ときがわ町告示第107号

 令和3年第4回ときがわ町議会定例会を下記のとおり招集する。

  令和3年11月22日

                        ときがわ町長  渡  邉  一  美

                    記

 1 日  時  令和3年11月30日(火)


 2 場  所  ときがわ町議会議場
                ○応招・不応招議員

応招議員(12名)
  1番  杉 田 健 司 議員          2番  長 島 金 作 議員
  3番  神 山   俊 議員          4番  小 島 利 枝 議員
  5番  田 中 紀 吉 議員          6番  山 中 博 子 議員
  7番  岡 野   茂 議員          8番  前 田   栄 議員
  9番  野 口 守 隆 議員         10番  小 宮   正 議員
 11番  岩 田 鑑 郎 議員         12番  野 原 和 夫 議員

不応招議員(なし)

            令和3年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第1号)

                            令和3年11月30日(火) 
                            午前10時開会       
      開会及び開議の宣告
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸報告
日程第 4 議員提出議案第3号 ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条
                例の一部改正について
日程第 5 議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正について
日程第 6 議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
日程第 7 議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁
             償に関する条例の一部改正について
日程第 8 一般質問
日程第 9 議案第48号 専決処分の承認を求めることについて(損害賠償の額を定めるこ
             とについて)
日程第10 議案第49号 ときがわ町職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改
             正について
日程第11 議員提出議案第4号 ときがわ町議会委員会条例の一部改正について
日程第12 議員提出議案第5号 ときがわ町議会会議規則の一部改正について
日程第13 諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第14 議案第50号 ときがわ町くぬぎむら体験交流館の指定管理者の指定について
日程第15 議案第51号 令和3年度ときがわ町一般会計補正予算(第5号)
日程第16 議案第52号 令和3年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             2号)
日程第17 議案第53号 令和3年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第2号)

日程第18 議員派遣について
日程第19 議員派遣について
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出席議員(12名)
     1番  杉 田 健 司 議員     2番  長 島 金 作 議員
     3番  神 山   俊 議員     4番  小 島 利 枝 議員
     5番  田 中 紀 吉 議員     6番  山 中 博 子 議員
     7番  岡 野   茂 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  野 口 守 隆 議員    10番  小 宮   正 議員
    11番  岩 田 鑑 郎 議員    12番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長兼
会計管理者
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計室長
坂 本 由紀夫 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
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代表監査委員
堀 口   正 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

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   ◎開会及び開議の宣告
○岩田鑑郎議長 改めまして、皆さんおはようございます。
  ただいまの出席議員は12名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和3第4回ときがわ町議会定例会を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○岩田鑑郎議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりであります。
  朗読は省略いたします。
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   ◎会議録署名議員の指名
○岩田鑑郎議長 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第127条の規定により、2番、長島金作議員、3番、神山俊議員、以上の2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。
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   ◎会期の決定について
○岩田鑑郎議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
  議会運営委員会の報告を求めます。
  野原和夫委員長。
○野原和夫議会運営委員長 皆さん、おはようございます。
  議会運営委員会委員長の野原でございます。
  会期の決定について、議会運営委員会の報告をいたします。
  令和3年第4回定例会における会期及び日程等について調整を図るため、去る11月22日午前10時から役場第2庁舎3階協議会室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。
  委員会は、委員全員の出席と、議長、副議長、町長、副町長、総務課長、議会事務局長の出席をいただきまして、令和3年第4回定例会に提出される議案等について説明を求め、会期について新型コロナウイルス感染症予防対策を踏まえた協議を行いました。
  その結果、令和3年第4回定例会は、本日11月30日から12月7日までの8日間とするものでございます。コロナ感染症の感染者数が減少しておりますが、油断することなく引き続き効率的な運用による時間短縮と感染対策環境を整え感染リスクを減少させ、感染症予防対策と審議の充実の両立を図ります。
  なお、今回から30分に短縮していた一般質問の持ち時間を1人60分に戻し、充実した質問の機会を確保いたします。
  それでは、会期予定表をご覧いただきたいと思います。
  なお、申合せにより定例会は第1火曜日を開会日としておりますが、今定例会におきましては、提出議案の都合上、本日11月30日を開会日としております。あわせて一般質問の前に、一部の議案審議を繰り上げております。
  順次ご説明いたします。
  本日11月30日は、午前9時30分から本会議となっております。諸報告に続き4件の議案を審議してから一般質問に入ります。一般質問は通告順位1番、田中紀吉議員から通告順位4番、長島金作議員まででございます。
  12月1日は、午前9時30分から一般質問の続きとして通告順位5番、神山俊議員から通告順位9番、岩田鑑郎議員まででございます。
  12月2日は休会とし、常任委員会をお願いします。午前9時30分から総務産業建設常任委員会、午後1時30分から文教厚生常任委員会です。
  12月3日も休会とし、午後1時30分から議員全員協議会をお願いします。
  12月4日から6日まで休会といたします。
  そして、12月7日は午前9時30分から本会議とし、議案審議等をいたします。
  以上で、議会運営委員会の報告を終わります。
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日11月30日から12月7日までの8日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  よって、本定例会の会期は8日間と決定いたしました。
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   ◎諸報告
○岩田鑑郎議長 日程第3、諸報告を行います。
  初めに、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名は別紙配付したとおりでありますので、ご了承願います。
  次に、監査委員から、令和3年9月から令和3年11月までの例月出納検査の報告と10月に実施した指定管理者の監査結果報告が提出されております。お手元に配付しておきましたので、ご覧いただきたいと思います。
  次に、地方自治法第122条の規定により、事務に関する説明が提出されておりますので、ご覧いただきたいと存じます。
  次に、要望書が提出されております。写しを配付しておりますので、ご覧いただきたいと思います。
  続いて、一部事務組合における議会報告でありますが、今回も書面による報告とさせていただきます。岡野議員から小川地区衛生組合議会報告を書面提出いただきましたので、本日配付させていただきました。
  以上で一部事務組合議会の報告を終わります。
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   ◎行政報告
○岩田鑑郎議長 次に、町長から挨拶を兼ねての行政報告を行いたいとの申出がありますので、これを許可します。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶を兼ねまして行政報告をさせていただきます。
  このたびは、令和3年第4回ときがわ町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてのご出席をいただき、会議が開催できますこと、心から御礼を申し上げます。
  さて、国内における新型コロナウイルス感染状況は、ワクチンの接種や日常生活における感染対策などにより、現在のところ落ち着きが見えております。国内感染者数の第5波がピークを迎えた8月には、当町におきましても、それまでは月に1桁であった感染者数が41名にまで増加をいたしましたが、現在は落ち着いている状況です。
  町内のワクチン接種につきましては、町民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら順調に進み、引き続き3回目接種の準備をしております。緊急事態宣言の解除や感染者数の減少などにより、飲食店等に対する時短要請が終了するなど、社会経済活動の再開も図られつつ ありますが、今後も感染状況を注視しながら、感染拡大防止に努めてまいります。
  次に、各課の事業の執行状況について報告いたします。
  最初に、総務課について申し上げます。
  選挙管理委員会では、10月31日に第49回衆議院議員総選挙の投開票が執行されました。当町におきましては、新型コロナウイルス感染症が拡大した後、初めての選挙となりましたので、各投票所においては、パーティションの設置や記載台の間隔をあけるなど、感染防止対策を施して実施しました。一方で、第2投票所におきましては、会場が春和分館からふれあいセンター田黒へ変更となりました。これは、令和元年度に新築したふれあいセンター田黒が活用されたもので、投票所のバリアフリー化や駐車場環境などが改善されました。
  防災対策事業では、9月5日の日曜日に、町統一防災訓練として、夜間停電訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症防止対策から、従来型の人が集まる訓練ではなく、コロナ禍でも実施可能な訓練として、各家庭単位で実施していただく形式といたしました。午後6時から30分間、家庭内の電灯を消し、停電を疑似体験すると同時に、家庭に備えた懐中電灯の明かりの中で家族防災会議を開いていただきました。議題は、町が発行したハザードマップを活用し、我が家の安全対策や非常時持ち出し品などを話し合っていただきました。
  次に、企画財政課について申し上げます。
  令和4年度の予算編成方針につきましては、第二次総合振興計画の「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」の実現を目指して、限られた財源を有効に活用し、基本計画の事業を着実に進めるとともに、特に、食と教育で選ばれる町、まちの活力を高める観光施策、若者の流出防止・移住・定住化促進に係る施策の3点について積極的に推進していくよう、10月13日付で各課へ通知いたしました。
  空き家掘り起こしに関わる集落支援員事業につきましては、事業を開始して半年が経過し、徐々に成果が出てきているところです。特に、空き家所有者に直接働きかけることで空き家の相談をどこにしてよいか分からず悩まれていた方が、これを機会に売買の決断に至るなど、少しずつですが空き家が掘り起こされ、移住へとつながり始めています。議員各位におかれましても、空き家に関する情報を提供していただくなど、事業へのご理解とご協力をお願いいたします。
  一般財団法人勝野充介財団との連携協定につきましては、本日11月30日をもって3年間の協定期間が終了し、当初協定から6年が経過いたしました。これまで、給付型の奨学金やまちづくり活動への助成に合計1,000万円を超える支援をいただいたところです。財団には、 引き続き3年間の連携協定を締結いただいており、改めて感謝申し上げる次第でございます。
  次に、税務課について申し上げます。
  国税庁では、本年も中学生・高校生に税の知識と理解を深めるため、税についての作文の募集が行われました。当町におきましても、都幾川中学校3年生の3名の作文が優秀作品として表彰されました。
  埼玉県が発表する前年度における県内自治体の納税率につきましては、当町は、令和3年度個人住民税納税率部門におきまして、3年連続第2位となり、知事から表彰をいただきました。
  次に、町民課について申し上げます。
  保健センターでは、がんの早期発見、早期治療のため、集団がん検診を実施しました。受診率の向上や女性が輝くまちづくりの一環として、今年度から新たにレディースがん検診パックを導入いたしました。これは、乳がん、大腸がん、骨粗鬆症の各検診が同日に受けられるもので、10月に185名の方が受診されました。そのほか、9月実施の胃がん検診が168名、10月実施の乳がん検診が377名、後期大腸がん検診が174名の受診者数となりました。
  新型コロナウイルスワクチン接種事業につきましては、6月から開始した集団接種は9月28日をもって一旦終了し、現在は医療機関での個別接種にて対応しております。11月15日時点の接種率は、12歳以上の対象者1万100名のうち、1回接種が8,809名、2回接種が8,677名となり、2回の接種を完了した割合は85.9%となっております。また未接種の方には再度勧奨通知を送ることで、接種漏れがないよう努めているところです。
  さらに、国が予定する3回目接種の実施につきましては、2回目の接種から8か月が経過した方を対象に進めてまいります。まずは、医療従事者の方から接種券を送付し、そのほかの方へも接種時期が到来しましたら順次通知してまいります。インフルエンザ予防接種につきましては、高齢者と中学生を対象に10月20日から実施しております。
  次に、福祉課について申し上げます。
  高齢者福祉業務では、徘回高齢者が行方不明となった際に、早期発見につなげるため、徘回高齢者に対する見守りシール交付事業を8月から実施いたしました。
  敬老祝い金につきましては、対象となる77歳、88歳、99歳を迎える209名の方へ9月に支給いたしました。なお、国から贈呈される百歳高齢者祝状の対象者は5名でした。
  介護保険福祉用具購入費及び住宅改修費の支給方法につきましては、これまでは償還払いのみでしたが、被保険者の一時的な費用負担の増大を軽減するため、受領委任払いを10月か ら実施しております。
  児童福祉業務では、10月に子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を児童扶養手当・特別児童扶養手当受給者や、児童手当受給者のうち住民税非課税世帯へ支給しました。また、令和3年度住民税課税世帯であっても、令和3年1月から現在までに新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、住民税非課税相当額まで収入が減少した方も対象となるため、この対象者359名には申請勧奨通知を送付いたしました。
  パパ・ママリフレッシュ切符発行事業では、乳幼児をお預かりする子育てサポーターの養成講座を6月28日、30日の2日間開催いたしました。受講者9名のうち6名がサポーター登録を完了し、合わせて18名の子育てサポーターが活躍されております。
  子育て支援センターたまがわでは、10月から新たな取組として、週に1回オンラインにより親子で触れ合うイベントや、参加した保護者同士の交流を行っております。
  社会福祉業務では、昨年10月1日より、重度心身障害者医療費の現物給付について、町内医療機関でのみ対象としていたものを、東松山市を含む比企管内の医療機関にまで拡大し、1年が経過しました。その結果、役場窓口での申請受付件数は1年間で1,077件減少しております。対象者は290名で、窓口負担がなくなったことによる感謝の言葉をいただいております。
  災害時避難行動要支援者名簿につきましては、10月1日を基準日として更新を行い、名簿を民生委員、行政区区長、比企広域消防本部、小川警察署及び社会福祉協議会へ配布いたしました。現在のところ、避難に支援が必要となる登録者数は454名となっております。
  次に、産業観光課について申し上げます。
  農林業関係では、農業委員会による耕作放棄地解消事業の一環として、6月14日に玉川地内において玉川保育園の園児を対象にサツマイモの植付け体験を行い、10月11日に収穫体験を行いました。
  商工観光関係では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、コロナ禍により売上げが減少した町内事業者への支援対策として、中小企業・個人事業主応援金事業により、地域経済の活性化に取り組んでおります。
  次に、建設環境課について申し上げます。
  工事関係では、移住・定住を目的に、大字田中・関堀地内で整備を行っている宅地分譲事業で、全3区画の分譲地整備が完了し、現在、販売に向けて準備を進めております。
  国土交通省から地すべりによる災害認定を取得し、国庫負担法による補助事業として繰越 事業で実施している大附地内の災害復旧事業では、すべり面の活動を抑える抑止杭の設置が完了し、さらに地下水を抜く横ボーリングを施工し、近隣住民の安心・安全確保のため早期復旧に取り組んでいます。
  地籍調査事業では、西平地区の東側に当たる西平1地区の一筆地調査を進めており、昨年、立会いが完了した雲河原2地区の閲覧作業と並行して行っております。
  浄化槽設置管理事業では、今年度の設置申請受付件数が16件となっております。今後も事業の周知、啓発を行いながら、円滑な実施に努めてまいります。
  次に、教育総務課について申し上げます。
  小・中学校では、引き続き感染防止対策を徹底しつつ、全校とも通常どおりの日課で教育活動を行っております。
  秋季の体育・文化行事につきましては、小・中学校とも時間短縮、参観人数制限などの対策を行いながら開催しておりますが、中学校2校の合唱祭は中止となりました。修学旅行につきましては、小学校全校が11月中に実施しております。また、10月には、来春入学予定の児童59名を対象に、入学する各小学校を会場として、就学時健康診断を実施いたしました。
  次に、生涯学習課について申し上げます。
  社会体育関係事業では、第16回ときがわ町民体育祭の代替施策として、ときがわ町スポーツ協会主催のTOKIGAWAウォーキングチャレンジ2021を10月から翌年2月までの5か月間開催しております。10月には約300人参加があり、住民の皆様から好評をいただいております。
  文化財関係事業では、小倉城跡パンフレットを作成し、町内の公共施設、観光施設等のほか、武蔵嵐山駅にある嵐山町観光協会などにも設置、配布をお願いし、国指定史跡の宣伝、啓発に努めております。
  最後に、水道課について申し上げます。
  11月9日に水道審議会が開催され、水道料金の見直しについて約1年にわたる審議が終了し、間もなく水道審議会から答申いただく予定です。
  工事関係では、椚平浄水場等改築工事、石綿セメント管更新工事ほか4工事を発注し、順調に進捗しております。引き続き、安心で安全な水の安定供給に努めてまいります。
  以上、各課の事業につきまして報告させていただきました。
  結びに、本日ご提案申し上げます各議案につきましては、慎重審議をいただき、ご議決くださいますようお願い申し上げ、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろ しくお願いします。
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   ◎議員提出議案第3号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○岩田鑑郎議長 それでは、一般質問の前に4件の議案審議に入ります。
  日程第4、議員提出議案第3号 ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○荻久保充也議会事務局長 議員提出議案第3号。
  令和3年11月30日提出。
  ときがわ町議会議長、岩田鑑郎様。
  提出者、ときがわ町議会議員、野原和夫。
  賛成者、ときがわ町議会議員、野口守隆、山中博子。
  ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について。
  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及びときがわ町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 提出者から提出議案の説明を求めます。
  12番、野原議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原です。
  議員提出議案第3号の提出理由の説明をさせていただきます。
  それでは、まず議員提出議案第3号 ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  国家公務員に対する人事院勧告の趣旨を尊重し、ときがわ町議会議員の期末手当の額を改正したいので、この案を提出するものです。
  続きまして、改正内容の説明をいたします。
  この条例改正は、議会議員の期末手当の額を引き下げるものであり、報酬月額に乗じる掛け率を年間で100分の15引き下げるものです。
