令和2年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和2年3月4日(水)   
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 同意第 1号 ときがわ町教育委員会委員の任命について
追加議事日程(第2号の追加1)
日程第 1 議長の辞職について
追加議事日程(第2号の追加2)
日程第 1 選挙第 1号 議長の選挙
追加議事日程(第2号の追加3)
日程第 1 副議長の辞職について
追加議事日程(第2号の追加4)
日程第 1 選挙第 2号 副議長の選挙
日程第 2 選任第 1号 常任委員の選任について
日程第 3 選任第 2号 議会運営委員の選任について
日程第 4 請願第 1号 アスベスト被害者補償基金制度の創設とアスベスト被害者の早期
             救済・全面解決を求める請願
日程第 5 請願第 2号 東海第二発電所(東海第二原発)を再稼働させないよう求める請
             願
日程第 6 議案第 1号 ときがわ町里山再生基金条例の制定について
日程第 7 議案第 2号 ときがわ町国民健康保険税条例の特例に関する条例の制定につい
             て
日程第 8 議案第 3号 ときがわ町森林環境基金条例の制定について
日程第 9 議案第 4号 ときがわ町立小学校及び中学校体育施設使用条例の制定について
日程第10 議案第 5号 ときがわ町監査委員に関する条例の一部改正について
日程第11 議案第 6号 ときがわ町区長設置条例の一部改正について
日程第12 議案第 7号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例及びときがわ町職員
             等の旅費に関する条例の一部改正について
日程第13 議案第 8号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁
             償に関する条例の一部改正について
日程第14 議案第 9号 ときがわ町印鑑条例の一部改正について
日程第15 議案第10号 ときがわ町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程第16 議案第11号 ときがわ町重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部改正に
             ついて
日程第17 議案第12号 ときがわ町公民館条例の一部改正について
日程第18 議案第13号 ときがわ町やすらぎの家の指定管理者の指定について
日程第19 議案第14号 ときがわ町いこいの里大附の指定管理者の指定について
日程第20 議案第15号 ときがわ町大野特産物販売所の指定管理者の指定について
日程第21 議案第16号 ときがわ町木のむらキャンプ場の指定管理者の指定について
日程第22 議案第17号 ときがわ町木のむら物産館の指定管理者の指定について
日程第23 議案第18号 ときがわ町建具会館の指定管理者の指定について
日程第24 議案第19号 町道路線の廃止について
日程第25 議案第20号 令和元年度ときがわ町一般会計補正予算(第5号)
日程第26 議案第21号 令和元年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第27 議案第22号 令和元年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第28 議案第23号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第29 議案第24号 令和元年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             3号)
日程第30 議案第25号 令和元年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)
日程第31 議案第26号 令和2年度ときがわ町一般会計予算
日程第32 議案第27号 令和2年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算
日程第33 議案第28号 令和2年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算
日程第34 議案第29号 令和2年度ときがわ町介護保険特別会計予算
日程第35 議案第30号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算
日程第36 議案第31号 令和2年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計予算
日程第37 議案第32号 令和2年度ときがわ町水道事業会計予算
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
清 水 誠 司 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
清 水 健 治 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
宮 寺 史 人 
会計管理者兼
会計室長
福 田 芳 和 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
桑 原 功 夫 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開議の宣告
○前田 栄議長 皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  ただいまの出席議員は12名全員でありますので、定足数に達しております。
  これより令和2年第1回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○前田 栄議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○前田 栄議長 昨日に引き続き、一般質問を行います。
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   ◎答弁未了部分について
○前田 栄議長 その前に、ここで、昨日、山中博子議員の一般質問における質疑に対しまして、坂本産業観光課長から答弁の申し出がありましたので、これを許可いたします。
  坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、昨日の山中議員の答弁につきまして、未了の部分について回答させていただきます。
  食肉として活用する場合の認証の必要につきましては、食肉処理場、食肉販売業の許可を取得した施設で製造したものであれば、販売に当たって認証を取得していなくても問題はございません。
  以上でございます。
○前田 栄議長 山中議員、よろしいでしょうか。
○6番 山中博子議員 はい。
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          ◇ 野 口 守 隆 議員
○前田 栄議長 一般質問にいきます。
  発言順位5番、質問事項1、森林認証制度について、質問事項2、ごみの訪問収集について。
  通告者9番、野口守隆議員。
○9番 野口守隆議員 皆さん、おはようございます。
  9番、野口守隆でございます。
  議長の許可が出ましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。
  新型コロナウイルスで、本当に緊急事態宣言が発せられるような中、一般質問であります。
  また、坂本産業観光課長には昨日から出ずっぱりで多分大変お疲れだと思いますので、手短に、簡潔に質問してまいりたいと思います。答弁のほうもぜひ簡潔にお願いしたいと思います。
  それでは、森林認証制度について質問させていただきます。
  まず、(1)森林認証制度の概要は。(2)県内の森林認証事業体の状況は。(3)埼玉県森林認証取得支援事業を利用して町有林の認証を取得する考えはないか伺います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  野口議員ご質問の1、森林認証制度についてお答えいたします。
  初めに、(1)の森林認証制度の概要はについてお答えいたします。
  森林認証制度とは、適正に管理された森林から産出した木材に認証マークをつけることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする国際的な制度です。環境保全や環境負荷の低減に役立つ商品や取組に環境ラベルを添付する環境ラベリング制度の1つとして、独立した第三者機関が森林管理と生産される木製品などを評価・認証することで、消費者の選択的な購入を促す国際的な取組です。
  この森林認証には、森林管理を対象としたFM(フォレストマネジメント)認証と製造・加工・流通過程の管理を対象としたCoC(チェーンオブカスティディ)の2つがありますが、木材そのものの製品に限らず、事務用品や紙パックなど、ふだんから身の周りにある紙製品のパッケージなどにも森林認証のラベルが記載されているのを目にすることができます。
  次に、(2)県内の森林認証事業体の状況はについてお答えいたします。
  現在、埼玉県内には森林管理を対象としたFM認証を取得した事業体が3団体あり、ときがわ町を対象地区とする埼玉県中央部森林組合は神川町内の民有林約460ヘクタールにおい て森林認証を取得しており、これには神川町の町有林約3ヘクタールも含まれております。また、秩父市は市有林約3,000ヘクタールにおいて森林認証を取得しております。また、飯能市森林認証協議会は、飯能市内の民有林約4,000ヘクタールにおいて森林認証を取得しており、これには飯能市の市有林約850ヘクタールが含まれています。
  県内でCoC認証を取得した事業体は11団体あり、そのほとんどが製材業に関する業者となっております。
  次に、(3)埼玉県森林認証取得支援事業を利用して町有林の認証を取得する考えはないかについてお答えいたします。
  埼玉県では、県産木材の付加価値を高め、さらなる利用拡大を図るとともに、森林の循環を促進するため森林所有者や製材業者等が森林認証制度の認証を取得するに当たり、必要となる経費について助成する埼玉県森林認証取得支援事業を実施しております。
  具体的な内容として、埼玉県内に所在する森林の所有者及び管理者、あるいは県内のFM認証を取得した森林から生産される特用林産物を取り扱う事業者に対し、森林認証取得の際、初回審査用の申請書作成や審査及び公示に係る経費、並びに認証の維持に係る経費を補助するものです。
  森林認証を取得することで森林の差別化が図られた結果、環境や木材の安全性等に関心のある消費者によって認証された木材が優先的に購入され、その一部が森林所有者へ還元されることで、持続的で環境に配慮した森林管理が実現する。この仕組みを町有林に取り入れることは、森林経営にとって大きな意味を持ち、ときがわ町森林整備計画において、地域林業の模範林としての役割を担うよう努めるとされている町有林が、その他の民有林に与える波及効果も期待できます。
  こうしたことから、既に認証を取得した実績を持つ埼玉県中央部森林組合に助言をいただき、森林認証の取得に向けて積極的に検討してまいります。
  以上でございます。
○前田 栄議長 9番、野口議員。
○9番 野口守隆議員 今、町長の力強い前向きな答弁をいただきました。
  実際に翻って考えてみますと、もっと早くこれはやるべきだったんではないかなと今思っております。
  今までこれを取り組まなかったのは、多分お金とかそういうネックがあったんだと思うんですが、この認証制度を受ける場合のネックとは、課長、どう考えていますか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  森林認証を受ける場合につきましては、もちろん当初の費用、取得する場合に費用がかかる、また1年ごとに継続する場合に費用がかかるということで、森林所有者、町も森林所有者になりますので、費用負担が発生するというふうなことがございます。それに対して、一般の人がなかなか森林認証ということをご存じないというふうなことがありますので、それに対して優先的に認証材を購入するとか、そのような意思がなかなか伝わっていないということがネックになっておりますので、なかなか進まなかったというふうな課題になっていると思います。
  以上でございます。
○前田 栄議長 9番、野口議員。
○9番 野口守隆議員 実は、私もこの認証制度というのは実際によく、林業家の端くれでございますが知りませんでした。今回勉強させてもらって、これの波に乗っていくのが、今、森林環境譲与税とかそういった関係で、木材を使用しなさいという国の方針があるので、やっぱりこれに沿ってやっていくのが一番いいのかなと思っております。
  今度、森林環境譲与税を原資とした、議会で条例を上程するようですが、森林環境基金はこの中で、森林認証制度の中に使えるようなものはあるんですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 埼玉県に確認したんですが、まず1点、県の補助金がございますので、認証なり継続費用の補助以外の負担というのはちょっと使えないというふうなことを聞いております。ただ、木材を購入する、よその市町村で木材を購入する、ときがわ町でその認証したものを活用するというふうなことにつきましては、森林環境譲与税はもちろん使えるということでございます。
○前田 栄議長 9番、野口議員。
○9番 野口守隆議員 わかりました。じゃ、流通加工には使えると考えてよろしいわけですね。
  例えば、今日聞きましたときがわ木材なんかもそれを受けているようですね、中央部森林組合とともに。ぜひ、そういったところでも利用してもらったらいいのかなと思っております。
  また、先ほどの答弁の中で、秩父市の市有林の話が出ました。約3,000ヘクタールという と、ときがわ町の山林の約80%が秩父市の市有林と考えていいのかなと思っております。この中で、この森林計画を読ませてもらったんですが、非常にいろんなエリアに分けてやっているんです。例えば、広葉樹林、いわゆる秩父市ではシロップですか、そういったところ。あるいは、吉田、高篠エリアでは搬出間伐を繰り返しながら優良木を育成して主伐する、主伐というのは全部切るときですね、立て木、いわゆるいい木を残して、大径木を残すようなエリア。それから、栃本エリアというのは200年の巨木の森にやるんだと。そして、もう1つは、例えば、荒川、浦山、橋立というんですか、これ獣害が激しく主伐は控える、条件のよい箇所は搬出間伐を実施する。そして、滝川、これ奥だと思うんです、自動車道がなく、徒歩数時間かかると、獣害が激しいため伐採は必要最小限とするとなっております。
  規模がときがわとはかなり違いますが、やはりエリアをどういったものにやるのかということ。例えば大径木を残す、一番いいのは、正直な話をすると、今、ときがわ町の山林の中で手入れが一番行き届いているのは町有林なんです。やはり、町有林がモデルとなって、こういったところはこういうモデル、あるいはこういったところはこういう山林にするんだということをぜひやっていただければありがたいと思います。
 なかなか手順を踏んでいかなきゃできないことだと思いますが、町有林、あるいは民有林、あるいは生産森林組合などがありますから、そういったところを組み合わせて、ぜひこういった森づくりをやるんだということでやっていただければと思うんですが、いかがですか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  私も秩父市の森林認証の計画のほうを読ませていただきました。秩父市につきましては、今、野口議員がおっしゃられたとおり、市有林を全て認証して、各エリアごとに優良大径木を作る、また切って育てて使うというような流通を図るような山林、広葉樹につきましても有効活用を図るというような計画になっております。
  ときがわ町につきましても、まずは森林経営計画、どの部分を認証取得するかというふうな区域を設定して、どのような森林を育てていくかというふうなことを決めて、広域、ある部分を決めて森林認証の取得ということを取っていくのが有利というふうな考えになろうかと思います。関係機関と協議しながら検討してまいりたいと考えます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 野口議員。
○9番 野口守隆議員 わかりました。
  ぜひ、先ほどの大径木云々というのは、これは昔から西川林業の一番の発祥の地なんです。西川材はそういうふうにやって、かなり昔から、いわゆる江戸へ持っていったわけです。ぜひそういったことで検討してもらえばありがたいと思っています。
  先ほど勉強不足と言ったんですが、この中でやはり読ませてもらうと、答弁書とダブるかもしれませんが、この認証制度は環境や木材の安全性などに関心のある消費者によって認証材が優先的に購入され、その一部が森林を管理する経営体へ還元されることで経営のインセンティブなり、持続的な環境に配慮した森林管理を実現することができると考えられております。
 また、製品の差別化により林業経営者や認証製品を扱う業者が享受する直接的な便益、市場における優位性、環境面のリスク回避や生産性の向上など経営能力全般が高まるという副次的便益、経営体質の強化、認証の取得によって森林の管理水準が向上し、水源涵養機能、生物多様性の保全などの多面的な機能も高まるという間接的な便益があると。いわゆるSDGsというんですか、それになるとなっています。
  それで一番の、やはり先ほども私言いましたけれども、森林所有者にとって認証の取得費用の負担が大きいことや、森林認証制度に対する消費者の認知度が比較的低いため、認証材としての優位性が認められず、選択的消費につながっていないという問題点がある。やはり、そういった意味でぜひ町有林は、先ほどの答弁にあるように、積極的に進めていただきたいと思います。
  以上で1つ終わります。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、ごみの訪問収集について。
