平成31年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            平成31年3月6日(水)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 議案第 1号 ときがわ町建具会館加工所条例の制定について
日程第 3 議案第 2号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改
             正について
日程第 4 議案第 3号 ときがわ町浄化槽設置管理事業条例の一部改正について
日程第 5 議案第 4号 ときがわ町水道事業給水条例の一部改正について
日程第 6 議案第 5号 ときがわ町水道事業の布設工事監督者及び水道技術管理者に関す
             る条例の一部改正について
日程第 7 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第 8 同意第 1号 ときがわ町教育委員会委員の任命について
日程第 9 議案第 6号 ときがわ町地域活動支援センターの指定管理者の指定について
日程第10 議案第 7号 平成30年度ときがわ町一般会計補正予算(第3号)
日程第11 議案第 8号 平成30年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第12 議案第 9号 平成30年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2
             号)
日程第13 議案第10号 平成30年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第14 議案第11号 平成30年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算
             (第3号)
日程第15 議案第12号 平成30年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計補正予算(第
             1号)
日程第16 議案第13号 平成30年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)
日程第17 議案第14号 平成31年度ときがわ町一般会計予算
日程第18 議案第15号 平成31年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算
日程第19 議案第16号 平成31年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算
日程第20 議案第17号 平成31年度ときがわ町介護保険特別会計予算
日程第21 議案第18号 平成31年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算
日程第22 議案第19号 平成31年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計予算
日程第23 議案第20号 平成31年度ときがわ町水道事業会計予算
日程第24 議員提出議案第1号 妊婦が安心できる医療提供体制の充実と健康管理の推進を
                求める意見書の提出について
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
清 水 誠 司 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
中 藤 和 重 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
宮 寺 史 人 
会計管理者兼
会計室長
宮 寺   進 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
清 水 健 治 
生涯学習課長
石 川 安 司 
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議会事務局長
桑 原 功 夫 
書記
村 田 宏 美 

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   ◎開議の宣告
○前田 栄議長 皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより平成31年第1回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○前田 栄議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○前田 栄議長 きのうに引き続き、一般質問を行います。
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○前田 栄議長 発言順位6番、質問事項1、事業者、住民、行政が一体となってつくる新たな公共交通を、質問事項2、観光客の入り込みについて。
  通告者、12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 皆さん、おはようございます。
  12番、野原和夫です。
  議長の許可をいただき、一般質問させていただきます。
  事業者、住民、行政が一体となってつくる新たな公共交通をということで、「いつでも、誰でも、どこでも」の利便性を簡便かつ経済的に実現する。それによって町民の生活支援、観光振興を図る乗り合いタクシー。
  ときがわ町地域公共交通網形成計画に至るまでの会議録を見ると、さまざまなことが挙げられている。公共交通懇談会では、小中高生や観光客に対応するためにも、デマンドバス、乗り合いタクシーの予約について直前に対応できる体制の必要性、また高齢者の外出について担保できるシステムの重要性が指摘されている。
  路線バス再編の効果と住民意識変化について、当時の埼玉大学大学院准教授とイーグルバ ス株式会社の代表の論文では、路線バスの満足度の低さ、ハブ、バス停での乗り換えの満足度の低さ、高齢者の満足度の低下が問題として認識された。利用頻度も下がっていく可能性が示され、デマンドバス運行については期待より低い評価と報告されている。
  平成25年の実証実験結果の検証では、乗り合いタクシー導入を検討。平成26年には路線バス、デマンドバスの運行実績から見た利用者1人当たりの赤字額など示された。さらに、平成28年の公共交通活性化協議会での「行政の課題」、「町、バス会社に寄せられている課題」では、交通空白地域の解消、乗り合いタクシー導入、明覚駅の活性化、バス車両の老朽化、休日ダイヤの増便など課題が示されている。町民の生活支援、観光振興を図る乗り合いタクシーを多くの住民は望んでいる。
  今後、路線バス本数縮小を考えているとのこと。新たな地域の公共交通として乗り合いタクシーは重要と考えるが、伺います。
  以上。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の1、事業者、住民、行政が一体となってつくる新たな公共交通をについてお答えいたします。
  ときがわ町では、地域公共交通の現状、問題点、課題の整理を踏まえて、公共交通ネットワーク全体を一体的に形づくり、持続させることを目的とした「ときがわ町地域公共交通網形成計画」を平成30年3月に策定いたしました。
  この計画は、同年6月に国に届け出を行い、同12月にその内容について国の確認を得たところであります。
  この地域公共交通網形成計画では、お出かけタクシーとデマンドワゴン2台の車両によるときがわ町全地域へのデマンド交通を導入することとなっており、その必要経費を平成31年度当初予算に計上させていただきました。
  町の西側地域に導入予定のデマンドワゴンは、現在のデマンドバスにかわるものであります。
  朝8時台までの「おはよう時間」は、現在の日向根行き路線バスにかわる定時定路線運行を行いますが、9時台から夕方までの「お出かけ時間」は、乗り合いタクシーとしてドア・ツー・ドア運行に変わります。
  夕方からの「お帰り時間」は西側地域の帰宅を重視したもので、現在のデマンドバスに近 い、ハブ・ツー・ドア方式の運行にかわるものであり、野原議員などからいただいた提案書の内容に近い運行方法になっています。
  このように、ご指摘の乗り合いタクシーにつきましても、公共交通の一つの手段として検討してまいりたいと考えております。
  現在、導入に向けた調整を進めているところでございますが、路線バスの乗務員不足に伴う事業縮小等の課題も発生しております。
  一日も早い導入に向けて努力してまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今回示された内容でありますが、東と西、この分けるメリットというのは余りないと思うんですよね。現に、今まで西側路線ということで分けて運行してきた、不採算の結果が出ているわけですよ。だから、これはやっぱり一つの路線として全域を走らせる方向性で生まれたほうが私はいいと思いますが、メリットがどこまであるか、お伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
  まず、この地域公共交通網形成計画の中につきましては、今おっしゃられたように、西側地域と東側地域でお出かけタクシーとデマンドワゴンというふうなことで、交通の体系を変えて計画しているところでございます。それにつきましては、一昨年実施いたしましたお出かけタクシーの実証運行につきまして、町の東側地域において実際には行ったわけでございます。
  それは何でかといいますと、西側につきましては、デマンドバスが運行していたということで、そこに対してプラスでお出かけタクシーを入れたのでは、本当の実証の確認ができないというふうなこともございましたし、また、実際に利用者のほうもそこまで見込まれなかったというところもございます。そういう中で東側だけ行ったわけでございますけれども、その中でやはり明らかになってきた、実証運行の中で明らかになってきたというのは、東側においても実際にはお出かけタクシーで利用していただく場合と、そうでなく、タクシーとして使っていただくというふうなものが初めて混在して、それでも町の持ち出しというのは160万円ほど3カ月であったわけなんですね。
  これが西側になった場合には、ほとんどがお出かけタクシーの利用しか見込めない、タク シーとしての利用というのは、東側から西側にでしたらば利用はあるかもしれませんけれども、東側に置いた場合には、タクシーとしての利用というのは見込めないというふうなこと、そしてもう一つが、乗り合いにした場合には、西側の地域のそれぞれ谷がありますので、そこにそれぞれの需要に応じて迎えに行ったりしているということですと、それだけ迎えの時間がかかって、効率的でなくなってしまうというふうなことも考えられます。
  そういうふうなことから、今回の場合には交通体系を分けて実施したいというふうなことで計画になっております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 運行したい形態も今回の案は異なっているわけですよ。だから、ここのところは、やっぱり一つの線でいかないとまずいんではないかなと思います。
  その中で、私もこの中で一つ提案としては、早朝、夕方、このカバーにおいては、各駅往復の路線バス、これが妥当だと思います。それと、お出かけ、お帰りの時間帯というのは、9時から、お出かけは16時、お帰りは15時から22時というふうに、これは最適化できると思うんです。それと、東側、西側の区分、距離も関係なく町内均一運賃にする。これも必要だと思うんですよね。そして、登録制は不要であって、訪問客、観光客、これも利用できるようにしていないと、私は意味がないと思うんですよね。
  そして、全町をカバーするために、最低でもセダン型2台は必要だと思います。その中で、ドア・ツー・ドア方式で区域内を運行するやり方。それから、全町誰でも一律の料金設定であれば、運転手の負担も少なくなる。これは大事なことだと思うんですよね、この問題も。
  それと同時に、多くの住民は、このいつでも、誰でもというその方向性を求めている中で、基本とする運行形態を乗降場所、時刻、ルートを固定せずに予約を受けてのドア・ツー・ドア、予約。そして運行事業費については、運賃収入、交付金、町負担金を充てる。それと同時に、私は町の町内施設、町内商業施設や医療機関等にも協賛金を募って、案内パンフをつくって名所を記載し、乗客に配布することも一つの核であると思うんですよね。これだけの中では、医療機関にはときがわ町内にしては多いんですよ。それと、買い物、娯楽も町内で動いている、働いているんですよね。そこを利用することは必要だと思うんだよ。フードセンターみたいなところ、商業施設にもあるから、そういうところも利用できると思うんですよね。
  それと、路線バスは必ず生かさないといけない。路線バスとの競合を避けるために、町外 へは路線バス停留所で接続するようにしてやる。これは大事だと思います。
  それと同時に、この活性化協議会の中では、明覚駅活用を含めた観光客を初めとする町外利用者の増加対策を広めるということも提案されておりますから、私は明覚駅前バスセンター設置、これもきのう岩田議員が指摘されましたが、この中の駅舎を活用して利用案内、観光案内を設けてやる。そして、乗務員の休憩場所にも充てられる。その駅舎を待合室にもできるという。今のバスセンター、待合室がないから、そういうことも踏まえて利用価値がどんどん高まると思います。
  それで、パンフレットを置いてみんなに配布してやれば、もっと観光客も呼べる。全体としての潤いが高まると思いますが、課長、こういう案も一つ一つ提案の中に入れていただければ、私はいい運営ができると思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご提案でございますけれども、いろいろな提案をいただく中で、検討の中にはそれぞれ参考にさせていただきたいとは思います。
  昨日も岩田議員からもご質問のありました明覚駅の活用につきましても、これは検討をしていきたいとは思っております。
  ただ、やはりあそこの駅前につきましては、バスが滞留してしまいますと、一般のお客さんが来るまで入ってきたときに、そことの交通の整理というものもしなければいけなくなってきてしまいますので、昨日の岩田議員からのご提案では、明覚駅に向かって左奥の公園のところを使ったらどうかというふうなお話もいただいたわけでございますけれども、ただ、あそこにつきましては、バスが入ってしまうと回ってこれないというふうな問題もございまして、そうした意味から、昨日の町長の答弁にもありましたように、相当の面積は、土地を確保しなければいけないというふうなこともございます。そうしたことから、あそこにバスをとどめてしまうということは、ちょっと難しいかなというふうには考えています。
  ただ、あそこがときがわ町の玄関口というふうなことでは認識はしております。それは、観光客の方があそこを通じてときがわ町に入ってきていただくというふうなことが非常に多いというふうなことですので、今後、明覚駅の活用につきましては、また交通も含めまして考えてはいきたいというふうには思っております。
  それ以外にも、野原議員のご提案にもありました運賃の一体化ですとか、協賛金ですとか、あとはやはり、基幹は路線バスであって、そこに対しての接続ですとかというふうなことに対しましては、本当にそれが一番できればいいと思っておりますので、その辺は今後検討の 中で協議していただくようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今までのときがわ方式のデマンドバスというのは、大きく言えば不採算に入っていると思うんですよね。だからこれからは、今の東と西の運行の主体等を見ると、短期の運行だと短期的では成果が出ると思うんですよ。これから町が長期にわたって運行をしていくからには、やっぱりそれはある程度マイナス指向になるんではないかなと思うんですよ。だから、そこのところを考えた中でやっていかないとまずいと思うんですよね。
  やっぱり短期じゃなくて長期、これからはときがわ町が、観光客を含めた目標があるわけですから、そういうところも含めて、そしてお年寄りが自由に出かける機会を与えてやるということ、それには健康にもつながることでありますから、これは大事な問題だと思います。
  ただ、私はこの問題についても、デマンド交通について、今まで協議会の中でも提起されていなかったように思うんですよ。この活性化協議会の中でも、委員から設問についてのデマンドを知っていることが前提でありますねという言い方をしている文言があるんですよ。ということは、デマンド交通について、やっぱり委員会でも提起されて、どういうものかということを協議して、やっぱり住民にも周知する組織がなかった。