  議案書をめくって、1ページをご覧ください。
  改正内容ですが、まず第1条において、令和3年度分の引下げを12月支給分において、掛け率を100分の15一括で引き下げるため、掛け率を100分の207.5に改正します。
  次に、第2条においては、引下げ分を令和4年度以降、6月支給分と12月支給分に分割し、平準化するため、掛け率を100分の215に改正します。
  以上で議員提出議案第3号の説明とさせていただきます。
○岩田鑑郎議長 野原議員はそのままお待ちください。
  これより議員提出議案第3号 ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 質疑を終了いたします。野原議員は議席にお戻りください。
  質疑がありませんので、討議を省略いたします。
  これより討論に入ります。討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議員提出議案第3号 ときがわ町議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は、原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○岩田鑑郎議長 起立全員であります。
  よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第45号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○岩田鑑郎議長 日程第5、議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○荻久保充也議会事務局長 議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正について。
  別紙のとおりときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。
  令和3年11月30日提出、ときがわ町長、渡邉一美。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 それでは、議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  令和3年8月10日付で人事院からなされた国家公務員の給与についての勧告及び同年9月9日付で埼玉県人事委員会からなされた埼玉県職員の給与についての勧告を踏まえ、ときがわ町町長、副町長及び教育長の期末手当の額を改定したいので、この案を提出するものであります。
  詳細につきましては総務課長から申し上げます。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 続いて、細部説明を求めます。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、細部説明をさせていただきます。
  説明は資料で行いますので、議案参考資料の議案第45号関係をお開きいただきたいと思います。
  1の改正理由ですが、今年の人事院勧告を踏まえ、期末手当の支給月数を改正するものです。
  2の改正内容ですが、第1条は、今年の町長、副町長、教育長の12月支給の期末手当を0.15月引き下げるものです。
  第2条において、来年度からこれを6月と12月の期末手当に振り分け、それぞれ0.075月の引下げとし、年間通算で0.15月の引下げとするものです。
  3の施行期日は、第1条関係については公布の日、第2条関係については令和4年4月1日からです。
  以上で細部説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 これより議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原です。
  この三役というか、町長、副町長、教育長、最初に引下げの議案を出されました。私はこれを見ると、どうしても、職員もそれに倣えという印象がつけられるんですよね。やっぱり そこは下げるべきじゃないという思いがあります、私は。
  そこで、このどのぐらいの、合計人件費削減になるのか、町長、副町長、教育長、全体、どのぐらいになりますか伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  野原和夫議員に伺いますが、町長、副町長、教育長を含めて全体で幾らかということですか。
○12番 野原和夫議員 そうです。
  要するに三役的なものですよね。
○岩田鑑郎議長 今は三役の質問ですから、一般職員の関係はいいと思うんです。いいでしょう。
○12番 野原和夫議員 一般職は次の議題で出ますから別でしょう。
  三役の合計。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩します。
                                (午前10時11分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時13分)
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○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお待たせしました。
  議案書の補正予算、議案第51号に、これから審議いただく令和3年度ときがわ町一般会計補正予算の中で、最後のほうに補正予算給与費明細書というのがございまして、25ページになります。その表がありまして、特別職の表がございます。この表の中に比較の中に「長等」という記述がございまして、マイナス32万9,000円というふうな補正予算を計上させていただいております。これが今回の改正に当たって削減される予算額というふうなご理解でよろしいかと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
  ほかにありますか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第45号 ときがわ町町長等の給与等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○岩田鑑郎議長 起立多数であります。
  よって、議案第45号は原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議案第46号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○岩田鑑郎議長 日程第6、議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○荻久保充也議会事務局長 議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。
  別紙のとおりときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。
  令和3年11月30日提出、ときがわ町長、渡邉一美。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 それでは、議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  令和3年8月10日付で人事院からなされた国家公務員の給与についての勧告及び同年9月9日付で、埼玉県人事委員会からなされた埼玉県職員の給与についての勧告を踏まえ、ときがわ町一般職の職員の期末手当の額を改定したいので、この案を提出するものであります。
  詳細につきましては総務課長から申し上げます。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 続いて、細部説明を求めます。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、細部説明をさせていただきます。
  説明は資料で行いますので、議案参考資料の議案第46号関係をお開きいただきたいと思います。
  1の改正理由ですが、今年の人事院勧告を踏まえ、期末手当の支給月数を改正するものです。
  2の改正内容ですが、第1条は、一般職の12月支給の期末手当を0.15月引き下げるものです。
  第2条は、来年度からこれを6月と12月の期末手当に振り分け、それぞれ0.075月の引下げとし、年間通算で0.15月の引下げとするものです。
  3の施行期日は、第1条関係については公布の日、第2条関係については令和4年4月1日からです。
  以上で細部説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 これより議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 まず最初に、この職員給与引下げについては、やっぱり地域への影響が大きいと思います。それと景気回復に逆行しているように感じます。
  そこで、組合との合意形成はどのようになったのか。それと、職員1人平均どのぐらい減額されるのか伺います。
○岩田鑑郎議長 2問ですね。
○12番 野原和夫議員 はい。
○岩田鑑郎議長 1問目。
  答弁願います。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、まず第1点目の組合との交渉関係。役場執行部と組合との団体交渉を令和3年11月10日に開催をさせていただきまして、妥結ということで決着がついております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○12番 野原和夫議員 もう1点。
○岩田鑑郎議長 2問目。
○12番 野原和夫議員 1人当たり。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、1人当たりの影響額については、ざっとおおむねの計算ということでご理解いただきたいと思うのですが、1人当たり4万4,000円程度というふうにご認識いただきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
          (「はい」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 反対討論。
○岩田鑑郎議長 ほかに、賛成討論はありますか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原和夫です。
  議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論に参加します。
  本議案は、人事院勧告に基づいて、職員給与条例の改定を行うというものですが、その内容は令和3年度の期末手当の支給割合の改定を行うものです。既に支給されている6月期の期末手当の分も遡って適用され、正規職員分が1人当たり、ときがわ町では平均で4万4,000円、昨年に続き2年連続で期末手当の引下げを行うというものです。
  昨年来、コロナの影響で世界規模で経済が急速に悪化しました。国内では、宿泊業や飲食業、サービス業、娯楽業、陸運業などが赤字となった一方で、金融業、保険業、情報通信関係の製造業などは経常利益を増やしています。今、国が挙げて取るべき対策は、経済不況に歯止めをかけるためにも、内部留保の一部を取り崩して給与水準の引上げを行うことを企業に求めるとともに、雇用を安定させ労働者の家計を温めて内需拡大を図ることです。景気悪化だけを理由にして、内部留保を積み増し、官民格差の是正のみに焦点を絞って行われた人事院勧告は到底認められるものではないため、本議案に反対し討論といたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 賛成討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第46号 ときがわ町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○岩田鑑郎議長 起立多数であります。
  よって、議案第46号は原案のとおり可決いたしました。
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   ◎議案第47号の上程、説明、質疑、討議、討論、採決
○岩田鑑郎議長 日程第7、議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  議会事務局長に朗読させます。
○荻久保充也議会事務局長 議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手 当及び費用弁償に関する条例の一部改正について。
  別紙のとおりときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて議決を求める。
  令和3年11月30日提出、ときがわ町長、渡邉一美。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 提案者から提案理由の説明を求めます。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 それでは、議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正について、提案理由を申し上げます。
  令和3年8月10日付で人事院からなされた国家公務員の給与についての勧告及び同年9月9日付で埼玉県人事委員会からなされた埼玉県職員の給与についての勧告を踏まえ、ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当の額を改定したいので、この案を提出するものであります。
  詳細につきましては総務課長から申し上げます。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 続いて、細部説明を求めます。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、細部説明をさせていただきます。
  まず議案書の1ページ、第1条の会計年度任用職員における期末手当の支給月数の改正は、理由、内容とも議案第46号でご説明申し上げました一般職の職員の給与に関する条例の一部改正と引下げ内容も実施時期も同様。
  議案書3ページの第2条で、令和4年度から引下げ内容を6月と12月の期末手当に振り分ける改正内容も同様でございます。
  続きまして、議案参考資料の議案第47号関係をお開きいただきたいと思います。
  会計年度任用職員の報酬月額は、2ページからの新旧対照表にあるとおり、職種により設定が異なっており、中でも時給換算で948円と最も低い一般事務、有害鳥獣捕獲員、農業委員会事務員、学校用務員、学校生活支援員の時給を980円に引き上げ、また税徴収事務員、保育士の時給を1,110円から1,150円に引き上げ、職務に対する報酬額の適正化を図ってまいります。
  それでは、議案書にお戻りいただきまして、附則、議案書3ページですね、附則の施行期日は第1条関係については公布の日、第2条関係については令和4年4月1日から、別表の 規定は令和3年10月1日から適用をいたします。
  以上で細部説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 これより議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正についての質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  9番、野口守隆議員。
○9番 野口守隆議員 この議案参考資料で報酬単価の改定についてとありますが、多分948円というのはこれ最低賃金を下回っているんじゃないかなと思うので、これは改定するのは当然だと思いますし。
  これの例えば32円、40円と上げるいわゆる根拠というのは、それから近隣の市町村とも比べてみたのか、これを伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答え申し上げます。
  近隣の例を見ますと、小川町さんですとか滑川町さんだとか東秩父さん、それら以外にもあると思うんですけれども、最低賃金の金額に合わせている団体が多く見られます。ときがわ町については、この最低賃金を考慮した上で、いわゆる市場競争性といいますか、若干高めの設定をさせていただきまして、集まりやすいような値段設定をしたのがご提示した金額というふうにご理解をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 野口議員。
○9番 野口守隆議員 分かりました。
  私はですね、例えばこの最低、980円ということは、やはり少し、正直な話安過ぎるんじゃないかなと思っております。少なくともこれの仕事に就くような人だとすると、リタイアした方しか多分就かないというか就けないという状況だと思う。そういう点もよく考えていただきまして、やっぱり同一労働同一賃金というのは基本的に私はあるべきだと考えておりますので、その辺をぜひ今後は検討できないのかお伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 ありがとうございます。
  確かに、ご指摘のとおり、この金額で募集しますと、おおむねそのリタイアした方が中心の応募状況というふうになってございます。仕事の内容、この別表をご覧になっていただく といろんな仕事があると思うんですけれども、やはりこの別表の中でも最低賃金で設定する職員、それから仕事の内容については、それより高い、1,000円を超える職員も設定ございます。ご指摘のことを十分考慮の上、今後、賃金の設定を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。ありがとうございます。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  5番、田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 5番、田中です。
  野口議員と同じようなという点では、少ない、単価が低いという点では同じなんですけれども。そもそも、私思っているんですけれども、要するに任用職員の方と一般職員の違いがあり過ぎると。ほぼ同じ時間働いて違いがあり過ぎるというのは、そもそもそういう認識を持っています。
  集まりづらいというのがもう、例えば保育士さんだとかというのはもう明確になっているわけですね。だから逆に下げる、1,200円を1,110円に下げたこと自体が問題で、大幅に、ときがわに行けばというぐらいのものを示したほうがいいんじゃないかと思うんですね。
  今回はやむを得ないとしても、ぜひ来年の一般会計という、普通、通常の予算のときにはきちんと大幅な単価アップを検討していただけないかということでお伺いします。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 ご指摘ありがとうございます。
  多分、田中議員も恐らく記憶にあるんじゃないかと思うんですけれども、一番分かりやすいのは保育士の現場における正規保育士と、あるいは会計年度任用職員の仕事の差、保育士の中でいわゆるクラス担任を受け持つのが正規職員、それから会計年度任用職員については、その正規職員のクラス担任の保育の補助、このような仕事の内容の振り分けをさせていただいておるところでございます。
  したがいまして、やっている仕事の責任ですとか、仕事の内容というのは明確に区分されておりまして、我々としましては同じような仕事というふうなことは考えてございません。
  そういった中で、いわゆるその当時の保育士の給与単価が低過ぎる関係で、全然、募集したけれども保育士さんが集まらないというふうな時代が長く続きました。当時の総務課長にお願いをして、競争力のある時間単価にしてくれというお願いをしまして、一気に二十数パーセント引き上げて1,000円を超えたというふうな記憶がございます。そのような状況にな って、非常にこう安定的に保育士の補助の職員が集まりやすくなり、よってその安定的な保育に寄与したというふうな経験もございます。ご指摘のことを十分踏まえた上で、今後の賃金設定をさせていただこうというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○5番 田中紀吉議員 分かりました。
○岩田鑑郎議長 ほかに質疑ございませんか。
  12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 12番、野原です。
○岩田鑑郎議長 何問ですか。
○12番 野原和夫議員 確認と1問お願いします。
  まず、これは最低賃金、今、野口議員も田中議員も言いましたけれども、時給1,000円という基本を遅らせるような内容ですよね。これはあってはならないようなことだと私は思います。それと、会計年度任用職員、この約、平均どのぐらい引き下げられるのか、その点伺います。
  それともう1点確認なんですが、過去の人事院勧告を振り返ると、一時金の引下げ時は期末手当で行い、引上げ時は勤勉手当で行われている現状です。それで一時金が支給対象となる会計年度任用職員の場合は、期末手当のみで勤勉手当はないと思うんですよね。その点を伺いたいんですが、勤勉手当はないと思うのですが、その点を伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。確認が1つ、質問が1件、いいですね。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答えをします。
  どのぐらいの平均で引下げになるかということにつきましては、今回これに関係する補正予算の提出がございませんので、現在数字がございませんので、後でご報告をさせていただくことでお願いしたいと思います。
  それから、次の会計年度任用職員については勤勉手当はないというふうなご指摘でございますが、おっしゃるとおりで勤勉手当の設定はございません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 勤勉手当ないということ、ぜひときがわ町でも正規職員と同様に、期末勤勉手当として支給する条例改正が必要だと思うんですよね。そのことをぜひ前向きに 考えていただきたいと思います。いかがでしょうか、この点。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、会計年度任用職員に期末手当をというふうなことでございます。失礼しました、勤勉手当ですね、を出してくれというふうなご指摘でございます。
  これにつきましても、やはり近隣が出すような状況になるようであれば、我々としても勤勉手当を出さないと人が集まらないというふうなことになってございます。これにつきましては、ご指摘をいただいて直ちにということはございませんで、近隣等の状況をよく確認しながら研究してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 近隣は近隣で、町のいいところを見せるにはこれは大事だと思うんですね。それで、ときがわ町は地域手当はないですよね。やっぱり国の施設という、そういうものが骨格にある自治体は地域手当も出ますけれども、そういうものもないですから、いろんな面でときがわ町の職員の募集というか、そういうところには障害があると思うんです。ただ、そういうことも含めて勤勉手当を一つの目玉じゃないですけれども、つけ加えることによって職員も集まるという、そういうことも考えられるので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですね。
○12番 野原和夫議員 はい。
