平成28年第2回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            平成28年6月14日(火) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(12名)
     1番  神 山   俊 議員     2番  小 島 利 枝 議員
     3番  田 中 紀 吉 議員     4番  山 中 博 子 議員
     5番  岡 野   茂 議員     6番  金 澤 他司人 議員
     7番  岡 野 政 彦 議員     8番  瓜 田   清 議員
     9番  前 田   栄 議員    10番  野 口 守 隆 議員
    11番  小 宮   正 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
関 口 定 男 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
柴 崎 秀 雄 
企画財政課長
久 保   均 
税務課長
中 藤 和 重 
町民課長
柴 田 光 子 
福祉課長
大 島 武 志 
会計管理者兼
会計室長
金 子 加代子 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
岡 本 純 一 
水道課長
内 室 睦 夫 
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教育長
舩 戸 裕 行 
教育総務課長
清 水 誠 司 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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選挙管理委員会
書記長
柴 崎 秀 雄 
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議会事務局長
町 田 英 章 
書記
村 田 宏 美 


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   ◎開議の宣告
○小宮 正議長 皆さん、おはようございます。大変ご苦労さまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、平成28年第2回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○小宮 正議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○小宮 正議長 きのうに引き続き、これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 神 山   俊 議員
○小宮 正議長 発言順位6番、質問事項1、子育て世代包括支援センターの設置を(ときがわ版ネウボラ)妊娠から育児までの相談窓口一本化、質問事項2、18歳選挙権について、町の取り組みは。
  通告者1番、神山俊議員。
○1番 神山 俊議員 おはようございます。
  議席番号1番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき2項目について一般質問をします。よろしくお願いします。
  質問事項1、子育て世代包括支援センターの設置を(ときがわ版ネウボラ)妊娠から育児まで相談窓口一本化。
  日本でも妊娠から出産・産後、子供が就学するまで切れ目なくワンストップ(1カ所)で総合的な相談支援を行う子育て世代包括支援センター(日本版ネウボラ)がある。ネウボラとは、フィンランドの子育て支援制度で、「助言の場」という意味である。
  同センターは、2015年度末時点で138市区町村に設置され、2016年度には251市区町村 (423カ所)まで拡大予定である。国は、おおむね2020年度末までには全国展開し、あわせて地域の実情に応じた産前・産後のサポートや産後ケアの事業も推進していくとしている。
  埼玉県では、現時点で設置しているのは和光市、行田市の2市のみである。しかし、今年度は13市町が新たに設置する予定で、さらに県は2019年度中には全市町村への設置を目標に掲げている。当町でも、親が安心して妊娠、出産、子育てなどの相談やサービスの提供を1カ所で行える環境を積極的に整える必要があると考える。
  また、併設して赤ちゃん木育ひろば(多世代交流スペース)があれば、多世代交流もでき、よりよい子育て環境になると考える。町の考えを伺う。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 おはようございます。
  それでは、神山議員の子育て世代包括支援センターの設置(ときがわ版ネウボラ)妊娠から育児まで相談窓口一本化についてということでお答えをいたします。
  子育て世代包括支援センターということは、政府が人口減少対策と地方創生の総合戦略案に掲げた目標の達成のために設置を決めたものでありまして、センター内に保育士、また助産師、ソーシャルワーカー等を設置いたしまして、幅広い相談ができる施設のことで、妊娠から出産、子育てまで一貫して同じ場所で相談できることがメリットでありまして、相談相手がわからなくても、このセンターにやって来るだけでふさわしい相談相手が見つかるということであると認識をしております。
  ときがわ町では、町民の総合相談窓口といたしまして、家族相談支援センターを設置しております。家族相談の支援として、行政相談など各種相談業務及び調整に関することや家族相談支援に関することなど幅広い相談に現在対応しているところであります。相談内容によっては、適切と思われる各担当の課のほうへ案内をいたしまして、子育て世代の相談場所といたしまして特化をしているということではありませんけれども、それを内包する機能を果たしていると現在は考えております。
  現在、子育て世代からの相談は、母子保健の相談は保健センター、子育て支援の相談は福祉課で相談するという体制が構築されておりまして、住民の方にも浸透をしているところであります。
  なお、母子保健担当と児童福祉担当では密に連携を図っておりまして、完全なワンストップとはいきませんが、妊娠から出産・産後、そして子供が就学するまでの相談支援について は、子育て世代包括センターの機能を果たしていると考えております。
  政府が定めた子育て世代包括支援センターについては、埼玉県では2019年度中に全市町村への設置を目標に掲げております。今後は、他の市町村の設置状況を確認いたしまして、子育て世代等の意見に耳を傾け、ときがわ町においてはどのような人員や組織体制が望ましいか検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、補足のほうをさせていただきたいと思います。
  今、町長の答弁のあった状況から国のほうから新たに通知のほうがまいりまして、それに対する町の考えを述べさせていただきます。
  本年5月27日に児童福祉法等の一部を改正する法律が成立いたしました。6月3日にそれが公布されたところでございます。その中で、子育て世代包括支援センターにおいて、おおむね2020年度末までに全国展開を目指していくこととしており、全国展開に向けて同センターの設置根拠を設け、市町村は同センターを設置するよう努めなければならないということになってございます。
  なお、法律上の名称につきましては、母子健康包括支援センターとしております。
  町では、今後、国の動向を注視いたしまして、世代間交流スペースも含め、母子健康包括支援センターについて検討をしてまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  答弁の中から何点か質問をさせていただきたいと思います。
  最後に町では今後、国の動向を注視して検討していくという答弁でしたが、その前に子育て包括支援センターはおおむね2020年度末までには全国展開を目指していく、全国展開に向けて同センターの設置根拠を設け、市町村は同センターを設置するように努めなければいけない、努力義務だと思うんですけれども、もう国は努力義務ですけれどもやってくださいと言っているわけです。国の動向を注視した結果、そういう結果になっていると思うんです。町としても、もうやりましょうという結論にならないのかお聞きします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 神山議員のご質問にお答えいたします。
  先ほど申し上げましたとおり国のほうで制度化されておりまして、これから設置に向けて動くという中で、ときがわ町におきましても、現在の子育て支援の体制を整えつつ実施していきたいと考えております。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  厚生労働省が発表した2015年度の人口動態統計によると、女性1人が生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率は1.46で、1.45を超えるのは1994年以来の21年ぶりだそうです。また、県内では1.34となり、2年ぶりに上昇しております。ときがわ町でも0.79で、年により多少の増減が見られるものの横ばい状態と認識しております。
  国のまち・ひと・しごと創生総合戦略の基本の目標で若い世代が安心して結婚、妊娠、子育てできるようにするということで、その政策の1つとして子育て世代包括支援センターの整備が記載されております。
  また、埼玉県のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも、子育て世代包括支援センターの整備というのは記載されております。埼玉県でいうと、平成28年埼玉県議会2月定例会で代表質問の1つに、妊娠から子育て世代までの切れ目のない支援についてという質問があり、上田知事は答弁の中で「若い世代が安心して妊娠、出産、子育てができる環境をつくるためには、保健師などの切れ目のない支援を行う子育て包括支援センター事業は必要だと考えております。そのため、ここに配置される保健師やソーシャルワーカーなどの専門職に対する研修会の開催や先行実施している自治体の優良事例の紹介など、市町村を積極的に支援していく」と答弁しております。
  そして、今年度の新規事業として子育て包括支援センターの整備促進として約6,000万が計上されております。もう国も県も整備をしていくということは明言しております。
  そうした中で具体的にお聞きしたいと思います。ときがわ町で子供を産み、育てる場合、届け出、手続またはサービスの提供は保健センター、福祉課が主体となってやっているということでよろしいのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 神山議員のおっしゃるとおりでございます。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 現在、その2つの施設が離れていることに関しては、どのようにお考えでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 先ほども申し上げましたとおり、保健センターのほうでは妊婦さんや乳幼児、また福祉課のほうでは医療関係、それから保育所の入所等に分かれております。ただ、町の中では距離はございますけれども、連携を密にいたしまして、どちらで相談を受けたときにもきちんと対応できるように体制を整えて実施しております。
○小宮 正議長 よろしいですか。
  神山議員。
○1番 神山 俊議員 保健センターもしくは福祉課に利用者が来まして、すみません、その手続は保健センターなんですよ、その手続は福祉課なんですよという二度手間という事例は発生しているのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 例えばの話ですけれども、例えば転入された方が妊娠されているので、これから母子手帳が欲しいということを町民課の窓口で手続をされます。そうすると、当然、保健センターにお願いしますということは伝えなければならないんですけれども、町内として、そういった施設が分かれているということは意外と皆さんに周知されているということで、今までに問題となったようなことはございません。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 利用者というとやはり両親ということで、また小さな子供を連れてくることも多々あるのかなと思いますけれども、その際なんですけれども、私たち若い世代というのはもう車社会ですので、ときがわ町に住んでいる以上は車での利用というのが必須条件だと思うんですけれども、その際、2つ行かなくてはいけない、転入届等は町民課に行かないといけない、母子手帳をもらうときには保健センターに行かないといけないということだと思うんですけれども、やはり車の移動よりも子供の乗り入れの負担が大変大きいと思うんですけれども、その辺についてどのようにお考えでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 ときがわ本庁舎と第2庁舎の間、車で10分程度のことでございます。やはりときがわ町に住んでいらっしゃる方、あるいはときがわのほうにいらっしゃる方は、車に乗ったり降りたりすることについてはかなりなれている部分がございますので、特別に大きな負担にはなっていないかなと、こちらでは考えているんですけれども。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 私もまだ子供がいないので、なかなか何とも答えようがないんですけれども、やっぱり乳幼児、小さい子供をチャイルドシートに乗せる、またそれをおろす、また乗せる、またおろすという手間というか、そういうのはあると思うんですけれども、そういう手間というか負担というか、その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 手間とか負担とかについてはやはり個々の思いもございますけれども、安全性とか1人連れていく安心を考えると、本来は1カ所が望ましいのかなとは思います。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 続きまして、法律上、保健センターは単独施設ではないといけないのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 保健センターにつきましてですけれども、保健センターにつきましては、国の地域保健法に基づきまして設置されているものでございまして、こちらについては設置することができるという規定の中にございます。
  保健センターの役割といたしましては、地域の健康相談とか保健指導、健診等の地域に関する必要なことをするということで、合併前ですか、各市町村で1カ所ずつできて地域の方の健康づくりのためにあるということですので、単独でなくてはいけないものではございません。嵐山町等につきましては、多分、建物と一緒になっていると思います。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 現在、その保健センターという施設ではないと、できないサービスというものはあるのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 内容はいろいろなんですけれども、やはり施設が整っていればやりやすいということで保健センターがあるんだと思います。昔でいいますと、予防接種を役場の会議室でやったとかそういったものもございましたけれども、安全面や衛生面を考えますと、そういったかかる施設で実施することが望ましいかと思います。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 少し視点を変えてなんですけれども、保健センターの保健師は、いわゆる他施設に異動はあるのでしょうか。それとも、保健師はずっとあの施設で勤務されるのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、人事管理をしております総務課のほうから答弁させていただきます。
  保健師につきましては、現在は辞令上、保健センターということになっておりますが、仕事の内容で他課でできる仕事があればそちらへの異動も可能となっております。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 例えばどのような施設、ときがわ町で該当するのでしょうか。
