がわかればありがたいなと。これは質問にないですから、生涯学習課長なりでお願いしたいと思います。
  5番目として、委託料3,000万円にするとのことですが、その根拠は。これは一昨日、野原和夫議員が質問いたしましたが、改めてお願いします。ただ、行政懇談会の中でも金田石城氏は無報酬と言われております。11月21日の金田石城氏の全員協議会の中での発言では、森村誠一に役員を依頼したところ、君がやるならと言われていますということですから、要 は金田石城氏に、本名は金田弘さんというようですが、運営に加わりますよね、運営に加わらないんですか。私は当然自分がやるということであれば、理事長として存在するのが普通だと思うんですが、それが無報酬というのはちょっと考えられないです。
  それから、6番目として、3年間で成果を判断するとしておりますが、何を基準にしたかったのか。これは大変重要なことだと思うんです。今後5年先、10年先に美術館をつくるとするならば、何を持って評価するのか。いつ、だれが、どのようにでありますが、美術館の価値を金銭であらわすことは非常に難しいと思いますし、文化である心の問題もありますから、どのような評価をするのかを、したかったのかをお聞かせいただきたいと思います。
  7番目として、177点で2億3,000万円以上ですが、単純に1点50万円にしてもこれから1,000点もの寄贈を受けるということが申し述べられておりますけれども、1,000点ともなると5億円です。最低50万円で見積もって、そのような高価なものを貯蔵するのに、どのような設備が必要なのか心配でありました。ちなみに11月3日にトレーニングセンターで書かれた作品は幾らぐらいになるんでしょうか。今どこにあるんでしょうか。
  確かにこういう世界的な画家でも、売れない若い画家はそれなりに鑑識眼を持った画商が将来を期待して支えたということはありますけれども、それは商売です。商売としてやるのだったらコジマ電機の社長とかラスクの原田社長が支えていただければ単純にいいかなというふうに思ってしまうんです。町が画商のかわりをする必要はないですけれども、ないと思います。
  かつて、ふるさと創生基金事業がありまして、各自治体1億円が配られた事業だと思いますが、その中では宝くじを買った自治体があるようでございますが、それよりもこの事業はましかもしれませんけれども、ふるさと創生事業において書道家の美術館をつくった町がありました。北海道の天塩郡幌延町、よく聞いてください。町民から意見を募集して、地元出身の、幌延町出身の日本書道界の重鎮である金田心象という人の美術館を建て、郷土の誇りとして長く顕彰するためだそうです。ときがわ町が建てようとした金田石城美術館といかに違うかがおわかりいただけるでしょうか。
  8番目として、この構想に多くの町民が反対しているが、それでも中止、変更はしないおつもりか。これに関しては中止と私は理解をしておりますが、白紙撤回になったことは何よりです。今だから言えますが、行政懇談会で反対運動をしている方で何人署名したら中止にするんですかと聞きたかったけれども、1万人集めたらと言われたら困るんでやめたと言っておりましたけれども、だめかなという不安の中で一生懸命だったんです。税金の無駄遣い をされないように、町長の所信には経費の削減と見直し、計画的な行政運営というのを標榜されているようでございますが、そういう思いがあったのじゃないかというふうに思います。
  9番目として、現在、行政懇談会が企画されておりまして、実施されてもう終わりになりますけれども、美術館構想が中心になるだろうと。その美術館構想の説明をするがために急遽開かれた行政懇談会ではないかというふうに感じられますけれども、その結果をどのように判断するのかということでございます。
  私も行政懇談会、何回か出させていただきました。というのは、第1日目の一ト市での懇談会が私の非難から始まったという方がおられまして、どんなことを言われるのかということで第2回目の本郷地区に参加させてもらいました。確かに、私の非難とも思える、2年前の三波渓谷右岸の廃工場撤去の話から始まりました。町長の今までの人となりをあらわす言動ではしようがないかなというふうに思いました。ただ、間違ったことだけは言ってほしくない。あたかも私のために県からの交付金がもらえなかったふうに言われております。これは、久保課長の21年9月の補正予算の説明では、一般財源というふうに聞いております。当初から同じ税金です。同じだと言えば同じなんですけれども、6月の補正だったら間に合ったようでございます。そしてあと町長は、何と最後のビラが出ていないというようなことを言われたんですが、私はこういうビラでけじめをつけたと思ったんです、このビラで。
  すみません、最後のビラを、これは22年5月6日です。清流Uに対するおわびという文書でけじめをつけたつもりですが、何か最後出されなかったというような発言があったんで、私は申し上げました。相手方の方におわびに行ったときに、もうこれ以上このことについては話さないからということで、向こうの了解を得て議決されたことなんで、契約してやってほしいということをお願いしてきました。それ以後は私は出しておりません、三波渓谷については。もし、もう一度やるんであれば、やっても私はいいと思います。それがご不満であれば再度出してもよろしいと思います。そのとき、私は反対討論に立った。何の計画もなしに町の金で個人の廃屋を撤去すべきではないという思いに、私は変わりはありません。町長は平成9年か10年にできた三波渓谷基本構想があるということですが、それは廃案なんでしょう。
          (「この質問と関係はどうなんですか」と呼ぶ者あり)
○13番 岩田鑑郎議員 いや、関係はあるんです。
  行政懇談会の話し合いですから。
          (「美術館構想とそれの関連にいての質問なんですから」と呼ぶ者あ           り)
○13番 岩田鑑郎議員 関連ですから、そういうやり方が間違っているんじゃないですかということを言っているんです。
  じゃ、質問を続けさせてもらいます。
  この21年6月ごろに副町長は、対等にビラを出すわけにいかないとおっしゃられましたけれども、こういうビラは出せるんじゃないですか。そうですね、違うんですかということです。今回のビラを出すのであれば、ここに出せば、あのときだってビラは出せたと思うんです。
  以上でございまして、従来であれば、私は町長に答えていただけるような状況にないかとは思いますが、是非ほかの皆さんの議員と同じように、町長からの回答をいただければというふうにお願いいたしまして終わりにします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、岩田議員の通告書といろいろちょっと違った面もありますけれども、丁寧にお答えしたいと思います。
  この懇談会の中での質問もいろいろありましたけれども、12月6日の本会議におきまして、野原和夫議員からもご質問、いろいろこの美術館につきましてはいただきました。その中でも私のほうもお答えしたこともありました。さらにご承知のとおり、6日の本会議におきまして、議員の皆さん全員による今回の構想の白紙撤回等の3項目にわたる決議がなされたところであります。この全会一致の議決というのは非常に重いということで、同日の本会議で3項目をしっかり受けとめて、白紙撤回をする旨の私の考えを申し上げたところであります。再度この点をお誓い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
  それともう1つ、予算執行はやりません。これにつきましては、もう予算はそのまま執行しませんので、了解をいただきたいと思います。
  あと、細かい点の質問通告書にある部分はお答えしたいと思います。
  まず1点目の美術館は各種計画、あるいは本年度の施策方針にないがと、なぜ急遽実施しようとする考えに至ったかということでありますけれども、これはもともと岩田議員が、ときがわ町は50年たつと人口がゼロになってしまうという話をいつもしております。毎年、毎年減ってしまうと、そういう話をしています。人口が年々減少していると。
  そういう状況を踏まえまして、美術館構想の根底には、交流人口をふやし、多様な人的交 流を通じて町の活性化を図ること、これがあります。そしてこの点におきましては、総合振興計画の基本構想におきまして、基本施策のEの中の「生涯を通じた学びと伝統の継承の上に新たな地域文化を築く」この中に「様々な文化的活動に対する成果の発表や交流の機会の充実により、町民の生涯を通じた学びの中で紡ぎだされる新たな地域文化の創造を支援していきます」とあります。また、基本施策の9番目に、多くの人が集い交流する魅力的な観光産業を興す。この中に施策目標として「文化・自然・生活者・産業など様々な地域の資源の総合力である「魅力」を高めることにより、観光産業を創出し、交流人口を拡大させます」とあります。十分に計画と整合性があると考えられます。
  美術館整備の直接的な表現は、各種計画の中にはありませんけれども、交流人口の拡大に向けた1つの方策といたしまして、今回の美術館構想、金田氏から寄贈を受けて、利用の少ない保健センターの分室の改修ということで、有効利用の点につきまして文化振興、観光振興の両面での、私とするとチャンスととらえまして説得をしたところでありました。
  次に、第2点目のこの構想の発端は、4月初めと聞いているが、それでよろしいかということでありますが、それで最初は4月の初めであります。
  第3点目の8月29日の全員協議会まで、議会あるいは議員にも知らされていなかった、なぜかということであります。4月に金田氏と初めて面会して以来、金田氏から提案のありました美術館構想について、町と金田氏側で協議を重ねてまいりました。作品の寄贈手続から美術館の機能、事業の内容や運営方法、さらには財団による運営のアイデアが持ち上がってからは、財団の立ち上げや財団に協力いただく候補者の調整、あるいはオープニングイベントの内容など、美術館の一通りの機能と基本的な運営方法、必要な予算等をある程度整理してから、ご説明を申し上げるのが合理的と判断したからであります。
  第4点目の美術館運営を指定管理者として、これからできる一般財団に託すというのはというか、これはもうなしになりましたけれども、その件でありますけれども、これまでの指定管理者方式で運営されている町の施設は10施設ありますけれども、それらのすべてが町内の法人や団体を指定管理者として指定をいたしまして運営されております。いずれも施設整備の構想段階から、地域の活性化や地元の雇用等を念頭に置きまして、運営を任せる団体をある程度想定した上で施設整備を行いまして、かつては運営委託を行い、地方自治法改正後は指定管理者方式により指定したものであります。
  今回の町立美術館構想、これにつきましては、構想段階から運営を任せる団体を一応金田氏の関連の団体と想定しておりまして、この点において既設の指定管理者の施設と同様であ ります。想定をしてあるというのは、指定管理施設の今までの10施設と同じということであります。
  岩田議員の従来の町の指定管理者の指定の方法と異なるというご指摘がありますけれども、従来は町内の地域団体、あるいは法人を指定管理者として指定していたのに、今回なぜ町外の人ということでありますけれども、こうしたなぜ町外の人で今度の財団でということでお答えさせていただきますと、本来、指定管理者選定の際には公募により民間から広く募集すべきであると思いますけれども、町の指定管理者施設の場合は、多くが、先ほど言いましたように、地域の方たちの技術や地域の伝統文化を生かし、みずから考えたアイデアで運営に当たっていただきたいとの基本的な考えのもとに設置されたものである関係であります。この関係上、公募によらず指定管理者の指定を行ってきたところであります。今の10施設はそういうことで想定をして、地元で、あるいは指定管理者をするという想定で行ってきております。
  今回の構想で予定した美術館におきましても、177点の作品を寄付いただけると。開設後も寄贈される予定である作品、それを展示あるいは収蔵すると。定期的に入れかえると。常に来館者を飽きさせない工夫が必要となる。こういうことから、この常設展示にも作品の入れかえごとにテーマが必要になってまいります。作品の作者が展示作品をみずから選定し計画的に展示する、こういうことによりまして、常設における作品鑑賞の効果が最大限に発揮されるものと考えておりました。
  さらに、企画展示では、金田氏の人脈によりまして、著名な美術家の作品展示に期待したところでもあります。したがいまして、その施設を設置した目的を最も効果的かつ合理的に達成できる団体をあらかじめ想定して指定管理者を指定すること、これは今までと方法は変わらないと考えております。
  続きまして、第5点目、これはなかった。5点目はありましたか。美術館の金額の面はありましたか。
          (「いいです」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 次の6点目の3年間で成果を上げる、これはありましたね、さっき。
          (「これはないです」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 じゃ、成果は要らない。交渉について、いろいろと通告書と違っているんです。
          (「3年間で成果を判断するとしておりましたけれども、それは何を基           準にした3年間か」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 これはありました。わかりました。
  この3年で成果を判断するとしているが、何を基準とするかということでありますけれども、この美術館には文化面と観光面でのそれぞれの成果があると考えますが、文化面においての成果、これを測定する指標はなかなか数字ではあらわせないのではないかと思います。また、効果を町民の皆様が実感できるまでにはそれなりの時間がかかるんではないかと思います。一方、観光面におきましては、町の魅力に今回文化面での要素が新しく加わりまして、交流人口がふえる仕組みでありますので、観光入り込み客数の増加につながることになります。そしてあわせて経済的な波及効果、これもあらわれると踏んでおりました。これらの数字が成果の判断基準になると考えていたところであります。
  また7点目で、成果が得られなかった場合に、既に寄付している177点を含めてどうするかと言われますが、これも今回白紙撤回とありますので、この答弁はこの程度とさせていただきます。
  大体そのぐらいでしたか。
  予算執行は、だからしないということでありますので、ご理解いただきたい。
  あと、先ほど言いましたように、基本的に議会でこの間の6日に申し上げた白紙撤回という議会の皆さんの議決を重く受けとめて、私としても白紙撤回をしていくということで、この点を再度お誓いを申し上げたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 先ほど副町長のほうから、これと関係ないとおっしゃられましたけれども、この答弁要旨の中には、これまで行政懇談会の中でご質問、または12月6日の本会議における野原和夫議員からのご質問にお答えしてきたことであり、白紙撤回をした場合において行政懇談会の中で質問するなと言われたんです、私なんかは。だからできるだけ質問しないようにして、本会議でできるかなというふうに思って行政懇談会の中の内容について質問する、どうしていけないんですか。
○増田和代議長 関口副町長。
○関口 章副町長 行政懇談会についてということであればいいんですけれども、金田石城美術館及びその関連についてということですから、当然、金田石城氏の美術館にかかわるご質 問ということで通常考えれば、普通だと思います。
