平成26年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第6号)

                            平成26年3月19日(水) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
野 尻 一 敏 
総務課長
小 峯 光 好 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
内 室 睦 夫 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼会計室長
町 田 英 章 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
岡 本 純 一 
水道課長
中 藤 和 重 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
中 村 賢 一 
生涯学習課長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
岡 野 吉 男 
書記
新 井 裕 文 

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   ◎開議の宣告
○野口守隆議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成26年第1回ときがわ町議会定例会第6日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○野口守隆議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○野口守隆議長 きのうに引き続き、これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○野口守隆議長 発言順位6番、質問事項1、広報ときがわ2月号掲載の町内河川の水質検査結果について、質問事項2、ときがわ町防災行政無線の活用について。
  通告者、4番、山中博子議員。
○4番 山中博子議員 4番、山中博子です。
  初めて一般質問させていただきます。
  広報ときがわ2月号掲載の町内河川の水質検査結果について。
  町内河川の水質検査結果を見て、大腸菌の数値の高さに驚きました。大腸菌の数値が高い原因は何か。大腸菌減少のためにどのような方策をとっているのかお聞きしたい。
  また、いつまでに水質を環境基準にしていこうとしているのか伺いたい。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、山中議員の町内河川の水質検査結果についてのご質問にお答えいたします。
  町では、身近な地域の河川と用水路、18カ所における水質の汚濁の現況調査をいたしまして、その調査結果を浄化槽の適切な維持管理の重要性について、町民の皆様に広報紙を通じてお知らせしているところであります。
  平成25年度の調査は11月1日に採取を行いまして、その結果につきましては、河川等の流量の少ないことも影響いたしまして、調査地点18カ所中全ての地点で大腸菌が環境基準を満たしていないという残念な結果となりました。
  1点目の、大腸菌が高い原因は何かということでありますが、ふん便性の大腸菌も高い数値で検出されていることから、生活排水、この生活の排水がきちんと処理されずに排水されている単独処理浄化槽、合併処理浄化槽の存在が考えられます。
  浄化槽で処理された排水であっても、適正な維持管理が行われていない浄化槽では、大腸菌の滅菌処理がされずにそのまま放流水として排水されてしまうことから、適正な維持管理が強く求められているところであります。
  2点目の、大腸菌減少のためにどのような方策をとっているのかということでありますけれども、生活排水対策といたしまして、市町村設置型の浄化槽整備事業を現在推進しているところであります。
  浄化槽が本来の機能を発揮するためには、塩素剤による消毒とその補充が不可欠となっております。町が浄化槽を設置し管理を行うことで、こうした維持管理が徹底され、公共用水域の水質の保全が可能となります。
  平成15年度に旧の都幾川村、平成16年度に旧の玉川村でこの事業を開始して以来、25年度までに790基の設置を見ております。また、新たな取り組みといたしましては、町設置型の浄化槽への転換を推進するために、戸別訪問による啓発の活動を行っておりまして、今年度は、雀川流域の日影地区で実施をしたところであります。今後も継続して実施をいたしまして、水質の一層の向上を図ることとしております。
  さらに、個人設置の浄化槽の維持管理につきましては、浄化槽法によりまして、所有者に対して適正な維持管理が義務づけられまして、実施されているところでありますけれども、町の広報紙を通じて水質検査の結果とあわせて、適正な浄化槽の維持管理の重要性について住民の皆様に周知、啓発を行っていきたいと思っております。
  3点目の、いつまでに水質を環境基準にしていこうとしているのかということでありますけれども、浄化槽法による水質基準には、大腸菌に関する基準は設けられておりませんけれども、建築基準法施行令におきまして、浄化槽からの放流水に含まれる大腸菌の個数を、1 立方センチメートル当たり3,000個以下と定められていることから、放流水に含まれる大腸菌を全てなくすことは、これは難しいものがあると考えております。
  現在、町では、埼玉県構想に準拠いたしまして、ときがわ町生活排水処理基本計画に定める平成37年度における合併処理浄化槽普及率100%、これを達成すると、これに向け、町設置による浄化槽設置管理事業を推進しているところであります。
  平成15年度からの事業開始により生活排水処理率は、平成14年度末において旧の都幾川村で33.6%、旧の玉川村で37.2%でありましたけれども、平成24年度末では65.0%まで改善されております。浄化槽の適正な維持管理による公共用水域の水質の保全に、引き続き取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 ありがとうございます。
  それでは、推進事業において昨年度の新規につけた合併浄化槽、それから、今年度、合併浄化槽にかえようとしている数、そして、合併浄化槽にかえなければならない単独浄化槽、現在です、単独浄化槽、くみ取り浄化槽はどのくらいあるのか、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、山中議員のご質問にお答えいたします。
