ときがわ町告示第34号

 令和元年第2回ときがわ町議会定例会を下記のとおり招集する。

  令和元年5月27日

                        ときがわ町長  渡  邉  一  美

                    記

 1 日  時  令和元年6月4日


 2 場  所  ときがわ町議会議場

                ○応招・不応招議員

応招議員(12名)
  1番  杉 田 健 司 議員          2番  長 島 金 作 議員
  3番  神 山   俊 議員          4番  小 島 利 枝 議員
  5番  田 中 紀 吉 議員          6番  山 中 博 子 議員
  7番  岡 野   茂 議員          8番  前 田   栄 議員
  9番  野 口 守 隆 議員         10番  小 宮   正 議員
 11番  岩 田 鑑 郎 議員         12番  野 原 和 夫 議員

不応招議員(なし)

            令和元年第2回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第1号)

                            令和元年6月4日(火)   
                            午前9時30分開会     
      開会及び開議の宣告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 諸報告
日程第 4 一般質問
日程第 5 報告第 1号 平成30年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告に
             ついて
日程第 6 議案第21号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一
             部改正)
日程第 7 議案第22号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険
             税条例等の一部改正)
日程第 8 議案第23号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価
             員の選任)
日程第 9 議案第24号 ときがわ町介護保険条例等の一部改正について
日程第10 議案第25号 令和元年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第26号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)につ
             いて
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出席議員(12名)
  1番  杉 田 健 司 議員          2番  長 島 金 作 議員
  3番  神 山   俊 議員          4番  小 島 利 枝 議員
  5番  田 中 紀 吉 議員          6番  山 中 博 子 議員
  7番  岡 野   茂 議員          8番  前 田   栄 議員
  9番  野 口 守 隆 議員         10番  小 宮   正 議員
 11番  岩 田 鑑 郎 議員         12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
清 水 誠 司 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
清 水 健 治 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
宮 寺 史 人 
会計管理者兼
会計室長
福 田 芳 和 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
桑 原 功 夫 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開会及び開議の宣告
○前田 栄議長 改めて、皆さん、おはようございます。
  大変お疲れさまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより、令和元年第2回ときがわ町議会定例会を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○前田 栄議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
  議会事務局長に朗読させます。
○桑原功夫議会事務局長 令和元年第2回ときがわ町議会定例会議事日程(第1号)令和元年6月4日午前9時30分開会。
  日程、議案番号、件名。開会及び会議の宣告。第1、会議録署名議員の指名、第2、会期の決定について、第3、諸報告、第4、一般質問、第5、報告第1号 平成30年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、第6、議案第21号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一部改正)、第7、議案第22号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険税条例等の一部改正)、第8、議案第23号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価員の選任)、第9、議案第24号 ときがわ町介護保険条例等の一部改正について、第10、議案第25号 令和元年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)、第11、議案第26号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)について。
  以上でございます。
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   ◎会議録署名議員の指名
○前田 栄議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第120条の規定により、9番、野口守隆議員、10番、小宮正議員、以上の2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。
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   ◎会期の決定について
○前田 栄議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
  議会運営委員会の報告を求めます。
  岡野茂委員長。
○岡野 茂議会運営委員長 皆さん、おはようございます。
  会期の決定について、議会運営委員会の報告をいたします。
  令和元年第2回定例会における会期及び日程等について調整を図るため、去る5月27日午前10時から役場第2庁舎3階協議会室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。
  委員会は委員全員の出席と、議長、副議長、町長、副町長、総務課長、議会事務局長の出席をいただきまして、令和元年第2回定例会に提出される議案等について説明を求め、会期について協議いたしました。
  その結果、令和元年第2回定例会は、本日6月4日から6月11日までの8日間とするものでございます。
  会期中の日程でありますが、会期予定表をごらんいただきたいと思います。
  まず、本日6月4日は午前9時30分から本会議となっております。諸報告、一般質問等でございます。一般質問は、通告順位1番、田中紀吉議員から通告順位4番、小島利枝議員まででございます。
  6月5日は午前9時30分から本会議となっております。一般質問でございます。通告順位5番、野原和夫議員から通告順位6番、岩田鑑郎議員まででございます。
  本会議終了後、議員全員協議会を予定しております。
  6月6日は午後1時30分から総務産業建設常任委員会を予定しております。
  6月7日は午前9時30分から文教厚生常任委員会を予定しております。
  6月8日及び9日、10日は休会といたします。
  6月11日は午前9時30分から本会議をお願いいたします。議案審議等でございます。
  以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○前田 栄議長 お諮りいたします。本定例会の会期は委員長の報告のとおり、本日6月4日から6月11日までの8日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、本定例会の会期は8日間と決定いたしました。
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   ◎諸報告
○前田 栄議長 日程第3、諸報告を行います。
  初めに、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名は別紙配付したとおりでありますので、ご了承願います。
  次に、監査委員から、平成31年3月から令和元年5月までの例月出納検査の報告がありました。お手元に配付しておきましたので、ごらんいただきたいと存じます。
  なお、詳細につきましては議会事務局にありますので、ごらんいただきたいと存じます。
  次に、地方自治法第122条の規定により事務に関する説明書が提出されておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
  次に、陳情書などが提出されております。コピーを配付してありますので、ごらんいただきたいと存じます。
  続いて、一部事務組合における議会報告を行います。
  比企広域市町村圏組合議会臨時会の報告を求めます。
  山中博子議員。
○6番 山中博子議員 おはようございます。
  議席番号6番、山中博子です。議長の発言の許可をいただきましたので、比企広域市町村圏組合議会臨時会の報告をいたします。
  令和元年5月23日、木曜日午前10時より、東松山市議会議場において令和元年第2回比企広域市町村圏組合議会臨時会が開催されました。
  半数以上の議員が交代したため議員と執行部の自己紹介があり、議長に東松山市議会選出の福田武彦氏が就任しました。
  管理者提出議案は4件でありました。
  内容として、1、監査委員に吉見町議会議員の宮ア雄一氏の選任です。2、財産の取得については、小川消防署嵐山分署に災害対応特殊化学消防ポンプ自動車を東京日野自動車株式会社熊谷支店より5,472万5,000円で購入するものです。3、同じく財産取得で、東松山斎場施設用備品として待合室のテーブルと椅子、待合ホールのテーブルとソファーを株式会社ムトーセーフ本部より1,943万5,032円で購入するものです。4、人事院規則の一部改正に鑑み、時間外勤務命令の上限時間に関する規定を追加したため、比企広域市町村圏組合職員の勤務 時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正するものです。
  提案された4議案、全て原案どおり可決、承認されました。
  以上、報告いたします。
○前田 栄議長 以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
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   ◎行政報告
○前田 栄議長 次に、町長から挨拶を兼ねて行政報告を行いたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶を兼ねまして行政報告をさせていただきます。
  元号が変わり最初の定例会となります令和元年第2回ときがわ町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご出席いただき、会議が開催できますことに心から御礼を申し上げます。
  いよいよ改元による新しい時代を迎え、日本中が祝賀ムードとなっております。ときがわ町でも、活き生き活動センターに官房長官の新元号発表記者会見を再現できるコーナーを設けたところ、この連休中に120人を超える方々がこのコーナーを目的にご来場され、記念撮影を楽しんでいかれました。テレビ埼玉の中継や新聞にも取り上げられております。
  そのほか、ときがわ花めぐりにあります桃木地区の花桃や慈光寺の桜、シャガ、そしてArtokigawaやさと山まつりなどのイベントも盛況で、内外にときがわ町を発信でき、令和の時代に順調な滑り出しができたと感じております。
  さて、第2回定例会にご提案する議案は7件で、内容につきましては、繰越計算書の報告1件、専決処分の承認3件、条例の一部改正1件、補正予算2件であります。
  各議案とも、その都度提案理由をご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
  次に、各課の事業の執行状況についてご報告いたします。
  最初に、総務課についてですが、4月7日執行の埼玉県議会議員選挙は西第13区が無投票となり、ときがわ町では不在者投票の対応のみ行いました。
  また、9月1日に予定されておりますときがわ町統一防災訓練実施に向けての防災講演会を5月18日、土曜日に開催いたしました。自主防災組織や消防団の方などを中心に200名を超える住民の皆さんにご参加をいただき、講演の中でご近所助け合いの大切さを再認識して いただける有意義な講演となりました。
  次に、企画財政課についてですが、この5月をもって平成30年度予算が決算され、現在最終的な調整を行っているところであります。
  そうした中、合併に伴う特別措置も残すところ2年となり、その対策の一つとして基金の造成を図り、おおむね合併時の規模まで戻すことができました。引き続き、財政運営計画に基づき行財政改革に取り組むとともに、今年度から策定予定の公共施設等総合管理計画個別施設計画を実効性のある計画とすることで、特例措置終了後も持続可能な財政基盤を築いてまいります。
  次に、税務課についてですが、所得税、住民税申告相談につきましては、2月18日から3月15日まで、延べ20日間にわたり町内3会場において実施し、合計で2,125件の申告相談がありました。
  課税関係では、5月に軽自動車税の納税通知書を4,887通、固定資産税の納税通知書を5,908通発送いたしました。
  また、町県民税関係につきましては、対象者4,146人分にかかわる特別徴収の納税通知書を1,841事業所に発送いたしました。
  徴収関係では、3月から5月にかけ滞納者へ催告書を発送し、臨宅徴収を行うなど特別徴収対策を実施したところであります。引き続き、町税の徴収率向上を目指して鋭意努めてまいります。
  次に、町民課についてですが、4月1日現在の人口は1万1,199人、世帯数は4,736世帯となっており、昨年と比較しますと人口で201人の減、世帯数は32世帯の増となっております。平成30年度中に亡くなられた方は172人で、昨年度より26人の増、出生は29人で、昨年度より18人の減となっており、総人口に対する65歳以上の高齢者人口の占める割合は36.5%で、昨年より0.9ポイント上昇し、さらに高齢化が進んでおります。
  国民健康保険加入者で40歳から74歳の方を対象に実施する特定健診と後期高齢者医療保険加入者等を対象としたいきいき健診を5月29日から6月4日まで集団健診として実施いたしました。
  また、特定健診、いきいき健診ともに個別健診が6月から比企管内の医療機関で始まりました。大勢の方々に受診していただき、生活習慣病の予防につながるよう努めてまいります。
  次に、保健センター事業ですが、特定健診等にあわせて20歳から39歳までを対象とした若もの健診と各種がん検診を実施いたしました。
  また、昨年に引き続き城西大学薬学部医療栄養科と連携し、40歳から64歳の方を対象とした食生活調査を実施いたしました。この調査結果を速やかにフィードバックするため、個別評価票を作成するとともに、8月にはどのような食習慣、生活習慣がより望ましいのかについて報告会開催を予定しております。
  次に、福祉課ですが、低所得者及び子育て世代を対象としたプレミアム付商品券事業について準備を進めております。この事業は、消費税・地方消費税の引き上げに伴う消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起することを目的としたもので、9月ごろから対象者に購入引換券発送を予定しております。
  児童福祉業務では、4月上旬に町立保育園の入園式が行われました。玉川保育園には10名の新入園児を含め総数90名、平保育園には6名の新入園児を含め総数26名がそれぞれ元気に保育園生活を送っております。
  次に、産業観光課についてですが、農林業関係では野生鳥獣が引き起こす農林業被害への対策として4月1日から地域おこし協力隊1名が着任し、鳥獣被害対策型隊員として活動を開始しました。有害鳥獣捕獲等の業務に従事しながら狩猟の技術を磨くとともに、食肉利活用の方法を学びながらときがわ町に定住して起業することを目指します。
  商工観光関係では、観光のまちづくりを進めるため、「人と自然の優しいおもてなし ときがわ」を基本理念として、第二次ときがわ町観光振興計画を策定いたしました。町の観光資源にさらなる磨きをかけるとともに、行政、町民、観光協会、関連団体などがより一体となって観光振興に取り組んでまいります。
  イベント関係では、5月19日にさと山まつりを、6月2日にときがわ花菖蒲まつりを開催いたしました。町内外から多くの方にご来場いただき、ときがわ町の里山の魅力と季節の花を満喫できたと、それぞれ好評をいただきました。
  次に、建設環境課についてですが、工事関係では玉川地内及び日影地内の道路区画線の塗りかえ工事が完了いたしました。引き続き交通安全施設整備事業として計画的に実施する予定です。
  橋りょう維持管理事業につきましては、社会資本整備総合交付金を活用し橋りょう長寿命化修繕計画を策定するとともに、橋長15メートル未満の橋梁について点検業務を実施してまいります。
  また、川のまるごと再生事業につきましては、完成した7キロメートルの遊歩道をより快適に散策いただけるよう、関係者の方々と協力し維持管理を行ってまいります。
  地籍調査事業につきましては、雲河原1地区の事前調査を行っており、今後一筆地調査を開始する予定です。
  浄化槽設置管理事業につきましては、設置申請受付件数6件、使用開始届出10件となっております。今後も事業の周知・啓発を行いながら事業の円滑な実施に努めてまいります。
  次に、教育委員会、教育総務課についてですが、4月8日から新学期が始まり、629人の児童・生徒で今年度はスタートいたしました。町の各小・中学校では、基礎的、基本的な知識、技能の習得と思考力、判断力、表現力の育成を目指した授業を実施しております。
  また、少人数指導の充実のために、今年度は玉川小学校に2人、複式学級への対応として萩ヶ丘小学校に2人の町費の教員を配置いたしました。
  教育総務課の事業としましては、今年度も町内の小学1年生から3年生を対象とした土曜学習会を年間11回で計画し、子供たちの基礎的・基本的な学力向上に向けた取り組みを行ってまいります。
  施設整備につきましては、老朽化した明覚小学校プールの改築に向けて今年度実施計画を行います。
  グローバル化に対応できる生徒の育成を目指した国際交流事業につきましては、今年度も大東文化大学と提携を図り、留学生を中学校に招聘し、生徒との交流を深めてまいります。
  また、関口茂八奨学事業では、新規に7人の申請があり、全員の貸し付けが決定し、継続とあわせ36人への貸し付けを行いました。
  次に、生涯学習課についてですが、社会教育関係では、生涯学習推進事業として開催する「ときめき塾」のボランティア指導者を募集し、本年度は「ウクレレで歌謡曲」など8講座を開催いたします。
  芸術文化関係事業では、3月17日に文化センターにて「第14回ときがわ音楽フェスティバル ときがわスプリングコンサート」を開催いたしました、当日は町内外から多数の皆さんにご来場いただき、バイオリン、チェロ、ピアノが織りなす多彩な音色に大いに盛り上がりました。今後も質の高いコンサートを継続して行うことで、新たな地域文化の創造を目指してまいります。
  文化財関係事業では、4月14日に県指定無形民俗文化財「大野の送神祭」、4月29日に「萩日吉神社神楽」が行われ、町内外より多くの観客が訪れ、にぎわいを見せました。今後も後継者育成事業を積極的に支援してまいります。
  社会体育関係では、5月5日に「第12回ワンデーウォーク」を開催し、子供から大人まで 214人の皆さんにご参加をいただきました。今回は体育センターをスタート・ゴールとして、水辺の道を中心に巡るコースを設定し、ときがわ町の自然を満喫していただきました。
  最後に、水道課ですが、3月19日に第4回水道審議会が開催され、経営戦略についてご審議をいただき、付帯意見とあわせ答申いただきました。今年度からの経営戦略を基本とした事業経営を行うとともに、町の水道事業が抱える課題に関しては引き続き県企業局との技術連携の支援をいただき効率的な事業運営を確保してまいります。
  以上、各課の事業につきまして報告させていただきました。
  結びに、本日ご提案申し上げました各議案につきましては、慎重審議をいただき、ご議決くださいますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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   ◎一般質問
○前田 栄議長 これより、日程第4、一般質問を行います。
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          ◇ 田 中 紀 吉 議員
○前田 栄議長 発言順位1番、質問事項1、ときがわ町の教育情報化計画の進捗と来年度に向けた準備状況について、質問事項2、第二次ときがわ町観光振興計画について。
  通告者5番、田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 議席番号5番、田中です。議長のお許しをいただきましたので、2問について質問させていただきますのでよろしくお願いします。
  最初に、ここで子供たちを取り巻く残念なというか事件が続いて、大変心苦しいことだと思っています。ときがわ町ではそういうことは全く、絶対起きないと思いますけれども、大人として見守りをきちっとしていきたいなと思っています。
  早速入ります。
  ときがわ町の教育情報化計画の進捗と来年度に向けての準備状況についてということでお願いします。
  2020年度の学習指導要領改訂により、小学校5年生、6年生は外国語科が導入されます。ほか、算数、理科についてプログラミングが必修となり、それらに対応する教科書が検定されました。ことし、教育委員会でも12月には採択されると思います。中学校は、4月に行われた全国学力テスト、3年生ですけれども、英語で初めて、「聞く、読む、書く」に加えて、 今回「話す」が追加され、実施されました。
  昨年9月に一般質問で伺ったその後の進捗と、来年度に向けての対策について、以下の点について伺います。
  無線LAN、校内LAN、電子黒板の数、コンピューター1台当たりの児童・生徒数の変化と目標に対する達成率。
  2番が、校務支援システム、遠隔授業システムの導入の研究の成果と結論、研究の内容や研修・視察・講演会参加などの回数、参加人数。
  3番目、当町の今後の具体的な取り組みの実施計画及び目標について。
  以上です。
