令和3年第3回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第3号)

                            令和3年9月13日(月)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 報告第 4号 令和2年度ときがわ町決算に基づく健全化判断比率の報告につい
             て
日程第 3 報告第 5号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計決算に基づく
             資金不足比率の報告について
日程第 4 報告第 6号 令和2年度ときがわ町水道事業会計決算に基づく資金不足比率の
             報告について
日程第 5 報告第 7号 令和2年度ときがわ町一般会計継続費の精算報告について
日程第 6 認定第 1号 令和2年度ときがわ町一般会計歳入歳出決算認定について
日程第 7 認定第 2号 令和2年度ときがわ町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に
             ついて
日程第 8 認定第 3号 令和2年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定
             について
日程第 9 認定第 4号 令和2年度ときがわ町介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい
             て
日程第10 認定第 5号 令和2年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計歳入歳出決算
             認定について
日程第11 認定第 6号 令和2年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計歳入歳出決算認
             定について
日程第12 認定第 7号 令和2年度ときがわ町水道事業会計決算認定について
日程第13 議員提出議案第1号 ときがわ町議会議員定数条例の一部改正について
日程第14 議案第32号 ときがわ町事務手数料条例の一部改正について
日程第15 議案第33号 ときがわ町国民健康保険出産費資金貸付基金条例の廃止について
日程第16 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第17 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第18 議案第34号 町道路線の認定について
日程第19 議案第35号 町道都722号線道路改良工事(馬場・関堀地内)請負契約の締
             結について
日程第20 議案第36号 町道都1349号線災害復旧工事(大附地内)請負契約の変更契
             約の締結について
日程第21 議案第37号 令和3年度ときがわ町一般会計補正予算(第3号)
日程第22 議案第38号 令和3年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第23 議案第39号 令和3年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第24 議案第40号 令和3年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第25 議案第41号 令和3年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             1号)
日程第26 議案第42号 令和3年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第1号)
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長兼
会計管理者
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計室長
坂 本 由紀夫 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開議の宣告
○岩田鑑郎議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しております。
  これより令和3年第3回ときがわ町議会定例会第3日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○岩田鑑郎議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○岩田鑑郎議長 これより日程第1、一般質問の続きを行います。
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          ◇ 小 宮   正 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位6番、質問事項1、集会施設について。
  通告者10番、小宮正議員。
○10番 小宮 正議員 改めまして、皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、10番、小宮正ですけれども、1問質問させていただきます。
  集会施設についてということでございます。
  町には30か所の集会所がある。建物等のメンテナンスはどのように行ってきたのか。また、長寿命化の方針について、施設についてはメンテナンスの計画を考えているのか、また順次建て替えの考えがあるのか、伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  小宮議員ご質問の1、集会施設についてにお答えいたします。
  地域集会所の整備につきましては、これまでは合併特例債を活用し、順次進めてきました が、今後は人口減少や地域のニーズ、財政負担も考慮しながら行う必要があると考えています。
  こうした状況の中、町では、町内全体の公共施設について計画的な管理を行うため、令和3年3月にときがわ町公共施設個別施設計画を作成しました。さらに、現存する集会所について、より具体的な方向性を示すための集会所整備方針を定めております。
  まず、ご質問の建物等のメンテナンスについてですが、網戸や障子の張り替えや消耗品の購入、施設内の草刈り等の軽微なものにつきましては、地域の負担で行い、老朽化した屋根や床などの施設設備の修繕については、区長要望として書面による提出を受け、町が行っております。近年に行った例を挙げますと、六区文化会館の雨漏りによる屋根の修繕、桃木中央会館の多目的トイレの電気設備修繕などを実施しています。
  次に、長寿命化の方針を出している施設のメンテナンスの計画についてですが、屋根、外壁及び電気設備等を調査し、随時メンテナンスを行っております。過去の例といたしましては、平成29年度に番匠文化センターの屋根と外壁の塗装を行っております。
  次に、集会所の建て替えについてですが、最近の人口減少の傾向を見ますと、従来の枠組みによる集会所設置では、今後難しくなるのではないかと考えております。実際に地域の世帯数が減少したことにより、集会所の維持に支障が現れている地域もあり、20年から30年先の地域の姿を予測し、地域による集会所維持を持続可能なものに改めていく必要があります。
  かつては、地域の会議や様々な集会行事、結婚式まで行われていた地域集会所ですが、公民館の設置や食事を兼ねて集会ができる飲食店、葬祭センターなどが町内に進出したことにより、集会所が活発に建てられた時代と比べて、その必要性が大幅に減少していると考えます。このことを踏まえ、建て替えを検討する際には、従来の型の集会所が本当に必要なのか、地域からの意見を伺いながら検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 答弁書の中でお伺いしたいと思います。
  これから随時メンテナンス等行っていくということでございますけれども、来年からでもあれですか、多少、多少は予算を組んでやっていく考えはあるのか、お聞きしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、総務課のほうからお答えを申し上げます。
  集会所、地域集会所につきましては、地元の方と無償貸借契約というのを町と地元の間で 結んでおりまして、貸出しを受けた区としては、その建物が通常に使えるように随時管理を行わなければならないという契約を結んでおります。一たび何か支障が生じますと、管理をしている地域の区長さんから役場のほうに連絡が来るというふうなことになっております。
