平成24年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            平成24年12月11日(火)
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 常任委員会報告
日程第 2 議会運営委員会報告
日程第 3 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
日程第 4 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  岡 野 政 彦 議員     3番  小輪瀬 英 一 議員
     4番  瓜 田   清 議員     5番  前 田   栄 議員
     6番  野 口 守 隆 議員     7番  小 宮   正 議員
     8番  野 原 和 夫 議員     9番  鳥 越 準 司 議員
    10番  野 原 兼 男 議員    11番  笹 沼 和 利 議員
    12番  増 田 和 代 議員    13番  岩 田 鑑 郎 議員
欠席議員(1名)
     2番  小 島   浩 議員    
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
野 尻 一 敏 
総務課長
小 峯 光 好 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
小 島   昇 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼
会計室長
岡 本 純 一 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
内 室 睦 夫 
水道課長
中 藤 和 重 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
長 島 富 央 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
荻 野   実 
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   ◎開議の宣告
○笹沼和利議長 皆さん、おはようございます。
  大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  欠席届のある議員は1名であります。
  これより平成24年第4回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時40分)
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   ◎議事日程の報告
○笹沼和利議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎常任委員会報告
○笹沼和利議長 日程第1、常任委員会報告を議題といたします。
  初めに、総務産業建設常任委員会の所管事務調査について委員会報告を求めます。
  総務産業建設常任委員会、野口守隆委員長。
○野口守隆総務産業建設常任委員長 おはようございます。
  6番、野口守隆でございます。総務産業建設常任委員会報告を朗読させていただきます。
                               平成24年12月11日
  ときがわ町議会議長 笹 沼 和 利 様
                    総務産業建設常任委員会委員長 野 口 守 隆
  総務産業建設常任委員会報告
  本委員会は、調査中の事件について、下記のとおり調査を終了したので、ときがわ町議会会議規則第77条の規定により報告します。
                    記
  1.所管事務調査事項
  自然と川を活かした遊歩道整備とその後の維持管理について
  2.調査の経過及び結果または意見
  別紙のとおり
  平成24年第2回定例会において所管事務調査事項とした「自然と川を活かした遊歩道整備とその後の維持管理について」の調査結果及び意見を、次のとおり報告する。
  1.はじめに
  東松山市から三波渓谷までの都幾川沿いに遊歩道を整備する計画が、県の事業として「川のまるごと再生プロジェクト」に採択された。
  4カ年にわたる継続事業であり、自然環境を大切にした整備が求められている。自然と川を活かした遊歩道づくりと整備後の維持管理について調査・研究する。
  2.調査研究の経過
  委員会開催及び視察研修については、以上のとおりですので、詳細は省略させていただきます。
  3.視察調査結果
  (1)7月30日(月)群馬県みどり市視察研修
  みどり市の概要
  みどり市は群馬県の東部に位置し、平成18年3月27日、笠懸町・大間々町・東村の2町1村が合併し誕生した。
  町の面積は208.23平方キロメートル、人口5万2,370人で、地形は南北に長く北部には足尾山地が連なり、その山塊に源をもつ渡良瀬川が北東から南東にかけて流れ、その上流部には草木ダムがあり、首都圏に水を供給している。
  かつては足尾銅山の銅を運ぶあかがね街道の宿場町で、生糸の集散地として人々の行き交う場所として発展した町である。
  視察研修内容
  みどり市にある「高津戸峡遊歩道」について研修を行った。
  この遊歩道は渡良瀬川左岸に位置する全長約500メートルの遊歩道で、春の新緑、秋の紅葉と四季折々の素晴らしい自然が満喫できる。さらに、周辺にはわたらせ渓谷鉄道の大間々駅や市の指定重要文化財である「ながめ余興場」があり、年間約10万人の観光客が訪れている。
  遊歩道整備は旧大間々町において平成4年度から4カ年にわたり、高津戸峡周辺整備事業の一環として行い、はねたき橋(全長120メートル・全幅3.5メートル)の架け替え及び周辺整備と併せて総事業費8億3,500万円である。
  維持管理については、清掃業務をシルバー人材センターへ約66万円で年間委託し、100回以上実施している。また、景観の維持として広域の森林組合に年2回の草刈りを約46万円で委託もしている。市は年間修繕費として10万円計上しているが、遊歩道が渓谷に沿っているため、落石防止工事など大きな修繕を要する場合は、その都度補正を組み対応している。遊歩道の維持管理で市が負担する費用は通常であれば約120万円程度である。
  (2)7月31日(火)栃木県日光市視察研修
  栃木県日光市の概要
  栃木県の北西部に位置し、平成18年3月20日に日光市・今市市・足尾町・藤原町・栗山村の2市2町1村が合併し誕生した。
  町の面積1,449.87平方キロメートルで県土の約4分の1を占めており、人口9万28人、世帯数は3万6,402世帯で、北は福島県、西は群馬県に接し標高200メートル程度の平坦地から2,000メートルを超す山岳地域まで大きな起伏があり、四季を通じて変化に富み、歴史と文化に恵まれ観光地として有名である。
  視察研修内容
  日光市では地域再生計画を策定し、その中での公園整備の一環として遊歩道整備を行ってきた。
  地域再生計画は、長引く景気低迷、旅行形態の変化や観光ニーズの多様化などにより鬼怒川・川治温泉の入込客が激減したため、旧藤原町で平成16年6月に国の認定を受け、まちづくり交付金、県補助金、合併特例債、基金や一般財源などを財源として五カ年計画で総事業費32億7,000万円の事業を行った。
  事業を推進していく上で問題になったのが廃業旅館で、これは以前より景観等の問題で住民や観光客から苦情が寄せられていたが、市が廃業旅館を買い取り国の補助を受け解体を行い、その跡地を利用し鬼怒川沿いに公園(足湯施設)と2つの遊歩道の整備を行った。
  1つ目は鬼怒川温泉の北側(上流側)に整備した「大滝河川遊歩道」で、延長は鬼怒川沿いに約1キロメートルに及び、鬼怒川の変化のある流れをまじかに楽しむことができるため、新たな観光施設として観光客からも好評である。
  2つ目は鬼怒川温泉街の中央部に整備した「くろがね橋河川遊歩道」で延長は約73メートル、橋から見下ろす鬼怒川のダイナミックな眺めが人気である。また、公園や足湯施設が隣接しており地域住民と観光客との交流の場となっている。
  遊歩道の維持管理については、地域住民が主体となってボランティアで行っている。それ は地域再生計画の実施にあたり、「地域住民が主体的に取り組む意識の醸成」を目標として、地域懇談会や意見交換会を開催し、住民の理解を得て進めてきたことが大きい。公園内のトイレについては、シルバー人材センターや地元の老人会に委託している。
  4.まとめ
  県の事業である川のまるごと再生プロジェクトの目的には、「(1)市町村を流れる川をまるごと対象に、町づくりと一体となり川を再生する。(2)県、市町村、地域が協働・共助による川の再生をする」とある。
  町の東西を流れる都幾川の遊歩道整備は建設課だけではなく、三波渓谷整備計画の産業観光課、水質の浄化等の問題もある環境課等とも連携し、県の事業であっても積極的に町が係わるべきであり、川のまるごと再生ならば、さらに上流までの整備が望まれる。
  今回、両市を視察したが、渓谷・景観を活かした観光を目的とした遊歩道が整備されていた。
  遊歩道は観光客だけではなく、地域の人たちの散歩コースにもなる。すでに町では意見交換会、説明会等を開催しているが、日光市のように「地域住民が主体的に取り組む意識の醸成」が最も重要であり、住民の理解が十分得られるような整備を進めてもらいたい。
  完成後の維持管理については、地域の人々、ボランティア団体を予定しているようであるが、視察した両市の状況をみても清掃・草刈り等の維持管理は将来にわたり継続するものであり、その費用は県及び町で補助していく必要がある。
  観光客等の増加も見込まれると思うが、近隣の自治体、観光協会、商工会とも連携してイベントの開催も必要になると考える。また、川で自由に遊べる観点からも、川魚をふやすことも含めて、釣り専用区等の見直しを図るべきである。
  以上です。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  野口委員長におかれましては、そのままお待ちください。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 おはようございます。12番、増田和代でございます。
  委員長には1点、質問させていただきます。
  維持管理費の件なのですけれども、みどり市におきましてはほとんど町がシルバー人材セ ンターに年間66万円、また森林組合に年2回草刈りということで46万円を委託して、町全体として年間120万円程度を支出しているということでよろしいでしょうか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○12番 増田和代議員 そうしますと、日光市におきましては町の負担とかそういうようなものは書いていないのですけれども、維持管理費については地域住民が主体となってボランティア活動を行っている。また、公園内のトイレについてはシルバー人材センター、地元の老人会に委託していると。この委託しているとここに書いてあるのですけれども、これのお金はどこから出ているのでしょうか。地域の住民の財政というんですか、その中から出ているのか、そこをお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  野口委員長。
○野口守隆総務産業建設常任委員長 実際にこの日光市の場合にはトイレの清掃が主であって、遊歩道としてはコンクリートを使っていたりしておりますので、余り整備という点ではないのかなという感じがいたします。つまり、トイレの掃除だけが主なところになっているのではないかということです。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 それで、トイレの維持管理費というのはどこから捻出されているのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  野口委員長。
○野口守隆総務産業建設常任委員長 具体的にはその説明を私もしませんでしたが、市だと思います。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 市でよろしいのですか。
          (「そう思います、確認はしておりません」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって質疑を終了いたします。
  野口委員長におかれましては、自席にお戻りください。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論はありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討論を終了いたします。
  お諮りいたします。
  ただいまの委員長報告を承認することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 異議なしと認めます。
  よって、委員長報告は承認することに決定いたしました。
  続いて、文教厚生常任委員会の所管事務調査について委員会報告を求めます。
  文教厚生常任委員会、野原和夫委員長。
○野原和夫文教厚生常任委員長 改めまして、おはようございます。
  文教厚生常任委員会の報告をさせていただきます。
                               平成24年12月11日
  ときがわ町議会議長 笹 沼 和 利 様
                      文教厚生常任委員会委員長 野 原 和 夫
  文教厚生常任委員会報告
  本委員会は、調査中の事件について、下記のとおり調査を終了したので、ときがわ町議会会議規則第77条の規定により報告します。
                    記
  1.所管事務調査事項
  特色ある高齢者の健康づくりについて
  2.調査の経過及び結果または意見
  別紙のとおり
  平成24年第2回定例会において所管事務調査事項とした「特色ある高齢者の健康づくりについて」の調査結果及び意見を、次にとおり報告する。
  1.はじめに
  現在の町の少子高齢化の現状を見ると、高齢化率も年々上昇しており、高齢者の健康づくりの重要性が課題となっている。
  地域の繋がりを深め、高齢者がいつまでも元気で生活でき、また子ども達と高齢者のふれあい等も考慮する中で、先進地の特色ある高齢者の健康づくり事業について調査・研究する。
  2.調査研究の経過については、9回の委員会を開いてきました。
  これは見ていただきたいと思います。
  3.視察調査結果
  (1)7月23日(月)長野県箕輪町視察研修
  長野県箕輪町の概要
  箕輪町は長野県のほぼ中央、南アルプスと中央アルプスに抱かれた長野県伊那谷の北部に位置し、面積86.12平方キロメートル、人口2万5,531人、天竜川が中部平坦地を北から南に貫流し、東の諏訪市、南は伊那市に接した町である。
  JR飯田線は天竜川に沿って南北に走り、町内には伊那松島・木下・沢の3駅がある。
  また、近年では首都圏を中心とした先進開発型企業の進出が活発となり、産業分野の先端技術が集結し、ハイテクタウンへと変貌している。平成15年度には工業製品出荷額は1,300億円を超え県内町村で5番目の出荷額であった。
  視察研修内容
  箕輪町では公民館事業として高齢者が生涯現役で心豊かに人生を送るため、また就労世代の負担軽減を目指し、平成23年10月に「元気はつらつ箕輪の大先輩活動支援事業」を開始した。
  この事業では、町の長寿クラブ会員及び登録申請を行った70歳以上の方を対象に、「健康づくり活動」、「仕事をする活動」、「コミュニケーション活動」、「ボランティア活動」と4つの分類した活動をポイント化し、地域通貨の「箕(みの)」に貯めたポイントを還元し、町内の取扱店(現在105店舗)で1箕当たり1円で利用することができる。
  また、長寿クラブ会員になるとさまざまな特典があり、活動ポイント付与、町内循環バスの無料(一般は200円)やマレットゴルフ場使用料無料などがあるため、事業を行うに当たり長寿クラブ会員とそうでない人で不平等ではないかとの指摘もあったが、「不平等の平等」という考え方で理解をいただき事業を進めた。
  町の予算として今年度1,003万円計上し、そのうち地域通貨券「箕」取扱店報奨金は567万円、これは「箕」を使って買い物をされた取扱店に支払うための予算である。昨年度は取得 したポイントの「箕」への精算を町内15地域の公民館で実施したが、還元率6割程度であった。
  箕輪町では事業を推進していくことで、健康を維持し社会貢献意欲を高め、地域社会の諸活動へも積極的に参加し、地域の連携や支え合いと絆を再構築できる重要な役割も果たすと考えている。
  (2)7月24日(火)長野県下諏訪町視察研修
  長野県下諏訪町の概要
  下諏訪町は長野県のほぼ中央に位置し、面積66.9平方キロメートル、人口2万1,828人、南は諏訪湖に面し、西に岡谷市、東に諏訪市、さらに北に松本市・長和町に接した町である。
  また、中山道と甲州街道の交差地で、宿場町として栄えた温泉宿も多数存在する。
  町には諏訪大社下社、春宮と秋宮があり日本の大祭の一つで、6年ごとに開催される御柱祭が有名である。
  視察研修内容
  下諏訪町では、昭和41年から早朝ラジオ体操に取り組んでおり、毎年4月から10月までの7カ月間、町内9会場で行われ、幼児から高齢者と幅広い年齢層の方が参加している。
  昨年度の実績としては、9会場の平均実施日数171日、延べ参加者数は5万3,446人に上る。
  これまでは下諏訪町早朝ラジオ体操会が中心となり行ってきたが、参加者が減少傾向にあるため、スポーツ推進委員も協力し更なる振興発展を目指している。
  もう一つの取り組みとして、旧保育園施設を活用した「子育てふれあいセンター」についてである。
  町には昨年まで保育園が6園あったが、人口減少や少子化問題もあり、3園に統合し保育体制の充実を図った。
  当初は空いた保育園を使用し「子育て支援センター」として活用しようと計画したが、高齢者と子育て中の親、子供が自由にふれあえる場所を作りたいという町長の強い思いがあり、「子供が健やかにふれあえる場」「高齢者が住み慣れた地域において生きがいを作る場」「高齢者と子供がふれあうことのできる場」「子育て中の親同士のふれあいの場」をコンセプトに「子育てふれあいセンター」を立ち上げた。
  この施設は高齢者の集まり通称「ポケッター」がボランティアで運営しており、現在の登録者は21名でさまざまな取り組みを行っている。一つは「知恵袋ランチ」としてポケッターが講師となり若い母親たちに干柿作り、うどん作りなどのノウハウを伝承する取り組み、高 齢者の合唱サークルが子供たちに童謡を聴かせる取り組み、さらに絵本の読み聞かせ、紙芝居、畑作りなどがあり、高齢者にとっても経験を活かせることでいきいきするようである。
  施設の若い母親たちを対象にした講座が開かれるときには、ポケッターが子供の面倒を見ることもあり、高齢者の活躍の場が提供されている。
  町では施設を町民に限らず、近隣の市町村の憩いの場になればと考えている。
  4.まとめ
  箕輪町では、高齢者が積極的に活動するようにポイント制に事業を展開していた。普段の生活の中で行っていることや、コミュニケーション、ボランティア活動などに対しポイントを付与することで、健康で自己研鑽に励み、社会貢献意欲を高め、一人ひとりが自助・共助・公助による活動に積極的に参加している。
  下諏訪町では、町民にラジオ体操が浸透しており、健康づくりに対する意識の高さはすばらしいものがある。
  また、旧保育園を活用した「子育てふれあいセンター」では、世代間交流や高齢者の活躍の場が提供されており、地域の交流施設として定着しつつある。
  長野県は長寿の県として有名で、各自治体でさまざまな取り組みをしており、それぞれの地域で特色ある事業を展開している。
  少子高齢化が加速する中で、高齢者を対象にした特色ある取り組みは、介護保険料や後期高齢者医療保険料の軽減に繋がり、そのような町の取り組みへの姿勢が町民の意識を変えると考える。
  以上であります。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  野原委員長におかれましては、そのままお待ちください。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  13番、岩田議員。
○13番 岩田鑑郎議員 13番、岩田です。
  視察研修、ご苦労さまでした。
  この取り組みをやることによって高齢者が元気になったとかという実証というか実績というのはとられているのですか。
  それともう1つ、今回、ときがわ町では国民健康保険の補正を行いましたけれども、この 題目ではその医療費等の軽減に役立っているという話なのですが、その辺の数字的な把握はされておるのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  野原委員長。
○野原和夫文教厚生常任委員長 下諏訪町においてはお年寄りが元気になっている姿が感じられました。
  というのは、やはりポケッターということでボランティア組織がしっかりしていて、そういう中で若い人とのふれあいをしっかりやっているということで、いい経験をさせていただきました。
  それから、箕輪町においてはやはり高齢者が「箕」ということで、1日よいことをしたら1点ということで、ポケッターというのを私も持っていますが、こういう元気ポケット手帳というのを持っています。それで、お年寄りが元気になっている。そういうことが大いに評価されると思います。是非こういうものはやはりときがわ町にも生かしていただきたいということを私は考えております。
○笹沼和利議長 ほかに質疑はございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって質疑を終結いたします。
  野原委員長におかれましては、自席にお戻りください。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論はありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討論を終結いたします。
  お諮りいたします。
  ただいまの委員長報告を承認することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 異議なしと認めます。
  よって、委員長報告は承認することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議会運営委員会報告
○笹沼和利議長 日程第2、議会運営委員会報告を議題といたします。
  議会運営委員会の所管事務調査について委員会報告を求めます。
  議会運営委員会、小宮正委員長。
○小宮 正議会運営委員長 改めて、おはようございます。
  それでは、報告を申し上げます。
                               平成24年12月11日
  ときがわ町議会議長 笹 沼 和 利 様
                        議会運営委員会委員長 小 宮   正
  議会運営委員会報告