  まず、昨年度の浄化槽の実績ですが、24年度におきましては、64基の設置を町設置浄化槽として設置しております。この中では、新規が23基、くみ取り式便槽からの転換が11基、単独処理浄化槽からの転換が23基、合併処理浄化槽からの町事業への転換が7基、計64基となっております。
  25年度の実績につきましては、まだ集計中でありますので、トータルでお答えさせていただきたいと思います。25年度につきましては、70基の設置を見ております。
  それから3点目の、単独処理浄化槽、それから、転換が必要な単独処理浄化槽とくみ取り式便槽の数でございますが、その数につきましての流れ的なものについては、今現在、きちんとした捕捉が行われておりません。しかしながら、平成13年度、旧の玉川村で実施した生活排水実態調査、この中で単独処理浄化槽が871基、それから、くみ取り式便槽が439基、旧の都幾川村での調査で、これにつきましては、単独処理浄化槽が何基という形は、単独処理浄化槽が1,252基、それから、くみ取り式便槽が717基存在しておりました。
  この中で、町事業として転換を進めた結果が全体のトータルとしまして、単独処理浄化槽 の総数が2,122基に対しまして、町設置で24年度までに転換した基数が273基、それから、くみ取り式便槽が150基となっております。
  まだまだ、この転換につきましては、今後とも進めていく必要があるという中での取り組み、今、町長も申し上げましたとおり、町設置管理事業によります浄化槽への転換、これを進めているところでございます。来年度につきましてもやはり、10人槽10基、7人槽30基、5人槽30基、計70基の設置を予定しております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、約、今年度、来年度と大体70基ぐらいずつ設置するということになると、今、単独槽とくみ取り槽ですか、概算的にこちらでは790基をつけたというふうに書いてありますので、それを差し引いたとしても、どうしても20年以上かかる計算になってしまうと思います。
  町では、町所有以外の合併浄化槽、単独浄化槽の保守点検とか状況を調査しておりますか。
○野口守隆議長 岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、お答えいたします。
  この町設置管理型の浄化槽、町設置管理事業の浄化槽の設置につきましては、一応設置予定基数として70基として推進しているところでございますが、この基数につきましては、その時々の変動によりまして、増加につきましても視野に入れております。一つの目安として70基ということはお考えいただきたいと思います。
  それから、2点目の保守点検、それから、これにつきましてはもう1つ、浄化槽法上の法定検査、水質検査があるんですが、これにつきましては、個人設置で浄化槽を導入された方につきましては、町としての情報、これは、個人の契約に基づく形になりますので、町への情報は何一つ出てまいりません。ですから、これにつきましては調べようがないという状況でございます。
  それから、今後このような形、町としましてもこの浄化槽の保守点検、非常に大切なものであると、浄化槽につきましては設置したからこれでおしまいというものではございません。適正な維持管理、法定検査の受検、水質ですね、これについての水質調査、BODも昨年の10月以降、新たに加わっております。それから、年1回の清掃、これを行われておりませんと、単なる浄化槽の各処理槽、満杯になった状態で、単なる通過するだけの状態になるということで、これにつきましても非常に大切なものでございます。それから、保守点検、これ については三月、ないしは4カ月に1回は受けるという形になっております。これにつきましても機器の故障のぐあい等、この保守点検で確認しております。それから、大腸菌、これの滅菌処理に必要な薬剤、塩素剤の補充ということで、この点につきましての啓発、これを今後とも進めていくということで対応して、現在いるところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 先ほど、今年度、来年度に向けて70基ぐらいという予算を立てているというお答えがありました。先ほどお答えの中に、町では、埼玉県構想に準拠したときがわ町生活排水処理基本計画に定める平成37年度における合併処理浄化槽普及率100%達成に向け、町設置による浄化槽設置管理事業を推進しているところであります。
  平成37年と言いますと、あと11年となります。先ほどの単独浄化槽とくみ取り浄化槽の数を足して、どう考えても、70基相当では平成37年度には間に合わないかと思います。
  現在町では、川のまるごと再生プロジェクトを進めている中、このような水質の中で子供たちを遊ばせることはできません。今後も大勢の人たちがときがわ町を訪れ、来客100万でしたか、それに向けて来ている中で、川遊びや川で手を洗ってその手で食事をします。
  大腸菌について、ちょっと調べてみました。ほとんどの大腸菌は無害だそうですが、中には、幼児や病気によって衰弱している人には病気を引き起こすことがあり、時として死亡に至ることもあるそうです。
  先日、単独浄化槽を使用している、ある場所の側溝を見てきました。その脇の畑で作業をしている方に話を聞いたところ、夏はにおいがひどくて虫が湧いてくるそうです。また、別の人からは、その場所にはトイレットペーパーらしきものが流れてくるということです。やはり、点検、清掃がなされていないのではないでしょうか。
  町でつけた合併浄化槽の点検、それから、保守管理ということは、きちんとやっていることはよくわかりました。でも、既存のものがこれほど汚れているというところも把握しないと水がきれいにならないかと思います。源流であるときがわ町の川が汚れていては、下流の人たちに申しわけありません。清流の町ときがわの名に恥じないよう、早急に川をきれいにする必要があると思います。
  そのためには、第1に、合併浄化槽推進事業のスピードアップ。ただし、個人住宅を優先的に事業を進めるべきと考えます。
  第2に、既存の合併浄化槽、単独浄化槽の保守点検及び清掃状況の確認と指導。中には、 点検も清掃もしていない合併浄化槽や単独浄化槽もあると聞いています。
  第3に、各家庭に対し、汚れた生活排水を流さないための、さらなる啓蒙活動の実施、以上のことを要望いたします。
