平成27年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第4号)

                            平成27年9月9日(水)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
追加議事日程(第4号の追加1)
日程第 1 議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこ             れに伴う規約の変更について
日程第 2 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
中 藤 和 重 
町民課長
柴 田 光 子 
福祉課長
大 島 武 志 
会計管理者兼
会計室長
金 子 加代子 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設環境課長
岡 本 純 一 
水道課長
内 室 睦 夫 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
清 水 誠 司 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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議会事務局長
町 田 英 章 
書記
村 田 宏 美 

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   ◎開議の宣告
○野口守隆議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成27年第3回ときがわ町議会定例会第4日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○野口守隆議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出について
○野口守隆議長 日程第1、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
  議会運営委員長から、会議規則第75条に関する申し出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申し出についての説明を求めます。
  議会運営委員会、瓜田清委員長。
○瓜田 清議会運営委員長 おはようございます。
  雨の中、ご苦労さまです。傍聴ゆっくりご観覧いただければと思います。
  それでは、議会運営委員会より報告させていただきます。
                                 平成27年9月9日
  ときがわ町議会議長 野 口 守 隆 様
                        議会運営委員会委員長 瓜 田   清
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
  次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項
  2 期限
  次期定例会まで
  以上です。
○野口守隆議長 お諮りいたします。ただいま議会運営委員長から、なお継続調査に付したいとの申し出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
  暫時休憩いたします。
                                (午前 9時33分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前 9時33分)
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   ◎日程の追加
○野口守隆議長 先ほど町長から、議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更についての追加議案の提出がありました。
  お諮りいたします。この際、ただいま報告いたしました議案第54号について日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  ここで、追加議案の日程を配付いたします。
  暫時休憩いたします。
                                (午前 9時33分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前 9時34分)
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○野口守隆議長 お諮りいたします。お手元に配付いたしましたとおり、本日の議事日程を追加して議題とし、日程の順序を変更し審議したいと思います。これにご異議ございませんか。

                     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、お手元にお配りいたしましたとおり、本日の議事日程を追加して議題とし、日程の順序を変更して審議することに決定いたしました。
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   ◎議案第54号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○野口守隆議長 追加日程第1、議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更について。
  地方自治法(昭和22年法律第67号)第286条第1項の規定により、埼玉中部資源循環組合に川島町を加入させ、埼玉中部資源循環組合規約を別紙のとおり変更することについて関係地方公共団体と協議するため、同法第290条の規定により議会の議決を求める。
  平成27年9月9日提出、ときがわ町長 関口定男。
  以上です。
○野口守隆議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 皆さん、おはようございます。
  それでは、議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更について、提案理由を申し上げます。
  埼玉中部資源循環組合がこれを組織する地方公共団体に、平成27年12月1日または埼玉県知事の許可のあった日のいずれか遅い日から川島町を加えるとともに、埼玉中部資源循環組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定によりこの案を提出するものであります。
  細部につきましては、建設環境課長よりご説明を申し上げます。
○野口守隆議長 続いて、細部説明を求めます。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共 団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更について、細部説明をさせていただきます。
  この規約の一部改正に至るまでの経緯といたしましては、ことし4月1日に8市町村で開始しました埼玉中部資源循環組合に川島町から新たに加入の申し出がありましたので、組合側から加入のための条件の提示を行いました。
  川島町では、8月27日の臨時議会でこの条件を全会一致で受け入れ、改めて加入の意思を表明してきました。このことにより、現在の構成8団体は川島町を受け入れるための規約の整備を図る必要がありますので、この議案を提出するものです。
  資料bUをごらんいただきたいと思います。
  埼玉中部資源循環組合規約新旧対照表となります。
  右欄が現行、左欄が改正案です。下線部分が改正箇所となります。
  まず、第2条の組合の構成団体ですが、小川町の次に「、川島町」を加えるものであります。
  次に、第5条の組合議会の組織については、組合の議会の議員の定数を20人から22人とし、小川町の下に「川島町 2人」を加えます。
  最後に、第10条の管理者及び副管理者の設置及び選出方法については、下線部分の「、副管理者7人」を「及び副管理者8人」に変更します。
  議案書にお戻りいただきたいと思います。1枚おめくりください。
  附則の1項、施行期日でありますが、この規約は、平成27年12月1日又は埼玉県知事の許可のあった日のいずれか遅い日から施行する。
  2項、加入に伴う負担金。この規約の施行により川島町が組合に加入することに伴い、川島町は負担金を負担するものとし、負担金の額、支払方法等は組合及び構成団体において協議の上、別に定める。
  3項、経費の支弁の方法の特例。この規約の施行により川島町が組合に加入することに伴い生じる経費の負担については、第15条の規定にかかわらず、組合及び構成団体において協議の上、別に定める。
  以上で細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 これより議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  この焼却場については、裁判の結果、和解が出ておるところです。もうここの場所にはつくらないということで住民との和解が出ているところに、新たにまたこういう計画が持ち出されている問題ですが、この中で、川島の議会の説明、内容に対して私、資料をいただきましたが、内容的なもの、ときがわ町に出されたのは、この負担が新たに18億という数字がはっきり出ているわけです。川島においてはこの数字は出ていなくて、1トン当たりの割合の数字が出ておりますが、これと同じような内容で説明をする必要性があったのではないかなと思います。その点については川島のやり方というか、その問題があると思うんですが、ちなみにこれだと川島は、新たな負担は1トン当たり6,000万、30トンで18億という計算になります。この問題についても、ときがわ町はどのような負担割合の中で今進められているのか。ときがわ町のトン6,000万の契約の中でどのくらいの、焼却に対しての規模、費用はやっているのか伺います。
  それと、この問題についてはまだまだ先になると思いますが、新たにこの附帯工事というか直売所、プール等も、新たにまた発生する予算は約30億ぐらいかかるというふうに見込んでおります。さらなる住民負担も考えた中で、この問題についてもどのような割合で進められるのかも含めてお伺いします。
  今回の問題については加入についての問題ですが、それにかかわるのはときがわ町もかかわっている問題ですから伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  1点目について答弁願います。
○岡本純一建設環境課長 それでは、野原議員の質問にお答えしたいと思います。
  まず、町の、川島町が加わることについての負担のということなんですけれども、これはあれですか、この建設費はどのくらいという数字をお知らせすればよろしいでしょうか。
          (「いいですか」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 川島町は、30トンで18億見ているわけですよ。それに対してときがわ町はトン6,000万でどのぐらいの中身になっているのかを含めて、それが人口割合で、川島と人口の割合でそんなには差がないと思うんですが、そういう計算も出ているわけですよ。出ていないでしょうか。新たに川島だけのこの18億という計算を出したわけじゃないと思うんですが、この総合的に137億円の中には当然あるわけですから、その点を伺いたい。
○野口守隆議長 岡本建設環境課長、多分ときがわ町の負担割合がどのくらいかということを説明ということだと思います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 すみません。お答えします。
  全体の、今回8市町村から9市町村にふえるんですけれども、人口割というか費用割で考えると、おおむね5%前後がときがわ町の負担となります。
○野口守隆議長 どちらですか。
  関口町長。答弁願います。
○関口定男町長 このごみ焼却場の問題はこの比企広域でやっています。この焼却場が、もともとがもう老朽化して、もう建てかえられないという状況にあります。ですから......
