平成27年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第5号)

                            平成27年3月12日(木) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 常任委員会報告
日程第 2 常任委員会の閉会中の継続調査の申し出について
日程第 3 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
日程第 4 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
内 室 睦 夫 
町民課長
桑 原 和 一 
福祉課長
大 島 武 志 
環境課長
岩 田 功 夫 
会計管理者兼会計室長
柴 田 光 子 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設課長
岡 本 純 一 
水道課長
中 藤 和 重 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
中 村 賢 一 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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議会事務局長
町 田 英 章 
書記
新 井 裕 文 

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   ◎開議の宣告
○野口守隆議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成27年第1回ときがわ町議会定例会第5日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○野口守隆議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎発言の取り消し
○野口守隆議長 ここで、9番、前田栄議員から、3月6日の会議における発言の一部取り消しについて発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  前田栄議員。
○9番 前田 栄議員 おはようございます。9番、前田でございます。
  3月6日の請願第1号の質疑の中で、「……………………………………………………………………………………」という不適切な発言がありましたので、その発言を取り消したいと思いますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 ただいま、前田栄議員から請願第1号の質疑の一部の発言について取り消したいとの申し出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、前田栄議員からの発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
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   ◎常任委員会報告
○野口守隆議長 日程第1、常任委員会報告を行います。
  総務産業建設常任委員会に付託してあります請願第1号 消費税10%への増税中止を求め る請願についての審査結果報告を求めます。
  総務産業建設常任委員会、前田栄委員長。
○前田 栄総務産業建設常任委員長 おはようございます。
                                平成27年3月12日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                    総務産業建設常任委員会委員長 前 田   栄
  請願審査の報告について
  本委員会に付託された請願の審査結果を、ときがわ町議会会議規則第94条第1項の規定により次のとおり報告します。
  1 付託事件
  平成27年第1回定例会において付託を受けた請願
  請願第1号 消費税10%への増税中止を求める請願
  上記請願について、3月11日に委員会を開催し、慎重に審査し採決した結果、請願第1号は「不採択とすべきもの」と決定いたしました。
  以上です。
  次に、総務産業建設常任委員会の請願第1号審査の議事概要をお話しします。
  1 審査の期日
  平成27年3月11日(水)
  2 審査に出席した者
  紹介議員である田中紀吉議員を含む総務産業建設常任委員会委員全員
  野口守隆議長
  議会事務局長
  3 審査の経過
  (1)紹介議員からの説明
  本請願の紹介議員として、田中紀吉議員から請願内容の趣旨説明を受ける。
  [説明の要旨]
  消費税10%への増税中止を求める意見書を国に提出されるよう請願するものです。
  (2)参考資料
  なし
  (3)請願審査の中で出された主な意見
  @社会保障制度を維持するために、消費税は上げざるを得ない。
  A10%の負担は企業も個人も大変だが、国の借金の現状を考えれば、引き上げは必要である。
  B全国民が負担することは不公平だとは思わない。財源がない中で引き上げは仕方がない。
  C財政収支からも、どんどん債務が増えることは好ましくない。
  D年金においては、消費税の増税は加味される。
  (4)結論
  本委員会では、上記請願について慎重に審査し採決した結果、採択に賛成する委員が少数であり、請願第1号は「不採択とすべきもの」と決定した。
  以上です。
○野口守隆議長 前田委員長についてはそのままお待ちください。
  これより質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  請願審査の中で出された主な意見ということで、当然、こういう問題については賛成、反対の意見はあると思いますが、この内容を見ますと、この10%について、反対的な意見が主に見られます。
  この中で、社会保障制度を維持するために消費税を上げざるを得ないということをうたっております。社会保障に税の問題、何%ぐらい充てられているか、その問題も協議したのでしょうか。その点を伺います。
  それから、年金においては消費税の増税は加味される、この問題についても、どういうような議論をされたのかお伺いします。
  不公平だとは思わないという趣旨は、どの点から、3つ目の全国民が負担するのは不公平だとは思わないという意味合いがどのような趣旨で議論されたのか、3点お願いします。
○前田 栄総務産業建設常任委員長 大変申しわけないんですけれども、先ほど述べたとおり、これは請願審査の報告についてでございますので、報告のみとさせていただきます。ご了承ください。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 主な意見が出された中で、議論されたから、そういうことがあったんじゃないでしょうか。報告ということで、これを逃すということはまた別問題で、私は内容については、そういう議論をどのようにされたのかということを聞いているんです。
  議論もなく、これを趣旨を決めたということは、おかしいのではないでしょうか。それで、その方向性をもとにここに出されたんですから、当然議論はあるわけですよ。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
                                (午前 9時37分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前 9時42分)
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○野口守隆議長 引き続いて、消費税10%の増税中止を求める請願についての質疑の答弁に入ります。
  前田栄委員長。
○前田 栄総務産業建設常任委員長 先ほどの野原議員の質問ですけれども、一応、委員会の中では3点出たのかな、野原議員から大体。
  消費税は社会保障費が目的なので、何%ということはなかったですね。何%に及んでのあれはなかったです。ただ、消費税の目的は社会保障費の安定化ということは出ました。
  それから、2番目として、年金においてということは、消費税を含めて、物価上昇に基づき年金が算定されるという、この間の新聞に書いてあったことはありましたね。
  それと、3番目として、これは子供から高齢者までみんなで負担するので、不公平ではないという意見は、これは当然ありました。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 内容的な議論が十分交わされていないように私は判断します。
  これだと、この議論の中身を見ますと、消費税10%に対して引き上げは絶対だめだというような論戦の中で、このような報告があるように見受けられますけれども、私は、私の考えですよ、あくまでも。今の説明だと、まだまだ私は解釈しづらいところがありますけれども、結構です。
○野口守隆議長 ほかに質疑ございますか。
          (発言する者なし)
○野口守隆議長 これをもって質疑を終了いたします。
  前田委員長には自席へお戻りください。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○野口守隆議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者あり)
○野口守隆議長 まず請願に、討論は委員長報告に対する討論ではなく、請願を採択することに賛成、反対の討論をお願いいたします。
  賛成でしょうか、反対でしょうか。
          (「賛成の立場で討論します」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 まず、請願を採択することに賛成の方の発言を許します。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  消費税10%への増税中止を求める請願について、賛成の立場で討論に参加します。
  消費税率10%への引き上げの先送りは、消費税制の害悪を何ら是正するものではありません。8%への増税によって、既に国民生活と中小業者の困難は限界に達しています。年金や生活保護、医療、介護など、社会保障は切り下げと負担増ばかりです。
  中小企業、小規模事業者の多くは利益を削り、赤字でも身銭を切って納税を続けるなど、廃業の危機が広がっています。日本経済はアベノミクスの円安と資材高騰で失速しています。このまま消費税負担がのしかかれば、さらに格差と貧困が広がり、中小業者の税滞納者も増加します。
  そもそも消費税は、低所得者ほど負担が重く、不公平な最悪の大衆課税です。生活費非課税、応能負担という、あるべき税制の原則からすれば、消費税廃止への道こそ真剣に検討されるべきです。今、必要なことは税率を5%に戻し、消費購買力を高めるとともに、地域の経済を活性化させ、内需主導に転換し、景気回復することです。そのためにも増税はきっぱ りと中止すべきです。
  以上、消費税10%への増税中止を求める請願に賛成し、賛成討論とします。
○野口守隆議長 ほかに討論ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより請願第1号 消費税10%への増税中止を求める請願についてを採決いたします。
  採決は、委員長報告に対する採決ではなく、請願を採択することに賛成か反対かの採決を行いますので、ご注意ください。
  請願第1号に対する委員長報告は不採択であります。
  請願第1号について採決いたします。この請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立少数)
○野口守隆議長 起立少数であります。
  よって、請願第1号は不採択とすることに決定いたしました。
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   ◎常任委員会の閉会中の継続調査の申し出について
○野口守隆議長 続いて、日程第2、常任委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
  各常任委員長から、会議規則第75条に関する申し出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申し出についての説明を求めます。
  初めに、総務産業建設常任委員会、前田栄委員長。
○前田 栄総務産業建設常任委員長 
                                平成27年3月12日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                    総務産業建設常任委員会委員長 前 田   栄
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
  所管事務に関することについて
  2 理由
  本委員会において所管する事務について調査・研究する。
  3 期限
  次期定例会まで
○野口守隆議長 続いて、文教厚生常任委員会、岡野政彦委員長。
○岡野政彦文教厚生常任委員長 改めまして、皆さんおはようございます。
  閉会中の継続調査申出書の説明をいたします。
                                平成27年3月12日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                      文教厚生常任委員会委員長 岡 野 政 彦
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
  所管事務に関することについて
  2 理由
  本委員会において所管する事務について調査・研究する。
  3 期限
  次期定例会まで
  以上です。
○野口守隆議長 お諮りいたします。ただいま、各常任委員会ともそれぞれの委員長から、なお継続調査に付したいとの申し出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
○野口守隆議長 続いて、日程第3、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
  議会運営委員長から会議規則第75条に関する申し出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申し出についての説明を求めます。
  議会運営委員会、瓜田清委員長。
○瓜田 清議会運営委員長 おはようございます。
  それでは議会運営委員会のほうから継続調査申出書を発表します。
                                平成27年3月12日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                        議会運営委員会委員長 瓜 田   清
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
  次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項
  2 期限
  次期定例会まで
  以上です。
○野口守隆議長 お諮りいたします。ただいま議会運営委員長から、なお継続調査に付したいとの申し出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎一般質問
○野口守隆議長 これより、日程第4、一般質問を行います。
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          ◇ 田 中 紀 吉 議員
○野口守隆議長 発言順位1番、質問事項1、地域おこし協力隊の取り組みを、質問事項2、 ふるさと納税について、質問事項3、街灯(防犯灯)のLED化の取り組みについて、通告者3番、田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 議席3番、田中です。おはようございます。よろしくお願いします。
  最初に、地域おこし協力隊の件についてお伺いします。
  総務省所管で、平成21年度より始まり、25年度には全国318自治体、978名の隊員が活動し、大きな成果を上げております。先日も総務大臣が参加して全国フォーラムが行われて、かなりニュースで取り上げられております。
  この制度は大変、我々ときがわ町にとっても、活用の仕方によっては大きな成果が出るし、財政的な負担も極めて少ないと思います。具体的には、報償費として本人に上限200万円、それから、その他の経費として上限200万円が措置されます。1団体、いわゆるときがわ町に対して、募集経費だとか、その他の経費として200万円が措置されます。
  それと、昨年の12月には、さらに3年後の任期が、この制度は1年以上3年以内ということになっておりますけれども、3年の終わりについて、さらに継続的なスキルアップだとか、定住促進だとか、いろんな使い勝手がいいんですけれども、100万円のさらに追加の交付税が措置されたというものだと思います。
  これは、事前に課長にも相談をしておりますけれども、ときがわ町でもぜひ取り組んでいただけたらということで提案しております。その間の経過も含めて、取り組みの、今までができなかった理由ですね、主な点。それと、今後についての計画というのか、予定というのか、それをお伺いします。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、まず最初に、田中議員の地域おこし協力隊の取り組みを、のご質問にお答えいたします。
  ご案内のとおり、地域おこし協力隊は、総務省によりまして制度化された地域活性化施策でありまして、都市部から過疎地域等の条件不利地域に生活の拠点を移した者を、地域おこし協力隊員として自治体が委嘱するものであります。
  地域おこし協力隊は、一定の期間地域に居住して、地場産品の開発あるいは販売、またPRなどの地域おこしや農林漁業の応援、または住民の生活支援などの地域協力活動を行いまして、また、あわせて地域への定住・定着を図りながら、地域活性化への活動を行うという ことであります。
  実施の主体となる地方自治体には、活動経費として隊員1人当たり年間400万円、隊員募集等に要する経費といたしまして1団体に当たりまして200万円をそれぞれ上限といたしまして、特別交付税による財政支援が国のほうから講じられるということであります。