○小宮 正議長 柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 例えばということでございますが、仕事の内容によってですので、現在どの課というのはないです。ただ、可能性としては、家族相談支援センターにそういった相談をする相談員として異動ということも1つには考えられると思います。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 いろいろ保健センターについてはお聞きしたんですけれども、まず大事な部分というか私の考えなんですけれども、私は子育て世代包括支援センターの設置に当たって、新しくきれいな施設をつくってほしいという要望ではありません。また、1カ所にするということで集約化だと思うんですけれども、その際に当たって職員を削減してほしいという要望でもありません。既存施設を活用し、十分な職員で手厚く効率的で温かいサービ スを提供してほしいと思っております。
  まず、私個人の提案なんですけれども、やはり施設は核となる施設がいいのではないかと思っています。本庁舎、第2庁舎または保健センターを活用すべきではないかと思っております。その中で、私は本庁舎1階のフロアが一番費用対効果があるのではないかと考えております。
  なぜなら福祉課があります。その前に保健センターを所管している町民課があります。そして、大変申しわけないんですけれども、税務課のところに保健センターを持ってくる、そうすると、1つのフロアでいわゆる全てほとんどのサービス、手続があそこで受けられることになります。いわゆる先ほどもありましたけれども、二度手間という部分も省けますし、また福祉課で説明した、すみません、それは保健センターなんです、そうするともう1回その利用者は車に乗って行って同じような質問をする、いわゆる説明の二度手間というものも省けると思っております。
  また、先ほど保健師の異動に関してなんですけれども、なかなか現実、異動、今現在難しいとは思うんですけれども、その保健センターを税務課のところに置くことによって、ほかの職員との交流もでき、活性化にもつながるのではないかと思っております。
  そして、本庁舎のいいところなんですけれども、駐車場が確保できる、そして保健センターの活動自体は玉川公民館またはトレーニングセンター等で私は個人的に行えるのではないかなと思っております。近くにはアスピアたまがわの図書館、今月上旬には花菖蒲園もありましたけれども、大変川の再生で川に入りやすく、近づけやすくなっています。
  特に、あそこは子供も遊べる状況になっております。そういうところで川遊びもできる。手続やサービスをしに来庁した利用者がそれだけではなく、いわゆる役場の駐車場にとめて手続またはサービスを受けた、じゃそのついでに図書館に行こう、川でちょっと遊んでいこうか、図書室に行こうかという、いわゆるそれ以外のこともできると私は思っているんです。もしくは、逆に遊んだ後に、このサービスどうだったっけ、あれ、手続どうだったっけといったときに来庁がしやすくなる、相談がしやすくなるのではないかなと思っております。
  また、これは質問外で答弁は求めませんけれども、保健センターが税務課のところに移ることによって地域包括ケアシステムにも活用でき、高齢者に対しても大きなメリットがあるのではないかなと思っております。
  今、長々と私の提案というものを言いましたけれども、なかなか現実離れしている話だと思ったかもしれませんけれども、やはり今のこの現状を打破するにはそれぐらいのことは必 要ではないかなと、私個人は感じております。また、最近では選択と集中という言葉は使われておりますけれども、私は若者、子育て世代を選択し、予算、サービスを集中するべきだと考えております。
  そして、余談なんですけれども、保健センターがもし移った場合には、もともとの保健センターがあります。それに関しては住民に開放し、引き続きサークル活動に使用してもらったり、特産品加工室やジビエの解体処理加工室などの活用もいいと思っております。そのあたりは、検討委員会等でしっかり設置に向けて話し合えばいいのかなと思っております。
  以上が子育て世代包括支援センターについての質問です。
  続いて、答弁の中にはなかったんですけれども、併設して赤ちゃん木育ひろば、多世代交流スペースなんですけれども、町長の諸報告、挨拶の中にも、今後、地域産の木材で誕生祝い品の制作をして出生時に贈呈する事業を開始する。幼児のころから木や森に触れ、木に囲まれた学習環境で学び、木を生活の中心に置く木育活動に取り組むことにより、あらゆる世代に木材に対する愛着と価値観を育み、ひいては森林、林業の活性化と木材関連産業の振興を図っていくというご挨拶がありました。
  また、8月には萩ヶ丘小学校では身近な森林などを活用した森林体験学習、学校の森・子どもサミットの出場も控えております。
  そうした中で質問なんですけれども、ときがわ町には気軽に赤ちゃん、乳幼児を室内で遊ばせる場所はあるのでしょうか。
○小宮 正議長 関口町長。
○関口定男町長 今の木育の関係は後にして、先ほど神山議員から保健センターの件、これは大きな問題だと思います。やはり我々こうして行政に携わっていると、既存のものというのはそのまま使うという、そういう意識がずっと根づいちゃうんです。今、非常にすばらしい提案をいただきましたので、我々行政としてもしっかりとその辺をもう1回見直して、やはり住民の皆さんがサービスを受けやすい、そういう施設の利用、活用、それをしっかりと再検討していきたいと思っておりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。提案として重く受けとめます。
○小宮 正議長 答弁願います。
  大島福祉課長。
○大島武志福祉課長 それでは、質問にお答えさせていただきます。
  小さな子供たちが室内で遊べるような場所というようなことで、ときがわ町におきまして は、子育て支援センターときがわということではなぞの保育園内で置いております。活動につきましては、月曜日から金曜日、9時から15時ということで一応設定のほうをされています。それから、たまがわ子育て支援センター、これは玉川の保育園内に設置してございまして、同じように月曜日から金曜日、9時から16時の間、利用できるというような状況になります。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 いわゆる保育園に併設しておるということなんですけれども、なかなか一般の方が利用するには少しハードルが高いのかなと私は思っております。
  そうした中で、先ほど町長からしっかり検討するというすばらしいお言葉をいただきましたけれども、そうした中であそこの近くには玉川保健センター分室というんですか、がありますけれども、あそこの内装を木質化し、赤ちゃん木育ひろばとして他世代交流スペースにする、そうすれば、いわゆるあそこでサービス、手続も受けられる、遊びもできる、多世代ですので、赤ちゃんが遊んでいる、若い人たちが遊んでいる隣ではテーブルや机などを置いて多世代がおしゃべり等できる、サロンじゃないですけれども、そういう気軽に入れるスペースが私はできたら大変すばらしいなと思うんですけれども、その点についていかがお考えでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴田町民課長。
○柴田光子町民課長 ただいまのご質問につきまして、保健センターの玉川分室につきましては、現在、高齢者サロンの憩いの場のほうで使用していただいておりますが、実際には浄化槽、空調、内装等かなり老朽化が進んでおります。この修繕に関しましてかなりの費用がかかるということで、先ほど来申し上げているんですけれども、施設の活用については、全体を見回した中で適当なところとして、整備するしないも含めまして検討してまいりたいと思っております。
○小宮 正議長 関口町長。
○関口定男町長 先ほどもお答えしましたように、これは非常に役場のほうとすると大きな問題になります。1つ保健センター、旧の玉川の保健センター、あれを改修するということになりますと、その使用目的としてそれでいいのかとか、いろんなまた討議はあると思います。そういう面も含めてしっかりとこの辺で、やはりもう合併して10年たちますので、今までは、 今ある施設をどう振り分けていくかという形で一番初めスタートしましたので、やはり10年たってしっかりその辺は見直していく時期に来ていると私は思いますので、その辺は私のほうからのお答えでしっかりと、それを全部含めていろいろと検討していきたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  やはりときがわ町といえば木の町ときがわ町ということで、何が足りないと言えば、やはり赤ちゃん、乳幼児が遊べる施設が足らないのかなと。また、これから出生率、人口増ということに向けていくためには、やはりそういう部分もしっかりつくっていかなければいけないのかなと思っております。
  また、これから第2次総合振興計画ないし財政運営計画等も立てておりますけれども、決してそれに真っ向から反対した施策ではないと思います。それに向かっての取り組みだと私は思っております。ぜひ、やはり木の町ときがわということで、赤ちゃんからお年寄りまで木のところを触れて、育って、やはりときがわ町はいい町だなというのを実感してもらえるような取り組みを前に前に積極的に進めていただければなと思い、強い要望として1項目についての質問を終わりにさせていただきます。
○小宮 正議長 続いて、質問事項2、18歳選挙権について、町の取り組みは。
  1番、神山議員。
○1番 神山 俊議員 質問事項2、18歳選挙権について、町の取り組みは。
  昨年6月、改正公職選挙法が成立し、選挙年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた。今夏の参院選から適用される見通しで、18歳、19歳の約240万人が新たな有権者となる。未成年者が有権者に加わることで、世代間格差の是正や若年層の政治参加が促されると期待されている。そこで、当町の主権者教育や若年層の投票率向上に向けた取り組みについて伺う。
○小宮 正議長 関口町長。
○関口定男町長 それでは、神山議員の18歳選挙権について、町の取り組みはということでお答えいたします。
  公職選挙法の一部改正によりまして、平成28年6月19日後に初めて行われます国政選挙の公示日以後、公示または告示される選挙から選挙権が18歳以上に引き下げられます。当町では、今月22日に公示をされます参議院議員の通常選挙から引き下げとなりまして、18歳につ いては92人、19歳の方については104人が選挙人名簿に登録をされる予定であります。
  この改正によりまして、今後の社会のあり方を決める政治についてより多くの世代の声を反映することが可能となる一方で、子供たちに早い段階から自分が社会の一員であり、主権者であるという自覚を育む取り組みをするのも必要ではないかと考えております。
  町選挙管理委員会では、若い世代に選挙に関心を持ってもらうということで、毎年成人式で新成人に対しまして、公益財団法人の明るい選挙推進協会で作成をいたしました啓発冊子を配布してまいりましたけれども、今後は選挙権が18歳以上に引き下げられるということから、配布する年齢等を検討する予定であります。
  また、町内の中学校の生徒会長の選挙の際には、将来の有権者である生徒に選挙を身近に感じてもらうために、実際の選挙で使用する投票箱と記載台を貸し出しているところであります。
  このほか、小・中学校では埼玉県選挙管理委員会で作成いたしましたリーフレットを参考にしながら、主権者教育に取り組む予定と聞いております。
  なお、有権者全体の投票率向上のために、選挙の執行に当たりまして回覧あるいは広報で選挙のお知らせを行うほか、候補者の政見等を掲載した選挙公報を新聞折り込みで配布するなど行っているところであります。
  参考に最近の選挙におけるこのときがわ町の投票率でありますけれども、平成27年8月9日に執行されました埼玉県の知事選挙におきましては、県全体の投票率が26.63%、ときがわ町の投票率が35.54%で、埼玉県内の市町村の順位で言いますと9番目に高い投票率でありました。次に、平成26年12月14日執行の衆議院議員の総選挙の比例代表選出議員選挙におきましては、国全体、これが52.65%、また県の平均が51.97%でありました。ときがわ町におきましては58.82%で、県内の市町村順位によりますと6位という状況になっております。
  投票率をさらに向上させるには、やはり若い世代に政治や選挙に関心を持ってもらうのはもちろんでありますけれども、有権者全体に対して繰り返し啓発活動を行うことが大切だと考えておりますので、引き続き学校、家庭、そして地域と連携をいたしまして、投票率の向上のためにさらに啓発活動に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 何点か質問をさせていただきたいと思います。
  まず初めに、ときがわ町の選挙では世代別、いわゆる年代別集計は行っているのでしょう か。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 それではお答えいたします。
  ときがわ町で年齢別に集計をしているかどうかということでございますが、埼玉県知事選挙の年齢別投票状況調べというのがございまして、これは各市町村の主な投票所の投票率を世代別に調べて県全体の投票率を出すというものでございまして、ときがわ町では第1投票所、玉川公民館の投票所、こちらを世代別に報告をしております。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 ときがわ町独自では行っていないということでよろしいでしょうか。
○小宮 正議長 柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 ときがわ町で独自で世代別には集計はしてございません。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 やはり世代別にすると負担というものはもちろんふえると思うんですけれども、実際にそれは可能なのかどうなのかお聞きします。
○小宮 正議長 柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 お答えいたします。
  第1投票所を世代別にということでできるわけですから、技術的には可能ではございます。ただ、システムを変えたりとかそういったことは必要になると思います。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 唐突な質問でなかなか難しいと思うんですけれども、今後、ときがわ町ではそれをやっていく前向きな答えというものはいただけるのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 お答えいたします。
  現時点で前向きにできるかどうかというものは、ちょっと差し控えさせていただきます。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 やはりときがわ町は小さな町ですし、そんなに人口もいないということで、やる費用負担に対して効果があるかというのもなかなか検証課題なのかなと思うんですけれども、やはりデータの1つとしてそのようなデータはとっておかなければ、今後の参考に生かせないのかなと私は率直に思っております。ぜひそのあたりを費用対効果をしっかり考えていただいて、できるのであればしていただければ、今後のときがわ町のためには大変役に立つデータの1つではないかなと思っております。
  続きまして、答弁の中にも選挙管理委員会ではさまざまな活動を大変行っており、私としては大変うれしく思っておりますけれども、重複してしまいますけれども、この18歳選挙権について、選挙管理委員会では何か議題に上がったり話題になっているのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 それではお答えいたします。
  選挙管理委員会で選挙権が18歳以上に引き下げられることについて議題に上がって、6月2日、定時登録のときに選挙管理委員会の中で協議をさせていただきました。それは、現在は新成人に対して啓発冊子を配布しているということを申し上げましたが、これを今度は18歳、19歳の方についてどうしたらいいかということで、1つ議題として6月2日に協議をしております。
  そのときに事務局として提案させてもらいましたのが、今度新しく選挙権が出ます18歳、19歳の方に、今梅雨の時期ですので、梅雨お見舞いということではがきを出したらどうかということで、それを出すことによって、自分に選挙権が今度あるんだということを認識してもらうということで1つは考えております。これは選挙管理委員会で議決をいただきました。
  それと、あと今後なんですが、定時登録が年4回あるんですけれども、その際に新たに18歳、19歳、登録される方、この方について、3月、6月、9月、12月ですが、時期、時期にはがき等でお知らせをしていければということで考えております。
