令和元年第2回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和元年6月5日(水)   
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 報告第 1号 平成30年度ときがわ町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告に
             ついて
日程第 3 議案第21号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町税条例等の一
             部改正)
日程第 4 議案第22号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町国民健康保険
             税条例の一部改正)
日程第 5 議案第23号 専決処分の承認を求めることについて(ときがわ町固定資産評価
             員の選任)
日程第 6 議案第24号 ときがわ町介護保険条例等の一部改正について
日程第 7 議案第25号 令和元年度ときがわ町一般会計補正予算(第1号)
日程第 8 議案第26号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)につ
             いて
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
清 水 誠 司 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
清 水 健 治 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
宮 寺 史 人 
会計管理者兼
会計室長
福 田 芳 和 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
桑 原 功 夫 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開議の宣告
○前田 栄議長 皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより令和元年第2回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○前田 栄議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○前田 栄議長 これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○前田 栄議長 発言順位5番、質問事項1、くらし、町づくりについて、質問事項2、自衛官募集に関して、質問事項3、埼玉中部資源循環組合のごみ焼却場建設計画について。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 皆さん、おはようございます。
  議長の許可をいただき、一般質問させていただきます。
  くらし、町づくりについて。
  くらし、町づくりについて、多くの声、意見が寄せられている。
  移住してきてとてもよい町だと思うという声も聞かれるが、今後、力を入れてほしいと望む施策について伺います。
  (1)過疎・空き家対策による活気ある町づくりを。
  (2)人口減少、少子高齢者対策は。
  (3)きめ細かな公共交通を。
  (4)観光産業の取り組みは。
  (5)限られている財政の優先順位、税金の使い方。
  (6)「木のまち」の特徴を生かした公園の設置を。
  広さ・内容の充実した公園を。
  (7)生活道路の整備改修を。
  (8)農業振興、地産地消はということで伺います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の1、くらし、町づくりについてお答えいたします。
  まず初めに、ご質問1番目、の過疎・空き家対策による活気あるまちづくりをについてお答えいたします。
  野原議員もご存じのとおり、ときがわ町では平成24年7月に秩父広域に次ぐ県内2番目に空き家バンクを立ち上げ、若者世代の移住・定住に取り組んでまいりました。
  空き家バンク開設以降の登録物件数は88件であり、そのうち31件が空き家バンクを通じて成約となっております。
  空き家バンクを通じて成約となっていない57件の物件につきましても、その半数近くが不動産会社の店頭で成約となっております。
  空き家の活用は、ときがわ町における移住・定住に有効な手段の1つと考えており、今後も公益社団法人埼玉県宅地建物取引業協会埼玉西部支部を初め、ときがわ町内に物件を持つ不動産会社などとの連携を強化しながら、特に若者世代の定住化に取り組み、活気あるまちづくりを推進してまいります。
  次に、ご質問の2番目、人口減少、少子・高齢者対策はについてお答えします。
  平成22年及び平成27年の国勢調査を比較しますと、ときがわ町の人口はこの5年間で約1,000人減少しております。
  人口減少が加速していく中、さらに詳しく5歳刻みの年齢階層で分析をしてみますと、特に20代から30代前半の階層において著しく悪化をしております。
  そうしたことから、特に20代から30代前半の若年層にターゲットを絞り、さまざまな観点から新たな移住・定住施策を講じることを目的に、町全課の職員に対し、目的達成のための効果的な事業をそれぞれの課が所管する事務を越えて検討、提案するよう指示をいたしたところでございます。
  各課で検討した提案事業につきましては、10月ごろまでにヒアリングを行い、事業の実施を判断し、人口減少対策を講じてまいりたいと考えております。
  また、一言に少子・高齢者対策といいましても内容は全く異なっております。それぞれの状況、問題点を的確に判断し、引き続き対策を講じてまいります。
  次に、ご質問の3番目、きめ細かな公共交通をについてお答えいたします。
  ときがわ町の公共交通につきましては、基幹は路線バスではありますが、交通空白地域の解消にはデマンド型の交通と組み合わせたシステムをつくり上げる必要があります。
  第1回定例会の野原議員の一般質問でもお答えいたしましたが、そのための手段として乗り合いタクシー型の交通も含めて関係各所と、現在、調整中であります。
  ただ、基幹交通である路線バスが深刻な乗務員不足により路線バスを運行したくても運行することができない状況であります。
  先日の議会全員協議会の中でもご説明をさせていただいたとおり、ことしの10月に乗務員2名分のダイヤを削減、来年3月末にはさらに1名分のダイヤを削減せざるを得ません。
  この路線バスの縮小に伴い、公共交通が空白となってしまう地域に対しましても何らかの代替交通を導入するため、あわせて関係各所と協議を進めているところであります。
  次に、ご質問の4番目、観光産業の取り組みはについてお答えいたします。
  町では、昨年度、第二次ときがわ町観光振興計画を策定いたしました。
  本計画では、第一次計画から引き継いだ3つの重点事業、ひとづくり、ものづくり、ことづくりに、さらに、プロモーション(情報発信)を4つ目の重点事業として加え、それぞれの取り組みを積極的に発信するものとしています。
  本計画のもと、交流人口・関係人口の拡大、移住者・起業者の増加、町民の元気と誇りにつなげ、行政、町民、観光協会、関連団体などが一体となった観光振興に取り組む中で、宿泊業や小売店、飲食店、製造業など幅広い分野に及ぶ観光産業の強化に取り組んでまいります。
  次に、ご質問の5番目、限られている財政の優先順位、税金の使い方についてお答えいたします。
  町の財政事情については、今後、生産年齢人口の減少による税収及び地方交付税の一般財源が減少していくなど厳しくなることが予想されています。
  そのような状況の中でも、少子・高齢化社会への対応や安心・安全なまちづくりなど、さまざまな行政課題や住民ニーズに対応していく必要があります。
  今後も、経費の削減を図りながら、行政課題の優先順位を判断し、限られた財源を効果的・効率的に投資し、最大の成果が得られるよう努力してまいります。
  次に、ご質問の6番目、「木のまち」の特徴を生かした公園の設置についてお答えいたします。
  現在、ときがわ町には、自然環境を生かした雀川砂防ダム公園を初めとして都市公園、児童公園を含めると26カ所の公園施設が整備され、地域住民のコミュニティや子供の遊び場等に広く利用されております。
  したがって、現時点では新たに公園を整備する計画はありませんが、現在ある公園を充実することを基本とし、木のまちの特性を生かした施設となるよう検討してまいりたいと考えております。
  次に、ご質問の7番目、生活道路の整備改修についてですが、町民の生活に欠かせない生活道路の維持に関しましては、町で日常的にチェックし、修繕が必要な場合には迅速に対応しております。
  一方、道路拡幅を伴う整備につきましては、生活道路の利便性を高めるため、地域から道路改修要望等が提出された場合には、必要性を精査した上で用地承諾の状況や財政面等を勘案し、計画的に進めてまいりたいと考えております。
  次に、ご質問の8番目、農業振興、地産地消はについてお答えいたします。
  町では、農業振興について、平成24年度から農地バンク登録制度の導入により、現在、32名の農業者が8.2ヘクタールの農地に利用権を設定し、農地の有効活用に努めております。
  さらに、新規就農者や農業後継者の営農しやすい環境づくりに配慮した新規就農総合支援事業補助金の給付や、遊休農地を譲り受け、あるいは借り受けて耕作を開始する者に対して農地利用集積促進事業補助金を交付を行い、遊休農地の活用支援を行っております。
  地産地消の奨励については、食料自給率の向上に加え、直売所や加工の取り組みなどを通じて農業の6次産業化に向けた重要な施策の一つと考えております。
  このためにも、農薬の適正使用や栽培履歴の管理などによる安全・安心の農産物生産の徹底や、直売所における販売促進活動、加工室を活用した地域産野菜の有効な利用に努めてまいります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 今の答弁、詳しくいただきました。
  しかし、この中では今までの実績というものが大分あらわれています。今後の課題というのが大分薄れていますが、この中でいろんな事業についてはときがわ町の総合振興計画、そ の計画の中に載っている問題が大変あるんですよね。
  ただ、今回の問題については数が多いので私なりの提案をしながら質問をさせていただきたいと思います。
  まず、過疎・空き家対策においては、空き家対策については力を入れる表現がされております。しかし、過疎対策については、私は、それぞれの地域には魅力があります。住む環境に適しているところを生かす、その方策をきちんとやることも大事かなと思うんです。このことをお願いしたいと思います。