○野口守隆議長 岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、お答えいたします。
  まず、合併処理浄化槽、これの設置へのスピードアップということでございますが、特に個人住宅、これにつきましては単独処理浄化槽、それと、くみ取り式便槽設置の家庭ということになってまいりますが、これのスピードアップ。これにつきましては、私どもも25年度から流域を調査しまして、単独処理浄化槽とくみ取り式便槽という形で設置の多い地域、これを拾い出しまして転換への啓発活動、これを行っております。これにつきましては来年度、26年度以降も引き続き、地域、これにつきましては生活排水処理実態調査、この結果に基づきまして、各地域、河川の汚濁状況の点を考慮しながら、今、方針として持っております。それから実際にも進めている、調査を行っているところでございます。失礼しました、啓発活動、これにつきましては戸別訪問ということで行っております。引き続きこの目標年度、37年度100%達成に向け取り組んでまいります。それから……
○野口守隆議長 1点目よろしいですか。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 じゃ、2点目。
○4番 山中博子議員 第1点目ですよね。
○野口守隆議長 2点目、いいですか。
○岩田功夫環境課長 はい。
○野口守隆議長 じゃ、2点目答弁。
○岩田功夫環境課長 2点目、既存住宅にかかわる浄化槽導入の家庭への保守点検、これの確認作業とどのような形で行われているか。それと、指導でございますが、これにつきましては、この指導的なものにつきましては、県の、ときがわ町の場合には浄化槽における規制事務、これにつきましては埼玉県の所管事務となっております。これ、県と連携いたしましてこの指導、この保守点検の受検義務、それから法定検査、水質検査、それと清掃という形の管理面。これにつきましては、生活排水処理実態調査の結果と県との、これをもとにしました県との連携、この中で現地状況調査を町でも行いながら、県と連携をとって指導を行っていきたいと、このように考えているところでございます。
  それから、各家庭への啓蒙活動……
○野口守隆議長 2点目はそれでよろしいですか。
○4番 山中博子議員 確認してよろしいですか。
○野口守隆議長 いや、2点目でまた……
○4番 山中博子議員 いえ、2点目で。
○野口守隆議長 どうぞ、山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、今、2点目のところで県の事業とおっしゃいましたが、県と連携してその点検、それから保守点検、それから清掃については指導していっていただけるということです。
  確認させていただきました。ありがとうございます。
○野口守隆議長 岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  この指導につきましては、啓発活動として昨年、県と連携いたしまして、浄化槽法定検査の受検についてという案内を各、これにつきましては平成12年度以降、個人で浄化槽を設置した方、これにつきましては、埼玉県でデータを持っておりますので、このデータの提供を受けまして、法定検査の、受検の案内を各該当する方126名の方に通知を出しております。この通知によりまして、こういった検査、受けなくてはならない、保守点検、受けなくてはならないというような形、今まで、法定検査につきましては知らなかったということで、約15名の方からこのような、どういう形でこういったものが必要なんですかという照会をいただいております。
  その中で、数名の方が、じゃ、これから受検するように手配しますという形で、前向きな形の回答をいただいております。引き続き、このような形でパンフレット等、これは埼玉県の市町村で構成しております浄化槽設置促進協議会、こういった団体がございます。そのようなところで埼玉県と連携して、このようなパンフレットをつくっております。こういったことで、必要な情報につきましては提供していきたいと、このように考えているところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 3点目、答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  3点目の、各家庭への啓蒙、啓発活動。これにつきましては、町広報紙、それからこういったパンフレットを使いまして、必要の都度、これは積極的な形で、やはり、周知して実行していただかないと、これについては各家庭からの排水、なかなか生活排水の放流水につきましてはきれいになりません。浄化槽設置だけではだめだということで、そういった浄化槽の適正な維持管理、これの必要性、これを引き続き、啓発活動を行ってまいりたいと、このように考えております。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
○4番 山中博子議員 結構です。
○野口守隆議長 1の質問はこれでよろしいでしょうか。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、ときがわ町防災行政無線の活用について。
  山中議員。
○4番 山中博子議員 ときがわ町防災無線の活用について。今回の大雪に対して、町は、防災無線を活用して、注意を呼びかけたほうがよかったのではないでしょうか。また、バス運休ももっと早めに知らせたほうがよかったのではないでしょうか。今後、このような場合の防災無線の活用方法を伺いたい。
  お答えをいただく前に、確認をしたいことがあるんですがよろしいでしょうか。時間をちょっと、聞きたいんです。
○野口守隆議長 どういったことでしょうか。
○4番 山中博子議員 バス運休のお知らせの時間ですが、昨日の、田中議員の一般質問の中に7時台と回答し、また、前田議員の一般質問のときは零時50分と回答されましたが、2回放送されたのでしょうか。そうとすれば、私のバス運休のお知らせの質問が誤りということになってしまうので、そこを確認したいと思います。
○野口守隆議長 どうですか。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、山中議員の、前のご質問ということで、それにつきましてお答えさせていただきます。
