ときがわ町告示第44号

 平成28年第2回ときがわ町議会定例会を下記のとおり招集する。

  平成28年5月31日

                        ときがわ町長  関  口  定  男

                    記

 1 日  時  平成28年6月7日(火)

 2 場  所  ときがわ町議会議場

                ○応招・不応招議員

応招議員(12名)
  1番  神 山   俊 議員          2番  小 島 利 枝 議員
  3番  田 中 紀 吉 議員          4番  山 中 博 子 議員
  5番  岡 野   茂 議員          6番  金 澤 他司人 議員
  7番  岡 野 政 彦 議員          8番  瓜 田   清 議員
  9番  前 田   栄 議員         10番  野 口 守 隆 議員
 11番  小 宮   正 議員         12番  野 原 和 夫 議員

不応招議員(なし)

                    平成28年第2回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第1号)

                            平成28年6月7日(火)  
                            午前9時30分開会     
      開会及び開議の宣告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸報告
日程第 4 報告第 1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告に
             について
日程第 5 報告第 2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告につ
             いて
日程第 6 議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価
             審査委員会条例の一部改正)
日程第 7 議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一
             部改正)
日程第 8 議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険
             税条例の一部改正)
日程第 9 議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町
             水道事業会計補正予算(第4号))
日程第10 議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正について
日程第11 議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について
日程第12 議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関す
             る条例の一部改正について
日程第13 議案第40号 町道路線の廃止について
日程第14 議案第41号 町道路線の認定について
日程第15 議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)
日程第16 一般質問

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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
中 藤 和 重 
町民課長
柴 田 光 子 
福祉課長
大 島 武 志 
会計管理者兼
会計室長
金 子 加代子 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
岡 本 純 一 
水道課長
内 室 睦 夫 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
清 水 誠 司 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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固定資産評価
審査委員会書記
町 田 英 章 
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議会事務局長
町 田 英 章 
書記
村 田 宏 美 
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   ◎開会及び開議の宣告
○小宮 正議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成28年第2回ときがわ町議会定例会を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○小宮 正議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 それでは、朗読いたします。
  平成28年第2回ときがわ町議会定例会議事日程(第1号)、平成28年6月7日午前9時30分開会。
  日程、議案番号、件名。開会及び開議の宣告。第1、会議録署名議員の指名。第2、会期の決定について。第3、諸報告。第4、報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。第5、報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告について。第6、議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)。第7、議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)。第8、議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正)。第9、議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号))。第10、議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正について。第11、議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について。第12、議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について。第13、議案第40号 町道路線の廃止について。第14、議案第41号 町道路線の認定について。第15、議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)。第16、一般質問。
  以上です。
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   ◎会議録署名議員の指名
○小宮 正議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第120条の規定により、3番、田中紀吉議員、4番、山中博子議員、以上の2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。
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   ◎会期の決定について
○小宮 正議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
  議会運営委員会の報告を求めます。
  前田栄委員長。
○前田 栄議会運営委員長 皆さん、おはようございます。
  会期の決定について、議会運営委員会の報告をいたします。
  平成28年第2回定例会における会期及び日程等について調整を図るため、去る5月31日午前10時から役場第2庁舎3階協議会室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。
  委員会は委員全員の出席と、議長、副議長、町長、副町長、総務課長、議会事務局長の出席をいただきまして、平成28年第2回定例会に提出される議案等について説明を求め、会期について協議を行いました。
  その結果、平成28年第2回定例会は、本日6月7日から6月15日までの9日間とするものでございます。
  会期中の日程でありますが、会期予定表をごらんいただきたいと思います。
  順次ご説明いたします。
  まず、本日6月7日は午前9時半から本会議となっております。議案審議等でございます。
  6月8日は午前9時30分から総務産業建設常任委員会を予定しております。
  6月9日は午前9時30分から文教厚生常任委員会を、午後3時から議会運営委員会を予定しております。
  6月10日、11日及び12日は休会でございます。
  6月13日及び14日は午前9時半から本会議をお願いいたします。一般質問等でございます。一般質問は、6月13日は通告順位1番、私、前田栄から通告順位5番、金澤他司人議員まで、14日は通告順位6番、神山俊議員から通告順位9番、野原和夫議員まででございます。
  6月15日は予備日といたします。
  以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○小宮 正議長 お諮りいたします。本定例会の会期は委員長の報告のとおり、本日6月7日から6月15日までの9日間といたしたいと思います。これに異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 異議なしと認めます。
  よって、本定例会の会期は9日間と決定いたしました。
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   ◎諸報告
○小宮 正議長 日程第3、諸報告を行います。
  初めに、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職、氏名は別紙配付したとおりでありますので、ご了承願います。
  次に、監査委員から、平成28年3月から平成28年5月までの例月出納検査の報告がありました。お手元に配付しておきましたので、ごらんいただきたいと存じます。
  なお、詳細につきましては議会事務局にありますので、ごらんいただきたいと思います。
  次に、地方自治法第122条の規定により事務に関する説明書が提出されておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
  続いて、一部事務組合における議会報告を行います。
  小川地区衛生組合議会の報告を求めます。
  小島利枝議員。
○2番 小島利枝議員 皆様おはようございます。
  議席番号2番、小島利枝です。議長のお許しをいただきましたので、小川地区衛生組合議会の報告をいたします。
  平成28年3月25日(金)午前10時より、第1回小川地区衛生組合議会臨時会が開催されました。閉会中における議員に関する事項として、組合規約第7条第1項の規定により、私、小島利枝と小宮正議員が新たに議員となり、常任委員会委員に選任され、常任委員会委員長として小宮正議員が互選されました。
  次に、管理者提出議案が5件提出され、全て可決、承認されました。内容といたしましては、議案第5号 小川地区衛生組合職員の退職管理に関する条例制定について、議案第6号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第7号 小川地区衛生組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例及 び小川地区衛生組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第8号 小川衛生組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第9号 小川地区衛生組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。
  続きまして、平成28年5月19日(木)午前10時より、第2回小川地区衛生組合議会臨時会が開催されました。管理者提出議案が4件提出され、全て可決、承認されました。内容といたしましては、議案第10号 小川地区衛生組合行政不服審査会条例制定について、議案第11号 小川地区衛生組合行政不服審査法の規定による提出書類等の交付に係る費用負担に関する条例制定について、議案第12号 脱水設備等改良工事請負契約の締結につきましては、契約代金5億4,000万円、契約方法は一般競争入札、公募型指名競争入札、契約の相手方は、水ing株式会社でございます。
  議案第13号 副管理者の選任におきましては、川越市安比奈新田261の9、大山澄男氏が選任されました。
  以上、報告いたします。
○小宮 正議長 以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
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   ◎行政報告
○小宮 正議長 次に、町長から挨拶を兼ねて行政報告を行いたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶を兼ねまして行政報告を申し上げます。
  本日は、平成28年第2回ときがわ町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご出席をいただきまして、また会議が開催できますことに心から御礼を申し上げます。
  議員各位もご承知のとおり、今年度はときがわ町合併10周年を記念いたしまして、3つの記念事業の実施を予定しているところであります。
  第1番目の件に関しましては、映画「じんじん」の上映であります。映画を通して多くの人たちに家族や地域のきずなの大切さを再認識していただき、ときがわ町の一体感の醸成を図ってまいります。
  2つ目といたしましては、子ども議会の開催であります。子供たちに議会の意義、また仕組みを理解してもらうとともに、子供たちの声に耳を傾けることによりまして、ときがわ町へのさらなる愛着と誇りを持ち、大人になってからも「ときがわ町に住みたい」と思えるまちづくりを進める機会になればと考えております。
  3つ目におきましては、私の「おすすめスポット提案」ということであります。これは、地元の人しか知らない、地元の人でも知らないというときがわ町の魅力を発掘・発見し、町外へも広くPRすることによりまして、観光入り込み客数130万人を目指すというものであります。
  これらの記念事業を計画的に実施してまいりますので、議員各位のご理解、ご協力もぜひお願いしたいと思います。
  さて、第2回定例会にご提案申し上げます議案11件でありますが、内容につきましては、繰越計算書の報告2件、専決処分の承認が4件、条例の一部改正が2件、町道路線の廃止1件、町道路線の認定1件、一般会計補正予算1件であります。各議案ともその都度、提案理由を説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
  次に、各課の事業の執行状況についてご報告を申し上げます。
  最初に、総務課についてでありますけれども、3月15日に小川警察署、ときがわ町区長会及びときがわ町の三者によります「ときがわ町犯罪情報の住民提供等に関する協定」を締結いたしました。これは、昨年、熊谷市内におきまして発生した連続殺人事件を踏まえ、警察と地域、行政の三者が連携いたしまして、犯罪情報の提供及び注意喚起を迅速に行うことで、町民の皆様を犯罪の被害から守るということを目的としたものであります。
  また、3月25日には「国民保護に関するときがわ町計画」を変更いたしまして、国や県との連携を強化したところでもあります。今後も住民の皆様が安心して安全に暮らせるように、防犯、防災に取り組んでまいります。
  続きまして、企画財政課について申し上げます。
  地方創生関連事業の進捗状況でありますが、今後は、平成28年3月に策定いたしました「ときがわ町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づきまして各種施策を推進してまいります。
  なお、平成27年度に実施いたしました地方創生先行型交付金の事業につきましては、7月ごろまでに効果の検証を行ってまいります。
  また、今年度は、平成28年3月議会でご議決をいただきました地方創生加速化交付金の対 象事業であります森林資源の積極的活用による持続可能な地場産業の育成事業に取り組み、木材利用の推進や林業指導者の育成などを行ってまいります。
  続きまして、税務課について申し上げます。
  所得税・住民税申告相談につきましては、2月16日から3月15日まで延べ21日間にわたって町内3会場におきまして実施をいたしまして、合計で2,360件の申告相談がありました。
  課税関係では、5月に軽自動車税の納税通知書を6,094通、固定資産税の納税通知書を5,920通発送いたしました。また、町・県民税関係につきましては、対象者が4,394人分に係る特別徴収の納税通知書を1,906事業所に発送したところであります。
  徴収関係におきましては、4月から5月にかけて県税事務所と共同で滞納者へ催告書を発送いたしまして、臨宅徴収を行うなど特別徴収対策を実施したところでもあります。
  引き続き町税の徴収率向上を目指して、鋭意努めてまいりたいと考えております。
  続きまして、町民課についてでありますが、4月1日現在の人口は1万1,780人、世帯数が4,705世帯となっております。昨年と比較いたしますと人口で204人の減、世帯数では10世帯の増となっております。平成27年度中に亡くなられた方は164人で、昨年より4人の減であります。出生については54人で、昨年より4人の増となっております。また、総人口に対する65歳以上の高齢者人口の占める割合としての高齢化率につきましては32.7%で、昨年より1.5ポイント上昇し、さらに高齢化が進んでいるところであります。