○岩田鑑郎議長 ほかに質疑ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (発言する者なし)
○岩田鑑郎議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第47号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
  本案は原案のとおり改正することに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○岩田鑑郎議長 起立多数であります。
  よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
  休憩いたします。
  再開を10時55分といたします。
                                (午前10時41分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時55分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎答弁未了部分について
○岩田鑑郎議長 ここで宮寺総務課長から、議案第47号中の野原議員の質疑に対しまして答弁の申出がありましたので、これを許可します。
  宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、休憩前の私が細部説明を申し上げた議案第47号関係、ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正の議案の中で、野原議員からご質問をいただいた1人当たり、この影響額についてご質問ございまして保留させていただきました。ご回答申し上げます。
  ご案内のとおり、会計年度任用職員につきましては、その人に応じて勤務時間が様々でございますので、一概に1人当たりというふうな計算をすると、あまり正しくない数字が出てしまいます。いろいろ考えまして、標準的な週5日7時間勤務、一般事務に勤務している方を例に取って申し上げたいと思います。その方を例に取りますと、約2万1,000円引き下げられるというふうな数字が出ておりますので、ご報告申し上げます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎一般質問
○岩田鑑郎議長 これより、日程第8、一般質問を行います。
  改めてお願いします。
  本日は、マスク着用による発言となりますので、特にマイクの先端を意識し、はっきりと滑舌爽やかに発声してください。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 田 中 紀 吉 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位1番、質問事項1、地域力創造アドバイザー制度の導入を。
  通告者5番、田中紀吉議員。
          (発言する者あり)
○岩田鑑郎議長 暫時休憩。
                                (午前10時56分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 再開いたします。
                                (午前10時58分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 議席番号5番、田中です。
  議長の発言許可をいただきました。今回1時間ということになりましたので、早口を改めてゆっくりさせていただきます。とかく早口なもので、なるべくゆっくりしゃべらないといけないと思いますので、よろしくお願いします。
  今回2問伺います。
  初めに、コロナの関係では町長の挨拶にもありましたけれども大分落ち着いてきて、ぜひこの状態を守るというのか、通常の生活が早く一日も戻るように願っておりますし、我々自身も努力したいと思います。
  それでは、1問目。地域力創造アドバイザー制度の導入を。
  地域力創造アドバイザー制度とは、地域独自の課題解決のため、外部専門家、いわゆる地域力創造アドバイザーを招聘し、指導・助言を受けながら取組を行う制度で、総務省から外部専門家に関する情報提供が受けられ、招聘に必要な経費は特別交付税措置がされます。
  具体的には、1、「まち」の魅力の維持・向上。まちなか再生、地域資源の活用、生活機能の維持、環境保全・SDGsの取組など。2、「ひと」の流れの創出・「ひと」を育てる。観光振興、少子化対策、子ども・子育て支援、移住・定住促進、関係人口の創出・拡大、地域づくりの人材の育成・教育など。かなり多岐、広い範囲にわたります。町が必要とする課題解決のため必要な制度導入と考えます。町の考えを伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 田中議員ご質問の1、地域力創造アドバイザー制度の導入をについてお答えいたします。
  地域力創造アドバイザー制度は、地域独自の魅力や価値の向上に取り組むことで、地域力を高めようとする市町村が、地域活性化の取組に関する知見やノウハウを有する外部専門家を招聘し、指導・助言を受けながら取組を行う場合の外部専門家に関する情報提供を行う制度となっており、総務省で分類している取組内容は3分類12項目となっております。
  財政措置の内容としては、1日の活動を基本的には6時間程度とし、市町村外在住の外部専門家を年度内に延べ10日以上、または5回以上招聘して、地域独自の魅力や価値を向上させる取組を実施した場合に、市町村に対して特別交付税を措置し、最大で3年間継続できるものとなっております。
  地域人材ネットには令和3年7月1日現在、全国で民間専門家が391名、先進自治体の職員が20名、先進自治体が2組織登録されております。登録者の方が取り組んできた内容や得意とする分野、活動のコンセプトは様々であります。
  今後、町が取り組む地域活性化事業において、目的を達成するために指導・助言が必要な場合には、制度の積極的な活用を図ってまいりたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいでしょうか。
  5番、田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ありがとうございました。
  結論的には、今の答弁を伺うと、活性化事業がはっきりしないので、そのときはやるというふうに受け止めました。私は、それは違うと思っているんですね。今回、多少時間がありますので伺います。
  まず、ときがわ町が課題となる最大の問題は何でしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの田中議員のご質問でございますが、ちょっと随分雑駁に質問をされてしまったので、どういうふうにお答えしたらいいのか分からないんですけれども、私の受け止め方といたしましてお答えをさせていただきたいと思うんですけれども。
  ときがわ町の最大のその問題といたしましては、やはり今一番問題になっているのは、日本全国の問題にもつながってくるわけでございますが、やはり人口減少というものが一番の問題になってくるのかなというふうには思っています。それにプラスして、やはり少子化が同時に進んでしまっているということから、地域の活力がだんだんと失われていくというふうなところが、やはり大きな影響として出ていくのではないかというふうには考えています。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 全く私もそう思います。で、人口が減るというのは極めて、それと、はっきりしなきゃいけないんですけれども、合併以来、どのぐらい減っているかということはちゃんと調べて、あとどういう人たちが減っているか。かなり具体的に町は情報を持っているんですね。
  これ何年か前に出した人口ビジョン、28年の設定で、昨年3月に改定版が出ています。この中では極めてというか、かなり詳しく人口がどうなるかという、どうなったか、またはどうなりそうかというまで出ているわけですね。私は非常に危機感を持っています。現在から見ると、これは2060年ぐらいまでの想定として出してありますけれども、そこまで行くと、ちょっと遠過ぎるので、私は40年、20年後ぐらいを一応イメージして、お話を今日はさせていただきます。
  それを見ても、7,000人を切るというような規模なんですね。前後のいろいろ施策をするととかいろいろあります。もちろんそれは変化はあります。ただし、予想以上に、現在の状況で行きますと、予想以上に進んでいるんですよね。ときがわ町の状況は予想以上に減少が進んでいるという事実ですね。そこをきちっとまず捉まえというかつかまえなきゃいけないんですよね。いい、悪いということじゃなくて、現実はそういうふうに進んでいると。じゃ、そのために何をしようかということで、町長の政策も含めて出ているわけですね。そこなんですよね。そこのところをきちっとつかんで。
  それで先進地と言われるところについて、かなり私も何十万という規模の話をしていたら 違い過ぎるので、なるべく1万人規模だとか、それから中山間地だとか、同じ場所はありませんけれども、そういう内容がいっぱいあると。そういう中で国もこういう制度をつくって、それから予算措置もして、こういうアイデアもありますというのを出しているわけですね。だから、そういうときになぜ使わないのか。しつこいようですけれども、そこなんですね、スタートは。
  だから、私もそれなりに調査というか調べたつもりなんです。北海道の厳しい町もあります。7,000、8,000の町です。そこがきちんとした取組をして増えているんですね。それはいろんなやり方があります。観光やったり、地域おこしと集落支援だとかいろんな制度を組み合わせているところもあります。だから、ときがわ町はそういうのを何でチャレンジしないのか。そこだと思っているんですね。町長にも後で伺おうということで事前にお話はさせてありますので、それは取っておいてというか、後で伺いますけれども。
  まず、課長、この制度はどういうふうに思いますか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいま、いろいろな問題の中でこういった制度も活用したほうがいいというふうなお話をいただいたわけでございますけれども。
  問題としては把握をしておる中で、じゃ、それをどういうふうに解決していったらいいのかというふうなところで、やはり取組として具体的になってこない限りは、こういった制度を幾ら先進的な指導者がいるからといって呼んだって、何かいい方向に行くわけではなくて、やはりこちらも受け入れる準備をちゃんとしてからでないと、こういった効果が現れないのではないかなというふうには思っております。
  ときがわ町といたしましては、総務省のホームページにもあるんですけれども、地域力の創造の制度として、地域おこし協力隊ですとか集落支援員、こういったものについては既に活用して、今、活性化のほうを図っているところでございます。そこに、今回ご指摘いただきましたような地域力創造アドバイザー制度、今、このほかにも総務省のホームページには、地域力の創造の事業といたしまして地域おこし企業人というものもございます。こちらのほうもその制度を使ってやった場合には、特別交付税措置をしていただけるというふうなこともございまして、この4つのメニューがあるものですから、それをうまくやはり活用していくというふうなところを、やはり考えていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 受入れがというか、どういうふうなのが見えないという中、私はそこが一番の問題だと思っているんですよね。ときがわ町の職員は優秀な職員がいて、それを活用をどうするかというのを自分たち自身がしっかりつかむと。現状を見ると。それで、町長のこの間の話じゃないんですけれども、若い職員がいろんな提案をしてきた。それがまた出てこないんですよね、見えない、形として見えない。だから、そういう芽を摘んでいるような気がするんですよね。
  それじゃなくて、ぜひ、もう3分類の中にはかなり具体的になっているんですよ。ときがわ町が取り組めるような課題がたくさん、私はあると思います。そこに深く学ぶ。どこの社会だって、先生に、師匠にきちんと教えていただいて、それをどういうふうに生かすかというのは受ける側ですよね。そういう気がするんですね。
  2番目の話もありますから、それは触れませんけれども、やっぱりそこだと思うんです。ときがわ町はすごく魅力があるところです。周りから見ると、NHKもある、あれもある、これもある。みんな今話題になっています。個別には触れませんけれども。さっきの話じゃないんですけれども、ほかの自治体から羨ましがられるようなところですよね。移住したい人もいっぱいいる。魅力もある。財政も比較的安定しているんです。無駄なお金は、多少は意見はありますけれども、そういうものはない。
  そこで何でときがわ町はこんなに減っちゃうのか、人口がですね。やっぱりそこだと思うんですね。それについてきちんと学ぶ。まさにそこからスタートしない限り、ずるずる行っちゃう。中途半端な、ほかに踏み込みますけれども、中途半端な政策しかできない。周りばっかり見ている。そうじゃないだろうというのが私の意見というか、提案も含めてなんですね。
  だから、具体的にこれは、かなり具体的なんですよ。課題もきっちりある。課題解決のための提案や先進地もある。なぜできないのかと思うんですね。またはいつやるんですか。どういう準備ができたらやるんですか。地域おこしは何回かやりました。きちんと取り組んでいます。集落支援については、私は違う提案をしましたけれども、取りあえず始めました。それをきちんと深掘りしたり、もう少し違う切り方をするとか、支援をするとか、そういうふうに発展させているところが先進地なんですね。地域おこしで成功している地域は、中途半端にやったところではないです。1人、2人ではないです。きちんとやっていて育てています。やめている人もいるところはあります。だから、そういうきちんと地域おこしでいえば地域おこしをきちんとやっていく、広げていく。ときがわ町の生かしたものにしていくと いう必要があると思うんですね。だから、そういうところです。その辺のアドバイスをなぜ受けられないのか。課長、もう一回伺います。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 どういうふうなお答えをしたらいいのか、ちょっと私の中でも今頭が整理ついていないんですけれども、ただ一つ言えることは、やはり地域の活性化につきましても、やはりいろんな事業でございますけれども、先ほどご指摘ありましたように、役場の職員がどうにかするというだけではできないと私は思っております。それは何かといいますと、やはり地域の方も一緒になっていただいて活動をやらない限りは、地域の活性化にはつながっていかないというふうには思っております。
  そうしたことからも、やはりどういったものができるのか、そして、どういったものが地域の皆さんに問題としてこう受け止められて、それをどういうふうに解決していったらいいかということを地域の皆さんと一緒に考えられる。そういったもの、明らかになってこない限りは、やみくもにアドバイザーを招聘したとしても何にもなっていかないと思っています。ですから、その辺をしっかりと見極めていきたいと思っています。
  ときがわ町の人口が減っている減っているというふうなお話をさせていただきましたけれども、ただ漠然と減っているのではなくて、その中に問題があるわけですね。要は少子化によりまして子供が減っていっているというのはありますけれども、それだけではなくて、人口のどこが減っていっているのか、そこのところですね。特に減っているのが20代から30代前半の若い人たちが減っていっているんですよ。それもその中でも特に女性が減っていっているんですね。その年代については男性3人に対して女性2人しかいないんですよ。これがもう少子化へのつながっていってしまっている問題だと思っています。ですから、そこのところをどういうふうに来ていただくか、その辺を考えながら、今のところでは効果的なものができてないかもしれないんですけれども、でも少しずつやはりできることをやっていくことによって、そこのところが効果が出てくるんではないかというふうなことでやっているところでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 課長、よく分かっているじゃないですか、ポイントが。逆にね、そう分かっているんだったら、なおそこをうまくやっているところに学ばないんですか。今聞いていてそう思いますよ。若い女性が男性3人に対して2人しかいないんだと。さらに赤ちゃ んを生めるような年代が少ない。分かっているわけですよね、ポイントが。
  だったら、具体的に、先進地は違うんですよ。若い人と子供たちのいる人を何人したらどうなるというのがシミュレーションできるわけですよ。コーホート、集計の仕方があります。あれはもう鳥取のほうではきちっとやっていますよ。年間、どういう人たちを何人増やそうか、そのために何が必要なのか、ちゃんと深掘りしているわけです。政策をつけているわけです。そのために空き家が、住む場所が必要なのか、仕事が必要なのか、交流人口をどうやって増やそうか、きちんとつながっているわけです。そこだと思っているんです、私は。それが中途半端、またはやっていない、やったような振りをしているというか、出しているだけ、だから見えないというふうに私は思います。
  何もやっていないと言っていません。ただし、あくまでも横並び、比企の中だとか、地域の中でどうか。ときがわ町は以前は違ったはずなんですよ、子供に対する支援だとか、学校教育のハードだとか、いろんなもの違ったんですね。ときがわはちゃんと先進でやってきたんです。今はみんな横並びです。ついでに滑川のほうに何とかと、給食じゃないんですけれども何かやられちゃう、で、ときがわはやらない。だとしたら、何をやるの。だと思っているんですけれども。
  課長は大体お伺いしましたから、町長に伺います。町長、その点いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 まず、町の最大の課題は何かといったときに、シニア世代の高齢化の問題、私はこれがね、私はこれが非常に重いなと思っているんです。団塊の世代の方が一生懸命若いときから働いて、やっとリタイアして、俺たちは構ってくれないのかと、子供が少ねえから、じゃ子供のほうだ。それもいいけれども、一番ご苦労なさった団塊の世代が後期高齢者になっていく、一番人口が多い。やっぱりね、まずここを解決させて、それで少子化、子供。人口7,000人だから人口7,000人の社会が出てくるわけですよ、そしたらどうするかというのかなと、私はちょっと自分ながらにこう思っています。
  それから、あとアドバイザーの件、これは私も商工会とか自分の商売の関係でいろいろなコンサルタントを頼み、いろんな先進地に行き、田中議員とも一緒に山梨のほうへ行ったり、いろんな先進地に行っても、なかなか実にならない。形になっていないじゃないですか。何でかといったら、昔からそっ啄一致という言葉があって、親鳥が卵をはやかすのに、幾ら親鳥が殻をつついても卵はやけないんですよ。実は、卵の中のヒヨコが一緒につっついて卵が割れるということだから、幾らコンサルタントを招致しても、やっぱり受皿がしっかりしてい ないとなかなかその事業は成功しない。
  最近、少子化の問題で、一つ埼玉の特徴があって、すごく羨ましく思うのは、秩父地方、山中議員もいますけれども、秩父市周辺の小鹿野、皆野、長瀞、横瀬、ここは人口対子供の出生、子供の数が多いんですよ。埼玉で一番少ないのが小川、ときがわ、越生、毛呂、鳩山、嵐山、この辺なんです。何でなん。埼玉県で一番ここが少ない。人口の少ない秩父が、人口割の子供の数多いんですよ。これは何でかと、秩父の首長さんに聞くんですよ。何でなんだろうなと言ったら、大体口をそろえて「お祭りがあるからよ」。秩父市なんかは、秩父の夜祭がやりたくて1年間働くっていう人たちが多い。小鹿野のことよく知らないであまり発言するとあれなんですけれども。子供歌舞伎をやっぱりうちの子も子供歌舞伎をやらせたい、そういうふうな、何ていうんですか、住民からの情熱、こういうものが根にしっかりあるから、そういうふうな地域を守る力というのがあるのかなと。
  私、番匠でいろいろ自治をやっているときに、やっぱり自分たちの地域は自分たちでやっていくんだと、自分たちで考えなきゃだめだと、行政には頼らないと、このぐらいの気迫で番匠をやってきたんですよ。だから、村境は行政サービスが低いって言われちゃったから、ええそうなの、バスも通らない、聞いたら「番匠は玉川の公共交通使ってください。」そんなことまで言われました。だから、自分たちの地域は自分たちでっていう、すごく自治意識が高いのが番匠。ぜひ、私は地域力をもう1回見直して、自分たちの地域は自分たちで、人口問題もごみ問題もいろんな問題を議論しながら、自分たちで地域をやっていくというような自治力を高めたいなと今考えておるんです。
  それから、あと、企画財政課長のほうから女性問題。私が立候補するときに「女性が輝くまち」というのを提案したんですが、なかなかこれ実現できなかった。だから、これをやっぱりやっていかなきゃいけない。
  それから、ここにいる議員の中にもお二方、女性がいます。ぜひ女性が輝く施策を議員のほうからも提案していただいて、こういう政策どうだ。半分は女性だから、なかなか男性には気がつかない施策がある。ぜひですね、お二方の女性議員にもお力を借りて、女性が輝く町になったらなと私はこう思っておりますので、ぜひご協力よろしくお願いします。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 ありがとうございました。
  町長の4年間やりましたけれども、なかなか少なかったようなので、大変ありがとうござ います。
  ただ、私は思うんですけれども、ときがわ町は自治意識がないというふうには思いません。やっぱり、地域で頑張っている人たちもいるし、例えば、あまり個別に挙げちゃ問題がありますけれども、萩小のエリアでは非常に努力しているグループがあるんですよ。努力しています。だから、そういう人たちと地域支援だとかその辺はかまないのかというのは前からも言いましたけれども。全然、いわゆる行政が好きな連携とか何かは取らないんですよね。予算を出せって言っているんじゃないですからね、私が言っているのは。だから、行政に頼るというのとは別に、一緒に知恵を出す、汗もかく、そういうことだと思っています。結果としては、お金になるとは思いますよ。行政の職員が動くというのはお金が動くことですから、それはそれとしては思いますけれども。そういう認識だと思っていますよね。
  だから、そういう意味で地域で頑張っている人、あと、ときがわは小商いじゃないですけれども、非常にカフェだとか小さいいろんな取組だとか、大きなものはなくはないにしても、バスが来るようなというのはなかなかあれですけれども、そういうこともあるんですね。だから、仕事づくりも小さいことはやっているわけですよね。
  だから、そういうところに光らせたり、深掘りをしたり、じゃ、町全体としてどうするかというところに結びつける、私はこれは無駄ではない。町長がいろいろ勉強しているのはもちろん知っています。知っていますけれども、やっぱり絶えず勉強なんだと思います、絶えず勉強、絶えず研修、それだと思っています。だから、そういうために、こういう知恵を出す。
  だから、これは例えば、来年度の、これは制度としてですけれども、制度じゃなくて具体的にリサーチだったり調査費だったり、そういうものをきちっと、アバウトといえばアバウトな部分をやって。それで、例えば、職員が行きたいと言えば派遣する、学びたいと言えば来ていただく、そういう努力だと思いますね。絶えず、自分たちがアンテナをきちんと張って、どうやるかというのを見る。このことを怠ったら、明日はほとんど影響がないと思いますけれども、その先は必ず影響が出ると、私も先輩にかなり教わりました。