  運休のお知らせの防災無線の放送時間なんですが、これにつきましては、午後零時50分になります。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 それでは、よろしいですか。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、山中議員の、ときがわ町の防災行政無線の活用についてということで、まず第1点目の、今回の大雪に対して、防災行政無線を活用して住民に注意を呼びかけたほうがよかったのではないかということでありますけれども、この点につきましてお答えをいたします。
  14日の金曜日に、午後6時10分に大雪警報が熊谷地方気象台により発表されまして、午後6時15分、警戒体制第1配備を発令いたしました。その後、午後6時30分に全町へ防災行政無線にて大雪警報に対する注意喚起の広報を行いました。そして、翌日の15日の土曜日、これは先ほど、ちょっと山中議員が勘違いしていたのかと思うんですが、この日は午前7時40分に西平、雲河原地域の停電のお知らせをいたしました。そして、午後零時50分には町内路線バスの運休のお知らせを放送いたしました。そういうところであります。今後におきましても、町民の皆様へ的確な情報提供に努めてまいりたいと考えております。
  次に、2点目の、バスの運休をもっと早めに知らせたほうがよかったのではないかということでありますけれども、この、路線バスの運休情報につきましては、朝6時から順次ホームページと、あと、テレ玉のデータ放送、あと、ツイッターなどにより情報を発信するほか、イーグルバスや役場日直による電話での対応を行ってまいりました。
  記録的な大雪となった2月15日の場合は、朝の段階では一旦、全線運休の決定をいたしましたけれども、除雪の進んだ路線から随時運行が再開できるよう、バス会社が万全の態勢をとり、除雪の動向を見守ってまいりました。
  午前中の段階では、運行再開の期待もあったということから、防災行政無線による運休のお知らせは行っていませんでしたけれども、予想以上に道路状況は改善せず、特に、ときがわ町は、まあまあ除雪ができたんですけれども、ときがわ町以外の越生町、嵐山町、小川町、そこへバスが行きますので、その町外のバス路線の除雪が進まなかったということから、当日中に運行を再開できる見込みは低いという、そうした結論に達しまして、午後零時50分に、防災行政無線によりまして放送を行ったところでございます。
  次に、第3点目の、今後、このような場合の防災行政無線の活用方法についてであります けれども、防災行政無線の本来の目的は、地震や台風などの非常事態の際に町民の皆様に対して、注意喚起や避難情報等の提供を行い、災害の未然防止や被害の拡大を防ぐことにあります。しかし一方で、騒音としてご迷惑をおかけする場合も想定されます。実際に、防災行政無線の放送に対しては、さまざまな形で苦情、あるいは要望が寄せられております。現在、夕方流しております定時放送につきましても、苦情等が、うるさいという苦情等も来ております。
  今後、災害時には、迅速に情報提供できるよう防災行政無線の活用について、町としては、積極的に検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか、山中議員。
  山中議員、どうぞ。
○4番 山中博子議員 バスの運行についての時間がはっきりしたところで、先ほどホームページ、それからツイッターとか、テレ玉のデータとかありますが、まず、最初に耳で聞くのが防災無線です。うるさいとか、迷惑だとか、そのような言葉を言う人たちよりもやっぱり緊急事態、そのときの様子を知らせるのが第一だと思います。ですから、私もホームページを見ないので、これからは見なければいけないとは思うんですが。
  例えば西平でしたら、停電で、そこは電気をつけられないわけですよね。そんなときに、ホームページに載せたからいいんだではなくて、朝出かけようとした人がバスに乗れない状態、このときには、今のところバスの運行は見合わせております、それだけでも、その人たちには知らせることになりますので。動いていないのなら動いていない、それをはっきりと知らせるべきだと思います。
  それから、私の勘違いかどうかはわかりませんが、次の日も、バスの運休ですというお知らせがございませんでした。まず、バスを利用している人たち、バスの乗る人たちを多くしようと思っている中、そのようにバスを利用する人たちへの連絡、そういうものを怠っていたということはまずいかなと思います。とにかく、早く知らせてほしい、そういうものがあると思います。
  それから、もう1点。
  この雪は本当に大変だったと思います。でも、人と人との輪ができて、人に協力するというような輪ができたと思います。また、今後に備える準備ができたのではないでしょうか。災害に遭われた方々には、手厚い保護と再建への協力を、町として行っていただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  1点目について。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、山中議員のご質問にお答えいたします。
  防災無線につきまして、まず最初にお話ししたいと思います。
  防災無線につきましては、山中議員のお話にもありましたように、緊急性、あるいは重大性、公益性等ある事項につきましては、役場としましても、ちゅうちょなく流していきたいというふうに考えております。
  今回の大雪につきましても、いろんな課題が発生というか、それの確認をすることができました。それらを総括しまして、防災無線については特に、今後、どういった情報を整理して流していくか。先ほど言われたようにいち早く流していくか、皆様に伝えていくか。伝える方法についてもいろいろあるかと思うんですが、その辺も、ほかの方法も確認しながら、防災無線については流していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
  それから、災害に遭われた方の支援につきましては、役場のほうでも関係課のほうで、すぐに会議等開きまして、農業関係、あるいは一般の方の壊れたものの収集、そういったものの助成についての対応をどうしたらいいかということで、職員も実際に目視ではあったんですけれども、町内のほうを回りまして確認をする等の対応も行っております。そういった形で、支援のほうをいち早くできるように努力してまいりたいというふうに考えております。
  よろしくお願いします。
○4番 山中博子議員 もう1つよろしいですか。
○野口守隆議長 山中議員に申し上げます。
