ときがわ町告示第76号

 令和2年第3回ときがわ町議会定例会を下記のとおり招集する。

  令和2年8月21日

                        ときがわ町長  渡  邉  一  美

                    記

 1 日  時  令和2年9月1日(火)


 2 場  所  ときがわ町議会議場
                    
                ○応招・不応招議員

応招議員(11名)
  1番  杉 田 健 司 議員          2番  長 島 金 作 議員
  3番  神 山   俊 議員          4番  小 島 利 枝 議員
  5番  田 中 紀 吉 議員          6番  山 中 博 子 議員
  8番  前 田   栄 議員          9番  野 口 守 隆 議員
 10番  小 宮   正 議員         11番  岩 田 鑑 郎 議員
 12番  野 原 和 夫 議員

不応招議員(1名)
  7番  岡 野   茂 議員

            令和2年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第1号)

                            令和2年9月1日(火)   
                            午前9時30分開会     
      開会及び開議の宣告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸報告
日程第 4 一般質問
日程第 5 報告第 5号 令和元年度ときがわ町決算に基づく健全化判断比率の報告につい
             て
日程第 6 報告第 6号 令和元年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計決算に基づく
             資金不足比率の報告について
日程第 7 報告第 7号 令和元年度ときがわ町水道事業会計決算に基づく資金不足比率の
             報告について
日程第 8 報告第 8号 令和元年度ときがわ町一般会計継続費精算報告書の報告について
日程第 9 認定第 1号 令和元年度ときがわ町一般会計歳入歳出決算認定について
日程第10 認定第 2号 令和元年度ときがわ町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
             ついて
日程第11 認定第 3号 令和元年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
             について
日程第12 認定第 4号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
             て
日程第13 認定第 5号 令和元年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計歳入歳出決算
             認定について
日程第14 認定第 6号 令和元年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計歳入歳出決算認
             定について
日程第15 認定第 7号 令和元年度ときがわ町水道事業会計決算認定について
日程第16 議案第50号 ときがわ町事務手数料条例の一部改正について
日程第17 議案第51号 ときがわ町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関
             する条例の一部改正について
日程第18 議案第52号 町道路線の廃止について
日程第19 議案第53号 町道路線の認定について
日程第20 議案第54号 令和2年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)
日程第21 議案第55号 令和2年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第22 議案第56号 令和2年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第23 議案第57号 令和2年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第24 議案第58号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             1号)
日程第25 議案第59号 令和2年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)
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出席議員(11名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     8番  前 田   栄 議員     9番  野 口 守 隆 議員
    10番  小 宮   正 議員    11番  岩 田 鑑 郎 議員
    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(1名)
     7番  岡 野   茂 議員
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計管理者兼
会計室長
大 野 健 司 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 
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   ◎開会及び開議の宣告
○岩田鑑郎議長 改めまして、皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  本日、欠席届のある議員は1名、ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより、令和2年第3回ときがわ町議会定例会を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○岩田鑑郎議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
  朗読は省略いたします。
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   ◎会議録署名議員の指名
○岩田鑑郎議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第127条の規定により、4番、小島利枝議員、5番、田中紀吉議員、以上の2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。
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   ◎会期の決定について
○岩田鑑郎議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
  議会運営委員会の報告を求めます。
  野原和夫委員長。
○野原和夫議会運営委員長 皆さん、おはようございます。
  議会運営委員会委員長の野原でございます。
  会期の決定について、議会運営委員会の報告をいたします。
  令和2年第3回定例会における会期及び日程等について調整を図るため、去る8月21日午前10時から役場第2庁舎3階協議会室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。
  委員会は欠席届のあった委員1名を除く5名の出席と、議長、副議長、町長、副町長、総務課長、議会事務局長の出席をいただきまして、令和2年第3回定例会に提出される議案等 について説明を求め、会期について、新型コロナウイルス感染症予防対策も踏まえた協議を行いました。
  その結果、令和2年第3回定例会は、本日9月1日から9月9日までの9日間とするものでございます。
  今回は、効率的な運用による時間短縮で感染リスクを減少させ、通常運用に近づけることを目指し、感染症予防対策と審議の充実の両立を図ります。具体的には、一般質問の持ち時間を1人60分から30分に短縮し、時間短縮を図りながらも質問の機会の確保をいたします。そのほか、傍聴者も含めた感染症予防の環境を整えます。
  このように感染症予防対策を施した上で作成した会期予定表をご覧いただきたいと思います。
  順次説明いたします。
  まず、本日9月1日は午前9時30分から本会議となっております。諸報告、一般質問等でございます。一般質問は、通告順位1番、田中紀吉議員から、通告順位3番、山中博子議員まででございます。
  9月2日は午前9時30分から一般質問の続きとして、通告順位4番、野原和夫議員から、通告順位7番、小宮正議員まででございます。
  9月3日は休会とし、常任委員会をお願いいたします。午前9時30分から総務産業建設常任委員会、午後1時30分から文教厚生常任委員会です。
  9月4日は午前9時30分から本会議です。議案審議等でございます。
  9月5日から9月7日までは休会でございます。
  そして、9月8日と9日に本会議とし、引き続き議案審議等といたします。
  以上で議会運営委員会の報告を終わります。
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日9月1日から9月9日までの9日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本定例会の会期は9日間と決定いたしました。
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   ◎諸報告
○岩田鑑郎議長 日程第3、諸報告を行います。
  初めに、地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名は別紙配付したとおりでありますので、ご了承願います。
  次に、監査委員から、令和2年6月から令和2年8月までの例月出納検査の報告がありました。お手元に配付しておきましたので、ご覧いただきたいと存じます。
  なお、詳細につきましては議会事務局にありますので、ご覧いただきたいと存じます。
  次に、地方自治法第122条の規定により事務に関する説明書が提出されておりますので、ご覧いただきたいと存じます。
  次に、教育委員会から、令和元年度ときがわ町教育委員会点検・評価報告書が提出されております。お手元に配付しておきましたので、ご覧いただきたいと存じます。
  続いて、一部事務組合における議会報告でありますが、今回も書面による報告とさせていただきます。