  それから、人口減少と少子・高齢化については、子育ての環境整備、これが大事だと思います。それから、その中では社会保障の充実、特にこれも必要だと思います。この問題についてもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
  3番目のきめ細かな公共交通におかれましては、この間、議会全員協議会でもお話しされました。路線バス、デマンドバスの縮小に応じて、今、協議を進めているようですが、全域を走らせる乗り合いタクシー、ドア・ツー・ドア型運行の実現に向けて、今、協議しているということでございます。
  これは、多くの町民の皆さんが今まで願ってきた大きな問題だと思います。すばらしい運行ができますように、私もいろんな資料をこれからつくっております。ぜひ、この資料も提供していきたいと思います。
  それから、4番目の観光産業の取り組みについては、ときがわ町には堂平天文台、木のむらキャンプ場、小倉城跡、雀川ダム公園など、気軽に行けるところがありますから、そういうところもきちんと生かしてお願いしたいと思います。
  それから、今、ときがわ町において、農林業、商業、工業も幾らか減少していると思うんですよね。ですから、その活性化というか、工業、農業、商業も含めて元気がないと観光事業にはつながらないと思うんです。こういうことがひとつ取り組まれる基礎になるのかなと思います。ぜひ、そういうこともお願いしたいと思います。
  それから、この間見せてもらいました「ぶらっと、ときがわ」です。これ、とてもいいパンフレットだと思います。
  実は、私、5月末にある講演で依頼されて行きましたけれども、これ、20部いただいてやりました。そしたら、この間、またある集まりがあって行ったら、早速ときがわ町に来て喜んでくれていました。これはとてもいいパンフレットです。それで、公平に皆さんが載っているんです。一時、限られた人というかそういうあれがあったんですけれども、今、公平な こういうものを生かしてぜひ観光事業にも力を入れていただきたいと思います。
  それから、限られている財政の優先順位でありますが、関口前町長はインフラ整備が重点として行われてきました。しかし、これからはその中でもインフラ整備の事業の見直し含めて検証して、これからはソフト事業に切りかえる時期でもあると思います。渡邉町長には大いに期待できる問題だと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
  「木のまち」の特徴を生かした公園の設置においては、ときがわ町には雀川ダム公園もあります。
  しかし、木のまちという特徴がときがわ町には唯一あるんです。ぜひ、そういうことも考えていただければと思います。
  あと、生活道路の整備改修においては、埼玉県市町村のすがた2018では、道路舗装率が38%、63市町村では61位です。調査研究してこの問題についても取り組んでいただけるようお願いしたいと思います。
  それから、生活道路においては、私たちのアンケートを集約した資料は町に提出をしておりますので、その問題についても、地図も描いてありますので、よく見ていただければと思います。
  それから、農業振興、地産地消については、総合振興計画に基づいて、これも載っています。この問題も。しかし、今、若者の農業従事者がふえている現状です。ぜひ、そういう人たちを生かしてやって、やっぱりそれで生活ができる基盤をつくってあげるということ、そして、学校給食にもそういうものが入れられるようにしてもらえば、恐らくときがわ町が全国的に光る町で前進できるのではないかなと思います。ぜひ、そういうことも踏まえてお願いしたいと思います。
  今、提案をさせていただきましたが、いろんな問題も含めて事業の執行権は行政、町にありますから、町がどう取り組んでやっていくかということは、私たちが調査研究して、そこに声を上げることも必要だと思うんです。それで、その内容については議会報告会なりで報告をしながら住民との意見交換もできると思うんです。ぜひ、このことも考えていただければと思います。
  今のこの8つの項目以外にもたくさんのお願いが来ているんです。だから、1つ1つ挙げるのは大変ですけれども、できることからやっていただきたいということをお願いします。
  それから、私のところに寄せられている新町長への願いということで声が来ています。報告します。
  新町長には、新しい目をもってよい町にしてもらいたい、今までの引き続きはいらない、それから、高齢化、少子化により行事なども見直し、予算も以前と同じでは税金が生かされない、真剣に勇気を持って改革をしてほしい。町長への願いが届いております。
  町長、今後の私も質問しました課題もたくさんありますが、1つ1つ実現するには町長の考えもあります。ぜひお答えいただきたいと思います。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 昨年の2月に町長に就任いたしまして1年少したったわけなんですが、その経過も少し含めながらお話しをさせていただきます。
  昨年、私、行政経験がないものですから、本当に青天の霹靂のような形で町長になったわけで、本当に皆さんのご指導でここまでやってこれたわけなんですが、平成30年度の予算につきましては、前職の関口町長のつくった予算で、あるいは人事のほうもそういうようなことで、どっちかというと執行するのに精いっぱい、そんな中で勉強させていただいたんですが、この令和元年、平成31年度の予算につきましても、私が町長に就任をして、もう5月、6月あたりから各課については予算編成が始まり、10月ごろにはある程度の形ができてしまうと。本当に申しわけないんですが、口を挟む余地が余りなかったんです。課長さんたちは何とか渡邉カラーも出そうと思っておったんでしょうがかわりばえがないなと言われます。
  渡邉町政になってどこが変わったんだと言われておるんですけれども、今は、令和2年に向かって一生懸命仕込みをしているところでございますので、今、野原議員さんがご提案をいただいたことも、今、一生懸命仕込んで、来年の3月議会、予算に一生懸命反映するように各課長には指示を出しているところでございます。
  何しろ時代の流れを見ますと、一番心配なのが団塊の世代の高齢化、超高齢化、ときがわの人口分布を見ますと、70歳前後がすごく多い、各年齢ごとに250人からいますから、今、二十歳の、この間成人式を迎えた方が100人です。七五三を迎えた方が55人、去年生まれた子が29人、そういう現状の中で、70歳になった人が280人いるという現状は、これは避けて通れない。
  この団塊の世代、私たちも含めながらこの世代の人をいかに健康で健康寿命を延ばしていただいて、そして、健やかな生活ができるかということが私は非常に大事だなと思います。
  それから、少子化については、これも一つの問題なんですが、いろいろと見てみますと幾つか政策もあるんですが、どれが決定打か、これ非常に何年かたってみないと結果が出ないことかなと思います。
  1つは、やはり若者の所得、国の施策で正社員よりも臨時職員あるいは派遣社員とかそういう正社員以外の雇用をふやしたがために、若者の所得が減っているんじゃないか、その辺が非常に問題。だから、ときがわの中に雇用が生まれるといっても正社員が雇用できないとだめだなと。この間も商工会の会長、副会長と討論をしたんですが、なるべく正社員を雇えるような企業になりましょうよ、それから、産業、観光でまちづくりをしていくのでも、各施設が正社員を雇えるような観光に育てていかなければ、やっぱり若者は定住しないんじゃないかというふうに私は思っておりますので、観光のほうにもそういうふうに力をいれていきたいなと思っております。
  それからあとは、安全・安心のまちづくりなんですが、私、消防団経験がありますのでいろいろ災害、それから災害の備えについては心得があると思っておりますが、今、一番心配しているのが各行政区、各隣組の力が落ちている。10年前に比べて、あるいは昔に比べて隣近所の力がすごく落ちている。そしてまた、これから10年後、団塊の世代が80になるときに、もう隣組とかそういうものが形成しているのかどうか、これが非常に心配です。
  恐らく皆さんも目についていると思うんですが、ごみを出す高齢者の姿を見てみるとわかると思うんですが、皆さん、いろいろ工夫をして高齢者の方がごみステーションまでごみを運んでおる、これがときがわの現状だと思うんです。
  何しろ、行政も一生懸命やりますけれども、地域の力、それを何とか取り戻したいと、そんなようなことも考えております。
  それからまた、農業施策については、私も前職が少し農業にかかわっておりまして、やはり大事なのが地域自給率、フードマイレージ、ときがわ町でとれたものでどのぐらい自給ができるかと。おかげさまで水田の耕作面積は、越生町、毛呂山町、隣接の町村を見ていても非常に頑張っているなと思っております。だから、もう少し耕作地も減らしながら、農業、もちろん林業もそうですけれども、第一次産業も力を入れていきたいなと、こう考えております。
  申しわけないんですが、もうしばらくお時間をいただいて、来年、ここで答弁するときにはちゃんとこういうふうにやりますという話ができると思うので、すみませんがよろしくお願いします。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 期待する人がたくさんいますから、ぜひお願いします。
  この問題については終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、自衛官募集に関して。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 自衛官募集に関して。
  自衛官募集に関して、国は地方自治体に対して協力を求めることができるが、地方はそれに従う義務はないことを改めて確認した。
  安倍首相は、憲法第9条への自衛隊明記について新たな解釈を持ち出した。2月の自民党大会で、自衛隊の新規隊員募集に対して6割以上の自治体が協力を拒否している実態がある、この現状を変えるために憲法でしっかりと自衛隊を明記して違憲論争に終止符を打とうと発言、この発言は、自治体から若者の名簿を強制的に集めることをみずから告白するものであり、徴兵制をも視野に入れたものではないかと地方に不安が広がった。
  地方自治体の実態としては、募集の実務は全国の50の自衛隊地方協力本部が担い、18歳と22歳の若者の住所や氏名を紙媒体、電子媒体などで提出するよう市町村に要求し、出された名簿に基づいてダイレクトメールを送るなどして勧誘している自治体があることが明らかになった。
  個人情報保護が原則の中で、町の対応の状況や見解について伺う。
  以上でございます。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の2、自衛官募集に関してについてお答えいたします。
  自衛官及び自衛官候補生の募集のために必要な募集対象者情報に関する対応について、ときがわ町では住民基本台帳法の規定に基づき対応しております。
