令和4年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第4号)

                            令和4年3月15日(火)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 議案第18号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算
日程第 2 議案第19号 令和4年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 3 議案第20号 令和4年度ときがわ町介護保険特別会計予算
日程第 4 議案第21号 令和4年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算
日程第 5 議案第22号 令和4年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計予算
日程第 6 議案第23号 令和4年度ときがわ町水道事業会計予算
日程第 7 一般質問
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出席議員(11名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     5番  小 島 利 枝 議員     6番  田 中 紀 吉 議員
     7番  山 中 博 子 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  小 宮   正 議員    10番  岩 田 鑑 郎 議員
    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長兼
会計管理者
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計室長
坂 本 由紀夫 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 
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   ◎開議の宣告
○小島利枝議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和4年第1回ときがわ町議会定例会第4日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○小島利枝議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりです。
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   ◎議案第18号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 日程第1、議案第18号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算、質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 おはようございます。7番、山中博子です。
  3問お願いします。
  まず、263ページ一番下のところの電算業務委託料137万4,000円、昨年の2倍以上の委託料だが、何か特別な委託があったのかどうか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 お答えさせていただきます。
  先日議決を頂きました未就学児の均等割システム、こちらのほうのシステム改修によるものが大幅な増となっております。
  以上です。
○小島利枝議長 2問目をお願いします。
○7番 山中博子議員 264ページ中段の一般被保険者療養給付費9億8,921万7,000円と前年比較マイナス4,401万4,000円のところです。過去3年分の平均とのことでしたが、過去3年 分の何の平均なのか、改めて伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  療養給付費の予算を算定するに当たりまして3年分、平成30年、令和元年、令和2年の療養給付費の支払額の増減率を計算していくんですけれども、その療養給付費も年齢別、これは月報で分かれているんですけれども、70歳以上の療養給付費と70歳以上の現役並みの給付をする人、あと未就学児と一般ということに4つに分かれまして、それぞれの年齢区分、所得階層に合わせた算定をしていく中で、前年と比較、増減を見る中で、3年度の途中まで入るんですけれども、それを使って4年度がどのような状況になるかを1人当たりの医療費としてはじき出しまして、それに見込人数を掛けて積算をしております。
  以上です。
○小島利枝議長 いいですか。じゃ、3問目をお願いします。
○7番 山中博子議員 3問目です。
  269ページ中段からやや下のほうなんですが、負担金、傷病手当金7万円、新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対し傷病手当金を支給する事業とありますが、県から個人名は知らされないとのことですが、個人が特定できるのかどうか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  傷病手当金につきましては、いわゆる休業補償という形のものになるかと思います。これにつきましては、昨年3月の定例会のほうで、国保条例の一部改正にてこの項目を追加させていただいておるわけなんですけれども、で、個人情報につきましては特にこちらでは求めてないんですけれども、該当する方については被用者、給与をもらっている方が該当者になります。で、給与をもらっている方が新型コロナウイルスによって仕事ができなくて給与が減ってしまった場合に一定の額の支給をこちらからするという形で、これは申請者が手挙げ方式でしていただきますので、こちらとしては、感染者の情報は特に事前には必要ないという形で運用するものです。
  ちなみに、去年、今年につきましては、まだ該当者はいらっしゃいません。
  以上です。
○小島利枝議長 7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 その計算方法というのは決まっているんでしょうか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 支給額につきましては、まず、労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から労務に服することの間について支給するものとなりまして、支給額は直近の継続した3か月間の給与収入の合計を就労日数で割って、それの3分の2掛ける支給対象となる日数ということで支給額を決定するということになっております。
  で、ちなみに適用期間というのがあるんですけれども、これは令和2年1月1日から令和4年6月30日までに療養のために労務に服することができない期間があった方について対象となるという制度となります。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原です。
  2問お願いします。