  小島利枝議員から、比企広域市町村圏組合議会報告、私、岩田議員から、小川地区衛生組合議会報告を書面提出いたしましたので、本日配付させていただきました。
  以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
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   ◎行政報告
○岩田鑑郎議長 次に、町長から挨拶を兼ねての行政報告を行いたいとの申出がありますので、これを許可します。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶を兼ねまして行政報告をさせていただきます。
  本日は、令和2年第3回ときがわ町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にて出席いただき会議が開催できますことに、心から御礼を申し上げます。
  さて、新型コロナウイルスの感染拡大は依然として収まらず、国内におきましても1日に1,000人を超す感染者が確認されるほどなど、全国各地で感染者が増加しております。特に集団感染の共通点は、換気が悪く人が密に集まって過ごすような空間、不特定多数の人が接触するおそれが高い場所とされています。当町におきましても、町民の皆様に新しい生活様式を取り入れていただくよう引き続きお願いするとともに、感染拡大防止への対策を続けてまいります。
  次に、各課の事業の執行状況についてご報告いたします。
  最初に、総務課について申し上げます。
  政府は、5月25日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を解除し、併せて外出自粛の段階的緩和の目安を発表いたしました。これに伴い、総務課から各課に対し、それぞれの課が所管する団体の会議の開催要領を通知しました。内容といたしましては、感染予防のため、まずは説明文を付した資料を送付で対応すること。一方で、対象者に出席をお願いする場合は、新しい生活様式による短時間の会議とすること等を示しました。この例により、毎年4月と7月に開催していた区長会議、5月に開催していた区長会、消防後援会及びコミュニティ協議会の各総会等を、資料の送付による方法で対応させていただきました。
  交通安全対策事業では、サイクリストへの交通安全対策を実施しました。サイクリストは安全のためにヘルメットを着用していますが、転倒した場合には大きなけがにつながるおそれがあり、自転車が関連しドクターヘリが出動する事故が、6月中に3回発生する事態となりました。そこで、サイクリストに安全走行をお願いするため、ときがわ町サイクルフェスタ実行委員会と連携して事故防止の啓発を行いました。町では要所要所に啓発看板を設置し、同実行委員会からはSNSにより事故防止情報と交通マナーの遵守に関する情報を発信していただきました。
  次に、企画財政課について申し上げます。
  令和元年度の決算につきましては、今定例会の認定に付しておりますが、一般会計の実質収支額は1億6,994万2,375円の黒字となりました。
  財政指標では、実質公債費比率が4.6%から4.4%と0.2ポイント減少しており、引き続き低い水準を堅持しているところであります。なお、将来負担比率は充当可能基金が増えたことと将来負担が減ったことにより、43.0%から33.0%と10.0ポイント減少し、改善の方向に向かっております。今後も、引き続き健全な行政運営に心がけてまいります。
  また、新型コロナウイルス感染症に対応した特別定額給付金の給付につきましては、開始から3か月を経過し、受付を終了したところであります。この間、4,700を超える世帯に約11億円という金額の給付を実施いたしました。
  次に、税務課について申し上げます。
  課税関係では、6月に町民税及び県民税の普通徴収に関わる納税通知書を2,382通、7月に国民健康保険税の納付通知書を1,978通、対象の方へ発送いたしました。
  徴収関係では、依然として厳しい納税環境が続いていますが、令和元年度決算では、固定 資産税及び国民健康保険税の徴収率が前年度を上回りました。今年度も新規滞納の未然防止、滞納者の実態把握と滞納処分等に努め、徴収率の向上に取り組んでまいります。
  次に、町民課について申し上げます。
  保健センターでは、新型コロナウイルス感染症対策事業として、全世帯を対象に手指消毒用アルコールを配布しました。配布率は、7月31日現在で90.4%となっております。町民の皆様の安心確保のため、引き続き健康観察記録や手洗いの啓発等を継続してまいります。
  母子保健事業では、乳幼児健診を延期し電話相談等で対応してまいりましたが、6月から乳幼児健診と相談を再開いたしました。また、精神保健事業のサロン活動などでも、電話や手紙による相談に切り替えて対応しております。
  地域包括支援センター事業では、高齢者の各種介護予防教室が実施できない状況を考慮し、自宅でできる運動を紹介したDVDを作成し、希望者に配布するとともに、この動画を町のホームページ上で公開しました。また、保健師と看護師による電話での状況確認を6月に36件、7月には44件実施し、体調の確認や社会的フレイル予防を行っております。
  次に、福祉課について申し上げます。
  第11回戦没者等の遺族に対する特別弔慰金の請求が今年度より開始しており、前回受給者72名の方に申請書をお送りしました。
  児童福祉業務では、独り親世帯に対する臨時特別給付金の受付を8月より開始しています。この事業は独り親世帯を支援する取組として、令和2年6月分の児童扶養手当が支給される方、新型コロナウイルスの影響を受けて家計が急変し、収入が減少した方に臨時・特別の一時金を支給するものです。この給付金は、8月の中旬から9月上旬頃の支給を予定しております。
  介護保険事業では、消費税引き上げに伴う非課税世帯の被保険者を対象とした介護保険料の引き下げを平成30年度から段階的に行ってまいりました。対象者は、9段階に区分される介護保険料のうち第1段階から第3段階の方で、引き下げ金額は平均で約1万円、率にして約23%となります。
  次に、産業観光課について申し上げます。
  農林業関係では、農業委員会により耕作放棄地解消事業の一環として、玉川地内でジャガイモ栽培を行い、収穫後は町内の保育園と学校給食センターに給食の材料として配布しました。
  また、国庫補助事業として採択された大椚橋橋梁点検業務に着手しております。
  商工観光関係では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策で各種イベントが中止となりましたが、休業していた町有施設は、緊急事態宣言の解除に伴い営業を再開しております。
  また、新型コロナウイルス感染拡大により売上げが減少した町内の中小企業及び個人事業主に対しては応援金の交付を、落ち込んだ個人消費の喚起と地域経済の活性化のため地域商品券の発行を、町独自の事業として実施いたしました。国・県の各種支援事業、町独自の支援事業について、商工会とも連携し、町内事業者の支援に努めてまいります。
  次に、建設環境課について申し上げます。
  道路維持管理事業では、舗装修繕事業をはじめとして側溝整備事業など計画に基づき実施しております。また、さきの臨時会で新型コロナウイルス感染症対策経費として補正計上いただいた道路環境整備のための費用では、道路に張り出した立木の伐採やグリーンベルト、区画線設置など交通安全施設整備事業について、早急に対応できるよう、現在24か所に及ぶ現場を、町内外の10業者に分けて実施しております。
  地籍調査事業につきましては、9月から実施する雲河原地区の西側に当たる雲河原2地区の一筆地調査のための境界立会い準備を行っております。また、大附2地区については、登記簿と地籍図の書換え作業が完了しております。
  浄化槽設置管理事業につきましては、設置申請受付件数17件、使用開始届出13件となっております。今後も事業の周知・啓発を行いながら、事業の円滑な実施に努めてまいります。
  次に、教育総務課について申し上げます。
  町立小・中学校は、新型コロナウイルス感染症の対策のため臨時休業としておりましたが、現在は再開し、校内を中心とした感染防止対策を実施しつつ、教育活動を行っております。休業を伴う学習の遅れにつきましては、夏季休業期間の短縮や土曜授業の実施等により、いち早く回復できるよう各校とも努めております。
  学校給食につきましては、6月は簡易給食とし、7月以降は通常給食を実施しております。なお、6月から8月までの3か月分の給食費につきましては、保護者への支援の一環として、無償といたしました。
  施設関係では、明覚小学校プール改築工事を、順調に進めております。
  次に、生涯学習課について申し上げます。
  社会教育関係では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、各種事業が延期、または中止なっております。3月以降、利用を休止しておりました生涯学習施設につきましては、6月から町民の利用を優先し、段階的に貸出しを再開しております。
  公民館関係では、夏休み期間中の学習支援として、ボランティア指導者による夏休み子ども学習室や、涼しい学習環境を提供する夏休み自習室を開設しました。
  文化財関係では、小倉城跡整備事業として学識経験者による委員会を開催し、調査発掘の今後の方向性について協議していただきました。
  社会体育関係では、各種のスポーツ行事や第54回比企郡民体育大会等が、新型コロナウイルス感染症予防対策により中止となっております。
  最後に、水道課について申し上げます。
  県水及び自己水ともに安定した取水が行われております。
  工事関係では、大附地内の老朽管更新工事のほか1工事、椚平浄水場改築工事実施設計業務を発注しました。
  引き続き、安心で安全な水の安定供給に努めてまいります。
  以上、各課の事業につきまして報告させていただきました。
  結びに、本日ご提案申し上げる各議案につきましては、慎重審議をいただき、ご議決くださいますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶といたします。よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 ご苦労さまでした。
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   ◎一般質問
○岩田鑑郎議長 これより日程第4、一般質問を行います。
  改めてお願いいたします。
  本日は、マスク着用による発言となりますので、特にマイクを意識してはっきりと発声してください。
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          ◇ 田 中 紀 吉 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位1番、質問事項1、ときがわ町の新型コロナウイルス対策について。
  通告者5番、田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 議席番号5番、田中です。