  9番、野口議員。
○9番 野口守隆議員 それでは、2のごみの訪問収集について。
  独り暮らしの高齢者が増える中で、自力でごみの収集場所に運べない問題が深刻化しつつある。そのような世帯を対象にしたごみの訪問収集を行う自治体に対し、国ではごみ収集車の燃料代や人件費といった経費の5割を特別交付税で手当てすることを決めた。高齢者の見守りにもつながるごみの訪問収集を行う考えはないか伺います。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野口議員のご質問の2、ごみの訪問収集についてについてお答えいたします。
  令和元年11月に、政府は単身の要介護者や障害者など、ごみ出しを自力で行うことが難し い世帯に対して、高齢者等世帯に対するごみ出し支援を創設することを発表しました。
  支援の内容は、議員ご案内のとおり、ごみ出し支援を実施する市町村に対し特別交付税による措置を行うものであります。
  国の調査によりますと、現在、ごみ出し支援を行っている自治体は全国で23.5%であり、そのうち約8割は政令指定都市であり、町村は1割弱となっています。
  現在、ときがわ町におきましては、既に介護サービスや障害福祉サービスにおいて、心身上の理由でごみ出しが困難な高齢者や障害者などを対象に、ごみ出し支援を行っております。しかし、介護サービスや障害福祉サービスでのごみ出し支援は、生活援助の一環とした補助的なサービスであり、制度の制約上、ごみ出しだけのためにサービスを利用することができないなどの課題もあります。
  ごみ出し支援を実施することは、不衛生な住環境の改善、不適切なごみ出しによる近隣とのトラブル防止、また声かけによる安否確認など、住民福祉の観点からも有効な事業であると考えております。
  今後、町としては国のごみ出し支援推進施策を受け、ごみ処理、高齢者、障害者それぞれの関係部所で連携を図り、新たなごみ出し支援事業の実施に向けて検討してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 9番、野口議員。
○9番 野口守隆議員 それでは、幾つか再質問させていただきます。
  このごみ出しの収集について、近隣の市町村で取り組んでいるところはあるんでしょうか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  近隣の状況なんですが、比企管内ですと川島町が、これはふれあい戸別収集という形でこういった制度がございます。
  県内を調べたところ、27の市町で行っていると、そんな調査結果がございます。
○前田 栄議長 野口議員。
○9番 野口守隆議員 いわゆる、この間の読売新聞の2月11日の記事の中で、実は自治体がやるごみ出し支援の主な事例というのが出ているんです。例えば、横浜市では市の収集担当者がごみ収集、ごみが出ていないときには希望者に声かけをして安否確認を行うと。それから、千葉県我孫子市では、委託している事業者がごみ収集、ごみが出ていないときは希望者に声をかけて、応答がない場合は市に連絡すると。とにかく、見守り作業にもこれつながる んです。それから、福岡県の大木町というんですか、委託しているシルバー人材センターの会員がごみ収集、希望者には声かけ、困り事の聞き取り、緊急時には町や地域包括センターと連絡というようなことで、行っているところはやはり声かけを兼ねて、安否確認を兼ねて行っておるようです。
  ときがわは非常に山間地が多いんで、私なんかも実はごみ出し係、我が家では私なんですよ。毎日、今日も行ってきましたけれども。それで、見ると、やはり一輪車で持ってきたりして、かなり苦労しているなということがわかるんです。あと何年かすると多分そういう方たちも出せなくなると思うので、今、大分前向きな答弁だと考えておるんですが、前向きに検討していくと考えてよろしいんでしょうか。
○前田 栄議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  まずは、そうです、検討は前向きにさせてもらいます。ニーズ、まずどれぐらいごみ出しの支援を必要としている方がいらっしゃるか。順番としてはまずそちらをしっかりと抜け目ないように洗い出しまして、まず順序としては自助、共助、公助で、まずは地域のほうで、もしできるのであれば、今、恐らく大野地区のほうでも地域おたすけ隊というものがあると聞いています。できればご近所で、そういったごみ出しに困った方は、そういった活動で対応していただくと。それでも無理なところは町のほうで、ここについては積極的にそういったニーズを調査して、今度は国のほうでも支援のガイドブックというのが出るみたいなので、そういったものを参考に、積極的に検討はしてまいりたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 野口議員。
○9番 野口守隆議員 わかりました。
  どのくらいの方が、そういう方がいるかということは、まずつかまないと進めていけないと思うんで、そういった方がいた場合には、これは福祉課あるいは町民課とも連携しておかないと難しいと思うんです。だから、ぜひこういった、国のほうでも力を入れておりますし、特に山間部ではこれから大変な方が出てくるんで、この制度をぜひ実現するようにお願いして、質問を終わります。
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          ◇ 杉 田 健 司 議員
○前田 栄議長 次に、発言順位6番、質問事項1、今後の災害対応について。
  1番、杉田健司議員。
○1番 杉田健司議員 議席番号1番、杉田健司です。
  議長の許可が出ましたので、一般質問、1問質問させていただきます。
  今後の災害対応について。
  昨年発生した台風19号は、町内でも多大なる被害が生じたが、今もなお復旧が進んでいない状況があると聞く。今後の災害復旧及び対応について伺う。今後も多くの災害が発生する可能性があるが、その対応策として次の4点について伺う。
  (1)花菖蒲園の木道の流出、玉川トレーニングセンター下の倉庫も浸水したが、6月の花菖蒲まつり、8月の納涼まつり開催の考えは。
  (2)多くの避難者(758名)を受け入れましたが、問題点はあったか。
  (3)ドローンは、被害の把握はもとより、いろいろな場面で使用できると思うが、取り入れる考えはあるか。
  (4)今年の防災訓練は地形状況を踏まえた形で地域を絞って行うようだが、どのような計画を考えているか。
  以上でございます。お願いいたします。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 杉田議員ご質問の今後の災害対応について、初めに(1)花菖蒲園の木道の流出、玉川トレーニングセンター下の倉庫も浸水したが、6月の花菖蒲まつり、8月の納涼まつり開催の考えはついてお答えいたします。
  台風19号では、花菖蒲園において木道が全て流出したほか、土砂の流入が発生し多大な被害を受けました。被災後すぐに花菖蒲を育てる会と現地調査を実施し、花菖蒲の株の生育に異常がないことを確認しております。園内の土砂の撤去は既に完了し、土での園路の工事も進めております。
  また、玉川トレーニングセンター下の倉庫が浸水し、納涼まつりの備品の一部に被害が発生しました。現在、商工会により被害を受けた備品の修理等の対応を行っております。
  花菖蒲まつり、納涼まつりとも実行委員会における開催決定は行われておりませんが、開催に向けて支援に努めてまいります。
  ご質問の2番目、多くの避難者(758名)を受け入れたが、問題点はあったかについてですが、過去に例のないほどの避難者が指定避難所に訪れ、避難所開設担当者は大変苦労したと報告を受けております。課題としては、避難者名簿用紙の不足、避難者受け付けの混乱、 帰宅者のチェック漏れなどが発生しました。
  現在、避難所開設担当は1人での対応となっておりますが、避難所によっては職員1人では対応が困難な状況も見受けられました。避難が長期化すると、支援物資の配給をはじめ、避難所のルールづくり等を進める対応も実施しなければならないことを考えると、避難所開設担当職員の対応力の向上、自主防災組織等との連携を図らなければならないことがわかりました。一度に全てを解決することはできませんが、研修等を実施し、よりよい対応ができるよう進めてまいります。
  ご質問の3番目、ドローンは災害の把握はもとより、いろいろな場面で使用できると思うが、取り入れる考えはあるかについてですが、ドローンは自然災害の把握にとどまらず、各場面でも有効に活用できる手段であると考えております。今後、民間との協定に基づき、導入する方法や町職員が撮影する方法など検討し、導入に向けて研究してまいります。
  ご質問の4番目、今年の防災訓練は地形状況を踏まえた形で地域を絞って行うようだが、どのような計画を考えているかについてですが、町を小学校ごとに3つのブロックに分け、令和2年度は萩ヶ丘小学校区域の大字大野、西平、雲河原、椚平の地区で実施する方針です。詳細につきましては、今後、区長会議等にて協議してまいりたいと考えておりますが、山間地域のため指定避難所まで距離があることや土砂災害警戒区域が多数あることなどを踏まえて、実践的な訓練をしたいと考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 よろしいでしょうか。
  1番、杉田議員。
○1番 杉田健司議員 それでは、1番目の形から進めさせてもらいます。
  新型肺炎等が影響を受けているさなかですので、今後のイベント開催に向けては非常に困難な状況が予想されます。花菖蒲園はもう6月にはたしか開催予定があったと思うんですけれども、花菖蒲自体が年々集客力というんですか、人数がかなり減っている状況も見受けられます。その辺を受けて、今後、町としても1年を置いて、整備をした後にまたやるという考え方とかというのは考えはあるんでしょうか。
○前田 栄議長 杉田議員、コロナだよね。
○1番 杉田健司議員 はい。コロナではなく、要するに花菖蒲の状況が今……。
○前田 栄議長 暫時休憩します。
                                (午前10時04分)
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○前田 栄議長 再開いたします。
                                (午前10時04分)
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○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  今、杉田議員がおっしゃられたように、新型コロナウイルスの関係等はまだ影響は、どのようになるかということがございますが、花菖蒲まつりにつきましては、育てる会のほうで関係者と協議をして、今、実施の決定はもちろんまだ出ておりませんので、最終的には委員会のほうで決定というふうな形ですが、祭りを出来る方向で今準備をしております。
  以上でございます。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 観光面でも非常に重要なことだと思っておりますので、開催に向けて今進んでいるという形は非常にいいことだと思うんですけれども、私が先ほど言った準備を、例えば日にちをずらしたりとか、花が咲く期間を、たしか花菖蒲は大体ずれている期間が多かったので、そういったことも考えにはあるのかというのもちょっとお聞きしたかったんですけれども。よろしいでしょうか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 お答えさせていただきます。
  花の関係ですので、毎年、実行委員会のときに実際に育てている方の意見を聞いて、今年はこのくらいがいいんじゃないかということで決定をするんですが、やはり気温の関係でこちらで思ったとおりには咲かないということがありますので、その辺はまた協議して日程等は調整したいと考えております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 花菖蒲も、確かに年々人は減っていますけれども、あそこに花が咲いて、愛宕山も整備されるような状況もあるということなので、トータル的な考えをすれば、非常にお祭りとしてはいいことなのではないかなと思っておりますので、開催に向けた方向で考えていただければありがたいなと思っております。
  納涼まつり等の関係をちょっとお聞きしたいんですけれども、ちょうちんが水浸しになったというお話を実は聞きました。今、ちょうちんも非常に古くなっていて、もう替える段階 だったという話も聞いております。納涼まつりも町の一大イベントでございますので、開催に向けて、多分、商工会と協議をしながら行っている最中だと思いますけれども、そういった備品関係の支援等は考えはあるんでしょうか。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  納涼まつりにつきましては、やはりもちろん町も支援するということで、昨年の祭りに対して同額の予算を計上して、引き続き支援をする予定でおります。そちらのほう、あと商工会にも昨年と同額の予算で支援していく予定でおります。その辺のことを加味しまして、その補助と併せて、実行委員会のほうで対応していただければという考えでおります。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 イベントは、確かに観光面からも非常に大切ですので、19号の関係があったんですけれども、これからは新型コロナ肺炎もあります。3月11日の震災のあれも、今朝の新聞でも取りやめるような方向という形でやっております。非常に慎重な協議をしていただいて、観光面の拡大の観点からも非常に重要だと思いますので、慎重に協議をしながら、実行委員会等にもかけていただいて、町のほうの支援のほうもよろしくお願いしたいかと思います。
  (2)についてお伺いします。
  昨日の野原議員の質問の中にもあったんですけれども、基本的に避難指定所に非常に多くの避難者が行ったわけですが、駐車場が足りなくて、ほかのところに行ったというお話もお聞きしたんですけれども、その場合、どのぐらいの駐車場があれば大丈夫かなというような形の考え方というのはあったんでしょうか。何台ぐらい、要するに、その把握まではできていないんでしょうか、どうなんでしょうか。ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 今回の場合の駐車場が足りなかったというようなことのご質問の中で、その駐車場の把握につきましてはそれぞれ、中学校とかそれから小学校、そういうところのふだん置ける駐車場、それから場合によっては運動場等も考慮しているわけですけれども、今回の場合は役場周辺の施設が足りなかったということでありまして、把握とすると、駐車場については、それぞれの施設に附帯している駐車場を考えているというようなことであります。答えになっていないか。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 今回、確かに台風被害ですので、駐車場も浸水された形です。それで避難所は、この役場の近くであれば駐車場は確保できるんですけれども、そこが浸水してしまったわけですので、そういった場合に避難所に来て駐車場が、要するに車で来るしか避難ができないような状況だったと今回は思われるんですけれども、そういった場面で総務課としてはどのようなお考えができるのかなというのを、ちょっとお聞きしたかったんですけれども。
○前田 栄議長 杉田議員、具体的にどこの駐車場ということじゃなくて、トータルでそういう駐車場の計画があったかどうかということか。ちょっと具体的に言ってもらって。どこの駐車場、もしあるんでしたら。
○1番 杉田健司議員 役場周辺という形でよろしいかと思うんですが。そこで……
○前田 栄議長 周辺。
○1番 杉田健司議員 あとは、だから、せせらぎホールとか……
○前田 栄議長 本庁舎と第二庁舎があったんだけれども、どっちというか、本庁舎と第二庁舎、両方か。
○1番 杉田健司議員 本庁舎と第二庁舎という形で、そうしたら。
○前田 栄議長 だそうです。
  清水総務課長。
○清水誠司総務課長 今回の場合、特にさっきの(1)にも関わることなんですが、アスピアの下とか、それからトレセンの下の、そちらのほうの駐車場が使えないというようなことの中で、そこに、ふだんでしたらそういうところを利用する方が置けなくなっちゃったということでありますので、今後、今回のこういった経験を基に、大雨の場合にはそこは使えないというようなことを最初からよく想定して、そういうトレーニングセンター、失礼しました、トレーニングセンターは別なんですけれども、玉川公民館とアスピア、今度は活き生きのほうも入っておりますが、そういうところに避難する場合には、あらかじめそういう駐車場の制限があるということをお知らせしていくということもありますし、そちらを利用する場合にはそういう危険性があるので、最寄りの今度は玉川中学校とか、そういうところに移っていただくというんですか、雨の場合はそちらを先に考えていただくというような優先順位を住民の方もよく理解していただくような周知の方法は必要かと考えております。
○前田 栄議長 杉田議員の質問は、最初そういう駐車場のことが最初から想定していたか、していないかという、それだけのことなんじゃないのか、最初に言った質問は。駐車場を、 最初からいっぱいになるとかならないとか、浸水とかというのは予定してあったんだか、なかったんだか、そこまで考えていたんだかという、単なるそれだけの質問だよ、最初はね。役場としてね。駐車場のことまで念頭に置いたか、置かないかということだけで。
  はい、どうぞ。
  清水総務課長。
○清水誠司総務課長 最初からそういうことを想定していたかというふうなことでありますが、今回のアスピア関係のところについては、当初の避難所の設定という中では想定していなかったということであります。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 誰しもが緊急時、あのぐらい雨が降ったらどのぐらいまでできるというのは非常に難しい判断だと思っております。早目の避難をさせたということは、その駐車場に関してもそうなるであろうというのは非常に必然なことかとは思いますので、その辺も想定に入れながらやっていければ、一番防災面ではいいのかなと思っております。あと……