  住民基本台帳法第11条の1では、国又は地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市町村長に対して住民基本台帳の一部の写しの閲覧を請求することができると示されております。
  自衛官等の募集事務については、法令に定める事務に当たると解されるため、閲覧を実施しております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 ときがわ町では広報に年5回ないし7回と自衛官募集の広報をして いる、これは法定受託事務扱いというところで解釈できると思うんですが、名簿要請については、今まで閲覧または提供があったのかどうか、伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、お答えいたします。
  今までの経過といたしまして、名簿の提供というよりは住民基本台帳の閲覧というふうな申し出がございました。
  ただ、今年度におきましては、電子媒体、CDでの提供、それから紙媒体での提供ということが新たに通知として依頼を受けております。
  以上です。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 今まではあったということですね。
  それと、今、紙媒体、そういう方向性が向こうから、防衛省から示されているようですが、あくまでも住民基本台帳法もこの問題についてはきちんと定められている、先ほど町長述べましたが第11条。
  でも、今、自衛隊の募集においての根拠としているのが名簿提供の根拠、これは自衛隊法第97条と施行令第120条が規定となっているんです。
  しかし、この中には、120条においては防衛省は地方自治体に報告または資料の提出を求めることができると規定しているんです。できるということでありますが、募集対象者の名簿提供の依頼はこれに基づいているというんですが、ただし、住民基本台帳の閲覧も募集対象者の名簿提出も防衛省が請求できると書かれているだけで、それに応じるか応じないかは地方自治体の判断に委ねられているんです。
  だから、やっぱり個人情報保護法も含めて、これは本人の確認をしないうちに出してはいけないということを肝に銘じて、自治体でも考えていただきたいと思います。
  この問題については、国と地方自治体の関係は、1999年には地方分権一括法が制定されて以降、町、地方自治体と国は対等となっていますね。防衛省からの請求、依頼に応じなければならない法的義務はありません。だから、こういうことも踏まえて、町としてはきちんとした対応をとるべきではないかなと思います。
  今後、こういうこともきちんと守られていけるのかどうか、伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 先ほど申し上げましたように、今年度に入りまして国のほうからそうい う情報の提供の依頼があるところでございまして、これにつきまして、町としましても町の考えをまとめて対応しなくてはいけないというお答えをする義務がございますので、それにつきまして、今後、十分個人情報保護条例と、また、町のそういう考え方の根拠になるものを考えながら、検討しながら慎重に対応していきたいというふうに思います。
  以上です。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 国民、町民を守る立場では、行政がしっかりしてそれに対応するのが当然だと思います。
  例えば、いつの間にか私の個人情報が漏れて、そういう募集のあれが通達されたらびっくりするじゃないですか。やっぱりそういうところはきちんと守るべきではないかなと思います。ぜひ、この点はしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
  ときがわ町では、自衛隊関係者と町長と委嘱書、これを渡している写真が載っていましたが、委嘱書か、委嘱状。
          (「相談員」と呼ぶ者あり)
○12番 野原和夫議員 相談員です。
  この中には、対象者の情報提供ということも書いてあるです。
  これには、名簿の提供、提出はしていないと思いますが、していないと解釈してよろしいですね。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ただいまのご質問は、自衛官募集相談員について、広報のことしの1月号に載せた記事でございますが、2名の方を委嘱したということで、国のほうからの委嘱の状況についてお知らせをしたところです。
  この相談員につきましては、特に名簿の提供等、町のほうからはしてございません。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 わかりました。
  ときがわ町自衛隊父兄会、今は家族会、こういうものも任意団体で町の補助金が出ております。こういうことも踏まえて、きちんとした方向性を示していただければと思います。
  ちなみに、3点、報告させていただきます。
  2015年5月29日のある記事でございますが、防衛省は27日の衆議院平和安全法制特別委員会で特別措置法に基づいてインド洋やイラクに派遣された自衛官のうち54人が自殺したと明 らかにしました。防衛省によると、インド洋海上自衛隊25人、イラク陸上自衛隊21人、航空自衛隊8人、合計29人、全体で54人と。これも内容については明らかにされていないようです。
  そして、元自衛官のお話では、実際の自衛隊は毎日殺傷能力の高いあらゆる種類の武器を使いこなす訓練をしているという報告もされました。
  そして今、私たちは自衛隊のあり方も含めてきちんとその中で考えるべきではないかなということ、私は首都大学教授、木村草太さん、大尊敬している教授でございますが、この木村草太氏の話では、自衛隊は災害時の活動を広く評価されている。どんな任務か、どんな仕事か、海外に派遣していいのか、今、国民は考えるべきと訴えておられます。
  そういうことも踏まえて、私たち国民もその姿をきちんと見ていく時代に来ているのではないかなと思います。自衛隊、今回もときがわ町の火災においては大いに活躍してくれました。そういうところに敬意を表して、自衛隊のあり方はすばらしいということで表現できるようにしていただければと思います。
  町の対応については、この問題については提供もしていないということで、やっぱり個人情報保護条例にのっとってきちんと守っていただきたいことを訴えて、この質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 続いて、質問事項3、埼玉中部資源循環組合のごみ焼却場建設計画について。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 埼玉中部資源循環組合のごみ焼却場建設計画について。
  埼玉中部資源循環組合のごみ焼却場建設計画に来年度の町の負担は1,824万9,000円になっている。平成30年、1,839万7,000円。昨年9月にこの新ごみ処理施設建設に対して、建設の差しどめを求め住民らが提訴した。これは、大串地区に新ごみ処理施設を建設することは和解条項に反するとしている。
  私は、この建設は住民合意が前提であると考える。
  平成30年12月吉見町議会において、埼玉中部資源循環センターの施設整備についての質問では、町長答弁で、事業は裁判と並行して進めていくこと、地域住民の合意形成を図ることと述べている。
  さらに、和解条項の件では、町長の答弁では、代理人のほうのお話も確認していますが、和解条項というものは相続もされるということであると述べられています。
  和解条項は引き継ぐと言明しながら事業継続の矛盾が生まれています。さらに、附帯施設 建設は地元対策の目的としているが、一方で裁判を起こされ、一方で地元対策と称して組合が施設をつくる附帯施設の運営者は組合または吉見町、町の税金の使い方も問われるのではないか。ごみ焼却施設建設を見直すべきではないか、伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の3、埼玉中部資源循環組合のごみ焼却場建設計画についてお答えいたします。
  ご指摘の和解条項につきましては、以前、答弁したとおりで、和解の当事者である34名の債権者と債務者である埼玉中部環境保全組合との間で成立したものであり、現在、新ごみ処理施設等整備事業を進めている埼玉中部資源循環組合は別の団体であることから、法的な効力は及ばないものと考えております。これは、埼玉中部資源循環組合としての見解となります。
  しかし、このことを理由に住民を無視して一方的に事業を推進するものではなく、きめ細かな情報の発信、丁寧な説明、住民の意見聴取に努めるとしていることから、さきの吉見町議会において住民の合意形成を図るとの町長答弁につながったものと考えています。
  ただし、和解条項というのは相続もされるとの答弁は、和解の債権者である34名について相続人が債権を引き継ぐという趣旨であり、当組合では当事者間でのみ成立する和解条項については法的な効力は及ばないとの考えに変わりはありません。
  新ごみ処理施設等整備事業については、県の広域化方針に基づき、焼却施設の集約化に伴うダイオキシン類を初めとした環境負荷の軽減化や、効率的な熱回収及び施設整備費、維持管理費の圧縮などメリットが大きいとして本枠組みに参画しました。
  したがって、引き続き建設予定地である吉見町での地元住民の合意形成を図り、ときがわ町の費用負担が極力削減できるよう事業を推進してまいりたいと考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 和解条項について、町長は相続されるということで引き継ぐということで答弁しましたが、今の答弁書だと効力がないような発言をされております。
  この相続という意味を、当管理者が、吉見町の町長がどんな思いで言ったかわかりますか。確認しましたか。
  あくまでも、これはときがわ町の見解と組合の見解をそのまま言ったに等しいと思うんで す。
  和解条項というのはそれだけ重要視されているという意味合いがあると思うんです。だから、そこのところをもう少し町としては考えていただければありがたいんですが、この答弁だとそういう方向でございます。
  しかし、附帯施設も、この運営もどこでやるか。組合か吉見町、決まっていない。それで、裁判を並行しながら事業も進めていく、大変矛盾しています。こういう事業をやれば、恐らく禍根を残すことになると私は思います。
  埼玉中部資源循環組合副市町村長会議の中では、小峯副町長がきちんとした質疑、入っています。これは、ときがわ町の代表者として発言していると感じます。
  私は、こういうものもきちんとやって、たまたまこれが公開されましたけれども、今までの計画も含めて会議録はほとんど非公開なんです。そしたら、住民に説明できないんです。それで、私たち議員も内容はほとんど知らないと思います。それじゃあいいものの進め方ができないんです。