  だから、そういう意味では、ぜひこういう制度にはチャレンジをしていただく。それでまた検証もする必要があると思うんですけれども、課長にもう一回伺います。来年の、要するに予算計上も各課に流してありますけれども、これは自分とこの提案になります。企財の担当に多分なると思うんですけれども、予定はありますか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 地域力創造アドバイザー制度につきまして、じゃ、すぐに活用できるかといいますと、先ほどご説明いたしましたように、やはり何も考えないで研修を受けても身にはつきませんので、そこのところはしっかりとやはり問題意識を持って、どういったことを必要かというふうなところを洗い出して、その方の専門の指導を仰ぎたいというふうには思っております。
  これはやらないとかではなくて、こういう制度のこういうメニューをどういうふうにしたら使えるのかというふうなところにつきましては日々考えていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 結論から言うと、やらないということですね。早い話がね。
  だから、私が言っているのはそうじゃないんですよ、ね。問題がきちんとあって、課題があるんだから、これでこの課題の解決のためのアイデアがある。それになぜチャレンジしないんですか、そこです、私が聞きたいのは。どうやったらいいか分からないからやりませんというのは昨日の続きをやっているのと同じなんです。そうじゃないと思うんですよ。ときがわの課題がいっぱいある、いい要素もいっぱいある。そこをなぜ学んで、そこに向かっていかないのか。私はそう思っています。
  だから、課長にもう聞きませんけれども、これだと来年の通常予算では出ないと思いますけれども、それじゃないんですね。チャレンジというのはそこから始まんなきゃできないと思います。だから、課長自身の中でまだ煮詰まっていないんですよ。何が必要か、何がやんなきゃいけないのかというところがあれば、必ず政策や予算の組立て、課長自身が組むわけですから、個人じゃなくて職責として提案するわけですから。そういうふうに思います。
  だから、ここはぜひ、検討というよりも、自分でしっかり、自分たちが何をやったらいいのかというのをぜひやっていただきたいと思います。
  今、実は総合振興計画の、極めて、今、課長です。今、検討委員、私も委員ですけれども、これは少なくとも10年間の計画、今やっているのはその後期5年間のをやっています。だから、そこのところにちゃんと触れなきゃいけないんですね。ときがわらしくて、ときがわ町はどういう方向に進むんだ、町長出していますよ。きちんとこういう方向を出そう。だったら、めり張りをつけて、行政が大好きな言葉です、めり張りをつけて。
  だから、そういうのをきっちりやりましょう。足を引っ張っているつもりは私はありませ ん。ぜひ、そういう意味で振興計画、それから人口ビジョン、中に触れなきゃいけないんだと思いますので、よろしくお願いします。1問目はこれで終わります。
○岩田鑑郎議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうからも答弁をさせていただきますが。
  企画財政課長ともいろいろ話をしているところなんですけれども、やはりそういった制度は活用していくことについてはやぶさかではなくて、積極的に取り組んでいくという答弁に町長もなっていると思うんですね。そういう考え方でおりますので、それはご理解いただきたいというふうに思います。
  その中で、各課題に対して進めていくというところなんですけれども、そこの中で田中議員が言われるように、いろんなその先進地だとかいろんな施策をこう試していくというところはあると思うんですね。それは、ときがわ町としてはやってきているというふうに思っておりますし、人口対策についても、分譲住宅も今回やっていますし、そういった中では取り組んでおります。そういう中で、課題として、ある程度具体化してくれば、その中でアドバイザー制度を活用していくというふうなことはあると思うんですが、ある程度そこのところまでやった上でないと、なかなかその身にならないというところはありますので、そういったところを見計らいながら、田中議員が言われるように取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので。決してやらないということじゃなくて、そういう制度は十分に、田中議員からもご提案もいただいておりますので、そういったところについては十分検討してまいりたいというふうに思っていますので、前向きに考えていきますので、そういう中でまたご理解いただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○5番 田中紀吉議員 よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、ときがわ町の特産品の取組について。
  通告者5番、田中紀吉議員。
○5番 田中紀吉議員 続いて、2問目を伺います。
  ときがわ町の特産品の取組について。
  町は現在キウイフルーツを特産品として育てるための取組を行っていると認識しています。以下、伺います。
  (1)取組に当たり、選定の経過、具体的目標(数量、金額、加工品その他)、予算額、現在の進捗状況。
  (2)過去の取組についての総括・検証はどのように実施したのか。
  ア、原木しいたけ、まいたけ、なめたけについて。イ、みそについて。ウ、のらぼう菜、青なすについて、エ、その他ですね。
  あと、(3)町内の有志グループが、山椒特産化の取組を進めていると思うんですけれども、連携して進める考えはありますかどうか伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 田中議員ご質問の2、ときがわ町の特産品の取組についてにお答えいたします。
  初めに、(1)取り組むに当たり、選定の経過、具体的目標(数量、金額、加工品その他)、予算額、現在の進捗状況はについてですが、キウイフルーツの選定の経過につきましては、以前より町内で広く栽培されていることや優れた栄養バランスにより健康をサポートする観点から、身近に眠る資源を特産化する目的で選定されました。
  しかしながら、個人栽培による自家消費が大半を占め、管理状態は様々で、特産品化を進めるには栽培技術の普及が課題となっております。
  目標としましては、キウイフルーツを自ら食す喜びと消費者に食べてもらう喜びが生産者の活力となり、魅力あるまちづくりに発展していくと考え、キウイフルーツ栽培人口の増加を目指し、当面の目標を100人としております。
  西平地内の実践圃場の収穫量につきましては、令和6年度に500キログラム、4,000個を目標としております。
  収穫されたキウイフルーツは、保育園などの給食に提供したり、農産物販売所等で販売したりするなど、特産品として発信してまいりたいと考えております。
  予算額につきましては、令和元年度の県の補助事業を活用し、総事業費195万6,000円で実践圃場約1,800平米の整備、苗木約100本の購入を行いました。
  現在の進捗状況につきましては、令和元年度に植栽した苗木が順調に生育しており、今年度は剪定講習会や料理教室の開催を予定しております。
  今後も、剪定や摘果講習会等を継続し、栽培技術の普及や生産者による加工品の生産、出荷などの活動支援に努めてまいりたいと考えております。
  次に、(2)過去の取組についての総括・検証はどのように実施したのかについてお答えいたします。
  初めに、ア、原木しいたけ、まいたけ、なめこについてですが、平成20年12月に原木きの この特産化に向け、各種団体の代表者で組織した、ときがわ町原木キノコ栽培育成整備検討委員会が発足し、栽培研究や栽培講習会が開催されました。
  町では、平成20年度以降、人工ほだ場を3か所整備し、原木きのこの研究、栽培、販売等の情報の取得と栽培団体の支援を目的に貸し出しを行っております。
  原木きのこ類は、従来からこの地に根づいていたしいたけに加え、原木利用の林産物として栽培され、町の特産品の一つとして人気商品となっております。
  次に、イ、みそについてですが、平成30年度に建具会館内に販売を目的としてみそ加工室を整備し、令和3年度にみそ保管室の増設工事を実施したところであります。
  また、令和3年度から町内農業者と連携し、ときがわ産大豆を使用したみそ製造を12月下旬より行う予定としており、これによりみそのブランド力の向上が図られ、みそ製造者と農業者の所得向上につながるものと考えております。
  合併以前から、旧都幾川村の手作りみそは、農産物販売所の人気商品の一つであり、合併後に加工室を整備するなど、みそのブランド化に向けた取組が現在も進行途中であり、みそ製造者とともに研究しながら進めております。
  次に、ウ、のらぼう菜、青なすについてですが、こちらは主に各農産物の生産者団体を中心に生産・出荷が順調に行われており、町としましては、テレビ、新聞等のメディア取材の仲介やPR資料の作成等販売の支援に努めております。
  次に、エ、その他についてですが、アピオスやエゴマ栽培の普及に取り組みましたが、栽培に不測の労働力がかかることや収益性などの問題から特産化につながっておりません。
  特産品づくりは、ときがわ町合併以前からの課題であり、様々な種類の作物の普及などに取り組んでまいりました。ときがわ町の代名詞となるような特産化には至っておりませんが、原木栽培が非常に難しいとされる原木まいたけや、冷涼な気候で栽培される堂平天文台のブルーベリーは、町内の飲食店等でも食材や加工品として利用され、多くの方から高い評価をいただいております。今後も地域の特色を生かし、町民の皆様とともに特産品づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
  次に、(3)町内の有志グループが、山椒特産化への取組を進めている。連携して進める考えはあるかについてお答えいたします。
  町内の有志グループとは、ときがわ山椒栽培協議会であるとの認識の下お答えいたします。
  ときがわ山椒栽培協議会は、平成30年10月に発足し、ときがわ町農業推進協議会の助成金を活用し、生産量や生産規模の拡大を図っている状況です。現在は、農産物直売所での販売 が中心となっておりますが、将来は市場出荷や加工品販売を目標にしていると伺っております。
  町民が主体となって組織された協議会が発足したことは大変意義深いものと感じております。町としましても積極的に支援し、ときがわブランドとして山椒の特産化につなげてまいりたいと考えております。
  以上です。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 5番、田中議員。
○5番 田中紀吉議員 丁寧なというか、いただきましてありがとうございます。
  最初に伺います。特産品というのは何ですかね。ときがわ町はどこかにでっかい看板がありますね。400万ぐらいかけて。「木のまち」って書いてありますよね。私はね、ずっと特産品といったら、農産物というか、一加工品だというふうに認識していたんですけれども、さる人に言われたんですね。「ときがわ町は木のむらって言ってきたよ。建具や木のむらだったんだよ」。それはきちんとした特産品なんですね。やっぱり私自身、随分、反省をしました。足元をきちっと見て、歴史を見なきゃいけない。
  それで、今るるいただきましたけれども、もうとにかくいろんなものにチャレンジをして、全てとは言いませんけれども、全て中途半端に終わっている。やっぱり、それは構えが違うし、勉強が足らないし、継続が足らない。何が足らないかって言ったらトップの意思です。これは明確なんですね。トップがこの地域をどういうふうに育てようか、そのためにどういうふうにやろうかっていうビジョンがないんですよ。
  大豆だってチャレンジだってきちんとあるわけですよ。と思います。だったら、木のむら、木のあれだったら、しいたけをきっちりやれるところまでやろうと。そうすれば違ってきたはずなんですね、と思います。
  今日はちょっと違う意味で、私なりに調べてきました、地域の。そしたら違うんですね、やり方が、深め方が違う。
  埼玉県だっていろんなところありますけれども、キウイをやっているところもあります。ブルーベリーやっているところもあります。それをただ単にやったんじゃなくて、いろんな工夫をしている。町全体が看板を出す。支援もしている。生産もする。加工品もつくる。そういうのが一貫しているんですね。
  私はときがわ町の特産品について足らないのは、一番そこだと思います。何がじゃないんですね。どうやるかということをきちんと筋道を立てて、もうほかのことじゃなくてそこを やる、やり続ける、と思います。
  課長には、これはいろいろ相談をしましたけれども、まず、最初に課長に伺います。課長はどういうふうに考えていますか。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それではお答えいたします。
  田中議員が申されたとおり、ときがわ町は木のまち、木のくにと申し上げております。これにつきましては、議員もご承知のとおり、1,300年前の慈光寺の建設に始まったものだと聞いております。そういったところで地場産業として木工が栄え、木材生産、森林の整備等が図られてきたところでございます。現在も森林については町有林等も含めまして、多くの林業家の方たちが丁寧に手入れをしているところでございます。
  また、そのほかにも農産物に限って申し上げますと、様々な農産物を生産をして、栽培をして特産化にしようということで、町としても取組をしております。また、町の取組以外でも、各それぞれの団体、今答弁でも申し上げたとおり、山椒栽培協議会等も発足をして、独自で特産化を進めていこうという動きもございます。
  また、NPO法人等でも農産物を生産して加工品をつくって販売しているようなところもございますので、そういったところで、町の魅力として多く発信をしていただいているところだと思います。
  田中議員がおっしゃいます支援が足らなかったですとか、不足しているのではないかというところにつきましては、反省するところもございますけれども、これからも生産者に寄り添った支援をしていきたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 私が思うんですけれどもね。都幾川村の時代は、お米の代わりに炭を納品していた、納品というか米の代わりに出していたんですね。それで、例えば炭だって、加工の仕方、生産の仕方によれば10倍で売れるんですね。
  今、別な需要がかなり起きている。例えば、木っていうくくりの中で、いろんな形があるとすれば、ときがわ町は、当時は村ですよ、この地域はそれで食えたんですよ。きちんと米の代わりにできたんです。江戸幕府に納品していたんです。だから、やっぱりその辺が何せ甘い。そういうのを捨ててきちゃっているというふうに見えます。
  それで、何々がって言ったらぽろっといく。次に行く。それでどんどん変わっていって、 じゃ何が残ったかって、何も残らないんです。
  しいたけもそうですよね。いろんなものもそう。だからそういう意味で、やっぱりきちんとした、ここで1個今日は提案として思っているのは、リサーチや研究や、その他が足らないんですね。
  私もこの間調べたら面白いんですよ。極めて小さいところでやれるとかありました。飯能のほうで、女性1人でやっている。例えばバラはバラって花じゃなくて、それを香料にすると違う。
  昔の紅花の話はご存じだと思いますけれども、紅花は金より高い値段で取引ができたと。それは何に使ったかと言ったら口紅とかそういうものの材料ですよね。だから我々はもっともっと勉強しなきゃいけないと思っています。今ふうの。
  ときがわ町は大きな面積があるわけじゃないし、平らなところがいっぱいあるわけじゃない。じゃ、何がっていったら山がある。山があったじゃないかと。それを加工して食っていたじゃないかと。だから、私はそういうふうに思うんですね。
  それが、全てどういうふうに何々をやれってそういう意味ではありません。もっともっと深く勉強して、今ふうなものも勉強して、今の香料だとか何かは非常にあります。
  この辺を1個話していくと、深谷っていうと、もうネギと何とかってばっかりです。違うんですね、新しいネギをつくっているところがあるんですよ。だったらときがわだってできるんじゃないですか。10倍の炭をつくろうじゃないかと。例えばですよ。だからそういうことだと思うんですね。
  だから、今回の問題を一つの提起として、ぜひ、あれつまみ食いで何々をやるんじゃなくて、きちんと歴史や、それから将来のこと、需要のことも含めて、もう少しさっきの話と関連するのはそういう意味ですよ。
  きちんとアドバイスを受けて、先生の指導も受けて、ときがわはどういうふうにやったらいいのか、真剣に考えたらどうかと。
  課長いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁必要ですか。
○5番 田中紀吉議員 課長、お願いします。
○岩田鑑郎議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それではお答えいたします。
  田中議員がおっしゃいます継続して取り組んでいきなさいということだと思うんですけれ ども。継続性につきましては、例えば原木キノコでございますけれども、こちらについても現在3つのキノコの圃場がございまして、そちらで生産を継続して行っております。
  また、原木キノコについては、東日本大震災等もあって、放射能問題等もあって、今ちょっと下火になっているところでございますので、またここで改めて原木キノコについて取組を進めていきたいと考えております。
  それから、香料等の紅花ですとか、そういった話も出ましたけれども、これは町ではなく個人でございますけれども、個人で温泉石けん、ときがわ町の源泉を使った温泉石けんというのもつくられて、個人的に販売されている方もおります。
  そういうことで、これからも町の特性を生かした特産品づくりに継続して取組をしていきたいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 私もそういうのは認識しているんですけれども、私が何回も言うように、個人がやっているというのはそれは悪くはないし、とっても大切なことだしありがたいんですよ。そうじゃなくて今言っているのは、ときがわ町の特産品をどうしようかということで、過去いろんなものを取り組んで、今、今回はキウイをやろうということでやっている。そこが中途半端だって私は言っているんですね。
  だからそうじゃなくて、きちんと将来の展望も含めて、やるときはやり続ける。知恵を集める、そういうことだっていうことなんですね。
  だから、私がいつもこの問題でいけばトップが足らないんですよ。トップの今の渡邉さんという町長という意味ではありませんからね。職責としてトップがどういうふうに示すかという、そこが問題だと、私は今日、提起をさせていただきたいと。
  だから、それのためにあした始めようというそういう話ではありません。きちんとリサーチをしたり過去の検証を学んだり、ときわ町の特性はどうなのかというのを調べたりとか、勉強に行ったりだとか、そういうのを経てということです。今やっている人に邪魔しろとか、そういうことではありませんので。
  今やっている人は、みそも一生懸命やっていますよ。のらぼう菜もやっています。青なすはテレビですぐに宣伝しています。それをやめろとかっていう話をしているわけではありませんので。そういうことではありません。だから、ときがわ町の特産品をどうするかというのは、また別次元だと、そういう意味です。
  町長に伺います。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 先ほど、ときがわ町の特産品は木のまちだと。木というお話が出ましたけれども。旧都幾川村がね、この木のむらに成長するまで、どのくらいの住民が苦労したか、霊山院に行くと分かるんですよ。西平大野地区が本当に貧しくなって、食うや食わず、どうしたらいいんだということで。そして、なけなしの金を集めて有志を募って、京都へ高僧を頼みに行って叔山和尚が来た。それで叔山和尚がね、中国の、あれは晏子という人の故事を引いて、「1年の計は食にあり、10年の計は木を植えるにあり、100年の計は人を育てるにあり」と、こういうようなことで、木を植えてもお前たちの時代は食えないんだよと。孫子の代にならないと、この事業は成功しないんだと言って、地元の人を説得させて木を植えたんですよ。
  それが、今慈光寺と皆さん言うけれども、叔山和尚の貢献度がすごく、そのときに、あの地域の人は、あの地域の人はそうかと、俺たちが食えなくてもいい、だけど孫子の代は、この木が立派になって、この地が反映するということで、ときがわが木のむらになったという歴史もあるんですね。
  だから、そのくらいの覚悟が、やっぱり今のときがわの人たちにあるかと。そこが問題なんだと。
  私見ていて、農業はいろんな農業のやり方があります。吉見や川島に行けばお米だけ作っていれば、あれだけ圃場がある。それで今いちご、そういうふうな、どっちかというと資本主義的な農業なんですよね。
  だけど、ときがわ町は土地が狭い。なかなか大型の機械を入れて量産化ができない。だから、今一生懸命やっている若手の有機農業の人たちを見ると、百姓の原点に返って、百姓は100の品種の農産物ができなければならない。だからいろいろ作って、その時期時期の農産物を少しずつ出して、それで生計を立てているわけです。
  だから、ときがわの町で何か色をつけて、これっていうのを出すためには、やっぱり時間がかかります。深谷でもそうです。ネギが看板になったのはつい最近じゃないんですよ。もうすごい長い歴史の中で米が取れない深谷の地。野菜しかできないんですよ。米が取れないのですよ。そんな中でネギを何とか出したわけでしょう。
  だから、ときがわ町が、その木以外に、じゃ何か農産物でやろうとするには、まだまだ私は時間がかかる。看板商品を出すには時間がかかると思いますので、少し長い目でご支援を お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 田中議員。
○5番 田中紀吉議員 町長の熱い話をありがとうございました。
  この間、上杉鷹山という人がね、江戸時代の人ですけれども、大変な地域を変えたんですね。それは特産品なんですね。特産品です。それは何かと言ったら、きちんと情報と先人に学んでいるんですね。それを徹底してやっているんです。
  それで、例えばということで、あと工事もありますし、上水だとかもある。そこで飢饉にもあったりと。極めて広いですね。あともう1つありましたけれども、ちょっと忘れちゃった。
  すごく学ぶところはいっぱいあると思うんですね。そういう厳しい地域、厳しい環境の中で、じゃどういうふうになったかと。やっぱりさっきの話じゃないんだけれども、やっぱり先人やリーダーに学ばなければ駄目なんですよ。
  だから、やっぱり、ぜひ企財の課長には学ぶ予算を組んでいただいて、厳しい地区にどうやったか。あと10倍で売れる炭をどうやったらつくれるのか。あと今、非常に波は、風はあるんですよ。森林環境税なんかはね、ろくに使わない、ろくに使わないって言うのは変な言い方ですけれども、有効に使えないと。それはぜひ使っていただきたい。生かすために使っていただきたいって。これは前の課長のときから言っていますけれども。ただ調査をしますとか、その程度じゃなくて、もっときちんと使っていただきたいと思います。
  それは、決して特産品とは関連じゃありませんので、それにつながりますから。そういう意味で、ぜひ特産品は、ときがわ町がみんなで、力を合わせたり知恵を集めたりして、ときがわに行ったらいろんなものを食べられたり、町長がそうです。いろんなものがいろんなところで食べられる、見られる、学べる、そういうことだと思うんですね。
  だから、ぜひそういう特産品につなげていただければと思いまして、今日は終わります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 休憩いたします。
  再開を13時30分といたします。
