令和2年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和2年9月2日(水)   
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 報告第 5号 令和元年度ときがわ町決算に基づく健全化判断比率の報告につい
             て
日程第 3 報告第 6号 令和元年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計決算に基づく
             資金不足比率の報告について
日程第 4 報告第 7号 令和元年度ときがわ町水道事業会計決算に基づく資金不足比率の
             報告について
日程第 5 報告第 8号 令和元年度ときがわ町一般会計継続費精算報告書の報告について
日程第 6 認定第 1号 令和元年度ときがわ町一般会計歳入歳出決算認定について
日程第 7 認定第 2号 令和元年度ときがわ町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
             ついて
日程第 8 認定第 3号 令和元年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
             について
日程第 9 認定第 4号 令和元年度ときがわ町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
             て
日程第10 認定第 5号 令和元年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計歳入歳出決算
             認定について
日程第11 認定第 6号 令和元年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計歳入歳出決算認
             定について
日程第12 認定第 7号 令和元年度ときがわ町水道事業会計決算認定について
日程第13 議案第50号 ときがわ町事務手数料条例の一部改正について
日程第14 議案第51号 ときがわ町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関
             する条例の一部改正について
日程第15 議案第52号 町道路線の廃止について
日程第16 議案第53号 町道路線の認定について
日程第17 議案第54号 令和2年度ときがわ町一般会計補正予算(第4号)
日程第18 議案第55号 令和2年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第19 議案第56号 令和2年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第20 議案第57号 令和2年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第21 議案第58号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             1号)
日程第22 議案第59号 令和2年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)
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出席議員(11名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     8番  前 田   栄 議員     9番  野 口 守 隆 議員
    10番  小 宮   正 議員    11番  岩 田 鑑 郎 議員
    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(1名)
     7番  岡 野   茂 議員
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計管理者兼
会計室長
大 野 健 司 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開議の宣告
○岩田鑑郎議長 皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  本日欠席届のある議員は1名、ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和2年第3回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○岩田鑑郎議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○岩田鑑郎議長 これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位4番、質問事項1、乗合タクシーの現状は。
  通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 おはようございます。日本共産党の野原です。一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
  まず、乗合タクシーの現状はということで、乗合タクシーも、はや1年を迎えようとしています。次について伺います。
  1、利用者の声は。
  2、運行収益は。
  3、見直しの考えは。
  以上、お願いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の1、乗合タクシーの現状はについて、初めに(1)利用者 の声はについてお答えいたします。
  乗合タクシーについては、昨年の10月に運行を開始いたしましたが、8月3日現在で410名の方が利用者登録をいただいております。
  今まで利用者の声を吸い上げる特別な手段を講じてはおりませんが、個別の問合せに対して丁寧な対応を心がけ、乗降所の増設などの要望にはできる限りその都度対応しておりますので、今のところ聞こえてきておりません。
  次に、(2)運行収益はについてお答えいたします。
  昨年10月から今年3月までの実績報告によりますと、運送収入は税別で47万546円と報告されています。また、4月からの状況を見ますと、緊急事態宣言明けの6月、7月については予約の数が増加していると感じていたところですが、ここ最近の感染者数の増加によって利用者数がどう推移するか、注視しているところです。
  続きまして、(3)見直しの考えはについてお答えいたします。
  乗合タクシーは、制度開始から間もなく1年を迎えます。現状、具体的な見直し策はありませんが、この機会に今までの運行に関する検証、評価を実施し、併せて利用者に対してアンケート調査を実施することを検討しています。その結果を地域公共交通活性化協議会に諮り、地域公共交通網計画に反映させることで、よりよい地域公共交通施策を推進してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 利用者の声ということで、私も何件かの電話をいただいておりますが、場所によっては個人の考えというか、そういう考えがあると思うんです。やっぱり路線バスの時間帯も、午前中1便で困っている人、そういう声もあります。
  それから、乗合タクシーにおいては、もう少し利便性の向上というのは、やっぱり料金も1つあるんです。ただ、500円の料金、定期を買えば本当に安くなる、その現状を分かっています。その人は、やっぱり定期を買っても利用が1回で終わっちゃったという。それだったら。高く感じますねと。個人的な意見はなかなか反映できないことも私は常々言っているんですが、そこで、ある住民からは、観光客を受け入れているという声を聞いています。これは本来登録制でありますからなかなか難しいと思うんですよね。これを予約制にして、いつでも、町内どこでも、誰でもというふうに方式を変えたのかどうか。
  それともう1点は、乗合タクシーの関係で、待ち時間が多くて、待っていて運転士から請求されたという声があったんです。それは絶対ないと言ったんですけれども、じゃ本人に確 認しろと言ったんだけれども、本人はどこだかなかなか言わなかったんですけれども、それは絶対あり得ないということを言いました。
  以上、声がたくさん来ているのは来ているんですけれども、その点についての総合的な考えは、企画財政課長、どう考えているんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの野原議員のご質問でございますけれども、町長の答弁にもありましたように、乗合タクシーが昨年の10月に運行を開始いたしまして、間もなく1年という中で、ご質問の中にもありましたような観光客を受け入れているというふうなこと、これにつきましては最初からそのような運行方式でやっております。
