平成26年第2回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            平成26年6月10日(火) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 常任委員会報告
追加議事日程(第3号の追加1)
日程第 1 議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出について
─────────────────────────────────────────────────
出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
内 室 睦 夫 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼会計室長
柴 田 光 子 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
岡 本 純 一 
水道課長
中 藤 和 重 
─────────────────────────────────────────────────
教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
中 村 賢 一 
生涯学習課長
石 川 安 司 
─────────────────────────────────────────────────
議会事務局長
町 田 英 章 
書記
新 井 裕 文 

─────────────────────────────────────────────────
   ◎開議の宣告
○野口守隆議長 皆さん、おはようございます。
  大変ご苦労さまでございます。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成26年第2回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議事日程の報告
○野口守隆議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎一般質問
○野口守隆議長 きのうに引き続き、これより日程第1、一般質問を行います。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 野 原 和 夫 議員
○野口守隆議長 発言順位6番、質問事項1、旧保健センター(玉川分室)の有効活用を、質問事項2、子育て支援のまちづくり、学校給食費の軽減・無料化を、質問事項3、住みよいまちづくり、若者の定住促進を。
  通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 皆さん、おはようございます。
  日本共産党の野原和夫です。一般質問させていただきます。精神的に弱い人間でございます。助けていただきたいと思います。
  まず最初に、旧保健センター(玉川分室)の有効活用について質問させていただきます。
  この問題については、平成24年第1回及び第4回定例会に私一般質問をしております。その中で、第1回では、将来の財政負担、有効活用に向け検討する、住民参画のもとに検討委員会を立ち上げ、具体的な利用法についてさらに検討すると答弁されました。そして、第4回4月の検討委員会、これは立ち上げて検討を重ねている。それで、平成26年以降の利用開始となると答弁されました。この中では、現在、一ト市地域のところに利用されている人た ち、この憩いの場に参加している方々との打ち合わせをして、この人たちが要望をどういうふうに考えているのかということで、課長の答弁では、エレベーター利用はしたくない、1階が利用したいとのことで玉川公民館の案も出たが、玉川分室で長くやってきたので、以前利用していた玉川分室をまた利用したいとの意見が出たので、次の検討委員会に検討していただけるよう検討委員会へ働きかけ、調整をできるようにしたいと答弁されました。
  そこで、有効活用を願い、再度質問します。
  この問題については多くの声が聞かれます。お年寄りが集まる憩いの場、子育てしているお母さんたちの憩いの場、誰でも参加できるふれあいサロン、この中には、私は住民が主体に、幼児、障がい者、高齢者が憩う場という要望がります。これを私はぜひ実現させていただきたい旨にこの有効活用について伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、ご質問の野原議員の旧保健センター分室の有効活用をというご質問にお答えいたします。
  ご質問の件につきまして、平成24年第4回定例会であらゆる面から使い方を検討していきたいとお答えいたしましたが、その中には当然憩いの場も含めて検討を重ねてきたところであります。
  ご質問の一ト市地域事務所を利用いたしまして活動しております憩いの場につきましては、皆さんの意向に沿いまして本年7月から保健センター分室で活動していただくという結論になりましたので、ご報告を申し上げます。
  また、次のご質問の、住民が主体に児童、障がい者、高齢者が憩う場につきましては、地域福祉計画におきまして、サロン活動の充実として重点的に取り組むこととしております。
  山中議員のご質問の答弁にもありましたように、町内には民生委員が行っているもの、また介護予防ボランティアが行っているもの、また地域の有志が自主的に行っているものなど、さまざまなサロン活動がありまして、場所につきましても、地域の集会所、また町の施設、さらには個人宅での活動と、いろいろなところでこのサロン活動が実施をされております。
  今後におきましても、このサロン活動は地域づくりには欠かせないものとして、さらに拡大する必要があると考えております。住民が主体となって進めていくこの活動におきましては、拠点となる町の施設が新たに必要なのか、あるいは既存の施設の活用で対応できないか、 さまざまな可能性についてさらに検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただければと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 この検討委員会そのものがどういう趣旨で、どういうふうな中身について検討されていたのか、検討委員会の中身についてお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 野原議員のご質問にお答えをいたします。
  まず、町有施設の有効利用検討委員会ということで、平成24年度に各課から主幹、または主査クラスの方に集まっていただきまして、現在は余り主に利用されていない施設、そういった施設17施設について有効利用ができないかということで検討をいたしました。この中には古い給食センターですとか、共同資料室ですとか、町有の寄宿舎、こういった施設がございます。この中ではこうした今有効活用されていない施設の今後の有効活用についてというような内容について検討をいたしたところでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 きのうの山中議員の質問では、サロンを集中的にお答えされたようです。この中では民生委員の主体となる介護予防を含めて75歳以上、そういう人たちのサロンを運営、それから地域包括センター、65歳以上を含めたそういうサロン、それをサロンサロンと強調していますけれども、一つサロンの定義、それと位置づけはどういうものでやっているのか、その点を伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それではお答えいたします。
  サロンのまず定義でございますけれども、きのうの山中議員の質問にありましたように、人がいろいろ集う場、意見交換、情報交換をするような場をサロンというふうな形で考えております。
  それから、位置づけでございますけれども、これにつきましては高齢者というだけではな くいろいろな人、子育て、あるいは障害を持っている方等、いろいろな方を一堂にといいますか、そういう組織の中で集まっていただいて活動するというような位置づけでございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 社交をしている広間という、交流の場というサロン的に今答弁されましたけれども、全体的に見ると、今のサロンはときがわ町の活動としては限られているように私は見えるんですよね。もう少し一般の人、若い人も参加できるシステム、これをきちんとやる必要があるんではないかと思うんです。
  1つ例を見ますと、ちなみに私、24年には文教厚生委員長の中で箕輪町、下諏訪町を視察に行きました。そのとき課長も同席したと思いますが、その中で、箕輪町は、今ときがわ町がやっておりますスモールチェンジ、それと同じようなことを箕輪町がやっていました。それはポイント制で還元される事業ですけれども、健康づくりでやっています。
  でも、下諏訪町がすばらしい、これはポケットということでやっているんですよね。これは多くの人たちが参加できるシステムをつくっています。1つ、子供が健やかに触れ合える場、これが1つあるんですね。そして、高齢者が住みなれた地域において生きがいをつくる場、高齢者と子供が触れ合うことのできる場、子育て中の親同士の触れ合いの場をコンセプトに子育てふれあいセンターを立ち上げたという、全体を取りまとめているんですよね。
  中にはこの近隣では、名栗という飯能のほうでもやっています、この講演にも私参加しましたから、そういうものの集約的なもので保健センターが1つ中でできるんではないかなと思うんです。
  65歳以上、75歳に限らず、いろいろなことができると私は思っているんですが、この中で課長も参加しているので、そういう心を引きつけたものがあったんではないでしょうか、お伺いします。
○野口守隆議長 大島福祉課長、答弁願います。
○大島武志福祉課長 それではお答えいたします。
  一緒に研修のほうをさせていただきまして、大変参考になりました。下諏訪町においてはポケット、先ほど申し上げられましたけれども、本当に子供が集まるところにお年寄りが集まって、一緒にいろいろな行事を行うというような様子も伺わせていただいたということで、ときがわ町においてもそういった活動がぜひ広がればいいなというふうには思って、見学もさせていただきました。
  ときがわ町の地域福祉計画におきましては、まず住民が率先してそのような活動について 積極的に取り組んでいただく中で、地域でバックアップをして、さらに行政が支援していくというようなことでありますが、いろいろなサロンが立ち上がる中で、子供、子育てのサロン、あるいは高齢者のサロン、そういうものがお互いにマッチングできるような形で考えていければと、横のつながりを持ったサロン活動ができればというふうに考えております。
  山中議員の中の答弁でもありましたように、各サロンの横の連絡をとりながら、今質問にありましたように、子供から高齢者も一緒に集えるような状況になればいいかなというふうに思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 そういうふうになればいいなと思っているだけでは前進できないんですよね。私が言いたいのは、やっぱり民生委員が主体となっている各地域でやっている運動も含めてそういうものも限られているんですよね。年に何回かしかやっていないと思うんですよね。
  そういう施設を総合的にそこでまとめることによって、今の下諏訪なんかはちょっと中身を見ると、知恵袋ランチというのを月に1回から2回、高齢者の皆さんが食材を生かした、若い人たちにそういう手づくり問題、いろいろなものを教えてやっているんですよね。それで、お話いっぱいのセンターもあります。それから、お年寄りに子供たちを預けて、お母さんたちがまたそこで1つの輪をつくってやっている。全体を見ているんですよね。それで、ゼロ歳児の集いではやっぱり保健師、栄養士もちゃんと参加してくれています。これは主体となるのは、やっぱり社協が頭できちんとしたものをやると私はいいかなと思うんですよね。
  それで、今ときがわ町はボランティアの活動も評価していますけれども、ボランティアの位置づけをもう少しきちんとしないとここまではいかないと思います。この下諏訪においては、登録者22人のうち18人が高齢者という、そういうふうに高齢者も来ているんですけれども、その中に若い人が自然体で入ってくる。それで、子育てする子供さんも入ってくる。だから、そういう場がときがわ町には施設もあるんですから、有効活用をして率先してこの運動はやっていただきたいと思います。
  今、課長は考えるだけでは私は前進がないので、もう一度伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それではお答えを申し上げます。
  考えるだけという話もございましたが、各サロンの横の連絡をとる中でぜひそういった活動も紹介していきたいということでは思っておりますので、その辺の情報を伝える中でマッチングをさせていきたいということでよろしくお願いしたいというふうに思います。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今、町としては、きのうの答弁でも課長は自助・共助を強調しています。その中には公助もどうしても必要なんですよね、最低限の。やっぱりそこを必要としてやらないと途中で終わっちゃうんですよ。だから、そこは町がどれだけ支えるかということも1つ大事な問題なんです。そこのところを真剣に考えていただいて、センターの有効活用が十分できるんではないかなと思います。
  この下諏訪のことについて言いましたが、ちょっと広いスペースがありますので大変有効活用しているんですね。だから、ときがわ町でも仲井の保育所も壊しちゃったけれども、あそこも有効活用したらいいんじゃないかなと課長も一言言っていましたよね。だから、やっぱり施設も有効活用すれば生きるんですから、そういう施設を前向きに考えていただきたいと思います。ぜひお願いします。