  以上です。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 心穏やかならざる状態で質問しておりますので、ある議員から般若のような顔をするなということですが、サングラスをかけて行ったときに、人相が悪くなるからやめろと言われて、とったら、ああ、だめだ、もっと悪いと言われた顔でございますので、よろしく、般若のような顔でご質問しているかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。
  というのは、これは行政懇談会の質問で、これは回答なんです。これが答弁用意したんでしょう。だから行政懇談会の中で言っていることを質問してはいけないなんていうのはおかしいです。少なくとも、行政懇談会で2年前の三波渓谷の話が出ていること自体が私は信じられないんです。そう思いませんか。というわけです。ですから、私は悪いということを理解しておりませんので、やります。
  先ほどの評価の基準なんですが、入込客というのは、入込客は今91万人、県の統計の方法で出していると言われましたけれども、これをどうやって、その美術館によってこれが得たんだということがわからないんじゃないですか。例えばどこかで何かイベントがあったと。それによって集客がふえました。じゃ美術館によってふえたんですかという話です。心は尺度がないんです、文化の。だれが評価するのか。評価委員会つくるかどうかは別にしても、そういう思いがあったのかどうかわかりませんけれども、そういう質問です、私は。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、その点についてお答えいたします。
  集客効果ということで、経済波及効果について、つまり入館者、利用客ということで考えています。これは既に21日の全員協議会並びに本会議でもお示しした保健センター玉川分室の有効活用についてという資料の中で、一気に答えますけれども、一つはちょっと順番が逆になりますが、石城氏の日経ビジネスの問題についてはそういう発言は知りません。全く知らされておりません、まずそれ。
  観光についてのプロデュース云々ということについては、保健センター玉川分室の有効活用についての何のために美術館をつくるのかの一番下に、別途観光戦略の実施のため考える、そのためのデザインセンターを設置したいとの案が提案されていますということで、触れて はおりました。ただ、これについては私どもについてはまだ時期尚早という考え方を持って、特に了解を与えておりません。
  それからもう1つ、今いろいろ言われておりますけれども、やはり改めて町長から白紙撤回とか、冒頭白紙と申し上げたのは、やはり改めて、今さらわかったのか、こういうことかもしれませんけれども、やはり一番のポイント、問題は、合意形成の問題がいかに重要であるかということがこの問題の発端だというふうに私は理解しております。そういうことで、いろいろなところで検討が不十分であったり、あるいは説明が必ずしも十分伝わっていないということにつながっているかと思います。
  あと、先ほど言われた入込客の問題については、町長から懇談会でご説明いたしましたように、おおむね3万人、前の経済波及効果では大体2万8,800人、1年という数字を出して、おおむね3万人ということはいけるのではないかという町長から説明がありました。私どもとしては、やはりこの数字は1つの目安になるかなというふうに考えておりました。当然それだけの人間をここに利用者として受け入れるとすれば、その後についてもご説明しましたけれども、そういった入込客をどう町の中でお金として生かしていくかというのは、これから商工会なり、我々行政が取り組むべき課題だというふうに明快にこれも申し上げております。
  問題は、やはり川崎市の例がいろいろ出されますけれども、人口143万人であって、年間2万人以上人口はふえている市であります。それに対してときがわ町については確実に人口が減少していて、喫緊の課題だということから、こういったものも起爆剤として何とかしたいという思いが先行して、さきに言われた合意形成の仕方が、いろいろご指摘があるように、皆さんのご理解を得られなかったと、こういうことにつながっているんじゃないかというふうに私は思っています。
  あともう1つ、財団の問題でありますけれども、これは先ほど言いましたように、これまでもいろいろな農産物直売所だとか、まさに地域の雇用創出のために地域の方々がそこに参画することによってやる。今回の問題はやるとすれば、直営か委託かということなんです。直営については既に文化センターですとかせせらぎホールとかそういったものが直営です。今回のものについては財団で委託ですけれども、従前のように直ちに公益法人は設立できません。まず、一般財団で実績を積んで、その上でないと公益法人という道が開けなくなりました。これはご案内だと思うんです。したがって、今回は石城氏の常設展を中心とする、またそれに地元の文化人を展示するような施設をと考えたものですから、当然常設展示につい ては、本人が展示するもの、それから本人が追加的に常設展示によって飽きさせないようにするための数のいわば作品も、寄付を継続するという意思表示がなされておりましたので、それであれば、やはり本人が個人ではなくて、そこには職員がいて管理をするものですから、財団という形式でやるのが妥当ではないかということで、その提案をよしとしたところであります。
  もちろん、財団については、今の一般財団は300万円以上の財産があれば出来ますけれども、私どもではそれでは不十分であるという意思表示はしております。当然のことながら金田氏の言によれば、公益法人を目指すと言われているので、今までの経験からすると、公益法人を目指すとすれば、その段階では1億円ぐらいの基本財産が必要であろうということも申し上げております。
  あと、質問が漏れておりましたら改めていただくとして、あと、財団の金田石城氏の報酬の問題でありますが、これは当然美術館の運営にかかわるものについては無報酬です。財団としてどれだけの報酬を受けるかというのは、これは財団はときがわ町のもし美術館をお任せするとした場合の委託だけはなくて、独自の事業とか独自の収益事業をやる財団として考えておられるようです。したがって、こちらから任せる人事、人だけじゃなくて、財団独自の事業を行う人員も採用して、なおかつ評議員とか理事を本人、金田石城氏を含めた本人という組織だというふうに聞いております。
  以上です。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 評価の問題と2つあるんですけれども、1つは、財団の理事長という形で入るということじゃなかったんですか。要するに、金田石城氏が、弘氏が財団の理事長で運営するということが私は前提だというふうに思うんですけれども。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 当然、財団の理事長という形で運営に当たりますけれども、我々として委託料を払う積算の根拠には、金田氏の報酬は全く入っていません。つまり、財団を通常管理する職員であるとかパートであるとか、そういう職員の人件費と企画展示及び常設展示を行うための必要経費が、運営費として積算されているということであります。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 財団の内容は私自身も十分把握しているわけじゃないので、財団の 理事長、あるいは理事が無報酬でやるという根拠がちょっとまだ理解十分できていないんですけれども、それは結構です。
  それと、あと評価の問題なんですけれども、今、行政評価、行政事業の評価やっていますね。そういうことで、事業仕分けじゃないですけれども、これがいいか悪いかと言ったらというようなことを結果として今後つくるんであれば、やはりその事業評価で十分町民の意見を取り入れ、それはやっていただきたいというふうに思います。要するにこれが無駄な事業かどうかということでございます。
  あと、日経ビジネスの、私がプロジェクトに参加することになったというのは、金田石城氏の日経ビジネスの記事でなったというのは思い違いなんですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 思い違いかどうかもちょっと判断する。こういった先ほど申しましたように、設置したいとの案が提案されていますということで提案したというふうに我々は理解しておりますが、それについて合意形成したということはありませんので、恐らく思いを述べられたのだろうというふうに思います。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 谷島さんは、首長と一緒に観光開発を進めているんですね。私は、公共交通も観光開発も一部入るだろうと思いますけれども、公共交通懇談会の中でのオブザーバーか委員か知りませんけれども、知りませんとは無責任な言い方ですけれども、ちょっと理解していませんけれども、構想から1年で大規模な施設をつくり上げてしまったと書いてあるんです。金田さんは言っているんです。金田さんの評価ですから。わかりませんけれども。じゃ、これも金田さんの思い違いなんですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 大規模なというその意味が私もわかりませんし、イーグルバスさんに関しては、これは結局今ハブ・アンド・スポーク方式をやりました。これはやはり地元の皆さんの利便性もそうでありますし、やはり観光客の誘致、これも含めたそうした大きなバス路線の改革をやってきた、そういう意味だと思います、イーグルさんの場合は。
  金田石城さんがそういう大規模なとか、そういうのをプロジェクトとか、そういう話はないですし、今回も仮に美術館の話であるとすれば、改修工事でありますので、そんな大規模 なという話はありません。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 じゃ、これも金田石城氏の思い違いなりがあったようなということでございますね。わかりました。
  あと、どこにあるかという話なんですけれども、私はちょっともう1度確認したいんですけれども、ページ探しても見つからなかったので、久保課長わかりますか。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 岩田議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  初めに、答弁の中に出てございました施策のE生涯を通じた学びと伝統の継承の上に新たな地域文化を築く、この点でございますが、総合計画の26ページでございます。
○増田和代議長 ちょっとお待ちください、今見つけていますんで。
○久保 均企画財政課長 総合振興計画の26ページの最初から3行目のところでございます。冒頭に書いてございます。「様々な文化活動に対する成果の発表や交流の機会の充実により、町民の生涯を通じた学びの中で紡ぎだされる新たな地域文化の創造を支援していきます」という、冒頭に記述がございます。また、31ページ。
          (「ちょっと待ってください。施策目標に関して」と呼ぶ者あり)
○増田和代議長 すみません。
  今、ちょっと答弁しているので、それを聞いてください。
○久保 均企画財政課長 次に、31ページの。
○増田和代議長 31ページです。
○久保 均企画財政課長 31ページでございます。
  こちらのほうは施策目標の1点目のところに「文化・自然・生活者・産業などの様々な地域の資源の総合力である「魅力」を高めることにより、観光産業を創出し、交流人口を拡大させます」というような記述がございます。
  こういったことで、間接的な表現ではございますが、そういった記述があるということで、岩田議員のご指摘のように、美術館をつくるというような直接的な表現はご指摘のとおり、総合振興計画の中にはないんですけれども、そういった総体的な表現の中でそのように記述をされているということでご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 すみません。
  私の探し方が、26ページの「生涯を通じた伝統の継承や新たな地域文化を築く」ということですね。
  この地域文化については、施策が出ています。生涯学習の推進では、図書館事業、生涯学習事業......。
○増田和代議長 岩田議員、すみません。ページ数を言ってください。
○13番 岩田鑑郎議員 77ページ。
  76、77ページ、それから78ページ。
  主要事業として上げられていますが、この中にないじゃないですか。主要事業じゃないんですか、この美術館構想というのは、それが1つ。
  それから、地域文化財の保存と継承、78、79ページです。地域文化の創造の主要事業の中にも、これは三栖さんのリトグラフの展示場、展示しますというだけで、展示してありますと、それなんだけれども、そのままです。こういうのをほっぱらかしておいて、新たな事業を起こすなんていうのはおかしいじゃないですか。
  施策の中に総合文が出て、いいですよ、それは。トータルしての抽象的な言葉があってそれはしかるべきですけれども、施策事業といったら、やはりこういうところに入れるんじゃないですか。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口副町長。
○関口 章副町長 それでは、私のほうからお答えをいたします。
  今、いろいろ説明していたのは、振興計画初め観光振興計画、あるいは生涯学習基本計画等々の計画との整合性について、確かに趣旨に沿った事業であると申し上げました。しかし、当然のことながら、総合振興計画における主要施策としてないじゃないかと。それはそのとおりだと思います。
  その点については、町長が白紙に戻すという中で、そもそもやはり本来の手順に戻すべきだということで申し上げる中に、これはちょうど川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムについても、きちんと主要施策として計上して進めているということはやっています。今回順序が逆になりましたけれども、そういった手順を省略しても何とかしたいという考えたのは、先ほど申し上げたような、やはりときがわ町における少子化、あるいは人口減少、あるいは 観光流域計画で確保あることによる活性化をいかんとしても早くしたいと、こういう気持ちのあらわれから、そういった手順を省略した結果になったというふうには思っております。
  したがって、今後いろいろなところにやる場合については、計画上の位置づけを明確にした上でやはり進めていくべきだというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 岩田委員。
○13番 岩田鑑郎議員 白紙撤回ということでございますので、ここになかったということをお認めいただければ、もうそれで結構でございます。
  あと、観光客が町外から町へ訪れる人は何が目的かということで、小さいギャラリーですけれども、そこでアンケートをとらせていただきました。データとしては少ないんですけれども、小さいギャラリーですから、そんなに来ません。その中で、冬季ですから、そういう種類の人だけが来ていると言えばそれまでなんですけれども、ときがわ町を訪れる理由としては、これは41のデータなんです。3枚ですか4枚ですか、要するにわからないという方が3名か4名いらっしゃいます。あとは、ときがわ町の自然、それを求めに、いやしを求めて来ているんだ。