  田中議員ご指摘のとおり、全国では300を超える自治体で約1,000人の隊員が活躍をしておりますけれども、埼玉県内で見ますと、唯一秩父市におきまして2名の隊員が活動しているという状況であります。
  ご質問の第1点の、ときがわ町で取り組んでこなかった理由ということでありますけれども、地域おこし協力隊による取り組みが想定される農林業への従事、環境保全活動、また地域おこし支援などの活動が、これまで地域内の人材によりまして維持・継承されてきたことなどや、地域の受け皿としての醸成が必要であることなどが挙げられます。
  第2点目の今後の計画はでありますけれども、町といたしましても、人口減少や高齢化が進行する中、地域力の維持・強化、これを図るためには、国の施策を活用した人材の育成等を行うことによって、地域の活性化が重要であるとも考えております。
  秩父市におきましては、現在、集落活動といたしまして、大滝地区の振興と、産業振興といたしまして、秩父銘仙の振興について、各1名の隊員が活動中と伺っております。特に秩父銘仙の振興については、デザイナーを志望する若者などから多くの応募があったと聞いております。
  今後、町では地域おこし協力隊への取り組みといたしまして、受け入れ先、地域、行政が連携しながら、起業や就業の支援も視野に入れたサポートの体制をしっかりと整備いたしまして、任期終了後に隊員が定住できるような地域づくりの施策と制度を積極的に活用してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 3番、田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございます。
  かなり前向きな積極的なご回答をいただきまして、ありがとうございます。
  最初に、この活動を起こすためには、自治体で最初に、要するに条例をつくる必要があるんですね。条例をつくって、予算、議会で議決をして、予算措置をしてというスケジュールになるわけですけれども、そういうご準備をぜひお願いして、ときがわ町でも積極的な、かなり受け入れも含めたものができるんじゃないかと思いますし、それから条件としても、ときがわ町はかなり有利な面も持っておりますので、積極的な取り組みをお願いしたいと思い ます。
  それで、ぜひその辺のお考えを、まず課長にお伺いしたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、田中議員のご質問にお答えさせていただきます。
  今、田中議員から、今後の準備というふうなことでご質問をいただきました。
  先ほど町長答弁でも申し上げましたけれども、これから今、田中議員が申し上げましたとおり、予算措置、それから要綱の整備等々が必要になってまいります。また、隊員につきましては、当然ときがわに住所を移してということで、住まいの確保、あるいは行動する車両の確保ですとか、そういった、また地域のサポート体制、そういったものが必要になってまいります。
  これから町のほうといたしましても、こういった事前の準備に向けて、地域との調整、あるいはまた受け入れ先との調整ですね、こういったところを進めながら、積極的に準備を進めてまいりたいというふうに考えております。
  以上です。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございます。
  ホームページ等で総務省のを見ますと、かなり具体的な支援ということで、先進事例、それから要綱の点、それから具体的な活動の報告、それから隊員の失敗例も含めた取り組み事例だとか、かなり詳しいのが載っております。具体的な取り組みなんかも、その中でもかなり詳しく載っているので、そんなに難しいということではないと思うんですね。
  ただ、主な点は、地元の受け入れというのか、サポートというのか、そういう点が一番の問題だというふうに総括的に触れています。それとあと、もう一つは、隊員を、簡単に言うと、ひとりぼっちというのか、預けちゃう、いわゆるほっぽらかすということじゃないというのが一番の問題だということで、私も読みました。
  そういう点も含めて、ぜひ皆さんでというか、全体でしながら、成果が出るように、みんなで力を合わせたり、サポートも含めたことをやっていったらどうかということで思いますので、今後そういうことも含めてできればと思いますので、よろしくお願いします。
  この問題はこれで結構です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  続いて、質問事項第2、ふるさと納税について、3番、田中議員。
○3番 田中紀吉議員 続いて、2番目の問題なんですけれども、これは、この問題もニュースでも取り上げられておりますし、何回もやっていたり、ある意味ワイドショー的だというところもなくはないんですけれども、ふるさと納税については非常に話題があると思います。
  現在、各自治体とも工夫をしたりしています。全国的なというよりも、埼玉県の例でいきますと、ここで特に目立ったのが、昨年の鶴ヶ島市の事例だと思うんですね。鶴ヶ島市は、その前年度でいくと、12件の48万円しかなかったんですね。それが6,905件の、1億円を超えるというぐらい集めているんですね。新聞によりますとなんですけれども、担当者は、鼻息が荒いというのはちょっと言葉を選ばなきゃいけないんですけれども、2億円から3億円を目指すということでコメントしています。
  それで、その中身がというのは、なかなか議論があったり、この間も課長のほうからもございましたけれども、節度ある、いわゆる景品というのか、お礼の品の点を検討してくれという話はあります。
  ただし、ときがわ町でも、課長の努力というよりか、全体の努力として、ちょい得をやったり、新しいパンフレットをつくったり、それから、いろいろ取り組みをしているというのは認識しておりますけれども、もう一ひねり、きょうの提案としては、ぜひ一つは、こちらにも掲げましたけれども、今までなかなか、ときがわ町のが見づらいというのか、その辺があったと思うんですね。
  まず一つは、昨年度基金に、ことしの予算でいきますと80万円、基金から引き出しというか、繰り出しをして、それを今度、予算の中で使っていくということなんですけれども、予算書を見ても、80万円の引き出しは明確にわかります。その80万円が、どういう形に使ったというのがわかりづらいんですね。ですので、その辺をどうお考えかということで、まず質問いたします。
○野口守隆議長 1、2の大前提をひとつ読んでいただかないと、質問の趣旨が、それは再質問のほうに入っているような気がするんですね。大趣旨から入ってください。
○3番 田中紀吉議員 申しわけないです。なれないもので申しわけないです。
  ということで、枕の話は終わりましたので、ときがわ町の具体的な27年度の目標と取り組み、広告宣伝方法、2番目が基金の使い方をわかりやすく見えるようにということで、よろしくお願いします。すみません。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、田中議員の2番目のふるさと納税についてお答えいたします。
  ときがわ町では、平成26年度の10月より、ふるさと納税制度を見直しまして、町外の方から1万円以上のご寄附をいただいた際に町の特産品を贈呈するということで、今やっております。また、町内外の居住を問わず、ふるさと納税をしていただいた方には、町内の登録事業所で使用できるちょい得!クーポン、これも贈呈するなどの取り組みを現在行っているところであります。
  平成26年度につきましては、前年度以上の目標を掲げ取り組んだところ、現時点では35件、84万円の寄附をいただきまして、5カ月分ではありますけれども、この実績ですが、件数では前年度と比べますと7倍、金額にして2.2倍の効果を上げているところであります。平成26年度途中からの制度改正を行ったところから、1年間にわたっての効果は現在検証できていませんけれども、確実に寄附者に関心を向けていただいていると思っております。
  また、ときがわ町では、これまで寄附をしていただいた方に、ふるさと応援寄附条例に掲げました目的別事業を選んでいただくという形をとって寄附を募ってまいりましたけれども、この形式では、単に町の一般的な財源確保を求めるというイメージしかなく、寄附者にとって、寄附をする方にとって、寄附を投資する魅力に欠けるものではないかと。そこで、投資をする具体的な事業名を掲げまして寄附を募りまして、後に自分の投資した事業が、現地のこのときがわ町でどのように活用されているのかということが、ご寄附をいただいた方に目に見えるように、興味を引くようにということでつなげていきたいと思っておりますし、平成27年度からは具体的な投資事業を掲げてまいりたいと考えております。
  これら事業につきましては、町の事業ではありますけれども、寄附をいただいた方にも、いただく方にも、直接的あるいは間接的に還元される効果を基本に考えております。また、町の総合振興計画のビジョンに沿った事業といたしました。
  ビジョンということがよく言われますけれども、このビジョンにつきましては、ときがわ町の一番の柱でありますビジョンにつきましては、「人と自然の優しさに触れるまち ときがわ」、副題としますと、「木の温もりと川のせせらぎを礎とした文化の創造」と、これが副題になっている、これが大きなときがわ町のビジョンであります。
  そのビジョンの中に基本政策というのがあります。この基本政策の中の5番目に、やさしいまちというのが5番目にあります。この中に、基本施策といたしますと、自主的・自立的 な行財政運営を進めるということでありまして、それはどういうことかというと、これは基本事業になりまして、効率的な行財政運営ということであります。ですから、このビジョンに沿った形で、事業として現在やっているところであります。
  そして、平成27年度から掲げる幾つかの具体的投資事業につきましては、それぞれ募集期間と目標金額を設定していきたいと思っています。この目標金額は最低目標金額ですので、募集期間終了後に目標金額を上回った場合、募集期間終了翌年度に予算化して、その事業の財源とし、目標金額に達することができなかった場合には、募集期間を延長する等の方策を講じていきたいと思っております。
  また、町内の寄附者また具体的事業への投資には興味を示さないという方のために、既存の寄附の募集の制度も同時に運用してまいりたいと考えております。
  次に、広告宣伝の方法ですけれども、平成27年度においても、昨年度同様に寄附募集のチラシを作成いたしまして、町のイベントなどでの手渡しの方式、また町のホームページなどでも呼びかけを行ってまいりたいと考えております。
  また、これまで寄附をいただいた方との交流を図るために、町の主要なイベント開催時には、ときがわ町からのお便りを発信しておりまして、町とのつながりを試みているところであります。また、現在居住している住民の皆様にも、ふるさと納税の制度を知っていただきまして、同窓会などの折に話題にしていただけるよう、広報紙などで情報提供を行ってまいりたいと考えております。
  住民の方々、また寄附者、行政との多面的な関係をつくり、寄附金が町の事業に活用されているという実感を持っていただきまして、本当の意味でのふるさと納税を目指してまいりたいと考えております。
  続きまして、基金の使い方をわかりやすく見えるようにできないかということでありますけれども、平成27年度から寄附金を募る事業を具体的に掲げていることから、皆様からお預かりする寄附金は、これまでどおり一度基金へ積み立てまして、目標期間内に目標金額に達した翌年度に、事業の財源として基金から取り崩して予算化をして、活用していきたいと思っております。また、寄附金の実績また使途につきましては、これまでと同様に、広報紙やホームページを通じて詳しくお伝えしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  このように、ふるさと納税の寄附金の流れと使途を明確にいたしまして、寄附をした方、また住民の皆様にわかりやすい制度とする中で、ふるさと納税の輪を広げてまいりたいと考 えておりますので、ぜひご理解またご協力をお願いしたいと思います。
  ぜひ、田中議員を初め議員の皆様にも、知り合いの方あるいはご親戚の方、友達、同級生、いろいろな方に、こうしたいろいろな広報活動もやっていただければと思っておりますので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございました。
  かなり前向きというか、積極的な話も含まれていると思いますので、課長に1点というか、お伺いしますけれども、具体的にこの27年度では、80万円の予算ということで考えていると思うんですけれども、一般会計の中で見ると、事業の中でその80万円がどういう使われ方をしているかというのが、見えないというのか、わからないんですけれども、まず1点そちら、どういうところに幾ら使われているかをお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、田中議員のご質問にお答えさせていただきます。
  平成27年度のふるさと応援基金の充当先ということでございますが、まず、建設課が所管いたします川のまるごと再生事業、こちらに8万円でございます。
  次に、町民課が所管いたします母子保健事業、これは母子の健康増進、福祉の向上という部分ですけれども、こちらに8万円でございます。
  次に、産業観光課が所管いたします観光一般事業ということで、産業の振興あるいは魅力ある観光づくりということで、こちらに3万円でございます。
  次に、生涯学習課が所管いたします民俗文化財保存継承事業、こちらに8万円でございます。これは伝統芸能ですとか、地域の獅子舞とか、そういったものの保存に対する経費でございます。
  次に、福祉課が所管いたしますファミリーサポート事業、こちらは子育て支援等に資する事業でございますが、こちらに12万円。
  そして最後に、町民課が所管いたします健康づくり開発事業、こちらはスモールチェンジの関係でございますが、こちらに41万円ということで、合計80万円の充当しております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございました。わかりました。
  ぜひ、今後この制度はずっと続くと思いますので、項目というのか、そういう表示も含めて、何かの形で見られるようにしていただけたらいいんじゃないかなというのが1点、お願いします。
  それともう一つは、これはいろいろ問題というのか、検討しなきゃならない点もあるんですけれども、枕の話で、たくさん、数十倍だとか数百倍になった、または北海道でいくと、固定資産税と同じくらい、または町民税と同じくらい集めているところもあります。
  いろいろありますけれども、一つは、お礼の金額が現在のところ、2,000円の自己負担に当たる部分というのがなっています。それをもうちょっと、具体的に言うと、上げてもいいんじゃないかなと思っております。
  これは、検討をきちんとしなきゃいけないんですけれども、地元の商品を使うということで見れば、お礼の品が減っちゃうというよりも、消費を喚起しているわけですよね。例えば、具体的に言えば、お米を使う、または違う農産物、木の関係のものを使うというのが、もちろんこの中にもありますけれども、そういうものの中で使うということは、そういう消費を喚起したり、いろんな意味で活性化にもつながっていくことだと思うんですね。
  まずその点で、この枠を超えられないのかどうかというご検討がいただけないかどうかという点でお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず1点目の、充当先が見られるようにということのご質問でございますけれども、現在の予算書ですと、その金額をどういうふうに充当したというのは、その他特財というところに金額だけ入るような形で、説明がつかないような形になっております。そういうことで、見づらいというご指摘でございますけれども、これについては添付資料等を作成するなどいたしまして、わかりやすい説明をさせていただきたいというふうに思います。
  また、ホームページですとか広報紙には、こういった、どういう事業に充当したというものを載せさせていただきまして、住民の方等については十分知らせていきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 2点目についても答弁を……
○久保 均企画財政課長 それでは、続いて、2点目のご質問にお答えさせていただきます。
  お礼の金額、現在ときがわ町では、所得税、住民税の控除の上限2,000円ということで行っております。この金額については、全国いろいろな自治体で、これを5,000円とか1万円とか、いろいろな自治体がございます。こういった形で、現在は2,000円ということでやっておりますけれども、地域の振興ですとか、そういった地元の消費、そういった視点で考えれば、もうちょっと上げられる余地はあるのではないかという考えもあります。そういった、いろいろな自治体を参考にいたしまして、今後検討をさせていただきたいと思います。
  ただ、総務省のほうから、華美なお礼の品にならないようにということの通知も来ておりますので、その辺との兼ね合いもありますので、今後これについては検討させていただきたいと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございます。
  ぜひ検討していただいて、成果が出るような目標を持ったらどうかなというのが1点目ですね。
  ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  …………………………………
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 …………………………………………………………
  ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  ………………………
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ありがとうございました。
  大変積極的な計画ということで、よろしくお願いします。
  それで、一つ触れなかったんですけれども、ことしは特に、制度もさらによくなるというのか、住民税に当たる部分ですね、住民税の控除というのか、それが10%から20%へ倍額、要するに、寄附する側から見ると倍までが上限になると。もう一つは、ワンストップというんですかね、今までは、町からいただいた領収書を自分で申告しなければいけないというか、減税を受けられなかったんですけれども、これが普通の方、一般的には1回で、寄附するだけで来年度の住民税から控除されるということでいくと、非常に有利な点もありますので、その点もぜひ宣伝をして、宣伝というのか、丁寧なというのか、そういう点も触れていただいたらと思いますので、その点よろしくお願いします。