  また、今度のときがわ町の広報でも18歳以上にということで、選挙権が与えられますという、そういったことも広報で入れさせていただいております。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 全国または埼玉県で一部の自治体ですけれども、期日前投票について 商業施設で期日前投票や既存の期日前投票の投票時間を延長することも検討している自治体もあります。ときがわ町ではいかがお考えでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎選挙管理委員会書記長。
○柴崎秀雄選挙管理委員会書記長 お答えいたします。
  その件につきましても検討はさせていただいたんですが、期日前投票もかなりの長い期間でございますし、そういった中でそういった新たな時間の延長ですとか、商業施設あるいは東松山市さんなんかだと大東文化大学でもできるようにということになったような記事がありましたが、ときがわ町ではそういったことは現在考えておりません。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 続いて、ときがわ町には高校がありません。いわゆる17歳、18歳、大体自治体でやっているのは高校生向けなものが大変多いんですけれども、当町には高校はないんですけれども、小・中学校で現場で答弁の中にもありましたけれども、埼玉県選挙管理委員会で作成したリーフレットを参考に主権者教育に取り組むという答弁がありましたけれども、具体的にどのような取り組みなのかお聞かせください。
○小宮 正議長 清水教育総務課長。
○清水誠司教育総務課長 それでは、神山議員のただいまの小・中学校での主権者教育についての取り組みについてのご質問にお答えしたいと思います。
  まず、小・中学校の主権者教育としましては、小学校6年生が3学期に社会科の中で行います。国の政治の仕組みや日本国憲法、政治参加等について調べての学習ということでございます。また、中学校では2学期に3年生で公民科の授業の中で選挙の仕組みとして選挙制度、国会の仕組み等について学びます。
  今回の埼玉県選挙管理委員会のほうで作成した小・中学校で主権者教育を進めるためのリーフレットというものが各小・中学校に送られてございます。県のほうから預かりまして送ってございます。それぞれの学校におきましては、授業で行うときにこのリーフレットを使っていただきまして、授業の中で扱っていただくというふうに考えております。
  また、県の教育委員会からは中立性の確保という通知もございましたので、あわせて公職選挙法等に十分注意して主権者教育の取り組みを進めるようにというふうなことで、学校のほうには通知のほうを流してございます。
  以上でございます。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 その主権者教育で大切なのは、政治的中立性を担保しながら民主主義の根幹である選挙の仕組みへの理解を深め、投票に参政権を行使する重要性を教えることだと思っております。先ほど最後のほうに中立性を担保するというお話がありましたけれども、教職員の政治的中立性をどのように担保していくのか、もう一度、具体的にあればお聞きしたいと思います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  清水教育総務課長。
○清水誠司教育総務課長 それでは、ただいまのご質問にお答えします。
  先ほどのリーフレットとともに、県の教育委員会のほうから学校に届ける通知のほうで主権者教育を進めるためにということで、政治的中立性を保つ場合のチェックリストというものがございまして、この中にそれぞれ授業の中で取り上げる場合、例えば国会で議論になっている話題Aについて取り上げた新聞を題材に生徒に議論させることはいいことか悪いことかとか、具体的にそのようなものがチェックリストとして出ております。
  また、これにつきましては、総務省、文部科学省のほうにもホームページで出ているということで、詳細につきましてはそこのところを見ていただきまして、また学校の職員会議等の研修でもそのように使っていただきたいというようなことで通知のほうには載っておりますので、その旨、学校のほうには通知のほうをしてございます。
  以上です。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 町長の諸報告挨拶の中にも述べられておりましたけれども、子ども議会についてなんですけれども、子供たちに議会の意義や仕組みを理解してもらうとともに子供たちの声に耳を傾けることにより、ときがわ町へのさらなる愛着と誇りを持ち、大人になってもときがわ町に住みたいと思えるまちづくりを進める機会になればというご挨拶をいただきました。
  今回は10周年記念事業の一環として行うわけですけれども、やはり主権者教育というのは継続して進めていくことが重要ではないのかなと思っております。この辺に関して、もちろん8月に実施してみて、その成果というものを検証しながらだと思うんですけれども、通年開催というところをお考えなのかお聞きしたいと思います。
○小宮 正議長 舩戸教育長、答弁願います。
○舩戸裕行教育長 それでは、神山議員のご質問にお答えしたいと思いますが、先ほど課長が申し上げましたとおり、学校ではそれぞれ小学校、中学校学習指導要領というもので学習内容は定められておるところでございます。そうした内容を今後も進めていくという考えでございますので、新たに子ども議会等をこの後企画していくということについては、検討課題ということでお願いできればと思います。
○小宮 正議長 神山議員。
○1番 神山 俊議員 子ども議会に関しては、やはり現場の声、また実績、いろいろな部分を評価しながらじゃないと開催に向けては難しいのかなと思うんですけれども、これに関しては、やはり関口町長を初め、教育長の思い、熱意が通年開催に向けては大きく働くのではないかなと思いますので、ぜひ8月を見ていただいて、これなら毎年できる、もしくは傍聴に見学に来る、職業訓練の1つとして議会に来てもらう、さまざまな活動を、いわゆる主権者教育の実体験という部分では大きな意味があると私は感じております。
  18歳選挙権導入で投票率がすぐに上がるとは思いませんけれども、主権者教育の取り組みがしっかりと続けばきっと改善していくものだと思っております。長期的な目標を立て、それに対してしっかり準備をしていくことが大事なのではないかなと思っております。
  最後になりますけれども、若者の政治への意識が低いのは、政治が自分の生活にどういうかかわりを持っているのかの実感が薄く、遠い存在になっているためだと思います。政治を身近なものとするために若者の声をきちんと集め、反映していくことが重要だと思っております。もちろん選挙管理委員会を初めとする執行部の取り組みも大事ですけれども、議会も積極的に取り組む必要があるのではないかなと感じております。そして、私も20代の議員として、個人としてもしっかり若者に対して働きかけを行うことが、私はここで議員として立っている意味があるのかなと思っております。
  これで私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
○小宮 正議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時45分からお願いいたします。
                                (午前10時26分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時45分)
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○小宮 正議長 発言順位7番、質問事項1、乗り合いタクシー実現への取り組み、質問事項2、福祉避難所の協定は。
  通告者4番、山中博子議員。
○4番 山中博子議員 議席番号4番、山中博子です。
  質問事項2点について、議長の許可を得ましたので質問させていただきます。
  1、乗り合いタクシー実現への取り組み。
  「公共交通の再編から5年たち、新たな見直しをする」という答弁があったが、今現在の進捗状況を伺う。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、山中議員の乗り合いタクシー実現への取り組みということでありますが、企画財政課長から答弁を申し上げます。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、山中議員のご質問の1、乗り合いタクシー実現への取り組みについてお答えをさせていただきます。
  平成28年3月議会で山中議員からのご質問の答弁でもお答えしたとおり、見直しを行うために必要な利用実態調査、これはOD調査と申し上げましたけれども、及びアンケート調査を平成28年度の予算の中で実施をしてまいります。
  調査の実施に当たりまして、国に対して補助金の申請を行いまして、平成28年4月27日付で補助金の要望額1,072万円に対し、460万円の交付決定を受けたところであります。
  現在、調査を委託する業者を決める入札の準備を進めておりまして、利用実態調査は平成28年9月ごろを予定しております。また、アンケート調査につきましては、決定した委託業者との協議の上、実施時期や内容を検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 補助金要請額1,072万円に対して460万円の交付ということで今伺いましたが、そうしますと、計画よりも大分少ないので、この調査というのが縮小されてしまうのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 お答えをさせていただきます。
  山中議員のご質問ですけれども、この予算につきましては、1,072万円議会のほうで議決をいただいております。残りについては一般財源を充当して、調査のほうは予定通り実施させていただきます。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 もう1点、アンケート調査については決定した委託業者と協議の上とありますが、これはアンケート内容についての協議なんでしょうか。
○小宮 正議長 久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 アンケートの対象者ですとか全体の人数ですとか、そういったアンケートの内容についても、また実施時期等についてもOD調査の結果を見まして、それに基づいて必要な検討をしながら進めていきたいというふうに思います。
  以上でございます。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、アンケートについても委託業者との協議ということですか。以前、質問しましたら、地域公共交通活性化協議会のほうに諮ると言っていらしたと思うんですが。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 引き続きお答えをさせていただきます。
  こちらのOD調査を実施いたしまして、その結果でいろいろな動向が見えてくると思います。その中で案を検討する、業者のほうと打ち合わせをしながら検討をしていきまして、その案を協議会のほうにかけて、それでアンケートを実施できればというふうに考えております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、以前言っていらしたとおり、地域公共交通活性化協議会のほうに諮るということで、そうしまして、その協議会の委員のほうからアンケート、このよ うなことをしていただきたいということがありましたら、それも加えていただけるということですか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 協議の中でそういったような協議が成り立てば、そういうことも考えられると思います。
  以上でございます。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 平成27年3月議会で、住民の移動に関する需要が再編当時とは変化しており、検討する必要があると考えている、また利用者が少ない路線を変更や廃止、さらなる交通網再編の検討を始める時期に来ているとのことでした。再編当時と何がどう変化したと捉えていたのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えをさせていただきます。
  直近の利用状況等を見ますと、利用がふえている路線と、また若干減少している路線というのが見えてきております。そうした状況、これは全体の数字の中でそういう傾向が見えているということでございますので、それをさらに細かく利用者の年代別ですとか、学生さん、通勤の人、観光客というようなそういった性質を別に分けて、どういった利用実態があるかということを全体としての傾向は出てきているんですけれども、それぞれの観光客ですとか学生さんですとか、そうした属性別に実際の乗車状況を調べていきたいというふうに考えております。その結果に基づいていろいろ考えていくということでございますので、ご理解をお願いいたします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 どちらとも検討する必要がある、検討を始める時期に来ているとのことでしたが、事態は何もいまだ変わっていないように感じます。現実に対して対応できていないと思います。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 28年度の予算の中で予定をしておりますので、粛々と予定どおり実 施をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、28年度の調査等、よろしくお願いします。
  また、同じく住民代表委員を中心に住民アンケートを実施し、協議会、住民代表委員が交通空白地域解消案を複数案作成し、事業者に経費の試算を求め、町の財政負担が大幅に増加しないような仕組みをつくり上げて協議会に提案していくとのことでした。とてもすばらしい方針だなと思いましたが、1番目、住民代表委員を中心にアンケートを実施、それから2番目、住民代表委員が交通空白地域解消案を複数案を作成、3番目、事業者に経費の試算を求める、4番目、そしてそれを協議会に提案していくとのことでした。全て実行されず今日まで来ています。なぜ実行できなかったのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁を求めます。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 議会のほうからも、再三この件については3名の議員の方からご質問をその都度、受けておりました。そういった対応もございまして、なかなか検討が進まなかったというところも若干はあります。そういったことで、今年度についてはそうしたもう予算をご議決をいただいておりますので、その予定に基づきまして粛々と進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 住民代表委員と連携を図りながら、地域公共交通網形成計画の策定に生かしていく、そして国の補助金を活用した路線バスと連携した乗り合いタクシー普及については、地域公共交通活性化協議会に諮り検討するとのことでした。1年以上協議会を開いていないことを確認したいのですが、お答えいただきます。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 乗り合いタクシーの件につきましては、3名の議員さんから提案書という形で具体的な提案をいただいております。この内容については別途協議を進めていくということになっておりますので、そちらもあわせて行っていきたいというふうに思います。
  また、住民代表の方につきましても、いろいろ協議を、住民代表の方だけ集まっていただいて協議を開いたというところでございますけれども、なかなか案が作成できなかったと、まとまった案が作成できなかったということで進まなかった経緯がございます。そうしたこ ともありまして、まず原点に立ち返って実際の利用状況からもう1回調べ直して、事務局で案を作成し、そして協議会に諮って決めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 今の説明ですと、よくわからない点がございます。協議会については、開いていないのでは住民の意見を取り上げることもできないし、それから地域公共交通網形成計画の策定もできないと思いますが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えさせていただきます。
