平成24年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第5号)

                            平成24年9月13日(木) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     3番  小輪瀬 英 一 議員
     4番  瓜 田   清 議員     5番  前 田   栄 議員
     6番  野 口 守 隆 議員     7番  小 宮   正 議員
     8番  野 原 和 夫 議員     9番  鳥 越 準 司 議員
    10番  野 原 兼 男 議員    11番  笹 沼 和 利 議員
    12番  増 田 和 代 議員    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(1名)
     2番  小 島   浩 議員
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
野 尻 一 敏 
総務課長
小 峯 光 好 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
小 島   昇 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼
会計室長
岡 本 純 一 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
内 室 睦 夫 
水道課長
中 藤 和 重 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
長 島 富 央 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
荻 野   実 
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   ◎開議の宣告
○笹沼和利議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  欠席届のある議員は1名であります。
  これより、平成24年第3回ときがわ町議会定例会第5日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○笹沼和利議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎回答の追加
○笹沼和利議長 昨日、4番、瓜田清議員からの一般質問に関して、教育総務課長から追加の回答の申し出がありますので、これを許可いたします。
  長島教育総務課長お願いいたします。
○長島富央教育総務課長 おはようございます。
  それでは、議長のお許しがありましたので、昨日の瓜田議員の一般質問にありましたプールの一般開放について、お答えさせていただきます。
  最初に、プール開放をしている川越市の状況についてお答えいたします。
  川越市では、スポーツ振興課という部署が中心となって進めている事業ですので、その課の担当者のほうに確認をさせていただきました。今年度なんですけれども、川越市内の小学校でプールを開放しているのは、昨日お話ししました霞ヶ関北小学校が特別な施設を持っているということで開放しているということはこちらでもつかんでおったわけですけれども、それ以外に牛子小学校、高階西小学校、福原小学校の3校があるということです。
  瓜田議員ご指摘のように、いずれも土曜日と日曜日の2日間だけの開放ということだそうです。開放に当たっての管理につきましては、再三申しますが、霞ヶ関北小学校については別の関係ですので業者に委託して運営しているということだそうです。それを除いた3校については、スポーツ推進員が当日の管理責任者ということでおりまして、それ以外にスポー ツ振興課の職員、それから水泳協会というのがありましてそこの職員─職員というか協会員というんですか─それから、開放する学校の職員の4名で行っているということだそうです。それ以外に学校薬剤師のほうに水質等についての検査を依頼しているということです。
  不測の事態、事故等への対応については、マニュアルを作成して、それに沿って対応するようになっているということだそうです。
  また、市のほうでは総合賠償補償保険に加入して、それに対応するというようなことになっているそうです。
  今年度の利用者の実績なんですけれども、1校当たり1日の平均の利用者数ということで計算しますと、14人が利用しているということだそうです。
  課題としましては、土・日のみの開放のために、逆に天候や気温に、その日が寒かったりとなると、利用者が減ってしまうというようなことがあるだろうということだそうです。
  それと、管理員のほうは一応そういったことで責任者を初め置いているんですけれども、監視にかかわって専門性があるわけではないので、事故等があったときの対応については非常に不安であると。今のところ事故が幸いにして起きていないので、そういったことはないんですけれども、その辺については非常に心配をしているというような話です。
  あと、プールですので、雷等そういった突然あらわれるような自然災害についての対応ということについても、非常に心配している部分であるというような話がありました。
  それから、2点目の残留塩素の基準の件ですけれども、大変失礼しました。こちらのほうで調べまして、1リットル中0.4ミリグラムから1.0ミリグラムの範囲という基準がありました。各学校ともそれに合うように薬のほうは使用しているというようなことです。
  以上です。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員よろしいでしょうか。
  瓜田議員どうぞ。
○4番 瓜田 清議員 今の川越市のほうの件なんですけれども、雷等の不測の事態というときには、マニュアルのほうでその雲行きを見ながら中止を指示するようにというふうにはなってあったんですよ。今はどうなのかわかりません。というのは、自分なんかそれを計画し、つくり上げていった1人なので。
  それと残留塩素1ミリというとかなり濃いかと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。0.4からというのはわかるんですけれども。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  長島教育総務課長。
○長島富央教育総務課長 1点目の雷等の対応ですけれども、マニュアルのほうについては基本的なこちらである中には、何というんですかね、傷病者についてのマニュアルが中心になっておりますので、天候等についての対応ということについてはそれ以外のことということで、特段は記述されてはいないようです。それが1点目です。
  それから、2点目の残留塩素の件ですけれども、あくまで基準ということで、学校環境衛生基準という中にあるんですけれども、その範囲にあることが望ましいというような書き方になっておりますので、その辺については使用している子供たちの様子等を見て、調整をしていくんだと思うんですけれども、その範囲を基本としているという程度だと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 というのは、1ミリというと目にものすごく痛みを発すると思うので、その辺のところは注意してもらいたいなと思います。
  以上です。
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   ◎一般質問
○笹沼和利議長 日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○笹沼和利議長 発言順位6番、質問事項1、「ときがわ町森林整備計画」のさらなる振興を。質問事項2、芸術文化活性化事業への取り組みを。
  なお、答弁を求めるものが町長となっていますが、教育長に訂正し、おわび申し上げます。通告者13番、岩田鑑郎議員。
○13番 岩田鑑郎議員 13番、岩田でございます。
  午前中、2人の議員の一般質問でたっぷり1時間やれということで言われましたので、ただ一般質問のほうは森林整備をきちっとしてもらいたいという思いと、あと芸術文化の振興をお願いしたいと、そういう趣旨の質問でございますので、内容に乏しいかなというふうに思いますが。
  私は、6月の定例会で89歳の女性が70歳から陸上を始めて、90歳で100メートル、200メートルの世界記録を持っているというお話をしました。それに触発されたわけではないですが、 小・中学生にグローバルな考えを持ってもらいたいという話の中で、私も世界を目指せたらというような思いもございまして、これ冗談も入っていますが。心を入れかえて今走り始めたところでございまして、6月議会ではできれば町民体育祭で1,500走りたいと申しまして、何とか遅くても走れるのではないかと思って心配で、生涯学習課に行きまして、町民体育祭で一番遅いレースはどのくらいだと聞きましたら、7、8分の人もいるだろうということで、そのくらいなら何とか駆けられるかなというところまで来ましたので、故障がなければ是非お約束どおり走りたいというふうに思います。