  まず、特例をこの3月31日をもって廃止ということで元に戻すわけですが、その元に戻すということは、所得割7.1%、均等割3万2,000円ということで、引上げの感覚ですよね。その戻す根拠について説明をお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  国保税につきましては、頂いた税は全て事業納付金の支払いに充てる財源としております。で、事業納付金の財源については、国保税と基盤安定繰入金を充てるんですけれども、それで足らない場合は財政調整基金を充てていきます。ですので、昨年の予算を組むときにもう既に財政調整基金を使わないと予算が組めない状況でありました。今年は特例条例が切れて元に戻ったんですけれども、それでも財政調整基金を充てて予算を組むような状況となっております。ということは税のほうが不足になっているということで、元に戻させていただきました。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 税の不足分ということも踏まえて、一般会計の法定外繰入れはできないわけはないでしょうね。そういう考えはないでしょうか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  一般会計からの法定外の繰入れというお話ですが、繰り入れる予定はございません。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 予定はないじゃなくて、できないわけはないですよね。でもね、これは県の方向性から見ると、赤字解消のための値上げの中で一般会計の繰入れはふさわしくないようなことを言われていますけれども、財源としては、課長、基金も2億2,045万、これは2021年3月31日現在ですが、2億2,045万3,000円基金がありますよね。その流用もできるんではないでしょうか。どうしてそれを言うかというと、今コロナ禍で生活が苦しい人もたくさんいるわけじゃないですか、国保加入者の中でね。そういうことを踏まえて、予算の中にはやっぱりそこを見てもらいたいという考えで私は質問しているんですが、この基金も含めてお答えお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 おっしゃるとおり、財政調整基金は財源が不足したときに活用していくということで、今までの余剰金をためておきまして必要なときに支出していくというものなので、今回も不足している分を、基金を使って予算を組んでおります。
  で、コロナ禍における所得が低くなって生活が苦しい方がいらっしゃるということなんですけれども、その辺につきましては、一応、一定の財源、所得割のほうはわりと増加傾向になっておりますので、さほど課税所得が減っているという感覚は持っていないんですけれども、かといって一般会計からの法定外繰入れをしてやるということには、またそのほかの方にもご理解を頂かないと、一般会計からは安易に繰入れはして、そこを補填していくものではないというのが私の考えでありますので、今回については、時限立法が切れたというところで元に戻ったということであります。増やすという感覚より元に戻ったということで、ま た必要にあれば特例条例を定めて財源の調整はしていきたいとは考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 2問目をお願いします。
○11番 野原和夫議員 2問目へ行きます。
  法定外繰入れもしない中で、財源として国保運営の中で、この予算の中でどのくらいの金額が財源としてプラスになっているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  休憩いたします。
                                (午前 9時41分)
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○小島利枝議長 再開します。
                                (午前 9時43分)
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○小島利枝議長 福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 お答えさせていただきます。
  今回、税率を7.1へ戻すことで、どのくらい税率が上がってくるかということでお答えさせていただきたいと思います。
  今回、税率が戻ることによって約1,452万ぐらい財源のほうが上がってくると、国保税のほうが上がってくるということになります。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 財源が上がる中で国保税の値上げというのは、値下げを求めるのは、これ日本国全体の問題かなと思うんですよね。この中で、どうしても保険税値上げにおいては加入者の7割を超える年所得200万以下の世帯が直撃されます。私の資料の中でも100万未満の所得の中では滞納者が113世帯あります。それから、100万から300万の世帯で62世帯、300万以上で17世帯、加入者でそのように滞納者が出ております。そして、新たにコロナ禍で、収入減で生活に困り、治療を中断したり受診を控えて重症化を手遅れになる事態も考えられます。今こそこの問題については真剣に取り組んで、元に戻す特例を延長させるべきではないかなと思って質問させていただいています。
  これを基準とするのは、もう一点聞きますけれども、統一化を求めて県から指示が来てい るのかどうか、この点も伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 県からの統一化というお話だったんですけれども、この辺はちょっと何の統一化かというのがちょっとはっきり分からないんですが……。
          (「ちょっと、じゃ、それ説明させていただきます」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 要するに均等割、所得割の基準を統一にするような動きはあるのかということなんですよ。この辺だと小川町が基準になるといううわさもありますけれども、だったらそういうふうな方向性も生まれるんではないかと思って、3万2,000円を3万円に統一することも一つ前進かなと思って質問したわけなんです。
○小島利枝議長 答弁願います。
  福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 お答えさせていただきます。
  現在、今そういったことで均等割等の標準化ということで全国的に合わせるようなお話については、現在のところ伺っておりません。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  10番、岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 10番、岩田です。
  255ページで……。
○小島利枝議長 1問ですか。岩田議員、1問でいいですか。
○10番 岩田鑑郎議員 1問です。
  255ページで国民健康保険税が1,300万ですか、これは何か税率の関係で、やはりこれは上がっているんですか。で、もし、聞きたいのは、去年と今年で国民健康保険に入っている方の差というはあるんですか、それをお願いしたいんですけれども。それを含めて保険税が上がっているんですが、そういうような要因で、どういう要因で上がったかというのをお願いしたいんですけれども、はい。
○小島利枝議長 答弁願います。
  福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 お答えさせていただきます。
  国保税の前年度の上がった要因ですが、そちらにつきましては、税率が6.3%から7.1%に上がった関係で、先ほどお話ししました約1,452万円ぐらい上がっている関係で増となっております。
  あと、昨年度との被保険者の比較なんですが……、すみません。ちょっと時間頂いてよろしいですか。
○小島利枝議長 休憩いたします。