  協議会の開催につきましては、住民代表の方に作業部会ということで何度も集まっていただいたんですけれども、そこで素案といいますか案が作成できなかったということで、協議会に諮るまでにいかなかったということで開催できなかったという実情がございます。ぜひともご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 アンケートについて、分科会等を開いたというのが27年1月21日、それから27年4月15日と伺っています。協議会を先ほど確認したかったのですが、平成26年11月18日以降、1年7カ月ほど開いていないと思います。協議会の委員さんのほうには議会でがたがたしているから開けないと言われたそうですが、協議会と議会とは別問題だと思うのですが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 議会の関係につきましては、3名の議員の方から提案書をいただいております。その件については、また別途協議を進めていくということでご理解をいただきたいと思います。
  また、協議会の関係につきましては、乗り合いタクシーを中心とした交通体系ということでご提案をいただいているわけなんですけれども、そうした実際、町全体を考えますと、乗り合いタクシーが全て万能というふうには現在は事務局としては考えておりませんので、乗 り合いタクシーも1つの手段ということで受けてとめております。
  ですから、全体の福祉の施策もございますし、近隣のいろいろな交通に対する対策といいますか、そうした事業もありますので、そういったものを総合的に勘案して、ときがわ町に一番合ったものをこれから考えていくということで、協議会のほうに諮れる案ができましたら協議会のほうも開催していきたいというふうに考えております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 現在、3人の議員から公共交通のことで提案がされていると思います。これが1回とか2回ではなく、3人の議員が複数回行っております。それだけときがわ町のことを思い、そのことを取り入れていただきたいと思っているからです。そして、そのことが出たことによって、協議会のほうでこういう案が出ています、ほかにはありますかとか、そういう話し合いをしてもいいと思うのですが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 3名の議員さんからのご提案書につきましては、これから副町長を中心に協議を進めていくということで予定をされておりますので、そちらもあわせて進めさせていただきたいというふうに思います。
  また、その協議の中でいろいろな点が問題ですとか、いい点もあるかと思いますけれども、そういったものがいろいろ出てくると思います。そうした状況の中で、町全体を考えた交通体系案を考えていきたいというふうに思いますので、乗り合いタクシーだけに考えを集中していくということではなくて、福祉の施策等を含めて全体として実際のそれぞれの地域に合った交通体系がどういったものか、町全体としてどうした交通体系がよろしいかということを全体を見ながら協議をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 乗り合いタクシーを賛成できない言い方を時たまされるんですが、私は福祉関係の施策というのは確かに必要だと思いますが、それは全員の方が乗れるというものではなくて、私たちは誰でも乗れるということで提案しているので、そこのところをもう少し考えていただきたいと思います。
○小宮 正議長 小峯副町長、答弁願います。
○小峯光好副町長 それでは、山中議員のご質問に答えさせていただきます。
  乗り合いタクシーにつきましてのご提案を3人の議員の皆さんからご提案いただいております。これについては、きのうもちょっと答弁のほうでお話ししましたけれども、ご提案いただいた内容については、こちらとしましても皆さんのご提案いただいた内容について1つ1つ、この間の審議会協議のときにもお話をさせていただいたと思うんですけれども、それについては1つ1つ話し合いをしながら確認をしていきたいというふうに考えます。
  その中で、うちのほうで取り入れる、町として取り入れるものがあれば、それについては検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 これから3人と、それから町側、一緒に協議していっていただきたいと思います。
  もう1つ質問があります。今のこの時期に地域公共交通活性化協議会の住民代表委員を公募して決まっていなくてはいけないのですが、住民代表委員の公募を初め、協議会開催までのスケジュールを伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えをさせていただきます。
  現在、利用実態調査のほうの事務を進めさせていただいております。それにつきましては、今月末の指名委員会に業者の選定をかけまして、7月の末の入札ということで業者を決定していくということで考えております。
  そういった状況を見ますと、実際に利用実態調査は秋、夏休み過ぎぐらいになるかと思います。そうした状況を見ながら考えますと、年内に協議会が開ければということで考えておりますので、それに向けていろいろな準備を進めていきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 年内に住民代表議員を決めるというのでは先ほどの話とちょっと違うんですが、アンケートについても協議会のほうに諮りますというお答えをいただいているのに、12月、年内までにというんですと、そのアンケート調査の時期には代表委員が決まっていないことになりますよね。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 協議会の委員の関係につきましては、年内の協議会を予定しているということで、それに間に合うように考えております。実際、年内といいますけれども、もうちょっと早い時期にできればというふうに考えております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 それでは、アンケートの作成について協議会を経るということは確認しておきますが、できるということでよろしいでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 アンケートの実施につきましては、まだ流動的な部分もありますけれども、OD調査、利用実態調査の結果を見て、それに基づいてアンケートを考えていくということで思っておりますので、その案を協議会のほうにかけていきたいというふうに考えております。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 もう一度確認します。そうしましたら、協議会のほうがちゃんとできて、アンケートのできたものを諮るということは確実にしていただけるということですね。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 協議会に諮ってアンケートのほうを実施していきたいというふうに考えております。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 1問目については以上です。
○小宮 正議長 続いて、質問事項2、福祉避難所の協定は。
  4番、山中議員。
○4番 山中博子議員 平成26年9月議会で「福祉避難所として保健センターを位置づける」との答弁だった。
  また、「国の通知では、要配慮者の状態に応じて、安心して生活ができる体制が整備された施設をあらかじめ福祉避難所として指定しておくことが望ましい」とも答弁している。
  福祉避難所として、ふさわしい施設との協定は結んだのか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、福祉避難所の協定についてというご質問ですけれども、町では、福祉避難所として保健センターを指定しておりますが、大規模な地震あるいは風水害が発生した場合に、要配慮者の方が整った環境で避難生活を送れる新たな場所を確保するため、現在、町内の福祉施設1カ所と施設利用の協定の締結に向けて進めておりまして、既に施設管理者には協定内容についてご理解をいただいているところであります。
  4月に発生いたしました熊本地震では、施設の損壊や職員の被災により開設できない福祉避難所があったとの報道もされておりまして、改めて防災対策の重要性を認識したところであります。
  なお、この場をおかりいたしまして、熊本地震によりまして被災された方へ心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
  町では、万一災害が発生した場合に、要配慮者を受け入れる態勢の整備の1つとして、今後も福祉避難所としての要件を備えた施設の管理者にご理解をいただきまして、より多くの協定を締結していきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  山中議員。
○4番 山中博子議員 今、協定中とのことですが、まだ結んでいないということですよね。平成26年12月に一般質問として出してから1年半たっています。いつ大きな災害が起こるかわかりません。
  熊本市では、2012年の九州北部豪雨の後、災害時に福祉避難所を設置する協定を176の福祉施設などと結び、最大で1,700人を受け入れてもらえるようにしていたが、5月24日現在で開設しているのはたったの34カ所だけでした。
  ときがわ町では、防災担当職員は何人いるのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  ときがわ町の防災担当職員ということでございますが、ときがわ町では、総務課自治人権担当、こちらが防災に関することということで担当をしておりまして2名でございます。それプラス課長、主幹を加えた4名になっております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 その防災担当職員から全職員への連絡体制はできているんでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 防災担当職員から全職員への連絡体制につきましては、職員参集メールというメールでその状況に応じてメールを配信することになっております。メールで配信してどのくらいの時間で登庁できる、あるいはどこどこに行っていて登庁できないとか、そういった返事が来るようなそういう仕組みをつくっております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 災害が起きたときのために、医療や介護の資格を持ったボランティア登録をお願いすることを提案します。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 お答えいたします。
  山中議員がおっしゃっておりました熊本の地震では、やはり避難所に指定していた施設が被害を受けたり、あるいは職員が被災したりとかということで、なかなか計画どおりには開設できないという現状があったことが新聞でもかなり報道されております。
  やはり避難する場所があって、避難したときに配慮が必要な方に対しての助言とかできる方がいるということが必要かと思いますので、そういった方がより多くいてもらうことがいいかと思いますので、そういったボランティアについてどういうふうに募集するかというのは、今後、ちょっと検討させていただきますが、そういうことは非常に大事なことかと思いますので、どういう形でできるか今後検討して取り組みたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 よろしくお願いします。
  現在、福祉避難所として保健センターを位置づけていますが、どのような方法でその周知を図っているのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  ときがわ町で避難所の周知につきましては、防災ガイドブックというのを作成して全戸に配布をしたところでございます。その中に避難施設の名称がございまして、福祉避難所も入っておりますので、各家庭にそれを備えて、いざというときにはそういった避難場所に避難をいただくということで配布をしております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 防災ガイドブックは、大分前に配られたものだと思います。こういう熊本の大きな地震があったことをきっかけにもう一度、周知徹底をしたほうがいいと思います。そして、今回、施設との協定を結んでいる最中だということですので、そこの施設のことも改めて周知しなければいけないと思います。
  ですから、まず熊本市では、要援護者が福祉避難所があることすら知らずに、相談先も知らなかったとの報道がありました。日ごろから、要援護者とその家族には特に周知するようお願いします。もう一度、周知していただきたいと思います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  新たに福祉避難所として協定を結ぶような方向で今進めておりまして、協定の中身については了解をいただいております。あと日を調整して協定を締結するところに持っていくということになっております。正式に協定ができましたら、広報等で周知はしていきたいと思っております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 施設も了解しているとのことですが、そこの施設名と、それからそれはたった1つですので、もう1つ、できるだけ多く協定を結んでいただきたいことをお願いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 現在、協定を締結できる段階になっている施設でございますが、また正式に協定が締結できましたらお知らせをさせていただきたいと思っております。また、答弁 でもありましたが、より多くの施設と協定できるように努めてまいりたいと思っております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 先ほどの周知なんですが、町のホームページ、回覧、そして民生児童委員、区長にも周知し、町民に理解、協力を求めるべきではないかと思います。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 周知方法につきまして、ホームページとか回覧ですとか広報ですとか、いろんなものがございますので、そういったものをいろいろ活用して皆さんに知っていただけるように取り組んでいきたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 1つ、つけ加えますが、ただ協定を結ぶだけでは絵に描いた餅というしかないというふうに熊本の方が言っていたそうです。ですから、それがいかによく皆さんに知られて、要援護者が私はここに行けばいい、そこまではっきりできるような周知の仕方をしていただきたいと思います。
  それから、平成26年12月議会で、要配慮者の状態に応じて避難所で安心して生活していただくために、畳のある部屋を持つ旧埼玉県立玉川工業高校内の防災拠点施設であるアゼリアや、創価学会ときがわ文化会館も避難所として利用させていただくことを了解していただいておりますとのことでした。ときがわ町地域防災計画では、災害時における避難施設の使用に関する覚書を埼玉県立玉川工業高校と結んでいますが、創価学会ときがわ文化会館との協定は結んでいるのでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  平成25年2月になるんですが、今お話のありました創価学会ときがわ文化会館、こちらの方から創価学会の会館は全国共通の考え方で、一時避難所として活用する方針ということでお話をいただきました。そのときに、会館では約1週間程度の備蓄品を保管しているですとか、あるいはどういう施設かというような間取りというんでしょうか、そういったお話をい ただきまして、ただ、避難所の利用に当たって県内では文書協定は行っていませんという、そのときお話でございましたので、協定は書面では結んでおりません。