  本委員会は、調査中の事件について、下記のとおり調査を終了したので、ときがわ町議会会議規則第77条の規定により報告します。
                    記
  1.所管事務調査事項
  議員定数及び議員報酬のあり方について
  2.調査の経過及び結果または意見
  別紙のとおり
  平成24年第2回定例会において所管事務調査事項とした「議員定数及び議員報酬のあり方について」の調査結果及び意見を、次のとおり報告する。
  1.はじめに
  地方議会は、議会の活性化に向けて議員定数削減などの議会改革に取り組んできた。
  本来、議会に求められる改革とは、みずからの政策形成機能や行政の監視機能を強化させるなど、議会の存在を高めることである。
  ときがわ町議会は、平成20年3月にときがわ町議会基本条例を制定し、議員定数についても平成22年2月に3名の削減を図ったが、改めて議員定数及び議員報酬のあり方について調査・研究する。
  2.調査研究の経過でございますけれども、委員会は8回行いました。あとは資料をごらんいただきたいと思います。
  続きまして、3.視察調査結果
  (1)7月4日(水)神奈川県大井町視察研修
  神奈川県大井町の概要
  大井町は神奈川県の西部、足柄上郡の東部に位置し、横浜市から約50キロ、東京都心から約70キロの距離にあり、面積は14.41平方キロメートル、人口は1万7,631人の町であった。
  議員定数については、昭和51年当時は22人であったが、その後昭和59年に20人、平成8年に18人、平成20年に16人とし、さらに今年度の改選時には2人の削減を行い14人とした。
  議員報酬については、平成24年4月1日に改定を行い、約1%削減し、26万円を25万7,000円とした。日当と費用弁償については平成17年に廃止している。
  視察研修内容
  大井町議会は過去数回にわたり議員定数削減を行っており、今年は9月に行われる議員選挙においても、16人から2人削減し定数を14人とした。
  削減に至った経緯については、全国的に議員定数削減をする傾向があり、近隣の市町も定数削減を行ったことや、平成16年の議員選挙時には定数18人に対し、立候補者が17人で定数割れとなったことで、削減について検討せざるを得ない状況となった。また、平成20年度に実施した住民との意見交換会でも定数削減の意見が多数寄せられたことも要因にあげられる。
  協議については、任意の議員定数調査研究会を平成20年度に立ち上げた。
  研究会での意見については、チェック機能・民意の反映の低下などが懸念されたが、「削減しても大丈夫であろう」ということ、また議会は「行政改革の先駆者」であることで削減を行った。
  (2)7月5日(木)静岡県小山町視察研修
  静岡県小山町の概要
  小山町は静岡県の北東端に位置し、東を神奈川県、北西を山梨県と接し、北西端には富士山頂に達している。面積は136.13平方キロメートル、人口は2万194人の町である。
  議員定数については、昭和54年当時は24人であったが、その後昭和58年に22人、平成3年に19人、平成15年に18人、平成19年に15人とし、昨年度は2人の削減を行い13人(現在は1人欠員)とした。
  議員報酬については24万円、費用弁償については3,000円。
  視察研修内容
  小山町についても過去数回にわたり議員定数削減を行っている。
  平成23年の削減に至った経緯については、前年に区長会から定数削減の申入書が提出されたことにより、任意の議員定数調査協議会を設置し、区長会との意見交換会を行い検討の結果削減をした。
  しかし、町の面積も136.13平方キロメートルと広く、人口も2万人を上回っており、住民の意見集約や、議会のチェック機能を考えると難しいものがある。
  また、2つの常任委員会があり委員の構成が少数になるため、多様な意見が出にくくなることも考えられる。
  今後の議員定数のあり方については、「議会改革調査特別委員会」を設置し議論をしていく。
  4.まとめ
  本委員会は、調査事項を調査・検討するため8回の委員会を開催し、大井町議会並びに小山町議会の視察研修を行った。
  研修先の両議会は近年の改選で議員定数の削減を行っている。
  それには社会情勢、近隣市町村との議員定数のバランス、住民からの意見や区長会からの要望などが主な理由と考えられる。
  削減後の問題については両議会とも住民の意見集約や、議会のチェック機能、常任委員会の運営など、本体の役割が難しくなると指摘があった。
  ときがわ町には人口が少ない集落もあり、地元でしか知りえない情報や問題点などの少数意見についても多数意見と同等に議会で取り上げ改善させることも必要である。
  また、議員の役割である議会は・委員会での多様な意見を出し合い、行政に反映させることは重要であり、定数削減により競争原理がはたらき少数精鋭になるとの考えもあるが、削減によって本来の議会機能・役割を損なうことのないようにしなければならない。
  議員定数及び議員報酬のあり方については、特別委員会の設置の検討も含め今後さらなる協議が必要と考える。
  以上、報告します。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  小宮委員長におかれましては、そのままお待ちください。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって質疑を終結いたします。
  小宮委員長におかれましては、自席にお戻りください。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論はありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 これをもって討論を終了いたします。
  お諮りいたします。
  ただいまの委員長報告を承認することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 異議なしと認めます。
  よって、委員長報告は承認することに決定いたしました。
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   ◎議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
○笹沼和利議長 日程第3、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
  議会運営委員長から会議規則第75条に関する申し出が提出されておりますので、閉会中の継続調査についての報告を求めます。
  議会運営委員会、小宮正委員長、お願いいたします。
○小宮 正議会運営委員長 それでは、平成24年12月11日。
  ときがわ町議会議長 笹 沼 和 利 様
                        議会運営委員会委員長 小 宮   正
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1.調査事項
  次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項
  2.期限
  次期定例会まで
  以上でございます。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  お諮りいたします。
  ただいま議会運営委員長からなお継続調査に付したいとの申し出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎一般質問
○笹沼和利議長 日程第4、一般質問を行います。
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          ◇ 岡 野 政 彦 議員
○笹沼和利議長 発言順位1番、質問事項1、婚活支援事業補助金について、通告者1番、岡野政彦議員。
○1番 岡野政彦議員 改めまして、執行部の皆さん、おはようございます。議席番号1番、岡野政彦です。
  議長のお許しを得ましたので、通告書に基づきまして、平成24年第4回定例会の最初の一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、婚活支援事業補助金について。
  今年度6月11日に事業化された婚活支援事業補助金交付について質問させていただきます。
  @としまして、婚活支援事業の進捗状況を伺いたい。
  Aとして、真剣な出会いの場を用意することで、若者の結婚を手助けしたいということであるが、昨年度は何組の方の婚姻届を受理されたか。また、今年度は現在まで何組の方の婚姻届を受理されているのか。
  B結婚、出産による人口増で町をにぎやかにしたいということであるが、昨年度の出生届出数は。また、今年度の現在までの出生数は。
  Cわかれば20代、30代、40代の男女別の人数及び未婚者数を伺いたい。
  D町の施設、自然など若者たちに町のすばらしさを体感してもらいたいということであるが、指定管理者施設を含め、どのようなすばらしさを体感してもらいたいと考えているのか伺いたい。
  参考で読ませていただきます。
  全国を網羅した結婚支援の取り組み状況については、社団法人地方財政調査会のまとめから、47都道府県と全国の主要都市229都市を対象に一斉調査した結果、少子化対策や若者の定住促進策の必要性についての認識がほぼ一致しているが、具体的な婚活支援事業、対策については、施策の効果や財政上の問題、民間事業者への配慮などから積極論と慎重論に分かれています。現在、47都道府県中26県が実施している。2県が実施予定である。6県が実施に向けて検討中。したがって、7割を超える都道府県の団体が少子化対策や定住促進などの観点から婚活支援事業に積極的な姿勢を示しています。
  5県ばかりどういうことをやっているか、お話をしたいと思います。
  茨城県、いばらき出会いサポートセンター、4,915万8,000円を計上して行っています。
  長崎県、地域めぐりあい創出事業、1,260万円。
  愛媛県、愛媛結婚支援センター事業、935万1,000円。
  福岡県、新たな出会い応援事業、679万6,000円。
  最後に、奈良県、なら結婚応援団事業、671万2,000円。
  47都道府県の中でもこういった高価なお金を出して婚活に力を入れている県があるということでございます。
  それでは、答弁をよろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 改めて、おはようございます。
  風邪をひいて声が聞きづらいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
  岡野議員の婚活支援事業補助金についてお答えいたします。
  まず、第1点目の事業の進捗状況でありますけれども、この制度は岡野議員からもご指摘をいただきまして、民間の方が取り組む支援事業に対し5万円の範囲内で補助金を交付する事業であります。8月23日に町のホームページに掲載いたしまして、またあわせて8月24日発行の広報9月号で制度の周知を図っているところであります。まだ、この補助金の交付実績はありませんけれども、引き続き制度の周知と事業実施の働きかけを進めてまいりたいと 考えております。
  2点目の婚姻届の受理数でありますけれども、昨年度は160件、今年度は10月末までに69件となっております。ただし、この数字はときがわ町の住民以外の方も含まれた数字になっておりまして、ときがわ町の住民の方が昨年度に何人結婚したかの実数は、把握することはできませんのでご理解をいただきたいと思います。
  第3点目の出生届の数でありますけれども、住所地がときがわ町ではないケースも多くあり、出生届と住民登録の実数とは異なりますけれども、昨年度は届けが109件、実数が51人、今年度は10月までの届けが67件、実数が26人となっております。
  第4点目の年代別の男女別人数と未婚者の数ですけれども、平成22年国勢調査の結果から申し上げたいと思います。まず、20代でありますけれども、男性が634人、うち未婚者数が535人、女性607人、うち未婚者数が503人であります。30代では男性679人、うち未婚者数が360人、女性578人、うち未婚者数が180人であります。40代では男性749人、このうち未婚者数が239人、女性721人のうち未婚者数が80人となっているところであります。
  最後に、5点目の婚活事業により若者たちに町のすばらしさを体験してもらうということは、どういうことかについてでありますけれども、この婚活支援事業補助金は男女の出会いの場を創出することを主な目的にしておりますけれども、同時に若い世代の交流人口をふやしまして、町への定住促進をすることをあわせて目的にしているところであります。
  例えば、星と緑の創造センター、市民農園、四季彩館、また湯郷玉川など町内全域に存在する観光施設や観光名所、各種民間店舗などを婚活事業の舞台といたしまして活用していただきまして、町内外の若い人たちにこれからの季節や景勝地などのすばらしさを体験していただくことによりまして、若者の交流人口を増大させ、定住のきっかけとすることが可能であると考えております。町内の民間団体、企業など問題解決のために主体的に取り組んでいただける方があれば、この補助事業の対象となりますので、指定管理者を含め町の資源を十分に活用していただきまして、民間の方の皆さんのアイデアを生かしたユニークな事業実施を期待するところでもありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  1番、岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございました。
  私も議員になった年の平成22年のときに、3度ばかり続けてこの少子化の関係を一般質問させていただき、その後にまた昨年度も一度やらせていただいて、やっとといいますか、補 助金を町のほうで検討していただいて、非常に私も一歩前進したかと思っております。
  一番初めに言われたときに私も覚えていますけれども、最後は無理かもしれませんが、そのときは5年、10年かかっても何とか課をつくりたいということを言ったと、私は覚えておりますけれども、これからいろいろとやはり人口も減少して、きょうの朝のテレビでいいますと今、日本の国が1億2,000万人ちょっと、それが2050年になりますと8,000万人でしたか、9,000万人か、その辺に統計ではなっていくと。そしてGDPの国内総生産、それも今現在3位が9位になってしまうということをテレビでけさやっていまして、やはりこういったことがもし実現するとなると、日本に住んでいる、私の子供を含めこれから生まれてくる子たちもそうですけれども、人口がこれ以上ふえないとなると、非常にときがわ町の状態もいろんな問題で経済的にも大変ということを危惧しております。
  そして、質問なのですけれども、この補助金事業について今年度は来年3月までのうちに、ときがわ町婚活支援事業補助金交付金要綱資料を取り寄せてありまして、前向きに検討して今私が住んでいる番匠の家もやりたいということを思っています。そのほかでも何か今現在、私のところにあるいろんなこういったものを取りに来て検討なされているところの各種団体があるかどうかお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 岡野議員のご質問にお答えさせていただきます。
  今年度、来年3月までということでございますけれども、今のところ2件ほど予定していると聞いております。1件は都幾川四季彩館のほうでございます。これは施設を使ってその場所でやるということです。また、もう1件は毎年やっていただいているのですけれども、商工会の青年部さんのほうでも計画をしているということで、現在、把握している点ではこの2件の実施を予定しているということで聞いております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 ありがとうございます。
  毎年といいますか、私も商工会の青年部出身なので、こういった婚活の関係も今度は補助金がつきまして、いろいろと資金面でも今以上によりよくなっているのではないかと思っています。ただ、なかなか資料的なものを見ますと、大分資料も細かく提出されておりますので、この辺をもう少し簡単といっては失礼ですけれども、補助金をもらう以上は難しいと思 うのですけれども、もうちょっとこの辺はどうにかならないかと思っているのですけれども、その辺の今後の検討はなさっていますでしょうか。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  町の公金といいますか、補助金ということでございますので、ある程度の書類的な整備についてはきっちりとやっていただかなくてはならないということでございますので、ご理解をいただければと思います。また、詳細のことにつきましては、是非担当の企画財政課のほうに問い合わせていただければ、細かく説明をさせていただくということでご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 岡野議員。
○1番 岡野政彦議員 わかりました。
  久保課長の答弁のほかの団体も是非ともときがわ広報に載せたということですけれども、やはりときがわ広報に目を通していない方もいて、大々的に今以上にアピールしていただいて、例えば青少年相談員、私が以前に入っていましたそういうところとか、あとはいろんな若者が活躍するところでもいろいろな面でこういった制度が今年度にできたということを大いに伝えていただいて、私はもう50になりますけれども、20代、30代、40代の方が進んでいろんな企画をして大いにときがわ町を盛り上げてという観点を持ちまして、こういうのを進めていっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
  それでは、短いですけれども、以上で終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩をいたします。
  再開を10時50分といたします。
                                (午前10時41分)
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○笹沼和利議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時50分)
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          ◇ 鳥 越 準 司 議員
○笹沼和利議長 発言順位2番、質問事項1、ファミリーサポート事業の現状と将来への展開は。通告者9番、鳥越準司議員。
○9番 鳥越準司議員 9番、鳥越でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。
  町長には声に気をつけてご答弁をお願いしたいと思います、ゆっくりと。
  現在、町では今年度からファミリーサポート事業というのを開始いたしまして、まず半年以上経過した現在、この事業がどのように実践され、今後どのように展開を目指していくのかについてお伺いしたいと思います。
  次について質問いたします。
  町の要綱ではサポート会員と利用会員とございますけれども、まずサポート会員の現在の登録者数、これについてお伺いいたします。
  次に、同じ要綱の中の利用会員の現在の登録者数、これについてお伺いいたします。それと、開始以来の月別の利用実績、これについて月ごとにわかればお知らせいただきたいと思います。これにつきましては緊急サポート事業というのが要綱にございますけれども、これを事業別に実績を報告していただければと思います。
  あと、サポート会員への講習会、交流会、このようなものをいつ開いて、何回開いたか、その辺の実績をお知らせいただければというふうに考えています。
  次に、緊急サポート事業の病児、病後児以外と、サポート事業での事業の区別ということで、補助金の金額はたしか同じだったと思うのですが、この辺の使い分け、これについてお伺いしたいと思います。
  あと、先月でしたか、広報ときがわに載っておりました12月1日開催のファミリーサポートセンター・クリスマス交流会、こういうのを開いたと思うのですが、それにつきまして参加者数とその家族構成についてお伺いいたします。
  次に、10月に行われました子育てサポート養成講座、これにつきまして参加者数と講座の内容、どういうものを開いたかどうか、それについてお伺いいたします。
  現在、行っておりますこれは町の事業でありますけれども、パパ・ママリフレッシュ切符事業、パパ・ママリフレッシュ利用者につきましては、無料で切符が尽きるまで利用できるわけですけれども、この対象を上に延ばしていただいて小学校児童まで、これは親の多少の負担があったとしても、こういったものが利用できるものを展開できないかと考えておりますけれども、これについてお答えをいただきます。
  あと、近隣地域では町の中にサポートセンターを設けていられる自治体もございますけれども、サポートセンターは川口市内にございますサポートセンターが運営しているものですけれども、今後、これを町内に設置するというお考えがあるのかどうか、これについてお伺いします。
  それと、要綱にも示してありますように近隣自治体、小川、嵐山なんかもやっておりますけれども、若干の補助金の差異がございます。これにつきましてファミリーサポート事業に対する近隣自治体のどの自治体が幾ら補助金を出しているかということについてお伺いしたいと思います。
  以上でござます。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、鳥越議員のファミリーサポートセンター事業の現状と将来への展望につきましてご質問にお答えいたします。
  初めに、サポート会員の登録数でありますけれども、11月末現在で21名であります。利用会員につきましては11月末現在で85名であります。
  次に、月別の利用実績について延べ人数と利用時間を申し上げます。まず、ファミリーサポートについては4月が2名で10.5時間、5月が2名で16時間、6月が2名で4時間、7月が3名で11時間、8月が4名で4時間、9月が5名で13時間、10月が同じく5名で11時間であります。次に、緊急サポートにつきましては、7月に1名で4.5時間であります。以上、両事業を合わせて24名で74時間の利用をいただいているというところであります。
  次に、サポート会員への講習会、交流会の実績についてでありますけれども、講習会は今年度は開催しておりませんけれども、交流会につきましては来年1月にパパ・ママリフレッシュ切符事業のサポーターを含め、町に登録しているサポート会員全員を対象に意見交換の場を設ける予定になっております。
  次に、緊急サポートの病児、病後児以外のファミリーサポートでの児童の区別は何かとのご質問でありますけれども、健康な児童を事前予約なしで預かる場合を緊急サポート、事前予約がありで預かる場合をファミリーサポートといって区別しております。
