平成27年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            平成27年12月9日(水) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
中 藤 和 重 
町民課長
柴 田 光 子 
福祉課長
大 島 武 志 
会計管理者兼会計室長
金 子 加代子 
産業観光課長
山 崎 政 明 
建設環境課長
岡 本 純 一 
水道課長
内 室 睦 夫 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
清 水 誠 司 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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議会事務局長
町 田 英 章 
書記
村 田 宏 美 

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   ◎開議の宣告
○野口守隆議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまでございます。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成第27年第4回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○野口守隆議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○野口守隆議長 これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○野口守隆議長 発言順位4番、質問事項1、国が支援する「地域公共交通網形成計画」へ転換を図る考えは。質問事項2、地域支援事業充実の方向性は。
  通告者4番、山中博子議員。
○4番 山中博子議員 議席番号4番、山中博子です。
  通告書に基づいて質問します。
  1、国が支援する「地域公共交通網形成計画」へ転換を図る考えは。
  平成26年11月20日の法律の改正で、従来の「地域公共交通総合連携計画」は任意の計画となり、新たに法定計画として「地域公共交通網形成計画」を策定することができるようになった。
  そこで、ときがわ町でも国の支援を活用し、「地域公共交通網形成計画」を策定する中で乗り合いタクシーの導入はできないか、伺う。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 おはようございます。
  では、山中議員のご質問のほうにお答えをさせていただきます。
  山中議員の「地域公共交通網形成計画」を策定する中で乗り合いタクシーの導入はできないかについてお答えをいたします。
  ご質問にあるとおり、平成26年11月20日の地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の改正により、地方公共団体が交通事業者など地域の関係者と連携しつつ、マスタープランとなる「地域公共交通網形成計画」の策定ができるようになりました。
  「地域公共交通網形成計画」は、従来の「地域公共交通総合連携計画」が路線を再編し、デマンド交通を導入するなどの単体の計画であったものに対し、まちづくり、観光振興等の地域戦略との一体性、地域全体を見渡した総合的な公共交通ネットワークの形成、広域性の確保など、まちづくりとの連携が図られたときがわ町にとって望ましい公共交通網の将来ビジョンを示すものであります。
  なお、国の支援は計画策定に対するものであり、個別事業の導入に対する国の支援が受けられるものではありません。
  ときがわ町では、平成27年度の計画策定を予定しておりましたが、所管官庁である国土交通省関東運輸局の指導を仰いだところ、現行の路線バス、デマンドバスの利用実態の把握、利用者のニーズ調査を行った上で計画策定に移ることが望ましい旨のアドバイスがあったことから、平成28年度に利用実態の把握、ニーズ調査等を実施することとし、その費用として約1,000万円の補助金要望を国に対して行ったところであります。
  なお、国の補助金につきましては、例年、国の予算額を大幅に超える要望があることから、査定が行われ、場合によっては、補助金の交付対象とならないゼロ査定の可能性もあり得るとの連絡が来ておりますので、どの程度の規模の調査を実施するかにつきましては、国の動向を見て検討してまいりたいと考えております。
  したがいまして、「地域公共交通網形成計画」の内容は、ニーズ調査の結果を見ないと不明ではありますが、ときがわ町にとって望ましい公共交通網の将来ビジョンを示すものであり、高齢者の皆様はもちろんのこと、町の将来を担う子供たち、町の活性化に欠かせない観光客など、幅広い層の利便性を考慮した計画にしていかなければならないと考えております。
  野原議員のご質問でもお答えをいたしましたが、乗り合いタクシーの先進地である岐阜県美濃市で行われた、ときがわ町議会主催議員研修会の報告の中にも、「その利用者のほとんどが時間的に余裕のある高齢者で、通勤、通学や観光客などの利用も想定するときがわ町路線バスを乗り合いタクシーで代替することは難しいと思われる」とまとめられているとおり、 まちづくり、観光振興の一体性を考えたときに、現行の路線バスから乗り合いタクシーへの転換の可能性はないとお考えをいただきたいと思います。
  なお、高齢者の移動手段の確保につきましては、今後も進行する高齢化社会に備えるため、公共交通対策としてではなく、福祉有償運送や地域支え合いサポート事業などの福祉サービスを考慮しながら、高齢者福祉施策の1つとして検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 現在、東秩父村では、地域公共交通網形成計画を策定し、交通不便地区のために国の補助金を得て、ミニバスの実証運行に取り組んでいます。乗り合いタクシー導入の一般質問をするのは、今回で5回目です。今までの4回の中でお答えをいただいていないことがあるので、質問をいたします。
  まず、平成26年第3回の山中の一般質問です。
  埼玉県立大学の調査での住民の公共交通への不満について、答弁で、大附地区のデマンドについては現在検討を進めているという状況、改善の検討を進めているということでご理解をいただきたいという答弁でした。
  どのような検討をしたのか、お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 大附地区の公共交通につきましては、デマンドバス導入のときの改正、ハブ・アンド・スポーク化になったときの改正のときに、今まで路線バスが1日3便、大附に上がっていたんですね。午前中とお昼ごろと3時ごろということで3便上がっていました。これについては非常に利用客の方も少なかったということで、全てデマンド交通化をいたしました。便数としては、6便に倍増しております。この中でも、なおかつ利用者の方のそういったアンケートの形が出てきたということでございますけれども、利便性の向上については、デマンドのバス停の増設、これを検討してまいりました。
  また、これはまだ具体的になってはいないんですけれども、朝、子供たちを迎えに行くスクールバスが大附へ上っております。このスクールバスをうまく利用して、混乗という形で、お年寄り等が朝出かけてこられるような方法ができないかということで検討をしております。まだ、この辺については具体的な方策としてできているわけではありませんけれども、検討はしております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 この質問が出たのは、平成26年3回の質問です。
  ですが、今、バス停をふやした。それから、スクールバスの件はまだ実現していないとのことですが、こういうことを公共交通の活性化協議会のほうで話し合わないのでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 個々のそういった施策については、事務局とイーグルバスのほうで検討いたしまして、実現可能なものについて地域の皆様の代表の分科会というのがありますので、そこの中で検討していくということでございます。
  また、今回まだ検討していないということでございますけれども、こういった改正を行う場合、全体的な町の公共交通をどうするかというビジョンがちょっと見えてこないと、個々の部分だけ論議をしても、なかなか全体の公共交通の中でそれを論議していい方向に向かっていくという形がちょっととれないもので、まだ全体の公共交通のほうには諮っていないということでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 ビジョンが見えていないとのことですが、ビジョンがちゃんとしていなければ公共交通そのものがしっかりしていかないと思います。大附のことでも、大附のほうにちゃんとその人たちに意見を聞くとか、そういうことも必要かと思いますが、いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、来年度大規模なアンケート調査等を実施してまいりたいというふうに考えておりますので、そうした中で地区別に全て集計できますので、大附地区の方のご意見もその中でお聞きしたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、大附地区の方の意見もちゃんと取り入れていただきたいと 思います。
○野口守隆議長 よろしいんですか。
  山中議員。
○4番 山中博子議員 これは、平成26年第4回の野原議員の質問です。きのうもその質問のことが出ましたが、改めて私のほうからも質問をさせていただきます。
  ときがわ町に乗り合いタクシーは可能か、その答弁は、可能であると答えています。それなのに、2回、3回と進むうちに、今可能でないというお答えをいただいております。なぜなんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 山中議員のご質問にお答えさせていただきます。
  乗り合いタクシーの事業については、ほかの市町村でも先駆的に、例えばお隣の鳩山町ですとか白岡市ですとか、いろんなところでやっている例がございます。最近、東松山市ではデマンドタクシーという形で、ちょっと乗り合いタクシーとは違った形のシステムが入っております。
  そうした形で、東松山の担当者の方にもちょっとお聞きしたんですけれども、乗り合いタクシーにどうしてしなかったんですかという話をちょっとお伺いしました。そうしたことでお聞きしたところ、余りにも経費がかかり過ぎるというお答えでございました。
  ときがわ町としても、その乗り合いタクシーを導入するに当たっては、現在、公共交通網として、ハブ・アンド・スポークということでバスを中心にネットワークを組んでおります。このほかに新しくその乗り合いタクシーを導入するということになりますと、町内全域で現在試算をしているところなんですけれども、大体5台ぐらいは必要だというふうに事務局段階では考えております。その経費は、数千万、4,000万円程度はかかるということで、その新たな出費をこれから財政的に考えますと非常に難しいということでございます。
  ご案内のとおり、財政運営計画を立てまして、今後の財政運営等について議会の皆様にもご説明をする中で、いろいろな経常経費の削減についてお願いをしているところなんですけれども、ことし、平成27年の普通交付税算定ベースで申し上げますと約2億6,000万円の削減が来年から始まるということで試算をしているところでございます。5年後に仮に2億6,000万円が削減になった場合、経常経費をどうやって捻出していくかということも非常に重大な、ときがわ町としても課題というふうに考えております。そうした中で、4,000万円 からの新たな出費をすることは非常に難しいということで、現在そういう新しいシステムを組んで始めるということは考えていないというところでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 26年の4回のときには可能であると言ったことに責任を持っていただきたいと思います。その後にいろいろなことを断る理由として考えているとしか私には思えませんでした。
  それから、財政上困難ということですが、私が提案しているのは、今ある、ときがわ町が所有している、今イーグルバスのほうに貸し出しているワゴン車、そちらのほうを使って、それから今デマンドを走らせている日向根、それから竹の谷、そちらのほうは通勤・通学とかいうことを言われたので、朝の8時までは路線バスを走らせ、それから6時以降は通勤ということでまた路線バスを走らせる。その8時から6時までの間というのを、そこのところで使っていた路線バスと、それからデマンドバスに使っていたワゴン車を乗り合いタクシーとして使ったらどうかということで私は提案しています。
  ですから、先ほど言いました財政上困難ということで、4,000万、その4,000万の行方というのがよくわからないのですが、今のところデマンドバスとそれから路線バス、そこのデマンドが走っているところの路線バス、そちらのほうを合わせると約3,000万の赤字ということを一番最初の一般質問のときに出しております。ですから、私のほうではそういう財政上の困難、できる限り、家計と同じですから、どういうふうにしたら削減できるかということを考えて私のほうも提案しています。ですから、最初に言った可能であるという答弁、その答弁にも責任を持っていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、山中議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  可能であるという話でございますけれども、技術的に可能であるという意味で言ったということでございますけれども、その後の町の財政状況等を考えますと非常に難しいということでございます。
  また、山中議員ご提案の西平から奥、大野、椚平地区、そちらにワゴン車を今走らせておりますけれども、そういったものを町内全域に拡大できないかというご提案をいただいております。山中議員のご提案ですと、それを2台で町内全域をという話でございます。昨日の 野原和夫議員のご質問にもお答えをさせていただきましたが、現在そのワゴン車については、1台を予備車両ということと路線バスにも使っておりますし、その小川方面に行く朝の便にも使っております。ですから、そういった形で西平から奥の路線バスを全て廃止しない限り、このご提案にはちょっとお応えできないということになりますので、そうしますと、2台で町内全域を賄うということになりますと、人口規模の集中している明覚地域、玉川地域の当然要望といいますか、ご利用が多くなると思います。
  裏を返しますと、西平から奥、大野地域、椚平地域は路線バスが全てなくなって、デマンド交通も使いづらくなるという非常に山間地域を抱えている多くの地域の活性化を図らなければならないという町としての使命もありますし、そういった方の利便性をほとんどなくすような形でそういった新しいシステムを導入することはできないということで、きのうの野原議員のご質問にもお答えをさせていただいたということで、ご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 先ほどのお話ですと、そのワゴン車を小川方面にも朝使っているということです。その場合、例えば、今私が乗り合いタクシーを導入してほしいというそのことを実現するために、例えばその時間、1日中そのワゴン車を使うわけではないと思います。ですから、待機しているワゴン車を出してもいいと思います。
  そして、デマンドバスを利用しているところが不便になってしまうということですが、私の考えでは、不便になるより便利になると思っています。朝の便だけ通勤・通学のためには路線バスを残しておいて、それから、通勤・通学がなくなった後では、乗り合いタクシーといって予約すれば家の近くのバス停までそのタクシーが来てくれる、そういう便利さが出てくると思います。不便になるとは思いませんが。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