  その後、26年7月に再度、利用についての確認をお互いにさせていただいております。その中で、やはり協定は書面では取り交わしていないんですが、ときがわの施設を管理している方、鍵をお持ちの方の携帯番号をお聞きして、そこに連絡をいただければということでご了解いただいております。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 わかりました。アゼリアについては、その中の備蓄品、そういうものについては、ときがわ町の人だけが使うのではなくて、県の防災施設ですからほかの町の人たちも利用できるということなんでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  山中議員のおっしゃるとおりでございまして、県の施設で、県の防災拠点施設となっておりますので、ときがわの方だけのためのものではございませんので、もしときがわ町以外で災害があったときに、必要があればそういった方もご利用いただけるというものでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 山中議員。
○4番 山中博子議員 これで2問目も終わります。ありがとうございました。
○小宮 正議長 暫時休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時21分)
─────────────────────────────────────────────────
○小宮 正議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 岡 野   茂 議員
○小宮 正議長 発言順位8番、質問事項1、庁舎窓口の対応改善を。
  通告者5番、岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 5番、岡野茂でございます。
  議長の発言許可をいただきましたので、通告書に基づきまして1問質問させていただきます。
  まず、庁舎窓口の対応改善をということで、高齢化が進む中、役場に行ってもどこの課に行けばよいか戸惑ってしまうという声を多く聞きますが、窓口の対応の改善をできないかどうかお伺いいたします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、岡野議員の庁舎窓口の対応改善についてということでお答えいたします。
  役場庁舎は、毎日各種の手続などのために多くの皆様にご利用いただいております。町では、お客様に気持ちよく窓口をご利用いただくために接遇のハンドブックを全職員に配布をいたしまして、困っている様子や迷っている様子のお客様を見かけたときにお声をかけると、声がけしようということで進めております。また、迷われているときは笑顔で声をかけ、どのような用事で来られたのかを把握いたしまして、目的に合った課や手続についてご案内をするということで、今、職員は対応しているところであります。
  さらに、利用頻度の高い町民課、福祉課及び税務課の窓口の本庁舎におきましては、1階にそうしたサービスの課を集めまして、特に利用度の高い課ということで、また第2庁舎のほうは行政サービスコーナーを設置しておりまして、お客様が利用しやすいようにしているところであります。
  最近では、本庁舎2階の総務課、企画財政課で所管している事務のうち利用頻度の高い交通災害共済申し込み、またバス定期券の販売を1階の会計室で行えるように改善したところであります。
  とはいえ、岡野議員ご指摘のとおり、初めて役場に来るという方もいると思います。そういうときに、戸惑うお客さんもいるということであると思います。そこで新たな取り組みといたしまして、町民課、福祉課、税務課及び行政サービスコーナーに「総合案内」の表示を設置いたしまして、お客様が声をかけやすい環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
  今は迷ったお客さんがいると、必ず福祉課か町民課の誰かが行って案内しているというの が状況です。ですから、余りそうした苦情はないんですけれども、たまにそういうのもあるのかなと、岡野議員がご質問しているわけですから、そういう方もいるということだと思います。
  今後も、引き続きお客様の立場に立った対応を目指して、さらなる改善に取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 よろしいでしょうか。
  岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 ただいま町長の答弁の中にあったんですが、笑顔で声をかけると、これは窓口の方がかけるのであって、いろんな方が来ると思うんですけれども、そうしたことがこの改善によって前よりも改善されたのかどうか、その辺をちょっと1点お聞きしたいと思います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  町長の答弁にありましたが、ときがわ町職員1人1人がお客様の立場に立って対応ということで、接遇ハンドブックというのをつくっておりまして、こちらは平成26年10月に最終の改訂をしております。常に改善をしているわけですが、この中でこれを全職員に配りまして、いろんな対応があるんですが、具体的にお客様が窓口に見えたときの対応ということで、迷っている様子があったらまずは声をかけるということです。それで挨拶をする。
  ただ、余りこう、自分なんかもよその役所に行ったときにみんなが見ているような感じを受けると、ちょっと逆に緊張したりとかそういうのがありますので、その辺は過度にならないようには1人1人心がけておるところでございます。
  とにかく声をかけて話をお伺いして、何に困っているのか、そういったことを把握するということで、これは常に日々努力して改善をしていけるようにということで取り組んでいるところでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野茂議員。
○5番 岡野 茂議員 今、課長のお答えの中に、全員で見られると嫌ではないかという考えだということなんですけれども、私は、前に勤めていた会社なんかもそうなんですけれども、 例えば窓口に1人対応する職員が出ますよね。そのときに、来たお客さんにいらっしゃいませなり、おはようございますという声をかけると思うんですよね。そのときに、職員が全員振り向くのではなくて、そのいらっしゃいませ、おはようございますという声が聞こえたら全員が声を出すような意識改革、そういうものは図れないんでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 私のほうも接遇については、職員には職員研修等で私のほうからもお話もしていますし、今言ったお客さんが来るたびごとに全員が立って挨拶というのは、それははっきり言って無理だと思います。
  ですから、対応する人がしっかりと笑顔で対応するということで、西武デパートのクレーマー対策室長をやっていた関根眞一さんという方が、これはクレーマーのアドバイザー、今、全国講演をして、ラジオのNHKでも時々その人の放送が出ますけれども、その人がときがわ町に来ていろいろ調査したりとか、職員の話を聞いたりとかいろいろしまして、非常にその中では他の市町村と比べると、ぬきんでてときがわ町は対応がいいと、その先生の対応がいいという、そういう本もよろしかったら後で、地方行政という本でありますので、それはお渡しします。ですから、後でお渡しします。それはその先生がそういうことで褒めてくれました。
  私も、実はこうしてよそへ出た帰りに本庁舎の入り口を入っていくときに、中から出てくる方にこんにちはと挨拶して、中の対応はどうでしたかという話を聞きます。初めのうちは、やはりうんというくらいの返事だったんですけれども、最近ではほとんどの、私が知っている人、知らない人、顔は知らないんですけれども、お話をして中の対応どうでしたかと言うと、ほとんどの人がとってもよかったですよと、とってもがつくようになりました。
  ですから、私はきちんと対応できているんだと。それに甘んじることなく、さらにしっかりした対応をしていければと思っていますので、その辺は実際に私が出口調査をそういう形でしていますので、きょうも帰りにこれから本庁舎に行くと、誰かもし出てくれば、必ずその方に中の対応どうでしたかと聞きます。そうすると、今までどうもという人には会っていないです。たまたまかもしれませんけれども、でも、さらにそういう努力はしていきたいと思います。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 今、町長のお答えの中で対応がいいということを聞くということです が、私がこういう質問をしているということは、町長さんが聞いた人以外に、例えば役所に行って嫌な思いをしたという経験のある人が私に言ってきているわけですよね。
  その中で私がこの質問をしようと思った一番の最大の原因は、こういう意見を聞いたんですよ。知り合いとかいつも来庁している人が来ると、みんな声をかけてにこにこ笑っている、対応してくれるけれども、知らないでたまに行く人は非常に声もかけてくれないし、迷う人が多いということでこの質問をしているんですよね。
  ですから、町長が出口調査をしているというのは、たまたま町長だから、知っているからそういう対応をしているのかもしれないということですよね。その辺をちょっと柴崎課長のほうにお聞きしたいんですけれども、その辺をどういうふうに考えて捉えているかちょっとお聞きしたいんですが。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 では、お答えいたします。
  知り合いとかいつも来てくれる人にはにこにこ対応ということでありますけれども、やはり顔を知っていると声もかけやすいというのはあるかもしれません。ただ、知らない人には声もかけないということは、これは正直考えられないです。
  例えば町の施設においでになったときに、おいでになった方に窓口に来れば当然挨拶して、どのようなご用件でしょうかというのを必ず声かけますし、例えばどこに行ったかわからないで困っているような様子がある方には、結構みんな気がついた方は声をかけて、どのようなご用件でしょうかとか声かけているというふうに私のほうは認識しております。ですので、困っている人を見て全く声もかけずにそのままというのは、ちょっと私のほうは把握していなかったんですが。
  以上です。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 その件はいつごろの件ですか。今の話はいつごろの話ですか。
○5番 岡野 茂議員 1月ぐらい前だよね。
○関口定男町長 1月前ですか。具体的にどこの課かわかりますか。どこの課とか、必ずそういう場合は、どこの課、誰がどう対応したかわかるようにちゃんと名札もつけてありますし、そういうときにそういう苦情を言っていただければ、直接その職員に指導もできますし、そ の辺を具体的に教えていただければと思います。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 今の反問か何かわかりませんけれども、一応、そういう方については名前を公表するわけにいかないですけれども、よく、例えば役場を利用している人としていない人が会合やなんかで行き会いますよね。そういうときに、例えば私なんかは、岡野おまえ議員だから、行くと誰でもみんな挨拶するけれども、俺らが行ったんじゃ知らんぷりしているぜという人の意見が多いんですよね。
  ですから、その辺を役場のほうで具体的に用があって行ったんじゃなくて、例えば課の前をずっと通過した場合には、おはようございますでもこんにちはでもなくて通っていっちゃうというのを、私に言う人は言っているんじゃないかと思うんですよね。例えば、じゃ前を通ったら誰かでもいいから、おはようございますとか声をかけてくれれば気持ちよく行けるわけですよね。ですから、役場に例えば何かの書類をもらって行ったにしても、違う課の前を通ったらぜんぜん声もかけられなかったというので、対応が悪いということを指摘されるんではないかと思うんですよね。
  ですから、その辺で対応をもう少し、この3月議会で私、一般質問したときの答弁の中にあったように、ときがわの仕事の改善運動の中に、そうしたもう少し対応を組み入れて改善していけないかなということなんですけれども。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 特に接遇についてはうるさく私のほうで常に言っていますので、ですから具体的に、この場ではもし言えなかったら具体的にどの課の誰と言って教えていただければ、やっぱりちゃんときちんとその人に指導したほうがその人のためにもなりますし、ほかの人はみんな私が言ったようにいいという評判の中で、1人でもそういう方がいると、今、岡野さんの質問のようになっちゃうんですよね。ですから、そういう人にきっちりと注意をしないといけないと思いますので、後で教えていただけますか。すみません、よろしくお願いします。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 じゃまた後で、個人的に町長さんとちょっとゆっくりこの件で話ししたいと思いますので。
  こうしたものを改善するのに1つ、先ほど町長の答弁の中に総合案内を設置したというこ となんですけれども、ここに案内人というものを置いて対応するということはできないでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  総合案内を置いて案内人を置くといっても、いろんな課の前を通ったときに声がかからないとなると、それはちょっとそれをつくっても余り関係ないと思うんです。どこに行っていいかわからないとか、そういった困った方が声かけやすくするという意味ではいいかと思いますが、ただ、どなたかが各課の前を通ったときに声かけなかった、挨拶がなかったという話ですと、総合窓口案内所をつくっても余り効果がないと思います。どこへ行ったらいいかわからない方、何課がどこにあるかわからないという場合には、そういった窓口も効果はあるかと思います。
  比企郡内と、あと越生町と東秩父村に状況をちょっと聞いてみました。実際に窓口の対応をどうしていますかということで。総合案内の窓口のそういう場所を設置しているのは、東松山市は設置しているようです。設置しているようですというか、行くと玄関入った正面にありまして、業務委託で1人でそこに専属でおいでです。それから、川島町は新庁舎がオープンしたということで、職員が今週は何課とか割り振って、その課の中でそういうブースの前に立って案内係という腕章をつけて対応をしているということです。
  そのほか、過去にはそういう場所を設置していたけれども、利用者が少なくてやめてしまったというところが3町ございました。やはり自治体の規模でそういった窓口をご利用する方が少ないということで、廃止したというところは3町ございました。
  残りのところは、それぞれの玄関に近い課なりがやっぱり案内をしているということで、そういう対応をとっているということでございますので、ときがわ町としますと、1階の課の窓口に総合案内とかという表示をすることで声をかけやすくしていくのが、一番住民の方には声かけやすくなる方法かなと考えております。そういった形でできればと思っているところでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 今の課長のお答えの中で私が言おうと思ったのを先に言われてしまったんですが、私、この前、川島の庁舎のほうに視察を兼ねてちょっと行ったんですけれども、 そのときに、やはり受付というか総合案内がありました。その方にいろいろ聞いたんですけれども、最初は職員の作業が延滞してしまうとか、1日いるのだと大変だということで、いろいろ職員同士で話をした中で1時間交代で課ごとに、例えば総務課で5人いたら、それが1時間交代でこうやっていくと仕事の延滞もなく、いろんなお客さんが来たときにいろんな意見を、町の意見を案内所で聞けるから非常に有効だという話を聞いたんですよね。
  先日、東秩父へ行ったら、投票箱が入り口の玄関のところにあって、役場に対してのいろんな意見を入れるということでそういう投票箱が用意してある、その辺のものをときがわでも取り入れるような考えがあるのかどうかちょっとお聞きしたいんですけれども。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  川島町、庁舎が新しくなりまして、そういったことで町民の皆さんが迷わないようにということでそういった取り組みをしているということで、評判はいいということではお聞きしています。
  ただ、ときがわ町につきましては、合併して10年経過して、何課がどこにあるというのは皆さんも定着してきておりますので、比較的ご利用いただく方はどこの部署というのがわかっておいでになってきたと思います。
  ただ、初めてのこととかは行ってどこにあるのか、どこへ行ったらいいのかというのは迷う方もいると思うんですけれども、それについては専門のそういう場所を設置というよりも、1階の課の窓口に総合案内ということで置いて、それを見てそこへ行ってもらえればそこで対応できるということでやったほうが、わざわざ案内の場所を探すということもなくて済みますし、いいのかなと思っています。