  議長より発言許可をいただきましたので、前回6月議会に続き、新型コロナウイルス対策について、通告書に基づき、伺います。
  初めに、8月28日、安倍総理が体調不良を理由として退陣を表明しました。これから大き な変化があると思いますので、それは置いておきますけれども、なると思います。
  また、今回の一般質問はコロナ対策ということで30分ということに短縮されましたので、手短にというか、端的に行いますので、よろしくお願いします。
  5項目ありますので、よろしくお願いします。
  1、水道料金(基本料部分)の免除・減額はできないか。実施を想定した場合の予想額と関連経費の金額は。
  2、4月28日以降に出生した子に対して、給付金の支給はできないか。今年度に特別定額給付金と同額(10万円)で実施を想定した場合の予算額は。
  3番、今年度は、統一の防災訓練は中止とのことであるが。
  1、避難所にWi−Fi環境は必要と考える。整備の計画はあるか。整備を想定した場合の予算額は。
  2、コロナ感染症に対応した避難所開設のマニュアルと開設訓練は必要と考えるが、計画はあるか。
  4、小・中学校の児童・生徒に対する支援策について。
  1、陽性反応が出た場合の対応(児童・生徒、教職員、給食センターです。)
  2、GIGAスクール構想、オンライン授業に向けた対応、対策の準備状況はどこまで進んでいるか(ハード、ソフト面で。)
  3、学習の遅れに対応する具体的な支援、フォローは。
  5、中小企業・個人事業主応援事業が始まりました。また、所得に影響がある場合は、今年度の国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料、国民年金保険料の減額、免除の対象になります。丁寧、親切、詳しい説明と支援が必要であると思います。具体的な支援策はあるのか。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 田中議員ご質問の1、ときがわ町の新型コロナウイルス対策についてお答えいたします。
  まず、(1)水道料金(基本料部分)の免除、減額はできないか。実施を想定した場合の予想額と関連経費の金額は、についてお答えいたします。
  水道事業は独立採算性が原則ですが、平成22年度以降、一般会計から高料金対策補助金と して毎年度7,000万円を繰出し、厳しい経営状況を賄っているため、基本料金の免除、減額は現時点では考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。
  実施を想定した場合の基本料金の予想額ですが、7月、8月検針分の2か月分を試算した場合、約1,420万円の減額となります。
  また、関連経費は、基本料金のみの減免の場合、システム改修等の特別な経費はかかりません。
  次に、(2)4月28日以降に出生した子に対して、給付金の支給はできないか。今年度に特別定額給付金と同額10万円で実施を想定した場合の予算額は、についてお答えいたします。
  現在、4月28日以降に出生した子に対して、独自に給付金の支給を行う自治体は、県内に16市4町あります。それら多くの自治体には、当町で実施している出産祝い金のような制度がなく、また、当町ではアルコール消毒液の全戸配布や地域商品券の支給事業など、独自に実施しておりますので、総合的に判断し、現時点ではご質問の給付金の支給は考えておりません。
  今年度に、特別定額給付金と同額で実施する場合の想定額ですが、4月28日以降に生まれた子供8人と母子手帳の交付のある16人を合わせて240万円となります。
  次に、(3)今年度は統一の防災訓練は中止とのことであるが、についてお答えいたします。
  まず、@避難所にWi−Fi環境は必要と考える。整備の計画はあるか。整備を想定した場合の予算額は、についてですが、モバイル通信の主流は、スマートフォンの普及により携帯キャリアのデータ通信に移行しており、手軽に持ち運びが可能なスマートフォンの利用が現実的であることから、現在のところ、避難所全体への整備計画はございません。しかしながら、本年度、公民館等の一部の公共施設に、利用者の利便性向上を目的としたWi−Fi環境の整備を行いますので、これらの施設が避難所として機能する際には、Wi−Fiの利用が可能となる予定です。
  なお、避難所への整備を想定した場合の予算額ですが、設置費用が約326万円、維持管理費が年間で約167万円となります。
  次に、Aコロナ感染症に対応した避難所開設のマニュアルと開設訓練は必要と考えるが、計画はあるか、についてですが、町では、指定避難所の新型コロナウイルス感染症対策として、小・中学校体育館に関しましては学校管理職と連携し、教室棟にも避難いただける体制を取ることができるように調整させていただきました。一方で、収容人員の少ない集会所等 では、このような対応が困難なため、避難が長時間にならないと見込まれる場合には、車中泊をお願いするなど検討を進めているところです。しかし、車中泊は家族以外の人との接触が防げる一方で、エコノミークラス症候群の危険がありますので、車中泊の避難者の把握やその後の声がけに十分注意しなければならないと考えます。
  このようなことから、現在の避難所開設マニュアルを状況に応じて随時修正していき、さらに改正マニュアルに沿って、新規に導入するテント等の備品を活用した避難所開設訓練の実施を検討してまいります。
  次に、(4)小・中学校の児童・生徒に対する支援策についてお答えいたします。
  まず、@陽性反応が出た場合の対応は、についてですが、児童・生徒、教職員に陽性反応が出た場合、基本的には、埼玉県教育局が発出する最新の感染者発生時の対応及び臨時休業等の考え方を記した通知により対応してまいります。
  具体的には、濃厚接触者の特定及びPCR検査受検等、保健所からの指示、助言等を得るとともに、学校医及び県教育局とも連携いたします。特に、県教育局は、5月に感染者発生時の対応を支援する学校支援チームを派遣する体制を整備しており、発生の際の派遣要請を視野に入れております。
  人権に関する面では、陽性者等のプライバシー保護に配慮するとともに、誹謗中傷の発生防止に努めてまいります。また、陽性や濃厚接触者となった児童・生徒の心のケアも、必要に応じ実施いたします。
  学校給食センターの職員につきましては、陽性者が出た場合、センターの一定期間の閉鎖も考えられます。その際は、状況にもよりますが、パン・牛乳等個包装物資の学校への直接配送による簡易給食実施を中心として、対応を検討してまいります。
  次に、AGIGAスクール構想、オンライン授業へ向けた対応・対策のハード・ソフト両面における準備状況はどこまで進んでいるか、についてですが、まず、GIGAスクール構想関係では、無線LAN配線工事は年内の完了を、コンピュータ端末、児童・生徒1人1台配備は、年度内の完了を目途に事務を進めております。
  オンライン授業関係については、まず、学校におけるICT化全般の推進のため、各校情報教育主任向けと各校内における研修を、本年度内合計で10回程度を目標に開催予定であり、専門的知識のある方に講師を依頼しております。
  オンライン授業そのものについては、ウェブ会議用アプリケーションを用いたリアルタイム方式と、授業動画視聴によるオンライン方式を取り入れた授業実現に向け、年内を目標と して取り組んでまいります。
  次に、B学習の遅れに対応する具体的な支援、フォローについてですが、これまでにも夏季休業の短縮・土曜授業実施・行事の精選等を行い、授業時間の確保に努めてまいりました。
  各校とも学習の遅れを取り戻しつつあり、さらなる対応として冬期休業も短縮し、授業を実施してまいります。また、個別の指導が必要な児童・生徒には、今後も各校で適切に補充学習等を実施してまいります。
  次に、(5)中小企業・個人事業主応援金事業が始まった。また、所得に影響がある場合は、今年度の国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料、国民年金保険料の減額・免除の対象になる。丁寧、親切、詳しい説明と支援が必要であるが、具体的な支援策はあるかについてお答えいたします。
  中小企業・個人事業主応援金事業につきましては、制度概要について全戸配布を行い、ホームページに記載例を示した申請の手引き、疑問点を示したQ&A等を掲載しお知らせするとともに、商工会で全会員に制度概要を郵送し、8月3日より受付を開始しております。8月18日現在、85件の申請を受け付けました。
  この事業は、申請窓口を商工会への郵送としておりますが、問合せ等があった場合、申請の手引き、Q&Aの内容について説明するとともに、窓口に直接来庁された方には、資料を配付し、説明を行い、申請の支援を行っております。
  国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料、国民年金保険料の減免や免除の制度につきましては、広報ときがわ瓦版やホームページ、また、納税通知書等でお知らせを行っております。なお、8月18日現在、30件(国民健康保険15件、介護保険5件、後期高齢者医療保険3件、国民年金保険7件)の申請を受け付けしました。
  今回の制度では、申請者の負担を少しでも軽減するために、まず電話で事前に相談を受け、対象としての要件を確認し、その後、来庁していただき申請書を整えるといった手順を踏むなどの支援を行っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩。
                                (午前10時11分)
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○岩田鑑郎議長 再開します。
                                (午前10時13分)
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○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長のほうから追加の発言がありますので、よろしくお願いします。
○宮寺 進教育総務課長 教育総務課から発言させていただきます。
  先ほど教育総務課に係る部分で、町長の答弁の中で一部修正させていただくところがございます。訂正の原稿が町長の手元に届いていなかったかと思います。
  「特に、県教育局は」という部分がございます。その後、「5月は」という部分、「5月は」を削除していただきまして、感染者発生時の対応を支援する、先ほど「学校支援チーム」と申し上げたかと思いますけれども、この「学校」を削除していただき、そこに「市町村教育委員会」を入れていただき、「市町村教育委員会支援チーム」とご訂正をお願いいたします。
  以上、2か所でございますけれども、よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 時間もありませんので、端的に伺います。