 予備車両を回したらいいんじゃないかというご提案でございますけれども、やはり公共交通として運行している以上、仮に事故があったりですとか、あってはならないことなんですけれども、事故があったり、または車が故障して途中で動かなくなったりとかと、いろいろなハプニングといいますか、そういったことが想定されております。そういったことのために 予備車両として確保している車でございますので、それを使ってしまいますと、何かあった場合に全体に支障が出てしまうということがありますので、それについては非常に難しいと、困難であるというふうにお考えをいただきたいと思います。
  また、昼間の乗り合いタクシーにした場合に、利便性が上がるんじゃないかというご提案でございますけれども、やはり町内全域で2台で使うということになりますと、平、大椚地域の使用頻度といいますか、人口配置等を考えますと非常に使いにくくなるというふうな形になってしまうのではないかと、私どもは考えているということでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 前回にもお話ししましたが、美濃市ではここの人口の2倍、それが4台です。ですから、ときがわ町がその半分の2台であっても決して少なくはないと思っています。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  美濃市の視察については、私も同行をさせていただきました。議員の皆様、全員が参加していただいたということで、ありがたく思っております。
  美濃市の場合は、午前中が6台の運行で、午後は4台になるということでございました。これでも最低限の運行ですという形でおっしゃっていましたけれども、やはり美濃市の場合は、通勤・通学ですとか、そういったものはこの乗り合いタクシーでは加味していないんですね。ですから、定時制も加味していないということで、電車ですとかそういったものに乗り継ぐ場合は、最低でも30分以上のおくれを見込んで、30分以上前に着くような形で予定を組んでいただきたいというような担当者のご説明があったと思います。
  これをときがわ町に置きかえますと、ときがわ町ですと地域内での高校生等については、町内に高校もありませんので、町外のほうに行かなければならないということもあります。そういった形で町外に出られるような形でバスを運行しているということもあります。そういった形で定時制の確保というのが非常に重要になってまいります。
  そういった形で、乗り合いタクシーを昼間の時間帯、自由な時間で考えたらどうかということでございますけれども、定時制の確保ということを優先しますと、台数的に美濃市と同じぐらいの台数は必要じゃないかというふうに考えております。
  また、昼間のお年寄りの方も総合病院、町内に医院は幾つかありますので、そこで足りればいいんですけれども、埼玉医大ですとか小川の日赤等に行く場合は、やはりその時間が予約時間を決めたりですとか、受け付け時間が何時までにしなくてはならないというような時間の規定がありますので、そうした定時制を保つためには、やはり昼間の時間帯でもそういったものを優先すべきであるというふうに考えておりまして、現在のようなハブ・アンド・スポークのネットワークを組んで連携して走るような形をとっているということでご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 定時制についてですが、私は路線バスを全く否定しておりません。小川町、それから武蔵嵐山、越生、その駅へ向かう路線バスは残して、そして町内を自由に動ける乗り合いタクシーというものを提案しています。
  それから、やはり平成27年第1回野原議員の質問で、地域公共交通活性化再生法の一部改正に伴い、国の補助金を活用した路線バスと連携した乗り合いタクシー普及を願うということで答弁、地域公共交通活性化協議会に諮り検討する。協議会を開いたのでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  山中議員のご提案の今デマンドバスという形で走っている部分を廃止して、町内全域の乗り合いタクシーにしたらどうかということでございますけれども、やはりきのうの野原議員のご質問にもお答えしているとおり、町内全域を2台で賄うというのは非常に無理があるということでございます。
  事務局といたしましては、これを最低でも5台は必要であるというふうに考えております。ですから、その5台を確保して新しくシステムを組むということになりますと、先ほど申し上げたとおり、4,000万円程度の新たな出費が、財政的な支出がふえるということでございまして、実現性は非常に難しい、ほとんどないというふうに考えております。
  といったこともありまして、乗り合いタクシーを新たに導入するという形での公共交通活性化協議会のほうには図っておりません。
  以上でございます。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 公共交通活性化協議会のほうに諮っていないとのことですが、公共交通活性協議会のほうで、去年からことしまで協議会は2回ほどしか開かれておりません。それから、分科会は3回ほど開かれています。その間に議員からの一般質問であったものは一切話がされておりません。運賃の改定、それからアンケートの作成についての協議だけだったと聞いております。やはり、3人の議員が何回も一般質問をするのに当たり、そのことの重要性をもう少し考えていただきたいと思います。いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  山中議員ご指摘のとおり何回もご質問はいただいておりますが、これを新しいネットワークシステムとして乗り合いタクシーを導入するということになりますと、この間いろいろ内部的に検討をさせていただきましたけれども、新たな多額の財政出費を伴うということでございます。ある程度、そうした実現性が見込まれるという形の計画ができませんと協議会の中に諮ることもできません。
  ですから、現在諮っていないという状況でございますけれども、この辺については、5年先の町の財政状況を考えますと、非常にこれは困難である、ほぼ不可能であるというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 財政上のことを最近は理由にされているようですが、一番最初は、地形が違うでした。それから、2番目は社会資本がときがわ町にはない。町内で全部賄い切れない。町外に行かないと大型店舗もない。そういうことで反対、反対というか導入できない理由でした。今は、財政難ということで導入できないというものを前に出していますが、財政難であるならば、今赤字が3,000万もかかっているデマンド部分のところをもっと便利にして、みんなが使えるようにしたらよいのではないかと、そちらのほうを提案したいと思います。
  そして、平成27年第1回の山中の質問で、先ほど言いました国の支援を活用した乗り合いタクシー導入をという答弁での、運行の仕方を検討することで、乗り合いタクシー方式導入について検討をすることは可能だと思う。そして国の支援を活用するためには、地域公共交通網形成計画を策定する必要がある。策定に向けた調査を着手していきたいと言っています。
  先ほど答弁のほうには、もう出してあるというお話でしたが、そのためにも乗り合いタク シーのほうの提案を入れていただきたいと思います。
○野口守隆議長 暫時休憩します。
                                (午前10時01分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を続けます。
                                (午前10時02分)
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○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
  現在のデマンドバスの利便性の向上については、今後も検討していきたいというふうに考えております。
  また、乗り合いタクシーの導入については、先ほど来申し上げていますとおり、多額の財政出費を伴いますので、財政上の問題をされてもというお話ではございますが、町の将来を考えた場合に、ここで多額の出費を決定してしまいますと、5年後、財政的に非常に厳しくなるということがもう目に見えておりますので、導入については現在のところは考えていないということで、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 県と埼玉大学が7市町を調査して、平成27年11月19日の新聞に載っておりました。定住要因は、交通と医療、買い物の利便も重視とあります。今後、若者定住を目指すなら交通は重要な位置にあると考えています。ぜひ乗り合いタクシー導入をしていただきたい。
  それから、財政上の問題ですが、先ほども言いましたように、今あるものでどうにか実現できないかと、もう一度考えていただきたいと思います。
  最後に、乗り合いタクシー導入の一般質問は今回で5回目です。私を含め、3人の議員が何回も取り上げています。町民が利用する公共交通がもっと便利にならないかと考えています。どんどん高齢者が多くなっていくので、今のうちに足の確保をしたいと提案しています。3人の議員が何回も提案していることをわかっていただきたいと思います。
  以上でこの件については質問を終わります。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、地域支援事業充実の方向性は。
  山中議員。
○4番 山中博子議員 地域支援事業充実の方向性は。
  地域包括ケアシステムの計画の視点、目標、高齢者人口の予測は。医療、介護、福祉の横の連携は十分か。認知症の対策は。
  以上3点について伺う。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、山中議員の地域支援事業充実の方向性について、ご質問にお答えいたします。
  第1点目の地域包括ケアシステムの計画の視点、目標、高齢者人口の予測についてでありますけれども、基本的視点は、いつまでも安心して暮らせる地域包括ケアシステムの構築でありまして、目標は団塊の世代が75歳以上となる平成37年、この平成37年を見据えて、高齢者が可能な限り、住みなれた地域でその有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう、医療、そして介護、また介護予防、また住まい、自立した日常生活の支援、この5つのサービスを包括的に確保していくことが重要であります。
  また、高齢者人口の予測については、今年の3月に策定いたしましたときがわ町高齢者福祉計画第6期介護保険事業計画では、現在の人口構成から10年後の高齢者人口を推計しておりますが、平成37年には65歳以上の人の人口が4,340人、高齢化率は43.9%に達するものと推計されております。
  次に、第2点目の医療、介護、福祉の横の連携は十分かとのご質問でありますけれども、担当課が異なるという状況でありますが、横の連絡を密にし、情報の共有化を図るよう進めてまいります。
  今後も、状況に応じて、担当者による打ち合わせを頻繁に行うなど、庁内体制を充実してまいりたいと考えております。
  次に、第3点目の認知症の対策でありますけれども、地域包括支援センターでは、認知症予防事業といたしまして、脳の若返り事業や認知症サポーターの養成講座など、認知症予防に向けた取り組みのほか、認知症の症状に応じた適切なサービス利用の流れを示した認知症ケアパスを作成して活用しているところであります。
  今後は、認知症の方とその家族を対象とした講習会や情報交換の場の提供を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 介護予防事業の中には2つの施策がありますが、ときがわ町では、それぞれどのような事業を進めてきていますか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 山中議員のご質問にお答えします。
  介護予防事業につきましては、2次予防事業、1予防事業と、現在2つの事業で推進しておりますけれども、まず2次予防事業につきましては、高齢者の生活機能調査を行いまして、健康体力づくりの教室を開催しております。
  その中でも、通所型としましてシニアの体力づくり教室、それから訪問型といたしまして、訪問の介護予防事業ということで実施しております。
  もう1つの1次予防事業ですが、こちらにつきましては、脳の若返り事業と名目いたしまして脳の健康度テスト、あるいは物忘れ予防教室等を実施しております。
  また、地域における高齢者サロン、これは認知症とか閉じこもり予防のために実施しているんですけれども、そちらに対しましての支援を行っております。さらに、元気アップ教室ということで運動機能の教室を開催いたしまして、予防のほうに力を入れております。
  以上です。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 介護予防事業の中には2つあると言ったのは、1つが一般高齢者施策と、それから特定高齢者施策として、一般のほうが65歳以上全ての高齢者の方が対象になって、それから、特定のほうは要支援や要介護になる可能性の高い虚弱な高齢者が対象ということで、そちらのほうの施策をお伺いしました。
○野口守隆議長 もう一度、どちらをお聞きしたのですか。
          (「両方」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長 両方ですね。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 わかりました。
  答弁願います。
  答弁できますか。
          (「ちょっとお待ちください」と呼ぶ者あり)
○野口守隆議長  じゃ、暫時休憩します。
                                (午前10時11分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時14分)
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○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 申しわけありません。
  ただいまのご質問ですけれども、1次予防・2次予防という形でお話をさせていただきましたけれども、一般につきましては、これが1次予防のほうです。それから特定予防のほうが2次予防として対応しております。よろしいでしょうか。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 ときがわ町高齢者福祉計画第6期介護保険事業計画の中から質問をさせていただきます。
  21ページの予防給付要支援1、2の比較というところがあります。計画値と実績値とが大きく違っているところが多いようです。その理由を伺いたい。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、お答えを申し上げます。
  実績値と計画値がかなり違っているところがあるというようなことでございます。計画値につきましては、それまでの実績を踏まえた状況の中から計画を定めております。それが実績に移りまして、実際に使用する状況になりまして、やはり介護状態の状況、あるいは施設も新しくできていたり、いろいろなサービスもしておりますので、その辺で実績値が変わっているというような状況で違いが出ているものと感じております。
  計画値については、先ほど申し上げましたとおり、その前の段階の状況の推移を見ながら計画を立てたという中の値でありますので、状況が変わったということでご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 計画を立てる段階でもっと把握をしておくべきだと思います。これか ら先、平成37年の団塊の世代が多くの65歳以上を迎えるということに当たり、やはり毎年毎年のその実績、それから計画値というものがとても重要になってくると思いますので、もっと把握していただきたいと思います。
○野口守隆議長 要望じゃなくて答弁を求めますか。
○4番 山中博子議員 はい。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 計画につきましては、過去の利用状況、それから、これからの高齢化率等を勘案しながら、平均的な形で出しておりますので、そのときイレギュラーになるところも出てくる可能性はございますが、目標としますと、将来の高齢化率等を見ながら定めておりますので、ご理解をしていただきたいと思います。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、いろいろなことを加味して計画を立てていただきたいと思います。