○渡邉一美町長 付け加えさせてください。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 今回の場合は台風だったんですが、地震が来た場合、去年、熊本の益城町というところに行ったんですが、地震で怖いのは余震が1週間ぐらい続くということで、住民が家の中にいられない。それで、みんな車で役場の駐車場、学校の駐車場、大勢の方がそういうところへ避難する。そこで、車の中で10日間も生活をするということがあるので、駐車場の確保というのは非常に大事だと思います。だから、益城町は学校、公園、なるべく水とか支援物資が届くところに住民がみんな車で乗りつけたということを聞いておりますので、駐車場の問題も真剣に取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 よろしくお願いいたします。
  それと、避難所で支援物資の配給を始めた避難所というのは現にあったでしょうか。お願いいたします。
○前田 栄議長 支援物資のというか、おにぎりだとか水だとかを出したかどうかですか。支援物資というか。そういう、支援物資イコールおにぎりだとか……
○1番 杉田健司議員 要するに毛布とか飲み物とかということでございます。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 支援物資の中で、毛布については出した部分がありますけれども、全部のところに出したということではございません。毛布については、ですから配布したところがあるということでございます。
○1番 杉田健司議員 飲み物に関しては。
○清水誠司総務課長 飲み物については、基本的に今回の場合、避難する場合に自分自分で、個々に飲み物、食べ物とかそういうものについて持ってきていただくということでございますので、町のほうでは基本的に出していないということでございます。
 それについて、多少町のほうで用意しないのかというようなお話もあったわけですが、これについては今後、これからも啓発をして、個々に持ってきていただくというようなことでやっていきたいと考えております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 放送でたしか飲み物、食べ物は持ってきてくださいというような放送があったと私は御見受けしたんですが、現にそれを持ってきた避難者というのは結構いたんでしょうか。その辺の把握とかはできているんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 案内の段階でこれは周知をしているということでございますので、そういう中で、中には持ってこなかった方もいらっしゃるかと思うんですが、すごく細かくまでは調べていないですけれども、それぞれ家族で持ってきたというような話は聞いております。ただ、中に持ってこない人も確かにいたということは事実でございます。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 住民が避難をするということ自体が多分未経験というか、初めての方もかなりいたと思うんですが、その辺を事前に、避難するときはこういうものが必要だというようなお知らせというんですか、そういったものを事前にしておくというお考えはあるんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 避難をする場合の心構えとしまして、先ほども申し上げましたけれども、自分で食べるもの、そういうものについては、必要なものについては、あとは薬等も含めてなんですが、防災バッグとかそういうものにきちんと入れて、そして避難所に来ていただくというような、これは今後の、昨年の防災訓練のときも本来そこまで徹底してやりたいところだったんですが、そこの徹底ができなかったところもあるんですけれども、必要なものに ついては自分で持ってくるということについては、その段階からはもう周知をしてきておりまして、今回の場合はさらに足りなかった部分も確かにあるのかもしれませんけれども、今後、その点についてはさらに周知をして、自分で必要なものについては自分で持ってくるということで、広く図っていきたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 あと1点だけ。
  自主防災組織を機能させるという形で答弁があるんですけれども、自主防災組織ですね、多分、地域によっては自主防災組織の運営の仕方が非常にまちまちで、町としても非常に難しい部分もあるかとは思うんですが、具体的にどういったことを指導させるように考えていらっしゃるんでしょうか。お願いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 この答弁書の中でいいますと、避難所開設担当者と一緒に自主防災組織等の連携を図らなければならないというふうなこともありまして、確かにこの避難所を開設するのは役場の職員等が今やるわけなんですけれども、実際問題としてこれについてずっと役場の職員が携わっていく、1人で携わっていくというのは行き届かない部分もございます。そして、そこに集まってくるのは地域の住民の方でございますので、自主防災組織のほうからもこの避難所の開設、それから運営等にこれから関わっていっていただくような、そういうことがやっぱり必要じゃないかなというふうに考えておりますので、そのようなことも入っていると、書かせていただいたということであります。そこら辺が今後の課題にもなるかなというふうに思いますし、多くの協力をいただかなくてはならない部分かなというふうに考えております。
○前田 栄議長 はっきり挙げてもらって、手を。
  杉田議員。
○1番 杉田健司議員 ありがとうございます。
  自主防災組織が地域に、当然全体にいるわけですので、職員1人では確かに避難所はてんてこ舞いになってパニックが起きている状況が想定されます。できれば、災害マニュアルじゃないですけれども、その地域にあった個々のマニュアルがあれば動きが徹底できていくのかなという形は思います。その辺を作成するというお考えは、地域ごとの、例えば公民館ごとのというお考えはあるんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 これも防災訓練の1つの課題になってきておりまして、やはり今のところ避難をするというのがどっちかというと、避難とか安否確認、そういうことについて令和元年度の避難訓練については行っておりまして、実際、今度は今回みたいに避難してきた後のことということになるわけで、これについての避難所の運営というふうなこと、さらにこれについては自主防災組織のほうで、確かにマニュアルを作って、どういうふうにやっていくかということについて、さらに自主防災組織のほうでも活動できるように、そういうふうな方策を町のほうからも案内をしていきますし、自主防災組織のほうでもそのような考えで活動していただきたいというふうに考えております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 ありがとうございます。
  地域の住民の生命、財産ということで、お守りするという形で動いていらっしゃるわけですので、自主防災組織も年々人が替わったりする地域もあれば、組織として長くやってくれる組織もあるし、多分個々に非常にまちまちだと思います。それを役場のほうからある程度マニュアル作りを手助けするとか、防災委員を今つけるとかというお話もありますので、そういったものの組織づくりが非常に防災の面から緊急なんで、防災の面からも非常にいいことだと思いますので、そういった方向をやっていただければと思っております。
  ドローンなんですけれども、基本的に災害時はドローンが、災害したとき、特に地震とか、この間の台風に関してはドローンを飛ばせない状況だったとは思いますが、非常に有効な手段だと思われます。上から撮影するという形で災害の把握が非常に出来やすい状況です。その後の、要するに災害が起こった後のことも非常に多くを見渡せるということでは、非常に大切なことだと思います。
 ドローンの取入れを前向きに考えていただけるということなんですけれども、町の職員がすぐに使えるようなことが一番いいんですけれども、それにはいろいろ民間との協定とか、そのドローンの使用に至っては非常に難しい部分もあるかと思いますので、その民間との協定の関係で、ある程度民間業者というのは絞られているんでしょうか、それともまだ全然ないんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 ドローンの民間協定について絞られているかというようなご質問かと思うんですが、現在のところ、そこまでは絞られていない状況です。ただ、今回の場合、台風19号の後にいろいろドローンを使って上空からその被害状況について撮影したものについて ご提供いただいたりした中で、今回の本当に災害の状況を空から見たりするのには非常に有効だなというふうに、ときがわ町のこの被害状況からも今回よく確認できたということで、ドローンの存在意義は非常にあるかと思っております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 今後、ドローンは観光面でも使用できるような形があるかと思います。PRにも使えますし。そういったものを充実させるような方向性を取っていただければと思っております。
  4番目の萩ヶ丘小校区で今年度は行うというお話でございますけれども、たしか萩小で私も消防団時代にも何回も、かなりやったという記憶が、土砂災害の訓練をやったという記憶がございます。そういった意味を含めると、あの地域は、萩小の近辺の方は非常に防災意識が高い部分もあるのかなとは思っておるのですが、そういったことを踏まえて、今後また違う、大野地区なり椚平地区なりという形を考えていらっしゃるのでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 萩ヶ丘小学校区の地域の特性としまして、やはり山間地域でありまして、萩ヶ丘小学校を中心に土砂災害の訓練をずっとやってきたという部分はあるんですけれども、いろいろな避難所の見直しとかそういう中で、萩小の体育館も避難所ではなくなってしまったというようなことでございまして、その地域、萩小学区の一番の課題は、避難所が一番最寄りでも都幾川中学校とか、そういうところになってしまうということでございますので、この避難をどういうふうにするかというのが一番の今度課題になってくるかと思います。
 これを地域の皆様方にもいろいろご理解をいただいて、そしてよりよい避難ができるような方向を模索して、それを訓練していくというのが今回の一番の課題かなというふうに考えております。
○前田 栄議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 あの地域は、私、多分一番最初の一般質問をさせていただいた記憶があります。土砂災害が起こるイエローゾーン、レッドゾーンがかなり多方面にわたってある地域でございます。それで避難所は遠くにある。そういった地域ですので、住民がいち早く、車を使えば車が使えるような場所に避難する。そうでなければ自宅に垂直避難をする。あとは、近くの、多分学校等に逃げるという形もあるかと思います。そういった、住民の意識づけの避難方法というのを、やはり避難訓練につなげていくのが一番あの地域においてはいいのかなと思っておりますので、そういった方向性を示していただければありがたいなと思っ ております。
  以上で質問のほう終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時50分といたします。
                                (午前10時33分)
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○前田 栄議長 休憩前に引続き一般質問を行います。
                                (午前10時50分)
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          ◇ 長 島 金 作 議員
○前田 栄議長 発言順位7番、質問事項1、東京オリンピック・パラリンピックは国旗を掲げて応援してはどうか。
  通告者2番、長島金作議員。
○2番 長島金作議員 議長の許可をいただきましたので、発言させていただきます。
  前回の東京オリンピックのとき、56年前なんですが、実は私このときに見学に行けたんですよ。行きましたと言うんですね。学校で配慮していただきまして、クラス全員、東京オリンピックを見させていただきました。たまたま私はバスケットボールでしたんですけれども、開会式とか陸上、ボクシング、馬術、見た仲間がいましたので、まさかこの歳で、56年ぶりにまた東京でオリンピックを見られるとは夢にも思っていませんでしたので、今回このような質問をさせていただきます。
  東京オリンピック・パラリンピックは国旗を掲げて応援してはどうか。
  東京オリンピック・パラリンピックは世界のスポーツの祭典であり、国民は日本選手を応援し、メダルを期待している。本町では、国旗を掲げて応援するよう促してはどうか。また、本町で働く外国人労働者の母国の国旗を大会期間中掲げ、おもてなしの心を表してはどうか伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 皆さん、おはようございます。
  それでは、長島議員ご質問の東京オリンピック・パラリンピックは国旗を掲げて応援してはどうかについてお答えいたします。
  オリンピック・パラリンピックは、4年に1度開催される世界的なスポーツの祭典です。
  オリンピックの精神は、スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍など様々な違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること、この理念は今も変わらず受け継がれています。
  様々な障害のあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑むパラリンピックは、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる公正な機会が与えられている場となっています。
  東京オリンピック・パラリンピックの競技数は、オリンピックが33競技、パラリンピックは22競技が開催され、参加予定は206の国と地域となっております。
  埼玉県は、バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃という世界的に人気のある競技の会場となっております。
  初めに、東京オリンピック・パラリンピックは世界のスポーツの祭典であり、国民は日本選手を応援し、メダルを期待している。本町では国旗を掲げて応援するように促してはどうかについてですが、世界中の方が自国の選手を応援し、メダルを期待していることと思います。国旗は、いずれの国でもその国の象徴として大切にされており、互いに尊重し合うことが必要であり、国旗に敬意を表することは国際社会の基本的なマナーとなっています。
  応援方法につきましては、従来、競技会場等で応援する選手の国旗を手に持って応援するといった光景を目にしますが、表現の自由や応援スタイルの自由等もあり、国旗を掲げての応援を町が促すことはできませんので、ご理解いただきますようお願いいたします。
  次に、本町で働く外国人労働者の母国の国旗を大会期間中掲げ、おもてなしの心を表してはどうかについてですが、おもてなしの心には心のこもった接遇やサービス、喜んで迎え入れる歓迎など様々な方法が考えられます。
  東京オリンピック・パラリンピック期間中は、本町で働く外国人労働者の方以外の外国の方の来町も考えられますので、おもてなしの表現方法について検討してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 2番、長島議員。
○2番 長島金作議員 オリンピックは33競技、その中で切磋琢磨してオリンピックに出られるだけでも大変なことなの。そして、その中で、すぐそこでサッカーが行われたり、またその国の象徴として大切ということで、国旗に敬意を表す、こういうことを言っていまして、さらに、これに対して国旗を掲げての応援を町で促すことはできませんと言っている。もっ とほかに、国の代表として56年ぶりに行われるんですから、ほかに、できませんじゃなくて、もう少し、強制するんじゃなくてもいいですから、そういう応援するもっと表現方法があると思うんですよ。その点、伺いたい。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 長島議員のご質問ですけれども、応援方法につきましては、こちらで申し上げたとおり、強制することはできませんので、各それぞれの応援の方が自分の気持ちを精いっぱい表した応援方法が一番いいのではないかと考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 わかりました。
  じゃ、この件に関して、どのくらいの方と協議したか、その点お伺いします。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 協議につきましては、教育長をはじめ多くの方と、人数はちょっと把握はしていませんけれども、多くの方とこの回答等につきまして調整をさせていただきました。
  以上です。
○前田 栄議長 長島議員、手を挙げていただいて。
  長島議員。
○2番 長島金作議員 次、おもてなしの国旗を掲げてはどうかということで、回答が、心のこもった接遇、サービスという、どんなサービスかちょっとお伺いしたい。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 サービスの第一はご挨拶だと思っております。生涯学習課、体育センターですとかいろんな施設に来られた方、今回はオリンピックということで外国の方と言われていますけれども、外国の方だけではなく、いらっしゃった方全ての方におもてなしの気持ちでご挨拶を第一としております。