          (「小川地区です」と呼ぶ者あり)
○関口定男町長 小川地区衛生組合ですね。吉見町でやってくれるということで、桶川、東松山を初め7つで、じゃ、やりましょうということになりました。
  負担の話なんですけれども、先ほど157......何億とかと言いましたけれども、それは数字がひとり歩きして、そんなにかからないです。それは本当の、すぐ数字を先に出しちゃうとそういう数字がひとり歩きしちゃう。多分、その半分かかるか、かからないかぐらいか、それもわからないんですけれども、ただ、そういう数字はなるべく出さないほうがいいというのは、それの大ざっぱな数字が出ちゃっているわけです。今回のあれもそうですけれども、火葬場も30億だと。その半分ぐらいでできるのに30億という、それがもうひとり歩きしちゃっているわけです。ですから、そういう数字には余りこだわらないで、じゃ、現実的にときがわ町の住民にとってどれだけの費用が多くなるのか、少なくなるのかということで考えたほうがいい。人口割でいきますので、非常に少なくなります。現在の負担よりずっとずっと少なくなります。それだけははっきり言っておきます。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  追加答弁ですか。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからもお答えいたしますが、今回、川島町のほうで加入することによって、先ほど18億という数字がありましたけれども、町長からも話がありましたけれども、トン6,000万というのも統計上でとった概算の数字でありまして、それによ って川島町は幾らという部分については、幾ら負担しなくてはいけないという部分については、交付金等いろんな関係で軽減される部分もありますので、実際の川島町が負担するという金額については不確定な部分があるので、恐らくその辺の数字については申し上げなかったんだというふうに思います。
  それから、ときがわ町の負担につきましては、川島町が入ることによってふえるというふうな考え方は起こってこないということで。これは、構成市町村の管理者のほうから川島町のほうに考え方を伝えてあるわけですけれども、その中でも川島町が入ることによって今まで協議してきた金額、負担につきまして、それをふやすというような考え方は出てこないということを話しておりますので、そういった考え方の中で理解していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  野原和夫議員、再質問です。
○12番 野原和夫議員 数字については余りということを言われましたけれども、こういうふうに出してあって、やっぱりその差額は18億出ているんですよ。それで、臨時議会で1トン当たり6,000万、18億という数字を説明の中にうたってある以上は、これははっきりしていませんという数字的なものじゃなくて違う解釈をはっきりしちゃうんじゃないでしょうか。
  この問題についてはやっぱり数字が出ちゃっているから、そういう問題についてはやっぱりそこで問題視が出るんじゃないかなと思うんですよ。だから、一応これはまだはっきりしていない数字があるんだったら数字は出さないで、やっぱりそこで説明を求める趣旨が大事ではないかなと。
  それで、先ほど町長は負担割合が低くなるということを言いましたけれども、距離からいってワンクッション置かないと、恐らく吉見まで持っていけないと思うんですよね。そういうごみの問題についても、新たなそういう発生率も考えられるんですよ。だから、町長は絶対に負担は少なくなるということを言い切ると、これが逆になった場合は問題になると思うので、そこははっきりまだわからないんじゃないでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 これははっきりわかります。それは比企広域と、仮にこの、こちらでやっている今、こっちは......
○野口守隆議長 小川地区です。衛生です。比企広域じゃなくて小川地区です。
○関口定男町長 小川地区の衛生組合の人口は約7万人くらいです。今回は桶川市の約7万、東松山市でも7万という、3倍になりますので、人口割で今度やりますからずっと減る、必ず減ります。ふえることはありません。相当減ってくると。今でも吉見と比べると相当高いです。ですから、吉見の町長からも言われましたけれども、ぜひ関口さん、そのほうがときがわ町にとっても非常にいいんじゃないですかという話で、うちのほうももう全然値段的にはずっと下がってきます。先ほど言いましたように今度人口が3倍にふえるわけですから、その人口割でいきますので、上がるということは絶対にありません。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  じゃ、2点目の附帯工事の件について答弁願います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、周辺整備の附帯工事の施設に係るときがわ町の負担割合ということだと思うんですけれども、今まで建設費の負担割合につきましては均等割10%、人口割90%できております。この周辺の附帯設備につきましても、この割合を引き継ぎながら負担額は決まってくるものと考えております。
○野口守隆議長 よろしいですか。
○12番 野原和夫議員 いいです。
○野口守隆議長 ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○野口守隆議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第54号 埼玉中部資源循環組合を組織する地方公共団体の数の増加及びこれに伴う規約の変更についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり変更することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○野口守隆議長 起立多数であります。
  よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。
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   ◎一般質問
○野口守隆議長 これより追加日程第2、一般質問を行います。
  なお、一般質問につきましては、ときがわ町議会運営基準、先例集に関する規定第2節、一般質問の6に、通告内容以外の質問は認めない、また関連質問も認めないと規定されていますので、念のため申し上げます。
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          ◇ 田 中 紀 吉 議員
○野口守隆議長 発言順位1番、質問事項1、マイナンバー制度のときがわ町での対応について。
  通告者3番、田中紀吉議員。
  田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 議席番号3番、田中です。よろしくお願いします。
  先ほど総務課長からも話がありましたけれども、台風が近づいておりまして、被害がないことを祈りながらしっかり答弁していただきたいというふうに思います。
  最初に、ことし戦後70年の節目の年に当たります。8月14日には安倍総理より談話が発表されました。国家による大きな歴史的過ちを教訓として学び、二度と繰り返してはならない責任と義務が私たちにはあります。今後も平和を守るために不断の努力が欠かせません。
  質問に入ります。
  本年10月から、全ての住民、赤ちゃんからお年寄りまでに対して12桁の番号、マイナンバーが通知されます。また、法人には13桁の番号が通知され、28年1月より運用が開始されます。住民から、特に法人及び個人事業者にとって、メリット感の少ない、リスク不安、情報の漏えい、不正利用等を強く感じます。
  マイナンバー制度は、法令で取得時の本人確認の厳格化、利用・提供の義務化、保安・廃棄・排除の方法、安全管理措置、物理的・技術的安全措置を含む、担当者の明確化、適切な教育、シュレッダー、鍵つき棚、ウイルス対策を含むソフトウエアの導入など、中小企業を 含む事業者にとっては大きな負担となります。何よりこの制度は、誕生に始まり亡くなるまで相続との関連も考えられますので、亡くなってからもしばらく続くものと考えられます。
  番号の使い回しはないとのことですが、長期間にわたる新たな制度の始まりになります。しかし、法人はもとより個人事業主も保管義務が義務づけられ、正当な理由なしに提供した場合は懲役または罰金の過料も含めて科される制度です。政府からの補助金は1円もありません。政府は導入に当たり3,000億円以上といわれる大きな税金を使い、ハード、ソフト関連業界は1兆円ともいわれる需要が予想されるそうです。
  また、2017年度からワンカード化の促進により、たばこ等の年齢確認、クレジットカード、キャッシュカード、診察券などとして利用も検討しています。年金との接続は、漏えい問題があり、昨日の国会でおくれることが決まりました。また、消費税の増税時の減税関連の問題で利用が提案されました。
  これらを実施すると、新たな事業者は、カードの読み取り機器、事務処理を含めて大変な負担となります。もう少し時間をかけて慎重に検討、準備したらと考えておるところですが、次の点について伺います。
  1、個人情報の漏えい対策。
  2番と3番については、質問の事項を提出した後、議会で議決された問題もありますが、確認のために報告というか答弁をお願いします。
  個人番号の、法人も含めて、有効期限、更新手数料。それから、住基カードとの整合性。
  4番目に、条例の改正ということです。
  それから、最後にコンビニの問題なんですけれども、内閣府がつくった案内でいきますと、コンビニ利用で住民票などの証明書が取得できるということで書いてあったんですけれども、いつからかということで、以上5点、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、田中議員のご質問のマイナンバー制度のときがわ町の対応ということであります。
  これは法律で、国会のほうで審議をして、それが我々のところにおりてくるということでありますけれども、それが来たときに、ときがわ町での対応ということであります。
  初めに、個人情報の漏えい対策、これにつきましてですけれども、マイナンバーに結びつけられる住民情報、また税情報、あるいは国民健康保険、後期高齢者医療等の社会福祉情報 を扱う基幹系情報システム、これ基幹系というんですけれども、基幹系情報システムにつきましては、埼玉県内の18町村で運営いたします共同システムにより運用されています。この個人情報が保存されているサーバー機器につきましては、栃木県内にある強固なセキュリティー対策の施された専門のデータセンターに保存されております。データセンターと町役場窓口に置かれた端末との間は、KDDI社の専用回線で接続されております。
  さらに、役場庁舎内のネットワーク回線も含め、一般のインターネット回線とは物理的な分離が図られておりまして、外部からのインターネットなどのネットワークを通じて情報を得ることはできない環境を整えるとともに、どの職員がどのような情報を閲覧し、どこに保存をしたのかといった操作情報を記録するシステムも導入しております。また、18団体の共同システムとはいえ、自治体ごとに分離されたシステム上で運用されていますので、他の町村職員がときがわ町の情報に触れることはできません。