  それから、29ページに当たります。ちょうど真ん中辺なんですが、基本的視点、それから重点事項というところで読み上げますと、今後、3人に1人が高齢者になる時期を迎えるに当たり、ときがわ町の地域性に合った地域包括ケアシステムの構築に向けてみんなで取り組んでいきますとあります。ときがわ町の地域性に合ったとは、どういうものでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、ときがわ町の地域性に合ったというようなことで、答弁のほうをさせていただきます。
  ときがわ町では、山間地から平野に向けての地形的な要因、あるいはそこに住んでいる方の状況、これはまた都会のところと違った部分があると思います。山間地におきましては、農業をやっていただいている高齢者もいますし、これは都会のほうへ行くとそういった日常をどうやって過ごすかかなり、考えておられない方もいるのかなとも思いますが、ときがわ町については多くの方が日常を農業とかそれなりに過ごしておりますので、介護の状況を見ましても要支援者がかなり少なくなっているというような状況も見受けられます。
  そのようなことも考え合わせながら、ときがわ町らしい計画をこれから29年4月に向けて考えていきたいというふうに考えております。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 答弁のほうですが、ときがわ町の地域性に合ったということで、ときがわ町らしいという答弁がありまして、「らしい」のが何なのかちょっとよくわからなかったので、もう一度お願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、お答えを申し上げます。
  ときがわ町らしいというのは、地域に合ったというようなことですね。地形に合ったということも含めて考えていただければと思います。
  なお、ときがわ町の中には、ときがわ町ならではの団体もあろうかと思います。そういった団体とも協議をしながら、この計画を進めていきたいというふうに考えております。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 山間地というのがときがわ町の地域性というふうにおっしゃっていると思いますが、また先ほどに戻ってしまいますが、山間地ならでは、その公共交通、足が必要だと思います。そこのところも考えながら計画を立てていっていただきたいと思います。
  地域の課題の解決に向けた多職種連携の地域課題というふうにあるんですが、地域課題というのが、その今言った地域性のことなんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 多職種という話でございますけれども、この計画の中の……
○4番 山中博子議員 ページでいうと、30ページの真ん中辺。
○野口守隆議長 じゃ、説明してください。
○4番 山中博子議員 30ページの10行目ですね、上から。在宅医療介護連携の推進というところで、地域包括ケアシステムの実現を目指し、地域課題の解決に向けた多職種連携のというところです。
○野口守隆議長 大島福祉課長、答弁願います。
○大島武志福祉課長 それでは、質問にお答えをいたします。
  多職種連携といいますと、介護事業者あるいは医療関係者、それから広い意味でいえばボランティアとか、そのような方との連携ということになります。
  以上です。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 多職種連携というところを聞いたのではなく、地域課題の解決、その地域課題の解決というのでお聞きしました。
○野口守隆議長 大島福祉課長。答弁願います。
○大島武志福祉課長 地域の課題ということでございますけれども、その地域、地域に課題があると思います。今、大野地区、それから椚平地区等において「ふらっとサロン」ということでサロン事業もやっておりますけれども、そちらのサロンの運営状況等を見ますと、やはり地域ごとに集まる人も違いますし、活動内容も少しニュアンスが違ったものになっているということで、地域の課題については個々の地域でやはり違っているものがあるなというような考えはあります。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 地域課題について、その地域によって違っているなという回答でしたが、それでは答えにならないと思いますが、そこのところを追求しても仕方がないので次にいきます。
  そこのページの真ん中辺に、認知症施策の推進というのがあります。
  認知症の早期発見、それから早期支援の仕組みづくりを推進しますとあります。どのような仕組みづくりで、どのように推進しているのか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 山中議員のご質問にお答えいたします。
  認知症対策はということでよろしいでしょうか。トータルで。
○4番 山中博子議員 はい。
○柴田光子町民課長 認知症対策につきましては、現在までも地域包括支援センターで実施しておりました。新しい制度の中では、また認知症の部分にさらに観点を持っていきまして、例えば、認知症の初期の発見ということで、認知症初期集中支援チームをつくるという形を国のほうでは指示しております。こちらにつきましても、町のほうでチームをつくるという形で現在検討しているところでございます。おおむねの形は考えているんですが、まだ形になっていないという状況でございます。
  次に、認知症に関しましては、この認知症に対する知識の周知、あるいは啓発が大変必要になっていると思うんですけれども、各方面に向けました認知症サポーター講座の開設、あ るいはご自分で意識していただくための脳の若返り教室、そういったものに多くの方に参加していただくということで事業を検討しております。
  また、来年度に向けましては、認知症の家族に対する勉強会というんですかね、そういった教室もあわせて開催したいということで、この対策を進めていきたいと考えております。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 今、認知症サポーターと言われたんですが、現在それは何人で、今後ふえていく認知症に対し、どのぐらい要請していくのか伺います。
  それから、それとあわせて認知症総合支援事業の中で、認知症地域支援推進員の設置とあります。どのような資格で、現在何名が活動し、どのような職務を担当するのか。また、今後はその支援員がどのような位置に立つのか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 ご質問にお答えいたします。
  まず、認知症サポーターの数ですが、今までに354人の方が実行されています。
  そのほかに認知症の指導者、このサポーターの養成講座の指導者となられる方、これになられるキャラバン・メイトさんという方がいらっしゃるんですが、この方が7名おります。
  養成講座につきましては、毎年募集という形で参加者を募集しているんですけれども、ここ何年かにつきましては、10人から15人という応募の形で推移しております。また今後につきましては、さらに広報をしまして募集を進めていきたいと考えております。
  このサポーターさんにつきましては、サポーターとして活動していただくのではなくて、認知症の啓発というんですかね、いろいろ知っていただくための役割としてサポーターの養成講座を行っているということでご理解いただきたいと思います。
○野口守隆議長 2点目についても答弁いいですか。
  はい、じゃ、2点目。
○柴田光子町民課長 2つ目は、認知症の支援員の関係でよろしかったでしょうか。
○4番 山中博子議員 地域支援推進員。
○柴田光子町民課長 地域支援推進員ですね。
  地域支援推進員につきましては、これは社会福祉士等が該当するんですけれども、まだ指定はされておりません。町の職員が研修に行っておりまして、こちらのほうがこれから対応する形で考えております。1名から2名ということで検討をしております。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 その支援員の認知症地域支援推進員という方が、どのような資格で、現在いないということなので、どのような職務を担当するのか。今後、その人たちをどのようにふやしていくのか、お伺いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 改めてお答えいたします。
  認知症地域支援推進員2名なんですけれども、包括支援センターの保健師が1名、それから社会福祉士が1名という形で、今研修等を終えたところでございます。
○野口守隆議長 職務は。
○柴田光子町民課長 保健師、それから介護福祉士です。
  その方たちが何をするかということでいいんでしょうかね。
○野口守隆議長 職務。はい。
○柴田光子町民課長 先ほどの答弁の中にもありましたとおり、認知症に関するご相談とか、あるいはそういったところが来たときに、ケアパスなどを使って各方面に支援していくということで、医療につなげたり、あるいは相談の対象、ケア会議へのつなぎということで、相談員的な役割をしております。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 推進員というのは、福祉士とかいろいろな方がなるということなんですが、認知症サポーターの補助もしていくということですよね。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 そのとおりです。
○野口守隆議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 町長の議会の初めのご挨拶で、急速な少子化、少子高齢化の進展に的確に対応し、将来にわたって活力ある社会を維持できるよう取り組むとあったように、高齢者が平成29年度以降も安心して暮らせるような施策を要望して終わります。
  以上です。
○野口守隆議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時50分といたします。
                                (午前10時32分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時50分)
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○野口守隆議長 発言順位5番、質問事項1、ときがわ町の地域包括ケアシステムの構築について。質問事項2、デイサービスセンター終了後の施設の利用について。
  2番、小島利枝議員。
○2番 小島利枝議員 議席番号2番、小島利枝でございます。
  議長のお許しを得て、通告書に基づき2項目の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、ときがわ町の地域包括ケアシステムの構築について。
  団塊の世代が全て75歳を迎える平成37年までに、地域包括ケアシステムの構築を実現することが求められています。
  平成26年9月議会の一般質問の答弁では、第6期高齢者福祉計画、介護保険事業計画の中で取り組んでいくとのことでしたが、以下の項目について、具体的な取り組みについて伺います。
  (1)在宅医療、介護連携の推進。(2)認知症施策の推進。(3)生活支援サービスの充実。(4)安心して暮らせる住まいの確保。
  よろしくお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員のときがわ町の地域包括ケアシステムの構築についてということで、お答えいたします。
  質問にもありました高齢者福祉計画・第6期介護保険計画が、ことし3月に策定をされました。今回、計画の策定に当たっては、高齢者が自立した日常生活を営むことができるようにするためには、医療、介護、介護予防、住まい、自立した日常生活の支援の5つのサービスを包括的に確保していくという地域包括ケアシステムの構築が大切だとしております。
  また、計画の基本方針の中では、地域包括ケアシステムを構築するために4つの重点事項 が示されております。
  1点目は、在宅医療、介護連携の推進の1点目のご質問ですが、地域包括ケアシステムの構築に当たっては、福祉と医療の連携強化が重要となっております。
  医療と介護サービスが必要な方の在宅医療生活を支援する体制づくりに向けた取り組みといたしまして、地域包括支援センターでは、平成28年度からときがわ町を含む比企地区9市町村が協定を締結いたしまして、一括して比企医師会に委託業務として在宅医療、介護連携の実施に向けた準備を進めております。
  なお、今年度から比企医師会では、切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進、それと在宅医療・介護連携に関する相談支援について、県の補助金を受けまして在宅医療連携拠点を整備し、事業を開始しております。
  次に、2点目のご質問の認知症施策の推進の件ですが、認知症の方やその家族を支援するためには、認知症への理解を深めるための啓発や早期発見・早期支援の仕組みづくりを推進する必要があります。
  山中議員のご質問でもお答えいたしましたけれども、地域包括支援センターでは、脳の若返りや認知症サポーターの養成講座など、認知症予防のための取り組みのほか、認知症の症状に応じたサービスの利用方法をわかりやすく説明した認知症ケアパスを作成いたしまして、現在活用しております。
  次に、ご質問の第3点目の生活支援サービスの充実でありますが、介護保険法の改正によりまして、予防給付の訪問事業・通所介護事業が平成29年4月から地域支援事業に移行するため、円滑な移行ができるようサービス提供体制の整備に向け、関係する各課による連携を現在進めております。
  次に、第4点目の、安心して暮らせる住まいの確保の質問でありますけれども、高齢者1人1人の希望に合った住まいや施設での暮らしができるよう、民間事業者と連携を図っております。
  町内には、現在、認知症グループホームが4カ所、特別養護老人ホームが2カ所、介護つき有料老人ホームが2カ所あります。人口に対しての施設は充実していると考えております。
  また、住みなれた我が家での生活を希望する方には、地域包括ケアシステムの活用によりまして、介護保険サービスのみならず、地域の支え合いによる支援体制を整えまして、官民一体となった住みやすい環境づくりにこれからも努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 先に山中さんが同じような部分の質問が多かったので、その部分は抜かして質問をさせていただきたいと思います。
  まず、(1)の在宅医療、介護の連携について質問をさせていただきます。
  こちらのほうは、比企地区の9市町村での協定を結び、比企医師会の委託業務ということで今準備を進めているということですが、今後の見通しをわかる範囲で教えていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 在宅医療、介護連携につきましては、先ほど答弁の中にありましたとおり、比企医師会のほうの委託という形で進みます。現在なんですけれども、比企医師会のほうでは、そういった拠点づくりということで拠点の設置、東松山市の医師会の事務所の中にその事務所を設置して、準備を進めているところです。
  また、28年度からなんですけれども、これは市内の9市町村が協定を締結して、東松山市を幹事として医師会と委託業務の契約を結んだ中で事業を進めるという形で、予算の関係の調整をしているところでございます。
  さらに、課題の抽出と対応策を考えるということで、特にときがわ町におきましては、町内の医療機関、それから調剤薬局、訪問介護事業所等に対しまして、今アンケート調査を行っているところです。調査の中で出てきた資料につきまして、これからの介護サービスの情報データとなるものなんですけれども、それを医師会のほうに提供して課題の抽出等によって、この事業を進めるということの検討をしていただくように準備をしているところです。