  私が考える、前に全町公園化構想なんかどうだというような話もしたことはありますけれども、ときがわ町自体が観光の1つの施設だと思うんです。私はいろいろなところを整備してメインにしていけばいいと思うんですけれども、ですからこういう小さいギャラリーだけじゃなくて、観光客、副町長はもう少し今以上のレベルの高い観光客を呼ぶんだというふうなお考えもあるようですけれども、今現在来ている人たちがどういうことでときがわ町に来ているんだということも参考にして、美術館構想なりをつくっていただきたいというふうに思います。
  以上で、言いにくいことも言わせていただきましたけれども、これで質問を終わらせていただきます。
  ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開は11時半、お願いいたします。
                                (午前11時13分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
                                (午前11時30分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 笹 沼 和 利 議員
○増田和代議長 発言順位7番、質問事項1、観光振興計画にある事業計画の進展状況は、質問事項2、空き家対策のその後の進捗状況は。
  通告者、11番、笹沼和利議員。
○11番 笹沼和利議員 11番、笹沼です。
  議長のお許しを得ましたので、質問事項に沿って質問させていただきたいと思います。
  まず第1番に、観光振興計画にある事業計画の進展状況はということで質問させていただきます。
  現在、三波渓谷の検討委員会が開かれております。これについてはまた後で質問させていただきたいと思いますが、また開かれ計画は進行していますが、観光振興計画にある計画の推進状況についてお聞かせいただきたいということで、観光振興計画そのものはかなり分厚い計画で、このような計画が22年の3月にできております。またホームページ上でも公開されていると思うんですけれども、そのような計画の中で幾つか気になるところがありまして、まず第1点として、公認案内人ということがこの中に書かれております。観光基本計画でいうと28ページあたり、28、29ページあたりに書かれておると思いますが、平成28年までに20人に設定されていますが、どのような方をどのように活用しようとお考えか、また公認案内人の養成をどのように考えているか、これは計画の中にも書かれてはいるんですが、もう少し具体的な形でどのように考えているのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。
  同じように、「公認ときがわ先達」という言葉も書かれております。これについては5人ということで書かれているかと思うんですが、こちらもどのような形で考えているのか、そのあたりのこともお聞かせいただければと思います。
  それから続きまして、観光協会についてはということで、観光協会の問題はかなり大きな問題だと思っております。昨年の総務産業建設常任委員会の中でもこの観光協会についての報告書が出されておりますが、その中で、観光基本計画にもあります観光協会の独自性の強化と知識豊富な専任職員の配置がうたわれています。どの程度この提言を取り入れられ、これからの計画の中にどのような形でしていくのか、そのあたりもお聞かせいただければありがたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の観光振興計画にある事業計画の進展状況はというご質問にお答えいたします。
  初めに、事業計画の進展状況でありますけれども、観光振興計画の個別事業は、短期が21事業、中期がやはり21事業、長期が6事業、継続・充実する事業が36事業でありまして、合計で84の事業があります。これまでに着手している事業は、短期が15事業、中期が1事業、継続・充実する事業が34事業となっておりまして、計画全体といたしましては、50事業、これを今推進しているところであります。
  続いて、公認の案内人の育成、確保、活用についてでありますけれども、ときがわ町に来町される観光客の皆様に観光振興計画の基本理念であります「人と自然の優しいお出迎え ときがわ」、この心、町の魅力をまた伝えると。またこれは重要な施策と考えております。
  公認案内人の育成につきましては、案内人養成のための講座を開催いたしまして、地域住民を対象に受講生、今計画しているところは約20人程度でありますけれども、これを募集したいと今考えております。そして、この養成講座では、案内人の役割、また心得、ときがわ町の歴史、文化、自然、イベント、現地研修などの講座を受講していただきまして、講座修了後、観光協会より公認案内人として認定をします。そして、観光客からの要請に応じまして、観光案内人として活躍していただきたいと考えているところであります。また、定期的に講座を開催いたしまして、新しい案内人の養成、公認案内人の資質の向上、これも図ってまいりたいと考えております。
  次に、町の宣伝マンである公認ときがわ先達の育成についてでありますけれども、町内にはさまざまな分野で知識を持った方々、また町内外の事業所、また観光関係者でときがわ町のよさを十分に理解し、積極的にPRできる人材もいるということから、現在、観光協会とときがわの町のほうで人材のリストアップを進めているところであります。このリストをもとに町の宣伝マンとしての趣旨をご理解いただいた方から、公認ときがわ先達として観光協会から今度は指名をするという予定であります。
  次に、観光協会の体制強化に関するご質問でありますけれども、平成22年第4回定例会におきまして、総務産業建設常任委員会の所管事務調査、この事項の調査結果が報告されまして、観光協会の組織強化のご提言をいただいております。観光振興計画では、観光協会の体 制強化を施策に掲げておりまして、観光協会の活動が円滑かつ効率的に行われるための自主財源の確保、町の観光振興に熱意のある人材の確保、また町商工会、一般事業者との役割分担、これを明確にする機能の明確化を個別事業として計画を推進することとしておりますので、ご提言をいただきました観光協会の役割の明確化、自主財源の強化、民間知識を有する人材の確保、事業の評価、検証の体制づくり等々の計画に十分反映できるような関係機関とも調整を図りながら、なお一層推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 まず最初に、公認案内人、それから公認ときがわ先達の育成ということでお話がありました。これについては短期計画の中で始めるということで言われていまして、この計画そのものは、かなり10年近い長期計画になっていると思うんですけれども、短期ということは、もう去年、ことし、来年あたり、もう決めていくのかなというふうに思っているんですけれども、実際に、どのような形で募集とか、どういう形でやっていくのかなというところもちょっと気になりまして、自薦あり、他薦あり、どのような形でこのあたりを求めていくのか。特に公認案内人というのは、今はあちこちの観光地、我々がこの間行った小布施でもそうですし、そういう案内人が結構います。結構今新しい観光というのはそういうことがすごく大事なところだというふうに、私たちも理解はしているんですけれども、どのような方々を募集して、どういう形で、例えば有償ボランティアみたいな形で考えているのか、そのあたりもお聞かせいただければと思います。
  よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、笹沼議員からのご質問にお答えさせていただきます。
  まず、観光案内人、それから先達の関係でございますが、こちらにつきましては、観光振興計画の中で、議員ご案内のとおり、将来の目標ということで、平成28年の目標値が公認案内人が20人、公認ときがわ先達ということで5人というふうなことで掲げさせていただいております。
  この公認案内人の進め方でございますけれども、こちらについては、観光振興計画の中では講座の開催ということで考えておりまして、今、町長のほうで答弁させていただきました けれども、この公認案内人につきましては、やはり講座のカリキュラムを作成しまして、それに基づいて講座を受講していただくというふうなことで考えております。こちらは内容といたしましては、先ほど町長の方でもご答弁させていただきましたけれども、それぞれの分野ごとの歴史、文化、自然、イベント、それから現地研修等々ございますけれども、何回かに分けて受講していただくというふうな考え方をしております。
  また、募集に当たっては、これも20名程度という答弁とさせていただきましたけれども、やはり町のほうで観光協会と連携をして、町内に広くまず募集をかけていきたいというふうに考えております。その中で、20人というふうなことを申し上げましたけれども、こちらは計画の中でも目標としては20人ということになっておるわけですけれども、やはり多くの方に案内人になっていただくような講座等も、今後定期的に開催をしていきたいというふうに考えております。
  また、先達につきましては、現在、観光協会、町と、こういった適任の方を何人か上げてリストアップいたしまして、その中で案内人になっていただく方はご理解をいただいて、随時指名をしていきたいというふうに考えております。こちらは町の宣伝マンというふうなことですので、観光協会との話では、できるだけ多くの方に宣伝マンになっていただいたらいいんじゃないかということで、その中で先達というふうな表現をしていますけれども、こちらは、先達というのは、その方面で立派な仕事をして後輩芸を導く人というふうな意味合いがあるそうなんですけれども、やはり全く専門家だということだけではなくて、町の宣伝マンということですので、町外の方に町を積極的にPRしていただくという方々を指名させていただいて、ご理解していただいて、ご指名をするというふうなことで計画しているものです。
  これから、今、いろいろなところの講座の内容ですとか、そういったところの先進地のカリキュラムの内容等も参考にさせていただいております。昨年度来、町民施設連絡協議会等々で、群馬県の中之条町の観光ガイドのボランティアセンター等も視察させていただきました。ここでは非常に多くの方々が登録しておりまして、資料によりますと、46名の方が現在登録しているというとで、この養成講座についても第1期から第14期まで開催をして、全体としては80名のガイドを養成するというふうなことで進めているというふうなことでございます。
  ときがわ町といたしましても、県内にでもボランティアガイド等々の組織を立ち上げて案内をしている、市町村もございます。近隣では川越市の、こちらはシルバー人材センター。 こういったボランティアガイドを行っていると。また新座市や桶川市、また長瀞町や小鹿野町等々ともいったところもこういった制度を確立して、養成講座等を開催して、案内人を養成しているというふうなことでございます。これから講座の内容を詰めて、また広く募集をして、案内人の指名していくというふうなことで考えております。
  以上です。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 有償ボランティアはまた後で結構ですけれども、私はここから先のところなんですけれども、この講座をつくるというのが、町が主体的につくるのかという問題があって、先達が確かに宣伝マンということ、ここには書かれてはいるんですけれども、できれば、先達というのはかなりわかっている方々がなってくるので、その人たちの中で打ち合わせをしながらその公認ガイド、公認案内人ですね、その人たちの講座をつくっていくみたいな形にすべきではないかという思いがあるんです。
  というのは、何でもかんでも町が全部主体的にやっての問題ではないような気がしていて、そういうようなやり方をするような形で、まず一番大事なのは、その先達です。その人たちの意見を聞きながらそういうものをつくって、その方々、町の役場の職員でも相当知っている人がいます。確かにこの間の小倉城跡を見に行ったときも、物すごい専門的なことを教えてもらいました。やはりそういう人たちを生かしていかなければいけない。これは民間の中にも結構います。そういう人たちをうまく生かしていかなければいけないんじゃないかなという思いがあるので、ここから先はまだこれからの事業だと思いますので、是非そういうところを考えていただければというふうに思っております。
  これはいいです。質問のほうは結構です。
  次に、観光協会の関係です。これはもう今、商工会の中にあるんですが、今回の意見書の中でも、報告の中でも、これは独立させてほしいと。きちんと例えば先達にしても、公認案内人にしても、やはり観光協会が主体的にやっていくべき問題かなと。私たちも山形県長井市に行ったときもそうだったんですけれども、やはりそういう観光協会が主体的な形で町のそういうものをやっていくというような組織がいいだろうという思いが、議会の中でもありました。そういうところで観光協会は独立させてもらって、その観光協会の事務局であれば、事務局長であれば、公募をかけるべきじゃないかな。川越市も観光協会が公募をかけましたが、そういう形で進むべきではないかなと思うのですけれども、その辺についてお考えをお聞かせいただければと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この観光協会につきましては、現在、商工会の中に事務局を置いております。商工会の業務と兼務ということで、担当の職員については両方兼務しながらやっていただいているというふうなことでございます。この観光協会につきましては、先ほど町長のご答弁の中に申し上げさせていただきましたけれども、やはりときがわ町の観光振興ということの中では、観光協会の体制強化というのは非常に重要と考えております。
  総務産業建設常任委員会の所管事務調査で、私のほうも山形県の長井市等にご同行させていただきましたけれども、非常に先進地で積極的に取り組んでいる市町村でございました。町といたしましても、こういった観光協会の独立というのは、財源の確保というのが一番の課題かなというふうに考えております。あわせて、やはり人材の確保ということも、もちろん重要なことだというふうに考えております。観光振興計画の目標という中では、専任の職員というふうなことを掲げさせていただいております。この辺はあくまで現在の形態から組織を強化し、なおかつやはり独立をさせていきたいというふうな考えでもありますので、ご理解いただければと思います。
  以上です。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  町長の回答の中にもそういうふうなことがあったので、基本的には大体いつごろを目標にして観光協会の独立を考えていこうとしているのか、そのあたりだけ1点お聞かせいただければと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 こちらは今、観光協会のほうともいろいろと会長さん含めてご協議をさせていただいておりますが、この今の目標の中では平成28年ということでありますけれども、こちらについてはもう少し時間がかかるかなというふうなことで、来年度すぐさまというのはちょっと難しい状況もあります。というのは、観光協会の財源をどういうふうに確保するかということがやはり一番課題でもありますので、町内に今、今後の施設等々の運営等も含めて、やはり考えていかなくてはならないかなというふうに思っておりますので、も う少し事務協議をする中で進めていければというふうに考えております。