                                (午前 9時48分)
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○小島利枝議長 再開いたします。
                                (午前 9時48分)
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○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 それに関連して、要は、県の支出金がかなり減っているんですね、歳入のところで。で、要は、それとの関連があるんですか。要は、税率を変えたというのと支出金が減っている。この説明を頂いたときに、医療費は下がっているというようなことをお聞きしているんですが、そういうことなんでしょうか。
  以上です。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 県支出金が5,000万ほど下がっているかと思います。これについては主に普通交付金の減ということなんですけれども、ページで申し上げますと258ページの県支出金の中の普通交付金なんですけれども、259の真ん中辺にあります県支出金の中の普通交付金、こちらのほうが下がっております。で、これがなぜ下がったかというと、これは療養費の給付費に充てるものなので、療養給付金が4,000万ほど下がっているかと、4,400万下がっているんですけれども、これに連動して下がっております。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 要はですね、山口課長が一生懸命、医療費を下げるような施策を打 ってきたと思うんですね。それが効いているということなんでしょうか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 それは願いの一つでありまして、入っていれば、いるかなとも思いますが、大きくはやっぱり診療控えとかそういったことによります医療費全体が、これ全国的に3%程度下がっているというような状況と同じような内容です。
  以上です。
○小島利枝議長 先ほどの岩田議員の1問目の答弁につきましては、後でお願いいたします。
  今できますか。
  では、福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 先ほどのご質問に対してお答えさせていただきます。
  世帯数の増減ですが、昨年の世帯数が1,960世帯、令和4年度予算で計上を考えておりますのが1,900世帯ですので、マイナス60世帯ということで考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 ほかに質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  273ページ中段……。
○小島利枝議長 1問でよろしいですか。
○7番 山中博子議員 はい、1問です。
  特定健康診査等事業の業務委託料353万1,000円、特定健診受診率向上対策事業委託をするとのことですが、これはどのような委託なのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  この委託につきましては、受診率を向上させるために受診をする案内とか勧奨とかをしていくわけなんですけれども、これを今までは内部でやっておったんですが、外部に委託しまして、過去の受診歴等のデータを勘案してAI、人工知能を使った勧奨というのが、受診勧奨というやり方があります。こちらは特許を取っているやり方だということなんですが、今年度、県内で既に33の自治体のほうで取り入れを行っておる取組になります。
  で、金額は結構、353万とかかるんですけれども、こちらについては県から交付されます努力者支援交付金のほうで事業対象となりますので、おおよそはこれで見ていただけるということで、各市町村が取り組んでやっているものです。
  で、ときがわ町、ここ2年ほどは受診率が、昨年は集団検診もやりませんでした。で、今年度は人数を絞っての検診だったんで受診率は、コロナの前の42%には大きく離れているんですけれども、できますれば42、さらには45%以上を目指してやっていきたいなと思っています。この大きな落ち込みを、何もしないでいるとそのままで行ってしまう気がしますので、ここで少してこ入れという形で予算をつぎ込ませていただきまして、45%を超えるような受診率を取っていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原です。
  税務課長に伺います。
  この減免について伺いたいんですけれども……。
○小島利枝議長 すみません。1問でよろしいですか。
○11番 野原和夫議員 1問です。
  減免について伺います。
  全国国庫負担継続の要望が出ている中で、21年度補正の閣議決定を踏まえ厚労省国保課と総務省市町村税課は11月26日、連名で事務連絡をし合う中で、新型コロナ感染の影響による収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免等による財政支援の拡充について述べております。
  この中で、実際、ときがわ町もやっていただいてますが、新たに実施する保険料減免については、保険料減免総額の10分の10、国が出します。そういう中で、新たなコロナ対策の中で減免制度をどのように生かせるか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  福田税務課長。
○福田芳和税務課長兼会計管理者 お答えさせていただきます。
  今のお話にもありました国保のコロナによる減免でございますが、令和3年、こちらにつ いては既に国の基準にのっとりまして減免のほう、措置の方向になっております。こちらが令和4年の3月31日までの納付期限のものに対してさせていただいている。また、令和4年以降につきましては、まだ国からは何も示されていない現状ではありますが、また国から何かお示しがありましたときには、国の基準にのっとって減免の措置をさせていただきたいと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (発言する者なし)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
  11番、野原議員。
  賛成ですか、反対ですか。
○11番 野原和夫議員 反対討論です。
○小島利枝議長 では、野原議員、お願いいたします。
○11番 野原和夫議員 11番、野原和夫です。
  議案第18号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算に反対の立場で討論に参加します。
  まず、コロナ禍の下、国保税の引下げは、加入者のみならず国民的な要求になっています。国民健康保険税では20年、21年と、特例として所得割、均等割が軽減されました。コロナ禍での低減として評価されていますが、4月から元の税率に戻すことは、現コロナ禍での逆行しか考えられません。特に、均等割保険税値上げが加入者の年所得200万以下の世帯を直撃します。コロナ禍の収入減で生活が困り、診療を中断したり受診を控えたり、重症化や手遅れになる事態も考えられます。今こそ法定外繰入れを行い、特例のさらなる延長を求め、反対討論とします。
  以上です。
○小島利枝議長 次に、原案に賛成の方はいらっしゃいますか。
          (発言する者なし)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第18号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○小島利枝議長 起立多数であります。