  ですから、やり方が変わったとかということではありませんで、昨日もたまたま職員が明覚駅へ行ったところ、駅から降りてきた方が、町内の観光施設に行くのに当たって、そこにちょうど停まっていた乗合タクシーに、これが使えるのかどうかと確認をして、使えるというお話で乗っていったというお話も聞いておりますし、住民だけの利用に限定してしまいますと、ご質問の中にもありましたような運行収入というふうなものも上がってこないというのも見えておりますし、そうした意味では、1回使うのに500円という、高いというお話もありましたけれども、そうしたお金を払っていただけるのがやはり観光客が中心になっているというふうにはこちらでは考えているんですけれども、そうしたことからすれば、やはり観光客の利用のほうも受け入れていかざるを得ないというか、受け入れていくべきだというふうには思っております。それが効率的な運行につながっていくんだと思っておりますので、そこのところはそういうことでご理解いただければというふうには思っております。
  あともう1つ、先ほどの待ち時間の分を請求されたとかというお話につきましては、ちょっと私も初めて聞いたわけなんですけれども、そこにつきましては一切そういうことはないはずですので、もし本当にあったんだとすれば、それはご連絡いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 私も、その点は絶対ないということで言い切ったんですけれども、また後ほど行くということで約束しましたから、また聞きます。
  それで、本来の姿は、登録制を予約制のほうに切り替えて観光客受入れということになったんでしょうか。その場でもう予約というか、運転士との話合いですぐ乗れるというか、や っぱり私は、町としては観光客を優先していくことも必要だと思うんですよね。そうしないと売上げも伸びない、大事なことだと思うんですが、本来の姿を変える予約制を重視するのか、その点がちょっと疑問なんですけれども、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、基本は予約でございます。ただ、その予約の時間が空いている時間にそういった観光客等が乗りたいというふうなことで見えた場合には、次の運行までの間にその運行が完結するのであれば、そこは随時受け入れるというふうな方針でございます。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 力を入れることは大事だと思うので、ぜひその点は極力努力していただきたいと思います。
  それから、収益については、私はなかなか黒字というのは難しい現状だと思うんですね。どこの自治体でも、これは大幅な売上げが少ない中で、国・県の補助金、交付金も含めて対応している考えだと思うんですが、これからの中では、やっぱり今言った観光客にも力を入れる、利便性のさらなる向上が必要だと思うんですが、その点は何か考えがあるんでしょうか、伺います。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、先ほども申し上げましたように、基本は住民の交通の維持確保というふうなことがまずありまして、その中で空いた部分について観光客なりなんなり、ビジネスマンもだと思うんですけれども、そうした方に使っていただくことで、より運行収益を上げて、持続可能な交通というふうなものをつくり上げていきたいというふうには考えていますので、そこであえて観光客のためにというふうなことですと、ちょっと意味合いが違ってきちゃうのかなというふうには考えておりますので、今のところは、そうした部分についてはちょっと考えていないところでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 分かりました。ときがわ町の住民に対しての考えも必要だと思うので、分かりました。
  それから、見直しについては、ちょうどもう1年もたつ現状ですから、一定の考えは必要だと思うんです。例えば路線バスとの連携の中で、やっぱり町外へ行きたい人は、ある一定 のバス停まで乗合タクシーを継続していきます。ただ、前半は雨、後半は暑い、こういう中で、なかなかそういう連携的なものが難しい町民に対しての考えが大変だと思うんですね。
  だから、そういう中では、私の考えは、乗合タクシーで町外どこでも行けるようにしてもらいたいという考えが1つあるんですけれども、そこまではなかなか難しいにしても、ある程度の改革は必要だと思うんですね。例えば、今、利用者も含めて、土日、祝日も含めて、ぜひそこも走っていただきたいという声も来ております。そういう中と、あとは時間帯の整備、この2つも必要だと思うんですが、課長、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 荒井課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますが、確かに野原議員おっしゃるとおり、やはりその方の状況によりましては、直接、町外の施設まで乗っていけたほうが、身体的にも大変な場合には利便性が上がるというふうな、おっしゃることは私もよく分かっているつもりなんですけれども、ただ、ときがわ町の公共交通というものを考えたときに、よく私も答弁させていただいているんですけれども、その中で、やはりときがわ町の基幹交通というのは路線バスだというふうにはお話をさせていただいております。
  やはり町外にどこへでも行けてしまうというふうなことになりますと、逆に路線バスの乗客を奪う、ときがわ町が両方運行しているものに対して、乗客を奪い合うというふうな形になってしまいますので、それによって路線バスの乗降人数が減ってくるというふうなことになりますと、今度は路線バスを廃止する、しないというふうな話にまで行ってしまうというのがちょっと心配しているところでございますので、そこのところは、そういう状況的に、身体的なものですとかそういうふうなもので難しいという方につきましては、ピンポイントでそれが使えるようにできるのかどうかということも含めまして考えていきたいとは思います。
  また、お話の中にもございましたように、土日ですとか時間帯、この辺も、ここで1年経過するという中では見直す時期には来ているのかなと。やはり住民の皆さんの利用に合わせて変えていくというふうなことは対応していきたいというふうには思っておりますので、そこのところはもう少し待っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 路線バスとの連携も含めて、例えば土日に運行する場合は路線バスの本数、それを少し変えるとか、何かの方向でやれば十分可能だと思うんですよね。そういうことは必要だと思うんです。
  それと、私は、今、客の奪い合いとかいうことを言っていますけれども、例えば越生、鳩山とも行き来を十分にできるように連携をしてつながれば、越生、鳩山のお客もこっちへ来る、そういうことも含めてやればもう少し広がりがあるんではないかと。ぜひそういうことを踏まえて、今、課長が答弁されましたことを重視して改革を進めていただきたいと思います。
  この問題については終わりにします。
○岩田鑑郎議長 いいですか。
  質問事項2、町の財産(土地)の有効活用を。
  通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 町の財産(土地)の有効活用について伺います。
  町には多くの町有地があるが、売却も含めた有効活用について町の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の2、町の財産(土地)の有効活用をについてお答えいたします。
  町有地の有効活用につきましては、町の施策を検討する上で意識をしてきたところであります。これまでも、貸出しをしたり、町で活用が見込めない土地については売却したり等の対策を行ってまいりました。
  有効活用の事例として現在取り組んでいるのは、大字関堀地内の分譲地の整備でございます。現在、測量・設計業務に着手したところであり、この後、移住・定住の促進に向けた事業に活用していく所存であります。
  今後も最大限、町有地の有効活用を図り、財源の確保、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 町有地のこの問題については、私の考えはどうかなと思うんですが、本来、農地を管理運営することは行政はふさわしくないと私は考えているんですね。
  そこで、私のところに平成11年のコピーがありますけれども、旧玉川村で農地をたくさん買った経歴があるんです。金額にしては1億7,357万もある。その農地をいまだに、先行取得して目的を持った取得なんですが、農地、田んぼ、畑、当時34筆ありましたが、目的に供 されず活用されていない土地がいまだに多くある現状が生まれています。やっぱりこの中では、行政財産、それと普通財産、財産が分類されておりますが、普通財産は売買、売却できると思うんですよね。
  そういう中で、資料を以前、町から頂いたのは、先ほど言ったこの地目の中では、残された、目的に供されずに活用されていない土地がまだたくさんある資料。それから、売却可能な町有地の一覧、これも頂いております。確かに今回、町有道廃止の手続等が議案の中で出ています。これは関堀は住宅地としてやるという計画ですが、その計画も含めて、1つは、普通財産の売却できる働きかけをぜひやってもらいたい。この資料を見ますと、管轄、管理運営は産業観光課と企画財政課になっているんですよ。だからぜひ、どっちもどっちじゃなくて、企画財政課一本に絞ってこれを積極的にやってもらいたい、1つその願いです。