                                (午前11時58分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時30分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 山 中 博 子 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位2番、質問事項1、当町における空家・特定空家等の現状と対処は。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 6番、山中博子です。
  議長から発言の許可をいただきましたので、3項目について質問させていただきます。
  まず、当町における空家・特定空家等の現状と対処は。
  平成26年11月に成立した空家等対策の推進に関する特別措置法は、市町村が所有者にたいして空き家を適正に管理するように、助言、指導、勧告といった行政指導、そして勧告しても状況が改善されなかった場合は命令を出すことができる法律である。
  この法律によって既にほかに危害が及びそうな危険な空き家に対して行政代執行が出され、建物が強制的に解体されるなどしている。
  以下の点について伺う。
  (1)ときがわ町空家等対策計画には、空家は平成29年3月時点253戸とあるが、現在の戸数は。
  (2)計画には住民からの空家等に関する相談に対して、総務課、企画財政課、建設環境課に相談窓口を設け、空家全般の相談に応じるほか、内容に応じて担当課と調整し、幅広い相談内容に迅速かつ適切に対応できるよう努めていきます。とあるが、窓口はどこに設置されているのか。
  また、相談件数は。
  (3)当町における特定空家等は何戸か。
  また、その対処は。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員のご質問の1.当町における空家・特定空家等の現状と対処はについてお答えいたします。
  初めに(1)ときがわ町空家等対策計画には、空家は平成29年3月時点253戸とあるが、現在の戸数はについてですが、この戸数は計画策定前に実施した、ときがわ町空家実態調査の数値を用いております。同様の実態調査については計画策定以降実施しておらず、現在の正確な空家戸数は不明ですが、相談件数などから、計画策定時よりも増えているものと推定 されます。本年度は計画の最終年度であり、新たな5か年を対象に計画を延長するための内容の見直しの中で、本年度実施する都市計画基礎調査の成果を用いるなど、実態の把握を行ってまいります。
  次に、(2)計画には、住民からの空き家等に関する相談に対して総務課、企画財政課、建設環境課に相談窓口を設け、空き家全般の相談に応じるほか、内容に応じて担当課と調整し、幅広い相談内容に迅速かつ適切に対応できるよう努めていきますとあるが、窓口はどこに設置されているのか。また相談件数はについてですが、空き家等に関する相談は内容が様々であるため、窓口を分担し対応しております。空き家バンクなど空き家の利活用に関することは企画財政課、空家特別措置法の執行に関することは建設環境課、その他の行政相談、法律相談に関すること等については総務課の家族相談支援センターが窓口となり、内容に応じて連携を図りながら対応をしております。相談件数については、建設環境課で受け付けた、主に空き家の管理不全に関するもので、平成29年度が16件、平成30年度が5件、令和元年度が14件、令和2年度が4件、本年度が10月末現在で2件となっております。
  次に、(3)当町における特定空家等は何戸か。また、その対処はについてですが、特定空家等とは特別措置法第2条第2項に、「そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家等をいう」と規定されており、特定空家等として特別措置法による対応を実施するには、既存法で対応困難な空き家について、現地調査や所有者の調査の上、国土交通省の定める「特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針」を活用し、ときがわ町空家等対策委員会で決定することとなります。特定空家等とした場合、行政代執行による除却なども措置として含まれており、相当の切迫性や危険度があるかどうかの判断等、慎重な運用を求めれれるものです。
  この基準を総合的に勘案し、本町におきましては、現在、特定空家等としている空き家はございません。本来、空き家となった建物であっても個人の所有財産であり、その適正な管理は当然所有者の義務となります。今後も特定空家等となる前に、既存法により積極的に所有者へ働きかけを行うなど、所有者等による適切な管理が行われるよう各課の連携を図りながら努めてまいります。
  よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 まず、1番に、現在の空き家率を伺おうと思ったんですが、答弁書によると今、調査中ということなので、分かり次第教えていただきたいと思います。
  ときがわ町空家等対策計画には総務課、企画財政課、建設環境課に相談窓口を設けるとありますが、どこに相談に行ったらよいのか分かりづらいので、これは1本化することはできないのでしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  窓口の1本化ということなんですが、空き家の相談にはやっぱり様々ございます。空家等対策計画によりますと、建設環境課が一番、そのフローの中の中心に入っていると思います。総合的には建設環境課が窓口となりまして、例えば利活用に関することにつきましては企画財政、答弁書にありますとおり、管理不全の特に苦情関係、これにつきましては建設環境課のほうで対応するということなんですが、総合的な窓口といえば建設環境のほうということでやっております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 今までどのような相談があり、どのように対処したのか伺います。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 今までの相談の内容ということなんですが、まず、所有者からの相談に関しては、特に利活用についてはやっぱり空き家バンクということになるんですが、利活用の予定がなく、遠方にいてその管理をお願いをしたいとか、そういった案件につきましては、よくあるのはシルバー人材センターのほうに立ち木ですとか、ちょっとした家の補修というものを回したりしております。
  相談の内容、例えば苦情が一番やっぱり多いですね。地元の区長さんですとか、あと隣の方から苦情があるんですが、その中でもやっぱり一番多いのは立ち木の関係ですね。立ち木だとか草の繁茂、こちらが何とかならないかと。あとは小動物のすみかになっているだとか、あとはトタン、雨どいとか、そういったものが落下してくるとか、風でばたばたしてうるさいとか、そういったものから、ブロックが倒れそうだとか、中には、空き家なのに中に誰かいるとか、電気が夜になるとつくとか、そういった案件までやっぱりあります。そういったものは、臨機応変に警察を呼んだりということもあります。あとは所有者を調べて連絡を取る等して対応をしております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 先ほど、答弁にもありましたが、特定空家とは保安上危険、衛生上有害、景観を損なう等の状態にある空き家を言うと思います。今後、高齢化が進み、特定空家等が増えると思いますが、最終的には行政代執行を行うこともあり得るのか伺います。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  特定空家に指定するには、マニュアルが国でつくったものがありまして、そちらを基本的には参考にするんですが、それはあくまで参考でありまして、それぞれの特定空家にするかどうかっていう判断というのは、やっぱり各自治体に任されております。
  マニュアルなんかを見ましても、地域の実情を反映して、適宜個別の判断基準を定めて対応することが適切であるというふうなことで、実は県内でも、特定空家に多く指定してある市、県南のほうなんですがあります、もう何十という数字で特定空家をどんどん指定しているところもあるんですが、片や東松山市を中心とした比企郡、東松山市と比企郡というのは27年の本施行以来、まだ特定空家って1件も、その実績が指定がしてありません。ときがわ町でも1件、それに近い案件があったんですが、歩道に家が倒れかけてきそうな案件があったんですが、それにつきましては所有者のほうに協力をいただいて、町が寄附でいただいて、それで取り壊したという案件があります。
  ただ、今後、特定空家にするような案件、もしそういった切迫性のある、通学路で子供たちに危険が及ぶような、よくニュース、報道で出るような、例えばその前をカラーコーンで規制しないといけないような、そんな案件が出たら、そういった検討もさせていただこうというふうに思っております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 人が住んでいても敷地の管理がされておらず雑草が伸び放題、雑木が大木となり、隣地まで枝や草が侵入しているところを見てきました。そして、近隣の方々からもお話を伺ってきました。所有者の方にお話ししても何もしてくれないと困っていました。
  また、町内を回ってみると、住める状態ではない住宅や、管理されていない家の多いことに驚きました。このような状態のとき、町はどう対処するのか伺います。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  空き家のそういった苦情関係については、まずはその苦情を重く受け止めて、まずは基本、既存法ってよく我々は言っているんですけれども、建築基準法だとか、今はこの空き家の特措法によって、地権者の情報が税務情報か何かも取れるようになっております。ですので、相続がされていないようなところが多いんですけれども、そういったところも税務情報から、例えば連絡先なんかを聞き出して、文書もしくは直接電話で、その地権者の方にお願いをします。
  そのあたりは、もう困っている人に我々寄り添って相談を受けまして、町としてできる範囲内のことは行うと。それによって解決した案件もあります。まずはその困っている方に寄り添った対応ということで、現在相談に応じております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 これからも町民の相談に温かく対応していただきたいと思います。これで1問目は終わります。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、空き家掘り起し業務委託の現状と今後は。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 空き家掘り起し業務委託の現状と今後は。
  町は令和3年3月25日から空き家掘り起し調査員を公募し、同年5月19日に1名と契約を結んでいる。
  契約内容は、1時間当たり2,000円、1か月当たりの上限28万円、成功報酬1件当たり2万円。
  以下の点について伺います。
  (1)現在までの空き家掘り起しで成功報酬を支払った件数と総支払額は。
  (2)令和3年度予算では、空き家掘り起し調査員は、地域をよく知っている区長などを考えていると言っていたが、募集要項には「宅地建物取引士の資格を有する方」とあり、申請資格の門を狭くしていたのではないか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の2.空き家掘り起し業務委託の現状と今後はについてお答えいたします。
  初めに、(1)現在までの空き家掘り起こしで成功報酬を支払った件数と総支払額はについてですが、まず成功報酬を支払った件数については4件となります。支払額の総額は5月 から10月分までで35万7,000円、内訳は成功報酬8万円(4件)、委託費27万7,000円(138.5時間)となります。
  次に、(2)令和3年度予算では、空き家掘り起し調査員は、地域をよく知っている区長などを考えていると言っていたが、募集要項には「宅地宅建取引士の資格を有する方」とあり、申請資格の門を狭くしていたのではないかについてですが、令和3年第1回(3月)定例会の当初予算質疑の中で「公募については、地元に根ざした方、地域をよく知っている方ということで町民の方限定とし、不動産取引も関わってくることから、知識や資格を持っている方が望ましいため、そういう方を公募する」と答弁しており、山中議員の「宅地建物取引士の資格を有する方」とあることが当初の申請資格の門を狭くしたというご指摘には当たらないと思います。
  町といたしましては、委嘱した調査員の方について、空き家掘り起こしに熱意を持って取り組んでいただける最良な方であると考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 空き家掘り起こし業務において、成功報酬の2万円は、どのような状態になったら支払うのか伺います。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
  成功報酬につきましては、不動産取引に乗った状態ということで、その物件についてどなたかが欲しいですとか、借りたいですとかというふうな状態になったときにお支払いをしております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 不動産として取り扱った時点でではなくて、売り買いができた状態で成功報酬になるということですか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 いえ、ただいま最初の話に出ましたように、売り買いができるような状態になる、賃し借りができるような状態になった、その時点でお支払いをしております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 この調査員というのは、不動産業者の方ですよね。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 不動産の会社を経営はしております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 ときがわ町の売り、貸し物件の情報が入ってきたときには、ほとんど掘り起し調査員の会社が元請けになっていると町外の不動産会社の方が言っていました。町は空き家掘り起し調査員が入手した情報をどのように管理していますか。
  また、空き家掘り起し調査員は不動産業者なので、対象物件として上がってきたものについては、単独で専任の契約を結ぶことができるのか伺います。2問。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 1点目のご質問なんですけれども、まずどちらの不動産業者がそのような話をしているのか私には分からないんですが、町内の業者が……。
○6番 山中博子議員 町外の不動産会社の方が、調査員の会社が元付けになっているって言ったんです。
○荒井 淳企画財政課長 物件が掘り起こされるまでは、集落支援員の業務として行っております。それ以降については、確かに、その方が経営している不動産会社を中心にですけれども、専任ではないです。
○6番 山中博子議員 専任ではない。
○荒井 淳企画財政課長 専任ではないです。それははっきりしております。
  できるような状態でやっていただいています。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 専任契約は、荒井課長も宅建主任の資格を持っているということで伺ったんですが、専任契約は結んでいないということですか。元付けにはなっていないということですか。
  なっているから、ほかの町外の不動産会社の方が、元請けになっていて手が出せないというふうに言われたんだと思うんですが。
  ということは、もしそういうふうになっていたとしたら、調査員が本業の不動産業と空き家掘り起し調査員の二足のわらじを履いていることになります。空き家掘り起し調査員が所有者と専任契約を結べば、ほかの業者は所有者の仲介となることはできない決まりになっているからです。
  町から渡された身分証明書を使って、自分本来の仕事をしても時給2,000円いただけ、1か月28万円を限度として収入が入ります。また、空き家掘り起こし物件となれば町から1件当たり2万円の成功報酬が払われます。町の中で時給2,000円も支払ってくれる会社があるとは思えません。役場の会計年度任用職員の方でも、高い人でも時給、今回1,150円ということですが、今まで1,110円だったんですが、高い人でもそのぐらいです。掘り起こし物件が、売買契約と成立となれば、売主、それから買主の双方から仲介手数料が入ることになります。
  例えば1,000万円の売買物件が成立した場合、売主側からは手数料は1,000万円の3%、プラス6万円、それとプラス消費税で39万6,000円。買主側も自分で探せば、倍の79万2,000円の手数料がもらえることになります。また、買主または借主の情報は、おためし住宅を利用するときに、この調査員が一元的に入手管理しているので、買主、または借主の情報も容易に入手できるでしょう。
  調査員の資格を利用し、売主または貸主の情報を得、おためし住宅の管理という立場で、買主、借主の情報を使って仲介手数料を得る。表面上は空き家対策と言いながら、調査員の不動産業務を応援しているとは考えられないでしょうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 幾つもご指摘をいただいておりますので、ちょっとどこからお答えしたらいいか分からないんですが。
  まず、時間単価2,000円につきましてお答えさせていただきたいと思います。
  先ほど例えといたしまして、年間会計年度任用職員が時間単価1,110円とかいうお話もございましたけれども、今回お願いしている時間単価につきましては、そうした行動、仕事をする単価と、通信費ですとか、移動に対する交通費ですとか調査費、いろいろと登記の謄本を取ったりというふうな手数料も発生してくるわけでございますけれども、そういったものも含めて2,000円ということでお願いをしているところでございます。
  あと、掘り起こした物件を、それじゃ自分で仲介をしてというお話でございますけれども、あくまでも専任ではなくて、所有者の方がどこに頼むかによって、それは柔軟に対応していただいております。
  結果的にご本人が経営している不動産会社のほうで仲介をするというふうなこともございますけれども、ただそれによって、その方を肩入れしているというわけではなくて、我々と いたしましては、一番、空き家の解消と移住の転入者の呼び込みですか、そういったものに一番効果が上がるやり方でやっていただいているというふうには思っております。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 業務委託仕様書には、町長は日報、月報、調査報告書の内容を審査し、業務委託費等を支払うとしています。
  どのようにして掘り起こし業務と不動産業務との区別をしているのか伺います。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それは毎月1日当たりの活動と、それをまとめた月当たりの報告書というものを毎月報告いただいております。その中で、いろいろと空き家の方に問合せをしたりですとか、区長さんから情報をいただいたりですとか、そういった活動につきましては空き家掘り起こしの活動ということでお支払いをしておりますけれども、そこから超えた部分、不動産取引のほうに移っていっちゃった場合には、もうそこについては報告は来ておりませんし、その部分の活動についてはお支払いもしておりません。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 私は、町内、そして町外の不動産業者の方に、直接お会いして意見を伺ってきました。それによると、全ての不動産業者の方が、本来の不動産の仕事と、空き家を掘り起こして仲介物件とする仕事を区別できるはずがないとのお話でした。
  そして、ほかの不動産業者さんからは、不動産業界も厳しい状況が続いている中で、不動産の営業をしながら1時間2,000円、月額上限28万円もの報酬がもらえて、しかも直接所有者と専任契約を結べて、取りはぐれのない元付けで不動産仲介の手数料がもらえる、こんないい条件で仕事をできるのはときがわ町だけですよと、ちょっと皮肉を言われました。
  どうすれば、一不動産業者にここまで便宜を図るのは何かあるのでしょうか。甚だ疑問です。
  東松山市の宅建協会では、定期的に不動産の相談会を市役所で開催されているそうですが、相談員となり相談を受けても個人では絶対受けないし、相談者にも連絡を取らないという当り前のルールがあり、情報は全て市に渡し、市から宅建協会に渡した後、協会員で公平に配分し、配当するとのことでした。
  また、2021年11月9日の読売新聞に、横瀬町が民間の不動産会社と連携して空き家見える化プロジェクトを進めているという記事を見たので、早速横瀬町まで行き、担当者の方にお話を伺ってきました。このプロジェクトは町内の空き家の資産価値、賃料、改修費などを専 門的に無料で試算しています。物件所有者に情報提供することで、流通促進や観光施設などへの利活用を図るものです。
  10月末までに13戸の所有者から申込みがあり、試算して所有者に利活用を提案したそうです。横瀬町の空き家の所有者の1人は、毛呂山町の人だったそうなんですが、役場が間に入ってくれることで安心感があると言っていたそうです。
  そうなんです。不動産業者の通常の営業では10件に1回ぐらいしかドアを開けてくれないが、役場と聞いただけで開けてくれるだろうと業者の方が言っていました。
  最後に、町長にお伺いします。
  今までお話したように、東松山市は情報を全て市で管理し、市から宅建協会に渡した後、会員間で公平に配分する。横瀬町でも情報を町で一元的に管理し、公平に不動産業者に分配する。当町にも数社の不動産業者の方がいらっしゃいます。当町のように1人の不動産業者にだけ特権を与えてもよいものなのか、町長の見解をお伺いします。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの山中議員のお話でございますけれども。
  まず、横瀬町とときがわ町では、それはやり方が違うだけであって、結果的には同じような活動だというふうには思います。ただ、横瀬町でやっていることはあくまでも受け身でございまして、こういう相談を受けますから来てくださいというふうな事業になっているというふうに今聞いて思いました。ときがわ町の場合には、そこへ乗せるまでのことがなかなかないから、逆にこちらからアプローチをして、空き家を掘り起こして行きましょうというふうな活動をしていただいているわけです。
  ただ、先ほど、例えということで、1,000万円の物件というふうなことがありましたけれども、1,000万円の物件なんか、空き家の中では掘り起こされてこないんですね。先日も、4件掘り起こされた中での1件は売れたんですけれども、土地を含めて60万、70万の物件でした。そうしたものを民間の東松山当たりの不動産業者は掘り起こしてはくれないんですよ。
  それをやらなかったら、でも空き家は解消していかないわけですね。そこをやっていただいているんです。そこから超えたものについては、また別のものになりますので、町では把握はしていないです。あくまでも掘り起こしです。
  町が、今、そのお願いしている方に対して、何か便宜を図っているとか、ちょっと疑念があるような言い方をおっしゃいましたけれども、一切ございませんので、ここではっきりと否定させていただきます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