  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第19号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 次に、日程第2、議案第19号 令和4年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 後期高齢者において、全体について質問させていただきます。
  この問題については、2月16日開催された広域連合議会で引上げが可決されました。この内容について伺います。
  1点、とりあえず2問お願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  休憩いたします。
                                (午前 9時59分)
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○小島利枝議長 再開いたします。
                                (午前10時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  料金改定について議会で可決された内容としましては、令和4年、5年度の保険料率等については、均等割額が4万4,170円、所得割率が8.3%で、見込まれる1人当たりの保険料額 が軽減後で7万8,773円という見込みということと、あとは4月以降に保険料に係る変更点としまして、賦課限度額が現行の64万円から66万円に引き上げられますということです。
  私が聞いているのは以上の内容です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 ということは、この中で言いますと、所得割が0.42ポイント引上げという報告も聞いております。先ほど7.96が8.3と言いますが、8.38ぐらいになっているのではないかなと思います。均等割2,470円の引上げということで、平均軽減と保険料額の軽減前と軽減後を含めると全体で2,292円の引上げになる方向性が示されておりますが、これと同時に、さらなる引上げもあるんですよね。今年度10月以降に一定所得がある人は1割から2割負担になります。そういうことも含めて、全体で引上げなんですよね。この問題については、私はぜひ県にあるお金を、財政安定化基金、それから剰余金、これをぜひ使ってもらうように町からは声が出せないんでしょうかね。
  引上げ阻止というのではなくて引上げをしないような運営方針が大事ではないかなと思いまして質問させていただいています。この内容について剰余金と財政安定化基金の活用、町はどのように見ているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 今回の料金見直しについて保険料増加抑制ということで、財源運営上発生しました余剰金を、136億円を活用して増減の抑制を図った結果がこの額ということで通知を頂いております。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 今、課長が示されました剰余金ですね、136億円、まだ20億円あるんですよね。156億円あると思うんですよ。それを20億は使わない、全額使わないということで引上げのほうへ行きました。町は、この広域化というのはなかなか難しい問題であって、町に問うても県の方向だということで、なかなかいい方向性は生まれないんですが、課長がそういう、今、報告を受けたというだけの問題で、やっぱり町から声を上げることも必要ではないかなと思って質問させておりますが、財政安定化基金の活用も含めて、さらなる基金活用を町から声を出していただければと思いますが、その点はどう考えているか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えいたします。
  年に何度かそういった機会、担当課長会議だとかございますので、そういったところでお話ができれば、話していきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  2問目。
○11番 野原和夫議員 2問目へ行きます。
  一定所得がある人に対しての1割から2割負担、倍になりますよね。この予算の中で何月ごろからその予算計上の中に数字として表れているかどうか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 町でつくっている予算には、2割負担に関するものは影響されてない状況です。ただし、先ほどの保険料を算定するに当たりまして、保険料を算定するには必要となる全体の医療費を想定しなくては出てこないと思います。で、その想定する医療費の中では、10月から1割負担が一部の方が2割になるということで、窓口負担が増えるんですけれども、その分を差し引いた医療費を特別会計の中で見ていくかと思います。で、それについては、10月以降5か月分の期間については自己負担が2割の部分を除いて全体の見込医療費を算定しているということはお聞きしております。
  以上でございます。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  1問お願いします。
  ちょっと確認なんですが、294の一番上の後期高齢者医療保険料前年度の比較がかなり増えているということは、先ほど説明頂いた保険料の改正、所得割がパーセンテージ上がったことと均等割が上がったことが大きな理由と考えてよろしいんですか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  保険料が上がったというのは大きな要因でもありますし、あとは被保険者が昨年の見込みですと2,460人で見ていたんですが、今年の予算については2,117人ということで71名の被保険者の増を見込んでおります。その両方が増えている要因かと思います。
          (「被保険者は減ったんでしょう」と呼ぶ者あり)
○山口清史町民課長 令和3年の見込みが2,046人、令和4年の見込みが2,117人、すみません、で、71人の増加ということで、両方の要因で料金が増えているということです。申し訳ありません。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
  原案に反対でしょうか、賛成でしょうか。
          (「反対討論です」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 まず、原案に反対の方の発言を許します。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原和夫です。
  議案第19号 令和4年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算に反対の立場で討論に参加します。
  まず、22年度、23年度、保険料率引上げの条例改正が2月16日開催され、広域連合で可決された。平均で2,292円引き上げられる。新たな保険料引上げは、所得の減少を続ける高齢者にとって医療を安心して受けられる機会を大きく後退させるもの、また、一定以上の所得があり、窓口負担割合が2割となる被保険者にとっては2重の負担となります。年金を主たる収入とする高齢者の生活は、物価上昇等の社会情勢の変化の影響を強く受ける。保険料改 定に当たっては、被保険者の負担を少なくするという視点が重要であります。剰余金の全額活用と財政安定化基金の活用による保険料引下げを求め、討論とします。
  以上です。
○小島利枝議長 次に、原案に賛成の方いらっしゃいますか。