  それと、農地については、隣接土地所有者があります、必ず。そこで、隣接土地所有者に、農業従事者に提供してやる。それも売買の一つの手だと思うんです。それから、大字関堀地内が若者定住を進めるために土地の売買、これをやっています。だから、そこのところの管理も企画財政課、普通財産の売却、農地としての隣接土地の売却等も含めて、以上3点的なことですが、課長、答弁お願いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 野原議員のご質問にお答えいたします。
  先ほど野原議員、平成11年の資料というふうなことで、ご覧になりながらご質問いただいたわけでございますけれども、その中でも、いまだにやはり活用されていない土地というか、購入した当時から現況が変わっていないような状況の土地が実際にあるというのが現状なところでございまして、そうした土地につきまして、私も企画財政課で普通財産のほうの管理をさせていただいている中で、いろいろと試みてきたつもりではおります。
  そうした中で、できるものについてはできるだけ処分を、また活用をというふうなことで図ってきた中で、先ほどご質問の中にもありましたような、農地の場合には隣接する所有者の方に売却という働きかけというのも実際に行った経緯がございます。
  また、どうにか買い手がつくような土地につきましては、これはお叱りを受けるかもしれませんけれども、購入した当時の価格からすると、今、売ろうとしても全く合わない金額でやらざるを得ないという状況もあります。そうしたことも承知の上で処分をしてきたというふうなところも、平成25年以降で約2,000平米、1,300万ほどの収入を上げているというふうなこともございます。
  そうしたことはしっかりとやってきている中で、今現在残ってしまっているものについてはなかなか難しいというふうなところがございますので、ご質問いただいたような中でもう一度視点を変えて、何か使えたり処分ができたりというふうなことは考えていきたいとは思いますけれども、なかなか思うように進まないんじゃないかというところがちょっと私の感じているところでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 なかなか難しいことは分かります。当時のお金で売買は、また難しい。そして、そこに土地の利用価値がと。道路がない場合はできないところだったり、いろいろあるところで、どうしてそういうところを買ったのかということも不思議ですけれども、この職員の中には携わった職員はいないと思いますが。
  そういう中で、先ほど私が言った1つの課に絞って売買、その手だてをする働きかけは私は大事かなと思うんですが、その点はまだお答えいただいておりませんが、その点も含めてもう一度。
  それと、農地としては、裏宿というところは隣接土地所有者に売却している経緯があるんですね。あとはなかなか。
  ただ、私は、この農地について、草刈り、管理委託をしている場合は町の税金が使われているわけなんですよ。だから、そこのところの負担を考えた中でやっぱり処分をしたほうが財政的にも楽なんではないかなということを訴えたいんですけれども、課長、先ほどの答弁と含めて、もう一度お願いします。
○岩田鑑郎議長 荒井課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますが、先ほど私も答弁の中でそれを漏らしてしまいました。申し訳ございませんでした。
  一体的に企画財政課のほうで考えていくべきだというふうなお話をいただきました。行政財産であると、やはりそれは目的があっての財産ということになりますので、そこについて企画財政課で処分を進めるというわけにはなかなかいかないわけなんでございますが、これを行政財産の目的を廃止した上で、普通財産という位置づけにした上で、企画財政課のほうに管理を移管されるというふうなことになれば、そこは企画財政課のほうで総体的に見て処分のほうを考えていけるというふうな状況になりますので、そこのところは内部の手続になりますけれども、そうした手続を取って企画財政課のほうで考えていきたいというふうには 思っております。目的がなければというふうなことが前提になりますけれども。
  それと、今現在、普通財産の管理を企画財政課で行っているわけでございますが、草刈りで1年終わってしまうようなものが多くあります。今回の元年度の決算におきましても、草刈りの費用として委託費で18万6,728円の執行となっております。大体、年に3回から4回の草刈りをしないと、どうしても近隣の住民の方にご迷惑をおかけしてしまうとかというふうなこともありますので、これは定期的に行っているわけでございますが、大体15万から20万ぐらいの間で年間かかっているというふうな中では、そうした経費でもやはり少しでも減らしていけばその辺は浮いてくるわけでございますので、先ほどの答弁の中でもお話しさせていただきましたけれども、難しい状況ではありますけれども、また考え方を変える中で、処分できるものについてはどうにか頑張っていきたいなというふうには思っているところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからも答弁させていただきますが、野原議員の話の中にもありましたように、昔、取得した土地について有効活用されていないということで、町の事業を進める中で土地の取得というのが大きな課題でもあるわけです。そういった課題があって、それを解決するために、当時、あらかじめ代替の土地等を取得しておくというような目的もあったと思うんですけれども、そういった形で取得していくということも、その当時の中での判断ではあったのかなというふうに思います。
  いずれにしても、現時点の中ではその土地が有効活用されていないという事実があるとすれば、それを数年前から企画財政課を中心に、処分という言い方がいいのかどうか分からないんですけれども、整理していくという形で、造成として売っていくとかいうふうな形も進めてきたところであります。藤坂の分譲地でも、移住・定住に合わせた形でそれをやっていくということで今進めているところでありますけれども、そういった土地に対する管理料等もやはりかかるわけなんで、それを地域の活性化等の目的の中でできるだけ有効に使っていく方法については、先ほど隣接農地の所有者にお話をするとかという案もありましたけれども、それらも含めながら、町としてはその辺の土地について整理していくといいますか、そういう形で考えていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 副町長、その趣は分かりましたのでぜひお願いします。
  それから、この売却可能な土地というのは、玉川と関堀、それから大野にもあるんですよね。もう一度そういう点も含めてしっかり把握していただいて。
  それと、旧玉川村の問題については、私はこの間、資料で全部地図も渡しましたので大体どこの土地だか分かると思うので、もう一度、目で見てそこのところの判断はできると思うんです。
  それから、農地についての問題ですが、ぜひ産業観光課長にも農業委員会にも働きをかけて連携を組んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 農業委員会との連携といいますと、農地の有効活用というふうなことでですか、それとも農転のような関係。
          (「そうそう、農転も含めてね」と呼ぶ者あり)
○坂本由紀夫産業観光課長 農転も含めてということですか。
  農業委員会のほうでも、ここの細かい案件までは恐らく把握はしていないと思います。また機会を設けまして農業委員会のほうでも相談をかけてまいりたいと考えます。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 農業委員会との連携等を含めて、たしか2万7,000ぐらいの話合い、決算の中であると思うんですよ、主要な政策の成果で。だから、委員会も含めてその議題としてそこに乗せて話し合いして、やっぱりそこで農転かけて、宅地造成できたり売却もできる話もあるので、そこのところは積極的に働きかける必要があると思うんですよ。
  今、公有財産も含めて、財産の問題、管理がこれから大変厳しくなると思うんです、全体から見てね。だから、そこのところはやっぱりもう今からでもきちんとした目を配っていかないと、人口減少、それからそこを管理する運営費もかかりますので、ぜひそういうところも含めていただきたいと思います。
  全体としてはこれが大事だと思うんですよね。ぜひ今言ったことも含めて、この資料の中では管理部署は産業観光課、それと企画財政課がありますけれども、ほとんどこの普通財産は企画財政課に入っていますので、この部署を1つに絞って、例えば2つあるというと、どっちも譲りっこして動かないんですよね。1つにして積極的に動く姿勢を示せばいい方向が生まれるんではないかと思います。ぜひその点も考えていただきたいと思います。
  では、それを期待して、一般質問を終わりにします。ありがとうございました。