  今はそこまでが、進捗の中でのできているところです。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 在宅医療につきましては、住みなれた我が家で最期を迎えたいという気持ちと充実した支援がなければ家族への負担は大きくなり、なかなか実現することができません。多くの職種の方がかかわることになると思いますが、ぜひ希望に沿うような在宅医療を考えていただきますよう、この部分はお願いいたします。
  (2)認知症施策の推進について。
  こちらのほうは大分かぶってしまったのではしょってしまいますが、認知症サポーター養成講座について、一部分お伺いしたいと思います。
  人数は伺ったんですが、こちらのほうの開催、年間的にどのぐらいのペースでやっているとか、あと、どのような方が受講されたか、わかりましたら教えていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 まず先に、どのような方がというところについてお答えいたしたいと思います。
  先ほどの人数の中に354人とありましたけれども、各団体に所属する方、それから一般の公募の方、それと役場の職員等が入っております。そちらのほうが内容です。
  それから養成講座の内容についてになります。これは、例えば今年度なんですけれども、11月に募集をさせていただきました。これから始まるんですけれども、年度末までに5回の募集を実施していきます。今年度につきましては、14名の方がその講習を受けてお勉強をしていただくことになっております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 この認知症サポーター養成講座の件は、昨年の9月議会でも質問をさせていただきました。
  その中で、小中学校の講座をぜひやっていただきたいという要望を出したんですが、その後、どのような形になっていますでしょうか。
○野口守隆議長 柴田町民課長、答弁願います。
○柴田光子町民課長 子供向けの認知症サポーター養成講座につきましては、昨年の質問の中で保健センターと教育総務課のほうで調整しております。27年度から実施するという形で調整を進めていたところなんですけれども、27年度はまだ実施されていないということで、今後、さらに調整を進めていきたいと考えております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 前回のときには、講師を学校の先生が行うということで、大変負担になるようなお話をちらっとされていたんですが、その後私が調べたところによりますと、このキャラバン・メイトさんという専属の講師の方が小学生、中学生にもできるということを伺いましたので、ぜひ一日も早く子供たちにも受けていただきたいと思います。大人ももちろんなんですが、やはり子供のうちからお年寄りに対する、認知症に対する偏見をなくしていただいて、1人でも多くの方に理解していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 要望でよろしいんですか。答弁できますか。
  要望でいいんですか。
          (発言する者あり)
○野口守隆議長 じゃ、課長。
○大島武志福祉課長 ただいまのご質問にお答えします。
  小学生向け・中学生向け認知症サポーター養成講座につきましては、先ほど町民課長のほうから答弁のありましたとおり、教育総務課のほうと昨年度検討したということでございまして、その内容につきまして先ほど小島議員さんがおっしゃられたとおり、キャラバン・メイトの活用方法についてもその検討の中で話し合ったところでございます。
  各学校とも、今後、また28年度に向けまして、学校のほうの都合とかそういうスケジュールもあると思うんですが、この議会でこのようなお話があったということにつきましては、お伝えして検討してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 ありがとうございます。
  では、続きまして、認知症を患っているご本人の支援はもちろんですが、介護をしているご家族の心のケアについての支援はどのようになっているか、教えていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 新たに設置します認知症支援員、こちらの地域支援員の活用ということで、相談につきましてはそういったところで対応しますが、平成28年度からになりますが、認知症介護者、家族等に対する勉強会、あるいは相談会のようなものを開催して対応してまいりたいと考えております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 ぜひ介護をされている方はいろいろな悩みがありますので、似たような立場の方で自由に話せるような場も設けていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  そして、また別の件ですが、認知症が進むと徘徊という行動が起こると思いますが、何か対応策は町として行っていますか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、お答えを申し上げます。
  町としては、これということはしておりませんが、社会福祉協議会のほうで検討をしていただいております。徘徊高齢者等探索システム事業という事業を社会福祉協議会で行っております。これについては、対象者は徘徊のおそれのある認知症高齢者等の介護をしている家族が事業対象者ということでございます。
  利用料金につきましては、利用基本料1カ月525円、それから徘徊等で行方不明になった場合、そのときの位置確認としまして、1回について210円、電話での位置確認です。それから、インターネットによる位置確認は1回105円と。なお、現場急行していただくというようなことでありますと1回1万500円というような内容です。
  この探索システムは、携帯電話がありますけれども、その半分ぐらいの大きさの機器を徘徊するおそれのある方に持っていただくということで、その位置情報によってどこにいるかというようなことを探索するシステムとなっております。このような事業を社会福祉協議会のほうに行ってもらっております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 この探索システムの利用人数とかはわかりますか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 社会福祉協議会のほうに確認をしたところ、現在はまだ一人もおられないということです。こういった事業を立ち上げていますので、今後さらに広報等をしていってもらうようにお話をしたいというふうに考えております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 認知症の件につきましては以上で終わります。
  (3)生活支援サービスの充実について。
  この生活支援サービスの体制整備はどのようになっていますでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 生活支援サービスにつきましては、移行によります要支援1と2の方の対応ということでよろしいでしょうか。
  町のほうでは、要支援者に対しまして、要介護の認定を受けていなくても今までと同じよ うな方法で利用できるという、そういうシステムを従来と同じようなサービスを受けられるということで、そういったシステムを準備しているところでございます。
  この内容につきましては、福祉課、包括支援センター、社会福祉協議会の3者において協議を進めているところです。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 まだ検討しているところですので、この件については終わります。
  (4)安心して暮らせる住まいの確保について。
  施設への入居を希望されている方の現状はどのようになっているか、教えていただきたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、お答えを申し上げます。
  ときがわ町内、答弁書にありますように施設面についてはかなり充実をしております。受け入れの許容人数、かなり多いというようなことで、ときがわ町の入所の希望者については順次、それなりに待たないで入所ができるような状況となっております。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 ありがとうございます。
  では、最後に、この地域包括ケアシステムについてをまとめたいと思います。
  ときがわ町は予防事業には大変力を入れていると思います。保健センターを初め、社協、民生委員さん、またたくさんのボランティアさんがかかわっていただき、感謝申し上げます。そして、町の振興計画の中でまちづくりの方向性である基本政策の1つとして「やさしい笑顔−温もりにふれ、みんなが笑顔になるやすらぎのまちづくり−」というものがございます。誰もが安心した生活を送るために、より一層充実した支援とともに、住民の皆様お一人お一人がお互いに支え合う心を持ち、ときがわ町の地域性に合った地域包括ケアシステムの構築に向け取り組んでいただきたいと思います。
  以上でこの質問については終わりにいたします。
○野口守隆議長 続いて、質問事項2、デイサービスセンター終了後の施設の利用について。
  2番、小島議員。
○2番 小島利枝議員 質問事項2、デイサービスセンター終了後の施設の利用について。
  社会福祉協議会のデイサービスセンター業務が平成27年度末をもって終了となり、施設は 町へ返還されるとのこと。人が集まるグラウンド、川と緑に囲まれた環境のこの施設の活用を、今後町はどのように考えているのか伺います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小島議員のデイサービスセンター終了後の施設の利用についてということでお答えいたします。
  ご承知のとおり、デイサービスセンター業務は農村文化交流センター、これを社会福祉協議会が借り受けまして業務を行っていました。また、デイサービスの行われていない平日の夜間、日曜あるいは祝祭日には、一般の方に貸し出しを行ってきたところであります。
  ご質問の跡地利用につきましては、デイサービスセンター終了の話を受けまして、どのようなものがよいか検討を始めまして、先日も検討する上で考慮しなければならない事項につきまして、地元であります本郷地区の区長さん等からお話を伺ったところであります。その区長さん等の話の中では、地元としては利用の意向はないということでありました。
  町としては、町としての利用、もしくは民間活用としての利用を現在検討しているところであります。町では、行政財政改革の1つに施設の集約を視野に入れる中で、新たに施設の利用を考えることは非常に難しいと考えておりまして、現在のところ、民間活用を基本に利用方法の公募を行いたいと考えております。
  これにつきましては、この1つの施設を運営するということは、施設の維持管理費が非常にかかりますので、できたら民間で活用してくれる方がいれば、そちらにお願いしたいと。これは公募により行いたいと思っております。
  その中で、この周辺エリアの持つ自然豊かな環境を最大限に生かす提案がされることを期待しております。そのため、農村文化交流センターは現在条例により設置されておりますので、この設置条例を廃止した上でないと公募もできないことから、平成28年第1回定例議会において条例の廃止の提案をしたいと考えております。
  よりよい利用方法を見出すためにも、ぜひともご理解、ご協力をお願いしたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 あの場所は、本当に周りが川もきれいですし、建物の中も見せていただきました。お風呂等、暖房等も整っておりますし、また、反面のほうのホールのほうもピアノが置いてありまして、あれはピアノも町の所有なんでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えさせていただきます。
  町の所有でございます。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 とても普通のホールではなくて、とてもすばらしいものです。建物ももちろんですが、全体の川と山並みの風景、一体にしてとてもすばらしいものですので、それを活用していただけたらと思います。
  その中で、やはり民間の活用ということで、ご答弁いただきました公募というのは私も思っておりまして、できましたら民間の方たちにいろんな意見をいただきながら工夫ができると思いますので、そのような公募をしていただきたいと思います。
  町の中からちょっとご意見をいただいたのが、ちょうど平地から山間部に上がる真ん中のところになりますので、観光の何かの中心拠点等に使うということはできないのでしょうかという質問がありましたが、その辺はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、小島議員のご質問にお答えさせていただきます。
  公募する場合、特に条件をこういった用途でというのはちょっと考えておりません。ですから、自由な形で提案をいただいて、その中で先ほど答弁書にもありましたとおり、場所が非常に自然豊かな場所で、川遊び等にも来ている方が多いということでございますので、そういった自然環境を生かした活用方法ですね、そういった形をご提案いただければということで、その中でいろいろな提案が多分されると思いますので、その中で一番適したものを、そういった自然環境を生かしたような活用方法ですね、そういったものを公募の中から選んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 指定管理者という形でもあの建物は使えるのでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
  指定管理者制度といいますと、公の施設という形で町の条例で設置をして、どういった形 で使うという用途を一応指定して、その中で公募して、または公募しないで町が指定する場合というふうに2つの方法がありますが、この本郷の農村文化交流センターにつきましては、先ほど町長答弁にもありましたとおり、現在設置条例がございます。この条例については産業観光課の所管でございます。使用の仕方としては、生涯学習的な施設という形で指定がされておりますが、そういった縛りをなくしまして、自由な形で利用できるような施設という形に一度戻しまして、その中で公募させていただきたいということで考えておりますので、この施設については指定管理者という形では考えておりません。
  以上でございます。
○野口守隆議長 小島議員。
○2番 小島利枝議員 ぜひ自由な発想のもとで、自然をとても利用した部分を大切にしていただきながら、いい提案ができたらいいなと思っております。
  以上をもちましてこの質問は終了させていただきます。ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 神 山   俊 議員
○野口守隆議長 続いて、発言順位6番、質問事項1、シビックプライドの醸成―地域ブランディングの取り組みを―。
  通告者1番、神山俊議員。
○1番 神山 俊議員 議席番号1番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、1項目について一般質問をします。よろしくお願いします。
  質問事項1、シビックプライドの醸成―地域ブランディングの取り組みを―。
  シビックプライドとは、都市に関係する人々、そこに住んだり働いたり、遊びに来たりする人たちがその都市に対して持つ誇りや愛着のことをいう。都市をよりよい場所にするために、自分自身がかかわっているという当事者意識に基づく自負心である。
  ときがわ町は豊かな自然があり、多種多様なイベント、歴史ある建築物、そして個性豊かな人であふれているにもかかわらず、ほとんどの人はそれらをときがわ町の魅力として気づいていないと思われる。ときがわ町に生まれ育ち、好き嫌いなどの感情を自覚することなく今日に至っているのが現状と考えられる。
  今、地方創生と叫ばれているが、たとえ人口は減っても町を大切に思い、みずから考え、行動に移せる人たちが多ければ、それは活力のある魅力的な町と言えるのではないか。シビ ックプライドを醸成するための1つとして、地域ブランディングをするべきだと考えるが、町の考えを伺う。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 神山議員のシビックプライドの醸成、また地域ブランディングの取り組みについて、お答えいたします。