  当初は、ひざに水がたまったり、それから腰痛がひどくなりまして、背骨も曲がっているんですね。ウサイン・ボルトも背骨が曲がっているようでございますが、走りには余り関係ないようでございます。へその曲がっているのはわかるんですけれども、背骨まで曲がっているということでございまして、どうも走りには余り関係ないようでございます。
  この記事をインターネットで見てみましたら、75歳で3,000メートルのやはり世界記録を持っている女性の方がおりました。その方も70歳から練習を始めたということでございます。
  酒をやめて運動に精を出しておりますが、体重も減りまして、体調も大変よくなってまいりましたし、体調が変わるとやはり考え方も変わってきまして、レベルは違いますが、かつて三島由紀夫が太宰治の性格を表して、乾布摩擦をしたり器械体操をすれば考え方が変わる、要は文学が変わるだろうというようなことを言ったというのは有名でございますが、今までは80歳まで生きればいいかなというふうに思っていたんですが、この調子だと90歳、100歳まで生きられるのではないかという思いもありまして、再度、70歳にもう近くなりますけれども、議員としてのまちづくりに本腰を入れたいというふうに考えたわけでございます。
  質問ですけれども、森林整備計画についてという質問ですが、この計画は余り表立って実行されているようには思えないような気がするんですね。うっかりすると見逃してしまうような計画のような気がします。
  しかしながら、私は森林整備は森林の公益的機能を考えれば、個人の山持ちの方だけの問題ではないと考えております。
  読ませていただきますと、森林整備は水源の涵養、CO2削減を含めた環境問題、土砂災害防止も含めた治山問題は公益的な問題であり、国、地方自治体の責任において取り組む必要があろう。
  ときがわ町は面積の70%が森林であり、木材利用産業の活性化を含め、森林整備の重要性は町の大きな課題として認識される必要があるだろうと思います。
  そこで、最近知ったことなんですが、10年に一度策定され、5年ごとに見直されるという森林整備計画についてお伺いいたします。
  計画はだれがどのようにして作成しているのか。
  現在ある計画の進度はだれが、どのように追っているのか。実行計画は別途作成されているのか。実施の主体はだれなのか。
  これ全体的な問題でございますが。
  このときがわ町は民有林がほとんどでありますが、山林所有者への説明はされているのか。これは林野庁のホームページによりますと、市町村が地域住民等の理解と協力を得つつ、都道府県や林業関係者と一体となって関連施策を推進する。要するに、森林整備計画の施策を推進するということを林野庁のホームページでうたっております。
  4番目は、森林整備の基本方針が水源涵養機能維持増進森林と、木材生産機能維持増進森林に特化したのはなぜなんだろうか。森林整備の意味合いというのはいろいろあるだろうと思うんですね。これ以外にももちろんあのCO2の削減には、大いに効果があるだろうと思います。
  環境課からいただいた資料ですと、これ埼玉県で出している資料だと思うんですけれども、1990年、2000年、2005年、2009年という形でときがわ町のCO2の排出量が載っております。単位は1,000トンです。1990年が66.7、2000年が93.9、2005年が89.7、2009年が122.8という形で多くなっています。統計はどのような形でとるかわかりませんけれども、ほかの自治体にもふえているところもあれば減っているところもありますが、少なくともときがわ町はふえているという状況でございます。
  そして、5番目ですが、この森林整備計画の中の12ページですけれども、間伐または保育が適正に実施されていない森林にあってはということで、所有者に連絡をするというか、通知をするような計画になっておりますが、要するに指導をしているのかどうかということです。
  全体的に、先ほど冒頭に申し上げましたように、決して何というか、華々しいというか、前面に出てくるような計画ではないので、この計画に基づいた効果、実績、森林管理道がこのくらい伸びたかという実績をとっておりましたらお示しいただければというふうな質問でございます。
  よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、岩田議員のときがわ町森林整備計画のさらなる振興をというご質問にお答えいたします。
  初めに、第1番目の計画はだれがどのようにして策定するのかということでありますが、これは森林法ということでありまして、森林法では、国において全国の森林を対象とした全国森林計画を策定すると規定をしておりまして、都道府県は全国森林計画に即して、その計画に係る民有林を対象に5年ごとに10年を1期とする地域森林計画を策定することと規定しております。ですから、森林法で定められておるということであります。
  市町村は、都道府県が定めた地域森林計画の対象となっている民有林を対象に、5年ごとに10年を1期とする市町村森林整備計画を策定することと規定しております。ときがわ町森林整備計画は、この県の計画に即して町が策定しているところであります。
  今年度は平成25年4月から10年間の計画を策定する年度となっておりまして、現在、県では計画案を策定中であり、計画策定後、町の森林整備計画を平成25年3月末までに策定する予定であります。
  次に、2番目の現在ある計画の進度はだれが、どのように追っているのかと、その実施主体はというご質問でありますけれども、この件につきましては、森林整備計画とは別に大椚生産森林組合、平生産森林組合等が施業の計画を策定いたしまして、その計画に基づきまして実施をしていると。この実施主体というのは、岩田議員さんが副組合長をやっております埼玉県中央部森林組合、これが施業をしていると。ですから岩田さんも多分ご存じだと思いますけれども、この事業実績により進捗度を把握しているということであります。
  次に、3番目の民有林がほとんどであるが、山林所有者への説明は行われているのかということでありますけれども、森林整備計画の策定に当たっては、国、県が示した策定マニュアルによりまして、森林組合、県農林公社等と協議の上策定しておりまして、事業実施の段階で、施業主体が山林所有者の承諾を得て実施していると、先ほど言いました作業の施業主体の方が山林所有者の承諾を得て実施をしているということであります。また、計画案は1カ月間の縦覧を経て告示しております。
  次に、4番目の森林整備、これの関係ですが、森林整備の基本方針が水源涵養機能維持増進森林と、木材等生産機能維持増進森林の2つに特化したのはなぜかということでありますが、従前の基本方針は「水土保全林」「森林と人との共生林」「資源の循環利用林」の3区分でありましたけれども、平成24年3月の計画変更では「水源涵養機能」「山地災害防止・ 土壌保全機能」「快適環境形成機能」「保健機能」「木材等生産機能」の5つの区分に細分化いたしました。
  しかしながら、県の指導もありまして基本方針には対象面積の大きい、水源涵養機能及び木材等生産機能の2つの区分を掲げましたが、計画自体は2つの区分に特化したものではありません。
  次に、5番目の間伐または保育が適正に実施されていない森林に対しての指導をどの程度実施しているのかについてお答えいたします。
  森林整備計画において定めた要間伐森林につきましては、計画に沿って整備を実施しているところであります。
  また、間伐・保育が適正に実施されていない森林につきましては、今年度策定の計画に定め、森林所有者と協議の上、整備を実施してまいりたいと考えております。
  次に、6番目のその他、この計画に基づいて実施された効果・実績はについてお答えいたします。
  平成20年度より平成23年度までの4年間の実績でありますが、森林組合等による伐採及び間伐は町全体で約411ヘクタールが実施されております。
  基幹路網であります森林管理道につきましては、前期5年計画の路線整備はほぼ完了しております。
  また、この作業道につきましては、先ほど申し上げました埼玉県中央部森林組合、大椚生産森林組合、平生産森林組合、協同組合彩の森とき川等におきまして、約5.6キロメートルの整備を実施しております。
  今後も「伐って・使って・植えて・育てる」この森林の循環利用を推進いたしまして、森林・林業・木材産業の再生に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 私の手元にある森林整備計画は20年4月にできた計画でございまして、この20年から30年までの間、5年ごとに変えるということは、これを見直すということではなくて、新たにまた25年からの計画を立て直すのかどうかでございます。