  続きまして、12月1日開催のクリスマス交流会への参加者数でありますけれども、また家族構成ですが、42名の会員とその家族の皆様の参加をいただいております。また、家族構成はとのことですが、参加者の状況で申し上げますと、親子が14組、祖母、おばあちゃんとお 孫さん、これが2組です。それから、またサポーターの方となっております。10月に行われた子育てサポート養成講座の参加者数と講座内容についてという質問でありますけれども、この講座は10月1日、9日、15日、22日の4日間で開催をいたしまして、11名の参加をいただいているところであります。また、講座内容につきましては、子供の体の発達と病気や小児看護の基礎知識、安全、事故防止に関することのほか、事業を円滑に進めるために必要な内容で、厚生労働省が定める24時間程度のカリキュラムとなっているところであります。
  次に、パパ・ママリフレッシュ切符事業のようなものを、多少の負担をつけてでも小学生まで展開できないのかというご質問でありますけれども、今年度より開始いたしましたファミリーサポート事業がまさに小学生まで利用できる事業となっているところであります。病児、病後児を含め対象児童を小学校の6年生まで拡大した子育て支援策でありますので、多くの方にご利用いただきたいと考えているところであります。
  次に、サポートセンターを町内に設置する考えはないのかということでありますけれども、当事業は今年度より町外のNPO法人に委託して実施しているところであります。利用会員を募集しながらサポーターの養成など現在まで事業展開を行ってきましたけれども、本町の実態に合わせた運営を行っていますので、現時点ではセンターを町内に設置するという予定はございません。
  最後に、近隣自治体のファミリーサポートへの補助額についてでありますが、先ほどのご質問のとおりばらばらであります。比企管内で本事業を行っている自治体につきましては、東松山市、小川町、嵐山町、ときがわ町、滑川町と全部で5つの市と町であります。運営については1市、これは東松山市が直営でありまして、4町が委託事業ということで実施をしているところであります。1時間当たりの補助金については、ファミリーサポートではときがわ町につきましては300円であります。これに対しまして嵐山町、越生町は200円、小川町、滑川町は補助金はなしということであります。次に、緊急サポートではときがわ町の病児、病後児が400円、病児、病後児以外が300円であります。これに対しまして、この数字は嵐山町は高いのですが嵐山町が700円で、越生町が300円で、小川町と嵐山町は補助金はなしということであります。
  今後のファミリーサポート事業の展開につきましては、今年度開始した事業でありますので、今後さらに使い勝手のいい事業となりますように必要に応じて見直して、また進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ご答弁、大変ありがとうございます。
  今のご答弁につきまして順番に再質問をさせていただきたいと思います。
  まず、最初のサポート会員の現在の登録者数はということで21名でございますけれども、ご答弁の中にあった10月ですか、11名の方が参加いただきましたということがあるのですが、この21名の中にこの11名は含まれているのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 講習については11名というような話の中で、このサポート会員につきましてはその中の何名かを追加で登録のほうをさせていただいておるということで、全員、会員のほうに登録していただいているという状況ではございません。
  以上です。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 今のご答弁でございますと、講習は受けたけれどもサポート会員としては登録していない方もいらっしゃるということでございますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 そのとおりでございます。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 サポート会員につきましては保育士、または看護師、あとは子育て経験者というふうにお聞きしておりますけれども、その辺の構成はどういうふうになってございましょうか、21名の中でお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 その辺の資格等の統計はとってございませんので、内容的にはどなたが保育士で、どなたが看護師でとかということでは把握はしておりません。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 では、今私が言いました保育士または看護師、それから子育ての経験者、これについては子育ての経験者は単に経験者なのですが、こういうことについての講習 者に対しての質問はしていないわけですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 お答えいたします。
  一応、資格のほうの届け出等は出していただいているところでございますけれども、その辺の把握のほうは今現在、手元の資料としてはございませんので、よろしくお願いしたいと思います。なお、この登録していただいた方につきましては、答弁にもありますように講習会の受講済みの方について登録のほうをしてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
  先ほどの資格の話でございますけれども、一応は各サポーターの方にそのような資格があればお知らせいただきたいということでは聞いておりますので、まとめればその辺の数字は出るというようなことでありますが、今ある資料の中では把握ができていないということで、申しわけありませんけれども、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 できればそのような資格なり、そういう数値もきちんと把握をこれからはしていただけないかと考えております。
  あと、要綱の中で、センターは次に掲げる業務を行うものとするということがございますけれども、この中で援助活動に必要な知識を付与する講習会の開催、これは講習会を開いております。あと、サポート会員間の交流を深め、情報交換の場を提供するための交流会の開催に関することとございますけれども、交流会を開いていないということでございますけれども、今後は年に何回くらいおやりになる予定か、その辺をお知らせいただきたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 町長からの答弁にもございましたけれども、講習会については今年度はまだ実施のほうはされておりませんが、交流会につきましては1月に交流会のほうを予定してございます。今年度につきましてはそのような計画を立てて進めていきたいと考えております。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 逆でした。講習会がまだ開かれていないのでしたか。その辺について 今後の予定をお知らせいただければと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 今年度はまだ始まったばかりということで、講習会のほうは予定していないわけですけれども、来年度以降、様子を見ながら検討のほうをさせていただきたいと思っております。
  以上です。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 次に、サポート会員の現在数が85名という登録が出ていますけれども、これの年齢構成はわかりますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 サポート会員につきましては……
          (「これは利用会員」と呼ぶ者あり)
○大島武志福祉課長 利用会員のほうでございますけれども、これは保護者のほうが会員登録をしていただくということで、保護者の数が85名ということで、この保護者の年齢構成については把握のほうはしてございませんけれども、その保護者の子供さんの数、そちらのほうが148名おります。年齢別に申し上げますと、12月1日の年齢で基準をつくってございますが、ゼロ歳児が10名、1歳児が19名、2歳児が17名、3歳児が12名、4歳児が14名、5歳児が21名、6歳児が15名、7歳児が9名、8歳児が6名、9歳児が同じく6名、10歳児が7名、11歳児が4名、12歳児が8名というような内訳でございまして、ちなみに男女比を申し上げますと、女子が67名、男子が81名というような状況でございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 あと、利用につきましては今、ご答弁をいただきました4月が2名、5月が2名、6月が2名、7月が3名、徐々にはふえていっているのですが、この利用者の方は同一の方ですか、それとも個別の方でございますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、ただいまの質問についてお答えを申し上げます。
  利用者につきましてはご家族5組の利用のほうがされております。多く使われている方につきましては利用回数が15回、50時間という方がおります。あとはその他必要に応じて使われたものという状況になってございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 50時間といいますと、ご答弁の中では24名で74時間、そのうち50時間をこのご家族で使われているということの理解でよろしいでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 そのとおりでございます。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 あとの24時間についてはばらばらになるのでしょうけれども、これについての月別というのはわかりますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 今多く使っている方を抜かした月別ということになりますと、手元の資料で申し上げますと再計算をしないと出ないということで、時間のほうをいただけないとその内容というのは申し上げられないのですけれども。
          (「できれば後ほどいただけますか」と呼ぶ者あり)
○大島武志福祉課長 わかりました。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 12月1日に42名の会員とそのご家族ということで参加をいただきましたということでございますけれども、この12月1日のクリスマス交流会、これについて少し内容をお知らせいただければと考えます。お答えください。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、12月のファミリーサポートセンター事業のクリスマス交流会についてお答えをさせていただきたいと思います。
  この交流事業につきましては、後ほど広報等でまたお知らせをしていきたいと考えております。これから広報に出す予定の内容で説明をさせていただきますと、当日は40名を超すサ ポート会員、利用会員などのご参加をいただきまして、参加した子供たちにつきましてはサンタさんとじゃんけんゲームを楽しんだり、あるいは風船でいろいろな創作をしたり、プレゼントをしたりというようないろいろな事業をさせていただきました。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 幾つか質問をさせていただきましたけれども、町にとっても有用な事業だと考えております。各自治体で補助金がまちまちなのですが、嵐山町の一部を除きまして比較的にときがわ町では高い300円なり400円なりの金額を出しております。これにつきましてはほかよりは秀でたというか、少し飛び出した形になっているのですが、これについての近隣とのご協議はされたのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 利用料金につきましてはこちらのほうを委託しておりますところに状況を確認した中で、こちらのほうを決めさせていただいたということでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ときがわ町の中で決めたということなのですが、近隣のそういう状況を少し勘案して決めたのか、それともときがわ町だけで決めたのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 近隣の状況等を調べた中で、ときがわ独自でこの額については決めたということでございます。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 最後の質問でございますけれども、今後のファミリーサポート事業の展開につきましてはまだ展開したばかりなのでということでございますけれども、今後、さらに使い勝手のよい事業となるように必要に応じてということがありましたけれども、これについてはある程度の考えはお持ちなのでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 現在、利用のほうを今年度から始めたということで、まだ期間も間もないということですので、利用者の会員の声を聞きながらよりよい制度にしていきたいということで考えております。現在、利用者のほうからのそういった直接的なこうやってもらいたいとかということについては、うちのほうにまだ利用の声が届いておりませんので、これから1年経っていればいろいろな声も聞けると思います。そういった中でよりよい制度に充実していきたい。あるいはこちらの執行部のほうでも考えまして、こうやったらよりよい制度になるのではないかということで考えていきたいと思っております。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員。
○9番 鳥越準司議員 ご答弁をいただきまして、まだ声が届いていないと。届くのを待っているのではなしに、やはり問いかけをしないとと考えておりますので、利用者の方々につきましてもどういうことをすればいいかとか、その辺をこれがサポートだというふうに私は考えますけれども、その辺のことを切にお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 前 田   栄 議員
○笹沼和利議長 発言順位3番、質問事項1、玉川運動場に部分夜間照明設置を。質問事項2、鳥獣被害に対する広域防護柵について、通告者5番、前田栄議員。
○5番 前田 栄議員 皆様、ご苦労さまでございます。通告順位3番、前田栄でございます。
  議長のお許しを得て、2問、スピーディーに質問させていただきます。
  国政選挙中でもあり、また師走の12月のためか何かと気ぜわしい中、日本国の向かう方向、我がときがわ町の向かう方向も大変重要な平成24年12月でございます。だれが見ても、だれが考えても天命に対して正しい方向、正しい道へ導いていただきたいと願う所存でございます。
  さて1問目として、玉川運動場に部分夜間照明設置をということで質問させていただきます。
  現在、町民体育祭が行われる玉川運動場に夜間照明が1つ、夜間照明といっても電気みたいなものが1つしかなく不便を来しています。西平のときがわグランド、本郷のグラウンドにはちゃんとした照明がございます。また、せっかく玉川グラウンドに新設したジョギングコースも夜は照明がないため使用しづらく、毎週7時ごろから夜の9時ごろまで火曜、木曜日に陸上競技の練習を行っている小中学生の約20人ほども暗い中で支障を来している中で練 習をしています。また、ジョギングコースにおいてもノルディック、こういう杖を持って練習している人も五、六名います。これに対して照明を設置することにより、一般の方やときがわのせせらぎホールがいっぱいの場合に玉川グラウンドでやりたくても照明がなくてできないという人もいるのですけれども、そういう方々や会社帰りの方々の健康づくりにはより一層照明というか、明るくすることによって効果が見込まれ、将来的には国保の保険料の減少にも影響するのではないかと思います。使用する人たちの増加や安心安全面からも部分夜間照明というか、そういう照らす照明の設置の考えがあるか伺いたいので、よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、前田栄議員の玉川運動場に部分夜間照明設置をのご質問についてお答えいたします。
  ご案内のように玉川運動場のジョギングコースは、平成21年度に地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用し整備したものでございます。1周450メートル、コース幅1.8メートルのゴムチップ舗装のジョギングコースは、幅広い年齢層の方からご利用していただき、住民の皆様の健康増進に役立っていると考えております。このジョギングコースを含めた玉川運動場の利用時間につきましては、ときがわ町体育施設条例施行規則で日の出から日没までと定められております。しかし、現状は住民の交流や健康づくりなどを考慮し、玉川運動場を初めとする各運動場の門扉には施錠せず、規則で定める利用時間以外でも入場できる状態になっております。
  ご案内のように町内には運動場等が9施設ありますが、このうち照明が設置され夜間利用できる施設は本郷第1球場、玉川中学校運動場、明覚小学校運動場及び萩ヶ丘小学校運動場の4施設でございます。日中のみご利用いただける施設と夜間もご利用いただける施設があるわけでございますが、新たに本格的な夜間照明を設置して夜間利用できる施設を整備するとなりますと多額の費用を要することになります。また、その後の維持管理も考えますと、現段階では本格的な夜間照明の設置については難しいと考えております。
  そこで、例えば管理棟に設置されている照明灯を増設するとか、ジョギングコースに部分的照明を設置するなどで改善できないかを検討させていただきますので、ご理解くださるようにお願いいたします。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございます。
  ここに書いておきましたけれども、これは夜間照明というと本郷グラウンドですとか、そういうちゃんとした設備の夜間照明を想像すると思うのですけれども、これに関しては鳥越議員も何年か前に質問したのですけれども、そのために部分夜間照明と、これは言葉が何といっていいのかわからなかったので部分夜間照明ということなのですけれども、教育長に答弁していただいた最後の3行、そこで、例えば管理棟に設置されている照明灯の増設や、ジョギングコースに部分的照明を設置することで改善できないか検討させていただきますのでご理解をお願いしますと、ここのところが一番あれで、これで結構なのです。夜間照明は地域の農業の問題ですとか、虫の問題ですとか、いろんな過去にそういう問題が出ています。夜間照明にすると多分何百万だとかかかるのでしょう。それなものですから、ここのところに今、管理棟のところに1つライトみたいなのがあるのですけれども、あれをつけていただければ今、陸上練習ですとか、そういう人たちが使える状態になるわけです。
  西平の上サスケート場、これが夜についていて道から下なので見づらいのですけれども、あれは見たことございますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、お答えいたします。
  西平の上サスケート場のところに照明がついているのを見たことがあるかということでよろしいでしょうか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○柴崎秀雄生涯学習課長 スケート場の周りに照明を設置してございます。大体7つ前後だと思います。これは昔、私どものほうもスケート場の整備に行ったことがありまして、スケートでご利用いただいた後に氷の粉が出ますので、それを一度掃いて夜に水をまいたりして管理しています。今、スケート部を中心に本当に寒い中をやっていただいていますが、そういった管理のために必要ということで設置したものがあるのは存じております。
  以上です。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 私もあそこのところで夜に明かりがついていて何かやっているのかと思ったら何もやっていなくて、要は今、課長がおっしゃったように7本の電柱にライトがつ いていて、そのそばまでは行きませんけれども、上から見るとスケート場が仮に夜間練習をこれからしたとしても支障ないような感じで、あのイメージを描いていただきたいのですけれども。ただ、そうするといろいろ管理上、暗くてけがをした場合にどうするのかと。安心安全な点からなかなか難しい点が出てくると思うのですけれども、ただ現実には玉川グラウンドは自由に夜でも入れますから、実際に練習している人ですとか、火曜日、木曜日以外においても、そういう歩いている人は見るわけです。
  そうなので、夜間照明みたいな完璧なものになると難しいのですけれども、あそこにバックネットが3つあって、南側のトイレの南西側にはバックネットがないのです。それで、ほかの管理棟のほうのライトのところにはちゃんと電線が右と左にあって、バックネットが3つあって南西にはないのですけれども、そのないところにおいてはトイレの改良をいつだったか、前年だか前々年にしたときに、いずれにしてもトイレの電球がつくように電線があるのです。ですから、素人考えですけれども、南西においてはバックネット内ですけれども、平と同じようなそういう電柱的なものを立てて、4カ所から照らしていただければ多分コストはかからないと。素人考えで二、三百万もすれば、二、三百万は大金ですけれども、そうすればできるのかなと。うまくすれば電球1個当たりそういういろんなことを考えれば可能かということで質問させてもらったのですけれども、ちょっとあれなんですが、電気代というのは大体どれくらいなのですか、玉川グラウンドの。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  柴崎生涯学習課長。
○柴崎秀雄生涯学習課長 玉川運動場の電気代につきましては現在、東電さんから請求がくるのですけれども、ここは単体ではなくて、トレーニングセンターと田黒運動場、五明運動場、それと玉川運動場、4つ一緒にきています。23年度、その4つの合計なので参考にはならないのですけれども、144万5,109円。ただ、このうち多く占めるのはトレーニングセンターです。当然、請求の内訳も詳しく調べればわかりますので、玉川運動場の部分として幾らというのも出ますけれども、今現在、申しわけないのですが、玉川運動場がそのうちの幾らかという数字は手元にございませんので、申しわけございません。後で調べさせていただきます。