  ここで、やっぱり町としての考えはもう一度白紙に戻して一からやり直すなり、私はときがわ町が声を上げられなかったら小川地区衛生組合で一致団結して声を上げてもう一度原点に戻るという考えはないでしょうか。
  今、副市町村長会議で発言していますから、小峯副町長いかがでしょうか。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、野原議員のご質問にお答えさせていただきます。
  情報の公開の部分もお話の中にありましたけれども、議会の勉強会ということで2回ほど、議員の皆様にもお知らせをしてきたという経過がございますけれども、前の議会でも副市町村長会議の内容については正副管理者会議が決定機関ですので、それまでの事業の会議を推進していく中での途中経過についてはなかなか決定事項のところでの影響がありますので、そこについては申し上げられないということがありまして、決定したことについてはお知らせするというふうなことで、皆様にお知らせできることはできるだけお知らせしていくという姿勢でいくべきだというふうに考えておりましたので、そういった形で今でもしているつもりではいるんですが、そういった経過の中では情報が少ないということも言われるような部分もあるかなというふうに考えております。
  附帯施設についてでありますけれども、附帯施設については吉見町が運営するか組合が運営するかという部分については、現在、副市町村長会議の中でも附帯施設について協議をし ているところでありまして、それについても何回か会議を行っていろんな議論、各市町村の立場の中で議論を交わしているところであります。
  基本的には、附帯施設については地元対策になりますけれども、地元の皆さんが、つくって喜ばれる、つくってよかったなと言われるような施設をつくるべきだというふうな考えの中で地元の皆さんのご意見も伺ってほしいというふうな形で私も発言のほうをさせていただきました。そういった意味で、附帯施設についてはそういった基本的な考え方で、ときがわ町については発言をしております。
  それから、焼却場全体でいきますと、野原議員さんの前の議会の中でもご発言ありましたけれども、焼却場本体と附帯施設合わせてトータルでそういった費用がどうなのかという部分のものを比較した中でこの事業については進めるべきだというふうなご意見もいただきました。そういった観点の中でも附帯施設の運営費だとか、ちょっと外れるんですけれども運搬の費用だとか、そういったことも含めたトータル的な費用の中でどういうふうな考え方をしていくかということも会議の中では発言させていただいて、ときがわ町の立場として議論のほうに加わらせていただいております。
  今後、副市町村長会議を経て正副管理者会議のほうに議論については移っていく部分もあると思うんですけれども、そういったところで結果が出れば、またお知らせをしていきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 町で手を挙げられない、小川地区衛生組合で1つになってそういう見直す、白紙という考えは、今のところ今の答弁では得られていないんですが、それは次に答弁していただきたいと思います。
  私のところに2月までの資料にありますけれども、資料の中では地元住民等による訴訟が2件、組合管内住民等による住民監査請求3件、監査請求からの住民訴訟2件というふうに、大変そういうことが提訴されている問題があるんです。それによって、裁判と並行して進めていくと、もう完全に矛盾していると思うんです。
  その中で、私、今、小峯副町長が言われた附帯施設については、吉見町が使う施設ですよね。ときがわ町はあそこまで行って施設を使わないと思います。その附帯施設、吉見町につくる施設において、町の税金が使われること、これは住民にちゃんと説明しないと理解が得られないと思います。
  そして、本計画の建設費263億円、20年間の運営費193億円、合計約457億円、そして、これには新たに輸送費もかかります。相当な大きな計画の金額なんです。
  だから、こういうお金の詳細もきちんと説明できない今の現状、もう本当に行き詰っているんじゃないでしょうか。内容としては。だから、恐らく吉見町の考えも、これは前管理者のやってきたことが大きな影響だと思うんです。
  ぜひ、そういうことも踏まえて、1回白紙に戻すということも大きな前進ではないかなと思うんです。ぜひ、このこともお答えいただければと思います。
  それから、もう1点、平成25年5月9日、吉見町役場内に推進会議を設置し、建設候補地の検討を進める、これ、会議があるんです。この会議録が非開示なんです。開示されてない。
  ということは、この内容については、広域清掃推進会議は町の機関と外部組織である埼玉中部広域清掃協議会で構成されておりというので、内容については、検討内容を公開すれば公正かつ適正な意思決定に著しい支障が生じるというか、そういう文言を書いてあるんですけれども、やっぱりそこは吉見町の住民がこの住民審査会に諮問通知書を出して情報公開を求めているんですけれども、非開示なんです。
  こういう問題は、小川地区衛生組合の皆さんからも力を合わせて、この開示を求めることを進めていただきたいんです。ぜひ、こういうことも極力お願いしたいんですが、小川地区衛生組合と一致団結して手を挙げるか、この開示を求めることも協力依頼できるかどうか、2点伺います。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、お答えいたします。
  1点目の白紙に戻すという部分がございましたけれども、今、事業のほうを進めているところで、先ほど申し上げました内容で協議もしているところでありますので、白紙に戻すことについてはお答えできないところで、白紙に戻す考えは今のところありません。今のところと言うとちょっと語弊があるんですけれども、白紙に戻す考えはございません。
  それから、小川地区衛生組合の枠組みの話も出ましたですけれども、小川地区衛生組合、現在行っている組織でありますので、前にも答弁申し上げましたように、この枠組みの中で今もいろいろな相談もしていますし、小川地区衛生組合としての見解ということも統一しながら進めておりますので、絶えず連携をとりながら進めているということで枠組みについては重視していきたいというふうに今後も思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  それから、附帯施設についてのお話もありました。
  附帯施設につきましての住民の方がという意味で、ときがわの住民の方は、例えば温浴施設等をつくったときに利用しないんじゃないかというふうなところの中での負担割合についての考え方を、今、野原議員さんのほうで発言されましたけれども、そういったご意見もあるということは承知した上で私も臨んでおりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
  それから、5月7日の会議録の話なんですが……
          (「25年5月9日」と呼ぶ者あり)
○小峯光好副町長 25年5月7日じゃないですか。
  5月7日の会議録のお話がありましたけれども、これは吉見町の中での会議じゃないかと思うんですけれども、それについては、実はこちらも承知していませんので内容も確認しておらない状況ですので、これをどうこうというのは、ちょっと今ここでは申し上げられないということでご理解いただきたいというふうに思います。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 25年5月9日ですね、これは。私のほうの資料が間違っているか、ちょっと。
  副市町村長会議もあるんですから、手を挙げて発言できると思うんですけれども、そういう中でも協議の場に加わっていただいて、そういう話もできたらありがたいんです。ぜひ、そうすればある程度の前進ができるんではないかなと思います。
  先ほど、附帯施設についてもまだ負担割合も決まっていません。管理をどっちにするかも決まっていない。これは、やっぱり大きなお金が動く問題ですから、町の税金が本当に使われていいのかもある程度の説明は町民には知らせていかないといけないと思うんです。これは大事だと思うんです。
  それから、先ほど言いました裁判と並行して進めていく矛盾さ、こういうこともやっぱり協議会できちんと意見を言っていただきたいんです。一方的に管理者の言うことで進めるといって、こちら側がそれに応じて反対意見は言えない立場、それでは前進の中でもいい成果は生まれないと思うんです。意見としては十分言える場所があるんですから、だからそこのところはきちんと言って、和解条項については、恐らく私はときがわ町の考えとして受けとめたいんです。管理者の意向はきちんとした方向性を持って相続という言葉を使ったと思うんです。
  それで、管理者はやっぱり住民にきちんとした説明をしながら進めていくと言っているんです。でも、住民に説明ができない現状なんです。そうでしょう。そうすると、ときがわ町も議会、住民には知らせられない、だから、そこのところをきちんとしたことをしないとこの計画はやっぱり禍根を残すことになると思うんで、もう一度伺いますが、いろんな、私が今述べた問題についても、さまざまな問題は副市町村長会議がありますから、ぜひ声を出していただけるか、伺います。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、お答えいたします。
  今、野原議員の発言にもありましたけれども、大事な税金で、多額な税金になるわけですので、9市町村で構成しているわけですけれども、いち市町村としてときがわ町の立場として発言のほうはしっかりと話をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  それから、地元の住民の方の要望等について、その会議の場でも私は話してきたと思うんですが、そういった部分については、住民の皆さんのご意見を聞くということについては、今後も話をしていきたいというふうに思いますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
  よろしくお願いいたします。
○前田 栄議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 さまざまな問題が提起されている中で粛々と進めているように私は見ていますけれども、これから用地買収等も考えているようですが、附帯施設もごたごたして、あらゆる問題がまとまっていないんですよね。
  だから、1つ1つ私がきょう述べた言葉の中でも重要課題が幾つかあると思うんですが、先ほど今、小峯副町長が言いました意見として述べられるということを確認しましたので、ぜひ声を出していただいて、そしてその結果も踏まえて町民に知らせることができれば、私はいいかなと思います。ぜひこの点は力を入れていただきたいと思います。