  また、マイナンバーの状況でありますが、平成28年3月31日現在の個人番号カード申請枚数は762枚であります。このうち交付済み枚数は353枚で、人口に対する申請数の割合は6.5%、交付済み枚数の割合が3.0%であります。
  次に、国民健康保険事業でありますが、40歳から74歳の加入者を対象に生活習慣病の予防を目的とした特定健診の集団健診を5月25日から31日まで6日間の日程で実施をいたしまして、861人の受診がありました。また、人間ドック・併診ドックの助成事業は、現在116名の申し込みがあります。6月から医療機関で個別健診が始まりましたので、町民の皆様の健康増進につながるよう、大勢の方に受診していただくことを期待しているところであります。
  次に、保健センター事業でありますが、成人保健事業といたしまして、国民健康保険の特定健診にあわせて20歳から39歳までを対象とした若もの健診、これと今度は75歳以上の方が対象のいきいき健診を実施するとともに、5月から個別の各種がん検診も開始いたしまして、町民の健康の維持・管理に努めてまいります。
  地域包括支援センター事業でありますが、新しい地域支援事業の実現に向けた取り組みと いたしまして、平成27年度から高齢者サロン「ふらっと広場」を新たに実施しております。今年度は開催場所に奥畑農民センターを加えまして、4カ所に拡大いたしまして実施をしてまいります。
  続きまして、福祉課関係でありますが、年金生活者等支援臨時福祉給付金申請の受付を4月20日から開始をいたしました。支給の対象者は、平成27年度の臨時福祉給付金の支給対象者のうち平成28年度中に65歳以上になる方で、支給額は3万円であります。
  支給対象者と思われる1,386人に申請書の発送を行いまして、4月末現在で570名の方から申請を受けているところであります。引き続き、未申請の方に周知をしてまいりたいと考えております。
  重度障害者に対する福祉サービスの部分でありますけれども、自動車燃料費助成事業の見直しによりまして、4月からチケット制度を導入いたしまして、町内給油所のみの利用に変更いたしました。その結果、新たな給油客が来店するようになったという給油所からの話があります。また、申請書を提出する手間が省けたといった対象者の方からもそうした声が上がっております。
  児童福祉事業といたしましては、4月上旬に町立保育園の入園式が行われました。玉川保育園では、20名の新入園児を含め総数で99名であります。また、平保育園では2名の新入園児を含め、総数で23名がそれぞれ希望に満ちた保育園生活を送っているところであります。
  続きまして、産業観光課について申し上げます。
  林業関係では、合併10周年を契機にいたしまして、2月1日に東京おもちゃ美術館の運営などを行う認定NPO法人日本グッド・トイ委員会との間で調印し、ウッドスタート宣言を行いました。ときがわ町のウッドスタート宣言は、県内の自治体としては秩父市に続きまして2番目であります。全国では14番目となるものであります。
  今後、地域産の木材で誕生祝品を制作いたしまして、新生児に贈呈する事業を開始いたしますが、幼児のころから木や森に触れ、木に囲まれた学習環境で学び、そして、木を生活の中心に置く「木育」活動に取り組むことによりまして、あらゆる世代に木材に関する愛着と価値観を育み、ひいては森林・林業の活性化と木材関連産業の振興を図ってまいります。
  また、商工観光関係でありますが、国の交付金や県の補助金を活用し、地域経済の活性化を図るため、ご案内のとおりときがわ町商工会により総額1億1,700万円のプレミアム付き商品券を昨年7月に販売をいたしました。そして、半年間の利用期間が経過後の2月20日に商品券の換金額を集計したところ、販売金額の99.8%、商品券利用額約1億1,674万円との 結果がまとまりました。町内での消費活動の喚起、新たな消費意欲の掘り起し等、町内の経済活性化に大きな効果があったと考えております。
  また、今年度のときがわ花菖蒲まつりは、6月5日に開催いたしまして、町内外から多くのお客様にご来場いただくことができました。
  続きまして、建設環境課についてでありますが、小・中学校と保育園の給食に係る放射性物質の検査を毎週行っておりますが、国の基準値を超える放射性ヨウ素、放射性セシウムは検出はされておりません。引き続き、子供たちの内部被曝の防止に努めてまいります。
  浄化槽設置管理事業につきましては、申請受付件数が3件、使用開始届が6件となっております。今後も事業の周知、啓発を行いながら事業の円滑な実施に努めてまいります。
  工事関係では、大字玉川地内、玉川温泉方面の町道2−13号線及び大字馬場地内、木乃里クリニックから西側の町道都711号線について道路改良工事を発注済みで、橋の維持補修工事につきましては、西平地内、宮川橋と玉川地内の坪の内橋の2橋について修繕を行ってまいります。
  地籍調査事業につきましては、大附1地区の事前調査を行っておりまして、今後、一筆調査を開始してまいります。
  また、「川のまるごと再生事業」につきましては、町の事業として計画した工事は全て完了しておりまして、今後は、総延長7キロメートルの遊歩道をより快適に散策いただけるよう関係者の方々と協議を続けてまいりたいと考えております。
  続きまして、教育総務課について申し上げます。
  4月8日から新学期が始まりまして、673名の児童・生徒で今年度はスタートいたしました。ときがわ町の各小・中学校では、基礎的・基本的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成を目指した授業を実施しております。また、少人数指導充実のために今年度は玉川小学校に2名、複式学級への対応として萩ヶ丘小学校に2名、玉川中学校に1名の町費の教員を配置したところであります。
  また、教育総務課の事業といたしまして、今年度も町内の小学1年生から3年生を対象といたしました土曜学習会を年9回計画いたしまして、児童の基礎的・基本的な学力向上に向けた取り組みを行います。募集に対しまして32名の申し込みがありまして、6月4日から開始しているところであります。
  施設整備につきましては、玉川小学校の職員室、それと校長室、明覚小学校の職員室空調機器入れかえ工事が完了となっております。また都幾川中学校屋内運動のつり天井の改修工 事につきましては、契約期間内の8月末完了を予定しているところであります。
  また、大東文化大学との提携事業につきましては、今年度も中学校に留学生を招聘いたしまして交流を図り、グローバル化に対応できる生徒の育成を目指してまいります。
  また、関口茂八奨学事業では、新規に12名の申請がありまして、全員の貸与が決定いたしまして、継続と合わせて48名への貸しつけを現在行っているところであります。
  次に、生涯学習課についてでありますが、社会教育関係では、生涯学習推進事業といたしまして開催する「ときめき塾」のボランティア指導者を募集いたしまして、本年度はパソコン教室など6つの講座を開催いたします。
  芸術文化活性化事業でありますけれども、2月14日に文化センターにおきまして「第7回ときがわ音楽フェスティバル〜ザ津軽三味線&心のふるさと民謡・民舞〜」を開催したところ、307名の皆様にご来場いただきまして、大いに盛り上がりました。こちらは、町民の皆さんが中心となって構成された実行委員会が主体となりまして企画、運営したもので、今後も質の高いコンサートを継続して行うことで、新たな地域文化の創造を目指していきます。
  文化財関係事業では、大字田中地内に所在する市の川遺跡の発掘調査を実施いたしました。遺跡からは縄文後晩期の遺構と遺物を検出することができました。
  また、4月10日に県指定無形民俗文化財「大野の送神祭」、また4月29日に「萩日吉神社神楽」が地域住民を中心に行われまして、町内外からも多くの観客が訪れまして、にぎわいを見せたところであります。今後も文化財を通し、地域活性化を目指して積極的に支援をしてまいりたいと考えております。
  社会体育関係では、本年度に入り最初の大きな事業といたしまして、5月1日に「ワンデーウォーク」を開催いたしまして、子供から大人まで225名の皆様に参加をいただきました。今回のコースは、萩ヶ丘小学校をスタートといたしまして、ゴールは慈光寺と霊山院をめぐる合計8.6キロメートル、高低差にいたしまして317.8メートルのコースを4時間半かけて満喫をしていただいたところであります。
  最後に、水道課でありますが、3月28日に埼玉県企業局と水道事業に関する技術的な業務の連携協定を締結いたしました。今後、相互補完による相乗効果を発揮させ、水道事業の効率的な事業運営を確保してまいりたいと考えております。また、日常業務におきましては、引き続き安心で安全な水の安定供給に努めてまいります。
  以上、各課の事業につきまして報告をさせていただきました。
  結びに、本日ご提案申し上げます各議案につきましては、慎重審議の上、ご議決をいただ きますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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   ◎報告第1号の上程、説明、質疑
○小宮 正議長 日程第4、報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読をさせます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。
  地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第146条第2項の規定により、平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書を別紙のとおり報告する。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 報告者から報告理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、報告理由を申し上げます。
  平成27年度ときがわ町一般会計において、繰越明許費として定めた情報セキュリティー強化対策事ほか9事業に係る繰越計算書について報告をするものであります。
  細部につきましては、企画財政課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、細部説明をさせていただきます。
  この報告につきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を調整いたしましたので、報告するものでございます。
  それでは、繰越計算書をごらんいただきたいと存じます。
  情報セキュリティー強化対策事業ほか9事業について、翌年度繰越額及びその財源内訳を記載してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
  以上で報告第1号の細部説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより報告第1号 平成27年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  本案は報告事項でありますので、ただいま報告したとおり報告第1号を以上で終了いたしますが、ご了承賜りたいと思います。
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   ◎報告第2号の上程、説明、質疑
○小宮 正議長 日程第5、報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告について。
  地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第26条第3項の規定により、平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書を別紙のとおり報告する。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 報告者から報告理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告について、報告理由を申し上げます。
  平成27年度建設改良費に係る繰越計算書について報告するものであります。
  細部につきましては、水道課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  内室水道課長。
○内室睦夫水道課長 それでは、報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告について、細部説明をさせていただきます。
  次のページをごらんください。
  地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額を計算書のとおり調整しま したので、報告させていただきます。
  事業名は県道大野東松山線、配水管移設工事、横道橋擁壁工支障部でございます。
  予算計上額が1,512万円、翌年度繰越額1,512万円、財源内訳は、出資金1,000万円、損益勘定留保資金512万円、こちらは東松山県土整備事務所発注の道路改築工事との工期調整による繰り越しでございます。
  以上で細部説明を終了させていただきます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより報告第2号 平成27年度ときがわ町水道事業会計予算繰越計算書の報告についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  本案は報告事項でありますので、ただいま報告したとおりでございます。
  報告第2号を以上で終了いたしますが、ご了承賜りたいと思います。
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   ◎議案第34号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第6、議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第34号 専決処分の承認を求めることについて。
  ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、その承認を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第34号 専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
  行政不服審査法の施行に伴いまして、緊急にときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一 部を改正する必要が生じたため、平成28年4月1日、ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、固定資産評価審査委員会書記からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  町田固定資産評価審査委員会書記。
○町田英章固定資産評価審査委員会書記 それでは、議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)の細部説明をさせていただきます。
  本案は、平成28年第1回ときがわ町議会定例会においてご議決いただきました行政不服審査法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例のうち、第4条のときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について、適用区分に関し、総務省から示された資料が平成28年3月18日付で埼玉県から通知されたため、4月1日の施行に間に合わせるため同日付で附則の改正を専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
  改正の内容について説明させていただきますので、議案参考資料の資料ナンバー1をごらんください。
  ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例新旧対照表になります。右の欄が改正前、左の欄が改正後、下線部分が改正箇所になります。附則の改正になります。
  まず、現行の附則を附則第1項とし、同項にみだしとして(施行期日)を付し、第2項を追加し(適用区分)として、改正後のときがわ町固定資産評価審査委員会条例第4条第2項、第3項及び第6項、第6条第2項、第3項及び第5項、第10条、第11条並びに第12条第1項の規定は、平成28年4月1日以降に地方税法(昭和25年法律第226号)第411条第2項の規定による公示若しくは同法第419条第3項の規定による公示(同法第420条の更正に基づく納税通知書の交付がされた場合には当該納税通知書の交付)又は同法第417条第1項後段の規定による通知(以下この項において「公示等」という。)がされる場合について適用し、同日前に公示等がなされた場合については、なお従前の例によるとするものでございます。
  では、議案書にお戻りください。
  3枚目をごらんいただきたいと思います。
  改正条例です。先ほど新旧対照表でご説明した内容を条文としたものでございます。
  最下段、附則ですが、この条例は、公布の日から施行するとするものでございます。
  以上で議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)の細部説明を終了させていただきます。
  よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  質疑がありませんでしたので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第34号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価審査委員会条例の一部改正)を採決いたします。
  本案は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第35号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第7、議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第35号 専決処分の承認を求めることについて。
  ときがわ町税条例及びときがわ町税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、その承認を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第35号 専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
  地方税法等の一部を改正する等の法律等が平成28年3月31日に公布されたことに伴い、緊急にときがわ町税条例を改正する必要が生じたため、平成28年3月31日、ときがわ町税条例等の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、税務課長から説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)について細部説明を申し上げます。
  議会参考資料の資料ナンバー2をお開きください。
  内容について、まず1番目ですが、法人住民税の交付税原資化ということで、この表をごらんください。
  一番左なんですが、法人関係の税金については3種類ありまして、法人県民税、これは県税です。真ん中の法人町民税がときがわ町の税になります。一番下、地方法人税、こちらが国税になります。一番右側の現行を見ていただきたいんですが、現行の税率を左側、改正後、県税がマイナス2.2%、ときがわ町がマイナス3.7%、合計5.9%税率を引き下げ、その分を国税であります地方法人税の税率を上げるというものでございます。
  この国税がふえた分を地方交付税の原資とするということでございます。
  次に、2番目になりますが、こちらは組織の改変によりまして独立行政法人労働者健康安全機構が発足したものに伴います改正であります。
  3番目、自動車取得税の廃止と環境性能割の創設ということで、こちらも表を見ていただきたいんですが、現行の自動車取得税を廃止しまして、左側、環境性能割を創設するというものでございますが、実質は自動車取得税で変わりません。ただ税率が現行と改正後を比較していただければわかりますが、税率が変更になっているというものであります。
  あと文章の2行目になりますが、現行の軽自動車税を種別割とするということで、こちら も名称が変わったもので、内容については変更はありません。
  最後の固定資産税に係る課税標準の特例措置ですが、再生可能エネルギーの電気の調達に関する設備、この表の設備区分を見ていただきたいんですが、この表に関する設備につきましては右側、課税標準に乗じる率をこの表のとおりに定めるものでございます。
  以上で細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原です。
  まず、この税制改正においては平成28年度与党税制改正大綱の中で、これは12月16日に決定、地方税を含めて概要が出ております。この中で法人税改革では法人事業税の所得割、税率引き下げ、外形標準課税拡大、もうかっていなくても外形標準課税という課税対象になるという、この問題も含めて、それからきょう出されましたこの中で地方法人課税の偏在是正、地方住民税の交付税原資化ということでありますが、この問題については、消費税率、国、地方10%段階において地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため法人住民税、法人税割の一部を交付税原資化というふうに、あくまでも10%段階においてということをうたっております。今回、国では消費税10%の引き上げを先送りしました。この問題をどう捉えているのか、この問題について偏在是正による財源をどうするのか、これは大きな問題です。財源によって社会保障に回せますから、この財源を確保することは大変なことだと思います。
  それから、自動車取得税の廃止と環境性能割の創設、この問題についても平成29年4月の消費税率10%の引き上げ時にという、この大綱にはうたっております、この中で。自動車取得税を廃止し、自動車税及び軽自動車税にそれぞれ環境性能割を創設。先ほど課長は取得税と同じ問題だということを言いましたけれども、この問題については新車、中古車を問わず対象とすると書いてあります。それから、自動車環境性能割については税収の一定割合を市町村へ交付する制度を設けると書いてあります。このことによって町が一定割合の税収をどのように見込んでいるのか、これからの政策でございますが、これをどのように考えているのか。あくまでもこれは消費税10%を基準にした方向性が出ている以上は、消費税10%を先送りしているわけですから、この問題をどう捉えているのか。
  それから、1つこの軽自動車については、簡単にいえば中古車センターですか、そういう ところにある車の問題についてはどのように税率、それをかけるのか、仮に留保しているわけですから、その中で税率も対象になるのか。この問題については大きな課題が残るのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  1点目について、中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  野原議員のご質問なんですが、法人住民税及び自動車取得税の関連については、地方消費税10%とセットの改正であるから、今回消費税増税が見送られたので、セットであるこの改正はどういうことになるのかというご質問でよろしいですか。
          (「それも含めて」と呼ぶ者あり)
○中藤和重税務課長 まずは、その1点目のご質問にお答えいたしますが、ときがわ町の税条例の改正につきましては、地方税の改正に基づいて改正いたします。今回、地方税の改正に基づいて改正されておりますが、今後、消費税増税が引き延ばしされたことに伴いまして、今後、地方税の改正が行われた際には、その改正に基づいて、こちらの条例も改正するということでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいですか。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 いや、私はその中の社会保障に向けて財源等もどのように考えているのかということを聞きたいんですよ。税収がこれでふえるのかどうか、全体を見て考えていただきたいと思います。
○小宮 正議長 中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 質問の確認なんですが、3番の自動車税の税条例改正のところで税収がどうなるかというご質問でよろしいでしょうか。
          (「全体で」と呼ぶ者あり)
○中藤和重税務課長 まず自動車税の関係なんですが、埼玉県でシミュレーションを行っておりまして、プラスマイナスゼロというような試算が出されております。
  以上です。
○小宮 正議長 再々質疑を12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 先ほど言った財源をどのように見ているかということを含めて、私 はまだ答弁はいただいていないんですが。あと中古車センターの問題についてもどのように見ているのか、それも伺いたい。
○小宮 正議長 中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  中古車センターの関係ですが、今回の環境性能割につきましては、中古の自動車について50万円という基準で、50万円を超える中古車の売買については環境性能割が課税されます。
  以上です。
○小宮 正議長 暫時休憩いたします。
                                (午前10時32分)
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○小宮 正議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時33分)
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○小宮 正議長 では、ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 軽自動車においては、私事では古い軽自動車、トラックに乗っています。今回は4,000円の税率が6,000円になってしまいました。上がってしまいました。そうすると、この税率の改定をまたやると、新たに自動車税と別にこの税率は発生するわけだと思うんです。これだとやはり皆さんの負担が多くなる。軽自動車の需要は大きく伸びているんですよね。これは足の確保にも大事な問題ですから、そこのところの問題を含めて町の税収、それと社会保障に回せる問題も含めて、全体としてどのように捉えているのか、もう一度その点を伺います。
○小宮 正議長 中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  この税につきましては、先ほどもご説明したとおり、地方税の改正に基づいて改正されますので、その税の関係と社会保障との関係につきましては、税務課でどうこう言える立場にはございませんので、よろしいですか。
○小宮 正議長 12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 課長、地方税法改正に伴ってやるということですよね。それはわかります。改正したら、その中身が町にとってプラスかどうかも含めて私は問うているんです よ。ただ変わるから町も変えるだけの問題じゃないでしょう。そうしたら、それにとって税収はふえて、そこで社会保障に回せる問題も出てくるとか、いろいろな問題が出るわけじゃないですか。地方税法改正によって改正する。改正、改正、国は法律をつくって改正していろいろやっていますけれども、地方に流れている問題があるわけでしょう。その中でプラスマイナスを考えて聞いているんですよ。
  地方税法を改正するから町も改正、それだけの答えじゃないじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 中藤税務課長、答弁願います。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  税のプラスマイナスにつきましては、先ほどの答弁でもご説明いたしましたが、自動車税については県の試算がありまして、プラスマイナスゼロということになっております。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再々質疑を12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 この問題については自動車税、環境性能割については、税収の一定割合を市町村へ交付する制度を設けると書いてあるんですよ。だから、先ほどの答弁は同じということを言っていますよね。
  そうすると、その税制改正をする意味もないし、負担は、軽自動車所有者には負担はいかないということに感じてよろしいんでしょうか。
○小宮 正議長 中藤税務課長、答弁願います。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  まず、自動車税の環境性能割につきましては、いわゆる普通自動車の部分につきましては県税として、そのうちの5%を徴収事務費として差し引いて、残りの100分の65を市町村に配分されます。その配分に当たっては、市町村道の延長面積を基準に配分されますので、地域の事情を考慮した配分ということになると思います。
  以上です。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  10番、野口議員。
○10番 野口守隆議員 10番、野口です。
  この法人住民税の交付税原資化とありますが、これ法人税の改定でこれは国でやることで ありまして、それをどうこうという私は立場にございませんが、ただ法人町民税が12.3%から9.7%、また6%ということで、また今回3.7%の減で、プラスマイナス5.9は確かに交付税の原資化となりますが、28年度予算でいくと法人税を約8,700万円ぐらい見込んでおりますし、その中で法人町民税が約5,600万円ぐらいですか、見込んでおりますよね。その件につきましては、じゃ国のほうで原資化するから交付税その分を算入するということで、税収には変わりはないと考えてよろしいんでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  税率が減った部分につきましては、先ほど野口議員がおっしゃられましたとおり、税収が減ります。税務課でご説明できますのは、その減った税収は国税分として移って、それが交付税の財源になるということでございます。それが実際に地方交付税でどう配分されるかにつましては、企画財政課のほうでお答えさせていただきます。
○小宮 正議長 久保企画財政課長、答弁願います。
○久保 均企画財政課長 それでは、野口議員のご質問にお答えさせていただきます。
  この法人税の交付税原資化の関係でございますけれども、こちらにつきましては、全額が国の交付税特別会計のほうに繰り入れられるというふうに地方財政計画の中に規定をされております。平成28年度については、地方法人税の法定割合分ということで、国全体の数字なんですけれども1,595億円、これがふえるというような形になっております。
  しかしながら、交付税と申しますのはいろいろな国税の、主なものは国税3税というふうに言われているんですけれども、所得税ですとか酒税ですとか、いろいろな消費税ですとか、そういったものを国の交付税特別会計の中に繰り入れて調整をして、全体の中で出してくるということになりますので、交付税特別会計の出口ベースがどういうふうになってくるかというのが一番問題でございますけれども、その辺の細かい数字については、まだ税の改正によって、ときがわ町に特に幾ら配分になるかというのは、実際の基準財政需要額を、ときがわ町の需要額を計算してみないと正しい数字は出てこないということでございますので、今のところ特に細かい数字については判明していないということでございます。
  ことしの交付税、普通交付税については、7月に交付税算定がございますので、7月末ごろには確定をするというふうに考えております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 10番、野口議員。
○10番 野口守隆議員 わかりました。今の税収はそのまま減ると、ただその分がそのまま交付されるかどうかというのはわからないということですね。わかりました。いつもの国のやり方だと思っております。
  以上です。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討議を終了させていただきます。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第35号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)を採決いたします。
  本案は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○小宮 正議長 起立多数であります。
  よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。再開は10時55分でお願いいたします。
                                (午前10時42分)
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○小宮 正議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時55分)
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   ◎議案第36号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第8、議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町 国民健康保険税条例の一部改正)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第36号 専決処分の承認を求めることについて。
  ときがわ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、その承認を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第36号 専決処分の承認を求めることについて提案理由を申し上げます。
  地方税法等の一部を改正する等の法律等が平成28年3月31日に公布をされたことに伴い、緊急にときがわ町国民健康保険税条例を改正する必要が生じたため、平成28年3月31日ときがわ町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、税務課長よりご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正)について、細部説明申し上げます。
  議案参考資料の資料ナンバー3をお開きください。