  先ほど、小峯総務課長は答弁いたしましたが、救済云々については一応通告外になっておりました。その点については、私が注意しなかったのがまずかったんですが、答弁いただいたので……
○4番 山中博子議員 要望だけで終わりにすればよかったです。
○野口守隆議長 どうぞ、次。
○4番 山中博子議員 よろしいですか。
○野口守隆議長 はい。
○4番 山中博子議員 今、小峯課長のほうから、外のことを言わせてしまいまして申しわけございません。
  まず、この防災無線について、私は、このことを言う前に防災無線の細則、それから規約、規程ですか、そのものをいただいています。その中に、緊急、地震、台風等の非常事態に関するものというところがありますので、こういうところに使えるということはわかっていたのですが、これを読んでいて、本当に、細則とはいっても細かいことが全く書いてありません。
  ですが、細則は細則でよろしいんですけれども、できたら、こういう緊急時のときにはどこに知らせていく、どこに知らせたら次にはどこに知らせていくというような、細かいところまでの配慮を行っていただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 お答えします。
  災害時の情報伝達ということは、非常に重要なことでありまして、それが命に、中心になるというふうに思います。その辺の情報の伝達について、地域からの情報を受けていくということも情報収集の中では大事です。それから、役場から、町から情報を発信したことを、間違いなく住民の方に知らせていくという方法も、もちろんそれが大事だと思います。
  そういう中で、今、山中議員さんのほうでお話があったのは、いかに情報を伝えていくかというところでは、両方の部分についてしっかりやってほしいということだと思うんですが。その辺についても、各、先ほど申し上げましたようにバスだとか、いろんな電気だとか、水道だとか、そういったことの中でどういった形でお知らせ、伝えていくことが一番いいか。その辺につきましても自主防災組織だとか、皆様のご意見を聞きながら進めてまいりたいというふうに考えています。
  今のところ、土砂災害警戒情報等が出ますと、区長さんのところに役場から直に電話しまして、こういう状況になっていますということとあわせて、防災無線のほうで流すというような形もとっておりますが、確実に、住民の方にお知らせできる方法について、なお、今後も確認をして進めてまいりたいというふうに考えております。
  よろしくお願いします。
○4番 山中博子議員 ありがとうございました。
○野口守隆議長 よろしいですか。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 じゃ、自席へお戻りください。
  暫時休憩いたします。
  再開を10時30分といたします。
                                (午前10時12分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時30分)
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○野口守隆議長 発言順位7番、質問事項1、期日前投票の簡素化を、質問事項2、脳ドックの助成を、質問事項3、大雪について。
  通告者2番、小島利枝議員。
○2番 小島利枝議員 議席番号2番、小島利枝でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づきまして、3項目について一般質問させていただきます。
  初めての一般質問に緊張しています。お聞き苦しい点もあるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
  質問事項1、期日前投票の簡素化を。
  先日、あるご婦人から、2月に行われたときがわ町の選挙に、大雪のため家から出られず投票に行かれなかったとお話を伺いました。予報で雪が降ることを聞いていたため、期日前投票も考えたのですが、いろいろ書類を書かなければいけないと思うとなかなか決断できず、当日、投票になってしまったそうです。ご本人も投票に行かれず大変残念に思われ、期日前投票の大切さを痛感したとお話しされていました。
  次の質問をさせていただきます。
  選挙の投票率は、どこの自治体でも伸び悩んでいると言われています。一人でも多くの方の意思を反映するよう、期日前投票が大切と思われます。しかし、投票所で宣誓書を書くことが重荷になり、期日前投票に足を運ぶことをためらう方が多いと思われます。
  各地区で投票しているのと同じように簡素化は図れないものでしょうか。例えば、小川町では昨年より、宣誓書をパソコンでダウンロードし、事前に記入をして投票所に持参する方 法を行っております。選挙は法律に基づき実施されますが、町の責任においてできる方策があればと思います。町の考えを伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯選挙管理委員会書記長。
○小峯光好選挙管理委員会書記長 それでは、選挙管理委員会に関することですので、書記長であります、私、小峯のほうからご答弁をさせていただきます。
  小島利枝議員の、期日前投票の簡素化をについてのご質問にお答えいたします。
  まず、期日前投票につきましては、公職選挙法、これは第48条の2、第1項に定めてあるんですけれども、定める職務、もしくは業務等の事由に該当し、選挙の当日に投票することが困難であると見込まれる選挙人は、当該選挙の期日の公示または、告示があった日の翌日から選挙の期日の前日までの間、期日前投票を行うことができます。また、同法施行令、これは第49条の8なんですが、の規定によりまして、期日前投票をする場合は、選挙の当日、みずからが該当すると見込まれる事由を申し立て、かつ、当該申し立てが真正であることを誓う宣誓書を提出する必要があります。現在、ときがわ町では、その宣誓書を期日前投票所にて記載していただく方法をとっております。小島議員からは、投票所で宣誓書を書くことが重荷になり、期日前投票に足を運ぶことをためらう方が多いとのご指摘をいただきましたので、今後執行される選挙におきましては、期日前投票においても、不在者投票と同様にホームページからダウンロードし、事前に記入して持参する方法も実施してまいります。
  以上でございます。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 宣誓書を事前に記入して持参するということは、各地区で、当日投票するのと同じようにできるということでしょうか。そして、いつから実施をしていただけますでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯選挙管理委員会書記長。