○前田 栄議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 おはようございます。
  それでは、田中議員ご質問の1、ときがわ町の教育情報化計画の進捗と来年度に向けた準備状況についてお答えします。
  まず、(1)無線LAN、校内LANの整備についてお答えします。
  現在、町内小・中学校では職員室内に無線LANが設置されておりますが、各教室には整備されておりません。
  次に、電子黒板の設置数ですが、現在、町内小・中学校にはディスプレイ形式のものが各1台、ホワイトボード形式のものが各1台設置されております。また、コンピューター1台当たりの児童・生徒数についてですが、小学校が7.5人、中学校が2.8人であり、昨年と変化はございませんが、今年度9月には明覚小、萩ヶ丘小、都幾川中でタブレット式のパソコンを導入し、コンピューター室だけでなく各教室に持ち運んで学習活動に活用できる環境を整備いたします。
  次に、(2)校務支援システムの導入についてですが、ときがわ町では現在校務支援システムは導入されておりませんが、埼玉県町村情報システム共同化推進協議会において導入が検討されております。今後、さらに導入に向けての研究を深めてまいります。
  遠隔授業システムの導入計画については、現時点では遠隔授業システムの導入は考えておりません。LAN配備やタブレット式パソコンの活用研究、校務支援システムの検討を優先していきたいと考えております。
  次に、(3)当町の今後の具体的な取り組みの実施計画及び目標についてお答えします。
  ICT環境についてですが、文部科学省の整備方針である平成30年度以降の学校におけるICT環境の整備方針を踏まえ、各小・中学校における要望等を精査し、財政支援の動向も見据えながら、計画的にICT環境を整備してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 よろしいでしょうか。
  5番、田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ありがとうございます。
  最初に、1項目めから伺います。
  具体的には、昨年度から全く進んでいないということでお伺いしました。特に伺いたいと思うのは、機械的な数でというふうに私も思っていませんけれども、まず小学生が来年からきちんと始まるわけですよね。そのために、間違いなく、数じゃなくて、実施に当たって不便はないのかというところです。数が、授業を進めるときに足りているのかどうかという点でまず確認させてください。
○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
  暫時休憩します。
                                (午前10時05分)
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○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午前10時10分)
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○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  プログラミング教育につきましては、現在現場のほうからも来年度からの指導に対して不安という声は聞いておりません。それから、プログラミング自体が必ずパソコンを使うかというとそうでもなく、紙で、教科書の紙の中で行うものもあります。コンピューターを作動させるための論理的思考を養うということですので、必ずパソコンを使うということではございませんので、数的な不足ないと今認識しております。
  以上です。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 わかりました。
  中学校では逆にテストで今度やりました。過去形ですね、やりましたですね。コンピューターに向かって録音してということで、ときがわ町の場合は全員ができたということで、あれは、全国的には整備が整っていなければ全部やらなくてもいいという、そういう経過措置もありましたけれども、具体的にはじゃ足りているということでお伺いしましたので、わかりました。
  次の校務支援システム、それから遠隔授業の研究、その他ということで、これは具体的にご回答が今後調べるというか研究をするということだそうですけれども、そういう、具体的に私が聞きたいのは調査を、例えば研修または現場を確認するとかいうことで行ったのかどうかというのをお伺いしているんです。かなりこれは、実際は本当に有効だということがかなり試されているというのが、現場というか、私が現場で聞いたわけではないんですけれども、そういうのが報道されているということだと思うんですけれども、やっていないということでしょうか、伺います。
○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 では、まず……
○前田 栄議長 入っていないか。
  暫時休憩します。
                                (午前10時12分)
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○前田 栄議長 たびたびすみません。再開いたします。
                                (午前10時12分)
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○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 それでは、まず校務支援システムの状況について申し上げますけれども、校務支援システムにつきましては、先ほど答弁にもありましたとおり、現在埼玉県町村情報システム共同化推進協議会において鳩山町を除く県内の町村により共同作業が行われております。6の自治体ほどがまた特に検討部会ということで実際の中心舞台になっております。昨年、嵐山町の国立女性教育会館ヌエックにおいてデモンストレーション、プレゼンテーションも行われたようでございます。そういったところに教育委員会からも職員が行っておりますし、教育長も行っております。作業は進んでおりますので、とにかくこれは予算化を各町でするべく進んでおるところでございまして、今工程の流れが出されたところなん ですけれども、まだ案ということで確認がとれませんので、ただ作業は進んでいると。それから、もうこういうものが入るというプレゼンテーションも行われているということで、日々進んでいるというふうにご認識いただければありがたいかと思います。
  それから、遠隔授業システムについては、現在のところ、ものをよく把握するとか研究検討段階にありまして、これについては実際的には進んでいないのが現状であります。
  以上です。
○前田 栄議長 久米教育長。
○久米正美教育長 補足をさせていただきます。
  校務支援システムでございますけれども、今課長のほうから鳩山町を除くという話が出ましたけれども、これは比企管内の話で、会議としては県内の町村会というところでやっておるわけなんですけれども、校務支援システムを導入するに当たって、教職員の人事異動ということがございますので、他の市町村に異動したときにそのシステムが違ってしまうと、またそこのシステムに慣れるというようなこともございますので、できれば同一のシステムを導入したほうがいいだろうということで、比企管内で同一歩調でというふうなことでやっております。ただ、鳩山町は既に新しいものを導入したということなので、今課長のほうからありましたけれども、比企管内では鳩山町を除くところで導入を今考えておるということでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ありがとうございました。
  校務もそうなんですけれども、先ほどちょっと私も確認を忘れちゃったんですけれども、各教室にタブレット型のを持ち込んでというと、単体としてはわかるんですけれども、ネットでつながっていなかったら拾えないんですね、情報が。拾うという言い方じゃなく検索できないというか。そうすると、私は思ったんですけれども、Wi−Fiなんかはそんなに高額な負担ではないですよね。そうすると、職員室までLANがきちっと整備されているわけですから、少なくともコンピューターを使う教室だとかそういうのについては一部、例えば学校で1つ、または2つぐらいについてはLANの環境をきちっとそろえるというのは前提かなというふうに、使う前提の枕として必要なものかなというふうに思っているんですけれども、ちょっと順番、確認するの忘れちゃったんで、その点ちょっと確認させてください。今はないということですから、計画がないのか、これからやるつもりもないのかということ も含めてお願いします。
○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 校内のWi−Fi環境、職員室以外ですけれども、これにつきましては、私も現在一番、ときがわ町のICT化で不足を感じるのはやっぱりWi−Fi環境でございます。これにつきましては、来年度には導入ができるように予算要求をしていきたいなとそのぐらい考えております。今議員がおっしゃったようにそんな高額なものではないと思いますので、そういう環境整備に努め、これについては目標としては来年度予算計上したいなと。当然、予算折衝もあるわけですけれども、それぐらいの気持ちでおります。
  以上です。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ぜひ積極的なというか、環境や機械も随分変わっていますので、ぜひそういうことでお願いしたいなと思います。これは私がお願いするというよりにも、現場の段階としてこういうのが使い勝手が必要だからというのは当然出てくるべきだというふうに私も思っているんですけれども、それはよろしくお願いします。
  3番目の点で伺います。
  最初の目標、具体的にときがわ町はICT環境をどういうふうに、何年後までにするんだというのが当然あってしかるべきだと思うんです。そこのところが、実はきのう少し事前学習をしながら思っていて、何が問われるかといったらそこだというふうに私思うようになったんです。今回の学習指導要領が大きく変わったというのは、今までは何を学ぶべきかということじゃなくて、それに加えて何ができるか、どのように学ぶかという点が大きな、追加された点だということだそうです。そのために情報機器を活用していく、利用していくということなんだそうですね。だから、その点が一番問われると思うんです。だから、そのところをときがわ町はどういうふうに使っていくんだ、どういうふうに整備していくんだ。それが、例えば何年後、例えば2年後、3年後になるかわからないんですけれども、そのためのステップとしてどういうふうに機器をそろえていく、Wi−Fiの環境をそろえていく。それで、先生方の研修やいろんなものをそろえていくというふうに私は考えていたんですけれども、ちょっと意外なお答えだったので、その点を確認させてください。
○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 現時点でときがわ町におきまして具体的な数値目標は持っておりません。しかしながら、国の、先ほど答弁の中にもありましたけれども、整備方針、これをち ょっと申し上げさせていただければ、これを当面の目標にするんですけれども、これは国の目標ですからかなり高いハードルです。でも、数字がないので一つの指標かと思うんですけれども、これ、ご紹介してもよろしいでしょうか、そんなに時間とりませんので、よろしいですか。
  国の目標、これは教育のICT化に向けた環境整備5か年計画、2018から2022年度でございますけれども、主なものだけ申し上げます。
  目標としている水準でございますけれども、学習者用コンピューター、これが3クラスに1クラス分程度。これは、1日1コマ分程度行うとすると、児童・生徒が1人1台の環境で学習できる環境の実現。2点目としまして、指導者用コンピューター、これが授業を担任する教師1人1台。それから、3点目といたしまして大型提示装置、実物投影装置、これは電子黒板のことだと思いますけれども、これは100%整備。各普通教室1台、特別教室用として6台。それから、4点目、全部で6点ありますけれども、超高速インターネット及び無線LAN100%整備。統合型校務支援システム100%整備。ICT支援員4校に1人配置。こんなところでございますけれども、この中で、学習者用コンピューターにつきましては、そこまで申し上げてよろしいでしょうか、状況ですけれども。
  学習者用コンピューターですけれども、これは中学校では今玉川中学校が38台、都幾川中学校が40台ございます。これは、タブレット型が入ると都幾川中学校は38台なんですけれども、各クラスともこの数は見込みませんので、コンピューター室で授業をやるときは全員が1人1台で対応できますので、中学校については100%達成できているかなと。それから、小学校につきましては、年齢も低いものですから、そんなに中学校ほど緻密な作業をやるわけではなく、2人に1台程度ということでこれまでやってまいりました。だから、これは50%程度になるかなと思います。それから、指導者用コンピューターにつきましては、コンピューター室のほうにコンピューターがありますので、これも100%と考えてよろしいかと。
  それから、電子黒板につきましては、先ほども申し上げましたとおり各校2台程度でございますので、これは相当低い数字になってしまっていると思います。
  それから、超高速インターネット及び無線LANにつきましては、まず無線LANを、一番この中で優先課題として整備を図っていきたいというふうに思っています。
  それから、統合型校務支援システムにつきましては先ほど状況をご説明したとおりでございまして、近いうちに100%になれればなというふうに思っております。
  ICT支援につきましては、これは今度ICTを進めるに当たって課題ということで指導 主事等とも話ししているんですけれども、今後いろいろ、まさに研究、勉強をしていきたいというところでございます。
 以上です。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、これは昨年の9月にもう事前に渡してあるんです。これはきのうきょう言った課題ではなくて、相当ときがわ町はおくれているという、進んでいるおくれているという整備の点ではそうなんですけれども、私は一番認識だと思うんです。取り組みの姿勢、そのことが問われているんじゃないかなと思うんです。きのう、実は、遠い話してはまずいんで、戸田の教育委員会の話が載っていましたけれども、あれは相当、問題意識それから実際の運用、それから課題に対する取り組み、見たら10年前ぐらいから始めているんです。10年ですよ。それで、実際にテストをやって、研究をして、いろんな取り組みをしてやっています。そこをこれから始めようというのは10年おくれちゃうということですよ。そうじゃないと思うんです。だから、今急速に時代は変わっているということで、子供たちにどういうものを体験させたり経験させたら、こんなことができるということが見えるわけですから、そのことだというふうに思うです。きのうの資料で言いますと、それを音楽のところに使っているんです。プログラミングではなくて、その先を行くんです。想像をするところに組み立てるという話をしていました。なかなか私もイメージができないんですけれども、だから利用の仕方、それは小学校ですから、小学校の6年生の授業で使っていると言っていましたけれども、だから、そういうぐらい、ときがわ町の子供たちがこれから行くときにどういう計画を持っていくのかというところが非常に教育委員会が、進める側の問題として一番ここが問われるんじゃないかと思うんです。ぜひ、課長、国の方針が出たのはもう目標ぐらいだから、ときがわ町はそんなにたくさんの予算規模が要るわけじゃないわけですから、ほかの自治体に比べてね。だから、そういう意味では今あるものをうまく使ったり、どうやっていくかというのを現実に見させながらというか見比べながらやっていくべきじゃないかと思うんです。
  ここで強調しているのは、ICT支援員だといっているんです。指導者がどういうふうな使い方ができるか、それからどういうふうに使ったら有効にできるかということが非常に問題だというんです。だから、やっぱり、課長、今、支援員はよく考えますというんじゃなくて、逆なんです。指導者や支援員をきちんと配置したり、または自分たちが勉強したりしながら、現場でこういうふうに使ったら有効だよ、使い方ができるよというようなことを先生 方が勉強してこなったわけですから、一緒に勉強しようよという、そういうことだと思うんですけれども、課長、認識が違いますでしょうかね、伺います。
○前田 栄議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 まず、戸田市のお話もございましたけれども、各町によって財政状況等も違ったりする部分もあると思います。なので、ときがわ町としても財政的な制約はどこの課にだってあるんですよ。他市町村よりときがわ町がおくれるという状況は少なくとも避けたい。その中で、今申し上げましたようにWi−Fiが一番おくれているのかなと。そこは早く、まず平準レベルまで近づけていきたいということが1点ございます。それは基本認識として持っております。
  それから、支援員につきましては、確かにパソコンの操作的なことになってきますと教員も得手不得手はあるかと思います。それを支えてくれるのが支援員であり、補助的な支援員ということで、これは今の段階でいつ、何人、どういう状況で、ときがわ町単独でお雇いをするのか、雇用をするのか、近くの町と共同でなのか、それもちょっとまだ見えてきていない状況なのではっきりしたことは申し上げられませんけれども、支援員が重要であるという認識は持っておりますので、これは指導主事と協議しながら確保等に向けて、配置等に向けて、これは十分大事なこととして検討してまいりたいと思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 最後に伺います。
  隣町の方はもう教育委員会や指導主事が率先して戸田市に教えていただきたいということで行ったりだとかしているんです。事実として行っています。隣町です、すぐ隣町です。具体的に言いませんけれども隣町です。そういうことで、やっぱり我々はもっともっとアンテナを張ったり現状を見たりしながら進めなきゃいけないんだというふうに思うんです。
  もう一つつけ加えるとすれば、小学校の英語についてはもう教科になります。今度は専任科になるというのを国として答申というより審議会に諮問し始めました。ということは、近い将来そういうことが起きるんじゃないかと思うんです。だから、そのことも含めて、いつも決まったから、やらなきゃならないからというんじゃなくて、もうそういう将来に向けての準備をやっぱり、どうやったらいいのかという先取り型をぜひお願いしたいと思うんです。これは、まさにICT環境だけじゃなくて、教育委員会として今後どういうふうに子供たちを育てるかという点で考えなきゃいけないんだと思うんです。その点を、ぜひ最後に教育長 にお伺いしたいと思っているんですけれども、よろしくお願いします。
○前田 栄議長 久米教育長。
○久米正美教育長 今のご質問にお答えします。
  ときがわ町は手をこまねいているというわけではございません。積極的に考えてはいるかなというふうに私は認識しておるところなんですけれども、ICTを導入することによって子供たちが情報活用能力とかそういったものが養われる、それはもちろん大事なところなわけでございますけれども、子供を育てる中でICTが整えば全てが解決するということではもちろんないかなと、子供を育てていく上ではいろんなものが全て総合して子供を育てていく大事な基礎になるんじゃないかなというふうに考えておりますので、もちろん順次そういうものを育てながら子供に必要な資質を培っていくということはやっていきたいと思います。
  また、多少先どりをしてというふうなお話もございましたけれども、現に玉川中学校におきましても英語の教員を小学校のほうに、玉川小学校のほうに派遣して、そして小学校の先生と中学校の英語の先生で小学校で英語をやったりとか、そういう試みは既にもうことしじゃなく昨年、一昨年でしょうか、もうやっているという状況もございます。その先どういった形をとれるかということはまた国のほうの、国や県の財政だとかいろんな免許上の関係、基本的には中学校の教員は小学校の免状がなければ小学校で教えることができませんので、そういった部分のことも踏まえて、動向を見ながら、また先に進めていきたいなというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 1問目、よろしいですか。
○5番 田中紀吉議員 はい。
○前田 栄議長 暫時休憩します。
  失礼しました。今の休憩を取り消します。失礼しました。
  続いて、質問事項2、第二次ときがわ町観光振興計画について。
  5番、田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 じゃ、続きまして2問目を伺います。
  第二次ときがわ町観光振興計画について伺います。
  第二次ときがわ町観光振興計画について、以下の点について伺います。
  計画の方向性の新たな視点というところから。
  事業推進団体を設置するとは。
  ときがわ町観光振興推進委員会(仮称)はいつまでに、どこに、誰が責任者、会長も含めて、でつくるのか。また、予算措置はあるのか。
  2番目で、若年層や訪日外国人旅行客など新規来訪者を呼び込むための方策の具体策とは。
  2問目として、重点事業、計画推進の項目から。
  かなり具体的に提案されており、予算が必要な項目が多いが、詳細な実施計画や見積もり等が必要になると思われる。誰がどのように作成し、決定し、実施するのか。
  2番目、特にプロモーション(情報発信)が重要(要)になると思いますが、ホームページやSNS、チラシ、ポスターなど、誰が情報を集約(集めて)、作成して、発信するのか。
  3番目、計画の推進に当たりという項目で、行政(町)と観光協会が強く連携するとあるが、具体的な内容、他団体、個人連携との違いはについて伺います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 田中議員のご質問の第2、第二次ときがわ町観光振興計画についてについてお答えいたします。
  初めに、(1)計画の方向性の新たな視点からの@事業推進する団体を設置とはについてお答えいたします。
  ときがわ町観光振興推進委員会(仮称)の設置については、第二次観光振興計画の中で、前期、令和元年から令和3年の3年間で設置することになっております。既に、その前身として、去る平成31年4月23日に町内で観光事業を展開する方などにより観光振興推進交流会を開催いたしました。この交流会の意見交換で、町内にどのような人材がおり、どのような活動をしているのかを情報共有することができ、また、参加者同士が横断的なつながりを持つための第一歩となりました。今度も、この交流会を積み重ねる中で観光振興推進委員会の責任者や役員などの組織化や効果的な団体運営のあり方について研究し、設置につなげてまいりたいと考えております。
  この観光振興推進委員会では、連絡会や勉強会、事業実現に向けた打ち合わせ会を行い、関係団体が連携を図ることを目的としているため予算措置は予定しておりません。しかし、このような新たな取り組みの中から生まれたアイデアをもとに具体化した事業に対しては町としても積極的に予算措置を検討してまいります。
  次に、A若年層や訪日外国人旅行客など新規来訪者を呼び込むための方策の具体策とはについてお答えいたします。