  以上です。
○前田 栄議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 大体、掲げるのが、促すのが嫌だと、そういうふうに取ってもよろしいわけですね。
○前田 栄議長 正木生涯学習課長。
○正木 彰生涯学習課長 国旗を掲げるということにつきましては、掲げて応援ということにつきましては、先ほど申し上げたとおり、応援される方それぞれの気持ちでいろんな方法を考えていただいて応援するのが一番よろしいと思っておりますので、繰り返しの答弁となってしまいますけれども、掲げるのが駄目ということではなくて、応援につきましては応援される方それぞれの形で応援していただくのがよろしいかと思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 教育委員会ではそういった見解でありますので、わかりました。
  町長としては、町の代表として、町長としてはどうかなとお伺いしたいと思うんですが、よろしいでしょうか。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 行政といたしますと、何ですかね、非常に日本も国民が非常に多様性をしておりまして、国旗に対する考え方もいろいろあります。
 それから、特におもてなしの心についてはいろいろと考え方がありまして、形式的に国旗を掲げればそれがおもてなしになるというものではない。いろいろなおもてなしの方法があると考えておりますので、その町民の人たちの個性に委ねたいと私は思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 教育長は、その国の象徴として大切と、国旗に敬意を表す、海外から日本に来て、ときがわ町に来て働いている方は、やはりオリンピックとなれば自国の国旗を見て感激すると思うんです。その心のこもったじゃ見えない、それを見せるためにはやっぱり国旗を掲げる。まして、日本全国、町で国旗を掲げて56年ぶりのオリンピックを歓迎する、日本選手を応援する、そういう市町村はまあないと思いますよ。その中で、ときがわ町が率先して、5軒に1人でもいい、4軒に1人でもいい、そういう表現をすることが少子高齢化につながると私は思っているんです。
 ときがわ町は、これだけオリンピックに対して、国旗に対して敬意を表しているんだということを日本全国、国民に表すことが日本国民の感動を与えて、ときがわ町に、そんなすばらしいときがわ町だから住みたい、町長は誰だ、渡邉という町長だよ、もしかして実家が豆腐屋さんですばらしい豆腐出しているんじゃないか……
○前田 栄議長 長島議員、プライベート的なことは言わないでください。町長は公の肩書だ けれども、そういうことは言わないでください。
○2番 長島金作議員 大変失礼いたしました。興奮しちゃったようなので。
  そういったことで、ときがわ町をアピールする。みんなが、誰もしないようなことを、そういう発想の転換で少子高齢化に挑むというつもりで、私はこういうことを書いたわけでありまして、そういうことで、一般質問を終わりにさせていただきます。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 神 山   俊 議員
○前田 栄議長 発言順位8番、質問事項1、中長期の課題について――決断と実行力、質問事項2、キャンプの町に――宿泊客の獲得へ。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 議席番号3番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき2項目について一般質問をします。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、中長期の課題について――決断と実行力。
  下記の点について、町長と町の考えを伺う。
  (1)町長に就任して2年経過したが、自身の掲げた公約の進捗状況は。
  (2)平成30年3月定例会で庁舎機能を1つにと一般質問したが、答弁では、検討委員会設置については、平成32年度までに策定する公共施設等総合管理計画に基づく個別計画策定の中で設置については検討すると言われたが、進捗状況は。
  (3)埼玉中部資源循環組合が解散を議決したが、ごみ処理に対して町の考えは。
  (4)水道事業経営戦略の投資財政計画に従い、水道料金の改定(値上げ)は実施予定なのか。また、広域化の取組を進めるが、民営化(PFI、DBO、コンセッション方式)は考えていないとのことでいいのか。
  (5)乗合タクシーは、早い段階で運行時間を拡大したが、今後さらなる時間や曜日などの拡大は考えているのか。また、路線バスの車両の更新はどのように考えているのか。
  (6)「ときがわ町におけるパートナーシップの公的認証および性的少数者に関する諸問題への取り組みに関する請願」が全会一致で採択され、また支援団体から町へ要望書も提出されている。検討し、準備を進めているのか。
  (7)指定管理者制度は、従来の手法、団体では過渡期に来ているのではないか。
  (8)株式会社温泉道場と地域活性化に関する包括連携に関する協定書を締結したが、ど う連携・協働していくのか、具体的に伺う。
  (9)株式会社ベジテックの操業については。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員のご質問の1、中長期の課題について、決断と実行力について、9項目にわたり順次お答えいたします。
  まず、(1)町長に就任して2年経過したが、自身の掲げた公約の進捗状況はについてですが、私が就任時に第二次ときがわ町総合振興計画の重点プロジェクトに基づいて、「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」で掲げました4つの公約の進捗状況を主なものとしてお答えいたします。
  初めに、「@子供達が元気に暮らせる町」についてです。
  学校教育におきましては、小中学校における少人数学級の継続や学校生活支援員の適切な配置により、きめ細やかな教育が行われる基本的環境を維持してまいりました。
  公立保育所の給食においては、生産者の顔が見え、食品添加物を排除した食品利用により安心・安全を、さらに城西大学の協力のもと、天然のだしのうまみを活用した味つけで、塩味に頼ることなく、正しくおいしいと感じる味覚の育成に努めており、子供の健全な成長に資する食育を推進しています。
  次に、「A健康長寿NO.1の町」では、健康年齢、健康寿命を延ばそうを重点としていますが、まずは健康の基本であると考えます食と栄養について取組を進めてまいりました。
  高齢者のフレイル予防を目的とした栄養教室や、おすそわけ事業などの充実を図りました。また、事業にかかわる職員等の勉強会も城西大学の協力を得て実施しているところです。健康増進の成果については時間がかかることも多いですが、着実に推進してまいります。
  このほか、自動車運転免許証返納後の生活を支えることでは、昨年10月1日に住民だけではなく観光客にも対応した乗合タクシーの運行を町内全域で開始することができました。町内の移動を受け持つ乗合タクシー、町外への移動を受け持つ路線バス、これらの組合せにより運転免許証返納者のみならず、交通手段を持たない住民、来訪者の方々にとっても移動に対する不安を少しずつなくせる環境が整いつつあります。
  「B新規来訪者の獲得とリピーターの拡大」につきましては、平成31年3月に策定した第二次ときがわ町観光振興計画に基づき、観光協会を含んだ町内外の人材によるときがわ観光推進委員会との連携のもと、交流人口130万人に向け各種観光振興事業に取り組んでおりま す。
  新規来訪者の獲得を図るとともに、ときがわ町ならではの魅力を楽しんでいただき、町に愛着を持ち、何度も来訪してくれるリピーターの獲得により、町内での滞在時間と観光消費の促進、来訪者の満足度向上を図っております。
  最後に、「C目指せ災害・事故・犯罪ゼロの町」の中で、共助の力を蓄えるを重点にしておりますが、特に今年度につきましては、住民の防災意識の向上を目的に初めての統一防災訓練を実施しました。
  この訓練では、災害時、最初に必要となる安否確認と通信訓練をテーマとした中で、行政区長、自主防災組織が主軸となって実施したことで高い参加率での訓練となりました。課題も発見されましたが、その後襲来した台風第19号において自主的に避難行動を呼びかけた地域や安否確認を行った地域がありました。
 これらの自主的な活動は、防災意識の醸成が図られた成果であると考えます。来年度以降は町をブロック分けし、地域の実情に合った訓練を実施したいと考えております。防災に完成や終わりはありません。引き続き防災意識の向上に力を注いでいきたいと考えております。
  私の掲げた公約の進捗状況は、過去からの取組の継続も重視する中で、新たな視点も加え進めてまいりましたが、今後も住民の目線に立った住民のための施策について積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
  続きまして、(2)平成30年3月定例会で庁舎機能を1つにと一般質問したが、答弁では検討委員会設置については、平成32年度までに策定する公共施設等総合管理計画に基づく個別計画策定の中で設置については検討すると言われましたが、進捗状況はについてお答えをいたします。
  ご案内のとおり、個別計画は来年度中に策定を目指しているものであり、現在はその計画決定段階に至っておりません。前回の答弁の中でも述べましたが、統合する場合のデメリットとして、現在の本庁舎の面積不足があります。合併協定に基づき旧玉川村庁舎を本庁舎とすることを前提に考えますと、仮に玉川公民館を廃止して不足面積を補うとしても、議場の設置、エレベーターがない就業改善センター、そして変電設備等も含めた電気設備など、多額の改修費用を想定しなければなりません。また、管理計画に基づいて空き庁舎を解体する場合も、他の施設を廃止して統合利用施設に転換する場合の改修も多額の費用が発生します。
  このようなことから、現時点では既に大きな費用をかけて耐震改修を行った両庁舎を当面の間現状利用すべきであり、検討委員会を立ち上げる段階にはないと考えております。
  次に、(3)埼玉中部資源循環組合が解散を決議したが、ごみ処理に対して町の考え方はについてお答えいたします。
  埼玉中部資源循環組合につきましては、構成する全ての市町村議会で解散に関する議案が可決され、令和2年3月31日をもって組合を解散することが決定しました。
  今後、町では現在ごみ処理を行っている小川地区衛生組合の構成町村を軸に、将来人口の減少など社会変化を考慮し、他の近隣自治体と連携を図りながら、慎重かつ迅速に協議を進めてまいりたいと考えております。
  ごみ処理につきましては、いかなる方向に進もうとも減量化、資源化の方針に変わりはありませんので、さらなるご協力をお願いいたします。
  次に、(4)水道事業経営戦略の投資財政計画に従い、水道料金の改定(値上げ)は実施予定なのか。また、広域化の取組を進めるが、民営化(PFI、DBO、コンセッション方式)は考えていないとのことでいいのかについてお答えいたします。
  1点目の水道料金の改定(値上げ)の実施予定について、経営戦略では令和4年度に30%、令和9年度に10%の水道料金を改定し、収支の均衡を図る計画となっておりますが、料金改定について水道審議会へ再度諮問する中で慎重に協議していただき、その答申を踏まえ判断してまいりたいと考えております。
  2点目の広域化の取組を進めるが、民営化(PFI、DBO、コンセッション方式)は考えていないとのことでいいのかについてですが、改正水道法の施行により、今まで以上に広域化の議論が活発化すると考えられることから、町では埼玉県や近隣事業体と連携を図り、広域化に向けた取組を優先して進めることとしております。したがって、いわゆる民営化は課題として捉え、現時点では考えておりません。
  次に、(5)乗合タクシーの運行内容の拡大、路線バスの車両更新についてお答えいたします。
  乗合タクシーは、令和元年10月1日から運行を開始いたしましたが、議員のご質問にあるとおり、11月11日から一部運行時間帯及び運行エリアの見直しを行いました。
  乗合タクシーは、町として初めての試みであり、利用状況などを見ながら、住民、観光客、来訪者の方々にとって、より便利で利用しやすい公共交通となるよう常に改善を進めてまいります。
  次に、路線バスの車両更新についてお答えいたします。
  路線バスの運行に使用している車両8台全てが購入から既に8年以上経過しており、運行 による損耗で修繕が頻発している状況であります。今後、2年から3年の間に全車両の更新が必要な状況ではありますが、車両の購入には1台当たり約2,000万円、総額約1億6,000万円の予算を確保しなければならないこともあり、現在、車両の入替えと大規模修理による延命措置の両面から検討を進めております。
  次に、(6)「ときがわ町におけるパートナーシップの公的認証及び性的少数者に関する諸問題への取り組みに関する請願」が全会一致で採択され、また支援団体から町へ要望書も提出されている。検討し、準備を進めているのかについてお答えいたします。
  議員ご案内のとおり、昨年10月付で、レインボーさいたまの会チームときがわより「ときがわ町の性的少数者に関する取り組み推進と性的少数者にフレンドリーなときがわ町を目指す要望書」の提出を受けております。その際、町は提出団体との意見交換を行っております。その中で、要望書の内容となります性的少数者に関する啓発活動の促進、差別禁止条例の制定やパートナーシップ認証制度の導入、具体的施策として学校での性別順出席簿の廃止や中学生の制服選択制度導入、性的少数者に配慮した公共施設のトイレ整備などについて意見を交換することができました。
  町の対応につきましては、要望書に対する回答書にも記載いたしましたが、町は性的少数者の暮らしやすい社会の実現のために、社会の偏見が大きな障害であると理解しております。全ての人に多様な性に対する理解が深まることが、要望の趣旨であります性的少数者にフレンドリーなときがわ町を目指す最も重要な取組であると考えており、まずはその啓発活動の推進を進めてまいります。
  毎年全戸配布している人権リーフレットには、今年度初めて性的少数者の項目を新設しております。また、新築いたしましたふれあいセンター田黒のトイレ表示にも多様な性への配慮を踏まえたものを配置いたしました。
  全職員に対しLGBT研修会を既に実施しておりますが、各分野で施策が取り組めるよう、さらに具体的な内容の職員研修を行い、その推進に努めてまいります。
  次に、(7)指定管理者制度は従来の手法、団体では過渡期に来ているのではないかについてお答えいたします。
  町には、指定管理者制度を導入し管理運営を行っている町有施設が10施設あり、そのうち9施設が地域産業の活性化や都市と山村の交流促進、雇用機会の創出などを目的に設置した観光施設であります。これらの施設においては、平成30年度に年間延べ31万人を超える来客者を迎え入れ、約90名の雇用と約350名の農林業生産者が会員登録されております。
  町有の観光施設の多くは、地域住民の組織した団体等で管理することを要件に、各種補助金を活用し整備されたものであり、これまでそれぞれの施設の特色を生かし、指定管理者制度による管理運営に取り組んできました。しかし、施設を運営していくに当たり、地域において急速な高齢化による人員の不足などが課題となっております。各施設が今後持続可能な運営を行うために、各種課題について地域住民や関係者とさらなる協議を重ね、研究してまいりたいと考えております。
  次に、(8)株式会社温泉道場との包括連携についてお答えいたします。
  この連携協定は、行政、民間企業それぞれが持つ強みを生かし、連携・協力することで地域の活性化を図ることを目的に昨年10月8日に締結いたしました。連携・協力により関係人口の増大や移住の促進、地域資源を生かした観光施策の展開と情報発信、地域産品の利用促進等による農商工連携が期待されるものです。具体的には、観光推進委員会への参加や株式会社温泉道場で持っている情報網を駆使しての情報発信及び店舗を使用してのイベントの開催による関係人口の増加などであります。
  次に、(9)株式会社ベジテックの操業についてお答えいたします。
  株式会社ベジテックについては、町が埼玉県より購入した旧埼玉県立玉川工業高等学校の跡地を、平成29年6月30日に町と10年間の土地賃貸借契約を締結しております。
  当初の計画では、令和2年4月の操業開始を予定しておりましたが、事業内容の見直しが必要となり、決定した新工場建設プランを、手続等を含め一度白紙に戻したことで操業開始予定時期が遅れている状況です。現在では、プランやスケジュールについて最終調整に入っているとのことで、まだ詳細を報告することができませんが、株式会社ベジテックより連絡があり次第、ご報告をさせていただきます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 (1)について、確認も含めて質問を町長にしたいと思います。
  答弁の中にもありましたが、第二次ときがわ町総合振興計画の重点プロジェクトに基づいて4つの公約を掲げております。
  第二次ときがわ町振興計画の前期基本計画の目標と目標数値が、町長の公約の達成度を測る指標として捉えていいのか伺います。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 目標数値については、あくまでも目標です。私が進むべき方向を示している と思います。その目標を達成したから、その公約が達成したとは考えておりません。どのくらいそこに近づくか、さらに超えるものについてはさらに超えいきたいと、こう思っております。
  現時点では、先ほど報告したように、まだまた2年ということで、まだ道半ばということで、その数字が達成できるかどうか、今どのくらい数字が達成しているかということは、自分としてはまだ確証しておりません。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ベースとなるのが第二次総合振興計画になるのかなと思いますけれども、やはりせっかく立てたわけですから、しっかり毎年予算組みをするときには、この第二次総合振興計画を達成するために予算組みを立てていると思います。ですので、ぜひとも形式化とか形骸化しているとは思いませんけれども、ぜひこの数値を達成するように前に進んでいただきたいなと思っております。