  小宮議員は、役場のほうで恒常的に予算を組んでメンテナンスをする予定があるかというふうなお話でございますが、今のところそのような予定はなくて、区長さんと役場当局の連携の下に建物を管理していきたい、必要が生じたときにだけ予算を組むというような形でやっていこうというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 私の、初めに申し上げますけれども、私のこの質問は、予算を組んでちゃんとここをやっていただきたいかなと。それはなぜかといいますと、質問にもございますけれども、29年度には番匠文化センターに屋根と外壁塗装をやったということでございます。また、この今年もらった計画の中では、番匠文化センターは21年たっているんですね。そのほかには、ある程度調査をしてやっぱり10年、10年、20年はたっている。10年以上たっているところというのは、やっぱりこれから予算を組んで、私はこの外壁塗装をやってもらいたいと、やっぱり防水をちゃんとしてもらいたい。
  これ、計画を見ますと、関堀センター、私、隣だからよく分かるんですけれども、いいところだっていう、しかし、見てくださいよ、あそこ。関堀センターの外壁を見ますと、ここを入るでしょう、入ってもう手が真っ白ですよ、真っ白。もう何も効いていないんですよ。
  ただ、この答弁書にもあるとおり、小さな床とかそういうのは、確かに区長要望で直してもらっていますが、関堀センターばかりではなくて、よその古い施設がうんとあるんですね。もう40年、40年の計画、40年過ぎたところもあります、実際には。だから、できれば40年以上たったところは、これから建て替えを、合併何年かして建て替えの考えもあるんかなとは思いますけれども、ある程度、10年、20年たって、これからもう少し先を見て大事にしていく必要があるんじゃないかなと。やっぱり、ただ中のものだけはいいということではなくて、やっぱりちゃんとこれからやっていかなければ、町として予算を組んでいかないんかなと思いますけれども、そういう考えはあるのでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 小宮議員ご指摘の関堀集落センターの外壁は、たしか金属系のサイディング、トタン系のもので外壁が造られているというふうに記憶をしているところでございま す。集会所を建てる場合には、なるべくメンテナンスが必要のない耐久性の高いものを、部材を選択して使うようにしているわけなんでございますが、小宮議員のご指摘のとおり、集会所を長く使い続けるためには、通常の点検であるだとか、傷は早いうちに修繕するというようなことが、最も必要なのではないかなというふうに我々も思っております。
  区長さんからの要望で最近修繕のケースとして多いのが、小宮議員、外壁のご指摘をいただいたんですが、屋根の修繕が非常に多く発生しております。関堀の集落センターにつきましても、平成30年に雨漏りの修繕工事を行っておりますし、そのほか町内の集会所でも、目立った修繕のケースとしては、屋根の修繕、屋根瓦が割れただとか、コロニアルの塗装を行ったとか、ガルバリウムの塗装を行っただとか、そういったものが多く発生しているものでございます。
  町としても、先ほど申し上げましたとおり、区長さんと綿密に連携しまして、傷は早いうちに直して、水が差して中の躯体まで腐ってしまうことがないように注意を払っていきたいというふうに考えております。町としても、恒常的な修繕の予算というのは、町の集会所管理事業の中に若干はあるところでございますが、こういったものにつきましては、大規模な修繕の場合には新しく大きな補正予算を組んで、その都度補正予算を組んだ中で工事を執行しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 ありがとうございます。
  しかしある程度予算を組んでやっていかなければいけないかなと。だから番匠は、だって文化センター、29年度にやっていて、21年たって、そのほかにも田中もあるし、いろいろな施設も29年とかいろいろあるわけですよ。でも、これからある程度そういう建物をもう少し10年、20年、もう少し大事に使ってくれとかそういうであれば、やっぱりある程度は予算を町でも組んで、ある程度のこの集会施設のことはちゃんとしていかなければやっぱりいけないんじゃないかなと思います。
  ただ、40年以上の場合13か所あって、30年も3か所あるんですかね。だけれども、ある程度20年ぐらいたった建物については、ある程度は、いっぺんにはできないと思いますけれども、順次やっぱり区長さんなりそういう人と区長会があると思うんで、そういう中で提案でもしていただいて、地元が大丈夫だと言えばそれでいいんですけれども、やっぱりある程度のそういう話も出してもいいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 集会所のことにつきましては、常日頃から区長要望で実は様々な区長さんから修繕ですとか、あるいは機能向上ですとか、そういったご相談を受けることも一番多い内容というふうに認識をしているところでございます。1棟建てると数千万規模のお金が、一次経費が発生しまして、大変な予算のかかる集会所でございますので、小宮議員ご指摘の常に、恐らく小宮議員、先回りして、先回りして事が大きくならないうちに修繕をして長寿命化をしてくださいというふうなご要望だというふうに認識しておりますので、区長さんと連携の下、あるいは区長さんも集会所の管理者と綿密な連携の下に、施設の長寿命化につきまして努力をしていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 ぜひこの集会所を長くやっぱり地域で、それぞれの地域も大事に使っていると思いますけれども、やっぱりそういうやっぱり町でも造ればいいというんじゃなくて、やっぱり地元とよく相談しながら、私は進めていく必要があるんかなと思います。
  うちなんかも何回も区長要望出しましたけれども、はねられて駄目でしたけれどもがっかりして、そういう中でやっぱりもう細かい修理、修理というのは、もう私も隣ですからよく分かります。でも、ある程度はやっぱり周りも大事にするんかな、外壁もよく大事にして、長くやっぱり、せっかく何千万も使ってやるんですから、造って地域に預けるんではなくて、ある程度はぜひとも担当が総務課なんで、総務課とまた地元の区長さんとよく相談していただければありがたいと思います。
  あと、もう一つは、この建て替えの、順次建て替えの考えはあるかということ。確かにこの答弁書を見ますとこのとおりなんですね、実際に。本当この答弁書どおりに本当に今、実際にじゃそんなに地域の集会所を使っているかというかな。実際、実際にはあれですね、一番使っているのは、番匠と馬場がよくカラオケ教室を昼間やったりゲートボールをやって、あそこで歌をやったり、結構頻繁に使っているようでございますけれども、うちなんかも本来は、もう3年前頃ですか、番場と関堀で造る予定でおりましたけれども、駄目になりましたけれども、これからはやっぱりこの地域で、大野はこの間合併してやりましたけれども、やっぱり何千万もかかることですから、地域に1つじゃなくて、やっぱり町としても隣接したそういう地域ごとの集会所を造ってはどうかとか、そういうことも計画してもいいんじゃないかなと思いますけれども、そのお考えはあるんでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 これは、答弁書にも書かせていただいたんですけれども、もう既に地域の世帯数が減少して、地域の集会所の維持につきましては、地元の方たちでお金を出し合って、電気料だとかそういった経常経費を払っていただくというふうな約束事になっているんですが、それ自体もままならなくなってきたというふうな状況の場所もあるというふうな相談を区長さんから受ける場合がございます。
  そうですね、私の子供の頃の記憶だと、たしか田中の公会堂で子供のときに映画を見た記憶があります。夏休みの映画祭りみたいなことだったと思うんですけれども、恐らく都幾川公民館ができる前の話だったんじゃないかなと思います。
  今、恐らく田中地域で映画会をやろうとすると、公民館利用のほうがいいんじゃないかなというふうに思うところでございますが、答弁書に書かせていただいたとおり、もう地域の集会所、30年、40年前に考えられた機能が、ほぼほかの施設で代替可能なものが多くなってまいりました。そういったことで、この答弁書には、従来型の集会所が本当に必要なのかと、地域からの意見を伺いながら検討してまいりたいというふうに書かせていただいたわけでございますが、より地域の人数が減りますと、例えば集会所を管理する上で集会所の管理者が必要になります。地域の方で1週間に1度なり出ていただいて、お掃除をしていただくというふうな出役も必要になります。それが地域で今後も可能になるかどうか。
  あるいは、我々も集会所に行くときに従来は歩いて行ったんですが、今、車で行かれる方が多いですよね。となりますと公共的な公民館ですとかそういったもので代替ができないか。そういうことを考えながら、集会所の必要性自体も十分検討していく必要があるのではないかなというふうに考えております。