  第二次ときがわ町観光振興計画では、町内で活躍している人材を町の財産として捉え、その1人ひとりが得意分野を活かして町の魅力について情報発信できるよう、先達・案内人として委嘱を行うこととしているほか、訪日外国人旅行客など多様な来訪者にも対応できる新たな人材の発掘や育成に取り組むとしています。先ほどご説明いたしました交流会の参加者の中には、既に若年層や訪日外国人旅行客を対象に活動している方が含まれています。具体的な事業内容については、こういった方からの提案もいただきながら検討してまいります。
  次に、(2)重点事業、計画推進からの@かなり具体的に提案されており、予算が必要な項目が多いが、詳細な実施計画や見積り等が必要になると思われる。誰がどのように作成、決定し実施するのかについてお答えいたします。
  実施計画の作成やその計画を実行するのに必要な予算額については、事業の内容により実施する団体が異なることから、実際に事業を実施する担い手や観光振興推進委員会で作成の必要性を含め事業実施に際し検討してまいります。
  次に、A特にプロモーション(情報発信)が重要(要)になるが、ホームページやSNS、チラシ、ポスターなど、誰が情報を集約し(集め)、作成、発信するのかについてお答えいたします。
  プロモーション方法については、観光情報を持っている者同士が情報を共有すること、観光情報を一本化して来訪者に伝えること、メディアへの発信を強化することなどが挙げられます。現在、町と観光協会では主に町内のイベント情報について、それぞれのホームページや広報媒体への掲載に努めるほか、ラジオや新聞などメディアへの発信に取り組んでおりますが、それとは別に町内外のさまざまな人材によってもホームページやSNS、ポスターなどを活用して自身の活動内容やときがわ町の魅力発信が行われており、情報が一本化されていない状況です。引き続き、町と観光協会を中心として情報発信に取り組んでまいりますが、新たな情報の集約方法や管理方法については実際に事業を実施する担い手や観光振興推進委員会で研究してまいります。
  次に、B計画の推進に当たり、行政(町)と観光協会が強く連携するとあるが、具体的な内容は。他団体、個人連携との違いはについてお答えいたします。
  第二次計画の推進に当たり設置する観光振興推進委員会には、町と観光協会だけではなく、町内外のさまざまな団体や個人に参画いただきます。計画の推進に当たって、町は観光のまちづくりを計画的に進め、広域での観光振興に取り組み、観光協会は実働部隊の中心となって観光振興を進めるとされており、観光振興推進委員会の運営に当たり、町と観光協会が中 心となって観光のまちづくりを強く進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 5番、田中議員。
○5番 田中紀吉議員 それでは、最初に、順番で伺います。
  まず、中心的になる観光推進委員会、前期、令和元年、要するにことしからですね、3年間で設置するというお答えですね。3年間も待っていていいんですかね。これは、直ちにつくるというふうに私は思います。それで、ほかのところにも関連しますけれども、ここが要なんです。ここがいろんな検討をしたり、連携をしたり、情報発信をしたりするというが全て書いてある。それを3年間でというのは、ことし、来年は何をするんですか、伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
  暫時休憩します。
                                (午前10時40分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午前10時40分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、田中議員のご質問にお答えさせていただきます。
  こちらのほう、答弁書のほうで3年間と書かせていただきましたが、こちらのほうは第二次ときがわ町観光振興計画の期間ということで、実施期間についてご説明させていただいたものでございます。こちらのほう、現在準備に向けて、作成に向けて準備を進めております。今年度中には作成をする予定でおります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、せっかくこの審議会の中でかなり突っ込んだ論議をしたり、ワークショップをしたり、あと委員さんの感想もかなり具体的に書いてありますよね。だから、こういうときこそ直ちに委員会を設置して、その委員を固定するんじゃなくて、私が思っているのは固定するんじゃなくて、たくさんの知恵と力を集めて、まさにときがわらしい連携や何かをとってやると。だから、ことし中につくってそれからスタートするんじゃなくて、もう並行的にやるというのが、問題というのか、そういう時期だというふうな気がするんで す。
  あと、もう1つは、ここで予算はかけないという形で1番目には載っていますけれども、こういうところこそ予算措置が要るんじゃないですか。紙1枚、電話1本かけるんだって実際はお金がかかっているんです。どこがやるかは別としても、と私は思うんです。そうじゃなくて、じゃ町としてきちんとやるんだったら、所管課の産業観光課でしっかりつくりますと、1年以内にきちっとしたものを立ち上げますと、その立ち上げた中では次に任せるというか、予算をつけて検討するとかという形にならないと、ずっと予算はつけません、誰か相談してください、誰がやるんですか、観光協会ですか、町ですか、個人ですか、どなたが委員会をつくるんですか、伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  こちらのほうにつきましては、町で設置する予定でおります。しかしながら、まだメンバー、責任者、運営体制については準備会のほうで検討して進めてまいるという予定でおります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 わかりました。ぜひ、町が主体として、責任を持ってつくると。それで、具体的な運営というんですか、それをスタートするというのは町が責任を持って進めるということでご確認させていただきます。ぜひ、早急につくっていただきたいと思います。
  2番目の若年層や訪日外国人、これについては中期目標ということで載っています。私もすぐ云々というのはなかなかというのは思いますけれども、ぜひ、この項目自体が現在国が出国税ということで集めていますが、観光庁がこういう予算というか、こういうアイデアを出してくれと言っているんです。それで、6月に発表になりました。課長にはもう事前にご案内というのか、してありますので、そのことについて詳細は求めませんけれども、少なくともこういう提案はときがわ町として早目に出していただきたいと思うんです。もう発表になりましたからね、発表になりました。ときがわ町も、ぜひこういう中期計画の中でこういう振興計画をつくりました。中期にはこういう目標を持っています。そのためにこういう予算を請求するというのが筋だと思う、流れだと思うんです。ぜひ、そういうふうに思っていますけれども、そのことについて確認させてください。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  観光庁のほうで出しております観光振興事業というふうなことで計画をされております。それで発表になっております。現時点で、こちらについて町ですぐ実施すると予定はございませんが、こちらのほう、観光案内板の整備、また公衆トイレの洋式化等のメニューというのはございますので、こちらについて研究してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、いっぱいあるんですよ、メニューが。例えば、多言語化のというのは非常にわかりやすいパンフレットに予算、というかできます、というかそれも使っていいと言っています。
  あと、案内板、フリーWi−Fi、それから今みんな持っているんですね、スマホは。フリーWi−Fiを設置すると次に使えるというのは、それは載っています、使えるって。ただ、全部じゃないですよね。町には2分の1とか3分の1とか3分の2とか、いろんな条件がいろいろあります。それはもちろんわかっていますけれども、具体的にそういうふうに詰めてというか、提案をつくっていかないと次に進まないと思うんです。だから、これはぜひ、あのメニューはなかなかおもしろいメニューだと私は思っていますけれども、積極的に情報を集めて、ときがわ町ではどういうことが使えるんだと。
  すぐ、パンフレットなんか、多言語なんかできるんですね。私も、違うところの地域も見ましたけれども、すごくいいパンフレットをつくっているところもあるんです。でかい市じゃないんですけれども、町段階でいいパンフレットつくっているところあるんです。ときがわ町観光ガイドブック「ぶらっと、ときがわ」なんかいいパンフレットですよ。すごくみんながいいと言っていますよね。あれも日本語だけじゃなくて多言語化で出すとか、またQRコードで飛ばしてみてもらうとか、いろいろ活用できると思うんです。
  だから、ぜひ、その点では、もちろんトイレだとか案内板だとかパンフレットだとかいろいろありますけれども、ぜひそういうことで、そういうふうに使ってというか利用というのか、していただきたいなと思います。
  きょうの答弁書にも載っていますけれども、民泊で始めた方がほぼ外国人が泊まっているという方ですよね、具体的に私も伺いました。その人たちにはパンフレットって非常に有効だと思うんです。いつも言っている、ときがわ町でいろんな施設を回ろうじゃないか、たくさん時間を、滞留時間、平均滞留時間をふやしてもらおう、それから消費単価を上げよう、 満足度ももちろんそうですけれども、そういうのが具体的に載っています。非常にマッチすると思うんです、その辺がね。そういう点では、ぜひそういう、ある意味消極的というか、少ないというふうに私は思いますけれども、そういうところにこういう使い方があるんだというのを早目に出していただきたいというのが2番目のことで、ぜひよろしくお願いします。
  次、重点事項の点から伺います。
  具体的に、これも先ほど言いましたけれども、観光推進委員会で作成の必要性を認めとみんなそこに引っかかってくるんです。だから、しつこいようですが、ここを、直ちに観光推進委員会を立ち上げてもらって、そこで、今いろんないい意見が集まっています、アイデアも集まっています。そこで始めていただきたい。
  あと、課長もいつもホームページやそれからフェイスブック見ていらっしゃると思うんですけれども、某そこの社長なんかについてはもう何回も町長と会ったりなんかして具体的にかなり進めていますよね。だから、そういう人なんかのぜひ力も知恵もかりていただきたいなと思うんです。推進委員会にも参加していますから、そういう人の力もぜひかりていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。推進委員会をつくるというのをもたもたしているんじゃなくて、そういう人を早く引き入れて具体的に進めていただきたいと思っているんですけれども。1年以内とかじゃなくて、もう少し早くならないですかね。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今回、交流会ということで準備会を開きましたが、こちらのほうにつきましても観光に携わる方を中心に第二次観光振興計画の検討委員会なりワークショップのメンバーにお声がけをして開催いたしました。こちらのほうがやはり参加人数がまだまだ少ないというふうなところもありますので、人材の発掘も含めてこのような会議をもう二、三度は開催したいと考えております。そのために今年度というふうな予定で考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ぜひ、早目に立ち上げていただいて、固定するんじゃなくて、いろんな知恵や力や、持っているものを集めていただきたいと思うんです。
  あと、もう1つ加えると、ときがわ町はイベントがいろいろ形があっていいな。それこそ、町長のあれじゃないですけれども、NHKの取材は黙っていても来ましたけれども、もちろんそういうこともありますし、テレビ埼玉には映りましたし、ときがわ町はとにかくほかの ところから見るといろんな元気さがあっていいというお褒めをいただいているんです、いっぱい。ぜひ、それを次に続けるようにお願いしたいなと思います。
  それから、3番目の、私はこれが一番問題だと思っているんですけれども、プロモーション活動です。プロモーション活動って誰がやるんだということです。町のホームページでやるのか、それか観光協会だとか。みんな各自でやっています、いろんな形で。それ、取りまとめたり、集約したり、情報を集めたり、誰がやるんですか、どこでやるんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  こちらにつきましても、プロモーション、個人で情報発信をされている方というのも、もちろん町、観光協会ではそれぞれ公にされているイベントにつきましては全部情報収集して、お互い情報を共有するようにして、テレビで出たものについて町が把握しているものにつきましては観光協会に情報を流す、商工会に情報を流すというふうなことで今情報を共有するように実施しております。ただ、民間で上げたものにつきましては、なかなかその情報が我々のところに届くのがちょっと遅くなってしまうというふうなことがありますので、それぞれ観光推進委員会に携わる方、皆さん観光に携わる方ですので、まずその情報を集約するようなことというふうなことで集約を考えております。こちらのほうの活用につきましては、それぞれで活用するのか、また町、観光協会で情報発信をするのかというのも含めて担い手のほうで検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、そこがわからないんですよ。では、町が集約するんですね、今の確認でいくと町が集約するんですね、町がやるんですね、確認します。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 こちらについては、町がつくった計画ですのでもちろん町が責任を持ってやるようなことになりますが、情報の集約、また使い方につきましては担い手、それぞれの団体のほうで検討したいと考えております。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 よくわからないんですけれども、私もそれなりに読んできたつもりです。例えば、具体的にお伺いします。町民もいいということで、例えば町民とかサークルがこういうイベントをやりたい、発信したいというのは町に投げればいいんですか。町に投げ たら町が広めてくれるんですか、伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 もちろん町にいただくということで構わないんですが、個人のものと、あとその人の、ちょっとうまく表現できないんですが、その人のもうけと言うとちょっと語弊があるんですが、そういうふうなものにかかわるものについては町ではやっぱり情報を伝達するところの制限がかかってしまいますので、そのようなことも含めて中で検討させていただければと考えております。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、例えば、わかりやすくお伺いします。
  例えば、30ページには、町民も含めて、町民というのは個人ですよね。例えば、ほかのNPOからそういう施設から事業所、事業所もあるんですね、事業所が例えば今度の周年記念のイベントをやるからというのを投げたとすると、それを広めてくれるということにとれちゃうんですね、これはね。とれちゃうんです。とれます。商売じゃなくて、例えば周年記念で子供たちを集めてイベントを開催したいであるとか、例えばですよ、例として、そしたらこれは広めてくれるということになるわけです。これを見ると、素直に読むと、と思います。
  だから、そういうことも含めてきちんと、町がやると課長言いましたから、きちんと町が集約して、町のホームページに載せるんですか。誰かのフェイスブックですか。非常にわからないんですよね。だから、私これを悪いって言っているんじゃないですからね、非常に前進して中身はいいんです。かなり具体的な取り組みやときがわのいいところも載っているんです。反対するつもりはないんです。そうじゃなくて、じゃ町がやるんだとしたら町がきちんとそういうのを集めて、推進委員会も早く立ち上げて、こういうのが来たらこういうふうに、どこで何をするかというのがわからないんです。SNSなのかホームページなのか、チラシ、ポスターが必要なのか、わかんないですよね。それを決めるのが、今度推進委員会を立ち上げて結論を出す。推進委員会もことしつくって、3年以内ぐらい、なおわからないです。今まで連携をしていた、情報の共有をしようって言っていた、第一次の振興計画、私も聞きました。何にも変わっていないんです。そういうふうにとれます。それで予算もつけないって言うんです。じゃ、どうやってやるんですかね。
  例えば、ほかの推進委員会なんかでホームページというのか、発信するとしたら、あれは別なものを契約しないと発信できません。お金がかかります。一切出さないと言っているんです。紙1枚出すんだってお金が要るわけです。まとめるんですよ。何か非常に矛盾してい るような気がするんですけれども、いかがですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  こちらの観光推進委員会では予算措置を予定しておりませんが、新たな事業、それぞれで実施する事業につきましては、予算がかかるもの、かからないものいろいろありますけれども、それに出たものについては、町が必要なところについては予算措置を検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 じゃ、例えばグループでいろんな地域のイベントをやる、それから事業者が今言ったみたいなのをやるといったら、ここに申請というのか要請というのかよくわかりませんけれども、今度こういう、秋にこういうイベントやるからお願いしたいということで図ってもらって、予算がかかるからというと予算も検討してくれると、そういうふうな理解でよろしいんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  それぞれの、例えば民間でやるものについては民間で収益性を求めていただいて実施するものもあれば、町が携わる、担い手に町も入っていますので、町が携わるもので町が必要だというものについては予算措置を検討してまいります。ただ、個人の祭りですとかそのようなものについては、それはちょっとその団体で実施していただくということになろうかと思います。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、ここで言っている団体、要するに連携を持って取り組むということでいくと今度おかしな話になっちゃうんです。こうやってちゃんと町民とか事業所とかって書いてあるんです。じゃ、町民はどう連携するんですか。今の話と矛盾しませんか。町民が何人か集まってこういうイベントを地域の子供たち、例えば子供たちを集める、木についてのものをやる、そういったときに推進委員会に、これでいくと連携をして宣伝をしてくれたり人集めをしてくれたり、場合によってはお手伝いにボランティアとして参加してもらったりとか、そういうふうなニュアンスだと思うんです、これでいくと、多分。だから、そ うすると事業として、それを商売にするというのは別としても、この表現はそういうことだと思うんです。今までだって、例えば町有施設の団体ではいろんなイベントや企画をしています。やっています、もちろんね。いろんな、各団体がやっています。それを、今度情報共有して皆さん集めてもらうようにやる、または違う施設に案内をすると、例えば食事だったらこういうところがありますよ、例えば堂平天文台「星と緑の創造センター」も、キャンプ場もありますという案内にするのかどういうふうに情報共有するのかわかりませんけれども、そういうことだと思うんです。あと、回ると。あと、町内では食べるところだったらこんなところがあります。例えば温泉もなんとか、そういうことですよね。そういう整理が非常にわかりづらいという気がするんです。
  課長自身も、何かわかっているんだかわかっていないのかという気がするんですよ。だから、今お伺いしましたけれども、町が主体として進めるというをきょう大きく確認させていただきますから、町が情報を集める、それで間違いないですね。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 情報収集についてはもちろん町が集めます。町も担い手の一員ですから。ただ、運営の方法については担い手のほうで検討ということになります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 町が集めたら集めっぱなしじゃなくて、きちんと情報発信をしてくれるということですね。その辺をきちんと確認させていただきたいんですけれども、よろしいですね。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
                                (午前10時59分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午前11時01分)
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○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  観光推進委員会のほうでまず役割分担を決めるそれぞれの事業につきましては担い手が実施するということになりますので、実施する担い手のほうでそれぞれどのような立場でどう いう情報発信をするかというのはその中で検討してまいるということでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 では、情報発信は町でしないということですか。各自に、集めるものは集めて、情報発信は各自でやってくださいと、そういうことですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 町も担い手の一部に入っておりますので、町も入っているし、観光協会も担い手に入っておりますので、どのような立場で誰がするかというのはこれから、町ももちろん情報発信もしますし、観光協会も情報発信をします。民間の方も情報発信をしていただくという中で、担い手のほうでどのような方法で行うかということを事業実施の段階までには決めていくというふうなことでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 もう一点確認します。お客さんから見て、どこのホームページに行けばいいんですか。町のホームページですか、どこですか、伺います。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 もちろん町のホームページも見ていただきますが、観光協会のホームページも充実していただいて見ていただくというふうな形をとれればと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 確認します。そしたら、町のホームページと観光協会のホームページを見れば、お客様からですよ、お客様から見て、ときがわ町のイベントや情報が集約されていると、そういうことでよろしいですか、そういうことですね。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 ほぼ集約される形になりますが、あくまで担い手で検討するということで計画はしておりますので、ほぼ観光協会、町のホームページで見ていただければほぼ集約されているということですが、それ以外の情報を収集するところ、発信するところというのはここのほうで検討させていただきます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 お客様から見たらどこを見るかというのが問題なんです。ときがわ町でこういうイベントがあるから行ってみよう。それから、行って見たらよかった、楽しかった、すばらしかったということで次に回るとか、そういうことですよね。交流人口ふやす、それからファンをふやす。次に、移住してもらったり、何かそういうストーリーですよね。ということは、非常にわかりづらいとまずいんですよね。非常にわかりやすいのが今だと思うんです。詳しくはどこかに入っていって、例えば詳しく、QRコードなり何々も各団体にリンクしていくだと思うんです。そうすると、相当本当はお金が要るんです。間違いなくたくさんお金が必要なんです。このことをきっちりきょうは確認させていただいて、幾らがどうのというんじゃなくて、間違いなくそれは大きな作業なんです。集約をして、きちんと、正しいかどうかも含めて、ほかの、フェイスブックとかもあるわけだから、いろんなことをチェックしたり何かしながら発信していくということが必要だと思うんです。