  その点、答弁お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 続いて、お答えをさせていただきます。
  田中議員のご指摘のとおり、来年度、平成27年度からは、住民税のほうで20%を上限に控除していただけるということでございます。ちなみに所得税の控除は、その部分でなくなる ということでございます。一本化されるということでございますので、今度は地方の間で、その住民税に係る部分をやりとりするというような形になりますので、市町村間でその部分は、報告という形で、どこどこの町で幾らありましたということで、お互いに報告するような形になるというふうに聞いております。
  そういった形で、普通の給与所得の方については年末調整で、その金額が自動的に控除されるというような形で、住民税のほうへ反映していくというような形になっておりますので、それについては、今後、住民税のほうで自動的に、各市町村で連絡をといいますか、報告し合うことによって、その控除ができるようになるということでございますので、確定申告不要ということでなりますので、大分給与所得の方については、やりやすくなるということでございますので、こういった点についても、広報紙ですとかホームページ、いろいろなチラシ、そういったものについても、そういった部分を十分強調して広報するように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 先進事例というのか、そういうところのホームページを見ると、かなり丁寧なというのか、わかりやすいというんですかね、そういう工夫しているところもいっぱいあります。ぜひその辺は、まさにまねをしてやったらどうかなと思います。
  あともう一つ、これは課題なんですけれども、クレジットでできるというところも、もちろん今現在もあります。あとそれから、現在も、商品についても、委託ですね、委託するというようなところ、何千といったところまでやっているところもありますので、それは当面の課題ではないんですけれども、クレジットの処理も課題として検討していただけたらいいんじゃないか。当面のという、現在の件数的にはそういうレベルではありませんけれども、将来そのくらいのを目指すというくらいは求めたらいいんじゃないかと思います。
  2番目はこれで結構です。
○野口守隆議長 続いて、質問事項3、街灯(防犯灯)のLED化の取り組みについて、3番、田中議員。
○3番 田中紀吉議員 続いて、3問目になります。
  昨年の9月の一般質問で取り上げまして、早速27年度予算で1,460万円と、調査費ということで154万円の予算が可決されました。
  それで伺います。
  現在の設置数、それと設置の場合、地元業者を考慮したことにはできるのかと。あともう 一つは、設置場所については、現状も含めて、区長を通じて案内したり、増設の要望を聞いてから実施することはできないかということでお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、田中議員の防犯灯、街灯ですけれども、このLED化の取り組みについてというご質問にお答えしたいと思います。
  この質問にちょっと答える前に、田中議員はまだ新人議員でありますので、よくビジョンという話を先ほどもしましたけれども、しつこく私が言うようなんですが、ときがわ町にはきちんとしたビジョンがあるんですね。先ほど言いましたように、「人と自然の優しさに触れるまち ときがわ」、これが一番の大きな、しつこいようですけれども、これが大きなビジョンの大きな柱です。そして、その中に副題として、「木の温もりと川のせせらぎを礎とした文化の創造」ということがあります。これが大きな柱、ビジョンです。
  その中に、基本政策としてのビジョン、また基本施策、政策、施策、そして事業ということで、今そちらに置いてありますけれども、第1次振興計画後期計画、ごらんになりましたか。これは、平成18年に合併をして、当時の議員さんと、あと一般の人等の、公募の方もいましたね。そういう中で……ああ、本人もいたんだ、田中さんは。じゃ、一番よく知っているわけじゃないですか。
○3番 田中紀吉議員 よく知っています。
○関口定男町長 その中で、そのビジョンをつくったわけですよね。それが平成19年度に10年計画ということでつくりまして、前期と後期、5年と5年に分けたわけですよね。
  ですから、田中さんはご質問するときに、出ているんですから、そのビジョンの中でこういうことをうたっている、それに沿って質問しているという自覚があるかどうか、その辺をちょっと聞きたいんです。
○野口守隆議長 再質問……
○関口定男町長 では、後で聞きます。
  ということは、田中議員が今質問していることは、このビジョンであります第1次総合振興計画の中の基本施策とすると、優しい暮らしというのが1番に上がっております。この中に基本政策、施策、これは政策ですね、さっき言った優しい暮らしという政策。それから、その枝として、その中に基本施策というのが出てきます。この中に、安全・安心で快適な暮らしを支える環境を整えるというのが、これが基本的な施策としてのビジョンであります。
  そして、さらにその先の具体的な基本事業としてのビジョンとして、防災・防犯体制の充実というのがあります。これに沿って質問をしているんですよね。
○3番 田中紀吉議員 そのつもりです。
○関口定男町長 承知してやっているんですよね。その辺をよくご理解いただきながら、お答えしたいと思います。
  それでは、質問は、承知しているということでありまして……
○野口守隆議長 答弁をお願いします。
○関口定男町長 枕はこの辺にして、答弁をさせていただきます。
  ご質問の第1点目ですけれども、現在の設置数についてお答えいたします。平成27年2月24日現在、防犯灯設置数は1,212基でありまして、そのうち250基がLED灯となっております。
  第2点目の設置の場合、地元業者を考慮することはできるかということでありますが、昨年の9月議会で田中議員よりご指摘をいただきましたとおり、地元業者への配慮は十分考えていきたいと考えております。
  3点目の設置場所について、現状も含めて、区長を通じて案内し、増設の要望等を聞いてから実施することはできるかというご質問でありますけれども、今回のLED化事業につきましては、先ほど田中議員もおっしゃっていましたように、この定例会で賛成多数、全員じゃなかったですけれども、多数で賛成をいただきました。既存の蛍光灯をLED化するということで決まりました。あわせて事前の調査も行います。区長の皆様のご協力をいただきながら、現在の設置場所等について、防犯灯設置要綱に照らし合わせて再確認を行いながら、新たな要望についてもまた検討いたしまして、この事業を実施してまいりたいと考えております。
  なお、LED化の取り組みに当たりましては、引き続き最適な方法を検討いたしまして、さらにいろいろな場面で、このLED化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 今の町長の枕の話の基本計画、総合振興計画、私も委員になりましたし、かなり一生懸命やったつもりでいます。もちろん、そういう方向で考えてというか、質問も組み立てているつもりですので、よろしくお願いします。
  かなり、もちろん積極的な提案で進めているということなので、特にこの問題については 突っ込みませんけれども、その先ですね、実は20ワット以外にも、40、60、80とか、大型の、これは水銀灯ですね、蛍光灯じゃなくて水銀灯の設置もされています。
  それで、私の聞いたところによると、実質的に水銀灯というのは、かなり設置も値段も高いし、交換だとかメンテナンスにお金がかなりかかるというふうな話を伺っています。ただし、なかなか高所作業車が要るとか、いろんな点で難しい部分もあるんだそうですけれども、今後の計画として、今回は20ワットの962灯についてやると。
  それ以外についての計画はいかがなんでしょうか。その点を伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えをいたします。
  今回、20ワットの蛍光灯をLED化ということでございますが、それ以外、田中議員がおっしゃったような水銀灯の大きなものもございます。これにつきましては、現在どういう計画かという、計画はございません。
  ただ、埼玉県のホームページ等を見ますと、県道の飯能・寄居線、こちらの越生町境から小川町境、こちらに道路照明灯、これは水銀灯になるかと思うんですが、51基あるということで、今後2年間かけてLED化を進めるというような、県のホームページにございます。そういったものも、水銀灯についても、今後生産が、近い将来打ち切られるというような話もあるようですので、電気料も低く抑えられて環境にも負荷が少ないという、そういったものにはだんだん変更していくようになると思います。
  ですので、県等の先進事例もよく内容を確認させていただく中で、今後の計画を立てていけたらと思っているところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 田中議員。
○3番 田中紀吉議員 ぜひ、すぐにというのはなかなか難しいと思うんですけれども、計画をつくって取り組んでいただけたらと思います。
  この件では以上です。
  議長、これで終わりますけれども、よろしいですか。以上、終わります。
○野口守隆議長 自席へお戻りください。
  暫時休憩いたします。
  再開を11時といたします。
                                (午前10時38分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前11時00分)
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          ◇ 神 山   俊 議員
○野口守隆議長 発言順位2番、質問事項1、町制施行10周年記念事業としてこども議会の開催を、質問事項2、2分の1成人式の開催を、質問事項3、ときがわ町子育て応援マップの作成を、通告者1番、神山俊議員。
○1番 神山 俊議員 議席番号1番、神山です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、3項目について一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、町制施行10周年記念事業としてこども議会の開催を。
  平成26年第2回定例会で私が一般質問したこども議会の開催を、ときがわ町制施行10周年記念事業の一環として開催することを検討しているのでしょうか。また、町として何か記念事業を考えているのでしょうか。町の考えをお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、神山議員の町制施行10周年記念事業としてこども議会の開催をということで、ご質問にお答えいたします。
  平成26年第2回定例会におきまして、神山議員から、こども議会の開催をということで一般質問を受けました。次世代を担う子供たちが、ときがわ町へのさらなる愛着と誇りを持ち、大人になってからもときがわ町に住みたいと思えるような施策の一つとして、こども議会も検討してまいりますと答弁をさせていただきました。
  こども議会につきましては、近隣自治体の状況を見ますと、平成26年度に滑川町と越生町で開催をされております。滑川町では、町制施行の30周年記念事業として実施をしております。こども議会は社会科の授業の中で、国の政治についての学習する小学6年生と町制施行10周年の際に対象とした中学1年生、この計26名で、全員が登壇して質問を行ったということであります。
  我がときがわ町では、平成27年度に合併10周年を迎えます。この節目を記念いたしまして、 町民の皆様と祝える合併10周年記念事業を検討しております。事業内容につきましては、今後、検討委員会を立ち上げまして、最近記念事業が行われた近隣の自治体等を参考にいたしまして、いろいろなアイデアを出し合いまして、決定していきたいと考えております。
  ご質問のこども議会につきましては、事業の一環といたしまして、次世代を担う子供たちに議会の意義また仕組み等を理解してもらうとともに、ときがわ町の魅力を再発見し、郷土愛を育んでもらえるよう、開催に向けて取り組んでまいりたいと考えております
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 こども議会について前向きな答弁をいただき、ありがとうございます。
  まだまだ検討段階だと思うんですけれども、教育委員会としては、ある程度、対象者や開催時期について考えておられると思いますけれども、その点についてお伺いします。
○野口守隆議長 中村教育総務課長。
  答弁願います。
○中村賢一教育総務課長 それでは、ただいまの神山議員のご質問に対してお答えをさせていただきたいと思います。
  記念事業の中でやるとなりますと、ここで仮にという話になりますが、教育委員会として、対象としてふさわしいのは、やはり小学校6年生かなというふうには考えております。時期につきましては、事業の一環として行うのであれば、その事業の近辺になるのかなというふうに考えておりますが、近隣で行われた越生町、坂戸市等の事例、越生町は平日ですね、坂戸市等の事例によりますと、夏季休業中に行っているという事例もございますので、子供の授業に負担をかけないような時期にできればいいのかなとも考えてはおります。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  学校教育の中では、さまざまな教育活動があり、また学習指導要領でも、やらなければならないことがたくさんあると思われます。
  できれば私は、募集式ではなく、中学生、先ほど6年生を対象にというお話でしたけれども、中学1年生か2年生を対象に、全員の参加型で、80名、90名、生徒さんはおられますけれども、グループで発表したり、その他工夫すれば、この本会議場でできるのではないかと。やはり1人でも多くの中学生の生徒たちの熱い思いを聞き、その思いをしっかり私たち大人 が受けとめることが大事だと私は思っております。それによって、答弁の中にもありましたけれども、郷土愛というものもしっかり育んでいけるのではないかなと私は思っております。
  これからさまざまな課題がありますけれども、ぜひそこら辺を一つの提案として聞いていただければなと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私も実は、それぞれのこども議会等を見ているときに、今、神山議員と同じように、やはり一部の子供たちだけというのにちょっと疑問を持っていました。
  今回10周年でやるときがわ町については、今、神山議員のご指摘のような、やはりそういう形でできないかどうか、その辺も検討委員会でしっかりと検討していただいて、実施するということは明確にお答えできますけれども、内容につきましては、そうした中で、なるべく多くの子供たちが参加してできるような方法を検討委員会で考えていただければと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  続きまして、町として何か記念事業という点で、多分式典なども行われると思うんですけれども、検討委員会の選出については、どのような選出方法で検討委員が選ばれるのでしょうか。お願いします。
○野口守隆議長 柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  まず一つ、記念式典ということで今お話がございましたけれども、こちらについては来年度予算で計上させていただきました。
  そのほか、記念事業として何をするかについて、実行委員会、どう選出するのかということかと思います。これにつきましては、答弁の中でもありますように、近隣の実施した自治体の状況等も参考にしながら、これから人選のほうを検討していくという状態でございます。ですので、検討委員会、どういった方にというのは、今後の検討ということになっております。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 続きまして、招待者を式典に呼ぶというのは一般的にあると思うんですけれども、その招待者は、一般的にどのような方を呼ぶ予定になるのでしょうか。
○野口守隆議長 暫時休憩します。
                                (午前11時09分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前11時09分)
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○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 招待者でございますけれども、合併記念式典ですとか1周年記念式典というのを、ときがわ町でも過去に実施しております。また、近隣の自治体の実施したところの状況も見まして、具体的には今後検討になるんですが、近隣自治体の首長さんでありますとか、あとは町内の、いろいろと10年間の中で、何というでしょう、ご苦労いただいた皆さん、それと、町の表彰規程等に照らして、どういった方を表彰するかということで、そういった方等ということになるかと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 全員協議会でいただいた資料の中に、10周年記念事業のひな形がありました。その中で、アトラクションの一つとして、町と同じ年度に誕生した子供たちによる合唱と書いてありました。ぜひ私は採用してほしいと思っております。できるだけ子供たちを巻き込んだ形を望みますが、その点についてお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  神山議員が今おっしゃったものにつきましては、全員協議会で、こんな内容で式典を考えていますということで、あくまでも案ということでお配りしたものでございまして、その中の一つに、ときがわ町が誕生した年度に誕生した子供たち、こういった方に参加いただいて合唱等もというふうなことで考えて、一つとしては考えているわけです。
  27年度、小学4年生になる子供たちになりますので、その子供たちについて、今後、教育 委員会ともよく協議しながら、ぜひ誕生して10年、町の誕生と同じ子供たちですので、何らかの形で参加いただければというふうには思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私も近隣の町村の、10周年は、ときがわ町はまだ誕生して間もないので、10周年だけですけれども、大体長いところですと40周年、50周年、そういうイベントといいますか、周年記念行事に参加をさせていただいているんですけれども、どこもはっきり言って同じような形でやっています。