  一方で、番匠の集会所みたいに、本当に地域の文化の拠点として稼働率が非常に高い施設もございます。それらの機能をよく考えた上で、将来設計を描いていく必要があるかというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 小宮議員。
○10番 小宮 正議員 確かにそうなんですね。やっぱり地域にはそれぞれいろいろなお祭りがあったりいろいろあって、年に数回しか使わないところもあるかなと思います。それはそれとして、うちなんかの場合は、環境に恵まれているというのは失礼ですけれども、本当に役場は近いし、体育センターもあるし、いろいろな施設がありますから、いろいろ最悪困 ればそういうところで、住民とともにいろんな催しができるかなと思いますけれども、これから人口減少が、年寄りが、人口減少になる中で、やっぱりある程度はやっぱり合併も視野に入れながら、そういうふうに造っていただければありがたいと思います。
  ぜひとも私のさっき、元に戻りますけれども、外壁塗装はしていただいて、長もちをしていただいて大事に、また地域で大事に使ってもらえるよう予算組みをしっかりしていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。終わります。
○岩田鑑郎議長 席の消毒を行います。
  一般質問を続けます。
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          ◇ 神 山   俊 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位7番、質問事項1、児童生徒の通学の安全対策について−スクールバス・路線バスの活用を−。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 議席番号3番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、2項目について一般質問をします。
  質問事項1、児童生徒の通学の安全対策について−スクールバス・路線バスの活用を−。
  下記の2点について町の考え方を伺う。
  (1)通学路の改善要望はあるか。また、対策を検討しているのか。
  (2)スクールバス・路線バスのさらなる活用を考えているのか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 皆さん、おはようございます。
  神山議員ご質問の1、児童生徒の通学の安全対策について−スクールバス・路線バスの活用を−についてお答えいたします。
  初めに、(1)通学路の改善要望はあるか。また、対策を検討しているのかについてですが、今年度は第4期埼玉県通学路整備計画の最終年度に当たり、次期通学路整備計画を策定するため、さいたま市を除く県内全市町村で通学路安全総点検を実施しております。
  当町では、令和3年5月に町内各校へ通学路安全総点検の点検要領を説明し、教職員及び保護者から点検結果をいただき、8月には東松山県土整備事務所へ提出いたしました。
  各校からは95件の改善要望があり、今後は、東松山県土整備事務所、小川警察署及びときがわ町役場で対策案を検討し、11月頃までには対策案を決定していく予定です。
  次に、(2)スクールバス・路線バスのさらなる活用を考えているのかについてですが、現在運行しているスクールバスは、分校や地域の小学校の統廃合により遠距離通学となった地域の児童のために導入され、教育総務課と福祉課でそれぞれ1台ずつ管理しています。教育総務課では、玉川便として玉川小学校と玉川保育園を、福祉課では、都幾川便として明覚小学校、萩ヶ丘小学校、平保育園、はなぞの保育園の送迎をそれぞれ行っています。
  小学校の送迎は、登下校の時間帯がほぼ重なり、さらに保育園の送迎も同じ車両で行っていることから、現在も全ての運行をスクールバスだけでは賄えておらず、路線バスや乗合タクシーを使用して補っています。このため、通学の安全対策として活用する際に、運行ルートの拡大や増便が生じた場合は、対応が大変厳しい状況です。また、同様に路線バスや乗合タクシーの活用につきましても、車両台数、運行本数、運行経路等や一般利用客との併用を考えると、安全対策として活用することは難しいと思われます。
  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 今年度の通学路の安全点検の結果、95件の改善要望が出されているわけですが、現在、何件達成されたのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 現時点で95件の要望がありまして、これを今後検討してまいりますので、まだ現時点ではその達成には至っておりません。抽出ができたということでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 これ、毎年通学路の安全点検を行っておられると思いますけれども、やはり全てが全て改善されるとは限らないと思うんですね。やはり財政的な問題、物理的な問題な理由によって改善が見込めないところもあると思います。具体的にそのような箇所を把握しているのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 埼玉県におきましては、5年ごとに、これまで第4次だったわけですけれども、今度第5次になるわけですが、その中で対応しておりまして、持ち越しておる ものというのはないです。
  ただ、今お尋ねのように、例えば私も今年度の要望は見たんですけれども、例えば萩ヶ丘小学校に向かう慈光寺入り口の宿の交差点があります。それから萩小のほうに向かって都幾川橋があります。そこから萩小までの区間、そこは前の第4期計画のときでも、もう少し拡幅だとか、縁石が置けないかとか要望もありました。しかし、あの場所、神山議員ご存じかどうかですけれども、なかなか用地買収等も難しいところかと思います。その努力は諦めるものではないとは思いますけれども、第4期の中で、ラインを、白線をしっかり引き、その歩道側は緑色のペンキを塗って、あと必要なところには、以前からかもしれませんけれども、ポールコーンというんですか、銀色とか赤のあのコーンが置かれております。
  そういったできる対策は取ってきているということで、ほかにももう一段こういうものができないかというのはありますけれども、その時点、その時点の何期計画の中で対応してきているという状況でございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 できることはやっているということだと思うんですけれども、先ほど述べたように財政的に、また物理的に厳しいところもあると思うんですけれども、そういう部分においては、教育委員会はしっかり把握しておられるのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 教育委員会といたしましては、今回95件のこの要望、場所がどこか、図面を描いて、また写真もつけていただきます。そういうものが95枚、シートになって出てきます。そういうものを私も見ております。こういうものは、また道路管理者である町でいえば建設課なり、あるいは警察なりと、この対策を取っていく中で共有しているという状況でございます。ですから、認識はしておるつもりです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 今年6月に、千葉県八街市で歩いて下校途中の児童の列にトラックが突っ込み、男女5人が死傷する大変痛ましい事故が発生しました。その後、国から緊急点検の要請があったと思いますけれども、実際あったのか。また、あったならば、実施したのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えを申し上げます。
  これにつきましては、国から7月9日付で、タイトル、通学路における合同点検の実施について、これ7月9日付で発されておりますので、これがいわゆる報道等で言われているところの文科省発の緊急通学路点検でございます。これ必要であれば、また文科省のホームページにもこれ載っておりますので、このタイトルで検索していただければ出てきます。
