令和2年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和2年12月1日(火)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 議案第66号 ときがわ町企業立地支援条例の一部改正について
日程第 3 議案第67号 ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正について
日程第 4 議案第68号 ときがわ町印鑑条例の一部改正について
日程第 5 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第 6 議案第69号 ときがわ町星と緑の創造センターの指定管理者の指定について
日程第 7 議案第70号 令和2年度ときがわ町一般会計補正予算(第5号)
日程第 8 議案第71号 令和2年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 9 議案第72号 令和2年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第73号 令和2年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第11 議案第74号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             2号)
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計管理者兼
会計室長
大 野 健 司 
産業観光課長
坂 本 由紀夫 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
正 木   彰 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開議の宣告
○岩田鑑郎議長 皆さん、おはようございます。大変お疲れさまです。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和2年第4回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○岩田鑑郎議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎発言の訂正について
○岩田鑑郎議長 ここで、宮寺総務課長から昨日11月30日の会議における発言の一部訂正について、発言の申出がありましたので、これを許可いたします。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 昨日の議案第65号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正についてにおける野原和夫議員の質問に対する答弁の中で、第1号会計年度任用職員はフルタイムの職員、今回の期末手当引下げ対象職員はいないと回答申し上げましたが、これをパートタイムの職員、今回の期末手当引下げ対象職員は79人と、それぞれ訂正をさせていただきたいと思います。
  どうぞよろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 ただいま総務課長から、野原和夫議員の議案第65号における質疑に対する答弁の一部の発言について訂正したいとの申出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、宮寺総務課長からの発言の一部訂正の申出を許可することに決定いたしました。
          (「ちょっと議長、この答弁について一度、私のほうに諮るんではないんでしょうか、普通は」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 失礼しました。分かりました。もとい、戻ります。
  野原和夫議員に対しての質問の訂正ですので、野原和夫議員いかがでしょうか。
○12番 野原和夫議員 ちょっと伺います。はい、分かりました。
  それだと、週20時間以上の人が79名ということで、その人たちが対象になるということでよろしいですね。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 野原議員、お見込みのとおりでございます。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○12番 野原和夫議員 はい、分かりました。
○岩田鑑郎議長 改めまして、異議なしと認め、宮寺総務課長からの発言の一部訂正の申出を許可することに決定いたしました。
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   ◎一般質問
○岩田鑑郎議長 これより日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位3番、質問事項1、森林環境譲与税について。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 6番、山中博子です。議長の発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
  森林環境譲与税について。
  1、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律第34条第3項に「市町村及び都道府県の長は、地方自治法第233条第3項の規定により決算を議会の認定に付したときは、遅滞なく、森林環境譲与税の使途に関する事項について、インターネットの利用その他適切な方法により公表しなければならない。」と定めている。令和元年度の使途は公表したのか。
  2、今後の森林環境譲与税の使途についての計画は。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  山中議員ご質問の1、森林環境譲与税についてお答えいたします。
  初めに、(1)令和元年度の使途は公表したのかについてお答えいたします。
  令和元年度の森林環境譲与税の使途につきましては、9月の定例議会終了後に、意向調査、木材・普及啓発関係、基金積立の3項目について、町ホームページの林業振興グループにある森林環境譲与税の使途の公表についてで公表しております。
  次に、今後の森林環境譲与税の使途についての計画は、についてお答えいたします。
  森林環境譲与税の使途につきましては、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律で、費用として充てるべき施策が定められております。
  町では、町内の森林が適切に管理されるよう、森林所有者に対し、森林の経営や管理についての考え方を伺う目的で、令和元年度から令和13年度までの予定で意向調査を実施しています。意向調査により得た回答を基に、さらに森林の地形、樹種等の現地調査を行い、その結果、必要な森林整備を計画的に実施していきたいと考えております。この意向調査と現地調査につきましては、森林環境譲与税を活用し実施してまいります。
  また、平成31年1月に大野地内の七重町有林が山林火災により約5.8ヘクタール焼失し、早期の植林が求められております。ここには令和3年度から2か年の計画で、針葉樹や広葉樹の植林を行う予定ですが、この広葉樹の植林につきましても、森林環境譲与税を活用し取り組んでまいります。
  以上です。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 令和2年3月の補正予算では、森林環境譲与税339万6,000円は全額基金に積み立てるとしていました。ですが、今年9月議会の令和元年度決算では、積み立てられた基金は103万5,952円でした。
  基金に積立て以外の236万48円の森林環境譲与税は、何に使ったんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  森林環境譲与税積立金以外につきましては、意向調査の費用といたしまして46万2,000円、それから木材普及啓発の、火災に遭った七重町有林を活用した木製品の購入ということで、189万6,048円ということで使用させていただいております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 意向調査と木製品購入に使ったとのことですが、令和元年度決算では 236万48円は不用額になっています。要するに使われていないということですよね。