  今、総務課長が答えましたけれども、どうしても近隣と同じようなという形になりますけれども、あくまでもこれは、やはり検討委員会でいろいろ検討していただくということですから、検討委員会の意見を尊重してやりたいと思いますけれども、できればその検討委員会の中で、やはりときがわとして特色のあるような、特色が出せるような、そんな近隣とまた違った意味での、ときがわ町独自のそうした記念行事ができればいいなと、町長としては考えております。
  あくまでも検討委員会の中での意見をしっかり尊重するというのが基本ですけれども、そういう、町長とすると、近隣のを見ていて、近隣ともちょっと一味違った、ときがわ町の行事ができるといいなと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  その一味違ったという中に、ぜひ、子供たちもそうなんですけれども、若い世代も、20代、30代というのもぜひ取り込んだ形、新しい形だと思うんですけれども、ぜひそういうところも、これから検討委員会を立ち上げて、その中で検討するとは思うんですけれども、そういうところもぜひ前向きに検討していただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  神山議員から今お話のありました20代あるいは30代、そういう若い方もということでございますので、今後、検討委員会等で検討する中で、そういうご意見もあるということで、あ わせて検討していきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  私たち若い世代というのは、社会人になると、なかなか町との関係性が薄くなったり、また町への興味・関心というのは薄くなってしまうというのが現状だと思うんですけれども、せっかくこういう10周年記念というイベントがある中で、町のほうから少し、立ちどまって町について考えてみないかと、今の町、10年前の町、またこれからの町というのを、ぜひ町として、若い人たちに投げかけていってもらえればなと思って提案をさせていただきます。
  質問事項1は、これで終わりにしたいと思います。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、2分の1成人式の開催を、1番、神山議員。
○1番 神山 俊議員 質問事項2、2分の1成人式の開催を。
  2分の1成人式とは、成人の半分の年齢10歳、小学4年生を迎えたことを記念する行事です。夢をいっぱい抱えている子供たち、この式典を通じて、子供たちはもちろん、私たち大人も一度立ちどまって、それぞれが過去、現在、未来を考えることで、また新たな扉が開いていくのではないでしょうか。
  この多感な時期に考えるきっかけは必要であると私は思いますが、町の考えをお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、神山議員のご質問の2つ目、2分の1成人式の開催を、にお答えいたします。
  神山議員の質問事項にもありますとおり、2分の1成人式とは10歳の年齢、小学校4年生の授業の一環として行われているもので、平成14年に一部の国語の教科書で題材として取り上げられたことをきっかけに広まったと言われております。いわゆる式典としてではなく、通常の授業の一環として取り組まれております。
  さて、議員からの本町での実施についてのご提言ですが、本町の小学校3校では、既に2分の1成人式については取り組んでおります。実施の内容は、それぞれの小学校で若干異なっておりますが、議員ご提案の過去、現在、未来について子供たちが考え、自分の現在までの育ちについて家族に感謝をしたり、これからについて表明したりするという形で実施され ております。
  子供たちの声としては、お母さんが喜んでいるのを見てうれしくなったとか、家族や地域の方に見守られて大切にされていることがわかり感謝したい、さらに将来の自分について考えるきっかけとなったなどがあります。また、保護者の声として、子供の成長を改めて感じることができたや、誕生から10年の歩みを家族で振り返るきっかけとなったなどがあります。
  このように、現在行われております2分の1成人式は、ときがわ町の子供たちが自分のことを考え、家族に感謝し、これからの未来に向けて気持ちを新たにするという意味で有意義なものと考えております。今後も引き続き実施していけるよう、学校と連携しながら、子供たちの育成に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
○野口守隆議長 1番、神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  各小学校とも、答弁の中にはありませんでしたけれども、過去5年間の実績があり、さらに来年度も実施予定ということです。科目は担任の先生が、児童にとって最適な科目で、工夫をこらした適切な内容をご家族の前で行われているということです。
  関口町長の子供たちに対しての教育、気持ちというものが、教育長また校長先生を通して、現場の先生まで伝わり、先生方が教育現場で実践していただいていることは本当にうれしく思います。
  質問なんですけれども、このようなすばらしい取り組みをぜひ、学校の広報等ではなく、町の広報等にもぜひ載せていただきたいなとは思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  中村教育総務課長。
○中村賢一教育総務課長 それでは、ただいまの神山議員のご質問に対してお答えをさせていただきます。
  学校の広報ではなくということですが、実はこれ、明覚小学校の3月の学校だよりです。ことしの実施について、写真入りで紹介されております。ホームページ等でも閲覧できると思います。
  今、議員ご提案の広報等で掲載できないかということですが、これは、そのような形で取材依頼があれば、十分応えられるかなというふうには考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  これからときがわ町、これからの教育方針なんですけれども、やはり少人数学級で、一人一人の個性を伸ばした形をやっていくという方針だと思うんですけれども、やはり学校も積極的に町民、住民たちに、このような学校の教育をしていますよという、やはりアピールをしていかなければ、これから住民の理解等、協力等も得られないのかなと。せっかくこういうすばらしい取り組みをしていますので、ぜひ積極的に載せていただきたいなと思っております。
  今回、特色ある補助金が減額されてしまいましたけれども、そういう部分でも、やはりアピールすることによって、そうならないのではないのかなと個人的には思いますけれども、その点お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  中村教育総務課長。
○中村賢一教育総務課長 それでは、ただいまの神山議員のご質問に対してお答えをさせていただきます。
  確かに開かれた学校づくりには、学校から積極的に地域、また町立学校でありますから、町へ向かっての情報発信というのは大事かなと思っております。その中で、最近ときがわ町の公立学校では、ホームページを少しずついじるようにというか、今までずっと更新してこなかった部分も実は正直ありました。そこについて、手を入れ始めているところでございます。全ての学校で定期的にというところまでは、まだいっていないのが現状ですが、そのような形も一つの発信方法として考えております。
  また、地域の方に対して学校行事を開く。学校のお祭り的なものというのも、例えば私も明覚小学校のほうで1年間お世話になりましたけれども、明小祭りというお祭りをやっております。これにつきましては、学校関係者のみならず、ご近所の方にも広く開いて、学校の教育活動に対して、実際に目で見ていただいて、子供たちがどういうふうに活動しているか、どんな表情をしているか。そういう中で、ご理解をいただくような努力はさせていただいております。
  具体的な例として、そんな形になりますが、以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 先ほどの神山議員のご質問に課長が答えましたが、追加的な補足になりますけれども、学校の教育活動等を議員がおっしゃるとおり、積極的にいろんな形で地域の方に知っていただく広報活動という部分は、ある面で学校は、そんなに得意としていなかった部分かもしれませんが、今かなり課長が答えたとおり、いろんな形で広報活動もしております。
  町の広報につきましては、紙面の関係もございますので、先ほどの課長のとおり、取材の要望があれば応えられると思います。
  私が一番思う大切なことは、いわゆる開かれた学校づくりということが、信頼される学校づくりの中で言われておりますが、基本はやはり、子供たちの活動を通して学校の様子がわかるというのが一番大事だと思います。そうした視点では、今までもかなり教育委員会としては、しっかりとした取り組みをしてきているのではないかなと。これからもさらに、そうした面で、さまざまな子供たちの活動を通して学校を理解していただく。ここをベースにしながら、さらにさまざまな形で、学校を知っていただく努力はしてまいりたいと、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。
  これで質問事項2を終わりにしたいと思います。
○野口守隆議長 続いて、質問事項3、ときがわ町子育て応援マップの作成を、1番、神山議員。
○1番 神山 俊議員 質問事項3、ときがわ町子育て応援マップの作成を。
  ときがわ町の子育て支援は、近隣市町村に比べ、ソフト面、ハード面からも見ても手厚く充実していると思います。しかし、それらをうまく活用できている人は少ないのではないでしょうか。
  また、子育て支援が充実している町としてPRしていくためにも、ときがわ町子育て応援マップを作成し、誰もが簡単にときがわ町で子育てのイメージができるようなマップが必要だと考えますが、町の考えをお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、神山議員のときがわ町子育て応援マップの作成についてお答えい たします。
  今、議員ご指摘のとおり、ときがわ町では非常に教育には力を入れているということで、今、教育長からは、なかなかそういうことは言えないかと思うんですが、加配の教諭、これは、5人の教員の方の給料を町負担で出して、少人数学級を確保して、子供たちにしっかりとした教育ができるようにということで、他の町村と比べてみると、5人加配ということで教諭を、市あるいは町、この規模で、それだけ手厚く予算を組んでいる町はないと、私は自負しております。その辺ちょっと、神山議員からお褒めの言葉をいただいたので、そういうことで力を入れてやっております。
  本町についての、ときがわ町の子育て応援マップの作成についてのご質問なんですが、ときがわ町では現在、子育て支援事業といたしまして、子育て施設・遊び場マップの作成について、既に検討しているところであります。また、このマップでは、児童遊園地などの遊び場の位置と遊具の種類などの概要を紹介したいと考えておりました。
  神山議員の質問要旨にありますように、子育て世帯の皆様がうまく活用できるよう、簡単にときがわ町で子育てのイメージができるようなマップをということですけれども、検討中の内容に加えまして、図書館また子育て支援センターなど、子供と一緒に遊び体験することができる施設、また子供のぐあいが悪いときに利用できる医療機関の情報など、現在冊子として案内している内容をマップに盛り込むことなどが考えられます。
  このたびの神山議員の提案を受けて、子育て応援マップとして、関係部署等と連絡を取り合いながら、利用しやすいマップを作成するよう進めてまいりたいと考えております。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  旧都幾川村自体では作成していたみたいです。また、答弁の中にもありましたけれども、今検討中、また作成中というお話なんですけれども、できればですけれども、作成に当たって、やはり民間の力も必要ではないのかなと私個人は思っております。「ぶらっと、ときがわ」観光ガイドもありますけれども、これは特に施設等、中身は全く変えていなくても、見せ方によって、やはり大きく変わったのかなと私は思っています。好評を得ているのかなと思います。
  関係各所でやられるということなんですけれども、その辺も民間と協力して、ビジュアル面に関してだけは民間に任せてもいいのではないかなと私は思いますけれども、その点どのようにお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、神山議員の質問に対してお答えをさせていただきます。
  現在、内部、福祉課内で、担当のほうでいろいろ、こういうマップがあったらいいんじゃないかということで検討のほうを進めているところでございますけれども、今ご提案いただいたように、業者を入れるというのも一つの案かと思います。それも含めて、今後検討させていただきたいというふうに考えております。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  子育て施設、遊び場マップの作成、また私が提案しているときがわ町子育て応援マップを作成したからといって、急激に出生率が上がるわけでもなく、また人口減少の抜本的な解決策になるとは、なかなか考えづらい部分もあります。しかし、町は財政は厳しいながらも、今できることをやはり積極的に行っていかなければ、町の将来というのは、より一層速いスピードで衰退していくのではないかなと思っております。
  ときがわ町では、子育て支援に対しては、ハード面またソフト面、大変充実していると思います。それをもう一度新しい形で見直して、これからに生かしていくというものをぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
  これで一般質問を終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時31分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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   ◎発言の取り消し
○野口守隆議長 ここで、3番、田中紀吉議員から、午前中の一般質問における発言の一部取り消しについて発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 3番、田中です。
  午前中の一般質問の中で、…………………………………………………………………に関する質問は不適切な発言でありましたので、その質問に係る発言を取り消したいと思いますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 ただいま、田中紀吉議員から一般質問の一部の発言について取り消したいとの申し出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、田中紀吉議員からの発言取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
  また、久保企画財政課長から、午前中の一般質問に係る答弁について、田中紀吉議員の質問に係る発言を取り消されたので、その質問に係る答弁の発言を取り消したいと申し出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、久保企画財政課長からの発言取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
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          ◇ 金 澤 他司人 議員
○野口守隆議長 引き続いて、一般質問を行います。
  発言順位3番、質問事項1、現状のデマンドバス方式は、通告者6番、金澤他司人議員。
○6番 金澤他司人議員 6番、金澤他司人でございます。質問事項、議長の許可を得ましたので、質問に入らせていただきます。
  現状のデマンドバスは、行政の方針では、やさしい暮らし、やさしいまち、やさしい心を基本にした快適な暮らしを支える環境を整えると言っているが、現状のデマンドバス方式では、町内の病院もしくは医院、明覚駅、役場、スーパーマーケット等の主要施設への移動に際し、直接目的地へ行けず、快適な暮らしを支え、環境を整えるという方針から外れているのではないかと考えるが、町の考えを伺いたい。
  町の考えを伺うに当たりまして、さきに私がこの1年間、ときがわ町のデマンド方式について質問してきました。
  私はこの2月、ときがわ町に地形がよく似た美濃市の乗り合いタクシー、美濃市では通称のり愛くんとなっております。それを体験乗車してまいりました。美濃市でも現在の方式に移行するまで、路線バスとまちのコミュニティーバスで対応してきましたが、人口の少子高齢化に伴い、路線バスでは対応し切れず、40回近く住民と対話をしたそうでございます。その結果、現在の乗り合いタクシー方式を採用し、現状、利用客数も1日平均160人を超える利用者があるということであります。路線バスではほとんど利用しなかった住民も、この方式になってから、特に高齢者の利用者もふえ、病院、買い物、役場、さらには公民館活動にも参加できるようになったということであります。
  私が再三申し上げているのは、我が町でも同様、高齢率がやはり30%を超える現状で、現状のデマンドバスでは、日常生活を支える足として機能が果たし切れないんじゃないかと考えております。
  デマンドバスと路線バスの運行を切り離して、乗り合いタクシー方式に変えると。また、せせらぎバスセンターから西の山間部を運行している路線バス及びデマンドバスは、一部の反対が出るかもわかりませんが、廃止しまして、乗り合いタクシー方式を提案したいと思います。ただし、通勤・通学の朝の時間帯は、美濃市も同様、通勤・通学者の交通手段を確保しております。
  ということを踏まえまして、美濃市の概要は、人口が2万2,000人、まちの長径、一番長いところで16キロ、短いところで13キロということで、ときがわ町を約、立体的に倍にしたぐらいの規模のまちであります。そういうことを踏まえまして、そういうところを一応、視察、体験乗車してきました。
  町のほうとして、これからその辺を、どのように町のほうに、住民の快適な暮らしを支え、環境を支え、やはり高齢化というものがありますので、避けて通れない道です。それを踏まえまして、町の考えをお伺いいたしたいと思います。