  しかし、公共団体を標的としたサイバー攻撃は日に日に高度化しておりまして、マイナンバー法の施行に伴い、さらに激しくなってくることも考えられます。今後も情報システム運営をする18団体と連携をいたしまして、住民の皆様に安心をしていただける情報漏えい対策に努めてまいりたいと考えております。
  次に、2番目の個人番号(法人)カードの有効期限、更新手数料はということでありますけれども、個人番号カードの有効期限につきましては、個人番号を申請された20歳以上の方はカード発行日から10回目の誕生日まで、また20歳未満の方は容姿の変化が大きいため、カード発行日から5回目の誕生日までとなります。また、個人番号カードの手数料につきましては、初回は無料となりますが、その後更新ごとに有料となる見込みであります。これはまだ国会のほうでやっておりますので、見込みということであります。
  次に、法人番号について申し上げます。平成27年10月から設立登記法人などの法人には1法人に1つ、13桁の法人番号が指定されまして、国税庁から登記上の所在地に通知されます。番号の通知後、法人番号は原則として国税庁ホームページを通じて公表されまして、どなたでもご自由にご利用いただけることができるということであります。よって、法人番号カードにつきましてはカードがないため、有効期限、更新手数料は発生いたしません。
  次に、3番目の住基カードとの整合性はということでありますが、住基カード(住民基本台帳カード)の利用につきましては、番号法施行日の平成28年1月以降も取得から10年間は有効であり、個人番号カードを取得した時点で廃止となります。その効力を失うということになります。よって、住基カードと個人番号カードを同時に所有するということはできない ということであります。また、住基カードの発行については、番号法の施行に伴いまして平成27年12月末で終了いたしまして、個人番号カードは平成28年1月から発行開始となります。
  次に、4番目の条例の改正は必要ないのかについてお答えいたします。
  番号利用法では、個人番号をその内容に含む個人情報を新たに特定個人情報と位置づけるとともに、10月から個人番号を通知する通知カードの送付が始まります。ときがわ町におきましても、特定個人情報等の取り扱いを適正に行う必要があることから、この9月定例会で、ときがわ町個人情報保護条例及びときがわ町事務手数料条例の一部改正を行ったところであります。また、新規に利活用条例の制定も必要になることから、名称は未定でありますけれども、12月定例会で議案を提出させていただきたいと思っております。
  次に、コンビニなどで住民票などの証明書が取得できるのはいつからかということでありますが、役場窓口に出向くことなく全国のコンビニで住民票などの証明書が取得できるコンビニ交付システムは、住民の皆様にとって便利なものでありますけれども、現在全国1,718市町村ありますけれども、その中で100市町村しか今のところ導入が進んでいないという状況であります。ときがわ町におきましても、検討の結果、費用対効果の面から現在導入を見送っております。当面の間は、マイナンバーカードの交付状況等を見ながら慎重に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 それでは、1点目の情報漏えいの問題についてお伺いします。
  社会保険庁の問題もありますけれども、必ず人がやっているものにはミスや事故が起こります。漏れた対策というのは、まず1点目、考えてというか対策をとっているのかどうかお伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほど町長の答弁にもありましたとおり、ときがわ町の電算関係の処理につきましては、基幹系の情報処理と情報系の情報処理ということで完全に2つに分けております。これについては、一緒の系統でやっている団体もあるというふうに聞いています。それは非常に問題があるということで、これを分けるようにという国のほうの指導が今入っております。とき がわ町では既に分けております。この基幹系の情報システムのほうで住民情報、税情報等を全て管理をしているという内容でございます。
  このシステムの中で、ファイアウォールというふうに申し上げるんですけれども、外からインターネットですとかそういうところから来た場合、例えば不正なアクセスがあった場合、こういうのをシャットダウンする、まず第1のゲートがあります。その下のシステムの中で、管理ソフトというのが入っております。これについては、閲覧をした履歴ですとか、職員がどういうふうに操作をしたかですとか、そういった形で履歴が全てとれるようになっております。ですから、仮にそのファイアウォールですとかそういったシステムを突破して入ってきた場合についても、そういった履歴がわかるようになっております。また、個々のパソコンにもウイルス対策ソフトが1つ1つに全部入っております。
  そういった中で、仮にそういったウイルス対策ソフトをくぐり抜けて入ってきたというような場合でも、その履歴を全て管理できますので、その状況を感知した状況で適切に履歴を追って処理をすれば、大きなそういった問題にはならないで、素早く対応できるというふうな体制をとっているところでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいでしょうか。
  田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 大体イメージとしてはわかったんですけれども、社会保険庁のところも含めて、あそこも対策はかなりとっていたり、それからこういうときにはこうだというのは、内部的にもかなりやっていたんですよね。実際は、職員というのかミスから始まってということなんですね。
  今回のマイナンバーは、半端じゃない数と半端じゃない期間をやると。それともう1つは、生まれたときに住民票をとると番号がついて、それが一生つきまとう。つきまとうというか、一生変わらないというか、いうくらい長いスパンというのがあるんです。今後どんなことが起きるかわからないからということで、国のほうでも、もしそういうことがあったら番号は変えるとか、そういう対策もあるんだそうですけれども、町でももちろんそのことは含めて考えておくというのか、準備をしておく必要があるんじゃないかと思うんです。
  それともう1つは、今カードの件もありましたけれども、番号を変える、それからカードをどうするかというのは、まだ未定な部分もあるそうですけれども、そういう方があったときにはこういうふうにするとか、それからもう1つは、まだ制度的に決まっていないという ふうに言っていましたけれども、自分で自分がどういうふうに番号を使われているのかは、番号を持っている側が調べられるソフトもそのうちつくるんだそうですけれども、そういうことも含めて、自分はどういうところに番号が使われているのかということが、そのうちなるんだそうですけれども、とにかくすごい勢いでこのマイナンバーという制度を使っていくと。今後については、学歴から免許証から、それから健康保険証からだとか、年次はかわりますけれども、全てマイナンバーカードでいこうというようなことでやっていると、準備をしていると、計画をしているというんですか。そうなるとなおのこと、この番号の管理というのが大変になるというふうに思うんです。
  今、課長からも管理ソフト、それからウイルス対策なんかもありましたけれども、職員は必ず担当がかわります。それから、コンピューターも何年かすればOSも含めてかえざるを得ない。かわってきます。そのときによくミスがあったとか、バグがあったとかといろんなことが伴うと思うんです。だから、そういうことも含めて必ずあると。あったときにどうするんだということを含めて、対策というのか検討していただけたらと思うんですけれども、もしあったときには、例えば個人の情報が漏れちゃったという場合は、どういうふうな対策を考えているというか、検討されているのか教えていただきたいんですけれども。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、マイナンバーの番号の管理、これは非常に重要だということで、町といたしましてもまず組織的な管理体制ということで、マイナンバーを扱う職員、こういった人については担当者を全て決めております。住基情報ですとか税情報ですとか、そういった方のそれぞれ担当ごとにこういうマイナンバーを見られる、情報を見られる人を全て決めております。その中で、コンピューターの見られる権限を与えるようになっておりまして、誰でも見られるようにはしていないんです。例えば、住基の担当の人については住基情報しか見られないようになっております。また、税情報を担当する人については税の情報しか見られないというふうな、そういった割り振りを完全にして、どの職員でもそういった形で見られるような形にはならないようにしております。
  また、ことしの1月ですけれども、このマイナンバー制度に対しまして職員を対象といたしました研修会を実施しております。約80名の職員が参加をして、このマイナンバー制度について理解を深めたという状況がとっております。
  また、物理的な対策についても考えております。先ほど、基幹系と情報系をもう完全に分けているという、通信回線も分けているという形を申し上げましたけれども、実際そういった中でウイルス対策ソフトですとか、入り口でもうシャットアウトするようなシステムもつくっているということでございます。また、紙ベースの書類にもマイナンバー入ってくると思いますけれども、そういった情報を漏らさないということで、シュレッダーで適切に廃棄する文書については処理するですとか、鍵のついたロッカーですとかそういったものを配備をしております。そして取扱者を担当として、他の職員はアクセスできないような仕組みも設けております。また、ウイルス対策ソフトについても二重、三重に設けております。そして、そういった形で漏れないように万全の体制をとっておくということで考えております。
  仮にということでございますけれども、絶対あってはならないということで考えておりますけれども、仮にそういった情報が漏れたというような情報があった場合の想定の質問なんですけれども、そういった場合には、先ほど申し上げました履歴を管理するシステムが入っておりますので、どういう状況でどういうふうに番号とかが漏れたという履歴を全て追えるようになっておりますので、その履歴によりましてどういった状況だったかという適切に素早く迅速に調査をいたしまして、その結果、その対策をとるというようなことで考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 じゃ、1番の問題についてはぜひそういうことが起きないように、あと今後も新しいウイルスソフトだとか対策だとかいろんな形で出てくると思うんですけれども、目くばせも含めてお願いしたいと思います。
  それで、2番目の件なんですけれども、個人と法人には番号が振られます。1点私も疑問に思っていたんですけれども、個人事業者というのは個人になると思うんですけれども、事業関係では即いろんな点で必要になってくるんです。これからもうすぐ来年については、個人事業者は、もちろん法人もそうですけれども、なってくると思うんですけれども、その点は、個人事業者というのは個人の番号を利用するんでしょうか。その点ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○野口守隆議長 暫時休憩します。