  また、令和元年9月議会では、意向調査として49万3,000円を林業振興一般管理事業で、また令和元年12月議会では、木製品購入187万8,000円をときがわ産材活用推進事業で、それぞれ補正予算が出ています。
  そして、令和元年度決算では、それぞれの補正予算の項目で歳出されています。
  ということは、森林環境譲与税は使われず不用額となり、森林振興一般管理事業で意向調査を、ときがわ産材推進事業で木製品を購入しているということになります。ホームページに公表した使途と一致しないのではないでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 お答えさせていただきます。
  それぞれの予算科目でそれぞれ支出をさせていただいておりますが、基金のところの不用額ということでございますが、そちらにつきましては、基金の、森林環境譲与税を使ってそれぞれの購入なり調査をさせていただいたんですが、基金のところにつきまして減額の補正を行わなかったということで、不用額ということになったということでございます。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 今の説明では分かりにくいんですが、不用額になるということは、それは繰越金になる。一般会計に入ってしまって、森林環境譲与税として使われなくなってしまうということになるんじゃないですか。
  もし、そこのところで森林環境譲与税の積立金のところで不用額にするのではなくて、先ほど言われた意向調査、木製品購入、そこのところで使っているのであれば、不用額にならずに、基金がただ積立てだけになるわけじゃないんですか。実際に使っていないから不用額になったということになると思いますが、いかがですか。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
                                (午前 9時43分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前 9時46分)
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○岩田鑑郎議長 答弁をお願いします。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、山中議員のただいまのご質問にお答えいたします。
  元年度の森林環境譲与税につきましては、本来であれば、最初の補正予算で、基金に全額を積み立てるという補正をさせていただいたところですけれども、その後に木製品等の購入の補正を加えた段階で、森林環境譲与税を基金に積み立てることなく直接その事業に充てるという予算になったものですから、森林環境譲与税を活用されていないということではなくて、そこに直接充ててしまったというのが、まず1つあります。
  森林環境譲与税を基金に積み立てるという予算につきまして、その時点で減額をすればよかったんですが、減額することを失念いたしまして、そのまま予算としては残ってしまっていたという中で、森林環境譲与税を直接事業に充ててしまった残りを積み立てたという結果から、予算に不用額が出てしまったという結果になっておりますので、ご理解いただければと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 ということは、基金に積み立てる額を補正しなかったということで理解してよろしいのですか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 基金に積み立てるべき額に、補正を減額しなかったということになります。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 森林環境税は、令和6年から国民に一律に年額1人1,000円を徴収し、森林の整備等を目的とした税です。森林環境譲与税は市町村において基金を設置し、事業の執行と財源の管理を行い、その実績をホームページ、またはその他の方法により公表するものです。
  ときがわ町においても、税の使い道、正しく公表していただきたいものです。いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 そちらにつきましては、答弁書でもお答えしたように、ホームページで公表させていただいております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 それでは、2のほうに移らせていただきます。
  ときがわ町の森林所有者は何人で、何ヘクタールでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 森林の面積というのは民有林全体でよろしいでしょうか。
  ときがわ町の森林所有者ということで、こちら家族で持たれていて親子ですとか兄弟とかそれは別というふうなカウントにいたしまして、森林簿から約1,580人、それから私有林の面積といたしまして約3,800ヘクタールということでございます。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 秩父地域では1市4町、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町の秩父地域森林林業活性化協議会内に集約化推進室を設置し、2名の推進員が各市や町と連携しながら、9年間で意向調査や境界確認等を実施する計画とのことです。
  秩父市では、町内の森林が適切に管理されるよう、森林所有者に対し、森林の経営や管理についての考え方を伺う目的で、令和元年度から……
  すみません。元に戻ります。秩父地方ではそのようなことをやっております。
  そして、令和元年度は約2,142ヘクタール、そして1,065名の意向調査を実施しています。ときがわ町では41名だったと聞いています。
  また、秩父市が全国初となる、森林所有者から市に経営管理を委託する経営管理権を取得し、森林経営が成り立たない森林について、市が測量、資源調査、間伐を実施。このように地域が連携して森林整備をしているところもあります。
  ときがわ町は近隣自治体との連携はあるのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 お答えさせていただきます。
  寄居林業事務所の管内を中心に、そのような話合いは出ているんですが、まだ具体的にそのような共同でというところまでは至っておりません。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 先ほどちょっと申し上げたんですが、令和2年2月には西平地区の一部の森林所有者41名を対象に、意向調査をしたと伺いました。残りの森林所有者の意向調査 について、年度ごとの実施、地区名、対象人数等の計画はできているのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 林班図によりまして、年度ごとの意向調査の予定は計画をしております。ただ、手元に人数、そこまではちょっとお持ちしていないんですが、年度ごとの予定区域は計画しております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 数の問題なんですが、秩父地方では1,065名、元年度に意向調査をしております。ときがわ町では秩父地方と比べると5分の1、たしか秩父は1万ヘクタール以上あったと思いますが、もう少し速度を上げて意向調査をして、早めに森林を整備するということはできないんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 意向調査でございますが、やはり意向調査をやった後に現地調査というものをやって、その後に森林整備というような形になります。そのときに全てに意向調査をやったとしても、やっぱり森林整備につきましては国の補助金、県の補助金、また林地の状況、作業員の人数も限られておりますので、全てというより、やっぱり意向調査につきましては、年度を決めて実施して、その後施業につなげるという方法を考えております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 では、意向調査と現地の調査と、それを並行して少しずつやっていくというふうに理解してよろしいですか。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 並行してそのように進んでいくというふうに考えております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 山中博子議員。