  ぜひ、今回で終わるというふうには思っていませんけれども、ぜひ、私は足を引っ張るつもりはないんですよ。ぜひ、ときがわ町に訪れていただいて、楽しんでいただく、また来ていただく、ということで思っていますので、ぜひ一緒に頑張っていきたいと思うんですけれども、課長、よろしくお願いします。
  以上で終わります。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を11時20分といたします。
                                (午前11時05分)
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○前田 栄議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前11時20分)
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○前田 栄議長 発言順位2番、質問事項1、おためし住宅“やまんなか”の現状と実績は。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 議席番号6番、山中博子です。議長の発言許可をいただきましたので、質問させていただきます。
  おためし住宅“やまんなか”の現状と実績は。
  おためし住宅“やまんなか”は、平成29年6月にオープンしてから2年経過しました。以 下の点について伺います。
  1、今までの利用件数と人数は。
  2、今までに複数回利用した人はいたのか。いたとしたら、その組数と時期は。その後、その方たちは移住定住したのか。
  3、年60万円(月5万円)のやまんなか管理委託料はどのような管理業務に対して支払われているのか。
  4、今までの利用者の移住定住実績は。
  以上、4点お願いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の1、おためし住宅“やまんなか”の現状と実績はについてお答えいたします。
  おためし住宅“やまんなか”につきましては、平成28年度に埼玉県ふるさと創造資金を活用し、ときがわ町へ移住を考えている世帯等に短期間貸し出し、生活環境の確認や移住に対する不安の解消に役立たせ、さらなる移住者の増加につなげることを目的に整備をし、平成29年6月から利用体験の募集を開始した施設で、ちょうど2年経過したところであります。
  それでは、まず初めに、今までの利用件数と人数はについてですが、平成29年度につきましては20組65名の利用で、うち県内が6組22名、県外が14組43名の利用でありました。次に、平成30年度につきましては22組100名の利用で、うち県内が11組68名、県外が11組32名の利用でした。今年度につきましては、5月末現在、6組25名の利用で、うち県内が3組16名、県外が3組9名で、これまでに延べ48組190名の方に利用していただきました。
  次に、今までに複数回利用した人はいたのか。いたなら、その組数と時期、その後移住・定住したのかについてですが、これまでに4組が複数回利用し、うち3組が県外からの利用になっております。利用時期につきましては、1組目が平成29年9月と翌年7月の2回、2組目は平成29年11月と翌年1月の2回、3組目は平成29年11月と翌年の8月と10月、そして翌々年のことし4月の4回、4組目は平成30年5月、8月、12月の3回の利用となります。なお、複数回利用し、ときがわ町に移住された方はいませんが、ときがわ町内に移住を希望し、物件探しをされている方はおります。
  次に、年60万円、月5万円のやまんなか管理委託料はどのような管理業務に対して支払われているのかについてですが、まず管理委託料は月額定額5万円ではなく、1か月当たりの 施設の維持管理費1万8,000円と1組入居当たりの維持管理費1万円からなり、仮に1か月当たり3組の利用があった場合には4万8,000円が管理委託料となります。
  管理業務の内容についてですが、予約の管理、出入居対応及び消耗品管理が主なもので、予約が入った場合に利用者と連絡をとり、出入居時間等を確認し、鍵の受け渡しを行い、退去後には次の入居に備え施設清掃をしていただいております。トイレットペーパーなどの消耗品については、町で購入したものを在庫管理、施設への補充をお願いしています。
  最後に、今までの利用者の移住定住実績はについてですが、平成29年に利用された方が1組、平成30年に利用された方が1組で、計2組がときがわ町に移住をしております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 おためし住宅“やまんなか”の利用件数と人数が年4回の議会ごとに報告されていますが、利用件数は月がまたがった場合どのように数えているのか。そして、視察やイベントは利用回数として数えているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、まず1点目のご質問にお答えいたします。
  利用者の方が月をまたいだ場合の利用回数のカウントの方法というふうなご質問でございますけれども、こちら地方自治法第122条の報告でもご報告させていただいておりますけれども、またがった場合には使用を開始した日の含まれる月を基準に件数のほうは上げさせていただいております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 よろしいんですか。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、2問目の視察等がされた場合の件数についてはということでございますけれども、これについては利用回数としてはカウントをしておりません。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 私も利用件数と人数を各議会ごとに地方自治法第122条の報告をもとにオープンからことし4月までを一覧表にしてみました。そして、ホームページに載っている昨年4月からことし5月までの予約状況確認もしてみました。そこで質問させていただきます。
  ことしの2月、3月、両方とも1件1人と報告されています。1月6日から3月31日までの予約の場合は1月に1件1人で、2、3月がゼロ件ゼロ人となると思うのですが、これは間違いではないでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問の、すみません、内容が一部理解できないところがございまして、1月から3月までで1件続けてという……
○6番 山中博子議員 もう一度しましょうか。
○荒井 淳企画財政課長 すみません、よろしくお願いします。
○6番 山中博子議員 予約は1月6日から3月31日までとされています。そうしましたら、最初の月は1月なんですから1月に1件で1人ということで、2月、3月、報告では1件1人になっていますが、ゼロ件ゼロ人というふうになるべきだと思うんですが。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 今のご質問ですと、2月に数字が入っていたということでよろしいわけですね。
○6番 山中博子議員 2月と3月です。
○荒井 淳企画財政課長 すみません、それにつきましてはご指摘のとおりだというふうに私も考えております。そういうことで、申しわけございません。そこのところは間違った情報になってしまったかと思いますのでおわびいたします。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、昨年8月の予約状況確認をさせていただきます。私が調べた予約状況確認のところでは4件、8月7日から10日、8月11日から16日、8月17日から26日、8月27日から9月2日、その4件だったと思うんですが、報告書のほうは5件になっています。これはどういうことなんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、今、私のほうにある情報からお話しさせていただきますと、今ご紹介いただいた以外に8月6日から7日までをご利用していただいた方が抜けているように思われます。ホームページのほうの予約サイトのところでは、予約が入りますとそこをほかの予約が入らないように埋めてしまっているんですけれども、実は、昨日もそうだったんですけれども、急に連絡が入りまして、昨日の方もきょうから利用しているんですけれども、そうした急に予約が入ることがございまして、そち らの予約サイトのほうに入力が漏れてしまうというふうなこともあったのではないかなというふうに今は推測するところなんですけれども、実際に地方自治法第122条の報告のほうでさせていただきましたように、8月は5件ございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 利用者滞在中のイベントが4件ほどありました。これは、どこがどのようなイベントをしているのか、対象はどういう人たちなのか。そして、以前ときコマースだったと思うんですが、夏場の流しそうめんのイベントをしたとか、そういうことをお聞きしたことがあります。どのようなイベントなのか、それは対象はどうしているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 今ご紹介いただきました、それは平成29年度に管理を委託していた業者になろうかと思いますけれども、そちらのほうでいろいろとイベントをしていただいたものにつきましても、やはりこの施設を紹介するというふうな、情報発信をするという意味で町外の方を対象にイベントのほうは行わせていただいていたところであります。
  ただ、30年度につきましては管理委託の業者が変わったものですから、そちらの方についてはイベントを実際にやっていただいているということではなくて、町内で新たに起業をしてこれから売り出していこうとかというふうな方がいらっしゃいますので、そうした方たちの情報発信ということも含めまして、30年度につきましてはいろいろなイベントをそれぞれの起業された方の範疇でやっていただいております。対象につきましては、同じように町外の方を対象に行うことで、あの施設のPRというふうなことも含めてやっております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 その業者というのは、前はときコマースだったと思うんですが、30年度に関してはどこなのか。それから、そのイベント費用、資金はどうしているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 平成30年度につきましては、株式会社Re'leaseという業者に委託をしております。これにつきましても、役場の本庁舎敷地内にありますiofficeのところで新たに不動産業を起業された方というふうなことで、起業支援という意味でも委託のほうをしたところであります。
  2点目につきまして、イベントの費用でございますけれども、これ昨年度までは埼玉県の ふるさと創造資金の補助金をいただきながら事業を実施していたものですから、財源といたしまして、そのイベントを行うに当たり1件3万円の委託料を支出しておりました。それにつきましては、埼玉県の補助金が3分の2、補助をいただきながら実施をしていたところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 埼玉県が3分の2ということは、3分の1はときがわ町で支出しているということになりますよね。この支出している予算を立てているところはどこなんでしょうか。やまんなかの必要経費の中には入っていなかったと思うんですが。
○前田 栄議長 企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 予算を立てているのは企画財政課の政策担当のほうで立てておりまして、予算事業といたしましては若者定住化事業の中に入っているはずだと思いますけれども、ご確認いただければと思います。
○6番 山中博子議員 わかりました。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 条例の使用資格には、町外に住所を有する者であって、夫婦、親子等家族で移住・定住を希望している者とあります。そこで、お聞きしたいことがあります。
  昨年6月1件で14人、5泊6日での利用があったと思いますが、これはどのような家族だったんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 1回の利用につきましては、移住を考えられている方の利用ということで貸し出しをしているところでございますけれども、その中の構成につきましては、出していただいているところで見ますと親子で使ったりですとか、または三世代で使ったりというふうなところもございますが、ご指摘をいただきました利用につきましては、私の記憶でいきますと数世帯の方が、3世帯か4世帯ぐらいだったと思うんですけれども、親子で、ご夫婦と子供さんを連れて利用したというふうなところだったと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ちょっともとに戻りますが、その数世帯というのは友達関係で来ていると思うんですが、みんなときがわ町に移住定住希望のためにときがわ町に泊ったんですか。 ただ単に友達同士で遊びに来たというふうに私はとれてしまうんですが、いかがですか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 そこの真意のところについてはご本人に確認をするしかないんですけれども、あくまでも事前に申請をいただいたりお話をさせていただいた中では、移住にどういったところか選定の作業から入っているかと思います。その中で、ときがわ町のこういう施設があるからまずは体験してみようかというふうなところで認識のほうはしております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、昨年9月、2件で3人の利用があったと思います。2件のうち1件が2人、ご夫婦だったとすると、もう1件は1人ということになりますが、それは1人ということになりますよね。それは、9月15日から10月14日の1か月の方のほうが1人だったんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、9月から10月にかけて利用された方のほうが2名、その前が1名というふうにこちらのほうでは認識しております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 条例の使用の許可期間の中に7日以上2か月以内とするとあります。昨年4月からことし5月までで7日以下が12件、先ほど8月も1泊2日ということで、12件。条例に反していないんですか。1泊2日というのが5件ありました。1泊2日で何の体験をしたのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 条例を制定する段階では7日以上の利用というふうなことで、企画財政課としてはそのぐらいは体験していただきたいというふうな気持ちでおったわけですけれども、実際にふたをあけましたところ、7日以内、一番短くては1泊でございますけれども、そうした利用でも体験をしてみたいというふうな方が随分多かったものですから、それを、条例にそういうふうな規定がないから断ってしまうというふうなことになると、せっかくときがわ町に移住を考えている方の機会を逸してしまうのではないかというふうな判断から、1泊2日でも、短い期間でも貸し出しをして体験をしていただくというふうなところに重点を置いて運用のほうをさせていただいているところでございます。ただし、1泊2日だ から、じゃ7日で1万円のところを1泊2日なのでもっと安くするというふうなことではなくて、最低の基準が1万円という基準がございますので、1泊2日であろうが1万円はいただいております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 細かくそこのところを把握しているわけではございませんけれども、アンケートを、どういうふうなことをされたとかどういうふうな生活をされたというふうなことでとっているんですけれども、その中ではいろいろと、気候風土ですとか施設を回ったりですとか、あとは実際に移住をする物件を探したりですとか、そういうふうなことをやられているというふうには報告をいただいております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 確かにときがわ町に来てくださる方を大切にすることはわかります。1泊2日でも来ていただいて、ときがわ町を体験していただくということはとても大切なことだと思いますが、これは何のための条例かということをもう一度再認識していただきたいと思います。7日以上2か月以内、これは一応条例として定めて、私たち議員も賛成したものです。ですから、やっぱり1泊2日でなければできないといったときに、なぜその条例自体を変える方向にいかなかったのか、私は疑問に思います。条例は守るためにあると思います。守らなければならない条例を、何の許可もなくといったら申しわけないんですが、条例で決められたことを守って条例だと思いますので、そこのところはいかがでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、条例の第7条をとって山中議員につきましてはおっしゃられていることだと思いますが、やはり条例を上程するときに、その第7条第2項のところでもご提案をさせていただいているところがございます。それが、前項、要するに7日以上2か月以内というふうな規定のところも含むんですけれども、前項の規定にかかわらず、管理上支障がないと認めるとき又は町長が特別に必要があると認めるときはこの限りでないというふうな規定がございます。そうしたことから、そのような運用をさせていただいているところでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、これは町長が特別に必要があると認めたと考えてよろしいんでしょうか。そうでなければ、管理上支障がないと認めたからということでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 その点につきましては、町長に了解をいただいた上でのことだというふうに私は捉えております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 また、使用許可期間が2か月以内とあります。ことしの1月6日から3月31日まで、約3か月間の予約が許可されています。これも条例違反じゃないんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 その期間につきましても、ただいまご説明した条項をもとに許可をしたわけでございますけれども、それには、やはり前年の実績のことがありまして、やはり平成29年度の実績につきましては実際に2月、3月については利用がなかったものですから、そこのところは長期で貸し出してもほかの方に影響がないだろうという判断のもとに貸し出しのほうをさせていただいたところでございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 昨年の2月、3月には利用がなかったというお話ですが、私が調べたところでは2件ほどございます。3月、4月は春休みで、子供と一緒に体験したいと思った人に支障があったと思うんですが、いかがですか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのお話でございますけれども、その期間につきまして予約の問い合わせ等はこちらには入ってきた記憶がございませんので、そこはなかったというふうに考えております。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ここでちょっと疑問に思うんですが、1か月、2か月、3か月と長期利用した方が3回ほどあります。この方の職業というのは何だったんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それにつきましては、もし把握をしていたとしても個人情報になりますので、ここでは控えさせていただきたいと思います。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 そこから仕事に通ったということはないんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 これは定かではありませんのでここではっきりと申し上げるわけにはいかないとは思いますけども、ただ、お答えするとすれば、その可能性もゼロではないというふうなことでございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 1月6日から3月31日までの利用は1人だけでした。その利用者は同じように借りている11月8日から12月28日までの約2か月間、この人と同じ人じゃなかったんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 そうですね。ご指摘のようなことだと思います。ただ、やはり移住につきましても、ときがわ町に移住を考えている方が、そこから職場に通うためにあそこを利用するというふうなこともあって当然ではないかなというふうに思います。移住してきた後に職場のほうに通えないのでは職場をやめて移住をしてこなければという、ハードルが高くなってしまいますので、そこの辺を確認していただく意味でも重要な施設ではないかというふうに考えております。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 自分の職業、自分の仕事とやまんなかを借りる趣旨が違うと思います。まず、昨年末、ちょっと私も聞き取り調査をしました。そうしましたら、11月上旬にこの方1週間ぐらい借りていて、また11月8日から12月28日まで借りていて、1月また6日から3月31日までの間、3回連続で借りている…………………………。こちらで、複数回利用している方がいたのかということで質問したところ、その利用時期、その利用について一切書かれておりませんでした。全部ここに書かれてあるのが本当なんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 休憩をお願いします。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
                                (午前11時52分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午後 零時01分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 先ほどの山中議員の数字の件で、荒井企画財政課長。