  ポイントだけ申し上げますと、この八街市で大変痛ましい事故が6月に起きたと、ついては必要な緊急点検を行ってくださいと。ポイントなんですけれども、各都道府県等で行っている場合は、この通知はあくまでも補完的なものであるので、そちらで進めてくださいということです。埼玉県のこの第5期に向けての例の95件が出てきたものについては、これ7月の末までに各学校から提出があったものです。国のこの通知によると、それは9月までに出してくださいということなので、埼玉県のこの5期に向けての通常の計画策定のほうが、ペースが速いんですね。なので、埼玉県のものに従ってやり、そういうことで結構ですよという国の内容になっておりますので、県のものを主体に進めさせていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 特段、埼玉県の第4期通学路整備期間の内容と重複するということで、特別には点検しなかったいう認識でよろしいのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 国の通知に含まれた内容が、全てこの埼玉県の第5期の通学路点検に含まれておりますので、埼玉県のものを進めていけばそれで足りると判断したところでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 (2)の質問ですけれども、答弁の中では、教育総務課と福祉課でそれぞれ1台ずつスクールバスを管理しているということですけれども、なぜでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 これにつきましては、平成18年に合併したわけですけれども、その際、旧都幾川村と旧玉川村で1台ずつバスがあったと。そのときのバスの運行ルートを基本的にそのまま継承しているということで、2台でございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 では、荒井企画財政課長にお伺いしましょうかね。
  これは効率的なのか、能率的なのかという部分では、どのように評価されているのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、答弁にもございましたように、物理的に同じ時間帯に、いろんな方向に対して児童を運ばなければいけないというふうなことを考えますと、それぞれやはり地域を分けて運行していることについては、致し方ないかなというふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 同じスクールバスを2つの課をまたいで持っているということに対してのその財政的な部分、または効率的な部分に対しての答弁をお聞きしたいのですが、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、執行に際しましては、運転を事業者に委託をしているわけなんですけれども、その中では予算は分かれておりますけれども、入札は予算を一つにしまして行っておりますので、結果的にはそれによって効率化は図られているというふうに考えております。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 率直に一つの課で管理したほうが効率的ですし、財政的には併せてやれば一つだから問題ないよというのは、大変よく分かるんですけれども、やはり一つの課で担当課を持っていたほうが、何かトラブルがあった際、また仕事内容に対しても効率がいいのかなというのは、率直に思っているところですけれども。
  続いて、現在、登下校でスクールバス、路線バスは具体的にどのように使用されているのか、お伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 まず、スクールバスでございますけれども、1台、教育総務課が管理しているのは、俗に玉川便と一般的に呼んでおります。これが、玉川小学校と玉川保育園の登下校、登園、それから帰るときに使われております。それから、もう1台、都幾川便と 呼んでおりますけれども、これは明覚小学校大附地区、今2名児童がいるんですけれども、この登校、それからはなぞの保育園、平保育園の登園、それから帰るときに使われております。
  概況としては以上ですが、よろしいでしょうか。
          (「スクールバス、路線バス、すみません、じゃ答弁」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 暫時休憩します。
                                (午前10時06分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時07分)
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   ◎発言の訂正について
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
  じゃなくて。
○宮寺 進教育総務課長 いや、ちょっと答弁で一部違っている部分がありましたので、訂正させていただきたいんですが、教育長から訂正して。
○岩田鑑郎議長 回答に、回答に修正を加えるということですね。
○宮寺 進教育総務課長 はい。
○岩田鑑郎議長 じゃ、加えてください。
  久米教育長。
○久米正美教育長 私のほうで答弁させていただいた中で間違いがありましたので、訂正させていただきます。
  2枚目のほうの資料の(2)スクールバス・路線バスのさらなる活用を考えているのかという段落、パラグラフの最後のほうなんですけれども、「都幾川便として明覚小学校、萩ヶ丘小学校」、そして答弁書には「玉川保育園、はなぞの保育園」と書いてあるんですけれども、そこの「玉川保育園」のところが「平保育園」ということで、「萩ヶ丘小学校、平保育園、はなぞの保育園の送迎をそれぞれ行っています。」ということで、訂正をしていただけたらありがたいと思います。大変申し訳ありませんでした。
○岩田鑑郎議長 そのように、久米教育長から答弁の修正がありましたが、この発言の訂正の申出がありましたので、お諮りします。これを許可することにご異議ございませんか。

                     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認め、この訂正を許可することと決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 続きます。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 それともう1点、私のほうで答弁が足らなかった部分があるかと思います。今、スクールバスについてお答えしたんで、路線バスでございますね。路線バスにつきましては、現在、玉川小学校の日影地区の4年から6年生の児童でございます。合計で11人おります、登下校ですね。路線バスについては以上でございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 先ほどの千葉県の事故を受けて、全国にスクールバス導入という動きもありましたが、現在少し下火になっている現状もございます。国の動向を注視しながらも、近年の自然災害や見守り活動の減少、児童生徒数の減少により、登下校で1人になる範囲が広くなるため、保護者の方々が希望するのであれば、選択肢の一つとしてスクールバス、路線バスのさらなる活用をするべきだと私は思いますけれども、改めてお伺いしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
  路線バス、それから乗合タクシーも含めてかと思いますけれども、今いただいたようなご意見、子供さんがちょっと少なくなっている現実はございます。そうすると、下校等、登校の初めもそうなんですけれども、人数が少なくなってしまうという場合もありまして、そういう観点からも、使える部分については路線バス、それから乗合タクシーの活用、これはもう必ずいつからどうできるということは、ちょっと名言は今できないところかと思うんですけれども、方向としては考えていきたいなというふうに思っております。以上です。親御さんの要望、保護者の方の要望等も、歩かせたいという要望があったりするものですから、その辺も含めて考えていきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 最後に、渡邉町長にお聞きしたいと思います。
  町長ご自身が通学路を歩いたり、立哨指導なども積極的に行っていることは大変すばらしいことだと思っております。この経験を踏まえて、私のこの質問、このスクールバス、路線バスの活用の質問に対して、何かご意見、ご感想があればお聞きしたいのですが、よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 今、時間があると、五明地区の子供たち、それからあと番匠から玉小へ行っている子供たち、それからあとは明小に通っている子、本郷の本田橋の近くに集まっている子供たち、今一番危険なんで、そういうところをいろいろ時間があると子供たちと一緒に歩くんですけれども、一番感じたのは、昔と違って地域力がなくなりまして、子ども110番の家が機能していない、これがすごく地域力が落ちているな。子ども110番の家の方が玄関先に出ていただけるだけでも、子供たちは安心して、おなかが痛くなったり、トイレ行きたくなったり、忘れ物したりといろいろ細かなトラブルがあるんですよ。そういうときに、ただ機能的に学校と自宅を往復するだけのスクールバスでは駄目なような気がするんですね。だから、まずその辺を学校側に要望しているんですが、子ども110番の家のやっぱり利用の仕方をまず考えもらいたい。