  町でもちろん立てるんですけれども、その実務に携わる人間というのは役場の職員だけなんでしょうか。それとも中央部森林組合とか生産森林組合とかそういう方の参加があるのか、 あるいは民間の森林の多くをお持ちの所有者が入るのかどうかお聞きします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、岩田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  まず、1点目の現在の森林整備計画つきましては、平成20年4月1日から平成30年3月31日までの10年間を策定しております。先ほど町長がご答弁申し上げたとおり、この計画につきましては10年を1期として5年ごとに見直すということではなくて、5年経過したときにそこからまた10年間の計画を立てるというふうなことで法律でも規定しております。
  したがいまして、現在の計画にもちろん即して、また新たな地域の実情に合ったこと等を踏まえて、また10年間の計画を策定するということになってございます。
  また、次の作成に当たっての参画等の関係でございますけれども、もちろんこれは町が主体としてこの計画を策定するわけでございますが、この作成に当たってはもちろん先ほどの地元の大椚生産森林組合、あるいは平生産森林組合、それから農林公社等々もありますけれども、そういった事業体等々の意見も聞きながら、この計画を策定しているところでございます。
  また、必要に応じては地元の代表者といいますか、そういった方の意見も聞くというふうなことでマニュアルには定められております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 意見を聞くというのはこちらが主体になって意見を聞いてもらう、1つのテーブルでこうだああだという案は産業観光課が出すんでしょうけれども、その案に基づいて1つのテーブルで意見を交わしてやるのか、それともこちらから出向いて、どうなんでしょうというようなことで聞くのか、お願いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 この施策に当たっての全体を介してやるということではなくて、例えばそれぞれの組合等と協議をしながら、また意見を聞きながら、計画を策定していくというふうなことでございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 なぜそんなことを聞くかというと、やっぱり1つのテーブルに着いて、意見を交わしながらこういう計画をつくればそれなりの参加者の意識も当然参画意識というのは変わるだろうと思うので、そんな質問をさせていただきました。
  民有林がほとんどということなんですけれども、ほとんどというかこの対象なんですけれども、これ常緑樹というか、杉、ヒノキとかそういうのでなくて落葉樹、クヌギとかそういうようなものは入るんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  現在のときがわ町が定めております計画対象民有林、これにつきましては3,845ヘクタールでございます。このうち、人工林が2,656ヘクタールとなってございます。ご質問のこの計画の樹種等でございますけれども、杉、ヒノキ、そのほか広葉樹等もこの計画対象森林には含まれております。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 今クヌギとかが手のつけられないほど大きくなっていますよね。それはこの計画の中に、どのような形で処分していくんだろうというふうに思うんですけれども、その落葉樹がもし入っているんだとすれば、それはどのような処理を考えておられるんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  この先ほどの私の答弁の中で、杉、ヒノキ、それから広葉樹というふうな答弁をさせていただきましたけれども、この人工造林といいますか、人工林の中でも先ほど岩田議員が申し上げたとおりクヌギやケヤキやコナラ、そういった樹種が含まれております。
  特にこういったクヌギやケヤキ、コナラ等々の整備につきましては、現在主にこれ玉川地域になるわけなんですけれども、県の緑の基金を活用して、里山平地林再生事業という事業を導入して整備をしております。その中でも、今回実績としてこの里山平地林再生事業ということで約12.5ヘクタール。また今年度も約27ヘクタール、これ玉川地域を中心にこの里山平地林再生事業で整備を進める予定でございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 私が気にしているのは、私の住んでいるところの近隣のナラ、コナラの類は先ほど申し上げましたようにこんなになっちゃって素人じゃとっても切れないんですよね。昔は、10年もたたないうちに薪として切って、売れたんですけれども、今そのようなことがないので、そうなっちゃったものをどのように考えるのか。玉川がどの程度太くなっているかわかりませんけれども、河川の例えばそばにあるクヌギなんかもすごく大きくなっていますよね。それはもう素人では切れなんですよね。
  山林所有者に通知をする、指導をしているということであれば、そういうことはもう10年たったので切ったらどうかとか、販路も含めて、そういう指導というのはされないんですか。
  確かに、緑の基金が10億円あって、常緑樹の間伐とかそういうのも含めて進んでいますけれども、それが森林整備計画にのっとってやられているのか私はちょっとわからないんですけれども、要はそういう抜けた部分はどうするのか、というふうに思うんですけれども、どのように考えますか。
○笹沼和利議長 山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  ただいま岩田議員のほうから河川付近の広葉樹等というふうなお話もありましたけれども、基本的にはこの計画対象森林を基本としての整備というものを考えております。
  特に、旧の都幾川村地域については、杉、ヒノキ等の人工林が多く占めております。
  また、玉川地域のほうについては、広葉樹等の森林が多く占めておりますけれども、計画の中で基本的に今岩田議員のご指摘の比較的そういった間伐等の手入れが、また計画が立てられていないというふうな施業計画、そういったところが立てられていない整備についてはどうするのかというふうなことになろうかと思うんですけれども、これについては、町のほうとしても先ほど申し上げたように今、緑の基金の事業ですとか、そういった補助事業等をやはり積極的に活用してやっぱり整備をしていきたいと考えております。
  また、森林組合等々で整備していただく森林については、主にやはり杉、ヒノキ等の間伐作業が多いわけですけれども、そういったところも含めて、できるだけ計画に反映するように今後も協議を進めていければというふうに考えております。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 平成20年から立てられた計画の中には、そういう近隣のクヌギ等の計画は入っていないというか、実際にはできていないような気がするんですよね。倒れるのを待つしかないというような感じですよね。そうすると、土砂災害等も当然起こり得る状況ですよね。ですから、その辺をどうするのかということも考えて計画を立てていただきたいと思います。
  それであと、大椚生産森林組合、平生産森林組合とか施業計画を策定しているというのは、これは産業観光課のほうに届けられているんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  この施業計画につきましては、森林法の中で、基本的には森林所有者がこの施業計画を立てて、町の認定を受けるというふうなことになっております。
  したがいまして、この大椚生産森林組合、平生産森林組合につきましては、5年間の施業計画を立てていただいておりまして、その計画を町のほうに提出していただいて、町が承認をしているということになっております。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 そうすると、大椚生産森林組合、平生産森林組合の計画は今あるんですね。
  それともう1つ、個人が施業計画を立てて、町長が認定するような形になっているんですけれども、そういうことを立ててくださいということを産業環境課のほうから十分に知らせていますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、施業計画につきましては、先ほど答弁申し上げたとおり大椚生産森林組合、平生産森林組合におきまして、平成19年12月1日から平成24年11月30日までの5カ年の施業計画を立てております。
  大椚生産森林組合につきましては、計画区域が1,322.7ヘクタール、これは大椚が中心になります。平生産森林組合につきましては、976ヘクタールを計画区域として、この中で5 カ年に実施する間伐等の施業計画を立てております。
  大椚生産森林組合につきましては5カ年の施業計画が228.9ヘクタール、平生産森林組合につきましては182.6ヘクタールの施業を行うというふうな計画書を作成しているところでございます。