  そして、私はこのときがわ町のバスの運行の中でも一番少し残念だったのは、目的がありませんでした。目的というのは、ちなみに川島町では、交通弱者の日中の移動支援、こういうふうに言っているんですね。それから小川町は、高齢者等がみずから移動でき、健康的に暮らせる公共交通手段の導入。あと滑川町は、高齢者や障害者等の交通の確保を図る。滑川町は65歳とか障害者限定で、町の負担でただで運行しているようですが。また白岡市では、市民の通院、買い物などの日常生活における移動手段の確保というふうに、目的をきちんとやっておりますから、そういうところによって町民の皆さんはそこに目を向ける方向性が生まれると思うんですよね。
  やっぱりお年寄りが元気で暮らせるためには、その母体をしっかりしてやる。そして、今公民館もたくさんある中での、公民館で健康づくりとか、いろいろな活動をしていますから、そういうところも自由に乗り合い的なバス運行で行けるようにしてやる。そういうことが大事かなと思うんですが、やっぱり目的的なものが、課長、何か考えていますか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、今、私もお聞きしておりまして、多分例に挙げられたところというのは、恐らくデマンドをデマンドとして使おうと いうふうな中で、その目的としては、高齢者等の交通弱者の外出というものを促すための交通をどう入れていくかというふうなところがまずあって、導入してきたものだというふうには受けとめさせていただきました。
  ただ、そこで、おっしゃっていることを否定するわけではないんですけれども、ときがわ町の取り組みといたしましては、まず基幹交通として路線バスがあったわけなんですね。その路線バスにどうデマンド型の交通を組み入れていくか。要は、交通弱者のための交通ではあるんですけれども、それ以外の方に対しても公共交通という使命がありますので、そこのところをどううまく融合させていくかというふうなところがあって、つくり上げてきた交通だというふうには考えております。
  ですから、昨日もちょっと強くお話しさせていただいちゃった面があるんですけれども、ときがわ町の公共交通の基幹は、路線バスだというふうに考えているというお話をさせていただいたわけなんですけれども、まずそこがあっての、そこにどううまくデマンド型の交通を組み合わせて、そしてまた融合させていくかというふうなところがあったものですから、そういう意味では、高齢者だけの外出、高齢者等の外出についてのというふうな目的というふうなところまでは明らかにできなかった部分はあると思います。
  以上です。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 わかります。ときがわ町主体としては、路線バスが出発点でありますから、そういう方向性で仕方ないと思います。ただ、今後これからの問題としては、そういう人たちも元気で暮らせるまちづくりの中では、一つの案としてよろしいかなと思うんですよね。
  それと、運行形態においてはさまざまな形態と主体があると思いますが、やっぱりそこはもう一度原点に返っていただくこともできるんではないかなと思うんですよね。今までの経緯は先ほど言いましたが、西側ときがわ方式で不採算になってきた。それで、今はバス会社も乗務員の運転手の不足、いろんなことを抱えています。そういう中で私は、やっぱり1日の運行経費、経費は幾ら欲しいという事業者は必ず出ると思うんですよね。そういう中では、やっぱり計算をしていろんなことに、そこで融合性を踏まえて解決策はできると思うんですよ。
  その中で、今回、これ町長にちょっとお伺いしたいんですが、この運行主体、形態も、今のままだとちょっと違いますね。それを一つの運行に、例えば任せてくれという事業者が出 たら、手を挙げたら、町長、そういう事業者との協議に応じて話し合いを持っていただけるでしょうか、伺います。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 公共交通の運行主体を、今ときがわ町を見ると、一つの業者に継続的にやっておりまして、それでそこが今採算が合わないから縮小しろと。それで、今の状況だと代替がないわけですよ、ほかのところに。そうすると、早く言えば言いなりになってしまうんですね。
  だから、今、いろいろな業者をうまく使えないかと。公共交通で町内にも観光屋さんがあったり、あるいは運送会社もあるわけですよね。そういった力も利用しながらこの公共交通は考えられないかなと、今考えているところです。それじゃないと、一つの交通会社に一任をし、そこと長く長くつき合ってしまうと、やっぱりいろいろ弊害が出てくるんではないかなと私は今考えているところでございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 じゃ、一応、町長、前向きにそういう、応じるということでいいですね。
○渡邉一美町長 はい。
○12番 野原和夫議員 ありがとうございます。
  それと、この問題については、課長にお伺いします。この案を出した根拠というのは、バスの問題については協定書がありますよね、今まで交わした。その協定書を、意味合いを込めてこの案を、例えば甲乙ありますよね。甲は町です、乙は業者。その甲乙との話し合いで、今回の東と西というものが出たんでしょうか、伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、東と西というふうなお話であるとすれば、お出かけタクシーとデマンドワゴンについての案が、どういうふうな業者からの提案があったかとか、そういうふうなことでよろしいですか。路線バスとはまた違ったところでよろしいわけですよね。
○12番 野原和夫議員 はい。
○荒井 淳企画財政課長 そういうことでいきますと、特に業者が既に決まっているとかということではございません。今後、その辺は運営していただく業者のほうを選定もしていきますし、働きかけもしていきたいというふうには思っております。そうした中では、今おっし ゃっている協定書というものが、乙の部分の方がどこというふうなことではありませんので、ご理解いただきたいと思うんですけれども。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今お伺いしたのは、協定書を含めて甲乙との協議の内容がしっかりしているんですよね。これが決まった以上は、協議会に諮ると書いてありますから、今の問題は、まだ協議会には出していないわけですよね。わかりました。
  ぜひこういうものも含めて前進させていただくようにお願いして、この質問については終わりにさせていただきます。
  最後に、もう一点。この問題については、私はデマンドタクシー含めて、バス、檜原村、東京都、いっぱい資料を持って、全部見て研究したんです。その中の完全予約制というものが、大変評価があったということでやっています。まだ、これ、いっぱいあるんですけれども、その一部を中でまとめたわけです。
  以上です。
○前田 栄議長 町長。
○渡邉一美町長 公共交通について、私、一つ皆さんに、町民にお願いをしたいなと思っているのは、やはり今、ときがわの自動車の保有台数が1万台を超えて、ときがわ町はまさに車社会なんですね。それで公共交通は、結局、免許証を返納した方とか、お年寄りの方とかという方に押しつけているわけですよ。そうじゃなくて、私たちが、若い人たちが、あるいは役場の職員が先頭になって公共交通を利用することによって、いろんな意見が出てくる。そうじゃないと、前回のようにお出かけタクシーですか、タクシーの実証実験をやって、パチンコ屋へ行く人が一番多かった。これはやっぱりそうではなくて、我々も使ってみて、そして答えを出していくと、こういう方向性でちょっと考えてみたいと思っているんですけれども、よろしくお願いします。
○前田 栄議長 よろしいですか。
○12番 野原和夫議員 はい。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、観光客の入り込みについて。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 観光客の入り込みについて。
  町は、観光客130万人の入り込み客を目標にしているとのこと。
  それぞれの観光スポットがある中で、地域をどのように生かすのか課題もある。年々人口 減少している中、元気なまちづくりも重要である。
  町の目標、課題について伺います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の2、観光客の入り込みについてについてお答えいたします。
  町では観光入り込み客130万人の達成に向け、今年度、第二次ときがわ町観光振興計画を策定いたします。策定に当たっては検討委員会を設置し、地域の魅力を生かすための方法や、元気なまちづくりを進めていくための課題等について協議を行いました。
  この協議内容を踏まえた今後の町の観光振興を進めるに当たっての課題や目標について、ご説明させていただきます。
  初めに、課題についてですが、今回、計画の策定に当たり、町内で行った観光動向調査の結果では、町への来訪者の周遊率の低さや、それによる滞在時間の短さが浮き彫りになりました。調査結果だけでなく、検討委員会からのご意見でも、観光施設や観光イベント、観光に携わる人材同士が既に充実しているにもかかわらず、横のつながりが弱いことにより、観光客の周遊に結びついていない現状が報告され、横の連携づくりに取り組むことの必要性が大きな課題として挙げられております。
  これらの意見を踏まえ、第二次観光振興計画では、町内における観光の担い手同士が連携し、情報共有や事業推進に取り組む組織を立ち上げることで観光客の周遊促進を図り、消費額と満足度の向上につなげるものといたしました。
  このほかにも、近年の観光の潮流を踏まえ、商品の購入により満足感を得る「モノ消費」だけでなく、訪れた地域での体験や人との交流による「コト消費」も促すよう、ときがわ町らしさを生かした体験型観光メニューの拡充と、町内で活躍する人材の魅力発信についての事業も掲げております。
  現在、各町有施設においては、住民の雇用と活躍の場が創出され、また地域主催のイベントには多くの観光客が訪れており、元気なまちづくりにつながっております。
  今後、人口減少等による観光の担い手不足に対応するため、計画では住民が観光事業に参画できる機会のさらなる創出や町内外から町を応援できる仕組みづくりについて取り組むこととしております。
  第二次観光振興計画に掲げたこれらの各種事業に町、観光協会はもちろん、住民や町外の人材と協働で取り組むことにより、ときがわ町のさらなる観光振興、ひいては元気なまちづ くりにつなげてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 この観光振興計画も含めてちょっと発言させていただきますが、町の宣伝マンの育成、観光案内施設、休憩施設の整備、観光資源の開発、整備、町有施設の充実、交通システムの整備、食とお土産の開発等も、いろんな計画の中には掲げておりますが、町内では、城址、古刹、巨木、花めぐり、キャンピングなどの個別のテーマでも人を呼べるほどの魅力がたくさんあります。しかし、大型バスで乗りつけるような観光ではなく、自然の中で少人数でゆっくりと味わうことを希望する姿勢が、過去の町が実施した観光客アンケートから見られます。
  この中で、私、先ほど明覚の駅のことも言いましたが、この問題については、ほかの議員もちょっと質問しているようですが、例えば古刹めぐりとか物産めぐり、食事めぐり、城址めぐりというものを明覚の駅の観光案内所にして、そこでタクシーを1日周遊。そうすれば、恐らくそういう人たちが来ると思いますよ。それで、食事歩き、物産歩きへ行ったら、そのお店にスタンプを押してもらって、何かのサービス割引ができるように。それで、1日をゆっくり楽しんでいただく。そういうことも一つの案としてよろしいかなと思うんですよ。
  観光については、この表を見ますと、ときがわ町が真っ白で、ないんですよね。ほかは道の駅、道の駅、稲作農法とかトキ、コウノトリとか、細川和紙とかいろいろあるんですけれども、ぜひこういうものを新聞にも載せる何かの手だてとして広げていただければ、もっと観光客が来ると思います。ぜひそういうことをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 まず、大変申しわけございません、先ほどの載せるというのは、新聞にというふうな……、載せるというふうなことは……。
○12番 野原和夫議員 これは1日周遊券みたいなのを、観光協会も含めて観光タクシーとも協定を結んで、ぜひそういうことも進めたらいいんじゃないですかということなんです。
○坂本由紀夫産業観光課長 申しわけありません、ありがとうございます。
  今回の第二次観光振興計画では、委員の皆様のほうから、実動部隊の組織を構築したほうがいいだろうというふうな意見をいただいております。その中で、実動部隊の方々がときがわらしいツーリズム、野原議員言われましたように、それぞれ今ある既存のものを組み合わせたようなツーリズムをつくって実施したほうがいいだろうという意見をいただいておりま すので、そちらのほうを検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ときがわ町にはいろいろな物産展というのがありますからね、ぜひ、そういうところは利用できる大きな財産だと思うんですよね。
  それと、住民がとにかく住み続けられ、豊かになってこそその人たちも来ると思うんですよ。住民生活が豊かになり、なりわいが発展することが私は基本だと思います。
  そういう中で、今、町が掲げている事業の中では、やっぱり公共事業のあり方をもう一回見て、防災、減災を柱に公共施設、道路、交通、橋梁、河川の老朽化対策、そして維持、更新事業を最優先にして、そして呼べる基礎をつくって、安心・安全な町の中で宣伝する効果は必要だと思います。そういうこともぜひやっていただきたいと思います。
  それと、観光の持続的な発展のために何が必要か、それと観光の目的、理念をどのように考えているか、課長、今、町の目標と理念をどのように見ているかお答えください。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  まずは、町の理念といたしまして、まず入り込み観光客の増加を図って、交流人口をふやすというふうなことになろうかと思います。その中で、交流人口をふやす中で、ときがわ町のもちろんファンになっていただきまして、来訪者と地域の住民の交流。もちろんその中には、お金の話をすると、してよろしいかというのがあるんですが、来訪者の方には、地域住民が豊かになってもらうように、お金ももちろん使っていただいて、地域住民との交流を通しまして、観光、ひいては町が豊かになるように、住民を含めて豊かになるようにというふうにつながればと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 目標と理念ね。目標は。目標と理念を2つ言ってもらいたい。
○坂本由紀夫産業観光課長 目標といたしましては、やはり一つには入り込み観光客の増加、また、こちらの観光振興計画でも目標として掲げておりますが、滞在時間を長くする、それと観光消費額の1人当たりの単価を上げていく、また満足度も上げていくというようなことを目標としております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 理念だそうです。2点目が……。
○12番 野原和夫議員 持続的な発展のためというのは、今、課長が言う……。
○前田 栄議長 いいですか、じゃ、それで。
○12番 野原和夫議員 ちょっと質問の趣旨がずれているか……。
  いいです。
○前田 栄議長 目標と理念と言われたんだけれども、いいですか、それで答弁は。
○12番 野原和夫議員 私は持続的な発展のために何が必要かということを、私は伺いましたけれども、それは、観光を通じた、私は全体から見ると、平和、社会構築、そして多様な文化、これを生かすことだと思うんですよね。これは宗教の違いを超えて多様な文化を生かすことが大事だと思うんです。
  それと、観光の目的、理念については、まず住んでよしですよ。そして訪れてよし。この町。それで観光資源の保護。これを大事にしていかないといけないと思うんですよね。
  それで、今の現状を見てくださいよ、空き家が多い。寂れたところというのは、人が来なくなるですよ。空き家の多い実態を解決してやるということ。そして、若い世代の人たちの町外への流出を防ぐこと。そして交通の利便性ですよ。そういうことを踏まえた中でやっていくことが大事かなと思うんですよ。
  課長、今、観光協会は、今どこに位置づけておりますか、伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 観光協会としては、観光のほうの、実際に観光客との距離が近いところですので、実動の運営の組織としてお願いしているということでございます。
○12番 野原和夫議員 協会は今どこにあるの。ときがわ町の観光協会はあるんでしょう。
○坂本由紀夫産業観光課長 はい。
○12番 野原和夫議員 位置づけ、どこに位置づけて、その事務所的なものは。