  もう一つは、そのスクールバス、オールスクールバスということと路線バスということもあるんですが、非常に費用対効果があって、オールスクールバスにすると非常にコストがかかる。それから、一番感じたのは、日影地区、五明地区のPTAの方が、俺たちは歩いたんだから子供たちも歩かせたいと、だから我々は駅伝が速いとか、そういう意見も出ていまして、歩かせたいというところもありまして、そこのところで意見調整が難しいなという感じがいたします。
  それから、あとやっぱり子供たちも、やっぱり特にこれから例えば中学生なんかの問題出ますけれども、もう公共交通を中学生は当然利用しても当然いいのかなと感じがします。ただ、そのところで、乗合タクシーとスクールバス、路線バスとの関係もあるんですが、そういうような交通弱者の場合は、定時発車、定時着の路線バスが必要かなという感じもするんですが、やはり当面はスクールバスと路線バスとの併用でいきたいと思います。それから、路線バスなども、ボランティアの方が乗車をして、乗降客の面倒を見ているという地域もあるんですね。そういうのも見ますと、やっぱり併用でいくのがいいかなと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 ありがとうございました。
  これで私の質問事項1の質疑を終わりにしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 続いて、質問事項2、児童生徒にマネー(金融)教育、性教育の充実を。
  通告者3番、神山俊議員。
○3番 神山 俊議員 質問事項2、児童生徒にマネー(金融)教育、性教育の充実を。
  児童生徒にマネー(金融)教育、性教育の充実を図っていくべきだと考えるが、町の考えを伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 神山議員ご質問の2、児童生徒にマネー(金融)教育、性教育の充実をについてお答えします。
  初めに、現在、児童生徒が学んでいる両教育の概要につきまして説明いたします。
  まず、マネー(金融)教育については、中学校3年の社会科公民分野の教科書に「私たちの暮らしと経済」の章が設けられ、消費生活と経済、生産と労働、価格の働きと金融、政府の役割と財政等について学びます。また、中学校の技術・家庭科家庭分野の教科書に「身近な消費生活と環境」の章が設けられ、中学3年間の中で消費生活全般に加え、契約と消費生活のトラブル、環境に配慮した消費生活等について学びます。
  外部との連携としては、例年、税務署から指導者を招き、税に関する基礎、基本的な学習を小学6年及び中学3年で実施しており、今後は財政、金融、消費者等に関する教育をさらに充実させるため、財務省関東財務局や銀行等金融機関と連携した授業の実施を検討しております。
  次に、性に関する教育につきましては、小学校3、4年の体育科の教科書に「育ちゆく体とわたし」の章が設けられ、思春期に現れる変化について学びます。また、中学校保健体育科の教科書保健編に、心身機能の成熟に関する記述に加え、異性の尊重と性情報への対処、性感染症の予防について記されており、中学校3年間の中で学びます。
  なお、中学校保健体育科では、役割演技などの体験学習を通じた異性の尊重を考えさせる活動や、助産師による出産に関する講話、医科大学から指導者を招いての性感染症についての学習も実施しております。
  近年、児童生徒を取り巻く家庭環境や社会環境は大きく変化し、価値観の多様化も進んでおります。これからの時代を歩んでいく児童生徒に対しては、正しい知識の下で判断や行動 ができるよう、マネー(金融)教育や性に関する教育の充実が必要であると考えており、殊に両教育については、最新の諸情報に基づく教育を心がけ、併せて教員の研修への派遣等により指導技術の向上に努めてまいります。
  以上です。よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 金曜日の一般質問で、田中議員とのやり取りで大変熱い議論が交わされたわけですけれども、その中で教育長は、テスト以外という部分も大事な要素に入ってくるよという答弁がありましたけれども、確かに現在の小学校の新学習指導要領には、創造力や表現力、主体性といった非認知能力、テストでははかれない能力とも呼ばれる要素が組み込まれております。今の子供たちが生きる未来には、与えられた課題の正解を求める力よりも、自分で問いを立て、解決策を仲間と協力しながら考え、生み出す力が求められており、非認知能力はそのベースとなる力として重要視されております。いわゆる人間力、生きる力が重要になってくるのかなってところで、こういう部分を教育長は金曜日に言いたかったのかなと思っております。
  その中でも、やはりマネー教育、性教育、特に金融教育というのは、生まれて死ぬまで一生関わってくる問題ではないのかなと思います。この中で、やはりお金に困ったことはなかったことはない人はいないんじゃないでしょうか。常にお金とかという部分は付きまとう課題であるのかなと、私自身はそう思います。
  また、来年の4月に成人年齢が18歳になれば、高校3年生でも、高校3年でも様々な契約を結べる、大人として扱われることになります。未成年が親の同意なしに結んだ契約は取り消せるが、18歳、19歳は、クレジットカードやローンでの契約に責任を持たなければいけなくなる時代がやってきます。こういうことも含めて、やはり今はマネー教育ですけれども、マネー教育、性教育というのは、大変重要な課題であるんではないかなと思っておるんですけれども、改めてそれについて、教育長の考えをお聞きしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 久米教育長。
○久米正美教育長 それでは、ただいまの神山議員の質問にお答えします。
  全人的な教育をということで、昨日お話をさせていただいたところなんですけれども、実際にこの性教育、マネー教育、こういったことも、やっぱり1人の子供たちの全体的なものに関わる部分として重要視していかなければならないものというふうに、私はもちろん考えております。
  そういう中で、例えば性教育を通して異性のことを尊重できる、いわゆる勉強だけで、いわゆる学習、数学や国語やそういうことで点数を取るだけではなくて、人の気持ちをちゃんと理解できるとか、そういったこともしっかり学んでいかなければならない。また、これからの世の中、その消費者教育なんていうことで、今、神山議員がおっしゃったようなことも、いろんな心配事もあります。これを義務教育の中である程度しっかり学ばせていく、これがやっぱり大事なことかなというふうに思っております。
  幸いにも、特に金融教育で家庭科の教科書を見ると、本当に丁寧に、私も見て、こんなにすごく幅広くしっかり学習できるんだなと改めて感じたところです。より一層、このことを実際に子供たちにしっかり勉強させて、間違いや失敗がないようにさせていきたい、そんなふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 神山議員。
○3番 神山 俊議員 学校だけで金融教育や性教育が完結できるとは思っておりません。あくまでもきっかけだと思います。やはり主体は家庭ではないのかなと、私はそう思っております。
  時間も来ましたので、これで私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
○岩田鑑郎議長 休憩いたします。
  再開を10時40分といたします。
                                (午前10時23分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時40分)
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          ◇ 岡 野   茂 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位8番、質問事項1、町の観光事業の今後について。
  通告者7番、岡野茂議員。
○7番 岡野 茂議員 議席番号7番、岡野でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、1問質問させていただきます。
  質問事項1、町の観光事業の今後について。
  今年8月は緊急事態宣言が発令の中、町のアウトドア施設が大変なにぎわいを見せている。町民は感染拡大を心配しているが、以下の点について町の考えを伺う。
  (1)県外や町外から来る客に対する感染対策の取組は。
  (2)三波渓谷駐車場周辺が交通障害や走行の危険を感じたとの声を聞くが、町の対策は。