  それで、一応、美濃市を、今口頭で言いましたが、一応美濃市からもらいました地図をときがわ町に当てはめてみました。
○野口守隆議長 金澤議員、とりあえず答弁を求めてから、今の質問をしましたらいかがでしょうか。
○6番 金澤他司人議員 はい、よろしく。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、金澤他司人議員のご質問、現状のデマンドバス方式はについてお答えをさせていただきます。いろいろ事務的な関係も多い関係がありますので、私のほうから答弁をさせていただきます。
  現状のデマンドバス方式は、快適な暮らしを支え、環境を整えるという町の方針から外れているのではないかというご質問ですが、そのようなことはないと考えております。
  平成22年10月から始まりましたデマンドバスは、それまで公共交通機関がなく、高齢者の方々が重い買い物荷物を持って急な坂道を上らなくてはいけないような交通空白地域の解消を目的として導入されたものであります。
  町の方針は、ときがわ町第1次総合振興計画に書かれているとおり、バス停から半径500メートル以上離れた地域を減少させ、利便性を向上させるというものであります。デマンドバスの導入により、せせらぎバスセンターから西の地域では、舟の沢、勝負平といった一部地域を除いて、半径500メートル以内にバス停が設置されており、町の方針に沿った整備が進んでいると考えております。
  先日も、雲河原地域にお住まいの方からわざわざお電話をいただきまして、デマンドバスができて大変助かっている。これからもデマンドバスを続けていってくださいという、ありがたいお言葉をいただいたところでございます。
  高等学校、総合病院、大型スーパーなど、生活の多くを町外に頼らざるを得ないときがわ町では、デマンドバスが運行されている山間部の交通が不便な地域からスムーズに路線バスに乗りかえて町外の目的地に出かけ、町外から路線バスで戻ってきた人がスムーズにお住まいの地域にデマンドバスで帰れることが、快適な暮らしを支える意味で大変重要であり、特に毎日の通勤・通学にデマンドバス、路線バスを必要とする子供たちや若い人たちにとって必要不可欠なものと考えているところでございます。
  現行の運行方式は、金澤議員のご質問にもあるとおり、町内の病院、明覚駅、役場、スーパー等にはデマンドバスで直接は行くことはできませんが、乗りかえることによりまして、運行経費の削減と多方面への移動需要を同時に満たすことができるというすばらしいシステムであると考えております。
  ドア・ツー・ドアで、自宅の玄関先から自分の目的地である病院やスーパーの玄関先まで連れていってほしいという需要に対しましては、一般のタクシーをご利用いただくべきところでございますけれども、これは公共交通が全くなかった地域にデマンドバスが運行されるようになりまして、一つの問題が解決されたことにより生まれた新たな要望であると認識を しております。
  平成22年10月にときがわ町の公共交通網が再編されてから4年半が経過しようとしております。ハブ&スポーク化で路線バスが便利になり、デマンドバスによって山間部の交通空白地帯が解消された結果、住民の移動に関する需要は、再編当時と現在とでは変化してきております。変化してきている住民の移動需要への対応や運行経費削減のために利用者が少ない路線を変更や廃止するなど、さらなる公共交通網再編について検討を始める時期に来ているかもしれません。
  現在、ときがわ町公共交通活性化協議会の住民代表委員を中心に、住民アンケートを実施し、活性化協議会住民代表委員が交通空白地域解消案を複数案作成しまして、事業者に経費の試算を求め、町の財政負担が大幅に増加しないような仕組みをつくり上げて、活性化協議会に提案していくという動きが出ております。
  町といたしましては、公共交通活性化協議会住民代表委員と連携を図りながら、アンケートによる住民意見や住民代表委員からの提案を、地域公共交通活性化再生法の一部改正に伴い、作成を今後検討してまいります地域公共交通網形成計画の策定に生かしてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 私が美濃市に行ってきた、一応美濃市のガイドマップですね、それをまず見ていただきまして、地形的にはときがわ町の約倍ということで、一応、方向的にはこれは上のほうですね。美濃市のほうも一応、こういうブロックとこのブロック、これが洲原地区、これが一応大野、椚地区に相当いたします。ここに黒く塗ってあるのは長良川鉄道です。これが一応、大きな川ですけれども、都幾川の倍よりも若干あるかもわかりませんけれども、長良川ですね、かの有名な長良川下流のほうです。こちらが椚平、この辺が椚平で大附方向です。これが市街地になっております。これが旧玉川エリア。ここが番匠とか、その近辺になると思います。
  そういうことで、美濃市が一応、この方式に切りかえたのも、やはりいろいろ苦慮しております。美濃市では一応、デマンドタクシーのバス停が全部で約250近くあります。ときがわは、せんだって企財課長が言っておられました、161かそこらでしたですね。そういうことで一応、今、これを一応紹介して、何かの参考にしてもらえればよろしいかと思います。
  それで、ときがわと美濃市の違いは、美濃市はこのバス停を、地区の区長さん、区長というのはその地区の代表なんですが、その代表の方がその地区でいろいろ意見を決めて、バス停をどこにセッティングしようかということで、そのバス停を決めているということを聞いております。やはり、それでもしそのバス停が、もし、提案したけれどもやはり使いづらくという話が出れば、再度そのバス停の位置を変更する。その位置は、役場に言って警察に届ければいいということで、そのバス停と、なおかつ路線バスのバス停も、一応タクシーがとまれるように、路線バスの場合は看板を置いています。約20センチぐらいの看板です。そういうことで一応、住民の皆さんの足を確保しているということであります。
  ときがわ町も、今ここに書いてありますように、バス停から半径500メートル離れた地域を減少させ、便利の向上性を図るということでありますが、500メートルということは、結果的に最大限1キロありますよね。年寄りの方に1キロを、例えば1キロの場合、500メートルでもかなり、坂道があるとすごい負担だと思います。200メートルでも負担だと思います。それに関しては、例えば500メートルを250メートルというふうに、まずその辺を考えていただきたいと思います。
  その辺に関してお伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 金澤議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  ときがわ町のデマンドバス、デマンド交通を導入するに当たりましても、地域の住民の方の要望をお伺いしまして、地域の集落の中心になるような場所をデマンドのバス停に決めてきたということがありますので、これは美濃市と同じような形でやっております。
  今の半径500メートルの関係でございますけれども、半径500メートルですから、端から端まで行くということはありませんので、半径500メートルということで1キロにはなりませんので、その辺はご理解をいただければと思います。
  また、その距離を250メートル等に縮められないかというようなお話もございましたけれども、国の基準でいいますと1キロなんですね。半径1キロ以内がバス停の区域という規定になっております。町としては、国の半分の距離500メートルを一応基準にしているということでございます。これについては、要望等があればまた検討させていただきますということで、今のところは500メートルということで、今のところ考えているということでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 ときがわ町の当初の計画で、デマンドバス方式ということは、当初ですから、いろいろ案が出たと思います。それに対して、私は決して否定はしませんけれども、やはり運行していく上で、僕の考えはやはり、いろいろな点を見直していくという、最終的にやはり住民の生活を考えた方式ですね、それが一番、これから高齢化するのはすぐ目の先、目の前に来ます。その辺を考えてですね。
  確かに、ときがわ町の路線バスは非常に便利な路線バスであります。ただし、町内を動くに際して、若い学生さんとか子供たちにとっては非常に便利なバスだと私は思っております。ただし町内の、例えば高齢者の方、それが動く際に、総合病院に行くにしても、ときがわ町の場合は総合病院はないわけです。町外の病院に行かざるを得ないのは事実。ただし今、総合病院は、その地区の医院の紹介がないと行けないわけですね、基本的には。その紹介をもらって総合病院に行くという格好になっておりますので、まず病院関係。
  また、役場もそうですけれども、現状は本庁舎は向こうにありますので、役場に行くに当たっても、わざわざ同じ町内であって、役場に行くのにセンターでバスに乗りかえて行く、それは路線バスとしては、30分に1本ぐらい出ているかもわかりませんけれども、それをわざわざ乗りかえて行くということは、高齢者の方にとってすごい、僕は負担だと思っております。
  それとまた、高齢者の方は、わざわざ町外の大きなスーパーに行くということは、基本的にないと思いますが、また高齢者の方が、今現在、町外のスーパーとか、その辺に行かれる率は何%ぐらいあるかということもお伺いしたいと思います。現状の段階でよろしいと思います。
○野口守隆議長 答弁できますか。
  答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、引き続いてお答えをさせていただきます。
  病院に行く場合ですとか、役場の本庁舎、西のほうから行く場合、こういったいろいろな方面に行かれる方がいらっしゃるということでございます。こういった多方面への要望、他方向への移動需要、こういったものに対して一番有効な方法であるということで、せせらぎバスセンターという乗りかえの場所をつくりまして、安全に、それぞれのいろいろな方の要 望に応えられるようにということで、このシステムはでき上がっているということでございまして、直通に全部すれば非常にいいのではないかというご提案もございますとは思いますけれども、直通にした場合は、今の台数の倍ぐらいの車両がないと運行できないというような方法もございますので、そういったことも考えて、最少の車両の数で最大の需要に応えていくというようなシステムで、現在のシステムはでき上がっているということで、スムーズに乗りかえられるように待ち時間をできるだけ短くする、また、バス停といいますか、せせらぎバスセンターの乗りかえ場所で安全に乗りかえられるようにということで考えておりますので、この点については、ぜひご了解をいただければというふうに思います。
  また、高齢者の方が町外の大型スーパーに何%行っているかというような、こういった数字なんですけれども、これは大変申しわけございませんが、ちょっと調べる方法がありませんといいますか、ないと思います。そういったことで、現在のところ、そういう数字は持っていないということでご理解いただければと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 答弁の中にもありましたように、これから運行経費の削減のために、利用者が少ない路線、変更や廃止するなど、さらなる公共交通網について検討を始める時期が来ているというふうにうたってあります。
  もうすぐ新年度を迎えまして、今の現状は、じゃ次の年度に変わるかというと、それは現実は僕は無理だと思いますし、企画財政のほうもそれなりに、やはりいろいろプライドを持って仕事をしているのは事実です。しかし、やはり人間は、いろいろな面に関してプライドを持ってもらうのは、僕は非常にいいことですけれども、やはりまた違った視点から見た場合に、いろいろな点を変えてもらいたいと思います。
  そこで、さらなる交通網再編について検討を始める時期が来ていると、来ているかもしれませんとなっていますけれども、実は僕は来ていると思いますけれども、執行部のほうはどのように考えておるか伺いたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私も、今金澤議員がおっしゃったとおり、やはりこういう世の中というのは常に変化をしております。特にこの5年間で、ときがわ町につきましては高齢化が非常に進んできております。さらにこれからの5年間というのは、高齢化がさらに進んでくると思い ます。そういった中で、やはりそのときに応じた、そういう体制というのも大事だと思います。
  そんな中から、先ほど課長も答弁しましたけれども、公共交通の活性化協議会とありまして、この中でその辺もしっかり、町のほうも、住民のためにということで今までもやってきていますし、これからもやっていくつもりでおりますので、どっちかというと役所というのは、どうしてもそういう固定観念というのがあって、変えづらいというところがあるかもしれませんけれども、その辺は私のほうからもしっかり、現状に即した方法がもっと考えられないかと、ご質問にもあるように、その辺はしっかりと、住民の皆様、特に公共交通活性化協議会の中で、しっかりと議論をしていただきたいと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 前回のやはり一般質問のときに、現在の事業者でも一応、デマンドタクシー方式は可能ですということでありましたので、その辺を踏まえて、可能であるんだったら、やはりそういう方式に、近い将来、まず切りかえていただきたいというのが私の考えであります。
  なお、このデマンドタクシー方式にしますと、メリットとしますと、住民の移動が便利になり、健康増進にもなりますし、コミュニケーションの活性化にもつながります。町でもやはり健康増進ということで、いろいろ町長のほうも、町全体を一応盛り上げて、少しでもやはり負担のかからない町にしたいということで言っております。
  もう一つは、明覚駅前も一応、乗り合いタクシーが入ることによって、明覚駅、きのう私がもらいましたこの明覚駅は、僕が知っている八高線の駅の中で、例えば箱根ヶ崎からずっと高崎近辺の駅を見ますと、明覚駅は、この写真の撮り方も上手かもしれませんけれども、すごい僕はいい駅だと思っています。やはりここを活性化するのも、町にとってはすごい重要なことじゃないかと思います。そういうことで、明覚駅のほうの活性化にもなると思います。
  それと、また町内の移動であれば、この方式を使えば、バスセンターで乗りかえる必要がなくなります。また玉川地区の、やはり田黒の方、また日影の奥の方、仲井の奥の方の人たちも、その方式を、現在の方式を使って近くのバス停に行けば、町外に、小川町、嵐山町方向にも出やすくなるというのも事実だし、それに伴って、路線バスのやはり収入も、わずか ながら増加していくというふうに私は考えております。
  もう一つは、今現在のデマンドバスの待機率、利用率は、多分36%だと思います。だったはずです。待機率が39%ということであるので、その待機率も解消することができるんじゃないかと。今現在、先ほどもここにありましたように、雲河原の方はすごく喜ばれているというのは事実であります。また、慈光寺に行っておられる観光客の方も、慈光寺からデマンドバスを呼んでセンターへ行くということで、大変ありがたいというのが交通協議会の中の文面に書いてありました。
  もう一点、現状で路線バス4本の乗車率が、重複しますけれども、乗車率が向上して運賃がふえるという、それらの一応メリットがあるんですが、乗り合いバス導入で、現在の路線バス8路線、プラス、デマンドバス2路線、これを一応、路線バスを主に4本に削減できるという、やはり経済的なメリット、これから先、町のことを考えると、どうしてもやはり、ここは避けて通れないんじゃないかと私は考えますが、町のほうはどのようにお考えか伺いたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、金澤議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、デマンドバスの今後の見直しの関係でございますけれども、こういった運行の方式、また、少数といいますか、手直し的なバス停の増設ですとか、こういったものは早急に取り組めると思います。例えば、うちの近くにデマンドのバス停をふやしてほしいとか、そういったものは、すぐにでも取り組める方法ではないかというふうに思います。
  また、金澤議員ご提案のデマンド方式を町内全域にということで、これについては、現在行っておりますデマンドバスを町内全域に展開していくという方法と、別なタクシー方式で町内全域にこれを展開していくという2つの方法があるかと思います。今のデマンドバスを町内全域にということも、やり方としては可能でございます。ただ経費的な、いろいろな問題もあると思います。
  そういったことで、先ほど美濃市の例をご提案いただきましたけれども、美濃市では5台ぐらいの車両を使っているというふうに聞いております。こういったことで、これの経費ですね、経費的な問題で、非常に経費がかかっているというような数字も担当者の方から聞いております。約3,000万円超の市の補助金、これがかかっているという話でございます。こういった多額の財政負担が出てくるということもございますので、デマンド方式をどういう ふうに導入していくかということについては、町の財政もこれからありますので、そういったものを加味しながら、考えていかなければならないというふうに考えております。
  美濃市については、いろいろ路線の再編ですとか、廃止した路線なんかもあるということを聞いております。そういった、片方をやめて、その浮いた経費で乗り合いタクシーを導入したというような話も聞いておりますので、ときがわ町について、今の路線バスを維持しながら、こういったタクシー方式、デマンドバス方式、こういったものを導入していくためには、やはり今後、行財政改革を今進めておりますけれども、その中で普通交付税が段階的に削減になっていくということを踏まえますと、なかなか新しい財政負担を、3,000万円というような、そういう多額の金額をこちらに投入するということは、非常に難しくなってくるというようなこともありますので、いろいろな方法があると思います。
  近隣の市町村、埼玉県内の市町村でもいろいろ、こういう乗り合いタクシー方式を導入しているところもありますし、タクシーを利用することに対する補助金を出しているところとか、いろいろなやり方があります。ですから、そういったいろいろな方式を検討しながら、町としても今後、余り大きな財政負担がない範囲内で、どんなことができるかということを検討していきたいというふうに思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 今、美濃市の件で言いましたが、美濃市は、運行は365日運行しているということです。それで、住民の足をいろいろ確保しているということを伺いました。