  今回の改正のポイントは2つありまして、1点目、ナンバー1ですが、所得の高い方からより多くの税金をいただき、低所得者につきましては軽減をするということの2つが税改正のポイントとなっております。
  1点目につきましては、賦課限度額を、この表を見ていただきたいんですが、基礎分については52万円から54万円、支援分につきましては17万円から19万円に限度額を増加するというものであります。
  2点目につきましては、この表を見ていただきたいんですが、現行、被保険者数に掛ける単価を5割軽減につきましては26万円から26万5,000円、2割軽減につきましては、下の表 になりますが、現行の47万円を48万円に改正するものでございます。
  以上で細部説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  ときがわ町の国民健康保険税のこの回答の中では、2方式にやっている近隣の自治体を見ますと、所得割は7.1、均等割が3万2,000円ということで高い推移です。その中で今度限度額引き上げ、この引き上げについては毎年引き上げているように感じますね。後期高齢者支援分、介護分も含めて三、四万円ぐらいずつ毎年上がっているように感じます。そして、この中で限度額引き上げ対象者、この対象者については世帯数何人か、その国保加入全体の何%に当たるのか示していただきたいと思います。
  それから、先ほど課長は高額所得者に負担してもらうようなことを説明しましたが、私はちょっと計算を見ると、約1,000万円ぐらいの所得でいろいろな控除された中では780万円ぐらいが収入として計算が出るんではないかなと思うんですよ。果たしてこの金額は高額所得者に入るかどうか、この問題も含めて問いたいと思います。
  それで、今回は中間所得者には配慮しております。配慮ということも含めて、本来この国保も含めて、会社では社会保険に加入します。でも事業主が半分負担しているんですよね。だから町は負担どころか毎年上がるんですよ。やはりこれはある程度の補助策も必要ではないかなと思います。
  私が以前、3月の質問のときも生活保護世帯の減免、そういうものも条例で提出してもらいたいように言いましたが、もう今回はそういうものも出しておりません。だから2方式に上げてまた上げるという問題も含めて、全体をどう見ているのか、今言った何%に当たるかお答えいただきたいと思います。
○小宮 正議長 1点目について、答弁を願います。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  1.28%に当たります。
  以上です。
○小宮 正議長 12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 本来これは加入世帯の5%以下というのは、少数、一部とみなされるんですよ。そして、不公平ともみなされるんです。だから、一部の人たちにその負担を強いるということは、やはり少数、一部にみなされ不公平というふうに感じる。これが5%以上になれば当然の理解は得られると思いますが、1.2となると本当に少数なんですよね。
  その中で先ほど高額所得者と言いましたが、どのくらいの所得がこの中に入るのかどうかお伺いしたい。先ほどの中で質問していますけれども。
○小宮 正議長 2問目について、中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 それぞれの国保税の計算につきましては、個々の事情を考慮しますので、これは一口に700万円ということで高額滞納者に入るのかどうかというのはちょっと判定つきかねますので、その辺はご了解いただければと思います。
          (「滞納者」と呼ぶ者あり)
○中藤和重税務課長 すみません、滞納者と言いましたようですが、訂正いたします。高所得者です。
  以上です。
○小宮 正議長 12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 課長はその説明の中に高所得者含めて、そういう人たちに負担をしてもらうような説明しました。だから何を基準に高所得者として計算しているのか、どのくらいの基準かということを聞きたいんですよ。
  私なんかちょっと計算しましたら、やはり1,000万円を基準にすると、控除いろいろ引いた中で計算しますと780万円ぐらいが収入として計算が出るんですけれども、町はどのように見ているのか、これも含めてお伺いしたい。
○小宮 正議長 答弁願います。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  先ほどご説明したとおり、それぞれの個々の事情を勘案して計算した結果、ここで示しています54万円を超える方につきましては、高所得者という判断になります。
  以上です。
○小宮 正議長 再々質疑を許可いたします。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 それでは答えになっていないんです。計算して54万円という計算が出るわけでしょう。
  わかりました。もう答えは出せないということで理解します。
○小宮 正議長 では、3問目について中藤税務課長、答弁願います。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  これは地方税法に基づいて改正されますので、国の税制体系の中でときがわ町の国保税体系が決まっているということですので、その制度設計云々につきましては税務課で申し上げることはございません。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 先ほどと同じ地方税法改正で、そのまま改正案を出して、町はそれ以上の責任はないという、そうじゃないでしょう。先ほど言ったように事業主は社会保険を半分負担しているんですよ。そうしたら、町も一般会計の繰り入れをして、しっかり守ってやるということが大事じゃないんでしょうか。それをしないで毎年上げてどうのこうのと、だから国民健康保険税が全国にわたっても高い評価として、高いということで問題視されているんですよ。だから私は町の財政の中では十分可能だと思っています。
  それで、軽減には一定間の定時性をつくるべきです。その都度変わるんじゃなくて、ある程度の一定をつくってやって、所得の低い人たちには守る政策、それが必要ではないかなということを訴えたいです。
  今、課長はあくまでも、先ほど言うように地方税法改正で、そのまま町は改正で説明して終わり。それだったら議案書のこの原稿、説明の中身が根本的にこういう問題で改正、これがこういうわけでという説明書を出しなさいよ。そうすれば皆さんも質疑できると思いますよ。ただ現行改正文を長々と書いて、それを読むだけだと議員の私たちもわからない点がいっぱいあるんですよ。それが必要じゃないでしょうか。
  先ほど言ったように町の会計も含めて、やはりその人たちを保護するという施策が必要ではないかなということを言いたいてす。今、税務課の担当だと、それは考えとしてはできないにしても、執行権はあるんですから、そういうことを踏まえてお聞きします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  まず、この資料なんですが、従来は税条例改正も含めまして、改め文ですとか新旧対照表でご説明していたんですが、それを説明しても何がなんだかさっぱりわからないということで、今回の国保あるいは税条例のこの資料をつくってご説明申し上げました。この資料をつくることによっていろいろな質問もいただけますし、わけのわからないご説明をして時間をつぶすよりは、よりわかりやすい資料をつくってということでご説明申し上げています。それが1点目です。
  2点目につきましては、国保税というものは国の地方税に基づいて決まっているものなので、ときがわ町で勝手に制度を変えてしまいますと、税の公平性という点からも大きな問題があると考えております。
  以上です。
○小宮 正議長 再々質問を許可いたします。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 私は勝手に変えると言っているんじゃないですよ。そうしたら国庫補助金の負担割合をもっとふやしてくださいと国に担当課の課長から要望するなり、いろいろな話ができるわけじゃないですか。そういう中で一般会計の繰り入れをしていただいて国保財政を守る、これを上げないように何とかするということが、努力が必要ではないかなということを言っているんですよ。一方的に国が決めたことだから何だかんだ、それは権限がないどうのこうので終わりでしょう。それで終わりなんですか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 お答えいたします。
  再度のご説明になりますが、国保税というものは地方税法に基づいて税の公平性ということが大変大切でございます。ですから、こちらの改正も地方税法の改正に基づきまして改正をしているということでございます。
  あと一般会計からの繰り入れ等につきましては、町民課のほうでお願いいたします。
○小宮 正議長 柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 引き続きまして、町民課のほうからお答えさせていただきます。
  先ほど野原議員がおっしゃいました社会保険は事業者が2分の1を負担しているということなんでございますけれども、国民健康保険法につきましても、当初は被保険者が2分の1、町が2分の1ということで始まっております。ただ町が2分の1全てを持つということは、 かなり自治体に負担が来るということでございまして、それに対して国や県がお金を導入しまして運用しているところでございます。ただその中に低所得あるいは地域性等でどうしてもお金が集まらない、そういったところに対しましてさらに新しい制度で、共同事業ということで立ち上げて実施してございます。その計算の中ででき上がっていますお金の足りない部分を町は一般会計の繰入金として入れているところなんですけれども、これは話がちょっとそれますが、今後広域化、今回は県が段階ですが、最終的には国を目指しているんだと思います。そうなったときに、どんな割合でお金を分担するかということを考える中では、今、その場所に向かいまして国や県や町が動いているところでございますので、今回は一般会計の繰入金をなくす方向で動いているのが県の広域化なんでございますけれども、町のほうでもそれに対する努力をしなければいけないということで、その努力をしたのが今回の条例改正なんです。
  ですから、これからのことになりますけれども、町といたしましては、やはり国や県のもとの制度に基づきまして、きちんと計算したものを示さなければいけないということで、このような形になっております。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 今、課長も国や県と言いましたが、今回の改正に基づきまして、県の調整交付金はどういう影響になりますか、この点を伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 県の調整交付金、国の調整交付金につきましては、これから提示されるものなんでございますけれども、国が10月になります。県がその後になります。そのときに今の説明の中で考えられておりますことにつきましては、インセンティブということで徴収率、それから医療の検診の受診率、そういったものが全てかかってまいりますので、はっきりふえますとか減りますとかというお答えはできないところでございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第36号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正)を採決いたします。
  本案は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○小宮 正議長 起立多数であります。
  よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第37号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第9、議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号))を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第37号 専決処分の承認を求めることについて。
  平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号)について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、その承認を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第37号の専決処分の承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。
  県道大野東松山線配水管移設工事の繰り越しによる消費税及び地方消費税の予算不足が生 じるため、平成28年3月28日平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号)を専決処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、水道課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  内室水道課長。
○内室睦夫水道課長 それでは、議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号))についての細部説明をさせていただきます。
  まず、議案書を1枚おめくりいただきますと専決処分書、次のページが補正予算書(第4号)になります。
  補正予算書の1ページの第2条をごらんください。
  収益的収入及び支出の補正でございます。収入につきましては、収入の予定額から98万1,000円を減額して3億4,600万4,000円とし、その下の支出につきましては、支出の予定額から291万2,000円を減額して3億2,465万2,000円とするものでございます。
  詳細につきましては、補正予算明細書でご説明いたしますが、今回の補正予算の内容につきましては、埼玉県の事業であります一般県道大野東松山線道路改築工事、横道橋擁壁工事、これが年度内に完了する見込みがなく、平成28年度に繰り越されることに伴いまして、町工事の水道管移設工事も同様に平成28年度に繰り越す必要が生じたため、これに対応する補正予算でございます。
  では、予算書の8ページ、9ページをお開きください。
  収益的収支の収入ですが、右側の9ページの節の欄をごらんください。98万1,000円の減額ですが、平成27年度中の既設管撤去がなくなったことにより長期前受金戻入、これを減額するものでございます。
  続きまして、支出ですが、下表の節の欄をごらんください。11万4,000円の増額ですが、同じく既設管撤去がなくなり減価償却の必要が生じますので、有形固定資産減価償却費を増額するものでございます。
  下段にいきまして437万5,000円の減額ですが、既設管が残っていることによる固定資産除却費の減額でございます。
  その下段、134万9,000円の増額ですが、資本的収入及び支出の工事請負費を繰り越すことになりますので、その影響により工事請負費の消費税及び地方消費税相当額が支出できなく なることに伴う増額でございます。
  以上で細部説明を終了させていただきます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号))の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  この問題については全協である程度質疑が行われた現状でございますが、課長の説明だと県の工事がおくれたという説明を受けました。この事業については、昨年の議会で議決を得て動いていると思うんですが、契約書も交わしてあると思います。その中でおくれた内容を含めて、中身の内容説明を伺います。
  それから、最終的な、この間も工事の終了も曖昧だったので、終了計画というものをどのように計算をして見ているのか、この点も伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  内室水道課長。
○内室睦夫水道課長 それでは、野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  この事業につきましては、以前に説明させていただいたとおり、県の工事が3月末をもって終了するということで予定されておりました。その中で、水道管が支障になるということで、うちのほうに相談といいますか、除却、移設の依頼がありまして、12月議会で補正予算の議決をいただきまして、その後、工事を発注いたしました。当初、県といたしましては水道管が支障にならないということで進めておりまして、うちのほうの工事、それから雪も若干降ったと、そういうような影響の中で2カ月から2カ月半ぐらい水道工事がかかりましたので、その分でおくれてしまったというのが実情でございます。
○小宮 正議長 いいですか。では、2点目いってください。
○内室睦夫水道課長 それでは、終了の計画でございますが、当初、県の計画が不明瞭な点がございまして、県が6月末を工期といたしまして、その後、うちのほうの配水管の除去、またそれに伴う舗装工事等が発生する見込みがございましたので、9月末を町の工期に設定しております。そういう中で県の進捗状況を踏まえまして詰めたところ、県の6月末の工期の中で水道管の除去工事等が終わるということでお話をいただいておりますので、現在の計画ですと6月末で今の県の擁壁工事、それから町の水道管の移設、実質今後除去でございます が、それが終了する予定となっております。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了させていただきます。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第37号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号))を採決いたします。