  利用者の、どこから始めるか。利用人数じゃなくていいのか。
○6番 山中博子議員 では、2回利用したというところから。
○前田 栄議長 2回利用したところから、では、山中議員、もう一回お願いします。
○6番 山中博子議員 1月6日から3月31日の利用は1人だけでした。同じように長期にわたり利用しているのが、近くに11月8日から12月28日と約2か月間利用した人がいます。これは同じ人なんではないでしょうか、そこのところを確認します。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいま私の手元の資料で確認したところ、同一人物であると確認ができます。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、私への答弁のところで間違っていたということですよね。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 確かに、おっしゃるとおり答弁の内容で漏れていたというふうなことになろうかと思います。そこのところは訂正をさせていただきたいと思います。
○前田 栄議長 山中議員、訂正でよろしいですか。
○6番 山中博子議員 はい。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 そうしますと、2か月と3か月、約5か月ですが、滞在中ときがわ町のどのような体験を提供してどのようなことを紹介したのか。また、家族は全く来なかったのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問につきましては、あくまでも施設を貸し出しして、その後は個人の方に体験をしていただいているということで、事細かく把握をしているというふうなことではございませんので、今のご質問の情報につきましてはこちらでは把握をしてございません。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ということは、5か月間ただ開放しているだけで、泊まらせているだけで、ときがわ町の情報を何もその方に入れなかったということですか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 これは大もとの申請のところからになってくると思うんですけれども、ときがわ町を移住先の一つとして考えているので体験をするというふうなことからすれば、ここを体験している間にときがわ町を知っていただくというふうなことで、この期間で町内をいろいろとめぐっていただいているというふうなことでは考えております。事務局、企画財政課のほうからこれがあります、これはどうでしょうかとかいうふうなことでは、積極的には情報のほうは提供してございません。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、確認したいんですが、やまんなかに泊った方たちに対して、ただ宿泊の予約を受け付けるだけであって、ときがわ町としてここのところを勧めるとかここの場所に行ったほうがいいんじゃないですかとか、そういうものを一切やっていなかったということですね。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問の中で、ここを勧めるとかというのは、要するに観光情報というふうなことの認識でよろしいでしょうか。それとも、移住を考えている方に対して、空き家の物件ですとか空き地ですとかの、要するに居住をするための情報を出すというふうなことのどちらをお考えになって。
○6番 山中博子議員 全てです。
○荒井 淳企画財政課長 観光情報等につきましては、この施設の中に観光パンフレット等を配布させていただいておりますので、それをとって情報のほうをとっていただきたいというふうには思っております。そして、もう1つ、空き家情報ですとか物件の情報につきましては、まさしく今こちらの管理を委託している方が不動産の免許を持っておって仲介もできるような方でございますので、そうした方が今一生懸命空き家のあっせんを、間に入ってしていただいております。ですから、その方を通しては居住の物件等については今一生懸命斡旋をしているところでございますので、そういうところで情報のほうは提供できているというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 1つ疑問に思ったんですが、今1人の方がやまんなかの管理委託を受けていると思うんですが、そして、その方が宅建の資格を持っている、そういうことでいろいろな情報を流すのはいいんですが、1人の宅建を持っている人のために町の情報をその人だけに流すというのはいいのかどうか。例えば、本当に職業として不動産業をやっている人ならばそういう情報が欲しくてたまらないと思うんです。その中で、宅建業務の資格を持っているその1人の人だけにその情報が流れるというか把握できる、とってもお得なことだと思うんです。ただ待っていて、来るのを、仲介をするのを待っているだけじゃなくて、本当にそこの場所にいるだけで情報が得られるということは、その方にとってとても有利なことだと思うんですが、ほかの不動産会社とのかかわりというのは大丈夫なんですか。そこだけに情報が漏れるということですけれども。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、あくまでもあそこの施設を利用した方の相談を受けているというふうなところでとどまっていただいております。
  もう1つは、ときがわ町の空き家バンクというのがございますので、こちらのほうを通して正式にはいろいろと物件の斡旋をさせていただいているところでございますが、ただ、実際に空き家バンクが現在機能していないような状況になってきておりますので、そこのところで不動産業者、いろいろな不動産業者に間に入っていただけるような制度に変えていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ここにやまんなかのホームページがあります。一番上に、「ときがわ町に移住を考えている方はもちろんのこと、ときがわ町とは決めていないけれども田舎暮らしをしたいと考えている方 ぜひ!!おためしください。」とあります。条例で示されていますが、やまんなかの目的は移住・定住を希望する者を対象としています。その施設です。ときがわ町に決めてはいないけれどもというのを入れるのは条例に反するのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 まだ必ずしもときがわ町に移住をしたいと決めていない方でも、あそこを体験することによってときがわ町のいろいろな風土ですとか環境、こういったものを 体験していただくことでときがわ町に決めようかなというふうになっていただければというふうなこともございますので、そこは、やはりチャンスを逃さないためにもそういうふうな表現にさせていただいております。そこのところはご理解をいただきたいと思います。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 確かにときがわ町に来ていただける方を1人も残さず来ていただきたい。でも、先ほどから条例のことを言っています。私は、条例で決めたことを守らないで優遇措置をしてしまったり、それから、条例というのはそういう決めたことを曲げてもいいのかということをよく考えていただきたいと思います。確かに、来ていただけるんだったら誰でも来ていただきたいと思っています。もう少し条例の意味を考え直していただきたいと思います。
  次の質問をします。
  このホームページの中におすすめ体験として収穫、星空、森林浴、川遊び等がありますが、この体験はどこが責任を持ってどこが案内しているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 収穫につきましては、施設内にいろいろな山菜ですとか果実等の苗を植えて、その時期に収穫ができるような環境を今現在進めているところでございます。実際に苗も植わっておりますし、春には、先日も、タケノコが出るので、タケノコの収穫を体験したいということであの施設を利用された方がいらっしゃいます。
  また、星空体験等につきましては、夜、山中議員があそこに行かれたかどうかはちょっと私も確認できないんですけれども、あそこは隣近所が実際には見えないんです。夜真っ暗になるんですよ。あそこで夜星空を見上げていただければ本当にきれいな星が見えるんですけれども、そうした、やはりあそこでなければ体験できないようなこと、またときがわをめぐっていただければ体験できるようなことがいろいろございますので、そうしたものを提供しているというふうなことでございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 先ほどから聞いているんですけれども、あそこに泊った方に町の職員が行って案内するとか何かがないようなことをおっしゃっていました。あそこの、やまんなかの外に出れば星空がとてもよく見えるということを泊った人は知らないと思います。例えば、きょうの夜は天気がいいので外へ出て、あそこから見る星空はとてもすてきですよという、職員なりそこを勧める方なりがいたら見ますけれども、あそこに泊まる人がわざわざ外 に出ていかないと思います。もう少し、PRするならここがいいよということを積極的に伝える、そういうものがあってほしいと思います。いかがですか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのお話でございますけれども、ご自分の五感で感じていただくというのは非常に重要だというふうに私は考えております。そういう中では、その方がどういうことを欲するのかはわかりませんけれども、やはりご自分でいろいろと体験をしていただいて感じていただければというふうには考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 条例の中にも、使用の資格に、地域が行う行事にできるだけ参加できる者とあります。これもどこが責任を持って案内しているのか。また、ここでいう地域とはやまんなかがある雲河原地域に限るのか、伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、狭い範囲でいけばあの施設がある雲河原地域のいろいろなイベントにも参加をしていただきたいというふうなこともございますけれども、やはりときがわ町のどこに住むかもまだわからない状況の中では、ときがわ町のいろんなイベントにも参加をしていただきたいというふうには考えております。そうした中では、そうした情報をあの施設の中でお知らせをしていくというふうなことは重要だと思っておりますので、その辺は改めてもう一度認識して強化をしていきたいというふうには考えております。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 やまんなかは雲河原地域内にありますが、地域とのかかわり合いはあるのか、伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 入居されている方がどのぐらい地域とかかわっているのかというのはちょっと把握をしていないんですけれども、ただ、物理的なことを申し上げますと、やはり利用の期間というものがそれほど長期ではない、平均すると1週間程度とかというふうな中ではなかなかそこに地元のイベントですとかつき合いが発生するようなことというのはなかなか難しいのかなというふうには思っております。そうしたことから、ふだんの挨拶程度のつき合いというのはできるかもしれませんけれども、イベント等のつき合いというのはな かなか難しいのではないかというふうには考えているところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 1つ提案なんですが、例えばホワイトボードでも黒板でもいいですから、町のイベント、何月何日どこどこの地区でどういうものがあるというのを全て書いておいて、それを問い合わせ先はどこどこですというふうな、親切に書いていただければ、泊まった方がきょうは何のイベントがあるのかなとかお祭りがあるのかなとか、そういうことがわかると思うので、そういうものを書き出しておいたらいいと思います。
  それから、これもちょっと聞いたんですけれども、宿泊者がいたんで、地域の行事がそのときにあったそうなんです。そうしましたら、その方が役場に来ればいいのにということを話に行かれて、提起をしたそうです。その後、宿泊者も来なかったということなんですけれども、提供していないんですかね、そういうものを。町でしたら、どこにお祭りがあって、どこの地区がやっているというのはよく広報なんかでも出ますけれども、そしたらそういう地区のお祭りとか、私のところでしたら夏祭りがあるんですけれども、そういうものが書き出されていれば町のほうで勧めやすいと思うんですが、いかがですか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 すみません、ちょっと私前半部分のご質問が理解できなかったんですけれども、ただ、いろいろなイベントの情報というふうなことで、やはりご提案いただいたことについては確かにおっしゃるとおりだなというふうには思いますので、その辺は今後強化をしていきたいというふうには思っております。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 施設維持管理のことについて伺います。
  例えば、ことしの2、3月のように続けて利用しているときは施設維持管理費は1か月1万8,000円、それだけに、2月、3月はなるということですね、確認です。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ご指摘のとおりでございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 周辺管理業務委託料で10万円。これはどこにどのような委託をしているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 周辺管理事業につきましては、年間、草刈りを地元の団体、雲河原地区の団体にお願いをしてしていただいております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 雲河原地区の団体ということですが、ちょっと疑問に思うのは、同じ草刈りでもボランティアで川のまるごと再生のほうはしていますが、やまんなかで行っている草刈りと、川のまるごと再生で行っている草刈りと、委託料10万円、出るか出ないかなんですが、その違いというのはどこなんでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、それはその施設の成り立ちの過程によって変わってくるかと思います。川のまるごと再生のほうがどういうふうな理由でそういうふうなことになっているのか私はわかりませんけれども、こちらの施設についてはボランティアでやっていただくというふうなことは当初から進んでおりませんので有料でお願いをしているということでございます。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 初めからお金を払ってやる草刈りとボランティアでやる草刈りをどこで区別しているのか、そこのところを伺いたいと思います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、ボランティアを行ってくださいというふうのはちょっとどうなのかなと逆に私は思います。人にお願いをして、人がそこで動くんであれば、そこには当然お金は発生するものだというふうには考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 それでは、川のまるごと再生も人が動いています。
  そして、例えばそこをシルバー人材センターに頼んだとしたら私はこんな質問をしなかったと思います。雲河原地区のある団体とおっしゃっていましたが、その何人かの方たちにはお金を払う、それから川のまるごと再生のほうには払わない。シルバー人材センターでしたらお金を払って当然と私は思いましたが、そういう団体に払うということが疑問に思いました。そこのところは結構です。
  利用者は全て把握していると思いますが、利用後のフォローはどのようにしているのか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問の前に、先ほど答弁はいいというふうなお話をいただいたんですけれども、草刈りにつきまして地元の方に払っている。これ、1回2万円を払っているんですけれども、実は平成29年度にあそこの草刈りをシルバー人材センターにお願いした経緯がございます。そのときに1回当たり2万4,000円から5,000円かかったんです。そうしたこともあったもんですから、それでしたら地元の方、せっかくあの施設を受け入れていただいた地元の方に少しでもお金が落ちるようにということでお願いをして、1回2万円でやっていただいているという経過がございますので、そこはご理解いただきたいと思います。
  では、さっそくあそこを利用していただいた方へのフォローというふうなことでございますけれども、やはり先ほど来何度かお話に出るんですけれども、あそこを管理していただいている方がその後も親身になっていろいろな物件を紹介させていただいているというふうなところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 利用後、アンケートは全てとっていると思いますが、いつからとっているのか。最初からとっているわけですよね。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 申しわけございません。そこにつきましては私も記憶が定かではないんですけれども、最初からではございません。たしか最近、ことしに入ってか4月になってだと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 その内容はどんなもので、その中での問題点はどのようなことでしたか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 アンケートの内容でございますけれども、まずあの施設を使ってみた感想というものが入っております。そして、あの施設で何が足りなかったの。それと、も う1つ、その後、今度はときがわ町に移住した場合に何がネックになっていて移住の妨げになってしまうのか、そうしたことをお聞きして、それをできるだけ解消していくような方向につなげていきたいというふうには考えております。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 何がネックになっていたかということは問題点ですよね。移住しない問題点ということですね。そしたら、どんな問題点がありましたか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 やはり通勤の問題ですとか買い物の問題、あとは交通の問題というふうなものが挙げられていたかと記憶しております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 来られた方が通勤、買い物、それから交通、確かに来てみなければわからないと思うんですが、通勤については、ときがわ町がここにあり自分の職場がここにありということはわかっているのですから、大体交通、車を利用したら何分ぐらいかかるというのは最初からわかり得ることだと思います。それなのに、それが問題というのはちょっと腑に落ちない気もします。
  複数回利用したり長期利用したりしてときがわ町をよく知ろうとする人もいると思いますが、移住定住を希望する者を対象と条例でも定めています。単に宿泊施設として利用するものにならないよう条例を遵守し、厳格な運用をするべきです。今後、町としての対応はどう考えているのか、伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 答弁の中でもちょっとお話しさせていただきましたけれども、どういったきっかけで移住をときがわ町に決めるかというふうなところは非常に判断が難しいところではございますけれども、ある程度いろいろな方、たくさんの方に体験をしていただいて選んでいただけるような町にしていただければというふうなことで、厳格にはしていくつもりではいますけれども、それほど、じゃ条例に全て沿った、町長の裁量が入らないような状況で貸し出すかというふうなところでは、できれば柔軟に考えていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 柔軟に考えるのはいいんですが、条例をもう一度読んでいただいて、やむを得ない場合には仕方ないですけれども、できるだけ条例に沿ったやまんなかの貸し出しをしていただきたいと思います。
  以上で質問を終わります。
○前田 栄議長 休憩いたします。
  再開を13時30分といたします。
  朝言ったように1時20分に自己紹介がありますので、ここによろしくお願いします。
                                (午後 零時29分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時30分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎発言の取り消し
○前田 栄議長 その前に、6番、山中博子議員から午前中の一般質問における発言の一部取り消しについて発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  山中博子議員。
○6番 山中博子議員 議席番号6番、山中博子です。
  先ほどの質問の中で複数回利用者に関しての質問において、………………………と発言しましたが、この発言を取り消したいと思います。
○前田 栄議長 ただいま山中議員から、一般質問の質疑における一部の発言について取り消したいとの申し出がありました。
  お諮りいたします。
  これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、山中博子議員からの発言取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
  暫時休憩します。
                                (午後 1時31分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午後 1時32分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎発言の一部訂正
○前田 栄議長 午前中の一般質問において、荒井企画財政課長から発言の一部訂正の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、午前中の山中博子議員の一般質問の中で、私が答弁の中で空き家バンクが機能していないというふうな答弁をしてしまいましたが、これは明らかに間違いで、空き家バンクが需要と供給のバランスが崩れているのでというふうなことで訂正をお願いしたいと思います。
○前田 栄議長 ただいま荒井企画財政課長から、一般質問の質疑における中で一部訂正したいとの申し出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、荒井企画財政課長の発言の訂正を許可することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 岡 野   茂 議員