  神山議員も消防団に今入っています。私は、神山議員は議員になったらやめるのかなと思っていました。でも、やはり地域愛というんですか、消防団に入ってしっかりと、本当にボランティアの原点だと思うんですけれども、そうした活動をしていることに対しまして、改めて敬意を表したいと思います。
  実は、私も消防団を二十数年間やってきました。これはやはり地域を愛して、地域のために頑張ると。この実績は25年の長い間やってきました。その自負、その経験が、今私が町長をやっていて生かされていると思います。これは本当の地域愛だと思います。それは実際にやった人でないとそれはわからないと思います。そんな中でこうした提案をしてくれる神山議員に対して、しっかりと答弁をしたいと思います。
  神山議員のこのシビックプライドの醸成、地域ブランディングの取り組みをについてお答えいたします。
  質問の内容を私なりに解釈をいたしますと、ときがわ町に住み、もしくは訪れた人たちが、ときがわ町の魅力をそれぞれの感性で自覚し、それに対して愛着を持ち、その魅力をより輝かせるためにかかわり、その上でのその魅力を内外に発信する。要するに、それぞれの心の中に郷土愛を育むということ、これを感じております。そして、その郷土愛、これは無意識ではなく、より意識していただくための1つとして、町として特定の魅力づくりに力を注ぐべきとのご質問かと思います。
  それを前提に私の考えを述べますと、合併当初に策定した第1次総合振興計画、これは町の10年間の将来像を「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」としております。この優しさという言葉は、人それぞれの感性によりまして、受け取るイメージはいろいろかと思いますが、先ほど言いましたように、地元でそうした火災に遭った現場に行って人を助けたり、そこのうちの火災を隣のうちに火が行かないように予防したり、そうした行動をとってくる消防団員、それはそういう優しさを私は原点から持っているんだと思います。ただ、口先だけの優しさではなくて、本心からの優しさだと思います。
  何か温かみを感じることができる言葉ではないかと思いますこの優しさ、これを私は振興計画の中に「人と自然の優しさにふれる」と、これを入れたわけです。この「ときがわ町って温かいよね」、これがときがわ町の地域ブランドではないかと思います。地域の方、あるいは地域外から来た方から「何となく、ときがわ、温かいよね」と、そういう言葉が出る、そんな雰囲気のまちづくりをしたいと思います。
  特に最近では、地域に住んでいる人は自分のことはわからないので、結構隣の町とかよその人からよく聞く話で、「ときがわって雰囲気がいいよね」「何かときがわって何かほかの地区と違うよね」という話を皆さんも多分よく聞くと思います。これは自分ではわからないんですね。よそから来た人がそういうふうに言ってくれるんですね。これはやっぱり、ときがわの皆様が、この「人に優しさにふれるまちときがわ」にしようという私の号令一下、皆さんがそうした気持ちを持ってやってくれている。それなので、外から来た人が「ときがわ町って何となく雰囲気がいい」と。ですから、観光客が100万人近く来てくれるのかなと。これも町民の皆様の努力といいますか、普段のそうした心構えのたまものと心から感謝をしております。
  現在、町内では、町民それぞれのシビックプライドに従って、至るところでさまざまな活動が行われています。私といたしましては、こうした活動を支援するとともに、さらに新たな融合が生まれ、発展していくことを期待するところであります。
  そして、町民がときがわ町ってどんな町と聞かれたときに、「ときがわ町ってこういう町なんだよ」、「人に優しいまちづくりをしている町なんだよ」、その言葉を皆さんに語っていただきたいと思います。そのとき、全ての人のシビックプライドの中に「優しさ」という地域ブランドが宿ってほしいと思っていますし、そうなるよう政策を現在まで進めてきたつもりであります。
  今後のときがわ町の将来像、いわゆる地域ブランディングにつきましては、来年度策定を進めます第2次総合振興計画で決定していくことになりますけれども、その策定段階で広く町民の意見をお聞きした上で定めていきたいと思います。
  特に、若い皆さんのご意見を聞きながら、将来がある若い人たち、特に若い人たちに意見を聞きながら、しっかりとこの計画を進めていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 まず、シビックプライドの醸成と地域ブランディングを分けて質問したいと思います。
  シビックプライドという言葉を初めて聞いたという方はほとんどだと思います。しかし、中身は先ほど説明したとおり、また町長の答弁の中にもありましたが、全く新しい概念ではありません。これは私だけが関心があるのかといえば、そうではありません。ウエブサイト上でシビックプライドへ言及がある公的機関は、2014年8月現在、ほんの一部ですが、官公庁では首相官邸、内閣府、文部科学省や総務省など、地方公共団体では埼玉県、東京都、大阪府など、県内を見ますと、さいたま市、狭山市、飯能市、富士見市、宮代町などです。飯能市においては、市長みずからシビックプライドについて言及をしております。多くの機関で興味、関心を持っているのはおわかりいただけると思います。
  私は、シビックプライドという言葉、概念は、地方創生、いわゆる地域活性化をするためには、絶対に必要不可欠なものだと感じております。地方創生にはもちろん、政策、アイデア、お金、予算も大事な要素であり、重要なことは確かです。しかし、ときがわ町でも各種政策を行っておりますが、人口減少など解決はしておりません。確実に地方創生できるアイデアがあるかといえば、残念ながら私の頭にはありません。また、どこかから寄附で50億、100億いただけるのであれば解決できる可能性は出てきますが、今のところ、その予定もありません。
  現時点で、全国の自治体の地方創生、いわゆる地域活性化が成功していると言われている成功事例を見ますと、シビックプライドが高い人たちが多くいる自治体でその事例が見られます。その人たちが総合振興計画の策定にかかわったり、おもしろいアイデアを形にしたり、国から補助金を獲得したりするなど、その人たちが成功するまで諦めずに挑戦した結果、成功に導いていると私は分析しております。
  ただ、シビックプライドは、1人1人の心の問題ですので、なかなか容易に短期的に醸成していけるものでもないことも認識はしております。だからこそ、早急にできるシビックプライドの醸成につながる取り組みをする必要があると私は考えています。
  具体的に、シビックプライドの取り組みの中身ですが、行政の役割としては、気づきを与えることです。どう気づきを与えるかといいますと、町と市民、いわゆるときがわ町に関係する人たちが、視覚化した目に見える形でコミュニケーションし、そしてそのコミュニケーションの中で町を少しずつ愛着や誇りを持ってもらうように導くことです。このコミュニケーションは、会話するという狭い意味ではございません。詳しくここでは話しませんけれど も、9つにその分類をされております。
  また、ときがわ町行政でもシビックプライドの醸成について、全く取り組んでいないとは思っておりません。ただ、意識し積極的に行っていないと私は感じています。
  まず、行政といっても、町長を初めとする特別職と職員を分けてお話しさせていただきますと、当たり前ですが、町長や私たち議員はシビックプライドが高くなければいけません。必須条件だと思っております。町長を見れば、名刺には木を使い、イベント出席には太鼓をたたいたり、ドラム、カホンをたたき、みずから積極的にコミュニケーションを図り、盛り上げようとしております。また、先日では埼玉新聞に大きく取り上げられていました。これらは全てシビックプライドの醸成につながっております。
  ただ1つ、積極的に取り組んでほしいことがメディア戦略です。新聞等に載れば、必ずネットでも見ることができます。世界中の人たちが見ることができます。シビックプライドを醸成するには大変有効な手段となります。ぜひ関口町長は、立場や人脈、経験がありますから、みずからトップセールスマンとなり、積極的にメディアに売り込んでほしいと私は考えていますが、いかがお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 神山議員のそういう積極的なご意見をいただきまして、ほっとしております。私としても、このときがわ町を預かって10年たちますけれども、やはり住民の皆さんが、住んでよかった、これからも住みたい、これは第一の目標であります。
  そんな中で、やはり町長が先頭に立ってそういった行動をしないとやっぱり皆さんに、さっき言ったように口だけの話になってしまいます。ですから、私とすると、議員の皆さんにもそうしたイベントにもぜひ積極的に参加していただきたいと。ちょっと遠慮しているんですね、どちらかというと。自分では来てもいいかなと思っているのかもしれないんですけれども、イベントに余り議員さんの顔が私は見えてきておりません。一部の議員さんは来ていますけれども、ぜひどんどん出て、やはり住民の皆さんと接して、そうした行動をとっていただきたい。
  そして、メディアにつきましては、今全国的に私も講演に行っております。文教施設という冊子があるんですが、これは全国誌ですけれども、これのトップページに座談会で東洋大学の名誉教授の長澤悟先生と、あと日本の建築士会の会長さんのところの事務所の3者の懇談会がその本に載っておりましたり、最近では、埼玉新聞に取り上げられた。2面にわたり このときがわ町の記事が載ったということであります。
  実は、これは埼玉新聞だけではなくて、読売新聞では3カ月か4カ月前に経済欄で、このときがわ町の取り組みについて載っておりました。
  そういう面で、私どももメディアの皆さんにもいろいろな面でお世話になっております。これからも、どちらかというと私、人間がアナログ系統なので、デジタルな神山議員に、そういう面ではどう発信していったらいいかと、反対にこちらからちょっとお伺いしたいと思いますけれども、1ついい案があったらちょっとだけ、こんなふうにやったらどうかというのを教えていただけたらと思うんですが。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 やはり、まずは積極的に売り込みを行うという、各種新聞、団体等、せっかく町長みずからもみじ太鼓やドラムをたたくということはわかっているわけですから、それをたたくから見に来いということを言えば、もちろん、それを取り上げる、取り上げないは向こうの判断によりますけれども、その一応情報提供はしっかりしていくというところだと思います。
  また、産業観光課のほうでは、「ドームくん」がSNSといってフェイスブックを使って情報発信を一生懸命やっております。そういう中でも、ぜひ関口町長なども写っていただいて、やわらかい情報発信なんですけれども、そういうところにも積極的に出ていただいて、町民の皆様とコミュニケーションをしていただければなと思っております。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 実は、先日10周年の式典がありました。あのときに、役場の若手職員と神山議員も一緒にショートムービーをつくっていただきました。「おいでよときがわ」にあわせてやったんですが、あれが非常に各首長さんからの評判はよかったです。「非常にすばらしい」「誰がつくったんですか」と、若手の皆さんがつくったんですよと。議員の人と職員と一緒につくったんですよと言ったら、びっくりしていました。
  大概、ああいう式典のときは、地元の人のコーラスあるいは太鼓とか、もうどこの町でも同じような形でやっているんですね。今回、あのショートムービーについては、「おいでよときがわ」というPRソングに合わせてのショートムービーで、ぴしっとまとまっていた。非常に各首長さんが高い評価をしてくれました。
  ですから、特に感じているのは、あと「ぶらっと、ときがわ」ですね。「ぶらっと、とき がわ」も非常に今増刷するくらいの冊子になっていますけれども、あれも発想は若い人たちがやってくれました。
  ぜひ、神山議員を初め、そういう、役場の職員もそうなんですけれども、若い人たちに議会と一緒になっていろいろなそうした発信を、私だけでなく、皆さんも一緒にいろんな方法を考えて、このときがわ町をどんどん外に発信していって、「いい町だよ」「ぜひ来てください」ということで観光客も100万人を130万人に目標をちょっと上に上げましたので、ぜひそうした面でも、議員各位におかれましてもご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 続いて、役場職員ですが、今まで私は、職員はシビックプライドが高くあるべきだと思っておりましたし、当たり前ですが、醸成をされる側ではなく醸成をさせる側だと思っておりました。できるだけときがわ町に住んだり、地域とかかわったり、ふるさと納税を行ったりなどをするべきだと思っておりました。
  ただ、最近感じることは、果たしてときがわ町職員のシビックプライドが高いのか否か。低いのではないのかなと、私は感じております。
  ただ、ときがわ町職員はしっかりと通常業務をこなし、窓口対応では、町内外から高い評価を受けておりますし、不祥事なども起こしておりません。果たしてこの状態でさらにシビックプライドを求め、醸成する側になれというのは、ある意味酷な話ではないのかなと思っておるんですけれども、その点、いかがお考えでしょうか。
○野口守隆議長 小峯副町長、答弁願います。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからお答えしたいというふうに思います。
  先ほど、神山議員のお話の中にも、心の問題というようなこともありました。実際に役場の仕事で地域のために職員のほうは仕事をしているということで、その中で地域のためを思っていくという心の部分だと思うんですけれども、その辺のところの皆さんにときがわ町をよくしていこうというふうに、心を使っていただくというふうなことは進めてまいりたいというふうに思っております。
  そういう中では、役場のほうで庁議を月に1回行っているんですけれども、その中で役場のイベント等についても各課のほうから報告がありますし、そういったときに職員の方もできるだけ参加をしていただきたいというふうな話もしている中でありますので、そういった機会を通して、住民の方と触れ合っていただいて、地域のことを思っていただく、心につい て感じていただくというふうな形で進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。お願いいたします。
○野口守隆議長 関口町長、答弁願います。
○関口定男町長 私のほうのその辺は責任もあるかと思うんですが、私とすると、その若い職員は面接のときにちょっと聞くんですけれども、消防団という組織があって、そういう組織に入りますかということは、皆さん入るということで、強制的に入れているわけではありませんので、その辺はご理解いただきたいと思うんですが。それで入って、聞くと、でもやっぱり地域の皆さんと溶け込めるといいますか、仮に第3分団第2部とか、平のほうに行きますと、やはり地元に若い人がいない。でも、その中に役場の職員の若い職員が入っていって一緒に交流を深める。非常に職員にとっても勉強になっていると思います。
  ですから、そこだけでとまるのではなくて、さらにもう一歩、ワンステップ上げるという形で役場の職員、特に若手職員がそういう地元の意識をしっかり、地元愛をしっかり持ってもらうと、そういう指導をこれからしっかりやっていきたいと思います。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  そして、ときがわ町にかかわる人たちのシビックプライドについてですが、私は高い方々が大変ときがわ町は多いなと感じております。
  先日、越生町町議会議員との交流会で「ときがわ町は元気がありますね」など、そのような声はたびたび聞いております。先ほど町長からもときがわ町は雰囲気がとてもいいという声を聞くとおっしゃっておりましたけれども、それはときがわ町にかかわっている人たちや団体が多種多様なイベントを開催して盛り上げようとしているからではないでしょうか。
  ただ、全く気づかない人たちも多く、二極化している状態ではないでしょうか。その意識の高い人たちが一生懸命行っているイベントは、町にとって有益なものであります。ただ、見ていると、横のつながりがなく、単独で単発で行っている点は大変もったいないかなと思っております。