  乗降場所に関しましては、先ほども言いましたようにステッカー方式、商店の店にステッカーを張って、ここにとまりますよと。路線バスに関してはこういう看板をぶら下げて、路線バスのところにもとまりますよと。
  実は、ときがわの場合、私の家の前は西平、慈光寺入り口のバス停なんですが、個人的なことを言いますと、そこではデマンドバスに乗れないんですよ。やすらぎの家のほうまで、わざわざ戻って乗らざるを得ないというのもあります。だから、路線バスでも一応乗れるように。
  今、町が考えているのは、ハブまで30分で行かないと路線バスにつなげないですよというふうに言っていますけれども、そういう、今現状の方式でいったら、そういうふうにならざるを得ないんですが、デマンドタクシー方式にすれば、乗車する方が時間帯を自分で選んで、この時間にこうやって行きたいんだけれどもということが選べるというのが、大きな住民サ ービスではないかと私も思っております。
  今、現状にあるやはりバス停、西平から下のほうですね、役場方向に行くに際しても、そこでも一応、やはりデマンドがとまれるようにすれば、1人、2人のお客さんでも乗れるわけですよ。それだけやはり、わずかながらの収入が上がると思います。
  そういうお考えはないのかどうか伺いたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  先ほど、金澤議員ご指摘の慈光寺入り口では乗れないというのは、ちょっと勘違いだと思います。建具会館前と慈光寺入り口についてはデマンドが乗りおりできますので、それはちょっと誤解ではないかというふうに思います。
  また、途中のバス停で乗りおりという話なんですけれども、それについては、30分以内の定時性を確保するという意味で、これについては守っていきたいというふうに考えております。ですから、途中で余り、そういった形については考えていないということでございます。
  そのかわりといっては何なんですけれども、路線バスが同じ時間帯に走っておりますので、デマンド車両ではなくて、同じ時間帯に走っている路線バスをご利用いただければというふうに思います。西平からせせらぎホールまでは、デマンドの時間帯と同じ時間帯に路線バスが走っていますので、そちらをご利用いただければというふうに思います。
  また、美濃市のお話が出てまいりましたけれども、基本的に、乗り合いタクシーについては定時性はないですね。確保されていません。ですから、時間に余裕がある方でないと、昼間の時間帯で時間の余裕がある方でないと利用できないということがありますので、通勤・通学ですとか観光客の方については、これは非常に使うのは難しいんじゃないかというふうに思います。
  美濃市の例を見ますと、大体60歳以上というか、70歳、80歳代でもう7割以上ですね。60歳以上にしますと約90%近い人なんですね。ですから、ほとんどが昼間の時間帯にお年寄りが使っているということでございます。
  ときがわ町といたしましては、通勤・通学の若い人たちのことも考えなくてはなりませんので、これを全面的に乗り合いタクシーに移行するというのは非常に難しいということで考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 関口町長。
○関口定男町長 それと、ときがわ町で導入しましたハブ&スポークの方法なんですけれども、平成18年に合併してからずっとバスの乗降客の数を見ますと、年々利用者が減ってきて、年間で12万人くらいまで落ちてきました。そこで、このハブ&スポーク方式で何とか乗降客の数をふやそうということで、この4年間ちょっとで約4万人の乗降客、16万人ということでふえています。ですから、この方法も一定の成果は上がったのではないかなと私は思います。
  そんな中で、さらに見直しして、さらに便利な方法を考えていくということは非常に重要なことだと思いますので、その辺のご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 先ほど言いました西平のバス停の件ですけれども、私がデマンドバスを予約したときに、電話に出られた受付の方が、要は旧の西平のバス停、慈光寺入り口では乗れませんので、建具会館、要はやすらぎ、建具会館のほうでお待ちくださいと言われたのは事実であります。その辺はもう一回、私自身、もう一回確認してみますが。
  そういうことで、現状ではなかなか変更するというのは、近々ではそれは現実無理なのは、私は十分理解はしております。町としても、やはりどうしても、これからいろいろな面で、詰めるところは詰めざるを得ないのは事実だと思います、いろいろ資金面的にも。ただし、やはり資金面を考えた上で、なおかつ、住民に優しい足を確保するというのも一番大事なことでありますし、それがこれからの課題だとは私も思っています。
  やはり、最後になりますが、町長もやはり健康長寿をうたっています。住民の皆様が自分の時間に合わせて、やはり医院、買い物、サロンがスムーズに行けることが、住民の皆様にとって、僕は、それが一番快適なのではないかと私は考えております。
  最後に、住民の快適、やさしいまち、やさしい暮らしを支える環境を整えるという方針が、今の私の言う方針に合致するのではないかと考えておりますが、それを最後の言葉として、私の質問を終わりにして、これからももっと、やはり1人じゃなくて、やはり住民の代表でいる限り、いろいろな地区のご意見を出して、やはり少しでもいい、私だってもう、あと十何年ぐらい来れば、団塊の世代が来るのは事実です。その人たちが、やはり免許を返却せざるを得ない時期になると思いますので、やはり今の時点から、そういう目で、住民の方の足に、住民の方が出やすい環境をつくれば、やはり町としても活性化になりますし、町のほう にもそれなりの資金が落ちますので、プラスになると私は考えております。
  そういうことで、これからその辺をもっともっと、やはり突き詰めて、いいものにしていただきたいと私は考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  自席へお戻りください。
  暫時休憩いたします。
  再開を午後2時といたします。
                                (午後 1時44分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時00分)
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   ◎発言の訂正
○野口守隆議長 ここで、久保企画財政課長から、先ほどの金澤議員の一般質問に対する答弁における発言の一部訂正についての発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、議長さんのお許しをいただきましたので、先ほどの金澤議員の一般質問の中で、慈光寺入り口のバス停からせせらぎバスセンター方面に向かうデマンドバス、こちらに乗車できるということでご説明をさせていただいたんですけれども、ちょっと私の勘違いということで、大変申しわけございませんでした。
  同じ時間帯に同じバス停に定時路線が走っておりますので、そちらを利用していただくという意味で、デマンドのほうは乗れないように運行しているということでございますので、大変申しわけございませんでした。私のほうの勘違いということで、訂正をお願いいたします。
○野口守隆議長 ただいま、久保企画財政課長から、答弁の一部の発言について訂正したいとの申し出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、久保企画財政課長からの発言の一部訂正の申し出を許可することに決定いたしました。
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○野口守隆議長 引き続き、一般質問を行います。
  なお、答弁の方に申し上げますが、答弁する場合にはマイクに近づけて、大きな声で答弁をお願いしたいと思います。議員各位も同じでございます。
  続きまして、発言順位4番、質問事項1、今後のときがわ町勢について、質問事項2、路線バスを生かした乗り合いタクシーを、質問事項3、五明地区の解体事業所について、通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 日本共産党の野原和夫です。一般質問させていただきます。
  まず、今後のときがわ町勢について。この町勢については、「勢」という字に皆さんが疑問を抱かれたと思いますが、町の経済的状態等を含めて町勢と書かせていただきました。ご理解をいただきたいと思います。
  平成18年合併から平成27年、10年目に当たり、合併特例債活用も一つの区切りになります。今後の合併事業について継続するのか伺います。また、単年度収支において赤字をたどり心配です。対策について伺います。
  また、これからのときがわ町住民福祉向上の政策について伺います。
  以上お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の今後のときがわ町勢についてということでお答えをいたします。
  本ときがわ町も合併10年目を迎えまして、改めて町内を見回してみますと、この間、合併による特例債等を最大限に活用いたしまして、生活基盤の整備を重点的に行ってきた結果、庁舎あるいは公民館の耐震・大規模改修は終了いたしまして、各学校につきましても、校舎あるいは体育館等も耐震及び大規模改修等が全部終了いたしました。
  また、特に一つ、木造の校舎で残っていました平の萩ヶ丘小学校につきましても、来年度耐震をやります。余り使っていない教室が多いんですけれども、一応耐震の補強をしないと、先ほど言った全部とは言い切れませんので、やるということで予算を組ませていただきまし た。また、道路、橋梁等、また集会所につきましても、計画的に整備を進めてまいりました。
  こうしたものは、まさに合併により成し得た事業だと考えております。これらの整備は、後世の町民も利便を享受できることから、その時点で一番効果的な起債により財源措置を行ってきたところであります。これがいわゆる合併特例債であります。
  そこで、合併事業を継続するかというご質問でありますけれども、生活基盤整備というのは、10年という期間で成し得るものではありません。今後も計画的に行っていく必要があると考えております。そうした中で、その財源として、より効果的な起債を充てていくということは、非常に重要なことであると考えております。
  そこで、その選択肢としての一つとして合併特例債というのがございます。そして、新町建設計画を5年間期間を延長して、これに備えるということの選択肢を選んだということであります。これは議会で議決を得たところであります。引き続き、事業の必要性や効率化等、十分に考慮した上で、起債残高に注意を払いながらも事業を計画してまいりたいと考えております。
  次に、町の財政状況であります。野原議員がいつもご心配していますけれども、ご指摘のとおり、生活基盤整備を重点的に行ってまいりましたので、その時期、単年度の実質収支は赤字ということがありました。しかし、平成25年度は黒字に転じておりますし、この間も事業の見直しを進めておりましたが、この傾向、特に黒字と、単年度収支黒字と、これを維持するために、昨年11月、財政運営計画を策定いたしまして、行財政改革を進めるために、昨年11月、財政運営計画を策定して、行財政の改革を進めることで、常に黒字化を図ってまいりたいと考えております。
  先ほど申し上げましたように、平成25年度から黒字になっておりますし、平成26年度の決算、9月に出しますけれども、見込みとすると黒字になりまして、基金も1億円ほど積めるという財政状況ですので、ご安心をいただければと思います。
  次に、今後の住民福祉向上の政策でありますけれども、現在は、第1次総合振興計画に基づきまして行政運営を行っておりますけれども、この総合振興計画の見直しの時期を迎えようとしております。合併後10年間の成果あるいは住民の満足度を検証いたしまして、人口減少や町の活性化などを念頭に置いた地方創生事業に取り組むとともに、健康長寿の維持や少子高齢化対策などにも取り組んでまいりたいと考えております。
  そのために、平成27年度におきましては、改めて住民アンケートを実施いたしまして、これからの時代に何が求められているのか、また住民の皆様が何を求めているのか等の状況把 握を行いまして、財政状況とも照らし合わせながら、どういうことができるかということを検討を重ねて、第2次総合振興計画の案、いつも言っているビジョンですね、財政振興計画第2次になります。これからの10年間の第2次になりますけれども、このビジョン、この案をお示ししたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今の答弁だと、5年延長した、これは今議会で議決を得たものです。私は反対して、大分町長に恨まれておる1人でございます。
  その中で、一応ときがわ町は、合併特例債については限度額を示した中で、約11億円ぐらい、約12億円ですか、まだ残っているようですが、この活用をするのかどうか。それと、特例債は95%特例措置がありますが、5%は自己財源が必要なんですよね。このお金をどこから持ってくるのか。今後の計画について、もう一度お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  合併特例債につきましては、国の法律に基づきまして、先日、5年間の延長ということでご議決をいただきました。有利な起債についてはこれを十分活用して、今後も必要な事業を、これについてはやっていきたいというふうに考えております。
  また、5%分につきましては、一般財源を充当ということで、その年度の一般財源を充当というふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 一般財源、今までの進め方は基金の取り崩しが目立ちますよね。
  そういう中で、財源はそれから活用するのか。財源として、一般財源いっぱいある、その中に趣旨がありますけれども、そういう中でどういう方向性なのか、もう一度お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私のほうからも答えさせていただきます。
  この基金というのは、そういう事業をやるときに取り崩して使ったりとか、そういうために基金は積んであります。
  ですから、野原議員ご承知のとおり、この先、町でどういう大きな事業があるかというこ とを申し上げますと、まず第1に挙げられるのは、せせらぎホールだと思います。野原議員が委員長として、この間、特別委員会までつくって検討していただきました。私が期待していたのは、あれをどう直すのか。直すのか、壊すのか、新しく建てるのか、そのままにするのか、そういう答えを欲しかったんですが、コーキングがシリコンだとかウレタンだとか、そういう答えでしたので、私が思ったより答えが小さい答えだったなと、はっきり申し上げまして。もうちょっと大きな、そこをどうするかと。
  まだ、あの建物は約4億円の借金が残っています。それに果たして幾らのお金を投資するか。でも、あのまま置くのかどうするかという問題も出てくると思うんですよね。その4つの選択肢は、これはやはり議会、執行部だけではなくて、住民の皆さんにしっかりこの辺は、アンケート、あるいはいろいろな意識調査等をして、諮りながらやっていく問題だと思います。
  これがもし建てかえるとなると、約十数億円かかります。そうしましたら、また起債を行わなくてはいけません。仮に改修としても約2億円かかります。これの財源をどうするか。それはやはり合併特例債を借りれば、7割は国のほうから補助が来るということになってきます。
  この合併特例債につきましても、合併特例債が返済時期は、平成33年が一番多く返済するときになります。そのときのために、10億円を超える基金を今、積み増しています。ですから、そこで対応していきますので、その辺の心配はないということでありますから、しっかりとその辺の計画は持ちながら、あと大きな事業といいますと、再三申し上げておりますけれども、和田橋のかけかえだと思います。大きい起債といえばそれくらいで、あとは先ほど言いましたように、この10年間でほとんどやってきましたので、あと残りの11億円を全部合併特例債を消化しなくても、私はいけるのではないかなと思っています。
  ですから、今の現状の、実質の借金が17億円で、基金が今20億円近くになりました。ですから、これが実際の借金とすると、20億円まではいかないと思いますし、その分基金がしっかり積んでありますので、そこを、そのときに取り崩すために基金は積んであるんです。基金というのは、使うために基金を積んだんですから、ですから、そういう基金を持ってきたいと思っています。
  以上です。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 基金については、また平行にいくと思うんです。基金は使うために ある、それはわかります。その中身については、基金は使えるところ、その目的があるわけですよ。その目的によって、使えるところと使えないところがあるんですから、その点はもういいです。慎重にやっていただきたいと思います。
  それから、単年度収支については、今までの経緯を見ますと、18年から24年度に赤字がたびたびありました。18、19、20、21、23、24、この6年間で8億5,790万円の数字が出ております。単年度収支を黒字にするということについては、黒字は財政調整基金を積み立て、これは黒字になります。それと、後年度の債務を繰り上げて償還に、地方債繰上償還金、これを実質的にやれば、これも黒字になります。
  だから、お金の使い方は大事な問題であって、単年度収支を、この黒字の場合というのは、前年度の自然増収、翌年度の自然増収と黒字額、この2倍相当を加えた額までは、前年度の歳出規模を伸長することはできます。しかし、赤字になると、そうはいかないんですよね。やはり歳出中に赤字解消財源を計上しなければならないため、純然たる歳出規模は、自然増収分から赤字額の2倍相当額を控除した額を歳出規模に圧縮しないと均衡が図れないんです。
  だから、そういうことを踏まえて、事業の中では単年度収支黒字を示されているんだと思うんですが、やはりこの中で、これからは、今町長が言いましたが、黒字に徹していくということは喜ばしいことだと思います。ただ、過去の8億円も含めて、どう埋めていくかも考えながら、財政運営をしていかないといけないと思うんですが、そういう点はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 関口町長、答弁願います。