○野口守隆議長 小峯副町長、答弁願います。
○小峯光好副町長 今、野原議員さんのほうでご意見をいろいろいただきましたけれども、きのうの山中議員の中でもお話ししましたように、サロン活動については当然町のほうも支援していくということでお話ししております。
  その中では、各集会所と町の施設についても十分に活用できるようにご支援してまいりたいというふうに考えておりますので、その中で先ほど野原議員さんが言われたように、いろいろな子供さんからお年寄りまでの交流だとか、アルプスの料理だとかそういうふうなことも多種やっていくという中で、そういったことも必要なんではないかというふうなご意見もございました。そういった活動につきましても、町としましても福祉計画のほうにも位置づけておりますけれども、その中で支援のほうはしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひ副町長、お願いします。
  これも1つの子育て支援を含めた大きな成果ではないかなと思うんですけれども、よろしくお願いします。これで質問を終わりにします。
○野口守隆議長 質問事項1はいいですね。
  続いて、質問事項2、子育て支援のまちづくり、学校給食費の軽減・無料化を。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 2問目に移ります。
  子育て支援のまちづくり、学校給食費の軽減・無料化をということでお願いします。
  少子化対策の一環として給食費の軽減・無料化は必要ではないか。町の計画では、安心して子供を産み育てることのできる環境づくりを進めるとあるが、現実は厳しい状況である。景気は悪く、仕事は少なく、生活は苦しい中で消費税は8%となり生活も大変です。このような状況を踏まえ、給食費の軽減、または無料化を願いたい。
  さらに、ときがわ町の人口は減少しており、今後もこうした傾向で推移することが予想されます。人口の減少は若年層、子育て世代が中心となった町外への転出や出生数の減少が要因と考えられます。こうした子育て世代の転出や出生数の減少を抑えるため、具体的かつ大胆な政策が必要と考えるが、給食費の無料化はまさに具体策の1つであると考えます。
  また、町において要保護児童・生徒家庭数、給食費未納家庭数、未納家庭への対応、集金等はどのようにしているのか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、野原和夫議員の子育て支援のまちづくり、学校給食費の軽減・無料化をについてお答えいたします。
  小・中学校の給食は、たくましく生きるための健康や体力の基本となり、生きる力を育むための重要な要素です。学校給食法では、施設、設備の維持管理費と運営に伴う人件費は自治体負担とし、それ以外の学校給食に要する経費は保護者の負担とすると定められております。
  ときがわ町では、公会計の中で賄材料費全体の2%を物価上昇分として補助しております。そして、要保護・準要保護児童・生徒については、国と町から給食費の全額補助を行っております。
  また、子育て支援のため、他市町村に先駆け医療費の無料化を実施するなど、保護者の負担軽減に努めておるところでありまして、学校給食を安定して実施するためには保護者の皆さんに給食費を負担していただくことが必要と考えております。
  平成26年度は、要保護児童・生徒は5家庭です。給食費未納家庭数ですが、過年度分で7家庭であります。現年度分はありません。未納家庭への対応につきましては、卒業生の過年 度分につきましては教育委員会からの納付書の送付、連絡等による納入の督促を行っております。また、在校生に対しましては、学校から保護者への連絡、督促を行っております。経済的な問題で納入が難しい場合は、福祉課を含めた相談体制により、保護者が希望すれば児童手当から給食費の分割納入や一括納入を行う場合もございます。
  今後も保護者の方のご理解ご協力を得て、学校給食の健全実施に当たるとともに、子供たちの安全・安心を第一に考え、楽しくおいしい給食が提供できるよう努めてまいります。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 今、教育長と目が合いまして、保護者の皆さんに給食費を負担していただくことが必要ということを強調しました。保護者は要保護者を含めて滞納者も少ないという、給食費の滞納については時効はないと思うんですよね。
  私は先ほど質問の中に、かつ大胆な施策ということで言いました。実際、ときがわ町が小・中学校の給食費無料化を計算するとどのくらいのお金がかかるか計算してみましたか。一方的にできないできないでは私は理解できないんですが、どのような状況でこの財政負担が大変なのかということをお答えいただきます。
○野口守隆議長 答弁願います。
  中村教育総務課長。
○中村賢一教育総務課長 それでは、ただいまの野原議員のご質問に対してお答えをさせていただきます。
  今年度の児童・生徒数で考えますと、食材費としてざっくり約4,000万円というふうに考えております。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 4,000万円、岩田さんが一応調べたら3,800万円ぐらい、要するに3,800万円から4,000万円ぐらいですね。これは大変な経費ということで見ているかもしれませんが、私はこの質問の中では無料化と軽減をうたっているんです。軽減もできるのではないかなということの趣旨を改めて求めたいんですが、ちなみに小学校年間の集金は、いろいろな費用を含めると1年生では約5万円かかります。6年生は8万円ぐらいかかるんですよね。そして、中学生になると、さらに中学1年生は5万8,950円、2年生が4万7,000円、3年生は2万1,000円、そのほかに部活費がかかる。やっぱりそういうふうに年間相当負担 が強いられているんですよね。この1つの軽減をうたったことによって若者もこの町に憧れて来るのではないか、1つの策としてこれはいい運動ではないかと私は思うんです。
  それと、学童保育へもまだお金がかかるんですよ。月4,500円から8,500円。だから負担が相当かかるわけですから、学校給食費というのは義務教育の一環として文部省は見ていると思うんですが、教育長、どういうふうに把握していますか、お答えお願います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、野原議員のご質問にお答えいたしますが、学校給食法では先ほど申し上げましたとおり、やはり学校給食費については保護者負担である、このようなことでございますので、そのように理解しております。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 全体から見ると、義務教育の一環としては見ていると思うんです。給食法で見ると別ですからね。給食費がやっぱりこれは払う義務ということも含めてあると思うんですが、軽減ということも十分可能ではないかなと思うんですよ。その点は、たとえ半分にしても2,000万円、今苦しい状況と聞いておりますが、その点についてはどうお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 軽減のあり方等についてはいろいろ他市町村でもやっているようなところもあるようでございますけれども、基本的には先ほど申し上げましたように、義務教育費の中で給食費は保護者負担とするという原則に基づいて教育委員会では考えておりまして、就学等が経済的な理由で非常に困難な家庭に対しましては要保護、あるいは準要保護等の対応をさせていただいておるところでございますので、それ以外のご家庭については、給食費については相応のご負担をいただくことがよいのではないかなというふうに考えております。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 1つ例を言いますと、近隣ではいち早く滑川町は給食費無料化を掲げました。そして、医療費も高校卒業まで18歳。今はすごい人口増加でいます。26年度は9,161万5,300円の予算を組んだようです。この自治体がこれだけの予算を組める現状は、財政も問題はある中でもいろいろなものを含めて経費を削減しながら、やっぱりこの子育てにきちんとした方向性を導いてやっている。これはやっぱり今の自治体では大事な策ではない かなと思います。
  この問題については、今子育て支援という中で私は一般質問をしていますけれども、子育て支援のまちづくり、その中ではやっぱり保育料も含めて各自治体でも全額無料にいったり、2子から無料にしたり、あらゆる手だてとして努力をしている自治体はたくさんあるんです。町の基本計画は、計画に基づいて町が事業を進めるべきではないかなと思うんですが、計画はそのままなんです。やっぱり計画に基づいてそれを実行しないと意味がないんです。だから、子育て支援も含めてあらゆる努力は必要ではないかなと思います。この中で軽減ということも含めて無料化を私はお願いしているわけですが、今、教育長はできない、では町長はどういう考えでしょうか。副町長でも結構です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、野原議員さんのご質問にお答えしたいというふうに思います。
  野原議員さんのお話の中に子育て支援等のお話がございました。その辺につきましてのお話をさせていただきますと、ときがわ町におきましては、子育て支援について、特に学校関係でいきますと、環境整備で言います木質化とか、あとエアコンの設置等も行っております。直接的な給付でいきますと、先ほど答弁にもありましたけれども、中学生までの医療費の無料化等につきましては、埼玉県の中でもいち早く取り組んでいる町村ということであったというふうに思っております。滑川町さんのほうで高校までということのお話がありますけれども、そういう取り組みとしてはときがわ町は早い段階で取り組みをしてきたというふうなことかと思います。
  また、きのうの質問の中にも、土曜日の学習等もときがわ町はいち早く取り組んでいるということで、そういった直接的な子供さんたちに対する子育て支援といいますか、教育面での支援、あるいは間接的な部分でも支援という場合では、非常にときがわ町は先頭に立って進めているかなというふうに自負しているところであります。
  そういった形で、じゃそれでいいかということではなくて、今後もそういった子育て支援についての取り組みについては充実させてまいりたいというふうに考えておりますけれども、その子育て支援の効果といいますか、それが給食費の無料化についてどうかということも一つはあるかなというふうに思います。その辺のところも検証する必要はあるかと思うんですけれども、その辺のところも含めて今後検討してまいるというふうな感覚ではおりますけれども、とりあえず、先ほど教育委員会サイドのお話がありましたけれども、給食法の中でも そういった形で位置づけておりますので、そういった形で、平成22年3月に野原議員さんのほうからもご質問いただいておりますけれども、それと同じような見解でおりますけれども、現時点ではそういった形で判断をさせていただいている状況であります。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今、一つ検討という言葉が出ましたが、子育て支援のまちづくりの一環として、今ときがわ町は先駆けて子供の医療費無料化、確かあれは埼玉県で2番目だったと思うんですよ、当時。
○野口守隆議長 野原議員に申し上げます。
  給食費の無料化と軽減についての質問ですので、それに絞ってひとつお願いしたいと思います。
○12番 野原和夫議員 1つ、この中で子育て支援のまちづくりという題名が入っているので、含めてそれをお願いしているわけです。
○野口守隆議長 わかりました。
  なるべく給食費無料化、軽減化ということに絞ってお願いしたいと思います。
○12番 野原和夫議員 今、副町長がそういう子育て支援を全体的にやっているという、やっていることはいいです。その上の新たな前進を一応考えて、基本計画もいろいろなものを計画をやっていますから、それに準じて計画を実行するということを私は願いたい。そういうことを踏まえて給食費の無料化を今言ったわけですが、今、議長も言いましたけれども、給食費も減額している自治体もあると思うんですよね。ぜひ財政力も含めた中で調べていただいて、町がどう対応できるかというのを研究していただきたいと思うんです。
  今、この間も町長が言いましたけれども、お金がないお金がない、これからなくなるようなことを言っていますけれども、もうインフラ整備は大体終わったんですよ、これからは町民のために税金を有効活用する、これを願いたい。
  ぜひこの問題については、1つ最後に言っておきますけれども、原村、大玉村、奥多摩なんかはこの18歳まで無料にしたり、第2子から半額にしたり、第2子から保育料を無料にしたり、いろいろな策をして、小さな村だけれども子供をふやす、若者をふやす努力をしています。これは目玉になっているんです。ぜひ真剣に考えていただきたいと思います。この質問は終わりにします。
○野口守隆議長 続いて、質問事項3、住みよいまちづくり、若者の定住促進を。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 住みよいまちづくり、若者の定住促進をということで、人口流出に悩む自治体であっても、さまざまな取り組みで特色ある自治体に生まれ変わり、人口が増加している自治体もあります。
  町では、空き家バンク、住宅リフォーム助成にも力を入れていますが、若者が住めるまちづくりにおいて、町内での雇用も含め、さまざまな問題を解決する努力も必要であるが、魅力あるときがわ町の一環として新築住宅の助成制度や住民税、固定資産税の軽減等を進めていただきたく伺います。お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の住みよいまちづくり、若者の定住促進をのご質問にお答えいたします。