  それから、2点目の地権者等への周知というふうなことでございますけれども、これにつきましては、この計画段階で大椚生産森林組合、また平生産森林組合、施業計画を立てまして、この中で地権者等の基本的に承諾はいただいて計画を策定しております。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 承諾をいただいてじゃなくて、所有者が施業計画を立てて、首長の承認を得るという形という説明をされましたよね。ですから、森林の所有者は施業計画を立ててくださいということを言うべきではないのですか、と思うんですが。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この森林の所有者が計画を立てるというふうなことでございますが、やはり計画自体が集約化した計画を立てなければなかなかやはり森林整備、また作業道等の整備につきましてはできませんので、やはり所有者が計画を立てるといっても、なかなかこれは全体の計画としては計画は成り立たないというふうなことがございます。
  そういう中にあって、やはり地元を代表するこういった地元の生産森林組合が計画を立てて、それをとりまとめて施業計画を立てるというふうなことで現在の計画を立てているところでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 私が理解しているのは、生産森林組合は生産森林組合の山林を整備する計画は何となく理解できるんですが、一般の民有林には生産森林組合の所有ではないところの森林も生産森林組合が立てるんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  この両組合で施業計画を立てておりますが、これはあくまで生産森林組合の所有の山林だけでなくて、一般の民有林、所有者も含めた形での全体の計画ということになっております。そういう意味でご答弁させていただきました。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 生産森林組合は今は平生産森林組合に限って言えば、何人かの方で間伐等を中央部の森林組合に頼まないでやっておりますけれども、実際にそれ以外の民有林が対象外になっているような気がするんですよ。要するに、森林整備がされていないような気がするんですよ。この町の森林整備計画というのは、トータルで森林整備をしましょうという計画だろうと思うんですよ。特定された地域ではなくて、それを進めている実態が私が住んでいる近所の山を見れば、決してそういう落葉樹も含めた形で森林整備が進んでいるというふうに思えないので、こういう質問をしているわけでございますけれども、是非、そういうことも含めて、この計画をすべてうまく回っているとは思いませんが、できるだけ所有者やそれから生産森林組合もいいですけれども、そういうことを含めてきちんと森林整備をしていっていただきたいと思います。
  そして、その森林整備をすることによって地球温暖化防止へのCO2の削減、これも1つの目標とか、どのような計算式でこの排出量が出てくるかわかりませんけれども、それも1つの目標というか目安になると思うけれども、それだけではないですけれども、森林整備だけではないですけれども。
  それから、水源涵養林ということですが、実際には雨量の関係もあるんでしょうけれども、川の水量は私の小学生のころから比べれば半分ぐらいになっています。要は、水源涵養をするのであれば、そういうことも含めて難しいことでしょうけれども、含めて1つの目標の中に入れてもらえればいいのではないかというふうに思って、この質問は終わります。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、芸術文化活性化事業への取り組みを。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 昨年9月の議会に個人の美術館の提案がございました。いろんな総合振興計画にもない、観光振興計画にもない、生涯学習推進計画にもない美術館構想が突如提案されました。私はご案内のように町外の方の個人の美術館構想に反対いたしました。住民運動もありまして白紙撤回されましたが、賛成した議員、あるいはそれに意を同じくした方から、反対して対案がないではないかというような指摘を受けたと。私はもともとつくる必要がないものを突然つくると言い出されて反対しましたが、それに対案が必要だろうかと いうような思いがありました。
  しかしながら、私、美術館をつくる目的は主に町のレベルアップした観光地にしたい。あるいは小・中学生に日本の伝統文化である書を学ばせる拠点や、町に住む芸術家に特定したいというようなことに対して、私はこうしたらどうだろうという意見を述べたつもりでございます。言い方は別にして、まず各種の計画の中に入れてもらいたい。入れるべきだろう。書の芸術文化を慫慂する土壌をつくるべきだろうというようなことを申し上げたつもりでございます。
  今の観光振興計画でいえば、100万人に達する思いというのは十分あるはずでありまして、その計画を十分展開実施して、100万人に達しなかった、できなかった、それには何が足りないか。それでは芸術文化で観光振興していこうというような結論に達した上で美術館をつくるということであれば、いいのではないかというふうに思うのですけれども、まだ観光振興計画もできたばかりでそれほど前面に出して実施されているようには思えませんけれども、要は、計画を立てて、実施して、チェックして、アクションを起こすというのが施策の展開の仕方だというふうに思っておりました。
  そのようなこともあってか、後期の総合振興計画には新たに1項目加えられました。芸術文化の拠点整備、そのためには私は反対したときにも言いましたが、土壌をつくるべきだというふうに思っております。
  そのような中で、質問をさせていただきます。
  1番目は、小・中学生の生涯学習で実践されている書道教室等への参加をじいちゃん、ばあちゃんと一緒にしたらどうだろうというような慫慂をすべきではないかというような思いで、@の質問でございます。
  それから、アスピアの三栖右嗣さんの常設展示場の有効活用は考えられないかということなんですが、これは今リトグラフだけだと思うんですけれども、かけっぱなしというのは言葉が荒っぽいかもしれませんが、何かかけたままのような気がするんですね。宣伝もしていないですよね。私はたまたま川越の三栖右嗣さんの美術館に行ってきました。そこでこういうパンフレットを見たんですね。あれこんなのをつくっているの。ですよね。帰ってきて生涯学習課に聞きましたら今切れていますというような状態ですね。このアスピアたまがわこれも三栖右嗣リトグラフ展示室というのがあるんだよということで、こういうパンフレットができているんですね。これを町内に置くことも必要でしょうけれども、町外にたまたま三栖右嗣さんの美術館ができましたから置かれることは大変結構なんですが、やはりそういう 文化を盛り上げようという気が何か少ないんじゃないかなというふうな気がします。是非、PRのほうもきちんとしていただければと思うんです。
  常設展示になっていますけれども、ここで陶芸展だとか、それから子供たちの書の展覧会だとか、優秀作品を集めるとか、そういう展示をやりますよということをあそこ1つの美術館の1室としてどうでしょうという案でございます。
  その次なんですけれども、近隣の大学から指導者を招聘することはできないかということで、これはやはり小学生、中学生のころからそういう書を専門にされている方の指導を受けると、思いは違うと思うんですよね。ですから、こういう事業ができないかどうか。
  それからあと、美術館、いろんな展示会がありますよね。先日はフェルメールが来たりしていますけれども、そういう本物を小・中学生に見せたらどうだろうという思いなんですよ。かつて文教厚生常任委員会で大宮の県立博物館へ慈光寺の一本経の国宝が展示されました。私は見に行きましたけれども、それは写真で見るよりも圧倒的な迫力があるんですよね。三栖さんの絵もこういう本で見るよりもやはり迫力が違います。これはこういう絵があるというだけで、長くなりますからそういうことです。ですから本当にバスを仕立てて上野の森に行けば、何か美術館やっていますよ。常設展示もあります。立派な絵もあります。ですから、そういう雰囲気をつくってもらいたいというふうに思うわけです。
  大きな2番なんですけれども、先ほども申し上げましたけれども、要するに小・中学生の展示が教育長の前の壁のほうに何枚か掲げられていますよね、書だとか絵がね、ああいうことを一堂に会してやったらどうかという思いで、小・中学生にどんな今展示会というか、展覧会というのがあるのかお聞きしたいと思います。
  図書館、図書室の美術絵画の書籍の利用の状況はということで、この書籍を見たらどうのこうのということじゃないですが、私の美術に対する何というか、思いというか、そういうものは、池田満寿夫の「模倣と創造」という彼がビエンナーレ展で大賞をとる前に書いた本です。そういうものは何かないようですけれども、こういう触発される本を置くことも必要ではないかというふうに思って、この利用状況はということをお聞きします。
  以上です。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、岩田議員の芸術文化活性化事業への取り組みをについてのご質問にお答えいたします。