  それともう1つ、電気を今あるようなやつをつけたらということで幾らくらいかということなのですけれも、これは何のいきさつがあってつけたのかということを前につけた当時の担当者に確認をさせていただきました。その話をお聞きしますと当時、合併前ですけれども、ジョギングクラブというのがあったそうです。そこで毎日走っている中で、当時はまだ玉川 中学校でも夜間照明が設置されていない時代ということで、そこに照明を設置していただけるかどうかという要望が出て、それで設置を1基したということのようです。ただ、かなり前の話ですので、しかもそれを単体で物だけ設置したのではなくて、その管理棟を平屋から2階に増築した際にあわせて設置したというお話をお聞きしました。それで、古い時代の設計書等を見ればわかるかと思いますけれども、すみません、その水銀灯のみ幾らで設置したのかというのは、申しわけないですが今、金額はわかりません。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 では、参考にあれなんですけれども、いずれにいたしましても全部の運動場で144万ということで、玉川グラウンドにおいてはそれほど多分使っていないと思います。それで、管理棟についている水銀灯というか、あれが私も実際にいろいろ運動したり、そこのところに行ってみると、あれが仮に4つあったとすると十分ということはないけれども、8分くらい陸上競技の練習をやるのに支障はないみたいなのです。それで、陸上競技をやっているのは小学生、中学生の子供たちで、コーチというのは都幾川中学校でも活躍して高校で日本一になった島田さんのお母さんです。あの人がちゃんと小川陸協でやっていて、今は夜7時から9時なのですけれども、うちの近くからも小学生の子が行っていて、大変将来的には見込みがあって、東松山の正代グラウンドで行われたときにも学年別で1番になった子がいるのです。
  そういういろんな点で、先ほど言ったこの答弁書の下の3行、これでできれば結構なので、これをつけていただければ支障がなくて練習がもっとよくなって、いずれにいたしましてもあそこのところで将来的にそういう島田さんですとか、第二、第三の島田選手が、スプリンター、こういう人がときがわからまた出るのではないかと。それと、この間の体育祭で岩田議員ではないですけれども、本当に完走した人、そういう人があそこを使って、第二、第三の岩田議員みたいに、ある程度私よりも年齢が上ですけれども、そういう人が出てきたり、いろんな点でそこのところにつけていただければ、昼間は忙しいから使えない人もいるのでやっていただければ大変いろんな点でいいかなと。お金をかけてくれというのではなくて、部分的な照明でやっていただきたいということで、この質問は終わりにさせていただきます。下の3行をよろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩をいたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時38分)
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○笹沼和利議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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   ◎答弁未了部分について
○笹沼和利議長 午前中の一般質問、9番、鳥越議員の一般質問について、大島福祉課長から追加答弁がありますので、これを許可します。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、2点ほどお答えすべき事項がございますので、その事項についてお答えのほうを申し上げます。
  サポート会員の中の資格でございますけれども、21名いる中で、保育士の資格を持った方が1名ということでございます。看護師等についてはございません。
  それから、利用会員の多い方以外の利用状況、月別の利用状況ということでご質問がございました。お答えしたいと思います。
  4月については1件2時間、5月につきましては1件8時間、6月につきましては2件4時間、7月につきましては3件で7.5時間、8月は1件で1時間、9月も同様、1件1時間でございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 9番、鳥越議員、よろしいですか。
○9番 鳥越準司議員 はい。
○笹沼和利議長 では、続きまして、また午前中にありました前田議員の質問について、柴崎生涯学習課長から追加答弁がありますので、これを許可してあります。
  柴崎生涯学習課長、よろしくお願いします。
○柴崎秀雄生涯学習課長 それでは、議長のお許しをいただきましたので、午前中の前田議員の質問の玉川運動場の電気料金についてお答えいたします。
  玉川運動場の年間の電気料金でございますが、平成22年度が11万9,495円、平成23年度につきましては11万6,269円となっております。なお、照明灯の設置につきましては、どこにどのように設置するのがよいか十分に検討させていただきますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
○5番 前田 栄議員 はい。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、鳥獣被害に対する広域防護柵について。
  5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 午前中に引き続きまして質問をさせていただきます。
  2問目として、鳥獣被害に対する広域防護柵についてです。
  例えばイノシシなどにおいて、農業被害面積が平成18年ですか、ピークとなり、平成20年には減少したようですけれども、平成22年からはまた被害が増加しているという数字がございます。昨今、大野地区に、いわゆる上ミですね、いわゆる竹の谷というところで、町営路線バスの終点付近なんですけれども、そこに町のほうで設置していただいた防護柵が大変地元の人から被害が少なくて喜ばれているようです。
  そして、西平ですか、設置予定だそうですが、今後、西平以外に設置していく考えというのはあるのかお伺いしたいので、よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、鳥獣被害に対する広域防護柵についてのご質問にお答えいたします。
  ご案内のとおり、近年、イノシシ、シカ等の鳥獣による農林産業への被害は、生息域の拡大、また耕作放棄地の増加等に伴いまして、中山間地域を中心に全国的に深刻化している問題であります。
  本町におきましても、農作物、森林への被害地域が拡大しておりまして、ことしの4月から11月末までに、イノシシ、シカ等の被害が44件寄せられているところであります。依然として深刻な状況であります。
  こうした中、町では鳥獣被害防止対策への取り組みといたしまして、平成20年2月に施行されました鳥獣被害防止特措法に基づきまして、平成22年度から3カ年を計画期間とするときがわ町鳥獣被害防止計画を策定し、有害鳥獣捕獲、また集落単位で防止する広域防護柵の設置など、被害防止のための取り組みを積極的に進めているところであります。
  ご質問の広域防護柵の設置につきましては、平成22年度に実証実験として大野の上ミの地区ですね、大野上ミ地区に210メートル設置いたしまして、平成23年度には西平の上サ地区へ115メートル設置いたしました。また、今年度も引き続き西平上サ地区へ約300メートルの設置を行う予定であります。今後の設置計画につきましては、鳥獣の被害防止計画が平成24 年度末で期間が満了となりますので、新たに平成25年度から平成27年度までの3カ年の計画を策定いたしまして、有害鳥獣捕獲の実施、これとともに地域と連携した広域的な防護柵の設置による被害防止対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 ありがとうございました。
  鳥獣においては、なかなか被害というのが深刻で、私なんかも地元で八王子山の会というのをやっているんですけれども、花木の会ですね。あそこも3年前ですか、ヤマユリが本当にいっぱい咲いていたんですけれども、3年前にイノシシにほとんど食べられちゃって、三、四十本咲いていたのがなくなったんですが、また芽が出てきたんですけれども、いずれにいたしましても、人間から見れば動物が食べちゃったということで、頭にくるし、ふざけた話なんですけれども、動物のほうから見ると、やっぱりそれは生存していかなくちゃいけないから、動物のほうから見れば人間がそういうのをつくるというのは、変なものをつくったなと思っているかどうか、話したことはありませんけれども思っていると思いますけれども、いずれにいたしましても、そういう生産、農業的な収入のために生産している人から見れば大変ですし、自分たち日々のそういうものを食べられるというのはなかなかあれなので、こういうことを考える。なかなか両方の立場に立つと難しい問題ですけれども、人間の立場に立って考えると、そういう問題があるわけなんですけれども。
  広域防護柵ですか、この大野において実証実験ということでつくっていただいたんですけれども、広域防護柵のこういう設置基準ですか、これは、これからやっていく防護柵の設置基準というのは、どういうようなことを基準としてやっているのか、教えてください。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、前田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  今、町長のほうでご答弁申し上げましたけれども、この広域防護柵につきましては、従来、個人で防除していただく電気柵等の設置とあわせて、こういった防護柵を設置しているわけでございますが、特に集落単位でやはり被害防除が可能なところ、そういったところを、これ対策協議会のほうで選定をしまして、設置をしているところでございます。
  特に被害の状況、それからこういったイノシシ等の侵入経路、そういったところも十分加 味しまして、有効的なところを選定をして設置をしているところでございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 対策協議会というか、そういうことでやっているということで、予算的な面を見ると平成23年ですか、鳥獣被害防除対策事業補助金として75万、鳥獣対策協議会補助金として237万3,000円で、平成23年度が312万3,000円と。平成24年度においては、そういう2つにおいて379万3,000円ということで、いろいろやっていっていただいたわけなんですけれども、大野の防護柵ですか、これは大体どのくらいかかったんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この平成22年度に大野の上ミ地区に設置いたしました防護柵につきましては、これはワイヤーメッシュの柵でございまして、くいを打ってワイヤーメッシュで柵をつくるというふうな方法でございます。金額につきましては210メートルで42万1,148円ということで、メーター当たり約2,000円でございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 そうですね、あれだけ私も行って、見て、つくっているときも見たんですけれども、42万が高いか安いか、これはいろんな価値基準があると思いますけれども、メーター当たり2,000円ということで、地元の人が喜んでいただければ、それからそういう農業自給率ですか、こういうことを考えていくと、やはり日本全国で1つ1つずつやっていかないと、やっぱり自給率も下がるし、必要なことだと思って、これはいいことだなと。
  この財源ですか、これは国ですとか、県ですとか、どのくらいの割合というか、そういうのをちょっと教えていただきたいです。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  こちらの補助金につきましては、国からの補助金ということで、補助率については2分の1というふうなことでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 うちも最初はそういう個人的な自己申告で、あれは電気が流れるやつですか、あれをつけたわけなんですけれども、なかなかあれは草刈りとかやらないと、その電線に草があれして効果がなかったりして、全く一、二年で終わっちゃったんですけれども、こういう広域的な防護さくをつくっていただくと、あれは見るとこういう外側に何かあれしていて、それからイノシシですか、そういうシカですとか、そういうのは通り道ということは同じ場所を通ると。大野に行くときにおいても、赤塚幼稚園というのが右のほうにあるんですけれども、あそこがシカの通り道だったり、シカがいるんですけれども、そういうところでジャンプして入らないようにすれば大変効果があると。
  椚平のある人と話したんですけれども、そんなこと言っても前田さん、イノシシだとかシカははねちゃうんだよと言いますけれども、はねないようなことを考えて、そういうことを考えてやっていくとすると、有効なあれとして価値があると思って、これからもどんどんやっていっていただきたいんですけれども。
  西平地域ですか、地区ですね。西平のあれはやすらぎか。やすらぎの上サあたりですよね。場所的なのというか、これから広げるにおいてもどこら辺までというか、地域的なものをお願いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  平成23年度につきましては、西平の上サ地域、これはやすらぎの家の西側から設置をしております。23年度につきましては115メートルを設置させていただきました。今年度、24年度につきましては、引き続きこの上サ地域に西側に向けて約300メートルを設置する予定でございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 そういう広げていっていくと、西に300メートルというと、もとの役場に勤めていた峰岸さんちのあたりというか、あそこら辺のほうなんでしょうけれども、地主、全部そこのところを所有している地主というのはなかなかないと思うんですけれども、その地主の了解、まあ地主がやってくれということでするんでしょうけれども、そういう広域的にやっていって、大野においても西平においても同意というか、つくるにおいて支障と いうのは今まではないでしょうけれども、そこのところをお願いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  この広域防護柵設置に当たりまして、地権者につきましては、事前に説明会を行います。そこで、また現地等の立ち会いを行いまして、設置する場所等も説明を行いまして、それから地権者の方に同意をいただいて設置をしているというふうなことでございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 選定基準ということで、西平もある程度いろんな箇所がありますけれども、これは、そこのところをつくるというのは地形的な問題もあるでしょうけれども、一番の問題のその被害は、何の被害というか、そういう先ほど私が言ったように農業被害面積というか、個人的な畑からキュウリだ何か、うんと被害とか、そこのところの基準というのは。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 この広域防護柵の設置の考え方でございますが、基本的には農業被害がほとんどです。この設置の位置は、山林から農地へのちょうどその境ですね、そういったところに設置をしています。特に、被害等につきましては、やはり農業被害ということで、野菜関係等が主な被害の状況になっております。特にこの柵についてはイノシシ、それからシカ等の侵入防止ということで設置をしているところでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 野菜被害ということですね。何かイノシシですか、例えばイノシシを例にとると、実際に私がやったわけじゃないですけれども、イノシシの胃袋の中を見ると、クリだとかクルミだとか、これは季節によって違うでしょうけれども、一番多いのがクリ、クルミなんかのかたい果実が平均的に47%ぐらいと。そして次にタケノコだとか芋類ですね。これが10%で、その次にそういう草木だとか山芋だとか根菜類みたいで、このごろは、何年か前からイノシシが稲を食べるというのは、人間が食べるということは知っていましたけれども、イノシシが稲も食べるということは最近何か聞いた話なんですけれども、昔はイノシ シが稲を食べたというのはなかなか聞かなかったんですけれども。
  それから、カラスなんかもトマトだとかスイカとか、そういう身近なものをねらうと。動物も食べ物がなくなったからなかなかそういうところをねらってきたのかなと思いますけれども、いずれにいたしましても、そういう被害というか、そういうので本当に生活のために野菜をつくっている、収入の一部としてつくっているということで、被害においてはなくなるようにしているわけなんですけれども。
  西平が終わったとすると、これは次にはやはり椚平だとか、明覚というか、田中ですか、そういう上のほうから下のほうに来る方向性というのはあるんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 今後の設置の計画ということでご答弁させていただきますけれども、来年度、25年度につきましても、この西平地域、これはちょうど中尾原の運動場の手前です。こちらのほうにも設置をしたいというふうに考えております。特に、山側からのまた侵入等もここはございますので、被害等も踏まえまして、25年度につきましても西平地域に設置をしたいというふうに考えております。また、次の計画としては、今、大附地域にも非常に被害等も拡大しております。次は大附地域等も検討していきたいというふうに考えております。
  また、そのほか、被害的には町内全域ということになるんですけれども、大野でいえば七重の地域、それから玉川地域では田黒の地域、こういったところも設置等については今後検証していきたいというふうに考えております。
  以上です。
○笹沼和利議長 5番、前田議員。
○5番 前田 栄議員 大変ありがとうございました。
  いろんな地域で、大野においては42万ということで、ある程度そのくらいの価格でできるんだとしたら、やっぱり全域的にやっていっていただいて、耕作放棄地、これがやっぱりふえていったので、そこが鳥獣のすみかだとかになっていって、連鎖的に被害が大きくなっているのが事実だと思いますけれども、いろんな遊休農地ですとか山林の山の手入れもやっぱりこのごろはなかなか人手不足、いろんな点でやらなくなったので、お互いに共存共栄といっても、被害が出るとやはり人間の立場から見るとなかなか難しい点がございますけれども、これからもこういう広域防護柵でいろいろ設置していただいて、やっぱり住民とともにこれからも考えていく必要があると思います。
  以上ですけれども、これで一般質問を終わらせていただきます。
  ありがとうございました。
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          ◇ 瓜 田   清 議員
○笹沼和利議長 発言順位4番、質問事項1、税収納対策の強化を。質問事項2、市民後見人制度の方向性は、通告者4番、瓜田清議員。
○4番 瓜田 清議員 4番、瓜田です。
  2問質問させていただきます。
  まず1問目、税収納対策の強化を。
  平成23年度は滞納対策などを講じたため、税の収納率が向上したと聞いております。これは税務課職員の努力のたまものとして考えられます。しかし、11月8日の埼玉新聞において、ときがわ町の納税率ランキングが県内63市町村のうち53番目とのことでした。先日の議会報告会においても質問を受けました。特に隣の東秩父村が1位、反対の隣の越生町が2位ということになっております。余り低いんですけれども、どのような理由が考えられるのか、伺いたい。
  また、税の収納率向上のため、収納対策の特別チームをつくるとか、滞納者に対する行政サービスの制限などに取り組んでいる自治体もある。生活が苦しくても頑張って納税している納税者との公正・公平性の観点からも、滞納は許してはいけないと考えています。町としての取り組みを伺いたい。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、瓜田議員の納税収納対策の強化をというご質問にお答えします。
  まず、税につきましては、やはり国民の3大義務の一番大事な義務でありますし、この税というのは大事なことだと思います。しっかりと納めていただくと、これは先ほど言いましたけれども、義務ですから、その辺をぜひ議員の皆さんにもご理解をいただきながら答弁をさせていただきます。
  ご質問のランキング記事につきましては、平成23年度の個人住民税、この収納率を示したものであります。新聞記事では、ご指摘のとおり、東秩父村が98.9%で1位、越生町、この越生町が人口がときがわ町と同じぐらいなんですけれども、95.6%ということで2位となっております。県の平均が89.3%、大幅に上回っております。これに対しまして、ときがわ町 は86.7%で、前年度より0.5ポイント減少していますけれども、これは現年分と滞納繰り越し分を合計した収納率であります。現年分のみでは97.2%と、前年度比0.4ポイント増加しております。これは職員が頑張っているということだと思います。
  さらに、国民健康保険税を除く町税全体の現年分と滞納繰り越し分の収納率は87.4%と、前年度より0.8ポイント増加しておりまして、先ほど言いましたように、地道な徴収対策の効果があらわれているんではないかということであります。
  町の滞納原因を分析いたしますと、バブル崩壊後の低所得者層の住宅ローンの破綻や高齢化による納税能力の低下、またリーマンショックによる失業や収入減少による滞納の累積、主なこれらが要因かと考えられます。現に、督促状の発送件数は、人口割合に比べて他の市町村よりも非常に多いということであります。発送後の相談や交渉、また催告等に満遍なく対応することが困難な状況となっているところであります。
  さらに、ときがわ町では、従来から少額分納の許容と国保税の優先と古い滞納繰り越し分からの納付という傾向が根強く残っておりまして、県や他の市町村が実施しております住民税の現年分優先への切りかえのおくれが個人住民税のランキングの埼玉県でも一番下のほうだと、こういうランキングを下げた原因だと考えられます。
  滞納整理は多くの時間と人手がかかる地道な業務であります。その成果はすぐに数値にあらわれるというものではないと考えておりますけれども、その点につきましてはご理解をいただきたいと思います。
  次に、税の収納率向上のための町の取り組みについてでありますけれども、差し押さえの強化、また東松山県税事務所との共同催告、住民税高額滞納者の共同管理、地方税法第48条による困難案件の県への事務処理委託などの取り組みを実施しているところであります。ご質問の特別チーム等につきましては、近隣では小川町が平成24年度から特別徴収対策室を設置いたしまして、3名の職員を配置して高額困難案件の処理に当たっているということを聞いております。徴収対策をさらに強化いたしまして収納率を上げるためには、明確な指針とリーダーシップのある職員を中心とした職員連携体制の構築が望まれるところであります。