○小峯光好選挙管理委員会書記長 それでは、小島議員のご質問にお答えします。
  宣誓書につきましては、事前にダウンロードしまして、それに記入していただいて持ってきていただければ、今まで当日書いていただいたものと同様の扱いをして、投票ができるということでございます。
  それから、いつからということでございますが、これにつきましては、過日の選挙管理委 員会がございまして、そのときにも、この問題についてはご協議いただきました。その中でも、次の選挙から実施してまいろうということであります。期日前投票等、投票率の向上につきましては、選挙管理委員会としても目指すところでありますので、いろんなご提案の中で積極的に進めてまいりたいというふうに考えております。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 迅速な対応をしていただき、本当にありがとうございます。
  もう1つ提案をさせていただきます。
  東松山市では、宣誓書をホームページからダウンロードする方法と、もう1つ違う方法で、投票所入場券の裏面に宣誓書を掲載しています。ときがわ町としては、入場券に宣誓書を掲載する方法はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯選挙管理委員会書記長。
○小峯光好選挙管理委員会書記長 それではお答えします。
  入場券の裏に、宣誓書を印刷してお配りするという形になりますと、入場券の配付とか様式等を変えることも考えなくてはいけません。そうしますと、今、入場券のほうは連名で打ち出している状況のような形になっておりますが、システム等を変える必要もございます。
  そういったことで、費用面だとか、そういったシステムを変えることができるかどうかという、現在、ときがわで行っているシステムの中で対応できるかどうかということも含めて、前向きに検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 少しでも、住民の皆様に負担なく、一人でも多くの方に参加していただけるような形にしていただけますようお願いいたします。
  この質問につきましては終了いたします。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、脳ドックの助成を。
  小島議員。
○2番 小島利枝議員 質問事項2、脳ドックの助成を。
  近年、老若男女、脳疾患で突然に命を落としたり、重い障害を負う方がふえています。健康に過ごすためには、病気の早期発見、予防に健診が大切だと思われます。ときがわ町でも、健康診断の推進に力を入れていると思われます。現在、人間ドックには助成がありますが、 脳ドックにはありません。住民の選択肢として、例えば、ことしは人間ドック、来年は脳ドックを行い、脳ドックも助成金の対象にすることはできないでしょうか。町の考えを伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員の脳ドックの助成をという質問にお答えいたします。
  平成18年の医療制度改革におきまして、平成20年4月から医療保険者に対しまして、特定健康診断及び特定保健指導の実施が義務づけられました。ときがわ町国民健康保険におきましても、メタボリックシンドロームに着目いたしまして、生活習慣病の予防を目的とした特定健康診査及び特定保健指導を実施しているところであります。
  ときがわ町国民健康保険の人間ドック助成事業は、被保険者の疾病の予防及び早期発見、このために、高齢者の医療の確保に関する法律の規定に基づく特定健康診査の検査項目を全て含んだ検査に対しまして、2万5,000円を上限といたしまして補助をしているところであります。平成25年度は、これまでに121名の方が人間ドックを受診いたしました。
  ご質問の脳ドックでありますけれども、この検査項目につきましては、特定健康診査の審査項目が含まれていない実施医療機関が多いために、比企地域では、2団体が助成を実施しているのみとなっております。ときがわ町国民健康保険におきましては、脳ドックはメタボリックシンドロームの予防、改善につながらないことも考えられますので、特定健康診査の検査項目を含んだ人間ドックと脳ドックを合わせた、併診ドックを勧めているところであります。
  この検診につきましては、7万3,500円の検査費用のうち、これも2万5,000円の助成を現在、行っているところであります。
  小島議員の、脳ドックも助成金の対象にとの質問でありますけれども、脳疾患は、多くの生活習慣病と同じく、自覚症状のないまま進行すると言われておりまして、脳の病気の兆候を発見するためには、脳ドックの受診は有効であると認識をしているところであります。
  また、健康意識の高まりで予防医療への関心が強まる中で、発症してからの治療ではなく、小島議員ご質問にあるように、発症を防ぐための予防が今後、重要な課題となっておると思います。脳ドックの奨励は、将来的には医療費削減にもつながるものと考えております。
  このようなことから、脳ドックへの助成につきましては、今後、助成金額や助成対象者をどのようにするか、さらに、特定健診の受診率向上が図られる助成制度となるよう、幅広く 検討をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 それでは、何点か再質問させていただきます。
  先ほどの答弁の中で、脳ドックの助成について、比企地域では、2団体が助成を実施しているとのことですが、その団体、助成金額はどのようになっているか、お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  桑原町民課長。
○桑原和一町民課長 お答えいたします。
  脳ドックの実施団体、助成額につきましては、国民健康保険の被保険者を対象といたしまして、滑川町は、被保険者1人につき2万円を助成しております。吉見町は、被保険者1人につき2万5,000円を助成しておりまして、比企地域では、この2町が脳ドックの助成を実施しているところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 脳ドックの助成について、助成金額、助成対象、そして、特定健診の受診率向上が図られる助成制度となるよう検討するとのことですが、もう少し具体的に説明をお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 桑原町民課長。