  以上です。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 正直言うと、平成28年以降もかかると言われると、非常に私としては、もうなるべく早くこのあたりの議論はどんどん進行させていただいて、できることであれば、もう数年以内にこういう形で体制とっていかないと、実際に今、町長が、美術館のときでも言っていましたけれども、入込客が減ってきている。今の状況からいうと、ことしは去年よりも少なくなるだろうという予測をしています。はっきり言って90万人は切るだろうというふうに思っております。そういう状況の中で、今後どんどん収縮していく可能性があれば、これは町の全体の影響の中に物すごく大きな、特に皆さんそういう指定管理者のところに出していたりとか、そういうことがあって、そういうのが全部売り上げが落ちてくるということが一方で出てきますので、そんなに悠長なことは言ってはいられないだろうと。
  はっきり言って、てこ入れをしていかなければいけない時期に来ているんではないかと思いますので、もう少し頑張っていただいて、なるべく早くそういう観光協会という形で、それがまたバックアップをしていくようなことになるかなと思っていますので、そういうところを考えていただければと思います。これは要望ですので、結構です。
  それから、先ほど最初のところで、これは特に三波渓谷のところの話も後でさせていただくということで、この質問要旨の中にさらっと書いてしまったので、お答えはいただけなければ結構ですが、三波渓谷の委員会が開かれたということを聞いたんですけれども、これについてはどのような形で何人ぐらい集まって計画を立ててきたのか、お教えいただければと思います。大体で結構です。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この三波渓谷整備検討委員会でございますけれども、11月25日にこの委員会を立ち上げさせていただきました。この委員会の構成メンバーでございますけれども、議会、それから商工会、観光協会、農業推進協議会、それから地元の代表、地元の代表は別所地域、それから田中地域、西平地域ということで、各地域の代表の方に、区長さんにご推薦をいただいてメンバーに参加していただいております。
  また、町内のボランティア団体、また県、それから観光事業者、町内の商業者というふう なことで20名のメンバーで立ち上げさせていただきました。
  以上でございます。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 これ以降は質問ということではなくて、要望ということで聞いてもらって結構ですので、このような検討委員会、私は、ちょっと多くの委員の方々がいらっしゃる。28日の委員会の中身も聞いたんですけれども、余り発言する人が少なかったという話を聞きました。ちょっとこういうような委員会でどうも形式だけに流れている委員会が多いのではないか。
  私がかかわっている委員会でもそういうところもありますので、やはりこの辺の問題というのは、例えばこの観光振興計画をつくるときには、ワークショップをやっているんです。かなり活発な意見出てきたという話を聞いていまして、やはり単なる委員会で、年4回ぐらい開くんだろうけれども、委員会ではなくて、やはりそういう問題としてワークショップとか、もっと意見をたくさん出してもらえるようなものをつくるべきではないかなという思いがあります。
  これはちょっと厳しいかもしれないですけれども、本当は、各委員会で団体からみんな出てもらうというのはいいと思うんです。ただ、いつも団体の充て職の方々しか出てこない。ではなくて、その団体の中でそういう問題意識を持っている人たちに是非出てきてほしいと思うんです。やはりそういうあり方にしていかないと、まずいんじゃないかなという思いがあります。
  厳しいことを言うと、例えば委員会に出てくる人たちは、皆さんレポートを書いて出してください、もうそこまでやってもいいんじゃないか。自分たちがどういうふうに思っているかということを出してもらって委員会に臨むとか、やはりそのぐらいのことをやっていかないと、これからのそういうものをつくるときに、ただ出ればいいということではなくて、どういうふうに思っているのか、そういうものを皆さん出してもらって、それを議題にのせて意見を提示していくと。そのような作業手順というのは絶対必要だと思っているんです。私、そのぐらいのことを是非考えていただければ、ありがたいと思います。
  それから、町民の意見というのも、今回美術館でもかなりありました。やはり町民の意見をどういうふうにそういうところに反映していくのかというのも、これも1つのルールとしてこれからは是非考えて、例えばアンケートをとる、あるいはホームページに公開、あるいは意見募集をどういう形で図るかとか、そういうことも含めてもう1度見直していく必要が あるのかなという思いがありまして、そういうところは是非考えていただければありがたいと思います。これは意見、ちょっと横道それてしまいましたので、回答は結構です。
○増田和代議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それではご答弁させていただきます。
  今回の三波渓谷の整備検討委員会でございますけれども、先ほどご答弁させていただきましたけれども、やはり町のほうでお願いする際に、各団体、各地元のほうもそうですけれども、こういった計画を立てていくに当たって、やはり地域の方で意見を申し述べられる方、またいろいろな考え方を持っている方、そういった方を是非推薦してほしいということでお願いはしてきました。特に、区長さんにはそういった形で、地域から推薦をお願いしたいというふうなことでご推薦をいただいた方々ですので、この計画を進めていくに当たって、検討委員会を進めていくに当たって、観光振興計画でもやはりワークショップや、それからこれはパブリックコメント、やはり町民の皆さんの意見を求めていく、今回の検討委員会の中でこういったパブリックコメントは、広く意見を聞くという場はつくっていきたいというふうに考えておりますので、もとの観光振興計画というのがありますので、それに沿った形でのまた進め方というのもすでに観光振興計画という、いい前例がありますので、そういった形で進めていきたいというふうに考えておりますのでご理解いただければと思います。
  以上です。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 時間になったんですけれども、もう1点だけ、すみません。
  先日、これは観光振興計画事業の全体にちょっと係るかなというふうに思っていることなんですけれども、先日、総務産業建設常任委員会のほうに川の広場のところから三波渓谷までの遊歩道の話がちょっと出てきておりました。その辺について若干説明していただければありがたいと思いますけれども。簡単で結構です。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  内室建設課長。
○内室睦夫建設課長 それでは、笹沼議員のご質問にお答えいたします。
  ただいまのご質問で、川の広場を中心といたしました遊歩道の計画ということでございますが、県で平成20年度から本年度まで9年間水辺再生の100プランということで事業を進め て、川の広場を中心として水辺再生ということで事業を進めております。そういう中で来年度から、この事業は本年度終わりますので、新たな水辺再生取り組みということで、県のほうで募集がございまして、その内容が、今、川の広場等を含めた町の施設の点からそれを線で結んで一体的に整備するというような、そんなような事業内容になってございますが、そちらに手を挙げているというか、応募してやっております。
  具体的には、都幾川を下っていきまして、嵐山境なんですが、嵐山境から遊歩道を結びまして、町で計画しております和田橋、それから上流に来まして川の広場水辺再生と一体で整備しておるところでございますが、それから本庁舎周辺、花菖蒲園周辺でございます。それから上に登ってきまして明覚駅ございますので、駅、それから川北橋、本年度から整備しておりますが、そこからまた上流に登りましてご質問にございます三波渓谷のところでございますが、そちらを結ぶような計画を今、町のほうから提案させていただいております。
  都幾川なんですけれども、非常に美しい、また魅力のある場所が点在しておりますので、そちらを町の観光とかまちづくり、地域づくりに生かしていければと考えておりまして、現在進めておるところでございます。まだそういう状況ですので、もう少し進みましたら議員の皆さんにもお話をと考えておったところでございますが、ただいまご質問いただきましたので、お答えさせていただきました。
  以上です。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  まだ採択されるかどうかわからないので、何とも言えない計画かなというふうには思っているんですけれども、川の広場をつくった関係もありまして、ちょっと私が気になったのは、先ほど総合振興計画の中で、総合振興計画は私自身もこれに副会長としてかかわったところもあります。正直言うと、総合振興計画の中には川の広場の計画はないんです。県の事業だからということがあるんですけれども、本来的には、私たちは総合振興計画つくるときには、どうしても最初のプロジェクトとか基本構想のところにきちんと合っていればいいという形で、ずっと話は進めてきました。ですから、具体的な計画の中身がないとしても、その基本構想とかプロジェクトに合っていればよろしいでしょうという形でつくった経過があります。そういうことがありましたので、今回の計画についても、ぜひ総合振興計画の中にもきちんとあるというふうに私も思っておりますので、是非進めていただければ、うまく県の中へ通ればいいなという思いがあって、このようなことも言わせていただきました。
  ありがとうございます。
○増田和代議長 暫時休憩いたします。
  再開を1時15分、よろしくお願いいたします。
                                (午後 零時05分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
                                (午後 1時15分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 質問事項2、空き家対策のその後の進捗状況は。
  11番、笹沼議員、お願いいたします。
○11番 笹沼和利議員 午前中に引き続き、2問目の質問をさせていただきます。
  空き家対策のその後の進捗状況はということで、ことしの3月議会において、空き家対策の質問をしました。この空き家対策については以前からほかの議員さんも質問しておりますが、私も昨年の3月、そしてことしの3月と2回質問させていただいております。今回は3回目ということですけれども、空き家対策の質問をしましたが、その回答で23年度中には空き家対策の実施方法を検討するとありました。来年度事業として始めるとしたら、どこまで対策として進行しているのかをお聞かせください。また検討する中で、問題点などありましたらお伺いしますということで、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、笹沼議員の空き家対策のその後の進捗状況はということで、お答えいたします。
  平成23年度若者定住化促進事業といたしまして、今年度当初から空き家対策、その中でも空き家バンクについての調査研究を進めてまいりました。空き家バンクにつきましては、既に全国各地で実施されておりますけれども、特に過疎が進行している地方での取り組みが多く見られております。ある自治体では、空き家を町が所有者から借り受け、修繕後に市営住宅として貸し出し、さらにこの自治体では新築住宅を整備し、子供のいる若い世帯のUターン、Iターン希望者を積極的に誘致しております。人口が著しく減少していく中、いずれも有利な過疎債や補助金を効果的に活用し、予算を投入して、改築あるいは新築された住宅を提供している事例であります。
  一方、多くの自治体の空き家バンクにおいては、ほとんどが一般的な不動産物件の情報を整理いたしまして掲載していると。不動産屋さんが掲載していると。そうした空き家バンクが目立っております。この背景には、空き家自体は存在しますけれども、持ち主の同意が得られず、空き家として提供していただけないという実態があります。
  1つの例ですが、埼玉県内におきましては、ちちぶ定住自立圏を形成いたします秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、この共同でちちぶ空き家バンクが既にスタートしております。10月7日、制度の視察を実施いたしまして、担当の方からお話を伺ったところでありますが、やはり登録物件の確保が最大の課題であるとのことでありました。この時点での登録件数は5団体の共同で実施しているにもかかわらず30件と少なく、移住希望者からは情報量は少ないと言われているということでありました。ことしの2月の空き家バンク開始以来、10月の時点までに2件の成約がありましたけれども、いずれも郡市内の利用者でありまして、移住促進として十分機能していないということであります。ちちぶ定住自立圏を形成する秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町でやってみたけれども、なかなか思うようには機能していないということであります。
  さて、ときがわ町ですが、ときがわ町では、平成24年度におきまして空き家バンクを立ち上げる計画であります。来年度でありますけれども、立ち上げる計画であります。また、これと同時に、空き家物件所有者に対しまして、経済的負担をかけない仕組み、具体的には若い世代の移住希望者に対し、空き家の改修費用の一部を町が負担する制度を実施する予定であります。この事業の最大の課題は、空き家物件の確保であると考えているところであります。また、若い移住希望者に対しましては、特に働く場の提供、それから就農希望者もありますので、就農希望者に対しまして農地の提供、これは非常に課題が多いということであります。しかし、こうした現在も就農している人もおりますし、是非今就農しているんで、そういう空き家があったら入りたいと、そういう希望者も現在います。この若者定住の促進をいたしまして、今後の町を支える若い世代を増加させていくために、町のほうといたしますと、企画財政課、産業観光課、そして福祉課等が連携いたしまして、若者の定住化促進になる空き家バンク関連の制度設計について、今後さらに詰めていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  24年度からということなので、まだ途中なのかなということで、先ほど、町長の中にもまだこれから詰めていくというような話がありました。今現在の時点で結構なんですけれども、この答弁の中にあった、なかなか貸してもらえないということがあります。貸してもらえないというところが、もちろん実際にまだ始まっていないので、具体的にどういう形で貸してもらえないのかなというところが、まだはっきりしていないかもしれないんですけれども、今時点で貸してもらえないと言われている要因等がありましたら、まず1点としてお聞かせいただければありがたいかなというふうには思います。
  それから、2点目が、最初の町長の答弁の中にあった、ある自治体ではというところで、修繕後、町が、あるいは市営住宅としてという形で、これは市が借り受けるというような制度だと思います。秩父市、あるいは前回質問したときに山梨もそうだったんですけれども、これは物件をお知らせするという制度だったような気がしているんですけれども、やはり物件をお知らせするだけでは多分ほとんど、秩父市を実際見にいらっしゃって、そういう結果としてはそれ以上のものはできなかった、多くのものはなかったというご回答だったんですけれども、やはり町がそういう修繕も含めて見て貸していく制度のほうが、より有効なのかなという思いがありますので、この辺については予定でありますということですけれども、今の詰められるところとしてどの程度このあたりを詰めているのか、お聞かせいただきたいのが第2点です。