○6番 山中博子議員 今後、しっかりとした計画を立てて森林整備をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 はい、森林整備のほうについては、もちろん進めていきたいと考えております。
  以上でございます。
○6番 山中博子議員 以上で質問は終わりです。
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          ◇ 長 島 金 作 議員
○岩田鑑郎議長 続いて、発言順位4番、質問事項1、明覚駅に歩道橋を作り明覚駅周辺を活性化させてはどうか。
  通告者2番、長島金作議員。
  長島金作議員におきましては、骨折負傷しておりますので、自席での質問を許可いたします。
○2番 長島金作議員 2番、長島金作。議長の許可をいただきましたので、質問させていただきます。
  明覚駅に歩道橋を作り明覚駅周辺を活性化させてはどうか。
  無人駅となった八高線明覚駅の借入案は、ときがわ町に観光等のメリットがあり、よいと思うが、明覚駅の改札口のない南側の住民にとっては誠に不便な状況である。将来、明覚駅前にスーパーマーケットや商店、土産物店、食堂等ができた場合、歩道橋があれば買物をするにも遠回りしなくても行きやすいし、さらににぎわうと思う。
  歩道橋等の連絡通路を計画する考えはないか。番匠、仲井地区は空き地が多く、将来有望である。長い目で見れば得策と思うが、町の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員のご質問の1、明覚駅に歩道橋を作り明覚駅周辺を活性化させてはどうかについてお答えいたします。
  JR八高線明覚駅につきましては、JR東日本との協議が調い、駅舎の一部を町が借り受け、利用できることとなり、今年度事業で駅舎及び駐輪場の整備を進めているところであります。
  町といたしましても、駅南側の利便性の向上や地域の活性化につながると考え、駅南口の整備や無人改札機の設置を、JR東日本との協議の中で検討をお願いいたしました。
  しかし、概算ではありますが、南口の整備や無人改札機の設置、さらに無人改札機設置後のランニングコストに多額の費用がかかることが分かり、費用対効果を考えると、現状では整備することは大変難しいという考えに至りました。
  長島議員ご質問のとおり、町の玄関口である明覚駅周辺の活性化は、今後の町にとっても重要な施策であり、観光の面はもとより、人口減少対策にもつながる施策であります。
  来年度から明覚駅の一部を、ときがわ町観光協会の事務所とすることになり、明覚駅を拠点とした観光案内や様々な観光への取組を展開していくことで、無人駅であった明覚駅周辺がにぎわいを取り戻すことに期待しているところであります。
  明覚駅周辺からにぎわいが始まり、町の活性化が図られたときに、改めて歩道橋の設置について検討したいと考えますので、ご理解をお願いいたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島金作議員。
○2番 長島金作議員 明覚駅を拠点とした観光案内等には非常にすばらしいと思いますが、現況を考えると、すぐということは非常に難しいことは分かります。
  しかし、50年先を考えて駅の南側を区画整理するなり、整備を整えていくことはどうかと思います。現状を見ると、昔の農道で非常に道路も整備されていなくて、どんどん住宅、工場等が建っていますので、50年先を見据えて南側をそういった今から計画していく考えはないんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  暫時休憩いたします。
                                (午前10時04分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時07分)
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○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  南口の活性化というか、南側の都市計画の関係なんでしょうけれども、今のところは、そちらのほうの開発等の計画はございません。
○岩田鑑郎議長 長島金作議員。
○2番 長島金作議員 現状を踏まえると妥当な回答と思いますが、しかし少子化対策といたしましては、とにかくときがわ町に新しい方を迎えて住んでもらえば、少子化対策になると 思うので。だけれども、それを兼ねて明覚駅を中心に、番匠、仲井地区をもう少し整備して、新しい家が建てられるような計画を30、50年目標に考えてはどうかという私の案でございます。
  現状は、ときがわ町の予算では、すぐすぐとはいかないですけれども、こういう形だということで、50年、100年すれば家は建て替えられるので、曲がった道じゃなくて真っすぐな道を造るという考えなんですが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 申し上げます。
  長島議員の質問の趣旨と、今現在、少子化対策、あるいは仲井地区の活性化とは関係ないと思いますので、この質問を取り下げていただけますか。
○2番 長島金作議員 分かりました。
  以上で終わりにさせていただきます。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○2番 長島金作議員 はい。
○岩田鑑郎議長 じゃ、別の機会によろしくお願いいたします。
  よろしいですか。これについてほかに質問ございますか、長島議員。
○2番 長島金作議員 大丈夫です。これで終わりにしましょう。
○岩田鑑郎議長 休憩いたします。
  再開を10時25分といたします。
                                (午前10時10分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時25分)
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          ◇ 神 山   俊 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位5番、質問事項1、来年度予算案について −予算編成方針は−。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 議席番号3番、神山です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、2項目について一般質問をします。
  質問事項1、来年度予算案について −予算編成方針は−。
  下記の点について町の考えを伺う。
  (1)来年度予算編成の方針は。
  (2)新型コロナウイルスの対策(追加)は。
  (3)観光推進室の事業(活動)は。
  (4)令和元年度第3回定例会の一般質問の答弁で、町の最重要課題である人口減少対策を早急に具現化する必要があると述べた。来年度も同様だと思うが、具体的には。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の1、来年度予算案について −予算編成方針は−についてお答えいたします。
  初めに、(1)来年度予算編成の方針は、でございますが、令和3年度予算編成方針につきましては、第二次総合振興計画に定める計画事業の着実な推進を図る旨を内容とし、10月12日付で各課に指示したところでございます。
  特に、人口減少対策として、生産年齢人口等の転入・定住を促進させるための「若者の流出防止・移住・定住化促進に関わる施策」、また観光施策を推進・活性化することで地域の魅力を再発信する「まちの活力を高める施策」、さらには災害に対する予防・対策強化、併せて感染症対策の強化も進めていく「暮らしを守る施策」、これら3つの施策につきましては、重点施策として掲げたところであります。
  また、令和3年度は第二次総合振興計画・前期基本計画の最終年度であることから、それぞれの目標指標に対する現状の数値確認、分析等を行い、目標値が達成されるよう、その推進に向けて所要の措置を講ずるよう指示したところであります。
  次に、(2)新型コロナウイルスの対策(追加)は、についてですが、町の新型コロナウイルス感染症対策本部としては、感染拡大防止で今後重要となるのは、ワクチン接種体制に関する予算計上であると考えます。