  以上で質問を終わりにさせていただきます。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。再開は10時45分とします。
                                (午前10時31分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時45分)
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○前田 栄議長 発言順位6番、質問事項1、地域包括支援センター事業について、質問事項2、観光振興について、質問事項3、第二次生涯学習推進計画について。
  11番、岩田鑑郎議員。
○11番 岩田鑑郎議員 11番、岩田です。議長の呼名によりまして一般質問をさせていただきます。
  その前に、ことしは統一地方選挙の年でした。91歳で初当選された方がいるんです。その方は、マレーシアの92歳で復活したマハティール首相に触発されたということでございます。今までは、一番年とった地方議員は、色麻町の、きのうホームページ見たらその方抜けちゃっていますんで調子悪くなったと思うんですけれども、2016年1月の選挙で87歳、16回目の当選を果たしたと。日本で最高齢と聞いておりましたが、91歳が出て、私がこのまま生きていればとか痴呆症にならなければ、4年ごとにやっているので90歳なんです。90歳だったら87歳抜けるかなと思っていたのでがっかりまして、次は94歳ですかね。ちょっと無理かなと。
  ただ、この間、ある方が92歳で免許の更新をされた方がいたと。それで力を入れたので、ぼけないように頑張りたいと思うんですが。
  質問ですが、常日ごろいろんなところで老人の集まりがあるよという話を聞いていたんですが、ことしの健康カレンダーを見ましたら4つもあるんです。いろんな種類が。これ全部65歳以上です。私は集いの場というのが4月にあったんで、4月、5月、先日はでなかったんですけれども、ありました。
  ですが、この4つも必要なのかなと基本的にそう思っていたんです。大変だろうと。色分けするのが。
  ということで聞きたいんですが、地域包括支援センター事業についてです。
  健康カレンダーにある各種事業について伺う。
  (1)「憩いの場」、「やすらぎの場」、「集いの場」、「ふらっと広場」、それぞれの目的は。
  (2)「憩いの場」、「やすらぎの場」については、決定された日程等について、どのように広報されているか。
  (3)「集いの場」、「ふらっと広場」は実施されていない地域があるか。
  これ、ちょっと日本語がまずいんですが、事務局長が受け付けてくれるんですけれども、修正して今度メールで返しますよと、私が失敗してそのままのものを送っちゃったんです。だから、かえてもらえないかと言ったら、もう町長のところに出しちゃったからだめだと言うんです。変な文章になってしょうがないんで、地域包括支援センターへいったら師岡所長がいなくて、そのまま帰ってきたんですけれども、この間会ったら回答しましたと言うから安心したんですけれども。きのう、自分で失敗したやつは何か修正のあれを張っていたようなんですけれども、事務局、あれ自分で失敗したようになるんですか。それは冗談として。
  (4)それぞれの現状での効果、評判はどうですかということで、お願いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の1、地域包括支援センター事業についてについてお答えいたします。
  まず初めに、(1)「憩いの場」、「やすらぎの場」、「集いの場」、それぞれの目的はについてお答えいたします。
  「憩いの場」と「やすらぎの場」につきましては、高齢者同士が交流できる場所及び軽体操の機会を提供することで外出支援や仲間づくりにつなげ、閉じこもり防止と介護予防への意識向上を図ることを目的としております。
  「集いの場」につきましては、地域包括支援センターで平成24年9月から開催している介護予防サポーター養成講座(現在の地域おたすけ隊入門講座)の修了者が、高齢者同士が交流できる場を自主的に運営しているもので、目的は各地域によりさまざまと思われますが、互助の意識や地域高齢者の力になりたいというボランティアの強い思いに支持され開催されているものです。
  「ふらっと広場」につきましては、地域のボランティア等による高齢者サロンの立ち上げや運営が困難な地域において高齢者サロンの立ち上げ及び活動定着支援を行うことを目的とし、事業展開しております。
  次に、(2)「憩いの場」、「やすらぎの場」については、決定された日程等について、どのように広報されているかについてですが、継続参加者に対しましては直接、その他の方々に対しましては広報及び健康カレンダーで周知するとともに、地域包括支援センターにおける訪問活動でもご案内しております。
  次に、(3)「集いの場」、「ふらっと広場」は実施されていない地域があるかについて ですが、実施されている行政区及び実施会場につきましてお答えさせていただきます。
  「集いの場」ですが、一ト市、仲井、田黒、五明、日影、番匠、本郷、瀬戸・大附、下郷・女鹿岩・池ノ入の地区において9会場で実施しており、それぞれの集会施設を利用しています。
  「ふらっと広場」につきましては、根際・上郷、関堀、宮平・清水・奥畑、大野、椚平地区において5会場で実施しております。
  最後に、(4)それぞれの現状での効果、評判はどうかですが、地域高齢者が定期的に通える場として、高齢者の社会参加促進、生きがいの場づくり及びフレイル予防に一定の成果があったと考えています。
  さらに、「集いの場」と「ふらっと広場」につきましては、高齢者の地域とのつながりの維持、住民同士で高齢者を支え合う互助の基盤づくりにつながったと考えております。
  また、評判につきましては、参加者からは好評をいただいているところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 それぞれの目的が同じような内容ですよね。だったら一緒にしたらいかがですかというのは、どういうふうに考えますか。私は一緒にできるんじゃないかと思うんですが。
  選択する人たち、「憩いの場」は玉川公民館視聴覚室、「やすらぎの場」は勤労者福祉会館、集まる人は町民ですよね。同じサービスをやったらいいんじゃないかと思うんですが、それはだめなんですか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えいたします。
  ご指摘の4つの名称のサロン活動があるわけなんですけれども、主にこれは2つの目的に分けられるんですが、「憩いの場」と「やすらぎの場」、これはほとんど同じ内容の事業です。会場が違うのでそれぞれ名前が分かれているだけということでご理解いただければと思いますが、こちらの目的が地域支援事業という中の介護予防普及啓発事業ということで、これは町のほう、包括のほうが主催をしまして運動、栄養、口腔等の予防事業を行う教室ということでご理解いただければと思います。それに、毎回そればかりじゃなくて楽しみの場、折り紙をつくったり簡単な料理をつくったりというのを加えてやっております。
  それと、「ふらっと広場」と「集いの場」につきましては、地域介護予防活動支援事業と いうことで、どちらかというとそれを開催するボランティアの方を支援する事業という成り立ちで行っております。
  本来は「集いの場」だけで進められればいいんですけれども、先ほど町長の答弁の中にもありましたけれども、ボランティアさんの育成がちょっと間に合わなかったり山間部でボランティアさんだけでやるにはちょっと荷が重いところにつきましては、社会福祉協議会にお願いをして「ふらっと広場」という形でやっております。
  ですので、大きく2つに分かれております。
  それと、一本化というお話もありますが、参加する方たちについては、大きく2つしかこれは選べないようなサロンになっていまして、「ふらっと広場」と「集いの場」については対象地域にしか広報、募集をしておりません。「やすらぎの場」と「憩いの場」については広報で全町に広報しているんですけれども、こういった場で説明するには4つのことをそれぞれ説明したり名称を使わせてもらっているんですが、参加するほうの方としては2つの選択になると思いますので、今のところ、参加者の方から混乱とかということについては聞いておりません。
  できれば、この事業についてはもっと多様性を持って広げていきたいなという考えではおります。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 集まる人が迷ったりしないでそれなりに集まってもらえればいいと思うんですけれども、一緒にする意味がないんですけれども、多様性で、質問が閉じこもり防止と介護予防への意識向上、「憩いの場」、「やすらぎの場」。こういうのを、ハズキルーペをかけなくちゃわからないような小さい字で、私がこれ見てもわからない、広報を聞いているんですけれども、これ何か苦情ないですか、これ、わかりにくいよとか出ている人は。そういう習性というか習慣がないからあれかな。お上に文句言っちゃまずいという考え方あるかもしれませんが、これ本当に見にくいんですよね。選ぶとしたら。これ、何とかなりませんか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  たしかに健康カレンダーにつきましては、そもそもが保健センターでやっていた事業だけを載せていたんですけれども、同じ場所に地域包括支援センターもあるので地域包括のペー ジもつくっていこうということで載せ始めました。それが、だんだん事業が細分化してしまいまして大分細かいことになってしまったんですけれども、そこにつきましては、申しわけありませんがPR的な意味が強いと思います。
  実際に皆さんにお知らせするのは地域の中の回覧板とかで個別のチラシをつくって啓発、「集いの場」とか「ふらっと広場」についてはその対象地区の中にボランティアの皆さんが自分でつくったチラシを配っていただいて募集をかけたり、次は何しますよというお知らせをしてもらっています。
  そのほかの「やすらぎの場」、「憩いの場」については、広報または訪問のときにチラシを持って啓発をしておりますので、健康カレンダーの表示につきましては、また検討はさせていただきたいと思いますのでご了承ください。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 それで、私、3番で日本語になっていないような質問になっていますが、「集いの場」、「ふらっと広場」は実施されていない地域があるが、ほか展開する予定があるかとかという聞き方をしたかったんですけれども、それがちょっと足りなくて。
  どうなんですか、「集いの場」、「ふらっと広場」はほかで広げるというあれはあるんですか。大変になるだろうと思うんですけれども。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  「集いの場」につきましては、全町に拡大していきたいと考えております。各集会所単位には高齢者の皆さんが集まっていって話ができる場あるいは体操教室とかができる場は開催してまいりたいと思います。