  ときがわ町では特別チームの設置は現在考えてはおりませんけれども、先ほど申し上げました取り組みを進めるとともに、適材適所の人事配置や税務課内の課税担当、また徴収担当、この垣根を取り払いまして、職員が一丸となって徴収対策の強化を図ってまいりたいと考えております。
  行政サービスの制限についてのご質問ですけれども、現在、補完的に納税を促す措置といたしまして、出産祝い金など町からの補助金の支給や町の事業の請負、これを希望する業者の登録は税の滞納がないことを条件にしております。この件につきましては、9月定例会の一般質問でも答弁いたしましたけれども、県の事業はそれぞれの目的やサービスの相手方、想定される対象者の経済的事情等がさまざまあります。一律に完納のルールを適用するということは望ましくないかなということがあります。どうしても払えないという方もおります。また、中には払えるんだけれども払わないという人もおります。いろいろ、そんな中でそういう一律完納というのは非常に適用は難しいという面もあります。今後も、引き続き事業の性格に応じて検討してまいりたいと考えております。
  町税の滞納は、結果的に多くの善良な納税者の負担となりまして、税の公平性、また住民の納税意欲を揺るがしかねない重要な問題と認識をしておるところであります。これを解決するために、引き続き収納率の向上に努めてまいりたいと考えております。先ほど申し上げましたとおり、権利の主張の前に、納税は基本的な一番重要なことですので、納税をしていただきたいと、特にそうしたことを住民の皆さんにお訴えしたいと思っています。よろしくお願いします。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 ありがとうございます。
  先日の彩の国だより、12月1日発行のなんですけれども、滞納は絶対許さないというようなものが載っておりました……
  滞納は。ありがとうございます。上がっているので漢字が読めません。
  滞納は絶対許さないという記事がありました。私もかみさんに、ここに質問するに当たって、うちは税金を納めているかと恥ずかしながら聞きまして、大丈夫よということなので質問させていただきますけれども、先ほど町長の答弁の中に、この原因はバブル崩壊後云々と、リーマンショック云々と書いてありますけれども、これはどの地域においても同じだと思うんです。それに対して、現年度分では0.4ポイント増加した。だから、その前では86.7%、前年度より0.8%減少と、現年度分のみでは0.4%増加しているという答弁がありました。この数字を見る限り、滞納者のほうの前年度繰り越し分といいますか、そのほうがはるかに多いかと思うんです。それと、答弁の中に、答弁書には書いてありませんけれども、悪く言え ば悪質というか、払えるのにあっても払わない方がおられるような答弁がありましたけれども、現在、滞納者というのは何人ぐらい、何件というのかな、あるのか。お聞きしたいと思います。約でいいです。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 税目によってちょっと違いがあるんだと思うんです。それで、住民税を滞納していて、さらにまた固定資産税を滞納していると、ダブって人数も数えていくようになるかと思うんですけれども、全体的に見て500人前後だと思っております。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 これは、現年度分はそのうち何名ぐらいなのかわかりますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 ちょっとそこまでの資料を持ってきていないので、申しわけないんですけれども。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 では、職員が個別に訪問したり電話したりして、あたかも払えるのにあっても払わないというような方がおるように答弁でお聞きしたんですけれども、そういう人というのは何人ぐらいいるかわかりますでしょうか。どうしても払えないという人もいると思うんですよ。先ほどのリーマンショックだとか、それからバブルの崩壊で住宅までなくなっちゃうとかいうのがあると思うんですけれども、払えそうに見てもわかるようなんだけれども払えないような人の比率というんですか。大体何%とかありますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 滞納で、要するに故意に納税をしない人はいるのかというようなご質問かと思うんですけれども、これは滞納整理していく段階でわかってくることであって、今ここで何人いるのかと言われても、ちょっとその数字を出すのは難しいんですけれども、確かに納税者全体で見てみるといないとは言い切れませんけれども、それは滞納整理していく段階で明らかになっていくことで、調査の途中で今幾人いるというのはちょっとここで申し上げるわけにいかないんですが。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 他の市町村において、そういう滞納者の公表というのがされているのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 滞納者の氏名等の公表は可能かどうかということなんですけれども、これに関しては、以前自治省の税務局長から通達が示されておりまして、滞納者の氏名等の公表に関しては、議会からの審議の場においてその開示を求められた場合においても、原則としてすべきではないというのが通達で出ております。この通達につきましては、自治法の100条にも関係してくるものなんですが、この条文につきましてはよく地方議会の百条委員会ですとか、百条調査権などと言われまして、たびたび取り上げられる条文なんですが、この100条に関する行政実例があるんですけれども、その中にでもありますけれども、議会の必要性あるいは納税者の利益の保護、行政の円滑な運営確保の必要性を総合的に勘案した結果開示する場合であっても、議会に対し秘密会で審議することを要請する等の適当な配慮をすることというふうなことになっておりますので、公表は非常に難しいというふうに感じます。
  それからまた、あと地方税法にも載っているんですけれども、一般の公務員には地方公務員法の規定によりまして、職務上知り得た秘密を漏らすことが禁止されております。さらに、税務課職員には……
          (「質問の内容と答えが違ってますので、時間の無駄になりますので。他の市町村において公表しているところがあるかという質問なんで、あるかないかだけでお答え」と呼ぶ者あり)
○小島 昇税務課長 埼玉県の中では、公表しているところはございません。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 それでは、前回の全協のときですか、税務課長が鶴ヶ島市という名前をお聞きしたんですが、それは公表していないんですか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小島税務課長。
○小島 昇税務課長 前に、以前ちょっと鶴ヶ島町で、今市ですか、やっているようなことを聞いたんですけれども、県のほうに確認したらば、鶴ヶ島以外でもやっていないということで、県内公表しているところはございません。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 そうすると、その次の質問が先に答えてもらったので質問が途切れちゃいますけれども、とりあえず越生町とときがわ町は規模的に余り変わらないと思うんですけれども、これに向けてやっぱり1位2位と取れとは言いませんけれども、90%台に、県の平均が89.3%なので、90%台に持っていっていただければなと思います。それでこの質問は終了させていただきます。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、市民後見人制度の方向性は。
  4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 続いて、2番目の質問に入ります。
  市民後見人制度の方向性は。
  6月定例会において、市民後見人制度について社会福祉協議会と協議して考えていきたいとの答弁がありましたが、その後の進捗状況はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、瓜田議員の市民後見人制度の方向性ということで、ご質問にお答えいたします。
  市民後見人には、その業務を適正に行うための高度な知識や技術、社会規範、倫理性が強く求められます。そこで、県内においても市民後見人を育てるべく、社会福祉協議会等が主体となりまして、市民後見人の入門講座を開催する動きなどが見られているところであります。また、東京大学の政策ビジョン研究センターなどでは市民後見人の養成講座を行っておりまして、県内でも7カ所のNPO法人が立ち上がっているところであります。こうした中には、ときがわ町などを活動地域といたします「NPO法人市民貢献いきいきNet所沢」も入っております。
  町では、6月の定例会後、瓜田議員から手配をいただきました市民後見人に関するパンフレット、これを福祉課窓口及び社会福祉協議会に設置したところであります。また、12月3日には、市民後見人について理解を深めるために、社会福祉協議会の職員等を対象とした学習会を実施しております。これを機会に、介護ヘルパーなどを通じて制度の普及やさらなる周知をお願いしたいと考えているところであります。
  町内の60歳以上の方が4,000人を超えまして、高齢化がますます進む中で、町民1人1人 の権利が侵害されないよう権利擁護に努めていることは、また安心して暮らせる社会づくりということだと思います。是非、これは不可欠としております。
  そこで、町としても安心して後見制度をご利用いただける環境づくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 はい、ありがとうございます。
  この件に関しまして近いところですと、飯能市がこういう制度を活用し、育成講座を設けているという情報が入っております。3月27日の厚生省のほうの通達で県知事、各都道府県知事に通達が出たと思うんです。市町村にそういうようなものを設けるような指導だったと思うんですけれども、その辺どうなったのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 答弁のほうさせていただきたいと思います。
  飯能市の状況でございますけれども、平成24年1月ですか、それから2月ということで、成年後見制度の入門についての講座を実施してございます。30名程度の募集を図った中で約60名近い受講者があったというようなことでお聞きしております。主に民生委員とか介護事業所の職員などが多かったということで聞いてございます。
  それから、通達の件でございますけれども、この件に関しましては、平成24年3月27日に市民後見人の育成及び活用に向けた取り組みについてということで事務連絡で出ております。こういった中におきましては、市町村の努力義務として市町村長に後見等の審判請求が円滑に実施されるよう、後見等にかかわる体制の整備を行うことが規定のほうされてございます。そういったこともございまして、この制度について、前回の答弁でも申し上げましたけれども、社会福祉協議会等とも連絡を取り合いながら、まだこの市民後見制度については始まったばかりということもございます。勉強会等をする中で周知のほう引き続いてやっていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 3月27日の通達で6月の一般質問で回答をいただき、今回ということ で、そうなると、進捗状況をお伺いしたんですけれども、そんなには進んでいないというふにう理解していいんですか、それとも方向性としていつごろまでにそういう組織化するとか、そういうものを考えているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 まず、進捗についてでございますけれども、町長のほうの答弁にございましたように、一応パンフレットのほうを窓口に置かさせていただいたと。あるいは勉強会のほうもさせていただいたという中で、遅々ではありますが少しずつ進んでいるというような状況かと、そのように考えております。
  ちょっと質問の再確認をさせていただきたいと思うんですが、進捗状況ともう1点、趣旨……
○4番 瓜田 清議員 いや、今後の方向性としてどのような形で進めていくのか。
○大島武志福祉課長 今後の方向性でございますけれども、ときがわ町につきましては、比較的人口規模も少ないということで、そういった組織をつくるのには、先ほど例を申し上げましたが、飯能市、大分行政規模も大きいということでございます。やはりある程度のカリキュラムを組んでいかなくては、そういった講座も実施しがたいということでございますので、今後、近隣の町村等の動向も踏まえながら、社協とも相談しながら考えていきたいということでご理解をお願いしたいというふうに思います。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 これは一見見るとお年寄りを対象というふうに見られがちなんですけれども、障害者も含めての後見人制度だと思うんです。それと今、近隣の市町村云々という話がありましたけれども、確かに全国で町でやっているのは群馬県の玉村ぐらいだと思うんです。あとは市になっていると思いますけれども、その中でどうも町でそういう組織をつくるのは難しいと思うんでこの質問をさせてもらっているんですけれども、比企広域等でそういうものの考えができるような方向を持っていただけるのかどうか、町としてそういう提案ができるのかどうか、お願いしたいと思うんです。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 この後見人の処遇につきましては、比企管内、埼玉県内でもこれは共通だと思います。高齢化が進む中でやはり、あるいは障害者を受け入れる中で後見人がこれか ら必要になってくるというのは、予想できるところでございますので、また、くしくもこういった福祉関係の課長が集まる会等もございますので、状況のほうを確認させていただきたいというふうに思っております。
○笹沼和利議長 4番、瓜田議員。
○4番 瓜田 清議員 答弁書にときがわ町などを活動地域とするNPO法人市民後見いきいきNet所沢というのも入っているというふうにお伺いしました。それから後、もう1つ大きな組織では行政書士会が行っていると思います。行政書士会のほうは、県知事のほうに要望書という形で、センターをつくってもらいたいということで要望書を上田知事のほうに出したという話を、これは2月号に載っておりますので、その辺も含めてもう一度、町単独では無理だったとしたら、広域のほうで考えてもらいたいと思います。そうでないと、これから老老、あるいは単老の方、それから障害者も含めて後見人が大変かと思うので、お願いしたいのを要望にして終わらせていただきます。
○笹沼和利議長 回答はいいですか。
○4番 瓜田 清議員 はい、ありがとうございました。
○笹沼和利議長 暫時休憩いたします。
  再開を2時5分といたします。
                                (午後 1時48分)
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○笹沼和利議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 2時05分)
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          ◇ 増 田 和 代 議員
○笹沼和利議長 発言順位5番、質問事項1、住民サービスの向上を、質問事項2、リース方式による公共施設へのLED照明の導入について、質問事項3、保健センター玉川分室活用について、通告者12番、増田和代議員。
○12番 増田和代議員 議席番号12番、増田和代でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、3項目について一般質問をさせていただきます。
  関口町長を初め、行政の皆様方の希望あふれる答弁をよろしくお願い申し上げます。
  1項目といたしまして、住民サービスの向上をということで質問させていただきます。
  町からのお知らせは、住民の方々に封筒に入れて送られてきております。しかし、視覚障 害者の方にはどこから送られてきたのかわかりません。今は町を歩いていても、駅でも、また日常品においても、視覚障害者の方にやさしい社会になっていると思います。点字のあれが全部入っております。そこで点字入りの封筒にすることにより、どこから送られてきたのかわかります。また、封筒の中身も仮に総務課とか、税務課とか、そういうようなお知らせになると、本当に非常にわかりやすいようになります。住民サービスの向上を考えたときに町の考えを伺います。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、増田議員の住民サービスの向上についてのご質問にお答えいたします。
  町では日ごろ住民の方々にさまざまなお知らせをお送りしているところでありますが、議員ご指摘のとおり、点字入り封筒を導入していないということで、視覚障害者の方にとりましては、どこからの通知であるかわからないという状態に確かになっているかと思います。
  私たちは視覚、聴覚などの五感を通じて必要な情報を得て生活をしているわけですけれども、そのうち80%以上は目ですね、視覚からの情報だと言われております。その視覚に障害をお持ちの方は、常に不便な、そして不自由な生活を強いられております。その不便さを補う手段の1つが、増田議員ご指摘の点字であると思います。
  そこで、ご提案の封筒についてでありますけれども、平成23年度の実績で申しますと、A4サイズの書類を三つ折りにして入れます長3封筒と呼ばれている定型封筒、これを2万枚、またA4サイズの書類が折られず入る角2封筒というものですね、定型外の封筒を1万5,000枚作成して町ではおります。
  封筒の単価につきましては、「ときがわ町」と点字で入れた場合、調べましたところ、長3封筒については、従来の単価が1枚当たり3.2円であることに対しまして約6円かかるということであります。また、角2封筒については、従来の単価が1枚当たり7.2円であるのに対しまして、14.6円とのことでありました。
  このように単価が約倍となることから、あらかじめすべての封筒に点字を導入することはすぐというわけにいかないと思いますけれども、一方で、ときがわ町では、現在視覚障害者の方は31名いらっしゃいます。ですから、点字シールを作成できる簡単な機械が現在町にもありますので、個別にこのシールを張ることで対応する、これを検討していければと思います。この辺ちょっとおくれてしまって申しわけなかったんですけれども、こういう形でシー ルを張ってお送りするということで対応していきたいと思っています。
  わずかでも視覚障害の方が日常生活の改善につながることであれば、住民サービス向上に向けての取り組みという増田議員のご質問にお答えできると思いますので、そういう形でやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ありがとうございます。
  単価的には倍になるという、そういうようなご答弁なんですけれども、そうしますと、確かにお金の面からいうと1枚つくるのに約6円かかるということですよね。ということは、町のこの袋というのは再生紙を使っているんでしょうかどうかお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  封筒に再生紙を使っているかということでございますが、再生紙のほうを使用して封筒を利用しておりますので、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、再生紙を利用しているんですね、この封筒は。この封筒と大きなA4の。ということは、申しわけないんですけれども、ここに再生紙を使用するとか、そういうやはり町からの発信は必要じゃないか。これは滑川町の封筒なんですね。滑川町はこういうふうにして点字が入っております。それで下には再生紙を活用しているという、そういうようなことがきちんとうたってあるんですね。
  私もこの質問ときに、お金が倍かかるということは、果たしてそういうお金の捻出は、では、これが再生紙でなければ再生紙にしていただければ、また考えも少しは前向きに点字のということになるかなと思いましたので、私の質問とはちょっと離れて再生紙のほうになってしまうんですけれども、ぜひともやはりこういうような、再生紙だったら再生紙を利用している、そうすれば住民におきましても、ああ、ときがわ町はちゃんとこういうふうにして資源の再生をやっているんだというのが一目わかると思いますけれども、それについてよろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  ただいまの再生紙の表示につきましては、今後作成するものについて表示の方向で進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 それよろしくお願いいたします。
  そして私も、この質問をするにあたりまして、点字をつくっている点字の機械ですね、つくっている会社が小川町にあるんですね、私もそこにちょっと視察をさせていただきました。今本当に簡単に点字ができるという、そういうような機械もあるんですね。これはここは点字のシールなんですけれども、これはパソコンで、これは増田和代なんですけれども、パソコンで増田和代と打つと、シールですうっとこういうふうにして出てくるんですね。だから、町にもそういう機械というのはあるんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  今、増田議員のほうでお話になったような機械なんですが、きょう持ってきたんですけれども、こういったラベルに打ち出すということで、通常ですと宛て名等のラベルを作成する機械なんですけれども、機能が最近加わりまして、点字も打てるということで、そういった点字対応のできる機械を総務課等にはもう既に配置して使っております。金額のほうも2万から3万円程度で購入できるということですので、先ほどの町長の答弁にもありましたけれども、各課の中で視覚障害等でサービスを行っていく場合につきまして、そういった機械を利用しまして対応してまいりたいというふうに考えているんですけれども、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 町長の答弁もございました。本当にこういうシールを張っていただくということは、やはり視覚障害者の方も町では31名の方がいらっしゃるということで、ぜひともときがわ町、また私はそれから一歩入って、今アメリカあたりでは全部内容もわかるような点字が入っているということをお聞きしました。そういうことによって、いただいた視覚障害者の方にとっては、町のどこの課のという、そこまでわかると思いますけれども、それについては、ただときがわ町だけなのか、もし総務課なら総務課、税務課なら税務課とか、そういうところまでこのシールといいましたね、こういうシールを張っていただけるの かどうか、その点お願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  シールの張り方といいますか、内容のわかるものということでありますけれども、余り内容がわかり過ぎてほかの方にわかってしまったという部分も、内容については中にはあるものについては支障があるかなというふうに思いますので、その辺のところはその辺のところ検討する中で内容の表示となると思うんですけれども、通常であれば、ほかのやっているところの市町村を調べてみますと、課名を入れている程度だと思います。例えば入っている中身の名称ぐらいだと思うんです。一番多いのが課名が入っているまでだと思うんですけれども、そういった形の対応については、内容がわかるものということでは対応していけるかなというふうに思っております。