  野原議員のご質問にもあるとおり、ときがわ町では空き家バンク、また婚活補助金などの若者の定住対策を、特に今まで町外から若者をときがわ町へ引き込むにはどうしたらいいかという視点で施策を進めてきました。
  空き家バンクにおきましては、スタートから約2年がたちましたけれども、8世帯33人、うち中学生以下の子供が17人の移住を実現させまして、数はそんなに多くはないんですけれども、一定の成果は上がったものと考えております。
  新しくときがわ町へ移住してきた人たち、またときがわ町への移住を希望している人たちを移住から定住へとつなげていくことはどのように考えたらいいのか、その辺をさらに検討してまいりたいと考えております。野原議員に対しましてはしっかりその辺も一緒に考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
  そして、ときがわ町の人口、この人口の問題につきましては、昨日、神山議員のご質問にもお答えいたしましたけれども、合併時に1万3,712人であったものが平成26年4月1日現在では1万2,205人と、1,507人減少しているというところであります。中でも10歳から39歳の減少数が約860人と、合併以降の人口減少数の半数以上をこの若い世代が占めているということであります。あとは自然減ということで毎年170人前後の方がお亡くなりになっておりますので、それは自然減ということになっております。ですから、最終的には860人というこの年代が減っている、この辺が非常に問題な点だと思っております。
  反面、ゼロ歳から9歳までの転入者の数の合計と転出者の数の合計を比べますと、転出者 数を転入者数、出ていく人より入ってくる人、この数がゼロ歳から9歳までが120人上回っております。この状況は、平成18年の合併以降、各年度のデータを見ても同様に、転出者数を転入者数がゼロ歳から9歳につきましては毎年上回っているということであります。9歳以下の子供たちが単独で転入するということは、これは考えられません。若い人たちが転出していく一方で、空き家バンク利用者以外にも、小さな子供を持つ若い世代が一定数ときがわ町へ転入してきていると考えられます。
  ときがわ町の人口減少を食いとめるためには、町で生まれ育った若者たちの流出を食いとめ、また一度は町を離れた若い人たちがこのときがわ町へ戻ることができるための受け皿をしっかりつくっていく必要があると思います。この1つには、光ファイバーの全町への敷設、あるいは道路整備等、今のインフラ整備が必要な将来の受け皿になってくるということで実施をしてきたところであります。
  野原議員の質問にある、また各種の直接軽減、各税の軽減につきましては、税を軽減するということは国のほうから見ますと、その分だけ余裕があるという形で、税のみならず税収が減ってくる、そのダブルパンチで普通交付税がその分減ってきます、国からの。税収を下げるということはそれだけ余裕があるんだろうということで交付税が下がってきてしまいます。ですからダブルパンチになってしまいますので、非常にこういう面では適当ではないと私は考えております。
  しかし、新築住宅の助成制度につきましては、結婚や子供の小学校入学時など、一戸建て住宅の施策を考える若い世代の人たちを受けとめ、ときがわ町の人口減少を食いとめることのできる有効な施策の1つであると考えます。この助成制度につきましては、埼玉県のほうも木造で住宅をつくって、県産材を6割以上使った場合は20万円の補助を出すという制度も今度できました。そこで、既に新築住宅への補助制度を行っていた市町村の事例、また今までときがわ町に転入してきた若い世代の動向等を調査いたしまして、効果的な助成制度等を検討してまいりたいと考えておりますので、どうぞご理解をいただきますようお願いしたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 普通交付税の影響、このくらいだと思うんですよね。少しだと思うんですが、最後の町長の答弁では、私、効果的な助成制度等を検討してまいるという、これ は前向きに受けとめてよろしいんでしょうか、お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 県もそうですけれども、町のほうも特にこの住宅につきましては、前から進めておりますこの木質化につきましては全国をリードしております。そのうちまた埼玉新聞にも大きく私のこの間講演会をしたのが出るということできのうもその原稿が来ましたけれども、そういう形で助成制度につきましては、ときがわ町の特色である木を使う、そうした面での県と同じように木造でつくって、地場の木材を使ってもらうと、そういった場合にどの程度の補助ができるか、その辺の検討はしていきたいと思っています。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ちなみに、新聞の中では県のほうの20万円ぐらいの補助金が今度出るように見えますが、それと、近隣では嵐山町が50万円の補助を今回やっていると思うんですよね、40万ですか。吉見はちょっと聞いていない、川島は固定資産税の軽減はしていると思うんですけれども、吉見も。そういうことを踏まえてこれはぜひやっていただきたいと思います。
  それと、今、町長は転入、転出を含めて空き家バンクを利用してふえていると言いますけれども、県の63の自治体の中で下から4番目なんですよね、出生率が、低いんですよ。あと、122条報告を見ますと、2月の転入、転出は22、22、同じなんですけれども、3月は転入が48、転出が54人、4月が転入が28、転出が59、こういう倍もふえているんですよ。転出、転入を防ぐ努力は当然必要だと思うんですが、若い人が出て行ってしまう、これは大きなマイナスだと思うんですよ。それには魅力あるまちづくりを一つ頭に置いて施策をきちんとやることが大事だと思うんです。
  それと、私の知り合いが空き家バンクに登録したいんだけれども、土砂災害危険区域だというんですよ。安心してその人に渡せない、貸せないと言うんですね。だから1回、これも私も県のほうに問い合わせてみたいんですが、土砂災害危険区域、レッドゾーンは大変にしても、イエローゾーン等の見直しも必要ではないか、そのゾーンをつくって県、国は補助金を出して防波堤をつくるわけではないですよね。そのお金は出さないんですから、もう1回見直して、その中で住めるような施策もきちんとやらないと若者も住めないと思うんですよ。だから、そういう人の集計もきちんと見ていただきたいと思います。
  それと、この問題については1つ、若者定住について、空き家バンクについてもう1回ち ょっとお伺いします。今の問題について触れて、お願いします。
○野口守隆議長 空き家バンクのどういったことですか。
○12番 野原和夫議員 要するに、防災区域の見直しについて。
○野口守隆議長 土砂災害、それは答弁できますかね。
  暫時休憩します。
                                (午前10時16分)
─────────────────────────────────────────────────
○野口守隆議長 再開いたします。
                                (午前10時17分)
─────────────────────────────────────────────────
○野口守隆議長 関連質問ですので、答弁はできません。
  違う質問をお願いします。
○12番 野原和夫議員 ではそういう空き家バンクに登録したいんだけれども、土砂災害区域だということでそういう人たちの思いというのは伝わらないということでよろしいですね。わかりました、結構です。
  それと、今、若者定住についてさまざまな運動に取り組んでいる自治体があります。
  私は平成21年に全国小さくても輝く自治体フォーラム、これに参加したんです。ちょうどこのときは東秩父の村長も一緒だったんですけれども、この中で、長野県の下條村は村営集合住宅をつくって若者をふやしています。それから、大玉村の村長はこの自治体フォーラムの副会長なんですよね。その中ではやっぱりいろいろなことを施策として掲げて、2子の子供から保育料無料にしたり、そういうことを掲げたら若者が住んできてくれた、新築住宅がふえてきたと言っているんですよ。それと、原村では若者移住の運動をしているんです。それは名古屋と東京にパンフレットを持って宣伝に行っているんですよね。そうして若者をふやす努力をしている。だから実際は努力しているんですよ。ただやっていますやっていますだと響かないんです。努力をすることによってやっぱり若者がふえてくる、その施策は大事ではないかなと思うんです。ぜひときがわ町でもその魅力ある町をPRする何かの策をつくって、都心に近いんですから、ぜひそういうことを踏まえて働きかける運動は大事ではないかなと思うんですが、お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、野原議員のご質問にお答えします。
  下條村等で住宅、アパートをつくって若い世代の方を引き入れて転入させて、さらには定住につなげていくという施策があるということで、私も前に視察で行かせていただきました。お話も伺ってきたところですけれども、ときがわ町におきましては、空き家バンクとあと子育て支援住宅がございます。子育て支援住宅もこの間、ちょっと私どももお話を聞いたんですけれども、子育て支援住宅に入っていらっしゃる方は元々ときがわ町で生まれて、外へ1回出られたんだけれども、その後入ってきている方が3棟あって皆さんそういう形だそうです。さらに、そこで住まわれた方が今度はときがわ町に、実家のすぐそばに住宅をつくるというようなお話も聞きました。よかったですねという話でお話をしたんですけれども、そういった形で支援住宅等についても定住へとつながっている部分もございます。そういったことを今後も町としては推進していきたいというふうに考えております。
  先ほど空き家バンク等の話もありましたけれども、そういった登録者は多いんですけれども、実際に貸していただける、貸す側の方は少ないということで、そういったところのPRといいますか、働きかけといいますか、そういったことを今後も強力に、野原議員さんのお話のように、ほかの市町村に行ってどうこうというような話がありましたけれども、できるだけ積極的にそういったところを展開してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひ、副町長、積極的にお願いします。
  先ほど、ちなみに原村の移住交流事業を言いましたけれども、当時予算的には46万円ぐらいで済んでいるんですよね、PRは。それで、不動産屋さんも含めて物件を紹介してやっている運動です。これはすばらしいと思うんですよ。それと、やっぱり村営住宅もこの村ではしっかりと位置づけてやる。若者を呼び込んでいる。自治体フォーラムの中ではほとんど、町長は山間部が特に減少地域になっていると言いましたよね、きのう。ときがわ町は山間部にあっても都心に近い魅力的なところがあるんですから、それは有効活用していくと物すごく人口がふえる施策ができると思うんです。
  それで、長野県なんかは山間部でもどんどん過疎化になって、そこを何とか食いとめようとして努力している自治体が多いんです。だから努力をしないと、私は以前、当時の岩田議員が人口が減っちゃってどうのこうのと言いましたよね。今その危機感が出てきたような気がするので、やっぱりこれはきちんとした方向性を導いて、若い人が住んで喜ばれるまちづ くりをもう一度基本に戻って考えていただきたいと思います。
  基本計画にはすばらしい施策がきちんと並べてあります。やりますやります、やったらどうですか、結果はどうですか、その後の計画はどう結びついていきますかということを踏まえてきちんとやることが私は大事かなと思います。ぜひ努力を惜しまず頑張っていただきたいと思います。
  今の問題についても、若者定住を含めていかに住むかということを言っていますけれども、日影地域の人が若い息子さんが家をつくろうと思ったら、おやじ、ここは危険区域なんだよ、俺住めないよとこの間出て行っちゃった。新築できないんですよ。だから、いかにレッドゾーン、イエローゾーンも含めて離れていくかというのも1つの、その問題もあると思うんです。国は、県はその補助を出しませんから、町に全部投げてしまったら困るんです。一応県にもそういう問題を見直しできることができたら働きかけて、やっぱり若者が住んでもらえるような町をぜひお願いしたいと思います。
  質問を終わります。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時40分といたします。
                                (午前10時24分)
─────────────────────────────────────────────────
○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時40分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 金 澤 他司人 議員
○野口守隆議長 発言順位7番、質問事項1、「川のまるごと再生事業」の現状と今後は。
  通告者6番、金澤他司人議員。
○6番 金澤他司人議員 6番、金澤でございます。議長の質問許可を得ましたので質問させていただきます。
  まず、前置きとしまして、埼玉県は電力供給としては日本の都道府県のほぼ下から1番か2番ぐらいではないかと思っています。電力供給に関しましては、関東近辺の都及び県から依存しているのが現状だと思います。
  そこで、県が川のまるごと再生、荒川支流になります川のまるごと再生ということで、平成24年度から計画をしたということに関しまして、私もすごくその辺に関して評価をしてお ります。それに伴いまして、ときがわ町もそのまるごと再生にいち早く取り組みをしたということに関しまして私もすごく評価しております。