  「ふらっと広場」につきましては、今やっている地域の皆さんの中で自主運営ができるような見込みが立った場合は、今の場所から変えて次の立ち上げが必要なところを支援していくとかという形で考えています。
  いずれにしても、今というよりはもっと先の超高齢化社会の行き場をつくるために地道なんですけれども広げていくという形で取り組んでおりますので、全町、全集会所単位には開催していきたいという目標は立てております。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 3番目の質問で生涯学習推進計画について聞くんですが、生涯学習をそういう場で展開していくというか、そういう考えはないですか。ただ集まってしゃべるんじゃなく。
  要は、福祉課も入って高齢者の学習機会の充実、高齢者への支援体制の充実、生涯学習推進計画ではそういうふうに言っているんです。そういう場にしたらどうかなと思うんですが、これ提案なんですけれども、実際に実施計画はつくらないという回答をいただいているんですけれども、これ本当にせっかくの機会なんですからそういう場所を捉えて勉強会を開くとか。
  私、「集いの場」へ行って何をするか、ばかなおしゃべりをしてくるんですけれども、2回目行ったら何もすることがなくて将棋だとかそういうのをやる人はいないかとか、そういう話になっているんです。これ続くのかいなというふうな心配があるんですよね。
  ですから、将棋をやって、そういうのは生涯学習の一環だと思うんですけれども、そういうことを広げるような展開をしたらどうでしょうかという話、これは要望なんですけれども。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  生涯学習との連携というかそういう活動もということなんですけれども、既にサロン活動等については生涯学習の一環ではないかと私は思っているんですが、サロンの中には月に1回、運動指導士の人が派遣されて介護予防の体操とかそういった場を設けております。あとは、必要があれば歯科口腔について、嚥下予防の教室をやったりだとか折り紙の教室、やりたいと言えば講師の派遣とかも考えています。あとは、地域包括のほうにもいろんな貸し出し用の用具がありまして、そういった希望があるところには貸し出しもしております。
  あとは、皆さんで次何やるというのを考えながらやっていただいているような集いの場が多いかと思うんですけれども、何をやるというのは特に我々のほうでは決めておりませんので、皆さんがやりたいことをいろいろやっていく中で広がりを持っていただいて、我々のほうでこれをやってくださいとかと主導で進めますと、我々が手を引いたときにその会は終わってしまうのでなるたけ自主運営ができるような形で、まだこの先、2040年問題とかまで、今、言われておりますので、そういった長い活動ができるような体制で包括のほうはお手伝い、支援をしていくという立場をとって生涯学習課とか福祉課とかとは連携しながらやっていきたいと思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 私がこれ質問したのは、要は町の負担が大変なんじゃないかなという考え方があるんです。
  それともう1つは生涯学習の話をすれば、そういうところを使ってできないか、ですから、そこへ集まる人間というのは結構元気な方が多いんです。だとすれば、地域にそういう実行部隊というかそういうのをつくったらどうかなと。そうすれば励みになると思うんですよね。
  ただ、体操をするところというのは、「憩いの場」と「やすらぎの場」というのは内容が違うんです。ですから、こっちの人はどこへ行ってもいいという話でいいんですか。
  要は、区別をつけないで1つの高齢者の方集まってくださいと、地域できょうはこういうことをやりますよというようなことを地域で任せるようにしたら、元気な方が多いんですから、やったらどうかなと思って、役場じゃなくて町が絡まなくても指導していけばできるんじゃないかと思うんですが、これも意見なんですがいかがですか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  たしかに地域で開いていただければありがたいと思いまして、「ふらっと広場」とかを開催するときには関係する区長さん等に会議にお出でいただきましてお願いしてから始めております。
  また、区長会議が年に4回ほどあるかと思うんですけれども、そういう中でも、まだ開催されていない地域の区長さんで、もしお話がまとまったりやってみたいというところがあったらお声がけくださいというようなPRはしております。
  それと、町の負担につきましては、「集いの場」については職員は特に現場にはふだんは行っておりません。ただ、一部の消耗品とかの費用についての支援はしております。
  また、「集いの場」がない地域におかれましても、民生委員さんが独自に小さいお茶飲み会をやっていたり、また老人クラブの方たちがふだんの活動、ゲートボールとかグラウンド・ゴルフ以外にお茶飲みの場とかそういった活動をやっている地域もありますので、そういったところが動いているところには無理には入っていかないというスタンスを今はとっております。
  ただ、講師派遣してもらえないかとかという要望があったところには運動の講師とか栄養のお話とか保健師が行ったりということは準備しておりますので、そういう場所があったらお声がけいただければお手伝いができると思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 要は、高齢者の方はそんなに私は力を入れる必要はないんじゃないかと思うんです。もう少し子供を産むとか教育をしっかりするとか、力をそういうところに注いでもらいたいなという思いで、もう少し簡単にしたらどうですかという話なんです。
  ですから、戦争で苦労された方もいらっしゃると思うんですけれども、そういう方の慰労というのもおかしいな、そういう意味で町が支援していくというのはいいと思うんですけれども、そっちよりもむしろ私は若い人に力を入れてもらいたいなという思いがあって、こういうのを整理してやったらどうかということで質問をしました。
  その質問は終わります。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、観光振興について。
  11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 続いて、観光振興についてですが、(1)観光振興の拠点であるべき観光協会の事務所等含めた現状の体制をどのように考えているのか。
  (2)第二次観光振興計画について。
  @ワークショップの意見はどのように計画に反映されているか。
  Aときがわ町観光振興推進委員会(仮称)はいつごろまでに立ち上げるのか。
  B実施計画は作成するのかということで、きのうの田中議員のあれとダブるところがありますが、同じような回答があると思いますがお願いしたいと思います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の2、観光振興についてにお答えいたします。
  初めに、(1)観光振興の拠点であるべき観光協会の事務所等含めた現状の体制をどのように考えているのかについてお答えいたします。
  町では、平成31年3月に第二次ときがわ町観光振興計画を策定し、さらなる観光振興に努めております。
  観光協会の事務所につきましては、合併時には商工会事務所内に設けておりましたが、個人宅の事務所を経て、現在は建具会館内に事務所を設けております。
  人員体制は、事務局長1名、臨時職員1名で運営しておりますが、情報収集や打ち合わせ等で外出することが多いため、問い合わせ等には電子メールで対応するようホームページで ご案内しております。また、観光情報は、ホームページやSNSで発信するとともに、町内各所へのイベントポスター掲出やパンフレットの配布により周知を図っております。
  第二次観光振興計画では、観光協会は事業を推進する体制の中心となって観光振興に取り組むとしておりますが、現状といたしまして、財政や人材の体制強化に課題があると考えております。このような課題に対しては、今後、観光協会と協議、検討してまいります。
  次に、(2)第二次観光振興計画についての@ワークショップの意見はどのように計画に反映されているかについてお答えいたします。
  計画策定に当たって開催したワークショップの意見は、検討委員会で検討し計画に反映しております。
  ワークショップでは、体験型観光への関心の高まりを踏まえ、町の自然や歴史、魅力的な人材を活用した体験型観光メニューが数多く提案されました。このほか、関係団体が連携するネットワークづくりや特産品の開発と活用、地域の歴史や文化の紹介なども提案され、この意見は、ときがわ町らしいツーリズムの開発・実施、ときがわ町を象徴する食の提供、先達・案内人の発掘・育成といった各種事業に反映されております。
  次に、Aときがわ町観光振興推進委員会(仮称)はいつごろまでに立ち上げるのかについてお答えいたします。
  田中議員からの質問と同様の答弁になりますが、第二次観光振興計画の中で、前期、令和元年から令和3年の3年間で設置することになっております。既にその前身として、さる平成31年4月23日に町内で観光事業を展開する方などにより観光振興推進交流会を開催いたしました。
  今後も、この交流会を積み重ねる中で、観光振興推進委員会の責任者や役員などの組織化や効果的な団体運営のあり方について研究し、設置につなげてまいりたいと考えております。
  次に、Bの実施計画は作成するのかについてお答えいたします。
  やはり、田中議員からの質問と同様の答弁になりますが、実施計画の作成は、事業の内容により実施する団体が異なることから、実際に事業を実施する担い手や観光振興推進委員会で作成の必要性を含め事業実施に際し検討してまいります。
  第二次計画に掲げたこれらの各種事業に、町、観光協会はもちろんのこと、観光に携わる団体、委員会が柔軟に連携して取り組むことにより、今まで単独で実施されていた事業の連携を図り、さらなる観光振興に取り組んでまいります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 11番、岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 まず、体制の問題なんですが、今、観光協会の事務所は建具会館の奥まったところにあって、その入り口に観光協会の事務所の札が立っていますけれども、あそこの中に入らないとわからないですよね。
  常駐者がいないので、電話等あったら応える人がいないんです。さっきありましたけれども、メールとかそういうのでお答えくださいといったって、メールのできない人もいるんですよね。ですから、気軽に遊びにいける130万人を目指すのであればきちんとした事務所をつくるべきだと思うんです。だって、第二庁舎にあるじゃないですか、空き部屋が。そういうところに持ってこられないんですかと思うんです。