  以上です。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ぜひともよろしくお願いいたします。
  大体いつごろからやっていただけるのかなと思うんですけれども、お願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 各課のほうですね、周知のほういたしまして、早い機会に進めてまいりたいというふうに考えております。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ぜひとも、近いうちとか言いましたけれども、近いうちというのは長いということも近いうちの中に入りますので、なるべく期間も決めていただいて、一日も早くこういう目の不自由な方にご不便をかけないように、スピードを出してやっていただきたいと思います。
  この質問を終わらせていただきます。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、リース方式による公共施設へのLED照明の導入について。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 それでは、2項目といたしまして、リース方式による公共施設への LED照明の導入についてということなんですけれども、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、エネルギー政策の大きな転換が課題となっております。緊迫する電力事情を背景に、省エネ対策として公共施設へのLED照明の導入は積極的に検討すべき課題と私は思います。
  また、LED照明の導入は、電気料金値上げによる財政負担の軽減を図ることにもつながります。しかし、LED照明への切りかえとなると、照明器具が高価なため予算確保に時間がかかることが予想されます。
  また、導入できても初期費用は重い負担とならざるを得ません。
  その1つとして、民間資金を活用したリース方式によって公共施設へのLED照明導入を進める動きがあります。リース方式を活用することによって新たな予算措置をすることなく、電気料金の節減相当分でリース料金を賄うことを可能とするものです。町の考えを伺います。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、リース方式による公共施設へのLED照明の導入についてという増田議員のご質問ですけれども、LEDにつきましては、消費電力が蛍光灯の50から60%節約できると一般的に言われております。電力の使用量も少ないことから、CO2の排出量の削減にもつながりまして、財政負担や環境負荷の軽減に有効であると考えられます。
  また、寿命が長いということで、交換頻度が極端に少なくて済む、そういう利点が多くあります。
  その反面、一般の蛍光灯に比べると明るさが不足したり、そのままでは器具が使えないという欠点もあります。
  そこで、現在のときがわ町では余り明るさを必要としない通路、あるいは階段については、改修にあわせて随時LEDにかえているところであります。
  一方で、事務室等については明るさを確保するということで、照明器具を現在の1.5倍に増設をする必要があります、LEDの場合は。そういうことで、LEDではなく省エネ型の蛍光灯に改修の際には現在は切りかえているということであります。
  また、防犯灯とか街路灯については、故障、球切れの際に器具が老朽化しているという場合に限りまして、器具自体をLED対応にかえていくという対応をとっているところであります。
  経費の削減という観点から見ますと、LEDは割高でありますけれども、議員ご指摘のとおり、寿命を含めて比較すると確かに効果はあらわれてくるものだと考えます。しかしながら、LED導入の初期費用はリースにより平準化し、電気料の節減分で賄ったといたしましても、そうした器具の増設、また、取りかえなどの改修費が必要となるため、なかなか進展しないのが現状であります。そうしたところも考慮しながら、利点、欠点、その辺を考慮しながら今後さら検討を進めてまいりたいと思います。
  現在は先ほど言いましたように、廊下とか、階段とか、余り明るさを必要としないところにLEDを使わせてもらっている。事務室なんか、こういうところですと、ちょっと1.5倍ぐらいの明るさが必要、本数がですね。そういうことなんで、その辺はまたしっかりと検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 来年ですよね、本庁舎をリフォームするということで、それにつきましては、私もこのリース式の公共施設のLED照明ということで質問をさせていただきました。今、この答弁の中にあるんですけれども、お部屋なんかはLEDだと真っすぐ下りてきてしまうからやはりそんなに明るくないからいっぱいつけなくてはいけないという、ただ階段の場合はそんなこと、少し暗くてもということでLEDに、現在もうあれなんですか、LEDに変わっているんですか、階段とか、廊下とかというのは。すみません、その点お願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、答弁させていただきます。
  第二庁舎の改修がございまして、そのときにLEDのほうを既に使用してございます。トイレの中に入っていただくと、天井にあるのがLEDなんですけれども、トイレとか、あるいは廊下の事務室の蛍光灯のほうは省エネタイプに切りかえまして、照度のほうも十分今ありますので、カウンターのところはLEDでも十分間に合うということで、カウンターのところも廊下のところですね、―の部分についてはLEDで対応しております。
  第二庁舎のほうは、そういった関係で124個ほどLEDのほうを使用して、そういうふうな形で対応させていただいています。
  なお、ここも議場なんかもそうなんですが、LEDを対応してないところにつきましては、省エネタイプの電球といいますか、そういったもので使いまして、大体25%ぐらい省エネと いう形で、光源については同じ程度ということで、そういったものを使用するということで考えております。
  以上です。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 今の124カ所というのは第二、ここの庁舎のことですよね。そうですよ、第二庁舎ということで。今これから本庁舎を改修するということなんですけれども、そうしますと、本庁舎は大体どれぐらいのLEDを使うのか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  本庁舎については、ただいま設計をやっておりまして、まだ細かい個数については、申しわけないんですが、まだ決まってございません。ですので、考え方としますと、第二庁舎と同じような形の考え方をしまして、極力使えるところについてはLED化をしていくということの考え方の中で、改修のほうをやってまいりたいというふうに考えております。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 そうしますと、これから本庁舎のほうは幾つかというこれから出てくるということなんですけれども、大体25%ぐらいということなんですけれども、そうしますと、電気料金というのはLEDにするのと、また普通の、これそうでしょうね、普通の蛍光灯というんですか、そういうので省エネで、これでも25%ぐらい省エネのということを今課長がおっしゃったんですけれども、雲泥の差があるんでしょうか、電気料金におきまして。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 増田議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  ただいま総務課長のほうでご答弁させていただきましたが、一般的な省エネタイプの蛍光管ですね、こういったものについては、25%から30%ぐらい普通のものから省エネタイプになっているということでございます。LEDについては、50%から60%節電できるという一般的に言われておりますので、LEDのほうが省エネ効果は倍ぐらいはあるということでございます。
  しかしながら、町長答弁でも申し上げましたとおり、初期の費用ということで、そのままつけてもLEDの場合は使えない場合があるんですね。安定器というのが蛍光灯の場合つい ておりますので、それを取り外す工事が必要ですとか、また、先ほど来申し上げたおりました照度が若干事務室の場合不足するということで、照明器具を1.5倍にふやさなくてはならないという初期費用がかかりますので、総合的に判断してその改修の時期にあわせて、どちらが有利かということで検討して選択をしていくという方針で現在のところおります。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 わかりました。
  これは神奈川県の箱根町で、やはりリース方式で、リース方式というのは、私もインターネットで調べたんですけれども、10年のリースと7年間のリースということで、このリースが終わった後にはそこの、もし役場だったら役場のほうにそのままということなんですね。
  この箱根町というのは、7年間のリースでやったんですよね。それで7年間採用して、約2,000万円の費用は電気料金のコストダウンの総額とはほぼ同じになるという、そういうようなことが書いてあります。そしてまた、リース期間が終了後は町に無償で譲渡される、引き続き使用が可能になるという、そういうようなことで、これの箱根町は年間約62%の消費電力と二酸化炭素、排出量の削減効果が見込まれているということで、7年間のリースにした。そのリースやっているのは、神奈川県、千葉県とか、栃木県かな、まだ埼玉県ではどこの市町村も取り入れてはないんですけれども、今後、これだけやはりもし10年間のリースでしたらその後は無償で譲渡されるし、7年間だったらやはりその後は譲渡されるという、私はそういうような可能性のあることに対してやはり検討して、リースはLEDは確かにつけるときにはお金はかかりますけれども、将来的な町の負担のことを考えたらは、私はこれも1つの方策ではないかなと、そういうふうにして考えるんですけれども、よく検討していただいて、これからはやはり二酸化炭素にしてもそうですけれども、これから日本の電力ですか、そういうようなものは太陽光発電、太陽光発電も今回も本庁舎の玉川公民館のほうにつけていただきましたけれども、やはりそういうような削減の方法、それと同時に、やはり費用の面、毎年かなりのお金、そしたら7年間その後が安くなるといったら、やはりそういうような方向性もいいんではないかなと思いますけれども、町では全然LEDを使用していないということではないので私もちょっと安心をいたしました。
  それでここに書いてある防犯灯とか、そういうようなものも随時LEDにかえておるとここに書いてあるんですけれども、それでよろしいんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、答弁いたします。
  防犯灯につきましては、平成22年から器具等がもう老朽化していまして取りかえなくてはならないというものに対しましては、LEDの防犯灯を設置してございます。大体9.7ワットクラスになりますが、現在、防犯灯のほうが20ワットのものを基本にしておりますので、そうしますと半分の電気消費量ということになりますので、CO2等についても半分でというふうな考え方になろうかと思います。そういった形で対応してございます。
  ただ、LEDにつきましても、器具が日々新しいものが出て、いいものが出ておりますので、その辺のところも今後検討する中で、全体の取りかえということになりますと、そういったことについても少し検討を進める中で検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 今どれぐらいの防犯灯がそういうふうにして切りかえているんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、お答えいたします。
  ときがわ町の防犯灯につきましては、現在1,191基ございます。そのうちのLEDが166基になります。これは平成22年からLEDを設置しまして、地区でいきますと、都幾川地区が677基防犯灯ありまして、87基がLEDです。それから玉川地区が514基ございまして、79基がLEDということで、そういう面では既にLED化をしまして、この間の補正予算でも電気料の補正をして可決していただきましたけれども、そういったことの中で電気料の節減といいますか、そういったことにも取り組んでいこうということで現在進めているところでございます。よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 防犯灯も、防犯灯につけると虫が寄ってこないというのかな、寄りづらいというのかしら、そんなようなことにもここにインターネットで引きましたら書いてありましたので、本当に畑とか田んぼとか、そんなようなところの上にあるところの防犯灯にとっては、やはりすごいなというふうな感じいたしました。これから随時球が切れましたらかえていくということで、私もうれしく思います。
  それで本庁舎のほうもそういうようなもので、やはりまた一歩も二歩も深く考えていただきまして、やはり電気料金は少しでも安くなる、そういうような方向性も考えていただきたいなと思いますので、これはこれで終わらせていただきます。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 貴重なご提言ありがとうございます。
  町といたしましても、電気料金の節減という意味では、こういった庁舎の改修ですとか、公民館の改修、そういった時期にあわせて少しでも節減できるような方法で考えていきたいと思います。経費の面も含めてということでございます。
  また、ちょっとご質問の趣旨からは外れるかもしれないんですけれども、電気料金の節減という意味では、来年3月からPPS事業者のほうに契約を移す予定でございます。大口の施設ということで、全部で13施設あるんですけれども、庁舎ですとか公民館、学校等、体育センター、文化センター等の大きな施設なんですけれども、東電からPPS事業者のほうに切りかえをいたしまして、これで10%程度は電気料金が節約できるというふうに期待をしております。
  こういった形も含めてあらゆる方法を検討する中で、電気料金についても節約を、節減を図っていくということで考えておりますので、どうぞこれからもご理解をいただきたいと思います。ありがとうございます。
○12番 増田和代議員 どうもありがとうございました。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項3、保健センター玉川分室の活用について。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 3項目といたしまして、保健センター玉川分室の活用についてということを質問をさせていただきます。
  これは、この次の野原和夫議員さんのほうからも保健センターの利用ということ、私は活用ということで出ておりますのでさらっと、全部聞きますと、また後の方に申しわけないなというような気がいたしますので、よろしくお願いいたします。
  私は1つの提案といたしまして、福祉文化センターとしての活用を考えてみてはどうでしょうかということなんですね。町の中には公民館などはありますけれども、お年寄りの方々が自由に集まれる場所がなかなかない。今、サークルにおきましても、将棋ですか、そういう将棋のところも解散してしまったとか、そんなようなことをお聞きいたします。そういう ようなんで、例えばいつでもそこに来れば将棋ができたり、またカラオケができたりとか、お茶を飲んだりとか、そんな場所があってもいいんじゃないか、今町ではそういうような場所はないんですけれども、また、そして2階におきましては、さまざまな文化的な活動をしている方がいると思います、町内において。そういう方たちが自由に発表できる、そういう場所も私はつくっていただきたいと思います。
  あそこの保健センターの玉川分室というのは、場所的にも非常にいいんですよね。駐車場は目の前にありますし、今はバスが嵐山から玉川経由と、またこっち都幾川のこっちの経由、何って言ったらいいのかな、遠山というのかな、そっちのほうの経由の2つのところから本庁舎にはバスが来ておりますので、年配の方にしても、またそういうようなバスを利用することができると思うんですね。歩いてすぐですから、そういうような場所をやはり考えてはいかがかなというので町の考えを伺いたい。よろしくお願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、保健センター玉川分室の活用についてということでご質問にお答えいたします。
  まず、保健センター玉川分室の活用につきましては、今年度立ち上げました町有施設有効利用検討委員会において、施設の有効活用を目的に町内全体のバランスを考えながら検討している、現在そういうところでございます。
  現時点では、若手の職員を中心に月に1回のペースで町内全体のあいている施設、保健センターだけではなくてそれをどういう形で使っていったらいいかというのを今、町有施設有効利用検討委員会というのをつくって立ち上げまして、月1回のペースで検討しているというところであります。
  そこで、増田議員からのお年寄りの方々が自由に集まれる場所がないということでありますが、また、文化活動の発表がないということでありますけれども、現在、田黒、あるいは日影、桃木、瀬戸、あるいは仲井とか、今度は大附にも集会所ができますけれども、そういう地域集会所で介護予防サポーターなど地域の住民の方々が主体となりまして、お年寄りの方々を対象にお茶、おしゃべり、また健康体操などを行う集いの場、憩いの場、そういうのが広がりつつある。身近に、今公民館がみんな直していますので、その公民館で、余り遠くまでいかなくても、バスに乗っていかなくても、自分のすぐ近くでそれができるということで、今そういうのが広がりつつあるということであります。
  また、平成23年度から平成24年度の2カ年でときがわ町の地域福祉計画を策定いたしましたけれども、この計画では地域力が希薄になりつつある社会において、人と人とのつながりを大切にするとともに、地域の持てる力を発揮、そしてそれを生かしながら、お互いに支え合う地域をつくっていく、これを目指しております。
  こうしたことを踏まえ、住民自身による拠点づくり、それぞれの地域の拠点づくり、これとして身近な既存施設を有効活用して地域に密着したサロンづくりを進めていくということで、今サロンをやっているところであります。
  町におきましても、公共施設を活用した活動拠点、また、身近なところで交流できる場づくり、また、地域での新しい触れ合いの関係を築き、さまざまな福祉ニーズにこたえる憩いの場、あるいは集いの場を支援していきたいと考えております。
  ご指摘の玉川分室につきましては、交通、配置等立地に恵まれている施設でもあります。また、すぐ近くには文化ホールもありますし、体育館もありますし、文化地域としての1つの拠点になるんではないかと私は考えております。今後具体的な検討をまずさらに検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ご答弁ありがとうございました。
  今、これの答弁をいただいたんですけれども、職員さんを中心に月1回のペースで検討を進めているところであると、町有施設有効利用検討委員会ということなんですけれども、職員さんを中心にとなっているんですけれども、大体若手の職員さん何人ぐらいでこの検討委員会を発足しているんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  大体10名程度の職員です。各課から1名程度出ていただいて、10名程度の職員で検討しております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 これは町全体のということですよね。あくまでもね。はい、わかりました。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 合併して、2つが1つになっているわけですから、空いている施設がいっぱいあるんですよね。それを有効に使うということで検討しているということです。
  ですから、保健センター1つだけ検討しているんではなくて、全体を検討しているということです。その辺誤解のないように。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 よくわかりました。
  この答弁の中に、番匠の文化センターも介護予防のサポーターなどで使っております。本当に民生委員さんがご尽力いただきまして、足がない方はそこへ行って介護予防って、それは年に何回なのかな、やっております。それをお年寄りの方が、だから、おしゃべりとか、健康体操というのは、私は介護サポーターのときのことをここにこういうふうに答弁でうたわれているのか、それでもなかったら、いつでもそういうところに行って健康体操とか、そういうようなものをやっているのか、その点お願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  桑原町民課長。
○桑原和一町民課長 お答えいたします。
  まず、集いの場というのがございます。この集いの場につきましては、介護予防サポーターということで、地域包括支援センターでサポーターの養成講座を行いまして、今年度からそのサポーターの方が地域で具体的な活動をしたいという方がおりましたので、その方を中心に今年度から始めました。
  もう1つが、一次予防事業で憩いの場というものをやっております。これにつきましては、玉川地区と平地区で行っておりまして、玉川地区につきましては、約週に一度、月曜日に行っておりまして、平成23年度の実績ですと44回ほど行いました。参加延べ人数で936人です。内容といたしましては、体操とかレクリエーションとか、物づくりを実施しております。それと平地区で憩いの場をやっておりまして、これにつきましては、平成23年度で年11回、参加者が延べで124人でございます。この憩いの場につきましては、保健師、看護師、あるいはボランティアの方が中心にこのような活動を行っているところでございます。