  本案は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議員提出議案第3号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第10、議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議員提出議案第3号、平成28年6月7日提出、ときがわ町議会議長、小宮正様。
  提出者、ときがわ町議会議員、前田栄、賛成者、ときがわ町議会議員、岡野茂。
  ときがわ町議会基本条例の一部改正について。
  上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及びときがわ町議会会議規則第14条第2項 の規定により提出します。
  以上です。
○小宮 正議長 提出者から提出理由及び細部説明を求めます。
  9番、前田栄議員。
○9番 前田 栄議員 議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正についての提出理由及び細部説明をさせていただきます。
  まず提出理由ですが、地方自治法の改正に伴い、ときがわ町議会基本条例の一部を改正したいので、この案を提出するものです。
  次に、細部説明をさせていただきます。
  初めに、議案参考資料の資料ナンバー4をごらんください。
  ときがわ町議会基本条例の一部を改正する条例新旧対照表です。右側が現行です。左側が改正案で、下線部分が改正箇所になります。
  第5条(重要政策の審議)に関する規定ですが、地方自治法における「市町村は、その事務を処理するに当たっては議会の議決を得て、その地域における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想を定め、これに即して行うようにしなければならない」との規定が改正により削られたことから、地方自治法第96条第2項の規定に基づき条例で定める議決事件に追加し、現行の「まちづくりの基本構想に基づく基本計画」を「ときがわ町における総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想及び当該基本構想に基づく基本計画」に改正するものです。
  それでは、議案にお戻りください。
  1枚めくっていただき、2枚目が改正条例の本文です。先ほど新旧対照表でご説明した内容を条文としたものです。
  一番下、附則ですが、この条例は、公布の日から施行するとするものです。
  以上、議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正についての提出理由及び細部説明を終了させていただきます。
○小宮 正議長 お疲れさまでした。
  前田議員はそのままでお待ちください。
  これより議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正について質疑に入ります。
  質疑ございませんか。

                     (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  前田議員は自席にお戻りください。
  質疑がありませんでしたので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議員提出議案第3号 ときがわ町議会基本条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第38号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第11、議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について。
  別紙のとおりときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  埼玉県障害者生活支援事業補助金交付要綱の改正に伴い、所要の改正をするため、ときが わ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部を改正したいので、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、福祉課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について細部説明を申し上げます。
  議案参考資料の資料ナンバー5をお開きいただきたいと思います。
  ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部を改正する条例新旧対照表でございます。
  右の欄が現行、左の欄が改正案でございます。下線の部分が改正箇所となってございます。
  第2条になりますが、第6号を第7号とし、第5号の次に第3条第2号のただし書きに記載しております内容を第6号といたしまして、超重症心身障害児(埼玉県障害者生活支援事業補助金交付要綱に規定する超重症心身障害児をいう。)と町長が認めた者を加えるものでございます。
  また、第3条第1号中、「いう。)」の次に「第17条第2号及び」を加えまして、「及び第2号」を削除するものでございます。
  資料の2ページをお願いしたいと思います。
  「第1条第9号」を「第14条第3号」に、それから「収容されている」を「入所している」に改め、同条第2号ただし書きの中の「肢体不自由に係る障害の程度が心身障害者手帳1級又は2級に該当する者で、かつア又はイに該当する20歳未満の重度心身障害児のうち別表の該当項目の点数の合計が25点以上になる超重症心身障害児と町長が認めたもの」を「前条第6号に該当する者」に改め、同号ア及びイを削り、あわせて別表を削るものでございます。
  議案に戻っていただきたいと思います。
  ページをおめくりしたところに附則がございますが、この附則で、この条例は、公布の日から施行する。ただし、第3条第1号の規定は、平成29年4月1日から施行するというものでございます。
  以上で議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正について、細部説明を終了させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○小宮 正議長 これより議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改 正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  資料ナンバーからちょっと質問させていただきます。
  第2条では、この条例で重度心身障害者とあります。これは何々する人、当事者に当たります。それと、6号を今回追加されましたが、超重症心身障害児となっております。これは児童、子供と受けとめることがあるんではないかと思いますが、者と児の問題を含めてお伺いします。
  それから、2ページ目の先ほど課長が説明した(2)の肢体不自由に係る障害の程度が身体障害者手帳という文言を言いました。その下にアとイもありますが、これも含めて前条第6号に該当すると判断してよろしいのかどうか。先ほどアとイのことをちょっと触れていなかったものですから。
  それと補助金交付については、この間の説明で1カ月で5,000円と言いました。その中でスコア表があります。このスコア表において補助金の交付は決まると思うんですが、申請手続によるのか、障害者本人に町から連絡がいくのか、この問題については周知の仕方によってもいろいろ変わると思いますが、どのような周知をして補助金交付に当たるのか、3点伺います。
○小宮 正議長 1点目について答弁を願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、野原議員の質問にお答えしたいと思います。
  障害児と者の話でございますけれども、障害児につきましては18歳未満ということで、障害者については18歳を超える者というような取り扱いになっております。
○小宮 正議長 1点目についてはよろしいでしょうか。
  再質疑を12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 そうすると、2条については障害者ということで全体として受けとめて、この超重症心身障害児というのは、もう18歳未満に限られてしまって、本当に超に達している人も18歳以上はもうこの交付は受けられないように解釈してよろしいんでしょうか。者と児の問題として、この今の説明だと18歳未満は障害児として受けとめて、あとは者としては、この超重症心身障害者というふうに位置づけられないと、その人たちは交付金が受け られないというふうに解釈していいのかどうか、もう一度。
○小宮 正議長 答弁を願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、答弁を申し上げます。
  超重症障害児の関係ですけれども、これは補助金のほうが受けられるようなことで、その方が者になっても引き続いてということで考えております。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再々質疑を許可いたします。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 では者と児と一緒にして解釈してよろしいということですよね、受けられるのは。じゃないと、そこで線引きしちゃうと、者の人は超重症でも受けられないというふうに解釈してしまうと思うんですが、先ほどの説明はそのような説明だと思うんですが、全体に交付金が受けられるようなシステムじゃないと公平性に欠けているのではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 暫時休憩いたします。
                                (午前11時40分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前11時42分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 この定義の中に、次の各号にいずれかに該当するものというようなことになっております。その中で障害児の話がありますが、先ほど障害児であっても者になった場合も該当するというふうな答弁をさせていただきましたが、そのような形で、該当するということでお願いしたいと思います。
○小宮 正議長 続きまして、2点目について答弁を願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、現行の中の2号のア、イ、これ含めてよいかというようなことの質問だったと思うんですが、これについては含めて考えるということで、よろしくお願 いします。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  それでは、3番目について答弁を願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、周知の方法でございますけれども、これにつきましては、該当と思われる方に福祉課より周知をいたしまして、それで支給をしていただくようにお願いをしております。
  以上です。
○小宮 正議長 12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 福祉課より周知して、伝えて交付金を受ける。普通、町のやり方は申請しないとお金がもらえない方法が多いんですけれども、これはありがたいと思います。そういうことで、ぜひ積極的にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第38号 ときがわ町在宅重度心身障害者手当支給条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
                                (午前11時44分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 ここで、午前中の議案第36号 専決処分を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正)の野原和夫議員の質疑に対しまして、中藤税務課長から答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  中藤税務課長。
○中藤和重税務課長 議案第36号の野原議員のご質問、高額所得者の所得は幾らになるのかというご質問について、追加でご説明いたします。
  まず、国保税額の積算方法について簡単にご説明しますが、収入から必要経費を除いたものが課税標準、これは税額を計算するもとになるんですが、この課税標準から33万円を引いたものに7.1%を掛けたものが税額となります。ここで54万円を最高額にするということですが、午前中の答弁の中で個別の計算をしないと所得が出ないと申し上げましたが、それは一番最初の収入のところ、収入から必要経費を引くんですが、必要経費については、それぞれ個々の事情によって必要経費が変わりますので個別に計算しないとわかりませんというご説明を申し上げました。
  ただ、野原議員がお聞きになっているのが課税標準であったとすると、課税標準については計算ができますので、課税標準から33万円を引いて7.1%を掛けたものが54万円ですから、54万円を7.1%で割って33万円を足すということになりますので、約800万円くらいの課税標準となります。
  以上です。野原議員、よろしいでしょうか。
○小宮 正議長 野原議員、よろしいでしょうか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第39号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第12、議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について。
  別紙のとおりときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴い、規定の整備を行うため、ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正したいので、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、福祉課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正につきまして、細部説明を申し上げます。
  学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備に伴い、放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準が変更となりました。それを受けまして、今回の一部改正となります。
  議案参考資料の資料ナンバー6をごらんいただきたいと思います。
  ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の新旧対照表でございます。右の欄が現行、左の欄が改正案でございます。下線の部分が改正箇所となってございます。
  職員の見出しの部分でございますが、第10条第3項第4号中、中学校の次に、義務教育学校を加えるというものでございます。
  議案に戻っていただきたいと思います。
  議案の1ページ、附則でございますが、この条例は、公布の日から施行するというもので ございます。
  以上で細部説明を終了させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○小宮 正議長 これより議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  質疑がありませんので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第39号 ときがわ町放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第40号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第13、議案第40号 町道路線の廃止についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第40号 町道路線の廃止について。
  別紙のとおり道路法(昭和27年法律第180号)第10条第3項の規定により、町道路線を廃止することについて議決を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第40号 町道路線の廃止について提案理由を申し上げます。
  ときがわ町大字本郷地内にある町道都373号線について、町道敷地の払い下げ申請があり、払い下げを行うため町道路線を廃止したいので、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、建設環境課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、議案第40号 町道路線の廃止についての細部説明をさせていただきます。
  この町道路線の廃止につきましては、ときがわ町大字本郷地内の町道都373号線の隣接土地所有者の方から道路敷地の払い下げの申請をいただいております。この申請に基づいて現地の調査を行ったところ、長期間一般の方の通行がない状況でありました。既に一般道路としての機能が失われていることがわかりましたので、町道路線を廃止するものであります。
  1枚おめくりください。