  (3)令和元年第4回定例会の私の質問に対する答弁の中で、三波渓谷周辺について、大きく場面転換をした提案を翌年の3月か6月にする意向の町長答弁があった。その提案はできたのか。
  (4)駐車場の料金設定は何を根拠に決めたのか。
  以上、お願いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岡野議員ご質問の1、町の観光事業の今後についてにお答えいたします。
  初めに、(1)県外や町外から来る客に対する感染対策の取組はについてですが、町内のアウトドア関連施設については、各施設とも新型コロナウイルスの感染予防対策を講じるとともに、緊急事態宣言発出後は、利用時間の制限や県外利用者の新規予約受付を中止するなど対策を強化し、営業を行ってまいりましたので、施設ごとの具体的な対策についてご説明いたします。
  川の広場バーベキュー場及び都幾川四季彩館バーベキュー広場では、両施設とも完全予約制とし、川の広場については、さらに利用区画数の縮小及び区画内利用者数に制限を設けて営業してまいりました。
  木のむらキャンプ場では、利用受付時の検温実施や毛布の貸出休止と併せて駐車台数の制限を設けて営業し、星と緑の創造センターでは、利用受付時の検温実施や複数名での利用を家族単位に限定するとともに、日帰り利用、ログハウス内和室の利用をそれぞれ休止してまいりました。
  なお、本町において新型コロナウイルス感染者数が短期間で急増していることから、現在では、川の広場バーベキュー場、都幾川四季彩館、木のむらキャンプ場、星と緑の創造センター、やすらぎの家、いこいの里大附、くぬぎむら体験交流館の営業を緊急事態宣言が解除されるまで臨時休業としております。
  今後も引き続き感染状況を注視しながら、予防対策を講じてまいります。
  次に、(2)三波渓谷駐車場周辺が交通障害や走行の危険を感じたとの声も聞くが、町の 対策は、(3)令和元年第4回定例会の私の質問に対する答弁の中で、三波渓谷周辺について大きく場面転換をした提案を翌年の3月か6月にする旨の町長答弁であった。その提案はできたのかについてですが、関連性のある質問ですので、合わせてお答えいたします。
  これまで三波渓谷駐車場は、川遊びや渓谷の景観を楽しむ来訪者に一般開放しておりました。昨年度は、新型コロナウイルスの感染状況を憂慮して閉鎖しましたが、町内各地域において河川周辺の迷惑駐車が多発し、住民の皆様から多くの苦情が寄せられる結果となりました。
  大型連休、お盆期間などは、当町でアウトドアを楽しむ来訪者の集中するハイシーズンであり、こうした時期の対応について、町関係部署と小川警察署により検討会議を開催し、町が管理する駐車場における来訪者の受入れと路上駐車の抑制について、連携し対応していくことを確認しました。
  三波渓谷駐車場につきましては、昨年の状況から、住民の安全の確保や環境保全への取組の必要性を踏まえ、同駐車場の受入れ体制を整えることを念頭にときがわ町観光協会と協議を行い、観光協会が駐車場運営を行うこととなりました。
  観光協会は、来訪者から環境整備協力金をいただく方針を定めるとともに、地権者をはじめ、地元行政区や近隣住民などへの説明を行い、7月15日から運営を行っております。運営当初は無人運営を行っていたため、一時的に周囲の道路で車両渋滞が発生するなど、近隣にお住いの方などから苦情やご心配の声をいただきました。そのため、8月上旬からは交通整理員を配置し、交通渋滞等に対応しております。
  町では、運営経験が十分でない観光協会を補助し、安心・安全な駐車場運営の支援に努めております。
  これまで岡野議員から再三ご提案をいただきました三波渓谷駐車場の活用につきまして、大きく場面転換したものではありませんが、コロナ禍における観光ニーズとして低山ハイキング、キャンプ、川遊びなどがアウトドアブームとなっており、当町にも自然を求め多くの方が訪れております。このような中、三波渓谷駐車場の価値観が高まったことから、継続して駐車場として活用しております。今シーズンは、観光協会が試行として駐車場運営を行っておりますので、利用状況を総括し、今後に役立てまいります。
  次に、(4)駐車場の料金設定は何を根拠に決めたのかについてですが、協力金の設定につきましては、観光協会が近隣の市町村に所在する同様の駐車場利用料金を参考に決めたものです。開始当初は、無人運営のため、来訪者から1日当たり車両1台ごとに500円の環境 整備協力金をいただくこととしておりましたが、8月上旬からは、交通整理員の常時配置、簡易水洗トイレや手洗い用の水道などの環境を向上させ、協力金の金額を1,000円に改定したものです。これまで、町内の駐車場で利用者から協力金をいただくケースはなかったわけですが、議員の皆様からのご提案、ご教示いただき実現した三波渓谷駐車場における取組が、当町の観光の新たな収益モデルとなることを期待しております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それでは、答弁をいただいた中から何点かお伺いします。
  まず、県外から、あるいは県内から来る方に対しての感染対策なんですが、まず四季彩館、かき氷屋さん、それから三波渓谷にかけて、車の数が少なく見ても150台から200台、満車のときには入っていますよね。そうすると、平均3人乗ってきたにしても、450人から600人近くあの川へ入ります。その川が、別所橋から昔でいうヨコマクだって越えていますよね。すぐ下の一番深いところがあるところまでですね。距離にして200メートルはないと思います。幅が30メートルまであるかないかのところに、450人から600人、人が入ったら、これ密になるんじゃないか。川へ来ている人は、マスクをしている人はほとんどいません。これ感染対策の面から見て、これは見逃していいものかどうかというのを私、感じたんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  岡野議員から、100台から150台という、一度に止められるんではないかというお話ですけれども、あそこにつきましては、区画を造ったところは85台ほどでございます。ですので、85台掛ける3名といたしましても、200名ちょっとの方が来ているわけですけれども、そういった方が来ている中で、駐車場で皆さんに、来ていただいた方に対しては、マスクの着用ですとか密にならないようにということで、いろいろと指導をさせていただいております。また、実際に私も河川に下りて、どのくらい密になっているか確認をしたんですけれども、当然来ている方も、密については十分理解をしておりますので、それぞれ、当然皆さんもコロナにかかるのは一番怖いことでありますので、気にしておりました。そういった中で、密にならずに、結構皆さん散らばって楽しんでいたように感じております。
  以上でございます。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 ここへ私が行ったときに、混んでいるときに行って写真を撮ってきました。こういうふうにいっぱい、これ下の橋から見たところですよね。これ四季彩館の方がこちらでバーベキューをやっています。それで、川へ来て下りている人は、三波渓谷の駐車場から入ったんだと思うんで、これ見たら密でないと言えないでしょう。これ言えますか。これ写真撮ってきて見たんですけれども、マスクしている人はほとんどいませんよ、川の中で。これを町で許していること自体がおかしいんではないかと思うんですよね。
  私が、前、質問したときに、町のほうで管理していて、対岸に危険なところがあるから料金を取って開放できないという話だったんですけれども、今年、これ観光協会のほうで駐車場の料金を取るということで、町で許可したと思うんですけれども、町では危なくてさせないけれども、観光協会だったら構わないよという感じで許可したのかどうか、そこをちょっとお聞きしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それではお答えさせていただきます。
  危険箇所につきまして、以前に岡野議員から質問があった当時につきましては、駐車場にしている部分のところに河川の間に木柵がありまして、その木柵が大分朽ち木しているということで、危険だということで申し上げたかと思うんですけれども、現在は、金属製の単管パイプを活用したものでございますけれども、作り替えまして、安全な転落防止柵となっております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 そうすると、何かあったときの責任とかそういうことは考えずに、ただ木柵で直したからいいやという感じでしたのか。また、町長の答弁にあったように、大きく場面を転換してやっていくというその考え方は、ここには変えられなかったということであるんですけれども、町長としてはこれどういうふうに考えているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 令和元年の12月の答弁ですか、コロナが、コロナ感染症が起こっていない前、まだ町長になったばかりで、三波渓谷のあの周辺が議会で非常に問題になっているって話は聞きました。だから、従来型の利用の仕方では駄目だと、私ながらにいろいろと構想を練りまして、なかなかそれは実現できなかったんですが、そのお話をしていいですかね。