          (発言する者なし)
○小島利枝議長 ほかに討論はございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第19号 令和4年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立多数)
○小島利枝議長 起立多数であります。
  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
  暫時休憩いたします。
  再開を午前10時25分といたします。
                                (午前10時10分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時25分)
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   ◎議案第20号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 次に、日程第3、議案第20号 令和4年度ときがわ町介護保険特別会計予算の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  333ページの一番上……、1問です。一般介護予防事業費の委託料、ここのところに、足腰らくらく教室のところなんですが、昨年までは元気アップ事業とふらっと広場事業、この委託があったと思うんですが、コロナの影響なのか今年度予算化されておりませんが、どの ようになっているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  議員おっしゃるとおり昨年まではこのほかの事業もありました。ただし、感染症防止のためその事業のほとんどは行いませんで、先日の補正予算で減額させていただいたんですけれども、4年度の予算につきましては、元気な高齢者、一般介護予防事業はなかなか人を大勢集めてやる事業が多いものですから、今回は当初予算には計上しておりません。
  で、足腰らくらく教室につきましては、要支援、要介護が必要な直前の方たちを対象に、事前に訪問とかで行ったときに、その方の様子を見て、こういった集まりがあるから来ませんかという方で、こちらでご案内をして対象者を決めているような事業であります。ですので、自分で動けるような方はご自分で取り組めるようなことを文書とかチラシで案内しまして、それがちょっと難しいような、ちょっとリスクの高い方をこちらの足腰らくらく教室を開いて、今までと違って対象者をもう一つ班分けをして、今までは30人でやったところを15、15とかの2回に分けて、人を減らしてやっていくという形で今回計画をしております。このやり方で予算執行して皆さんの介護予防が進めば、とてもいいかなと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 感染リスク等を考えてこの2つの事業、縮小してしまったような気がするんですが、実施できなくなって、高齢の方が体を動かす場を持つことが少なくなって動かなくなると、高齢化すると本当に1週間動かないでいると、なかなか歩く、歩行困難を起こしやすいというものがあるので、何かもう少し体を動かせるような事業を考えていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山口町民課長。
○山口清史町民課長 お答えします。
  先ほどおっしゃったような、歩いたり何だりという事業につきましては、生涯学習課でもウォーキング事業とかをやっております。そういったところをご案内したり協力したりしながらやっているわけなんですけれども、あとはなるべく包括としては1か所に人を集めての事業をあまり進んでやらないというスタンスで今おりますので、一人一人ができるようなウ ォーキングなり体操なりということはやっていきたいと思っていますので、あとは地域がやっている集いとか、それはできるところは再開してもらおうと思って、そういうところに運動指導士とかは派遣していきたいと思っています。そういう予算も組んでおりますので、そういったところでカバーしていきたいなと思っています。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原です。
  1問お願いします。
  介護保険の中で、全体として介護職員について伺います。
  介護職員の賃上げということで、今、国が動いておりますが、介護福祉職員138万人を対象に収入を3%程度、月額9,000円引き上げるための費用分1,000億円の国負担を22年2月から9月まで措置しますという方向が示されていると思います。その中で22年10月以降の賃上げは介護報酬の臨時改定で対応するなどしています。ここは問題なんですが、これによって介護の賃上げの政策、この問題については、24年度の介護報酬改定で対応し、全額国庫負担から介護報酬の処遇改善加算へ切り替えるという方向性が来ております。
  そうすると、どうしても利用料や保険料が上がります。そういうふうになる中で、これからの対策ですが、慎重に見守る必要があるんではないかなと思いまして、課長にこの中身、いろいろ今後の課題も含めて、どのように見ているか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 お答えさせていただきます。
  まず、先日、一般会計の予算の中でも若干触れさせていただきました。処遇改善ということで保育士ですとか学童保育所の指導員ですとか、そういったところの予算について2月から9月までは国のほうが、先ほど野原議員がおっしゃったように、国の財源として見てくれます。で、保育の現場と学童保育の現場においては、10月以降の財源については、通常の交付金の中に溶け込ませてくれるというふうなそんなアナウンスをしているので、特別、町の一般財源の負担増になるのではないなというふうに思っております。
  それに対して、高齢者の施設で働く方々の分については、町の一般会計を通らずに直接、 事業所と県国が申請のやりとりをして、その分の負担を国の費用として支出していただけるということは確認できているんですが、10月以降についてのアナウンスが国からあまり積極的になされてないので、現時点での細かいことは分かっておりませんが、先ほど野原議員がおっしゃったように、報酬に含まれるということは、結果として介護給付費の増加にもう直結する話となりますので、介護給付費が増えれば当然、全体の支出が上がりますので、その分の歳入がどうなるかということは、国の動向を注視しながら引き続き介護予防事業等に全力を投じながら、全体として給付が上がらないような取組が一番重要だと思って考えていますので、国の動向については注視しながら継続的に介護事業全般を行っていきたいと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 ぜひ利用料や保険料の引上げになる前に、いろんな情報を踏まえて、これから議会始まる先のことですが、全員協議会でもいいですから、そういう中で報告をしていただければと思います。ぜひその点は慎重にお願いします。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございません。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第20号 令和4年度ときがわ町介護保険特別会計予算を採決いたします。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小島利枝議長 起立全員であります。
  よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第21号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 次に、日程第4、議案第21号 令和4年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  361ページ……。
○小島利枝議長 1問でよろしいですか。
○7番 山中博子議員 2問です。
  361ページ一般管理費、事務費、修繕料693万4,000円、これは何の修繕なのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えさせていただきます。
  修繕料の内訳ですが、主なものとしては、ブロアーの交換、ダイヤフラム逆止弁の交換、あとその他修繕として浄化槽本体で、ろ材というのがあるんですが、そちらが浮上をしてくる現象があります。そういったもの、あとは仕切弁、浄化槽が3つにブロック分けされているんですが、そういった仕切弁が破損をした修繕、それらが主な修繕料となっております。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 設置してからやはり月日が経ちますと経年劣化で浄化槽に穴が開くというようなことが出てきます。我が家の場合にも経年劣化で浄化槽に穴が開いて、大体1基30万ぐらいかかります。今後そういうふうな大きな修繕料に対する見積もりをどう考えているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  浄化槽を、平成15年から町設置浄化槽を始めまして、これで15年以上たってくると、寿命が主に30年ぐらいということで、今のところまだ、おおむねその寿命の一番長いのでも半分程度というところです。で、大きな修繕については、今のところはそういった計画はないん ですが、恐らくこれでその30年近くになるとそういったものが出てくる。それで長寿命化の計画というのはやっぱり立てていく必要が将来的には出てくるのかなというふうに思っております。
  国のほうのメニューでも少し、令和3年度からそういったメニューが何か出ているようなので、ちょっとそちら側のほうも少しにらみながら、将来的に個別施設計画等はつくらないといけないんですが、長寿命化に向けた見積もりというか計画というのも今後は立てていく必要があるのかなというふうに考えております。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  じゃ、2問目をお願いします。
○7番 山中博子議員 同じく361ページの下段、業務委託料600万円、公営企業会計適用業務は令和3、4、5と3年の継続費ということですが、どのような業務委託なのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  こちらの委託、3年間の継続費の委託の内容なんですが、地方公営企業法の適用が控えている中で、こういった団体、町設置浄化槽を持っている団体は全て行っているわけなんですが、企業会計に移ることになっております。
  それに向けて、まず何をするかということなんですが、まずは、例えば財務諸表をつくらないといけなくなります。今までの単式簿記から複式簿記のほうに変わるので、貸借対照表、あと損益計算書、キャッシュフロー計算書、こういった財務諸表をつくったり、あとは例規を、これを整備する必要がございます。3年間かけてこういったものを整備していくんですが、まずは今年度基本計画を立てます。もうほぼできているんですが、で、主に来年度は固定資産の調査を行いながら例規のほうも並行して整備をする。で、あとシステム関係ですね、公営企業会計のシステム、あと料金システム等のシステム構築というのが最後の年度に主に行うと、そういった業務の内容になっております。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原です。
  1点確認なんですけれども、歳入の中で国庫補助金、県補助金がありますが、今後もこの 補助率というか、額というものを含めて今後変更はないのか伺いたいんです。例えば、時限立法になると、これはもう期限がありますから廃止になりますけれども、この事業に対してはなかなか進まない現状が生まれていますので、この補助があるうちにやりなさいという呼びかけも必要になるときがあるんですよね。その中で、この国庫補助、県補助は現状のままずっと行くのかどうか、この点について確認なんですけれども、伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  補助金につきましては、浄化槽、市町村設置型浄化槽というが国、県が一番進めている浄化槽でして、こういった市町村設置型以外にも個人設置型に補助を出すというシステムもございます。今一番進めている市町村設置型のほうに国県も力を入れて、むしろ今後手厚く補助金のほうは出していくというふうに聞いております。逆に、個人設置型の国庫補助については削減をしていくというふうにも聞いております。
  例えば、今年度なんですが、今まで国の補助金は配管のほうはほとんどつかなかったんですが、その辺も手厚く……、失礼しました、来年度ですね、令和4年度からその国のくみ取り転換、あと単独からの転換についての配管費も国庫補助の対象になっております。そういったことで補助金については今後も継続していくというふうに考えております。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第21号 令和4年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算を採決いた します。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小島利枝議長 起立全員であります。
  よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第22号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 次に、日程第5、議案第22号 令和4年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計予算の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  8番、前田議員。
○8番 前田 栄議員 8番、前田栄です。
  関口茂八ですね、関口茂八奨学事業特別会計予算ということなんですけれども、これは議決で今度、翁ですか、関口茂八翁ということに変わりますけれども、いずれにしてもこの関口茂八資金に関してですけれども、これの基金の目的というのを私も何回も聞きましたけれども、関口茂八さんという人がいろいろ学校へ行きたかったけれども、失礼、学校へ行きたかった行きなくなかったか分かりませんけれども、でっち奉公に行って、いろんな点でお金をためて、将来のため、学校に行きたいという人のためにつくったということを聞きました。
  で、いずれにしても関口茂八翁事業特別予算において、今、普通奨学金と特別奨学金の2つの枠がありまして、その枠を拡大できないかということと、その拡大をするにおいてはどこで決定できるのかと、例えば、校長先生クラスがやっている校長審議会か何かですか、それなんだか議会の議決を得るんだかということで、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○小島利枝議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えを申し上げます。