  過日、厚生労働省からワクチン供給時に備え、速やかに予算措置と体制の確保ができるよう準備を進めておく旨の通知があったところです。
  しかし、導入されるワクチンも決まっておらず、その接種方法等も示されておりませんので、接種開始時期を具体的に定めることが困難な状況のため、来年度当初予算ではなく、今年度あるいは来年度の補正予算という形で対応せざるを得ません。議員の皆様にはこれらの対応につきまして、ご理解を賜りたいと考えております。
  また、消毒薬やマスク等の備蓄資材につきましては、既に予定した量を確保しております が、一定量の入替えも必要となってまいりますので、所要の経費を計上予定であります。各施設の管理担当においては、感染予防の基本であります手洗い消毒等に要する経費を計上しております。
  今後も、感染の拡大状況や、国や県の対策状況に即応できるよう情報収集に努め、感染防止対策を講じてまいります。
  次に、(3)観光推進室の事業(活動)はについてお答えいたします。
  観光推進室は、令和2年度から観光施策の推進・活性化を目的に、町組織を一部改編し新たに設けた部署であります。
  町ではこれまで、豊かな自然や歴史、文化をはじめ、首都圏からの交通アクセスのよさを生かし、観光のまちづくりを進めた結果、町内には複数の観光施設が整備され、季節の花、巨木などの見どころが多数点在しており、毎年多数の観光客に訪れていただいております。
  しかし、旅行形態の多様化や訪日外国人旅行客の増加など、観光を取り巻く情勢は常に変化しており、行政主導の取組だけでは観光客からの幅広い要望に応えることは難しい現状が垣間見られます。
  同時に、新型コロナウイルスの感染拡大が及ぼす経済的な打撃は深刻で、積極的な誘致がはばかられる気運を招き、出口の見えないトンネルを手探りで進む状況が続いております。
  今後、アフターコロナを見据え、これまで以上に観光のまちづくりを拡充させるためには、観光資源にさらなる磨きをかけるとともに、町民、事業者、関連団体及び行政が一体となった観光振興の体制づくりと、その実行が求められています。
  観光推進室では、第二次ときがわ町観光振興計画をさらに推進させるため、弓立山進入路の用地買収をはじめ、本町に複数あるハイキングコースをさらに利用しやすく整備するとともに、観光協会の強化及び次世代の観光の担い手を育成し、足元にある地域ならではの魅力をマイクロツーリズムに落とし込むことで、経済に好循環をもたらす観光の産業化に取り組んでまいります。
  最後に、(4)令和元年度第3回定例会の一般質問の答弁で、町の最重要課題である人口減少対策を早急に具現化する必要があると述べた。来年度も同様だと思うが、具体的にはでございますが、(1)の予算編成方針の中でお答えしたように、移住・定住の促進、人口減少対策については、重点施策の1つとして考えております。
  そのための施策として、まず関堀地内の町有地について、今年度は測量・設計業務、来年度には整備工事を施工し、移住・定住者のための住宅建設用地を提供する事業を進めている ところでございます。
  また、それと並行して、町内の空き家の状況を調査し、賃貸、売却物件として取り扱えるようにする空き家掘り起こし事業や、若い世帯の移住・定住への支援も検討しております。
  空き家バンクと併せ、移住・定住希望者にできるだけ多くの情報と支援を提供し、人口減少対策を進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 3番、神山議員。
○3番 神山 俊議員 (1)の質問ですが、来年度で第二次ときがわ町総合振興計画の前期5年間を終えるわけですが、総括をどのように行い、後期計画は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて策定するのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの神山議員のご質問でございますが、まず総合振興計画の前期計画につきましての総括ということでございますが、今、町長からも指示いただいておりまして、基本計画の中の目標指標につきまして、どの程度、達成状況が進んでいるのかというふうなことが指令として出ております。そこのところを確認をいたしまして、まだまだ足りない部分、または目標に達成しているような部分というのが見えてくると思いますので、それを確認した上で、足りない部分について改めて力を入れていくような後期の基本計画というふうなことになっていこうかと思います。
  ただ、ご質問の中にもありましたように、新型コロナにつきましても、どのように対応していくのか、その辺も含めて後期計画を考えていけたらなというふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 それは、私たちにある程度、情報提供行うのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 総合振興計画の後期基本計画を策定する際には、こちらの議員の皆様の中から代表ということで、審議会のほうにも入っていただく予定でございますし、またその計画をつくる案ができた段階では、お示しをしたいというふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 各自治体は、新型コロナウイルス感染症の影響による税等の大幅な減少が見込まれています。中には、財政非常事態宣言をした自治体もあります。
  当町においては、どの程度税収が減少する見込みなのか、また地方交付税の影響をどのように見ているのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 福田税務課長。
○福田芳和税務課長 ご質問の歳入のところについて、税務課のほうからお答えさせていただきます。
  歳入につきましては、新型コロナウイルスの影響が非常に厳しい状況と考えております。
  その中で、今現在考えられるのは、納税猶予、国保の減免、応援金、さらにリーマンショックを参考に歳入について考えております。非常に難しい状況の中での予算編成を今、行っているところでございます。
  以上です。
  幾らぐらいということでございますが、そちらについてはちょっと今、資料をお持ちしておりませんので、3月の予算のときには、当然、具体的な数字をお答えさせていただきたいと思います。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それでは、続きまして、交付税への影響というふうなことでございますけれども、交付税につきましては、国のほうで交付税特会のほうの予算ということで、算定をしておるようでございますけれども、相当、交付税財源というものが見込みとして減額をするというふうな話は聞いております。
  対策といたしましては、国はその分を臨時財政対策債で賄うような方針が出ているようでございますけれども、その辺はまた今後、国のほうから示されるというふうなことで考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 予算編成に当たっては、通常、予算要求額、いわゆる財政フレームで行っていると思われますが、今回の総額をお伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますが、ときがわ町の場合、予算のフレームというものが、予算総額ではなくて、一般財源でフレームのほうを設定しております。
  来年度のフレームといたしましては、一般財源で38億円ということで指示のほうを出させていただいておるところでございます。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 例年に比べると少し多いような気もしますが、その要因は。お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 前年度が、私もちょっと数字としては幾らだったかというのはあれなんですが、37億9,000万だったと思うんですけれども、1,000万円ほどたしか多くなっているような記憶なんですが、多くなっているというよりも、大体、平行線といいますか、でいっている予算になっています。
  それはなぜかと申しますと、先ほどご説明の中でも申し上げましたように、税収が下がる分が、先ほどのお話出ましたように臨時財政対策債というふうなもので賄える、交付税につきましては、来年度から一本算定ということで、ときがわ町の本来の交付税に戻るわけでございます。