                                (午前10時17分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時17分)
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○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  個人番号、個人事業主につきましては個人ということになりますので、12桁の個人の番号が振られるということになるということでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 もちろん私もそう思っていたんですけれども、例えばそうすると、個人事業主は個人の番号を使って、例えば法定調書に番号を記載して提出するということになると私は認識していたんですけれども、そういう認識でよろしいんでしょうか。
  じゃ、もうちょっと具体的に言います。具体的に言いますと、来年の1月には個人事業主、法人もですけれども、源泉徴収票という法定調書を出さなければいけないんです。源泉徴収票には、Aさん、Bさんという方に扶養も含めたそれを、番号を出すんですね。そういうときに、法人の場合は法人番号がもう指定されていますから、それの方がAさん、Bさんのマイナンバーが、こういう人がいますというのを出さなければいけないんですけれども、そのときに出す場合が、個人のでよろしいんでしょうかねと。そういう意味です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 前回、個人情報保護条例の一部の改正をさせていただきました。その中で、改正になる部分で個人情報の定義というのが改正にもなっておりまして、事業を営む個人の当該事業に関する情報、これは個人情報ということで、今までは個人情報から除いていたんですが、今度はそれも除外から外しまして、個人情報ということで個人情報保護条例で保護していくということになっております。
  ですので、事業を営む個人の方が、いろいろと事業に関しての個人の情報を申告等、あるいは報告等するときは、やっぱり個人番号をご利用いただくという形になってくると思います。
  以上です。
○野口守隆議長 田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 そうすると、その事業主は、住民または雇っている人とか対象者に対しての個人番号を取得するということになりますよね。番号を取得して、その番号を記載して法定調書に出すということになりますと、戻っちゃう、変な話なんですけれども、この厳格化された、集める側は、目的、個人番号を取得したときの本人確認を厳格化して、利用と提供を明確にして、さらに保管と廃棄、削除だとか物理的なことまで責任を持たなければいけないというのが法律の解釈だと思うんです。そうすると、事業主も大変な負担というのか、そういうことが求められるという解釈でよろしいんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  やっぱり事業主が取得する、利用、保管、廃棄、個人情報についてはそういった義務がきますので、その辺はしっかり管理していただくということになるかと思います。
○野口守隆議長 田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 わかりました。
  とにかく私も事業をやっていますけれども、住民の方もたくさんの、商工会も含めて事業をやっております。そうすると、負担がかなりかかったりするということで大変なことになってくるんじゃないかなというふうにも思います。
  それで、次の話にいきます。住基カードの問題と条例改正の問題については、先ほども言いましたけれども条例の改正があったと。これは議決された問題なので、次に進みます。
  5番目のコンビニの問題なんですけれども、現在ある政府広報のはまだ唯一これだけだと思うんですけれども、これには町長の答弁であったような数字だとか何かは全然触れていなかったんですけれども、ときがわ町でもぜひ、どの程度の費用がかかるのかはわからないんですけれども、その辺の検討はされたのかどうかお伺いをしたいんですけれども、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、田中議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  現在の18町村で行っております共同システムの中に、コンビニでクラウド証明書発行シス テムというのがあります。ですから、技術的には現在もうできる状況になっております。ただしなんですけれども、非常に費用がかかります。初期導入費で約330万円ぐらい、税込みですと350万円ぐらいかかります。それプラス毎年330万円程度の年間のランニングコストがかかります。そういったものを試算をいたしますと、5年間で2,000万円を超える経費がかかるという試算がございます。また、このシステムを導入した場合、そのシステムを運営していくための経費が非常にかかるということでございますので、ときがわ町といたしましては現在、費用対効果等を考えて、ちょっとこの導入については見送っているという状況でございます。
  これについて今、住基カードを利用してやっているわけですけれども、このマイナンバーカードができれば、そういったマイナンバーカードを利用してやっていくような形にシフトしていくと思いますけれども、財政上の経費が非常にかかるということで現在は見送っている状況でございます。
  以上です。
○野口守隆議長 田中紀吉議員。
○3番 田中紀吉議員 こんなにお金がかかるんだとは知りませんでしたけれども、現状では件数から見ると、1件当たりかなり高額の発行の手数料というか、なっちゃうので、無理かなと私も思います。
  それでは、最後にというか、いろいろ調べれば調べるほど、マイナンバーカードについては大変な制度の始まりだというふうに私も思いますけれども、町としてできること、それから町としてやらなければいけないこと、住民も含めてやらなければいけないこと、これはたくさんあるんですけれども、もうちょっと詳しいというのか、増税の問題が新たにここで出てきちゃって、またさらに複雑というのか、なっておりますけれども、そのことも含めて丁寧なというのか詳しいというのか、その辺を詳しくというのかやっていただけたらと思いますし、今後もこのマイナンバーのロードマップというのでいくと大変なものまで予定をしているんです。だから、これから1年、2年でこの問題がすんなりいくというふうにも思いませんし、これからも私たち1人1人が今度はマイナンバーを持って、例えばレジで云々だとか、それから役場でもそれで済ませられるとかということで、非常にいろいろ影響が出たり、いろんな形が多くなると思うんです。ぜひ丁寧なというか詳しい説明も含めてお願いして、この問題については終わりたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時40分といたします。
                                (午前10時26分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時40分)
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          ◇ 前 田   栄 議員
○野口守隆議長 発言順位2番、質問事項1、花菖蒲園付近のバーベキュー場設置を。質問事項2、未使用公共建物を利用した歴史資料館設置を。
  通告者9番、前田栄議員。
  前田栄議員。
○9番 前田 栄議員 皆さん、こんにちは。9番、前田栄でございます。
  議長のお許しを得て、2問質問させていただきます。
  1問目に、質問事項として、花菖蒲園付近のバーベキュー場設置をです。
  この質問するのにバーベキューにはふさわしくない天気がずっと続いていて、質問としてあれなんですけれども、きのうあたりも雨が降っていましたけれども、三波渓谷かな、あそこに10人ぐらいの若者たちがバーベキュー、雨の中、バーベキューサイトでやっていましたけれども、ときがわ町のためにやらせていただきます。
  上田知事の公約の一つである、ときがわ町における川のまるごと再生も完成間近、花菖蒲園付近の埼玉県における、川を借りているというか、賃貸借である川の特区を利用、活用して、第2の玉川、花菖蒲園付近におけるバーベキューができる場所をつくり、地元雇用を図り、さらなる観光客誘致、そしてアウトドアの町ときがわとして町の考えをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、前田議員の花菖蒲園付近のバーベキュー場設置についてのご質問にお答えいたします。
  玉川地内におきまして、川の広場のバーベキュー場、これは平成23年4月1日に河川敷地占用許可準則というのが県の条例で改正されました。そして、営業活動を行う事業所、いわ ゆる民間事業者による河川敷地の利用が可能になりました。この改正によって、敷地を民間の事業者が使用してもいいという改正がありました。このことから、民間のノウハウ、あるいは活力を導入いたしまして、水辺に新たな魅力をつくり出し、地域外からの観光の入り込み客数をふやすという地域の活性化を図ること、これを目的に、河川敷地占用許可準則の都市・地域再生等利用区域の指定というのがあります。これを受けました。そして、平成25年7月に川の広場のバーベキュー場はオープンしたところであります。そして、オープンから3年を迎えますけれども、非常にお客様の利用も年々ふえていると報告を受けております。
  この川のまるごと再生プロジェクトでありますけれども、この事業によります花菖蒲園周辺の整備につきましては、平成26年度から右岸側護岸に親水性を向上させるための階段、それと、それに続いて飛び石による対岸を結ぶ工事が行われまして、今年度さらに飛び石の延長や、水辺を親しみやすく感じるよう左岸側の河川にも礫河原を再生する工事等で、事業が今年度で完了をいたします。
  また、花菖蒲園付近、今度は左岸、左側ですね、左岸のバーベキュー場設置についてということでありますが、許可権者であります埼玉県のほうに確認をいたしました。確認したところ、今年度の事業完了後の安全性を審査しなければ、区域の指定、占用許可が可能か判断できないという回答であります。先ほど前田議員もおっしゃいました、きょうもそうですが、ちょうど今、川の水が増水しております。きょうも緊急体制にすぐ入れるかもしれない。そういう準備を今しているので、この議会が途中で中断されるかもしれないと。それは初めに議長にお許しを得て、許可をとってありますので、今、通報があると議会はすぐ中断して行きますけれども、こういう状態です。いろいろそういう状況も、県のほうとすると見ながらということだと思います。また、役場駐車場のある右岸側からは飛び石による通路しかありません。少しの増水でも通路としての使用ができなくなってしまうということが現在想定をされます。