  続いて、残りちょうど折り返しの2年たつわけですけれども、民間の経営感覚を行政にということもありますけれども、今後どのように反映していくのかお伺いします。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 前の議会でもお話ししましたが、一番私がこの役職に就いて感じていることが、スピード感がないということを感じております。
  そして、今年度については早くから令和2年度の方針については各職員に話をし、予算組みをしたところです。ある程度はっきりしたものは出てきておるんですが、ある程度スピード感がついてきたかなという感じがいたします。令和3年度については、もう早い段階から各課長、各担当課に指示を出しまして、実現に向けて進んでいきたいと思っております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)ですけれども、1つよかったことは、渡邉町政は庁舎を検討することは考えていないということがはっきり分かったことは、1つよかったことかなと思います。
  答弁の中にもデメリット等を述べておりましたが、それらを検討するための検討委員会が必要ではないのか。庁舎の課題を取り組まず、公共施設の統廃合を今後、住民の理解を得ながら進めていけるのか、私は大変厳しい問題ではないのかなと思っているんですけれども、その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 答弁願います。誰でしょうか。
○3番 神山 俊議員 じゃ、荒井企画財政課長にお願いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
          (「荒井企画財政課長でお願いします。総務課ですか」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 総務課長。どうしますか。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからお答えさせていただきます。
  今回、検討委員会を立ち上げる段階にないと考えているということで、町長のほうの答弁がありましたけれども、いろいろなことの中で検討した結果、現段階では庁舎を統合するというふうな考えを持っていない。そのための検討委員会については、現時点では考えておらないというふうなことで答弁させていただきました。
  今後、諸事情といいますか、町長が考えている今後のいろんな動きの中で、さらに検討委員会を立ち上げるという時期が来れば、その辺のところで立ち上げるということがあるかもしれないんですが、現段階で置かれている中では検討委員会を立ち上げる考えはないというふうなことでございます。
  それからもう1つ、神山議員の話の中の、これから総合管理計画の個別計画の中で縮減を図っていくというふうなところの中で、庁舎をやらないのにほかのところをやっていくのはというふうに、理解を得られるかというふうなことだと思うんですが、庁舎についての考え方をしっかりと説明する中で、それらについても説明をしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 答弁がありましたけれども、いや、今日はやらない、でももしかしたらあしたやるかもしれないという話ですよね、副町長。だから、それは逃げ道というか、少し守りに入った回答かなと思います。
  そして、庁舎に関しては、私達議員の中からもやはり問題ではないのか。それはなぜかというと、住民の方々から頂いている声があります。課題に対しては各方面から、多分皆様もその声は聞いているのではないか、実際、住民の方々から。確かに慎重に取り扱うべき案件ではありますけれども、ただこれを、せめて検討委員会で検討もせずに、2つありきで進めていく、また、先ほど言った公共施設管理計画で統廃合を進めていくというのは、私自身、 なかなか理解が難しいですし、またそれを住民にどう説明していくのか。大変厳しいのではないかなと。
 財政もこれから厳しくなる上では、やはり、せめて検討委員会で検討して、お金がかかる、何々がかかる、こういう理由があるというのを検討してから進めていったほうが、私はいいのではないかなと思うんですけれども、その点についてお伺いします。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 今の段階では分からないので、次の段階のところでという逃げという話がありましたけれども、そうではなくて、現段階の中でいろいろなご意見を伺ってまいりました。その中でも検討をしてきたわけでございますけれども、その中で、現時点としては今の本庁舎・分庁舎の形のままでいくというふうな判断の中でいこうということで、そういった判断を持っている中では、庁舎を統合するための検討委員会については、結局設ける必要がないので、検討委員会は今の段階では設けないというふうな判断に至ったということでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 その検討は町民に理解されているのか、理解を得られているのか、どのように思いますか。
○前田 栄議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 町民の方にその考え方は理解されているのかというふうなご質問でございますけれども、それらを説明しながら、今後について進めていくということでございます。
○前田 栄議長 補足しますか。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、ただいまの神山議員のご質問にお答えいたしますけれども、今が2020年であります。本庁舎が耐震等大規模改修したのが2013年、第2庁舎が大規模改修、耐震改修をしたのが2011年、それは皆さんに議決いただいた予算の中でやってきたことでございます。
  その改修をするに当たっては、町が合併特例債を起債して改修をしたわけでございます。その返済はそこから20年かかる。ですから、起債が返し終わるのが早くても2031年。10年以上かかるわけなんです。こちらの総合管理計画の中で言っているものについては、鉄筋コンクリートでは大体60年が建て替えの目安だという中で、その間の中の30年たつと大規模改修 が必要になるというふうな話をしているわけなんです。
  それぞれの庁舎が前回大規模改修をしてから30年たつという期間が2041年と43年なわけなんです。そこまでは、この公共施設の総合管理計画でいく大規模、大きなお金をかけての改修というものは、恐らくかからないだろうというふうな想定の中でつくっているわけなんです、公共総合管理計画を。ですから、個別計画もそれに基づいてつくっていくものですから、今から早くても借金を返し終わるまでは10年間ありますし、大規模改修が必要になってくる期間までは20年あるわけなんです。
  ですから、それを迎えるまでに、そういったご指摘の委員会というのはつくって、検討すべきだとは思いますけれども、まだ今はその時期ではないというふうには考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 大変分かりやすい説明だったのかなと思います。
  その中でも、やはり社会情勢だったり住民感情だったりというのも、やはり考慮するべき点ではないのかなと思います。今後、正式に個別管理計画が出されると思いますけれども、それもしっかり見て、どのような対応をしていくのかというのも、私としては注視していきたいなと思っております。
  (3)ですけれども、答弁の中に、ごみ処理につきましては、いかなる方向に進もうとも減量化・資源化の方針は変わりないと述べておられます。私としては大変賛成するべき点であります。
  今後、町として、小川地区衛生組合を軸として答弁がありましたけれども、もしかしたらそれが壊れてしまう、ときがわ町単独になるかもしれない、より広域に動くかもしれない、本当に不明確、不透明な状況であるのは間違いないのかなと思いますけれども、やはり町は町としての考えをしっかり持って臨むべきだと思います。もちろん広域になれば、その広域の流れの中での妥協点だったりという部分は出てくるとは思いますけれども、何より町は町としての考えを持って、それを住民に知らせてやっていくべき点だと思います。
  何より、減量化・資源化の方針が出されたということは、私はすばらしいことかなと思います。ぜひ今年度は2地区をプラスアルファで進めていくわけですけれども、全庁的に進めていただいて、やはりごみの減量化・資源化というのを、より一層強めていっていただければなと思います。
  また、ごみに関して、先ほど野口議員からも収集の件がありましたけれども、やはりそこ も丁寧にやっていただきたいなと、併せて言わせていただければなと思います。よろしくお願いいたします。
  (4)ですけれども、昨日、野原議員からも質問でありましたけれども、やはり有収率はときがわ町にとって最重要課題ではあると思います。私もそう思っております。
  しかしながら、同時並行として段階的な値上げを行い、独立採算の原則をしっかり守っていくべきだと私は思っています。その辺についてもう一度お伺いします。
○前田 栄議長 伊得水道課長。
○伊得正巳水道課長 独立採算の件でございます。
  当然のことながら、原理原則、原則としてはそういうことになっておりますが、今までの経過もございますので、その辺も踏まえて、昨日の中でもありましたとおり、高料金対策補助金という形での政策の中で、それも盛り込んだ中で経営戦略を立てておりますので、それもご理解いただければと思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 昨日、野原議員からもゼロからの使用料をしただけ支払う、基本料金を5立方メートルからと、いろいろなご意見があると思います。これから水道審議会でさらなる深い議論がなされて、答申が出されると思うんですけれども、しっかりそういう意見も踏まえながら、できるだけ独立採算の原則を守っていただければと。
  やはり水道は民営化ということではなく、やはり自分たち公益でやるべきだと私は思っておりますので、その分、やはり安全・安心の水を提供するためには、それ相当のやはり受益者負担というんですか、そういう負担もやむを得ないのかなと、私は個人的にはそう思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  (5)ですけれども、乗合タクシーが2019年10月に開始し、2019年11月11日にはおでかけ時間便が2時間拡大されたわけですが、実質26日で拡大されたわけですけれども、そのプロセスはどのようになっているのかお伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、実際には10月の実績を見まして、夕方5時から7時に延長したわけなんですけれども、その時間帯のお帰り便のほうの利用が少なかったものですから、お出かけ便として対応が出来るというふうな判断をいたしまして、切りのいいところではなくて、すぐにでも対応できるのであれば、すぐにやりま しょうということで、11月1日から拡大をさせていただいたところであります。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 それは……
          (発言する者あり)
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 失礼しました。
  今、答弁の中で11月1日と話してしまったようですけれども、11月11日でございます。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 それは庁舎内、いわゆる企画財政課内で話し合い、結論を出したということでよろしいのか、お伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 おっしゃるとおりでございます。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 では、今後、運行時間の拡大、いわゆる時間、また土日祝日含めての運行の見直しというのは、現実問題、役場内の企画財政課内で決定されるのか、それともまた、公共交通審議会ですか、そういうところにかけてやるのか、それとも今のところ全く検討する余地はないのか、その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 改正につきましては、常に企画財政課内で検討はしているところでございますけれども、今回ご指摘のような部分につきましては、住民に対して不利益を被らせるようなものではないというふうな、逆に利便性を向上させるというふうなところからして、事務局のほうで判断をさせていただいたところでありますけれども、やはりそれが大きく改正をされる場合というふうなことになりますと、住民生活に大きな影響が及ぶことも考えられますので、そうしたときには、公共交通の活性化協議会のほうで審議していただきまして、改正のほうをしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 私も総論は賛成なんですけれども、各論的に言いますと、あまりにも早い、2時間拡大を決定したのかなと。
  今までさんざん公共交通のこの辺については3年、4年間議論をなされたわけですけれども、1歩進めば10歩下がったり、進んだなと思ったら足踏みしていたり、いろいろ見てきたわけですけれども、今回、総論としては住民の足が、利便性が向上したということは賛成ですけれども、そのプロセスというんですか、1カ月も満たないうちにそのような延長をするということはどうなのかなと、率直な疑問ではあったんですけれども、今後、大きな改正、できるだけ利便性向上のほうの議論を深めていただいて、前向きに乗合タクシーをより利便性の高いものにしていただければなと思います。
  続いて、路線バスの車両の更新ですけれども、やはり莫大な費用はかかるということで、今後、路線バスのサイズを小さくするという考えはあるのかお伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 バス車両を、今、小型のバスにしたわけなんですけれども、それも以前から、当時の議会においてご指摘をいただいたり、住民からご指摘をいただいたりする中で、中型のバスだったんですけれども、それをまず小型にしたというふうな経緯がございます。あれをもう少し小型にするということになりますと、マイクロバスなり10人乗りのワゴン車両、今、乗合タクシーで運行しておりますけれども、そうしたものにしていかざるを得なくなるとは思います。
  ただ、それが、やはり公共交通としてピークを考えないわけにはいきませんので、その辺も含めて、車両のほうが何が最適かというふうなところは検討していきたいというふうには思っております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひ、その部分も含めて、全て車両更新1億6,000万かかるわけですし、また大規模修理といいますと延命処置ということですので、抜本的な解決策にはなっていないと思いますので、あらゆる方向性を見て、ぜひ議論していただいて結論を出していただければなと思います。
  続いて6番ですけれども、啓発活動を推進していくと、少し弱気な発言なのかなと思いますけれども、やはり時代、また社会が求めている制度であり、もうやるかやらないかではなく、早く取り組むか遅く取り組むかの問題だと私は思っております。
  もう県、市町村では多くの事例も出ております。ぜひそれを参考にして、ときがわ町でも早く取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、できることから取り組んでいただき たいなと思うんですけれども、その辺についてもう一回お伺いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 LGBTの取組につきましては、既に2年前に職員のほうの研修会では行っておるんですけれども、さらにこういった時節柄の中で、職員のほうの意識の改革というんですか、それも進めていきますし、そういう中で、また新しい取組を出来ていければなというふうに考えております。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひ清水課長、最後ですので、ひとつ残していただいてお願いしたいなと思うんですけれども、ぜひ次の方にも引き継いでいただいて、できるだけ早く取り組んでいただければなと。ときがわ町としてはフレンドリーな町というものをしていっていただければなと思います。
  続いて(7)ですけれども、今回、指定管理者の指定が6件あります。全部が売上げやお客様の減少しているわけではありませんけれども、このままいけば衰退の一途をたどるのではないでしょうか。元気なうちにリニューアルや選定理由、公募することが適さない理由として、当施設は地域住民の組織した団体等で管理運営することを前提に整備したもの、答弁にもありましたけれども、そこら辺も少し柔軟な変更をしていく時期に来ているのではないかなと思うんですけれども、その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 まず、そちらのほうでございますが、こちら大体ときがわ町の施設につきましては、国の補助金、県の補助金を受けて建設したものがほとんどになります。
  今回、木のむら物産館のところの駐車場利用の関係で、あそこに農協の進入路が入る関係から県のほうに、それは正式に林野庁まで協議をして、その進入路は計画変更を認めないで、そのくらいのことならよろしいでしょうというふうな許可をもらっております。
  そのときに一緒に、管理の方法をもし変更した場合はどうでしょうかというふうなことを県にちょっと確認をしました。そうしましたところ、管理の方法を変更する場合につきましては、補助金の返還の可能性があります。しっかり決まった段階で協議をしていただかなければというふうな回答を得ておりますので、ちょっと現時点ではそういうふうな目的で補助を受けておるということでご理解いただければと思います。