  答弁の中にも活動を支援するとおっしゃっておりましたが、具体的な対策はあるのでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからお答えいたします。
  各種イベント等、大変地域のイベントもございます。そういったイベントにつきましては、できるだけ町のほうとしましても、各行事があった場合に、町のほうに報告していただければホームページ等に載せるとか、そういった形でもありますので、そういった情報を発信していく中で、皆さんに知っていただく。あるいは、そういうところに参加していただく。それに参加したことによって、その地域同士の交流が生まれてくる。そういった形で醸成してもらいたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 より、もう一歩踏み込んだ支援というのはできないのでしょうか。
○野口守隆議長 小峯副町長、答弁願います。
○小峯光好副町長 もう一歩踏み込んだということの支援ということでありますけれども、実際に行っているイベントの組織等もあります。そういった方の中に役場が入っていって、どうこうしろというふうなことは、さっき言われたシビックプライドという部分でありますと、住民の方がみずから行っていくというところに価値がありますし、そういったところからまた自分たちのシビックプライドを高めていくというようなことになろうかと思います。
  そういう意味ですと、余り町が直接的にかかわっていくということではなくて、側面からかかわっていって支援をしていくということの中で、町の総合振興計画に「優しさ」ということがありますけれども、各イベントの中の共通する部分でいくと、やはり優しさだと思うんですが、そういったその優しさの共通する部分を、町としては積極的に発信していく。そういったことを行っていくことによって進めていくということがよろしいかなというふうに私は考えておりますけれども。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 関口町長、答弁願います。
○関口定男町長 そういう町の支援という面でいいますと、先週も有機農業をやっている若い人たちがイベントをやりました。町で一応お借りしています三波渓谷のところの場所なんですけれども、あそこで大きなイベントを自分たちがやったということで、あれは町のほうとすると無料で貸して、そこを使ってやっているという形でやっています。
  そういった支援をしっかりやっていきたいと思っていますし、いろいろ、また太鼓祭り等、あるいは商工会と一緒になりました。また、観光協会と一緒になっていろいろな物産展と太鼓祭りを合わせて新しいまたイベントができました。いろんなそうしたイベントも次から次からできております。それが、多分ときがわ町が元気がいいねと言われている1つだと思います。
  ですから、神山議員が言うように、さらにもう一歩進めて、それで終わりということはありませんので、いつも言うようにイノベーション、改革に終わりはありません。常に新しいそうしたものを模索しながらやっていくということで頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 各種イベント以外で町民の方々、またかかわる人たちが、積極的にときがわ町は活動しているクラブ活動だったり、趣味の活動だったりしておりますけれども、それに対しては補助金が出されておりますけれども、今後、当面削減等の予定はあるのでしょうか。お聞きします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 神山議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほどのほかの質問でもお答えをさせていただいたとおり、ときがわ町では財政運営計画を立てて、来年度から始まります普通交付税の合併算定がえの削減というのが目の前に来ておりますので、そういったものに対応するような形で考えております。
  平成30年度以降、もう一段の改革が必要になるのではないかと今想定をしておりますので、先ほど来の答弁とちょっと逆行するようなあれになってしまうかもしれませんけれども、平成30年度以降、財政がさらに厳しくなった場合は、もう一段の改革が必要になるというふうに私は考えております。
  以上です。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 企画財政課のほうですと、やっぱりそういう将来の財政のことということでありますけれども、その中で、ただその表面だけ見るのではなくて、やはり補助金の中には、やはり、そう言ったら失礼なんですけれども、適切に使われている補助金、あるいは飲食に使われている場合もあります。その辺をしっかりと精査して、やはり補助金のあり方もこれから財政計画の中で精査をしていきたいと思います。
  ですから、そういう面で減るところもあると思いますし、そのまま必要なものまでを削ってしまうとそういう話ではありませんので、その辺のご理解はいただきたいと思います。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 やはり活動に対しては、補助金に頼らず自分たちの中でやっていくというのはもちろん基本ですけれども、今までもそうですけれども、やはり頼らざるを得ない、活動に対しては補助金を頼らざるを得ないところもあると思いますので、ぜひそこはよく考えていただいて、もちろん財政は厳しいんですけれども、判断をしていただければなと思います。
  こうした現状の中で、シビックプライドの醸成の取り組みは、本当に多岐にわたっております。広告、キャンペーン、キャッチフレーズ、B級グルメ、ランドマークの創出、ゆるキャラ、総合振興計画の策定など、本当にさまざまな要因が関係しております。ときがわ町では合併10周年記念事業として、産業観光課が「私のおすすめスポット」や教育総務課で「こども議会」などもシビックプライドの醸成には大いに役立つのではないかと考えております。
  そして、ブランディングの話なんですけれども、その一つとして、私はその地域ブランディングをすることを提案します。
  島根県の海士町、ここは地域活性化の成功事例としてよくテレビ、雑誌等で取り上げられておりますけれども、そこは総合振興計画をシンクタンク、いわゆる業者ではなくコミュニティデザイナーに依頼して、計画を立てる段階からその実施まで住民参加で行って、活路を見出した自治体です。スローガンは「ないものはない」は、大変有名だと思います。
  ときがわ町でも、来年度、策定を進めております第2次総合振興計画が動き出すと思いますけれども、1つの案として、検討課題の1つとして入れていただけるか、お聞きします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 神山議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  神山議員ご指摘のとおり、計画をつくって終わりではないんですね。やはりそこをつくって、それを今後10年間の指針としていくわけですので、どういった形でそれを生かしていくかというのが十分必要不可欠であるというふうに考えております。
  そういった観点から、その業者の選定についても十分考慮していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ただ、海士町町長も、従来のシンクタンク、いわゆる業者ではなく、新たな試みをするに当たっては大変な覚悟が必要だったと思います。総合振興計画は、行政の最上位計画と言われておりますので、そこを新しい業者、新しい仕組みにするというのは、 大変な勇気がいったのではないかと思っています。
  また、1つ成功した要因としては、海士町は人口が2,500人程度だったので、住民との合意形成がうまくできたのではないかなと思っております。一般的に6,000人以下ぐらいだと住民ほとんどと合意形成が結ばれるという話を聞いたことがあります。
  もちろん総合振興計画で入れてもらえれば大変ありがたいんですけれども、それはそれとして、続いて、たとえそれがかかわらなくても、町長の強いリーダーシップのもと、ときがわブランド推進プロジェクトを各種団体とともに立ち上げ、優秀なブランディングディレクターを招集し、ときがわ町にかかわる人たちが、ときがわ町をますます誇りと愛着を持てるようなメッセージづくりを行い、町民、各種団体、行政とが一体となった体系的な地域ブランディングを図っていくべきだと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 こういう地域ブランディングにつきましては非常に重要な問題で、実は、今、黒山自然公園の会が、毛呂山町と越生町とときがわ町とこの3つでずっと旧合併前からずっといろいろ、年に1回の総会がありました。その中でいつも出るんですが、その3つの町が一緒になってやろうという話が出るんですけれども、やはり個々の、どうしても自分のところ、自分のところという話になってしまいます。
  この間も実は、「桂木ゆず」を毛呂山町で、これを国のほうの認可を得て、国のブランドの商標をもらって、それをつけて海外にも輸出できると、そういう申請を出したいということで、ぜひ毛呂山、越生、ときがわでという話をすると、ある一部の人から、これは越生町なんですけれども、越生町が一番やっているんだから越生町の名前を使ってほしいと言うんです。そうするともう毛呂山とうちは引いちゃいますよという話になっちゃうんですよね。
  それで、桂木ゆずということになれば、それはその地域ですけれども、昔から桂木というのは、別に毛呂山か越生かときがわかという話ではなくて、この地域として桂木でいけるから、そういう考え方をしないと、いつまでたってもそういうことはできませんよという話を私はしたんですけれども、そうしたら何とかその人も、確かにそうかもしれないということで、今、毛呂山町で中心になってやっているんですけれども、もうこの地域のブランドとすると、ユズが桂木ゆずという形で1つできるかなと思っております。
  それとあとは、今、農業委員会のほうに話しているんですけれども、エゴマについて今、大分注目されていますけれども、このエゴマの栽培を今試験的にやっておりますけれども、 これも成功すれば、このときがわ町のブランドになっていくのかなと思います。
  また、和紙につきましても、谷野さん、伝統工芸士がおりますので、谷野さんが今自分のところでやっていますけれども、いろいろまた町とも協力しながら、またときがわ町を1つのまた和紙のブランドとして、和紙はただ小川と東秩父だけのものではありませんので、もともと細川紙というのは飯能地方までずっとあった和紙ですから、特に和紙につきましては慈光寺の写経に使ったりとか、そういう伝統もあります。そんな形で、やっぱり地域のブランドをこれからしっかりとつくっていきたいと思っています。いろいろなブランドをつくっていきたいと思います。
  それからまた、のらぼう菜なり、あるいは青ナスもそうなんですけれども、そこだけで終わらないで、その加工品をブランドとして売っていけるような、そんな考えもあるんですけれども。これはやっぱりやっている人たち、農協あるいは観光協会、そういう皆さんとも共同でやっていかなくてはいけないですね。
  難しい話は、ユズの話になりますと農協がやっぱり中心となって、今度越生の農協になってきますと、JAのこっちの比企郡ではなくて、越生のほうに入っていってやったりとかと、そういうこともありますけれども、そういうのは余り気にしないで、何しろときがわのブランドとして。ただ、下がそうであっても、上でときがわブランドというか地域、桂木なら桂木ゆずという、そういう形でブランドを売っていけば、ときがわ町のブランドには桂木ゆずがなると思いますので、そういう形でやっていきたいと思っています。
○野口守隆議長 ここで暫時休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時59分)
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○野口守隆議長 休憩前に引き続き、神山俊議員の一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
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○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 先ほどの回答ですけれども、越生町、毛呂山町等の広域的なブランドではなく、私が質問しているのは町内での、ときがわ町町内でのブランド化を図るために、各種団体と協働して、そういうプロジェクトチームを立ててはどうかという質問なんですけれども、その点についていかがお考えでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、お答えいたします。
  ブランディングにつきましては、先ほど来のお話にもありましたけれども、各町内にあります実際行っている方たちの活動につきましては、それぞれが個性を持ちながら進めていることだと思います。地域資源につきましても、いろいろな文化だったり、農産物だったり、花だったりという形でいろいろな形があると思うんですが、それらの個性を生かしながら皆さんが活動を行っているというのが実態だと思うんです。
  それらの個性は、やはり尊重しながら進めていきたいというふうな考え方をしております。昨日の田中議員のツーリズムのお話の中でも出てきましたけれども、それぞれの個性の中で、共通するものであれば連携をとっていく中で進めるというような形で、支援という形で町としても行っていきたいということの中で、そういった必要な部分の連携を図る中で進めてまいりたいというふうに思います。
  組織をつくることについては、支援あるいは連携という形で、町としては進めていくということで考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 関口町長、答弁願います。
○関口定男町長 産業観光課のほうで特産品づくりというのでちょっと募集をしたりとかいろいろ今までやっていたんですけれども、なかなか前に出ないというのがありました。
  でも、大きく言うと、さっき言ったのは、ときがわだけじゃないかもしれないんですけれども、この地域としてのブランドとしての桂木ゆずというのは、やはり細川和紙と同じように、やっぱりそういう地域という形で。それで、神山議員が言うのは、ときがわとしてということになりますと、今木材のほうですと、この間、朝、杉戸町がテレビに出ましたよね。保育園が木造の保育園だということで。結局、木造の保育園でも、既製品でつくると割合安くできるんですよ。それをテレビでやっていまして、それで、町長が出てこれはときがわ産材と言ってくれるのかなと思ったら、担当者が出て、「県産材です」というので「ときがわ」と出なかったんですけれども、実はあれはときがわ産材なんです。
  今、川島の庁舎、あれは特記仕様書の中に括弧してときがわ産材と書いてくれたんですよね。ですから、ときがわ産材を使っています。それから、今、所沢のほうで保育園をつくっていますけれども、そこもときがわ産材でブランド化して、「ときがわ産材」と特記仕様書の中に書いてくれているんですよね。これは大丈夫なんです、書いてもらっても、県産木材 ですから。「県産木材(ときがわ産材等)」でもいいんですけれども、そういうふうに書いてくれているところもあります。
  ですから、ときがわのブランドとするとそういう木材、あるいはさっき言いましたこれからはエゴマだとか、そういうのもやっていますし、これからもいろいろ先ほど言いましたように若い人からも、こんなものはどうなんだ、こんなものはどうだということで、どんどんちょっと出してもらって、今までやってきたんですけれども、ちょっとそこの場所で品評会みたいな形で終わっちゃって、比企のらぼう菜もそうなんですけれども、のらぼう菜も、発祥の地はこのときがわなんですけれども、実際、今一番生産高が多いのは、やっぱり小川とか嵐山で、こちらは農家とすると二、三軒しかやっていないのでどうしても、発祥の地なんですけれども、それ辺はちょっと負けちゃっていると。
  あと、青ナスなんかもそうなんですけれども、青ナスも5軒でやっているだけで、それからちょっと広がっていませんので、その辺が全体的に広がるということでエゴマということを今やっています。そのほかに、また加工品をということでありますので、その辺はちょっとまた皆さんでもしっかりいろいろな案を出していただければと思うので、よろしくお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 私は、ぜひときがわ町は何の町なんだと、どういう町なんだというのを、やはり統一的なブランドメッセージの発信と、ブランドコンセプトに基づく統一的な事業展開を行うべきだと思います。