  ただ、昨年度までも余裕を持った交付税の算定というふうなところではなく、厳しく見積もっている中では、そんなに影響はないというふうには考えておりますので、前年と同額、もしくはちょっと上向きというんですかね、そのような予算にはできたところではございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 昨日の諸報告挨拶の中でも、選択と集中による事務事業の見直しによる経費の有効活用を進めなければならないと考えているというお話がありました。
  また、この質問をすると、毎回同じような質問になって大変申し訳ないんですけれども、今月から企画財政課、財政担当当初予算ヒアリングが始まり、副町長、町長、ヒアリングが始まると思うんですけれども、従来のやり方で本当に見直せるのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 従来のやり方で見直せるかというふうなところでお話いただいたわけでございますが、企画財政課の財政担当といたしましても、まだ財政運営計画という流れの中で動いていることもございますし、財政担当ではないんですけれども、企画担当部門、政策担当部門なんですけれども、こちらでは行政改革を担当している部門にもなりますので、 その辺は予算のヒアリングと同時に、行政改革という視点にも立って、ヒアリングのほうは進めていきたいというふうなこと思っております。それによりまして、事業の見直し等もできるだけ行っていきたいというふうには考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)ですけれども、昨日、野原議員もお話ありましたけれども、手指消毒用アルコールや地域商品券は、私自身も高く評価できるのではないかと思っております。
  各自治体見ましても、出したり出さなかったり、またプレミアム率を上げたりという部分で、朝から並んだり混乱があったりという部分では、ときがわ町においては、その地域に合ったやり方として、ベストなやり方ではなかったのかなと思っております。
  新型コロナウイルス感染症の状況次第にはなりますけれども、議決がされれば財政調整基金が9億3,000万円あります。また、何かしらの形で、町民に対して追加をしていくべきではないのかなと思うんですけれども、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますが、ここのところに来まして、やはりコロナの感染拡大状況というものも、本当に右肩上がりも上げ幅がすごく急角度で上がってきているような状況が見受けられます。
  そうした中では、これから年末に向けて、または年度替わりの非常にお金のかかってくるような時期になってくるんだと思うんですけれども、そうしたところに今、ご指摘いただきましたような、財政調整基金もいっときから比べますと、相当に積み増すことができておりますので、そうしたものは活用する。
  また、今後、昨日もお話させていただきましたけれども、12月になって多分配分があるんだと思うんですけれども、臨時交付金の3次配分というものも見込まれておりますので、そうしたものを活用して、住民の皆さんの生活に少しでもお役に立てたらというふうには考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ぜひ、私としては、やはりまた地域商品券等が有効ではないのかなと思うんですけれども、そのタイミングだったり、方法というのはよく考えていただいて、町民の皆様に納得していただけるような形で出していただければなと思います。
  (3)ですけれども、新型コロナ感染症の状況もあるんですけれども、産業観光課から分離して観光推進室を置いたわけですけれども、今のところ分離した効果が出ていないような気がするんですけれども、その辺についてお伺いします。
○岩田鑑郎議長 坂本産業観光課長。
○坂本由紀夫産業観光課長 答弁書でもお答えさせていただきましたが、産業観光課の内部の施設ということでございます。今年度につきましては、新型コロナウイルスの影響も、もちろんございました。今年度につきましては、観光推進室といたしまして、今年度ですけれども、地域商品券、先ほど言いましたような、そちらのほうは観光推進室のほうで、主となって進めております。
  また、今年度は、明覚駅の観光協会が来年度に移転できるように、スムーズに移転できるようなその手伝い、連携を図っていたり、弓立山の活用についてということで取り組んでおります。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 弓立山だったりというのはよく分かるんですけれども、私個人では少し勘違いしていたのかなと思うんですけれども、やはりSNSや新聞、ネットニュースなどに掲載してもらえるような努力も、やはりするべきではないのかなと思います。
  一部のネットの中では、ときがわ町は陸の孤島だという表現もされております。ですので、いい捉え方なのか悪い捉えられ方なのか分かりませんけれども、やはり情報が出ていないのかなというのは、その表現になる一端なのかなと思いますので、やはり観光推進室というものがあるわけですから、情報をしっかり提供していっていただいて、また観光協会、また商工会いろいろなところありますので、その中でもやはり強いリーダーシップを執ってもらって、町のPRをしていただければなと、日々のPRをしていただければなと思います。
  (4)ですけれども、昨日、私の自宅のほうに広報が回ってきまして、食と教育で選ばれる町にしたいということで掲載がありましたけれども、私も本当にそのとおりだと思います。
  1つ付け加えるなら、最後に健康かなと。食と教育と健康で選ばれる町にするべきなのかなと。それが、ときがわ町の生き残る道なのかなと思います。
  食というのはやはり全員が関わることですし、教育というのはやはり若い世代にとっては大変興味があることですので、それについて他市町村と同じことをやっていてはなかなか難しいのかなと、いいも悪いも頭1つ、頭2つ抜けるようなものが必要ではないのかなと思い ます。
  そして、なかなか人口減少というのは、やはり止められないというのは、しようがないのかなと。それをどれだけ緩めるのかな。もしくはその人口の構成を、どれだけ若い人たちに入ってもらって変えていく。人口減少はもう止められないと思います。ただ人口の構成、若い人たちにいっぱい入ってもらって、活気あるまちづくりをしていくべきなのかなと、私はそう思っています。
  その点において、やはり食と教育というのは間違いではないのかなと思いますので、ぜひ渡邉町長においては、より一層この施策を進めていただければなと思います。
  1つ目の質問を終わりにしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、防災井戸の整備を −飲料水、生活用水の確保を−。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項2、防災井戸の整備を −飲料水、生活用水の確保を−。
  災害時には、断水による飲料水、生活用水などが不足する可能性がある。防災井戸の活用は、災害時における水確保手段の1つではないか。町の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の2、防災井戸の整備を −飲料水、生活用水の確保を−についてお答えいたします。
  防災井戸とは、災害時における水の確保の1つとして井戸水を活用するものであり、井戸は、市町村が整備維持管理するものと、個人や企業が所有をするものをご厚意により提供していただくものの2種類があるとされています。
  災害発生時には、断水により飲料水や生活用水が不足するおそれがあり、町では断水になった場合における応急給水の目標水量を、災害発生から3日までは、生命維持に最小限必要な水量として1人当たり1日3リットル、4日目以降から10日までは、炊事やトイレなどの最低生活水準を維持するための水量として、1人当たり20リットルとしています。
  さて、町では、災害時の必要物資の確保に関しまして、自助、共助、公助の取組が必要であると町民の皆様にお願いしてまいりましたが、飲料水や生活用水の確保に関しましても同様と考えております。公助の取組として、町では、地域防災計画に基づき飲料水を備蓄するとともに、災害発生時には給水班を配備し、応急給水に対応いたします。
  一方で、各家庭においては、防災備蓄品の1つとして飲料水を蓄えていただくよう、広報や啓発チラシを通して町民の皆様へ呼びかけ、自助の取組の意識向上に努めていることもあり、現在のところ、新たに防災井戸を整備する予定はありません。