  以上でございます。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 大変分かりやすい答弁、ありがとうございます。
  ただ、やはり県としても全く門を閉ざしているわけではないと思いますので、ぜひ今後協議する上に当たっては、何が最適なのかというのをしっかり考えていただいて、渡邉町長の公約の中でも大規模リニューアルという言葉をうたっておりますので、その辺も見据えて検討していただければなと思います。
  (8)ですけれども、温泉道場との提携ですけれども、私は大変すばらしい提携かなと思っております。ただ、いくら箱がよくても中身がなければ全く意味がありませんので、しっかり中身を具体的に進めていっていただきたいなと思います。
  これは1つ要望ということでよろしくお願いいたします。
  そして、(9)ですけれども、今回の答弁の中には入っておりませんけれども、町長の施政方針の中に、令和4年春頃に操業開始が見込まれているとありましたけれども、それでよろしいのかお伺いします。
○前田 栄議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問につきましては、今聞いている段階でというふうなお答えになりますけれども、操業開始につきましては目標として令和4年の春頃という話だけは来ております。ただ、今回のこの答弁の中でお答えできないのは、それに対してのプロセスについては具体的には話はいただいていないものですから、こういうふうな答弁になっております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひベジテックのあそこの跡地利用については、住民も高い関心を抱いておりますし、私、議員としても高い関心を抱いておりますので、分かり次第すぐに議員のほうに報告をしていただければなと思います。
  以上で1項目めの質問を終わりにします。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、キャンプの町に――宿泊客の獲得へ。
  3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項2、キャンプの町に――宿泊客の獲得へ。
  昨今のアウトドア志向に伴い、手軽に自然を満喫できるキャンプの人気が高まっている。そこで、本町をキャンプの町にしてみてはどうか、町の考えを伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の2、キャンプの町に――宿泊客の獲得へについてお答えいたします。
  近年、国内のアウトドア市場規模やオートキャンプ参加人口は増加傾向にあります。また、埼玉県の調査結果では、県内の観光消費額について、日帰り客に比べ、宿泊客は3倍から4倍近く高いとされています。一方で、都心からのアクセスがよい埼玉県は、訪れる観光客のうち9割が日帰り客とされ、宿泊客の誘致とそれに伴う観光消費額の向上が課題とされております。
  町には、町有のキャンプ施設として、木のむらキャンプ場や堂平天文台「星と緑の創造センター」の2施設があり、また、町の施設を活用したグランピング施設「ときたまひみつきちCOMORIVER」やキャンプのレクチャーを受けられる民間施設が近年オープンしております。
  既存のキャンプ施設と連携を図り、町内での宿泊を促すことは、第二次ときがわ町観光振興計画の数値目標を掲げる来訪者の滞在時間の延長と観光消費額、満足度の向上につながることから、その手段としてキャンプの町としてのPRは、新たな宿泊客の獲得や町のイメージのための1つの手段と考えられます。既存施設の稼働率の向上や他自治体のキャンプ施設との差別化なども含め、研究してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 研究ではなく実践していただきたいなと思うんですけれども、やはり、まずは既存施設の活用が初めに来るのかなと思います。答弁の中にもありました。
  しかしながら、木のむらキャンプ場、また星と緑の創造センターなどは年間を通して運営しておりません。今、大変、冬のキャンプも人気になっております。ぜひそこら辺も、もちろん施設内で検討はしたと思うんですけれども、町全体として売り出していけば、年間通して、やはり観光客、宿泊客というのは取り込めるのではないかなと思っております。
  また、キャンプにおいてはごみをどうするか、また、トイレをどうするか、多分この2点になるのかなと思います。今、ときがわ町において宿泊施設が明覚駅の駅前にマンションが建つかとかホテルが建つか、そういう次元のレベルではないと思います。より現実的に、どうやって宿泊客を取り込むかといえば、やはりキャンプというのがときがわ町にとって最善の策ではないのかなと、私自身はそう思っております。
  また、既存の施設もありますので、そういうところも、もちろん短期的に稼いでという部分もありますけれども、年間通してやはりときがわ町に来てもらって、お金を落としてもらうというのが一番なのかなと思いますので、ぜひとも研究ではなく、まずは各施設、あるわけですから、そういうところに働きをかけていただきたいなと思うんですけれども、その辺についてお伺いします。
○前田 栄議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それは年間を通しての営業みたいな形ですか。
  まず、ときがわ町の場合、町営施設のキャンプ場は、先ほど答弁でも申し上げましたように、星と緑の創造センター、木のむらキャンプ場ということでございます。
  星と緑の創造センターにつきましては、まず、冬場、水が凍結してしまうというふうなことから、トイレの使用、その他のものが一切使えなくなってしまうという難点がありますので、雪がなくてもちょっと水を全部抜いて閉鎖にしているというふうな形を取っております。
  木のむらキャンプ場につきまして、こちらでも冬場の営業についてご提案させていただいたことがございます。ただ、やっぱり人件費を換算すると、ちょっと人件費が出ない。それで、冬場のときがわ町内のバーベキュー場につきましては、全て営業、予約がある場合は受けているんですが、冬場にやられている方は少ないという形を見ますと、全体の需要を考えると、これからも施設とは話をしてまいりますが、厳しいかなという考えはございます。
  以上でございます。
○前田 栄議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私も嵐山のところを見ますと、本当に羨ましく感じる次第でございます。
  ときがわの中を見ますと、木のむらキャンプ場、星と緑の創造センターは、自然環境がありまして、可能性とすると期間延長の可能性があると思います。
  それから、実際に冬キャンプの可能性があるのが川の広場と、あと四季彩館、この辺は可能性があります。それからCOMORIVERが実際もう冬のキャンプも可能ということで、すごく私は可能性があると思いますので、前向きに取り組んでいきたいと思います。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ありがとうございます。
  町長の発言ですので、尊重したいと思いますけれども、少し強引ですけれども、先ほど杉田議員から防災の件でお話がありました。私も聞いていて、キャンプも一つ災害時にキャン プする力が住民等にあれば、それはそれで防災力の向上につながるのではないかなと、そういう観点からもありなのかなというところで、最後に清水総務課長にキャンプと防災についてちょっとお伺いできればなと思うんですけれども、時間、最後まで使って構いませんのでお願いします。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、防災とキャンプのことについてです。
  これにつきましては日頃から、先ほど町長のほうも発言がありましたけれども、町長のほうからもキャンプ、そういう宿泊を伴うことについては防災にもつながるというような話で、実際、青少年相談員のほうでもそういった取組をするというようにも、計画をしているというふうに聞いております。
  そういう点で、今後、新たな視点を変えていくという点ではキャンプ、それも防災に大いに役立つのではないかなというふうに考えておりますので、今後、そういう点でも取り組んでいければなというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 すばらしい答弁、ありがとうございました。
  これで私の一般質問を終わりにさせていただきます。
  ありがとうございました。
○前田 栄議長 暫時休憩いたします。
  再開を1時といたします。
                                (午後 零時03分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 小 島 利 枝 議員
○前田 栄議長 発言順位9番、質問事項1、台風19号から見えた災害対応について、質問事項2、終活の一助へ「エンディングノート」の作成を。
  通告者4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 議席番号4番、小島利枝でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき、2項目の一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、台風19号から見えた災害対応について。
  昨年10月に起きた台風19は、避難指示が発令され、指定避難所に多くの住民が避難した。温暖化が進む中、今後も同等の規模の豪雨が起こる可能性もある。
  災害時において、自助・共助・公助が原則であるが、特に自助が重要である。町では自助についてどのような取組を考えるか、また、以前質問したマイタイムラインを作成する援助ができないか伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の1、台風19号から見えた災害対応について、お答えいたします。
  災害時に、自分自身の命は自分で守ることを自助、地域コミュニティや自主防災組織で力を合わせることを共助、町を中心に個人や地域では解決できない災害の問題等を解決することを公助といいます。町では公助を実施することになりますが、全体を把握し、復旧や救助を開始するまでに時間を要してしまします。そのため、まず自分の命は自分で守る自助が重要であると考えます。
  現在、町では、町民を対象に平成26年に全戸配付した防災ガイドブック、個人で登録いただく防災情報等メール配信サービス、防災行政無線が聞き取れない場合にお聞きいただく無料のテレフォンサービス、テレビ埼玉のデータ放送に情報を載せるなどを通じて情報発信やご家庭での備えをお知らせしています。また、木のくにときがわまつりでは、イツモ防災事業を実施し、日頃からの個人や家庭の備えの重要性をPRしております。しかし、近年では災害が甚大化しているため、さらなる町民の防災意識の向上が必要であると考えます。
  今年度から防災アドバイザー制度をはじめ自主防災組織を通じて、自助・共助のアドバイスを始めております。また、現在の防災ガイドブックが作成後5年を経過したことから、来年度にハザードマップとして新しく作り替える予定であり、町民の防災意識の向上を目指してまいります。
  タイムラインにつきましては、災害発生を前提に、防災関係機関が連携して災害時に発生する状況をあらかじめ想定し共有した上で、いつ、誰が、何をするかに着目して、防災行動とその実施主体を時系列で整理した計画です。
  町としてのタイムラインを作成しておりますが、マイタイムラインの作成は各個人に委ねられている状況です。防災ガイドブックには各自の備え、家族による防災会議などの記載がありますが、どの程度利用していただいているかは把握していない状況です。また、地域ごとに災害リスクも異なることから、お住いの地域ごとに検討していただく必要があると考えます。
  来年度から地域状況を考慮し、ブロックごとの防災訓練を実施する予定ですので、このような場で地域状況や現在の災害状況などを把握していただき、家庭でもマイタイムラインを作成いただけるよう進めてまいります。その1つとして、次年度に作り替える予定のハザードマップに記載ができるよう検討します。
  町では、町民のさらなる防災意識の向上のため、啓発、研修等積極的に実施してまいります。
  以上です。
○前田 栄議長 よろしいでしょうか。
  4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 台風19号につきましては、野原議員、杉田議員の質問と重複する部分もございますが、確認の意味で質問させていただきますので、お許しください。
  まず、公助について。
  今回は自助を中心に質問させていただこうと思いますが、その前に、台風19号から見えてきた公助の課題と、今回の経験を生かし、今後どのように公助の取組を行っていくのか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、台風19号における公助の課題というようなことのご質問かと思うんですけれども、台風19号の中で多くのかつてない避難者を迎えたということで、今までの答弁書の中でも、それについては700名を超えるということでお答えしているかと思います。
  そういった中で、公助で、まず避難所の開設、それから対応について、これは先ほど申し上げましたように、今後そういう点で、人数が足りなかったとか職員の配置、それから開設については、これからの課題かなというふうに考えております。
  それから、それ以外についてはいろんな災害に対する情報を防災無線等、聞こえなかったとか、そういうこともありますけれども、そういった点で周知が今までも、この答弁書にも 載せてありますけれども、いろんな町からの情報について、受け手の住民の方にそれをよく承知していただくというようなことも公助の1つかなというふうに考えております。それもさらに徹底していければなというふうに考えております。
  以上です。
○前田 栄議長 4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 ときがわ町地域防災計画の中に、災害応急対策として動員配備について記されていますが、全職員というのは臨時職員、これからの任用採用職員ということですが、活動されるのか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 19号等について、今までそれの対応につきましては、臨時職員の方については勤務というんですか、その出はなかったということで、正規職員の対応ということで行ってきました。
  今後ですが、今のところ会計年度任用職員につきまして、確かに今後、今までの臨時職員とは変わってきますので、それについてはまた改めて考えていきたいと考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 地域防災計画に基づく各職員の活動業務は多大であることが分かります。
  公助の支援が最大限に生かされ、円滑に運営していくためには、限られた人数の役場職員が各自の活動業務に集中して当たることですが、そのためには何が必要と考えるか伺います。
○前田 栄議長 具体的に。
○4番 小島利枝議員 具体的には、それぞれの仕事の配備があると思うんですが、ほかのことに対して引っ張られてしまうと、自分がやらなければいけない部分、役場にしかできない部分があると思うんですが、それがやり切れなくなってきてしまうのかなということで、自分たちの持っている仕事を、何ていうんでしょう、簡潔に全部出来るためにはどのようなものが必要かなということを伺いたいと思います。
○前田 栄議長 分かりますか。
  ちょっともう一回。分からない、それだと。
○4番 小島利枝議員 すみません。
  職員にしかできない仕事があると思うんです。それで、住民の人たちができること、自分たちができることがあると思うんですが、自分たちができることもやらないでというか、し ないで、役場の職員にお願いしたりする場合があると思うんですが、そうならないためには役場としては何が、自分たちの仕事を完璧に、皆さんのために、住民のためにやれるには……
○前田 栄議長 小島議員、指定避難所に関してですか、今言ったできること、できないことというのは。
○4番 小島利枝議員 職員の配備、それぞれの職員の仕事分担が多分あると思うんですけれども、それをこなすためには。
○前田 栄議長 災害のときに関して、それとも指定避難所に関して。全体の台風のときにおいての職員の……。
○4番 小島利枝議員 災害に対しての職員の対応、それぞれが自分が持っている分担の部分があると思うんですが、それを住民のために自分の役務をしっかりやることが住民のためだと思うんですが、それをやることができないような状態になる場合もあると思うんですが、そうならないために何が必要と思うか伺いたいと思います。
○前田 栄議長 例えば職員が家から出られなくて役場に行けないとか。
○4番 小島利枝議員 そういうことじゃなくて、自分の仕事をしているときに、仕事以外のことで引っ張られる……
○前田 栄議長 じゃ、清水総務課長。
          (発言する者あり)
○前田 栄議長 暫時休憩します。
                                (午後 1時12分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 議会を再開いたします。
                                (午後 1時13分)
─────────────────────────────────────────────────
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 それでは、やはり役場の職員、いろいろな業務を持っておりまして、災害時においてもどうしてもやらなくちゃならないこととか、そういうことについては役場のほうの計画の中に入っております。