  どうですか。持ってこられないですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今の現在の場所につきましては、答弁書でお書きしたような経過があって建具会館の奥、元地域振興室があったところに設置してあるというふうなことでございます。
  答弁書でもお書きしましたが、ネット等で問い合わせについては対応するというふうな体制をとっておりますので、現状としてはそのような体制をとっておりますが、こちらにつきましては、観光協会と協議いたしまして、場所等につきましては改善すべきようなところがあれば改善については検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 ぜひ、第二庁舎には町長公室のとなりに部屋もあります。それから、前、副町長のいたあれが物置き場になっていますが、そこもある、それから生涯学習課の隣のあれもすっかり空いています。そういうところへ観光協会の事務所というのを置いたほうがいいんじゃないですか。
  越生町は駅前にちゃんとつくっています。もっとも、法人化されていますからなんですけれども、ぜひ、きちんとした事務所を提供というかしていただきたいというふうに思うんです。
  体制については、第二次振興計画に観光振興を推進する中核的組織となるよう観光協会の機能を強化しますと。体制。それから、第一次の観光振興計画には、ここにも体制強化の話が出ているんです。観光協会の体制強化。
  どういう強化されたんですか。今まで、第一次振興計画にありますよね。それはどういうふうに強化されているんですか、体制を。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  第一次観光振興計画の中で体制強化、それから第二次総合振興計画の中でも体制強化という言葉が出ているかと思います。
  町といたしましても、観光協会には支援等を行ったり、事業については協力というふうなことも実施しております。
  今現在、観光協会としましては、ツーリズムというふうな独自事業も導入して独自財源の確保等にも努めておりますので、そのような事業を実施して財政等の体制強化にも、今、取り組んでいるところでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 今、取り組んでいるんですね。今までは取り組んでなかったんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今そういう事業をやっておりますが、過去においても収益につながらないものもあったんですが、過去においても各種事業を取り入れて実施しております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 ともかく、実施をきちんと、今回300万ぐらいかかっていますよね。第二次の観光振興計画つくるのに。300万もかかっているんです。
  第一次でもそれぐらいかかっているんじゃないかなと思うんです。確認していないからちょっとわからないですが。それだけかけて計画つくって、やらないんじゃ、きのうも田中議員が怒っていましたけれども、まずいですよね。担当課として。だって300万もかけているんですよ。
  だから、そういうわけで体制の強化をしていただきたいと。今までの振興計画にもあるんですから、ちゃんとやっていただきたいというふうに思います。
  続きまして、その前に、第二次振興計画を推進するのにワークショップを開いたというの はどこでしたっけ。
          (「3ページ」と呼ぶ者あり)
○11番 岩田鑑郎議員 いろんな計画が出てきているんです。観光協会を中心にしてとか、観光協会と協力してとか、そういうような話がいっぱい出てくるんです。
  それは、協力して悪いという話じゃなくて、ここなんかあれです、計画の推進に当たって行政と観光協会が二つ並んでいるんです。
  そういう状態で観光協会がああいう狭しいところというか表に出られないでこもっているというのはおかしいと思うんです。
  第一次の振興計画にもそういう問題は入っているんです。こういうことをやりましょうという話で。ですから、ぜひやってもらいたいと思うんですが。
  体制の問題はそれで終わるんですけれども、2番目として第二次振興計画について、ワークショップの意見を反映したというふうにありますが、どのようなところにその影が見えるんでしょうか。見えないんで聞いているんです。
  体験型観光メニューを数多く提案と回答があるんですが、これ観光振興計画のどこにこういう考え方、どこに入っているんですか。回答ありますよね。ときがわ町を象徴する食の提供、先達・案内人の発掘・育成といった各種事業に反映されておりますということなんですが、反映されているって例えばどこに反映されているんですか。観光振興のワークショップ。そういうわけで聞きたいんですけれども。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  こちらのほうの第二次観光振興計画の中で、35ページにまずワークショップの主な意見ということでこちらのほうの意見があったというふうなことで掲載をさせていただいております。
  それから、20ページのところで、例えば20ページのところの3の本計画の新たな視点というようなところで、例えばの話なんですが、上から2番目のところで、ときがわ町の自然や歴史や文化など「ときがわ町らしさ」を活かした体験型観光メニューのさらなる充実と提供というふうな言葉が出ております。
  このようなところで新たな視点でこのようなものに臨みますというふうなことで、事業といたしまして、28ページのところで重点事業Bのことづくりのところでときがわ町らしいツーリズムの開発実施というふうなことで表示をさせていただいております。
  ほかの事業についても、ワークショップの意見で出たものを、それぞれの表示が変わるんですが、それぞれの新たな視点なり目標に掲げて事業に反映させているというふうなことでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 この例として、ワークショップで出た取り組みの案(一部抜粋)というのがあります。もちろんワークショップをやってブレインストーミングをやって皆さんの意見を取りまとめてKJ法でやっておるんだと思うんですけれども、この一部抜粋された意見がどこに反映されているかというのが、例えば、一番上からいくと、新しい生き方、自分のあり方を探している都会の人、若者、アクティブシニア、ときがわびととふれることで新しい生き方、考え方を発見してもらいたいということで何か難しい言葉があるんです。生き方のロールモデルが見つからない、あるいは新しい生き方を模索している都会の人、若者、アクティブシニアに向けて、さまざまな人とその人の活動を、こういう文言があるんですけれども、これはどこの施策に反映されているんですか。
○前田 栄議長 わかりますか、今、言ったところ。
  坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 今、岩田議員が言われたのは、ワークショップの主な意見のところの……
          (「一番上です」と呼ぶ者あり)
○坂本由紀夫産業観光課長 一番上ですか。
  体感、木のむらときがわというふうなところですか。ではなくて。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 今、ちょっと急いでいるので。
○前田 栄議長 マイクを近づけてもらって、岩田さん。はっきり言ってもらって。
○11番 岩田鑑郎議員 プロジェクトの中で5個挙がっていますね。一部抜粋ですが。17ぺです。
  その考え方が次の施策の中にどのように反映させていますかということをお聞きしているんです。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  この17ページのところ、一部抜粋でございますが、35ページのところのそれぞれの意見について出た取り組みの案というのをこちらに載せさせていただいております。
  こちらの案、抜粋したところもございますが、こちらにつきましては第二次振興計画の検討委員会の中でこの案についてさらに精査をして載せているというところで、一くくりで大きく言いますと、35ページのほうでいろいろ意見がありますが、こちらについては体験なり何なりというふうな意見を集約しておりますので、そういった目標を掲げて施策に反映するような形をとっております。
  それぞれの意見については個別というよりどういう意見が多かったかというふうなことで検討委員会のほうで検討させて反映させたということでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 このワークショップで出た取り組みの案というかそれは、これに掲載しただけで施策には展開していないですよと、入れてないですよということなんですか。意見として聞いていると。
  35ページ、ワークショップで出た取り組みの案というのがあるんです。その案というのはどういう形で反映されているんですか、施策に。案は案として書いてあるというだけなんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  ワークショップで出た案ということで、こちらのほう意見をいただきまして、それを検討委員会で受けて施策に反映をしているということで、先ほどとまた同じことの繰り返しになってしまうんですが、35ページのところですと、体験なり文化なり学びということで体験、自然体験を含めて体験が中心になっておりますので、こちらのほうはときがわらしいツーリズムということで反映をさせていただいておりまして、36ページのほうで、例えば、これは大枠なんですが、特産品のところですと、こちら答弁書でご説明させていただいたんですが、ときがわ町を象徴する食の提供というふうなことで事業として反映させていただいておりまして、あと人材の育成等につきましては、先達・案内人の発掘・育成ということで、そちらのほうは検討委員会のほうで検討して反映させていただいたということでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 時間がなくなっちゃうんであれなんですが、要は、このワークショップで考えたことをこれに反映されないんだったらワークショップやらなくていいですと思うんです。私は。
  コンサルタントなんかは、そういうことをやれと言うかもしれませんが、やってそれが意味あることならいいんですけれども、意味ないことじゃやったって同じですよ。300万もかけて。
  次、行きます。
  観光推進委員会はいつごろ立ち上げるんですかと聞いたら3年以内につくりますと、これはこの観光振興計画を推進するのにこの委員会が母体となってやるんだったら、当然、計画をつくる時点でこういうことをやりたいということで最初につくらなくちゃだめですよね。
