令和4年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第5号)

                            令和4年3月17日(木)  
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 総務産業建設常任委員会の閉会中の継続調査の申出について
日程第 2 文教厚生常任委員会の閉会中の継続調査の申出について
日程第 3 議会運営委員会の閉会中の継続調査の申出について
日程第 4 一般質問
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出席議員(11名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     5番  小 島 利 枝 議員     6番  田 中 紀 吉 議員
     7番  山 中 博 子 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  小 宮   正 議員    10番  岩 田 鑑 郎 議員
    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長兼
会計管理者
福 田 芳 和 
町民課長
山 口 清 史 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計室長
坂 本 由紀夫 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
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選挙管理委員会
書記長
宮 寺 史 人 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

   ◎開議の宣告
○小島利枝議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより、令和4第1回ときがわ町議会定例会第5日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○小島利枝議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりです。
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   ◎総務産業建設常任委員会の閉会中の継続調査の申出について
○小島利枝議長 日程第1、総務産業建設常任委員会の閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
  総務産業建設常任委員会委員長から、会議規則第75条に関する申出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申出についての説明を求めます。
  総務産業建設常任委員会、前田栄委員長。
○前田 栄総務産業建設常任委員長 皆さん、おはようございます。
  総務産業建設常任委員会委員長の前田栄です。
  議長のお許しをいただきましたので、総務産業建設常任委員会の閉会中の継続調査の申出について申し上げます。
                                 令和4年3月17日
  ときがわ町議会議長 小 島 利 枝 様
                    総務産業建設常任委員会委員長 前 田   栄
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
     所管事務に関することについて
  2 理  由
     本委員会において所管する事務について調査・研究する。
  3 期  限
     次期定例会まで
  以上でございます。
○小島利枝議長 お諮りいたします。ただいま総務産業建設常任委員会委員長から、なお継続調査に付したいとの申出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎文教厚生常任委員会の閉会中の継続調査の申出について
○小島利枝議長 日程第2、文教厚生常任委員会の閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
  文教厚生常任委員会委員長から会議規則第75条に関する申出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申出についての説明を求めます。
  文教厚生常任委員会、杉田健司委員長。
○杉田健司文教厚生常任委員長 皆さん、おはようございます。
  文教厚生常任委員会委員長の杉田健司です。
  議長のお許しをいただきましたので、文教厚生常任委員会の閉会中の継続調査の申出について申し上げます。
                                 令和4年3月17日
  ときがわ町議会議長 小 島 利 枝 様
                      文教厚生常任委員会委員長 杉 田 健 司
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
     所管事務に関することについて
  2 理  由
     本委員会において所管する事務について調査・研究する。
  3 期  限
     次期定例会まで
  以上でございます。
○小島利枝議長 休憩いたします。
                                (午前 9時35分)
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○小島利枝議長 再開いたします。
                                (午前 9時35分)
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○小島利枝議長 お諮りいたします。ただいま文教厚生常任委員会委員長から、なお継続調査に付したいとの申出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎議会運営委員会の閉会中の継続調査の申出について
○小島利枝議長 日程第3、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申出についてを議題といたします。