  それから、ご意見ということですが、ときがわ町では町長への手紙制度というのがありまして、各施設にそういったご意見がある方は入れていただけるようになっておりますので、もうこの辺は既に取り組んでいるということでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 その町長に対する意見書というのは、月に何通ぐらい来るものかわかりますか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  月に何通というのはなかなか、今数字持っていないんですけれども、設置した当初は比較的ありました。小・中学生の本当に純粋な意見もありましたし、いろんな施設を使うに当たってどうなのかとかいうような意見もありましたけれども、ここのところ非常に落ち着いて少なくはなっているように思います。ただ、件数はまたちょっと後ほど、もしでしたらお調べしますので、月に何件というのはちょっと今数字を持っていないので申しわけないんですが。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 今の意見でそれだけ数を数えていないというと少ないのか、あるいはうんとたまれば要するに課長のほうでも気にしますよね。少ないということはよくて出さないのか、例えば書くのが面倒くさくて書かないのか、あるいは書いてもしようがないから、対応されないから書かないのかと、その辺はどういう感じを受けておるでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それではお答えいたします。
  インターネットを使ってホームページからも意見を書く用紙というのは取得できますし、入れていただく箱の横にも置いてありますし、面倒くさいというよりも逆に町長への手紙を書く内容が少なくなっているのか、あと区長要望というのがありまして、こちらで結構要望等も出てきますので、そういったものも非常に多いですから、そういう意味ではだんだん町長への手紙として書く件数というのは減ってきているかと思います。正確な数字というのは、ちょっと今手元にないので申しわけないですが。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 わかりました。ともかく来たお客さんが悩んだりわからなくて迷ったりすることのないように、私、これ1つ、最後にちょっと提案なんですけれども、ちょっとフリップを普通だったらもっといいのをつくってくるんですけれども、夕べ慌てて書いたんでちょっと見にくいかもしれないんですけれども、これが要するに本庁舎の役場の2階と1階をここにちょっと重ねちゃったんですけれども、こんなふうに例えば入り口がありますよね。ここは点字というか目の不自由な方にわかるようなあれはあるんですけれども、そこへ こんなふうに各課の名前を書いてラインを引くんです。
  それで、例えばここに案内の人がいたら、福祉課はどこですかと言ったら、こう行ってこの線の例えばピンクならピンク、赤なら赤というのをたどっていってくださいと言えば、階段にも書いておいて2階にも行けるようにしておけばわかりやすいと思うんですよね。
  これをなぜ私が思いついたかというと、ちょっと申しわけないですけれども、今、電話、許可はとってありますので大丈夫だと思うんですけれども、きょう我々はここに立っていますよね。携帯を見なくてもいいんですけれども、人間だとして、年配の方、来る人はこういう人が多いんです。こういうふうに来るということは、この上に看板があるとなかなか見にくいという意見も大分あるんですよね。表示がだから高すぎて、普通にこういうふうに見たんだったらこう見えるけれども、こういう年配で腰の曲がった人が来ると非常に見にくいと。それだったら下の線があったら、その線をこう見ながら行く、それのほうがわかりやすいんじゃないかと思うんですが、こんな案はどうでしょう、検討していただく価値はないでしょうか。ちょっとお聞きします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、図まで用意してもらいましてありがとうございます。
  庁舎の中に入って来られた方には、職員が目が届くというか気がつけば、ご用はどんなご用ですかということで関係するところまでご案内するか、あるいは具体的にその階段を上ってどちらに回ったどこどこですよとご案内しています。
  ただ、そういったことがなくても、そういうものがあれば行く用事がある課が何課というのが来た方が把握できていて、じゃ何課はどこだろうと思ったとき、その線のように行くということで行けるということも1つの考え方かと思います。
  ただ、その線の色とかそれがどういうことを意味しているかというのをまず知ってもらうということじゃないと、何かわからないというものですと、なかなか高年齢の方がこれ何だろうということになっちゃいますので、そういう方にも本当にわかりやすいものができるかどうか、その辺はちょっと検討はさせていただきたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野議員。
○5番 岡野 茂議員 課長にいろいろお答えいただいたんですけれども、最後に私の言いたいのは、結論としては、町民が庁舎へ来たときに安心して気持ちよい対応をしていただいて、 行ってよかったと、また次のときも行こうという感謝されるような役所を目指して改善をしていただきたいということを提案させていただきまして、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
○小宮 正議長 暫時休憩いたします。
  じゃ再開を45分にしたいと思います。
                                (午後 1時27分)
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○小宮 正議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時45分)
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○小宮 正議長 ここで先ほど岡野茂議員の一般質問に対して、柴崎総務課長から答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  柴崎総務課長。
○柴崎秀雄総務課長 それでは、議長のお許しをいただきましたので、先ほどの岡野茂議員の町長への手紙については月平均どのくらいあるのかというご質問にお答えいたします。
  まず、この制度が始まりました平成24年度が18件、25年度が15件、26年度が11件、27年度が5件、この始まってからの4年間を平均しますと月1件というところでございます。
  以上です。
○小宮 正議長 岡野茂議員、よろしいでしょうか。
○5番 岡野 茂議員 終わりにします。ありがとうございます。
○小宮 正議長 一般質問を行います。
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○小宮 正議長 発言順位9番、質問事項1、路線バスを生かし乗り合いタクシー充実を、質問事項2、五明地区の解体事業所について、質問事項3、町の財産(農地)の現状について。
  通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 日本共産党の野原和夫です。一般質問をさせていただきます。
  まず最初に、路線バスを生かし乗り合いタクシー充実をということで、乗り合いタクシーは、観光客、来訪者、利用率の向上、さらに幅広い年齢層の外出機会をふやす取り組みとして利用者の増加を考える大事な事業だと考えるが、町の考えを伺う。
  また、路線バスについては、経費の上昇を最小限に抑えること、利用者の少ない路線等の見直しを行い、さらに交通空白地帯への乗り合いタクシー運行により路線バスとの連携が図れるのではないか。路線バス事業者及び地域公共交通活性化協議会との協議について伺う。
  以上、お願いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、野原議員のご質問の路線バスを生かした乗り合いタクシーの充実をということでありますが、今回、金澤議員あるいは山中議員、3回目のご質問であります。企画財政課長からご説明を申し上げます。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問の1、路線バスを生かし乗り合いタクシー充実をについてお答えをさせていただきます。
  乗り合いタクシーにつきましては、平成27年12月議会での野原議員からの一般質問への答弁の繰り返しとなりますが、野原議員も参加されました昨年7月2日から3日にかけまして2日間にわたり岐阜県美濃市で行われました、ときがわ町議会主催議員研修会の研修報告の中でも、「その利用者のほとんどが時間的に余裕のある高齢者で、通勤、通学や観光客などの利用も想定するときがわ町路線バスを乗り合いタクシーで代替することは難しいと思われる」とまとめられているとおり、ときがわ町の公共交通手段を考える中で、高齢者の皆様はもちろんのことでございますが、少子高齢化に歯どめをかけるという意味も含め、町の将来を担う子供たち、町の活性化に欠かせない観光客などの幅広い層の利便性を向上させていかなければなりませんので、現段階では乗り合いタクシーの導入を検討する予定はございません。
  このような理由から、路線バス事業者との協議及び公共交通活性化協議会での検討は行っておりません。
  なお、路線バスの経費の上昇を抑えること、利用者の少ない路線の見直し等につきましては、平成28年度に実施する利用実態調査及びアンケート調査の結果等を踏まえ検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○小宮 正議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 今の答弁の中では、美濃市は私も参加しました。でも、美濃市につ いては、利用者のほとんどが時間的に余裕のある高齢者という報告は出しましたが、私はあえて言いたいのは、余裕がなくてもこのときがわ町に乗り合いタクシーを入れた場合、そして運行した場合、どうしても時間に制限がある場合は乗せた幾人かの中でロックができるんですよ。そして、新たに違うバスに乗っていただくような、そういう計画のもとで乗り合いタクシーは運行できると思うんです。
  それと、高齢者の皆さんはもちろんこの福祉のことも含めましたが、乗り合いタクシーを利用することによって高齢者福祉の充実には大きくつながると思うんです。これは大事なことではないでしょうかね。
  それから、この答弁の中では、もう乗り合いタクシーを導入検討予定はないということで協議会にも諮っていない、でもこの協議会の中でも大事な問題には、今までの問題が私の質問では、ときがわ町では乗り合いタクシーは可能かという質問に対して可能であるという答弁をいただいております。そして活性化、地域の公共交通の問題では、国の再生機構の問題で、これも協議会に諮るという説明も、予算の問題ですね、これも答弁しております。協議会に諮っていない計画を今になってそのように答弁するのはいかがなものかと思います。
  それと、私は今までの問題に含めて総合的に見ますと、町が主役になっていない現状です、このバスの運行については。主役というのは、利用する町民も主役です。そして、町が主役になってこの政策をつくることも大事です。というのは、ハブアンドスポークは町がつくったものですよね。これは町がつくったものですから、それで認めると思います。
  しかし、この路線バス再編効果と住民意識変化、ときがわ町地域公共交通総合連携計画、この埼玉大学の坂本準教授ですか、あと、このイーグル会社の社長の論文を見ますと、この報告では、検討課題も含めていろいろなことが論文の中で報告されております。これは2010年9月と2011年1月、住民の意識を把握するため、町内住民をランダムサンプリングし、アンケート調査した再編の効果と住民意識変化ではということで報告しております。これは満足度の低い理由としては運行本数、続いてハブ、バス停の乗りかえ、これも報告されております。そして、高齢者の満足だけでなく、利用頻度も下がっている可能性が示されました。それから、高齢者の満足度の低下が問題として最後に認識されました。
  デマンドバスの運行については、期待より実際が低い評価となった、そして、利用者の再編前、バス利用で駅や病院まで直通便を使っていた場合、再編後はせせらぎバスセンターでの乗りかえは必須、この全体必要となってきていました。こういう中での協議の結果も出ているんです。その問題も含めて協議会ではこういう問題を意思改革して検討する、協議する 場ではなかったのではないでしょうか。
  それから、当時の小沢課長が報告しました、これは公共交通協議会始まる前の協議の内容です。公共交通懇談会資料はありますが、町の状況については、路線バスの経路はバスの大きさ、効率性からある程度道幅が確保された主要な道路を運行しており、そこから外れた地域の住民はバス停までは距離が遠く、利用の阻害要因となっている。そして検討課題といえば、現在の路線バス経路では賄い切れない地域の対応、2番目としてバス停までの距離が遠く、足腰の弱ってきているお年寄りの対応、通勤、通学者の対応、観光客の対応などが検討課題として出されております。
  それから、方向性の検討では、閑散時間帯、通院、買い物等お年寄りの利用が多く、量より質を確保する必要があるということをうたっております。量より質ですね。そして、具体的な方策は、平日の朝9時まで今までどおりの路線バスに対応として、それ以降の時間帯は質の確保ができるデマンドバス、乗り合いタクシー、町運営有償運送等を利用したドア・ツー・ドアターミナルの交通体系とするという、そういう報告も出されているんです。この中には、私たちが今うたっております、いつでも、どこでも、誰でも、この内容についてはエービープランニングソフトが適応できると思います。
  そういう中で、今、論文の報告、前小沢課長も報告しましたが、このような見解を町はどう見てきたのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  いろいろな面でちょっと指摘といいますか、今までの経過等のご説明がございましたけれども、まず今回の再編につきましては、先ほど小沢課長の説明があったというふうなご指摘でございまして、これについてはデマンドバスを導入することによりまして、以前、主要な県道ですとか大きな広い道路を路線バスとして全て走っていたものを身近な地域の集落まで入り込んで、自宅になるべく近い場所で乗れるようにということでデマンドバスという形で導入をいたしまして、なるべく自宅の近くで乗れるようにという形で改善を図ってきたという状況がございます。
  また、そういったものを含めまして、観光客ですとか高齢者の方はもちろんでございますけれども、朝晩の通勤、通学客、こうした幅広いお客様のニーズに応えるということで、こうしたハブアンドスポークを導入したということでございます。
  また、アンケートで明らかになったことですけれども、ときがわの町民の方については、いろいろな方面にいろいろな用事でお出かけになるのが多いということで、越生町の駅ですとか小川町の駅、武蔵嵐山の駅ということで、それぞれまた町内の買い物等、病院等に行かれる方もいらっしゃいます。
  そういったことで、いろいろな方が効率よくお使いになれるようにハブアンドスポークという形で乗りかえて、自分の目的に合ったところへすぐ行けるようにということを考えまして、こういった制度を導入したという経緯がございます。
  そうした内容もございまして、年々、お客様の全体の利用者の数については増加しているという状況でございまして、これからOD調査、利用実態調査を今年度秋までには行いますので、これによって全体としてはそういう形で利用者が伸びているんですけれども、地域によっては偏りもあると、人口が減ってきているところもありますので、そうした状況も利用実態等を細かく調べまして、それに基づいたいろいろな再編、改編等を考えていきたいというふうに考えておりますので、ぜひご理解のほうをお願いしたいと思います。
  以上です。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 確かにデマンドバスは前小沢課長のアイデア、参考資料のもとにできたと思うんですが、でもこの谷島社長の論文には、このデマンドバスの運行については期待より実際は低い評価となった、この報告も出ているんですよね。それで、高齢者の満足度が低い問題が認識されました。報告が出ているんですよ。そういう中で協議をしてやればいいことであって、だから私は主役になっていないということを言いたいんです。会社が主役なんですよ、これは全部。