○坂本由紀夫産業観光課長 事務所につきましては、建具会館の元地域振興室があったところに事務所として設置してございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 目立たないですよね。やっぱり目立つところに置かないとだめですよ、これからお客を呼ぶには。やっぱりそこの窓口をきちんとした方向性を示していただかないとだめだと思うんですよ。その努力はできますか、課長。お願いします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今回の観光振興計画を議論する中で、先ほども言いましたように、委員の皆様のほうから、観光協会を中心とした実動的な運営の組織をつくっていきましょうというふうな提案がございました。そちらのほうの方にもご協力をいただきながら、観光協会をさらに運営していくようにしてまいりたいと考えております。
  位置につきましては、今そちらのほうに設置しておりますが、もっと目立つところにというご意見をいただきまして、そちらにつきましては、ちょっとすぐということにはならないんですが、検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ちゃんとしていただきたいというものじゃなくて、町が主導なら主導で、きちんとした方向性を示してやれば、号令をかければできるわけじゃないですか。人任せでやったらうまくいきませんよ。やっぱりそこは主体性がどこにあるかということをしっかりしてやらないといけないと思うんですよ。
  これから人口が減ってくる中で、ときがわ町の魅力を発信するいい機会なんです。そして、人を呼んでいるんです。住んでもらうようにするんです。そして、空き家対策も完全に皆さん、行政が一体となって解決を導いてやって人をふやすということ。それをやらないと、観光客も来ないんですよ。だから、そこをきちんとやらないといけないと思うんですよ。ぜひそういうことも力を入れていただきたいと思います。
  そして、明覚の駅というのは名駅百選に選ばれているんですよね。そこを看板にして宣伝すると、効果は物すごく上がると思うんですよ。
  ぜひそういうことも含めて全体で取り組むことを、課長、町長、よろしくお願いします。
  そして、質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時30分といたします。
                                (午前10時13分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 休憩間に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時30分)
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          ◇ 岡 野   茂 議員
○前田 栄議長 発言順位7番、質問事項1、明覚駅前の整備を。質問事項2、三波渓谷などの駐車場の活用について。
  7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 議席番号7番、岡野茂でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして一般質問を2問させていただきます。
  まず初めに、明覚駅前の整備をということで、明覚駅は、町の玄関口として通勤、通学に利用され、観光客の来町にも利用されている。
  地元の方の話では、観光客用の案内所もなく、また聞く人もいないので不便だという声が多いとのことである。パンフレットや案内地図を置けるような案内所を設置できないか。
  町の考えをお伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の1、明覚駅前の整備をについてお答えをいたします。
  明覚駅は利用者数の減少を受け、平成25年に無人化となりましたが、依然として観光客が公共交通機関を利用して来町するに当たっての貴重な玄関口となっております。また、地元産の木材を活用したログハウス風の特徴的なデザインにより、「関東の駅百選」に選定されたこともあることから、ときがわ町のシンボルとも言えるスポットであります。
  町では駅舎内の待合スペースにパンフレットラックを設置し、観光パンフレットや町路線バスの時刻表などの情報案内に努めております。しかし、限られた待合スペースでラックが小規模なため、主だった町のパンフレットの設置を行っております。
  駅舎内で駅周辺の観光案内を拡充することは、観光情報を効率的に観光客に届けられるだけでなく、観光客の利便性と満足度を高め、リーピーターの増加も期待されることから、今後もJRとの連携等も含め、観光案内の充実のため検討を進めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 ただいまの答弁の中で、先ほど野原議員のほうから駅について大分質問されてしまったんで、私の質問がなかなか難しくなったんですけれども、野原議員の場合は大枠で、全体を含めた中でやりたいということで要望したようなんですが、私は具体的に ちょっとお聞きしていきたいと思います。
  まず、町として観光客の受け入れ口をどこと考えているのか。1点、その点をお伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  公共交通機関、JR等を使ってくる場合は、明覚駅ももちろん一つの大事な観光客の受け入れのところと考えております。観光客につきましては、大部分の方が車で来られる方が多いということが1点挙げられてしまいますが、公共交通機関の場合は明覚駅というふうに考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 観光客が130万人を目指しているわけですから、去年よりも何らかの手を打たなければ、観光客はふえないと思うんですよ。
  その点で、明覚駅が平成元年に完成したわけですよね、今の駅舎がね。平成7年にグッドデザイン賞を受けている。そしてまた平成9年に関東の駅百選に選ばれている。こうした立派な駅があるにもかかわらず、これは駅舎のデザインがいいということで、非常に町外の観光客に人気があるわけですよね。
  それを、もう建てて30年たちます。そこから一歩も前進していないような感じなんだけれども、町のほうとしては、何も考えないできたわけではないと思いますけれども、交通も含めた中で、駅をもう少し活性化できるような形はとれないんですか、お伺いいたします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 こちらにつきましては、もちろん明覚駅ということで、桜の時期になりますとライトアップをさせていただいたりとか、そのようなことでPRということでは努めております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それは毎年やっているんですか。毎年やっていたら、少し去年よりもことしのほうが、また来年行ったらときがわは変わっていたよというふうに、どんどんこう進化させていかないと観光客も飽きると思うんですよね、リピート客が多くしようというこ とであったら。
  そうした中で、きのう岩田議員の質問の中で、町長の答弁として、駅前を開発するには用地がないと。また、待ち時間が多くなるので、現状としては難しいということだったんですけれども、もう駅ができて30年以上たつわけですから、条件も変わっていると思うんですよね、駅前の方々の。今までは、もう強い意思で、駅はこれで土地は売らないよとか、貸さないよとかと言っていた方が、だんだん年代が過ぎてきて、これは例えばですけれども、駅前の自転車屋さんも年齢が高くなったのでやめてもいいなといったら、後、その利用をどうするかというのを、私聞いたわけじゃないからわかりませんけれども、想像としてその辺も開発できるんじゃないかと。
  先ほど荒井課長がお話ししたように、駅の入っていって左側の町の町有地があるところ、あの辺を絡めた中で、開発も難しくはない、難しくないと言っては語弊があるかもしれないんですけれども、昔よりも条件的にいいんではないかと思うんですけれども、その辺の考えというのは全然ないんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今まで野原議員さん、あと岩田議員さんからも同じようなご意見が出ております。現時点としては、そのような具体的な計画はございません。しかしながら、総合的にどのように、観光客を迎え入れる玄関口ということですので、総合的にどのような活用ができるか、またそのようなことにつきましては、今後研究、検討してまいりたいということでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 確かに検討と言ってしまえばそれまでですよね。検討といいますと、きのう田中議員の意見の中にもありましたけれども、4年間たっても検討すると言って何も検討しない。私はこれ、駅前を整備をしてくださいと頼んでも、検討しますと言う以外はないと思うんだよね。具体的に4年間検討すると言ったのが一回もしないわけですから。それだったら、町の観光客をふやすということは、非常に可能性のないという、我々にとってはとり方になってしまうと思うんですけれども、それじゃ町が活性化しないと思うんですよ。
  ですから、町長もかわったことですから、もっと観光に力を入れるんでしたら、もう少し具体的に、早く力を入れてやっていくという形をとってもらわないと、我々は心配ですよね。
  町も、皆さんおわかりだと思うんですけれども、飯能・寄居線ですか、それから上という のは非常に、何というんでしょう、昔から比べるとお店もなくなっちゃった、あるいは観光客も来ても自転車だとかバイク、あるいはドライブの人が通るだけで、寄る店も何もないという状況になっちゃっているわけですから、その辺でもっと活性化をしないと、ここから奥、西側の地域というのは、もう本当に過疎化で限界集落になってしまうんじゃないかと思うんですけれども、その辺は、町のほうは何か考えているんですか、お伺いします。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、岡野議員のご質問にお答えさせていただきますが、明覚駅につきましては、岡野議員のご発言にもありましたけれども、貴重なときがわ町の玄関口であるというふうに認識しております。
  明覚駅が新しくできてから、その後に明覚駅の前の、何というんですか、通路といいますか、そこの整備というのは行った経過があると思います。無人化になりまして、現在は駅員さんもいらっしゃらないんですけれども、最近ですと、八高線の電化期成同盟ですか、会長も町長が行っておりまして、ことしについてはスタンプラリーということで、沿線の活性化、まちおこしということで事業も組んでいるようではございます。
  そういったことで、そういった活動を活発にしていくということも考えていくという必要があると思いますし、ときがわ町としては、無人化になっている部分についてJRのほうと協議する中で、駅のスペースに空きスペースといいますか、それについても協議を進めていく用意もしているところでありまして、周りの、岡野議員が言われているように、所有者の動向等もあると思うんですけれども、それらを一体的な形の中で情報収集しながら進めて、今後あそこの、駅前の周辺ですよね、の取り組みといいますか、を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
  よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 ちょっと今のそれたかもしれないんですけれども、一応私が提案している地元の方が望んでいるカタログだとかパンフレットを置けるような駅前の、小さなものでもいいから屋根をつけて、駅から出てきた場合に、何かこう案内所みたいなのができないかということなんですけれども、その辺はまだ全然考えてはもらえないということなんでしょうか。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、お答えします。
  ちょっと先ほどの質問にずれていた部分があって、申しわけなかったと思います。
  今の案内をする施設等の整備はどうかという話でありますけれども、先ほど私のほうで話ししました一体的な形の中で結果もあると思いますので、JR等とも協議する中で、JRの敷地もどう活用できるかということも含めて、今後進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それから、前からあると思うんですが、八高線の電化促進期成同盟というのが、これ、年間に負担金は少ないんですけれども、ずっとあって、これはこうしたものを使ったり、あるいはこの前スタンプラリーもやったようなんですけれども、そういうのが大分好評で、明覚の駅は非常に駅の形もいいし、景観がいいんで、人気の出るところだと思うんですよね。ですから、その辺をぜひとも、今は町長が代表なんですね、をしているということなんで、その辺も含めた中で、明覚の駅の活性化をもう少し早急に早めていただければと思うんですけれども。
  また、あと一つ希望とすれば、南側の明覚駅の南の改札口ですか、それもつけてもらえればというのは、希望なんですけれども。地元の方も非常に駅を活性化したいというんで言っておりますので、ぜひとも前向きに検討したり、考えたりしていただければと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 八高線の電化期成同盟の会長をやっておりまして、その特権でJRの高崎支社の支社長とも話ができましたし、また、八王子支社にも行って、直接事務方との交渉もできましたので、その話を少しさせていただきます。
  八高線は南線、北線と分かれていまして、高麗川より北が北線、高麗川より南が南線。八高線電化期成同盟で八王子へ行くと、八高線はもう電車化されていると。これからは複線だと、こう言われます。それは高麗川までですね、八王子、高麗川まで。それから、高崎へ行くと、児玉までは黒字なんだけれども、児玉より南が赤字でという話になってしまいます。
  それから、いろんな施設のことでいうと、優先順位の話をされてしまいます。それで、どうしてもこの辺の毛呂、越生、明覚、小川、寄居ぐらいまで、これはもう相当優先順位の低い駅ということになってしまうんですね。
  それで、私、いろいろ提案しました。特に明覚駅のこと。明覚駅を活性化するのに、土日だけでも駅弁を売らせてくれと。1日20食用意するから駅弁を売らせてくれと言ったら、そ れは日本駅弁協会に許可を得ないと、そう一存では決められないというんで、一蹴をされました。
  それから、もちろんバリアフリーは困ります。向こう側に、上り線のほうに行くのに、小さい子を乗せた乳母車じゃない、何というんですか、そういった人たちが上がれない、あるいはお年寄りの人が大変な思いをすると言ったら、何とか地元で考えてくれということでございまして、南口のことなんかはもう全然話もかけられない。
  それから、沿線の草刈り。沿線の草刈りが大体年に3回必要なんですよ。それも地元がやっているんだけれども、JRどう考えているんだという話をしたら、いや、地元にやっていただくんで、特にカーブについてはやるけれども、でも年に1回今度やっていただけることになりましたので、また春と秋は地元でということになったんですが、なかなかJR高崎も動かない。
  ただ、一つ朗報があります。埼玉県議は、今、八高線の活性化に腰を上げておりまして、今SLを走らせようとか、何とかSLが無理でしたら、何ですか、ディーゼル気動車を走らせようということで、群馬県の県議とも連携をとりながら、今進めているところでございまして、ここで何か動きが出ればいいかなと思っております。
  それからあと、施設については、やっぱり地域に愛される施設ということで、その地域地域の人たちが、自分たちの地域の公共施設を大事にするという考えが大事かなと思いまして、私もそんな話を地元の区長さんにも話してみたいと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 最後にちょっと希望の持てるようなお話をいただきましたんで、ぜひともその辺を進めていただいて、活性化につながるように、また観光客を入り込めるように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  この質問は終わりにします。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、三波渓谷などの駐車場の活用について。
  7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 三波渓谷などの駐車場の活用について。
  昨年9月の定例会で質問した三波渓谷ほか町内の観光地の駐車場の有料化の進捗状況についてお伺いいたします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の2、三波渓谷などの駐車場の活用についてについてお答えいたします。
  都幾川沿いにおける川遊びやバーベキュー利用者の増加とそれによる路肩駐車やごみの投棄等の問題発生を受け、町の景勝地であります三波渓谷に隣接した駐車場の有料化について検討を行ってまいりました。