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○岩田鑑郎議長 続きまして、発言順位5番、質問事項1、妊産婦への寄り添った支援を。
  通告者4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 議席番号4番、小島利枝でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき2項目の一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、妊産婦への寄り添った支援を。
  新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、妊産婦は、日常生活等が制約され、自身のみならず、胎児・新生児の健康等について強い不安を抱えて生活をしている状況にある。また、予定していた里帰り出産が困難となり、家族等による支援を得られず、孤独の中で産褥期を過ごすことに不安を抱える妊婦もいる。
  以下の支援について町の考えを伺う。
  (1)不安を抱える妊産婦に対する分娩前の新型コロナウイルス検査の費用補助。
  (2)オンラインによる保健指導。
  (3)産前産後の家事、育児等支援サービス。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の1、妊産婦への寄り添った支援をについてお答えいたします。
  まず、(1)不安を抱える妊産婦に対する分娩前の新型コロナウイルス検査の費用補助についてですが、町独自での補助ではなく、国が進める新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策事業の一環として、埼玉県や政令指定都市等が実施主体となり、検査費用の補助を実施する事業を啓発してまいります。
  この分娩前のウイルス検査は、かかりつけの産婦人科と相談し、発熱等の症状がなくても不安解消のため検査を希望した妊婦に実施するもので、埼玉県が埼玉県医師会と契約を進め、9月1日より実施予定となっております。
  次に、(2)オンラインによる保健指導ですが、妊娠届時に妊産婦の心のケア無料オンライン相談窓口を案内し、対応しております。こちらは、埼玉県内で妊婦健診を受けている方、分娩を予定されている方、産後に埼玉県に在住されている方を対象に、埼玉県産婦人科医会 が無料で行っているものとなります。
  次に、(3)産前産後の家事、育児等支援サービスですが、出産などで一時的に支援の必要な方につきましては、社会福祉協議会で実施している地域支え合いサポート事業を案内しております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 コロナ禍における妊産婦の不安に寄り添った支援として、国の第2次補正予算に、新型コロナウイルス流行下における妊産婦総合対策事業が組み込まれました。それを踏まえて、ときがわ町としての考えを伺います。
  (1)分娩前の新型コロナウイルス検査の費用補助について、こちらのほうは答弁をいたさきましたが、9月1日から県のほうでやっていただけるということですが、こちらの実施予定の流れ、実施方法、対象者、費用負担について伺います。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  埼玉県では、9月1日から事業を開始されまして、対象者等について発表がありました。対象者につきましては、埼玉県内に住所を有する妊婦または出産のために埼玉県に里帰りをしている妊婦の方、それと検査を希望する方、分娩予定日がおおむね2週間以内の方、それと発熱などの感染を疑う症状のない方が検査対象ということになっております。
  検査を受けるに当たりましては、かかりつけの産科医に相談の上、そちらを紹介していただくという手順となっております。
  費用につきましては、個人負担はなしということで伺っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 住民票がない里帰り出産の方へも対応していただけるということですが、この方は病院でその旨を伝えればできるということでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  詳しい手順についてはまだちょっと県から示されておりませんので、8月28日の県のホームページで、記者発表内容の部分しかちょっと私は把握しておりません。その中では、かかりつけの産科医、機関から事前に説明を受けていただいた上で、不安があるということを申 し出ていただいて、そこから検査機関を紹介してもらうというような形で手続を取っていくんであろうとは思っておるんですが、今のところ、ちょっと詳しい手順、案内等は届いておらない状況です。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 新型コロナウイルス感染症に関して不安を抱いている妊婦に対し、その不安を解消するために、希望する妊婦に対し速やかに実施していただきますようお願いいたします。
  この(1)は以上です。
  続きまして、(2)オンラインによる保健指導について。
  今回のコロナ禍により、妊産婦、乳幼児に関わる母子保健事業はどのように対応したのか。
  1、緊急事態宣言時、2、解除後の実施状況について伺います。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  緊急事態宣言時につきましては、当然ながら対象者の方との接触は行っておりません。電話等のやり取り、あるいはその家に訪問しまして、子供さんの体重等を量りたいという方なんかもいらっしゃいましたので、体重計を持っていって玄関に置いて、玄関からお電話で持ってきましたということでそれを受け取っていただいて体重を量っていただき、またそれを玄関に出していただく。それで、電話で、何キロでしたとかというような報告をいただいて子供の体重の管理はしたところです。
  その後、解除後につきましては、昨日の神山議員の答弁の中にもありましたけれども、健診については再開をいたしまして、通常は集団で行っておるんですが、時間を指定しまして個別に近い状態で健診、相談等を受けておるところです。それと併せまして、心配のある方については随時、電話等で相談、あるいは気になる方については、状況等の確認の電話を入れているという対応の仕方をしているところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 体重計を持っていっていただいたり、きめ細かい対応をしていただいていることは感謝申し上げます。今後、新しい生活様式、ウィズコロナを見据えて、今後の母子保健事業をどのように行っていくお考えか伺います。
○岩田鑑郎議長 山口課長。
○山口清史町民課長 今後の対応ということなんですけれども、今まで、ここのところやっているような状況を引き続きやっていくということは継続になるんですが、いずれにしましても、ときがわ町出生者数、この4月から8月いっぱいまでで10人という届出を受けております。対象者が物すごく少ない中で子育ての支援をしていくわけなんですが、1人1人の子供さんまたは保護者の方たちを十分把握できる人数でありますので、1人1人に細かく目を配りながらやっていけると思っております。
  また、希望がある方については、保健センターに来ていただきながらの相談も随時受けられる状態となっておりますので、そのような形で、今後のウィズコロナの生活様式の中ではやっていきたいという考えでおります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 保健事業に関わる職員の皆様のきめ細かい対応は十分承知しております。しかし、感染拡大の波が第2波、第3波もしくは終息しても、地球環境の変化により新たな感染症もあり得るという識者もいます。
  今回のコロナ禍で、人と人の接触を避けるため、オンラインが様々な場面で使われ始めました。今後を見据え、保健事業の中にオンラインを取り入れていくことを検討してみてはいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  オンラインでのやり取りということなんですけれども、近隣ですと、小川町がZoomとかを使った子育てサロン的なことをやり始めたということはお聞きしました。そのほかの町では、なかなかまだ1対1のオンラインを使った相談とかというのはちょっと取り組んでいないところなんですけれども、こういう時代ですので、検討はする必要があるということは承知しておりますし、子供さんというよりは、高齢者の方を非常に心配しておりまして、高齢者の顔がなかなか見にいけないというのが、保健事業としてはちょっと心配しておるところです。
  そちらも含めまして、ちょっとこの後研究させていただきながら、手軽にできるような仕組み、方策があれば取り組むことも検討したいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 住民の中ではオンラインウェブ会議が生まれ、こどもオンライン給食など工夫したイベントが行われています。感染症と共存していく社会の中で、町の事業においても、実施方法に新たな手段を取り入れることを積極的に考えていただきたいと思います。