  それ以上に住民の方に、やってあげたいけれどもできない、そういう中でこれを補うことにつきましては、やはり防災訓練等を中心として、防災に対する住民の皆様方がそれぞれ自 分たちでどこまでできるかということが自助、それから共助という部分かと思うんですけれども、これについて、さらにいろいろなここのところで災害も多くあるわけで、そういう中でまた教訓として自分で体験して、さらに町で進める防災訓練等、それを加味していただいて、それぞれでもよくよくお考えをいただきながら、また自主防災等でもそういうことを進めていっていただくようにできたらなと考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ちょっと分かりにくい質問ですみませんでした。
  要は自助と共助が重要であるということが言いたかったんですが、特に自助は自分のことを守ることにより、家族や隣人を助けに行くことができる。つまり共助のベースになると思います。しっかりした自助・共助が取れれば、職員各自が集中して業務にも当たれると思います。
  公助の充実はもちろんですが、自分の身は自分で守る自助力を強化することが重要ではないかと思います。町として住民に取り組んでほしい自助とは、どのように考えているか伺います。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 自助の中にはいろいろあるかと思うんですが、これも災害の防災訓練等でも何度も言ってきているわけでございますが、必要最低限な、いざというときの持出しの防災グッズ等の整備、それとか、家族等でもしもそういうふうな災害になった場合に、外出していた人たち、家族を含めてお互いに、そういう災害時に対して日頃から話合いを持っておくというようなことも大事かなと思っております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 避難所に避難された方からこのような声を伺いました。
  毛布がなかった、飲食料がなかった。残念ですが、自助ということがどのようなことか、住民の方たちには伝わっていないのが現状にはあるようです。
  自助は防災の基本です。自分の身は自分で守る自助力を強化するためには、知識と情報、事前の備えが必要です。自助について住民に理解していただけるよう、分かりやすく情報を提供していただきたいと思います。
  また、マイタイムラインについて伺います。
  平成30年12月定例会で一般質問しましたマイタイムラインについて、こちらのほうは現在、特に行われていないんでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 マイタイムラインについて、特別にマイタイムラインを作ってくださいというような、ここのところ、お願いはしていない状況です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 今、ネット環境等でもいろいろな自治体で、このマイタイムラインの形式がたくさん出てまいります。こちらのほうをぜひ利用していただき、また、回覧等でとか、そういう啓発とかも簡単に今はできると思いますので、このマイタイムラインをまず持つことによって、自分が何が必要かということ、とてもきっかけになると思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
  また、今回新しくできる防災ガイドブック、こちらのほうにこのマイタイムラインも今載せることを検討しているということで、ぜひこちらのほう、自助の助けになりますので、取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○前田 栄議長 清水総務課長。
○清水誠司総務課長 令和2年度の事業計画の中にありますハザードマップの作成につきまして、今までしまい込んでしまった部分とかもあるというようなお話も聞いております。
 今回、かなり存在感のあるような、ちょっと大きめの形で、また、住宅地図方式の形で自分のお宅の状況が地図のよう見るように、はっきり分かる形のものにしたいと思っておりますが、その中にはマイタイムラインの表示だとか、それから、先ほどもご指摘のありました住民の声にあったという、避難所に行ったときに毛布がなかったとか、そういうようなことを感じたということでございますが、そういう注意事項、避難するときについては自分で必要なものを持ってくるというような、こういった啓発文というんですか、いろんな防災に関わる、また訓練に関わる、それから避難するときに関わることとか、それからマイタイムラインを家族で作る、話し合っていただくとか、そういうようないろんな諸注意等もその中に併せていければ、いろんな分散しない、分かりやすいものになるかなというふうに考えております。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 防災ガイドブックは自助にとって大切な情報源です。地域によって災害の危険状況や危険度は異なり、自分の置かれている状況を把握することが出来ます。
  また、今回の災害の中で、以前配りましたこの防災ガイドブック、持っていない、知らないとか、そういう方が何人かいらっしゃいました。今回、新しく作るということで、配布す るだけでなく、各家庭でしっかり活用していただけるよう、働きかけを工夫していただきたいと思います。
  そして最後に、自然災害は時として想像を超える力で襲ってきます。増大する自然災害の脅威に完全防御から減災へと認識が変わってきました。被害をできるだけ少なくするためには、自助・共助・公助の連携が不可欠ですが、防災の基本となる自助、個人の防災・減災の取組が最も重要です。自助の強化につながる防災アドバイザー制度が始まり、心強く期待しております。
  行政からも今以上に、住民1人1人の命を守る自助の取組を最大限に発信していただけますよう要望します。
  以上でこの質問は終了いたします。
○前田 栄議長 続いて、質問事項2、終活の一助へ「エンディングノート」の作成を。
  4番、小島議員。
○4番 小島利枝議員 質問事項2、終活の一助へ「エンディングノート」の作成を。
  人生100年時代と言われる今、終末期の過ごし方について、不安を抱えながらも、家族間で話合いを行っている方は少ない。終末期を迎えることとなったときや、認知症になり様々な事柄に対して的確な判断ができなくなった場合に、自分はどうしたいか、あるいは家族や周囲の人たちにどのようにしてもらいたいか、自分の人生の最期について話し合うきっかけづくりにもなる。
  終活とは最後まで自分らしい人生を送るための準備であり、一助となるエンディングノートの作成を促してはいかがか伺う。
○前田 栄議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の2、終活の一助へ「エンディングノート」の作成をについてお答えいたします。
  日本の人口は2010年を境に減少を続け、2025年には約800万人いる団塊の世代が後期高齢者、75歳となり、国民の4分の1が後期高齢者という超高齢社会を迎えます。
  今後の超高齢社会において認知症や要介護者への対応が確実に増加する中で、エンディングノートはその方の生前の願いや思いなどを確認するための重要なアイテムとして、かつ、書くことで自分の人生の最期をどう迎えるか考える機会として関心が高まっていることから、本町では平成30年度にエンディングノートを作成しました。
  このエンディングノートは「あんしんノート〜これからを安心して生活するために〜」というもので、A4サイズで全28ページとなっております。構成は5章からなり、本人の基本情報を記載する「わたしについて」から始まり、最終章は預貯金等の資産や借入金、保険等の情報を明記する「財産について」となっております。
  現在、高齢者への相談支援等において、必要と思われるケースに対し配布しております。また、地域包括支援センターでは、配布したエンディングノートを有効に活用していただくため、司法書士やファイナンシャルプランナーなどの専門分野の方を講師とした終活セミナーの開催を来年度事業として計画しております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 既にときがわ町版エンディングノートを作成されているとのことですが、どのような目的で始められ、どのように活用されているのか伺います。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  まず、作られた経緯につきましては、答弁書にあるような形のことが多いんですけれども、地域包括では介護予防事業のほかに訪問事業を特に力を入れておりまして、独り暮らしの高齢者の方や、近所に身寄りのいない方などの訪問に行ったときに、訪問員のほうにいろいろな相談があります。その相談の中の1つとして、自分がいなくなった後のこととか、そういったときの手続等について相談を受けることが多々あったということでございます。
  そんな中で、まず最初は平成29年度に市販のエンディングノートを購入しまして、現場のほうで配布、あるいは訪問する看護師、保健師等でエンディングノートというものがあるので、どんなものかという勉強をして、配る方に説明できるようにという形で活用しました。
  市販品につきましては、配布はさほど進んでいなかったんですけれども、エンディングノートを13部ほど、全部で40部買ったんですけれども、13部ほど配布をいたしました。その後、町のほうでオリジナルのエンディングノート、先ほどお話があった「あんしんノート」というものを作りまして、そちらのほうを今度は活用を始めました。こちらについては、配布につきましては全部で今までに13名の方に配布しております。
  そのほか、ケアマネジャーの連絡会議において、ケアマネジャーの皆さん10名ほどいるんですけれども、にやっぱりお配りしまして、こういったものを配っていますということの共通認識を図るとか、訪問員について勉強会で使うとかという形で活用しているところでござ います。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 他の自治体でもこのエンディングノートを始めているところが多くあります。その中で、配布先が限定されているようですが、ホームページ等にうちの町は載っていません。ということは、限定されて必要な方にということで配っているようなんですが、それはなぜ限定されているのか伺います。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 やはり内容について必要な方にお渡しできればということがあるんですけれども、中については銀行の口座がどこにあって、預貯金が幾らあるとかというところを書いたりする部分もありますし、そのほかかなり個人情報の細かい部分まで、借金があるとかそういうところまで載せるページもあります。そういうことがある程度管理できる方を、相談に行った者が伺いまして、管理できて、自分でそれを作って理解できる方に配って使ってもらっているという形を取っていますので、公にホームページとかで配るとか、そういう形は今取っておりません。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ちょっと今のお話と重複するかもしれないんですが、エンディングノートのメリット、デメリットというのがありましたら伺いたいと思います。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 メリットにつきましては、本人以外の方が当然見て、その方の情報が分かるということが一番のメリットだと思います。これについては家族も当然ですが、身寄りのいない方に包括の職員なり社協の職員なりが関わっているんですけれども、そういった方が急に体調を崩されたときなどに、連絡先とかそれに関する費用がかかるときに、お金のある場所とかというのを確認して手続をする中では非常にメリットかと思います。
  デメリット的には、やはりこのノートに記された内容が、その方が適切に管理される、またはどなたか信頼できる人に託していただけるということができればよろしいかと思うんですが、何しろ情報管理がちょっと心配だというところはあります。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 今後、このエンディングノートの発行以外で、終活支援事業を何か考えていますでしょうか。
○前田 栄議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  終活に関する事業なんですけれども、町長の施政方針の中で、最後のほうに「人生百年大学」を開校するというお話があったかと思います。人生百年大学につきましては、生涯学習課が中心で動いていただいているんですが、関係する課の持っている高齢者の方々に伝えたいカリキュラムを1こまずつ提供しながら、みんなでやっていこうとやっているんですが、地域包括のほうでは終活セミナーの講座を1こま考えております。
  そのほかに、地域包括のほうで独自に講習会を考えておりまして、答弁書の最後のほうにありましたが、司法書士、ファイナンシャルプランナー、あるいは葬儀事業者さんとかにもお願いしまして、4講座、5講座を1単位とした終活セミナーを来年度の事業として計画しておるところでございます。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 生きがいに対して前向きになれるということで、この終活セミナーを来年度行っていただけるということで、これはとても期待しております。
  その中で、終活支援事業のその他のところで、ほかの自治体が取り組んでいることですが、さらに終活の支援を拡大した取組として、神奈川県の横須賀市で近年、ご本人が倒れた場合や亡くなった場合に、せっかく書いておいた終活ノートの保管場所やお墓の所在地さえ分からなくなる事態が起きています。こうした終活関連情報を生前に役場に登録するという、万一のときの病院、消防、警察、福祉事務所などに、本人が指定した方に開示するというような、「わたしの終活登録事業」というのが行われています。
  ときがわ町としても、一歩進んだ取組として、このような事業を行えないか伺います。
○前田 栄議長 宮寺福祉課長。
○宮寺史人福祉課長 それでは、高齢者担当の福祉課のほうから、若干似通った事業を現在行っておりますので、そのご報告をさせていただこうと思います。
  今日の議会でも災害時の対応だとか、緊急時の対応だとかのお話が出ている中で、災害時避難行動要支援者名簿を作成しておるというふうな事実を、皆さんご承知だと思います。
  そのプラスアルファの事業として、高齢者の方がご自宅で一人で倒れられていたときに、 救急隊が駆けつけたときに、さあどうしようというときに役立つものを作っております。それは、ご自分の緊急連絡先、例えば娘さんがどこに住んでいて、電話番号は何番ですよだとか、普段かかりつけの病院は何とか先生ですよだとか、病院の名前を書いたり、あるいは常に服薬している薬、降圧剤の丸々という薬を1日1錠飲んでいますだとか、そういった基本的な情報を書いて冷蔵庫に黄色い紙で貼っておく緊急連絡カードという名称だったと思うんですけれども、その事業をやっております。
  エンディングノートは若干離れるとは思うんですけれども、そういった万が一何かあったときにその人の対応、すぐ必要なのは、ご親族に連絡しなければいけないだとか、そういった情報がすぐ取り出せるような備えは、そういった災害時避難行動要支援者名簿の、特に高齢者の方にはそのカードを作って、民生委員が1枚1枚持って上がると、これを冷蔵庫に貼ってくださいねというふうな事業は現在やっております。
  以上です。
○前田 栄議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 緊急の連絡カードということで、勉強不足で私のほうも申し訳ありませんでした。
  今回のエンディングノートの保管という部分では、また違った事業で他の自治体でも行っておりますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
  最後に、高齢化社会を迎えた今、人生の終わりに向き合い、よりよい人生を過ごす終活を行う人が増えてきました。行政として、プライバシーに関わる終活支援の取組は難しいところもあると思いますが、老いへの不安を和らげ、また、残された家族に寄り添う終活支援の充実をお願いいたします。
  以上で私の一般質問を終了させていただきます。
○前田 栄議長 以上で日程第1、一般質問を終了いたします。
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   ◎同意第1号の上程、説明、質疑、採決
○前田 栄議長 日程第5、同意第1号 ときがわ町教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○桑原功夫議会事務局長 同意第1号 ときがわ町教育委員会委員の任命について。
  ときがわ町教育委員会委員に次の者を任命することについて同意を求める。
  住所、埼玉県比企郡ときがわ町大字五明1533番地1、氏名、山下幸子。
  令和2年3月3日提出、ときがわ町長、渡邉一美。
  以上です。
○前田 栄議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 同意第1号 ときがわ町教育委員会委員の任命について、提案理由を申し上げます。
  教育委員会委員の相澤学代氏が令和2年3月24日をもって任期満了となるため、その後任として山下幸子氏を任命することについて議会の同意を得たいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、この案を提出するものであります。よろしくお願いします。
○前田 栄議長 これより、同意第1号 ときがわ町教育委員会委員の任命についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 これをもって質疑を終了いたします。
  お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、討議、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 異議なしと認めます。
  よって、本案は討議、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。