  1番目の水道料金の点なんですけれども、私の認識では、毎年、高料金対策として7,000万円を繰り出していると、これは、もちろん認識もあるんです。でも、今回はお金の使い方として、その支援の仕方、町民への対するということで使えないかというのが趣旨だったんです。この基本料金を下げるというのは、極めて単純で経費がかからない。そういう点が私のポイントというのか、主張でした。これはできないということで結論が出ていますので、それはそれで結構ですけれども、ここでその点を触れたいと思うんです。答弁の毎年7,000万円使っているから出せないという、そういう点ではないという、そういう意味です。だから、町として独自に出せないかと。あと、これは各ほかの自治体でもかなり大きなポイントというのか、件数で実施をしているところがあるんです。だから、そういう点でできなかったかということです。一番目は終わります。
  2番目です。
  これも各自治体というよりも、ときがわ町が子育てに対するいろんな施策を取っていると、もちろん存じていますし、知っています。ただし、今回はコロナ対策というのは、かなり違う角度があったということなんです。それで、例えば、63市町村県内にありますけれども、20自治体が実施していると。それだけ、そういう声があったと。現実的にもあったし、いろ んなことがあったんじゃないかということの指摘です。
  だから、これはできないということでご返事いただいておりますけれども、何らかの形で、これは単純に今年で終わるとかというふうには私も思いませんけれども、きめ細かい対応を今後も続けていただきたいということで、課長、よろしくお願いします。これで2点目を終わります。
  3点目にいきます。
  この避難所の問題は、少し触れます。避難所はWi−Fiは含めてなんですけれども、今回、新聞の報道によりますと、今日は9月1日です、防災の日ということで計画していたと思うんです。それで、ときがわ町は昨年度も大きな体験をしているんです。初めて避難所に700人か800人の方が避難してきたと、こういうことがあると思うんです。それにプラス、今年はコロナの問題が加わったということでは、ぜひ整備の問題としては、Wi−Fiの環境はどうかという提案です。
  あと、もう一つは、予算の中でいろんなベッドを備えるとか、いろんなものが予算でも通りました。それは、もちろん知っています。ただし、マニュアルが少し変わってきているというのが全国的な問題なんです。それなので、この問題は計画はありますということなんですけれども、ぜひ具体的にはどんな計画があるのかどうか伺います。
○岩田鑑郎議長 まず、1点目、よろしいですか。
○5番 田中紀吉議員 なければないで結構ですよ、時間がありませんので。
  あと9分しかありませんので。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、質問にお答えします。
  開設マニュアルに沿ってどのような訓練を行うかというご質問だと思います。
  さきの臨時会で大きな補正予算をいただきまして、現在購入の手続を進めている、全く新しい機械であります折り畳み式の畳ですとか、個別のパーソナルなテント等を、職員はまだ触れたことがございません。開設担当が実際に現場に行って、速やかにそれらの設置ができるように、あらかじめ現場で広げる訓練をしたり、じゃ、どういう人にこれを分け与えるかというふうな訓練をしたりというようなことを考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 1個付け加えると、他の市町村で、かなり、まず入り口で、例えば検 温するだとかそういう簡単な問診票みたいなものをいただいて、それをどういうふうに分けておくかとか、非常に詳しいところがもう出ています。だから、それはそれで、ぜひ町の職員の方も、1回、今、ベッドだとかトイレだとかそういうのをやるのは、もちろん当たり前だと思うんです。それと一緒に、そういう疑似訓練というんですか、例えば、どなたかは避難者をやって、片方のというか担当者の方は受け入れ側になるとか。本当にこれは実際にやったほうがいいと思うんです。それが、前回の秋の問題で、非常にいろんな問題が指摘されたと思うんです。経験されたと思うんです。だから、それはぜひ職員の中で計画をしていただいてやったらいかがと思いますので、その辺をお願いします。
  時間がありませんので、次にいきます。
  教育総務関係の問題です。これも、とにかく日本の歴史が始まって以来だと私も思いますけれども、そういう形でなってきたというふうに思います。それで、ハードの問題は順調にというか進んでいると思うんですけれども、ソフトの問題というのは、物を買ったらすぐできるという問題ではないと思うんです。それで、現場の先生も大変な状況だと思うんです。片方では、教育の遅れをきちんとやらなきゃいけない、片方では、そのハードやソフトを使ったものの練習だとか含めてやっていかなきゃいけない。これは大変だと思うんです。
  それで、埼玉県の中でもきちんと要員というのを確保して、具体的に教えているというか、指導しているというところもあるんです。それをぜひ学んでいただきたい。
  あと、ぜひ通信のやり方だとかなんかも、非常に関東の中で、具体的には言いませんけれども、あります。だから、それをぜひ我々というか、ときがわ町は学んでいただきたいと思うんですけれども、具体的にここに何人かというのはありますけれども、進んでいるのかどうか、その点だけ伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えをいたします。
  まず、ハード面ですけれども、校内LAN整備工事、これにつきましては、工期12月28日までということで年内完了を目途としております。
  それから、1人1台のパソコン導入ですけれども、これは今議会で備品購入ということで正式にご議決をいただきますけれども、それ以降契約いたしまして、納期は3月26日までとなっておりますけれども、一刻も早い導入を目指して業者等と打合せをしていきたいと思っております。以上がハード面でございます。
  続きまして、ソフト面でございますけれども、この答弁書にもございますけれども、今、 コロナも第2波かと言われておりますけれども、また休業するような事態がないとも限りません。それに備えてオンライン学習ができるように、具体的には町の本庁舎の場合、起業支援施設の中にパソコン関係に大変知見を持っている方がいらっしゃいまして、お話をいただく機会もございまして、指導を受けております。こういった方を対象に研修会もやりたいということで答弁書の中にもあるわけですけれども、一応年内を目標にZoom等を使ってオンライン学習ができる、そういう一コマの授業ができる、そういうものをまずは目指していきたいというふうに思っています。ソフト面ではそういうふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ソフトというのは1回で終わりじゃないし、積み重ねだというふうに、この間私も一生懸命よく見たら、非常に何年もやって初めていろんなことが、気づいたりやり方ができたりとかというのがあるそうですので、ぜひその辺はつなげていただきたいと。
  あと、もう一つ触れると、学習面なんですけれども、中学生なんかを見ると、毎月実力テスト、統一的なテストだとか、子供たちは中間・期末もあります。大変な状況なんです。来年は、もうすぐ入試があります。入試は少し課題が厳選というのか、減らしたりとかいろんなことがある。子供たちは大変不安になっていると思うんです、いろんなことでね。そこをぜひ細かいフォローをしていただきたいと。
  あと、答弁書で1点気になるところ、悪いふうのじゃなくて、個別の指導をしているということなんか触れていますけれども、具体的にはどんな指導をしているのかを伺います。その点だけ。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 これにつきましては、指導主事にも確認してきたんですけれども、具体的に回数を決めて、どこの学校が何回とか、そういう具体的な数値的には表せないということなんですけれども、子供たちの状況、進路等に応じて、あるいは理解度に応じて適宜行っているということで、適宜という言葉で恐縮なんですけれども、ご説明させていただきました。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 時間もありませんので、その点は結構ですので、ぜひ私はソフトの点が重要だと思いますので、ぜひその辺はやっていただきたいと。
  あと、Zoomは一言加えると、簡単ではないですね、やってみると。はっきり言って。私も何回か試してみましたけれども、なかなかすすっといかない。だから、子供たちに全員あれをやるとしたら、相当訓練が要ります。
  それから、持ち帰って云々だと自宅の環境も要りますね。だから、その辺はもうちょっと慎重にというのか、いろんな角度で調べていただいて取り組んでいただいたらなと思いますので、よろしくお願いします。
  最後の問題なんですけれども、これも中小企業を含めて取組は、ときがわ町は非常に早くていいというのが評判です。特別給付金も早くなりました。それから、応援金についても処理がとても速い。非常にいいことです。
  ただし、もう1個。私も調べれば調べるほどあれなんですけれども、国保から介護、後期高齢、国民年金まで全てが、3割以上の所得が減になると対象になります。それで、所得というのは、昨年度じゃなくて見込みでもいいということなんです。これは課長にも確認していますけれども、それはぜひ、分からないということじゃないんですけれども、なかなか申請は難しい部分があるんです。だから、その辺はここにも書いてありますように、丁寧なものをやって、さすがときがわ町は丁寧だと、親切だと。
  それで予告の話しをしますと、ここに書いてありますよと、ホームページを見てくださいだとかね、そういうことじゃ駄目なんです。田中さんの事業の場合は、これとこれをそろえていただければ申請できますよと。で、分からなかったり不足しているのはこちらに聞いてくださいと、そこだと思うんです。ただ親切、丁寧にホームページを見てください。80項目ですよ。見るだけだって大変です。それで、商工会に行って、この応援金の資料を見ました。こんなに厚いんですよ。やっぱりそこのところだと思うんです。それがぜひ、ときがわ町は件数もそんなに莫大ではないので、そこのところをお願いしたいと。課長、その点だけ確認します。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 応援金の相談あった場合につきましては、手元に申請書、マニュアル等に基づいてご説明して、このような書類をそろえていただければ受け付けられるということで、丁寧に説明を行っております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 あと、30秒なので。
  町民課や、それから税務課もなります。いろんなところで行きづらいだとかというところがあります。だから、ぜひ両課長も福祉課長も関連しますけれども、ぜひ全庁的にきめ細かいときがわ町は親切だね、言っていただけるような評判が出るように、どこかの聞きづらい話でしつこく言いますけれども。