                     (「はい」と呼ぶ者あり)
○渡邉一美町長 まだ頭の中に入っています。
  実は私は、三波渓谷を利用する観光客を今使っている三波渓谷駐車場に誘導するのは、まずいなと当時思ったんですね。できたら、別所方面に全部誘導して、別所方面から入っていただくと。それで三波渓谷駐車場は、一応宅地部分は住宅、新規就農の農業者の住宅に変えたらどうかなと、こういう構想を持っていました。ところが、翌年の2月からコロナの感染症のことが出ましたので、それは非常に頓挫しておるんですね、今まだ頓挫しておりますので、それが私が令和元年の12月に温めていたことでございます。こういう方向性をしていこうと思っておりました。ところが、なかなかコロナ対策でそれが進まなかったということでございます。
  それから、今回の7月、8月、町営施設を開けたその理由なんですが、一番の心配は去年の轍を踏まないように、なるべく観光施設以外に町外の人が迷惑をかけるような遊び方をしないようにということ。もう一つは、各施設の運営の責任者の方ともいろいろ協議をして、どうだと、コロナ対策できるのかというような話をしながら、全面閉鎖をしないで開けたわけでございます。そして、結果論で駄目だったといわれればそのとおりなんですが、もう9月に入りまして待ったなしということで、9月からは全面に閉鎖をしたわけでございます。そういうような町の決断が正しかったか、正しくなかったかといわれますと、100点ではないなとそういうふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 いずれにしても、連日テレビ等で放映されていますけれども、医療崩壊、あるいは自宅治療で悩んでいる人がいっぱいいます。そういう人を1人でも減らすということは、人の集まる場所をなくすというのが原則だと思います。ですから、人流を減らすというのをよくいいますけれども、これは逆行しているような感じはします。
  ですから、いろんな考え方があると思うんで、今年もう終わったことなので、ここにも書いてあるように、本町において新型コロナ感染者が短期間で急に増えたと。これ因果関係は分からないとは思いますけれども、こうしたものも心配される町民の方は多くいると思います。ですから、ぜひともその辺を踏まえて、また来年、もしやるようでしたら、もう少し対策をよく考えてからやったほうがいいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 ただいま岡野議員からいただきましたご意見を十分踏まえまして、十分検討していきたいと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それから、あと交通対策についてなんですけれども、満車時などに入り口では混んで、道路の脇に停車しているんですね。私も、幾度か通ったときに非常に感じたんですけれども、こういうふうに中へは入れません、ここに止まった人がじゃどうするんだといって、これ左右に、向こうから来るのとこっちから行くのが両方止まっちゃっていて、真ん中を通るのにこれ非常に危険性はあるし、年配の方だとか女性の方というのは非常にここを通りにくくて、おっかなくて嫌だということを言うんですよね。これが、特にお昼頃にはもう満車になっちゃうということで、午前中買物だとか病院に行くなんて出てくる人は、非常に嫌だという人が多かったんですよね。
  ですから、この辺の交通対策も、ここに交通整理員を頼んだということですけれども、私が行って見たときも、写真を撮らせてくれと入ったときも、交通整理というのはいなかったんですよね。中の整理するのがやっとで。ですから、もっとはっきり交通整理員、道路の工事しているような人が、交通整理に慣れたようなベテランの人を頼んで交通整理をしないと、やはりこういう問題が出ると思うんですよ。ですから、その辺も今後考えていっていただいたほうがいいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 お答えさせていただきます。
  ただいまの岡野議員からおっしゃられたことは、非常に交通事故の観点からも非常に大切なことだと思いますので、また今後検討してまいりたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 それから、あと料金設定なんですけれども、最初500円でやってみて、いろんな設備がかかったから1,000円にした、これおかしくないですか。こんな計画性のない事業をやる人は、これ普通の事業だったら潰れますよ。いかかでしょうか、町長。
○岩田鑑郎議長 町長ですね。
○7番 岡野 茂議員 はい、町長。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 これは、観光協会にお願いをして、観光協会で議論をして多分その値段設定したと思うんですが、非常に費用対効果の価値観が強かったのかなと、こういう感じがいたしますけれども、今、観光協会の会長が交通関係の仕事をしておりますので、そういうような町外の全国的な料金体系をよく承知をしておりまして、500円じゃ安いぞというようなことで設定したという話も聞いておりますので、今年はちょっと試行ということでお許しをいただきたいかなと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 時間もなくなってきましたんで、最後に、私のところへある町民の方から、ちゃんと印刷して意見を言ってくれた方がいますんで、これをちょっと披露させていただきます。
  過日、三波渓谷の駐車場にたくさんの観光客の車が押しかけている状態を見て、岡野茂議員が言った言葉が心に響きましたので、ここに記載しますと。この駐車場を開設したことで町内の迷惑駐車も減った、幸いここから感染者も出ていない、町にとってはまずはよい施策だったと評価する人もいる。しかし、連日テレビで放映される医療崩壊の中で、助けられる命を一人でも助けようと必死に頑張る医療関係者の人たちの姿を見るに、私たちはその人に医療の応援ができない。では、何ができるか。感染を広げないことで自宅療養者を減少させる、このことに尽きると思う。ときがわ町で迷惑駐車がなければいい、ときがわ町で感染者が出なければいい。そんなことだけでなく、三波渓谷に集まった人々は、都市の人が地元へ感染を持ち帰ってしまうかもしれない。人の集まる場所をなくす、この努力こそ医療関係者の頑張りに報いることだと思う。こういう意見を出してくれた人がいます。この件については、どうお考えでしょうか。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 そういう、確かに医療崩壊が起きているというふうな話も承知しております。今回、少し話を別の角度から見ますと、ときがわ町周辺の救急状態とか医療状態とかの情報の提供が、ほとんどなかった。テレビで、東京、あるいは埼玉でも東の地域については医療崩壊が始まっている、それから、救急もたらい回しをされて大変だというふうな話は、もうテレビで聞くんですが、では、じゃこの埼玉の西部地区の医療状態はどうなのか、我々はどうなのかというようなことになりますと、ほとんど情報の提供がなかった。
  私は、消防署の署長に聞きまして、特にときがわはどうなんだと聞いたら、通常のけが、 病気ならほとんど受付オーケー、それからコロナの感染者についても、何か所かは拒否されることもあるけれども、埼玉医大が、大体今のところまだ余裕があるんで大丈夫だというお話も聞きまして、同じ埼玉の中でも、この西部地区は少しは安心できるかなと思いました。
  それから、あと三波渓谷を開けたということなんですが、先ほども言いましたように施設の方とも相談をしたり、またそこに観光客を、何ですか、観光客が集まってしまえば、町外、ほかのところの去年みたいに、本来、川遊びを通常はしないようなところまで町外の方が入ってくると、そういうことは避けられるのかなと思っておりました。それが、岡野議員が指摘するように、予想外のお客さんが入ってきてしまったということが、やっぱり少し予想を間違ったのかなというところもあります。その点は、十分に反省をしております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 最後に、協力金についてですが、どこで今収入が入って、例えば赤字が出たらどうするのか、そこの辺まで一応考えてあると思うんですが、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 では、お答えさせていただきます。