  このようなことから、工事完了後に河川敷地の状況、また増水時の安全対策など、こうしたことをさらに県と協議することが必要なことだと思いますので、我々とすると、できればバーベキュー場もつくりたいなという考えはあるんですけれども、県のほうとするとそういうことがあるということでありますので、県とこれからも協議をしながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 9番、前田議員。
○9番 前田 栄議員 ありがとうございました。
  町長のほう、町のほうから回答のほうをいただきまして、慎重に、最後に検討してまいりたいと考えておりますと。これは、ときがわ町だけでやることじゃないので、川というのは国のもので県が管理しているというか、そういう関係からですけれども、町長がいろいろ前向きにというような発言をやっていただいたので、質問を長くしているといろんな台風の関係から、なんですけれども、何点か聞かせていただきます。
  川のまるごと再生というと、この前に、これ上田知事の公約なんですけれども、私も川のまるごと再生の前に水辺の再生プラン100プランということで、これが上田知事の3大公約の1つで、私も一般質問を2回にわたりやって、ときがわ町に、何というんですか、水辺の再生100プランを指定されて、いろんな関係で今の川のまるごと再生に至ったわけなんですけれども、その川のまるごと再生においても、地元の人ですか、これがときがわ町に水辺再生100プランということで、ご尽力をいただいた住民の方がいらっしゃって、河川有効利用推進協議会というか、こういう人たちだとかボランティアの人たちが、県の方といろいろ何回も会議を重ねてプレゼンテーションしてときがわ町にということで、いろんな関係でときがわに来た経緯は聞いております。
  そして、ことし10月11日の日曜日、川の再生ということで、上田知事がときがわ町の多分、玉中付近ですか、あそこら辺に来て、また近隣の自治体の首長ないし議長が来町し、ときがわ町においてはビッグイベントの開催を行う予定と、そういうことを聞いています。これをもっても、何というんですか、花菖蒲園付近の下流から見ると右岸か、あそこのところを県との協議においてバーベキュー場所の設置ということに至っていただければで、ぜひ上田知事が来たらアピールのほう、当然でしょう、していただけると思いますけれども、ぜひやってくれと、そういうことをよろしくお願いします。
  それで、川にいろいろバーベキューの場所をつくるとか、そういうことというのは、やはり川が今日みたいに台風になると、そこで遊んでいた人だとかテントを張っていた人は水難事故ということで、これも今ある川の広場、あそこのところをつくるに至っても、もう県と何回も交渉し、一応、何というんですか、車がとまれるようになって、あそこバーベキュー場所をつくっていいということになったと。これも地元の方が一生懸命苦労してつくっていただいたということは聞いております。これと同じような方法で、先ほど言った菖蒲園付近の右岸、同じような申請ですか、これをもって花菖蒲園付近のバーベキュー場所利用というのは設置は可能なんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  どちらですか。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、川のまるごと再生の流れでバーベキュー場というようなところがお話が出てきたので、その辺のちょっと区分けというか、先に説明させていただきたいと思います。
          (「右岸と左岸という言い方はちょっと間違っていると思うんですが。上流から見て右岸じゃないでしょう」「下流から見てと言ったものですから。上流から見てですね」「上流から見てです」と呼ぶ者あり)
○岡本純一建設環境課長 川のまるごと再生の話が出ましたので、それとあと今、川の広場で行っているバーベキュー場のちょっと区分けというか、説明をさせていただきたいと思います。
  川のまるごと再生プロジェクトと今呼んでいるんですけれども、その前段にありました事業が、議員がおっしゃっていたとおり、水辺再生100プラン、これが、平成19年度に川の国埼玉川の再生基本方針というのを県のほうで策定いたしました。その後、県のほうで県内100カ所、そこに県が推奨するような事業を受けられるところがあるかというところで、ときがわ町でもいろいろ河川に絡んだ団体がありまして、そちらの方の熱意によりプレゼンを行いました。そこで平成20年から23年にかけて県内100カ所の中に、ちょうど玉川中学校の裏周辺なんですけれども、こちらが埼玉県が推奨する水辺再生100プランの中に入りました。それで、実際の具体的な事業というと、中学校北側の遊歩道等のカラー舗装や何かしてあるんですけれども、あちらのほうの整備が行われました。
  引き続き、今度は埼玉県が、水辺再生100プランとしてはピンポイントで行っていた事業なんですけれども、そうではなく、川の下流から上流までにかけた丸ごとの再生プロジェクトというのを推奨したいということで、やはりこちらもときがわ町につきましては水辺再生100プランの延長でプレゼンテーションのほうを行いまして、このとき県内17カ所の地域が採択されました。川のまるごとにつきましては、隣の嵐山町から三波渓谷に至るまでのおおむね7キロ程度の遊歩道整備、または周辺整備を行うということで、ちょうどことしが最終年度になりますが、事業を進めております。
  もう1点、川の広場のバーベキュー場のほうなんですけれども、先ほど町長のほうから申し上げましたとおり、平成23年4月に、これは国土交通省のほう、河川敷地占用許可基準が緩和されました。今までは河川敷地内で民間の方が、例えばカフェテラスとかそういう個人 経営の事業はできないということだったんですけれども、その辺の基準が緩和されて、民間活力による河川敷地内の活用というのが可能になりました。そこで、ときがわ町におきましては平成25年度、先ほど7月にオープンしたということなんですけれども、ふれあいの里たまがわのほうで手を挙げていただきまして、埼玉県で初めてバーベキュー場を設置することになりました。
  ということで、両方川に関した事業なんですけれども、川のまるごと再生は埼玉県のほうで推奨していた事業、バーベキュー場のほうは水辺空間とことん活用プロジェクトということで、国土交通省のほうで推奨している事業で、ちょっとニュアンスが違っているところだけご理解いただきたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 前田栄議員。
○9番 前田 栄議員 詳しく説明していただいてありがとうございました。
  国土交通省のほうで行っている川の広場ですよね、川の広場は国土交通省と、要は国ですけれども。そこで課長がおっしゃいましたけれども、河川有効利用推進協議会が中心となって、これは公募を行ってふれあいの里が受けたと。それでやっていると、そういうことなんですけれども、これはまだオープンして間もないわけですけれども、経営状態というか、これはどんなような推移というか、一生懸命やっていらっしゃるから黒字が出ていると思いますけれども。
○野口守隆議長 山崎産業観光課長。
  答弁願います。
○山崎政明産業観光課長 それでは、前田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  前田議員のご質問の中で、先ほどのご質問で、左岸側の占用許可は可能かどうかというご質問もございましたので、まずそれにお答えさせていただきたいと思います。
  先ほど町長の答弁にもございましたが、この件に関しましては県のほうとも協議をさせていただきました。その中で、あくまで安全面が確保されれば占用は可能であるというふうなお答えはいただいております。
  続きまして、川の広場のバーベキュー場の運営状況についてお答えさせていただきます。
  この川の広場のバーベキュー場につきましては、平成25年7月から開始ということでございます。当初年度の平成25年度につきましては、来客数として約2,400人、売上額として約100万円。昨年度、平成26年度につきましては約4,000人、売上額が約300万円。平成27年度、 今年度につきましては、4月から8月末現在の数字で申し上げますけれども、来客数が約5,000人、売上額が約400万円ということで、毎年伸びているというふうな状況でございます。
  以上です。
○野口守隆議長 前田栄議員。
○9番 前田 栄議員 毎年ふえていて、あそこを通ってもいつもいっぱいだと、そういうことで、本当にいいことだと思うんですけれども、私の地元においても大野にある木のむらキャンプ場ですか、ここも年間売り上げというのが、平成25年が1,800万、平成26年が1,700万ですか。お盆のときにも駐車場整理を手伝ったんですけれども、あのときが1日で約17万円。形態としては、木のむらキャンプ場においては、あそこは入村料という形なんですけれども、入村料大人500円、子供300円、ほかにテントですとかバンガローですとかオートキャンプ場、こういうもののもろもろで年間が大体一千七、八百万と、そういうことでやっているわけですけれども、川の広場において売り上げが毎年これだけの勢いでふえていると。これ利用料金というのはどのようになっているんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、前田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  この施設の利用料金でございますが、現在、川の広場におきましては予約サイトを設けさせていただいております。この予約サイトにつきましては、車を乗り入れられるスペース、予約サイトAという区画が14区画、ここは利用料として2,000円をいただきます。それにプラス入場料として1人当たり500円をいただいております。
  なお、このAサイトにつきましては、鉄板ですとか、また網、テーブルセット、こういったバーベキュー道具がセットになっております。
  それから、もう1つ、予約サイトBという、これは13区画ございます。こちらはスペースのみの予約ということで、料金は500円、道具類等は持ち込みということになっております。この500円プラス入場料というふうなことになります。
  また、この区画以外のフリーサイトという、これは入場料という形で料金設定をさせていただいておりますけれども、こちらは1人当たり500円ということで、小学生以下は無料というふうなことで料金を設定させていただいているところでございます。
  以上です。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 すみません。あそこのところは、うどん屋さんのほうから行って車が入っていくわけなんですけれども、河川の場合は車の駐車というのはなかなか難しいものがあって、お聞きしましたけれども、河川に駐車場、これ一般的にはつくりませんけれども、県との交渉でいろいろな災害だとか洪水だとかに注意して、昼間はそういうバーベキューをやる場所で車はとめてもいいと。そのかわり夜はいけないというようなことを、やっぱりこれも何回も交渉して、そういう既成事実というか、県のほうが認めてくれたという1つの慣例というか、例ができたと。