  これより、同意第1号 ときがわ町教育委員会委員の任命についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○前田 栄議長 失礼しました。
  異議なしと認めます。
  よって、同意第1号は原案のとおり同意することに決定されました。
  ここで、議員、特別職及び総務課長を除き、各課長及び室長については一旦退席を求めます。
  暫時休憩いたします。
          (執行部退席)
                                (午後 1時38分)
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○前田 栄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時39分)
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   ◎追加議事日程について
○前田 栄議長 ここで都合により副議長と交代させていただきますので、よろしくお願いいたします。
          (副議長 野原和夫議員、議長席に着く)
○野原和夫副議長 議長の交代をいたしました。よろしくお願いいたします。
  ここで議事日程を配付します。
          (追加議事日程の配付)
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   ◎日程の追加
○野原和夫副議長 報告いたします。
  ただいま議長、前田栄議員から議長の辞職願が提出されております。
  お諮りいたします。この際、議長の辞職についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原和夫副議長 異議なしと認めます。
  よって、議長の辞職についてを日程に追加し、追加1、日程第1として直ちに議題とすることを決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議長の辞職について
○野原和夫副議長 追加1、日程第1、議長の辞職についてを議題といたします。
  本件は、前田栄議員の一身上に関する事件であります。地方自治法第117条の規定により、前田栄議員の除斥を求めます。
          (8番 前田 栄議員退席)
○野原和夫副議長 議会事務局長に辞職願を朗読させます。
○桑原功夫議会事務局長 令和2年3月4日、ときがわ町議会副議長、野原和夫様。
  ときがわ町議会議長、前田栄。
  辞職願。
  今般、一身上の都合により議長の職を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
  以上です。
○野原和夫副議長 お諮りいたします。前田栄議員の議長の辞職を許可することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原和夫副議長 異議なしと認めます。
  よって、前田栄議員の辞職を許可することを決定しました。
  前田栄議員の除斥を解きます。
          (8番 前田 栄議員入席)
○野原和夫副議長 ただいま議長の辞職を許可されました前田栄議員から挨拶のための発言を求められております。これを許可いたします。
  前田栄議員。
○8番 前田 栄議員 今、私の辞職ということで、一身上の都合で2年間、議長をやらせていただいたんですけれども、これからもときがわ町の発展のために、微力ではございますけれども貢献していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。大変、2年間ありがとうございました。
○野原和夫副議長 お疲れさまでした。
  前田栄議員におかれましては、自席にお戻りください。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎日程の追加
○野原和夫副議長 ただいま議長が欠けました。
 ここで議事日程を配付いたします。
          (追加議事日程の配付)
○野原和夫副議長 お諮りいたします。この際、選挙第1号 議長の選挙を日程に追加し、追加2、日程第1として日程の順序を変更し、直ちに選挙を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○野原和夫副議長 異議なしと認めます。
  よって、選挙第1号 議長の選挙を日程に追加し、追加2、日程第1として日程の順序を変更し、直ちに選挙を行うことを決定いたしました。
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   ◎議長の選挙
○野原和夫副議長 追加日程2、日程第1、選挙第1号 議長の選挙を行います。
  暫時休憩いたします。
  再開を2時といたします。
                                (午後 1時46分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原和夫副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時53分)
─────────────────────────────────────────────────
○野原和夫副議長 選挙の方法については、投票で行います。
  議場の出入口を閉鎖します。
          (議場閉鎖)
○野原和夫副議長 ただいまの出席議員は12名です。
  次に、立会人を指名いたします。
  会議規則第32条第2項の規定により、立会人に1番、杉田健司議員、2番、長島金作議員の2名を指名いたします。
  投票用紙を配付いたします。
          (投票用紙配付)
○野原和夫副議長 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。フルネームでご記入ください。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○野原和夫副議長 配付漏れなしと認めます。
  投票箱を点検します。立会人の方、投票箱点検の立会いをお願いいたします。
          (投票箱点検)
○野原和夫副議長 では、記入をお願いいたします。
  ただいまから投票を行います。
  事務局長が議席番号とお名前を読み上げますので、順番に投票をお願いいたします。
○桑原功夫議会事務局長 読み上げます。
  1番、杉田健司議員、2番、長島金作議員、3番、神山俊議員、4番、小島利枝議員、5番、田中紀吉議員、6番、山中博子議員、7番、岡野茂議員、8番、前田栄議員、9番、野口守隆議員、10番、小宮正議員、11番、岩田鑑郎議員、12番、野原和夫議員。
○野原和夫副議長 投票漏れはありませんか。
          (発言する者なし)
○野原和夫副議長 投票を終わります。
  開票を行います。
  立会人の方、開票の立会いをお願いいたします。
          (開  票)
○野原和夫副議長 開票の結果を報告いたします。
  投票総数        12票
   有効投票       10票
   無効投票        2票です。
  有効投票のうち
   岩 田 鑑 郎 議員  10票です。
  この選挙の法定得票数は3票です。
  したがって、岩田鑑郎議員が議長に当選されました。
  議場の閉鎖を解きます。
          (議場開鎖)
○野原和夫副議長 ただいま議長に当選されました岩田鑑郎議員が議場におられますので、会議規則第33条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議長挨拶
○野原和夫副議長 それでは、議長に当選された岩田鑑郎議員に当選の承諾及び就任のご挨拶をお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 岩田鑑郎でございます。
  もとより浅学非才の私ではございますが、議長にご推挙いただきまして、大変ありがとう ございます。
  議会運営に当たりましては、議会の基本条例を遵守する中で、もっと議論する議会、もっと政策提案する議会、もっと知らせる議会等についてを私のモットーにして議会運営に当たりたいというふうに思っていますので、どうぞご協力をお願いいたします。
  もとより、先ほど申し上げましたけれども浅学非才でございまして、議員各位のご協力、そして、ましてや執行部のご協力がないとうまく運営ができないのではないかと思いますので、ぜひご協力のほどお願い申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。
○野原和夫副議長 お疲れさまでした。
  ここで、私の議長としての職務は全て終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
  新議長と交代いたします。
          (議長 岩田鑑郎議員、議長席に着く)
○岩田鑑郎議長 それでは、暫時休憩いたします。
  再開を2時15分といたします。
                                (午後 2時06分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時16分)
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   ◎追加議事日程について
○岩田鑑郎議長 それでは、議長として会議を進行させていただきますので、よろしくお願いいたします。
  ここで議事日程を配付いたします。
          (追加議事日程の配付)
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   ◎日程の追加
○岩田鑑郎議長 報告いたします。
  ただいま副議長、野原和夫議員から副議長の辞職願が提出されております。
  お諮りいたします。この際、副議長の辞職についてを日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、副議長の辞職についてを日程に追加し、議事日程第2号、追加3、日程第1とし、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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   ◎副議長の辞職について
○岩田鑑郎議長 追加3、日程第1、副議長の辞職についてを議題といたします。
  本件は、野原和夫議員の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条に規定により、野原和夫議員の除斥を求めます。
         (12番 野原和夫議員退席)
○岩田鑑郎議長 議会事務局長に辞職願を朗読させます。
○桑原功夫議会事務局長 令和2年3月4日、ときがわ町議会議長、岩田鑑郎様。
  ときがわ町議会副議長、野原和夫。
  辞職願。
  今般、一身上の都合により副議長の職を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。野原和夫議員の副議長の辞職を許可することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、野原和夫議員の副議長の辞職を許可することを決定しました。
  野原和夫議員の除斥を解きます。
         (12番 野原和夫議員入席)
○岩田鑑郎議長 ただいま副議長の辞職を許可されました野原和夫議員から挨拶のための発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 皆さん、2年間、大変お世話になりました。私なりに議長の補佐役というか、その役割は果たせたかなと感じております。
  今後、皆さんと一緒に議会改革も含めて協力し合って、いいまちづくりに向けて努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 お疲れさまでした。
  自席にお戻りください。
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   ◎追加議事日程について
○岩田鑑郎議長 ただいま副議長が欠けました。ここで議事日程を配付いたします。
          (追加議事日程の配付)
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   ◎日程の追加
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。この際、選挙第2号 副議長の選挙を日程に追加し、追加4、日程第1として日程の順序を変更し、直ちに選挙を行いたいと思います。
  これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、選挙第2号 副議長の選挙を日程に追加し、追加4、日程第1として日程の順序を変更し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
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   ◎副議長の選挙
○岩田鑑郎議長 追加4、日程第1、選挙第2号 副議長の選挙を行います。
  暫時休憩いたします。
  再開を2時35分といたします。
                                (午後 2時22分)
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○岩田鑑郎議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時28分)
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○岩田鑑郎議長 選挙の方法については、投票で行います。
  議場の出入口を閉鎖します。
          (議場閉鎖)
○岩田鑑郎議長 ただいまの出席議員は12名です。
  次に、立会人を指名いたします。
  会議規則第32条第2項の規定により、立会人に3番、神山俊議員、4番、小島利枝議員の2名を指名いたします。
  投票用紙を配付いたします。
          (投票用紙配付)
○岩田鑑郎議長 念のため申し上げますが、投票は単記無記名です。フルネームでご記入願います。
  投票用紙の配付漏れはありませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 配付漏れなしと認めます。
  投票箱を点検します。
  立会人の方、投票箱点検の立会いをお願いいたします。
          (投票箱点検)
○岩田鑑郎議長 記入は全ての議員終わりましたでしょうか。
  ただいまから投票を行います。
  事務局長が議席番号とお名前を読み上げますので、順番に投票をお願いいたします。
○桑原功夫議会事務局長 1番、杉田健司議員、2番、長島金作議員、3番、神山俊議員、4番、小島利枝議員、5番、田中紀吉議員、6番、山中博子議員、7番、岡野茂議員、8番、前田栄議員、9番、野口守隆議員、10番、小宮正議員、12番、野原和夫議員、11番、岩田鑑郎議員。
○岩田鑑郎議長 投票漏れはございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 投票を終わります。
  開票を行います。
  立会人の方、開票の立会いをお願いいたします。
          (開  票)
○岩田鑑郎議長 開票の結果を報告いたします。
  投票総数        12票
   有効投票       11票
   無効投票        1票
  有効投票のうち
   小 宮   正 議員   6票
   岡 野   茂 議員   5票
  以上です。
  この選挙の法定得票数は3票です。
  したがって、小宮正議員が副議長に当選されました。
  議場の閉鎖を解きます。
          (議場開鎖)
○岩田鑑郎議長 ただいま副議長に当選されました小宮議員が議場におられますので、会議規則第33条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
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   ◎副議長挨拶
○岩田鑑郎議長 それでは、副議長に当選された小宮正議員に当選の承諾及び就任のご挨拶をお願いいたします。
○小宮 正副議長 皆さん、改めましてこんにちは。
  先ほどは大変ありがとうございました。
  先ほど、25日も今日も全員協議会の中でお話をしたわけでございますけれども、今回、議長選で岩田議長が新しくなりました。そういう中で、岩田議長を支え、また、岩田議長は議会改革をまたやっていただいて、町民に広くやっていきたいというようなお話もしておりました。そういう中で、また開けた議会を目指して、私も補佐して一生懸命頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○岩田鑑郎議長 議席にお戻りください。
  ここで、先ほど退席した各課長及び室長について入場を許可いたします。
          (執行部入席)
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
                                (午後 2時37分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
                                (午後 2時38分)
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○岩田鑑郎議長 各課長及び室長に申し上げます。
  正副議長の辞職に伴い、先ほど行われました正副議長選挙の結果、議長に私、岩田鑑郎が、副議長に小宮正議員が当選をいたしましたので、ご報告いたします。よろしくお願いいたします。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 2時39分)