  差し当たって、その2点、まずお聞かせいただければと思います。
  よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 笹沼議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、空き家がなかなか確保できない理由なんですけれども、まず今考えられることは、まず仏壇等が置いてあるというのが1つあります。また、お墓が近くにある、お盆やお正月に皆さんが戻ってくるというようなことも考えられます。また、一たん貸してしまうと、なかなか返してもらえなくなってしまうんじゃないかというような心配ですとか、いろいろな荷物が置いてあるので貸せないですとか、こういったような理由がいろいろ考えられる理由でございます。
  次に、2点目の町のほうで空き家を借り受けて修繕していくという関係でございますけれども、ときがわ町といたしましては、できれば買収といいますか買い取りをして、そして町 のほうで修繕をして、そして若者定住住宅として貸しつけるような方法でできればというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ありがとうございます。
  かなり突っ込んだということでありがとうございます。
  まず、この貸してもらえない理由というところが、多分私も大体こんなところかなというふうな思いはあったんですけれども。それ以外に、例えばその物件自体が抵当に入っていて貸してもらえないとか、そういう事例も聞いております。そういうところもあるのかなと。このあたりをどういうふうな形でやっていくのかなというところが、これからちょっと大きな課題かなというふうに思っていまして、昨年の3月のときには住宅に関する優遇税制、固定資産税の優遇税制、もうちょっと検討してみたらどうかということでお話をしたと思うんです。もちろんこれは課税実施権の問題等、かなり難しい問題は抱えているかなという思いはあったんですけれども、一方で貸してくださいといってもなかなか貸してもらえないと。
  これはちょっと私も、どこの町だったかは記憶に定かでないんですけれども、ある人から聞いたところでは、住んでいないところに関しては優遇税制を外す、外されたというようなことがあって、その分を払わなくてはいけないということがあって貸したんだという話を聞いたことがあるんです。
  だから、ある意味で、これはすくご有効な手段、当然借りていなければ当然優遇税制は外されて、住宅としての価値ではないので、普通の固定資産税、宅地としての宅地並み課税という形になるのかなと思うんですけれども、この辺の検討などは実際に、これからのこともあるかもしれないんですけれども、その辺について、非常に難しい側面があるんですけれども、検討とかはされていく予定があるのかどうかで結構ですけれども、まず1点、その辺をお聞かせいただければと思います。
  それから、買収してということに先ほど、これはすごくいいなというふうには思っているんですけれども、そうすると、家を買わなければいけないということがあって、はっきりと今、不動産の価格そのものはかなり安くなっていますので、例えば、建て売り住宅でいえば600万円ぐらいでも十分買えるのかなという思いがあります。そうすると、そういうものは何軒か買える可能性があるかなという思いがありますけれども、その辺もそのあたりまでちょっと考えていらっしゃるかどうか、お聞かせいただければと思います。
  よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 それでは、優遇税制についてのお答えをしたいと思います。
  これは、自治省の税務局から固定資産税課長の通知があるんですけれども、空き家になって居住していなくても住宅用地として課税してよろしいというのがあるんです。そういう通達がありますので、それに基づいて、要するに住宅、200平米までは小規模住宅、それ以外は住宅用地としての6分の1、3分の1の課税を優遇政策によるかどうかわかりませんけれども、そういった課税をしておりますので、先ほど、要するに宅地の課税というより住宅の課税をしておりますので、その点をご了承願いたいと思います。
○増田和代議長 じゃ、1つずつ、笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 先にそれについてなんですけれども、これは私も知っておりますが、もちろんできるという項目です。実際に、やろうと思えば逆に外すこともできるという制度だと考えております。ただ、これは別荘の問題でこの問題があったというのは聞いておりますが、これはやろうと思えば優遇税制を外すことはできるというふうに、その通達に、通達かな、読みかえることはできるのかなというふうに思っていましたので、簡単に、これは国の通達も含めて読み直しということが出てきますので、難しい側面はあるかなと思うんですけれども、やってできいないことはないというふうに私は思っていますが、その辺についてのご見解。
○増田和代議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 ちょっと今のご質問の趣旨がちょっとわからないんですけれども、要するに普通の住宅用地と同じように、住んでいなくても課税ができるということの通知なんですが、実は、これについては今回の議会の初日に、家屋敷課税というのができるんです。普通の均等割と同じように、町で3,000円、県が1,000円で、4,000円の課税をしているわけですけれども、それが家屋敷課税、要するに住んでいなくても、住んでも住民税を課税するという制度があるんで、それも課税をしていますので、要するにそういった調整をしてきたということでございます。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ちょっと言っていることがずれているんで、申しわけございません。
  私のほうは、優遇税制をすることができるというのが町の考え方と思ったんですけれども、私のほうは、逆にその通達を読みかえれば、優遇税制を外すことができるというふうに読みかえてみたんです。ここもちょっと違いがあるので、これは今この場でやっていても仕方がないので、また議論しながら是非そういうもので優遇税制を外して、住んでいなければ宅地並み課税でやると。3分の1とか6分の1じゃなくて、1対1、10分の10で課税するということもあり得るだろうと。ただ、逆に税をそれだけかけるということがあるので、簡単ではないかなというのがあるんで、是非ちょっと長い検討も必要かと思うんですけれども、そういうこともどこかで、空き家をなくすための1つの手段としてあり得るということも御検討いただければありがたいなというのが、これはこちらのほうの主張として言っておきます。
  2番目のその買収の部分でちょっとよろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  まず、基本的には買収ということで考えております。どうしても買収できない場合は、賃貸でもということで考えております。借り受けた場合、それについて町のほうで改修をして、借り受け人のほうに貸すというような形で考えておりますけれども、修繕した部分が貸し主の財産のほうが金額が上がるような形になりますので、それでせっかく直して、またすぐ返してくれと言われてしまった場合、非常に困るということがありますので、できれば買収をさせていただきたいというふうに基本的に考えております。
  これは、最終的な目標なんですけれども、町の中の中古物件を町が取得をいたしまして、ときがわ産材を使ったリフォームをして、そして若者層に町内に入ってきていただくと。そしてその期間をある程度限定をして、ずっとということではなくて、せいぜい5年以内ということで、働いたりいろいろ農業やったり仕事に行ったりということの中で、ときがわ町内の別の場所を探していただいて、その町内に移り住んでいただくと。そのあいた家はまた別の方にということでサイクルを、できれば3年以内ぐらいで回っていければというふうな形で考えております。そういった形で、取得をして改修をしてお貸しすると。それを回していくというような形で今のところ考えているところでございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 ほかの自治体に比べてかなりその辺の考え方は進んでいるという思 いは正直あります。秩父市ではその事例は聞いておりましたので、あのやり方では無理だとも聞いたんですけれども、そういうことであれば非常に。そのときに一番私たちがそうなってくると、例えば賃貸でしかないと。でも修理をしなければいけないということで、秩父市や山梨のほうで、やり方はお互いに相対取引で、その紹介はするけれども、相対でやるけれども、今回、ときがわ町の場合は町が借りるという形で理解しておいてよろしいんでしょうか、それのほうが有効だとは思っているんです。
  よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  まず、来年度の目標からちょっとご説明をさせていただきます。
  まず、空き家の登録物件の掘り起こしです。これがまず一番大事だと思います。そして、空き家バンクにのせて募集をしていくということでございます。この空き家バンク等については、やはり情報の提供ということで、秩父市の空き家バンクと同じような形で、相対でこれを交渉していただくような形になろうかと思います。その修理の関係についても、貸し主の方とのご了解をいただいた中で、修理をしていただくという形で考えております。改修に対しては、町のほうで補助金を出したいというふうに考えています。例えば、賃貸物件の50万円以上の修理をした場合は、その2分の1を補助するというような形にして、限度額を今のところ50万円程度にして、改修をした場合に、50万円を上限に補助するというような形で、案で練っているところでございます。
  これについては、貸し主さんのほうが特に改修をしてから貸さなくて、そのまま貸して、借りたほうがそれを町の補助金をもらって修理するという形になりますので、貸しやすくなるというふうに考えております。入る方は町から補助金が出れば、修理するのに半分の負担で済むと。またときがわ産材を使っていただければ、経済波及効果もあるというような形で、まず、空き家バンク制度についてはそういった相対で借りる、修理する、そして入っていただくということを、来年できたらやりたいというふうに考えております。
  先ほど言った買収については、その先ということで、町としての空き家バンクをつくって橋渡しをする事業と、プラス町として買収をして、それを改修してお貸しするというような2本立てでいくような形で、今のところ考えているところでございます。
  以上でございます。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 よくわかりました。
  なかなかすごい組み立てをしていると思いながら聞いておりましたけれども、その中で、ちょっとこれから物件の掘り起こしをするということなんですけれども、この物件の掘り起こしというのをどういう形でやっていくのかなと、そのことが一番大きな、まずどうやって知らせて、そういう情報を寄せてもらえるかというところから始まるのかなと思います。
  それで、そうすると、地域の人とか町民の方々にそういう情報を流さないと、結構隣の人とか近くの人がいろいろなことを知っている人、あるいは親戚関係とかさまざまあるのかなと思いますので、その辺のそういう情報を求める仕方というのはどういう形でやっていくのか、よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 笹沼議員ご指摘のとおり、物件の掘り起こしが非常にこの事業の大事なところだというふうに考えております。また、ときがわ町に入ってこられる、希望するような方は、いわゆるミニ開発の団地のような建物ではなくて、ある程度広いスペースがあって、農家のようなうちで、庭畑もあってというようなのを多分想定してこられるというふうなことで考えております。そういったことについては、地域の方の情報が非常に重要と考えております。まず、ホームページにその関係は掲載をさせていただくのはもちろんですけれども、地域の区長さんを通じていろいろ地域の情報をいただくとか、また職員も各地域におりますので、近所でそういった物件があるかどうかというような情報も収集して、いろいろな方面でその情報を収集していきたいと思います。
  そして、一番大事なところを落としましたが、地域の議員さんのお力もおかりして、これは非常に失礼しました、一番大事なところでした。地域の議員さんの情報も活用させていただいて、是非その情報をいただければありがたいというふうに思います。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 笹沼議員。
○11番 笹沼和利議員 大体時間になりました。厳しいな、こちらも探さなければいけないと思いながら、一生懸命頑張って探していきたいなと思っています。
  実際に、今私のところでも、若い百姓が3人ほど町のほうに住みたいと言ってきておりまして、何とか家探しをしなければという思いは正直あります。あるいは保育園のほう、はな ぞの保育園にも引っ越してきたいという人が結構多くて、あちこち今聞いています。何とかうまくつなげていく中で、それからそういう人がふえてくれば、地元の人もまた戻ってきてくれるかなと、そういう人たちもふえてくるかなという思いもありますので、是非今、なかなかいい計画かなと思いましたので、進めていただければありがたいと思います。
  よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 岡 野 政 彦 議員
○増田和代議長 発言順位、8番、質問事項1、不法投棄監視カメラの設置の考えは、質問事項2、各行政区においてラジオ体操の推進の考えは。
  通告者、1番、岡野政彦議員。
○1番 岡野政彦議員 改めまして、執行部の皆様こんにちは。
  議席番号1番、岡野政彦です。
  議長のお許しを得ましたので、通告書に基づいて一般質問をさせていただきます。
  まず初めに、1、不法投棄監視カメラの設置のお考えはということで、ときがわ町町内では山林、県道沿い等に不法投棄がされ、その処分費に多額の税金がかかっています。そこで、不法投棄監視カメラを設置し、少しでも処分費の負担を軽減することができれば、町の運営にも役立ち、また、緑と清流のすばらしい町ときがわの環境を維持するためにもつながります。町のお考えを伺います。よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、岡野議員の不法投棄の監視カメラの設置の考えはということでありますが、ときがわ町における不法投棄は、人けのない林道、また町道、河川に多くが集中しております。その発生件数と町内で回収された処理困難物としての処分費用につきましては、平成21年度が3件でありました。金額で55万4,000円、それから平成22年度でありますけれども、この不法投棄6件でありまして、65万2,000円がかかっております。増加をしているということであります。回収に当たり、多大な労力と、また税金が投入されるということでありますが、平成23年度は既に8件発生しておりまして、このうち1件が小川警察署によりまして検挙されました。不法投棄者に不法投棄物を引き取らせたところであります。小川の警察署のほうで検挙して、そのものを本人に片づけさせたということであります。これ 以外は不法投棄者に結びつくものが残されておりませんで、町で処分をせざるを得ないというところが現状であります。