  それ3年間は、この前、交流会を開いたらそれでいいんですか。そうじゃないでしょうと思うんです。私は。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 こちらにつきましては、もちろん3月に完成した計画ということでございます。
  答弁書にお書きしましたように、3月に完成した計画ではございますが、もう4月に準備会のほうを開いております。こちらのほうの計画の中では3年間でという位置づけになっておりますが、きのうの一般質問でもご回答しましたように、今年度には作成をする予定でおります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 交流会のメンバーというのはどういう方なんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 交流会のメンバーにつきましては、町の観光産業に従事している方を中心といたしまして第二次観光振興計画の検討委員会の委員さんなりワークショップのメンバーの方を中心にお声がけをいたしました。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 ここでどんな意見がでたんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 まずは、第1回のものですので、意見交流会ということで自身の活動内容を発表していただいたり観光についての考えをそれぞれ意見交換させていただいたという、まだ現段階ではそのような状況でございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 議事録なんかはあるんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 簡単にまとめたものはございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 簡単でもいいですから、後で見せていただけますか。
  続きまして、実施計画は作成するのかですが、これつくらないと、私が考えるには、生涯学習推進計画にもあるけど、これ方針書ですよ。こうします、努力します。計画というのは、私がこんなこと言わなくてもわかると思うんですけれども、5W1H、それをきちんとはめ込む、Why、Who、What、Where、When、Howで計画が成り立つと思うんです。ですから、どういうふうにやるのかというのを、最初に委員会をつくって計画をつくる。
  例えば、これどうやるんですかと聞いたら答えられますか。
  観光振興の体制づくり、わからない言葉もあるんですけれども、DMO、検討を行いますですよね。いつ、誰が、どうやって検討するんですかということを入れるのが計画だと思うんです。
  25ページ、最初。計画の体系のところで。
  難しい言葉が書いてありますけれども、ともかく、それどうやってやる、検討しますってどうやって検討するんですか。誰が、いつ。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 検討というのは、DMO化なども視野に入れた検討を行いますという、こちらの検討のこと。
  こちらにつきましては、今、準備をしておりますが、観光振興推進委員会で、今、立ち上げの準備をしております。
  こちらはあくまで勉強会、連絡会議を開いて情報を共有するというふうなことが主になってまいりますが、こちらにつきまして、こちらの団体また実際に事業を実施する事業実施団 体のほうで検討していくというふうなことになります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 庁外でお話をしたいと思いますが、次をお待ちになっている方がいらっしゃいますので。
  終わります。
○前田 栄議長 続いて、質問事項3、第二次生涯学習推進計画について。
  11番、岩田鑑郎議員。
○11番 岩田鑑郎議員 第二次生涯学習推進計画について。
  第一次生涯学習推進計画はどのように総括したのか。
  また、実施計画は作成するのか。
  よろしくお願いします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 岩田議員ご質問の3、第二次生涯学習推進計画についてお答えいたします。
  まず、第一次生涯学習推進計画はどのように総括したのかについてお答えいたします。
  第一次生涯学習推進計画では、生涯学習を推進するための施策として、基本施策が5項目、その下に主要な施策が19項目、さらにその下の施策が35項目あり、幹から枝、葉へと施策体系が広がっております。第一次計画の総括として二通りの評価を行いました。
  1つ目は、各課代表の職員で構成した作業部会により、施策の35項目について取り組み状況、課題、今後の方向性について点検し、評価しました。
  2つ目は、町民アンケートにより基本施策の5項目について、町民の満足度、施策の重要度について評価していただきました。
  次に、実施計画は作成するのかについてお答えします。
  現在は、計画期間内の長期的な実施計画を作成する予定はありませんが、町民の学習ニーズ等に対応した短期的な計画を必要に応じて作成したいと考えています。
  以上です。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 一番の目的は、どうやって評価したかということなんですが、第一次の総合振興計画では、評価では、計画の実施状況の整理公開というところで、計画どおり に進まない施策、事業について、課題や分析、対応方針の検討を重視して計画の実行性を高めることを目的とした整理を行います。ですから、評価したということが出ているだろうと思うんですが、明らかになった施策、事業の進捗状況や課題、対応方針は、生涯学習に係る多様な主体が生涯学習に関する認識を共有できるように町のホームページを通して議事録を公開します。
  聞きたいのは、評価したんですからときがわ町の事業評価に基づいて実施したということ、これは、作業部会により施策を35項目について評価した、今まではそれは年度ごとにやるとか、正木課長の範疇じゃないかもしれませんが、今まではやっていたんですか。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 お答えいたします。
  今までやっていたかということになりますと、毎年はやっておりません。
  この総合振興計画の中で定められた施策の指標につきましては、総合振興計画に基づきまして実施をしておりましたが、今、申し上げました35項目について、毎年やっていたわけではございません。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 35項目について、どんな意見がでましたか。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 お答えいたします。
  35項目におきまして、35項目中25項目につきましては、計画どおり実施できているという作業部会の評価をいただきました。また、10項目につきましては、ややおくれているという評価となっております。
  また、町民アンケート等につきましては、町民の満足度が一番高かったのは施設の運営や有効活用などの生涯学習の環境に関する項目でございました。
  次に、施策の重要度では、生涯学習のきっかけを提供する項目及び生涯学習の環境に関する項目がともに住民の皆様の重要視されている項目ということがわかっております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 2つ目のというか観光振興計画でも同じなんですが、実施計画をつくらないといつ、誰が、何をするかというのがわからないと思うんですけれども、そういう ことは感じませんか。感じないと言われればそれまでなんですけれども。どうですか。
  教育長、そういうことで、誰が、いつ、何をするかということをきちんと決めてもらいたいんです。そうじゃないと、後になって総花的にこれやった、これやらない、これはよかったで終わっちゃうんです。だから、だれが責任を持つのかということも必要ですし、これをつくらないというふうにはっきり言われると、ああそうですかと言ったんですけれども。
  これ、計画はきちんとつくってもらいたいというのが私の意見なんですけれども、どうですか。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 お答えいたします。
  生涯学習につきましては、それぞれの住民の方、個人の方が自主的に行われる学習活動だと思っております。
  そういったことから、町民のニーズ等も十分把握した上で事業を進めていかなければいけないと考えております。
  第一次計画では、枝葉の葉の部分、施策を35項目ということで挙げておりますけれども、第二次生涯学習推進計画におきましては、この葉の部分、主な項目として73項目、倍の項目を挙げてより住民の皆様のニーズに応えられるように施策展開をしているところでございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 岩田議員。
○11番 岩田鑑郎議員 これは210何万の予算なんですが、この最初のページに、生涯を通じた学びと伝統の継承の上に新たな地域文化を築くとあるんですが、地域文化はもう、今、崩壊しつつあるんですよね。それをどういうふうに食いとめるかというのが必要だと思うんですけれども、そういう視点というのが余りないとような気がするんですけれども。
  というのは、例えば私の地域で子供みこしというのがもうできなくなっちゃったんです。それで、来年、流鏑馬なんですけれども、今度は旗を立てられないんじゃないかという話になって、どうするかという話で、ですから、私なんかは1月15日の流鏑馬で、それから4月の御開帳、4月29日、萩日吉神社の餅投げ、秋のささら、そういう中で育ってきたから、そういうのが1つの文化だと思っているんですけれども、そういうことができなくなっちゃうというので、そのための方策というのも考えて、ここに書いてあるんですから、ぜひ、200万使っているんですから、お願いします。
  ですから、そういうことを考えて実施計画をきちんとつくってもらいたいと思います。
  以上で終わります。
○前田 栄議長 以上で日程第1、一般質問を終了いたします。
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   ◎延会について
○前田 栄議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○前田 栄議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時45分)