  それで、花菖蒲園の付近のあそこにおいては、車があそこのところは乗り入れるということは、上のほうから道でもつくればできる、乗り入れられないか、つくればできるでしょうけれども、多分、役場の駐車場というか民間の駐車場というか、そこを使っての、できたとしたらですけれども、そういうふうになるだろうと思いますけれども、いろんな交渉を持って安全面が確保できれば、そこのところもバーベキュー場所が可能だということで回答をいただいたわけですけれども、ほかにときがわ町においては、何というんですか、バーベキューにやってくる人が多くて、有料以外というか、そういう規制区域以外では、上流から行くと大野においても木のむらキャンプ場以外で2カ所ですか、二、三カ所の場所でそこへ、川へおりていって、バーベキューをすると。それで、ちょっと心得のない人はごみを置いていくと。西平においては、赤塚幼稚園だか保育園があるんですが、あそこの前がここ一、二年、あそこのところ車をとめておりていって、園庭というかあそこのところでやっていると。それから本郷においては、まあいろいろありましたけれども、あそこの本郷球場のところでやはりバーベキューをやってごみを置いていくと。そういうようなことが何カ所かあるわけなんですけれども、地元にとってはごみを持っていってくれればいいですけれども、ごみを捨てていくと。ということは、やはり迷惑な話なわけです。
  なもので、できればそういう、ときがわ町において、先ほど言ったアウトドアの町ときがわということで、可能ならばそういうところを、何というんですか、地元雇用ですとか地域の活性ということで、これからというか、そこの花菖蒲園の付近のあそこのところを例として、当たりさわりのないようにいろんな点でつくっていっていただければ、いろんな点で活性化ができるんじゃないかと思いますけれども、その点に関して将来の方向性というか、下流から上流までの方向性というのをちょっとお聞きしたいんですけれども。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 前田議員のご指摘のように、やはり特にときがわは山林、山と川が売りの町です。できれば前田議員が言われましたように、バーベキュー場と指定していないところでごみを捨てていくということで、非常に大きな問題になっております。苦情も役場のほうにも来ておりますし、その辺の対策は、せっかく来てくれる人は多少お金を払っていただいてそういうキャンプ場で過ごしてもらう、そういう環境づくりも大事だと思いますので、前向きに検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 ありがとうございました。
  そうですね、雇用ですとかいろんな点で自然を、何というんですか、そういう場所をつくると自然のままの川がいいという意見もありますので、全体トータル的に見て自然も残しつつ、そういうようなバーベキューができる場所とか、子供たちが水で遊べるような場所をぜひつくっていっていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁しますか。
  関口町長、答弁願います。
○関口定男町長 一番、自然というのが大事だと思うんですよね。そういうときに、バーベキュー場とかきちっとしたそういう料金をとって、そこで洗い物をしたらだめですよとか、そういうことをきちっとうたっておけば、そうすればお金を払う人は割合きちっとやってくれるんです。一番困るのは、あいているところでやって、ごみは置いていく、そしておまけにそこで洗い物していくと。そうすると、下流で非常に洗濯した泡が流れてくると、そういう状態になっちゃうわけです。ですから、その辺をやっぱりしっかり自然を大事ということになると、やっぱりきちっとそうしたことを環境整備しないと環境破壊に私はなっていくと思いますので、その辺の整備をしたいということでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 前田議員に申し上げます。
  関連質問に答弁していただいたので、要望ということで承るということでお願いしたい。
○9番 前田 栄議員 はい、わかりました。
  もう終わりでいきます。
○野口守隆議長 じゃ、2番目に入りますか。
○9番 前田 栄議員 入ります。
○野口守隆議長 それでは、続いて質問事項2、未使用公共建物を利用した歴史資料館設置を。
  9番、前田議員。
○9番 前田 栄議員 2問目として、未使用、これ現在使用されていないと思われる公共建物を利用した歴史資料館設置をということで質問させていただきます。
  ときがわ町、また各個人の家には、歴史的価値のある文化財が数多くあります。そして、その一部は給食センターのそばの旧民間会社跡地に保管されている状態もあります。保管状態もそれほどよくなく、簡単に入って見ることもできません。また、各個人宅にも文化財的価値のあるものが埋もれていると思います。後継者不足、または火災などにより歴史的価値のある資料が紛失、滅失しないよう保存、管理、展示、また一般公開できるような資料館を設置できる体制をつくっていただきたいですけれども、町のお考えを伺いたいです。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  舩戸教育長。
○舩戸裕行教育長 それでは、前田議員のご質問2、未使用の公共建物を利用した歴史資料館設置をについてお答えいたします。
  ときがわ町には、議員ご指摘のとおり、国・県・町の指定となっている貴重な文化財が宗教法人や個人所有のものとして町内各所に所蔵されております。
  また、町が管理する文化財の保管場所につきましては、郷土資料館(旧ローヤル電機倉庫の2階及び3階)と文化財整理室(バス車庫の2階)、そして玉川トレーニングセンター下倉庫の3カ所に収蔵されております。収蔵文化財の主な内容は、民具、古文書及び発掘調査出土遺物などで、いずれの施設とも収蔵スペースとして飽和状態に近く、状況として分散収蔵となっております。また、公開については、文化センター1階展示ホールで行われる比企の巡回文化財展の折に適宜、保管されている関連資料の展示を行っているところです。こうした状況から、資料の一般公開については限られたものとなっており、文化財の周知や活用面から課題であると認識しているところであります。
  ご質問の一般公開できる資料館の設置につきましては、まず公開するための展示スペースと保管を担保する収蔵スペースが必要となり、一体型とするか分離型とするかは実情に応じ選択が考えられます。ちなみに、町で現在保管する文化財の収蔵スペースから換算し、必要な面積を想定いたしますと、最低でも543平方メートルが必要となる計算です。床面積として該当するものを探しますと、学校施設とはなりますが、例えば明覚小学校南校舎などが考えられます。この場所であれば、展示と一括保管ができ、学校教育との連携も可能となりま す。ただし、現在学習活動にも使用されている実態がありますので、学校側との調整が必要となります。
  以上のことから、未使用公共建物を利用した一般公開できる歴史資料館については、一体型か分離型かの方向性をまず柔軟に検討いたします。その上で、今後の公共施設の統廃合の状況をにらみながら、明覚小学校南校舎を視野に関係機関との調整を行い、設置に努めてまいりたいと考えております。
  次に、議員がご提案する、個人が所有する文化財的価値あるものを保存、管理できる体制をつくることについてお答えいたします。
  現在、町の文化財保護行政は、ときがわ町文化財保護条例に基づき、町の区域内にある文化財の指定と、指定された文化財の保存及び活用を中心に推進しているところであります。しかしながら、町内には町の歴史を語る上で貴重な未指定の文化財も所在し、後継者の不在に伴う価値ある資料の紛失、滅失も実際に懸念されるところです。
  こうした状況に対しましては、旧村時代に、古文書を第二庁舎1階の旧会計室内耐火金庫に、破損仏を図書館2階の閉架書庫にお預かりをして保存措置を講じてきた事例がございます。この対応は全てのものに適応できるものではありませんが、緊急性があり、町の歴史を語る上で貴重で厳選された資料であれば受け入れは可能です。紛失、滅失のおそれがある事案等がありましたら、ご相談をいただければと思います。
  以上のように、歴史的価値ある資料の紛失、滅失を防ぐ保存管理体制の構築につきましては、現状において可能な範囲で対応をしているところであります。しかしながら場所に限りがありますので、今後さらなる保管管理体制の充実に努めてまいります。また、文化財の紛失、滅失に対する注意喚起の広報についても検討してまいります。
  以上でございます。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  前田議員。
○9番 前田 栄議員 私のこの質問と同じような一般質問を、六、七年前ぐらいですか、以前、堀口議員が行いました。「文化財の保護、保存は」というタイトルです。町の回答としては、教育長が「所有者、保護審議委員などの関係者とよく精査し、十分検討する必要がある」と一応答えていただいたわけなんですけれども、この間、教育長も二、三人かわって、生涯学習課も四、五人かわっていますかね。これの引き継ぎというか、こんなようなことがあるというのは聞いたことはございますか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 ただいまの前田議員のご質問にお答えいたします。
  行政は継続が基本でございますので、引き継ぎを行ってございます。
  以上です。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 そうですね。行政は引き継ぎが基本ですね。民間も引き継ぎも基本ですけれども、そんなので六、七年というか、ちょっと正確にあれなんですけれども、たっていたわけなんですけれども、いろいろ住民の方からもどうにかできないかと。ただ、新たに新設するということはなかなか費用がかかるものですから、この回答にも書いてあるように、いろいろ出てきたんですけれども、この中のちょっと堀口議員の答えで、保護審議委員というのは、これはどういうような構成というか、何人ぐらいというか、なっているんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 引き続きお答えをいたします。
  7名でございます。
  学識、または一般でございますけれども、地域性があったり、あるいは歴史関係にかかわっていただいた方に委員として委嘱を差し上げているところです。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 保護審議委員の方で、こういうようなことでどうにか町のほうでやってくれとかというような意見というのは、過去出たことはあるのか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 引き続きお答え申し上げます。
  昨年度になりますが、27年3月の文化財保護審議委員会におきまして、文化財の保存場所ということで議題をいただきまして、お話というか協議がされたという経緯がございます。