  この貸与の金額、この茂八奨学金、4月1日以降は茂八翁になるんですけれども、現実は茂八奨学金とさせていただきます。これの貸与額は来年に幾ら以内じゃなくて定額で決まっておりまして、それが貸与条例の別表で定められております。ですから、この枠を、上限を変えるとか、あるいは金額を変えるということは、条例の改正が必要になりますので、奨学生選考委員会等で事前のお話はするようかと思いますけれども、最終決定はこの議会でお願 いする形になるというふうに思います。
  以上です。
○小島利枝議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 関口茂八資金においては、私も過去一般質問を2回して、小島議長においてもしたと思うんですけれども、現状こういうコロナ禍において親が失業すると、私も以前質問したときにおいてはリーマンショック、そのときにやはり私立の女子校において、やはり親が急に失業したとか倒産したということで、そこのPTAの保護者の人を知っていて、いろんな点でそういう、何でもないときにはいいんですけれども、これもせっかく1億円の基金があって、そういう、何というんですか、やはり裕福だったらばいいんでけれども、裕福でない、授業料が出せない、入学金が出せないという子供がいないとも限らないんで、いろんな奨学金が国においても、自治体においても、金融機関においてもあるんですけれども、せっかく関口茂八さんがこの基金をつくったということは、これが、できることならば、大体年間、歳入歳出が3,000万から4,000万で推移していますね。
  それで、基金は1億円ですよね。ということは大体6,000万か7,000万が基金として銀行に積んであると、仮に6,000万か7,000万を積んだとしても、これは利子の問題ではないですけれども、6,000万積んだとしても、多分6,000円前後しか多分つかないと思いますね。
  それだとしたとしたら、やはり万が一のために、これからやっぱりコロナにおいて失業する、で、学校にいたくても途中でやめなきゃいけないかもしれないし、来年度において、今は3月ですから来年度において、頭のいい子がいて、私は皆さんのために社会に尽くしたいということで、医学部だとか歯学部だとかそういうことで、ウクライナを見てもそうなんですけれども、その大学においては大体これが、普通が年間60万ですよね。ということは月5万、大学の歯学部だとか医学部だとかいうと多分月5万では大変と、それと大学の特別においては、医学、歯学は年間、特別奨学金は150万と、高校は10万、大学は30万と、多分足りないと、多分じゃなくて足りないですよね。
  そういうために、何ですか、3,000万か4,000万で推移しているんだとしたら、枠を広げることによって、返済どうのというのは、これを見ても何ですか、385と384を見ても、財産運用収入は1,000円と、それから延滞の場合というのは、多分、延滞金、これ1,000円ということは、過去、延滞はないでしょうということで、したと思うんで、ぜひこれを枠拡大ということでやっていただければと思うんですけれども、これ、もしあれだった、町長、どんなもんでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 一般質問の田中議員の一般質問のときに答えようかなと思ったんですよね。でもせっかくなんで、子育てについて、第二の子育てというのがもう半世紀前から言われているんですよ。で、いよいよ子育てが来たなというのは、子供が大学へ上がるときだと思うんですよね。だから、ここのところで、ときがわ町の政策を見ていると、先人の遺徳にすがっているわけですよね。何とかして町独自の給付型の奨学金というのがつくれないかなと私は思っているんですね。これ返済しなければならない。だから、もう高校生で借金を負わされるわけですよ、返済型のはね。それなんで、何とかその給付型の奨学金制度が町独自でもできないかなというのを私、今考えているところです。
  第二の子育てというのをぜひ意識してもらいたい。もう半世紀前から言われているんですよ、私の時代から。私が進学するときに親が、いよいよ第二の子育てが来たなというふうな話をしていて、もうり50年以上続いているわけですよ。それが給付型の奨学金がないというのは、それはちょっと子供たちにかわいそうだなと。食と教育で選ばれるというわけですから、ぜひ皆さんのご協力で、その辺も切り込んでいきたいなと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 私もいろんな点で、やはりときがわ町はいろいろと、玉川村もそうですけれども、ときがわ町においても現在においても平均所得というか、やっぱり会社関係で平均所得がときがわ町においては県内見ても低いと。それで、何ですか、都幾川村のときにもやはりいろんな点で、子供に対しては都幾川村も玉川村のときにも、将来を夢見て、子供にかけては、生活がいろんな点で楽な人も苦しい人もいますけれども、子供たちには将来投資をしたいということが都幾川村の、玉川村の多分、伝統だったと思うんですね。
  ですから、やっぱりそういうのはもう過去のことで、ときがわ町としても財政は苦しいですけれども、こういう基金がせっかくあるということに関しては、やっぱり茂八さんの善意をくみ取って、やはり枠を広げることが難しい問題じゃなくて、それはぜひやっていただいて、いろいろ奨学金ありますけれども、町長言った給付型というのもまた検討の課題として、また、この茂八資金の継続の枠を広げるということも、ぜひ来年度の今度は入学予定のために、今年度は間に合いませんから、ぜひお願いして、改定していただきたいということで終わります。
○小島利枝議長 ほかに質疑ございますか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第22号 令和4年度ときがわ町関口茂八奨学事業特別会計予算を採決いたします。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小島利枝議長 起立全員であります。
  よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
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   ◎議案第23号の質疑、討議、討論、採決
○小島利枝議長 次に、日程第6、議案第23号 令和4年度ときがわ町水道事業会計予算の質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
  4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 4番、神山です。
  1問ほどお伺いします。
  水道に、全体なんですけれども、施政方針の中にもありました。昨年12月に水道審議会から水道料金の見直しについての答申がありました。それについてどのような内容だったのかを1点お聞きしたいのと、また、その答申を受けて渡邉町長はどのようなお考えがあるのかお伺いしたいと思います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  伊得水道課長。
○伊得正巳水道課長 お答えいたします。
  本定例会で町長の施政方針を受けまして、昨年12月に水道審議会から水道料金の見直しについて適正な額への改定はやむを得ないという答申がございました。一般会計からは高料金対策補助金を捻出しておりますが、状況を熟慮の上、料金改定を決断してまいりたいと考えておりますと述べております。
  この答申の内容につきましては、明日3月16日の全員協議会でご説明させていただきますが、経営戦略で、一昨年策定しました経営戦略で計画した収入を大きく下回る場合は、水道利用者にはより大きなご負担をお願いする必要が生ずると想定しております。