  検討を行うに当たり、昨年の8月2日から9月30日までの期間における駐車台数の調査を実施いたしました。その結果、8月は夏休み期間ということもあり、土日を問わず、利用の多い日には60台から70台の利用があることや、9月は土日、祝日を中心に20台から30台程度の利用があることがわかりました。
  今回の調査に当たっては、台数のみの確認を行ったため詳細な利用人数は不明ですが、駐車されている車の車種はファミリーカーが多いように見受けられました。調査期間中、三波渓谷駐車場におけるごみの投棄につきましては、バーベキューの道具や食材等の放置が1件あったのみでありました。
  今回の調査結果をもとに、三波渓谷駐車場を有料化するための経費を算出しましたところ、車両1台につき500円の徴収を想定し、有料化を利用者の多い夏休み期間や夏季の土日、祝日に限定した場合でも、料金徴収業務に係る費用を駐車料金で賄うことが困難である結果となりました。
  駐車料金を500円以上に設定することについても、近隣市町村の状況を含め精査しましたが、より高額に設定するためには周辺施設の整備が求められると考えております。
  以上のことから、三波渓谷駐車場につきましては、今回の検討結果も踏まえ、観光客受け入れの観点から、河川や周辺の資源を一体に考えた活用方法について幅広く検討を進めるとともに、環境保全の観点からも、三波渓谷を初めとした町内河川における管理体制の確立や、利用者のマナー向上に向けた研究を引き続き進めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 それでは、質問させていただきます。
  まず、都幾川沿いに4カ所整備されているキャンプ場だとかバーベキュー場があるんですけれども、これはある一定のルールを決めた中で管理体制をとっているのかどうか質問させていただきます。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  4カ所ということで、下流から川の広場、それから本郷にありますCOMORIVER、四季彩館、木のむらキャンプ場ということでよろしいでしょうか。
○7番 岡野 茂議員 はい。
○坂本由紀夫産業観光課長 まず、一番下流の川の広場につきましては、河川利用調整協議会ということで、県から土地を借りて運営しているというふうなことになります。
  それから、COMORIVERにつきましては、町から施設を貸し出している、また河川利用調整協議会を設置して、県から土地を借りているというふうなことになります。
  四季彩館につきましては、そのようなことはなく、指定管理者の中で運営を行っているということで、木のむらキャンプ場につきましても、指定管理者のほうで運営を行っているというふうなことでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 そうしますと、川と三波渓谷のところも、生活道路であったり路肩駐車、ごみの収集などは、住民の交通安全の確保、環境の保全のためにも、今お答えがあったように、料金を取って、採算が合わないから難しいということですけれども、これは、執行部としてはどちらを優先する考えなんですか。料金を取って、採算が合わないからよすよということじゃなくて、私は安全だとか、例えばあそこを出たり入ったりするときに、管理者もいなくて勝手に出たり入ったりしていて、あそこは県道といっても生活道路に近い道路なんですよね。ですから、それをどちらを優先してやっていくか、ただ採算だけでやっているのですか、お伺いします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 こちらのご答弁でご回答させていただいたことにつきましては、採算で考えた場合はこのような結果というふうなことでご回答させていただきました。
  ごみの問題、あと交通の問題でございますが、有料化にした場合に、今度は違法駐車がふえる。これ、三波渓谷とは別に町内に有料化にした場合、よその場所に移って違法駐車がふえてしまう、また三波渓谷沿いでも道路の駐車が、農道等のふえてしまうというようなことも考えられますので、その辺も含めて検討してまいりたいという考えでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 前回の答えで、警察、埼玉県、地域の人と協議して対策を検討する。これはいつごろ、誰と何回ぐらい検討したんですか、お答えをお願いします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 前回のときにお答えしたのは、町内全域のご回答をしたときということで……。
○7番 岡野 茂議員 そうじゃないです。三波渓谷のところの駐車場の件について聞いたんです。
○前田 栄議長 岡野議員が質問したそれ、何年何月でどうだというのは言ったほうがいいかもしれない。
○7番 岡野 茂議員 だから、昨年の9月の定例会で質問したんです。三波渓谷の駐車場について質問をしたときに、警察、埼玉県、地域の人と協議して対策を検討しますということだったんですよね。
○前田 栄議長 一応、その回答がなったんで、それが三波渓谷以外のも含まれてるのかどうか、課長がつくったんだろうから、課長から答えてもらえばね。
          (発言する者あり)
○7番 岡野 茂議員 県と警察と地域の方と協議すると言ったんですよ。それを何回、いつごろ、どういうふうにしたかということを聞きたい。
○坂本由紀夫産業観光課長 こちらにつきましては、岡野議員、今おっしゃられたように、昨年9月の議会のときに、三波渓谷の駐車場や県道大野・東松山線の境神バス停周辺など、都幾川河川沿いでというふうなことで、生活道路での路肩駐車やごみの投棄などというふうなことでお答えしているかと思います。
  こちらにつきましては、特に三波渓谷以外のこと、大野のほうが中心になったんですが、随時警察のほうとは、何回というまではとっていないんですが、協議いたしまして、また、河川につながる道路につきましては、住民の方の協力を得て通行禁止にしたとか、そのようなことでございました。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それで、三波渓谷の駐車場を、31年の夏休みシーズンをめどに、地権者や関係団体で検討して有料化を進めるということだったんですが、これはなぜ……。今、 この3月で、もうここで何らかの具体策が出ていないと、夏といっても、4月のおしまい、連休あたりから5月のゴールデンウイークには、いっぱいお客さんが来るわけですよね。ですから、その辺から考えていくには、今の時点で何か具体的な案が出ていなければ何もできないと思うんですよ。
  さっきのこの回答を見ると、結局何もしないって言っているのと同じでしょう、これ。違いますか。ちょっとその辺を聞きたいんですが。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  三波渓谷につきましては、昨年9月のほうで、私のほうで検討するというご回答をさせていただきました。町といたしましても、岡野議員ご質問あったように、バーベキュー場みたいなことはどうだろうか、そのようなことも検討させていただきました。また、宿泊等につきましても。
  ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  また、水、トイレ等がないことから、今現在バーベキュー場みたいな方の活用というのは、すぐは難しいかというふうなこと。それから宿泊ということにつきましても、ちょっと夜私遅くまであそこにいたことがあるんですが、車が一晩中通っているというふうなことで、音がかなり響きますので、そういった施設としては難しいというふうなことになってしまっております。
  さらに、設備投資をするということですと、もっと費用をかけないといけないということになりますので、その辺全体計画を含めて、もう少しお時間をいただきたいということでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 ……………………………………………………………………
  …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
○前田 栄議長 ………………………
○坂本由紀夫産業観光課長 ………………………………………………
  ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
  ………………………
○前田 栄議長 ……………
○7番 岡野 茂議員 ……………………………………………
○前田 栄議長 ………………………
○坂本由紀夫産業観光課長 ……………………………………………………………………………
○前田 栄議長 ……………
○7番 岡野 茂議員 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
○前田 栄議長 ………………………
○坂本由紀夫産業観光課長 ………………………………………………………………………
  ………………………
○前田 栄議長 ……………
○7番 岡野 茂議員 何言っても、さっきの明覚駅の前もそうですけれども、ここもそうですけれども、一度に観光施設としてぼんとつくれというのは、もう難しいと思うんですよ。ですから、できるところから順次やっていく。
  今、三波渓谷のところの駐車場も、毎年シルバーの方にご苦労いただいていろいろ刈っている。刈っている方には大変だと思いますけれども、町としては、借地代だとか刈る手間ですね、手間というか料金がやたらかかっているわけですよ。ですから、そういう経費をなるべく削減していかないと、ことしの予算を見て、50億が3億も予算が減っているわけですから、その辺を、経費をかけないでいいものをつくるというのは難しいと思いますけれども、その辺を十分検討しながら、町の活性化にもなるだろうし、あるいは観光客をふやすもとになると思いますので、町長、ぜひとも観光に力を入れるということなんで、よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 ちょっと概略的な話から始めますけれども、ときがわ町の観光が20年前、30 年前に比べて違うステージに入ってきたという感じがあるんですね。
  一番最初は、ときがわ町にこんなことがあるという地図をつくって、あるいは手づくりの地図をつくって配りました。そして次は、それだけではということで、ときがわ町に観光スポットをつくって、そしてお客様を呼ぼうということで、観光スポットをつくったんですね。
  そういう施設というのは、耐用年数がありまして、寿命があるんです、商売と同じように。私、いつも職員にも言っているんですけれども、飲食が7年、物販が15年と言われます。そのぐらいでお客さんに飽きられちゃう。ちょうどお客さんに飽きられて、パンツのゴムが伸びきっちゃったという感じが今なんですよ。だから、今100万人から90万人に、30年度は89万人に減っているんです。だから、ここでやっぱりもう一度考え直さなきゃ。
  それを、何がときがわが足りないかというと、先ほど野原議員からのご指摘もありましたように、ときがわを案内してくれる人が、ときがわの遊び方を教えてくれる人が少ない。本当は我々がやらなきゃいけない。ときがわに住んでいる人が、ときがわってこういうところがいいところあるんですよ、今度来たらこういうところを紹介しましょう、こういうところにまた手づくりの工房があるんですよとかという、そういう案内する人がいない。あるいは三波渓谷でも、ここはこういう遊び方ができるんですよという案内人がやっぱり少ないんですね。
  ことしは三波渓谷のところにも、三波渓谷でこういう遊び方ができるというような案内人をぜひ置きたいと思うんです。それは職員であり、地域の人にもお願いをして、そしてそこでどういう人が遊びに来ているのか、どういう遊び方をしているのかをやっぱり調べて、そしてさらにいいときがわ町の過ごし方を提案できればいいかなと思っておりますので、もうちょっとお時間をいただきたいと思います。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 最後に町長も力強い答えいただいたんで、今、町長が言ったように、89万人になってしまったと。130万人はもう公約してあるわけですから、ぜひともこれをふやすのが町長の腕前だと思いますので。もう1年たって、2年目になりますので、ぜひ頑張っていただいて、この3年間で、絶対にこの目標を達成するんだという意欲を持って職員の指導に当たるとともに、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  以上で終わりにします。ありがとうございました。
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          ◇ 神 山   俊 議員
○前田 栄議長 続いて、発言順位8番、質問事項1、子育て世代(若者)に投資を−子供はみんなで育てる−、質問事項2、一人ひとりに寄り添いを−各種相談窓口の連携強化−、質問事項3、首都直下地震の被害想定と対策は。
  通告者、3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 議席番号3番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき3項目について一般質問をします。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、子育て世代(若者)に投資を−子供はみんなで育てる−。
  経済的にも、精神的にも子育て世代となる若者に優しい社会(政策)をつくり、安心感を与えることが少子化対策になると考える。下記の点について町の考えを伺う。
  (1)平成30年度の出生数減少の分析は、また今後の見通しは。
  (2)幼児教育・保育の無償化が実施されるが、町独自で給食費の無償化を。
  (3)高校生の医療費無料化を。
  (4)子育て支援センターの土日利用を。
  (5)パパママリフレッシュ切符の時間増を。
  (6)ファミリーサポートセンター事業の拡充を。
  (7)児童館(雨の日に遊べる場所)の整備を。
  (8)遊具が充実した公園の整備を。
  (9)第二次総合振興計画の基本的政策Tで掲げる施策では歯どめがかからないのでは。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の1、子育て世代(若者)に投資を−子供はみんなで育てる−についてお答えいたします。
  まず、(1)平成30年度の出生数減少の分析は、また今後の見通しはについてお答えいたします。
  本町の2月15日時点の出生数は24人で、現在の妊娠届出の状況から今年度の出生数はおおむね30人程度と推測されます。
  今後につきましては、若年層の移住施策に力を入れてまいりますが、それでも転出が転入を上回り、特に20代から30代にかけての若者人口の減少や、婚姻しても町外に転出してしまう方が多く見られること、また妊娠回数のうち、初回の妊婦の割合が近隣自治体と比較し低 いため、第2子、第3子の見込みも低くなると予想され、今後、出生数が明らかに増加するという状況は難しいと考えます。
  次に、(2)幼児教育・保育の無償化が実施されるが、町独自で給食費の無償化をについてお答えいたします。
  保育園は一日の生活時間の大半を過ごすところであり、保育園における食事の意味は大きいものです。食べることは生きる源であり、心と体の発達に密接に関係しております。乳幼児期から、発達段階に応じて豊かな食の体験を積み重ねていくことにより、生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本となることから、公立保育園の給食では、無償化よりもむしろ地産地消の推進、食品添加物の排除を進め、安心・安全で質の向上を図る経費に予算を投入してまいりたいと考えています。
  質の高い給食を提供するために、食材費等、これまで以上に費用がかかる部分は町で負担しますので、給食費はこれまでどおり保護者で負担していただき、保護者にも食育に関心を持っていただきたいと考えております。
  また、私立保育園及び幼稚園についても、無償化による補助等は考えておりません。
  次に、(3)高校生の医療費無料化をについてですが、子育て中の家庭において、子どもが中学生までの世帯の経済負担が大きいことから、生まれてから中学校卒業までの家庭を重点的に支援したいと考えております。したがいまして、子ども医療費の無料化は中学校卒業までとし、高校生までを対象とすることについては慎重に検討してまいります。
  折しも、改正民法が2018年6月13日に成立し、2022年4月から成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられる状況の中、既に高校生までの医療費無料化を導入している自治体において、監査委員から18歳は子供になるのかという指摘があったという事例も伺う中、町としてはこれまでどおり、子ども医療費の公費負担は中学校卒業で一線を引きたいと考えますので、ご理解をお願いいたします。
  次に、(4)子育て支援センターの土日利用をについてお答えいたします。
  子育て支援センターは、玉川保育園併設のたまがわ子育て支援センターと、はなぞの保育園併設の子育て支援センターときがわの2カ所で実施しています。子育て支援センターときがわでは、土曜日についても遊び場の開放を行っています。