○前田 栄議長 一般質問に入ります。
  発言順位3番、質問事項1、歩道の整備について、質問事項2、ハイキングルートの再整備を、質問事項3、廃棄物の不法投棄に対して弾力的対応を。
  通告者7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 議席番号7番、岡野茂でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。
  まず初めに、歩道整備について。
  町道の歩道の整備がおくれているが、今後の整備について町の考えを伺う。
  また、県道については未整備区間が多いが、県に対して要望はできないのか。
  以上、質問させていただきます。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邊町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の1、歩道の整備についてお答えいたします。
  現在、町道の歩道は3.3キロメートルが整備されております。また、路肩部に歩行者の空間を明示するためのグリーンベルトが3.7キロメートル設置されております。
  町では、歩行者の安全確保のため、平成28年度には玉川地内の町道に歩道を整備したほか、今年度は本郷地内で歩道整備を予定しております。
  歩道整備には用地取得が伴うため、土地所有者の用地協力が必要不可欠です。今後、町では安全面や地域の要望を踏まえ、必要性を検証した上で歩道用地の内諾が得られれば、事業化を図ります。
  また、歩道用地の取得が困難な区間や、歩道整備までの必要性が低い区間については、グリーンベルト等の設置について引き続き計画的に検討をしてまいります。
  また埼玉県に対しては、毎年、県道歩道未整備区間の設置要望を提出しており、現在、ときがわ熊谷線の玉川地内及び田黒地内の2カ所について歩道整備事業を実施しております。
  県道については、交通量が多く、重大事故につながることから、歩道整備について引き続き要望してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 答弁いただきましたけれども、この町道の歩道の3.3キロが整備されていると。ただ、グリーンベルトは3.7キロ設置されているんですが、これは執行部のほうから見て、非常に少ない、本当に何%の歩道の率じゃないかと思うんですが、その辺のお考えはいかがでしょうか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  町道については、やはり距離が総延長にすると500キロ近くあるということで、率にすればかなり少ないというふうには見えます。ただ、こちらについて歩道設置の要望というのを区長さんなり、あとは定期的にやっています通学路安全総点検などで、一応要望が上がってきたものについてはそちらを検証してやっているということなので、まだまだやはり建設環境課サイドとしては設置したいところはございますが、今の3.3キロという数字について必要最小限の中では整備をされているのかなとは思います。ただ、しっかりもっと整備はしていくつもりではおります。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 ここにも書いてあるんですけれども、安全面で地域の要望を踏まえてということなんですけれども、ただいまの答弁で区長等からの要望があった場合というんですけれども、その辺は区長さんのほうで必要であるかないかというのを判断すると思うんですけれども、その辺の区長が言えば幾らかそういう動きがあるというのを区長自体が知っているんですかね。うちのほうなんかも随分、歩道があったほうがいいよねと言っているんだけれども、区長がそれを要望で出しましょうという話は全然聞いていないんだけれども、その辺の周知というか、徹底はしていないんですかね、しているんですか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 区長さんがそれを要望していいかどうかというのは、それは区長さんによってまちまちだと思うんですが、こっちからこういう要望がありますとか、道路改良も含めてなんですけれども、歩道の必要性があるところは要望してくださいというようなアナウンスは積極的にはしてはおりませんが、上がってくるところからは上がってきています。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 うちのほうの雲河原地区なんかも随分山のほうで、歩道も全然ないし、あるいは道が狭いんですけれども、その辺を要望してもなかなか対応ができないということで、もう2代も3代も前から区長が要望してもできていないという部分もあるんですよね。ですから、その辺を、今の答弁書でいくと用地を取得したとこから始めるということなんですけれども、今の状態ですと、あの山の左右の道だとかなり話せば許可をおろしてくれるようなところがあると思うんですけれども、その辺をもう少し積極的に役場のほうから話をするとか、例えば区長会でそうした問題があるから、それを積極的に区のほうで取りまとめてくれないかというような要望というか、区長会等に要望とかそういうものはできないんですか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  区長会でそういったことを建設環境課サイドから区長のほうに話すかということなんですが、それについては具体的に言っていただければ、それは個別の対応ということになるんですが、区長要望全体なんですが、やはり区の要望というのは、とりあえずどんなものでも歩道に限らず、まずは総務課のほうに一度相談をしてもらってという形ですね。そういったことで、歩道に対して要望書の要望を積極的に区長会でということは考えてはおりません。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 あと、地域の要望があればということなんですけれども、今までに例として何件ぐらいこの要望があって、それを実現できたのか。あったのかないのか、そういうのを教えていただけますか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  区長要望を見たところ、平成25年ぐらいから調べてみたものはあるんですが、その中で確かに1件があります。それは小倉のほうなんですけれども、田黒の全体の小倉城一帯の整備の中で歩道を設置してくれという要望は上がっております。あと、県道の歩道設置要望というのが1カ所だけ、それ以外にもございました。
  25年からは2件ほどあります。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 25年から2件ということは、地域の要望はほとんどないということで判断できるわけですよね。ただ、先ほどの要望があれば踏まえてやるということで、その要望を出せないでいる区が多いんじゃないんですかね。その辺はどういうふうに思いますか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 区長さんがそうした要望を出せないでいるかどうかというのは、ちょっとこちらでは把握はできないですね。歩道のみならず、いろんな要望事項というのはあるわけで、道路拡幅工事しかり、側溝整備しかりで。ただ、この交通安全については、やはり一番大きいのは5年に1回やっている通学路安全総点検というのがあります。それについては県のほうでしっかりリスト化して、それができる、できない、もし歩道の要望があれば、その歩道の要望に対してどういう理由でできないのかというの全てやっています。
  直近ですと、平成28年にあったんですが、29から33年までの計画なんですが、そこだと歩道設置が2件要望がありました、町道で。そこについては28年と今年度、歩道設置のほうを行う予定で、そちらのほうで対応しているという形になっています。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 いずれにしても町道は、住民の生活道というのが多いですから、最近、運転ミスによる歩行者等の事故が多いニュースはよくありますけれども、特に子供や年配の方が町道を歩くときに車道に出て歩くというのは非常に危険だと思いますんで、町道についてももう少し歩道の整備、あるいは県道のほうでも出ていますけれどもグリーンベルト等の 設置を町のほうでも積極的に考えていただいて、このグリーンベルトがあるだけでも運転者というのは意識的に目で見てうんと変わりますから、その辺をもう少し町道についてもやっていけるように、あるいは先ほど言ったように、区長さんから要望を出してもらわないとできないということであれば、区長会のほうで徹底してそういうのを出してくださいよということで、危険度を減らすためにも必要だと思うので、ぜひその辺をお願いしたいと思うんですが、よろしくお願いします。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  答弁書にもありますとおり、歩道ができない場合には、あとはその必要性、やはり地域によってまちまちだと思うんです。交通量が歩道設置するまでにいかなく、路肩が余裕があるところについてはグリーンベルトで対応してもらっている。歩道というのはかなりお金のほうもかかりますので、そういったもので交通量が少ないところについては対応していただいているという状況です。
  グリーンベルトについてはそんなにはかからないものなので、今積極的にこちらのほうについては設置を進めているところです。県も、結局最終的には、歩道要望を出しても用地が難しいということでグリーンベルトになっているところが多いです。それが現実です。実際にグリーンベルトをつければ視覚的にドライバーのほうが注意をしてくれる、幅が狭くなる、あとは速度を落とすあれが何かあるというんですね。県のホームページを見ると、何キロか検証するとスピードが落ちていると。あと、道路外側線から20センチぐらいは普通の道路外側線よりもグリーンベルトだと道路の内側に寄るという効果が検証されているようです。
  そういった歩道にかわるものについてはグリーンベルトで対応をしていきたいと考えております。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 次に、県道についてちょっとお伺いします。
  県道も、ここに書いてあるように3.7キロしか設置されていないということなんですけれども、県道については県の事業として、また地元で用地買収をしなくてはならないという難点もあると思うんですけれども、県に現状を知ってもらう努力をしてもらうよりほかないと思うんですけれども、そして危険箇所を調べて用地交渉を進めるような動きを役場のほうでしているのかどうか、ちょっとお聞きします。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  県の歩道設置につきましては、これは毎年定期的に夏の時期に、予算に間に合う時期に予算要望しております。具体的に言いますと、旧の玉川工業高校のほうに抜ける角丸石油さん、そこのところの路線と、あとは飯能寄居線なんですが、大附入り口の交差点のところ、そこの2カ所についてはもうずっと県に要望書を出していまして、県のほうもそこのところは重々承知をおるわけなんですが、なかなか用地のほうが厳しいということで実現されていない部分があります。
  あと、今年度、ときがわ熊谷線の嵐山境のあたり、あそこも歩道が途切れているところがあるんですが、あそこに1カ所今年度これが整備をしていただけることになりました。その手前の玉川地内なんですが、そこも歯抜け歩道になっていまして、今年度、設計のほうに入っていただけることになっております。
  今、そういった県道で歩道ができていないところというのは、やはり用地が厳しいところがありまして、そんな状況なんですが、県のほうには引き続き要望しております。用地交渉についても、県の事業なんですが町のほうで用地交渉は主導的にやっております。
  以上です。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 そうすると、その県道についても地元の要望があれば県のほうへ申請するという形になるんですか、それとも用地を買収してから先にやるというか、そういう形になるんですか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  用地のほうを今買収してからではなくて、その地元のほうからここのところの歩道の設置の要望があれば、まずは、そこの用地が本当に取得できるかどうかというのを地元の地権者の方に内々で当たりまして、そこでおおむね内諾が得られた場合には県のほうで事業化をしてもらうという、そんな手順になっています。そうじゃないと、幾ら初めに計画をしても結局それは無駄になっちゃうんですね、お金を使った分県費が無駄になってしまうので、そういったのは、まずは内諾をもらってきてくれというのが県のほうの要望の手順になっています。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 このときがわの観光振興計画なんかを見てみますと、ときがわの町内 で移動手段として利用するのが、93.1%の方が乗用車、それから電車は5.3%、バスが2%という形ですよね。それで、町内を観光で歩く場合には、乗用車が92.8%で、電車が2.4%、バスが1.7%ということなんですよ。そうすると、これを見ますとほとんど90%以上の方が乗用車で町内をめぐって観光をするという形になりますよね。そうなると、県道、町道にかかわらず歩道整備も進めないと、例えば歩いて観光する方もいるわけですよね。そういう方について危険な箇所が多くなるということもあるし、あるいはサイクリストなんかにしますと里山の空気を楽しめる場をつくるということで、ときがわもサイクリストにとってはすごい名所だそうなんで、そういう人が乗るにも、やはり県道の歩道と車道の境というのがないと、ちょっと車の運転手に対しても、自転車の人に対してもやはり危険度が高まると思うんですよね。
  ですから、今の状態で行くと西平の幅を広げる小和瀬屋商店さんの手前のところからずっと大野まであの県道にはほとんど歩道がないんだよね。そこは自転車のサイクリストは非常に使っていますよね。ですからその辺も、これから先どんどん考えてやらなくてはならないと思うんですけれども、歩道ですから利用度が少ないということであればしようがないんですけれども、そこはグリーンベルトぐらいはどんどん引いて、やはり注意喚起をすべきだと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  具体的に小和瀬屋商店さんから先のほうということでお話がありましたので、その先についてはご承知のとおり、かなりあの宿あたりは家がもう密集していまして、現実的にあそこに歩道というのは厳しい状況はわかっていただけると思います。そのかわりとしてグリーンベルトなりというお話なんですが、そちらについては、あそこは本当に路肩が狭いんですよね、だからグリーンベルトもつかないぐらいの幅の道路でありまして、それが引ける幅があるかどうかというのも県のほうと調整はしますが、ただサイクリストに関して言えば、今、自転車活用推進法というのができまして、その中に自転車の走行路、よく町なかのほうに行くと自転車レーンてあると思うんですが、しっかりと区別をするのではなくて、多分50センチでもいいですから自転車が通る走行レーンをつくってあるんですが、そういったものはぜひ私のほうも、この自転車活用推進法にもありますので、そういったレーンの設置というのは積極的に県にお願いをしていきたいなというふうに思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 いろいろこれは土地も絡むし、お金も絡む、あるいは県のほうも絡むということで非常に難しい問題だとは思いますが、これからときがわ町がもう少し観光客を呼び込むためにやるには、やはりそういった整備も必要だと思いますので、ぜひともこれから、そういう意見もあったということを念頭に置いて進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  これで1問目を終わります。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、ハイキングルートの再整備を。
  7番、岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 質問事項2、ハイキングコースの再整備をということで、ときがわ町のシンボルである慈光寺と霊山院、正法寺を結ぶハイキングルートの整備の考えはないかということでお伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邊町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の2、ハイキングルートの再整備をについてお答えいたします。
  町では、豊かな自然環境を活かし、森林浴や観光名所を楽しんでいただくため、町内各所にハイキングコースやトレッキングコースの整備を行っております。特に近年では、健康志向からハイキングが注目され、当町といたしましてもハイキング用マップを作成し、ハイキング客の誘致を図っております。
  岡野議員ご質問のハイキングコースは、慈光寺から霊山院、冠岩、森の広場を経由して堂平天文台(星と緑の創造センター)までを結ぶ「ときがわトレッキングコース」の一部に当たります。
  このコースは、全体を通して町の歴史や自然に触れるとともに、関東平野が一望でき、踏破した方が満足感を味わうことのできる健脚向けの非常に人気のあるコースとなっております。
  霊山院付近から正法寺を結ぶハイキングコースにつきましては、土地所有者の了解をいただき過去に案内標識を設置しており、現在でも通行が可能となっております。しかし、コースの途中には岩の露出した急勾配で危険な箇所もあり、ハイキングマップ、ホームページ等では積極的に案内をしておりません。
  現段階でこのコースを整備していく計画はありませんが、今後、安全に拠点を結ぶコースについて現地周辺を精査し、再設定を含め検討してまいりたいと考えております。
  さらに、町内各所に設定されたハイキングコース等については、PRに努めるとともに、駐車場等の設置状況や付近の観光名所の情報提供に努め、来訪者の満足感の向上に向け取り組んでまいりますので、ご理解を願います。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 答弁いただきましたけれども、ここはトレッキングコースについては霊山院までは整備されておりますけれども、その奥が山道となっていて、私たちよく害鳥獣駆除のほうで入るんですけれども、ハイカーが来て、これはよく整備されているねという状況は全然見受けられないような気がするんですが。
  また、この前、山林火災になった堂平天文台のすぐ下のところ、あそこなんかの道路もそんなに整備されているというような感じではないんですけれども、私がここでお願いしたいのは、慈光寺から霊山院を通って下の正法寺におりる道、それはトレッキングコースから下におりないと正法寺さんは行けないんですね。現在ですと、霊山院さんから下へおりて車の通る道路へおりていっちゃうと四つ角へおりちゃうんですよね、そうすると正法寺へ回るには、また横からこう入ってこなくちゃいけないということで、袋小路みたいになっちゃうもんで、それを上から通れないかということで質問しているわけです。
  ですから、あそこは確かに、ここに書いてあるように非常に道としてはいい道ではないですけれども、結構トレッキングで楽しいというか、いい道になるんではないかなということでここをお願いしたんですけれども、課長もあそこ下まで行ってみましたか。霊山院の墓場のところから横に入って下へずっとおりていくと入沢谷津へおりる道ありますよね、それからその手前から右へおりると正法寺のお墓と本堂の間へおりる道、その辺に八十八ヶ所という有名な、ツツジの咲くところがあるんですけれども、あそこへ行く道をもう少し通行可能にしたら、観光客の方も正法寺までおりられるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の整備についてどう考えておるのか、ちょっとお聞きしたいんですが。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、岡野議員のご質問にお答えさせていただきます。
  霊山院から、今岡野議員言われましたように正法寺までおりるコースにつきましては、今2ルートあるようになっております。1つは八十八ヶ所の手前側からおりてくるコースと、 八十八ヶ所のほうからおりて来るコースになっております。先の八十八ヶ所側ではない霊山院側のコースにつきましても、ちょっと私2度ほどおりたんですが、結構おりるだけでも大変なようなところで、岩が結構ありますし、大勢の方があそこをそのまま、下が結構段になっていますので大勢おりるというのは現時点ではちょっと厳しい。
  それから、八十八ヶ所のコースのほうにつきましては、岩場につくっておりますので、転落するとかなりあちらのほうは危険というふうな形になろうかと思いますので、八十八ヶ所側のほうがちょっと危険かなというふうな印象を受けております。
  手前側のコースにつきましても、おりることについては、私ぐらいの体力であればおりることはできるんですが、下がちょっと濡れていたり、また大勢の人が通行するということですと、現時点の段階ではちょっと危険というような判断をさせていただいております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 課長、それは現状でしょう。現状を私は聞いているんじゃないんですよ。ルートがつくれないかと聞いている、整備をしてくださいよと言っているんだから、岩が露出して急斜面だというそれで危険だということだけれども、そういうところは観光ルートの中にはいっぱいあるわけですよね。例えばどこの岩場を登るんだって、くいを打ってロープを引いてあって、鎖が引いてあって、登っていく人だっていっぱいいるわけですよ。それを、ただ危険だからこれはよしますというんじゃ、観光の資源にもならないでしょう。ですから、私そこを言っているんですよ。
  ですから、霊山院からおりていって吉田正男さんのほうから来た道とぶつかるところのすぐ下から山のところを、中をずっとブルドーザーで押して道ができているんですよ、広い道が。そこは草が生えっちゃったり、木が生えちゃったりして通れないんで、その辺を整備すればすぐ下へおりられるんですよ。霊山院から150メートルおりれば正法寺に行けるんですよ。そういうルートがあるのにもかかわらず、できませんと言ったんじゃ、観光の資源に何もできないでしょう。私はその辺を聞いているんですけどね。それ知らないですか、道路。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 人家のあたりからおりるという道は、私はちょっと存じてない。どのあたりになる……。
  よろしいでしょうか、再整備ということでこちらほうの答弁書でも書かせていただいたんですが、現地周辺を精査してというふうなことで書かせていただいておりますので、今現状 の道のところが実は道路でない土地を通っておりますし、そのようなところもあることはあるんですが、やはりトレッキングコースということで設定するということですと、安全はある程度の確保をしているところでないと、やはりご紹介するのはちょっといかがなものかなというところがあろうかと思っているんですが。