  例えば、きつねうどんというと、多分皆さん、うどんと油揚げを想像されると思います。多分これはみんな全員思うようなことだと思います。それで、ときがわ町は逆に何なんだと。ここに答弁でもありましたけれども、「優しさ」がブランドじゃないかというと、皆さん共有できるのかなと。その「優しさ」というものが少し曖昧じゃないのかなと。もっと、きつねうどんといったら、うどんで油揚げが乗っているという明確化をしてほしい。
  あとは、副町長も先ほど1つにまとめるのはいかがなものかとありましたけれども、その後のユズを入れたり、山椒を入れたり、味の濃さを変えたり、麺の太さを変えたり、それはもう各地域、その団体、地区にお任せして提供する。ときがわ町も1つ明確的なものをつくって、みんなが共有して、じゃ、その味つけ等は各地区、人、団体にお任せしますよ、それでやっていきましょう。そういう共有認識を持つための団体を設立してはいかがですかという話なんですけれども、いかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
  やはりこの地域ブランディングを進める中で、いろいろな地域の資源をいろんな資源がときがわにもあると思いますけれども、それを1つ1つ有名にしていくといいますか、愛着を持って推進していくというのが、1ついい、推進の仕方としては全国的にも成功している例だと思います。そうしたものですね、神山議員がおっしゃるような、先ほどきつねうどんという話が出ましたけれども、ときがわ町にあるそういったものをブランド化、1つ1つをしていくということが、まず1つ大事なことだと思います。
  もう1つが、イベントに象徴されますいろいろな精神的な部分の推進だと思います。このものと、その精神的ないろいろなイベント等の推進、この2つが両輪になって地域のブランド化を進めていけるのではないかというふうに思います。
  そういったイベントですとか、地域の特産品を開発、推進するというその中で、基本的になるコンセプトといいますか、そういうのがやっぱり神山議員おっしゃるように必要じゃないかなというふうに思います。精神的な部分、イベントですとかそういったものについては「優しさ」というか「おもてなし」というか、そういった部分が根底にあれば、訪れる方ですとかそういった方の心に響くのではないかと思います。
  また、そのものの部分、そういったものを、町長が先ほど申し上げましたとおり、ときがわ町は、木ですね、やっぱり。とことん木にこだわっていくというような、そういうやり方もあるかと思います。いろいろなこの木の使い方にしては、木質内装化ということで今推進しておりますけれども、その木をいろんな部分で。例えば、前、神山議員のご指摘にあったかと思うんですけれども、給食の食器を木でつくるとかいろんな提案もあったかと思うんですけれども、やっぱり木質化という中で木をいろんな部分に使っていく、木にこだわっていくというのは、1つのときがわのブランドの地域の高め方の中では1つの方法じゃないかと思います。
  そういった中で、町長も推進しております木にこだわったまちづくりといいますか、そういったものが1つのブランドコンセプトになろうかと思います。答えになっていないかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 今、企財課長のほうから話がありましたけれども、ブランド、食のブランドもありますけれども、ときがわというとやっぱり木というイメージが、先ほども言いましたけれども全国的に今いろいろやっていますけれども、結局、例えば学校は全部、校舎も体育館も全部木です。それから庁舎、本庁舎、第2庁舎、あるいは公民館、あと各地区の公民館も全部、今、木でやっています。こういう地区は、日本全国でも余りないと思います。それで今は、先ほど言いましたように、各地区の保育園等に、ときがわ産材ということでブランド化でいっています。
  この間、飯能のほうだと西川材ですよね。さっき言ったその本の中に、長澤悟先生から私に質問があったのが、どうして西川材の飯能で、どうして町長が講演したんですかという話があったんですけれども、それはまた私が木のことに詳しいからなんで、そのくらいときがわ産というか、木については、ときがわというと「木」という形で、比企郡内はもちろんですけれども、県内、全国で今発信していますので、それも1つのブランドだと思います。ときがわとすると木は。
  その資源もいっぱいありまし、この面積の7割が森林ですから、これはブランドとしてときがわ産材ということで出していくということでやっていますので、またそういう、食の面での、ある面では神山議員は言っていると思うんですが、そちらでもやっぱりそうしたブランドの商品ができるといいなと思っています。
○野口守隆議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ぜひ私も木というものは今までの取り組み、政策等を見ると、やはり町民全体に共有しやすい部分のものかなと、これからやっていくに当たって、全くゼロから新しいものよりは、今まで培ったものを生かすというのが、やはり最善ではないのかなとは思っております。
  最後に、シビックプライドの醸成とブランディングの質問をさせていただきましたけれども、シビックプライドの醸成の取り組みは、地方創生、地域活性化に対して、特効薬ではなく漢方薬だと思っています。町にかかわる人、議会、行政が、自分たちの町を信じ、本気で取り組めば、シビックプライドが高くなる人が多くなればなるほど、観光客入り込み客数の増加、空き家バンクの登録数の増加、健診の受診率の増加、ふるさと納税の増加、税金滞納の減少など、さまざまな効果が必ずあらわれるはずだと私は思っております。
  ぜひシビックプライドの醸成と地域ブランディングというものをやはり真剣に考えていただいて、前向きに検討していただきたいなと思っております。
  これで私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
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          ◇ 小 宮   正 議員
○野口守隆議長 続いて、発言順位7番、質問事項1、企業誘致の促進について。
  通告者11番、小宮正議員。
○11番 小宮 正議員 議席番号11番、小宮でございます。
  議長のお許しいただきましたので、1問、質問をさせていただきます。
  企業誘致の促進についてということで、現在、企画財政課内に企業立地担当が組織されているが、兼務状態である。実際には職員が足りなくて、手が回らないのが現状だと思う。
  ときがわ町においては、若者の雇用流出をとめるためにも、さらなる企業立地の担当の構築に努めるべきではないかということでお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、小宮議員の企業誘致の促進についてお答えいたします。
  ご質問にありましたように、企画財政課内に企業立地担当が置かれました。今までは改めてこの担当はなかったんですけれども、企業誘致をしっかりするということで担当を置きました。そして、企画財政課政策担当職員及び建設環境課職員1名、産業観光課職員1名が企業立地担当として兼任を3人でしているということであります。
  担当者それぞれが複数の業務を兼任している状況でありますが、東プレ埼玉株式会社を初め、トリックス株式会社、今回、フネンアクロス株式会社の立地を実現させたところであります。また、現在も自動車関連、また食品関連、また流通関連等複数の企業からの立地意向もありまして、今調整を進めているところであります。
  日本創生会議・人口減少問題検討分科会が推計した896の消滅可能性自治体の1つに数えられるときがわ町でありますけれども、若者の流出をいかに歯どめをかけられるか、これがまた人口減少対策の最優先課題でありまして、企業誘致による雇用の創出が大変重要であると考えております。
  リーマンショック以降、企業立地相談が全く途絶えた状況が数年続いておりましたけれども、最近では、企業業績の回復を受けまして、月に数件の企業立地相談をいただく状況にあります。しかしながら、この状況は2020年の東京オリンピックまでの数年ではないかとも考えられます。この短いチャンス、このチャンスを確実につかんでいけるよう、町としても庁 内の体制を整えまして、しっかりと対応していきたいと思いますので、また議員各位、小宮議員を初め、皆さんにもご協力をいただきながら、しっかりとこの企業誘致も取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 最初にある答弁書と重なって、幾つかまた異なって質問するときがありますけれども、よろしくお願いします。
  私もよく企財にはよく伺うんです。その中でいつも思うのは、やっぱり職員が、空き家をやったり、バス事業その他もろもろ、少ない人数で、また町民が来て対応したり、そういう中で、やっぱり大変だと私は思うんですよね。そういう中で、できればその課をね、課というか職員を増員して、やっぱりこれからはオリンピックまではちゃんとしていけば、企業も来やすいのかなと。また、そうでないと、職員に負担がかかるのは、今現状は負担が重いと思うんです。そういう中で、これからまた4月には人事異動もあるかなと思うんですけれども、そういう中で、町としては、少し、今の体制よりはもう少しふやして、何年かちゃんとして、企業立地をちゃんとしていこうという体制をつくれるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、小宮議員のご質問にお答えいたします。
  先ほど町長の答弁にもありましたように、企業誘致につきましては雇用の創出という面で非常にときがわ町にとっては必要な課題でありますから、その辺に対しまして、町としても体制を整えていくということは大事なことだというふうに認識しております。
  その中で、職員の体制になりますけれども、その辺につきましては、答弁書の中にもありましたけれども、企画財政課の職員が兼務でやっているということと、あと、ほかの産業観光課の職員、あるいは建設環境課の職員が兼務で対応するということで、企業の誘致の場合にはいろいろな開発等の関係もありまして、1つの課だけでは対応できないということがあって、それぞれ関係する課の職員の協力も必要ということで、事前にそういった職員も兼務という形でかかわってもらうということの中の考え方の中で、こういう体制を整えているということだと思います。
  議員ご指摘の企画財政課のほう人数が足りないんじゃないかということでありますけれども、今、ときがわ町でも、財政運営計画の中で定員適正化計画ということを定めております けれども、その中で職員の人数についても全体的には減らしていくというところがあります。
  けれども、重点施策について、じゃ、充当しなくていいかということではなくて、やはりそこへは充?していかなくちゃいけないということもあります。それのところのバランスを全体の庁舎の中の人事配置の中で、また検討していかなくてはいけないというふうに考えています。
  そういう中で、今後、小宮議員がご指摘いただいたようなことも加味しながら、検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 確かに町民の方も職員が多いとかいろいろありますけれども、しかし、今この何年かは本当に勝負で、やっぱり町としてやっていかなければ私はだめだと思うね。今、建設環境課と産業観光課も兼ねて一緒にやっているということでございますけれども、この短い期間をしっかりやって、やっぱり私は5年後先ぐらいを見てやっぱりやっていかないと、町も先ほど来、財政の面も答弁していたようでございますけれども、やっぱりしっかりして、またいい会社を呼んで、また雇用をふやす、そういうふうに努めていかなければ私はいけないと思うんですね。だから、人を減らす、減らすとかそういうのではなくて、前向きに考えていただいて、やっぱりかなり忙しいなりのそういう配置をしていくべきではないかということで私は質問しました。
  それと、先ほど答弁書にもございますけれども、よく私はやったなと思いますよ。この東プレ、トリックス、フネン、この少ない人数で3つも実績を挙げたという、これは職員は大変だと思いますよ、本当に。夜遅くまで。そういうことで、私は評価しますけれども、さらなる、そのことを目指していくには、もう少し職員をふやさなきゃ絶対できないと思いますね。
  そういう中で、町としては若者の流出をとめるためには、じゃ、どうしたらいいのか、もう一度お聞きしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほど町長の答弁の中にありましたけれども、企業誘致をして若い人たちの働く場所を確保していくと、これはやはり一番重要なことだと思っております。また、住む場所について もこれを確保していくと、若い人たちが住む場所を確保していくというのは大事なことだと思います。この2つが、流出をとめていく一番の方法ではないかというふうに考えているところでございます。
  明るい話題として、町内に3カ所アパートができました。桃木と番匠と、あと玉川地内でございますけれども、こういったところに若い人たちが町外に出てしまうのではなく、結婚すると結構出る方が多いんですけれども、そういう町内のアパートに住んでいただければありがたいなというふうに思っているところでございます。
  そうした形で、企業誘致も非常に大事、最重要課題というふうに考えておりますので、今後できる限り取り組んでいきたいというふうに思います。
  以上でございます。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 確かに、やっぱりアパートができて、町は今、きのうですか、空き家バンクの一般質問もございましたけれども、そういう中でやっぱり企業が来れば、空き家バンクを利用しながら、また新築をつくってもらうとか、やっぱりそういうときがわ町在住の人は出ていかないで、また新しい人を呼んで、やっぱり活気あるまちづくりを目指すべきだと私は思うんですけれども、それは一概には言えませんけれども、お互いに協力し合って進めていかなくてはなりません。
  それで、この間、埼玉新聞に載っていたんですけれども、県が人口減少問題について、県民にアンケートしました。そうしたら、シニア世代が活躍できる環境ということで、やっぱり産業を誘致し、雇用をふやしてもらいたいというのが多かったんですね。やっぱり御存じのとおり、このときがわ町もこれから定年されている人が、また高齢者がふえていくわけですけれども、やっぱりその中で、また近くに企業があれば、また雇用にもつながるのかなということでございますけれども、そういう面で、私はさらなる空き家バンクの促進も含め、そういう企業誘致をすれば空き家バンクがあれだけ、きのうの答弁にもあったように、貸し手もあるようでございますので、やっていけば、私は人口減少にも歯どめができるのではないかと思いますが、その点ははいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  これからますます進む少子高齢化ということでございます。高齢者の団塊の世代が、これ から65歳を超えて徐々に年齢が上がっていくという状況もあります。こうした中で、高齢者の方が元気で活動して、そして働いていっていただける社会が一番いい社会ではないかと思います。
  高齢者の方の健康長寿ということで、これは少子化と相まって、少子化プラスこの高齢者の健康長寿の取り組みということは、町の2大プロジェクトといいますか、今後取り組んでいかなければならない重要な2つの大きな問題だというふうに考えております。
  こうした中で、やはり高齢者の雇用についても、例えばフネンアクロスさんが今度、誘致、工場を今つくり始めていますけれども、この中で、シルバー人材センターのほうに新たに五、六名の人をお願いしたいというふうに現在お声をかけていただいているところです。今まで、嵐山町の町内にあります工場でやっていたものをときがわに新しくつくって、こっちへ移すということで、嵐山のシルバーの方を今まで使っていたんだそうですけれども、今度はときがわのシルバーの方を使うということで聞いておりますので、やはり企業誘致もこういった形で雇用の創出に、高齢者の雇用にもつながっているんだというふうに実感しているところでございます。