  町としてもまずできることは、やっぱりきれいな水を供給する、生活する上ではきれいな水を供給するということが一番大事ではないかと思っております。また、きれいな水にするに当たって、浄化槽の設備等も今一生懸命やっておられるのも事実であります。
  そこで、私は県のまるごと再生事業の一環として、現在、都幾川流域の嵐山町の境から越瀬橋、西平地区を境にしている越瀬橋に至る川の再生事業を平成24年度から27年度まで計画実施されているのが現状であります。私自身もこの土曜日に、議長には申しわけないんですが、大野の近辺はちょっと土砂崩れがあるとまずいのであそこまでは行かなかったんですけれども、平地区の中尾原から和田橋に至る川沿いを、軽の自動車でありますけれども一応全部確認してまいりました。その中で気づく点はいろいろありましたけれども、私がここで確認したいのは、まず1つ目として、本事業の進捗状況はどの程度、最終完成目標はいつか。また、これはあくまで県及び国からの補助金をいただき、また町としても多少の財源を使っているのは事実であると思いますが、総工費はどれくらいであるかということ。さらに、計画中の中で具体的に決まっていない地域があるかどうかということをまず第一に伺いたいと思います。
  2番目に、一応ときがわ町のネット上に乗っかっておりますが、ネットを使える人はときがわ町でどれくらいいるかは定かではありませんけれども、私がネット上で探した段階では、まず将来的には越瀬橋から大野地域までの再生事業を考えているということでネット上の末尾に記載されていました。その点について目標計画がどうなっているかということを確認いたしたいと思います。
  3番目に、過去、都幾川村のときに、集中豪雨による洪水によって滝の鼻橋付近のあそこの急カーブになっているところ、そこの護岸が決壊寸前の状況にあったのは私も身に覚えはあります。現在は応急対策工事を実施していると私は考えておりますが、町としてこの地点の対策工事を優先する必要性があるのではないか。また、この地点の県道幅も特に狭い状況にあります。これはいろいろ地権者の問題もあるかもわかりませんけれども、安全上危険な地点であるのでは事実であります。そのほかにこのときがわにおきましては、私の目で見たところでは、本郷のほうにも1カ所、カーブのところがやはりひょっとすると決壊する可能性があるんではないかなと思っております。それと、もう1点はときがわ町本庁舎の裏にある菖蒲園のところも、あれは極端に急カーブしているのは事実であります。その辺も一応あ りますけれども、ライフラインから見ていきますと、今の県道、大野東松山線、そこが一番急務ではないかと私も考えておりますが、この辺を含めまして町の考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、金澤議員のご質問の県の「川のまるごと再生事業」の現状についてということで、ご質問にお答えいたします。
  まず、第1点目の本事業の進捗状況、最終完成目標、総工費、また計画の中で具体的に決まっていない地域があるのかということでありますけれども、その件についてちょっとお答えをさせていただきます。
  この川のまるごと再生プロジェクトの進捗状況でありますけれども、最終完成目標につきましては、最終年度となる平成27年度中の完成、これを目途としております。そして、今後工事が本格化していく予定であります。工事につきましては、全区間を一度に行うのではありませんで、設計が固まった箇所から順次、現在行っているところであります。
  現在までに完成した事業箇所につきましては、県事業といたしまして、和田橋周辺の護岸の改修としゅんせつ、そして川北橋上流の竹やぶの伐採、また本郷の別所淵の竹やぶの伐採を行ったところであります。
  また、町の事業といたしましては、本郷地内の遊歩道の舗装工事、また玉川橋下流の遊歩道の整備工事、別所及び田中地内の竹やぶの伐採を行っております。
  本年度につきましては、県の事業といたしまして、花菖蒲園の対岸の整備工事、本郷球場から本郷の別所淵を経由して、別所橋までの遊歩道の整備工事、これを県のほうで予定しております。
  また、町の事業といたしましては、田黒地内の遊歩道舗装工事、玉川小学校下の遊歩道整備工事等を予定しているところであります。それぞれの工事につきまして、ほぼ順調に進められているところであります。
  総工費につきましては、県事業として、平成24年、25年度分で設計費を含んだ額といたしまして1億6,800万円ほどであります。また、平成26年度以降の事業につきましては、現在設計等を行っておりまして、確定はしておりません。
  町のほうといたしましては、平成27年度までに6,000万円から7,000万円程度の費用をふるさと創成資金、また合併特例債、これを活用して、町の事業として進めてまいりたいと考え ております。
  計画の中で、具体的に決まっていない地域についてでありますけれども、工事方法について検討している工区が5カ所ほどあります。
  また、2点目の越瀬橋から大野地域までの再生事業でありますけれども、将来的に越瀬橋と上流側の延長を望むという声もありますけれども、県の川のまるごと再生プロジェクト、この実施自体が平成27年度で最終年度となっておりまして、現在の区間の完了を第一に県のほうも進めているところであります。ですから、越瀬橋より上流につきましては、現在のところ、先ほどネット上にはあるということですか。
          (「考えていますというふうになっております」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 それは現在のところ具体的な計画はないというほうで私のほうは県のほうから伺っております。
  続きまして、第3点目の過去に起きた集中豪雨による滝の鼻橋付近の都幾川の対策工事を優先する必要性及び西平交差点先の県道改修についてということでありますけれども、滝の鼻橋付近の対策工事につきましては、昭和49年に発生いたしました台風8号が梅雨前線を刺激して集中豪雨となりまして、全国的に災害をもたらしました。そして、旧都幾川村時代ですけれども、この集中豪雨によりまして大きな被害を受けたところであります。
  この箇所の護岸工事の資料は残っておりませんけれども、この災害によりまして河川管理者である東松山県土整備事務所が護岸工事を行ったものと思われます。河川の都幾川の付近の対策工事の必要性でありますけれども、数年前に東松山県土整備事務所に現地視察をしていただいたところ、現段階では災害を誘因するおそれがないとの回答を得ているところであります。県道の改修につきましては、旧都幾川村の時代からの懸案事項でありまして、改修に向けて現在も鋭意努力をしているところであります。道路管理者の東松山県土整備事務所とさらに調整を密にとりながら、随時用地交渉を進めてまいりたいと考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 先ほど言いましたように、これは多分ときがわの概要ということで、ときがわ町から県のほうに提示された情報の一部だと私は思っています、ネット上から。
  そこで、最終のページのほうに、将来的には上流の大野地区まで都幾川を遊歩道でつなげ たいと考えていますということで、前回、ノルディックウオークのとき、あのノルディックウオークというすばらしい大会だと私も思っておりまして、私も参加させていただきました。かなりいいことでありまして、これからも続けていただきたいんですが、越瀬橋までの間で、本田橋から越瀬橋の区域におきまして、途中はまだ遊歩道はできておりませんけれども、四季彩館のほうの一角だけを遊歩道をつくってどうのこうのしましても、それは決して都幾川を遊歩道でつなぎたいという考えに関しましてはちょっと物足りないのではないかなと私も思っております。
  やはり、ここにも書いてありますように、上流の大野地域まで、その地域にもよりますけれども、大野地域におきましてもかなりいいところがあります。
  また、西平地域におきましても、西平地域まで測量してあるということは一応ある人に私は確認をとりましたけれども、その地域までやはり、第1次計画ではなくて第2次計画でいろいろ考えていただきたいと思いますけれども、それにはそれなりの費用がかかるのは事実です。その辺を含めまして、また大野地区に関しましても、大野地区のかなり奥のほうも私も一応3回ぐらいは確認してきましたけれども、かなりいいところもあります。遊歩道をつくる上ではかなりいいのではないかなと思っておりますので、それは一遍にどうのこうのではなくて、段階的にやっぱり計画を立てて実施していけないかどうかお伺いしたいと思います。その件に関してお聞きしたいです。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岡本建設課長。
○岡本純一建設課長 それでは、金澤議員の質問に対してお答えしたいと思います。
  まず、川のまるごと再生プロジェクトなんですけれども、これは平成23年度に県のほうから初回の募集が行われました。そのときに、県内から23河川、そのうち30自治体が絡んでいたんですけれども、そちらから応募が出されました。23年度時点で採択されたのが10河川で、その中にときがわ町を含む18団体が採択されております。この事業を採択する際に、ときがわ町でも事業内容のプレゼンテーションというのを行っておるんですが、その際に対象区域としてはどこからどこまでだということで、その中に嵐山町境から大野地内の竹の谷橋までを対象区域として計画を出しております。
  しかしながら、事業自体が平成24年から27年度という限られた期間ということで、遊歩道の整備が実施できる範囲としまして越瀬橋までを計画区域としております。今のところ、この事業は埼玉県が主体となっておるんですけれども、そちらから事業の延長等のお話も伺っ ていないことから、越瀬橋より上流側につきましては今のところ具体的な予定はございません。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 川のまるごと再生事業の一環として、既に新玉川橋のほうも一応確認はしてきました。これから三波渓谷のほうを計画段階だということで、いろいろネット上にも三波渓谷の協議委員会の意見があります。いろいろ意見を参考にさせていただきました。いろいろ身の丈に合ったふうにしていただきたいとか、一応町としても町長の掲げます100万人、まず第1目標として100万人の壁を越えるというのが、それは第1目標だと思います。
  その上で、三波渓谷絡みに関しましては、あずまやを考えておりますということを一応聞いております。あずまやというものはどの程度のものであるか、いろいろこの三波渓谷の協議会の内容によりまして、最近の新しい内容はちょっと伺っていませんけれども、過去の協議会の約十七、八名の方の意見を一応いろいろ見ますと、最終的には身の丈に合ったようなことを考えたほうがいいんじゃないかと、やはりそれを運営する上では地元の人の協力がないことにはそれは現実になかなか難しいと思います。その辺も含めて、地元の人の意見もいろいろ見ましたが、最終的には一応、現段階ではある程度骨子がまとまっているんではないのかなと思いますが、その辺はどのようなふうにやっているかお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、ご質問にお答えさせていただきます。
  三波渓谷の整備につきましては、産業観光課のほうが担当しておりますので私のほうからお答えさせていただきます。
  まず、今、金澤議員のほうからお話がありました三波渓谷の整備につきましては、検討委員会等を設置いたしまして検討を行ってきているところでございます。この中には地元の西平、それから田中、別所地域から各区長さん等も参画をいただいて計画を検討いただいているところでございます。昨年度、25年度におおむねの基本的な計画を検討委員会の中で議論をいただいて、ほぼ整備する内容等については検討を行ってきているところでございます。
  その中に、特にこのまるごと再生事業に絡みます遊歩道、これについての位置づけも行っております。特にこの三波渓谷周辺の整備というのは、この川のまるごと再生事業の遊歩道の位置づけとしては町が整備する部分ということで遊歩道の計画を行っているところでござ います。
  さらに、そのほかの施設等につきましては、観光案内所等の施設整備ということが主な事業ということで計画のほうを策定しているところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 それと一応河川の美化活動ということで、地元行政区及び河川に隣接する、基本的には小・中学校は河川にほぼ隣接しているのは事実だと思います。それで学生さんたちの参加を求めますということでうたってありますが、その辺は実際に呼びかけをされているのかどうか、学校に対して、その辺をまず伺いたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岡本建設課長。
○岡本純一建設課長 それでは、ご質問にお答えしたいと思います。
  川のまるごと再生の前に、川の再生100プランというのがその前段階の事業として県のほうから委託されてやっておりました。それで、その事業の中では玉川中学校の裏、あそこの河川敷の整備や何かを進めてまいりました。その中で隣接する玉川中学校の生徒さんたちにもその辺の協力の呼びかけはさせてもらっております。
  また、川のまるごと再生に移りまして、今度は地域部会というのを立ち上げまして、下流からは和田地区から根際地区、本郷地区、田中、別所地区というところで、各部会のほうでいろいろな計画を立ててもらいながら、今後なんですけれども、美化活動のほうにも協力していただくように働きかけていくということで話は進めさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 一応、私も今回の中尾原から和田橋を見まして、ここに一応町の答弁書の中にも川北橋のほうの竹やぶ、対岸側の竹やぶですね、これはもう完全に倒れていて、これからいつ何どきどのような集中豪雨が来るかわかりません。今までにこの三、四日、トータルで500ミリぐらい降っております。それは長時間にかけて降っておりますけれども、これが集中的に、1時間当たり例えば100ミリ降った場合に、河川並びに山際、その辺の土砂災害、土砂崩れ等に関しましては、県でもシミュレーションしているかもわかりませんけれども、町としてもシミュレーションをされているのかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 岡本建設課長、答弁願います。