○桑原和一町民課長 ご質問にお答えいたします。
  ときがわ町では、国民健康保険の被保険者の予防及び早期発見のため、先ほど町長が申し上げましたとおり、人間ドックや併診ドックに対し助成し、平成25年度は121名の方が受診しております。町といたしましては、多くの検査項目のある人間ドックと脳ドックを合わせた併診ドックの受診をお願いしております。しかし、検査費用が7万3,500円という多額な費用がかかります。それに対する町の助成額は2万5,000円でありますので、受診率向上が図られるような助成額などについて、今後、検討してまいります。
  また、人間ドックを行っております町の指定医療機関、これが6医療機関ございますけれども、この医療機関に調査いたしましたところ、脳ドックの検査項目に特定検査の項目を含む医療機関もございますし、含まない医療機関もございます。したがいまして、特定健診の受診率向上につながる制度になるよう脳ドック、併診ドック、あるいは人間ドックについて検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 では、最後に要望として、脳ドックは病気の予防や早期発見につながりますので、脳ドックの助成が早期に実現できるように要望して、この質問は終わらせていただきます。
○野口守隆議長 続いて、質問事項3、大雪について。
  小島議員。
○2番 小島利枝議員 質問事項3、大雪について。
  さきに、4人の方が大雪について質問されていますので、重複していない3点について伺います。
  2月14日、15日には、関東甲信越を中心に記録的な大雪が発生しました。ときがわ町として、次の3点について伺います。
  (1)対策本部の設置は。
  (2)高齢者や障害者等の弱者への支援は。
  (3)地域除雪箇所の見直しは。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員の大雪についてのご質問にお答えします。
  先ほど小島議員言ったように、何人もちょっと、この質問をしていますので、多少重複するところがあると思うんですが、お許しをいただきたいと思います。
  まず1点目の、対策本部の設置について、お答えいたします。
  ちょっと、これまでの答弁と重なりますけれども、14日の金曜日ですか、午後6時10分に大雪警報が熊谷地方気象台から発表されました。そして、町では午後6時15分に、警戒体制第1配備というのを発令いたしました。そして、配備担当課長への連絡を行うとともに午後6時30分に、全町への防災行政無線で大雪警報に対する注意喚起の広報を行ったところであります。
  そして、翌日の15日の土曜日、午前8時59分には、大雪警報が解除されましたが、引き続き、警戒体制は継続をしていたところであります。災害対策本部につきましては、大規模な地震が発生した場合、また、台風や大雨による災害が発生した場合、その被害の拡大が予想され、住民の生命、財産が危険な状態にある場合、こうした場合、災害対策本部を設置して、そして、避難勧告、また、避難指示といった状況になります。
  今回の大雪では、警戒体制第1配備を発令した後、担当の配備担当課におきましては、24時間体制で待機をいたしまして、除雪や停電等による復旧対応に当たりましたので、災害対策本部は改めて設置はしておりません。
  今後、町が改訂する地域防災計画の内容を踏まえまして、また、災害発生時の状況を的確に判断した上で、状況によっては設置する必要があると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  次に、第2点目の、高齢者や障害者等の弱者への支援についてということでありますけれども、ときがわ町では、平成21年4月に、災害時の要援護者名簿を整備いたしました。このたびの大雪では、この名簿をもとに民生児童委員さんから要援護者への安否確認を行っていただきました。その結果、雪害や凍結などにより困ったが、親族や近所の協力で解決することになったなどの報告がありましたが、集落からの孤立などの状況はなく、特に急を要する案件はありませんでした。
  一方で、町に直接、要援護者宅から連絡の入ったものもあります。大雪のため薬が取りに行けないとの相談を受けまして、社会福祉協議会と協力いたしまして対応した例もあります。また、幹線道路から離れていたため、除雪車が入らないお宅で、職員が直接、除雪を行ったものもあります。また、要援護者ではありませんけれども、停電をした一部地域では、地域の集会所を避難所とするよう計画いたしまして、近くの高齢者の方に対しまして避難所に避難をすることを働きかけた例もあります。現在、町では災害対策基本法の一部改正によりまして、要援護者名簿の再確認を進めているところであります。
  今回の改正では、災害の発生に備え消防機関、警察、民生委員、社会福祉協議会、自主防災組織など、関係者に対しまして名簿を提供するものとされております。
  今後、こうした関係機関と名簿情報を共有化するということで、要援護者の避難行動がより迅速に行われるよう取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、第3点目の、地域除雪箇所の見直しについて、お答えいたします。
  まず、通常の除雪対象箇所は、幹線道路、バス路線及び集落間を結ぶ道路を基本としておりまして、町内を7地区に分割いたしまして、それぞれの業者が担当地区を除雪するということになっておりますけれども、今回の大雪に関しましては、除雪対象外の路線につきましても除雪を行ったところであります。
  今後も、今回のような想定外の大雪に際しましては、柔軟に対応してまいりたいと考えております。なお、対象地域が広範囲なことから、場所によっては、除雪するまでの時間差が 生じますので、その辺のところはご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 2番、小島議員。
○2番 小島利枝議員 2点目の、弱者への支援について。
  職員の皆様をはじめ、各種関係者の皆様の献身的な対応に感謝申し上げます。
  その上で、1つお伺いします。
  災害が去った後の処理について。
  例えば、今回の残雪で、ご年配の方が何日もかけて一人で除雪をしている姿を何人もお見かけしました。町として何か支援することはできないのでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、小島議員のご質問にお答えいたします。