  先ほどお話がありました高齢者も、もちろんお顔が見えないということで、この子育て関係だけではなく、ぜひそこら辺も考えていただき、オンラインを検討していただきたいと思います。
  続きまして、(3)産前産後の家事、育児等支援サービスについて。
  この産前産後、答弁の中では地域支え合いサポート事業のお話が出てまいりましたが、もう1つ、ファミリーサポート事業も産前産後に利用されているかなと思います。こちらの利用状況を伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 ただいまの質問にお答えさせていただきます。
  ファミリーサポート事業につきましては、ファミリーサポートセンターにおいて、緊急サポートセンター事業と併せて、令和元年度の利用状況が2件でございました。また、その前の年、平成30年度におきましても2件の利用となっております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では、今回のコロナ禍により、このファミリーサポート事業、地域支え合いサポート事業の実施状況、行われたかどうかとかその辺を伺いたいと思います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 現在のところまだ利用状況がございません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 コロナ禍でもこの事業が緊急事態宣言時も行われていたのでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 緊急事態宣言のときでも利用可能な状況となっておりました。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 国の第2次補正予算で、里帰り出産ができず親族の支援が得られない妊産婦に、育児などの支援サービスを提供するとありますが、公共の支援は、こちらのほう はストップしていたのかなと私思っていたんですが、継続してやっていただいたということで、もしこちらのほうがストップしていた場合、民間業者もかなり今ヘルパーさんとかのものがあるんですが、こちらのほうを利用する方がいるかなと思いまして、こちらのほうの国の補助事業として利用することができるのか伺います。
  分かりにくいかな、すみません、この民間業者を利用するに当たって国の補助事業を利用することができるのか伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 ベビーシッターの利用につきまして、県内の状況は確認してきましたが、埼玉県及び各市町村でベビーシッターの助成事業をやっているところは見受けられませんでした。
  国の利用については、すみません、確認しておりません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 今回の第2次補正予算の中にも、里帰り出産ができない方たちの支援ということで、国のほうで補助をしていただけるという部分があったもので、もし公共のものが使えなかったならば民間のものを使っていただくことができるかなと思い、この質問をさせていただきました。
  では最後にまとめとして、新型コロナウイルス感染症に対して不安を抱える妊産婦に寄り添い、安心して出産できるよう、国の補助金を活用するなど工夫して町の支援を進めていただきたいと思います。
  この質問は終了させていただきます。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、子育てアプリの導入を。
  通告者4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 質問事項2、子育てアプリの導入を。
  新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛要請の影響により、子育て支援制度の利用機会が減少するなど、自治体と子育て世代を取り巻く環境は大きく変化している。
  以前、一般質問した子育てアプリは、大切な情報を素早く届けることができ、また非常時などの対面での対応が難しい場合でも、自治体による子育て支援をオンラインで届けるなど、環境の変化に合わせたサポートが可能。子育て支援の新しい生活様式の一助として子育てアプリ導入の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の2、子育てアプリの導入をについてお答えいたします。
  埼玉県では、埼玉県公式スマートフォンアプリ「ポケットブックまいたま」をダウンロードすると、県内のイベントやグルメ、県立博物館などの施設情報を確認したり、「パパ・ママ応援ショップ優待カード」を表示したりする等のサービスを行っています。
  町では、ホームページにおいて、妊娠・出産、子育て支援施設、保育園・幼稚園等の情報を掲載するとともに、予防接種や乳幼児健診の案内は全て個別通知にて実施をしております。他市町村のように、予防接種の予診票も出生時に一括でお渡しするのではなく、接種時期に合わせて個別に通知することで接種率の向上に努めております。
  町では、通知の対象者も少なく、またスマートフォンを持っていない方もおり、アプリ開発費用、管理運営費などの費用対効果も考えますと、広報、ホームページや個別通知にて周知を行うほうが利点が大きいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 この子育てアプリが導入できない一番の理由というのは、対象者が少なく、費用対効果が少ないという意味合いでよろしいんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 今お話しにありましたような理由もありますが、もともと埼玉県でやっています「まいたま」というこのアプリなんですが、こちらにつきましては、「まいたま」の「まい」が毎日情報を発信していくという意味合いで立ち上げた事業になっておりますが、なかなか、この毎日新しい情報を発信していくというのはかなり大変な状況のようです。
  こういったことも含めまして、実際には対象者が少なかったりとかというところが主な理由となっております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 アプリもいろいろな形のものがありますが、まず1つは、母子手帳と併用して使うような予防接種の関係、記録管理等を行うもの、また、それにプラス町の情報ということでやっているところが多いかと思います。それプラス、毎日、先ほど発信するというものがありましたが、そのあれは別会社にもなるとは思いますが、毎日その方に合った 情報を送るというシステムもあります。
  こちらのほうの費用に関しましては、導入するときは大体もう形ができているので、設置費用はありません。ただ、毎月2万円、3万円ぐらいの費用はかかっていくと思いますが、そういう毎日つながるということは町とつながるということで、このアプリはとてもいいと私自身は思っております。
  このホームページがうちの町にはあるのですが、そちらのほうにつながっていただきたいという趣旨でございますが、1つお願いがございます。
  子育て支援だけではなく、ホームページのところを見ますと、情報が更新されていないのがたまに見受けられます。子育て支援に関しても、すぐにでも分かりたい情報が古いままになっているというのは、ちょっと町民の方にとっては、せっかく見たのに、あらっという感じになってしまうと思います。その辺はしっかり、ホームページを利用していただくならば、チェックのほうを漏れなくやっていただきたいと思いますが、その辺のほうはいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 ご指摘いただきましたとおり、なるべく新しい情報を常に掲載するよう努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 では最後に、子育てアプリは、子育て世代の多くが日常的に利用しているスマートフォンで、簡単便利で安心・安全に妊娠中の健康管理や子供の成長を管理でき、必要な人に、必要なタイミングで、必要な情報をプッシュ提供することができます。そして、不安感の解消、施設・事業の利用促進、孤立化の予防、効果的・効率的な情報伝達を図り、子供を産み、子育てがしやすい町の環境づくりの一助となります。
  人と人が直接合って触れることが一番いいことは分かっています。それが難しい時代になってきた今、子育てアプリを通して、町は、私たちはいつも見守っているよ、安心して子育てをしていいからねというメッセージを送り続け、町とつながっている安心感を持ってもらえるのではないでしょうか。今後も、町全体で子育て世代への応援をお願いいたします。
  以上で私の質問は終了させていただきます。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
  再開を10時40分といたします。
                                (午前10時25分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時40分)