○岡本純一建設課長 それでは、ご質問に対してお答えしたいと思います。
  具体的には川のまるごと再生の遊歩道のルートを一通り回っておりますので、ピンポイントでは何カ所かここは危険だなというところは把握しております。それにつきましても、川のまるごと再生で対応できるものがあればそれでやっていただきたい。また、それでちょっと無理だという場合には別途県のほうに要望して、河川の部分的な改修のほうをやっていただきたいということで働きかけていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 また元に戻りまして、三波渓谷の件ですが、まず三波渓谷そのものが道路際から全く見えないのも事実であります。越瀬橋から若干見えるとは思いますけれども、やはりあずまやもどういうあずまやになるのかその辺も伺いたいんですが、やはり周りの整備、今ここにありましたように竹やぶを伐採するという、それもやはりポイントを見ますとかなりいいことだと私も思いました。あれは絶対必要だと思いました、せんだって見てきまして。
  三波渓谷に関しましても、三波渓谷ばかりではないですけれども、本田橋から上流に関しましても、まずお互いの対岸の整備が一番必要ではないかと思いますけれども、それにはやっぱり地元の協力も必要だと思いますけれども、やはり町としてもその辺に対して一生懸命取り組んでいただかないと、それは決して地域住民だけにお願いしますと言ってもそれは現実無理だと思います。その辺に関しましてはどういうふうに考えておられるのかお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、私のほうからは三波渓谷周辺ということでお答えをさせていただきたいと思います。
  まず、今、金澤議員ご指摘のとおり、三波渓谷につきましては自然の河岸ということで、ほとんど護岸工事等も行われていなくて自然のまま、あるがままということで手をつけずに保全をしているところであります。
  ご指摘いただきました周辺の整備ということでありますが、やはり自然河岸というふうなことで、これまでに河岸自体が自然に崩落をしたり、また周辺の立木等々も倒れたり、そういったことは今回の大雨等の中でもございまして、やはりあれを基本的に保全していくとい う考え方でおりまして、周辺の、特にあそこの場合は広葉樹等々、周辺に全く植栽したのではなくて自然に出ている木が多くあります。今現在、周辺については三波渓谷保存会の皆さんに手入れをいただいたりしておりますが、三波渓谷の整備計画の中でも周辺のそういった樹木等についてのやはり保全、それから整備ということも基本的に考えの中には入れておりますので、今後もそういった中で町としてもきちんと今後計画の中に反映していければというふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 とりあえずそれで、どうぞ金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 あずまやというか、端的にあずまやと言ってもかなりいろいろあると思います。どの範囲までどうなのかというのは、その辺はどの程度のものを考えておられるのかお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 あずまやの規模ということですね。
○6番 金澤他司人議員 はい。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  三波渓谷が、金澤議員のご指摘にもありましたとおり、下の川の部分が見づらいということがあろうかと思います。今回の計画の中でもこの遊歩道についてはできるだけ河岸に沿って渓谷が見られるような、そういった考え方もとっております。そういう中でこのあずまやというのは、基本的にはそういった渓谷が見られるような、そんな考え方をとっておりますので、特に今面積がどのくらいの規模ですとか、そういったところまでは基本的には決定はしておりません。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 もう1点ですが、つり橋を考えているということで伺っていますが、それは木造のつり橋ですか、それとも鉄骨のつり橋なんでしょうか、どういうものを考えておられるのかお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今、計画の中に、1つには四季彩館側の左岸側と右岸側を遊歩道で結ぶ、それの1つとし て橋の計画というのも取り入れさせていただいております。それは委員さんの中からは、やはりつり橋形式がいいんじゃないかというふうなことは委員さんのほうからご提案がありました。そういう中では、今形式としてはもちろん人道橋というふうなことになりますけれども、形式としては木造ではなくて考えているということでございます。やはりいろいろな経済比較等もする中で、どういう形がいいのかということで、費用のほうもできるだけかけないようにというふうなことで橋のほうの検討も行っておりまして、木造での構造ということではございません。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 木造というわけではないんですけれども、今、ちょっと余談になるかもわかりませんけれども、奈良県の十津川の上流に十津川村というのがあります。そこにほぼ、私も今から30年よりちょっと前にそこで電気の仕事で行きましたけれども、それがやはり約200メートル近くのつり橋です。川底から約六、七十メートルぐらいあるところです。その橋に関しましても完全な木造ではないです。やはりワイヤーでつってあります。ただし人は歩けるよということなんですけれども、純然たる木造ではなくて、それなりにやはり美観を考慮に入れますと、当然ながらワイヤーでつったような木を使ったものを考えてはどうかと私は思いますけれども、もしそれが必要であるとなれば。その辺はどういうふうにお考えなのか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今、金澤議員のほうからご提案をいただきました。一部木を使うというふうな工法もあるのではないかというふうなことでございますが、今後こういった橋の形式、それから部材等々についてはやはり全体的な予算の中で検討していくというふうなことになろうかと思いますが、ただいまご提案のありましたそういった形式等々についても、また予算等も踏まえて検討はさせていただければと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 三波渓谷に関しましてはあともう1問だけということにさせてもらいまして、三波渓谷の検討委員会、これは町の関係者も入れまして全部で18名か9名いらっ しゃいます。その中で、全部で21名ですか、失礼しました。21名ぐらいだと思いますが、現状その辺に関しましてはメンバーが変わられたかもわかりませんけれども、これは旧のデータですけれども、いろいろ意見を聞いておられるのは事実です。最終的にこの辺を総括でまとめられたのは町としてはどこのセクションであるかお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  今、先ほども私のほうからご答弁させていただきましたけれども、平成25年度におきまして三波渓谷の整備検討委員会をいうものをつくって、その中で基本計画につきまして検討をいただいたところでございます。所管課につきましては産業観光課でございます。
  以上です。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 三波渓谷の件に関しましては、いろいろ前後いたしましたけれども、今一番問題なのは、地球が温暖化現象になっていまして、いつ何どき、ことしの2月の大雪ではないですけれども、これからもやはり集中的に降った場合、やはり一番厳しいのは滝の鼻橋近辺ではないかと思いますが、また本田橋、本郷のほうのカーブのところも竹やぶの近くも一応手前までは護岸工事はしてありますけれども、その後はしていない。あそこも決壊すれば多分あそこに田んぼがあります。そこには必ず水がどっぷり行くと思います。当然、先ほど菖蒲園のほうに関しましては一応改修計画に入っているということでありますが、もうその菖蒲園の先もどうなるか定かではないですけれども、まずやはり町としても何とか滝の鼻の近辺、あそこが決壊するに当たって当然あそこは、道路際はかなり水面からは高いところにあると思います。ただし、池の入エリア、あそこはかなり低い、また上サ地区の中尾原のほうの河川についてもかなり低いところがあります。水につかっているところはかなりの件数があると思います。なおかつ、私がここに住んでいたわけではないですけれども、昔の人に聞きますと、この都幾川は河川そのものが昔から見ればかなり川底が上がっているというのが現状らしいです。
  もし山間部で集中的に降った場合、山間部の方も大変ですが、やはり水浸しになるのは平地区、また本郷のあそこの水田地帯、住宅まで行くか行かないかは定かではないですけれども、川のまるごと再生と合わせて真剣にその辺は取り組んでもらいたいと思いますけれども、いかがなものでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岡本建設課長。
○岡本純一建設課長 それでは、お答えします。
  今回、川のまるごと再生ということから話が進んだと思いますけれども、うちのほうでも川のまるごと再生をまず27年度までに完了させるというのが第一の目標であります。
  川のまるごと再生を行う中で、県のほうともこの河川域をずっと歩いて見てまいりました。そういうところでやはり先ほど申し上げましたように、何カ所か改修なりしたほうがいいかなというところもございます。それに合わせてまた上流なんですけれども、今回の大雨のほうでも大分水かさが上がったということもありまして、その都度、うちのほうでもパトロールをしております。川の周辺なんかを写真を撮りまして、どこの地区がどのくらい水かさが上がるかというのも見ておりますので、その中で県のほうに部分的に対応できるようなところを逐一県のほうに情報を上げて対応していただくようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 川のまるごと再生とあわせて、ときがわ町の総合振興計画、これは10年計画になっておりまして、前期計画が一応去年ぐらいに終了しまして、後期計画に一応入っているということでありますが、その中で川のまるごと政策とこれが並行して行われていくのかどうか、その辺はどういうふうに進められているのか。まちづくりを含めて考えて、川のまるごと計画もまちづくりの中に入っていると思います。新玉川橋を含めて遊歩道も一応振興計画の一環の中に入っていると思いますが、その辺はやはりどういうふうになっているのか。私は別々とは考えていませんけれども、その辺はどうなんでしょうか。
○野口守隆議長 金澤議員、私のほうからちょっと質問いたしますが、振興計画と川のまるごと再生の関連性があるのかないのかということでいいわけですね。
  答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、金澤議員のご質問のお答えさせていただきます。
  金澤議員ご存じのとおり、総合振興計画は10年計画という形で平成19年だったと思いますけれども、既に策定しております。この川のまるごと再生につきましては、その後、先ほど建設課長のほうからも答弁がありましたけれども、平成23年からの話ということでございますので、直接関連性はないと思います。
  しかし、都幾川の川の清流を生かしたまちづくりという形では総合振興計画でも位置づけております。そういった形で遊歩道の整備ですとか、そういったものも計画の中に入っていると思いますので、まるきり関係がないということではないんですけれども、総合振興計画のほうが先に立てられているということでございますので、川のまるごと再生を意識してやったことではありませんけれども、まるごと再生事業の中に都幾川の河川を生かした、自然を生かしたまちづくりにも資するというような形で関連性はあると思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 大筋、町のほうの考えを伺いました。
  川のまるごと再生の現状と今後、ちょっと残念な点もありますけれども、やはり県のお金を使おうと国のお金を使おうと町のお金を使おうと、直接及び間接的には各ときがわ町の人の税も一応入っているのは事実であります。そういうことを含めまして、効率のいい、無理、無駄、むらのない、そういうような計画を進めていただきたいと思います。
  最終的にはこれは多分環境省だと思います。里山再生づくりにつなげていかなければ意味がないと思っておりますので、その辺も含めて、私たちも言うばかりではなくて、町の人とともに一緒に真剣に考えていきたいと私も思っております。
  そういうことで、まずよろしくお願いしたいのとともに、確かにネットネットでは情報はかなりタイムリーではありますけれども、ネットばかりではなくて、町民の皆様にもできるものであれば書面で随時明確に情報伝達をしてもらえればよろしいんではないかと思います。私もアンテナは低いのでネットしかなかなか見れないんですけれども、これから皆さんと一緒にやっていく上で、関係各課の皆さんといろいろ質問をして、少しでもいい地域であり、また町にして、若い人たちが外に出て行かないように、また戻ってきていただけるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  これで私の質問のほうを終わらせていただきます。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 小 宮   正 議員