  初めに、後期総合振興計画に新たに取り入れられた項目の1つであるが、どのような取り組みを考えているのかというご質問にお答えいたします。
  この件につきましては、第一次ときがわ町総合振興計画後期基本計画の取り決めの内容にありますとおり、新たな地域文化の創造を目指して、芸術文化活動の活性化に必要となる支援のあり方について、町民と行政が協力して検討を行うものでございます。
  今後、文化協会の皆様を初めとし、いろいろな皆様にご意見を伺いながら、芸術文化活動の活性化のため、どのような支援が必要なのかを検討してまいります。
  この取り組みの中に、@として、小学生の生涯学習で実践されている書道教室等への参加を勧めることはできないかということでございますが、現在、小学生に書道を教えているサークルもありますので、代表者の方にも相談しながら、どのような形で参加を勧めることができるか検討してまいります。
  また、Aとして、文化センターにある三栖右嗣さんの常設展示場の有効活用を考えられないかについてですが、この展示室は本町にアトリエを構え、制作活動を行った三栖右嗣さんの作品を展示し、来館する皆さんに自由に見学していただいている施設でございます。
  展示室の有効活用を検討するに当たっては、展示室及び1階展示ホールを含め、町内での文化協会や各種サークル、個人で文化活動に取り組んでいる方々の意見もお聞きしながら検討してまいります。
  次に、Bの近隣の大学から指導者を招聘することはできないかについてですが、町内小学校では、大東文化大学に指導者の派遣を依頼し、水泳やマラソン大会に向けた長距離指導などの指導を受けております。
  また、昨年度同じく大東文化大学の学生にスポーツ少年団、中学校女子及び一般女子合同でバレーボールの指導をしていただきました。
  今のところ、芸術の分野については実績がありませんが、指導者の派遣が可能か大東文化大学等近隣の大学と相談し検討してまいります。
  次に、C美術館の企画展、常設展への呼びかけ事業等を入れられないかについてですが、都幾川公民館、玉川公民館では美術館から依頼があった場合、美術館の企画展、常設展のポスター掲示やチラシを置くなど周知を行っています。今後はさらに、美術館の企画展、常設展を町広報紙に掲載するなど、広く呼びかけられる方法を検討してまいります。
  次に、現在小・中学生の書道や絵画の通常の展覧会はどのようなものがあるのかについてお答えいたします。
  書道では、比企地区書き初め展覧会、比企地区硬筆展覧会があります。また、自由応募として広島県熊野町で開催される全国書道展覧会、JA共済の小・中学生書道コンクール、高等学校が主催しております書道展などがございます。
  次に、絵画については、身体障害者福祉のための児童生徒美術展、郷土を描く児童生徒美術展、埼玉県小・中学校児童生徒美術展がございます。自由応募として、交通安全ポスター、彩の国みどりの絵画コンクール、3R促進ポスターコンクールなどがございます。
  以上のほか、ときがわ町文化祭にも作品を出品しております。
  最後に、図書館、図書室の美術絵画の書籍の利用状況はについてお答えを申し上げます。
  図書館、図書室では図書の分類を日本十進分類法を採用しております。その分類で集計した平成23年度の絵画蔵書数は、図書館で1,411冊、図書室では554冊となっております。
  貸し出し数は図書館が平成23年度は817冊です。貸し出し総数の約1.7%となっています。図書室につきましては、平成23年度が工事のため休館していた関係で、平成22年度の状況を申し上げます。貸し出し数は104冊、貸し出し総数の約2.1%でございました。
  利用状況は以上のようになっております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 1番目の小学生に書道を教えているサークルもありますのでということなんですが、私の所属した生涯学習の書道、西平の書道サークルというんですか、先生が高齢になったのでつぶれてしまいまして、かつては小学生の方も入っておりましたけれども、今はありません。
  多分、明覚も書道サークルがもうなくなっているのではないかというふうに思います。それは先生のご高齢でやめたいという思いで、その後続きません。それで習うほうも高齢なものですから、じゃ、やめようという話になったんですけれども。ですから、まず土台ができていないと、そういうことができませんので、生涯学習の中でそういう書道なり絵画なりをきちんとできるような状態を継続していっていただきたいというふうに思います。
  それと、これは意見でございますから、そのような情報をどうやって、要するにつぶれちゃったという情報をどうやって吸収して、じゃ、これをもう1度じゃ、先生をかえてやろうとかっていうお誘いも我々年をとっていますから、じゃいいかというふうになってしまうんですけれども、生涯学習課が主体になってやってもらえるとありがたいというふうに思いま す。
  それから、文化センターに三栖さんの絵をどのくらい見に来ておりますか。実績はとられていないと思いますけれども、わざわざ三栖さんを見に来ているという方は私は、私も余り何か講演とかそういう以外には行っていないですから、わかりませんけれども、実績はとられていないですよね。とられていたらお示しください。
  それから、大東文化とかそういうところで、スポーツ少年団とかスポーツはあるんです。広報にもスポーツ何とかというのは1カ月置きに出ますよね。広報に。スポーツの結果を公表しています。書道でこれだけ賞をもらったというので何回か確かに見たことはありますが、まとめてはないですよね。やっぱりそういうことも含めてやっていただきたいというのが要望でございます。
  あとは、いろんな書道とか絵画で比企地区書き初め展、硬筆展覧会というのがあるので、ここで選ばれたのが県展に行って、県展で賞をもらわれる方もいると思いますけれども、そういう人の絵画展なり書道展をあそこのアスピアでそういうことをやりますよと言って、大々的に広報をしてやったら、励みになると思うんですよね。やっぱりやったとか、賞をとった人は大いに褒めてやるべきだというふうに思います。
  そういうことで、あそこで展覧会をやることもいいと思いますが、要は立派な先生というか、今の中学校とか小学校の先生が立派な先生じゃないというわけじゃなくて、専門の書とか絵をやっている先生のところへ我々の時代には習いに行った同級生ですけれどもいます。その方は芸大にも行きました。郡では抜群にうまいという、私は私のほうがうまいと思っていたんですけれども、その方は客観的な評価が抜群だということで芸大に行って、芸大に行ったからって絵がうまいわけじゃないんですね。評判がとれるわけじゃなくて、池田満寿夫は3回芸大を落ちてあきらめていますから、芸大に行くことがどうのこうじゃないんですね。
  私、先ほど「模倣と創造」という本を紹介しましたけれども、そういうような本を慫慂することによって、本を読むことによって、いろんな芸術分野のこれは絵ですけれども、芸術分野の状況とかそういうのがわかるし、知りたいと思う意欲がわくと思うんですよ。私はこの本をきっかけにというか、本はこれだけじゃないと思うんですけれども、そういうことを含めて池田満寿夫の人間関係とか、そういうのもおもしろく見るとやっぱりそういう芸術家が入っていますから、じゃ、こういう人はどういう絵をかいているんだろうとか、という話が広がりますから、是非そういうような慫慂もしていただきたいというふうに思います。
  1点だけ、アスピアの入場者というんですか……。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、お答えいたします。
  三栖右嗣先生の作品の展示室、ここの来場者数については、実際に何人来ているかというのは統計をとってございません。ただ、会議があったりしますと、そういったときにごらんいただいている方もおりますし、どんちょうも三栖先生の絵を使ってあるんですが、そういうどんちょうがあるということで訪ねてきてくれる方もいたりとか、いろんな方が見に来ていただいていますが、実際に何人来ているかという統計はとっていない実情でございます。
○笹沼和利議長 13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 ちなみに、三栖右嗣さんの本は朝日グラフだったか、図書館に2冊要するに特集というような形であったような気がします。
  是非、ヤオコーさんでつくったこの本を置いていただければ、それなりに三栖さんの宣伝になるのではないかと思います。
  2階に上がるところに三栖さんの絵が1枚ありますよね。そういうのを町の人たちにこういうところにこういうものがあるよということも必要だし、一堂にこういう三栖さんの、お祭りじゃないですけれども、そういう展覧会をやりますよということで呼びかけることも必要ではないかというふうに思うんですね。リトグラフというのは私は余り好きじゃないというのではないんですけれども、やっぱり油とか、版画にはいろんなエッチングだとかメゾポイントだとかいろいろありますから、そういうことも三栖さんの絵を是非慫慂していただければというふうに思います。