  町道路線の調書となります。路線名は、町道都373号線で起点、終点はごらんのとおりです。
  次に、資料ナンバー7の廃止路線の参考資料をごらんいただきたいと思います。
  1枚おめくりください。
  廃止路線の所在につきましては、廃止路線の案内図の中央の赤い丸の位置になります。
  次のページの位置図をごらんいただきたいと存じます。
  町道都373号線につきましては、延長が17.70メートル、幅員が3.5から4.4メートルとなっております。
  この路線は町道1−13号線と町道都520号線を斜めにつなぐ路線で、一般住民の通行は認められませんでした。このようなことから、町としてはこの路線が一般交通の用に供さないということで、道路法第10条第3項の規定により町道路線を廃止したいと考えております。
  以上で町道路線の廃止についての細部説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第40号 町道路線の廃止についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  質疑がありませんでしたので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了させていただきます。
  これより議案第40号 町道路線の廃止についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり廃止することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第41号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第14、議案第41号 町道路線の認定についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第41号 町道路線の認定について。
  別紙のとおり道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定により、町道路線を認定することについて議決を求める。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第41号 町道路線の認定について、提案理由を申し上げます。
  ときがわ町大字玉川地内の玉川運動場等の公共施設への通行の利便性を確保するため、既設の私道を新たに町道玉1655号線と1656号線、これを整備する必要があり、この案を提出するものであります。
  細部につきましては、建設環境課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、議案第41号 町道路線の認定についての細部説明をさせていただきます。
  この町道路線の認定につきましては、ときがわ町大字玉川地内の玉川運動場の駐車場、また地区集会所の勤労福祉センターから町道2−16号線に通じる路線となります。今までは町道2−16号線から勤労福祉センター側に通じる公道がなかったため、これらの施設を利用する方は遠回りを余儀なくされておりました。今後この路線の整備を行い、道路法上の道路として管理するために町道として認定したいと考えております。
  1枚おめくりください。
  認定路線の調書となっております。路線名は、町道玉1655号線、1656号線で、起点、終点はごらんのとおりです。
  次に、資料ナンバー8の認定路線の参考資料をごらんいただきたいと存じます。
  1枚おめくりください。
  認定路線の所在については、認定路線の案内図の赤い丸の中に緑の線が入っております。この位置になります。
  次のページの位置図をごらんいただきたいと存じます。
  認定路線の位置図の町道玉1655号線につきましては、この短いほうですね。幅員が4メートル、延長が35.34メートルとなります。もう1本の長いほうです。玉1656号線につきましては、幅員が4メートル、延長が84.27メートルとなります。
  これらのことにより、道路法第8条第2項の規定により町道路線の認定をしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第41号 町道路線の認定についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了いたします。
  質疑はありませんでしたので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第41号 町道路線の認定についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小宮 正議長 起立全員であります。
  よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第42号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○小宮 正議長 日程第15、議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○町田英章議会事務局長 朗読いたします。
  議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)。
  平成28年度ときがわ町の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
  (歳入歳出予算の補正)。
  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,107万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億6,883万8,000円とする。
  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。
  平成28年6月7日提出、ときがわ町長、関口定男。
  以上です。
○小宮 正議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)について提案理由を申し上げます。
  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,107万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億6,883万8,000円とするものであります。
  細部につきましては、企画財政課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 続いて、細部説明を求めます。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、議案第42号 ときがわ町一般会計補正予算(第1号)につきまして、細部説明をさせていただきます。
  先ほど町長が提案理由で申し上げましたとおり、予算の総額に歳入歳出それぞれ2,107万6,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ52億6,883万8,000円とするものでござい ます。
  それでは、1ページ、2ページの第1表、歳入歳出予算補正につきましては、款項の区分及び金額が記載されておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
  次に、各項目の内容を事項別明細書で説明をさせていただきます。
  まず、歳入でございますが、6ページ、7ページをお開きいただきたいと存じます。
  まず、6ページの上段になりますが、総務費の県補助金でございます。1,000万円を補正いたしまして、1,840万円とするものでございます。節で申し上げますと総務管理費補助金ということで、1,000万円は超少子高齢化対策モデル支援事業ということで、県の3分の2の補助金でございます。歳出の関係につきましては、雲河原地内の移住のためのお試し住宅といいますか、体験住宅を改修、整備するための補助金でございます。
  次に、財産貸付収入でございます。16万9,000円を補正いたしまして1,081万8,000円とするものでございます。2節の普通財産使用料ということで16万9,000円につきましては、旧の給食センターの使用料ということで、6カ月分を予定しているものでございます。
  次に、繰入金の1目財政調整基金繰入金につきましては、財源調整の中で不足する部分を繰り入れるというものでございます。
  続いて、3目のふるさと応援基金繰入金の5万円につきましては、ふるさと応援基金からの繰入金ということで、平成27年度3月の最終補正以降に受け入れた部分を今回補正をさせていただくという内容でございます。
  次に、8ページからの歳出でございますが、主なものにつきまして事業別でご説明をさせていただきます。
  まず、8ページの中ほどでございますが、総務費の中の庁舎維持管理事業でございます。761万4,000円を追加させていただきまして、3,651万7,000円とするものでございます。右側のページで、15節の工事請負費761万4,000円は、改修工事となっておりますが、第2庁舎の3階部分の木質化工事に関する経費の補正でございます。
  続きまして、企画費の中にあります企画一般管理事務でございます。400万6,000円を追加いたしまして、1,127万7,000円とするものでございます。右側のページに移りまして、15節の工事請負費370万円につきましては、旧の給食センターの修繕、改修に係る費用ということでございます。
  続きまして、その下段になりますが、若者定住化促進事業1,570万6,000円を追加いたしまして、1,701万円とするものでございます。主なものにつきましては、右側の15節の工事請 負費1,334万円でございます。こちらは、先ほど歳入でも申し上げましたとおり、古民家を改修いたしまして移住のためのベースキャンプ、お試し住宅を整備するための費用でございます。整備する建物につきましては、大字雲河原地内にある町所有の建物でございます。3分の2の県の補助金をいただいて、今回整備をするものでございます。
  めくっていただきまして、10ページをごらんいただきたいと存じます。
  10ページの上段でございますが、玉川保育園の一般管理事務でございます。37万8,000円を追加いたしまして4,499万1,000円とするものでございます。右側のページに移りまして、18節の備品購入費でございますが、こちらは放送設備の老朽化に伴いまして、現在、故障しております設備を新しく更新するという内容でございます。
  次に、10ページの中ほどになりますが、農林水産業費の中のときがわ産材活用推進事業でございます。こちらは減額補正となっておりますが、地方創生のための国の交付金のほうが、3月補正で予算化をしていただいております部分が国の採択を受けまして、そちらの繰り越しをした事業で予算化をされているということで、28年当初に組んでおりますこの関連の費用につきましては減額をさせていただくという内容でございます。
  その下段にあります7款の商工費の中にあります地域振興一般管理事務、こちらについても同様の措置によるものでございます。
  次に、8款の土木費の中にあります地籍調査事業でございますが、101万3,000円を追加させていただきまして、4,493万円とするものでございます。右側のページに移りまして、13節委託料の測量委託料となってございますが、こちらは別所地区及び大附1地区の地籍調査、測量業務の委託料が人件費の単価の上昇によりまして予算不足が見込まれますので、その部分の補正をさせていただく内容でございます。
  めくっていただきまして、12ページの上段のほうをごらんいただきたいと存じます。
  学校教育事務事業でございます。今回4万5,000円を追加いたしまして、1,366万6,000円とするものでございます。19節の負担金補助及び交付金4万5,000円につきましては、説明欄にありますとおり小・中学校各種大会等派遣費補助金ということで、事業概要のところを見ていただきますと、萩ヶ丘小学校の児童の方、6年生の児童が仙台市で開催されます「学校の森・子どもサミット」へ参加するための派遣費の補助金の補正という内容でございます。
  次に、12ページの中ほどになりますが、文化センター管理運営事業でございます。87万7,000円を追加させていただきまして、2,420万7,000円とするものでございます。15節の工事請負費87万7,000円でございますが、こちらは概要のところを見ていただきますと、文化 センター、アスピアたまがわの大ホールのワイヤレスマイクの受信機が故障しておりますので、こちらを更新させていただくという内容でございます。
  次に、12ページの中ほど体育センター管理事業でございます。99万円の減額をこちらはさせていただきますが、こちらも地方創生の関係で国の補助金が採択がなったということで、28年度当初予算の部分につきましては減額をさせていただくという内容でございます。
  以上で議案第42号の細部説明とさせていただきます。
  よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 これより議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  4番、山中議員。
○4番 山中博子議員 4番、山中博子です。
  9ページ、ちょうど中ごろですか、工事請負費370万円のところです。町有施設検討委員会で取り壊しの方針だった施設を多額の修繕費をかけて修繕し、どういう基準で谷野さんに決めたのか、また、谷野さんのほかの企業あるいは個人が申し出たら貸すのか伺います。
  それから、旧給食センターの場所は建物の影で通りからは目立たなくて、和紙の工房としては雰囲気が違い、事業計画に書かれているような体験型施設、観光客誘致、外国人客の誘致には、谷野さんのことを思うとふさわしくないと思うのですが、どうでしょうか。
  また、浄化槽設置負担金30万6,000円がありますが、これは、設置に係る費用のどのくらいの負担なのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、ご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、1点目のなぜ多額のお金をかけてまでここを整備するのかという内容でございます。この旧給食センターにつきましては、旧都幾川村の時代の昔の給食センターということで、都幾中の東側にあります。建物も既にもう大変老朽化をしておりまして、以前、農産物の加工施設ですとか教育委員会の倉庫等に使っていたんですけれども、非常にもう老朽化をしているということで、庁内の検討委員会では、もう既に取り壊しをするということで考えておりました。そして、取り壊しをするには多額の費用がかかるということで、ことし考えております公共施設の総合管理計画というものを立てる予定をしておりますが、そういった計画 を立てる中で除却債という起債があるんですけれども、普通、起債というのは何かをつくるときに使えるんですけれども、壊すために起債は原則使えなかったんですけれども、公共施設の管理計画を立てる中で、そういったものを壊したり統合したりという場合は、特別に起債を認めますよという国の制度が現在ございます。そういったものの中で対応するように考えたいということで考えておったんですけれども、その中で、ことし2月になろうかと思いますけれども、谷野さんのほうから和紙の工房に、昔の給食センターがあいているということを聞いたので、ぜひ町の活性化のためにあそこを活用して、和紙を中心として町のにぎわいですとか観光振興、地域振興、そういったものに役立てたいということで申し出がありました。
  そうした申し出があったということで、産業観光課中心にそういった町に対してどのような効果が期待されるかということを検討する中で、町の観光振興ですとか地域の振興、これからの地方創生の新しく仕事をつくっていって町を活性化していくというようないろいろな趣旨の中で、そういったもので期待されるということで、町としても有効な事業であろうということを認定したということで、ここを整備して貸しつけようということで決定したという内容でございます。
  まず、1点目についてはそのぐらいでよろしいでしょうか。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再質疑を許可いたします。
  山中議員。
○4番 山中博子議員 有力な事業ということで、谷野さんに決めたということなんですが、その中で、この場所を例えばある企業、ある個人が申し出たら、そういうところは貸していただけるのか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  こうした申し出をいただいて、全てそれに対してお貸しするということではありませんで、あくまで町の地域振興、活性化、観光ですとか、そういった町の振興に役立つと判断された場合についてはお貸しするという状況もあろうかと思います。
  そういった関係で、今回、最低限の整備をしてお貸しするということに決定させていただいたということでございます。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  では、2点目について答弁をお願いします。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、引き続き場所の関係についてお答えをさせていただきます。
  旧給食センターが県道からは少し入ったところに、確かにご指摘のとおりございますが、建物の形態が昔の給食センターで使っていたということで、水回りに非常に適していると、水を使う事業に、水を流したり、その中がぬれても大丈夫なような施設だということで、そういった状況が和紙のそういう、すいたりするのに非常に建物の形状が適しているということで、あそこを決定をさせていただいたと。谷野さんのほうもそこを希望されたというところで、あの建物をお貸しするというふうに決定をさせていただいたということで、場所については若干、ちょっと県道から入っているということでございますけれども、そういった機能的に非常に適しているということでお貸しをしたという状況でございます。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか、山中議員。