○野口守隆議長 引き続き一般質問を行います。
  発言順位8番、質問事項、新型防災ラジオを開発する考えは。
  通告者11番、小宮正議員。
○11番 小宮 正議員 11番、小宮でございます。議長のお許しをいただきましたので1問 一般質問をさせていただきます。
  質問事項といたしまして、新型防災ラジオを開発する考えはということでございます。
  ときがわ町においては、平成25年4月から防災無線が運用されているが、ことし2月のような大雪の災害時に家から出られない住民も多かったと思う。また、家の中だと防災無線も声が割れてしまい、よく聞き取れないのが現状だと思う。そこで、ときがわ町では防災情報伝達体制の一層の強化を目指し、町独自の新型防災ラジオを開発すべきであると思うが、町の考えを伺いたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小宮議員の新型防災ラジオを開発する考えはあるかということでありますけれども、町では、防災情報伝達体制の強化を重要なことだということで重点に置いております。特に防災行政無線の整備等につきましてはそういうことで取り組んだということであります。
  小宮議員ご指摘の新型防災ラジオについて調べてみましたけれども、まず、防災ラジオは、防災行政無線の放送があると自動的に起動し受信できるものであります。一般的にアナログとデジタルの周波数に分かれまして、そのうち新型防災ラジオはデジタル周波数を利用したものだということだそうです。
  次に、防災ラジオを導入した事例を調べたところ、既存の防災行政無線のアナログ周波数を利用して受信する方法、また自治体独自に開発し、デジタルの新型防災ラジオを導入したもの、1つの自治体を放送エリアとするラジオ局を経由させ、FMラジオの周波数に変換してアナログの防災ラジオで受信する方法を導入したという自治体があると聞いています。
  ときがわ町の防災行政無線は既にデジタル化されておりまして、直接アナログの防災ラジオでは受信はできません。ラジオ局を経由する方法では、ときがわ町付近だけを放送エリアとする地方ラジオ局がありませんので、これらの方法は難しいと考えられます。
  デジタルの新型防災ラジオを開発した業者に照会したところ、現在の町の防災行政無線と新型防災無線ラジオは、同じデジタルでも周波数が異なり、既存の基地局とは別に専用の送信の基地局が必要となるということであります。この場合、開発する費用は、初期投資で約1億6,000万円、ランニングコストで年間約600万円から700万円と多額の費用が見込まれるということでありますので、導入は難しいものと考えます。
  町の防災行政無線は、平成25年4月から町内全域に届くよう町内83カ所に設置をし、屋外 放送設備から放送しております。これは非常に多い数です。そういう形で今回防災行政無線の基地局を設置しました。そこから放送をしておりますが、場所によっては聞き取りづらい環境にあるのが現状であります。このような難聴の地域につきましては、家庭内で無線放送を聞き取れる個別受信機の設置を実施しているところであります。これは聞き取れないという家庭には無線の個別受信機を設置しております。また、屋外で聞き取れない、聞き取りづらいというときには、屋内では聞き取りづらい場合に備えまして、放送の内容を放送後24時間以内であれば、通話料が無料で確認できるテレホンサービスを行っております。これをいろいろ皆さんには周知をしているんですが、まだ徹底できていないと思います。
  おとといの雨のときも、実は私も役場に詰めていましたが、放送が流れて、さっきの放送の内容は何だったんですかという電話が入りました。結局、内容とすると雨の内容ではなくて、こちらとすれば、そのときに対応の職員にもちょっと言ったんですけれども、聞き取りづらい場合は無料で再放送が聞けるそういう制度がありますよというのを話しなさいというのを後で言ったんですけれども、それを話さないで、よく聞いてみたら、相手の人はPM2.5の話で、そのPM2.5が降ってくると、外へ出ちゃだめだという話を聞いたんだけれどもという、そんなような内容だったので、そういう放送はしていませんということで対応したらしいんですが、ちょっとごちゃごちゃ余計な話をしましたけれども、そういうことで聞き取りづらいとか、聞きにくかったという場合は、24時間以内であれば、さっきの聞こえなかったなという場合は通話料が無料で確認できるテレホンサービスを行っておりますので、皆さんも住民の皆さんにそうしたことを徹底させていただければと思いますけれども、よろしくお願いします。
  また、町といたしましては、防災行政無線のほかに町の公式ホームページ、SNSの一つであるツイッター、これはやはり若い人はやりますけれども、年寄りの人はなかなかツイッターはやっておりませんので、先ほど言いましたように無料のテレホンサービスで聞いてもらうほうがいいと思いますけれども、あとはテレビを見ていると、テレ玉のデータ放送、また携帯電話の緊急速報メールなどを活用して、町としてはリアルタイムな情報提供にこれからも努めてまいりたいと考えております。
  今後もそうした的確な防災情報の伝達の確保のための研究を重ねてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  小宮議員。
○11番 小宮 正議員 ありがとうございました。
  この防災無線につきましては、私も前に質問をして、旧玉川のほうが早くて、合併してからときがわのほうは地域がないということで、町長を初め、執行部の皆さんが防災無線を設置していただいたことには感謝を申し上げたいと思います。
  それで、答弁の中に、1億6,000万円とかということですけれども、実際にはこんなにかからないんですね。身近な説明をいたしますと、これは神奈川の茅ヶ崎の防災ラジオなんですけれども、これは本当に全国でも早かったのかな、ポケットベルを、昔は皆さんもそうだと思うんですけれども、我々も電話がないときにはポケットベルでこうやったと思うんですけれども、ポケットベルは周波数が進んでいるということで、その周波数を使えないかということで、ポケットベルの周波数を使って茅ヶ崎市はやっているんですね。大体これが1人9,500円ぐらいでできるということを聞きました。実際にこの防災無線を売っているのは2,000円なんですね、町民に。あとは市のほうで負担してやっていただいているということでございます。また、近くでは群馬県でもあるんですね。群馬も早かったんですね。前橋市がやっているんです。前橋もやっぱり2,000円で市民の方に売っているんですね。
  そして、私は今手紙をもらいました。議会がありますよということで、1週間前に新聞折り込みでやって、本郷の人らしいんですけれども、住所も書いてありますけれども、確かにこの人もそうだと思うんですけれども、書いてあるとおり、がんがんびんびんして何を言っているかわからないという人なんですね。そういう中で、できれば5,000円ぐらいだったら私は買いたいんだというような、そういうような内容も書いてありますけれども、実際に私も4月ごろでしたか、10時ごろ火災があったと思うんですね、玉川のほうで。放火だったか山林みたいな火災があったと思うんですね。それも私も家で聞いたらよくわからないんですね。何日かたって田中の地域の人とお話をして、どこだったよという火事で全然わからなかったよというようなことを聞きました。
  そういう中で、先ほど町長の答弁の中にもございましたけれども、テレホンサービスということがございますけれども、これは私も知りませんでした。本当に残念でございますけれども、そういう中で、私はできれば安全・安心なまちづくりを目指すときがわ町ですから、そういう中で、防災ラジオ、これは本当にNack5と組めばできるんじゃないかなという、やっぱり埼玉はNack5ですから、FMをうまく利用して、大体のところは、日本全国的にFMが多いんですよ、みんな周波数を借りているのが、調べてみますと。それだと今国で やっているJ−ALERTも入るし、何でも入れるようになっているらしいんですけれども、そういう中で、ぜひともFMNack5と組んで、前向きに考える必要があると思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、私のほうから答えさせていただきますけれども、ときがわ町においては、計画的にこの防災システムについては多額のお金を投入して防災行政無線を設置いたしました。ですから、これをやっぱり利用して防災情報については基本にやっていきたいと思っております。新たにそうしてやるという考えは今のところありません。
  ですから、先ほど言いましたように、聞こえなかった場合はテレホンサービス、これをもうちょっと住民の皆さんに徹底して知っていただくように努力しないと、今、小宮議員もおっしゃっていましたけれども、知らなかったということでありますので、その辺をまた私のほうもしっかり、行政側も住民の皆さんに周知をしていきたいと思います。
  それと、先ほど言いました公式ホームページとか、そういうインターネットなんかをやっていないお年寄りの皆さんとか、やっていない人につきましては、テレビではテレ玉でデータ放送でやっている。また、ツイッターをやっている人につきましては、SNSのツイッターでやっている。また、携帯電話は緊急速報メールなど、こういうことでやっておりますので、町とすると今の防災行政無線をもとにそうした難聴地域、実際に今、小宮議員もおっしゃっていましたけれども、暴風雨のときに防災無線が聞こえるかといったら聞こえないですね。それから、冬の家の中にいてあの防災無線が聞こえるか、近くの人は聞こえる、でも遠くの人は聞こえませんよね。そういった場合に、やはりテレホンサービスを使って聞いていただくということになると思います。これはときがわ町だけではなくて、どこの防災行政無線をやっているところも実際には本当の台風のときに防災行政無線が聞こえるのかといったら聞こえないですよ、どこでも。ですから、ときがわ町ではテレホンサービスで、何か言っているなと思ったらテレホンサービスで聞いてもらう。かえって難聴地域の人は子機はいっていますからかえってそのほうがいいんですけれども、一軒一軒それをやるというのは費用がかかるので、一応は屋外型の防災無線で今はやっているということであります。
  ですから、基本的にはこの町の今の防災行政無線システムを、これを中心に防災についての放送はやっていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 確かにそれはわかるんですけれども、これからやっぱり長い目で見ていくために、町民にはこういうサービスをしてもいいんではないかなというふうな感じを持っております。
  そういう中で、先を見据えて、これも実際にはお金もかかりますよ。そういう中で、町としては、私は総務課と企画財政課とかとチームを組んで、それからそういう段階的にこれから長い目で見て、プロジェクトチームをつくってやっていく必要も、確かに難視聴はちゃんとして整備は整っておると思います。でも、これは全員にお金を、どこの市でもそうですけれども、茅ヶ崎市で9万人いても1万人ぐらいしか買っていただけないというような現状だと言っていましたけれども、実際に費用もかかることですけれども、かかるだけではなくてやっぱり安全・安心なまちづくりを目指していく以上は、今から先を見据えて準備をしていってもいいんではないかなというような考えを持っていますけれども、その点はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答え申し上げます。
  安全・安心なまちづくりを目指すというのは今までもやってまいりましたし、これからもやっていくものと思っております。先ほど、茅ヶ崎市の例が出ましたけれども、確かにラジオ自体は9,500円ということで何かいろいろ見ると出ておりました。ただ、これは台数が2,000台ぐらいになりますと1万3,000円とかそのくらいになってしまうという、台数がまとまればという値段にもなっているようです。
  それと、さらに茅ヶ崎の場合はデジタル放送ですので、それを届けるためにいろいろな設備を用意しなくてはならないということで、これは開発した業者さんに聞いたんですけれども、やはり1億数千万円かかっているということでございました。
  それと、前橋のほうのFMラジオを使ってということなんですが、こちらもデジタル放送のものをアナログのラジオに伝えるのにはということで、ラジオ局のほうにやっぱり設備をつくりましてそれでやっているということです。ランニングコストといいますか、そういったものも年間600万円前後かかるということで聞いております。
  ただ、今後やはりいろいろな情報伝達方法というのは非常に大事なものでございますので、いろいろな形で研究していく中でよいものがあれば、そういったものについては積極的に検 討してまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 確かに最初から開発すると金額は言えないようなことも言っていましたけれども、実際に前橋あたりでは、今市民にやっているのは定価は1万3,000円で、2,000円ぐらいで買い取りをしてもらっているような、茅ヶ崎も大体1万3,000円ぐらいかかってしまうらしいんですけれども、その中で茅ヶ崎のほうは9,500円で今販売しているということでありますけれども、私は本当に田舎ですからね、やっぱり難視聴を大野とかもそういうことは失礼かもしれませんけれども、やっぱり山のほうだとちょっとそういう対策もなされているようでございますけれども、先々はやっぱりそういう連絡網はちゃんと、先ほど答弁にもあったように、テレホンサービスもいいと思うんですけれども、そういう中で、私は総務課と企画財政課でチームを組んで前向きにやっていただけるよう、私はお願いをしたいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 先ほども申し上げましたけれども、情報伝達手段、これは非常に大切なことということでございますので、当然財政担当のほうともいろいろと相談しながらということにはなります。