○関口定男町長 野原議員が言っているのは、合併してまちづくりをつくる、この方針を決めて、それは赤字になる、当然でしょう、その時期は。しかし、それは終わったので、平成25年度からは黒字になっているということなんですよね。そういうことなんですよ。ですから、これからは黒字でいくと。
  問題は、野原議員はいつも基金とか、そういう話をしていますけれども、経常収支なんですよ、問題は。基金とか借金よりも。うちのほうは公債費比率は3%ですから、一番借金は少ないんですよ、埼玉県でも。そうじゃなくて、経常収支比率をどう下げていくか。ですから、計画を立てて、職員の定数を20名削減していくと、こういう方針を出しているわけです。
  ですから、私はもう、そちらの借金とか基金とか、そっちのほうの問題よりも、一番今ときがわ町が抱えている問題というのは経常収支比率。ですから、この間もいろいろありましたけれども、今、借りている土地のお金を経常的に払っていますから、その辺をカットして、 そういうところを、財政をもっとよくしていくという方法を考えたら、それができないということでしょう、結局は。ですから、そういうところなんですよ、実は一番ときがわ町が抱えている問題は。
  では、体育館の、今さっき言ったせせらぎのホールを、私が、壊しちゃうのか、返しちゃうのかという話を言いましたけれども、あの土地も全部借りているんですよね。私が町長になってから、毎年1,500万円から2,000万円の予算をつけて買っているんですよ、少しずつ。まだまだ半分しか買っていないんですよ。それを壊しちゃって、土地を返すのかという話になってくるわけです。でも、あそこはまだ、常に地代は払っています、相当な地代を。駐車場のほうまで払っています。
  こういう問題はどうするんですかと、そういう問題が、私は解決しなくちゃいけない問題だと。経常的にかかる経費を少しでも減らしていく。そのためには身を切るということは、私も町長の報酬を15%カットしました。そして、職員も20名減らします、そういう方針を出したわけです。ですから、多少の痛みは町民の皆さんにも感じてもらいたい。それは覚悟してもらいたいと。それが、ときがわ町を安定的に、そうした黒字の町にしていくということなんです。
  ですから、借金が多いとか基金が多いとかと、そういう問題じゃないんですよね。問題はそこの経常収支比率なんです。その辺をしっかり理解していただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 経常収支は今、ときがわ町は上がってきています。
○関口定男町長 ですから、そういうところ……
○12番 野原和夫議員 だから、それには、さっき言ったように、単年度収支の問題を今言っているんですよね。だから、積立金の取り崩し、この影響で実質収支の黒字は減少する、これは赤字がふえるということを大きく左右される問題なんですよ。
  だから、今後こういうことを、どういうふうに経営上やっていくのかということを聞いているわけで、今町長は、グラウンドの問題とこれとはまた違う問題ですから、そういうときに総合的に受けとめていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私は、それは一例を言っただけでありまして、だから、総合的には先ほど言 いましたように、一番大きいのは、職員を20名削減するということは大変なことなんですよ。そういうことをやっていると、私も身を切っていますということなんです。
  ですから、議員さんもできれば、そういう身を切るような努力をしていただいて、そして、いろんなそういう問題のときに、やはり議決をしたり、承認をしたことについては、しっかりと住民の皆さんに議員さんが訴えて、こういうことで我々は賛成しました、こういうことで承認しましたというのを、議員の皆さんからしっかりと住民の皆さんに伝えていただきたいと思います。
  以上です。
○12番 野原和夫議員 久保課長からも答弁……
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  基金の関係でございますけれども、公有施設の整備基金というのがございます。町有施設ですね、指定管理をしているような施設ですけれども、こういったところの基金については積み立てをして、それをまた修繕とか、そういうものに使うというような形の基金になっております。また、ふるさと基金なども、寄附をいただいたものを一旦積み立てておいて、その後の事業に取り崩して使うと。こういった積み立てをして、なおかつ使うのを想定しているような基金については、今後も活用していきたいというふうに思っております。
  また、財政調整の意味があります基金といたしましては、財政調整基金と減債基金と公共施設整備基金と、この3つがございます。公共施設整備基金については、多額の一時的な公共施設の整備とか修繕出費があった場合に、これを活用させていただくというのが原則でございます。減債基金については繰上償還等の財源に充てるとか、公債費の削減に充てるとか、そういったものがこの基金に当たります。財政調整基金については、町の全体の収支のバランスを見ながら調整をとっていくというのが財政調整基金ということでございます。
  平成26年度の3月補正の予算でも、こういった財政調整基金の積み立てを、減債基金とあわせて1億円近いお金を積むような形になっております。ですから、26年度も黒字化できると思います。27年度予算につきましても、こういった基金からの取り崩しは最小限の額にとどめておりまして、財政調整基金も5,000万円弱でございます。ですから、5,000万円弱の基金ということになりますと、年度内の執行残ですとか、そういった調整の中で吸収できる金額でございます。ですから、今後も、この程度の額の調整のための取り崩しにとどめるとい うことで、毎年恒常的な黒字に持っていけると思います。
  先ほど町長が申し上げましたとおり、経常経費、この削減に努めまして、財政運営計画をもとに、こういった経常経費を削減する中で、常時黒字に持っていけるように、これからも財政運営をしっかりとやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 わかりました。
  単年度については、基金の積立額または基金取り崩し額というふうに影響しているんですよね。実質単年度収支を計算するには、当該年度実質収支、これにマイナス前年度実質収支、プラス基金積立額、プラス地方債繰上償還額、マイナス基金取り崩し額、そういうことの影響で、この単年度収支、実質単年度収支の金額が出ますから、その中でも、やはり基金の問題が大きく左右されていることがあります。ぜひ赤字を解消する努力はお願いしたいと思います。
  それでは、次の住民福祉の向上については、ちょっとこの住民アンケートを実施する、これは大事なことです。それから、住民が何を求めているか、このことについては積極的にやっていただきたいと思いますが、この方向性と周知については、どのように計画しているのか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほどの町長の答弁にありましたとおり、平成28年が総合振興計画の見直しの年になっております。その準備の段階ということで、平成27年度、来年度は住民アンケートを実施したいと考えております。
  地方創生の関係で、人口ビジョンも策定するということが国のほうからも求められておりますので、こういった人口の関係のアンケートとあわせて、町の住民の方の町に対する要望ですとか、どういった要望が多いか、満足度がどの程度になっているかとか、そういった関係のアンケートを、人口ビジョンのアンケートと一緒にできればというふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 福祉の向上はとても重要課題と私は思っております。
  そして、今現在では、社会保障の問題も引き下げて、住民負担がどんどん上がってくる。こういうときだからこそ、ときがわ町独自の施策として生かしていただくことが重要だと思うんですよ。
  今回も介護保険の改正もあり、保育料の問題もありました。残念ながら、介護保険も引き上げられました。そして、今度は総合事業になって、要支援1、2は町の総合事業に変わって、町が母体となって運営します。そういう中で、サービスがどんどん切り捨てられる、そして住民負担がどんどん大きくなる。こういうことを踏まえて、福祉の向上を積極的にお願いできればと思います。
  それで、子育て支援策については、あらゆる面で、ときがわ町は前進していると考えておりますが、そのほかに、やはり高齢者に対しての思いやりが少ないです。やはりそこは大事な問題ではないでしょうか。それで、高齢者の人たちは今まで、町にはたくさんの税金を納めてきました。そして、運営して、規模になっていったわけですから、その人たちの援助をしてやるのは当然ではないでしょうか。
  この中で、今回も私は介護保険の利用料の減免、独自に求めましたが、一向にこの問題も、何年も前から進めておりますが、全然やっておりません。そして、私たちが毎年キャラバンで訪問している中でも、各自治体の方向性が全部示されている資料もあります。そういうことも照らし合わせながらも、福祉の向上には努力をしていただくことが大事かなと思うんですが、全体から見て、その向上的なもの、何を考えて、これから町はその方向性に向かっていくのかお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。福祉の向上について。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、野原議員の質問にお答えしたいと思います。
  ときがわ町、高齢化が本当に進んでおりまして、65歳以上の高齢者の割合が現在30%を超えたというような状況でございます。それに対しまして、60歳以上から64歳までの方が約1割いるということで、今60歳以上の方が、これからあと15年、20年たちますと、介護保険等、いろいろな高齢者に関する経費がかかるというような状況になってきております。
  今現在、ときがわ町介護保険の計画のほうを立てて、終了するわけでございますけれども、介護保険に限らず、ときがわ町については、いろいろな単独の施策を高齢者に対して行っています。ほかの市町村にないような単独のサービスも行っておりますので、その辺については、ときがわ町は全然やっていないということではなくて、ご理解をいただきたいというふ うに思っております。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 全然やっていないと、私は言っていませんよ。
  方向性をきちんと示して、やはり計画を持ってサービスの向上に努めていただきたいということを言っているわけですから、もうこれはいいです。
  最後に、総合的に財政の健全性は、どういう指標を判断にして持っているか。町の姿勢を伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問にお答えさせていただきます。
  なかなか難しい質問なんですけれども、ご案内のとおり、普通交付税が平成28年度から5年間かけて削減をされてまいります。26年度の交付税算定、普通交付税の8月算定におきまして試算した額によりますと、約2億8,000万円という金額でございます。
  この額について、今後変わってくる可能性もあるんですけれども、当面は、この額を目標に行財政改革を実施しながら経常的な黒字を目指していくというのが、基本的な財政運営になろうかと思います。
  このことについては、野原議員いつもご指摘の、町独自の財政負担を出してというご質問もよくございますけれども、なかなかこういった部門については難しい面もございますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
          (「指標……」と呼ぶ者あり)
○12番 野原和夫議員 4つぐらいあると思うんですけれども。
○野口守隆議長 よろしいですか。答弁しますか。
  答弁願います。
  久保企画財政課長。マイクに近づけてお願いします。
○久保 均企画財政課長 指標については、先ほど野原議員が言った実質単年度収支、これは黒字、赤字の指標になりますので、これは重要な指標であります。
  また、町長がいつも申しております実質公債比率、これは県内で、町村では最低の水準を今維持しておりまして、これについても実質的な債務の負担を示しておりますので、ときがわ町は非常に低いということで、これも重要な指標になると思います。
  あと、経常収支比率というのがございますね。経常収支についても、これは徐々に上昇傾向にはあるんですけれども、これは県内の町村が全て皆こういう傾向にはございますけれども、ときがわ町については、こういった人件費ですとか物件費、こういったものの経常的な経費を、財政運営計画をもとに削減していくということで改善を目指していくというような、主な指標についてはこういったものだと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 いいです。私も一応目標として、将来負担比率も連結実質赤字比率も含めて、指標の中に盛り込まれてあると思います。そういうことを踏まえて、財政運営を計画を持ってお願いしたいと思います。
  この問題については終わります。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、路線バスを生かした乗り合いタクシーを、12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 路線バスを生かした乗り合いタクシーをということで、町の財政状況を考えた中で、路線バス事業者には経費の上昇を抑えること、利用者数の少ない路線等の見直しは必要です。運行方式見直しと赤字補填の多い路線、さらに交通空白地域へ乗り合いタクシー運行は不可欠と感じます。
  そこで、地域公共交通活性化再生法の一部改正に伴い、昨年11月に白ナンバーの自家用有償運送が国で決まったということで、100%補助率、これは、実証運行については100%補助が出るそうであります。多額の運行経費を考えた中で、路線バスと連携した乗り合いタクシー、白ナンバー自家用有償運送の普及を願い、町の考えを伺います。
  以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原和夫議員の路線バスを生かした乗り合いタクシーをというご質問にお答えをさせていただきます。法律的な関係ですとか、事務的な関係も多い質問でございますので、私のほうから答弁をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
  ときがわ町の貴重な交通手段であります路線バスを維持可能なものとしていくためには、収支バランスの改善を行い、赤字の削減を行っていく必要があり、野原議員のご質問にもあ るとおり、利用者の少ない路線、赤字補填の多い路線を中心に、路線の廃止も含めた見直しが必要と考えております。
  ご質問の路線バスと連携した乗り合いタクシー、白ナンバー自家用有償旅客運送の普及でございますが、自家用有償旅客運送につきましては、平成18年10月の道路運送法の改正により、登録制度として法律上位置づけが明確化されたもので、市町村が運営する市町村運営有償運送、そしてNPO法人が運営をいたします過疎地有償運送、そして福祉有償運送、この3つに大別をされております。
  ご質問では、昨年11月に白ナンバーの自家用有償運送が国で決まったとございますが、制度としては平成18年度以前から存在していたもので、旧都幾川村の村営バスは白ナンバーの自家用有償運送の許可により運行されてまいりました。
  市町村が運営する白ナンバー自家用有償旅客運送である市町村運営有償運送は、当該市町村の過疎地域や交通空白地帯において、バスや乗り合いタクシー等の一般旅客乗り合い運送事業者による運送を確保することが困難となっている場合において、市町村みずからが住民の旅客輸送の確保を行うものとされております。
  また、市町村運営有償運送は、ドア・ツー・ドア方式が認められておらず、路線バスのような定時・定路線運行、または、ときがわ式のデマンドバスと同じルート型のデマンド運行でしなければなりませんので、ご提案の白ナンバー自家用有償旅客運送による乗り合いタクシーの導入は、実現は難しいと言わざるを得ないところでございます。
  ご質問にあります自家用有償旅客運送への補助率100%につきましては、支援策について、国のほうから具体的なものがまだ示されておりませんので、今後、情報収集に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 先ほど、白ナンバーの問題については、経緯としては平成18年、道路運送法の改正によって自家用有償旅客運送制度ができました。これは権限が平成25年に移譲されておりまして、交通空白地帯白ナンバー運営協議会をつくることになり、国土交通大臣の登録ということになって、今、これは国交省の資料なんですね。これに基づいて、私は今回質問したわけですが、この内容については、ちょっと報告しますけれども、一般のところで判断してやることができる。地域の実情を考えて、町が主体、例えば企画財政課が協議会をつくり、これには2種免許が必要になります。それから、まちづくりと連携、持続可能な交通網としてやること。利便性、地域住民に合うこと。中長期の計画をつくり、計画がう まくいくまでということになっております。
  それから、都市再生特別措置法に基づき、立地適正化計画をつくること。この問題には例えば、例といいますと、保健センターを拠点にして計画をつくると、そういう拠点をつくって計画をすること。それから、交通政策基本法に基づき、予算化、これは実施計画を提出して、国土交通大臣が認可、先ほど言ったように実証実験ということで100%。国土交通省のこの資料で、この中には、まちづくりと一体となって公共交通の再現、この中にはデマンド、乗り合いタクシーの導入も含めて記録されて、全部あります。
  私はこの資料をもとに質問しているわけですが、ちょっと違うかもしれませんが、これには、町のほうはこれは持っていないんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  「人とまち、未来をつなぐネットワーク」という、この国交省のパンフレットでございますか。はい、あります。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 そういうことも含めて、今、例を言って内容を説明しましたが、その中で、やはりときがわ町には適している面は、例えば本郷地域とか仲井、今デマンドが走っていないところの空白地帯は利用価値ができる、そういうことも協議の中に入るんですよね。
  そして、近隣では鳩山町が早速協議会をつくって、これを全協に図って議員に説明したらしいです。これを採用することになったらしいです。ほかの自治体も、恐らくこの取り組みはしてくると思いますが、やはりデマンド、乗り合いも含めて、空白地帯を走らせること、実証実験。補助率がいいですから、ぜひ協議会をつくって検討する課題ではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