  はい、終わります。ということで、よろしくお願いします。
  終わります。
○岩田鑑郎議長 休憩いたします。
  再開を10時45分といたします。
                                (午前10時27分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時45分)
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          ◇ 神 山   俊 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位2番、質問事項1、コロナと虐待 −子供の見守り機能の強化を−。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 議席番号3番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、2項目について一般質問をします。よろしくお願いします。
  質問事項1、コロナと虐待 −子供の見守り機能の強化を−。
  新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、子供が虐待を受けるリスクが高まっている。兆候を早期に察知できる体制を整え、隠れた虐待などを見逃さないようにすることが重要である。下記の点について町の考えを伺う。
  1、虐待・相談や通報の件数は。(直近3年間)
  2、母子保健事業が延期または中止になっているが、それに代わる早期察知の対策は。
  3、学校の休校や仕事量増加(消毒作業など)に伴い、先生が子供の異変に気づく機会が少なくなっていないか。
  4、民生・児童委員、主任児童委員など、地域との連携は図れているのか。
  5、ウィズコロナの時代に住民はどのように見守りをしていけばよいのか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の1、コロナと虐待−子供の見守り機能の強化を−。
  (1)虐待、相談や通報の件数は。(直近3年間)についてお答えいたします。
  警察や児童相談所への虐待通報や近隣住民、民生・児童委員、小・中学校、保育園、医療機関などからの虐待に関する町内分の相談件数を合計すると、平成29年度は14件、平成30年度は9件、令和元年度は8件となっております。
  今年度につきましては、現段階では4件となっております。
  次に、(2)母子保健事業が延期または中止になっているが、それに代わる早期察知の対策は、についてですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和2年3月から母子保健事業を中止または延期対応としておりました。この間、延期となった乳幼児健診の対象者には、個別に保健師が電話連絡を行い、相談等の対応の中で見守りを行っております。
  その後、緊急事態宣言の解除に伴い、6月から一部の事業を再開し、現在は乳幼児健診及び乳幼児相談を実施し、乳幼児の成長確認と育児相談に当たっております。
  次に、(3)学校の休校や仕事量増加(消毒作業など)に伴い、先生が子供の異変に気づく機会が少なくなってはいないかについてお答えいたします。
  臨時休業期間においては、接触による感染拡大を防ぐという意義からも、確かに教職員が子供に接する時間は減りましたが、そのような中でも、分散登校、家庭訪問、電話連絡等により子供の状況把握に努めました。
  また、学校再開後の仕事量増加に関しては、町費により各校に配置している生活支援員・学習支援員・さわやか相談員・用務員も含め、各校教職員が一体的な連携を図り、異変の把握とその対応については、通常時と変わらずにできるよう、子供たちと向き合っております。
  8月には、国から学校におけるポイントを絞った消毒の在り方が示され、また、本年9月以降は国の補助を受け、学習支援員を増員する予定であり、教職員の負担軽減を意識しつつ、子供に向き合う時間を確保したいと考えております。
  次に、(4)民生・児童委員、主任児童委員など、地域との連携は図られているのかについてお答えいたします。
  町では、発生した児童虐待事案に適切に対応するため、要保護児童対策地域協議会を組織し、代表者会議、実務者会議、個別ケース会議をそれぞれ開催し、その対応を行っています。
  構成メンバーは、児童相談所、保健所、警察、医療機関、小・中学校、保育園、庁内関係各課の職員ほか、民生・児童委員協議会長、主任児童委員となっており、必要に応じて担当 地区の民生・児童委員や主任児童委員と連携し、見守り活動や情報共有を図っています。
  実際に、近隣住民から、民生・児童委員への子供を叱る声が気になるなどの相談から始まるケースもあり、関係機関と連携して訪問するなどの対応を行っております。
  次に、(5)ウィズ・コロナの時代に住民はどのように見守りをしていけばよいのかについてお答えします。
  新型コロナウイルス感染症の影響から、外出自粛が長期化する中、周囲の方による子供の見守りの機会が減り、以前よりも状況を認識することが困難な状況となっておりますが、通学や通勤、買物や散歩等、必要最低限の外出時に、こんにちは、こんばんはと挨拶を交わすことが、地域の方の見守りということで、大変重要なことと考えます。
  また、子供の泣き声がする、どなり声が聞こえる、あるいは、子供の姿や声が全く聞こえないなど、様子が何となくいつもと違う等の異変を感じたら、町、警察、児童相談所等へ連絡や相談をいただくことが、児童虐待から子供たちを守ることにつながると考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (1)の質問ですが、今年度、現段階で4件との答弁でしたが、児童相談所や警察が介入するような重大な相談であったのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 それでは、ただいまの質問にお答えさせていただきます。
  今年度、警察等から連絡があった事案についてですが、まずは、夫婦げんかを子供の前でしてしまったということで、これが心理的な虐待に当たるということで、警察から通報をいただきました。こういったことは今年度に限らず、昨年度、前々年度と毎年何件もございます。
  あとは、学校とかから連絡いただくのは、おおよそネグレクトが疑われるケースで学校から連絡をいただくことがよくあります。子供の服装が汚れている、お風呂に入っていない様子である、ご飯を食べさせてもらっていないのか、給食を異常に食べるだとか、そういった疑わしい事案について学校から連絡をいただくことがあります。
  また、病院、医療機関から連絡をいただくのは、身体とかにあざを確認したということで連絡をいただくことが、まれにございます。
  そのほか、過去の事案で言いますと、万引きをした子供を殴ってしまったという親御さんの通報ですとか、発達の遅れがあって、それに伴って育児がうまくできないという親御さん の事案ですとか、様々な事案がございますが、今年度について、特に目立ったような傾向の変化はございません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 相談等を受けた場合、重要度や緊急度をどのように判断しているのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 重要度に関しましては、第一に、命の危険性が直ちにあるのかどうかというのが非常に問題となるポイントですので、その1点に判断をさせていただいています。
  現在、抱えている事案の中で、過去に車中でお子さんを2人亡くしてしまった方がいらっしゃいまして、これ、ときがわ町の案件ではないんですが、その後、生まれたお子さんが、町内の保育所に通っていらっしゃるお子さんがいます。このお子さんたちについては、朝決まった時間に来ないですとか、何かあったらすぐ確認するような細心の注意を払ってお預かりをさせていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 その命の判断というのを、どのような基準、マニュアル等があるのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 特にマニュアルは定めておりませんが、心配できる事案につきましては、随時、児童相談所と調整を取りながら対応させていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 そうなると、相談があった場合、福祉課なりがある程度判断をしてしまうということでいいと思うんですけれども、そのときのメンバーにもよると思うんですけれども、やはり判断に対してのばらつきが出てきてしまうのではないかなと。やはり、そこはある程度、感覚的なものもあると思います。相談においては、そのときの状況判断が一番かなと思いますけれども、やはりある程度、基準というものを設けて判断をするべきではないのかなと思いますが、伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 ただいまのご質問についてですが、答弁書にもありましたとおり、要保護児童対策地域協議会において、代表者会議、実務者会議、個別ケース会議等を開いておりまして、その中で共通した認識を持てるように、個々の案件について執り行っている状況でございます。
  また、担当者が変わったりですとかいろいろ変化することがあるんですが、随時、研修を受けるですとか、なるべく課の中で共通認識で持てるように、報告等を小まめにしながら対応させていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 確認ですけれども、その要保護児童対策地域協議会に全て案件を上げているのか。例えば、先ほどの夫婦げんかにおいても、その案件もしっかり上げているのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 1つについては、継続的に協議をしている案件と、一度の報告で終了している案件とに分けて進行させていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 すみません。全て上げているという認識でいいのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 全て上げております。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 埼玉県警が、虐待された疑いがあるとして、今年1月から6月に児童相談所に通告した18歳未満の子供の人数は、統計のある2011年以降、最多でした。虐待増加の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で親のストレスが高まったことや、学校の休校で親子が一緒の時間が長くなったことなどが挙げられております。