  各家庭において、お年寄りの方が一人の家庭等において、除雪等があった場合等でございますけれども、今、自助、公助、共助というふうなことも、今までの質問の中でもありましたけれども、自主防災組織等も各地区にも組織されております。そういった中で、お互いに助け合うということも啓発、町といたしましてもしていく中で、先ほど町長の答弁の中にもありましたように、柔軟に対応していくということで、緊急性があるとか、重大性というか、急に体のぐあいが悪いとか、そういうふうな緊急性があれば、町としましても職員を今回も動員しておりますし、そういった形では対応してまいりたいというふうに考えておりますが。
  前段で言いましたように、地域の中でお年寄りの方とか、そういった方の援助という、そういった部分についてはやっていただけるように啓発等、ご協力等も話し合いの中で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 次に、今回の大雪の対応での全体的な反省点は何かございますか。
○野口守隆議長 小峯総務課長。
○小峯光好総務課長 それでは、小島議員のご質問にお答えします。
  総括というふうなことになろうかと思いますけれども、まず、最初に今回の大雪につきましては、住民の皆さんに、いろんな災害でものが壊れたり、バスの運行等あるいは他の部分でも大変ご迷惑をおかけしまして、町としましては精いっぱい努力はしましたけれども、住民の方には大変ご迷惑をかけたということで、おわびを申し上げたいというふうに思います。
  その上に立って、町としましては、今後、今までのご質問にもありましたけれども情報、 まず、情報につきましては、情報の伝達をしっかり収集、あるいは、こちらからの町の情報についても的確に伝えていかなくちゃいけないということがあろうかと思います。それから、対策につきましては、いち早く対策を組んでいくということですけれども、除雪につきましては、事前に業者の方とも計画を組んでおりましたけれども、その辺の対策の状況を、先ほどの情報にも絡みますけれども、皆様のほうに状況についてお知らせするとか、あるいは対策の方法についても、今後、総括する中で考え直していかなくちゃいけない部分はあると思いますけれども、その辺については検討してまいりたいというふうに考えております。
  あと、他の機関、警察とか、県とかそういった問題も、今回のような大雪につきましては問われている部分がございますので、その辺のところの連携についての徹底も図っていくということも1つ、課題としてはあるかなというふうに思います。
  それから、最後の支援という形で今、動いています。まだ今、動いている最中でありますが、補助等のいち早い対応をしていくというふうなところでは、今回の例をもとにしまして、こういったことがあってはいけないんですが、そういったことに対しましてもいち早く対応できる態勢をとっていきたいというふうに思っております。
  そういったことで、まだ継続中な部分がありまして、実際、町のほうでも各課で集まって問題点を出しまして、総括するというところまでまだ行っていない状況がございます。その辺のところにつきましては、今後、町の内部のほうでも総括をしまして、それらの課題について今後に生かしていきたいというふうに考えていますので、また、いろいろなご意見がありましたら、お寄せいただければありがたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小島議員、どうぞ。
○2番 小島利枝議員 ありがとうございました。
  質問を終了する前に、1つお願いがあります。
  今回の大雪では、今まで見たことのない雪の量が積もり、住民の皆様も不安だったと思います。どこに除雪車が入っているのか、自分のところにはいつ来るのか、もし、これが防災行政無線で除雪の様子を小まめに放送していたら、安心が得られるとともに、職員の皆様の頑張りも直接住民に伝わったのではないかと思われます。また、先ほど山中議員が防災行政無線について質問されていましたが、緊急性ももちろん大事ですが、災害時には、住民の皆様の不安を少しでも軽減することも大切かと思います。次回はぜひ、放送も考えていただきたいと思っております。
  以上、全ての質問を終わらせていただきます。
○野口守隆議長 ご苦労さまでした。
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   ◎町長挨拶
○野口守隆議長 本定例会に付された事件は全て議了いたしました。
  この際、関口町長から挨拶のための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 議長のお許しをいただきましたので、平成26年第1回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
  3月11日に開会いたしました本定例会は、ご提案申し上げました各議案につきまして、熱心にご審議をいただきまして原案のとおりご議決をいただきました。心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
  今回、議決いただきました平成26年度の各予算につきましては、担当課においても速やかに執行してまいります。これからも「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」の実現に向けまして全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
  結びに、議員各位におかれましても、ますますご自愛をいただきましてご健勝にてご活躍を賜りますようご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎閉会の宣告
○野口守隆議長 これをもちまして平成26年第1回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変ご苦労さまでございました。
                                (午前11時00分)

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    野  口  守  隆


         署 名 議 員    田  中  紀  吉


         署 名 議 員    山  中  博  子