  このような中で、不法投棄の防止対策といたしまして、従来からの環境推進委員を通じた地域住民による監視体制、これに加えまして、新たに郵便事業者の郵便事業会社、それから小川支店、埼玉中央部森林組合、埼玉中央農業協同組合、これは郵便事業者会社の小川支店、ですから郵便局の小川支店ということです。それと、中央部森林組合と中央部の農業協同組合の都幾川支店、玉川支店、それとときがわ町の商工会、これらの団体との間で不法投棄の早期発見、早期に対応するための情報提供体制を構築いたしまして、監視体制の強化を図っているところでありますけれども、夜間における不法投棄を防ぐまでには現在至っていないというのが現状であります。
  また、地上デジタル放送への完全移行によるアナログテレビの不法投棄が増加するということが予想されるところであります。そんな中で、既に橋倉林道では、ことしの8月にブラウン管のテレビ6台、これを含む家電製品、重さにして990キログラムの不法投棄が発生しております。さらなる監視体制の強化が必要となっております。
  岡野議員のご指摘のとおり、不法投棄の監視カメラの設置は昼夜を問わず24時間の連続監視が可能となりまして、不法投棄された場合には、その映像から割り出しに活用できるほかに、抑制効果が期待できると思います。今後監視カメラの設置につきましても、それなりのちょっと費用はかかりますので、また設置場所の選定、またその効果、いろいろその辺は検討をしてまいりたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  参考のために、近隣の鳩山町では、現在進行形で監視カメラ設置を行っておるということを私聞きまして、参考のために申します。
  鳩山町では、平成8年5月1日からことしの4月30日までという期間、6年リースで太陽光発電システムのバッテリー式、車両が近づくと赤外線センサーが検知してカメラが作動し、リアルタイムに記録ができます。高性能赤外線暗視タイプを使用しており、昼夜を問わず撮影が可能で、真っ暗な野外でも人の顔や車のナンバーなどが鮮明に撮影されるということでございます。
  そして、後で、チップが入っております、そのチップを取り出してパソコン等で全部調べるということです。経費といたしまして月税込みで3万3,705円、6年リース、72回掛けますと242万6,760円ということになります。今後、来年度4月30日で1台終わり、2台目を来年度からまた取り入れるということを聞いております。来年度からはリースが終わるということで無料で使用できるということでございます。これは1つの例でございます。
  それで、やはり先ほど答弁の中にもありましたけれども、そのほかにもやはり単管パイプを利用しながらダミーの監視カメラも設置していると。また月6回シルバー人材センターの方々にパトロールもしてもらっているということでございます。これは一応鳩山町の担当の方から聞いたことでございます。
  それでは、幾つか質問をさせていただきます。
  21年度が3件で55万4,000円となっておりますが、差し支えなければ、3件のどういったものが処分されたかというのをちょっとお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは岡野議員のご質問にお答えいたします。
  21年度に発生しました3件55万4,000円の内容でありますが、まず1つ目が大字椚平地内、ここでの不法投棄、これにつきましては町で回収し、処分しております。それから、大野地内の林道、ここでは放置車両1台、これが主なものですが、これにつきましては2万6,250円の処理費用がかかっております。最初に申し上げました椚平地内における不法投棄につきましては処分費として5万5,650円、これがかかっております。続きまして、大字大野地内、ここでは6万6,832円の処分費がかかっております。以上が、これは警察に立ち会っていただいた不法投棄の件数です。それからそれ以外に、ここでのステーションに出せない処理困難物、消火器、それから廃油、それから混合ごみ、もうすべてのごみが一体となってしまったごみです、こういったものが出されております。これ6月から11月までの回収分で40万5,277円かかっております。
  以上、この内容につきましては50万4,009円という金額となっております。
  以上です。
○増田和代議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  先ほど続けて言えばよかったんですけれども、22年度分も一緒に教えてほしいんですけれども、すみません。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それではお答えいたします。
  平成22年度の不法投棄の内容につきましては、まず、慈光寺道路、ここで焼却残土、木くず、畳のくず、建物の解体くずの投棄、これがありました。これにつきましては町での収容ができませんので、民間の業者のほうに委託しまして28万5,600円、回収費用と、それから処分費用でかかっております。
  それから、大野地区のこれにつきましては森林愛護清掃作業という形で、森林清掃に当たりまして出た内容のものです。廃棄物16缶、タイヤ27本、消火器2本などであります。これにつきましては町で処理困難物として処分をおこないしまして8万6,782円、それから、雲河原地内ですが、外壁材、掃除機、洗濯機の構成部品、これにつきましても町で回収し処分しております。投棄者は不明です。それから、橋倉林道のところですが、建物解体時の割れがわら、これにつきましては、民間の方で、この割れがわらにつきましては使用したいという形で申し入れがありましたので、これにつきましては町での処分は行っておりません。投棄者は不明となっています。そのほかに、集積所の中にステーションで出されました処理困難物の処理委託料として28万35円、不法投棄の処分費用として費用が発生しました2件分37万2,382円で、計65万2,417円になっておるところです。
  以上です。
○増田和代議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  既にその後、今年度もう8件発生しているというふうに先ほど申されましたけれども、この8件も差し支えなければ、今現在で教えてほしいです。すみません、よろしくお願いします。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは申し上げます。
  今年度の内容ですが、まず、平成23年4月、西平地内です。民有地に自転車用のタイヤ200本、これが投棄されておりました。この民有地ですが、道路から接続関係もありますの で町で処理したところであります。これにつきましては衛生組合に搬入して処分しております。
  同じく4月ですが、大野の竹ノ谷地内、橋倉林道です。廃プラ9袋、それからコード1巻き、それとポリタンク10個という形で、これにつきましても町で回収しております。
  それから6月ですが、大字西平地内、この関係が先ほど町長が答弁申し上げました検挙に当たるものです。約40キロの塗装業の作業着、養生資材、食品廃材等が捨てられておりました。これにつきましては、小川署の生活安全課と連携をとりまして、犯人の検挙ができたところであります。不法投棄物につきましては、本人に持ち帰らせた。それから当然罰則規定が適用されていると思います。
  それから、8月に大野地区の奥武蔵2号線の林道下、ここで不法投棄がありましたが、これにつきましては、完全の民地という状況で町では回収作業は行っておりません。8月ですが、橋倉林道、4月にあった不法投棄のちょっとした先ですが、ここでテレビ、冷蔵庫、洗濯機、その他のごみという形で捨てられておりました。テレビにつきましては6台、冷蔵庫2台、洗濯機2台分の解体ごみを含んでいます。これが990キロという量でありました。
  それから10月ですが、玉川地内、沓形橋の河川敷ですが、テレビ13台、スキー板6枚程度という形で、これにつきましても玉川駐在所の立ち会いのもと調査しましたが、不法投棄者に結びつくものはなかったと。
  それから11月ですが、滝山橋の東側旧県道、ここに自転車のタイヤ30本、1輪車のタイヤ7本、小型重機用のゴムキャタピラー2個、それと廃プラ等で総重量190キロ、このごみが不法投棄されておりました。これにつきましても小川署立ち会いのもと調査を行いましたが、不法投棄者に結びつくもの、物件は見当たらないということで町での処分、以上、このような形で不法投棄が発生しております。
  以上です。
○増田和代議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  非常に、先ほど町長申したとおり、年を増すごとに、そういった危険物等もふえているという現状でございます。先ほど聞いていますと、橋倉、この林道あたりが非常に多く見受けられますけれども、先ほど町長の答弁の中に郵便事業会社から始まりまして、商工会等のと書いてありますけれども、いろいろな方々がこういった不法投棄の発見等々に携わっておりますけれども、たしか、ときがわ町でもシルバー人材センターの方々も軽自動車か何かで回 っている方がいると思うんですけれども、あの方々は例えば月何回とか週何回とかちょっとその辺をお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 ではお答えいたします。
  シルバー人材センターに委託いたしまして、ごみ不法投棄防止対策のパトロールを行っていただいております。これにつきましては、週月、水、金の3日、それで、水曜日につきましては、舟の沢地域、それと勝負平の地域、ここでのごみの回収、これを行っております。この地域につきましては、近くのステーションまで非常に距離があるということで、今までパッカー車も入らないような状況でしたので、それを改善するためにシルバー人材センターに委託しまして、それの対応をとって利便性、ごみ対策の向上を図ったというところでございます。
  年間の日数につきましては、1年間で125日です。これを委託しております。
  以上です。
○増田和代議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 わかりました。
  先ほど私が参考に申した鳩山町と同じように、やはり鳩山は月6回と言いましたけれども、やはりときがわ町の場合は週3回ということで、合計すると倍ぐらいに、一応いろいろ監視をしていただいているということで、それでもこれだけ出るということなので、大変やはり今後私が言った監視カメラも検討の余地があるんじゃないかと、つくづくいろいろ答弁いただきながら思いましたけれども。
  それと、監視カメラも安いものはちょっと調べてきたところ、何万円ぐらいから、先ほど言いました何百万円もあるんですけれども、その辺はいいものはやはり高いというのは、これは現状でございます。でも、今私が参考に申した月3万円、ただいま、たしか、ときがわ町の行政のほうもパソコンはみんなオールリースですね。その辺のリースも考えると、3万何ぼぐらいでと言っては失礼ですけれども、できるんだったら、やはりときがわ町も。
  近隣を聞きますと、やはり東秩父にしろ、坂戸、小川、嵐山、もう皆さん大体ダミーがほとんどと聞いておりますんで、やはり鳩山町のまねをするというのじゃないですけれども、これをやったことに対して、税金でも、ただいまはやはり現状かかっている、お金が55万円、65万円といいますけれども、やはりおいおいこれだけふえていくことを見直していただいて、 このほかにもきっとまだまだ回っていただくと、もしかしたらたくさんのごみがあちこちにあるんじゃないかと思います。その辺も含めまして、是非とも監視カメラの検討をしていただいて、予算どりをしていただいて、是非とも数年のうちにはときがわ町のほうにも、先ほど聞いた本当に捨てるところが多い場所に設置していただければと思っております。
  一応、この第1の質問に対しては終わります。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、各行政区においてラジオ体操の推進の考えは。
  岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 それでは、第2としまして、各行政区においてラジオ体操の推進のお考えはということで、現在、町内では私の住んでいます番匠1区、ここには五明分館等と書いていますけれども、この五明分館等というのは、ことしの夏に、五明分館の方が見学をさせてくれということで来ていただきまして、今現在は、何か自然消滅といいますか、やっていないような話を、私、余りやっていないことを書いてはいけないかなと思って、その後ちょっと確認した点で、済みませんでした、私としたことが。ということで、ラジオ体操が行われております。
  ラジオ体操、昔我々が小学生時代等、やはり夏休みも通じまして仲のいいといいますか、お兄さん、お姉さんを含めまして近所でラジオ体操をした記憶がございます。そして、健康維持、また規則正しい生活習慣、仲間との交流の場として、町内の行政区に対して推進のお考えをお伺いしたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 岡野議員の各行政区においてラジオ体操の推進の考えはということであります。番匠地区のこのラジオ体操、聞くところによりますと、岡野議員さん、主催者の一員であって、台の上で先頭に立ってやっていると、そういう話を聞いておりまして、とうふ工房わたなべさんの駐車場で数年前からやっているということでありまして、こうした自主的に実施していることは非常にすばらしいことだと思います。
  また、健康づくり、あるいは規則正しい生活習慣、そして仲間との交流の場として有意義な集まりだと日ごろより感じております。こうした仲間づくりは、健康的な仲間づくりがいいことだと私も考えておりますし、是非こうした輪を広げていっていただければと思っております。
  地域での自主的な活動を通してのこうした健康づくり、あるいは地域の方々とのつながり、また交流の場、先ほど言いましたように、非常に健康的で仲間づくりにしてはこういうような仲間づくりが一番いいと思っています。頑張ってください、これからも。
  町では、埼玉県健康長寿実証事業の中で、今年度、健康づくり開発委員会、これを立ち上げまして、「スモールチェンジ」を合い言葉に、健康づくりの推進に取り組んでおります。この健康づくり開発委員会の委員には、国民健康保険運営協議会長、民生・児童委員協議会長、愛育班長、埼玉中央農業協同組合の都幾川支店長、消防団長、商工会事務局長、社会教育委員等、幅広い分野の方にお願いしてあります。
  また、役場関係では、企画財政課、産業観光課、生涯学習課の主幹を委員としております。委員の中には、国民健康保険の運営協議会の会長でありますとうふ工房の渡邉一美さん、この方もおります。委員の皆さん、実施したアンケートの中で、ラジオ体操の提案もありました。そういうこともありますので、番匠地区の実際の取り組み状況を、この委員会でまた渡邉さんのほうからお話をいただいて、この委員会で検討していただければと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  それでは、また参考になんですけれども、ちょっと参考のために申し上げたいと思いますけれども、ラジオ体操をこの近隣といいましょうか、私たちが始めたのは約3年前ですけれども、自分のことですけれども、そのときにされておりました渡邉さんのほうで鶴ヶ島市のラジオ体操連絡会というのがございまして、そこで今、毎日22カ所で、けさほどちょっと私、会長に電話しましたけれども、時間は6時半、7時、7時半、8時と、その場所によってみんな違うと聞いておりますけれども、子供からお年寄りまで本当にたくさんの方が健康づくり、また憩いの場等々いろいろな思いでやっているところでございます。