  それで、1つ報告します。業務の見える化で赤字路線バスの再生を図るということで、この谷島社長のあれがあります。この中には、ちょうどバスセンターが写っています。これは同社設置のバスセンターという報告が出ているんですよね。これはときがわ町が設置したんですよ。こういう報告が出ているんです。この問題については、中小企業庁から誤りということで報告が出されたそうです。
  それから、確かに会社は宣伝します。それは効果としてプラスになるからです。しかし、その中ではときがわ町が主役になっていない姿がいっぱい出てきている。道の駅を利用したそのバスセンターも出ているんですよね。これも今問題とされております。この資料の中では、利用がほとんどすばらしい資料なんです。病院から買い物できる、コンビニ、薬局、飲 食店、クリニック等を設置して複数サービスを1拠点で提供し、収益を高める構想ということで、このハブバス停がときがわ町のが出ているんですよ。利用しているんですね。
  でも、町は知らなかったということです。でもこれだけ利用しているんだったら、ときがわ町のこのことも書いてもらうのがよろしいんじゃないでしょうか。これはあくまでも主役がこの会社の主役なんですよ。町が主役でハブアンドスポークもやってきた現状を全部横取りされてしまった、それでは町民が意見を言ってもかなえない、私たちが意見を言ってもかなわない現状が生まれているのではないでしょうか。そこのところをしっかり精査してやるべきじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、引き続きお答えをさせていただきます。
  ハブアンドスポークの関係につきましては、運行事業者とも協議する中でできてきたシステムでございます。決してイーグルが発案してということではなくて、旧都幾川村におきましては、越生方面、また明覚駅に向かうバス、また小川町のほうに向かうバスということで、第2庁舎の前で全て乗りかえておりました。
  そして、乗りかえをする場合、役場の第2庁舎の前を見ていただくとわかるんですけれども、交差点改良によりまして道幅がすごく1.5倍ぐらいにふえました。その中で道路を横断して乗りかえるというのがあったんです。それがちょっと危険じゃないかという意見がありまして、安全に乗りかえられる場所を別途、役場の第2庁舎付近につくって、そしてそこにバスを集めて安全に乗りかえて、それぞれの目的に合った場所のバスに乗りかえるという発想がありまして、これは旧都幾川村から乗りかえるという発想はずっとあったんで、それを安全な形にしようということで、実際そういう場所をつくって乗りかえられるようにしたと。
  ハブアンドスポークというのは後からつけた名前でございまして、そういう形で坂本先生のほうからそういう外国にもいろんな事例があって、そういう名前でありますよということで後からつけた名前なんです。
  あくまで旧都幾川村から合併する前の流れがありまして、旧玉川村でもバスを運行していましたので、そういったものを再編していく中で、そういう乗りかえるという行為は非常にその前の状況ですと危険であるというのがありまして、効率よく安全にスムーズに乗りかえられるようにということで、あの場所をつくったという状況がございます。
  それについては事業者とも当然協議する中でやったことでございますけれども、町が主体 になって発案していったという経過がございますので、決して事業者が主体で全て考えたということではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
○小宮 正議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 私のほうからも1点つけ加えさせていただきますが、今後、OD調査あるいはアンケート調査を行いながら進めてまいりますけれども、先ほど野原議員の言われたような内容の中で主体性の話がありましたけれども、決して町が主体性を持たないで進めるということじゃなくて、町のほうで主体性を持ちながら運行事業者にも協議をかけていくという中で進めていく、その中には公共交通としての役割についても十分協議、検討する中で進めていくということで考えておりますので、それについてはご理解をいただきたいというふうに思います。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 主体性は重要だと思うんですよね。だからこそ、私はこの坂本準教授と谷島社長の問題を、論文を出しているんですよ。そういうふうな結果が出ているからね、だから出しているんです。それを協議して、主が町として協議してどうやるかということも、バスの運行については計画を持つべきじゃないですか。それをいまだにやってこなかったというのは主体性がなくなっていることですよね。これからその点はお願いします。
  先ほど言いましたこの写真については、ときがわ町バスセンターと入れてもらいたいですよね。そうすれば、ときがわ町が全国発信されて有名になりますから。それが全部書いてある。それで、先ほど言いましたようにコンビニや薬局、飲食店、クリニック等設置して複数がそこで利用できるバスセンターですと宣伝されているんですよ。実際そうじゃないでしょう。だからそういうこともチェックして、町が主役のバス運行事業をしっかりと位置づけるということが大事です。それで、私たちの意見も尊重していただきたいと思います。
  それから、バスの問題については、自家用車に近い自由さ、これはいつでも、どこでも、誰でもという私たちが提案している乗り合いタクシーです。それで、乗り合いという使い方、これは安い、他人とふれ合う期間がある、これが2つ目のいいところです。
  そして、電話で予約、簡単、最適、効率配車ということで、こういうことも生まれているんです。だから今、ときがわ町では乗り合いタクシーが便をふやさないとできませんと言っていますけれども、ある程度の時間帯でお客との予約もやりとりしながらロックをして、次の便に伝えてもらうようなやり方をすれば十分可能なんです。そういうことを踏まえて今後の協議課題としてしっかりやってもらいたいと思います。
  それから、地域公共交通問題も含めて、ときがわ町は実績的なものがありますね。連携計画目標数値が出ているんですよね。それによってちゃんと出しています。しかし、ここのところ27年度は出ていないんですよ、報告がね。それによってやっぱり利用料金、利用者がふえたらどのぐらいの経費が生まれるか、プラスになるかということが全部計算が出るんですよ。それが連携計画目標値というのがあるんですから、それにのっとってやるわけでしょう。それも未だに出していない。
  だから、経費がどんどんかかっている現状があるんだから、見直すところは見直しながら、そこで運行を会議の中で乗り合いタクシーもそこへ入れたらどうでしょうかということも十分可能ではないかと思います。計画をきちんとやること、そして実績のもとにこの中を全部精査しながら計画をやっていくと、そして私たちの提案している乗り合いタクシーがどういうものかというのをもう少し考えていただければありがたいですが、どうでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それでは、野原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  先ほどの野原議員のご指摘の実績報告の関係でございますけれども、それにつきましては総合連携計画の目標数値に基づきまして、実績がどうなっているかという数字を協議会を開くときに実際、今の状況はこういうような数値になっていますということで実績の報告をして、目標に対してこういうふうな実績ですということで検討資料ということでつくっておる資料でございます。
  この関係については、先ほど山中議員のご質問でもお答えをさせていただきましたが、年内には遅くとも協議会を開きたいというふうに申し上げましたけれども、そういう協議会の資料の中でつくっていきたいというふうに考えております。
  また、先ほど来、申されております乗り合いタクシーの関係につきましては、1つの手段ということで考えております。ですから、福祉の有償運送にも代表されます福祉的な施策等もありますし、いろいろな一長一短がございます。それぞれいい面もあれば、ちょっと問題点なところもありますので、総合的に勘案する中で乗り合いタクシーの関係についても検討して、ときがわ町に最も適した計画になるように考えていきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今、課長の答弁でわかりました。そのことを含めて検討していただ きたいと思います。
  それで、福祉の充実には、やっぱり高齢者が利用することによって十分充実できるんですよね、福祉の充実は。それにつながるんですよ。だから、それも考えていただければいいかなと思うんです。ぜひお願いします。この問題については終わります。
○小宮 正議長 続いて、質問事項2、五明地区の解体事業所について。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 五明地区の解体事業所について質問させていただきます。
  平成26年2月6日、所有者自身による産業廃棄物の不法投棄が行われ、9回にわたり撤去作業が行われ、搬出が終了しているとのことでありますが、現況について伺います。
  また、環境保全条例に基づく埋め立て等の「許可申請」は提出されているのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、五明解体事業所の質問にお答えいたします。
  ご指摘の事業所につきましては、産業廃棄物の撤去が平成26年9月におおむね完了いたしましたが、その後、平成27年6月から再度、土地所有者がみずから所有する建設系の産業廃棄物が持ち込まれまして、現在は事務所裏側の敷地内に袋詰の状態で山積みにされております。
  当該敷地に搬入される産業廃棄物につきましては、平成26年以降、所管する東松山環境管理事務所と町が継続して監視をしております。産業廃棄物の持ち込みが確認された昨年7月には立入調査を実施いたしまして、土地所有者に対し産業廃棄物の搬入制限と産業廃棄物処理施設への搬出の指導を行ってまいりました。また、12月には土地所有者から提出されている搬出計画書に基づく産業廃棄物処理施設への搬出が行われました。
  しかしながら、いまだ多くの産業廃棄物が残されておりまして、東松山環境管理事務所では、土地の所有者に対しまして継続して搬出の指導を行っておりますが、資金不足等を理由に搬出指導に応じない状況が続いているところであります。そこで、産業廃棄物の撤去指導について権限を持つ東松山環境管理事務所に対し、より強い撤去指導を行うよう、現在、町では依頼しているところであります。
  一方、土砂の埋め立てにつきましては、ときがわ町環境保全条例に基づく許可が必要とされる規模に達していないため、埋め立てなどの許可申請は提出されておりませんけれども、今後、大量の土砂が無許可で搬入されないよう、注意深く現場監視を継続してまいります。
  今後も、町では地域住民の皆様のご協力をいただきながら、県との連携によりまして、地域環境の保全に努めてまいりたいと考えております。
○小宮 正議長 12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 平成27年第1回ときがわ町定例会では、私、質問しておりますが、そのときの岩田課長の答弁では、4月から9月の間、9回にわたり撤去作業が行われ、搬出は終了しているという答弁をいただきました。
  しかし、今の答弁書では山積みになっております、現状は。そして新たに、けさも見ましたら、畳も大分運ばれております。現状をやっぱり今、町の姿勢もここで問われる問題も出てくるんじゃないかなと。権限を持っている県の指導に委ねる、依頼しているところ、やっぱりその中では行政との指導は、町としての指導もきちんとできるのではないかと思うんですよね。
  これにはときがわ町の問題では、ときがわ町環境基本条例、環境の保全、環境の負荷、地球環境の保全、公害、基本理念、環境の保全等も含めて、この1条、2条、3条も含めて条例がうたっております。そして、事業系排水対策に関すること、水環境の保全に関すること、こういうことも含めてときがわ町環境保全条例には書いております。
  これには、今これから梅雨どきに入ります。大水が出た場合の問題もあるんですよね。今の現時点の場所の下には、ゴルフ練習場もあります。その下には、まだ田んぼもやっている人もいます、稲作ね。だから、そういうところの問題も含めて、排水等も大変な問題が出るんではないかなと思うんですよ。県に任せるのではなくて、町の指導はできないのか伺います。
○小宮 正議長 答弁願います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それでは、野原議員のご質問にお答えしたいと思います。
  ことしになって、やはり業者のほうが少しずつ入れてくるという現状がありました。そこで、うちのほうでもまずことしの2月3日、バックフォー、ユンボってやつですね、こちらの重機が入ったということで、埼玉県等ともここでごみを入れてはならんということで指導に当たりました。業者側からの回答は、今後、2カ月置きに今積んであるものは順次撤去するということで計画書というのを出すという話で、2回ほどは撤去は進みました。
  町長が先ほど答弁したとおりなんですけれども、やはり持っていきますという場所、これは最終処分場ですか、そこまで持っていかなくちゃいけないんですけれども、最初の搬出の ときは埼玉県がずっとついて、そこの搬出場所まで確実に処分したというのを確認をしております。そういうところで、それがずっと2カ月ごと続くというところで考えてはいたんですけれども、業者側のほうとすると、やはり一度に持ち出すための費用、先ほど出たんですけれども、負担がかかるということで、ここのところちょっと音沙汰がなくなっている状態であります。
  うちのほうでも、埼玉県の東松山環境管理事務所のほうにことしの5月末、ちょっといろいろ相談のほうに伺ってきました。今の状態はどうなのかということを環境管理事務所のほうに問い合わせたところ、グレーゾーンというような回答をもらったんですよ。何がグレーゾーンかというところで問いただしたんですけれども、結局、自分で自分の持ち物を置いておく分には、こういう産廃の扱いというか違法性を問われないというようなことを聞いております。
  前回、この業者、逮捕されました。そのときは何で逮捕されたかというと、持ち込んだものを穴を掘っていけました。そこで一時置きということじゃなくて、産業廃棄物の不法投棄という扱いで逮捕されたようです。そういうところで、じゃ今後の埼玉県に対してこれはどういうように対応していったらよろしいかというところで、県のほうとしましても、現場を押さえて、そのごみをどこから持ってきたか、それをはっきりさせないとどうにも次の手が打てないというような話を聞いております。
  私からも議員にお願いなんですけれども、たまたま近くにお住まいということでもあります。私どももぜひ現場を押さえたいので、逐次、情報を得られたらありがたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 現場に近い私は、暇もあるし忙しいときもあるんですよ。でも、それは行政主導があるでしょう。だから、先ほど言ったのは環境基本条例の中に文言がいっぱいあるわけでしょう。それにひっかかるものがあったら徹底できるわけじゃないですか。そういうことも全然やらないで、県の指導に任せるというだけではだめなんですよ。
  この問題については、鳩山で逮捕されたんですよね。そのときに、私のところに一報が来たんです。鳩山のごみをときがわに運んでいるぞといううわさ、すぐ入ったんですよ。こういう問題も含めて、その当初の解体事業所については、私は、ちゃんとした書類申請を出して保証金として50万もつけて、保証金ということの名目で書類をつくりました。
  というのは、50万は、もしあなたが潰れてどこか逃げた場合は、地元の人がそこを撤去す るいろんな費用がかかるから50万ぐらい保証金をつけろということまでつくったんですよ。でも、それはこんなことは今まで例がないということで一方的にだめになった。1件はとりましたけれどもね、違う方向性は。
  だから、そこで私はできるだけのことは議員の立場でやりますけれども、ただ、議員から報告をしてください、住民に協力をお願いします、行政がやるべきなところは行政がやるべきじゃないですか。余りにもいいかげんになってしまうんじゃないかと思います。もう一度伺います、その辺。