  先ほどの議員ご指摘の空き家バンクの関係につきましても、これから空き家の実態調査を行いまして、その中で活用できる空き家については、ぜひとも外からの新しく入ってきてくれる方のそうした新しい住居として使えるものについては、積極的に活用していくということで、交流人口プラス、その定住に結びつけていくような、そういった取り組みに方向性を向けて、さらに取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 その件はぜひともよろしくお願いいたします。
  それをやるには、やっぱり議員はもちろんのことだと思うんですよ。議員もやっぱりみんなで協力し合って、また、企財だけではできないんですよ、この問題は。やっぱり執行部の皆さんと力を合わせながら、議員は議員でまた、議長を中心にして全協を開いたときに、こういういろいろな意見があるけれども、こういうのを町へ提案したらいいかとか、そういうものを進めて議員はしていくべきだと思います。
  そして、執行部としてみれば、課長会とかそういう中で、職員全体でいろいろな意見を聞きながら、やっぱり課長一人に任せるのではなくて、やっぱり行政、また議会一丸となって協力しながらやっていかなくてはいけないと思いますけれども、執行部の考えはどうでしょ うか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、お答えいたします。
  ただいまの小宮議員のご意見にありましたように、重要な課題がございます。それらにつきましては、庁議等で各課の連携をとりながら対応してまいりたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 私も協力したいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
  それで、近隣では越生町、毛呂山町では、企業は来ればもう本当に、企業誘致を進めるという話を聞いているんです。越生町も毛呂山町、企業が来てくれれば応援しますよと、町で。やっぱりそうなったときに、もうときがわ町はおくれないように、やっぱり、いい会社は、今の会社は大体整理がついていい会社ですからね、大体こう来ているのが。そういう中で、やっぱり近隣で私もそういううわさを、毛呂山町は多分早いと思うんだ。これから2万坪ぐらいのことを。私の仲間の企業が今2万坪終わりました。それでもう開発が終わったんで、来年度また切れてる、来年からまた2万坪ぐらいの企業誘致をやるということでございます。また越生町もそういう企業が来てくれるのなら町として応援しますよという話を聞いていますけれども、やっぱりときがわ町としては、そういう企業が来るとなると応援していただけるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  ときがわ町といたしましても、企業が来ていただけるということでありましたら、全面的に協力をして誘致に当たっていきたいというふうに考えております。
  今回、フネンアクロスさんがときがわ町に来ていただけるということになりまして、この用地については、旧玉川工業高校の北グラウンドということで県の所有の用地だったんですけれども、これを県のほうで協力をしていただいて用地買収ができたということで、これは議会の皆様にもご協力をいただいて、議決をいただいて執行することができたということで大変感謝をしているところでございます。
  こうした形で、旧玉川工業高校の跡地もほかの会社からも、上の校舎の部分ですとかに話が来ておりますので、県にもご協力をいただいて進めていきたいというふうに考えております。
  また、旧玉川工業高校の西側の県道を挟んだ区域なんですけれども、そこから仲井のほうにかけまして約5ヘクタールぐらいの、実際は農地にはなっているんですけれども、青地ではなくて普通の農地なんですけれども、この部分を第1期の総合振興計画の中で工場用地に指定おります。この部分の開発を今後ぜひ進めていきたいというふうに考えております。
  開発の資金については、なかなか町で単独でこれを全て賄うというのは難しい部分もありますので、民間の活力を活用してということで、今回のフネンさんの民間の活力を活用して今回は実現できたということもありますので、県と協力をして、また民間の活力を活用してということで、いろいろな手段を考えながらこういった企業誘致を総合的に進めていきたいというふうに考えておりますので、議員各位におかれましても、ぜひご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 先ほど、今総合振興計画の話が出ましたけれども、ひと・まち・しごとということで、本当に仕事は大事だと思いますので、ぜひともこれをお願いしたいと思います。
  また、今、仲井ですか、あっちのほうで計画があるということでございますけれども、ぜひともここ何年かですね、早く事業を始めていただいて、企業を呼んでいただく、そういうやっぱり設備投資も私は大事だと思うんですよね。ある程度は町で造成工事をして、付加価値をかけて売るのもやっぱりいいのではないかなと、そう思っております。
  その中で、そのほかにも町の土地があると思うんですよね、幾つか。それは工場用地にするまた予定があるのか、ちょっと聞きしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 引き続き、小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  町有地の活用の関係でございますけれども、なかなかまとまった広い土地で平らな場所でというところが、町有地の中にはなかなか現在のところないというところが現状でございます。
  そうした中で、今後、来年度公共施設の総合管理計画というのを立てますので、そうした 中でより有効に活用できる土地がありますれば、そういった方向で活用していきたいというふうに考えているところでございます。
  以上でございます。
○野口守隆議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 また、こうした企業誘致の場合は、今回つくづく感じたんですけれども、フネンアクロスさんの場合、実は野口議長に議会が終わった後、すぐに来てもらって、野口議長に話をして、すぐに議員の皆さんを集めてくださいということで、野口議長が責任を持ってこれは担当をするからということで、それで議会の皆さんに了承を得たと。それも結局はスピードが大事なんですね。それを普通でやると、必ず何で公募でやらないんだとか、県の土地をどうだと、そこからまた始まっちゃうと、もうはっきり言って企業は逃げちゃうわけですよね。そういうことは何回かありましたけれども。ですから、そういうところを、この間のやっぱり議長がリーダーシップをとって、しっかり議会がまとまってやってくれましたけれども、そういう形で議会が協力してもらえないことにははっきり言ってできませんので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 私も同感しております。
  確かに私も、フネンは町長を初め、久保課長とあと議員が全部行って、秩父で社長からいろいろ話は聞きましたけれども、やっぱりあの社長が言ったとおりだと思うんですね。やっぱり反対したりいろんなことをやれば、企業というのはそういうものなので、やっぱり。よそへ行っちゃいますよ、本当に。だからそれは私も痛感していて、大事なことだと思います。
  やっぱりせっかくまとめたものが、いいものがよそへ逃げるということは本当につまらないことで、そういうことはないように議員もしなきゃいけないと私も思っております。
  そこで、私は総務産業建設委員会で、玉川の工業団地のところの山、1万坪ぐらいあると言ったところですかね。総務で見に行ったんですけれども、やっぱりあそこの工業団地の一角で、聞いたところ調整山林間か何かになっているとは思うんですけれども、ああいう土地を企業がやるのではなくて、ああいう土地ほど町が率先して、やっぱり打ち合わせは行政同士の話し合いをしたほうがスムーズにいくんですね。業者を入れてやるより。ああいうところも有効活用を私は、これからは木を、木が切ってもいい木ではありませんけれども、そういうやっぱり土地を有効利用して、あそこは長くかかるかなと思いますが、でも二、三年か けても、やっぱり土地の有効活用をしていくべきではないかと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 引き続き、小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほどご指摘のありました工業団地の中にあります山林なんですけれども、ここについては、防風林等の指定がされてるようなふうに聞いております。この点については、今後どういう活用ができるかということはすぐには結論を出せないと思いますので、今後、そういう有効利用ができるかどうかについて、検討していきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 あの土地は本当にいい土地ですから、何か規制があって、それは調べてみないとわかりませんけれども、ぜひとも調べて、有効活用してもらえば私もありがたいかなと思います。
  それと、最近では、ベイシアマート、そして御存じのように役場の裏のセブンイレブン、そういう新しいお店ができました。そういう中で、ときがわ町の人、雇用は生まれているんですね、やっぱり。地元優先というのではありませんけれども、やっぱりそういうベイシアもセブンイレブンも、またときがわの人を使っているようでございますけれども、近隣だと鳩山町に、皆さん御存じのように無印ができました。無印も250人ぐらいを募集して鳩山町の人を60人ぐらい使っているということで、大変喜ばしいことだと私も思うんですね。
  それで、さっきもお話に出たと思いますけれども、シルバー人材センターが本当に玉川の工業団地とかいろいろなところに行っているんですね。これは草刈りは別ですよ。そういうのじゃなくて、パートだかちょっとわかりませんけれども、でも雇用を本当に使っていただいているということで、私もシルバーに行って聞いてきました。町内で27人シルバーに登録して毎日行っているらしんですね。それで町外に8名も行っているよということでお聞きしました。ああ、すごいんだなと私も感心しましたけれども。それについて、町として、ベイシアマート、セブンイレブンに対しては、町はどのくらい、じゃ、雇用があったというのを把握しているか、お聞きしたいと思います。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  これはお聞きしたところによりますと、ベイシアマートで約16名程度、またセブンイレブンでは3交代でやっている関係で24人程度が働いていらっしゃるというふうに聞いております。
  以上でございます。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 ベイシアマート16人、セブン24人ということでございますけれども、やっぱりそういうお店ができることによって雇用が生まれるんですね。だからぜひとも、私は企業を呼んでこなきゃいけないかなと思います。
  それで、私も10月28日に、これは監査でさいたま市のほうで勉強会がありまして、武銀の先生に講演をいただきまして、ときがわ町では、もういち早く、東プレができたときに税の優遇をしていただいたわけですけれども、その中でも、やっぱりその武銀の先生の話によると、やっぱり埼玉県はこれから伸びるよということは、なぜかというと、圏央道が開通したということ、これが一番の企業にとってはすごいんだとやっぱり言ってましたけれども、だから、これからは埼玉は伸びるんではないかなというような、先生が言っていましたけれども。確かにそうですね。私も聞いたところによると、あの圏央道が開通する前は、そんな企業というのは余りなかったんですね。だけれども、開通と同時に今、すごいですよ、この辺の業者の不動産屋とか建設会社、土地がないかとか。それぐらい圏央道のおかげで今誘致の問題が進んでいるようでございますけれども、本当にこの圏央道をうまく利用して、企業を呼ぶ必要も私は、呼べるんではないかなというような感じをしております。
  その中で、先ほど町長が言っていましたけれども、フネンさんに行ったときも、やっぱりオリンピック、オリンピックまでだという、オリンピックもあの会社は日本で80%近く、ほとんど独占企業ですけれども、でも先を見て、やっぱりそういうものをオリンピックで売れるんだということで、結局今ある嵐山の工場も倉庫にして、やっぱり大量につくってすぐお客さんに間に合うように在庫をつくってやるんではないかなと私は思いますけれども、そういうことを踏まえて、これからもオリンピックまでは銀行もそうだと思いますよ。企業にはお金を出して設備をしてくれとかいろいろあると思います。
  そういう中で、また町長の答弁にもございましたけれども、2020年オリンピックまでの数年が勝負だというようなこともありますけれども、その点、再度、課長にお聞きしたいと思います。本当にこれが私も同じだと思いますよ、思っていることが。ぜひともお願いします。
○野口守隆議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、小宮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほど町長答弁にもありましたとおり、2020年の東京オリンピックが1つの節目ということで、そこまでが本当にこの企業誘致の関係については、勝負の年だというふうに考えております。町としても、全力を挙げてこれに取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、ぜひともご協力、ご指導のほどお願いしたいと思います。
○野口守隆議長 小宮議員。
○11番 小宮 正議員 最後に、ぜひとも企画財政課にもう少し職員をふやして、活気が見られる、やっぱり本当に確かに議員さんも行っている方はわかると思います。バスだどうのこうのといろいろなことをやられて仕事にならないのが現状なんだと思いますよ。だから、本当に私も、それも大事ですよ、大事だけれども、やっぱり先を見てときがわ町はどういうことをやって、やっぱりそういうことですね、私は企業立地ということは大事かな、雇用も生まれて、また人口もふえ、やっぱりそういう行動をともに起こしていかなければいけないと思います。そういう中で、また、ぜひとも期待をしておりますので、よろしくお願いします。
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   ◎町長挨拶
○野口守隆議長 本定例会に付された事件は全て議了いたしました。
  この際、関口町長から挨拶のための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議長のお許しをいただきましたので、平成27年第4回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
  12月1日に開会いたしました本定例会は、ご提案申し上げました各案件につきまして熱心にご審議をいただきまして、原案のとおり議決をいただきました。そして本日の閉会となることに心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
  今回、ご議決をいただきました各議案につきましては適切に執行してまいります。今後も議員の皆様のご支援、ご協力をお願いしたいと思います。
  結びに、議員各位におかれましては、ご健勝にてこれからもご活躍されますようご祈念申 し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
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   ◎閉会の宣告
○野口守隆議長 これをもちまして平成27年第4回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変お疲れさまでございました。
                                (午後 1時46分)

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成  年  月  日


         議     長    野  口  守  隆


         署 名 議 員    小  宮     正


         署 名 議 員    野  原  和  夫