                                (午後 2時08分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時18分)
─────────────────────────────────────────────────
○岩田鑑郎議長 納得しない部分をもう一度質問していただけますか。しない部分でもう一度。
  内容は同じだと思うんですけれども。
  山中議員。
○6番 山中博子議員 今まで言ったことをまとめるとということがなかなかできないんですが、まず、おためし住宅の管理人をやっていることと、それからそこのところで買いたい、あるいは借りたいという情報を得るのも、その掘り起し調査員である一業者さんになってしまうし、それから不動産の業務に動いていることなのに、それが28万円の報酬に変わる。でもその報酬を出すときに、不動産のことで働いたか、それとも掘り起し調査員として働いたか、それの区別はできないとほかの業者の方が言っていたのに、それをどう区別しているのかというのが疑念に思われました。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、今回の質問の中に、やまんなかの通告はございませんでしたので、そこについてはお答えのほうはしかねると思うんですけれども、それ以降のご質問につきましてお答えしたいと思います。
  まず、掘り起こしをしてくるものと、そこから不動産の流通に乗せるという取引の部分になってくると思うんですけれども。ときがわ町の場合には、大都市のほうの不動産の取引とは、やはり取引価格が違うものですから、不動産業者の方にとっても、掘り起こすというふうな作業についてはなかなかやっていただけなかったわけなんですね。
  ただ、もう出てきた不動産については、そこで取引をしていただくときに、仲介をしていただいて、そこで手数料が発生するわけなんですけれども、そこへ持っていくまでのことをやっていただけなかったものですから、その部分に対してお願いをしているということです。
  ですから取引のほうに移った場合には、それはもう手が離れてしまいます、一度。そこはそこでやっていただいていますので。あくまでも先ほどお話したように、専任ではなくやっ ていただいていますので、そこのところはほかの方が入ってきていただいてもいいと思いますし。
  ただ単に掘り起こしだけはどうしてもやっていただけるところがなかったものですから公募をしてその方をお願いしているというところでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 今までの経緯を聞いていただいて、町長はどうお考えなのかお聞きしたいと思います。
○岩田鑑郎議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 この問題は、前々から東松山のほうの宅建の人とかいろいろ話を聞いて、下世話な言葉で言うと、ときがわ町は商売にならないんだと、安いから。そういうことで、ときがわ町は不動産屋さん来てくれないんですよ。だから空き家が出ても全然ビジネスに乗らないんですよね。そのために町はいろいろ知恵を絞って、掘り起こしのための人を有償でお願いをしたと、こういうことなんですよ。
  ただはたから見ると、少し灰色っぽいところがあるんじゃないのと、こう見られるんですが、町とすると、本当に窮余の策なんですよ。この策が。だからそこのところはご理解をいただかないと、公平公正じゃないぞとか、いろいろな意見が出ますけれども、これはときがわ町の、ときがわ町だけじゃない、こういう中山間地域の本当に特殊事情なんでね。ご理解をいただきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 これで2問目を終わります。
○岩田鑑郎議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 疑念のところはないように事務の中でもしっかりと、はっきりした形の中で進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項3、「ときがわウォーキングチャレンジ2021」の成果と課題は。
  通告者6番、山中博子議員。
○6番 山中博子議員 「ときがわウォーキングチャレンジ2021」の成果と課題は。
  「ときがわウォーキングチャレンジ2021」は、令和3年10月1日から始まり1か月が過ぎ10月の参加者数は延べ299人と発表された。
  (1)この取組の現時点での成果は。
  (2)毎日ウォークの「素敵な商品」、宝探しウォーク「参加賞」、また妖精発見の「豪華賞品」等の景品はどのように決めたのか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  久米教育長、お願いします。
○久米正美教育長 それでは、山中議員ご質問の3.ときがわウォーキングチャレンジ2021の成果と課題はについてお答えいたします。
  ときがわウォーキングチャレンジは、2年連続で中止となってしまった町民体育祭の代替施策として、10月から2月までの5か月間、ときがわ町スポーツ協会主催事業として開催しているもので、参加対象は町内在住・在勤の方で、1日5,000歩を目標にウオーキングする「毎日ウォーク」と、毎月設定されるコースを歩き、コース内に隠されたスタンプを探す「宝さがしウォーク」の2つのイベントの組合せとなっています。
  1つ目の質問、この取組の現時点での成果はについてお答えします。
  ウォーキングチャレンジは、新型コロナウイルス禍で自粛生活が続き、外出や運動の機会が減ってしまった住民の皆様に、健康な体を維持していただくことを一番の目的とし、加えて、町内のいろいろな場所を歩くことにより、住民の皆様に町の魅力を再発見していただくこと、イベント情報を防災メールでお知らせすることにより、防災メールの登録を促進することなどを目的にしているものです。
  取組成果としては、10月の宝さがしウォークの「参加賞」交換者が303名でした。10月の毎日ウォークに「素敵な賞品」を先着100名様で準備しておりましたが、11月10日現在で251名の方が交換に訪れており、残念ながら先着100名に入れなかった101番目以降の方には、12月の宝さがしウォークで配布予定であった参加賞をお渡ししています。
  また、防災メールの登録者は、イベント開催前の945名から、11月1日現在で150名増加の1,095名となっています。
  参加された住民の方からは、「今回のイベントがきっかけとなり、歩こうという意識につながった」、「具体的に目標を定め、努力することができた」、「ふだんは通らない場所を歩けたり、初めて行く場所があり楽しかった」などのお声をいただいており、手探り状態で始めた事業としては、まずまずの成果が上げられているのではないかと考えております。
  次に、2つ目のご質問、景品はどのように決めたのかについてお答えします。
  ご質問にあるとおり、ウォーキングチャレンジの賞品は、毎日ウォークで、1か月の合計歩数が15万歩を達成した方、先着100名様に贈呈する「素敵な賞品」と、宝さがしウォークで妖精を発見した方10名に贈呈する「豪華賞品」、宝さがしウォークでスタンプを集めた方全員に贈呈する「参加賞」があります。
  「素敵な賞品」「豪華賞品」は、ウオーキングを継続していただくためのモチベーションアップとなるよう、ウオーキングのときにあると便利なものを担当者が選定して購入しております。
  この賞品は、主催者である、ときがわ町スポーツ協会の令和3年度事業予算の中から、駅伝大会をはじめとする、今年度中止となってしまった事業予算をウォーキングチャレンジ事業に流用し、総事業予算60万円の範囲内で選定しております。
  参加賞につきましては、生涯学習課、保健センター、活き生き活動センターが、各種イベントのために、これまで集めていた賞品を、参加賞として提供しています。
  以上です。よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 6番、山中議員。
○6番 山中博子議員 ときがわウォーキングチャレンジ2021に私も行ってみました。健脚コースと言われるとおり、なかなかの山道で長いコースでした。ウィークデイだったのですが、小さい子供さんを連れたご家族もいらっしゃいました。年配のご夫婦、また1人で歩いている方もいらっしゃって、手には宝さがしウォークの用紙を持っているようでした。
  この企画は10月1日から始まり、今回の企画は、成果は十分あったと私も感じています。
  1か月の目標合計歩数15万歩を達成した方に素敵な賞品を贈呈、先着100名、5種類のスタンプを集めた方に参加賞を贈呈とあるが、その賞品についてクレームがありました。
  そもそも健康増進のために歩くのだから賞品目的ではないという方もいらっしゃいますが、達成したときの楽しみがあると歩くことが楽しくなります。
  そこでお聞きします。
  10月分15万歩達成の賞品のエコバッグでしたが、先着100名ということで11月1日の午後一に行った方は既に100名分の交換が終わっていたとのことでした。区長経由で全戸配布しているのに用意した賞品の数が足りなかったのではないでしょうか。
  また、10月分の5種類のスタンプを集めた方への参加賞は各種イベントの残りもののようでしたのでがっかりしたとの声も聞かれました。
  今後、スタンプ集めの参加賞についてももう少し予算を取って多くの方に楽しんでいただけるようにできないでしょうか。
○岩田鑑郎議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 それではお答えさせていただきます。
  まず、幾つかございましたが、宝さがしウォークの参加賞、確かにご指摘のとおり以前のイベントで配り切れなかった参加賞がいろいろ残っていまして、これを流用させていただいたのは確かでございまして、ご参加いただいた方にもちょっとがっかりしたという言葉は確かに私も聞いております。
  これにつきましては、ただもともと体育協会の事業予算を使っているとはいえ、これも基は税金でございますので、やっぱり際限なくお金を投入するのはどうかなという考えもございまして、また今までは、今回は本当にたくさんの方に参加いただいたんですけれども、今までは用意した賞品ほど参加者が集まらずにいろいろ残っていたというところもありまして、あくまでも賞品を配るのが目的ではなくて、皆さんに歩いてもらうためのきっかけということで考えておりまして、ちょっと軽く考えたところもあったかなと思いまして、そこにつきましてはおわび申し上げたいと思います。
  また、多くの方に参加いただきましたので、実はこれもう準備しておいた参加賞は全くなくなってしまいまして、今20万円ほどお金を追加して参加賞を新たに準備をさせているところでございますので、次回以降につきましては、今そんなに、1個当たり100円程度のものですので、そんなにすばらしいものではないんですが、今までとは違ったものがお渡しできるかなと思っております。
  また、毎日ウォークの先着100名につきましても、本当にこれ私どもの想像以上の方が参加していただいて、担当者としてはうれしい悲鳴を上げている反面、参加者の皆様にはがっかりさせてしまったなということで、大変申し訳なく思っております。
  この素敵な賞品、豪華賞品を全ての方にお配りするというのは、やっぱり予算上厳しいところではありますが、住民の皆さんの歩こうというモチベーションが下がらないように、ちょっと何らかの検討はさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○岩田鑑郎議長 山中議員。
○6番 山中博子議員 残った参加賞品の流用ということで、それを無駄にしなかったことはとってもよかったと思います。埼玉県の中でも1人当たりの健康保険料が高いときがわ町にとって、健康増進のイベントは推奨すべきだと思います。
  今後も楽しく健康増進の企画を考えていっていただきたいと思います。
  以上で全ての質問は終わります。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
  再開、2時50分。
                                (午後 2時34分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時50分)
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          ◇ 野 原 和 夫 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位3番、質問事項1、いのち、くらしを守る対策を。
  通告者12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 日本共産党の野原和夫です。
  議長の許可をいただき、一般質問させていただきます。
  1、いのち、くらしを守る対策を。
  (1)全国的にコロナ感染者が減少している中で、冬期にコロナ感染者数が増加する可能性が高いとする専門家の声も聞かれるが、命を守ることを最優先にした新型コロナウイルス感染症の今後の町民への周知について伺う。
  (2)子供たちの豊かな学びと成長・発達を保障するために。
   ア 学ぶ権利が保証される学校教育のために、PCR検査の取組について伺う。
   イ オンライン授業の取組について。家で1人で置いておけない家庭について伺う。
   ウ タブレット操作や急なトラブルがあったときの対応について伺う。
   エ 教職員の負担軽減について伺う。
   オ 学校給食費の無償化の実施について伺う。
  (3)憲法第25条に基づく福祉行政を。
   ア 生活保護制度の利用について、相談・申請の窓口となる町職員は制度を熟知して対応に当たっているのかを伺う。
   イ 生活保護制度を広く周知することへの町の対応について伺う。
   ウ 補聴器購入の助成制度の実施について伺う。
  (4)豪雨災害から町民の命と財産を守るために。
    ア 職員体制の拡充について伺う。
    イ 老朽化した公共施設等の対策について伺う。
    ウ 土砂災害警戒区域等指定箇所地域の対応策について伺う。
  以上、お願いします。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の1、いのち、くらしを守る対策をについてお答えいたします。
  はじめに、(1)全国的にコロナ感染者が減少している中で、冬期にコロナや感染者数が増加する可能性が高いとする専門家の声も聞かれるが、命を守ることを最優先にした新型コロナウイルス感染症の今後の町民への周知について伺うについて申し上げます。
  今年8月の感染者数の急激な増加の後、9月からは一転減少を続け、現在まで感染状況は落ち着いております。しかし、ここで安心せず、次の感染拡大期に向けた備えを進めることが重要であると考えます。
  ご質問の町民の命を守ることを最優先した周知につきましては、新型コロナウイルス感染症に関して様々な情報やあるいはデマなども多く見受けられる中で、町として皆様に伝える情報は、正確な情報であることが前提となります。そこで感染のリスクを避けるために必要な基本的な行動は一貫して変わらないと考えており、従来からお願いしているマスクを着用し、密を避け、手洗い消毒を根気よく続けることに意義があり、これらの啓発は事あるごとに継続して周知することが必要です。また、緊急な対応を要する情報の周知は、広報ときがわ瓦版の発行や防災無線での放送でお伝えするなど、情報の性格に合わせた伝達手段を活用してまいります。なお、感染者の重症化を防ぐために計画している3回目のワクチン接種については、接種の対象者に適切な時期に必要な情報を伝えられるよう、現在、準備を進めているところです。
  続いて、(2)子供たちの豊かな学びと成長・発達を保障するためにのア、学ぶ権利が保障される学校教育のためにもPCR検査の取組について伺うについてお答えいたします。
  児童生徒、また、教職員にPCR検査を実施することにつきましては、その頻度や効果面について十分な検討が必要であり、今後、国の動向等も踏まえて対応してまいりたいと考えております。
  次にイのオンライン授業の取組において、家に1人で置いておけない家庭について伺うに ついてお答えいたします。
  現在のところ児童生徒は登校し、教員と対面で授業を行っておりますが、今後の状況によってはタブレットを自宅に持ち帰り、オンライン授業を行うということも想定されます。その際、様々な事情により、児童生徒が自宅に1人で在宅できないということも想定されますが、その場合には保護者と協議し、安全に配慮した上で当該児童生徒を学校に登校させ、教室で学習させることを基本として考えております。
  次にウの、タブレット操作や急なトラブルがあったときの対応について伺うについてお答えいたします。
  タブレット操作は、教員も研修等により技能を向上させておりますが、授業中の機器トラブルが発生した場合、まずはその場ですぐにできる再起動等を行い、回復が難しい場合は応急的に隣席者との共用等を想定しております。
  機器の修繕につきましては、町で購入した備品でありますので、通常と認められる使用の範囲内での故障等につきましては、公費による修繕を基本に考えております。オンライン授業中に自宅で使用するタブレットにトラブルが発生した場合には、当該家庭と学校との電話連絡等から対応を開始し、早期に学習が再開できるよう適切に対処してまいります。
  次に、エの教職員の負担軽減について伺うにお答えいたします。
  現在、本町では、教職員の意識改革、業務改善の推進の2点から教職員の負担軽減を図っております。
  1点目の教職員の意識改革につきましては、各校管理職が教職員の勤務時間記録に基づき、個々に指導・助言を行うとともに、各校教職員に対し、校長会等を通じて実践事例を含んだ資料提供を行うなど、各種の啓発を実施しております。
  2点目の業務改善の推進では、各校年間計画の見直し、行事・各種会議の精選、学校閉庁日・ノー残業デー・ふれあいデー等の設定を中心として改善を実施しております。また、来年4月に校務支援システムを本格導入することにより、教職員の業務効率全般を改善し、ひいては児童生徒の学びの環境改善に資するものといたします。
  次にオの学校給食費の無償化の実施について伺うについてお答えいたします。
  当町の学校給食費の現状は、1人当たり小学生が月3,900円、中学生が月4,600円であり、この金額は共に埼玉県内の平均月額より低額なものとなっております。また、昨年度からは学校給食充実事業として給食のおかずを充実させるため、食材費に町費の上乗せを行っております。子育て支援策としては、平成30年度から、多子世帯学校給食費助成金交付制度を開 始し、第3子以降の児童生徒の学校給食費の全額を助成しており、このほかにも経済的な理由などにより就学が困難と認められる家庭には、給食費を含んだ就学援助費が支給され、給食費は全額公費補助となっております。
  このように、子育て支援や経済的理由の面からも保護者の負担軽減に努めているため、給食費の無償化については考えておりませんが、今後も学校給食を充実させるための事業を引き続き実施し、児童生徒及び保護者の満足度を高めたいと考えております。
  続いて、(3)憲法第25条に基づく福祉行政をのア、生活保護制度の利用について、相談・申請の窓口となる町職員は制度を熟知して対応に当たっているかについてですが、生活保護の実施機関は、都道府県知事、市長及び福祉事務所を管理する町村長となっております。
  当町では福祉事務所を設置していないため、町が生活相談や生活保護申請の受付を担い、管轄の西部福祉事務所が保護の決定や実施を担う機関となります。当町職員においては、生活保護制度の研修を積極的に受け、知識を深めとともに、窓口での相談受付や申請支援等、福祉事務所と連携・協力し、迅速な対応に努めております。
  次に、イ、生活保護制度を広く周知することへの町の対応についてですが、当町においては、生活保護の申請窓口のご案内や、生活保護の概要をホームページで公開しております。また、「生活保護のしおり」を福祉課窓口に設置しております。今後とも、生活保護制度の周知を図り、真に必要な方が適正に生活保護を受給できるよう対応してまいります。
  次に、ウ、補聴器購入の助成制度の実施についてですが、令和3年6月定例会で同様のご質問をいただき答弁をさせていただきましたが、その後さらに県内や近隣市町村の状況につきまして調査したところ、独自の補助制度を実施しているのは1市のみでした。実施していない理由としましては、多くの自治体が障害者総合支援法に基づく補装具費支給制度による助成をしていることを上げています。同様の理由から、当町といたしましても、町独自の助成制度を実施する予定はございません。
  続いて、(4)豪雨災害から町民の生命と財産を守るためにについてお答えいたします。
  ア、職員体制の拡充についてですが、町の地域防災計画では、職員の配備体制は、災害の程度に応じて、待機体制、警戒体制、緊急体制、非常体制と4段階に区分し、段階に応じ必要な職員を配備しております。相当規模の災害発生が予想される非常体制においては、全職員が出動し災害対応に当たるものとして計画しております。一方で、台風の接近や大雨等により指定避難所を開設する際、町は速やかに指定避難所を開設できるよう、各施設に避難所担当者として職員を配置しておりますが、以前は、町内22か所全ての指定避難所を一斉に開 設しておりました。しかし、令和元年台風第19号の教訓から、22か所の避難所開設に職員を配置すると、災害応急対策に当たる職員数や消防団活動を行う職員数を十分に確保することができないと分かったことから、本年6月1日より体育館や公民館など施設の大きい7か所に絞る決断をいたしました。120名の限られた職員数の枠組みの中で、効果的な職員配置を行ってまいります。
  次に、イ、老朽化した公共施設等の対策についてですが、町では公共施設のうち、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に指定されていないこと、かつ、昭和56年に定められたいわゆる新耐震基準に適合すること、この2つの要件を満たした公共施設を指定避難所として指定しております。これらの要件を満たしていない施設については、町公共施設個別施設計画等に基づき整備した後に、指定避難所に指定してまいります。
  最後に、ウの土砂災害警戒区域等指定箇所地域の対策についてですが、町内には土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域が258か所指定されております。これらの地域は、土砂災害による人的被害を発生させないため、早めに避難行動をとることが必要となることから、町ではハザードマップなどにより、そのエリアを図示しております。また、山間部においては、指定避難所までの距離が遠いという課題がありますので、早め早めの避難行動がとれるよう、玉川公民館を自主避難所としていち早く開設して、町民への避難の呼びかけを丁寧に行っております。
  よろしくお願いします。
○岩田鑑郎議長 12番、野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 まず、(1)の中で感染症の今後の町の指示の仕方ということで踏まえて、3回目の接種については、町長のこの方針の中で述べられていますが、2回以降6か月、8か月、自治体任せということは根本的にあると思うんです。一応、この中で接種方法、接種範囲ですね。年齢別等も分けるのかどうか。いつ頃になるのか、この点伺います。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  3回目の接種につきましては、国のほうから既に説明会等で指示がありまして、これ全国的に2回接種終わって8か月以上経過した者が対象になるということでございます。6か月の方については、これは特殊な事情がある場合ということで、高齢者施設等でクラスター等が発生した場合においてその場合は6か月を超えていれば打つことができるというようなことで、これについては厚生労働省に協議が必要と聞いています。