  いずれにしましても、どういう方法がどういう形で住民の皆さんに情報が伝達できるかというのはいろいろな方法があると思いますので、そういったものについては十分研究はしてまいりたいと思います。
  前橋の場合は先ほど約600万円年間かかると申し上げたんですが、ラジオの代金とすると本当に何千円から1万円ちょっとぐらいということなんですが、電波を発信する設備のほうが前橋でも保守点検、ラジオ局の試験放送料が毎月1回あるんだそうです。それと、サポート窓口等の委託料ということで、ランニングコストが年間で600万円程度かかっているということですので、いろいろそういったいいシステムについてもよくこれから研究していく中で、本当にときがわ町でこれを取り入れられるというものがあれば検討していきたいと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 わかりました。
  ぜひとも前向きに考えていただいてやっていただきたいと思います。本当にこの防災ラジオというのは、お金はかかりますけれども、本当に町民に対してはいいサービスができるのかなと私は思っていますので、ぜひともこれに限らず、防災関係のことですからいいものがありましたらまたなお一層やっていただいて、できれば私も本当に応援したいんですけれども、ぜひともいろいろ工夫して頑張ってみていただきたいと思いますので、よろしくお願いして終わります。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時49分)
─────────────────────────────────────────────────
○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 小 島 利 枝 議員
○野口守隆議長 発言順位9番、質問事項1、HUGの導入を(避難所運営ゲーム)。質問事項2、映画「じんじん」の上映を。
  通告者2番、小島利枝議員。
○2番 小島利枝議員 議席番号2番、小島利枝でございます。議長のお許しを得て通告書に基づき、2項目について一般質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
  質問の前に、本会議が開いている中、役場の職員の皆様におかれましては大雨の対応等に追われまして、本当にご苦労をおかけいたしました。御礼申し上げます。ありがとうございます。引き続き、またことしは梅雨が、かなり雨が降りますので、いろいろあるとは思いますが、町の皆様も大変な思いをしていますのでどうかよろしくお願いいたします。
  では、質問に移らせていただきます。
  質問事項1、HUGの導入を(避難所運営ゲーム)。
  HUGとは、H、避難所、U、運営、G、ゲーム、避難所運営ゲームの略です。頭文字をとったもので、英語で抱きしめるという意味になります。避難者を優しく受け入れる避難所のイメージを重ね合わせて名づけられました。体育館、教室などに見立てた平面図と被災者の状況が書かれたカードを使って、避難所で起こるさまざまな出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
  ゲームの方法は、今品物を持ってきたんですが、そちらの避難所の敷地図面、これはちょっと小さいんですが、こういう、ここには例えの図面が載っています。できるならばその避難所の図面をやっていただけると一番効果的かと思います。これをA1サイズ、大きい模造紙サイズに拡大していただきます。それを中心に、まず場所の確保が、会議机、横机を3つ並べていただきまして、その上にこの図面を乗せていただきます。1グループ6人ほどに分けていただきまして、まず1人の方がこの先ほど言いましたカード、かるたみたいな小さいカードなんですが、ここに避難された方のいろいろいろな様子が書かれています。お1人お1人いろいろな状況や、また人だけではなく、変わった状況についてもこのカードに書いてあります。これが250枚この中に入っていまして、これを読み手の人が1枚読みまして、この人をこの避難所ではどの場所に配置しようか、この状況のとき、この天候ならばこういうところがいいんではないかという模擬体験をしていくゲームです。決して難しいことではありませんので、どなたでもできるゲームになっております。
  また、プレーヤーはゲームを通して災害時の要援護者の配慮をしながら部屋割りをしたり、また炊き出しの場所や仮設トイレの配置など、生活空間の確保や、また突然の視察や取材対応といった出来事に対しても皆で思いのままに意見を出し合って、話し合いながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
  さまざまな防災訓練の場で活用され、大変に役立っています。例えば東日本大震災に遭われた仙台市太白区にある児童館の理事長さんのお話では、災害講習会のときにHUGの経験があったため落ち着いて対応ができたとおっしゃっています。また、毛呂山町ではボランティア関係者連絡会議でHUG体験を行っています。
  いざというときのために多くの人が体験できるように町としてHUGの導入を考えていただけるかお伺いいたします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員のHUGの導入についてご質問にお答えいたします。
  その前に先ほどは職員に対して褒めていただきまして、また本当にありがとうございます。実は夕べも大雨で4人泊まりまして、けさも4時からもまた警戒態勢に入りまして、本当に徹夜で職員が頑張っております。そうやって皆さんに激励していただくと職員としても非常にやりがいもあると思いますし、陰でそれだけやっているということをわかっていただけるというのも励みになると思います。本当にありがとうございます。
  それでは、早速お答えのほうに入らせていただきます。
  避難所は、災害時に住民の安全を確保する施設として重要な役割を果たすものであります。万一大きな災害が発生いたしまして避難所を開設することになりますと、避難者名簿の作成、また部屋割り、要配慮者への配慮、食糧や物資、ボランティアの受け入れなど多種多様な出来事に対応しなければなりません。
  また、災害の種類、いろいろな種類があります。豪雨もありますし豪雪もありますしいろいろあります。また、発生したその時刻、あるいは地域によってもそれぞれ状況が異なります。避難所の運営は一定ではないことから、円滑な運営をするためには避難所の想定を変えた日ごろの訓練の積み重ねが重要だと思います。
  小島議員ご質問のHUGというのは、先ほどちょっと説明がありましたけれども、1組5人から6人で実施する図上訓練の一種として開発されたということであります。避難所運営ゲームのことで、避難者の年齢や性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードをゲーム参加者に配り、避難所施設に見立てた平面図にどれだけ適切に避難者を配置できるか、また避難所で起こるさまざまなトラブルなどにどう対応するかを模擬体験するというゲームであります。
  町といたしましては、万一の災害による避難所の開設運営に備えるために、多くの人にこの模擬体験をしていただきたいと思っています。その経験を通して、落ち着いて的確に対応ができるように避難所運営ゲームHUGを導入してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  小島議員。
○2番 小島利枝議員 早速導入していただけるということで本当にありがとうございます。これは準備をどんどん進めていっていただけるということでいいんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  こちらのゲームにつきましては、大変好評のようでして、確認しましたら今依頼しても2から3カ月届くまでにかかるということでした。ですので、今後発注して届きましたら、まずは総務課のほうで職員がそれをやってみて、あと役場の避難所の運営に係る福祉課のほうの職員にもちょっとやってみていただいて、その後は自主防災組織とか、そういったゲーム で避難所の運営について体験をしてみたいというところに広めていきたいと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 ありがとうございます。一日も早く、1人でも多くの方が使用していただけるようによろしくお願いいたします。
  先ほどもお話がありましたが、自助・共助・公助を考えるきっかけになればとの思いでこの質問をさせていただきました。1人でも多くの方が防災への関心や意識づけになっていただければと思います。質問事項は以上で終わります。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、映画「じんじん」の上映を。
  2番、小島議員。
○2番 小島利枝議員 質問事項2、映画「じんじん」の上映を。
  この映画は、北海道にある人口3,500人の小さな町、剣淵町が舞台です。25年前、世の中がバブル景気に沸き立っていたとき、剣淵町は今のときがわ町と同じように人口減少がとまらず、何か町を元気づけるものはないかと模索しました。その中で、有志による剣淵絵本の里をつくろう会が結成されました。あえて絵本を真ん中に置き、人と人との心が通い合う町を目指し、絵本の町をテーマに町民主体のまちづくりを始めました。
  現在、この心を生活の中に根づかせ、剣淵町の心を表現し届けたいとの願いが結実したすばらしい映画です。絵本の持つすばらしい力、読み聞かせの時間は宝物というメッセージとともに、地域社会と家族にもう一度温かい人の心を通わせたいとの思いが込められています。
  また、この映画は、昨年、総務省、全国市長会、全国町村会の後援をいただき、文部科学省選定ともなっています。上映方法は、スローシネマ方式を採用し、映画館のない地域でもホールや公共施設等を活用して行います。宣伝物や上映経費は配給会社が負担をするため、上映主催者側には経済的負担はかかりません。売り上げにつきましては、5%を上映協力金としていただけます。既に滑川町、嵐山町、秩父市で行われ、7月には坂戸市でも行う予定です。
  この映画を通して町民の皆様と読み聞かせのすばらしさ、地域の大切さ、人とのつながりを考える機会になればと思います。町の考えを伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員の映画「じんじん」の上映をということでご質問にお答 えいたします。
  映画「じんじん」につきましては、本年1月末に映画の配給会社から内容をお聞きしているところであります。内容は小島議員のお話のとおり、絵本を真ん中に置きまして、絵本をまちづくりに結びつけ、人と人との心が通い合う町を目指した北海道の剣淵町を舞台とした家族、地域のきずなを描いた心温まる映画で、総務省も後援していると聞いております。
  上映につきましては、地域で実行委員会をつくり、時間をかけながら一歩一歩上映の輪を広げておりまして、映画を通して多くの人たちに地域のきずなの大切さを伝えようとするもので、映画館がない市町村でも上映が可能なスローシネマ方式を採用しているということであります。
  具体的には、町から各団体に試写会の案内を行い、実際に映画を見てもらった上で感想を話し合い、ぜひやろうと賛同を得られた場合実行委員会をつくり実施する方式との話も伺っております。他市町村ではそうした取り組みの前にそういう形で入っているということであります。
  近隣でも既に実施をした自治体がありまして、そのチラシを見ますと、町、また教育委員会、また議会、そして農業委員会、区長会、商工会など、多くの協力団体の代表者で実行委員会をつくり、2日間で4回、または5回上映したようであります。ときがわ町といたしましても、今後さらにこうした情報収集を行いまして、まずは関係課で試写会の実施について検討していきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 では、試写会の実施をまず先にということで、これは総務課か何かが中心にやっていただけますでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  まず、試写会の実施につきましては総務課が中心になってできればと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 では、試写会に向けてしっかり取り組みまして、その後また検討していただいてできればと思います。
  ちょっと関連なんですが、読み聞かせについて2つほど質問したいんですが大丈夫でしょ うか。
○野口守隆議長 何ですか。
○2番 小島利枝議員 読み聞かせと図書館について。
○野口守隆議長 結構です、どうぞ。
○2番 小島利枝議員 ときがわ町の読み聞かせ運動、またはボランティア等はどのように行われていますでしょうか。わかる範囲で教えてください。
○野口守隆議長 石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 それでは、小島議員のご質問にお答えします。
  ときがわ町における読み聞かせのほうなんですが、主に図書館、あるいは図書室、そのほか個人的にやられている場合もあると思うんですが、そちらのほうはちょっとわかりませんが、玉川図書館のほうでは2団体、おはなしの会たんぽぽという団体とエプロンさんという団体でやっておりまして、あと独自に図書館の職員のほうでも行っております。
  また、こちらの建物に隣接しております都幾川公民館、図書室のほうですね、こちらのほうではおはなしの会たんぽぽ、そして朗読ボランティアさんということで、こちらのほうは2団体で行っております。