  土日の遊び場については、活き生き活動センターの多世代間交流ホールやせせらぎホールの幼児トレーニングルームなど既存の施設を活用していただければと考えております。
  次に、(5)パパママリフレッシュ切符の時間増をについてお答えいたします。
  「パパママリフレッシュ切符」は、町独自の事業で、生後4カ月から就学前のお子さんを在宅で子育てしている方が年間24時間、無料で保育が受けられる制度です。お子さんの預かりは、町の講習を受けた子育てサポーターが行っています。平成29年度に利用した方68名のうち、24時間全て利用した方は10名、率で約15%と少数でした。
  そうしたことから、24時間を超える預かりについては、次の質問にありますファミリーサポートセンター事業の利用をお願いしたいと考えております。
  次に、(6)ファミリーサポートセンター事業の拡充をについてお答えいたします。
  ファミリーサポートセンター事業では、子供の預かり等の援助を受けたい方と援助したい方とで構成される会を組織し、相互の仲介の支援を行っております。神山議員のご提案のように、地域みんなで子育てを支え合うことによって、安心して子育てができるような環境づくりを目的としております。
  さらに、ファミリーサポートセンターの機能としての時間単位での預かりのほか、ときがわ町においては緊急サポートも実施しており、既に病児・病後児への対応にまで拡充して実施しております。
  今後も、地域の関係機関との連携を一層強化し、子育て支援の推進に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(7)児童館(雨の日に遊べる場所)の整備をについてお答えいたします。
  雨の日に遊べる場所として、需要量とコストを考えると、新たに児童館を整備することは難しいと考えます。せせらぎホール、トレーニングセンター、活き生き活動センターなど既存の類似施設の活用をお願いしたいと考えますので、ご理解をお願いします。
  次に、(8)遊具が充実した公園の整備をについてお答えいたします。
  遊具については、対象年齢によって設置基準も変わってくるため、ご質問いただいている公園や利用者の年齢層をどのように想定されているかにもよりますが、町内の児童遊園地については、12月議会で岩田議員からいただいた児童公園の見直しについてのご質問の中でお答えさせていただいております。
  児童遊園地を利用する児童の減少と地域の管理負担の増加から、利用がほとんどないような児童遊園地については、今後、地域と見直しの協議を行う一方で、新たな児童遊園地の設置要望があった場合は、既存の児童遊園地等の設置状況と利用児童数の今後の見通しを調査した上で、判断してまいりたいと考えます。
  最後に、(9)第二次総合振興計画の基本的政策Tで掲げる施策では歯どめがかからない のではについてですが、「ときがわ町人口ビジョン」でもお示ししておりますが、全国的な人口減少社会の中では、人口が減少していくことは避けられないと考えております。
  基本政策Tの「若い世代が住みたい・住み続けたいと思えるまちづくり」においては、各種施策に取り組むことで、少しでも住みたい・住み続けたいと思っていただき、その減少幅をいかに抑えるかだと思っております。
  歯どめがかからないのではとのご指摘ですが、目標指標を設定し取り組んでおりますので、その到達状況を確認しながら、施策の効果を判断してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 当町の出生数は、平成27年57人、平成28年51人、平成29年47人です。そして、平成30年度はおおむね30人程度と、衝撃的な数字だと私は思います。この対策として、新年度予算に何か反映されているのか、お伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 それでは、神山議員のご質問に答弁をさせていただきます。
  ときがわ町子育て施策に関しましては、近隣町村と比較しましても、特に劣るところもなく、逆に少し上を行っているようなものというふうな認識がございます。
  それに加え、平成30年度予算では、町長の施政方針の中にもあったと思うんですけれども、子供が毎日食べる給食の内容を充実させていって、子供の健やかな健康を行っていくと、食育の推進というふうな新規事業を組ませていただいております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 1人の女性が一生に産む子供の平均数である合計特殊出生率は、当町は平成27年1.22、平成28年1.01となっており、第二次総合振興計画の平成33年度の目標値0.96を超えており、喜ばしいことですが、ただ、出産適齢期とされる女性の減少が数値を上昇させている主な原因ではないのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 神山議員ご指摘の合計特殊出生率、ご指摘のとおり、これ、女性の数が大きな数値を左右するポイントとなっておりまして、記憶の新しいところで、平成27年度の 数値、これが一番高くて、1.22という数値がございました。
  これは、平成27年ということで、国勢調査年であるということで、実際に現状の女性の数が基礎の数値になると。ほかの年は国勢調査がありませんので、住民基本台帳が基本ベースの数値となっていると。
  平成27年の高い数値は、国勢調査で調べたところ、実際の女性の数が住民基本台帳の登録数より少なかったために押し上げたのも理由の一つだというふうな分析をしているところでございます。ということになりますと、女性が少なくなってしまうと、逆にこの数値が上がってしまうというふうな一つの数値のマジックというのは認識しているところです。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)ですが、私立の幼稚園、保育園、公立の保育園の園児は、大まかで構わないので、町内の小学校にどれぐらい就学するのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 それは、恐らく町内の公立あるいは私立保育園に通っている児童のうち、町外の方がどのぐらいいるか、ちょっと逆の数字を調べさせていただいているんですけれども、町外の方は、保育園で申し上げますと15.22%というような数値になっております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 もし無償化するなら、幾らぐらいかかるのか、お伺いします。(2)です。
○前田 栄議長 (2)の給食費でいいの。給食費だそうです。
  宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 給食費ですね、ご案内のとおり、平成31年度中に幼児教育の無償化ということで、保育料も無料になるというふうな政府の方針が出されています。しかしながら、その中で政府の方針の中身を見ますと、現在納めていただく保育料が全部が全部無料になるわけではなくて、保育料の中に含まれている副食費、おかずですとか、そういうものについてはただにしませんよというふうな方針が打ち出されています。
  この副食費の金額をもし無料化にすると、1年間で490万、約500万円ほどの経費が発生してくるというふうな試算をしています。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 副食費プラス主食費も含んでいるのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 その副食費のほかに、全ての方が月額で1,000円の主食費、つまり御飯代ですね、実費相当分をいただいておりまして、公立と私立で若干金額違いますけれども、それを含めて先ほどの副食費も混ぜて計算をしますと、年額で723万円程度になるであろうというふうな数字でございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 答弁の中にも確かに無償化無償化と、無料無料、確かにいいかもしれませんけれども、それ以上に、答弁の中に地産地消の推進、食品添加物の排除を進め、安心・安全で質の向上を図る経費に予算を投入していきたい、この考えは大変すばらしいと思っております。
  その中でなんですけれども、新年度予算に入っているのかわかりませんけれども、どのぐらいの予算を投入するのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 神山議員ご指摘ございました安心・安全のための給食、食品添加物排除ですとか、あるいは子供がおいしく感じる味覚を養うための費用としまして、平保育園、玉川保育園、公立保育所2園合計で36万8,000円の増額費用を組ませていただいております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 36万ということで、もう少し本気でやるなら予算組みをしたほうが、私はいいのではないかなと思っております。
  町長の施政方針の中で、大学との連携、大学の研究所との連携でやっていくというところなんですけれども、無償化しない、ときがわ町としては質の高い給食を出していくというのであれば、今回実験的にやるのかもしれませんけれども、今後さらに予算化をして、高い、比企郡でも埼玉県一おいしい給食、安全・安心な給食を提供してほしいなと思っております。
  続きまして、(3)番ですけれども、平成30年10月1日時点で、埼玉県内で17市町村が高校生の医療費無料化を行っております。最近、新聞では今年度さらなる自治体によってふえることが予測されております。この波に乗りおくれてはいけないと思っております。
  無料化した場合、幾らぐらいかかるのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 無償化に係る経費でございますが、高校3年生まで無償化した場合に、約500万円というふうな試算をしております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 答弁の中で気になるところなんですけれども、改正民法が成立しということで、既に高校生までの医療費無料化を導入している自治体において、監査委員から18歳は子供になるのかという指摘があったという事例もあるというところなんですけれども、どこまで監査委員に重きを置いているのか。
  最高裁判所の判断だったらまだわかるんですけれども、そこまで私は監査委員のところに対して重きを置かず、町としてしっかり18歳まで面倒見ますよ、そういう態度を示すべきだと思うんですけれども、もう一度お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 そうですね、他の自治体における監査委員の指摘を引用して答弁書のほうに書かせていただきました。
  なぜそれを上げたかと申しますと、子育て中の当事者にとっては、やはり無料のほうが子育てしやすいし、良好な環境というふうに言えるんだと思います。しかしながら、当事者以外の一般の世論としまして、果たして高校生まで無料化にするのが、しかもそれを税金で全て賄う。しかもこれ、補助金でなくて全て一般財源、町のお財布から出すとなると、そのほかの方が納得するか、これを監査委員の表現に置きかえて引用させていただいたところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (4)ですが、土日も実施した場合、幾らぐらい経費がかかるのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 これもちょっとざっくりした数字で申しわけございません。仮に子育て支援センターたまがわ、玉川保育所にある子育て支援センターに非常勤職員2名配置して、土日フルタイムであけたというふうな想定でございますと、年間で約186万円ぐらいかなと いうふうな見積もりでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (5)ですが、土日利用は考えていないのか、お伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  休憩しますか。
          (発言する者あり)
○前田 栄議長 暫時休憩します。
                                (午前11時30分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 再開します。
                                (午前11時31分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 受け入れ側の施設、パパママリフレッシュ切符を用いて受け入れる側の施設の営業、土日にやっているかやっていないかという、そういうふうなことと、あとはサポーター側の2つの点から、現在としては土日の実施の予定はございません。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (6)ですが、利用者の要望に応えられているのか、お伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 そうですね、ファミリーサポートセンターの利用なんですけれども、子ども・子育て計画の中のアンケートでは、かなりの利用者、使いたいというふうな声があるんですが、実際にやってみると、その利用、必要な数というのはかなり少ない状況にあります。つまり、サポーターに対して十分な提供がなされていて、使いたいときに使えないというふうな状況にはないというふうな認識でございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (8)ですが、答弁の中にもなかなか町内で準備するのは難しいというところなんですけれども、近隣を見渡すと、アスレチックなど遊具が大変充実している有 料施設も多数見受けられます。そういうところと提携して、町で設置ができないなら、近隣のそのような施設と提携して、定額または無料で利用できるような状況も今後はつくっていくべきではないのかなと思っております。町の考えをお伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 そうですね、我々職員の仲間の子育て中の者に聞いても、やはり大きな公園、私が聞く限りでは無料のところが多いんですけれども、それを利用するというふうな話も聞いております。
  原則、私が把握しているのは無料の施設であることから、特に提携とかはしなくても、町外者であっても利用状況にはあるというふうな認識でございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 例えば国立の森林公園、高坂の動物公園ですか、そういうところも大変充実しております。そういう中で、町としてもそういうところと連携を組んで、町で準備できないならそういうところをお借りする、また、提携して若者世代に提供していく。それも一つの、今後のアイデアの一つではないのかなと思うんですけれども。
  また、実際は、本当は町内に遊具のある充実した公園をつくってほしいんですけれども、なかなか現実問題難しいという中で、一つ、山があると思うんですけれども、山を解放して、好きに遊んでいいよと、そういうのも一つ手ではないのかなと。何も安全な遊具を準備するというよりも、せっかく山があるわけですから、そういう山を少し開放して、好きに遊んでくださいと。けがは自己責任ですけれども、そこで自由に、秘密基地をつくろうが何をしようが構わないけれども、そこを町として確保する、少し簡単に整備して提供する、そういうのも一つアイデアなのかなと思うんですけれども、その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 先日、玉川小学校へ行きました。そうしたら、玉川小学校の校歌の中に、「愛宕山」というフレーズがあるんですね。校長先生に、愛宕山ってどこですか、子供たち遊んだことがあるんですかと言ったら、私も行ったことがありません。それでは、田中さん、本当に残念で。子供の遊び場です。
  人気のあるときがわ内の私立の保育園は、もう山はどんどん子供たちを遊ばせているんですね。それがいいというんで、町外から子供を預けているというところもあるんですね。ぜひ学校周辺のそういう雑木林、雑木の山を積極的にちょっと考えていきたいと思いますんで、 よろしくお願いします。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 前向きな答弁ありがとうございます。
  9番ですけれども、第二次総合振興計画の基本政策Tでは歯どめがかからないのではですけれども、きのう岩田議員が第一次、第二次で政策が変わらないのではないかというご指摘もありました。きのう、町長施政方針も聞いておりました。
  平成30年度の施政方針があります。また、きのう31年度の施政方針があったんですけれども、基本施策Tがあるんですけれども、ほとんど変わらないんですね。一言一句変わらない。これで本当にいいのか、本当に歯どめをかけようとしているのか。はたまた私が無知なだけで、こういうものなのか、施政方針というものは。