  では、3点目の答弁を久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、3点目は浄化槽の負担の割合ということでお答えをさせていただきますが、通常の家庭用ですと1割が個人負担という形になっておりますが、こちらは家庭用ではありませんので、事業系になりますので3割の負担ということになっております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  ほかにございますか。
  6番、金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 9ページの若者定住化促進事業の節のところで、古民家改修に関する補正を組んでおられますが、この総額からすれば約1,570万円弱ということであります。先ほど言っておられましたように町の所有物であるということで聞きましたが、いつごろから町の所有物になったのかということ。
  それともう1点は、この工事改修費としては備品その他別としまして、浄化槽も入れます と1,500万円近くになりますけれども、その辺の改修をされまして、それを今後どのように活用していくのか、その辺もう少し明確にお答えください。
○小宮 正議長 答弁を願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えをさせていただきます。
  まず、いつごろ所有したかの関係でございますが、こちらは雲河原の下雲から上雲へ上がる道路ということで、旧都幾川村の時代に道路の改修の要望が出まして、こちらの雲河原、下雲、上雲の行政区の合併というのがあったんですけれども、その合併する条件ということで、下雲と上雲をつなぐ新しい道路をつくっていただきたいということで要望があった中で、道路を整備するということで、その中で用地を取得していったわけなんですけれども、そのときに、条件的にそこだけ残されてもということで、全て買っていただけないかという状況がありまして、そのときに取得したということでございますので、旧都幾川村の時代にもう既に取得をしていると、道路改良の条件ということで取得をしているということでございますので、もう既に20年近くはたっているかと思います。
  1番目はそれでよろしいでしょうか。
○小宮 正議長 1点目はそれでいいですか。
  では、2点目について答弁を願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 続けてお答えをさせていただきます。
  2点目のこのお試し住宅を整備して、これからどう活用していくかという内容でございますけれども、現在、議員ご案内のとおり空き家バンクというのを現在町で運営をしております。その空き家バンクを運営する中で定住促進、移住・定住を促進しようということでこの事業をやっているわけなんですけれども、やはり移住ということになりますと、いきなり外から来てときがわ町の中に定住するということになりますと、なかなかハードルが高いという意見をよく聞きます。とりあえずそういう空き家バンクを借りて住んでみてというのもあるんですけれども、なかなか物件がそれほどそろわないという実態もありますので、こうした体験をしていただく中で、田舎暮らしの体験、そういったものもできる施設をちょっとつくって、そういうものがあるといいという意見を大分聞きまして、今回、整備をする中でときがわ町に移住を希望する方のお試し住宅といいますか、そこに住んでいただいて、実際に体験していただくというのが主な目的でございます。
  それで、そこに住んでいただきまして、例えば1カ月とか3カ月とか住んでいただきまして、体験をしていただいて、ときがわ町のよさをさらに再認識していただく、そういった中でそこをベースキャンプにして、いろいろなときがわ町内の物件を探していただくというのが、この建物の利用方法の主な目的でございます。
  以上でございます。
○小宮 正議長 再質疑を許可いたします。
  6番、金澤議員。
○6番 金澤他司人議員 これは体験をするということですが、これに対して日限というのを限定されているのかどうか。
  それと、当然賃貸料というのをいただくことになると思いますが、その辺も決めておられるのかどうかお伺いしたいと思います。
○小宮 正議長 答弁を願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えをさせていただきます。
  まず、借りる期間なんですけれども、今、事務局段階で考えていることについては、まず短期で、土日に1回来てみたいというのがまず考えられます。プラス1週間程度住んでみたい、その上にいくと1カ月ぐらいとか長期では3カ月ぐらい、その辺の範囲内で貸せるような形がいろいろな状況にも対応できるのではないかというふうに考えております。
  また、使用料の関係については、ただというわけにはちょっといきませんので、具体的に今幾らというのはちょっとまだ決めておらないという状況なんですけれども、若干費用はいただいて、安目の費用を設定して体験していただくということを考えております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  9ページの、今、山中議員からも言われました給食センター修繕に関するこの問題についてですが、先ほどの説明だと、本人から給食センター跡地の要望的な希望があって進められたということですが、私個人的には、意見を言って申しわけないんですが、伝統工芸士となると、今の西平地区、あの辺の古民家がある。施設、あの周りは生かせるんじゃないかと思 うです。それがやはり目的として、いい条件に当てはまるんではないかなと思います。
  ただ、この問題については要望をいただいたということを聞きます。しかし、要望をいただいたからには、この300何十万、全体では400万円のお金がかかるわけですから、協定書は交わしてあるんでしょうか。この点を伺いたいんですが、協定書。
  それともう1点、事業計画、黒丸ですが、この計画は、見るとほとんど町が、執行部がつくった計画と感じられますが、この活用した体験型施設とすることを含めて、木のまちときがわを和紙の産地として活性化する、こういうこの問題は幾つかありますが、この計画に基づいた答えがどのように反映されて見られているのかを伺いたいんですが、以上お願いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  野原議員のご指摘ですと、平地区に現在運営している施設が似合っているんじゃないかと、工房ですね。地形的にも周りの雰囲気にも合っているところは指摘のとおりあると思います。ただ、あの場所だけですと現在非常に手狭ということになっておりまして、谷野さんのお考えといいますか、計画の中では和紙の技術を新しい世代に伝承していくという目的がございまして、いろいろな方の視察を受け入れたり、また後継者の方を、お弟子さんといいますか、指導していきたいというふうな考えをお持ちでございます。それについては、現在の施設ではちょっと手狭であるということで、新しいこういった水回りに非常に環境に適している場所で事業を拡大していきたいという要望がありまして、町でもその要望に沿った形で協力できること、支援できることをやっていきましょうということで決まったという内容でございます。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
          (「最初はいいです」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 では、2点目について答弁を願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 2点目は協定書を結んだのかというご質問でございますけれども、まだ協定書というものを結んでいるという状況ではございません。実際、建物を貸す段階で賃貸借契約を結びたいというふうに考えております。その中で検討していくと、そういうと ころでございます。
  こういった形で議会のご承認をいただいて、予算もいただいて、その中で進めていくということで、ぜひご協力、ご理解をお願いしたいと思います。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  では、再質疑を許可いたします。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 事業を拡大するにしても、その中ではお金がかかる問題も含めて、必ず銀行では契約書を含めて借用書も含めて、全部書類申請するんですよね。ただ口約束で問題、要望を受けたからやるのでは、私は余りにも問題があるのではないかなと思います。
  それと、この黒丸ですが、この1つは先ほどの質問の中でまだ答えは得られませんが、こういうことの評価をどのように受けるかということも大事な問題なんですよね。だからそれによっては、協定書には、もしこの事業が途中で失敗した場合、町としては約400万円のお金がかかっているわけですから、その補償がどうなるか、先行きの問題がどうなるかを含めてきちんとやらないといけないんではないかなと思うんです。
  ただ、今予算を通ってからどうのこうの、それは余りにも無責任ではないでしょうか。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 谷野さんのほうから提出された計画、要望書でございますね。こちらの内容を審査する中で、町としてもこれから応援していって、町の活性化に必ず寄与していただける事業であるというふうに考えまして、今回このような形で建物の最低限の補修、旧の給食センターについては屋根に既に大きな穴があいておりまして雨漏りをしておりますし、浄化槽も使えない状態でございます。そういった最低限の建物の機能を維持する部分の修繕をさせていただいて、あとは谷野さんのほうにお貸しして、実際の事業の展開に当たる費用等については谷野さんの全て負担ということで、町としてもバックアップしていくという考えでございます。
  この谷野さんの町に貢献したいという熱い思いもありまして、町としても、ぜひ応援していきたいということを検討したところでございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再々質疑を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 この人はすばらしい伝統工芸士ですから、私もいいと思いますよ。ただ個人の場合でもやはり公の施設も含めて利用するわけですから、何らかの書類を交わすようにしないといけないのではないかということを言いたいんですよ。だから、町が全面的にバックアップするということ、私含めてこれ大事なことです。しかし、個人的な問題も含めて、先ほど山中議員も、もしほかの事業主がここを要望したら利用できるんですかと言ったら、また審査する内容でしょう。たまたま伝統工芸士、すばらしい人である。これが全体として発展機能できるかどうか、まだ先のこともクエスチョンマークなんですよ、実際。わからないことがいっぱいあるんです。それをしっかり精査した中での協定を交わすということがいかに大事かということですよ。
  だから、今、課長の答弁はこれから考えていくというふうなお答えで私は受けとめるしかないと思うんですが、協定書もこれからということですね。わかりました。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  では、3問目について答弁を求めます。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、引き続きお答えをさせていただきます。
  谷野さんのほうの要望書として上げられました事業計画については、町でつくったものではなくて、全て谷野さんのほうで調整、つくっていただいたものでございますので、誤解のないようにお願いをしたいと思います。
  こういった、再三申し上げますけれども、町の活性化について貢献したいという、町のにぎわいをさらに高めていきたいというような趣旨のもとに計画を立てられているということで、本当に谷野さんの技術というものは、ほかにかえがたい非常に立派な技術をお持ちでございますので、そういったものを和紙の技術、それをときがわ町の昔からあります建具ですとか木の文化と融合させていただいて、ときがわ町独自の木と和紙を融合したような、そういった新しい産業ですとか、そういう事業ですとか、そういったものをぜひ展開をしていただいて、新しいときがわ町の産業として育つように願っておるというところでございまして、これから計画が達成できなかったらというご指摘もございますが、そういったことのないように、ぜひ町としてもバックアップをしていきたいということでございます。よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再質疑を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 (1)のこれ要望の要旨というのは、谷野さんが要望として要旨として出したわけですから、さきの事業の計画はこれ全部谷野さんが計画を出したというふうに解釈、出したということを言いましたよね。それだったら、紙を求めて訪れる外国人客の誘致、そして和紙づくりにかかわる新たな雇用の創出、そういうことの計画が、どういう答えが相手から出ているのか、これはただ計画をつくっただけでは、やはり心に響かないというか浸透できないと思うんですよね。これだけの計画をきれいに並べても、これを1つ1つ、私は谷野さんはすばらしいと思っています。ただ、もしもこの計画が、先行きこの人が行き詰った場合とかというのは協定書にかかわった問題がちゃんとはっきり出ますからいいんです。ただこの計画を1回私は議会全体として個人的にこの工芸士と会って、皆さんと意見交換でもしたら、私は皆さんも理解できるんではないかなと思うんですが、このもとをしっかり受けとめる手だてというのは、これを見ただけでは感じられない点はたくさんあるんですよね。
  課長、これはこれだけ谷野さんが計画をつくって、これを全部実行できる政策の中で考えられますか、伺いますけれども。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  先日、全員協議会の中で概要版という形で示させていただいた給食センターの貸し出しについてということでご説明をさせていただいた中にもありますとおり、地場のコウゾ等の栽培の新しい事業を起こしていくですとか、また外国人が今、和紙を求めていろいろいらっしゃる方がいるということでございますので、そういった体験の工房ですとか研修の工房を整備していくですとか、また、実際研修生を受け入れて後継者を育成していくとかといういろいろな計画をお持ちでございます。具体的にそれがどういう効果をもたらすとか、これからどういう結果になるかというのは、ちょっとやってみないとというところもありますけれども、実際、そういった谷野さんがお持ちの技術、そしていろいろな方の交友関係ですとか、いろいろなつながりがあります。そうした中でこういった新しい事業を起こしていくには、非常に有望な町の活性化、地域振興に寄与する非常に有効な手だてになるんじゃないかとい うふうに考えておりまして、ぜひとも谷野さんにやっていただきたいということで決定したということでございますので、ぜひともご理解をいただきたいと思います。
○小宮 正議長 よろしいでしようか。
  坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 今、久保企画財政課長のほうでも申し上げましたが、西平の工房のほうでももちろん研修生を受け入れております。新たに給食センターのほうでも研修生を受け入れて実施したいというふうな考えということです。
  それから、町内におきましてもコウゾのほうを3カ所の畑のほうで今作付をしていただいております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 再々質疑を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 研修生は聞いております。しかし、以前町長は、小川、東秩父のときに谷野さんには報酬をいただいていないような経過があってという話もされました。当然研修生にも何らかの報酬を払うようなシステムになると思うんですよ。だから、そこが大変な努力も必要だと思います。
  先ほど課長言いましたコウゾの問題、コウゾは、ある人にきのう聞きましたら、枯れて植えまして、植えっ放しで草も刈っていないような状態のことも聞かれました。それでコウゾの栽培というのは大変努力が必要なんです。これを1人や2人でこれを耕すって大変な努力が必要だと思うんですよ。これもこの中にはきちんと栽培の促進と書いてあるんです。これが本当にできるかどうか。それで今、東秩父でもコウゾが不足しておりまして輸入に頼っているという状況も聞いております。だから、この現実と離れたことを考えても難しいことも出てくるんではないかなと思っているんですよ。
  だから、私はぜひ本人に、こういう全協でも開いていただいて、工芸士としてどう生きていっていただけるか、町の活性化にどう役に立つか、もう1度原点に戻ってお話をしていただければと思っております。
  現時点では理解しがたい点も私個人的にはあります。谷野さんはすばらしいと思っていますよ。思っていますけれども、協定書もない中で進められている現状と、この計画のいろいろなものが、果たしてそこにプラスになって生きるかどうかの問題もあるような面があります。これが、やはり本人から自信と計画性がきちんと伝わるような方向性があればうれしい んですが、この3番では町の方針、期待される効果も、これは町の方針として期待される効果が町は出ているんですよね。だから町と伝統工芸士さんの計画がマッチしていないと頓挫します。そういうことを踏まえて私は伺っているんですが、コウゾの問題についてもいかがでしょうか。