  よろしくお願いします。以上で終わります。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開を10時55分といたします。
                                (午前10時38分)
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○笹沼和利議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時55分)
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          ◇ 小輪瀬 英 一 議員
○笹沼和利議長 発言順位7番、質問事項1、行政情報コーナー設置について。質問事項2、お出かけボランティアについて。通告者3番、小輪瀬英一議員。
○3番 小輪瀬英一議員 3番、小輪瀬英一です。最後の質問をさせていただきます。早く終わらせるように努めますので、手短に簡潔な回答をよろしくお願いいたします。
  まず最初に、行政情報コーナー設置について。
  現在、図書館の一部に情報が置かれているが町民には存在が浸透していないようである。近年、住民からの問い合わせが非常に多いようだが、出せる限りの情報を情報コーナーとして設置し、みずから行政の情報をいつでも閲覧できるコーナーの設置ができないかお伺いしたい。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 小輪瀬議員の行政情報コーナーの設置についてのご質問でありますけれども、町の仕事を知っていただき、信頼いただける行政運営を進める上で、町民の皆様に行政情報を提供していくことは非常に重要なことだと思っております。
  現在、図書館への資料配置のほか、広報紙やホームページで行政情報の提供を行っております。
  特に、ホームページでは、例規集、予算決算に関する資料、各種パンフレット、各種計画書や入札情報、今年度からは各種審議会等の会議録の公開に着手するなど、行政情報の提供に力を入れているところであります。
  しかしながら、ホームページをごらんになれない方も多いと思われます。議員ご指摘のとおり、どなたでもご利用いただける情報コーナーは、有効な手段ではないかなとは思います。
  現在、設置されている図書館内の「ときがわ町の資料コーナー」は、目につきにくい場所に現在あるかなと思います。今これ以上に利用者の方が利用しやすいような工夫をしなくてはいけないと考えております。
  また、行政情報を出せる限り置き、いつでも閲覧できるようにできないかという点に関しましては、町の保有する膨大な情報をどこまで出せるか、各課で精査の上、住民の皆様の閲覧に供するべきものを選定する必要があると。その中から図書館等の限られたスペースの中で、どのように置くことができるか検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 ありがとうございます。
  ただいま答弁にもありましたけれども、ホームページという媒体があるということで今ありましたけれども、全部の町民全員の方がホームページを閲覧できるわけではないのですが、実は私、町のホームページの中で、近年の情報公開請求に対する数量が出た欄がありましたので、ちょっと調べてみました。
  平成20年が請求数が8件、平成21年が16件、平成22年が5件、平成23年が118件の請求がありました。あと、今年度24年に入ってどのくらいの件数の請求があるものか教えていただきたいのと、極端に数字が何倍にもなっているという状況なんですが、なぜこのような状態になっているか、もしわかりましたら教えていただきたいんですが。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 小輪瀬議員のご質問にお答えいたします。
  24年に入ってからの、現在までのちょっと数字のほうは押さえていないんですが、先ほど小輪瀬議員さんのほうでお話をした中で、23年118件とお話がありましたけれども、これにつきましては任意的な情報公開、これは合併前の両村の情報、それから都幾川、玉川水道企業団のほうの情報がありますけれども、そちらのほうは任意的な公開の対象になっておりますけれども、そちらのほうが32件ございまして、さらに事故情報の開示がございまして、それが1件ございまして、22年度の件数についてはおっしゃられた件数なんですが、23年度については151件ということでございます。20年から、21、22、23年ということで、非常に件数のほうは、特に23年度については151件ということで非常に多い状況でございます。
  それから、人数なんですが、20年が6人の方ですか、それから21年が3人、それから22年が5人、23年が9人ということであります。1人当たりの件数についても非常に要望はふえているという状況がございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 数字が多くなったというのはよくわかるんですが、これは原因がという特定はできていないんでしょうけれども、情報量が公開している部分が少ないからということではないんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  今申しました中の平成23年度の内容でございますけれども、この中の内容でいきますと、各課に対して請求のほうが来るわけです。課で言いますと水道課のほうの内容でいきますと53件、これは全体の中で35%、それから総務課が48件32%、企画財政課が21件で14%、建設課のほうのが15件で10%というふうな状況であります。
  内容的には、水道課につきましては開発関係に係る公文書、それから総務課につきましては土地の賃貸借、あるいは工事に関する内容の公文書、それから企画財政課につきましてはバス関係、それから町有施設関係に対する請求ということで、建設課については道路敷地等の関係についての内容でございます。
  町として情報公開の公開をした内容でいきますと、全部の公開、全公開といいまして、請求されたものについての文書をこちらで持っているものをそのまま全部公開したというのが14件の9%であります。
  それから、部分公開といいまして、個人のプライバシー、個人の方が特定されてしまうとか、そういったふうなことがありまして、一部分についてはそういったことで公開しないという形で部分公開があるんですが、これが56件の37%。
  それから、非公開、これは公開できませんということでお断りする関係なんですが、これが10件で7%あります。
  それから、不存在ということで70件ということで47%ということでございます。先ほど言いましたように、不存在につきましては、文書がもともとないというようなものもございます。それが一番多い状況であります。
  それから、部分公開につきましては、先ほどの個人の特定される部分について公開していないというものであります。
  それから、非公開については、個人情報、丸々個人情報ですという、この文書については丸々個人情報。それから、内容によっては今後の役場の事務に支障を来す、小輪瀬さん設計等をやっていらっしゃると思うんですけれども、工事等の単価等で非公開の部分がありますので、そういったものについてがここに当たると思いますけれども、そういった内容でありまして、すべてが役場から町民の方に情報の提供が余りに少ないので、公開件数が多いということも言い切れない部分があるんですが、できるだけ皆さん、町民の方が町の情報を得やすいような形で、町としましても説明義務という中で、できるだけ情報についてはお伝えし ていかなくちゃいけないということもありますので、そういった形で進めていく必要があるかなというようなことは考えております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 非常に多くの対応をしなければならないわけなんですが、村の時代だったか、町になってからかちょっと私定かではないんですけれども、ファイリングという事業を行ったと思うんですよね。それによっての情報が出やすくなっているだとか、見つけやすくなっているだとか、そういう効果というのは出ているものなのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えします。
  ファイリングにつきましては、各課すべてでファイリング処理ということで行っております。お客様との対応の中でも担当の職員がおらなくてもほかの職員が対応できるような形で、どこにどういう書類が保管してあるというようなことがすぐわかるような形で対応できるようにということで、ファイリングの管理で文書のほうを出せるような形の対応をしているところでございます。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 ファイリングということで私のところなんかもなかなか資料を探し出すのに時間がかかってしまう状況なわけなんですけれども、役所ではこれだけの件数が多い場合に、百何件といったら毎日のように何か探しているわけなんでしょうけれども、一般の業務への支障というものはないものなんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  情報公開等の請求が多くなってきている状況の中で、業務に支障というふうなご質問かなというふうに受けとめたんですが、件数が結局多いということですので、今まで総務課のほうで、総務課が情報公開の窓口になっておりますけれども、職員が対応しておりますけれども、その事務量については当然莫大な事務量に膨れ上がってきているというのは事実だとは思います。