  これ、町長、どうなんでしょうか。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私も、そこすごく気になりまして、そうしたら、昔からそうなんだよと。関口町長のときからそうだと。じゃ、そういうものなのかなと思いまして、きのうも答弁させていただいたんですが、それはやっぱりまずいと思います。それはすごく反省しているところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 総合振興計画もそうですし、渡邉町長の公約もそうですけれども、やはり第1項目にあるわけですね、少子化対策という部分では。その中で、やはり施政方針がほぼ去年と丸写しというところでは、熱意というか誠意というか、それはやっぱり感じられないですよね。私も正直、きのう夜眠れかなったんですけれども、だから、もう少し……。
  新年度予算のときに聞きますけれども、果たしてこれ、町長の色が出ているのかな、今度の新年度予算に。全く出ていないのではないかなと、私はそう思うんですけれども、これは一般質問ですので、新年度予算のときにお聞きしたいと思います。
  1項目については、質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、一人ひとりに寄り添いを−各種相談窓口の連携強化−。
  3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項2、一人ひとりに寄り添いを−各種相談窓口の連携強化−。
  下記の点について町の考えを伺う。
  (1)自殺者の現状は。
  (2)引きこもりの現状は。
  (3)一人暮らし高齢者の現状は。
  (4)国、県、町、民間が提供しているサービス・各種相談窓口情報を、必要とする本人や家族、関係者がみずから取得する努力も必要だが、町も積極的に発信していくべきではないか。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の2、一人ひとりに寄り添いを−各種相談窓口の連携強化−の(1)自殺者の現状はについてお答えいたします。
  人口動態統計におけるときがわ町の自殺者数は、平成27年が3名、28年が6名、29年が2名となっており、高齢者の男性が多く見られる状況です。
  次に、(2)引きこもりの現状はについてですが、引きこもりの定義は厚生労働省によると、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態を引きこもりと呼んでいます。
  不登校とは違って、その状態を把握するのが難しい状況で、町では心配事相談や心の相談、あるいは民生委員などからの情報によりその状況を把握し、必要に応じて対応しているところです。
  よって、その人数等は把握しておりません。
  次に、(3)一人暮らし高齢者の現状はについてですが、平成31年1月1日現在の65歳以上の一人暮らし世帯は853世帯あります。このうち70歳以上の世帯については、地域包括支援センターが訪問し状況確認をしており、必要に応じて定期的に訪問、あるいは他のサービスの提供につなげております。
  次に、(4)国、県、町、民間が提供しているサービス・各種相談窓口情報を、必要とする本人や家族、関係者がみずから取得する努力も必要だが、町も積極的に発信していくべきではないかについてお答えします。
  現在の情報社会では、国・県を初め民間法人などの相談やサービスがインターネット上で検索可能な時代になっています。また、町にもさまざまな情報やチラシ、パンフレットがあり、これらは広報や回覧などで周知し、役場窓口に配置するなど、誰でも自由に手にとることができるようになっています。
  しかし、引きこもりや高齢者のケースでは、ご本人が出向いてそれらの情報を取得することは困難で、また情報の専門化、多様化により、家族や関係者でも情報の選択が難しくなっていることから、町では引き続き広報やホームページを活用した情報提供を行うとともに、地域や関係機関の皆様と連携し、訪問事業や巡回、また各種相談窓口を活用して情報の提供を行ってまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (1)ですが、他市町村と比べるとどうなのか、お伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  他市町村と比べるとですが、申しわけありません、ちょっと資料を今回用意してございません。後ほどお答えさせていただきます。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 当町に関してですけれども、私は比較的しっかり情報発信はしていると思いますし、かなり丁寧な部類に入るのではないかなと思っております。私も子供がいますけれども、子供に関しての給付だったり情報というのは、かなり逐一郵送で送られてきて、大変親切だなという印象を持っております。
  ただ、子供に関してはいいんですけれども、老老介護だったり、ダブルケアだったり、ひとり世帯の高齢者だったり、または介護中だったり、そういう方に対して、やっているというのはわかるんですけれども、より一層丁寧に情報発信はしていただきたい。こういうことがありますよ、ああいうのがありますよという、もちろん答弁の中にもありましたけれども、これ以上にしっかり、そういう対象者に関しては情報発信、その人にかかわる情報は、私は発信していただきたいなと思っております。
  その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 じゃ、ちょっと代表的な事例を一つお伝えさせていただきます。
  昨年、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか、大分夜暑くて、高齢者が夜中に熱中症になって亡くなるという事例が複数、埼玉県内で発生しました。そのときに、我々と地域包括支援センター、あるいは社協、介護事業所、それからシルバー人材センターに一斉に通知を出 し、あるいは協力していただいて通知を配って、夜寝るときの熱中症に十分注意してくださいというふうな対策をした記憶がございます。
  そういった形で、いち早く高齢者に寄り添い、一人暮らしの方が安心して暮らせるような努力をさせていただいておりますので、ご了解をお願いしたいと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 やはり正常時はいいと思うんですよ。自分で判断できるし、自分でインターネットを見て、調べて、情報を得たり、または役場に行ってサービスを受けたり、民間に相談行ったりというのはできると思うんですけれども、やはり非常時、急に介護が必要になった、急に何かになった、もう頭が混乱しているという状況の中で、やはりそういう、課長が言ったように、第三者がしっかり情報提供するというのは大事なことだと私は思っております。
  その中で、平成29年の3月議会で、私は地域担当職員制度、平成30年の12月議会で、田中議員は集落支援員制度の導入を提案しました。町としても、これからはハード面ではなくソフト面を重視していくという方針があると思います。また、きのう荒井企画財政課長が、転出を防ぐためには今いる人たちを大事にしていかないといけないという答弁もありました。今いる人たちをしっかりサポートしていく、安心・安全の中で生活をしてもらう、そこがやっぱり重要になるのではないかなと思っております。
  その中で、支援員、区長、民生児童委員、または隣組長といるわけですけれども、そういう人たちが連携して、一人世帯の高齢者だったり、また問題を抱えている家庭だったり、今で言う虐待ですか、している、しそうなところとか、チームとなって見ていく、そういう仕組みが今後必要ではないかなと思っているんですけれども、その辺についてお考えをお伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、地域で、地域の中のお年寄りとか、それから、何というんですか、弱い方、体のぐあいの悪い方とか、そういう方がいらっしゃると思うんですが、そういう方についての、お互いに見守りをしていくという、そういう制度をできないかということかと思うんですけれども、確かに支援員制度、それから担当職員制度とか、そういうお話もご意見いただいております。
  支援制度については、今後、これまた別にご質問いただくかもしれないんですけれども、 支援制度については、今後また区長会とも相談しながら、こういう制度を、またときがわ町で本当に何が必要なのかを考えながら進めていきたいというふうに考えております。
  見守りにつきましては、一つには要援護者制度という名簿もあると思うんですけれども、ああいう名簿ともかかわりもございますし、自主防災のほうでも気になる家庭とか、障害者の方とか、それからひとり親、一人暮らしのお年寄りとか、そういうところはもうマークしていると思うんですね。ですから、そういう中でそれぞれの制度をもとに、区長さん、それから民生委員さんとも、やはり今後そういう会議とか、そういうときにそういうところもまた気をつけていただくように、役場のほうからもお願いするような形がよろしいかなというふうに考えております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひ、現行のある制度で見守り等していただけるというところなんですけれども、今後、やはり一人暮らしの高齢者もふえていくと予測されておりますし、そのあたりもしっかり町として、もちろん自分で何とかしなくちゃいけないというのは大前提だと思うんですね。自分で情報を得るとか、役場に行く、民間に頼るというのは大前提というのはわかるんですけれども、そうできない人は必ずいるんですね。そういう人たちに、やはりどうにか手を差し伸べてあげられるシステムを今後つくっていかなければ、やっぱり町の魅力、一つの魅力として、ときがわ町だったら周りの人がみんな見てくれて安心だよね、ひとりでも何とか生きていけるよねという、そういう安心な町、PRにもつながると思うんですね。
  情報発信においても、積極的に今やってもらっていますので、今後もぜひこういうサービスがありますよ、こういう民間でやっていますよ、こういうことをやっていますよというのを、確かに手間ですし、郵送すればお金はかかるんですけれども、そういう対象者に関しては手厚くサービスをしてあげてほしいなと思います。
  これで2項目についての質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を1時といたします。
                                (午前11時52分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 休憩間に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎発言の訂正
○前田 栄議長 その前に、ここで坂本産業観光課長から、午前中の岡野茂議員の一般質問における三波渓谷駐車場の地目についての質問に対する答弁の一部訂正について、発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、訂正をお願いいたします。
  現在、駐車場として活用している部分は、雑種地であります。今後、一帯を整備する場合は、一段下に下がった農地の部分は農地転用が必要になります。
  以上のように訂正をお願いいたします。
○前田 栄議長 ただいま坂本産業観光課長から岡野茂議員の質問に対する答弁における発言の一部訂正がありました。
  岡野議員、これでよろしいでしょうか。
○7番 岡野 茂議員 はい。
○前田 栄議長 それでは、坂本産業観光課長の発言の一部を訂正することと決定しました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎答弁未了部分について
○前田 栄議長 次に、午前中の神山俊議員の一般質問における近隣町村の自殺者数との比較についての質問に対しまして、山口町民課長から答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 それでは、近隣の自殺者数について申し上げます。
  郡内の6つの町の状況について、平成29年度の数字を申し上げます。滑川町が3人、嵐山町が4人、小川町が6人、川島町が10人、吉見町が5人、鳩山町が2人です。
  あと、比較ということなんですが、県のほうで出している数字がございまして、平成24年から28年の5年間の合計を、埼玉県を100とした場合の数値としてあらわす標準化死亡比というのがございます。それによりますと、ときがわ町は146.1、県の高いほうから3番目という数字となっております。
  以上です。よろしくお願いします。
○前田 栄議長 神山議員、よろしいでしょうか。
○3番 神山 俊議員 結構です。
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 では続いて、質問事項3、首都直下地震の被害想定と対策は。
  3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項3、首都直下地震の被害想定と対策は。
  下記の点について町の考えを伺う。
  (1)被害想定は。
  (2)町外からの避難者受け入れは。
  (3)大規模災害において地域防災計画(対策)の組織連携や連携協定は実効性があるのか。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の3、首都直下地震の被害想定と対策はについてお答えいたします。
  (1)被害想定はについてですが、町では、埼玉県地震被害想定調査に基づいて被害想定をしております。
  その中で、最も大きな揺れが発生すると考えられるのは、関東平野北西縁断層帯地震で、最大震度6強と予測しております。また、建物の全壊数は133棟、半壊数が437棟、火災は3棟、人的被害は死者数9人、負傷者数86人、避難者数は発災1日後181人、1週間後210人と想定しています。
  次に、(2)町外からの避難者受け入れはについてですが、明確な受け入れ人数の想定は行っておりませんが、被災自治体のそれぞれの条件から被災者の受け入れや、物資・人的応援等も想定されることから、広域災害に対する事前対策の方向性を検討し、町も県と連携し、広域災害の事前対策を講ずるものとします。
  次に、(3)大規模災害において地域防災計画(対策)の組織連携や連携協定は実効性があるのかについてですが、地域防災計画では、災害による人的被害、経済被害を軽減し、安全・安心を確保するためには、行政による公助はもとより、個々人の自覚に根差した自助、身近なコミュニティや自主防災組織等による共助が重要であることを示し、これらを中心とした地域防災力の底上げと、防災体制の強化を図るとしています。
  また、連携協定につきましても、防災訓練等を共同で実施することを検討し、実効性のあ るものとなるよう連携を深めてまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 (1)ですが、関東平野北西縁断層帯地震の被害想定は示されておりますが、私の質問である首都直下地震の被害想定はされていないのか、お伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 首都直下地震の想定ということでございますが、ときがわ町の地域防災計画のほうでいきますと、首都直下地震そのものについての想定は、先ほどもしていないということなんですが、首都直下型地震については、主に東京湾北部地震というふうな名称、幾つか首都東京の東京湾を中心に幾つかあるわけですが、それを総称して言っているかなと思っているんですが、一番近いのが東京湾北部地震のことを、一番首都直下型と一番捉えやすいのかなというふうに考えた場合に、この場合について、そこだけの地震を見ると、被害はときがわ町の場合はゼロというふうになっております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)ですが、当町はどのぐらい、町外にかかわらず受け入れられるのか、お伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ちょっとすみません。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
                                (午後 1時08分)
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○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午後 1時10分)