  当町において、影響はあったのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 先ほどの答弁のほうで回答させていただいたとおり、今年度、現段階で4件の報告をいただいております。この4件という数字は、特に今年に限って多くなったというふうな状況ではございません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)ですけれども、乳幼児健診や予防接種などは、医師や保健師が子供の発育や親子関係を確認し、虐待を早期に発見できる大事な機会だと思います。一部再開しているというわけですけれども、人が密集する集団健診を個別健診などに切り替える、または感染予防をしっかり徹底するなどして着実に実施をしていただきたいと思うのですが、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  通常のときですと、乳幼児相談とか健診については、集団で皆さん集まって、待合の場所でも、お母さん同士、子供さん同士が情報交換、あるいは、仲間づくりをする場も兼ねて健診をしているんですけれども、今回再開した健診のやり方については、時間を全部区切りまして、それぞれのお子さん、お母さんたちが交わらないような対応で、個別健診に近い形で健診、あるいは相談事業を行っているところであります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 母子保健事業は子供の異変に気づく機会でもありますけれども、先ほど、親同士でコミュニケーションを取るという話もありましたが、やはり親の異変などにも気づくチャンスだと思います。
  いろんなイベント等ありますけれども、中止、延期になっているわけですけれども、確かに感染拡大を防ぐという部分では致し方ない部分は大変よく分かるんですけれども、少し親子同士、また、親の異変を気づく機会が限りなく少なくなっているのかなというのが、私も親として感じている部分なんですけれども、そこは本当に難しい部分である、どちらを優先するんだという部分があると思うんですけれども、できる限り工夫をして、子供の異変、また、親の異変を気づく機会を設けていただければなと思うんですけれども、改めてもう一度お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山口課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  子供さんの虐待についての確認、早期発見についてということだと思うんですが、まず、子供さんの身体的なものから確認できることは、ちゃんと栄養が取れて、ネグレクト等によ って食事を与えられないとかというところが、成長の記録の中で確認できると思います。
  また、身体、お腹とかの触診とかするんですけれども、そういったところであざの確認ができる。あとは、お母さんたちの相談なんですが、子育てに限らず、家庭のこととかいろんな相談に結局話が及んでいきます。そんな中で保健師が注意しているのは、やっぱり子供の虐待というのは大人のストレスから発生するものだということを、みんな職員のほうは認識しておりまして、大人のストレスを少しでも緩和、あるいは取り除けるように、いろいろな会話の端々から受け取れるその方のストレスというものをなるべく早く見つけてあげて、そこをケアできるような態勢で、そういう視点で健診を行っているところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (3)ですけれども、NPOの調査では、新型コロナウイルスによる長期休校による学習の遅れの挽回や感染防止のための校舎の消毒作業などが、先生方の長時間労働、時間外労働につながっていると指摘されております。やはり、先生も心身ともに健康でなければ、子供の機微な変化に気づいていけないのではないかなと思います。
  当町では、このようなことが起きていないのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  登校渋りですとかそういった状況につきましては、校長会、教頭会等も随時把握しておりますけれども、このコロナによって登校しなくなったというような子の把握は、現時点でございません。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 児童・生徒ではなく、先生方の勤務体制は適切に管理されているのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺課長。
○宮寺 進教育総務課長 このコロナ対応の状況であっても、とにかく子供の学びの学習という観点から授業等は進めていかなければなりません。
  プラス消毒等の作業が入ってくるわけですけれども、聞き取り等を行いましたところ、仮に1人30時間、月に残業しているとすれば、大体の線ですけれども、1人三、四時間程度の残業の増加、月にですね、というような状況でございます。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 それが適切なのかどうか、どのように考えているのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 久米教育長。
○久米正美教育長 ただいまのご質問にお答えします。
  学校への聞き取り調査の結果では、6月中については前年度とほとんど残業時間というんでしょうか、残って仕事をした時間が変わらなかったというような状況でした。
  つまり、消毒等によってさらに時間数が増えたということではなく、その時間内で、具体的には聞いたところ、早い低学年の子供が帰れば、残った先生方の中で手のすいた先生が、もうすぐに消毒作業を行うなど努力して、昨年度と同じ状況であった。7月につきましては、今年度7月いっぱいまで授業としたために、実はその残業時間が増えた。どういうことかと言えば、実際には7月21日から夏期休業に入れば、先生方も夏期休業中はその時間内で仕事を終えて帰るところを、子供たちが学校にいるということで、その分の準備やいろんなことがあるために時間数は増えてしまったけれども、それはそういった理由のためというふうに、私のほうは理解しております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 答弁の中にも、本年9月以降は国の補助を受け、学習支援員を増員する予定があり、教職員の負担軽減を意識しつつ子供たちに向き合う時間を確保したいと考えているということがありますので、ぜひ注視していただきながら見守っていただければなと思います。
  (4)番ですけれども、現在通常と違う中で、答弁書にも協議会等で話し合っているということですけれども、いわゆる虐待を未然に防ぐためには、どのように活動していくのか。これは、多分答弁書の中では、案件が上がってきて、じゃどうしますかというところだと思うんですけれども、ではなく、未然に防ぐ取組をどのようにこのようなコロナ時代に行っていくのか、そういう協議等は行われているのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 現在、民生委員・児童委員活動において、特に高齢者への訪問は細心の注意を払いながら、できるだけ少なめに対応を行わせていただいております。
  今回質問がありました、この虐待への向けての取組なんですが、現在、民生委員・児童委 員協議会の中に福祉児童部会という部会がございます。近々この部会の中で、この件についてどのように進めていくのかというのを協議させていただきたいと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (5)ですけれども、答弁の中にも必要最低限のときの外出のときに、こんばんは、おはようとか声かけをしてもらうということがありますけれども、本当にこのような状態で、なかなか難しいのは大変よく分かるんですけれども、ぜひ住民の方にこのようなことについて啓蒙活動に力を入れていただきたいなと思うんですけれども、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山ア課長。
○山ア俊樹福祉課長 ご提案いただきましたお話を、民生・児童委員会議も含めまして、いろんな関係機関と共有していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○3番 神山 俊議員 1問目は以上です。
○岩田鑑郎議長 はい。
  続きまして、質問事項2、防災さんぽの推奨を−防災意識を高めよう−。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項2、防災さんぽの推奨を −防災意識を高めよう−。
  近所の散歩を楽しみながら、避難所などを確認することを「防災さんぽ」と言う。ハザードマップなどを活用した取組を行うべきだと考えるが、町の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員のご質問2、防災さんぽの推奨を −防災意識を高めよう−についてお答えいたします。
  昨年10月の令和元年東日本台風は、当町にも大きな被害をもたらし、指定避難所では最大758名の避難者を受け入れました。
  近年の激甚化する自然災害には、自助・共助・公助の助け合いが必要不可欠であり、台風などの風水害の際には、早めの準備と早めの避難が重要です。そこで、町では防災意識を高めていただく1つとして、土砂災害と地震の危険度をお知らせするハザードマップを公表、配布しております。
  ハザードマップに関しては、本年度、新たに水害リスク情報図を追加し、刷新する準備を 進めております。また、住宅地図を取り入れたさらに見やすいものを目指してまいりますので、神山議員のご質問にあります防災さんぽにも利用しやすいものになると思います。公表、配布の際には、地域の自主防災活動や、日頃から家庭ごとの災害に対する準備に活用していただき、防災意識の向上を図りたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 先ほど田中議員からもお話しありましたけれども、本日9月1日は防災の日となっております。台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する日となっております。
  答弁の中に話もありましたけれども、聞いていまして、防災さんぽを推奨していくのか、していかないのか、そこら辺がちょっと曖昧なところはあるんですけれども、町としてはどのようにお考えなのか、改めてお伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、防災さんぽを町として推奨する取組をするのか、しないかということの答弁をさせていただきます。
  これまで配布していたハザードマップにつきましては、折り畳み式で写真を基にして作られておりました。今回、新たに作成するのは、皆さんなじみの深いゼンリンの住宅地図をベースに作られます。具体的には、我々ふだん散歩する中で、水があふれそうな川、あるいは、崩れてきそうな崖というのは目視できるんですが、土砂災害危険区域というのは地面に線が引いておりませんので、今回住宅地図にそれを重ね合わせることによって、それらの場所も見やすくなってまいります。