  しかしながら、過去の事例で、個人等が所有する井戸が貴重な水源として利用されたとの報告もありますので、住民所有の井戸水を非常時において分け合う共助の仕組みとして、自主防災活動に取り入れていただくなど、家庭井戸の活用方法についての可能性について研究してまいりたいと思います。
  よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 最後に渡邉町長にお伺いしたいのは、少し弱気な答弁ではないのかなと私自身は思っているんですけれども、決して費用対効果、ゼロから造れば確かに費用はかかりますけれども、民間の方が持っているものに対して協定を結んで、何かあったときに使わせてもらうとか、そういうことを考えれば、そこまで費用対効果が望めないのかなとは私自身は思っていませんし、これから大規模災害が起きた場合には、大変必要不可欠なものなのかなと思うんですけれども、もう一度、渡邉町長に対して、どのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 防災井戸のことなんですが、ときがわ町の中でも、古い家は、恐らく井戸を持っているかと思うんですね。ただ、数十年前の旧都幾川村の集団赤痢の問題で、井戸の使用がすごく減ってしまったということがありますね。ただ、今の時代になりまして、またそういう災害の多い時代になりますと、またその井戸の需要が見直されてきたのではないか。
  ただ、井戸は使っていないと死んでしまう。使い続けることで井戸は生きているということなんですね。もし、その自主防災組織の中で、各地域を回って、井戸がある、お持ちの方等ありましたら、その井戸をふだんから水まきでもどんなことでもいいんですけれども、使っていないと井戸は死んでしまいます。それなので、その辺も考慮しながら自主防災組織にお願いをしていこうかな。
  それから、またそれをくみ上げるのに費用がかかりますが、そういった面も補助ができればと思っております。
  それから、あと自家水で、私のお店もそうなんですが、受水タンクを、10トン規模の受水タンクを持っておりますので、そういうところも協定を結びまして利用できるようにしてい きたいと考えております。
○岩田鑑郎議長 ご苦労さまでした。
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位6番、質問事項1、町民の「心の健康」を守る町の取組は。
  通告者4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 議席番号4番、小島利枝でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき2項目の一般質問をさせていただきます。
  質問事項1、町民の「心の健康」を守る町の取組は。
  コロナうつという言葉が生まれるなど、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活の変化によって、心の病を抱える人が増加している。町民の心の健康を守るため、以下の点について町の考えを伺う。
  1、心の健康を保つために必要なことは。
  2、町の取組は。
  3、コロナ禍前と現在の相談状況は。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の1、町民の「心の健康」を守る町の取組は、についてお答えいたします。
  (1)心の健康を保つために必要なことは、についてですが、新型コロナウイルスへの感染不安や自粛生活、生活様式の変化などにより、精神面の不調を感じている方も少なくないと思います。コロナ禍における生活の変化は、心と体にとってストレスとなり得ることもあり、ふだん以上に不健康な生活習慣が定着しやすいため、日常生活を規則的に送ることが重要と言われております。
  心の健康を保つためには、休養と睡眠を十分取るとともに、軽い運動や音楽を聴くなど、自分に合った方法でリラクゼーションの時間を持つのがよいとされています。また、不安や悩みを1人で抱え込まず、誰かに相談するなどの対応が重要と考えます。
  次に、(2)町の取組は、についてですが、健康観察記録用紙をはじめとする健康を維持する上で心がけたいポイントや、新型コロナウイルス感染症に関する情報を発信しております。
  また、精神疾患を抱える人にとっては、ストレスの増加は病状悪化を加速させる可能性が高いことから、精神障害者等に対し、精神障害者等を対象にしたグループ活動である、ふれあいサロンも10月から再開するとともに、こころの健康相談統一ダイヤル、いのちの電話などの専門相談窓口について情報提供を行うほか、町が以前から取り組んでいる、こころのABC活動についても、改めて啓発活動を進めております。
  次に、(3)コロナ禍前と現在の相談状況は、についてですが、精神保健福祉士が受け付ける心の相談は、密な対面を避けるため今年度中止しておりますが、保健師が受け付けた精神保健相談は、昨年度10月末までで95件、令和2年度は40件となっております。
  これは、新型コロナウイルス感染症予防のため、4月、5月は急を要する相談のみ実施したことによる減少となっております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 コロナウイルス感染拡大が続き、誰もが不安にさいなまれる中、瓦版を通じて最新のコロナ情報を発信したり、手指消毒配布や地域商品券、また特別定額給付金の早急な対応は、とても評価できるものでした。
  しかし、町民の不安に寄り添った心の問題に対する情報発信は、現在まであまり目につかなかったうように思われます。
  それを踏まえて再質問させていただきます。
  ときがわ町健康増進食育推進計画に、休養、心の健康について、心の健康や休養の大切さを認識し、生き生きと自分らしい生活を送れるよう、情報提供や相談窓口の周知を行い、仲間づくりなどの社会参加を促していくことが重要とされています。
  町の取組について伺います。
  まず初めに、心の問題を予防するために行うスモールチェンジ活動、こころのABC活動について、コロナ禍の中で積極的に推奨していくべき活動と思われますが、どのように周知、啓発されているか伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  こころのABC活動の周知ということなんですが、現在、人を集めたイベントごとはちょっと控えている関係で、そういった場面での周知はなかなかできておらないのが現状でござ います。
  ただ、訪問活動とかに行った場合には、高齢者の訪問とかには、こういったところに関することを個別に周知しているというのが現状でありまして、あとはホームページとかには載せてはおりますが、積極的かどうかというところは、ちょっと自信を持って申し上げられない部分ではあります。ただ、個別にはそういう、こういった時期なので、どういった生活をしていきましょうということは伝えておるつもりであります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 新しい生活様式を取り入れた、こころのABC活動の見直しの考えはありますか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  まず、ABC活動なんですが、Aはアクト、Bはビロング、Cはチャレンジということで、今まで割と、こう仲間をつくって心の、何というんですか、心配ごとを話せるような仲間づくりをしていこうというところが、割とウエートを置いていた活動なんですけれども、新しい生活様式の中では、なかなかなじまないものが確かにあると思います。
  それについては、今、保健師のほうでも、新しい生活様式の中でABC活動をどうに取り組んでいくかということは今、検討中でありますので、もうしばらくお時間をいただければと思っております。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 こころのABC活動は、特別なことではなく、日常的に行っている活動に注目し、さらに意識して行うことで、つらいことばかりに目を向けているのではなく、ポジティブな事柄、活気あることに目を向けてスモールチェンジを実践することで、心の健康を保つこの取組を、ぜひ力を入れて普及啓発していただきたいと思います。
  続きまして、相談窓口について。
  町で行っている、精神保健福祉士による、こころの相談事業について伺います。
  密な対面を避けるため、今年度中止ということですが、心の不調を感じている方が多い中、専門家による対面の相談窓口は大変重要と思われます。