  現在ときがわ町でつくっておりますのが、地域公共交通総合連携計画ということでございます。野原和夫議員のご指摘のとおり、この計画については、法律が改正になった関係から、徐々にでございますけれども、地域公共交通網形成計画という形で、新法に基づいた、新し い理念に基づいた計画に徐々に移行していくというふうな計画になっているところでございます。
  ときがわ町につきましては、現在あります地域公共交通総合連携計画に基づいて運行しているところでございますけれども、今後、近隣の市町村でも、例えば東秩父村なんかは、新しくこの法律に基づいた協議会を発足させたという話も聞いております。近隣の状況等を見ながら、こういった計画を今後検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひ、こういう補助率のいい政策がありますから、協議会をつくって、その中で意見を、協議をしていただきたいと思います。
  私は、なぜこれをやるかというと、やはり私たち、今、ほかの議員もこれをやりますけれども、デマンド、乗り合いタクシーを求めて質問しておる中です。しかし、町のほうでは、3年間の実証実験を踏まえた中での努力というものが余り見られなかった。それと、乗り合いタクシーを進めるについては、その都度2,000万円からのお金がかかる。じゃ、予算の中でどこを削って、どこをやるかということの協議も、やはり委員会の中、私たちも協議しますから、そういうことも進めながら、協議すればいいのではないかなと思うんですよ。
  だから、一方的にお金がないからできない。そこまで、やはり固辞する何かがあるんでしょうか。ないんだったら、前向きにいろんな方向性の意見を集約して、やはりこれからは広げていただきたいと思います。
  これにはやはり、山間部にはデマンドタクシー等の導入も含めて、みんな入っているんですよね、方向性が。それで、私がいつもバスの必要性の中で言っていますけれども、地域交通に求められる役割ということは、地域住民の移動手段の確保、これには運転できない学生・生徒、高齢者、障害者、妊婦等、交通手段の確保の一つ、そしてコンパクトシティの実現。これは、諸機能が集約した拠点同士あるいは拠点、居住エリアを結ぶ、エリアを結ぶ問題ですね。
  それから、町のにぎわいの創出や健康増進。外出機会の増加によるまちづくり、これ、にぎわい創出が大事です。今、お年寄りも、ほとんどうちにいる人が多いと思いますが、これを利用して町外、家から出て、やはりコミュニケーションを図る。そして歩いて暮らせるまちづくりを、これは健康増進にもつながる。そして、人の交流の活発化、観光旅客等来訪者の移動の利便性や回遊性、この向上にも人の交流を活発化できます。
  そういうことも踏まえた中で、今回のこの問題が出ているわけですから、いつも町の協議会でも、こういう問題は言っていると思うんですよね。これを言っているんでしたら、やはりいつも、皆さんも今、私もほかに議員も言っています。本郷地域のほうにも乗り合いタクシーを広げていただきたい。田黒方面、仲井方面、そういう方面も、全体を求めているんですから、やはり補助率のいいものを利用して、実証運行してみたらどうでしょうかね。
  やはり計画は計画で、しっかりとやっていただくのは当然です。ぜひ協議会に、こういう意見も言っていただければありがたいですが、やはりそこは、ときがわ町の中では、私たちも議会では知らされてない内容もたくさんあるので、協議会でぜひ、そういうものも踏まえて諮っていただきたいと思いますが、これは実現できますでしょうか。お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  現在のときがわ町のデマンドバス、路線バスにつきましては、主にですけれども、山間地域から出かけられて、町外のほうにも行けて、帰ってくる場合もスムーズに帰れるというようなシステムの設計になってございます。確かに町内の移動ですね、町内間の移動についてはバス停に限られるということで、そういった面から、乗り合いタクシー等のご要望も出ているというふうに認識をしております。
  公共交通を考える場合に、やはりときがわ町の場合は、中学、高校生、通学をしている子供たち、また通勤で使っている方、こういった方の比率が結構ありますので、こういった方の利便性を維持しながら、路線バスを維持していくというのが基本にあると思います。プラス、高齢者の方が病院に行かれたり、そういった形で出かけられる、買い物等に出かけられる、そういった需要に応えていくと。
  野原議員からもご指摘ご要望のあります乗り合いタクシーの関係については、やはり高齢者の方の要望の、町内の移動というような形で特化したシステムでございますので、これを町内全域に広げていくという、それだけで全てときがわ町の需要が賄えるかというと、その辺についてはちょっと、まだ検討の余地があるというふうに考えております。そういったことも含めまして、今後、法律も変わったことですし、新しい計画を検討する中で、活性化協議会の中で、これも含めて検討していきたいというふうに考えております。
  また、協議会のメンバーの方から、これは住民代表の方なんですけれども、バスが始まってもう4年半たちましたけれども、改編をしてからですね。こういったことで、いろいろな 要望も出ておりますので、またもう一回原点に戻って、アンケート調査などをして、住民の要望をもう一回洗い直して、またそれで検討していったらいいんじゃないかというような意見も出ております。そういったことを踏まえまして、今後いろいろな面で、また検討していきたいというふうに思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひ検討していってください。
  最後に、委託と言わないで、ある会社との協定書を今後、ある程度3年間結ぶと聞いております。協定書の写しというのは見せていただけますか。もしいただければ、後でいただきたいと思います。
  それで、この問題について質問を終わりにします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 協定書についてはお示しできますので、提供させていただきます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  続いて、質問事項3、五明地区の解体事業所について。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 五明地区の解体事業所について質問させていただきます。
  平成18年、設計事務所、事業主相談、環境課が受け、平成19年、事業主が設計事務所と来庁、住民説明会の必要性と事業計画を指導した経緯がありますが、当時の許可を受けた業者は倒産したようです。
  そこで、新たな許可申請が提出されているのか。それから現況について、今後の町の対応について伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員の五明地区の解体事業所についてのご質問でありますけれども、初めに、新たな許可申請が提出されているかということですけれども、現在の所有者からは、ときがわ町環境保全条例に基づく埋め立て等の許可申請は提出されておりません。
  第2点目の現況についてでありますが、登記簿上の地目は全て山林でありまして、面積は 大字五明467の1ほか8筆で、面積でいいますと1,971平方メートルであります。そして現在、敷地内には事務所が1棟と、現場で使用する資材のほか、廃棄物を分別する選別機が置かれた状態になっております。
  この場所では、平成26年2月6日に所有者自身による産業廃棄物の不法投棄が行われ、これに気づいた住民の通報によりまして、県と町が連携して現場に立ち入りを行いました。そして、口頭及び文書による指導を実施いたしました。
  この所有者は、町外の別な所有地にも廃棄物を放置・保管するなど、ときがわ町を含め、近隣自治体及び埼玉県におきましても不法投棄の重要案件と位置づけられ、平成26年4月に、五明地内における不法投棄を含めて、埼玉県が告発を行いまして、平成26年7月23日に逮捕されたところであります。なお、五明地内に埋め立てにより不法投棄された廃棄物につきましては、逮捕前後の4月から9月の間におきまして9回にわたり撤去作業が行われ、搬出は終了しております。
  3点目の今後の町の対応についてでありますけれども、新たな廃棄物の搬入あるいは他の業者への事業移転等に対しまして、県と連携して、この監視は続けていくところであります。
  廃棄物の不法投棄防止は、発見から初動対応までの即応性が重要であります。今後も地域住民の皆様のご協力をいただきながら、県との連携にもよる指導と監視を継続いたしまして、地域環境の保全に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 不法投棄にあっては、混合廃棄物というような内容だと思うんです。確認の上で、全部排出というか、処理はできていることでよろしいんでしょうか。それでひとつ伺います。
  それと、現時点においては山林雑種地、事務所もありますから、19年に認可を受けた中で、それ以降について、税収がどのように行われていたのか、この点も伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。1点目について。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、お答えいたします。
  まず、ここでの不法投棄の内容につきましては、まず解体現場から出る木くず、コンクリート殻、こういったものでございます。
  2月6日に運び込まれました不法投棄物につきましては、埼玉県東松山環境管理事務所の立ち会いによりまして、4月から9月、この間におきまして全て、不法投棄を行った行為者が撤去しております。これにつきましては埼玉県で確認しております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 1点目、よろしいですか。
○12番 野原和夫議員 はい。
○野口守隆議長 2点目、答弁願います。税収について。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 まず、19年度以降の税収についてのご質問でございますが、この税収につきましては、個人の情報、ウエートを持つものでございます。私ども環境課では、個人情報につきましての扱いにつきまして、これは税務課のほうから特に照会、こういったことも行っておりません。これに対する回答につきましてはご容赦いただければと思います。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 固定資産税等、税の税収はあるかどうかということを聞いているんですよ。あればあると言えばいいんじゃないですか。個人情報、名前を私は言っていませんから。それは、やはり個人情報で触れるんでしょうか。
○野口守隆議長 税収があるかどうかの答弁を求めます。
  内室税務課長。
○内室睦夫税務課長 土地ですので、基本的には課税をしております。
  以上です。
○野口守隆議長 暫時休憩します。
                                (午後 2時55分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時58分)
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○野口守隆議長 一般質問に対する答弁を求めます。
  内室税務課長。
○内室睦夫税務課長 それでは、先ほど課税しているというふうに申し上げたんですが、詳細につきましては、調査の上、改めて回答させていただきたいと思いますが。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 やはり町は税収を求めて運営するわけですから、そういう中で、これはこれで山林、今、雑種地も含めて、事務所も建っていますからね。そういう中では、ある程度、課税対象になっていると思うんですよね。だから、そこでお願いします。
  それで、岩田課長には、長い間ご苦労さまということは以前も述べましたけれども、今回、建設環境課になります。ときがわ町は、いろんな廃材も持ち込まれる経緯が今まであったんですね。あそこのトイレのところにも畳が捨てられました。それで、旧、小川町に抜ける山にもやられましたけれども、やはり町の姿勢は、毅然とした態度で対応しないと、そういう業者はこれから入ってくると思うんですよ。
  私が心配なのは、建設環境課の中で、そういうシステムがきちんと構築して、これから守っていただけるかどうか、これはぜひお願いしたいんですよね。やはりおろそかになると、必ず悪徳的なものが入ってきますから。そういうことは大事なことではないかなと思いますが、岩田課長から、これから伝えることがあったら、ぜひ、建設環境課になりますから、一言お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まず、この取り組みでございますが、変わることはございません。引き続き、不法投棄、この対応につきましては早期発見、また早期発見につきましては、住民の方の協力、住民の皆様の早期の連絡、通報、これをいただくのが一番効果がございます。私どもがパトロールして見つけるということは時間的なロス、やはり、先ほど町長が答弁で申し上げましたとおり、早期の対応、これが不法投棄への対応につきましては求められます。
  このような体制づくり、これを行っていく中での不法投棄防止活動、それと県との連携、県もこの問題につきましては、不法投棄の問題につきましては、問題ある地点へのパトロール、これを実施しております。当然、五明地内のこの場所につきましては、当然パトロールの範囲に今でも入って、パトロールを続けているとのことでございます。
  そういった取り組みにつきましては、引き続き行っていくということで、この不法投棄に つきましては、毅然とした対応で取り組んでいくということで、ご理解いただきたいと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひお願いします。
  それで、そういう危険的な、地域によっては、やはり看板ぐらい立てたほうがいいと思うんですよね、町で。そういうことは必要かなと思うんです。
  それと、最後にこの問題について質問しますけれども、今までの経緯の中で土壌検査、そして、あの下には田んぼをやっている人がいるんですよね、ゴルフ練習場の下のほうにね。あそこから入ってくる山の水を利用して、田んぼをやっている人がいるんです。
  その中で、やはりその地域の土地の問題について、土壌検査、水質検査等も今までやってきた経緯があるかどうか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  土壌検査、これにつきましては実施してございません。これは、町内の場所の中で土壌の検査を行った事例につきましては、放射性物質濃度の測定、これの測定が唯一のものでございまして、有害物質の測定につきまして実施はしておりません。
  ただ、この場所の下流、中の田橋の地点で水質検査を行っております。生態系への影響、有害物質を含んでいれば、当然生態系への影響が出てまいります。ここでの汚染ぐあいにつきましては、これを1リットル当たり2ミリグラム、BOD、これを超える水準には至っておりません。安定した水質は保たれていると判断しております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 水質検査、下流のほうはほとんど中和されて流れていくんじゃないですか。だから、その土地とその問題ですよ。そして、大雨のときは土砂崩れというか、土砂がすごいんです、あそこは、流れてきて。それで、こっちの左側にあるゴルフ練習場の際までぐんぐん流れてくるんですよ。
  だから、そういう地域の問題ですから、やはりきちんとした方向性を示して、土壌検査も 私はぜひやってもらいたいと思います。今後、やはり受け継いでいただけますかね、そういう問題。水質検査も含めて、お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 お答えいたします。
  この水質検査につきましては、現在行っております中の田橋の水質検査、これにつきましては、比企広域河川合同水質調査、これの水質測定になっております。
  また、土壌測定につきましては、大変難しいものがあると思いますが、これについてはどのような形がとれるか、また土砂の流出防止に向けて、環境管理事務所と連携をとりながら対応をとってまいりたいと、このように考えております。土壌検査につきましては、ちょっと研究させていただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 町には環境保全条例も含めて、条例化されて、いろいろな問題が出ています。その中で、やはりこの中は、町独自でできなかったら、県との共同でできると思いますよ。やはりそういうことを踏まえて、きちんとやる方向性を示したほうが私はいいと思うんですが。その地域に住んでいる住民が安心できますから、その点はぜひ、今後お願いしたいと思います。
  時間もありませんので質問を終わります。
○野口守隆議長 答弁いいですか。
○12番 野原和夫議員 一応、それは県と共同してできるかどうかも含めて、最後に。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岩田環境課長。
○岩田功夫環境課長 それでは、お答えいたします。
  今後の対応、これにつきましては、現在の水質検査、予算的なものもございますので、その中で、単年度に限り、測定しなくても可能な地点、ちょっと探してみまして、その費用を充てるということも一つかなと、このように考えております。柔軟性を持った水質検査、この中の運用、これで対応していけたらと、このように考えております。
  これにつきましては、また、どのような形がとれるか、結論をすぐ出すというわけにいきませんが、対応をとれるものについては対応をとっていきたいと、このように考えておりま す。
  以上です。
○野口守隆議長 時間がないので以上です。
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   ◎延会について
○野口守隆議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○野口守隆議長 大変お疲れさまでございました。
                                (午後 3時06分)