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○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (3)ですけれども、今年度、町全域を対象にした防災訓練の実施や地域防災計画の見直しが行われていると思います。小さいところでは、自主防災組織が毎年やられておりますし、自助、また共助の部分は実施されているのかなと思います。
  その上で、やはり町としては、広域、大規模のあった場合に町全体、または比企郡、または県というところをどのように連携していくのか、そういう協定はされているのか、お伺い します。
○前田 栄議長 どうぞ。清水総務課長。
○清水誠司総務課長 お答えします。
  ことしの場合は、9月1日を想定して訓練を行うというふうなことで予定しておりますので、9月1日は防災の日ということで、県のほうも九都県市とか、そういうふうなことでやっていきますので、そこら辺も今後連携をとりながら、そういう大きな広域の中の一つとしても、防災訓練ができればというふうに考えております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 比企広域の組織などで、そのような協定または連携というのはあるのか、お伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 比企広域それぞれの町村とは、今のところ、例えば今までもほかの町村がそういう防災訓練をやるときに、ときがわ町にそういう協定を結んでとか、そういうふうな話は特にありませんでしたので、ときがわ町も今のところ、比企広域消防本部とか、そういうところとは連携をとると思いますが、隣の町とか、そういうところとは今のところ考えてございません。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 ちょっと補足ということで答弁したいと思うんですが、大野の山林火災のときのことを教訓にして、ほかの周りの近隣町村と協議をしていくというふうなお話をしたと思うんですが、そういった意味では、ほかの市町村と、協定とかということじゃなくて、そういったことを想定して事務レベルの協議をしておく。例えばヘリポートを、ときがわの山林のときにヘリポートを横瀬だとか小川町だとか、そういったところで用意できるか。逆にそちらのほうで発生した場合にときがわでできるか。そういったことを協議しておくということは必要ということで、今後進めてまいりたいというふうに考えております。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひ、災害も大規模化してきております。また、災害においてもときがわ町だけで大規模、滑川町だけでという、そういう災害はないと思うんですね。必ずまたいでくると思いますので、やはり地域一丸となって、その地域の住民の生命、財産を守るような取り組みも今後はしていく必要があるのではないかなと思っております。
  また、ときがわ町地域防災計画も見直すというところですけれども、連携協定の部分においては期限が切れてしまったりしているところもございます。そういう部分もしっかり見直していただいて、協定をまた結び直すのか、それともやめるのか、その辺も丁寧に計画を練っていただきたいと思いますし、この計画が絵に描いた餅ではなく、実際、大規模な災害が起きたときには、実効性を伴った計画になっていただきたいと思うんですけれども、お伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 今までも民間団体との協定のほうを結んで、これは合併前からのも含めて結んであります。赤本などにもそれに協定は入っているわけですが、この協定を結んでいるところとは、防災訓練等におきましても、この協定が実行できるように一緒に合同にかかわって、一緒に防災訓練のほうができればというふうに考えております。
  可能なところでは、お呼びしたり連携を図ってやっていきたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひお願いしたいと思います。
  国の調査では、ここ30年以内に大きな地震が来るであろうと予測されております。また山火事、また台風、さまざまな災害がないとは限りませんので、ぜひ町としては、もちろん一番小さな自主防災や、その前に自助ということで、自分の命は自分で守る、そして共助、公助になると思うんですけれども、町としてもしっかり公助の部分においては取り組んでいただきたいなと思います。
  これで私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
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   ◎答弁未了部分について
○前田 栄議長 先ほどの(2)番にちょっと戻って……。
          (発言する者あり)
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、先ほどちょっと答えられませんでした避難所での収容人員ですね。ときがわ町内の施設の中でありますと、1万3,038人というふうになっております。
  全部の中学校、それから集会所等合わせた合計の人数はそういうことになっています。
          (「避難所ででしょう」と呼ぶ者あり)
○清水誠司総務課長 そうです、避難所に収容できる人数です。それについては1万3,038人ということになっております。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 いろいろありますので、通告書の質問どおりにしてください。よろしくお願いします。それから派生していただいて。
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○前田 栄議長 続いて、発言順位9番、質問事項1、フレイル予防の推進について、質問事項2、地域間交流の促進を。
  通告者、4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 議席番号4番、小島です。
  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき2項目の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、フレイル予防の推進について。
  フレイルとは、加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入、支援により、生活機能の維持向上が可能な状態とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味する。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられているが、高齢者がふえている現代社会において、フレイルに早く気づき、正しく介入(治療や予防)することが大切である。
  健康長寿のまちづくりを目指し、さまざまな取り組みが実施されているが、身体面、精神面、社会面といった多面性を持ったフレイル予防を意識した取り組みも必要ではないかと思う。
  (1)フレイル予防に対する考えは。
  (2)当町の介護予防事業の現状と評価は。
  (3)介護予防事業の今後の取り組みは。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の1、フレイル予防の推進についての(1)フレイル予防に対する考えはについてお答えいたします。
  ときがわ町では高齢化が急速に進んでおり、2018年4月時点の高齢化率が35.6%ですが、団塊の世代が75歳以上となる2025年には43%に達すると予測されています。
  全国的な課題となっている高齢化の進展を踏まえ、厚生労働省では最近、高齢期のフレイルに着目し、その予防、進行防止を提唱しています。
  健康と要介護の中間の状態にあるとされるこのフレイルの予防には3つの要素があると言われており、1つ目は、食事の改善です。栄養価の高い食事をとることで、低栄養状態への進行を予防することができます。
  2つ目は、身体活動です。歩くことを意識した日常生活を送ることや、時には筋力トレーニングをすることで身体能力の低下を予防できます。
  3つ目は、社会参加です。働くことやボランティアへの参加、文化活動や地域のサロンへ参加することなど形態はさまざまですが、一人で家に閉じこもることなく、積極的に外出し、人と交流する機会を持つことです。
  これら3つの要素をバランスよく事業を展開していきますが、平成31年度では高齢者の栄養改善を特に意識し、とかく質素になりがちな高齢者世帯や単身高齢者の食事の改善について、関係機関と連携を図り事業を実施することにより、健康長寿のまちづくりに向けた効果的なフレイル予防に取り組んでいきたいと考えます。
  次に、(2)当町の介護予防事業の現状と評価はについてですが、当町における介護予防事業は、元気な高齢者を対象に運動習慣の動機づけを目的とした「元気アップ教室」、身体機能の低下が見られる方を対象に要介護状態への移行を防ぐための「足腰らくらく教室」など、対象者の状態別に応じた介護予防教室を展開しています。
  そのほか、閉じこもり、認知症、フレイル状態など、要介護状態になる可能性の高い方を把握するための個別訪問相談活動を積極的に実施して、対象者の掘り起こしを行い、事業への参加へつなげています。
  また、課題としては、介護予防に効果が高いとされる地域の高齢者の通いの場の立ち上げ支援を社会福祉協議会と協働で実施しておりますが、ボランティアなどの担い手不足の解消が挙げられます。
  そこで、社会福祉協議会ボランティアセンターでは、平成31年度には「地域お助け隊入門講座」としてボランティア体験学習事業を計画し、通いの場の担い手の裾野を広げる取り組みを実施する予定となっています。
  このような形で実施している各種介護予防事業についての評価ですが、「元気アップ教室」 では、インストラクターによる指導日のほかに自主活動日を設けたことで、高齢者の活動量を前年度よりふやすことができ、また、「足腰らくらく教室」でも、自宅で自主的に運動を行う習慣づけの効果がありました。
  最後に、(3)介護予防事業の今後の取り組みはですが、ボランティアによる地域の高齢者の通いの場を活用して高齢者の社会参加を促すとともに、栄養価の高い食事をとることで低栄養状態から離脱することを目的とした管理栄養士の指導による低栄養改善プログラムを実施し、小島議員ご指摘のフレイル予防を意識した事業を充実していきたいと考えています。
  「住み慣れた我が家で、いつまでも健康で長生き」、これを目標に、町では各種予防事業に取り組んでまいります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 まず、現在の介護予防事業について伺います。
  答弁の中にありました「元気アップ教室」、「足腰らくらく教室」、こちらのほうは運動機能、そして地域通いの場、こちらは社会参加を中心とした、この2つの予防事業ということでよろしいでしょうか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  「元気アップ教室」につきましては、これは元気な方、65歳以上の元気な方に対して行っている事業となっております。
  「足腰らくらく教室」というのは、旧の二次予防事業というカテゴリーに入るものでありまして、国が定めます地域支援事業の実施要綱というのがあるんですけれども、それに基づいたプログラムを組み込んで実施している事業となっております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 答弁にもありましたが、健康長寿のための3つの柱として、1つ、栄養、食や口腔機能、2つ、身体活動、運動や社会活動など、3つ、社会参加、就労、余暇活動、ボランティアなどと言われています。この3つを行ってこそフレイルを効果的に予防することができます。ときがわ町においては、1つ目の食、栄養、口腔ケアについての取り組みが少し弱いように思います。
  しかし、平成31年度の町長の施政方針で力強いお言葉がありました。「健康長寿のまちづ くり」の中で、平成31年度は新たに食を通じての健康、高齢者の食の改善に取り組んでいく。また、基本施策7の「生涯にわたり健康な暮らしと生活を守る」の中で、高齢者が住みなれた地域で健康に暮らし続けるために、食に着目し、高齢者、特に高齢者だけの世帯においてとかく食生活が質素になりがちな傾向があり、低栄養による虚弱が原因で要介護状態になることが問題視されている。そこで、健康を維持するには、体を動かすことと同様に日々の食事が重要であるとの認識のもと、管理栄養士等の指導により粗食、孤食などを改善し、高齢者の健康づくり事業を充実していくと述べられていました。
  この点につきまして、本年度の食に関する取り組み、答弁にもありましたけれども、いま一度詳しく伺いたいと思います。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  今年度の取り組みでよろしいでしょうか。
○4番 小島利枝議員 はい。
○山口清史町民課長 介護予防事業のほうで取り組んでおる食に関する事業につきましては、先ほど申し上げました「足腰らくらく教室」につきまして、3会場で行っているんですけれども、3会場で12回ずつが一講座となっています。そのうち、一講座以上について管理栄養士を派遣しまして、食に関する、栄養に関するものと、あと誤嚥防止の取り組みを行っております。
  そのほか、ふれあいサロン、憩いの場、やすらぎの場、つどいの場等のサロン活動があるんですけれども、そちらのほうに管理栄養士の資格を持っている運動指導士を派遣しまして、体力づくりとあわせて栄養指導をしている事業を行っております。これを足しますと22回派遣しております。
          (「31年」と呼ぶ者あり)
○山口清史町民課長 今年度の取り組みというお話でよろしかったですか。
○4番 小島利枝議員 それ以降でも何か予定で考えているものがあれば、食に関する……。
○山口清史町民課長 31年度につきましては、今の事業ももちろん引き継いでまいりますが、それプラス、保健センターのほうで管理栄養士を活用した事業を予定しておりまして、業務委託でこれは考えているものとして、食を学ぶウオーキング講座とか、栄養講座というものを考えております。
  これにつきましては、ウオーキング講座のほうは3回、栄養講座のほうは4回の内容で考 えておるんですが、詳しい事業内容はまだこれから、今、業務委託先を選定する中で調整していくというところでなっております。
  そのほか、自前で保健センターを使いまして、男性を対象とした料理教室、あるいは出前講座ですね、地域のほうに来年度から管理栄養士または歯科衛生士等を派遣しまして、地域の総会とか防災訓練のところに講師を派遣して、そういった取り組みを広めてまいろうという事業予定をしております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、今まで行っていた事業にプラスして、食に対する啓発という形でまずは動いていくという形でよろしいのでしょうか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  おっしゃるとおりということで、来年度は施政方針にも記させていただいてありますように、食に関する事業についてはふやしていきたいと考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 食の大切さを訴えるとともに、また口腔ケア、口の中の健康についても、とても大切だと思われます。
  歯が残っている本数、いわゆる8020運動とか、かむ力、舌の運動、べろの運動、滑舌の悪さ、またかめない食品がふえていく、むせるなど、このようなものが出ていくと、食欲が低下、そこからまた食べることがおっくうになり低栄養になっていくということで、口の筋力等も衰えていき、体全体の健康も不健康になっていくということで、口腔ケアがとても大切と思われますが、これ、オーラルフレイルという言葉も出ているぐらいなんですが、これについても、何か取り組むことはありますでしょうか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  先ほど申し上げたのとちょっとかぶる部分があるんですけれども、「足腰らくらく教室」の方におきまして、これはずっと続けているんですが、3回以上12回スパンのうち、1回以上は歯科衛生士の方に派遣をお願いしまして、誤嚥に対する取り組みをしております。
  そのほか、介護予防事業の「ボランティア養成講座」、今社協と一緒にやっております 「地域お助け隊養成講座」、あるいは講座を修了した……
○前田 栄議長 課長、オーラルケアをするかしないかと、そこのところ。
○山口清史町民課長 講座を修了した方を対象に、高齢者体験という場を設けまして、誤嚥とはどういうものかというのを知っていただき、その方たちがボランティアに行っているサロンのほうでそういったことを広めていただくというような取り組みをしております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では次に、社会参加の部分で、こちらのほうのボランティアが今、担い手が不足しているということで答弁の中にありましたが、この担い手不足については何が原因かというのはわかっていますでしょうか。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 それでは、地域の高齢者の通いの場に関するボランティアということでお答えをさせていただこうと思います。