  現地周辺、町道等道となっているところを確認しまして、こちらのほうは検討をさせていただけたらと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 今私が言った山道が入っているんですけれども、そこの左右に大きな岩があって、観光客が見れば、すごいねというような岩が左右にあるんですよ。ですから、そういう岩を生かしたり、自然を生かしたコースをつくれば、また観光客も多くなるんじゃないかと思うんですけれども、その辺を私は─トレッキングコースも大事ですけれども、そうした回遊できる、例えば霊山院から下へおりて正法寺を回って、スケート場のほうを回って帰るとか、そういう新しいルートを開発しなければ、こちらの観光計画で言うと、去年90万人ぐらいしか来ていないわけですよ、それを100万人、110万人にふやしていくには、やはりそういう新しいものを何かつくらなくては絶対ふえないと思うんですよ。去年と同じことをやってたんじゃ、ことしは減るばっかりでしょう、この表を見たら。ですから、そういうものをどんどん開発していくというのをもう少し目を向けてもらったらどうなのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 先ほど言われました道については、大変申しわけないですけれども、私のほうで把握していませんでしたので、後で教えていただければ、そちらにつきましても現地確認をさせていただきたいと思っております。
  ほかのところにつきましては、やはり安全というふうなことは担保をある程度しなくてはいけませんので、ほかの現地を確認して検討したいと考えております。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それでは最後に、来訪者の満足感の向上ということなんですけれども、満足感はこれでいくと60%なんですよね。ときがわへ来て60%の満足度でお客さんが帰っているというようなことが書いてありますけれども、これを70、80%にするには、やはり役場で、執行部のほうでもう少し親身になってそういう観光に力を入れていかないとと思うんで す。ぜひともその辺をご努力をお願いいたしまして、この質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項3、廃棄物の不法投棄に対して弾力的対応を。
  7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 3番目は、廃棄物の不法投棄に対して弾力的な対応をということで、近年、山間部において不法投棄が見受けられるが、投棄された地主は処分に苦慮するという声を聞くが、町としての柔軟な対応が必要と思われるが、町の考えをお伺いさせていただきます。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の3、廃棄物の不法投棄に対して弾力的対応をについてお答えいたします。
  不法投棄につきましては、以前よりときがわ町全域で発生しており、特に山林への不法投棄が目立っております。
  議員ご質問の弾力的対応をにつきましては、私有地に不法投棄された場合の処理についてのことと察しますが、不法投棄が発見された場合、原則として土地所有者または管理者の責任において処理をしていただいております。
  不法投棄は重大な犯罪であり、発見後、警察に通報して不法投棄した者が判明した場合は、その者に処理費用を請求します。しかし、そのほとんどは不法投棄した者が判明できずに、土地所有者が処理しているのが現状です。不法投棄された土地所有者が被害者であることにもかかわらず、ご自分の費用負担で処理を行うことは理不尽であることも、町としては重々承知しております。
  町としては、被害者の立場に立って、必要な手続等のお手伝いをさせていただき、土地所有者の負担が少しでも軽減できるよう努めております。
  引き続き、警察及び関係機関との連携を強化し、看板設置やパトロール等の実施により、不法投棄の防止に向けて取り組んでまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 この問題につきましては、私の住んでいる雲河原地区は非常にごみを捨てやすいというか、捨てる回数が多いというか、非常に困った問題ですけれども、これ原 則として土地所有者や管理者が処理するというのは法律的に決まっていることで、わかるんですけれども、この前も幾件か雲河原で非常に大きなごみを山の中へ捨てられたと、それを片づけるのに自分で片づけたと。片づけきったら、次のところにまた捨てられたということで、ああいう山間部に林道とか町道は必要なんですけれども、それが自分の山を提供してつくってもらったところへみんな捨てられるということで、山を持っている人は被害を受けているというのが非常に多いんですけれども、その辺を町のほうでもう少し、不法投棄された場合に柔軟な対応をしていただけないかということなんですけれども、山の中へ入ったというのも、ここまで道路ですよ、この脇にのりがあります、そこから下へ入ってのりから外れた場合は山の持ち主が片づけなきゃならないという線引きを、もう少し弾力的にできないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  今言われて、雲河原地区というのは確かに不法投棄が多い箇所です。特に林道なんですが、今議員おっしゃっているのは、去年のちょうど仕事納めにそんな案件もありまして、そこの境界でぎりぎり町のほうのというか、林道のところは町が片づけてと、そういうふうに認識をされているのであれば、ちょっとそれは違う、誤った認識だと思います。そういった処理の仕方はしていないです。
  なかなか単独的な運用ということで、本当にお気持ちはよくわかります。ただ、やはり不法投棄の現場というのがいろいろな種類というか、ケースがありまして、公のこういった場所で弾力的な運用をしていきますというのがなかなか言えないのは、ちょっと承知していただきたい部分があります。やはりどこの市町村に聞いても、不法投棄というのは所有者の責任でやると、全国どこの市町村に聞いてもそういった形をとっています。これは廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)というのがありまして、ここに明確に書いてあります。土地所有者の責任においてそういったものを処理すると。なので、こういったところで町が弾力的に処理をするという形は言えないことはわかっていただければと思います。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 私がこの一般質問をするということで広報でもあったと思うんですけれども、そうしたらある人は、「いや、岡野さん、これは自分ちの山から外せば、道路のほうだったら町でやってくれるんだよ。じゃうちのほうの山に入った分は県道へ出して置いておいて、そうすれば町のほうで片づけてくれるかね」と言われたんですよ。だけど、それは 私としてはそうですねとも言えないんで、ちょっとそこはうまくないですよと。例えば自分ちのごみをそこの県道なり町道なりに出すということは、この所有者がこっちへ出すと不法投棄になるわけですよね、理屈的に言えばね。だから、そういうふうにしてもいいんかねという質問されたんですけれども、そういう場合に役場のほうではどういうふうに処理したらいいと思いますかね。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  しっかりとしたお答えができなくて申しわけないんですが、そういった私有地に不法投棄されたものを公共の場所へ動かす行為も不法投棄と同等の扱いになりますということで、これはもう明確に書いてあります。やはり今回の雲河原のケースは、我々の課のほうでもう少し丁寧に行うべきだったかなというのは反省しております。
  ただ、今こういった場所で弾力的なものというのはなかなか申し上げられなくて申しわけないんですが、これはやはり町内にもそういったケースがありまして、自分の山だからということで集めてきたごみを投棄したと。そういったものを町で片づけるなんていうことはできませんから、その辺はご理解をいただきたいと思います。ご相談をしていただければ、丁寧に説明と、なるべく負担がかからないような形で対応をさせていただきます。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それから、ここに発見後警察に通報するということなんですけれども、例えば町内で去年とおととしの1年間で何件ぐらいの不法投棄というのがあって、あるいはそれを警察に届けた場合に、何件ぐらいの不法投棄者が明らかになったのか、その件数を、わからなければいいんですけれども、わかったら教えていただけますか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  昨年度、平成30年なんですが、不法投棄の件数が大体40件ぐらいございました。一番多いのはやはりタイヤが多いですね。あとバッテリー、小川地区衛生組合で受け入れをしていないものが多いです。
  そういった中で、警察のほうに入ってもらった件数は、これははっきりは言えないんですが10件ぐらいは入ってもらっています。立件されたというか、犯人が見つかった事例もあります。ただ、やはり請求書なんかが中に入っているもので、それを警察のほうで挙げても、 結局、前回の例なんですが、それは捨てられたんだという主張なんですね。結局、捨てた現場を見ているわけではないんで、その中にそういった証拠になるものが残っていても、それは何者かによって捨てられたんだというような主張をされたりしますので、そこでそれを認めて回収費用を賠償させたという例は、私の知る限りはありません。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 もう時間がなくなってきたんであれなんですけれども、一応、こういう不法投棄をなくすために執行部のほうで何か対策というか、そういうものを考えておるんでしょうか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 こちらについては、雲河原の案件もそうだったんですが、まずは現地を確認して、よく捨てられる場所には立て看板、不法投棄を発見したら110番と警察署と町の連名の看板を設置したり、頻発するところにはカメラを設置したりすることもあります。あと、これは実際にやってもらっているんですが、パトロールの強化、ごみパトロールもそうなんですが、駐在さんのほうには言って、この路線を重点的に警らしてくださいということでお願いをしたりもしております。
  町でやれることってなかなかないんですが、そういった対策はしておるところです。
○前田 栄議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 確かに、今課長の答えの中にあったように、林道の入り口とか、あるいは過去に捨てられたような場所に防犯カメラを取りつけて、上っていったトラックが空になっていたらその人が置いたんだということで後で証拠になると思いますんで、そういうものの取りつけとか、あるいはごみパト、ごみパトロールですか、そういうものを週に何回今回っているかちょっと私は把握していないんですけれども、その辺をもう少し巡回していただいて、数をふやしていただければ抑制効果も出るんじゃないかと思うんですけれども、その辺をいろいろ検討していただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。
  以上で私の質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を14時40分といたします。
                                (午後 2時25分)
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○前田 栄議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 2時40分)
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○前田 栄議長 発言順位4番、質問事項1、SDGs(持続可能な開発目標)の推進を、質問事項2、災害時の停電対策について、質問事項3、選挙手帳の導入を。
  4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 議席番号4番、小島利枝です。
  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき3項目の一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、SDGs(持続可能な開発目標)の推進を。
  SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称であり、2015年9月に国連サミットによって採択された国際社会共通の目標で、17の目標と169のターゲットの具体的目標で構成されている。誰1人取り残されないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって2030年達成を目標としている。
  国連主導による大きな話ではあるが、内容は、全ての国、地域、企業、団体、個人にまで運動を理解させ広げようというものである。
  町としてはSDGsに対してどのような認識を持つか伺う。
○前田 栄議長 答弁を願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の1、SDGs(持続可能な開発目標)の推進についてお答えいたします。
  SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は、小島議員のご質問の中にあるとおり、2015年9月の国連サミットで先進国と開発途上国がともに取り組むべき国際社会全体の普遍的な目標として採択されたもので、2030年を期限とした17の目標と169のターゲットが設定されています。
  そこでは国に限らず自治体なども課題解決のための主体とされ、まちづくりなどの地方自治体に関係が深い目標も設定されています。
  平成28年12月22日に国のSDGs推進本部で決定された「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」の中で地方自治体に求められている体制では、各地方自治体に各種計画や戦略、方針の策定や改定に当たってはSDGsの要素を最大限反映することを推奨しつつ、関 係府省庁の施策等を通じ関係するステークホルダー(利害関係者、関係団体等)との連携の強化等、SDGs達成に向けた取り組みを促進するとされています。
  現在、町においてSDGsを意識した活動や、計画等への反映は行っていませんが、例えば町の公共交通への取り組みは、SDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献するものであり、林業への取り組みは15番目の目標「陸の豊かさを守ろう」の達成に、また健康長寿ナンバーワンのまちづくりは3番目の目標「全ての人に健康と福祉を」の達成に貢献できるものと考えております。
  今回の小島議員からのご質問を機会に、SDGs達成に向けた取り組みの必要性を再認識し、町の各種施策の中にSDGsの要素を最大限反映していけるよう理解を深めてまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 まず、皆様に17の目標を知っていただくためにお話をさせていただきます。
  17の目標は短く簡潔に解説され、このようなカラフルな色とりどりのロゴマークで標示されています。私が今バッジをつけているこちらのほうが全てのカラーになっております。
  1、貧困をなくそう。2、飢餓をゼロに。3、すべての人に健康と福祉を。4、質の高い教育をみんなに。5、ジェンダー平等を実現しよう。6、安全な水とトイレを世界中に。7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。8、働きがいも、経済成長も。9、産業と技術革新の基盤をつくろう。10、人や国の不平等をなくそう。11、住み続けられるまちづくりを。12、つくる責任、つかう責任。13、気候変動に具体的な対策を。14、海の豊かさを守ろう。15、陸の豊かさを守ろう。16、平和と公正をすべての人に。17、パートナーシップで目標を達成しよう。となっております。
  答弁にもありましたが、ときがわ町ではSDGsを意識した活動や計画等への反映は行っていないが、既に目標達成に貢献できる項目もあるとのことですが、今後どのように取り組んでいく考えか伺います。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの小島議員のご質問でございますけれども、今後、ときがわ町といたしましては、実はこのSDGsを受けまして、国のほうでも、まち・ひと・しごと創生総合戦略を平成29年12月に改訂をしております。その中で初めてSDGsのことに触 れておりまして、そこでは、多様な目標の追求は日本の各地方における諸課題の解決に貢献し、地方の持続可能な開発、すなわち地方創生に資するものであるというふうな認識のもとで、目標といたしまして都道府県及び市区町村におけるSDGsの達成に向けた取り組みの割合を現時点(2017年)でございますけれども1%しか取り組みとしてなされていないものを、2020年までに30%に引き上げるというふうなことで方針が示されております。
  ときがわ町といたしましても、こうした国の総合戦略の改訂に合わせまして、答弁にもございましたが、今後計画等を見直す場合にはSDGsを意識したものとした計画を盛り込んでいきたいというふうには考えております。
  ただ、今までSDGsを意識はしていなかったというふうなことではございますけれども、結果的にこの17の目標のうちの幾つかは実際に取り組みをしているというふうなことですので、これを明確に計画の中にSDGsの取り組みだということで明記していきたいというふうには考えているところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 国は、SDGsの目標達成のために2016年5月にSDGs推進本部を設置し、2017年6月に優れた団体を表彰するジャパンSDGsアワードを創設しました。自治体で受賞されたのは、第1回は循環型の森林経営に取り組んでいる北海道下川町が内閣総理大臣賞を受賞、第2回は一般廃棄物の資源リサイクルを国際展開し、リサイクル技術を海外留学生に伝える指導をするなどを行っている鹿児島県大崎町が内閣官房長官賞を受賞されました。
  これから目標を持って取り組むに当たり、我が町が頑張って取り組んでいる姿を町民の皆さんに知ってもらうためにも、ジャパンSDGsアワードに応募できるよう取り組んでいただけますでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 そこまでお話をいただいたものに高められるかどうかというところはわかりませんけれども、ただ、もう既にときがわ町としても環境問題等は重要事項ということで、ことしからも取り組みのほうを強めているところでございますし、実際にそのアワードにエントリーできるかどうかは別といたしまして、取り組みのほうは強めていきたいというふうには考えているところでございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 強い答弁ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
  そして、町でSDGsの目標達成に向かっていくためには、全職員がしっかりSDGsの理念を理解していただくことが重要です。ぜひ研修等を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ただいま企画財政課長のほうから取り組みを町のほうでも進めていくというようなことでございますので、それに合わせて、この機会に、このSDGsについて職員に普及というんですか、周知を図りまして、世界規模でのそういう取り組みをときがわ町でも職員に認識を深めるような研修会ができればというふうに考えおります。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 また、住民の方にもSDGsを理解していただく啓発を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、実は恥ずかしながら、今回、小島議員からこのご質問をいただいたことによりまして、私もSDGsというものを初めて認識いたしました。恐らく町民の方もそのような状況ではないかとは思っておりますけれども、これにつきましては何かしら広報媒体なり何なりを通じて住民の方にもある程度、こういう言葉があるんだということの認識だけは啓発をしていきたいというふうには考えているところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、2つ提案がございます。
  まず1つ目は、国連広報センターが発行しているガイドです。こちらのほうですが、私たちが日常生活に簡単に取り入れられる行動などが載っています。例えば、皆さんがやっていると思いますが、電気を節約しよう、電気機器を電源タップに差し込んで使っていないときは完全に電源を切ろう、また、照明を消そう、テレビやコンピューターの画面は意外と明るいから必要なときにはそれ以外の照明を消しておこうなどと、本当に身近なものが簡単な言葉で載っております。ぜひ啓発の一つに使っていただきたいと思います。
  そして2つ目は体験型カードゲームです。こちらはさまざまな価値観や違う目標を持つ人 がいる世界で、私たちはどうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのか、このゲームでSDGsの目標を1つ1つ細かく勉強するためのものではありません。なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか、そしてそれがあることによってどんな変化や可能性があるかを体験的に理解するためのゲームです。楽しみながらSDGsの本質を理解することができます。
  こちらのカードゲームは日本全国で3時間ほどでやれるイベントがよく行われております。ぜひこちらのほうも、職員もしくは住民の方にも参加できるようなこのイベントを開催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご提案でございますけれども、まず最初に、ご提案いただいた内容につきましては、本当にふだんから職員もそうですし、住民の方もそうですけれども取り組んでいるような内容も含まれていたようでございますし、そうしたことがやはりSDGsの達成に貢献しているんだよというふうなことで啓発のほうを図っていきたいというふうに考えております。
  また、カードゲームにつきましては、どういうものか私も今初めてお伺いいたしましたので、まずはちょっともの自体を確認させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひ検討していただければと思います。
  次に、子供たちについて伺います。
  子供たちのグローバルな視野を広げるためにSDGsを学ぶことは大切と思われます。
  現在、学校教育で行われているか、またSDGsに対する見解を、ぜひ教育長に伺いたいと思います。
○前田 栄議長 久米教育長。
○久米正美教育長 小島議員のご質問にお答えします。
  小学校で現在、持続可能な社会ということで子供たちは勉強をしております。その内容につきましては、未来にわたってより多くの人々が豊かな生活を送るためにはよりよい環境を残していくことが重要だということで、そんな勉強を現在もしておるところですけれども、実際にはこのSDGsというものについては具体的には今の子供たちは勉強しておりません。現行の教科書にはそういった記述はもちろんございません。