  現在、保健師が対応しているようですが、今後どのように対応していくか、考えているか伺います。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  保健師の相談は随時行っているわけなんですけれども、その中でも専門的なお話、相談が受けたいという方につきましては、県のこころの電話とかいのちの電話とか、そういった機関のほうを案内しております。
  また、精神保健福祉士につきましても、今までこころの相談でお願いしていた相談員の方が高齢にもなっているんですが、新たにもう一方、精神保健福祉士の方を紹介いただきまして、まだ窓口まではたどり着いていないんですが、検診とかの場合に来ていただいて、今、職員の研修の講師としてお願いしている方がおります。その方が、まだちょっとお勤めしているんですけれども、いずれまたそういった相談の場でお願いできればなというところで、今、考えておるところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひ、じゃ、その新しい方が来ていただけるようにお願いしたいと思います。
  その他の相談窓口として、ホームページに相談窓口一覧として、幾つもの連絡先が載っています。しかし、そこにたどり着くには、自分で求めて探さなくてはたどり着きません。アクションを起こさなくても目に入る発信も必要ではないかと思います。
  例えば、町のツイッターや防災情報等メール配信サービスのその他情報を使って、相談窓口の情報発信をしてはいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 情報の発信についてですが、保健センターのほうで今、隔月ぐらいで健康通信というのを区長発送で全戸配布しております。そういった中には、今後入れていきたいなとは考えております。
  また、防災メールのその他の部分につきましては、担当部署のほうとちょっと対応について検討してまいりたいと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 心の不調に気づいたとき、気軽に相談できる体制づくりとともに、いろいろな手段で相談窓口の情報発信をお願いいたします。
  続きまして、小中学校の子供たちについて、教育長に伺います。
  コロナ禍による長期間の臨時休校や学習環境の変化による、子供たちに与えた心理的影響は大きいと思われます。いじめや不登校、問題行動など、現在の子供たちの様子を伺います。
○岩田鑑郎議長 久米教育長。
○久米正美教育長 ただいまのご質問にお答えします。
  ときがわ町でも国や県からの学校の休業要請を受け、3月から5月まで3か月間、学校のほうを休業させていただきました。そうした中で、職員も、また我々教育委員会としても、子供たちがコロナ感染症の不安を持っているんじゃないのか、また家庭で長期間過ごしたこと、また新しい生活様式への不安、そういったものの中で、どういうふうに6月登校してくるだろうかということを心配しながら、また見守ってきたわけなんですけれども、6月当時、学校の先生方にお聞きしたところ、2月に比べて挨拶の声が小さくなったとか、それから多少元気がない様子だった、また新しい生活様式になかなか慣れていない様子であった、そんなふうなことを学校の先生方が伝えてくれました。
  そして、その6月から、今日12月を迎えているわけですけれども、これまでの6か月間の期間でどんなふうに子供たちが変容したかというと、挨拶の声も大分大きくなってきた、子供たちに元気が戻ってきたように感じる、子供たちが新しい生活様式に慣れてきたので、マスクを外して前を向いて給食を取る、そういったことにもストレスを感じなくなってきているようだと、そんな感想を先生方が持っているようです。
  また、中学校では、学習への不安が多少あったようであるが、その分、何か集中してその後非常に熱心に、子供たちがいつも以上に、以前よりも熱心に授業に取り組み、早い段階で計画どおりのところに追いついた、そんな報告を受けております。
  子供たちの心の内面のことについては、なかなか計測することができませんので、身体と違って分かりづらい面もあるわけですけれども、ただ学校としては、毎朝の健康観察、それから月に1回アンケート調査を行っている。
  また、中学校にはさわやか相談員、また中学校に1名、小学校に1名スクールカウンセラーも配置しているというようなことで、心配なことがあればそういった方にもお願いしているわけなんですけれども、今のところ、そのスクールカウンセラーのほうにお願いしている相談内容を見てみると、コロナに関わるようなことでの相談はない。内容としては、家庭の中での悩みだとか、そういったことが中心で、それはコロナ以前の相談内容とほとんど一緒であったというふうに、私のほうは伝え聞いております。
  そんなことで、子供たちの心の在り方というものについては、アンケート調査でも分からない、恐らく毎日の子供たちと接する先生方が一番よく分かる、またそれだけの観察力を持って見ていただかないと駄目かなというふうに思っています。
  また、1人の先生が分からないことでも、いろんな先生が見る中で、今日はちょっとあの子はおかしかったね、元気がないねとか、そういった情報交換をしながら、子供1人1人に丁寧に当たっていただけることが大事なのかなというふうに考えおります。
  全体的な話と、また個々への対応ということで私のほうからお話させていただきました。足りない点があれば、また補足したいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩します。
                                (午前11時12分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                (午前11時13分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 今まで以上に注意深く子供の心の変化に気をつけるときと思いますが、何か特別な対応は行っていますか。
○岩田鑑郎議長 久米教育長。
○久米正美教育長 先ほどお話させていただきましたように、特別なということはございませんけれども、ふだんの日々の中で子供たちをしっかり見ていただくということを、より一層しっかりやっていけるよう指示していきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 例えとして、浜松市では小中学生全員を対象に、ICT活用による子どものこころの健康観察調査を実施、子供の心の健康を科学的に測定し、結果を基に教員が支援の必要な児童を早期発見し、適切な支援を行うとのこと。教員の声として、客観性のある具体的な結果が出てきて現場も驚いている、今までは経験値に頼っていた、子供の心の面が、感覚ではなく客観的に見ることができたとの声が寄せられています。
  早期発見、適切な支援を行う一助として、行うことはいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 久米教育長。
○久米正美教育長 ただいまのご質問にお答えします。
  私もその質問肢というか、浜松市のことについて、ちょっとネットで調べさせていただきました。
  私が見たところによると、5つの内容について各項目3項目で、計15の質問肢に対して答えていくという方法の調査、ウェブ調査でした。それで、ICTといっても特別な何か複雑なものではなく、私流に解釈すれば、もしかしたらそれはペーパーでもできた、それを一斉に処理するのにコンピューターを使ってウェブでまとめ上げているだけのものなのかな、なんていうような感じをしています。
  質問肢の内容がより優れていたために、その結果について妥当ないい結果が、分かりやすい結果が出たのかなというふうにも、また考えているわけですけれども、いずれにしても、そういったものも使うことももちろん大切なことかもしれませんし、それよりもまた、何度もお話を私のほうでさせていただいている、やっぱり一番大事なのは1人1人の子供をしっかり先生方が見ていく、そこに尽きるんじゃないかなというふうに考えております。
  貴重な参考とさせていただき、必要な部分については取り入れてやっていきたい、そんなふうに考えています。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 コロナ禍の中、教育現場の環境も変化し、それに対応する教員も、心身に留意していただくことももちろんですが、どうか子供たちの心に寄り添い、小さな変化を見逃さず、見守っていただきたいと思います。