  収入については、まだ今、観光協会のほうで集計をしておりまして、正確な決算が出ておりませんので、申し訳ありませんけれども、例えば、トイレの問題ですけれども、当初予算で組んでおりました産業観光課の予算で、トイレの設置をしております。そういったところで、例えば今後黒字になった場合については、そういったものを補填してもらうような形で、かかったものについては、売上げ、ではなくて協力金の中から補填してもらうようなことで協議をしております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 岡野議員。
○7番 岡野 茂議員 今年やってしまったことですから、後でどうこう言ってもしようがないんですけれども、来年から同じようにやるとしたら、もう少し感染対策、あるいは交通対策というのをしっかりと計画的なものを立てて、来ていただいた方が喜び、また、住民の方も不安がなく迎えられるような体制を取っていただいて、やっていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
  以上で終わります。
○岩田鑑郎議長 消毒作業を行います。
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          ◇ 杉 田 健 司 議員
○岩田鑑郎議長 続きまして、発言順位9番、質問事項1、来年2月の町長改選について。
  通告者1番、杉田健司議員。
○1番 杉田健司議員 議席番号1番、杉田健司です。
  議長の許可を得ましたので、一般質問、1問質問させていただきます。
  質問事項1、来年2月の町長改選について。
  渡邉町政になって3年と7か月。この間、堂平山の大規模な山林火災から始まり、台風第19号の災害、新型コロナウイルス感染症の対応等、今まで経験したことのない様々な困難の中、来年2月には改選を迎える。
  ここで、町長が目指す町づくりの方向性と、再度、町長選挙に立候補し、2期目を目指す考えはあるのか、お伺いいたします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 杉田議員ご質問の1、来年2月の町長改選についてにお答えいたします。
  私は、平成30年2月に、議員の皆様をはじめ、町民の皆様のご支援を賜り、第2代ときがわ町長に就任させていただきました。就任に当たっては、前関口定男町長の町政を継承するとともに、私のまちづくりの方向性を掲げました。
  1つ目は、「子どもたちが元気に暮らせる町」、2つ目は、「健康長寿NO.1の町」、3つ目は、「新規来訪者の獲得とリピーターの拡大」、4つ目は、「目指せ災害・事故・犯罪ゼロの町」の4つを柱とし、ときがわ町総合振興計画に基づく「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」の実現に向け、皆様のご協力をいただきながら、誠心誠意取り組んでまいりました。
  主な施策について申し上げますと、1つ目の「子どもたちが元気に暮らせる町」ですが、これは、安心して子育てができる環境づくりのため、「食と教育で選ばれる町」をスローガンに掲げて事業の実施を行いました。
  食としては、小中学校では、給食費を据え置いたまま学校給食の充実を図り、町立保育園では、管理栄養士を配置し、子供たちの健全な成長に資する食の見直しを図りました。また、教育に関しては、学習支援員や学校生活支援員を配置するとともに、少人数学級を編成する など、児童生徒1人1人に寄り添った教育を行える環境づくりを行いました。
  また、新型コロナウイルス感染防止対策として、いち早く1人に1台のパソコン端末を配置し、併せてICT教育の推進に取り組んでいます。
  2つ目の「健康長寿NO.1の町」ですが、これは、健康年齢と健康寿命の延伸のため、フレイル予防の事業を展開しました。
  成人に対しては、城西大学の協力の下、学術的な栄養分析を行った上で、健康診断の場を活用し指導を行いました。食と栄養の見直しを行うべく、さらに、コロナ禍でとかく活動量が減り、食が細くなりがちな高齢者に対しては、外食を奨励する月イチ食堂を開始しました。
  3つ目の「新規来訪者の獲得とリピーターの拡大」ですが、これは、農林業や商工観光の振興と地域の活性化を図るため、その機能の中心となる観光推進室を役場の新たな機構として設置しました。
  また、当町の地域資源である大附地内の弓立山をはじめとした低山ハイキングの観光客を発掘する環境整備を進めるなど、町の魅力アップを進めてきました。また、ときがわ町観光協会が明覚駅舎内に移転し、新たな観光拠点となったことで、同協会ともさらなる連携を進めてまいります。
  4つ目の「目指せ災害・事故・犯罪ゼロの町」ですが、これは、安心・安全のまちづくりを目指すもので、小川警察署をはじめとした関係団体と連携を強化するとともに、街頭指導や啓発活動を実施しております。
  また、町内郵便局とは、高齢者や子供らの見守りや災害時における連携などの包括協定を締結し、連携強化を図っています。
  また、杉田議員のご質問にございます堂平山の山林火災、令和元年台風19号、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、ときがわ町の歴史においてもかつてない事態となるものでしたので、それぞれの対応について申し上げます。
  平成31年1月に発生した堂平山の山林火災は、火災発生から鎮火までに4日間を要し、延焼面積は約6ヘクタールに及ぶ大規模なものでした。火災発生後、延焼が拡大している情報を受けると、直ちに役場本庁舎に災害対策本部を設置し、情報収集を図るとともに、関係機関との連携、連絡調整を行いました。消火活動には、消防署、消防団の出動に加え、自衛隊の派遣要請を行い、地元の大野地区自主防災組織とも連携しながら、火災を鎮火することに成功いたしました。
  令和元年10月の台風19号では、大雨の最大級の警報となる大雨特別警報が発表されました。 町では、災害対策本部を設置するとともに、町内全域に避難指示を発令、人的被害は絶対に出さないとの使命の下、懸命に指揮を執りました。結果、集落の孤立と家屋への浸水が発生しましたが、人的被害は免れることができました。
  令和2年2月、国内における新型コロナウイルスの感染者が50名を超えたとの情報に端を発し、同月に2回、新型コロナウイルス感染症対策本部設置準備会議を開催し、翌月3月13日に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げました。その後、約1年半にわたり、今なおウイルスの衰えは見えず、現在もその状況は続いています。この間、町民の皆様の生活を最優先に考え、町独自の取組としては、健康観察カードによる発熱等の健康チェックをお願いするとともに、手指消毒アルコールを全世帯配布し、感染防止対策の徹底をお願いしました。また、家計支援と経済対策として、地域商品券を発送するとともに、事業者の皆様が感染防止対策に活用できる補助金の制度も新規に制定しました。町民の皆様には、現在も行動の自粛等をお願いしておりますが、町としても引き続き感染防止対策に全力で取り組んでいるところです。
  こうした非常事態を含め、各種施策を実施できたのも、議員の皆様のご理解がいただけたこと、そして、町民の皆様のご支援、ご協力があったからこそと考えております。改めて心から感謝を申し上げます。
  私が町長に就任してから3年7か月が経過いたしましたが、新型コロナウイルスによる影響は、今後ワクチン接種が相当数進んだとしても、来年度以降も完全に収束することは難しいかもしれません。私が目指すときがわ町が、「住みやすい町、住みたい町」となるまちづくりをさらに進めるために必要な施策は、各分野多岐にわたり考えがございますが、現時点においては、何よりもコロナ対策を最優先にすべきと考え、来年2月の町長選挙に立候補し、引き続き感染防止対策、経済復興施策に傾注してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 杉田議員。
○1番 杉田健司議員 大変重要な答弁をありがとうございました。
  渡邉町政になり、大規模な山火事、台風、新型コロナと、大変な時期に町長になられ、今もコロナ対策で非常に大変だとは思いますけれども、2期目を迎えられるという大きな志をいただけました。町長の目指す「住みやすい町、住みたい町」。議員も、必ずそのような町になるように協力していきたいと思っております。
  政府でも、コロナに関してですが、行動基準も少しずつ緩和されるようなことも出てきて おります。経済活動のほうでは、多分、渡邉町長は非常に得意分野かと思っております。そういった部分で、活力のあるまちづくりをこれらかも邁進していっていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  これで私の質疑は終わります。ありがとうございました。
○岩田鑑郎議長 以上で日程第1、一般質問を終了いたします。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時24分)