  ただ、各請求に来られた方に対しては親切・丁寧、理解をしていただいて納得のいくよう な形で情報公開を進めてまいりたいというふうに考えて、心がけております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 知ろうとする方の知り得る権利ももちろんあることですから、それは当然のことなんでしょうけれども、先ほど町長の答弁の中にもありましたけれども、できるものであれば私のお願いしている情報コーナーの設置によって、できる限り、どこまでできるかって、全部の資料を一般の方がそこへ来て、ひもといて見てくださいというわけにはいかないんでしょうけれども、そういった場所なりを設置して、知ろうとする方がみずから情報を知り得るような形をとることは可能でしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 お答えいたします。
  情報を前もってコーナーのところに集約して、いつでも見られるような形ということでありますが、情報についてもある程度精査をして多くの方が要望される、しかも情報公開等の中のハードルをくぐった中で精査しまして、その中で公開していくということで、その辺のところの検討も十分に重ねながら、できるだけ町民の方に情報の提供をしていける体制を考えていきたいというふうに考えております。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 じゃ、それをお願いいたしまして、この質問は終わらせていただきます。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、お出かけボランティアについて。
  3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 3月議会で可決したお出かけボランティアが、事業継続ができなくなったことはどのような経緯なのかお伺いしたい。
  地域性により運転免許証を返納する高齢者でも、運転をしているようだが、町内は非常に高齢者による交通事故が多発している。交通事故対策としても、元気な方が困っている方を助けるマイカーを使ってボランティアを是非進めたいので、今後の対応をお伺いしたい。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小輪瀬議員のお出かけボランティアのご質問にお答えいたします。
  お出かけボランティアにつきましては、正式には「お出かけご一緒ボランティア事業」でありまして、この事業は町の社会福祉協議会に登録したボランティア会員が、出かける際に高齢者を無償で乗り合わせる活動をすることに対してと。特にゲートボールとか、そういうのに行くときに一緒に乗っていくとか、具体的に言うとそういうことでありますけれども、その活動日数等に応じて、任意保険の保険料の一部を社協のほうで助成しようという事業であります。
  これにより外出が困難な高齢者等の生活環境の改善を図るとともに、地域の見守り活動などコミュニティーの醸成につなげていこうとしたところであります。
  まず、ご質問の経緯についてですが、この事業の開始に当たりましては、3月議会に予算案を提出する前に、町の社会福祉協議会のほうから国土交通省関東運輸局埼玉運輸支局、こちらのほうに事業の確認のために要綱を送りました。そしてあらかじめ運輸局への届け出は必要はないとの回答を運輸支局のほうから受けていたところであります。ですから、届け出の必要はないということであります。
  そこで、本年4月から事業を開始したところであります。しかし、ある町民から埼玉運輸支局に問題があるのではないかという意見があったとのことでありました。そして、同支局が再度検証するということになったわけであります。
  その結果、7月に同支局から「ボランティアへの支払いは道路交通法上、燃料費などを距離数に応じて支払うことは可能であるが、現状の保険料を助成する名目での支払いは疑義がある」との指摘がありました。あわせて、3月に対応した支局職員の判断に誤りがあったということで、大変ご迷惑をかけたと、平謝りに支局のほうでは謝ってきたという話があったということであります。
  同支局から指摘があったことを受けまして、町の社会福祉協議会と福祉課で協議をいたしまして、燃料費相当額に換算し支払う方法などを検討いたしました。しかしながら、燃料費相当額に換算するためには、ボランティアに走行距離数などの運行管理をお願いしなければならないということで、非常に負担がふえるということになります。そこで8月に事業を廃止するということを決定したところであります。
  事業に賛同し、登録をいただいていたボランティア会員の皆様につきましては、支局から指摘があった翌日には事業の休止を連絡してまいりましたが、改めて事業の廃止の説明をさせていただきました。
  本事業につきましては、約4カ月間だったんですが、この間に6名の方にボランティアと しての登録をいただきまして、活動日数とすると32日間、同乗された方は18名、延べ82名のご利用があったということであります。
  今回のこのような経緯で事業廃止となったということは、高齢者等の移動の選択肢の1つの芽が摘まれたというだと考えております。非常に残念なことだと思います。
  しかし、法を遵守するという立場からこれはやむを得ない判断だと思います。
  次に、今後の対応ですけれども、同様の趣旨に基づいた事業、例えば埼玉県で進めている「地域支え合いの仕組みづくり事業」などの導入について、検討をしていきたいと考えております。
  この事業は、元気な高齢者がボランティアとして支援の必要な高齢者等の買い物や、病院への付き添い、部屋の掃除、庭の手入れなどのお手伝いをして、結局お金がかかるわけですけれども、その対価として地域振興券を受け取り、地元の商店街で買い物ができるという制度であります。
  県内の他の市町村でも社会福祉協議会や商工会、NPOなどが主体となって実施されておりますけれども、結局利用者の負担につきますと1時間当たり500円から800円ということで、有料の制度でもあります。
  いずれにいたしましても、本町におきましては、高齢者の方が安心して気軽に外出できる環境をつくっていくということは大きな課題であります。町といたしましても課題の解決に向けてこれからも取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆様にもいろいろなアイデアを出していただいて、是非ご理解とご協力をお願いしたいと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 説明ありがとうございます。
  この事業の当初のつくろうという経緯など、思い入れがあったと思うんですけれども、その辺についてお聞かせ願えないでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、小輪瀬議員のご質問に対してお答えさせていただきます。
  その前に、町長の答弁の中で、道路交通法という言葉がありましたが、これにつきましては道路運送法上の誤りでございますので、訂正のほうお願いをしたいというふうに思います。
  この事業を始める上での思い入れというようなことでございますが、社協のほうの事務局長、23年度につきましては、私のほうでやっていたわけなんですが、職員ともいろいろ話のほうをさせていただいて、この事業のほうをしてきたということです。
  その中で、先ほど町長の答弁にも少し触れてありましたが、老人クラブの方々がゲートボール大会、あるいはグラウンドゴルフ大会、その他各種研修などあるわけでございますけれども、そういう出かける際に、皆さん乗り合わせで出席していただいているというような現状がございます。
  そういう中でやはり乗せていく方、同乗していく方、お互いにお礼などをし合って、し合ってといいますか、気を使いながらやっているというのが現状でありました。年末に幾らか心づけをしたり、行ったたびごとに少しじゃ、ジュースでも買いましょうかとか、いうようなことをやっていたように思います。