  ご案内のとおり、社会福祉協議会にはボランティアセンターというのがございまして、本年度は、平成30年度、「通いの場立ち上げ講座」というダイレクトな名称でボランティアの募集をして講座を開催したんですが、ちょっと直球過ぎて参加者が2名だったんだそうです。しかしながら、その2名の方が講習に参加して、西平地区で1件、新しくサロンを立ち上げることになりました。一応成功をおさめております。
  今回、裾野を広げる活動をしたいというふうな答弁書を書かせていただきました。そういったダイレクトな名前だと、なかなか集まる方も極めて限定されてしまうようなイメージがありましたので、今回は地域お助け隊入門講座ということで、地域の福祉力を総合に上げるみたいな、そういう感じの、ちょっとこう輪郭をぼやかした感じのボランティア講座に変えまして、そちらのほうで地域ボランティアの立ち上げの方も募集していこうというふうな戦略を変えております。そういう形で工夫して、形を変えて今年度も実施するというようなことでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 私、これからフレイル予防サポーターというのを提案させていただきたいと思っています。
  こちらのほうは、住民同士でチェックできる簡易評価法、フレイルチェックという簡単な チェック表が、このような簡単な表があるんですが、これを使っていただいて、元気な高齢者がフレイル予防サポーター、担い手側に自身がなり、住民主体で楽しい場をつくりながら、同時に意識変容や行動変容を促す地域活動を構築するものというサポーター制度になっております。
  こちらのほう、こちらのチェックシートを使ってお互いにフレイルになっているかどうかというのをチェックしていただくものなんですが、こういう簡単なサポーターで、自分自身もこれを使うことによってフレイルを予防できますし、相手も予防することができるということで、余り重く考えないでできるサポーターという形になるんですが、こちらのほうもぜひ取り入れていただけないかなと思い、提案をさせていただきます。
○前田 栄議長 できるかできないかですか、小島議員。
○4番 小島利枝議員 取り入れてもらえるかどうかわかりますか。
○前田 栄議長 だそうです。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  フレイルサポーターということなんですけれども、ときがわ町の介護のほうにも介護予防事業サポーターというのがございまして、各地域でサロン活動等にお手伝いいただいています。
  その方たちの、先ほどもちょっと申しましたスキルアップ研修とかがありますので、そういうところでちょっと、そういったフレイルに関するお話もしまして、また取り組んでいる会場でのチェックシートの確認とかというのはできる内容かなと思っておりますので、それについては、ちょっとやる方向で考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では最後に、人生100年時代を迎え、健康であることは幸せに直結してまいります。要介護状態になるのを防ぐため、多面性を持ったフレイル予防を推進し、健康寿命を延ばすための取り組みをさらに充実させていただきたいと思います。
  この質問については、以上で終了させていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、地域間交流の促進を。
  4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 質問事項2、地域間交流の促進を。
  県の彩の市町村愛着連携事業(地域間交流の促進)は、県内の農山村部と都市部の市町村 による交流を支援し、交流人口の増加による地域活性化、地元市町村、埼玉県への愛着心県民意識の醸成を図ることを目的とした事業である。2018年度から県内市町村間に加え、東京23区との間でも交流支援を行っている。
  平成27年9月議会で、友好都市の交流をについて質問したが、以下について伺う。
  (1)当町の現状は。
  (2)今後の課題は。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の2、地域間交流の促進をについてお答えいたします。
  埼玉県が実施している彩の市町村愛着連携事業は、交流人口の増加による地域活性化や、地元市町村、埼玉県への愛着心の醸成を目的に、埼玉県内の市町村間の交流の契機となる事業に補助するものとして、平成29年度から実施されているものであります。平成30年度からは東京都特別区との交流についても、補助の対象に加わったものです。
  埼玉県が公表している平成30年度の実績を見ますと、補助事業を活用した交流は、富士見市、越生町が豊島区、皆野町が台東区、小鹿野町が港区と行っているようであります。
  それでは、まず初めに、ご質問の1番目、ときがわ町の現状についてお答えいたします。
  現時点では、埼玉県が実施している彩の市町村愛着連携事業としての交流に至った自治体はありませんが、昨年の9月18日に、以前交流のあった板橋区の区長を訪問し、交流の再開と区役所庁舎内での2週間程度のイベントにときがわ町のブースを出展し、町の紹介や特産品の販売などを行ったところであります。今後、相互の人的交流事業への発展など新たな展開に期待を寄せているところであります。
  次に、ご質問の2番目、今後の課題についてお答えいたします。
  平成27年9月議会でのご質問でもお答えしておりますが、課題の一つが、他の自治体との交流は、歴史的な深いつながりや民間レベルでの交流など、行政だけでなく、住民レベルでの盛り上がりなしには進みません。
  そうしたことから、板橋区とも今後どういった交流ができるか探る中で、行政、民間それぞれの機運を盛り上げ、再開した交流を継続してまいりたいと考えております。
  また、もう一つの課題として、板橋区に限らず、県内都市部においてもときがわ町の認知度は決して高いとは言えません。しかし、その近さゆえ、過去に深いつながりがあったかもしれませんし、知っていただければ何度も訪問していただける可能性を十分に秘めています。
  そうしたことから、東京23区に限ることなく、県内都市部にもときがわ町をアピールし、認知度を高め、交流のきっかけを築いてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
  以上でございます。
○前田 栄議長 4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 この地域間交流のメリット、デメリットはどのようにお考えか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
  まず、地域間交流のメリットというふうなところでございますが、答弁にもございましたように、観光政策にもかかわってくるのかなとは思うんですが、そうした中では、交流人口が増加することによりまして、その地域の人たちの活性化を図られるというふうなことが一番のメリットかと考えております。
  ただ、地域間交流を行う場合には、ときがわ町のメリットだけでは交流というのは成り立ちませんので、相手方のメリットというものも考えていかなければいけないというふうな中で、お互いがどういうふうなメリットが合致するかというふうなところで考えていかなければいけないというふうには思っております。
  デメリットにつきましては、今のご質問の中で、私の中では余り思い当たらないというふうなことでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、交流については、悪いことはないということで考えてよろしいんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 おっしゃるとおり、自分の自治体に閉じこもることなく、やはり外の方と交流をすることによって、やはりいい面のほうが多いというふうには考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 今回、板橋区と交流が始まったということで、前回に比べて一歩前進はしたのかなと思っています。ただ、まだこれから先が続いていくものですので、特に人的 交流については、ぜひ早く話を進めていただきたいなと思っています。
  この点については、何かお考えはあるのでしょうか。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 昨年、板橋区の区長さんとお会いしまして、いろいろお話をしたんですね。そうすると、ときがわの要望もあるんですが、板橋区の要望もあって、板橋区にもメリットがないとだめ。だから、板橋区民にアピールするのに、埼玉のときがわ町と交流するといってもアピール度が低いわけですよ。区長は、金沢とか、それとか被災地の、東日本大震災の大船渡とか、そういうところと交流したほうが区民に対するアピールがいいから、ときがわ町と毛呂山町が行ったんですが、どうしても隅っこのほうへやられる可能性があるんですね。
  もう一つ、川越市の市長とも、川越とどうだろうといったら、やはり川越市、なかなかうんと言ってくれなくて、じゃ、川越市のこの地域、川越市の下広谷地区の人たちの交流はどうだろうと、ああ、それはいいねと、こう言うんですね。
  だから、これからこの地域間交流を進めていく中で、大きなところと交流をするとすれば、大きな区の中のどこか一つの地域。それから、対等に四つに組める人口1万人ぐらいの規模の町でしたら、これは対等にいけるというふうな感触を持ちました。
  そんなことで、ちょっと今後進めていきたいと思っております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 町長のお話、とても現実味に帯びているものですので、ぜひその辺実現できたらいいなと思っております。
  続きまして、以前にもありましたけれども、民間レベルの交流も盛んにならないとというお言葉をいただいておりますが、今、町内において、民間レベルで交流が以前に比べて盛んにいろいろなっているかなと思うんですが、こちらのほうで何か把握しているところがあれば教えていただきたいと思います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  複数の団体なり企業なんですが、それぞれ例えば清掃活動ですとか、炭焼き体験ですとか、林業体験、農業団体などということで、さまざまなテーマで都市との交流を、民間でやられているものなんですが、30回以上やっているというふうな実績はございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 また、本年度から始まる森林環境譲与税の使途について、木材利用の促進や普及啓発とありますが、都市部との交流も期待できると思われますが、この機会をどのように考えているか伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  先日の予算のときにも同じようなご質問をいただいて、予算の全協のときにお答えしているかと思うんですが、木材利用の担当者が集まる会議、埼玉県の会議でございましたが、そのときにときがわの学習机を見ていただいたり、またときがわ町の中学校を担当者の方に見ていただいて、ときがわの木材のほうをアピールして使っていただくようにというふうなことでPRに努めてございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 木材利用で、ちょっと今一つ先に話を行かせてもらって、また戻りたいと思います。
  政府は、学校教育の一環として、小・中学生や高校生が農山漁村で宿泊体験する行動への支援を強化し、都会の子供が田舎暮らしに関心を持ち、将来移住を考えるきっかけになるとの効果を見込んでいます。
  ときがわ町の小・中学校は、他地域の学校との交流は何かあるのでしょうか。
○前田 栄議長 清水教育総務課長。
○清水健治教育総務課長 お答えいたします。
  現時点では、隣町との学校間交流というのは実施しておるんですけれども、そういった県内都市部等との交流というのは実施しておりません。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひ、都会の子が田舎暮らし、いろいろ自然に触れていただける機会をつくっていただけるのは、学校間の交流もとても大切かと思うんですが、その辺は一度も考えられたことはないのでしょうか。
○前田 栄議長 清水教育総務課長。
○清水健治教育総務課長 一度も考えたことがないかというご質問には、明確にお答えできないんですが、ただ、例えば都市部の学校がクラス単位とかでときがわ町を訪れる場合、やっ ぱり宿泊場所ですとか、食事の提供ですとか、そういったところが課題になってくる部分もあろうかと思いますので、その辺を見きわめて、もしおいでいただけるようなところがあるんであれば、ぜひお呼びしたいと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 先ほど坂本課長のほうからお話もありましたが、学校の机の件ですが、これもやはり学校間の交流等があれば、そこの学校に売り込むという言い方は失礼なんですが、話を持っていきやすいのではないかなと思うんですが、その辺の関連づけて交流というのは考えられないんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、まず、小島議員のこの今回の一般質問の中の、まず一番最初の入口であります彩の市町村愛着連携事業、こちらのほうの補助対象というふうなことで、いろいろと例示がされているわけなんですけれども、そこにまさしく今ご指摘いただきましたような児童・生徒の交流のための宿泊費ですとか、そのほかにスポーツ少年団の合宿というんですか、そういうふうなものの宿泊費、そしてそれを宿泊するために用意するテントなど、こういうものを購入するものに対して、90万、9割、10分の9の補助率なんですけれども、90万を限度に補助をするというふうな、1回限りの事業なんですが、そういうふうな事業が彩の市町村愛着連携事業というふうなものになっております。
  そうしたことからも、もう既にスポーツ少年団では、合宿等というのは他市町村から来ていただいているというふうな受け入れも、態勢整っているわけなんですけれども、その辺をもう少し充実させるという意味では、こちらのほうを使ってやっていけるのかなというふうには考えておりますので、そこにつきましては、先ほど来話が出ています教育総務課ですとか生涯学習課とも連携を図りながら、考えていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 いいです。
○前田 栄議長 石川生涯学習課長。
○石川安司生涯学習課長 ただいまの荒井課長の関係で補足をさせていただきますと、既に平成26年ごろからスポーツ合宿という形で、主に少年団が多いんですけれども、こちらのほう にお見えいただいた場合、スポーツ施設を使っていただいて宿泊していただいた場合に、体育施設の使用料を免除するというような事業で行っています。
  ちなみに、30年度はまだ終わっていませんが、30年が2件、29年が2件等々で、26年、27年は5件5件というような形で、実績というんですか、おいでいただいているような状況があります。
  なお、その中には毎年来ていただいている団体もございます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 先ほどから、やはりときがわ町はなかなか知られていないという言葉も出てきました。こういう子供のころから来ていれば、ときがわ町のこともよくわかりますし、ときがわ町はやはりまずは来ていただかないと、この空気に触れていただかないと、ときがわ町のよさというのは、言葉や写真だけではなかなか伝わらない町なのかなと思っています。
  最後に、町の将来像、「人と自然のやさしさに触れるまち ときがわ」、私はこの言葉がとても大好きです。たくさんの方がときがわ町に訪れていただきまして、ときがわ町を第二のふるさとと思っていただけるようなまちづくりをこれからもしていっていただけたらと思います。そのためにも、きっかけづくりとしてのこの交流を余り消極的に考えないで、前向きに取り組んでいただけたらなと思います。
  以上をもちまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○前田 栄議長 以上で日程第1、一般質問を終了いたします。
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   ◎延会について
○前田 栄議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○前田 栄議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 1時54分)