  以上でございます。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 ときがわ町の水道事業会計につきましては、予算書を見ても分かるように、営業収益が2億1,700万、営業費用が2億9,000万、もう営業時点で赤字なんですよね。民間企業だととっくに倒産ですよ。それで一般会計から7,000万の繰入れをしているという状況で、もう何とかしてこの赤字体制を解消しない限り、人間で言えば出血しているわけですからね、もう重病です。
  それなんで、水道課のほうには、何しろ漏水が多いんで、なるべく修繕を前倒しで、急いでやれというような指示をしております。それも県のほうの指導を受けながら今一生懸命やっているところで、まだはっきりとした数字は出ていないんですが、幾らかよくなってきたなというような感じがあるんですね。それから、またいろいろと細かい施策も今やっておりまして、そんなにすぐ、来年、再来年結果が出るというわけではありませんが、いい方向に向いてきたというのは間違いないことでございます。
  それなんで、水道審議会にお願いをしまして、料金改定も含めてのご審議をしていただいて答申が出て、料金改定やむなしと。しかしながら、低所得者に対しては、あるいは単身世帯に対しては十分に配慮するようにと、そういうような指示もいたしまして答申を受けたところでございます。ただ、先ほども話したように、将来的に非常に綱渡り的な事業でございますので、気を緩めないで注意をしていきたいなと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 大変厳しい決断になるのかなと思います。先ほど水道課の収支を見れ ばやはり赤字ということで、一般会計、一般財源から7,000万投入している。ただ、社会情勢を見れば、世界情勢、また国内の情勢を見れば、いろいろなものが値上がりをしている現状がある。その中でどう決断していくのかというのは大変難しいところではあるかなと、私自身も思います。
  水道においてはやはり町民一人一人に直結する大きな課題だと思いますので、先ほど課長から明日説明もあるということですけれども、そのような難しい判断ではありますけれども、少し広報だったり、もし値上げをする場合においては、やはり広報だったり回覧板等、時間をかけて丁寧な説明を行いながらその実施をしていただきたいなと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  7番、山中議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  424ページ真ん中辺の石綿セメント管更新事業のところです。令和2年度末では石綿セメント管はあと805メートルと聞きましたが、令和3年度末では、あとどのくらい残っているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  伊得水道課長。
○伊得正巳水道課長 石綿セメント管の残存の延長でございますが、令和3年度末時点で355メートルとなります。今後は、令和5年度に中区配水池の流入管55メートルを更新いたしますと、計画的な更新はもう終了するという見込みになっております。なお、以前、答弁でもお話しさせていただきましたが、残る300メートルにつきましては、大字西平地内の県道西平・小川線、いわゆる道路改良が未着工の部分となります。これにつきましては、道路改良工事の施工と合わせて更新していきたいという計画になっておりますので、現時点では未定でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 よろしいですか。
  山中議員。
○7番 山中博子議員 もう一度確認したいんですが、計画では令和3年度、玉川450メートルということで、令和4年度で西平と聞いておりましたが、何かの工事と一緒にするために 令和4年度の更新事業がゼロメートルということで理解してよろしいんですか。
○小島利枝議長 伊得水道課長。
○伊得正巳水道課長 既設更新計画では、令和4年度に、先ほど言った中区配水池の流入管、この55メートルを更新する予定でございましたが、令和5年度に予定しておりました中区配水池に付随する施設、例えば水位調整弁、配水池のバルブなどの更新と合わせて令和5年度に実施することといたしました。これにつきましては、県企業局の技術支援を受けまして、課内でも協議した結果、一番の理由は、その更新の詳細について今後検討がまだ必要だという部分がございます。それが一番でございますが、そのほか一緒にやれば経費が削減できること、また、工事方法として同じ場所、それから配管ルート、また掘削、また断水を1回で済ませるということが見込まれるということが一番でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 いいですか。
  ほかに質疑ございませんか。
  11番、野原議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原です。
  1問お願いします。
  石綿セメント管の更新事業も含めて漏水問題がありますよね。漏水問題がある以上は有収率は上がらない問題もあるんですが、今、県のほうの職員も借りながらもそれを調査している現状ですが、町の目標、有収率の目標、どの数字、どのくらいの数字を目標にしているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  伊得水道課長。
○伊得正巳水道課長 有収率の目標ということでございます。
  第2次総合振興計画の施策の3、上水道の管理の後期計画では、令和8年度の目標を85%としております。今年度の有収率は、今のところですけれども80%前後を見込んでおります。依然として目標までは大変厳しい状況にございます。
  以上です。
○小島利枝議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 厳しい状況ですよね。ほかの自治体は90%以上行っていますから、これは厳しいと思います。そういう中で、やっぱり努力も必要だと思います。目標を高く掲 げるのは大事ですから、90%に近い数値を目標にして努力していただきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 ほかに質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって質疑を終了いたします。
  これより討議に入ります。
  討議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討議を終了いたします。
  これより討論に入ります。
  討論ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 これをもって討論を終了いたします。
  これより議案第23号 令和4年度ときがわ町水道事業会計予算を採決いたします。
  本案は原案のとおり予算を定めることに賛成の議員の起立を求めます。
          (起立全員)
○小島利枝議長 起立全員であります。
  よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
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   ◎延会について
○小島利枝議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
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   ◎延会の宣告
○小島利枝議長 よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
  大変ご苦労さまでした。
                                (午前11時07分)