  それともう1つが、先ほど答弁の中でありました地域に密着したサロンづくりということで、これにつきましては、民生委員さんが中心となりましていきいきサロンという形で20カ 所で行いまして、平成23年度実績で619名の方が参加いたしました。したがいまして、今のところときがわ町といたしますと、介護予防等々の事業の中でその3つの事業の中でお年寄りの方が集まっていただいて、お茶を飲んだり、運動をしたりという形で実施しております。
  考え方といたしましては、やはりお年寄りの方を中心としてそのところに集まっていただいておりますので、やはり近くの集会所、これが一番よろしいのかなということで、地域集会所を基本としてこのような事業を展開しているところでございます。
  以上です。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ありがとうございます。
  今の答弁としますと、憩いの場ということも玉川と西平でやっているということで、玉川44回、西平は11回ということで実施しているということをお聞きいたしました。本当にこういうところにやはり行政といたしましては、この答弁の中から察しますと、こういう地域のところにやはりお年寄りやなんかが集ってお茶を飲んだりとか、そういうようなものをやって、今現在やっているということですね。
  ということは、私は保健センターの活用ということですから、今検討委員会が若い方たちが町有でやっているということなんですけれども、町といたしましては、町長にお聞きしたいんですけれども、保健センターの活用方法につきましては、今全然町としてはそのままという、方向性が全然ないんでしょうか。その点お願いいたします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  桑原町民課長。
○桑原和一町民課長 保健センター玉川分室につきましては、現在のところは、今現在は今年度は使っていません。来年度につきましては、本庁舎の耐震補強大規模改修の仮庁舎として約1年間使用いたします。先ほど検討委員会の中で具体的な検討を行うということでございますので、平成26年度から具体的にある程度方向性は出るのかなと、保健センターを管理している町民課ではそのように認識しているところでございます。
○笹沼和利議長 12番、増田議員。
○12番 増田和代議員 ありがとうございます。
  大体方向性が平成26年度という、そういうような具体的な、どういう形かはまたこういう若手の方たちが町有施設有効利用検討委員会、その中で活用方法は検討していくという、そういうようなことだと思います。
  私は平成26年、来年1年間は本庁舎がリニューアルしますので、1年間は保健センターを利用するということを今町民課長にお聞きしました。その後、来年、平成26年度にということなんですけれども、方向性を何年度ということを私も聞きましたので、よりよいやはり住民の皆様があそこは本当に本庁舎のすぐそばでもありますし、やはり交通というんですか、そういうようになっても駐車場はございますし、またバスも通っていますので、本当に住民の皆様とともどもやはりどういう活用方法するのか、また、検討していただきたい、そしてよりよい皆さんが使いやすい、そういうような活用方法をしていただきたいと思います。
  平成26年目指して私も頑張っていきたいなというような気持ちでおります。
  以上でございます。ありがとうございました。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
  暫時休憩いたします。
  再開を3時5分といたします。
                                (午後 2時52分)
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○笹沼和利議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 3時05分)
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○笹沼和利議長 発言順位6番、質問事項1、障がい者施策、障がい者相談事業について、質問事項2、河川(水路も含む)の水質検査について、質問事項3、保健センター玉川分室の有効活用を、通告者8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 日本共産党の野原和夫です。一般質問をさせていただきます。
  障がい者施策、障がい者相談事業について。
  町では、平成24年3月に障がい者福祉計画を策定しました。計画の基本的な考え方の部分は6年間、基本計画は具体的な計画な部分ですが、3年間です。
  そこで4項目について伺います。
  1番としまして、障がい者相談事業は実施されているのか。2番、障がい者生活支援員を配置されているのか。3番、コミュニケーション支援事業についての町の取り組み状況は。4番、障がい者支援活動や住民主体のまちづくりには、ボランティア活動が大事です。ボランティアセンターの必要性についてどのように考えているのか、この点伺います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の障がい者施策、障がい者相談事業についてお答えいたします。
  まず1番目の障がい者相談事業についてでありますけれども、比企地域の8市町村共同で東松山市社会福祉協議会、社会福祉法人昴、医療法人緑光会の3つの事業所に委託をして24時間、365日体制で相談支援事業を実施しているところであります。
  身体、知的、精神、それぞれの障害に応じた専門の職員が配置されておりまして、地域で実施することで多くの事例にかかわり、それらの情報が集約されるため、さまざまな事例に対応することが可能となっております。
  続きまして、2番目の障がい者生活支援員の配置についてでありますけれども、通常障害者生活支援員、これは社会福祉施設等に配置されて指導や、また相談援助を行うということであります。
  現在、町ではそうした名称で職員を配置しておりませんけれども、日常的で身近な相談は福祉課や保健センターで受けております。さらに困難事例や高い専門性を要すると判断した場合には、町から委託相談支援事業所につなぎまして、事業所職員が訪問、または電話によりまして相談を受け、その後の支援につなげているところであります。
  今後も相談支援事業を広域で実施することの利点を生かしながら、町職員も積極的に研修に参加し、個々のスキルアップを図るなど、相談支援体制をより充実させていきたいと考えているところであります。
  続きまして、3番目のコミュニケーション支援事業の取り組み状況についてでありますけれども、手話通訳者、要約筆記奉仕員派遣事業、これを実施しております。これは聴覚または音声、言語機能に障害のある方の福祉の増進と社会参加の促進を図ることを目的として、聴覚障害者等が参加する冠婚葬祭、あるいは学習活動、公的機関との連絡調整のほか、町のイベント等の際に、本人または団体からの申請に基づきまして、手話通訳者を派遣しているところであります。平成23年度は34件の派遣を実施したところであります。これは本人の負担はありません。本人負担でなくて町のほうで負担するということであります。34名の方が利用したということであります。
  続きまして、4番目のボランティアセンターの必要性についてでありますけれども、野原議員がご指摘のとおり、障害のある方が地域生活を送る上ではボランティアの支援が不可欠 と考えております。
  そこで、ときがわ町では社会福祉協議会にボランティアセンターを設置いたしまして、手話啓発のための体験教室や朗読ボランティア講座、広報ときがわの朗読テープ作成などを行っております。
  今後もボランティア活動体制の強化のために、町として引き続き社会福祉協議会に対しまして支援してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 障がい者、この中で相談事業ということは、平成21年度県の補助事業であったんではないかなと思うんですが、この補助事業でときがわ町はずっとこういう相談事業はなかったのか、その1点聞きます。
  それから、県から移譲される中で身体障害者相談員、知的障害者相談員、これはこういう人たちが今から県から移譲される現状はあると思うんですね。だから、その中で障害者支援員の派遣、必要性は重要視されるのではないかなと思うんですが、答弁の中では個々のこの両方についてはないという、今までにもなかったのかどうか、この点伺います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 相談事業につきましては、平成21年からというような話でされているわけなんですけれども、ずっと今まで継続してやっております。
  それから、支援員の関係でございますけれども、支援員につきましては、これは答弁にもありますように、施設のほうの支援員ということでそういった名称あるわけでございますけれども、市町村にそういった支援員を置くということは特に規定はないというふうに考えておりまして、近くでは嵐山町のほうでそういった相談支援員を置いているというふうな情報は聞いておりますが、臨時職員が相談業務を過去からずっとやってきて現在に至っているということで、嵐山町以外、この近隣に聞きましたところ、そういった相談支援については置いてないということで、相談事業につきましては、先ほど答弁にありましたように、東松山市社会福祉協議会、あるいは社会福祉法人昴、医療法人緑光会、こちら3事業所のほうに共同で委託をして相談事業のほうは行っているというふうな状況でございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 このパンフレットの中身でこれも支援の関係でしょう、それでいいと思うんです。
  それと先ほど障害者支援員の配置について必要性ということは、私は嵐山町はこの中では障害者相談員事業が終了ということで、障害者生活支援を配置して、県から移譲される身体障害者相談員及び知的障害者相談員、こういう人たちは相談しやすい体制が整っているということなんですね。何でもそういう委託のところへ頼むんではなくて、やはり町はそういう基準を持ってやるべきではないかなと思うんです。それは先ほどのあれで、もうそういうところに全部、社会福祉法人昴とか3事業所に委託をしている。では、相談した人が全部そちらへ投げて、そちらへ直接聞いてくださいというような体制を町は取っているんですか。この点伺います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 お答えを申し上げます。
  この相談事業が来たからといってすべてそちらの事業所に回すということではないわけでございまして、こちらの答弁書にありますように、窓口で対応できるものは極力窓口、福祉課、保健センターの窓口で対応のほうをさせていただいております。困難事例等がありましたら、そちらの事業所のほうに回していくということで、職員についても、ケース会議とか、いろいろ事業所の方と意見交換等する場がございます。そういったところでいろいろな知識を得て帰ってきております。その知識を生かして、窓口に来た方に対しまして相談を実施していくということで、単独に勉強するというよりか、そういった各事業所の様子を聞きながら実地に勉強しながら知識を得て、それを生かして窓口で生かしているということで、対応できるものについては窓口で対応、それから対応の困難なものについては、そういった委託の事業所に回すということで考えております。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 窓口の対応については、やはり知識のある人を、教育も大事ではないかと思います。その点力を入れていただきたいと思います。
  3番目のコミュニケーションの事業については、ときがわ町の手話通訳者等も含めて、こういう事業はすばらしいものと評価したいと思います。
  しかし、単なる情報の受け渡しではなく、情報が伝わる真の意義は、その情報による具体的な日常生活内容の発展や個人の成長・発達がもたらせることにありますので、この点は重 視していただきたいと思います。これは町のコミュニケーションの中で事業を評価したいと思います。
  それと最後のボランティア活動においては、私は是非ときがわ町はボランティアについてはコーディネーターを配置しているのか、この点伺います。
  それとボランティアは登録制になっているのか、その点お伺いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 このボランティアにつきましては、答弁書にございますように、社会福祉協議会のほうで設置のほうされてございます。
  コーディネーターということでございますけれども、コーディネーターにつきましては、社協のほうの体制の中で臨時職員の中で社会福祉士等持った方が以前担当でやっていたと、今現在担当はだれかというのはちょっと確認してないので申しわけないんですけれども、その職員はまだおりますので、コーディネーターとしての助言とか、担当から外れている場合なんですけれども、そういった助言もしてもらっているものというふうに思っております。
  それから、登録の内容でございますけれども、社会福祉協議会のほうに確認をしましたところ、団体登録のほうが7団体、それから個人登録のほうが8名ということで伺っております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 団体登録、そういう組織ありますけれども、私はときがわ町にどうしても必要性があるということを強調したいのは、コーディネーターをしっかり配置することが大事だと思うんですよね。その中でボランティア組織を登録を充実してやるということ、そういうことが1つ大事ではないかと私は思います。
  ボランティアと障害者をつなぐコーディネーターの配置というのは重要性があるんですね。だから、そこを位置づけてないと、こういう団体があっても、団体任せになってしまうんですよ。しっかりした基礎、頭がいないと、やはりそういう中で指導者がきちんといることが大事だと思うんですが、行政としての役割は、またこの中で登録されたボランティア、もし登録されれば、これは今のほかにいろいろな障害を持っている人たちに助けを求める問題があるんですから、そういう人たちの専門意識の方が登録してもらうことは大事だと思うんですね。
  私は最近気づいたんですが、比企聴覚障害者の会の会長ですか、西澤登志雄さんですが、ちょっと名前を出してもいいかということで言ったんですけれども、オーケーいただきましたので、この人たちもやはり手話の人たちがきちんと登録しておいてもらって、いつでもそういうところに行っていただくこと、そういうことの位置づけが大事かなと思うんです。その中で行政としての役割は、経済的な保障をしてやること、交通費、活動したその日の手当などをボランティアした人たちにも最小限の保障をしてやるということになれば、もっともっと福祉の充実したときがわ町が広がるんではないかなと思うんです。
  私たちが今、年2回議会報告会をしていますから、そういう中でも西澤さんみたいな聴覚障害者の人も参加していただければ、手話の人をボランティアで呼んで、それで意見交換もいろいろな行動もできるんではないかなと思うんです。そういう中で、是非ボランティアの登録、きちんとした登録、その中でボランティアと障害者をつなぐコーディネーターの配置、その中で行政の役割というのは、それぞれの負担能力において、いろいろな交通費等も、活動したその日の手当等も含めて交渉してやるということは重要ではないかな。
  ボランティア、ボランティアといっても、やはり組織がしっかりしていることもあるんですが、そういう中身をきちんとやれば、行政はバックアップできる体制をつくることが大事ではないかなと思うんですが、こういう点どうお考えでしょうか、お伺いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、お答えを申し上げます。
  コーディネーターの配置の件でございますけれども、障害者とボランティアをつなぐというような重要な意味があるということについては、確かにそのとおりなのかなというふうには思っております。この辺につきましても、今後、社協のほうにお願いをして、よりよい活動が行われるように是非協力をしていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。たくさんのボランティアがふえることによって、ときがわ町の地域福祉が発展できればというふうに感じております。
  それから、交通費等の経費の面でございますけれども、これについては、町としますと、財政的なことがございます。今後、どのようなボランティアの動向になるのか、ボランティアから果たしてどのような要求があるのかも含めまして、検討のほうをさせていただくというふうなことでよろしくお願いをしたいというふうに思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 是非前向きに検討していただきたいと思います。
  近隣の市町村をちょっと比較すると、それが重要性がわかると思うんですよね。どことは言いませんけれども、調べればわかると思うんですが、そのコーディネーターの配置、これは重要性があるんですよね。そういうのは是非お願いしたいと思います。
  この問題については、以上で終わりにします。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項2、河川(水路も含む)の水質検査について。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 河川(水路も含む)の水質検査について。
  町では、ゴルフ場排水残留農薬水質分析調査を5地点、町内に立地、隣接するゴルフ場から町内河川に排出される河川で行っているとのことです。また、玉川工業団地内の木曽園川、日野原川においても水質検査を行っている。町全体で18カ所で年1回水質検査を実施しているとのことです。汚水衛生処理率については、合併浄化槽トータルをもとに63%となっているが、合併浄化槽はトイレ、風呂、洗濯など生活排水を浄化処理して河川に流していると考えられます。排水において、河川、水路等で問題が生じた時点での解決策について伺いたい。
  また、現在に至るまで今まで排水において問題が生じていたなら、その経緯について伺いたい。
  以上です。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 続いて、河川の水質検査についてのご質問にお答えいたします。
  野原議員のご指摘のように、町では公共用水域の水質汚濁防止策といたしまして、町内河川等の水質検査を18カ所で実施をしております。そのほかゴルフ場の排水残留農薬分析調査といたしまして、町内に立地、または隣接する5つのゴルフ場から、町内河川に排出される放流水の水質について、農薬汚染の有無、これについて監視をしているところであります。
  また、公共用水域に排出される生活雑排水の対策といたしまして、平成15年度から浄化槽市町村整備推進事業、こういう事業を導入いたしまして、浄化槽の整備促進と単独浄化槽から合併浄化槽への転換を図ると、これは今盛んに皆さんに啓発活動しているんですが、どうしても単独浄化槽を使っている人が合併浄化槽になかなか移行できないということがありますけれども、この辺もいろいろ補助金等がありますので、是非これは実施していただきたい と思っているんですが、これの適正な浄化槽の、そうした合併浄化槽の適正な浄化槽の保守点検及び清掃を行うことによりまして、放流水の水質を確保し、清流の保全、また衛生的な生活環境の整備を推進しているところであります。
  この事業の推進によりまして、平成14年度末に旧都幾川村では33.6%、旧玉川村では37.2%でありました生活排水処理率、これが平成23年度、これには皆さんの協力もいただきまして、63.0%に改善されました。都幾川の水質がこのようによくなってきているということであります。
  このような中で、排水において河川、水路等で問題が生じた時点での解決策でありますけれども、浄化槽に関する事務は埼玉県の所管事務とされておりまして、浄化槽法の規定に基づき規制指導が現在行われているところであります。
  町内の水路を含めた公共用水域に浄化槽から放流される水質の異常について町に連絡が寄せられた場合は、現地調査を行った後に、その現状を東松山環境管理事務所、ここに報告をいたしまして、立ち入り検査を依頼しております。現地では、浄化槽の使用状況、水質検査の結果、保守点検及び清掃の記録を確認いたしまして、必要に応じて保守点検、また、清掃の回数をふやすなどの指導を行っているほか、保守点検、清掃が行われていないと認める場合は、浄化槽の所有者に対して浄化槽機能の保持、これに必要な改善措置を命ずるなど、水質改善のための対策を実施しているところであります。
  また、現在に至るまでの排水についての問題と経緯ということでありますけれども、今年度馬場地区と五明地内の2カ所における放流水の水質異常が寄せられております。こういう連絡が来ております。馬場地内の水質異常は、6月1日に圃場整備済みの用水路内に、近くの事業所が白い異臭のする水を流しているとの通報が町に寄せられました。その日のうちに現地調査を行った結果、数日前に浄化槽が故障し、修理を行ったので、今後は正常な水が流れるとのことでありました。町のほうとしても経過を観察するということにいたしましたが、その後、水質異常の連絡は町には寄せられておりません。
  次に、五明地内の排水異常は、事業所からの排水が泡立っているとの通報が、10月26日に東松山環境管理事務所により町も同行して立ち入り調査を行っております。こういう連絡が入ったので、東松山環境管理事務所と町とで同行して立ち入り調査を行ったということであります。事業所の責任者の立ち会いのもとに保守点検、清掃、法定検査の書類の確認を行うほか、浄化槽付近からの腐敗臭がすることから、浄化槽の状態に応じた清掃を実施するように指導いたしまして、事業所側もすぐに対処するとの回答を得ているところであります。
  この事業所における浄化槽の管理状況は、保守点検は2週間に1回、清掃は4カ月に1回、法定検査は年1回実施されておりまして、水質を示す生物化学的酸素要求量BOD、これは1リットル当たり21ミリグラムでありまして、おおむね良好な数字となっておりまして、追加の清掃実施による放流水の改善効果について経過を監視しているところであります。
  以上です。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 町内河川の水質検査の実施場所に、先ほど私も言いましたが、木曽園川も含めて、日野原川も含めてすごい率の高い大腸菌の検出が出ている現状なんですね。私たちも努力して川をきれいにする努力も必要かなと思うんですが、この中で先ほどの、今までに問題が指摘された2カ所については、私は住民からの声が出ましたのであえて質問させていただきます。
  最初に、この馬場のほうの問題ですが、番匠川、小さい水路ですが、その側にある田んぼの水が、当初この辺はため池が2カ所ぐらいあるらしいんですけれども、そこからの水の供給で稲作をやっているんですが、過去に2回変な水が流れて田んぼに入って、急遽水の入れかえをしたという現実があるんですね。これは私は監督問題、やはり重要な問題ということで質問させていただきますが、米をつくっている人にとっては大事な問題なんですね。