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          ◇ 杉 田 健 司 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位6番、質問事項1、指定避難所の対応について。
  通告者1番、杉田健司議員。
○1番 杉田健司議員 議席番号1番、杉田です。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、指定避難所の対応について。
  熊本に甚大な被害をもたらした集中豪雨による災害が、日本各地どこでも発生する可能性がある。町でも昨年の台風19号による被害があったが、コロナ禍で避難の在り方、考え方を変えていかなければならないと思われるが、町の考えを伺う。
  (1)収容人数を減らすなどして対応している自治体の事例を聞くが、多くの避難者が訪れた場合、町の対応は。
  (2)防災行政無線、ハザードマップ等により住民は避難されると思うが、最新のハザードマップ作成の進捗状況は。
  (3)車での避難が多くあると思われるが、駐車場は十分確保できるのか。
  お願いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 杉田議員ご質問の1、指定避難所の対応についてお答えいたします。
  まず、(1)収容人数を減らすなどして対応している自治体の事例を聞くが、多くの避難者が訪れた場合、町の対応はについてですが、昨年10月の台風19号、後に命名された令和元年東日本台風のときに、多くの方が利用した小中学校体育館に関しましては、学校管理職と連携し、教室棟にも避難いただける体制を取ることができるように調整させていただきました。
  体育館内の感染予防対策につきましては、7月の臨時会におきまして、新型コロナウイルス感染症対策防災用品購入費を増額補正いただいておりますので、家族ごとに利用していただくテント等の購入を進め、いわゆる3密を防ぐ対策を講じてまいります。
  また、コロナ禍における新しい生活様式においての避難行動として、在宅避難も選択肢の1つです。土砂災害の危険区域や浸水の危険がある地域にお住まいの方以外は、自宅の安全な場所に身を置くなど、在宅避難を広報でご案内させていただきました。
  次に、(2)防災行政無線、ハザードマップ等により住民は避難されると思うが、最新のハザードマップ作成の進捗状況はについてですが、令和2年8月27日に入札を終え、委託業者が決定し、委託契約期間を令和3年3月26日までとしております。
  今回新たに作成するものは、住宅地図をベースに調製し、より見やすく、避難行動を取る上で分かりやすいハザードマップの作成に努めてまいります。また、完成後には全戸に配布しますので、防災活動にお役立ていただきたいと思います。
  次に、(3)車での避難が多くあるかと思われるが、駐車場は十分確保できるかについてですが、令和元年東日本台風では、本町でも指定避難所の駐車場が満車になるような状況も見受けられました。これを踏まえ、指定避難所となっている学校においては、状況に応じてグラウンドの開放を行うとともに、指定避難所となっている町営グラウンド等へ移動していただくなどの対応を考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 指定避難所の対応なんですけれども、非常に台風19号のときに避難所に多くの方が訪れて、758名ですか、体育館関係ですね、聞いております。その場合、密になる可能性が非常に高いのはもう誰しもが分かることだと思うんですけれども、指定避難所は、各集会所等もありますけれども、そちらに職員等も出向いてしまって、訓練もしないで避難者がいっぱい来てということになると、非常に町の対応は苦慮すると思うんですけれども、そのマニュアルというか、そういったものの作成をするお考えはあるのかどうかをちょっとお聞きしたいんです。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答えいたします。
  現在のところ、指定避難所を開設する場合のマニュアルは既にございまして、その中には、まず第1に役場の本部に来てもらって、必要な物資を持った上で、鍵を持った上で避難所に向かって、開設をしましたら、地域の区長さんに、開設をしましたの連絡を入れてくださいなどを記述したマニュアルがございます。
  今回、コロナ禍における避難行動については、このほかに、例えば入り口で、今度は避難 所に持っていくグッズの中に非接触式の体温計ですとか健康観察シートなどを入れる必要があると思いますので、それらの対応を書き加えて、あるいは人数制限とかの記述も必要なのではないかなというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 せんだって新聞をちょっと読みましたら、東松山市で避難開設訓練ということで、多分、皆さん、新聞等見られる方は見ているかと思うんですけれども、対応訓練を課内というか職員でやったという新聞ではありました。そこには、訓練は震度6弱の地震の発生を想定して取り組んだということです。受付のときの体温とか体調のチェックはもとより、当然、区画割りを、職員の方が事前にブルーシートを敷いて位置を決めたり、非常に細かい対応を多分されたと思うんです。
  ですから、避難される方が密になってコロナに感染となると最悪なことになりますので、その辺のことを職員が要するに連携をされながら訓練等をしていかないと、ましてや地域の集会所においてはその職員の方を配置するのも限界があるでしょうし、そういった場合にどこまで対応できるかというのは、訓練でしかちょっと確認ができないかと思われます。そういった訓練の想定は非常に危惧するところがあるんですけれども、そういった訓練の予定はこれからあるんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 東松山の避難所開設訓練を引用されまして、様々なご提案ありがとうございます。
  杉田議員も恐らくお感じになっているかと思うんですが、杉田議員、ご案内のとおり元消防団長ということでご活躍された方でありまして、昨年の東日本台風のときに実際に21か所、当時21か所避難所ございまして、これの開設の担当ということで職員が21名現場に出向いてしまうと、防災計画にある避難所の応急対応の人数が極めて限られた人数になってしまうであるとか、あるいは職員が消防団員を兼ねている関係で消防団活動に参加できなくなってしまうというふうな、そういう現象が改めて分かったわけでございます。恐らく、杉田議員もこのあたりのことを恐らく心配されてのご発言ではないかなというふうに考えております。
  我々としましても、この21か所の避難所を風水害のときに全部開ける必要性についても今後考えていくと。昨年の東日本台風の教訓として、各集会所、体育館、公民館、様々な形、大きさの建物があるんですけれども、体育館、公民館、保育園、そのほか保健センターです とか役場関係の建物、これらの6か所で約9割の人が避難をされております。671人、89%の人が、より大きくて堅牢な建物に避難をされたと。調べてみますと、当時、一番雨の強いときで時間当たり46ミリの雨が降りました。その中で、強い風が吹いている状況下においては、地域の集会所より、より頑丈な建物、大きな建物を好まれたのではないのかなというふうに分析をしております。
  このことを教訓に、防災計画上の応急活動に参加できる職員の確保、それから消防活動に参加できる職員の確保という意味で、避難所の開設を、災害のパターンに応じて開設するところを分けていくというふうな取組も必要なのではないかなと。あるいは、杉田議員ご指摘のそういった実践に応じた訓練の実施等も至急に整えていって実施をしていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 大変ありがとうございます。
  確かに、訓練をしないで本番が来てしまうのが災害でございますので、(2)にも触れておりますけれども、ハザードマップ等で避難をされるんですが、住民たちは。今回、進捗状況を改めて聞いたんですが、3月26日までという答弁でございましたので、なるべく早くこれを作成できる方向性でいかないと、災害は待ってくれないと思うんですけれども、そういった部分は早くできるような状況はできるんでしょうか、お願いいたします。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 早めてというふうなご質問でございます。
  極力早く新しいものを町民の元にお届けするというふうな意味合いでは、我々も最大限の努力をさせていただきたいと思います。
  なお、現在お配りしているハザードマップも、住宅地図を活用したものではなくて航空写真を活用したものではありますが、それについてもまだ使えますので、現在配布してある家庭につきましては、現在のハザードマップをご活用いただきまして、防災活動にお役立ていただければというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 早めに確かに作成されるのはいいんですけれども、今回コロナ禍がありますので、その辺もそのハザードマップに書いてあれば、住民のほうは何を持っていった らいいだとか、そういった部分もきめ細かく載っていたほうがいい場合もありますので、その辺も慎重に考えながら作成していただければと思っております。