  ですが、今年度採択される教科書の中には、小学校6年生の社会科の教科書の中には具体的にこのSDGsということで、今デザインがありましたけれども、そういったものも載っていて、なおかつ授業の中でこういった17の目標の中の2つを選んで調べてみよう、そしてそれぞれが発表し合って17項を確認してみようとか、それから目標達成のために世界や日本で行われているのはどこまでできているんだろうか、そういったことを調べてみようとか、それから最後には、自分たちにできることがどんなことができるだろうかといったそんなことが教科書に載っておりますので、恐らく来年度からは学校の中でも具体的にこういった学習が始まり、それがまた家庭のほうにも伝わっていくものかなというふうに考えておるところです。
  ということで、小島議員さんの考えているようなところが学校現場でも、具体的には来年度から始まっていくなというふうに私はとらえております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では最後に、今回の私の趣旨は、このようなSDGsというものがあるということを多くの皆様に知っていただき、理解していただきたいということです。国際レベルの話で、自分たちには関係ないという姿勢ではなく、自分ができることを取り組み、継続していくことが世界の目標達成につながり、地球市民の1人として実感がわきます。
  ときがわ町の住民1人1人が理解を示し、社会貢献していく姿が将来像「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」にふさわしいのではないかと思います。
  以上でこの質問は終了させていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、災害時の停電対策について。
  4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 質問事項2、災害時の停電対策について。
  昨年9月に発生した北海道胆振東部地震は、道内全域約295万戸が停電するブラックアウト(大規模停電)を引き起こし、完全復旧まで約3日を要した。電気は極めて重要なインフラであり、ライフラインでもある。
  当町の災害時における停電対策について伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の2、災害時の停電対策についてお答えいたします。
  平成31年3月に地域防災計画を改訂しましたが、この中に北海道胆振東部地震を受けての大規模停電について記載を加えております。内容は、「本町を含む広域な範囲で停電が発生した場合は、東京電力、県、その他防災関係機関と連携して2次災害の発生予防、応急対策の実施に努める」としております。
  また、「情報の収集・伝達、町内の連絡・調整が必要な場合は、必要に応じて災害対策本部の設置を行うこと」としております。実際に起こった本町での例として、昨年9月の台風24号の影響で大野地内でおおむね2日間停電が続きました。この際にも、東京電力と取り交わしている確認書に基づき、町から東京電力へ状況確認と復旧要請を行うとともに、町内全域には防災行政無線や登録制メール等を利用し停電状況や復旧の情報提供を、対象世帯には東京電力の広報車による広報と個別訪問を行ったところです。
  また、各区長への情報提供とともに、区長、民生・児童委員による高齢者独居世帯等の安否確認等の実施を依頼いたしました。
  一方、各種の防災情報を発信する町の防災行政無線の電源供給については、役場に設置している親局、弓立山に設置している中継局は非常用発電機により、また屋外拡声子局には内蔵されている蓄電池により、それぞれ電源供給が可能となっております。なお、蓄電池につきましては定期的に更新しております。
  行政はこうした停電対策を行っていますが、住民の身の周りの安全確保のためには自助、共助での停電対策問題あわせて実施する必要があると考えています。
  具体的には、自助として、ご自宅ではランタン、ヘッドライト、モバイルバッテリー、これらを作動させる電池等の備蓄をお願いしたいと考えております。さらに共助として、各自主防災組織では、既に購入している地区もありますが、町の補助金等を活用していただき、発電機等の購入をご検討いただきたいと考えております。
  災害時の停電対策について自助、共助、公助の観点から備えを行っております。今後もご理解、ご協力をお願いいたします。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 まず、活動拠点について伺います。
  災害時に防災活動拠点となる町本部、指定避難所、福祉避難所の電源確保はどのようになっているのか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 お答えいたします。
  停電が起こった場合の電源確保ということでございますけれども、本庁舎等につきましては24時間バッテリーがございます。ただ、避難所におきます中学校とか各指定避難所におきましては、そういうバッテリーございませんので、その際には、答弁書のほうにもありました発電機を利用しての電源供給が必要かというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 この電源の設備が整っていない施設、今伺ったところですと避難所20カ所は全て特になく、発電機を持ち込むという形なのでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 お答えします。
  指定避難所のほうにつきましては、先ほど申し上げましたように、自主防災のほうで既に補助金等でご用意しているところにつきましてはそれを使っていただくということがまず1点かと思います。
  また、ないところにつきましては、町のほうでも発電機のほうはそう多くはありませんので、町のほうで持っているのが5台ということなので、これもまた整備の必要はあろうかと思うんですけれども、一応考える発電機としましては、自主防災組織で持っていないところにつきましては今後ご用意をいただくというような形かと思います。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ちょっと食い違ってしまったんですが、指定避難所の20カ所、学校5カ所、公共施設5カ所、地域の集会所10カ所が多分あると思うんですが、地域の集会所は先ほどの自主防災という関係でいいかと思いますが、学校、公共施設は合わせて10カ所あるんですが、発電機は町自体が5台しかないとなると、5台足りないと思いますが、その辺の考えはどのようにお考えでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 指定避難所、例えば町の施設関係につきましては5台では実際まだ足りないというふうに思いますし、この5台につきましても、町自体でも使う部分もあると思いますので、発電機につきましては、今後、町でさらに購入をしていく必要があろうかというふうに思っています。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひ早急に検討していただきたいと思います。
  あと、福祉避難所、こちらのほうはどのようになっているんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 福祉避難所につきましては、保健センターということを福祉避難所に指定するわけでございますが、先ほど申し上げましたように、町の施設の一部分としまして保健センターにそういうバッテリーの設備につきましてはありませんので、同様にこれから準備していきたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、非常用電源の稼働時間というのはどのぐらいを想定しているのでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 先ほど申し上げましたように、本庁舎のほうは今のところ24時間ということでございます。また、いろんな情報を町内にお知らせします防災無線のほうなんですけれども、弓立山の中継局のところに当たるバッテリーが72時間、そしてそれぞれの地区にありますラッパのある拡声器ですけれども、これにつきましては24時間の電池というふうなことでございまして、そのほか移動用の無線機につきましては16時間、そして集会所のほうに備えつけの半固定というような無線機があるんですけれども、これにつきましても24時間というような、そういう能力でございます。ですので、一応その能力の限界の中での対応になるかなというふう考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 もし24時間以上かかった場合は、その後はどのように考えているのでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 防災無線等につきましては、このバッテリーをほかから電源供給を、また発電機等でそのバッテリーに電源供給をすることによってまた延びますので、これも発電機のほうが必要ということなんですが、そういう設備を補うことによってバッテリーの寿命を長くすることができるということでございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 外部からの供給なしで非常用電源を稼働させる時間として、人命救助の観点から重要な72時間、もう1つが災害対応に支障が出ないように停電の長期化に備え1 週間程度と言われています。燃料確保の計画はどのようになっているのか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 先ほど申し上げました発電機等はやはりガソリンがないと─一部にプロパンのものもできているんですけれども、基本的にはガソリン供給によりまして発電機を回すというようなことでございます。現状では、ガソリンをどのように町の施設で供給するかというふうなことになろうかと思うんですけれども、まず、東日本大震災のときなどの例を申し上げますと、その当時も町内のガソリンスタンドのほうで公務的な役場に対して優先的にガソリンを供給していただいたというようなこともございます。今後も、こういうような場合につきましては優先的に供給していただけるように協定とかそういうようなことで、さらに東日本大震災のときには非常にそういう恩恵も受けましたので、きちんとこれからは先にお願いをしておくような形も必要かなというふうに思っております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひ協定なり、きちんと連携をとっていただきたいと思います。
  続きまして、情報収集と発信について伺います。
  災害発生時は情報収集が非常に大切です。町の情報収集と発信方法について伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 災害時の情報収集につきましては、今度の9月1日の防災訓練のときにも訓練の方法としまして通信訓練を行わせていただく予定でございますけれども、各地区の自主防災組織のほうから区長さんでもこれはもちろんよろしいんですけれども、そういう各地から情報を本部に伝えていただくということが情報収集の主なことになろうかなというふうに思います。そういう点で、実際の震災等が起こった場合には電話等も使えなくなる可能性も非常に高いので、通信訓練ということが基本になるかというふうに思います。
  また逆に、その収集したことを住民の皆さんにいろんな情報を伝達する場合には、先ほど申し上げました防災行政無線を使っての放送というようなことになろうかと思います。
  また、可能であれば、その際にメール登録をしておいていただくというようなことが、住民の皆さんにとっては的確な情報を得られる中心になるかなというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 停電時において情報収集の鍵を握るのはスマートフォンではないかと思われます。通話はもちろん、安否確認、位置情報の把握、SNSでの発信や情報収集など災害時の重要な通信手段です。町の見解を伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 先ほど申し上げましたように、登録制メール等も町のほうで導入いたしますし、また災害時におけるホームページでのお知らせもあるかもしれません。そういう場合に、現状ですと非常にスマートフォンは有効な手段になるかなというふうに思います。
  ただ、これにおきましても先ほどの電源の問題が出てきますので、これにつきましても新たな非常時の電源供給ということで、各自主防災組織等でもその充電をできる方法を検討いただくのもその備えかなというふうに思います。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 携帯電話事業者は、消防などの要請に基づき端末の位置情報を提供できます。例えば倒壊した建物の下敷きになったとき、スマホの電源が生きていれば早期に見つけることができるかもしれません。スマホの充電の切れ目が生死を分けるケースも生まれてきます。
  北海道地震では、札幌市役所で充電サービスを実施したところ、1日延べ900人が利用されたと伺っています。そこで、スマホの充電について伺います。
  町内においてスマホの充電が可能な場所を把握していますか。また、何カ所あり、1日の延べ人数はわかりますか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 スマホの充電器が町内のどこにあるかということにつきましては、大変申しわけございませんが、現状では把握してございません。そういう観点で、先ほども申し上げましたけれども、こういうものの充電につきましては新たに計画の中に盛り込んでいきたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 スマホを充電することができる場所がふえるということは大変重要と思われます。避難所では多くの避難者が同時に使えるソーラーパネルつき充電器の設置を活用してはいかがでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ご案内いただきましたそのソーラーつきの充電器につきましても、先ほど申し上げましたようにいろんな充電器の整備等を各自主防災組織のほうにもお知らせをしたりする上で1つの導入機器としてお知らせできるかというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、自主防災組織の資機材について1つ伺いたいと思います。
  現在、自主防災組織の資機材購入方法について伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 各自主防災組織で年間の計画を立てていただきまして、それにつきまして計画、それからかかる費用につきまして購入等のものがあれば見積もりをつけていただきまして、1世帯800円掛ける世帯数ということでございます。それで請求していただく。まず計画を出していただいて、それに基づきまして実施いただくというようなことでございます。
  また、世帯が少ないところにつきましては、最高限度額4万円というようなことで補助金のほうは支出をするというようなことでございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 実際、非常用発電機を持っている自主防災組織はどのくらいあるか把握していますでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 現在でいきますと、今までに自主防災組織で発電機を購入されたところは確かにあるんですけれども、書類を過去にさかのぼって見つければ多分見つかると思うんですけれども、現状で数字をぱっと確認しておりませんので、先ほど申し上げましたように、9月1日の自主防災の訓練のときには、いい機会と捉えまして発電機をどの防災組織でどのくらい持っているのか、持っているところ等を把握したいというふうに考えております。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 自主防災組織ごとではなく、地域の集会所単位としてもいろいろなタイプの発電機がありますが、かなり高額と思われます。国や県の補助金事業等はないのでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 発電機の補助金につきましては国のほうでも計画をしているというような情報はありますが、まだ実施されてはいないというふうなことでございます。
  また、その発電機を購入するのは、大体1台10万円程度はするようなんですけれども、程度にもよりけりなのかもしれませんけれども。1つの考え方としまして、1つの避難所を2つの防災組織で使っているとか、そういうような場合につきましては共同で購入されるとい うことも1つには発電機を備える上でできる方法かなというふうに思いまして、またそういうものもご案内できればというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では最後に、災害時の電源確保は大変重要です。活動拠点の整備、情報収集と発信を円滑に行えるよう十分な機器の設置と燃料確保を考えていただきたいと思います。
  そして、先ほどからお話が出ていましたが、本年9月に初めて行われる町全体の避難訓練において、机上の計画とは違いさまざまな課題が出てくると思いますが、よりよい防災対策へつなげられますようお祈りしております。
  以上で、この質問を終了させていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項3、選挙手帳の導入を。
  4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 選挙手帳の導入を。
  近年、全国的に投票率が低下傾向する中、投票環境の向上のために各自治体による取り組みが行われている。近隣の寄居町では、本年4月の統一地方選挙より選挙手帳を作成した。投票した際にスタンプを押印する手帳であり、自身が投票したときの思い等も記入し足跡を残すことができる。町でも実施してはいかがか伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  清水総務課長。
○清水誠司総務課長 すいません、この件につきましては選挙管理委員会書記長として答弁をさせていただきます。
  小島議員ご質問の3、選挙手帳の導入をについてお答えいたします。
  本年4月6日の読売新聞の記事に、県内初ということで寄居町の選挙手帳が紹介され、興味深く拝見いたしました。
  寄居町では、選挙を身近に感じてもらい特に若者の投票率向上に役立てるということで選挙手帳を2,500部、期日前投票所を含めた投票所分として16個のスタンプを製作したということです。
  スタンプは投票済証も兼ねているということで、投票を済ませた後に、職員または本人に押印していただいたとのことです。
  4月の統一地方選挙では、寄居町は埼玉県議会議員一般選挙のみ投票が行われました。選 挙手帳導入の目的である投票率の効果については、導入して間もないことから検証することは難しい状況ですが、即効性よりも継続していくことで投票率の向上につながることを期待しているとのことです。
  ときがわ町選挙管理委員会としましては、投票事務について法令の規定するところに従い、迅速とともに確実であることが要求されるものであるということを基調といたしまして、選挙手帳の導入に伴う投票所の事務処理での課題や効果について、今後、調査研究してまいりたいと考えます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 町の過去の投票率を伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ときがわ町の選挙の投票率ということでございますが、ときがわ町になって以降のことで主だったものについて投票率のほうを申し上げさせていただきたいと思います。
  ときがわ町長選でございますが、平成17年度、合併したてのときですが81.63%、そして平成25年が62.23%で、過去2回ということでございます。
  また、ときがわ町議選につきましては、17年度が81.61%、その後の平成21年度が69.4%、平成25年度が62.18%で、過去3回行ってございます。
  続きまして、埼玉県知事ですが、平成19年度が38.02%、平成23年が33.65%、平成27年が35.54%、県議選挙におきましては1回だけですが、平成19年度に行われまして53.74%でございます。
  衆議院につきましては、かなり数があるんですけれども、衆議院の選挙区だけ申し上げますと、平成21年度が73.28%、24年に63.68%、26年、58.82%、29年が58.47%ということになります。
  参議院につきまして選挙区のほうが、平成19年が61.86%、平成22年が59.45%、平成25年が56.51%、そして平成28年が56.76%でございます。
  全体申し上げますと、近年やはり投票率はいずれの選挙も下がっているというような状態が言えるかと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 投票率向上のためにどのような取り組みを行っているか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 これは投票率向上のためにということで、選挙前から選挙に関心を持っていただくようにのぼり旗、それからチラシ配布、それから啓発品(ティッシュ等)、そういうようなものにつきましてお配りしております。また、広報活動のほうも行っております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 近隣の寄居町、愛知県の犬山市など選挙手帳を実施している自治体はまだ少数であり、多少の実施方法は違いがありますが、この選挙手帳は投票率が低い若年層への継続した投票行動への啓発ということで、人生80年として考えて生涯投票の機会を100回と想定して、投票のたびにスタンプを押して、その生涯投票率100%を目指すという動機づけを促す手帳だということです。未来につながる選挙忘備録、選挙制度のPRといった目的もあり、大変好評で報道もされておりました。
  また、若年層のみならず、特に選挙に行くことが生きがいであったりする高齢者の方にも大変有効だと考えます。長生きをしていただいて、日本の政治、町政に最後まで選挙にかかわっていただければと思います。町独自に町民の皆様に投票を訴えかける大変有効な手段だと考えます。
  最後に、いま一度、実施のお考えはないか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 先ほど答弁書のほうでも申し上げまして、選挙管理委員会等でも当然話し合いの場を持ったわけでございますけれども、いずれにしましてもいまだかつてというんですか、全国で3つぐらいしかないというようなこともございまして、各地区の様子を聞いても、投票率向上が即上がったというようなことではないというようなことの中で、今後いろいろな情勢を見ながら検討をしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ありがとうございました。
  以上で私の一般質問を終了させていただきます。
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   ◎延会について
○前田 栄議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○前田 栄議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 3時31分)