  これが始まったのが平成14年から、そうするとことしで9年目ということで聞いております。そして、やはり子供さんなんですけれども、子供さんが、まだ我々のときと当時と違いまして、やはり子ども会、鶴ヶ島の夏休みの初めの3日間と何か終わりの3日間とちょっと会長が申しておりましたけれども、本当に22カ所でやるということは、非常に鶴ヶ島市は健康面にすごくもう市長さん方々以下本当に市役所の職員も朝早く行って、やはりいろいろな面でやっているということなんで、それは皆さんの協力がないと、行政の協力がないとでき ませんけれども、こういったことを行う。そして介護保険、また後期高齢者、いろいろな保険が削減してきているということも申しておりました。
  やはりこれから、ピラミッド社会が逆ピラミッドになる社会でございます。ときがわ町も現在65歳以上が約4分の1、これから3分の1と向かうときに差しかかりますけれども、そういった意味も含めて、やはりこういったラジオ体操をもう1度、朝早く起きる、またあとは気力の問題等、あとは本当に意思の問題もありますけれども、なかなか難しいと思いますけれども、やはり自分の健康面を考えると、そう言ってはいられないんだということも、私、もう3年もやっていますので、いろいろと自分でもなかなか初めは大変でした。でも、やはり1度決めたことに対しては真っすぐ進んでいかないと、決めたことですから、そういうことで頑張っておりました。
  余談ですけれども、あと、越生町が今年度から、やはり鶴ヶ島市に視察に来て始めるということ、聞いております。そしてその後、飯能市も始めるということです。是非ともときがわ町も、こういった近隣も進めていますんで、やはり朝早く起きているとは思いますけれども、なかなか皆さんお疲れと思うんですけれども、こういったものを続けて、ときがわ町も本当に少子高齢化をこれから迎える中で、やはり税金面でもこういうことをやることに対して削減ができるということを申しておりましたんで、是非ともご検討いただければと思っております。
  質問というか、ちょっと幾つか、申し上げたいと思うんですけれども、ラジオ体操をすることによって、どういう効果があらわれるということ、私調べてまいりましたので、ちょっと少しお話をさせていただきます。
  ラジオ体操をすることによって、やはり毎日参加するような人の多くは、風邪を引きにくくなったとか、あとは血圧や血糖値が下がった。座骨神経痛やぎっくり腰の症状が軽くなったという方もいらっしゃいます。ラジオ体操はこれらの症状を改善させるのではなくて、ラジオ体操というのは、やはり長く続けることで、例えば漢方薬のような、徐々に徐々に効ていくと。これはやはり継続は力なりですけれども、こういったことに対して、ラジオ体操はこれからの我々のためにも最高にいいということが1つ挙げられます。
  ラジオ体操のことをもうちょっとお話をさせていただきますと、ラジオ体操は、例えば今大体テレビ・ラジオでありますけれども、私たちがやっているところは、6時半から約10分間です。ラジオに関しては、第1、第2があります。第1体操はよく知っていると思うんですけれども、第2の場合は、やはり私も苦労しまして、何回も何回もテレビで覚えて第2を マスターしましたけれども、その辺の違いもございますけれども、ラジオ、テレビ等6時半からやっております。
  このラジオでやることに対して、1日どれぐらい運動するのが健康によいとかというのであるんですけれども、またダイエット効果もあるということを聞いておりますので、ちょっと読ませていただきます。
  年齢、体力など、個人差がかなりありますから、健康維持のための運動量を厳密に規定することはできませんが、運動の目安としては、体に気持ちのいい疲れが残る程度ですと。一生懸命やり過ぎて、次の日に筋肉痛などで悩まされることがありますが、これは余りお勧めできません。何事も腹八分目ではありませんが、やり過ぎないで頑張っていただくということが、このラジオ体操の一応目安となります。
  あと、ラジオ体操はなぜ朝するのかという、こういうのをちょっと1つご紹介をしていきたいと思いますけれども、その1つが、覚せい、眠気覚ましと、覚せい効果が得られるためですと書いています。目を覚まして直後は、神経の動きも鈍く、刺激に対する反応も遅く、筋肉と神経の供応動作もうまく行われません。血液も睡眠中は内臓に集中しています。少しでも早く神経の動きを活性化させ、また血液を筋肉や脳へバランスよく循環させることができれば、体全体が覚せいし、きびきびとした動きができるようになります。その役目を担うのが朝の体操です。仮に朝起きてじっとしたままの状態で過ごすと、覚せいするまで3時間前後かかると言われています。これでは、朝からの仕事や学業に支障を来します。といっても、いきなりジョギングを行うと心臓にもかなり負担がかかります。一番適しているのが軽い体操、もしくは散歩、その意味でもラジオ体操が適度であれば、覚せい効果に有効ですということであります。
  ちょっとラジオ体操のことをいろいろ調べて私も見つけて、本当に先ほど答弁の中にもございましたけれども、国民健康保険運営協議会というのを開いて、これから渡邉さんにも、しっかりラジオ体操のことも聞きながら、進めていくという言葉を聞きましたので、是非とも早い実現に向けて頑張ってやっていきたいと思います。
  よろしくお願いします。答弁はございません。質問ございません。
  ありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開を2時半、よろしくお願いいたします。
                                (午後 2時15分)
─────────────────────────────────────────────────
○増田和代議長 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
                                (午後 2時30分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 野 原 兼 男 議員
○増田和代議長 発言順位、9番、質問事項1、河川の汚染、質問事項2、美術館構想と町の将来像。
  通告者、10番、野原兼男議員、最後なんで頑張ってください。
○10番 野原兼男議員 10番、野原でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、2点について一般質問をさせていただきます。
  いよいよ12月定例会最後の質問となりましたが、また、ことし最後の質問を締めくくらせていただきますので、是非、時間の許す限りゆっくりと穏やかに、皆さんからのご声援もいただいておりますので、しっかりと意見のやりとりをさせていただきたいと思います。
  では、初めに河川の汚染についてでございますが、雀川、中の田橋の下流にたくさんのごみが散乱しています。長い間放置されたままの状態にありますが、美観を損なうだけではなく、水質汚染など、環境破壊にもつながりかねない問題であり、原因の究明と対策についてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原兼男議員の河川の汚染についてのご質問にお答えします。
  野原議員ご指摘のとおり、大字五明地内の雀川、あそこにかかる中の田橋から下流の風沢橋までの間の河川敷には、放置された農業用のあぜシート、トンネルハウス用ビニールシート、包装用のビニール等、草や木に絡まりまして、河川の美観を損ねた状態にあることを私どもも確認しているところであります。
  このような状況の原因といたしまして、流域の農地、家庭、事業所等に放置されたごみが風あるいは雨によりまして、河川敷まで運ばれ滞留したごみと、明らかに不法投棄されたごみによるものと推察をします。河川敷のごみは住民の方からの通報のほか、シルバー人材センターに委託した不法投棄防止監視パトロールの巡回時にその都度回収しておりますけれども、この場所につきましては、地域住民の方からの通報もなかったことから、巡回パトロー ルの対象から外れていたというのも原因の1つと考えられます。
  なお、この場所のごみにつきましては、早急に回収作業を実施いたしまして、景観の回復を行いたいと思います。
  今後の対策でありますけれども、1点目として、定期的な巡回のパトロールを実施する。これとともに、またごみの適正処理についての啓発活動もあわせて行っていくということであります。
  第2点目といたしましては、生活様式の変化などに伴いまして、人と川のかかわりが疎遠になりつつあるということから、河川は地域の共有財産であるということで、河川の景観は地域で守るという意識の醸成が、皆さんの意識に持ってもらうということが大事なことだと考えております。
  現在、町内での河川清掃は55地区のうち、37の地区で行われておりまして、河川環境の保全、景観の保持に大きく貢献していただいているところでもあります。しかしながら、雀川流域で河川清掃を実施している地区は、春和の1区、日影の1区、2区、3区にとどまっておりまして、五明のほうは今のところやっていないかなと思いますけれども、今、報告ですと、そういう状態であります。流域すべての地区で取り組んでいただければ、雀川の景観は一変して、流域住民の河川とのかかわりも深まりまして、河川環境の保全意識も高まるものと考えております。55のうち37の区でやっておりますので、是非区長さんを中心に、また議員さんを中心に、特に雀川河川流域につきましては野原議員さんも地元でありますので、しっかりとそうした保全環境に取り組んでいただければと思います。
  雀川流域のすべての地区において、やはり河川清掃の早期の実施は、多少は難しいことがあると思いますけれども、やはり議員さんのリーダーシップ、あるいは区長さんのリーダーシップでしっかりと保全推進をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 答弁の中に対して質問させていただきます。
  その前にちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、ときがわ町を語るに至りまして、紹介したり、そういった中において、やはりどんなことが一番代表的なものか、そういったものについてときがわ町を語っていくに代表的なものというのは、どういったものが考えられるか、その点についてお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、野原議員のご質問にお答えいたします。
  ときがわ町を語るに当たりまして何かということで問われますと、やはり私としましては、豊かな自然、それと清流、この2つに尽きるのかなという感じがあります。
  以上です。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 まさに、その通りの答えだと思います。いろいろな面の中にもこの豊かな自然と清流ということで出てきますので、その認識を十分にこれからも持っていただいてお願いしたいと思います。
  ところで、私、この質問に対しまして、11月15日に質問書を提出させていただいたんですけれども、現地等に行って調査されたのはいつなのか、ちょっとお伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  現地を確認した日につきまして、この議案書、私ども議会事務局からいただいた後になりますので、3日ほど後だというふうに記憶しております。
  以上です。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 3日目ぐらいということで、早々に今現地を調査していただいたことには非常に大変ありがたく思っております。そんな中で、答弁書にもありますけれども、このごみについては早急に回収作業をしますということで、ご回答いただいているわけでございます。そういった中で私、少し残念に思うのは、あれから3日後で11月18日、今12月のきょうは7日、8日、もう大分日がたっているんです。このごみをことし大雨による大水、そういった中で発生した台風の影響とかありますけれども、そういった中で発生してずっと放置されたままであるわけでございますけれども、できれば私はきょうの質問がされる前に片づけて撤去していただければ、大変忙しかったかなとは思うんですけれども、そういった思いはあったわけでございます。
  以前、ハイキングコースの質問に関してしたときには、水道課が管理します道路、水道施設等のところは非常に草が伸びているということで、水道課のほうに申し上げたところ、すぐ対応していただいたんですけれども、今回環境課の皆さんについては、3日目には調査を いただいていたんですけれども、今そのままの状態になっているということなんで、その点なぜ早くそういった撤去はできなかったのか、お伺いできればと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  この撤去に当たりましては、野原議員、この議場で質問されたときに、既にこの作業は終わっているという状況も、本来であれば、すぐに撤去したかったという状況でありますが、環境課としましては、すぐにこの質問が終わる前に撤去してしまっていいものかと。町長が答弁申し上げました中で、早急にということで、この定例会終了後に、あすにでもここで体制整えば撤去したいと、このように考えております。
  以上です。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 私としてみれば、別に先に撤去していただいても差し支えなかったので、是非そういったことで、早急にあすにも撤去するということですので、是非よろしくお願いしたいと思います。
  先ほど、岡野議員からも不法投棄についてありました。そういった中で、やはり道路とかそういったところに捨てられているそういったごみであれば、町の中で撤去費用等はかかるんですけれども、そういった中で、まだ町の中では処理できるんですけれども、やはり河川ということになりますと、投棄された内容によりますけれども、下流のほうの地域の人たちにも大変迷惑がかかってくることも、町中ではそんなすまない状態にもなってくるものですから、こういったことで、今後シルバー人材センター等でパトロールの強化をしていただくということなんで、その点については是非お願いしたいと思います。
  先ほど町長からも、地元の区長さん、議員と言われましたけれども、あの辺についてなかなか、私も行政区ではないんですけれども、そういったことで、いろいろあそこについては非常に普通の河川と、場所と地形というのは深いので、危険な場合もありますので、その点はご了解いただければ。
  答弁の中で、農業用のシート、それからビニール等ということで包装用のビニール等ということでございます。これはやはり台風等そういった大風等によって飛ばされていくのはしようがないんだと思います。これは防ぎようといってもなかなか防げない面もあるんですけれども、私なぜ今回、この質問をさせていただいたというと、今年大雨で大水が何度も出た んです。そのたびに私は犬連れて川沿い散歩をしているんです、どんな雨が降っても、犬がかわいそうだから。