  (3)の車の避難の関係なんですけれども、基本的に住民たちは多分、車の避難が一番多いかと思われます。近所に指定避難所がある家は歩いてこられる方もいらっしゃいますけれども、その場合、コロナ禍もあるので、車で来て、車の中にいたほうが安全だという判断をする方も中には当然いらっしゃるかと思われるんですけれども、地域の指定避難所は、ほとんど駐車場がない場所が多いかと思われますが、その辺の対応というのはどういう形を取られているんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答えいたします。
  ご案内のとおり、地域集会所は原則、大きな駐車場を抱えておりません。つまり、近所の方が歩きで訪れるようなイメージで、さほど大きな駐車場を備えていないのが現状であります。
  先ほど申し上げましたとおり、集会所に避難した方が昨年の東日本台風のときで87名でありまして、地域の集会所の駐車場がいっぱいになったというふうな話は私自身は聞いておりませんが、大きな公民館、玉川公民館周辺の駐車場は確かに満車になりまして、満車になった時点で、玉川保育園ですとか、そういった近隣の避難所のご案内をさせていただきました。
  平均しますと、大体1家庭当たり大体2.何人の方が、世帯数と人数を把握しておりますので、1家庭当たり2.何人というふうな数字が避難の単位ということで、それだけの車が集まるということでございますので、駐車場の確保というのはやはり最大限に努めていきたいというふうには考えております。
  なお、玉川公民館の近くには玉川中学校等の駐車場もあり、場合によってはグラウンド開放も可能だと思いますので、そちらのほうのご案内も可能かというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 あと1点のみです。急傾斜地の関係なんですけれども、和光市では撤去補助費用を補助するという、やはり新聞記事がございました。8月27日付ですね。和光市は、26日、崖崩れの危険性がある急傾斜地の家を解体・撤去する場合に、1戸当たり97万5,000円を上限に補助金を独自に交付すると発表したと、こういう新聞記事がありました。基本的に、和光市ですからさほど箇所数がないのかなと思いましたら、土砂災害警戒区域が 24か所あり、うち19か所は急傾斜地やその直下の特別警戒区域、レッドゾーンに指定しているということです。
  ときがわ町は、この比ではないんですけれども、急傾斜地、土砂災害警戒区域は補助の考えはあるかちょっとだけお聞きしたいんですけれども、撤去費用に関してですが、すみません。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 それではお答えいたします。
  この和光市の撤去の97万円という、読売新聞に載ったと思うんですが、こちらの考えがあるかと、町のほうでそういったものができるかということなんですが、実際にその特別警戒区域ですと県の急傾斜地のメニューがあります。そういったメニューでまずは対策をしてもらうと。
  実際、和光市の担当の人にも聞いたんですが、ここは何軒かやっぱりあるんですね。埼玉県だと5軒以上の場合には対策事業の対象になっています。ここも、実はその新聞の後のところに、あとは県で事業をするというふうに書いてあったと思うんですが、そういった対策工事のほうで、県事業になるんですが、そちらのほうの対応ということで、町のほうで解体について補助という考えは今のところはございません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 急傾斜地が多い地域なので、当然どの家庭も、そういう地域にいる方は非常に困っている部分もある現状があると思いましたので、ちょっとご質問させていただきました。避難をする上で、やっぱりそういった部分の方々も避難をされるかと思われます。事前にそういった部分を考えておいていただければよろしいのかなと思いました。
  台風9号も来ておりますけれども、沖縄に。台風10号も発生しまして、また九州のほうに向かっている状況です。今までのハザードマップもそうなんですけれども、コロナもあって、住民たちは非常に不安に思っていると思われます。どこに逃げていいかというのはやっぱり自分の判断、町長も言っていましたけれども、自己判断でしかないと思います、私も。要するに、その動きができるかできないかが命の分かれ目になってしまうと思いますので、その辺を少しでも減らせるように今後ともよろしくお願いしたいと思います。
  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。
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                     ◇ 小 宮   正 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位7番、質問事項1、弓立山について。
  通告者10番、小宮正議員。
○10番 小宮 正議員 10番、小宮です。議長のお許しをいただきましたので、1問質問させていただきます。
  弓立山についてということで、今年度、町は弓立山の一部を取得する予定だが、これからどのような計画があるのか。また、第二次ときがわ町総合振興計画の中に観光資源の見直しと掘り起こしとあるが、観光地として利用する考えはあるのか。
  よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小宮議員ご質問の1、弓立山についてお答えいたします。
  弓立山は、低山ハイキングを楽しむ登山者が数多く訪れる町有数の景勝地として知られており、現在、この山頂周辺には、平成25年5月に発生した山林火災の跡地における企業の森づくり活動により、花木の植樹が進められております。
  小宮議員ご指摘のとおり、第二次ときがわ町総合振興計画では、施策の1つとして「地域の魅力発揮による観光の活性化」を掲げ、観光資源の見直しと掘り起こしを図ることとしており、将来的に魅力の度合いがさらに増すことが期待される弓立山について、地権者からの売却希望もあり、かつ町の観光推進に資するところが大きいとの判断から、山頂付近の一部を取得することとなったものです。
  今後は、ハイキングやトレッキングなどのアクティビティーを観光資源の1つとして捉えると同時に、来訪者に満足してもらえる空間を目指し、弓立山という既存資源の磨き上げや活用、観光拠点としての整備を進めていきたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 今答弁いただきましたけれども、その中で、本来なら予算書にこれは入っていますので、本当はもっと早く土地を取得しなければいけないと思うんですね。
  今までの例だと、議案第52号、53号で変更のがございましたけれども、あそこの土地に歩道ができるときも本当に建設課は早かったんですよ。要するに、売られていっちゃって、それをまた建設課ですぐ取り戻してくれて……。予算で組んであって、いまだに契約がなされ ていないというのは何かあるんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  契約にはまだ至っていないということなんですが、土地所有者の方とお話をさせていただきまして、売却ということで内諾はいただいているというような状況でございます。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 見ると地権者から売却の希望があったということがございます。だけど、それでいいんですかと思うよね。それだったら早くこれをもし、じゃやりますと言って、よそへ買われたらどうするんですか。せっかく今まで、行政と地権者で話合いをしてきたと思うんですね。そういうんだったら、早くに地権者と私は締結するのが一番かなと思います。
  そういう中で、次に、山頂付近の一部を取得するわけですけれども、これからそこをどうしようというんですか。私ももう少し詳しく答弁書が欲しかったんですけれども、あの土地の一部を買って、それからあそこを観光資源としてどういうふうに、もう少し土地を買うつもりなんですか。今の土地を締結したらまたすぐ土地を買うんですか、広げる予定があるんですか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  まず、地権者の方からの購入希望があるということで、先行取得するというふうな形もございます。
  計画につきましては、今、策定途中というふうなことがございます。それで、地籍調査が完了するのが、今年、進入路のほうは地籍調査のほうが完了して、土地の分筆が今終わったところですので、進入路については、これから購入していきたいというふうな希望を持っております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 確かにあそこを買うには、あれはたしか大附の人が4人だと思ったんです、地権者がね。私もあの土地は村の時代に詳しく知っておりますけれども、できればあそこを、上を買うのは当たり前ですけれども、下の入り口が、あれ確かに4人だけれども、 また相続とか何かあったときに仮に、今はいいかもしれない。今は町とはいいですよということだけれども、やっぱり早めに入り口は買って、またそれを買っていくと途中に町の土地もあるんですよ。知っているでしょう、町の土地。一部あるんですよ、こう上がって。だから、そういうふうにつなげて有効活用していってもらいたいのね。