  以上です。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 この読み聞かせ等に行かれている方は恐らく図書館で本をお借りして読まれていると思うんですが、その図書館のほうの購入というのはどのような方がお選びになっているんでしょうか。
○野口守隆議長 石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 それではご質問にお答えします。
  図書館の図書購入につきましては、図書館司書が2名おりまして、そちらのほうで対応させていただいております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 できましたら先ほどお話がありましたボランティアの方たちが一番直接子供たちに接しておりますので、その方たちの希望の本等が入るとさらに図書館も充実するかなと思いますので、一度考えていただけますでしょうか。
○野口守隆議長 それはちょっとかなり外れますもので要望ということで。
  ほかにございますか。
○2番 小島利枝議員 済みません、最後に。
  いま一度、ときがわ町では今、人口減少ということで大変なことになっていますが、まず人と人とのつながりを大切にしていただけたら対話が大切かなと思っております。今回の避難所のHUGについても映画の「じんじん」につきましても、町民の皆様に少しでも希望が持てるような質問をしたいなと思ってさせていただきました。
  以上で終わらせていただきます。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎常任委員会報告
○野口守隆議長 続きまして、日程第2、常任委員会報告を行います。
  文教厚生常任委員会に付託してあります請願第2号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願について、審査の結果を求めます。
  文教厚生常任委員会、岡野政彦委員長。
○岡野政彦文教厚生常任委員長 それでは、議長のお許しを得ましたので請願審査の報告について朗読いたします。
                                平成26年6月10日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                      文教厚生常任委員会委員長 岡 野 政 彦
  請願審査の報告について
  本委員会に付託された請願の審査結果を、ときがわ町議会会議規則第94条第1項の規定により次のとおり報告します。
  1、付託事件
  平成26年第2回定例会において付託を受けた請願
  請願第2号
  手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願
  上記請願について、6月4日に委員会を開催し、慎重に審査し採決した結果、請願第2号は採択とすべきものと決定しました。
  一枚おめくりください。
  文教厚生常任委員会の請願第2号審査の議事概要
  1、審査の期日
  平成26年6月4日(水)
  2、審査に出席した者
  紹介議員である瓜田清議員を含む文教厚生常任委員会委員全員、野口守隆議長、大島福祉課長、議会事務局長
  3、審査の経過
  (1)紹介議員からの説明
  本請願の紹介議員として、瓜田清議員から請願内容の趣旨説明を受ける。
  説明の要旨
  @手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広める。
  A聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使える。
  Bさらに手話を言語として普及、研究することができる。
  C以上の環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定することを求める意見書を国に提出されるよう請願するものです。
  (2)参考資料
  なし
  (3)請願審査の中で出された主な意見
  @テレビのニュースなどで日常的に手話を目し、それが普通だと思っていただが、それを法律で定める必要があるということか。
  A皆さんがテレビなどで見て普通だと思っている手話だが、平成13年国会で認めようとなったが、公的にははっきり認められていない。
  B中世、イタリアの会議で、手話は口話より劣るということで使用が認められなかった時代があった。劣るものをそこまで持っていくのが教育である。
  C1993年に厚生省は手話の必要性を認めている。それを法整備してきちんと認めてほしいというのが聴覚障がい者たちの訴えである。
  Dこうした人たちが日ごろ活躍して運動していくことは大変なこと。その理解が深まり、公の場でも必ず手話が使えるようになれば大いに参加ができる。
  E耳が聞こえないからしゃべれない、このことを基本において考えてもらわないといけない。
  F手話というものが大切なもので、それも一つの言語として法整備をしてほしいということ。
  (4)結論
  本委員会では、上記請願について慎重に審査し採決した結果、採択に賛成する委員が全員であり、請願第2号は採択すべきものと決定した。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野政彦委員長については、その場でそのままお待ちください。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって質疑を終了します。
  岡野政彦委員長については自席へお戻りください。
  質疑がありませんでしたので討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより、請願第2号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願について採決いたします。
  採決は、委員長報告に対する採決ではなく、請願を採択することに賛成か反対かの採決を行いますのでご注意ください。
  請願第2号に対する委員長報告は採択であります。請願第2号について採決いたします。
  この請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○野口守隆議長 起立全員であります。
  よって、請願第2号は採択とすることと決定いたしました。
  暫時休憩いたします。
                                (午後 1時26分)
─────────────────────────────────────────────────
○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時15分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎日程の追加
○野口守隆議長 ここで、瓜田清議員ほか2名から、議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出についてが提出されました。
  お諮りいたします。
  議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出についてを日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議員提出議案第3号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○野口守隆議長 これより、追加日程第1、議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 それでは朗読いたします。
  議員提出議案第3号。平成26年6月10日提出、ときがわ町議会議長、野口守隆様。
  提出者、ときがわ町議会議員、瓜田清。賛成者、ときがわ町議会議員、小島利枝。賛成者、ときがわ町議会議員、神山俊。
  手話言語法制定を求める意見書の提出について。
  上記の議案を別紙のとおり、ときがわ町議会会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出します。
  以上です。
○野口守隆議長 提出者から提案理由の説明を求めます。
  8番、瓜田清議員。
○8番 瓜田 清議員 8番、瓜田です。それでは意見書に対しての説明をさせていただきます。
  「手話言語法」制定を求める意見書
  手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系を持つ言語である。手話を使うろう者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。
  しかしながら、ろう学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた 長い歴史があった。
  平成18年12月に採択された国連の障害者権利条約には、「手話は言語」であると明記されている。
  障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進め、平成23年8月に成立した改正障害者基本法では、「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められた。
  また、同法第22条では、国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務づけており、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。
  よって、本町議会は、政府と国会が下記事項を講ずるよう強く求めるものである。
                    記
  手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。
  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
  平成26年6月10日
                                埼玉県ときがわ町議会
  衆議院議長 伊吹 文明 殿
  参議院議長 山崎 正昭 殿
  内閣総理大臣 安倍 晋三 殿
  厚生労働大臣 田村 憲久 殿
  以上です。
○野口守隆議長 瓜田議員についてはそのままお待ちください。
  これより議員提出議案第3号 手話言語法制定を求める意見書の提出について質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  前田議員。
○9番 前田 栄議員 9番、前田でございます。
  これは再確認なんですけれども、埼玉県のときがわ町議会として出すことなんですけれど も、瓜田議員が7行目、平成18年10月と読んだと思うんですけれども、12月と書いてあるんです。12月でよろしい……
          (「12月です」と呼ぶ者あり)
○9番 前田 栄議員 わかりました。議事録に載るものですからわかりました。
          (「訂正します」と呼ぶ者あり)
○9番 前田 栄議員 平成18年12月ということでよろしくお願いします。
○野口守隆議長 ほかに質疑ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって質疑を終了いたします。
  瓜田議員には自席にお戻りください。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより、議員提出議案第3号 「手話言語法」制定を求める意見書の提出についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり提出することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○野口守隆議長 起立全員であります。
  よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎町長挨拶
○野口守隆議長 本定例会に付された事項は全て議了いたしました。
  この際、関口町長から挨拶のための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 議長のお許しをいただきましたので、平成26年第2回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
  6月3日に開会いたしました本定例会は、ご提案申し上げました各案件につきまして熱心にご審議をいただきまして、原案のとおりご議決をいただきました。そして、本日の閉会となりましたことに心から御礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。
  今回、議決いただきました各議案につきましては適切に執行してまいります。今後も議員各位のご支援、ご協力をお願いしたいと思います。
  結びに、議員各位におかれましては、ご健勝にてご活躍されるようご祈念申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎閉会の宣告
○野口守隆議長 これをもちまして平成26年第2回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変ご苦労さまでした。
                                (午後 2時24分)

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    野  口  守  隆


         署 名 議 員    岡  野     茂


         署 名 議 員    金  澤  他 司 人