  これは全戸配布いたしますので、町としては防災さんぽという具体的な言葉は使わないかもしれませんが、各家庭における避難所までの経路の確認、それから、地域による自主防災組織による避難訓練等にお役立ていただけられるものとして使っていただきたいというふうに考えております。
  防災さんぽという言葉が、私、神山議員からご質問いただきまして、初めて知りました。インターネットで検索しますと、ACジャパンが出しております歌付きの防災さんぽ、親子で地域の安全を確認しながら地域を歩いていく、防災という観点で地域を確認し合うというふうな行為でございます。
  これらを我々も神山議員もぜひ、まずは家庭で実行していって、そういった機運を高めた いというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 やっぱり仕方ないのかもしれないですけれども、やはり堅い取組になってしまうのかなというところが、1点あるかなと思います。致し方ない部分もあると思うんですよ。防災においては、やはり手堅くいかないといけないという部分では分かるんですけれども、防災さんぽと、どういう言葉がいいのかというのは、なかなかあれですけれども、1つの切り口として防災さんぽというものを取り入れて、皆さんで、特にこれは自助だと思うんですけれども、自助に対して力を入れていこうという部分では、子供からお年寄りまで分かりやすくて取っつきやすい言葉なのかなという部分で、今回提案したんですけれども、ぜひ、どのような形でも構いませんけれども、やはり住民の皆様が、じゃやってみようか、ちょっと取り組んでみようかという部分を、せっかく、になるような取組をぜひしていただきたいなと思います。
  もちろん手堅くなるのは重々承知なんですけれども、やはりなかなか人が行動変異を起こすのは難しい部分もあるので、いろいろな切り口を持って防災意識を高めていただければなと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 引き続き、一般質問を行います。
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位3番、質問事項1、防災ラジオ(戸別受信機)の設置を。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 6番、山中博子です。
  議長の発言許可をいただきましたので、一般質問をします。
  私は、防災無線のデジタル化と戸別受信機防災ラジオを全戸配布した小鹿野町に行き、実際に手に取って操作してみました。受信するとランプが点灯し、受信したことを知らせます。聞き漏らしたときは、再生ボタンがあり、聞き直しができます。ラジオを聞いているときでも防災無線を自動受信でき、音声もはっきりしていて聞き取りやすく、本当に便利で活用したいと思いました。
  防災ラジオ(戸別受信機)の設置を。
  近年、大規模災害が続発している。今後も首都直下地震や南海トラフ地震の発生が危惧されている。災害から町民の生命、身体及び財産を守るためにも、防災情報の迅速かつ確実な伝達は必要である。特に高齢者や障害者等の災害弱者の方々への情報伝達手段の確保が必要と考える。
  ときがわ町でも、防災行政無線の聞き取りにくい世帯100軒ほどには戸別受信機が設置されているが、ふだん聞き取れる場所でも豪雨や台風時にはほとんど聞き取れない状態である。
  防災行政無線の戸別受信機は、防災情報の重要な伝達手段と考える。全世帯への戸別受信機の設置はできないか、伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の、防災ラジオ(戸別受信機)の設置をについてお答えいたします。
  町では、平成23年から平成25年にかけて防災行政無線施設設置工事を実施し、固定系及び移動系を総額約5億3,000万円の経費を投じて整備いたしました。その中で戸別受信機につきましては、防災行政無線の音声が届かない、または、届きにくいエリアのお宅に戸別受信機の設置についてのアンケートを行い、現地調査を実施した上で101名の希望者のお宅に設置しております。ご案内のとおり、同報系の防災行政無線は、高所に設置されたスピーカーから情報を音声で発信するもので、受信装置が何もなくても情報を得ることができる最も効率的な情報伝達方法であり、戸別受信機はこれを補完するものであることから、山中議員ご提案の戸別受信機の全世帯への設置は、現在のところは考えておりません。
  しかしながら、ご指摘のとおり、雨音で音声がかき消される場合も考えられ、この事態に備え、町では、防災行政無線の放送と同時に配信する、携帯電話等で確認ができる防災情報等メール配信サービスを実施し、さらに、無料のテレホンサービスやテレビ埼玉のデータ放送等、二重三重の情報配信を行っています。
  このように、町としては手厚く情報発信を行っていますので、町民の皆様におかれましても、防災メールの受信設定をしていただくなど、自ら進んで情報を取得していただきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 戸別受信機を取り付けている小鹿野町は、平成17年の合併のとき、今 から15年以上も前です。旧両神村は既に戸別受信機を活用していたことから、平成21年、22年度には、旧小鹿野町の希望世帯にも戸別受信機防災ラジオを配布しました。そして、防災無線のデジタル化とともに、今年、宅配業者が全戸に配達した防災ラジオは、コンセントに差し込むだけですぐ使えるものでした。
  山あいの親戚にも聞きましたが、外部アンテナなしで鮮明に聞こえるとのことでした。
  そこで、質問します。
  防災無線、外部スピーカーです。町民の感想や意見を掌握しているのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 防災無線に関する町民の苦情だとかの情報は、担当が、一応というか、紙にどういう質問がありましただとか、どういうご意見をいただきましたというふうなものは、把握はしていると聞いております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 防災無線が近くにある町民の方に聞きました。
  家の中にいたら防災無線がよく聞こえない。何を言っているのか分からないと言っていました。
  今の住宅は二重サッシ等密閉度がとても高い住環境になっています。やはり防災無線は聞き取りにくいという声が多いと思います。
  国が戸別受信機の導入促進事業として、補正予算を組んだことをご存じですか。
○岩田鑑郎議長 宮寺課長。
○宮寺史人総務課長 お答えをさせていただきます。
  防災無線に関わる起債があるというのは承知はしておりますが、補正予算が行われたかという情報までは把握しておりません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 令和元年度、国は4億2,000万円の補正予算を組みました。
  戸別受信機の導入促進事業として、無償貸付やモニター事業を行い、今後の配備に向けた取組をする支援です。
  緊急防災減災事業債として地方債の充当率は100%、特別交付税措置が70%のものでした。ただし、これは事業年度が令和2年度までなので、今からではちょっと遅いと思います。国 が支援しているチャンスを見逃さないでいただきたいと思います。
  テレホンサービスの利用状況は分かるのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺課長。
○宮寺史人総務課長 お答えします。
  皆さん、同報系の無線で町なかのスピーカーから音声が発生されますと、物によっては、3回場所を変えて放送されます。これが終了後、直ちにテレホンサービスが聞けるような状況になっております。残念ながら、この何名がその情報を聞いたかという情報までは、把握できる装置にはなっておりません。つまり、把握できておりません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 平成27年常総市の水害、全半壊家屋が5,000棟以上あったという水害です。その住民ヒアリングの結果によれば、避難指示等の入手手段として、防災行政無線の屋外スピーカー、先ほど言われた、と回答した住民が約5割だったが、避難指示等が聞こえなくて分かりにくかったと回答したのが、約6割だったそうです。
  この水害を受けた常総市は、情報伝達の環境整備を図る「情報難民ゼロプロジェクト」が総務省により推進されていることから、総務省と協力して、平成30年1月に実証事業を行ったそうです。事務事業評価シートにも、自然環境に影響されず、確実に屋内でも聞くことができる戸別受信機等の導入を検討する必要があるとしています。
  屋外スピーカーの課題として、雨や風などの気象条件で聞こえにくくなる。実際に常総市では、救助のヘリコプターの飛行音で聞こえなかったそうです。放送内容を確認できるテレホンサービスが、ときがわ町と同じくあったんですが、災害時は集中してしまい、パンクしてしまったそうです。内容を確認する電話が直接市にかかってきて、混乱が起きたそうです。
  このように、防災行政無線の屋外スピーカーは、音声が聞き取りづらい場合があることから、屋内に戸別受信機を整備することにより、対応することが有効と考えられます。
  先ほど、防災メールがときがわ町にもあるとおっしゃっていましたが、登録数はどのぐらいでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺課長。
○宮寺史人総務課長 お答えします。
  大変申し訳ございません。それについては事前に把握をしておりませんでした。申し訳ありません。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 私が調べたところによると、808名ということでした。
  1万969人の人口のうち808とは、少ないのではないかと思います。これでは、多くの人への情報が伝わらないと思います。
  では、町のホームページでも災害時、周知するのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺課長。
○宮寺史人総務課長 ホームページにつきまして、防災担当からご回答させていただきます。
  防災情報が発せられるときには、町のホームページに赤いバナーが出てまいりまして、災害情報ということで別のページが開くことになっております。そこで最新の情報を逐一、情報発信元は企画財政課のほうにお願いしているわけでございますが、防災対策本部から出す情報を企画財政課のほうでホームページに掲載するという連携に基づいて、情報発信することになっております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 現在、戸別受信機が有償制度がある、実際に今年度は設置するそうですが、戸田市の方に直接聞きました。