  ぜひともあそこが本当に、コロナ禍で、ときがわの住民も大分ハイキングに行ったり、夫婦で歩いてみたらしいんです。玉川の住民なんかも、見ているんだけれども、そばへ行ったことがないというんで行ったらしくて、景色が確かに一番いいんですよ、あそこは。ときがわ町で一番いいと思いますよ。それを知っているのは、宮寺課長と山口課長は地域振興室にいましたから、本当にあの山の地形と眺めというのは最高だと思うんです。あそこを拠点にしてやっぱり、これだともう少し、あそこ入り口を早く買って、それから周りを取得するような考えを持っていかなかったら、町としてただ一部、地権者の方がどうですかと来て、買いますよではなくて、ある程度の方向性がなかったら駄目なんじゃないんですか。その点、伺います。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  先ほども申し上げましたとおり、順番という話も出てしまうんですが、全体の計画については策定途中ということでございます。こちらのほうにつきましては、小宮議員がおっしゃられたとおり町内の方もたくさん登っていて、400メーターぐらいの非常に歩いて行きやすいところで、見晴らしのよい山頂になっております。こちらにつきまして、ハイカーの受入れを含めて観光地化が図れるよう、また眺望が望めるような計画をつくって、その計画に基づいて、必要があれば購入というふうな形で考えてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 必要があるから買うんだと思うんだけれども、やっぱり前向きに、ある程度買うにはあるけれども、構想立てて、こういうふうにしたいんだよというやっぱり先に見えるものを、そういうものを議会に提出して、ここで、皆さんどうでしょうか、一緒にやりましょうと、そういう前向きなものがなければいけないんじゃないですか。
  私も四季彩館の支配人と話をしましたけれども、今年は弓立山、そば道場、それでまた入ってきて、そういう今年は構想でやるんだと言っていました。今までは、雲河原があって、慈光寺回って帰ってくるハイキングコース。たまたま私も、昨日かな、支配人と話していた んだけれども、やっぱり今はご存じのように花桃、花桃の人にボランティアで遊歩道をやってもらっているんだけれども、やっぱりボランティアですからいろいろ強制ができませんので、今、道がちょっと荒れているような状況だとは聞いておりますけれども、そういう面も含めて町も一体となってこれから、今は観光でということはできませんけれども、コロナが早く収束しなければいけないのでね。だけど、ある程度の構想をやっぱり産業観光課でやってもらって、結局、一階に、また観光推進室もできたわけだから、お互いにチームを組んでこれから観光に、ときがわ町はどうしたらいいかということをいま一度よく考えたほうがいいかなと思うんです。その点いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  上につきましてはそういうような形で、山頂付近については計画を策定途中ということでございますが、小宮議員おっしゃられましたように、四季彩館では、弓立山に登るようなコース、その後、温泉に入ってもらって帰っていただくようなもの、山頂付近には大蛇伝説の男鹿岩があったり、また大附の反対側にはいこいの里もございます。そのような周辺の施設もうまくマッチングできるようなことで全体的な活用が図れればと考えております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 できれば早めにあそこを取得したら、私が構想ですけれども、自分で。今バイオマスがあるわけですから、別に電気を引かなくたって太陽光のあれでバイオマスぐらいは回りますので、あまりお金をかけなくたって、トイレぐらい設置したりして、いずれは見晴らし台をあそこでやって、町で土地は提供するけれども、公募で別にそういう魅力あることをやらないかと、そういうこともいいと思うんです。
  そういう企業が出てきていただければ最高かなと思うんだけれども、何しろ早めに、私はここを買うこともいいことだけれども、来年度にはもう入り口を買ってもらいたいんです。そうでないとこの土地は死んじゃいますよ。その点は、前向きに来年度予算に入れるとかというのはできるんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  進入路、地籍調査で用地が決まりましたので、町の財政の話はありますが、来年度、予算要望してまいりたいと考えております。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 ぜひともそういう前向きにやっていただきたい。我々も、議会もそうすれば応援すると思いますよ。やっぱりときがわ町で一番いい、天文台よりも皆さんいいと言っているんだ、実際。本当、行っている人がだよ。歩いている人があそこは眺めがいいんだよと言う。今日も来るとき、朝、行き合いました、女の人に。登っているんだって。一般質問頑張ってくれと励ましの言葉をいただきましたけれども。
  やっぱり地元の人は行っているの、結構。見えないけれども。せっかくの場所を有効活用するというのは一番の観光名所になると思いますけれども、その点は渡邉町長はどう考えておられますか。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 小宮議員の本当に観光に対する前向きなご質問、ありがとうございます。
  ときがわ町というと、緑と清流、木の町ということで、水がきれいだなというのは皆さん思って遠くの方が来るんですが、実は、非常に立体感があって眺望のいい町ということについて今まで気がついていない。低山からいいますと、小倉城に登って、あそこは非常に伐採が進めば眺めがいい。とりでを作れば皆さん登ってくると思います。それから、玉川小学校のところの愛宕山。ここも以前は大勢の方が登ったと思います。今は小学生も登らない。もちろん弓立山。ここはもう、先ほど小宮議員がおっしゃるとおり、ときがわ一の眺望のいい場所でございます。それから、ちょうど標高が400メートルということで、ちょうど一息で、健康な人だと桃木から1時間で登れるちょうどいいところで、皆さんが身近で登っていただけるような山かなと思います。登れば関東平野が丸見えでございますので、非常に可能性の高いところだと思います。
  それから、私も山登りというのが今まで夏登るのかなと思いましたら、ハイカーに聞いてみますと、秋・冬、春だと言うんですね。夏は虫がいたり蛇が出たりで、夏は本当は向きじゃないと。そうすると、緑と清流の川のほうは夏遊んでいただいて、秋からそういうふうな眺望のいい山を巡ってもらうというと、ときがわ町も二毛作が取れるんじゃないかなというふうな、こういう感じがしております。
  それからまた、ソロキャンプ、今また昔と違ったスタイルのキャンプなんかもはやってもいますし、ああいうところで、眺めのいいところでそういうふうなキャンプをしていただくのもいいかなと。
  そらからまた、眺望いいところに、私も弓立山に登ったときに、私、2時間ここにいるん だよと、眺めがよくて。だけど、椅子もなければ何もない。弓立山の字も半分焦げているような、標識がない。それではお迎えする側の、ときがわに来てもらいたい側の姿勢が問われちゃうんですね。それなんで、何とか早くやってもらいたいという指示を出しているところでございます。
  それからあと、小宮議員からも不動産の取得のテクニックが悪いと。これは確かにそうなんですね。民間ですと、地権者が売りたいときが、やっぱり買うチャンス。時間がたつと地権者の気持ちが変わっちゃうので、余計にお金を積まれちゃうとそっちのほうへ流れる可能性もありますので、なるべく買いたい土地は、地権者が売りたいと言ったときがチャンスでございますので、その辺も指導していきたいと思っております。
  非常に小宮議員も応援してくれるということで、弓立山の今後の観光化に大きく進めていきたいと思いますので、またお力を貸していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 大変いい言葉をいただきまして、ありがとうございます。ぜひとも課長、今の町長の答弁を聞きながら前向きに、来年の予算を楽しみにしておりますので。そういう中で、出前迅速じゃありませんけれども、やっぱり行政というのは迅速が一番で、そういう中で一生懸命頑張って、いち早く、あそこの弓立山が観光の名所になるように皆さんで頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○岩田鑑郎議長 以上で日程第1、一般質問を終了いたします。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時20分)