  最後に、コロナウイルス感染拡大により、誰もが心身ともに大きな影響を受けています。町民1人1人が生き生きと自分らしい生活が送れるように、心の健康を守るために、公助として情報提供や相談窓口の充実と周知を、また新しい生活様式を踏まえた環境での共助を、そして自助となるこころのABC活動のさらなる普及を推進していただけますよう要望いたします。
  以上でこの質問は終了させていただきます。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、子宮頸がんワクチンの情報提供について。
  通告者4番、小島利枝議員。
○4番 小島利枝議員 質問事項2、子宮頸がんワクチンの情報提供について。
  公益社団法人日本産婦人科学会によると、子宮頸がんは子宮の入り口部分にできるがんで、年間約1万人程度の女性が子宮頸がんにかかり、約2,800人もの女性が亡くなっている。最近は特に若い年齢層の患者が増え、子育て中の女性が幼い子供を残して亡くなるケースも多いことから、マザーキラーと呼ばれている怖い病気でもある。
  子宮頸がんワクチンは、2013年4月より国の定期接種となったが、接種後に多様な症状が生じたとする報告により、国は2013年6月に自治体による積極的勧奨の差し控えを行った。現在もその状況は変わらず、既に7年が経過している。
  しかし、現在でも子宮頸がん予防ワクチンは定期接種の対象、つまり自己負担なしで接種を受けることができる。対象の方が接種について検討・判断するためのワクチンの有効性・安全性に関する最新の情報提供が必要と考える。
  以下の点について町の考えを伺う。
  1、2013年と現在の接種率。
  2、子宮頸がん検診の年代別受診率。
  3、子宮頸がんワクチンの周知方法は。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の2、子宮頸がんワクチンの情報提供についてについてお答えいたします。
  子宮頸がん予防ワクチンは、小学6年生から高校1年生の女子を対象に、2013年4月から定期接種として実施が始まりました。
  子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(通称HPV)というウイルスの持続的な感染が主な原因とされ、ワクチンを接種しウイルス感染を防ぐことと、検診を定期的に受けることにより、子宮頸がんを予防することができると考えられています。
  ご質問の1、2013年と現在の接種率ですが、定期接種となった2013年の子宮頸がん予防ワクチンの接種率は7.7%で、昨年度は1.1%となっております。
  次に、(2)子宮頸がん検診の年代別受診率ですが、この検診は20歳、二十歳以上の女性を対象に個別検診として実施し、平成30年度地域保健・健康増進事業報告書の受診率は、二十歳から29歳が10.6%、30歳から39歳が16.1%、40歳から49歳が13.2%、50歳から59歳が15.1%、60歳から69歳が7.5%、70歳以上が1.7%となっております。
  子宮頸がんは特に若い年齢層での罹患率が高く、二十歳代後半から増え、40歳代でピーク を迎えることから、若い世代への取組が重要と考えます。
  次に、(3)子宮頸がんワクチンの周知方法は、についてですが、町では健康カレンダーとホームページにおいて周知しております。国が積極的勧奨を控えていたため、個別通知は実施しておりませんでしたが、過日、国から示された対象者への周知に関する対応についての通知に基づき、個別の啓発も実施してまいります。
  子宮頸がん予防ワクチンの接種を希望する方に、その有効性・安全性について必要な情報の提供と、子宮頸がん検診の受診勧奨により、多くの女性が安心して活躍できるまちづくりに努めてまいります。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ときがわ町において、接種され副反応があった方、または重篤な例があったか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  2013年から定期接種になってから、ときがわ町で接種した方の副反応等についての報告は受けておりません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 空白の7年間は積極的な勧奨の一時中止ということで、対象者への個別送付は行っていなかったということですが、どのようにして情報を知ることができたのか伺います。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  子宮頸がんワクチンにつきましては、健康カレンダーのほうで予防接種の一覧を設けておりまして、そちらの中で接種についての情報を流しておるのと、そのほか、町のホームページのほうで接種対象者、接種の内容、あとは注意事項等についてお知らせしておったところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ホームページに掲載されている接種に関するリーフレットが、平成25年6月版です。
  最新版が令和2年10月に発行されています。町民には常に最新の情報を提供していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  町長の答弁の中にもございました、過日、通知があったということでお答えさせてもらったんですけれども、その通知と併せて、新しい勧奨用のリーフレットができております。詳細版と簡易版の2種類あるんですが、そちらの簡易版について、今後の個別通知の中にこの簡易版のリーフレットを入れて案内してまいろうと、今、予定しております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 ぜひホームページのほうにも、このリーフレット最新版を載せていただきたいと思います。
  続きまして、対象者へ個別送付していただけるということで、一歩進んだことは大変よかったです。送付予定はいつ頃でしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 まだはっきりした時期は決めておりませんが、できれば年内には送りたいというところで、今、現場は準備しております。ただ、近隣ともちょっといろいろ情報交換をしながら、対象となっている方が184人ほどいるんですけれども、全員の方にするか、それとも一番適正な対象者として中学1年生というのが上がっているんですけれども、その方に絞って通知をするかというところは、ちょっと今、検討中でございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 (2)の子宮頸がん検診の年代別受診率は、20代と若い世代が低くなっています。既に定期接種対象外になってしまった、空白の7年間に該当していた方も含まれていると思います。厚労省は積極的な勧奨とならないようにとしていますが、子宮頸がんへの正しい理解を情報提供するべきと思いますが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答え申し上げます。
  正しい情報というのを伝えるということは、この対象者になる方の利益を損なわないためには必要かと考えております。
  ただ、悩ましいところがあるんですが、国としても、まだこれについて、積極的な受診勧奨とかはしないでということの中で、定期接種という立場でこの子宮頸がんワクチンを勧めているわけなので、その辺のお伝え方というのは、いろいろ研究してまいらないといけないのかなというのは、強く感じております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小島議員。
○4番 小島利枝議員 いろんなネットとか情報元はあると思いますが、公共からの情報というのは一番信頼性が高いと思いますので、いろいろな副作用があるという、そういう国があまり勧奨しないようにということですが、その辺踏まえて情報を提供していただきたいと思います。
  最後に、子宮頸がんワクチンについて、メリット、デメリットを正しく知っていただき、対象の方が接種を希望する、しないを選択できるよう周知をお願いいたします。
  これからも、町民の命と健康を守るため、町民に寄り添い、最新の情報提供をお願いいたします。
  以上で私の質問は終了させていただきます。
○岩田鑑郎議長 ご苦労さまでした。
  以上で、日程第1、一般質問を終了します。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時27分)