  やはりそういったときに、上流から大きなごみ袋へ入ったごみがどんどん流れてくるんです。やはり私はこれが問題だと思うんです。そういった要するに、私が住んでいるのは五明の真ん中になるんです。そうすると上流から流れてくるということは、その上から流れてくるということですので、やはり他の町村の人がこっちへ持ってきて川に流すということは余り考えられないんです。そういったことで、やはりこういったこと、マナー、そういったものについて、やはりこれからもそういったところの原因を突きとめていただいて、こういったこと、やはり町民全体にそういったモラルというものを、少し行政としてもそういった啓発等図っていただかなければならないかなと思っております。
  その点についていかがでしょう。
○増田和代議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それではお答えいたします。
  まず、上流域の問題でありますが、その前に各家庭、啓発の関係ですが、事業所、それから各家庭でのごみの保管、これにつきましては、町長がご答弁申し上げましたとおり、啓発活動、これを再度、これはもう日常的に行っていかなければならないと私ども考えておりますが、啓発、回覧等を通じての啓発を行ってまいりたいと、このように考えております。
  それから、野原議員にもちょっと下流域の問題、上流域が絡んでいるということをご指摘いただきましたが、私どもも確認しておりますが、ちょっと日影地区の方の問題にもなってまいりますが、雀川ダム公園から下流、雀川の流体をなしている地域、これをごらんになっていただきますと、河川清掃がこれによる効果も多大にあると思いますが、河川の状態が非常にきれいな状況に置かれています。これが一転するのが日影の信号から入ってきた東ヶ谷戸橋、ここからの下流、五明地域から根際は1区2区ここの省川にかかる春日神社の辺りまでに多くです。見受けられる状況であります。この地域野原議員も五明というところでお住まいでございます。この五明の1区、2区、3区、4区、それと根際1区、2区、ここでの地域にご協力いただければ、かなり雀川の状態は改善されると思います。町長がお願いいたしましたが、環境課といたしましても、地域の河川清掃への働きかけ、私どもも区長を通じて行ってまいりたいと考えておりますが、野原議員におかれましても、1つこれへの取り組みにご協力いただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 今、岩田環境課長からいろいろご指摘もいただきましたけれども、我々は住んでいるのは五明3なんです。特に、私たちのホタルの里公園あたりは、春と秋の道路清掃のときに、河川の中の草を刈ったり、周りの草を刈ったり、そういったことは一生懸命やっているわけでございます。私が散歩しているところは大体3区、五明3と五明1、2あたりなんです。ということは、それから、上から流れてくるということなんです。ということは、岩田課長が住んでいる4も入っているわけです。その点、十分考えていただきまして、是非これはそういったことでお願いしたいと思うんです。私は3に住んでいる。その3のところに流れてくるんだから、4のところからそういったところから流れてくる。よろしく、その辺は間違わないでください。
  確かにそういった状況で、やはり川というのは、ときがわ町の清流というものは大変大切なものであります。そういった中でときがわ町の中学校の裏においても水辺再生事業ということで、県のほうから1億6,000万円の補助金をもらいながら今整備しているわけでございますけれども、そういった中で、やはり最上部に、我々源流、最上部にある町としてはやはりきれいな水を、きれいなものを下流の人に渡す。これが我々の務めじゃないかなと思うんです。そう思わないですか。そういったことで、ときがわ住民のそういったモラルの向上を是非今後とも期待いたしまして、この質問は終わらせていただきます。
○増田和代議長 関口町長。
○関口定男町長 すみません、今、野原議員の中で、水辺再生の事業について県の補助金をもらいながらやっているという話だったんですが、あれは県の事業ですので、町の事業じゃありません。その辺誤解のないように。県からもらってうちのほうがやっているのではなく、県の事業ですから、確認しておきます。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 今、町長の答弁を得たんで、県でやっているということなんですけれども、やはりそういったモラルが悪い町民が多く住んでいるというところで、そういったものを、じゃいいです、はい、やりましょうと受けるんじゃなくて、やはりせっかく県で来てくれるんですから、みんなで川、そういった自然をきれいに守っていきましょうじゃないですか。よろしくお願いしたいと思います。
  じゃ、これで終わります。
○増田和代議長 続いて、質問事項2、美術館構想と町の将来像。
  野原議員。
○10番 野原兼男議員 続きまして、美術館構想と町の将来像ということで質問をさせていただくわけでございますけれども、これにつきましては、初めに、町長には議会より提出されました決議書に対して真摯に受け入れていただきまして、まことに感謝申し上げる次第でございます。このたびの美術館構想につきましては、白紙撤回をご決断いただいた中での質問となりますが、よろしくお願いしたいと思います。
  ときがわ町美術館構想は、町の将来に大きな影響をもたらし、これからのまちづくりの大きな転機になると考えています。町長は、美術館構想で将来にわたってどのようなまちづくりを創造し、町の将来像を描かれているのか、町の観光振興、町の文化の振興、町の情報発信などのねらい・目的を含め、具体的な構想をお伺いできればと思います。
  よろしくお願いいたします。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 野原兼男議員から、美術館構想と町の将来像ということでご質問いただきました。
  ご承知のとおり、今ご質問いろいろいただきましたけれども、今議会の冒頭の私の行政報告の中で、美術館構想につきましては、行政懇談会等を通じまして、今の段階では金田石城氏に対する理解、また構想の進め方等につきまして十分ご理解をいただけないということから、一たん白紙に戻し、最初から手順を踏んで検討を進めたいという考えを述べたところであります。また、6日の本会議におきまして、議員全員の皆さんによる白紙撤回等を求める意見決議が出されましたことから、同日、私は白紙撤回の決意を述べたとおり、対応したいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○増田和代議長 ご苦労さまです。
  野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 町長、白紙撤回ということを提案されて、発表なされた、いただきましたので、この答弁、しようがないかなと、こんなことしかないかなと思うんでございますけれども、そういった中、私の思いを少し述べさせていただきたいと思います。
  白紙撤回ということで、建物の改修を、先ほどそれも白紙撤回ということで凍結されると 思いますが、やはり保健センターにおいては、建設から20年以上たっているということで、町長の行政懇談会の中でも、雨漏りをしていると聞いております。このまま放置していくと、どんどん建物の状況が悪化していくんではないか。仮に利用がなければ、私は維持管理だけで年間300万円もかかっているんでは、取り壊すことも考えなければならないかなと思うんでございますが、将来の利用も考えているのであれば、改修も必要と考えてまいりますが、この点についてどうされるのか、お伺いしたいと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 中止にして、その後の問題ですけれども、工事請負契約は締結しましたけれども、工事が着工していないということでありますので、請負業者との間におきして、違約金等も発生はいたしません。そして業者と話し合いました結果、円満に中止とすることを了解してくれるということで、違約金もなしで中止ということであります。
  また、今ご心配いただいております一部の雨漏り等が現在発生していますので、その雨漏り箇所につきましては、調査等修繕工事ということで、この事業とは別に修繕工事ということで実施をしたいと考えておりますので、ご理解をいただきたい。雨漏りしていますので、修繕工事で対応したいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
○増田和代議長 野原兼男議員。
○10番 野原兼男議員 そうしますと、雨漏りの補修工事程度ということ、それと今回の改修工事については、凍結されたことで、業者さんのほうご理解をいただいて、違約金は発生しないということ。
          (「かかっていないんです」と呼ぶ者あり)
○10番 野原兼男議員 かかっていないんでいいということで、円満に解決いただきましたことは、本当によかったなと思います。
  それでは、私なりの感想でありますが、今回の美術館構想につきましては、破綻はしましたが、ときがわ町にとりまして芸術文化の振興という一石を投じていただけたのではないかなと思っております。
  それから、この一連の問題を通しまして、これからの行政、まちづくりについての行政、議会にしても、よい教訓が得られたのではないか。この質問の中に転機ということがありますが、よい意味で大きな転機になったのではないかと考えております。
  そこで、ちょっと関口町長は、玉川時代から約10年間3つの理念のもと、財政の健全化を 図りながら、子育て支援、教育福祉など、すばらしい業績を上げられてまいりました。まさに、今話題のブータン王国の国民総幸福量に、そういった町民の皆さんの満足度、そういったものを感じているのではないかと思っております。今回、美術館構想も私はすばらしい構想であったのではないか。私はそう思っています。ただ、少し今回実績、成果を急ぎ過ぎた進め方で、議会、町民と一緒であるということを少し考えていただければよかったかなと思っております。
  町長には、今回の一連の件はありますが、これをよい教訓として、難しい面もありますが、芸術文化を含め、町民の将来像をどう描かれているのか、そういった理想論について本来語っていただけばよかったんですけれども、ちょっとそういったでもなかったので、少し残念だなと思っているところでございます。
  ときがわ町は、日光や箱根、また長野、群馬などの観光地と比較して、大きな神社、仏閣、雄大な自然といったものはない中で、観光振興を積極的に進めているところでございますが、そういった中で、ときがわ町は首都圏に近い、そういった立地を生かした観光産業を進めていくには、小さいながらも美しい自然や、数ある施設などをいろいろうまく調和させて、融合させていくことが大切だと考えているわけでございます。そうした中に、やはり芸術文化の振興も当然含めていかなければならないと思っていますが、将来についてこの点についてのお考えは、今なかなか難しいと思うんですけれども、もし、そういったご意見等がありましたら、お聞かせいただければと思います。
○増田和代議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 今、野原議員からいろいろご指摘いただきました。
  私も、今回の件を教訓にいたしまして、さらにときがわ町発展のために、今後の町政運営に当たっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  ありがとうございました。
○増田和代議長 野原議員。
○10番 野原兼男議員 これは教訓を生かして、町政運営に生かしていきたいということでございますが、せっかくこういった中で今回芸術文化の振興ということが出てきたんで、それも含めた中でご回答いただければよかったんですけれども、その辺については私のそういった考えというか、それについては結構でございます。
  是非、こうした中で、今後そういった保健センターを補修していくということでございま す。ということは利用を考えた中での補修だと思っておりますので、将来のそういった美術館の皆さんの活動拠点、また子供たちのそういった展示の施設等々改めて考えた中で、改修の計画を是非今後も進めていただきたいと私は考えております。
  ときがわ町に住んでいたいという芸術家の皆さんが多いと聞いておりますので、そういったことを進めることで、芸術の町としての注目もされ、町のイメージアップにもなり、町の活性化に大きな期待がされるんではないかと考えています。そういった中で町の産業発展にも大変つながってくると思っておりますので、そういったことで、私はそういった芸術文化の振興というのは、これからもチャンスがあれば、チャンスというか、じっくりと検討した中で、是非進めていただければよろしいかなと思います。
  そういうことで、多くの町民がこれからも町長にはしっかり町政を担っていただくことを強く望んでいます。今回の美術館構想を教訓といたされ、今後もまちづくりに一層取り組んでいただきますことをよろしくお願いを申し上げまして、ことし最後の質問を終わらせていただきます。
  どうもありがとうございました。
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎町長あいさつ
○増田和代議長 本定例会に付された事件は、すべて議了いたしました。
  この際、関口町長からあいさつのための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長、お願いいたします。
○関口定男町長 議長のお許しをいただきましたので、平成23年第4回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
  11月29日に開会いたしました本定例会は、ご提案申し上げました各案件につきまして熱心に審議をいただき、原案のとおり議決をいただきました。また、本日の閉会となりますことに心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
  また、今回、議決いただきました予算につきましては、早急に実施してまいりたいと考えております。また、議員の皆様全員による保健センター玉川分室美術館転用計画に関する3項目にわたる決議を受けまして、また住民の思いも受けとめ、白紙撤回とする旨の私の考えを申し上げました。これからも「人と自然の優しさにふれるまちときがわ」の実現に向けて、 地域に暮らす皆さん1人1人が幸せに、安心して生活できる安全な地域づくりを進めて、住みたい、住んでよかったと心から思えるよう全力で取り組んでまいりますので、今後とも議員の皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。
  結びに、議員各位におかれましては、ご健勝にてご活躍されますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
  まことにありがとうございました。(拍手)
○増田和代議長 ご苦労さまでした。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎閉会の宣告
○増田和代議長 これをもちまして、平成23年第4回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変にご苦労さまでした。ありがとうございました。
                                (午後 3時05分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    増  田  和  代


         署 名 議 員    鳥  越  準  司


         署 名 議 員    野  原  兼  男