  以上です。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 そうですね。そんな中で、回答の中にある、なかなか使っていないというか、何といっていいか、未使用の公共建物あると思いますけれども、ここで出てきた明 覚小学校、これ昔の小学校のつくりのままで、ただ、今、学習活動に使っていることを言っていますけれども、これはまだ、何というんですか、補助金で多分つくっているから、その補助金が残っているというか、残っているんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 失礼しました。建設竣工の年月日が36年12月でございますので、当然補助金が入ってございますけれども、もう10年以上経過した段階で今、文科省のほうでは簡易な申請で受け入れられるということで言っておりますので、そちらのほうは問題ないと考えます。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 以前、学校のことでそんなことを聞いて、補助金があるとなかなか転用が難しいと。私が議員になったとき聞いたことですけれども、今においては10年ぐらいたつとこういうことができると、そういうことなんですね。
  じゃ、その明覚小学校、仮にですけれども、学校のことを言ったら越権行為になっちゃいますけれども、仮にそこのところができたとしたら、そういう、何というんですか、わかったらで結構なんですけれども、資料館というか、そういうのをつくる補助金というか、そういうのはあるんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 ただいまのご質問に引き続きお答えを申し上げます。
  確認した範囲なんですけれども、うちのほうは民具と発掘の出土品がございますが、民具の収蔵、保管については補助金的なものは見つかりませんでした。ただ、埋蔵文化財のほう、出土品につきましては、地域の特色ある埋蔵文化財活用事業というのがございまして、こちらのほうに照会をかけたところですと、メニュー的には該当するだろうと。ただ、本申請の前に、ある程度決まった段階で文化庁とヒアリングを受けてくださいというような話を受けました。
  以上です。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 そうですね。小学校とかそういうことなんですけれども、私もこれで保管してある収蔵スペースとかというのを、何カ所かあると聞いたんですけれども、今まで は旧給食センターのそばの民間施設に、あそこのところにテントとか借りに行くと、こういう土器ですか、土器の破片だとか、村資料とかそういう、何というんですか、本があって、こういうのを見たい人だとかいると思うんです。土器の場合、それを専門家に見てもらっているんでしょうけれども、それが中に価値のあるものも、まあ石川課長はプロだから、あるかないかわかると思うんですけれども、そういうのもこういう自分たちの住んでいたところから出たと。
  そういう展示的なものをつくってもらえないかと、そういうことで質問したり、そういうのがやっぱり外に出て皆さんの目に見られたほうがいいと思ってしたんですけれども、たまたま埼北よみうりの8月ですか、読まれた方があるかもしれないんですけれども、東松山市で県内初の三角縁神獣鏡という、鏡ですか、こういうのが出て、子供たちがそれをまねてつくったりして、やはり大人の方もそうですけれども、子供たちも石川課長みたいに歴史に興味のある人だとか、ない人もいるでしょうけれども、そういう人たちのやっぱり文化的な向上というか、やはり文化財というのは歴史や文化を正しく理解するためで、また将来の文化向上の発展にもなると思います。
  そういう点から、せっかくあるものをどうにかこういう展示できるようなということで質問させてもらったわけですけれども、明覚小学校のところがそういうものがあると。それと、ただネックとなると、地元の反対はないと思いますけれども、学習活動とこれありますけれども、学習活動というのは週にとか、たまに使っているとか、どういう状態なんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 ただいまのご質問に引き続きお答えを申し上げます。
  主に3学期の書き初めというんですか、習字の部分で使用されていて、おおむね20回程度ということであります。
  以上です。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 書き初めも大事な教育の一つなんですけれども、どうにかトータルで考えて、マクロで考えて、明覚小学校のところの南校舎をどうにかこういう資料館的につくれないかどうか、こういうのを検討していただきたいと思うんですけれども、あそこは平米数でいうと543平米以上あるんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 864平米ということで。教室の面積でございます。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 何点かお聞きしましたけれども、どうにかこうにか、勝手に想像しちゃまずいですけれども、そこのところをいろんな点で、教育委員会ないし、何というんですか、町のほうで努力していただいて、南校舎だとか違うところがあったとしたらぜひやっていただきたいと思うんですけれども、ときがわ町というのは調べましたら、埼玉県において国指定有形文化財が7%ですか、それと県指定文化財の4%がときがわにあるそうなんです。やはりときがわ町は、ときがわ産材も、木も売っていますけれども、文化財の宝庫と、こういうことと、あと先ほどの、質問に関連はないですけれども、アウトドアの町ときがわと、いろんな点で売れる要素があると思うので、ぜひ何というんですか、歴史資料館の建設をお願いしたいと思うんですけれども、もう1回よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 ただいまのご質問に引き続きお答えを申し上げます。
  議員のご指摘のとおりでございますので、答弁書にもございますが鋭意努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 前田議員。
○9番 前田 栄議員 ぜひよろしくお願いいたします。
  これでもって質問を終わりにいたします。
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          ◇ 岡 野   茂 議員
○野口守隆議長 続いて、発言順位3番、質問事項1、サイクリストの交通安全対策を。質問事項2、慈光寺周辺の散歩道や遊歩道の整備は進められないか。
  通告者5番、岡野茂議員。
  岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 5番、岡野茂でございます。
  ただいま議長の発言許可をいただきましたので、質問させていただきます。
  私の一般質問の1番として、サイクリストの安全対策をということで質問させていただきます。
  近年、サイクリストが急増しているが、山間部の狭い道路での並行走行、あるいはインコーナー走行等、自動車の運転手から、ひやっとしたとか、あるいははっとしたということをよく耳にします。町としての安全対策についてお考えを伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、岡野議員のサイクリストの交通安全対策をについて、ご質問にお答えいたします。
  平成16年に行われました埼玉国体の自転車ロードレースで、西平から白石峠や松郷峠を周回するコースが使われました。このことからサイクリストが増加していると。サイクリストの間では聖地と呼ばれているというくらい有名な場所になりました。
  岡野議員ご指摘の、山間部の狭い道路での危険な走行については、沿線住民の方からもご指摘をいただいているところであります。
  町では、このサイクリストのマナーの向上、これと交通安全対策といたしまして、平成21年6月から26年5月までの間にいろいろ対策をとっております。例えば「危険 スピードを落とせ」という看板を大野地内の県道に4カ所設置しました。また、「下り坂!急カーブ!自転車走行注意!」の看板を雲河原地内の県道に2カ所、町道に4カ所、また後野の慈光寺方面の町道に5カ所、計15カ所設置したところであります。さらに、「マナーアップ 自転車も守ろう交通ルール」ののぼり旗を延べ7カ所、本年度の春と夏の交通安全防止運動期間には延べ12カ所に設置しているところであります。
  また、町で作成いたしましたときがわサイクリングマップ、また比企地域の9市町村で作成いたしました比企地域サイクリングマップなど、マナーアップを呼びかける内容を掲載したパンフレットを配布するなどの啓発活動等も現在行っているところであります。
  県道につきましては、道路側に出ている草や木の枝があれば、その都度、県土整備事務所とその対応を相談して対処しているところであります。
  埼玉県では、自転車の危険走行による交通事故の多発、また自転車利用者の交通マナー低下が問題になっていることから、平成24年4月に自転車の安全な利用の促進に関する条例という条例を施行したところであります。町といたしましても、県条例を参考にしながら、さらなる自転車の安全な利用やマナーの向上を目指しまして、自転車の安全利用に関する条例の制定を検討してまいりたいと考えております。
  今後も交通事故防止のために、埼玉県、あるいは小川警察署を初めとするいろいろな機関がありますので、そういう機関と連携を図りながら、サイクリストの交通安全対策を積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 答弁ありがとうございました。
  ただいまの答弁を聞きまして、私の住む、雲河原地区は特に山間部の狭い道ということで、非常に私たちも自分で車で走っても危険を感じることが非常に多くあります。そして、ここに書いてあるように、雲河原地内に2カ所、あるいは県道に4カ所ということで看板を設置していただいたということなんですけれども、この看板も非常に何か目立たないような気がするんですよ。それで、自転車の方なんかもそういうのを見て、安全というのは自分もそうですけれども、相手の車等に対しても安全を与えなくちゃと思うんですけれども、その辺でもう少し目立つような看板の設置というのは、町のほうでは考えられないでしょうか。ちょっと質問させていただきます。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  看板なんですけれども、黄色い下地に「下り坂!急カーブ!自転車走行注意!」ですとか、そういった黒や赤の文字でつくったものであります。設置するには電柱ですとかそれをつけられる場所というのも必要でありまして、ある程度大きさが限られてしまっています。できるだけ自転車に乗っていて目立つようなところにはつけていることなんですけれども、なかなか議員さんが感じるように、もうちょっと目立ったほうがいいんじゃないかということだと思います。
  こちらとしましても、看板のサイズを大きくして設置できるような場所があれば、そういったところにサイズも考えながら設置できればと思っております。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 ありがとうございました。
  あと、サイクリストというのは、自転車というのは非常に音もなく勢いよくカーブをイン側から入ってきたり、例えば、自分で走行していても後ろにつかれると危険を感じて、急ブレーキがおくれたときに追突するんじゃないかというようなスピードでついてくる人が多い わけですよ。ですから、そういう方に、もう少しマナーアップということで言っているわけですけれども、このマナーアップを呼びかける内容を記載したパンフレットというのは、これは配布しているということですけれども、この啓発活動の中でどの辺のところに置いてあるとか、あるいはその辺がわかったら教えていただきたいんですが。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、岡野議員のご質問にお答えさせていただきます。