  そういった中、なるべく気を使わないでやっていただきたい。ボランティアに登録して、少しでも助成をいただいていると、そういったことがありますので、助成をいただいているからそういった心づけとかしなくてもいいですよというようなことで言って、お互い気兼ねなくこのサービスを利用していただいて、気兼ねなくサービスを利用することによって、地域のコミュニティーが図れるというようなこと、その一助になればというような思いからこの事業のほうを計画させていただいたという経過がございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 ただいま課長からの思い入れということで語っていただきましたけれども、私も非常にその部分については同感でありまして、私などはたまにお年寄りを乗せてあげても、お年寄りは割と心遣いを、気遣いをしていただいて、後でお菓子を持って来てくださって、たかが車に乗せただけなのにいいんじゃないかというのにお年寄りというのはすごく気遣いをしてくれるものなのかなという、ある意味感激をしておりますけれども、よくわかりました。
  それで、この事業は一度事業が始まり、途中で指摘されてやめとなったわけですが、それに対しての異論は唱えなかったんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 一応、支局のほうから7月の初めですが、説明のほうに来ていただきま した。支局のほうの職員の話をまた聞いたわけなんですけれども、その中では当初は届け出の必要がないよというようなことで支局のほうは答えてきたわけなんですが、ある町民の方から支局も含めまして、関東運輸局、あるいは国土交通省ですか、そちらのほうにも何か話が行ったというような話の中で、再度協議をし直したというような経過があるように聞いております。
  こちらのほうとしても、これはボランティア活動なんだということで、ただ人を運送するのではなくて、ボランティア活動で高齢者の方に声をかける、声をかけて出かけることによってお互いの安否が確認できるというような話もさせて、異論についてはそういったことを十分に支局のほうへは説明のほうはしてきました。支局の職員もそれなりには当初いいといった話の中で、同情はしていただけた部分はあるとは思うんですが、国、あるいは関東運輸局の職員等を交えた中で、少し是正をしないとこれは有償運送に当たってしまうというような話でございました。
  いずれにしても、それなりには交渉はしてきたつもりでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 私たちも許認可を受けたりする商売なものですから、非常にそういう面からいうと、一度許可になったものを向こう側によって取り下げちゃう例というのはなかなか少ないのかなという気も私はするんですけれども、ある町内の方ということで、これは業者等の利権が絡むものなんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 私のほうでは利権が絡むという話は聞いてはいないんですけれども、またその辺が聞こえるようだったらそれはそれで検討はしなくちゃいけないとは思うんですが、利権が絡んでの話ではないというふうには認識しております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 利権も絡まなく、こんな善意のいいことを1人の方からの通報によりましてやめてしまったということは非常に残念なことなわけですけれども、短期間、約4カ月ですか、ボランティアをされた方、登録をしてくださった方、利用された方ということでいるわけですけれども、その方から町に対しての不信というのはないものなんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 ボランティアのあった方につきましては、休止、あるいは廃止の説明のほうをさせていただいたわけなんですが、ボランティアということで、多くの助成は期待していなかった方がボランティアになっていただいているのかなという話の中で、社協に確認をしましたところ、それについてご理解をいただいたということで、これからもその方については恐らく以前のとおり、困っている方、自分が出かけるときに声をかけてやっていただけるのではないかというふうなことで思っております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 それで、ついた予算全額が短期でありますが、戻されたわけですよね。ボランティアに実際に行動してくださった方への対応はどのようになっているでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 この事業につきましては、社会福祉協議会の事業ということでございまして、社会福祉協議会のほうからボランティアになった方につきましては、申しわけないというような言葉と、あと何か機会がありましたら、ちょっと心を尽くしたものを差し上げられればいいなというようなことでは聞いております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 是非その辺の対応もきちんとしていただかないと、あとボランティアの登録をしてくれないのも困ります。
  それと、町は交通手段として弱者の方へデマンドバス等を走らせて、テスト期間なんでしょうけれども、対応しているわけですけれども、今回の事業は全町内に対して満遍なくボランティアの方さえ登録をしていただければ、少ない経費でできた事業だと私は思います。
  是非ともこれにかわる何か新たな事業ということで、ここには県等が進めている、やはりもう今度は具体的にお金が絡んできてしまう。やはりお年寄りの優しい、隣人同士の優しい助け合う気持ちを、とはまたお金に換算してしまうような感じもするんですけれども、もうちょっとその辺を前の当初始めたような形のボランティアを再検討お願いできないものでし ょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 埼玉運輸支局との話の中では、やはり燃料費相当の部分であればこういった事業も可能なんだというような話もいただいております。ですから、その辺も検討に入れながら、また社会福祉協議会等の団体と協議をしていければというふうに思っております。
  以上です。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 後先になってあれなんですけれども、ボランティアを登録していただいた方、並びに利用されていただいた方からの利用した声というのは何か聞いたことはありますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 先ほど言いましたように、社会福祉協議会のほうの事業ということで、社会福祉協議会のほうには直接話に行ったときには、お話があったかとは思うんですが、直接こちら福祉課のほうには入っておりません。
○笹沼和利議長 3番、小輪瀬議員。
○3番 小輪瀬英一議員 わかりました。
  是非ともこの事業も再開できる、なるたけ前回に近いような形で再開をしていただくことをお願いいたしまして、この質問を終わります。
  以上です。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
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   ◎町長あいさつ
○笹沼和利議長 本定例会に付された事件はすべて議了いたしました。
  この際、関口町長からあいさつのための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長お願いいたします。
○関口定男町長 大変ご苦労さまでした。平成24年第3回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
  9月4日に開会いたしました本定例会は、追加議案もありましたが、ご提案申し上げました各案件につきまして、ご熱心に審議をいただきまして、原案のとおり全会一致でご議決をいただきました。本日おかげさまで閉会となったわけであります。心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
  今回議決いただきました各議案につきましては、適切に執行いたしまして、今後も議員の皆様のご支援、ご協力をお願いしたいと思います。
  結びに、議員各位におかれましては、ご健勝にてご活躍されますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。
  大変ありがとうございました。
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   ◎閉会の宣告
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  これをもちまして、平成24年第3回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変ご苦労さまでした。
                                (午前11時28分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    笹  沼  和  利


         署 名 議 員    前  田     栄


         署 名 議 員    野  口  守  隆