○小宮 正議長 答弁願います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 私も、毎朝あそこは通っておりますので、その時間帯に合えばすぐ対応したいと思いますけれども、四六時中あそこにいるというわけにもいかないということなんで、申しわけないんですけれども、本当に近くの方にも情報をいただく、また職員のほうにも、あそこを通って不審な車があったら絶対連絡するようにというようなことは申し伝えております。とにかく現場を押さえるというのが第一の解決策につながるかなと考えております。よろしくお願いします。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 1回目の私の質問で岩田課長が言ったのは、全部搬出済みということの答弁をいただいたんですよ。その搬出した写真はあるわけでしょう。全部現場を押さえているわけですから。その時点で今の現状を比べればわかるわけでしょう、ふえているんですから。それだって1つの証拠になるわけじゃないでしょうか。だからそういう方向性もしっかりやるべきじゃないでしょうかということを言いたいんですよ。
  やっぱりその中では、環境基本条例も含めて環境保全条例、廃棄物処理法の手続の利用の中では、同法15条では、設置業者に対しての環境影響評価書の縦覧を義務づけると、そういう文言があったんですよね。それは住民にそれに対する意見の提出を認めているということ。あらゆる法の中身を見ながら、今の問題がどういうふうな位置になっているかも町全体が考えて対応していかないと、住民にお願いしますでは決まりがつかないんですよ。だからそこのところは、私は強く言いたいんです。もう少ししっかりできますか。お願いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  岡本建設環境課長。
○岡本純一建設環境課長 それではお答えいたします。
  引き続きになっちゃうんですけれども、監視のほうを強化したいと思います。それで現場をなるべく押さえるような方法で、県とタイアップして対処方法を進めてまいりたいと考えております。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 さっき言ったように、水環境の保全に関することもあるんですよね。そういう問題も含めていけば必ずその分野にぶっついて、これは問題ということも提起できるから、やっぱりあの下にも、あの土地の中でも田んぼ、畑を耕している人がいるんですよ。それで大水が出たときに、町長の関係のファーストレイトありますけれども、あそこへ土砂の流れが一気に来るという問題も出てくるんですよ。前にもあったんです、そういう水がすごい勢いで。
  だから、そういう災害のもとも含めて早目に手を打たないと、現状は処分したと報告してあった中でふえているわけですから、それがもう証拠になっているわけですよ。だから行政は主導でしっかりやってもらいたい、このことを訴えて、課長には期待してぜひお願いします。これは住民に報告しますから。じゃこの質問については終わりにします。
○小宮 正議長 続いて、質問事項3、町の財産(農地)の現状について。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 町の財産(農地)の現況について伺います。
  ときがわ町には、合併以前に多くの村有地(農地)があった。例として春日山周辺整備用地、陣屋跡周辺整備用地、環境施設用地、小学校用地の代替地、県道バイパス用地などの代替地など、多くの財産(農地)があるが、それぞれの目的をもとに取得したと思われる。合併以前の旧両村が取得した財産(農地)の現況について伺う。
  これは資料をいただいております。資料を見ながらお伺いします。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは、3番目の町の財産(農地)の現況についてということでお答えいたします。
  農地につきましては、農地法第3条及び第5条によりまして、権利移動の制限がされております。
  その中で地方公共団体は、農地を農地として取得することは同法第3条第2項第2号により制限をされております。
  例外といたしまして、同法施行令の第2条第1号ロで地方公共団体がその権利を取得しようとする農地または採草放牧地を公用または公共用に供すると認められる場合に限り認められております。
  また、農地を農地以外のものに供するために取得するには、同法第5条第7号によりまして、その他農林水産省令で定める場合として、同法施行規則第53条を受けて土地収用法第3条の規定による道路、河川、堤防、水路等公共事業に供するものであれば許可なく取得することができることになっております。
  そうしたことを前提にお答えしたいと思います。現在の町有地は取得時点で農地であってもそれぞれ利用目的がありまして、農地法第5条第7号に基づき取得し、その多くはその目的に沿った活用がされております。
  しかし、その後の事情により当初の目的に利用されなくなってしまったものも幾つかあります。お配りいたしました一覧表がそれになりますけれども、そうした土地は現在、草刈りなどの維持管理のみにとどまっているのが現状であります。
  以上です。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 市町村等が農地を取得できる場合ということは、主に3条にかかわる問題だと思うんです。この中に土地改良法、集落地域整備法、市民農園整備促進法等を含めておりますが、当時、土地改良法に基づいて買ってあるのかどうかちょっとわからないのですが、私の手元には平成11年9月3日現在というちょっと古いですけれども、旧玉川村が取得した農地の一覧表があります。
  これには現状が今どうなっているか、この資料以外にもたくさんのあれがあるんですが、この問題についてはこれには書いてありませんが、現況はどうなっているかもちょっとわかりません。ただ、しかし私の資料では34筆、総額で1億7,357万2,374円の金額が示されております。
  そして、この中では、ちょっとこの問題の中で資料に基づいて質問させていただきます。地番のこの地家でありますが、この地番のほかに4018−1、4018−2、4018−1では平米1万円で買いまして290万、4018−2は当時、平米1万円で26万という取得が出ております。これは現在売却してなっているのかどうなっているのか。
  それから、坂上においては、これは一部貸し付け、交換というふうになっています、299−1番。裏宿という中では3877−1、3880−3、これは取得金額は、3877−1は平米3万 1,782円、1,577万6,800円、3880−3は2万4,000円、412万8,000円。そして、宮ケ谷戸前も地番があります。これは4446ありますが、4361もあるんですね。4359、4355−1、4354も当初のこの資料には載っているんです。売却したのなら売却したで結構ですが、そういう内容については、町はどのようにこの問題について把握しているのか。
  それと、この資料の地図には、春日山周辺用地から陣屋跡周辺用地から地図が全部示されているんです、土地の買った地図。こういう資料があるんです。だから当時のあれを今になって、これを合併協議会にも諮ってなかったんですよね。意見として出ていなかったんです。だからいまだに、私もちょっと遅く質問したんですが、こういう現況において、今、私が示した土地についてはどうなっているかお伺いしますけれども。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 この資料を見ますと、春日山周辺の整備用地というのは旧の玉川村のときに、多分、春日山の公園整備をするという計画があったので、そういうときに取得したのではないかなと思うんですけれども、あとは小学校用地の代替地というのも、これも小学校用地を取得するときに、恐らく代替地でどこかを買っておいて、そちらにまた代替地として渡すと、そういう形で玉川村時代は土地を買っていたのではないかと思います。これ見ると、みんな代替地なんですね。代替地とか公共施設用地だとか。
  どうしてこれは都幾川村がないのかなと思って、都幾川村は買わないでみんな借りているんですよね。ですから、そこがこの全部、これが大字玉川というのと都幾川が載っていないというのがそういう差なんですよね。それは、やはりその当時の指導者といいますか執行部のほうの方針として、玉川村の方針とすると、こうして買って代替地を渡すと。大概、うちは土地は減らしたくないという人が結構いましたので、そういう形でいったのかと思います。
  都幾川村の場合は、推測するのに、お金を出して買っちゃうんじゃなくて地代を出して借りると。ですから、今グラウンドもほとんど借りて、そこのせせらぎホールも下は全部借りているものですから、そこも少しずつ今買ったりとかしていますけれども、そういうほとんど、だから旧の玉川村のことですから、多分、代替地ということなんで、何かの土地の代替地として買ったりとかそういうことでやってきたんじゃないかなと思います。これは推測ですけれども。
○小宮 正議長 答弁願います。
  久保企画財政課長。
○久保 均企画財政課長 それではお答えをさせていただきます。
  野原議員ご指摘のこの現在の表に載っていない土地については、ちょっと今確認できなかったということで、確認できた土地だけこちらに載せさせていただいているということで、この土地については現在未利用という形になってございます。
  野原議員ご指摘の昔の資料がちょっと見つからなかったもので、それを仮にいただければ、また調査をいたしまして報告をさせていただきたいと思いますが、それでよろしければぜひよろしくお願いしたいと思います。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 玉川村のときは、唯一議員として関口町長が議員でいたと思うんですよ。だから、ある程度の記憶があったら教えていただければありがたいですが、記憶ないですか。
○関口定男町長 ない。
○12番 野原和夫議員 そうですか。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 私は、目的というのを含めて農地法に基づいて買ったということで、やっぱりそこの価値観と当時の買った金額も添えて、当時はすごい高い買い物をしていたと思うんですよね。だからそれを売却するには大損して売却することになると思うんですが、やっぱり処分して町の財政に加える、これは大事かなと思うんですよ。
  そういう中で、あとは、ある程度の土地があったら企業誘致も含めて何かの考えをする、そういう方向性をしっかりやることは大事かなと思うんですが、資料は私も古い資料で、これは当時の買い上げた資料から面積から全部載っているんですよ。だから金額まで、1億7,000万という金額が出ているんです。だから本来は当時の問題としてやったら、それは、これは公に出したら処罰対象にもなる問題も出てくるんではないかなと思うんですよね。
  だから私は、この問題については、町の財産として有効活用できる範囲を決めて売買するなり企業誘致またはソーラーパネルも含めて、そういう太陽光発電も十分可能でしょうから、面積が幾つも散らばっているところは問題だと思うんですよね。例えば、この春日山周辺整備用地というのは飛んじゃっているんですよ。それで一番の問題が、これが玉中グラウンド用地というのは1カ所にずっとあります。環境施設用地というのはぽちぽちと細かい土地が、門林の保全用地というのもあるんですよ、これは当時のね。
  だから、この地目が売ったのにもかかわらず、私が昔聞いたのは、この土地を売った人が 耕しているよねといううわさの声も聞いたんですよ。それだと売った意味がないよねという。ぜひ議会へ取り上げてくれということも言われたんです。
  ただ、いろんな問題があって、私はこの問題についてはおくれちゃったんですけれども、たしかこの問題については合併協の中でも協議されなかった財産の問題だと思うんですよね。1回もう少し精査して、資料を提供できるなら私からも提供したいんですが、町もある程度あると思うんですが、駆け引きはしたくないんですよ、私。だから、その点はきちんとしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小宮 正議長 答弁願います。
  関口町長。
○関口定男町長 先ほど私が言いましたように、当時の執行部なり当時の議員さんなり、その村のほうで、じゃ今の1億が高いか安いか、じゃあるいはそのとき借りて、今ずっとお金を払っていますけれども、年間何千万とその土地に払っていますけれども、どっちが高いか安いかというと、どっちが高いと思いますか。どっちと思いますか。そうでしょう。この間のグラウンドもそうじゃないですか。年間180万も今払っていますけれども、それは買っちゃったほうがいいか、あるいはずっと貸しておいたほうがいいか、貸せば10年で1,800万ですよ。それは借りちゃいますよね。
  それを見れば、これは当時の人は買ったのは、それは正解か正解じゃないかというのは、私は買っておいて正解だったかもしれない、借りておいて正解だったかというと、いや、そのとき買っちゃったほうがよかったんじゃないかなと思いますし、それは当時のことを今出してきて、これは損したとか得したとかそういう話じゃないと思いますけれども。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 町長の意見は意見として私、聞いております。ただ、町の財産として私は見ているわけですよ。その活用をしない限り、ただ草刈りにも事業団を委託してお願いすると費用もかかります。経費も考えた中で、処分して売買する契約もできるんじゃないかと。
  ただ、農地については青地の場合は問題がありますから、そういうことも踏まえて協議することは大事だと思うんですよ。だから買うか買わないかどっちが得かじゃなくて、現在もう買われてある土地ですから、だから現況を見ていい方向性を生み出して考えていきましょうということを言いたいんです。
○小宮 正議長 関口町長。
○関口定男町長 ですから、我々とすれば売れるときなら、売って売れる土地なら売ります。そうすると、今度は個人で何で売るんだという話になるかもしれませんけれども、売れないから残っているんでしょうね、多分。買ってくれる人がいれば売ったほうが我々とすればすっきりするし、そのほうがいいと思うんですけれども、もし買う人がいたら紹介していただければ。
○小宮 正議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 個人に売る問題が出てくるからどうのこうのと言っても、やっぱりそれにしてはちゃんと書類の内容をきちんとして売買契約を結ぶなりちゃんとすれば、法的に問題がないところは幾らでもちゃんとできるんですよ。だからそのことをしないで口約束でやると問題が出ますから、そういうところも精査して財産の取得と売買も含めてちゃんとしていただきたいということを言います。
  ぜひこの問題については、私は情報公開を請求して審査請求するか、この問題については今後どういうふうにするかも考えながら、また執行部も私に資料を提供するんだったら、また私も協力できるところは協力しますけれども、こういう問題も含めて現状を、買った財産をもう1回検討して現況を見てください。この載っている現況を見て、どういうふうになっているかも十分わかると思うんですよ。そしたら、いつの間にか個人に売られてお金になっていると、それははっきり出ると思うんだけれども、それはないんでしょう。そういうことを踏まえてきちんとやってもらえれば問題は起きないということをお願いして、この問題については質問を終わります。
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   ◎町長挨拶
○小宮 正議長 本定例会に付された事件は全て議了いたしました。
  この際、関口町長から挨拶のための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  関口町長。
○関口定男町長 それでは議長のお許しをいただきましたので、平成28年第2回ときがわ町議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
  6月7日に開会いたしました本定例会は、提案申し上げました各案件につきまして、熱心にご審議をいただきまして、原案のとおり議決をいただき、本日の閉会を迎えることとなりました。心からお礼を申し上げます。
  今回、議決いただきました各議案につきましては、適切に執行してまいります。今後も議員各位のご支援、ご協力をお願いしたいと思います。
  結びに、議員各位におかれましては、ご健勝にてご活躍されますようご祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
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   ◎閉会の宣告
○小宮 正議長 これをもちまして平成28年第2回ときがわ町議会定例会を閉会いたします。
  大変お疲れさまでした。
                                (午後 2時43分)