  それと、接種の開始の時期等になるかと思いますが、対象者ということですけれども、一番早く対象になる方は12月から接種が始まります。12月から接種が始まる方は、医療機関の従事者の方がときがわ町ですと81名予定しておりまして、接種券につきましては、昨日、準備ができましたので発送してございます。
  その先のことにつきましては、今度の議員全員協議会で資料を提供しまして、実際、何月に何人とかという見通しについてお話をしたいと思って準備はしておるところなんですれども、当面は自院接種、自分の病院の職員は自分の施設で打つという方が最初になります。2月頃の後半になると高齢者が入ってくるんですけれども、その場合は、B病院とサテライト、要するにときがわ町ですと麻見江ホスピタルさんと町内の医療機関で打っていきます。それ以降、数が増えてくるんですけれども、そうした場合は集団接種を考えております。その辺の話について、詳細はまた全員協議会でお願いできればと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 分かりました。全協で詳しい説明をするということで分かりました。
  (2)の学ぶ権利についても少しお願いしたいと思います。
  この中ではPCR検査を私、強調していますけれども、新たに感染拡大が広がった場合は早急にやらないといけないと思うんですよね。そのことも踏まえて厚生労働省の見解をちょっと示させていただきます。2021年9月7日までの1週間での10代以下の新規感染者は約1万9,600人、そのように言っています。その中でときがわ町は新聞では、80名という今、数字が出ておりますが、この中で児童生徒、教職員の感染者数がどのくらいいたのか伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたしますが、ちょっとその数字内訳把握しておりません。個人情報に関わることでもありますので、お答えできないというのがむしろ正確かもしれません。  
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 お答えできない、名前とかそういう個人情報的なものは避けるべきだと思います。現に東松山市ではちゃんと報告しております。でも把握していないんでしょう。分からないんでしょう。それではだめじゃないですか。やっぱり子供の感染者もいたわけでしょう。それだと無謀なんですよ。そういったときに保護もする必要もあるけれども、 やっぱりある程度把握していないと個人情報的なことを言っていますけれども、やっぱりこれが広がった場合は大きなパニックになる現状がありますから、じゃこの問題については、把握していないということでよろしいですね。
  じゃ、この中で、今、学校の中で換気の問題も出ています。換気が十分確かめられるCO2モニター、この設置も必要ではないかなと思いますが、この点伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  CO2モニターにつきましては、感染症対策の補助金は文部省からもついておりまして、利用限度額まで申し込んでおるんですけれども、各学校に配付した予算をつけた金額の中で、学校独自に今、購入を検討しているところです。教育総務課でまとめて買うという行動までは行っていないんですけれども、学校が独自に購入を検討しているというところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 買うということは、やることですよね。
          (「一部の学校が」と呼ぶ者あり)
○12番 野原和夫議員 一部の学校じゃなくて。やっぱり全校的に広げることも必要じゃないでしょうか。その換気の問題も大事なんですよ。それで先ほど把握していないということをやっぱり言うこと自体あまりにもずさん的な考え、そういうふうに私には見えるんです。
  このCO2モニターの設置についてもしっかりと協議していただいて全校に設置することも大事かなと、その点お願いします。
  それから、オンライン授業についてですが、感染を恐れて登校できず、オンライン授業に参加している子供がいますか。その点伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  現時点では、児童、生徒ともおりません。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原和夫議員。
○12番 野原和夫議員 そういう生徒がいないということで、安心しております。この中ではやっぱりオンライン授業になると平均的に欠席になる扱いにされる場合があるように聞いておりますので、そういうことのないようにお願いしたいと思います。これは、ときがわ町 においては、子供、児童、生徒、教職員の関係も深く、中で、やっぱり感染予防もしっかりやっているようですので、この新たな変異株が今出てきているそうなんで、そのことも注意していただきたいと思います。タブレット操作や急なトラブルについては答弁いただいております。
  あと教職員の負担軽減について伺います。その中で、ある学校ではコロナ禍の2学期の中で、業務過多と感染拡大の不安があったようです。その中で先生方の苦労が大分出されたという話も聞いております。そういう中で、過重労働にならないようにやる、やっぱり今の先生もオンライン、タブレット含めて大分神経を使ってお疲れのようなんですね。そういう点もしっかりとした教育の立場で負担軽減していただきたいと思いますが、その点伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  本当にこのコロナ禍に加えてタブレット使った授業ということで、先生にも現場でいろいろ業務が増えてご苦労いただいていることかなと思います。埼玉県の動きとしましても、全県的に教員の働き方改革を進めておりまして、ときがわ町におきましても、そういった動きの中でときがわ町立学校教職員の業務量の適切な管理等に関する規則というのを制定いたしまして、11月1日から施行しております。これ、ポイントは、教職員についても1か月については45時間、時間外勤務ですね、これが1か月について45時間を超えないように、それから1年について360時間を超えないようにということで、目標を具体化いたしまして、働き方改革を進めているところです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 そういう機械化というかタブレットというかそういう推進的なもので、やっぱり私はそういう点は弱い人間ですけれども、先生方も弱い人もいると思うんですね。今回も校務支援システムとして本格導入することになりますから、そういうことも含めてやっぱりその教育的なものも含めて、その指導が大事かなと思うんですよね。負担軽減にぜひ力を入れていただきたいと思います。
  じゃ、次に行きます。
  オの学校給食無償化について、ときがわ町は多子世帯、子供3人以上は無料とやっていますけれども、学校給食については答弁書を見ますと、給食のおかずを充実させるために食材費の町費と書いてあります。どのぐらい町費を使っておかずをうまくしているんでしょうか。 伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 昨年度、今年度の実績で約140万円でございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 食材費のこの町費が140万と言いましたけれども、生徒の反応、やっぱりこのおいしい給食という評価、子供たちのアンケート的なものはやったでしょうか。伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 今、手元に資料はございませんけれども、こういったアンケートも実施しておりまして、給食は楽しみだとか、給食はおいしいだとか、そういった反応につきましては、おかげさまで新聞報道、あるいはテレビ等で取り上げられておりますので、そういったことでも周知がされております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 その評価的なものは何%ぐらいですか。この辺だと越生町が給食おいしいということで評判になっておりますが。一部やっているんじゃなくて、全体的なパーセント、分かるわけでしょう。そういうことも評価の一つになるわけですよ。細かい数字を   じゃなくて、やっぱり全体を評価する中で見て、この給食のおかずの問題も前進させる基礎ができると思うんですよ。その点、伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 そのアンケート実施したのも、今、子供たちが給食をどう捉えてくれているか、ひいては給食の食べ残し、残渣をどうしたら残さないようにするようにしてくれるか、そういった目的のためにも行ったところでございます。ですから、そういったアンケートの結果は分析をして日々の給食に献立会議等を通じて生かしているつもりでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 この(2)の子供たちの豊かな学びと成長、この全体としては私、ぜひ言っておきたいんですが、感染の鎖を断つために、児童生徒、教職員に対してPCR検 査を定期的に行うこと、これをお願いしたいと思います。
  それから、国が配布する抗原検査、キットを積極的に利用する、そのようなことを踏まえて、以前、教育総務課長はPCR検査の考えはないという答弁はいただいたんですが、その中ではやっぱり定期的なそういうことも必要ではないかなと思うんですよ。生命、財産を守る、子供たちの教育にも関わる問題ですから、そういうこともぜひ頭の中に入れておいておきたいと思います。ぜひお願いします。
  では、(3)の憲法25条に基づく福祉行政について質問させていただきます。
  以前、生活保護の申請については、令和元年14件、令和2年12件、令和3年8月末で4件という答弁をいただきました。
  私はこの中で、やっぱり職員の熟知、この内容については、しっかりしていただきたいというのは、市は福祉事務所というか福祉的なものありますよ、窓がね。町はないですから。西部福祉事務所にお任せというか、お願いですよね。
  その中で以前私が、ほとんど目が見えない方が生活保護申請で、私が中に入ったんですけれども、西部福祉事務所の質問の内容が、「あなたはどこの高校出ました、高卒ですか」。関係ない質問されたんですよ。その中で生活保護申請ができなかった。今は熊谷に移住しまして熊谷の事務所で生活保護申請が認められました。その方は2回も自殺未遂を起こして大変な状況だったんですけれども、以前、関口章副町長がいるときに私は涙ながらにここで質問した思い出がありますけれども、やっぱりそういう困った人に手を差し伸べる姿勢は大事かなと思うんですよね。その中で厚生労働大臣も国会で答弁しておりますが、扶養義務のない、扶養義務的なもの、このこともぜひ頭の中に入れていただいて、その相談窓口に生かしていただきたいと思いますがいかがでしょうか、福祉課長。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 お答えします。
  手前みそになるので、この答弁書にはあえて入れなかったんですが、現在、西部福祉事務所の中で、ときがわ町を担当する職員は3名おります。また、それ以外に担当課長も1名おります。ときがわ町を担当する職員は、毎年、毎年新人がやってきます。ちょっと慣れると大変な町にすぐ異動しちゃうので、毎年毎年ときがわ担当する方は若い方です。なぜ毎年そういった方が来るんでしょうかとお尋ねしたところ、ときがわ町の担当者はとても熱心によく対応して動きもとてもいいので、安心してお任せできるので、毎回毎回、新人を置かせて いただいていますと担当課長が述べていました。そのような状況で対応しているというふうに自負をしております。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 大変いい答弁でございますけれども、本当にすばらしい職員ですね。その当時その職員に巡り合っていれば私が当時泣かないで済んだと思うんですが。そこは一つ前進のいいことだと思うんですよね。今、コロナ禍の中で生活が苦しいという声もたくさん届いております、私のうちにも。そういう中では、生活保護的なことは大事な役割であると思います。やっぱり25条に保障されている文化的な生活、最低限度の生活ができることが大事だと思います。この「生活保護のしおり」、これを窓口に置いてあります。このしおりだけなんでしょうか。ほかに周知的なものは、広報に載せるとか、何か手だてはないんでしょうか。伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 お答えします。
  答弁書にもありましたとおり、ホームページ等の記載はさせていただいております。現物としては、やはりしおりがあるだけですが、具体的にはしおりというのは、本当のつまみのごく一部が書かれているところなので、その辺は対面で相談をいただく中で、丁寧に説明をさせていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 相談に来たときはしおりだけ渡すんでしょうか。内容については大きなパンフレット等含めて何かあると思うんですよね。その点伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 お答えします。
  印刷物としてはしおりがあるのみですので、先ほども述べたとおり、細かい内容について、特に個別の状況について、詳しくお話を伺った中で、丁寧に説明をさせていただいておりますので、ほかのパンフレットみたいなものはございません。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 どうも先ほど私が言った職員の体制がしっかりしているとなると、確かに私が言った、厚生労働大臣が言った答弁の中で、扶養義務がないということも当然、頭に入っているわけですよね。そのことも分かっていますよね。そういう方向性も実は先ほ ど言った相談の人は扶養義務を重点的に追求されたんですよ。兄弟がいるでしょうというふうに。だからそこで、私も弁護士入れて闘ったんですけれども、最終的には熊谷のほうに移住して生活保護申請できましたけれども、やっぱりそこの中で国が述べている、答弁していることも重要視されていますので、ぜひその点は頭に入れておいておきたいと思います。よろしくお願いします、その点については。
  それからウの補聴器購入の助成については、答弁書には助成制度実施する予定はございませんと、いい言葉じゃないんですけれども答弁いただいておりますが。以前、この問題については私も質問していますが、福祉課長にも投げました。企画財政課長にも投げました。それで福祉課長には、その答弁の中身については、皆さん、住民から声が届いたら検討する、そして検討してその予算化には企画財政課に投げる、お願いすると。そして企画財政課がその予算が適合しているかと言ったら予算化する。その前に町長は準備だけはしておくように各課に指示をする。だから実施する予定はございませんを少し緩やかに書いていただければ私もホッとするんですが、ぜひその点も、私、この答弁書見ますと、ほかの自治体やっていないばっかり書いてあるんですよ。でも、やるということ大事だと思うんですよ。
  以前、私、吉田町長に相談したことがあるんです、滑川町の。それはできないんじゃない、やる気がないんだということ言われまして。やる気を出してもらえるように町に投げたいんですよ。ぜひお願いしたいと思います。それは大事な問題であります。やっぱり、先ほど渡邉町長が年寄りのこと大事にするということ言いましたよね。だからこういう加齢性難聴者の問題は、やっぱりこれから高齢者の人たちが、本当に楽しく1日を過ごすには、その器具の補助、助成は大事だと思うんですよ。そして、今まで働いて町には税金を納めてきた人たちですから、そこを大事にしていただくことを常にお願いしたいと思います。これは一応実施する予定はございませんが、検討するということでよろしいでしょうか、伺います。
○岩田鑑郎議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 お答えします。
  町長の答弁にありました、準備しておくというふうな意味を、現場サイドとしてはこういうふうに捉えています。まず、県内の状況にアンテナを立てながら動向を注視しております。現在、埼玉県におきましては、この事業を実施しているのは朝霞市のみでございます。それ以外の62の自治体において、検討しているという自治体が2か所ほどあったようで、残りの60については今のところ予定していないというふうな回答があったようです。
  ときがわ町もそうなんですが、多くの自治体において、そういった要望がやはり届いてい ないようです。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 私も一人歩きしているわけじゃなくて、その人たちもたくさんいるということです。現に議員の方でも補聴器つけている方もいますから、そういう人も含めてやっぱり元気に暮らすにはそういうこと、声を聞く、そして話ができる、そういう輪が大事だと思うんです。ぜひ、こういうことも含めて、今、皆さんの声が届かないからできないんじゃなくて、届いていくように私もどんどん声を出しますから、検討課題としていただきたいと思います。
  それでは、次の豪雨災害から生命、財産を守るためにということで、職員体制の拡充について伺います。これは台風19号の経験や課題が十分あったと思うんですよね。当時のこの問題についてはハード対策、ソフト対策、講じていくべきではないかということで、私も質問した中であります。やっぱりそこでは、ハード、ソフトの職員の能力を発揮できる職員体制がこの中に生まれると思うんです。この点は、この経験をどのように生かしたのか伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは台風19号の経験を災害対応にどういうふうに生かしたか、答弁書と重なる部分もあると思うんですが、総務課のほうからお答えをさせていただきます。
  従来、ときがわ町の指定避難所22か所ございまして、それらを全て一斉に開けるというという判断をさせていただきました。22か所と申しますと最低でも職員22名、2人ずつつけると44名の職員が避難所開設に当たって、庁舎から離れてしまうということになります。全体で120人しかいない職員のうちの44人取られてしまうということは、じゃ、誰が消防団活動するんだろうか、被災が起こったときに建設環境課の職員は道路の状況を見なければいけない、産業観光課の職員は農地の状況を確認しなければいけない、教育委員会の職員は児童の安否を確認しなければいけないという仕事は誰がやるんだろうかという、直接的な危機感を感じまして、これらをぐっと絞って7か所に設定させていただいております。これは大きな決断だというふうに考えております。
  これにより大幅に避難所に行く職員の数が削減されますし、実際のところ、約9割の方が、これらの7か所の大きな体育館、公民館等に避難をしたという実績を踏まえて判断をさせていただきました。ここが一番大きな決断だというふうに考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 この経験の中では、やっぱりハード面とソフト面の今後の課題としてありますよね。ただ町では、このつけてありますけれども、これを見てやっぱりそこに避難する、生かせるその体制にはならないような現状が生まれていると思うんですよね。だからそこのところをもう少し熟した職員体制をつくるべきだと思うんです。その点は、今、宮寺課長言いましたけれども、やっぱり経験が生かせる、以前、前の田中議員もその経験、元のものをしっかりと受け止めるということを言っていましたから、やっぱりそこで大事な問題出てくるんじゃないかと思います。ぜひそれを発揮できる職員体制、人数の問題もありますけれども、もう少しそこの中身をかみ砕いて、いい方向性が生まれると思うんで、ぜひ協力していただきたいと思います。
  それから老朽化した公共施設については、やっぱり老朽化した施設は避難所になりませんから、危ないですからね。その問題についてはやっぱり避難所の問題も含めて当時、私は、アンケートが必要ではないかなということを述べております。そのアンケートも恐らくやっいないんじゃないかなと思うんですよね。そのアンケートも検討したい、大変いいことだという答弁をいただいているんですけれども、その避難所の問題も含めて、アンケート、そういうことはしたのかどうか伺います。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 私も総務課長としての経験がまだ浅くて、そのアンケートの内容というのをよく存じ上げないわけなんですが、よろしかったらご指摘いただいた内容お知らせいただければと思いますけれども、お願いいたします。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 例えば西平の萩小なんかの場合は、要するに区域の中では安全対策にちょっとマイナスのところあるわけですよ、土砂災害の中、入ってきて。でもそこは地元の人たちの承諾の下で、避難所になれるかどうかを考えることも多々あると思うんですよ。そういうことも踏まえて、どこの箇所にどの地域の人たちが避難できるようにしてくださいとか、それは全体的から見ると、そういうお答えというか、アンケートの答えが出てくると思うんですよ。それを検討課題として大事だと言ってくれたんですよね、当時は。でも、もうそれはなかったんですよね。ただハザードマップ作ればいいだけじゃなくて、やっぱりそこはその地域に合った人たちがどう避難するかということも全体から見えるわけですよ。だから地域に合った避難政策、それから安全対策、そこをもう少し熟知してやっていただけれ ばと思うんですが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答えいたします。
  そういったアンケートは現在に至るまで実施していないのが現状でございます。住民感情としては、やはり自宅に近いところに避難所が欲しいというのは、十分分かります。我々としてもできたらそういった場所を設置していきたいとは考えておりますが、ご案内のとおり、西平、大野地域は谷津という谷津がほぼ全て黄色と赤に塗られているところでございまして、そういった中で塗られていない地帯を僅かに見つけて、そこに拠点をつくるというふうな考えも当然あるんですけれども、じゃ、大きな災害が、土石流があちこちで発生したときに、道路が寸断されて逃げおおせたのはいいんだけれども、そこから一歩も出らんなくなっちゃったというふうな状況も考えられます。県内の例ですと、やはり山、山間地域は崩れます、下流は水があふれます、ある自治体では既に町内で避難場所を見つけるのではなくて、よりその浸水の可能性の低いところに町民の避難所を設けたという例も聞いております。
  我々ができるのは、やはり今回の台風19号で、大変数百名の方が避難を実際にしていただいたと。できたら避難癖を早めにつけていただきまして、事が起きる前に安全な地域へ早めに避難していただきたいというふうなお願いをするのが最も合理的であるというふうに私は考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 そうすると、今、課長が言うには身近なところに避難したいという声がありますよね。例えば大野のほうの場合は、こっちに来ないと避難所がないわけですよ。そうするとこれ、在宅避難、いろいろな避難のことも書いてあります。でも、大野地域の人はどこへ避難するか、西平の人たちはどこへ避難するか、それは個人で把握でお任せですか。そうじゃないでしょう、やっぱりある程度の指導は絶対、行政からもするべきじゃないでしょうか。そうしないとパニックになると思うんですよ。だからそこの位置づけをふだんからしっかりやっておくことは大事かなと思って私は質問しているんですけれども、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それではお答えいたします。