  まず、町で作成したサイクリングマップ、これはこういった町内のコースを紹介しているマップでございます。これは、この中に、ルールを守って楽しいサイクリングをということで注意事項を記載してございます。
  さらには、こちらは比企元気アップ会議ということで、おおむねこの比企郡内の町村で作成したものでございます。こちらも郡内のコースを紹介するとともに、各市町村の見どころ、さらにはこういったプロの方のコメントを入れた安全走行の心がけと、こういったものも掲載して啓発しているというふうなことでございます。各市町村の、基本的にこういったものは今、産業観光課のほうの観光パンフレット等々の配布場所に設置はしてございます。
  以上です。
○野口守隆議長 課長。どういったことで啓発活動をしているかと、どういうところで配布しているかと、そういった説明を聞いているんだと思います。それに答えてください。
  答弁願います。
○山崎政明産業観光課長 このパンフレットについては、役場のほうに設置をさせていただいております。
  以上です。
○野口守隆議長 よろしいですか。
  岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 すみません。それは役場の、庁内だけに置いてあるんですか。
○野口守隆議長 答弁願います。
○山崎政明産業観光課長 そのとおりです。これはそれぞれ、比企でつくったものは各郡内市町村のほうで設置をしております。町のほうでつくったものは町内にということで設置をしております。
  以上です。
○野口守隆議長 町内のどういうところに配置してあるかという説明を聞いているんです。
  答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 基本的に観光施設ということになります。
  以上です。
○野口守隆議長 もういいですか。聞こえなかった部分。いいですか。
○5番 岡野 茂議員 ちょっと今、答えがわからなかった。
○野口守隆議長 もう一度答弁願います。
○山崎政明産業観光課長 町内の観光施設等でございます。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 それは町内観光施設等に置いてあるということなんですけれども、例えばコンビニとか、あるいは商店のそういうサイクリストの方が多く寄るようなところへ置くようなことはできないんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 お答えさせていただきます。
  町内のそういった商店等々に、特にまたサイクリストの皆様が立ち寄る場所等については、設置は可能だというふうに考えております。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 ありがとうございます。
  特にこのサイクリストというのは、6月から9月ごろ、こちらのほうへ来町する方が多いわけですけれども、そうしたときに道路わきの草が覆ったり、道幅が狭くなったり、あるいは、特に松郷峠等はダンプカーが多く通るので、非常に左右に砂等があって自転車で滑るということで中を走る方が多いんですけれども、その辺、県と相談して除草作業もするということなんですけれども、非常に私どもが見ていて、県の除草作業というのは道路のそれこそ1メートルぐらい、ガードレールの下だけを刈るような感じで、見通せるような刈り方というのができないんですけれども、その辺をもう少し、例えば左カーブだったら、カーブの内側を刈って見通しをよくするとかというような措置はとれないんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、議員の質問にお答えします。
  うちのほうの管轄が東松山県土整備事務所になります。県も各業者のほうに委託して、ことしは年2回除草作業をする予定があるというようなことは聞いております。その中で委託契約をするわけなんですけれども、やはり全路線、車が通る脇1メーターというようなところで委託のほうを契約しているようです。また、ピンポイントでどうしてもサイクリストが多いところについてやってもらえるかどうかにつきましては、これから町のほうから県のほうに要望してまいりたいと思います。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 今、質問した件につきましては、サイクリストだけでなくて地元で車を運転する方からの要望も入っておりますので、ぜひその辺を県との協議の中で進めていただけるようにお願いしたいと思います。
  それからあと、先ほどの安全対策という中で、パンフレット等をつくって配布するだけでなくて、あとの方法としてはホームページで呼びかけるとか、あるいは地元のサイクリストの方に協力いただきながら要請していくとか、あるいは保険の自転車の加入とかというのは、私、勉強不足ですみません、そのパンフレットは見ていないんですけれども、その辺は載せてあるんでしょうか。保険の加入についてということで載せてあるでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  山崎産業観光課長。
○山崎政明産業観光課長 それでは、岡野議員のご質問にお答えさせていただきます。
  このパンフレットにつきましてはコースの案内等々が中心になっておりますので、この注意事項等の中には、保険の加入等については特に記載はしてございません。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 あと、ホームページ等で呼びかけるという考えはまだ今のところないでしょうか。
○野口守隆議長 ホームページで何を呼びかけるわけですか。
○5番 岡野 茂議員 すみません。ホームページの呼びかけというのは安全とか、あるいは 安全に対しての保険、自転車の保険を入れて走行していただくというような呼びかけというのはできないでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 では、すみません。こちらからお答えをさせていただきます。
  岡野議員のほうから今、保険の話が出ております。こちらにつきましては、埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例、こういった条例がございまして、自転車利用者等の責務という項目があります。その中で、「自転車利用者は自転車の交通事故防止に関する知識の習得に努めるとともに」というのがありまして、万一の事故に備えた損害賠償保険への加入に努めなければならないというようなふうに条例で定めております。これは、努めなければならないということですので、加入しなければならないということではないんですが、この辺、町でも条例を今後つくる方向で検討しておりますので、そういう中にも盛り込むかどうか、それの周知をホームページ等でもしていければというふうに考えております。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 ただいまの保険の件なんですけれども、これ千葉県の例で、この前ラジオで言っていたんですが、インターネットで調査して251人のサイクリストの方から回答をいただいたということなんですけれども、まず保険があるかないか知っているという方が86%だそうです。そして、入っているという方が31%、入っていないという人は55%いるそうです。ですから、回答の約3分の1まで満たない人が入っているだけで、保険の加入というのは、今例えばハイカーをひいてしまったとか、自転車が原因で賠償責任が起きたときにいろいろ問題が起きると思うので、その辺も強く紹介をしていったらいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、お答えいたします。
  岡野議員がお調べになった中で、千葉県の例だと思うんですが、保険を知っている方の率ですとか実際加入している率ということでお話しいただいています。
  ときがわ町もいろんなところがカーブがあって、しかも急な坂ということで、特に下りから下っておりてくると、本当に気がつくともう目の前に来ているというような自転車の走行 をされる方もいますので、事故があっては非常に困るわけですが、万一のときに備えてそういった保険についても加入するというような、そういった周知のほうはいろんな方法を使って検討したいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 じゃ、いろいろ検討していただけるようにお願いしたいと思います。
  また、ときがわ町には10人程度の、これは確定した数ではないんですが、10人程度のサイクリストがいるそうなんですが、組織的なものはなくて愛好会的なものでつくっているということなんですけれども、今、西平のセブンイレブンの跡地を借り上げて拠点をつくりたいということでやっているそうなんですが、ときがわで過去4回フェスタをやったときに、1回目が80人、2回目が100人、3回目が180人、4回目が300人と非常にふえてきて、もう300人以上は処理できないということで、今回5回目は観光協会と共同でやりたいというようなお話をいただいているんですけれども、こうしたときがわ町に来ていただく方も、観光客というかサイクリストが多少の商品購入という形で町のものを買っていただけるということで、またそうしたお客様が、いいものがあると、ときがわでいいものをフェイスブックだとかラインによって商品を口コミで広げてくれて、非常に観光客を誘致するのに貢献してくれているから、余りサイクリストが、普通の車に乗っている人だと邪魔になるとか危ないとかということで排除するということではなくて、来た方に地元の人としても気持ちよく来ていただいて、いい環境をつくりながら、町の税収にも多少影響するだろうから、商品の売り上げ等もありますので、ぜひともそういうことで安全性を高めるような整備をさらに進めていただきたいということをお願いいたしまして、この質問を終わりにさせていただきます。
  ありがとうございました。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開は午後1時といたします。
                                (午前11時45分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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   ◎延会について
○野口守隆議長 お諮りいたします。
  本日の会議は、台風接近により土砂災害警戒情報が発令され、職員が緊急体制を配備する必要があるため、この程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○野口守隆議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 1時00分)