  戸別受信機の評判はとてもよかった。それから、この戸田市では、昨年の台風19号のとき、市のホームページを開き情報を得ようとしたが、問合せが集中して開けなかったそうです。また、加須市では、昨年の台風19号で避難勧告をしないまま、いきなり避難指示を発令して、一斉に動き出した住民の車列が10キロを超えるほどの大渋滞に陥ったそうです。
  市のホームページに掲載した避難指示の予告は、実際には広く伝わっていなかった。当時、1,000件近くあった問合せの電話は、防災無線がよく聞こえないといった苦情が多かったそうです。風雨が強まる中で住民に届く情報が足りず、混乱の一因となったと、市は見ています。市長は、混乱を反省し必要な対策を講じたいと述べ、防災ラジオの全戸配布に踏み切ったそうです。
  それでは、障害のある方や外国人の方、どのぐらいの人数がいるのか伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 少しお待ちください。
  お待たせしました。
  現在、身体障害者手帳を持っていらっしゃる方が631名いらっしゃいます。そのほかに、 精神障害者福祉手帳を持っていらっしゃる方が87名、療育手帳をお持ちの方が119名いらっしゃいます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 では、外国人についてお答えします。
  8月1日現在でお答えします。196名の方がときがわ町に住民登録されております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 高齢者を含め障害のある方、外国人の方々に対する取組はどのようにしているのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、障害者と外国人分けてお答えしようと思うんですけれども、障害がある方については、福祉課のほうで把握している災害時避難行動要支援者名簿に掲載をされておるはずでございます。現在、それらの災害が起こったときに1人では避難できない、避難が難しい方について、1名に1人ずつ支援者をつけるというふうな形で動いております。避難情報が出た場合には、そういった方、例えば、聴力に難があるだとかの方は、そういった支援者の方が避難の手助けをするというふうな形で動いております。
  それから、外国人の方につきましては、町民課の担当にお話を伺いましたところ、ときがわ町にいらっしゃっている外国人の方は、職場の研修とかで大体日本語を勉強している方が多いので、窓口でも日本語でご案内ができる状況ですというふうなお話しでございます。
  都市部とは違いまして、旅行者の方だとかはそれほど多くはないので、現在の防災無線の音声発信で、まあまあご理解いただけているんではないかなというふうな感覚でおります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ほかの自治体ですと、高齢者等に関しては、事前にファクス番号または、メールアドレスを登録しておいて、一斉に情報を送信するとか、あと、やはりときがわ町と同じくテレホンサービス、そしてタブレットの利用等がありました。障害者の方に対しては、電話、メール及びファクス、そして、屋外スピーカーのところに赤色回転灯の設置をして注意を促す等、外国人の方に当たっては、自治体がほとんど考えていないというのが現状だと思いました。避難場所とかそういう場所に多言語の看板をつけるとか、そういうふう なことで対処していると聞きました。
  最後に、町長にお聞きします。
  防災対策基本法第56条において、災害に対する予報または警報の伝達は、市町村長の責務とされています。
  令和元年5月18日、山村武彦氏によるときがわ町防災講演会が開催されました。そこで、山村氏が言われたことを覚えていらっしゃいますか。そこで山村氏は、災害はまだ先だと思っていると形式的対策しかできない。ときがわ町でも想定される首都直下地震に備える。いつでもどこでも震度6強に備えると講演されました。
  その備えとして、戸別受信機の全戸設置を考えるべきだと思います。
  平成28年12月の産経ニュースによりますと、144軒が燃えた新潟県糸魚川市中心部の大火の死亡者はゼロで、人的被害が少なかったのは、屋内に設置された戸別受信機が威力を発揮したことが大きい。災害が甚大だった大町地区の区長さんが、屋外で流された防災無線は強風で聞き取りづらく、戸別受信機があったからこそ、すぐに地区の組長に連絡できたと話しております。
  ズボンにベルトとサスペンダーをするのは無駄だと言う人もいるようですが、これまでお話ししたように、防災無線は聞こえない、ホームページは開けない、テレホンサービスはつながらない、メール登録者は少ない、このようにベルトだけでは足りないと気づいた常総市も加須市も戸田市も、大きな災害が起きてから戸別受信機の設置に取り組んでいます。災害が起きてからでは遅いんです。いかがでしょうか、町長。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 去年の山村先生の講演にもあったように、自助・共助、ご近所ということを強く言っておったと思うんですけれども、私は、そのときに避難スイッチ、どこで避難しようという気持ちになるか、そこのところが非常に気にしているところで、じゃ、防災無線で皆さん避難してくださいと言っても、メール配信をしても、台風19号のとき、去年の10月ですよね。なかなか避難をしてくれない。避難をした理由は、遠くの親戚から電話があって、娘が逃げろって言ったからとか、近所の人に言われたからとかというそういう人が多かったんですよ、実は。私は、細かい情報を調べたわけじゃないけれども、あのときに、じゃ、防災無線を聞いて避難した方がどのくらいいるかというところも調査をしたいんです。恐らく、そういう方は少ない。だから、どこで避難スイッチが入るか。これは、ふだんからのやっぱり防災訓練が必要かなと思っております。
  今年、コロナの影響で防災訓練が中止になった。これはやむを得ないと思うんですが、今心配しているのは、その影響で、各行政区の自主防災組織まで防災訓練を中止にしたんですよ。これ、すごく私、気にかけているところなんです。だからぜひ、まず自助、自分の命を自分で守る。自分の家庭で防災会議をやっていただく。それからまた、ご近所の付き合いもきちんとやる。どこで自分は避難スイッチが入るか、決めておかないといけないかなと思っております。それは、訓練をしておかなきゃできないことなんです。
  それから、もう一つ。
  山中議員のご指摘は取り入れないというわけではないんですが、1つ私の考えを言わせていただきたいと思いますけれども、私は消防団経験がありますので、消防団の消防のサイレンの吹鳴ということが、どのぐらい地域の人に危機感を持っていただくかというのを経験しています。ただ、今、消防のサイレンは鳴らせない。なかなか地域の住民のクレームがあったり鳴らせない。それから、防災無線でも、前は火災のときに緊急音声を発信したんですね。今、緊急音声発信しない。あの緊急音声がどのぐらい風が強いとき台風のときでも聞こえるか、これはやっぱり試す必要があるんです。だから、いろんなやっぱり用具を使っていろんな場面を使って、やっぱり避難をしていただく。夜大雨のときに避難をするのは一番危険なんです。何しろ明るいうちに、早めに生活弱者は避難をさせる。ご近所の、あるいはご親戚の方の早い決断が必要かなと思います。それを進めていこうと思います。
  それからまた、小鹿野町で今、取り入れている防災ラジオですか、小鹿野町の町長さんと私、仲がいいので、ぜひ伺って取組を視察してみたいと思いますので、やらないというわけではないので、少し研究の時間を与えてもらいたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 答弁では考えていないというはっきりした回答をいただいておりますが、今のお話を聞きまして、やはり研究をしていただくというふうな方向でやっていただきたいと思います。
  まず、戸別受信機の全世帯への配置は考えていない一番の理由というのは、お金がかかるからということでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お答えします。
  実は、恐らく山中議員と同じ書類を私見ているんではないかなと思うんですけれども、総 務省が調査をした防災無線の戸別受信機の普及促進に関する研究会の報告書というのがございまして、この中で我々自治体も含めて、戸別受信機の導入にいまいち踏み切れないのは、機械が高いからということなんです。
  ときがわ町の防災無線は沖電気という製品のものを使っているんですが、それの戸別受信機は1台当たり15万円。設置費用に外部アンテナを設置するのに10万円。1台当たり25万円かかります。恐らく、山中議員が再三ご指摘のものというのは、一部報道で話題になったこともあるんですけれども、東京テレメッセージというポケベルの会社が、ポケベルの資産を活用して防災ラジオというものを導入できるようになったというのが、平成29年の報道の記事、私見ましたので、恐らくそのタイミングだと思います。
  ご案内のとおり、ときがわ町の防災無線は、平成23年から25年、その東京テレメッセージの防災ラジオの発売のちょっと前に整備したものなんです。そういったデジタル技術というのは日進月歩でありますので、恐らくときがわ町で入れたとき、そのときは沖電気の製品が最良のものとして担当が入れたと。その後に、新しい技術が、ポケベルの会社がそういったものを造るようになったと。デジタル技術は日進月歩でございますので、今後も機械の値段というのは、物すごく下がってくる可能性はあります。私も小鹿野町の担当者と話をさせていただいたんですが、やっぱり防災無線のデジタル化と同時に全部整備したので、戸別受信機が配布できたというふうな話を聞いております。
  ときがわ町も現在整備した防災無線が恒久的に使えるものとは考えておりませんので、時を見て、更新の際にはもちろん、あるいは機器の値段が、今後劇的に下がるような状況であれば限定的に、例えば、身体障害者手帳をお持ちの方ですとか高齢者の方、まずはその辺からの導入を始めるのが筋なのではないかなというふうに予想をしております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 私も調べました。
  小鹿野町が入れた防災ラジオは、1台1万8,000円です。それから、戸田市が入れた防災ラジオは、1台1万円です。その使っている電波によって機種が選ばれると思うんですが、ときがわ町がそれを選べるかどうかということは、私には分かりません。でも、そういった機種もあるということだけは頭に入れておいていただきたいと思います。
  近年、100年に一度とか、今まで大きな地震がなかったところに地震が起きたりしています。災害はいつ来るか分かりません。あのとき備えておけばよかったということのないよう、 前向きに検討すべきと考えます。
  以上で質問を終わります。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時47分)