  7か所の避難所、体育館から公民館、都幾川公民館と玉川公民館、様々な体育館合わせて 7か所なんですが、お問合せいただいて、特に大野椚平の方からお問合せをいただくと、最寄りの避難所は都幾川中学校の体育館、十分に駐車場もあるし、スペースも広いので、そちらをいかがですかというふうなご案内を申し上げております。人によっては、例えばお年寄りなんで、できれば和室がいいだとかそういうことであるようであれば、別のところご紹介することもありますし、若干そのお話を聞いた上で適したところを避難所としてご紹介するというふうな指導を行っております。一つ大切なことは、ギリギリで避難するんではなくて、ぜひ明るいうちにご決断をいただきたいというふうなお願いを申し上げております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 障害者も含めてそういう人たちの連携は通知も含めてやっていると思うんで、その点は評価したいと思います。ぜひお願いしたいと思います。
  それから、ウの問題ですが、土砂災害警戒区域等指定箇所地域対策、ときがわ町にはイエローゾーン、レッドゾーン、ありますよね。この答弁書で258。この中で私は、砂防工事を推進して、県・国に予算化お願いして、ぜひ進めることも一つ大事だと思うんですよね。それによって、イエローゾーンには、住宅ができるような体制が将来できるんではないかなと思うんですよ。それで、そのゾーンに入っている人たちが、子供さんが町外に出ていった例が私のところに連絡が来た人があります。やっぱり家ができない。ここに住めない。やっぱりそういう解消していく努力、地権者も当然山を持っている人も必要ですから、そこは行政が働きかけて、地権者との交渉、それで予算化にするには県、土木、県のほう、国からの補助は対象になるんではないかなと思います。その砂防工事の重点、費用的、それから計画をどのように考えているか伺います。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 ハード事業推進というお話だと思いますが、今、この土砂災害防止法、これ、できたのがやっぱりハード事業が追いつかないからということでソフト的な避難をということです。今、県でも進めているのが、まずはレッドゾーンの区域、その中でも客観的な点数をつけて本当に危ないところ、公共施設があるところ、戸数が多いところからやっております。直近ですと、大野境神ですとか、今、五明のほうでも砂防工事やっておりますが、当課としましてもそういったハード事業の推進というのは県のほうに今も要望のほうをしているところですが、なかなか追いつかないというのが現状です。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 台風19号も含めたあの経緯は頭に入っていると思うんですよね。それでそのレッドゾーン、イエローゾーン含めて現場を見ながらでもいいです。ぜひ、そういう方向性を示して、砂防工事を含めてやっていただきたい。これ、大事だと思うんですよ。恐らく大きな災害がこれから出てくると思うんで、やる計画は述べる、でも実効性がなくちゃだめなんですよ。やっぱりそこを計画をつくってそれを実行させるシナリオをきちんと定めてやっていくことが大事だと思うんです。そういう方向性がありますだけではだめなんで、加藤課長、もう一度そこのところはしっかりとできるかどうか伺います。
○岩田鑑郎議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えします。
  砂防工事につきましては、県内でもときがわ町はかなりの数をやっております。今、砂防協会に負担金というのを払っていまして、そこでときがわ町が一番多いです。町の中では。それは事業費に対して町が負担するんですが、地権者の協力も併せまして、引き続き砂防工事の台風19号、こちらの被災状況を踏まえ、引き続き、県のほうには砂防工事の実施について要望をしていきます。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 そうすると要望ですよね。来年度予算にはそういう予算も含めて示されるんでしょうかね。やっぱりそこのところが大事だと思うんです。毎年毎年その計画を練っていかないと終わんなくなっちゃうんですよ。それで、今、国・県が出せるときに出してもらって助けてもらうことが大事だと思うんですよ。そこのところ積極性がないと、要望してきますじゃ、要望。こういう計画は示して予算化してもらうように努力するということ、それで来年度の予算、きちんとした予算化をしていただけるのかどうか、小峯副町長、質問、お願いします、答えは。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 私のほうからご答弁をさせていただきます。
  今、土砂災害警戒区域等の場所に擁壁とか立てている工事についてなんですが、あれは県が事業主体になって行っている工事でして、町は要望して県が予算措置をして進めていく、県は国から予算補助とかもらいながらという部分もあるんだと思うんだけど、そういうシステムの中で町としては要望を県に上げていくというところは、今、加藤課長がお話ししたよ うに、強く要望はしていきたいというふうに思っております。ということでよろしいでしょうか、内容的には。
          (「それは計画性の中で要望だけで実現性はあるのでしょうか」という者あり)
○小峯光好副町長 担当課のほうでも県の方に話をしていますし、現地も見に来てもらったりしておりますので、そういう中では最大限の努力をしているというふうに考えております。ただ、担当課のほうから話をもらっている中では、地権者の方のご了解をいただかないとなかなか工事ができない。そうすると県のほうも二の足踏んでしまうというような部分もあるんで、できるだけ町も地域も協力していく体制の中で県のほうにお願いをしていくという形を取っていかなくちゃいけないというところがあって、その辺のところをできるだけ連携して進めるような形で努力していきたいというようなことで進めているというふうに思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 野原議員。
○12番 野原和夫議員 ぜひ、住んでよしのときがわ町をPRする一つの基礎にもなると思うんですよね。これだけ危険区域あっちゃ住めないなと言われないように、やっぱりそこは改善の中で事業を推進していただきたいと思います。ぜひ、努力をしていただきたいと思います。
  質問を終わります。
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   ◎発言の訂正
○岩田鑑郎議長 じゃ、一般質問の中で宮寺教育総務課長が答えを、発言があります。
  修正です。
○宮寺 進教育総務課長 発言の訂正をさせていただきたいと思います。
  先ほど冒頭部分で、PCRの陽性者、児童生徒数、把握しているかというご質問ありまして、私、把握していないと申し上げたんですけれども、それを把握はしているが、この場では明言できないということで文書を差し替えをさせていただきたいと思います。感染症につきましては、コロナ以外を含めた感染症につきましては、毎月学校から報告も上がってきておりますので、その事務をちょっと私のほうで失念をしていまして申し訳なかったですけれども、おわびを申し上げまして訂正させていただきます。
          (「把握はしているということですね」と呼ぶ者あり)
○宮寺 進教育総務課長 はい。
          (「じゃ、答弁はそのようにすればいい」と呼ぶ者あり)
○宮寺 進教育総務課長 最初からそのようにすればよかったんですが、訂正させていただきます。
          (「把握はしているけど言えないということ」と呼ぶ者あり)
○宮寺 進教育総務課長 はい。
  以上でございます。ありがとうございました。
○岩田鑑郎議長 暫時休憩いたします。
  再開を4時00分。
                                (午後 3時48分)
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○岩田鑑郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 4時00分)
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          ◇ 長 島 金 作 議員
○岩田鑑郎議長 発言順位4番、質問事項1、子供たちのスケートボード練習場について。
  通告者2番、長島金作議員。
○2番 長島金作議員 議長の許可をいただきましたので、一般質問いたします。
  3問お願いします。
  1問、子供たちのスケートボード練習場について。
  東京オリンピックのスケートボード競技で13歳と19歳の日本人女性が金メダルに輝き、男子でも金メダリストが誕生した。
  これに刺激され、子供たちの間でスケートボードが盛んになっている。
  子供たちが、道路や公民館分館の駐車場でスケートボードをする姿が目につくようになり、それを注意する大人たちもある。
  仲井地区では、仲井分館駐車場をスケートボードに利用することを認めている。野球場やゲートボール場のように、町としてスケートボード練習場を確保するため、公共施設駐車場の利用を認めるか、専用練習場を新設する考えはないか伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 長島議員ご質問の1、子供たちのスケートボード練習場についてお答えいたします。
  スケートボード競技は東京2020オリンピックで初めて種目として採用され、日本人選手の活躍もあり、注目が集まりました。町内においても、ランページと呼ばれるスケートボード練習施設を店舗駐車場内に設置した飲食店もあると伺っております。
  まず、町としてスケートボード練習場を確保するため、公共施設駐車場の利用を認めるかについてお答えします。仲井集会所をはじめとする地域集会所の駐車場につきましては、それぞれの集会所の実情に合わせて、集会所を管理する地元の方々に判断をお任せをすることとなります。役場庁舎駐車場や公民館駐車場、体育センター駐車場などの公共施設の駐車場につきましては、車の出入りも多いことから、スケートボード利用者の安全を考えると、許可することはできないと考えております。
  次に、専用練習場を新設する考えはないかとのご質問ですが、公費を投じてスケートボード専用練習場を町が整備する段階ではないと考えております。
  スケートボードがオリンピックイヤーの一過性のブームではなく、スポーツ競技としてさらなる盛り上がりを見せてきた場合には、スケートボード競技者の方々と一緒にどのような施設が必要か考えていきたいと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 町内には、野球、ソフトボール場施設は何か所あるか伺いたい。
○岩田鑑郎議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 お答えいたします。
  まず、野球、ソフトボール施設でございますので、玉川運動場、西平運動場、本郷第一球場、第二球場、田黒グラウンド、五明グラウンドの6か所となります。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 今まで、そういった施設を6か所も設備いたしまして、これは全て大人の競技場だと思います。子供たちの……。
○岩田鑑郎議長 長島議員。もう少しはっきりした言葉で質問してください。
○2番 長島金作議員 野球、ソフトボール施設は6か所ありますが、全て大人が利用しているものであります。今後、今までそういうものを造りまして、子供たちが使える施設となる とちゅうちょする。今後のときがわ町、日本の未来を考えたら、ぜひそういった子供たちの使える施設を考えられないか、たとえ1か所でも、6か所あるんですから、1か所ぐらい何とかならないのか、その辺、いかがですか。
○岩田鑑郎議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 まず、そのグラウンドが大人たちの施設という考え方はまず間違っていると思います。夕方、放課後、子供たちの大切な遊び場として子供たちが楽しんでいる場所でございます。仮にこの6つあるので、その1つをスケートボードの練習場というご意見だと思いますが、スケートボード練習場は造りますと、これは逆にスケートボードにしか使えない施設となってしまいます。例えばソフトボール練習場はソフトボールすることもできますし、グラウンドゴルフもすることができますし、子供たちがボール遊びをすることもできますが、本当にスケートボード練習場というのはそれしかできない施設となってしまいますので、整備するに当たってはそれなりに需要があっての整備ではないといけないというふうに考えております。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 分かりました。
  では、内容変えまして、子供たちが元気に遊べる公園はあるでしょうか。
○岩田鑑郎議長 公園があるかですか。
  大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 そもそも一般質問の趣旨とちょっと離れていると思いますが、子供たちが遊べる公園というのは、当然地域には児童遊園もございますし、そういったグラウンドも子供たちの遊び場として有効に使われているというふうに考えております。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 先ほどの6か所はほとんど、野球、ソフトボールだと思うんですよね。大人と子供も確かに使います。でもそれだと限られていますのでね。じゃ、野球とかソフトボールできない、しない子供はどうすればいいかって言って、伸び伸びと駆け回る場所といったら本当に児童公園しかないので、先ほど、さらなる盛り上がりと書いてありますが、じゃ、どこでさらなる盛り上がりをやればいいのかと、その点はいかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 スケートボード練習場を整備するに当たりましては、まず一番大事ことは利用する方々の盛り上がりだと思います。そういった上で課題といたしましては、利 用者の安全対策、それを踏まえた上での整備予算、維持管理予算、騒音対策と近隣住民の理解を得るということが課題かなというふうに考えております。
  この整備予算につきましては、このスケートボードの練習場、これほかのスポーツ競技と違って決まった規格というのがないそうなんです。誰を対象にどんな目的でどんな効果を求めるかによって、その施設の規模、設備が異なってまいるそうです。公共スケートパークをスケートボード練習場を設置している他の自治体の例を見ますと、大体700平方メートルから3,000平方メートルくらいの敷地に、セクションと呼ばれるお椀型のくぼみや傾斜を組み合わせたコースを造られているのが一般的で、整備費用が公表されているものを見ますと1,300万から3,000万円程度かかるそうです。また、京都府にあります八幡市というところが今年度整備を検討しているそうなんで、ホームページのほう拝見したんですが、設計費用として400万円、整備費用としてたしか3,000万円以上の予算が計上されております。実際それだけの金額がかかるものでございますので、ちょっと造ってみようかというふうにはいかないと思いますので、やはりある程度町内でそれなりの競技者の方が団体ができて、それなりのやっぱり人数があるということがはっきり分からないと、やはり今ソフトボール等で使用している施設を使わなくして新しい設備を造るというのは、現在の利用者さんのご理解がいただけないんじゃないかというふうに考えております。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○2番 長島金作議員 はい。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項2、明覚駅に南北連絡通路の設置を。
  通告者2番、長島金作議員。
○2番 長島金作議員 明覚駅に南北連絡通路の設置を。
  合併してから約15年たったが、今も明覚駅の南北交流ができていない。地域住民にとって、南口は長年の願いである。明覚駅のさらなるにぎわいのためにも、連絡通路だけでもできないか伺う。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の2、明覚駅に南北連絡通路の設置をについてお答えいたします。
  JR八高線明覚駅につきましては、今年4月より駅舎の一部を観光協会の事務所として活用し、町の玄関口である明覚駅前の活性化を進め、少しずつではありますが、無人駅であっ た明覚駅周辺のにぎわいも戻りつつあります。
  長島議員からは昨年12月定例会の一般質問でも同様の趣旨のご質問をいただき、その際、費用対効果を考えると現状では歩道橋整備をすることは大変難しい、明覚駅周辺からにぎわいが始まり、町の活性化が図られたときに、改めて歩道橋の設置について検討したいという答弁をさせていただいております。
  その際の答弁とも重なりますが、町の玄関口である明覚駅周辺の活性化は重要な施策であるため、今後、様々な取組を展開し、明覚駅周辺ににぎわいや活性化が図られたときに改めて歩道橋を含めた南北の連絡通路の設置について検討したいと考えております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 これから寒くなります。今でも寒いですが、車で来たくても駐車場がない。森林公園駅や高坂駅にはかなり駐車場はあります。私も使っていますが、安いし、助かります。南側には空き地もあります。前向きに考えたらどうですか。
○岩田鑑郎議長 通告外ですね、これ。通告外です。通告内で質問してください。
  もう一度はっきり質問してください。
○2番 長島金作議員 南側には車を止めるところがないってことですよ。だから駅を利用したくてもさらなるにぎわいにするためにも、明覚駅を利用したくても駐車場がないし、そうなれば、やっぱり限られて活性化が進まないと思うんですよ。だから私は、北側のことです。南側から通路を造れば、南側には空き地があるからあそこに駐車場造れば、さらなる活性化になるんじゃないかと申しているんですが、いかがでしょうか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの長島議員のご質問でございますけれども、南側には駐車場にする用地があるというふうなお話だと思いますけれども、北側には既に民間の駐車場が1か所ございます。そちらのほうは実際には利用するようなことができますので、そこで当面は間に合っているようですので、そこをご利用いただければと思います。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 私が見た限りでは臨時駐車場というか、ないような気がするんですけれども。月極駐車場が何台か下りて右側にあったような気がするんですけれども、そのことでしょうか。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 明覚駅前交差点から駅に向かいまして左側ちょっと下りたところに駐車場がございます。実はプライベートな話になりますけれども、今日、私の母も八高線を使って旅行に行っているんですけれども、そこのところに1日置かせていただいて遊びに行っているというようなものでございます。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。
○2番 長島金作議員 分かりました。
○岩田鑑郎議長 2つ目の質問はよろしいですか。
○2番 長島金作議員 はい。
○岩田鑑郎議長 続きまして、質問事項3、寄贈者に対する感謝の表現について。
  通告者2番、長島金作議員。
○2番 長島金作議員 寄贈者に対する感謝の表現について。
  今まで、土地、建物や金銭等の寄贈者に対して感謝の意をどう表現していたのか。感謝の表現として、広く永く住民に知らせるために石碑等の作成を考えてはどうか。
○岩田鑑郎議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の3、寄贈者に対する感謝の表現についてにお答えいたします。
  町では、寄附の受入れについて、寄附者の方からその目的をお伺いし、可能な限り意向に沿った形となるように努めております。
  寄附をいただく財産は様々ですが、土地や建物といった不動産をはじめ、金銭においても町に対する思いが込められておりますので、活用する事業を検討した上で、有効活用できるのであれば受入れをしております。
  町から寄附者に感謝の意をお示しすることにつきましては、お礼状の送付をもって代えさせていただいております。あわせて、町への寄附について公表を希望されない場合を除き、町の広報に掲載し町民の方にお知らせをしております。
  感謝の意を示す方法は多岐にわたると思われますが、町といたしましては、寄附者の思いに沿った形で、寄附をいただいた財産を有効に活用することにより、感謝の意をお示ししていきたいと考えております。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 本庁舎の近くにまちんなかの建物と土地がありますが、あれは寄附されたということを聞いておりますが、その辺はどうなんでしょう。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 おっしゃるとおりでございます。
○岩田鑑郎議長 長島議員。
○2番 長島金作議員 私もあの辺の通学路のパトロールでよく通り、買物もいたしておりますが、そういったことが全然見受けられ切らないんです。そういったことで、あれが寄附、誰がしたのかという、やっぱり感謝の意を何らかの形で石碑ですとか、玄関に木版など掲げてあげたらよいのではないかと思います。どうでしょう。
○岩田鑑郎議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、町長の答弁にもありましたように、寄附をされた方の意向をできるだけくむような形でそうした感謝の意を表現していきたいというふうには考えております。ですから寄附をされた方がそういうふうな希望を持たれているのであれば、そのように対応していきたいとは思いますけれども、ご指摘の場所につきましては、その寄附をされた方がそのようには希望されないというふうなことがございますので、今のような対応をさせていただいております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 長島議員。はっきりとお願いします。
○2番 長島金作議員 失礼いたしました。
  寄附者の方はそういった本音と建前というものがありますので、やはりそういった寄附をしていただいた方には石碑みたいに1年に1回書き込んであげるとか、そういったことがあれば、やはり今後のそれを見た方が、次の方が俺も寄附しようかなと流されるんじゃないかなと思いまして、やはり感謝の意を何らかの形で表していただきたいと思っております。
  以上です。
○岩田鑑郎議長 よろしいですか。質問はよろしいですね。
○2番 長島金作議員 いいです。
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   ◎延会について
○岩田鑑郎議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。 これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○岩田鑑郎議長 異議なしと認めます。
  本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○岩田鑑郎議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 4時24分)