  そこであえて言いますが、この問題を指摘して町に働きかけたのは、馬場のほうは農業委員の方が課長のほうに言ってきたと思うんですよね。私も農業委員の中で、やはり問題があったら提案提起して、議論を交わして解決策を見出すこと、一番最初に農業委員、2年前に言いましたけれども、やはりそういう協議もしなかったのではないかなと思うんですね。やはりそこはきちんとやった上で、住民に理解を示すことが大事かなと思うんですが、課長はこういう対応をどのように考えて進めたのか、山崎課長にお願いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今、町長のほうの答弁でご説明、ご答弁申し上げましたけれども、今回のご指摘の馬場については、地元の農業委員さんからの情報提供でありました。この情報をいただきまして、町のほうとしても、農業委員会、それから環境課とあわせて現地のほうを迅速に調査をし、なお、その対応についても、その日のうちにこの事業所のほうで対応をしておりました。
  その中で、排水処理について、処理水については、その後問題ないというふうなことでございましたので、地元の農業委員さんのほうにも報告をいたしました。
  そういう中で、今野原議員ご指摘の農業委員会として協議をしたかというふうなことでございますけれども、これについては、迅速に対応していただきましたので、地元の農業委員に報告をして、特に農業委員会として協議をしたということではございませんので、ご理解いただければと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 この番匠川、水路においては、水が少ないので棚上げして、上のレベルが下がったらまた水が流れて順番にいっているらしいんですけれども、ここの地域の人たちに聞くと、過去にはそういう問題はなかったということを聞きました。そしてもしこういう問題で今後稲作、米づくりをやめるようになったら、やはり大きな死活問題になるんではないかなと思うんですが、二度と起こしてはならないことだと思うんですが、これは厳重注意して行って、即直ったということで理解してよろしいんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 現状のほうを確認させていただいて、なおかつ対応のほうもしていただいておりますので、特に問題はないということで今考えております。
  以上です。
          (「事業所の対応について」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 環境課で指導の内容についてちょっと申し上げさせていただきます。
  まず、ここの事業所におきましては、平成22年度、この事故の後に、9月におきましてすぐ清掃が入っております。翌、平成23年2月18日、3月25日、7月25日、12月16日、平成23年では4回清掃を実施しております。その後、平成24年4月18日、それから事故が発生しましたのが6月1日に私どもにこの情報を寄せられておりますので、その後8月1日に清掃が入っているということで、現在、放流口付近の水路、農業用水ですね、確認しておりますが、何ら問題ない、きれいな透き通った水が流れているという状況です。
  以上です。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 今、課長の説明で理解したいと思います。
  それともう1件について、五明地域においては、これは五明の4の地域ですね、この中には沢という、水路というのは滝山萬開沢という地域でございますが、これはもう大分以前から悪臭等が問題視されていました。この地域の上のほうにも住宅地がありますから、全体の問題も考えられると思うんですよね。しかし、私はこの問題については、現場へ行って見させてもらいましたが、ある人が何カ月に一度か汚泥をスコップで取って処理してくれているんですよ。その人に聞いたら、汚泥を置いておくと臭くてたまらない。だから、これは上のほうの上流を調査するのは当然、そのところの事業所の調査も当然ですが、やはりきちんとした方向性を出してやることが、住民にとっては理解されるのではないかなと思うんですが、この点課長どうお考えでしょうか、お伺いします。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  まず、この滝山萬開沢の臭いの関係、汚泥ですか、これにつきましては、やはり1つの事業所の特定というのは難しい現状です。ここにつきましては、この沢に流れ込む家庭からの生活排水、し尿の排水、これについてすべて調査を行いまして、どのような形で流れ込んでいるかというのをつかまない上では、この指導には当たれない状況と、すべて判明した中でこれは指導していくという形で、これを守らないわけにはいきません。
  その中で町としましては、この地域、雀川の排水の改善、こういったところも視野に入れまして、支流から浄化槽の普及につきまして、町で実施している町設置管理事業、この浄化槽への転換を啓発していく、それと戸別訪問もあわせて行っていきたいと、このように考えているところです。これにつきましては、平成25年度以降において進めていきたい、このように考えております。
  町長申し上げましたとおり、町の事業、これを導入していただきますと、年1回の水質検査、それとあわせて年4回町の浄化槽について保守点検を行っておりますが、これの保守点検、それから年1回以上になりますが、浄化槽の種類によっても違ってきますが、全ばっ気の場合には半月に1回ということで、年に2回は行わなくてはならないという浄化槽もあります。このような形で適正な浄化槽の維持管理、これが行われることによって、この問題につきましては大分改善されると思います。
  このような形で、町としましては、各地域、町への転換を進めてまいりたいと考えておりますので、この事業につきましては、住民の皆様のご理解が得られないと進められない事業でもあります。こういったところから、住民の方の理解を得ながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 確かにそういう事業所も含めて、そこで共存していって生活もしているわけですから、皆さんときちんとした意見交換をしながら、きちんとした定めをして方向性を見つけていただきたいと思います。
  ちなみに、ちょっとときがわ町の保全条例の中身を説明しますけれども、事業所排水の適正処理第34条は、「事業者は、事業所排水、公共用水域等に与える影響を認識し、水質の保全のために有効な施設の設置に努めなければならない」、これが34条にあります。それから第35条には、「町長は、生活排水又は事業所排水を排出しているものが必要な措置を講じていないと認めるときは、当該排出者に対し必要な指導又は助言を行うことができる」。これは指導が助言ということで、あとは改善勧告、第36条は、「町長は、町民及び事業所が前条の指導に従わないときには、当該排出者に対し期限を定め必要な改善な勧告することができる」というふうにときがわ町の条例が条例文されてるおりますので、この点を重視しながらも、今後、地域の人たちがやはり問題が解決されて、きちんと生活を営むようにしていただくことは、町の役割ではないかなと思うんですが、この点よろしくお願いします。答えはいいですから。
○笹沼和利議長 いいですか。
○8番 野原和夫議員 はい。
○笹沼和利議長 続いて、質問事項3、保健センター玉川分室の有効活用を。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 保健センター玉川分室の有効活用をということですが、先ほど答弁が大分されておりますので、私は私なりに質問させていただきます。
  3月議会での質問の回答では、平成24年度は町全体の視点から町有施設の有効活用を検討するプロジェクトチームを立ち上げ、その中でこれら複数の課題に対応するための方針を検討していくと述べています。
  さらに、この方針の検討結果が出次第、住民の方にも参加していただいて、検討委員会を立ち上げ、具体的な利用方法について検討していくとあります。進捗状況について伺いたい。
  以上です。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、3番目の保健センター玉川分室の有効活用をのご質問にお答えいたします。
  まず、この町有施設有効利用検討委員会、先ほどお答えいたしましたけれども、ことしの4月当初に立ち上げまして、役場の職員が中心になって月1回のペースで検討を重ねているところであります。
  内容といたしましては、各町有施設の個々の状況、また配置を検証いたしまして、空き施設も含めて有効活用の方法を検討しているものであります。
  その中の1つに、保健センター玉川分室が含まれているということでありますので、現時点ではまだ方向性は出ておりません。
  この保健センターにつきましては、平成25年度、先ほどもお答えしましたけれども、平成25年度の本庁舎の改修に伴いまして、仮庁舎として使用することになっております。その後、先ほど言いましたように、平成26年度ごろ方向性が出るのではないかということでありまして、今後も引き続き検討を重ねて、改めて議会のほうにもご相談をさせていただきまして、そして住民の方にもご理解いただきたいということでよろしくお願いしたいと思います。
○笹沼和利議長 よろしいでしょうか。
  8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 プロジェクトチームを立ち上げ、チームの構成を検討していく、そのチームをつくった構成的な中身はどのような検討を進めているのか、具体的な内容は説明できると思いますが、伺います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 野原和夫議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  庁内の若手職員を中心に10名程度の職員に集まっていただきまして、各課から出ていただいて、それぞれ所管している空きの施設等をそれぞれ検討しているという状況でございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 月1回ペースで検討を重ねていると、月1回検討しているわけでしょ う、中身はどういう議論をして検討をしているのか、中身が一切なくて、検討している、検討している、これでは私は内容がわかりませんので、どういう検討をして課題を上げてやっているか、それが大事なんですよ。伺います。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  現在、検討している施設につきましては、17施設ございます。こういった施設の有効利用について今後どのような形で、壊すものもあるんですけれども、どのような形で有効活用していくか、また、合併後、複数ある施設もありますので、そういったものを統合できるものですとか、ほかの用途にできるもの、そういったものをそれぞれ施設ごとに検討しているという状況でございます。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 先ほど壊すような考えもある施設ということを言いましたが、旧玉川保健センターは活用をする方向性で検討しているわけですよね。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 保健センター玉川分室ですね、こちらについては活用する方向で検討をしております。
  以上でございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 先ほどの答弁では、平成25年度本庁舎のいろいろ改修等も含めて利用され、平成26年度の方向性が示されておりますが、この中で私はどうしても利用していただきたいというのは、以前ときがわ町の行政報告会で町長の報告会の中で、仲井の説明のときには、保健センターで利用した人が追い出されまして、今一ト市にそこを活用していますよね。そのときに大変喜ばれているという発言を当時の人が言いましたけれども、そこに携わった人が喜ばれていませんでしたということをはっきり出たんです。
  だから、そういう人たちが今求められていることは、やはりきちんとしたところで活用して利用して、そういうことを進めていただきたいということを常々思っているのではないでしょうか。
  この問題について町民課長に聞きますけれども、いずれ一ト市のセンターにいる人はどこかへ移るように計画入っているんでしょうか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  桑原町民課長。
○桑原和一町民課長 お答えいたします。
  本年4月9日、16日、23日、5月7日、この4日間でございますけれども、憩いの場に参加していただいている方と打ち合わせをさせていただきました。その中で、今現在、近所の方が多く参加していただいている状況であること、場所が遠くなると困るということ、あるいは他の施設を用意したときに、エレベーターについては余り利用したくないと、ですから、1階を利用したいというような意見が出ました。その中で、では、玉川公民館でどうでしょうかねということでご提案申し上げて、玉川公民館という案も出ましたけれども、最終的には玉川分室で長いことやってきたところで、あそこが一番いいと、そういう意見をいただきましたので、考え方といたしますと、そういう意見が出ましたので、玉川分室についてまた利用していただけるように、次の検討委員会の中で、具体的に検討はしておりますけれども、そういうような意見については、検討委員会のほうにお話をし、そのような形、利用ができるような形で調整できればと、今現在は考えているところでございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 方向性をしっかり利用している人たちの意見も尊重していただきたいと思います。
  それとこの玉川分室有効活用については、以前私は説明した中でも名栗地区の触れ合いいきいきサロン、これは100円でいろいろやっていますが、こういうサロン的なものを計画しております。そして私の視察の研修の報告の中でも、下諏訪町がお年寄りと子供たち、また若いお母さんたちの触れ合いサロン、それもやっております。そういうことは、町民課長、福祉課長も視察は行っています。それとこの楽しみあうなぐりの茶の間、これには講演依頼したときには、清水主幹も出席しております。内容はよく知っていると思うんですよね。
  だから、こういう施設、やはり下諏訪町みたいにポケッター、そういうことも含めて利用価値というのはどういうものか、課長みずから参加して施設を見ているわけですから、ぜひ生かしていただきたいと思います。そういうことによって、ときがわ町の利用者の母体がしっかりできると思うんですよね。
  それと1つ問題があるのは、先ほどの説明の中で地域密着サロンということで民生委員が やっていると言いました。これは以前社協がやっていたわけではないんでしょうか。だから、私はなぐりの茶の間というのは全部社協がバックアップしているんです。社協が。それでこのなぐりの風という送迎の車も社協なんです。だから、社協という柱をしっかりした中で、位置づいた中でみんながきちんとやれば、こういう民生委員任せじゃなくて、民生委員だって大変なところがあるんですから、そこは窓口がきちんとして、柱がしっかりしていれば、福祉の充実もっともっと充実できると思うんですが、そういう点を大島課長どう思いますか。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 その前に施設のところで誤解のないようにしていただきたいのは、今町民課長のほうからはそういう話が出ましたけれども、企画財政課の立場からすると、実は今社会福祉協議会の事務所がありますけれども、あそこがもう古くなってしまっているんですね、あそこの協議会が将来使えない。それとあとは第二庁舎の近くにあります保健センター、あの利用方法も考えなくてはいけない。そういうのを総合的に考えていますので、確かに町民課は町民課としてのそういうのがありますけれども、また企画財政課は企画財政課として違う意見も実はあるわけです。ですから、その辺の調整をこれからしていくと。また、教育委員会は教育委員会のほうで文化施設にしたいという、いろいろな話があります。ですから、その辺はしっかりとまだまだ調整はしていかなくちゃいけないと思います。
  ですから、その辺はしっかりと、まだまだ調整はしていかなくてはいけないと思います。それだから1つのことではなくて、いろいろなものが複合的に、今建物、さっき言いました17施設ありますから、その辺を考えながらやっていくということですので、結論を焦らないでゆっくりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。建物についてはそういうことです。
○8番 野原和夫議員 大島課長から答弁。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 先ほどの触れ合いサロンの関係、民生児童委員がやっていると、主体になってやっているというふうな話の中で、この事業につきましては、社会福祉協議会、あるいは保健センター等も共同してやっていますので、民生委員がある程度中心になってまとめていただいている部分はあるんですけれども、社協とか、そういったところが関係してこの事業をやっているということで、また、今年度も年度途中でありますが、まだ全部の地区回 って終わってはいないんですけれども、全地域20カ所、今年度も計画のほうさせていただいているというところでございます。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 社協を柱になるということの重要性というのは、やはりプロパーが位置づけられるということが大事だと思うんですよね。そういうこともしないで、ちょっと方向性が違う考えだと私は思うんですよね。そうじゃなくて、やはりそこできちんとした柱が、社協があっていいんじゃないですか、そういう点お願いしたいんですよ。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 いろいろお年寄りが集まってボランティアでそういったサロン活動といいますか、やっておる現状もあると、やはりボランティアでずっとやっていると息切れをする可能性も出てくると、そういったときには何らかのてこ入れは当然ながらしていかなくてはならないのかなというふうには感じております。
  ただ、今盛り上がっているときでございますので、そちらのほうの波を感じながら広げていただいて、困る状況になるというふうなことが想定される場合は、行政を含めてそちらのほう、やはり地域福祉づくり、地域での福祉をつくっていくというような話の中で考えていきたいというふうに思っております。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 名栗については、町で視察にある人が行っていると思うんですが、だから、こういう施設の活用的なものも参考にしつつ、この間私たちと一緒に下諏訪に同行して、課長は玉川保育園壊さないでこういう活用できたなとちょっと一言言われたので、やはり活用、壊さないであの活用ができたかなと私も思う気持ちがあるんですよね。
  だから、そういうような思いも含めて是非前進させていただきたい。やはり社協が主軸で、社協の中でちゃんとプロパーを置いて、そういう位置づけの中でやることが私は重要だと思うんです。
  それで先ほど町長は、町民課長がそういう答弁をいただきましたけれども、全部の、皆さんの意見を尊重していただきたいということなんですよ。だから、そこは前向きにそういう方向性を皆さんから出たということは重要な問題ではないでしょうか、そこのところを私はお願いしたいんですよ。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 全体の意見を聞かないということです。1課だけの意見でそれを決めるんではなくて、全体のということです。だって町民課だけじゃないですから、ほかの施設。あの施設は、では仮に保健センター1つとった場合に、300坪あるんですよ。300坪を使いこなせる、ではどういう団体がいいかというのも考えなくてはいけないじゃないですか、上下で300坪ですよ。ですから、その辺も全体で考えていくと。では、社会福祉協議会に持っていくのかいいかという話になっていくかもしれないし、もっとほかのこともあるかもしれないし、その辺を今検討しているということです。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 300坪、そういうことを言っているんではない、団体とかいいますけれども、やはり町の社協を主軸ということは、私はひとつ強調したいんですよ。
  それで先ほどの町民課長についても、当初あそこへ移動されたときには物すごく不満というか、階段の上り下りがよいじゃないとか、いろいろなことが出ていたんですよ。それであそこの三叉路、十字路ですか、信号で危険なところなんですよね。そういう思いですから、やはり安全なところへ移ってやるということで、そういう意見が出ているから課長が答えたんです。だから、そういうことを踏まえて、そこをやはりそれは違うんだという言い方ではなく、前進をしていただきたいということをお願いしたいんです。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 公民館も今つくっているではないですか、改修を。そういう方にも使えるように、玉川公民館はエレベーターをつけたということ。ですから、そういう道もあるということなんです。
○笹沼和利議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  この検討委員会の中では、特定の使い方ということではなくて、あらゆる面から使い方を検討してこれからしていくということでございますので、ご理解をいただければと思います。
  以上です。
○笹沼和利議長 8番、野原和夫議員。
○8番 野原和夫議員 言った言わないでいやなんですけれども、先ほど課長の説明だと、あ そこから出られて違う施設、そういう考えもあるということを私は聞いたんでいいと思います。
  それと担当課長も清水主幹も出席した、そういう協議の中でいろいろ研究していらっしゃると思いますので、やはりそういうものを踏まえて、町の輝くものをつくっていただくのが大事だと思うんですよね。だから、そういうことを是非お願いしたいと思います。
  質問を終わりにします。
○笹沼和利議長 ご苦労さまでした。
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   ◎延会について
○笹沼和利議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○笹沼和利議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○笹沼和利議長 大変ご苦労さまでした。
                                (午後 4時00分)