○小宮 正議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 コウゾの問題なんですが、先ほど言われましたように、作付をして、まだ2つの畑については小さい状態というふうなことでございます。それ以外に大野のほうでも個人的に手伝うために植えていただいて、谷野さんのほうはそういった町内で育てたコウゾのほうを買い取って進めたいというふうな意向があるようで、実際に大野のほうには植えつけが終わっておるところもございます。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 この問題についてはもう一度、最後にもう1回質問させていただきます。
  その前に、この9ページの第二庁舎三階木質化工事に関する経費の補正、私はこの中でも今ときがわ町基本条例、政治倫理条例も含めて制定されている中で、全員協議会の傍聴、それから委員会ごとの傍聴も求めています。この控室も傍聴者が入れるような設備であったら私はありがたいんですが、この木質化の工事を進めて、これで終わりでないように願いたいんですよ。ぜひこの問題については執行部の皆さんは、私たちが基本条例の制定の中で一応うたっております。そういうことも踏まえて工事をなされるのかどうか。いずれ傍聴者がそこに入れるスペースが今の状態ではない。私の提案としては、本庁舎の今まで玉川村でやっていました議場、あそこにも移動できる手だてはあるんですよ、十分。だからそういうことも考えての木質化も、私は必要なところは必要であるが、700万円というお金も無にならないように願いたいんですよね。
  私たち議会議員もやはり傍聴を、一部の人は傍聴反対の人もいるようですが、基本条例の中では、やはり傍聴は今の多くの自治体がそれを進めているんですよね、やっています。だから、それを前提として木質化も進めていただくんでしたら大いに賛成ですが、そこのことは関係ないよというようなやり方でやるんでしたら、私は無駄な事業の一つに考えられてしまうんですが、いががでしょうかお伺いします。
○小宮 正議長 答弁お願いします。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  まず、今回、補正予算で上げさせていただきましたのは、第二庁舎の3階、協議会室も含めて、そこの木質化ということでございまして、会議のときに傍聴の方が入れるように改修するかどうかというと、そこまではないです。
  ただ、建物の部屋の広さによって、傍聴の方を入れるとなると、多分協議会室ですと、実際は机の並びを変えたりとかしてやらないと無理だと思うんですね。議員の皆さんが一致した考え方で、例えば就業改善センター3階、そちらをその会議の場で使うということであれば、それは当然傍聴の方も入れるような並びにもできるかと思いますので、その辺は議会のほうでご協議いただけたらと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再々質問を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 執行部も私たちの議会の動きというのは当然、ある程度はわかっていただいていると思って私は質問したんです。やはり今は傍聴を認める時代ですから、そこでスペースがないと、ただ木質化しても意味がないような点もあるので、あとは私たち議会の中で話し合いも必要かもしれませんが、やはりあのスペースだとちょっと狭いんです。だから、そこの有効活用について、今、前々回ですか、この第二庁舎の事業においては補正予算で約4,000万円の追加補正が出た大きな問題が出ました。その当時には、この議場も工事に入っていましたが、そのときに向こうをやっていれば問題はなかったなと、ただ、今になってやる状態ですよね。だから、その問題については町の財政の中で捻出してやるんだと思いますが、今、課長の答弁では、議会議員のほうで話し合ったくださいということで、じゃそれは受けとめておきます。
  ただ、一応私たちの基本条例を含めて、政治倫理のつくった中で進みぐあいというのはある程度傍聴のことも含めて、執行部もある程度知っているんではないかなと思って、そのことも踏まえて工事を進めているのかということをちょっと疑問に思ったものですから質問したわけです。いいです。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  柴崎総務課長、答弁願います。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  今回は木質化ということで、傍聴の方を今の協議会室に入れるように、例えば廊下の部分に部屋も広げちゃうとか、どちらかに広げて部屋を広くするとか、そこまでの大きな工事というのは正直考えておりません。
  傍聴の方を入れられるようにするには、例えば全員協議会ですとかそれぞれの委員会とかもありますが、そのときの机の配置によって、人数によっては傍聴の人数は限られるかもしれませんが、そういった辺は可能かと思います。ただ、そこにつきましては執行部で傍聴者を何人入れるためにこういうふうにとかということではなくて、議員の皆さんで話し合っていただく中で、机の配置とか考えていただいてお願いできればということで申し上げました。
  以上です。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  同じページの古民家改修に関する経費の補正について、先ほど金澤議員が質問した問題ですが、旧都幾川村のときに買った物件ということで、取得した物件ということで説明されました。道路条件ということで、若者定住、体験をさせるというシステムはとてもすばらしいと思いますが、でも、この予算は補助金も含めて町が570万円ですか、負担割合が出ていますが、そのお金の使い道の中で、先ほどの説明だと体験をどのような、計画の体験をどのように見ているのか、また、これからやってみなくちゃわからないような現状を言っております。この事業をやるには必ず目標、計画も持って事業計画をするわけじゃないでしょうか。
  先ほどだと余りにも曖昧で、やってみてから判断するような計画というのは、いずれ失敗も出るんですよね。だから1,500万円もお金をかけるわけだ。そうしたら今空き家バンク登録が何件あるか、その登録者の人たちの有効活用をどうするか、町が全面的にバックアップして、これにはリフォームの助成も使える、その宣伝をしながら住んでいただく人たちの促進を町が全面的にPRしてやる、そういう手だてをしてやれば、私はこの1,500万円を使わなくても、こっちのほうで十分生かせるんではないかなと思うんです。果たして若者が住んで体験をするかということ、この目標がどこまで見ているかということも先ほどの説明の中では、計画も目標もはっきりしていません。本当にないんでしょうか、お伺いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、お答えをさせていただきます。
  今回のお試し住宅の関係につきましては、県の地方創生といいますか、県の創造資金のほうを要望しております。そういった中で地方創生の事業の中でも、ときがわ町については、これから人口が減少気味で推移していくというようなことも予想されております。そうした中で、少しでも人口を、流入人口をふやしていこうというのが地方創生の計画の中でもうたわれております。そうしたものの1つの手だてとして、このお試し住宅については実際にときがわ町に住んでいただいて、どういう場所なのかというのを体験していただいて、そこで実際に生活してみていただくのが、やはり話を聞いたりするよりも、実際そこで住んでいただければ一番よくわかるということでございまして、こうした体験を、住める施設をつくっていただけないかという空き家バンクでいろいろ尋ねてくる方についても一時的にそういった体験、住める場所があれば、いろいろ考えられるというような意見もありまして、今回こういった形で整備をしたいと考えたところでございます。
  この県の補助金についても、町が持っている建物でないと使えませんし、今回こうした地方創生の関係で、移住・定住の事業ということで県のほうに申請しましたところ、こういった事業については県内でも初めてということで非常に注目をしていただきまして、なんと3分の2の補助金がついたんですね。これは県の補助事業で3分の2の補助金をいただけるというのは非常に珍しいことでございまして、ときがわ町のそうした移住・定住に対する空き家バンクを含めた取り組みが非常に認められたということで、地方創生の関係もありますから、できることは何でもやっていきたいというふうに考えております。
  これをやれば、もう全てクリアできるという、そのような問題ではないと思いますので、できること全てやっていきたいというふうに考えておりますので、ぜひこの関係についてはご理解いただければというふうに思います。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再質疑を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 できることは全てやる課長の意気込みというのはすばらしいと思います。ただ、あくまでもこれはたまたま補助率が相当出て、町の負担も少なくして、それだって全体から見れば税金なんですよね。だからその税金の使い方も、先ほど言いましたように空き家バンク、登録している人たちの進め方はどうなっているかもう1回検証して、その 人たちの力になることが私は大事かなと思う。
  じゃこの目標計画は、先ほども示されていませんけれども、この周知はどのようにするんですか。町が何かのパンフレットをつくったりして、また新たに経費をかけて宣伝していくのか。空き家バンクについては萩小の関係父兄たちも今一生懸命取り組んでいる団体がいます。そういう人たちがやはりひとつ前進になるような手だてをしてやるのが行政の役割ではないかなと思うんです。これはたまたま補助金がついたからどうのこうのじゃなくて、やはり活用もほかの面にも使えるんではないかなと思うんです。計画がないものを計画を出すということで、今、久保課長、目標も計画も先ほどの私の質問には答えていただけませんが、別にないと考えてよろしいんでしょうか、伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 現在、空き家バンクの運用を行っておりますが、その中でも非常にこういったときがわの自然に触れる体験をしたいというような非常に強い要望も聞いております。そうした中でときがわ町、今回移住・定住対策のパンフレットをつくりました。「日々、ときがわ」ということで、日々ときがわで暮らすというパンフレットなんですけれども、これを2万部印刷いたしまして、いろいろな都内のお店ですとか関越のサービスエリアですとか、東上線の駅ですとか八高線の駅ですとか、そういったいろいろなところに配布をいたしまして、移住の体験記がこれに載っています。そういったものをPRしながら、ときがわ町への移住を促進していくということも考えております。
  そうした移住・定住に対する取り組みが今回認められて、こうした施設の整備も県のほうで採択をしていただいたという経過もございます。
  また、野原議員ご指摘の平の地域に萩の会という会がございまして、空き家バンクの趣旨に賛同して移住・定住する方の家を見つけて、無償で掃除ですとか片づけをしていただけるというようなボランティアの団体の方も出てまいりまして、ときがわ町全体で人口減少に立ち向かっていこうという気運が非常に盛り上がっているところでございまして、町といたしましても、いろいろな手だてを考えていきたいというふうに考えております。
  また、目標値等については、まち・ひと・しごと地方創生の計画の中に目標値というのは定めております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  再々質疑を許可いたします。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 今、体験についてパンフレットの中でもうたってあるという説明をされていますよね。これから今つくる工事に対しても、もう体験ができるようにお墨つきでパンフレットをつくってあるんですか。もう先行的に発信しているんですね。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えいたします。
  この「日々、ときがわ」については、移住・定住総合的な冊子ということで、移住していただいた方の体験記を中心に、ときがわのよさをアピールする冊子というふうになってございます。
  そうした全体の流れの中で今回、そうしたお試し住宅を整備するということでございまして、このパンフレットの中にお試し住宅が載っているということではまだありませんので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上でございます。
○小宮 正議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 移住の関係につきましては、私も参加したんですけれども、ときがわ町のほうで東京のほうへ出向きまして移住交流会等、東京のほうのお店を借りまして、実際そういった希望のある方だとか、そういった関係を手がけている会社の方にも来ていただいて、そういった交流会をときがわ町が中心になって行ったという経過もあります。さらに、先ほど萩のグループの方の関係もありましたけれども、その方からも話をいただいて、実際に担当している企画財政課の職員とも情報交換をやっていただいています。そういった連携をとりながら進めていくということで考えております。
  そういった中で、さっきパンフレットの話もありましたけれども、そういった総合的な動きの中で、このお試し住宅についても活用して十分に効果を上げていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  先ほどの給食センターにちょっともう一度、質問させていただきたいと思います。
  先ほど私言いましたが、この事業計画、伝統工芸士本人から出されたということを聞きました。今の時点では、私はなかなか理解できないところはたくさんあるので、ぜひ全協の中で本人に説明をしてもらい、皆さんに理解を求めることはできないでしょうか。私はこのことも大事だと思うんですよね。個人の人に公の施設をそこで利用してもらっていくということは住民全体、町民も理解しなくちゃいけないんですよ。その中で議会も理解して賛成反対をするわけですから、そこの中が曖昧だと、これを知らせる中で町民には少し理解しがたくなる場合があるんですよ。
  伝統工芸士という肩書を持っているすばらしい人ですから、その中で今までは細川和紙として東秩父、小川町がその細川和紙として名乗っていただいていましたけれども、今回は手漉き和紙たにのということで、細川という名前はちょっとできないと思うんですよね。ときがわ和紙になるのか、そういう問題だと思うんですよ。それを前進させるには、伝統工芸士はあっても、今までは細川和紙というものが生きていたわけですよ。それが今度ここへ来た場合はどうなるかということも踏まえて、やはり本人の口から、この前進につながる、どうしても私はこういう問題で必要だということは説明、質問を受けていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私のほうから、この問題についてはこの議会が始まる前に全員協議会で皆さんにお話をして、皆さんにご了承をいただいた上でこの議会に出したつもりです。そして、この議会で可決をいただければ、また谷野さんとその辺を詰めて契約を結んでいくという形になると思います。
  ですから、私どもは順序を追ってやってきたというつもりでおりますし、じゃあのときの全協は何だったんだという、私にはもう1回やれと言うと、この間やったじゃないですかという話です。
  以上です。
○小宮 正議長 野原和夫議員、再質疑を許可いたします。
○12番 野原和夫議員 町長、全員協議会は決定権はないですよ。説明の場なんですよ。それ執行部は間違っているんですよ。反対がなかったから決定したというふうな解釈をするんですよ。説明の場なんですよ。それをそういうふうな言い方をするのは間違いじゃないでしょうか。本会議が決定権があるんですからね。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 ですからここで今決定をしてもらうので、協議会をまたもとに戻すという話じゃないでしょうという話です。協議会をやって、この場で皆さんにお話を今しているわけですから、ここで決をとっていただければいいということでしょう。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  野原議員。
○12番 野原和夫議員 いや、理解できないです。
○小宮 正議長 ほかに質疑ございますか。
          (発言する者なし)
○小宮 正議長 これをもって質疑を終了させていただきます。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第42号 平成28年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
  本案は原案のとおり補正予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○小宮 正議長 起立多数であります。
  よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
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   ◎延会について
○小宮 正議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。ご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小宮 正議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○小宮 正議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 2時22分)