  議会運営委員会委員長から会議規則第75条に関する申出が提出されておりますので、閉会中の継続調査の申出についての説明を求めます。
  議会運営委員会、小宮正委員長。
○小宮 正議会運営委員長 皆さん、改めておはようございます。
  議会運営委員会の委員長の小宮正でございます。
  議長のお許しをいただきましたので、議会運営委員会の閉会中の継続調査の申出について申し上げます。
                                 令和4年3月17日
  ときがわ町議会議長 小 島 利 枝 様
                        議会運営委員会委員長 小 宮   正
  閉会中の継続調査申出書
  本委員会は、次の事項について、閉会中も継続調査を要するものと決定したので、ときがわ町議会会議規則第75条の規定により申し出ます。
                    記
  1 調査事項
     次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項
  2 期  限
     次期定例会まで
  以上でございます。
○小島利枝議長 お諮りいたします。ただいま議会運営委員会委員長から、なお継続調査に付したいとの申出がございました。継続調査することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、継続調査することに決定いたしました。
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   ◎一般質問
○小島利枝議長 これより日程第4、一般質問を行います。
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○小島利枝議長 発言順位1番、質問事項1、交通弱者への対応を。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 10番、岩田でございます。
  最初に、今、世界では信じられないことが起こっています。ロシアのウクライナ軍事侵攻です。多くの命が奪われています。一刻も早い収束を願っております。
  さて、私事ですが、私は小学4年の通信簿に「明朗快活ですが、何事においてもやや落ち着きがないように思います」と書かれております。早く言えばおっちょこちょいだということですね。物事を深く考えないで行動に移す、以来、70年間、その性情を引きずってきておりました。今回の一般質問は、その性情の最たるものではないかと思いまして、回答も1枚で、寂しい限りでございます。
  先日、私の家へ登っていくには、取付道路があって、県道から登っていく道がありまして、 そこをよたよた歩いていましたら、県道を通った後輩から、岩田さん、ハゲがなくなったねと言われたんです。何だろうと思って、よく聞いたら、覇気がなくなったねと、覇気とハゲを間違えておりました。
  本当に寂しい、覇気がない、というのは、私、脊柱管狭窄症で、真っすぐできないものですから、どうしてもこうなってしまう。そういうことがありまして、そういうことも含めて、大変、人生が、先が寂しくなってきましたというふうに思います。
  一般質問です。
  交通弱者への対策をということでお願いしました。
  日本全国に見られる現象であるが、人口減少・高齢化社会において、住民の生活を維持するための足、いわゆる公共交通は、大きな問題である。十分に機能しなければ交通弱者が生まれる。ときがわ町の西部地域、特に、西平、大野、椚平にそのようなことが見られる。今後はさらに増えると思われる。
  (1)バスが運行できなくなった経緯は承知しているが、小型バスの定期運行を再検討する考えはないか。
  (2)町長2期目の公約に、公共交通の利便性の向上があるが、西部地域の交通弱者への取組は見られないように思える。交通弱者への取組を伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  岩田議員ご質問の1、交通弱者への対応をにお答えいたします。
  最初に、(1)バスが運行できなくなった経緯は承知しているが、小型バスの定期運行を再検討する考えはないかについてですが、路線バスから乗合タクシーに変わった理由が、大型2種免許が必要な路線バスの運転手不足によるものであることはご理解いただいていることを踏まえれば、小型バスの提案は、普通2種免許で可能な10人以下の乗合タクシーの車両に定時性を持たせての運行にというご提案かと思います。
  現在の乗合タクシーは、予約に応じてご自宅の近くから目的地までのドア・ツー・ドアに近い運行になっています。定時運行となりますと、決まった時間に決まったバス停を通過しなければならず、バス停から離れているところにお住まいの方にとっては、そこまで出てきていただく必要があり、帰りもそこから歩いていただくことになってしまいます。高齢化が特に進んでいる地域にとってどちらの交通がよいのか、非常に悩ましいところであります。
  定時性を持たせるということは、それ以外の地域には配車ができなくなりますので、そうしたことも踏まえ、利用者の声を聞く中で判断してまいります。
  次に、交通弱者への取組でございますが、全国の多くの自治体が、対策として乗合タクシーをはじめとするドア・ツー・ドアのオンデマンド交通の導入を行っております。ときがわ町におきましても、先ほどご説明したように乗合タクシーの運行が交通弱者への対応だと考えております。
  その充実策として、今年度、新たに1台を購入し、6月から平日3台体制とし、1台を毛呂山町の埼玉医科大学病院に直接乗り入れる実証運行を開始します。利用状況等を検証した後、利用者のニーズがあるようであれば、その後、本運行とする予定でございます。併せて、現在休日が1台体制のところを2台とし、充実を図る計画でおります。
  これは、町全体の交通弱者対策でもありますが、西側の地域の交通弱者の方にとっても便利になるのではないかと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 10番、岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 確かに、ご回答のような意見もあります。
  しかし、乗合タクシーが非常に身近に感じられるというような状況では、私の耳に入ってくる範囲ではないんです。要は、運転者の方の性情もあるかと思うんですが、怒られたとか、言うこと聞いてもらえないとか、そういう話が入っているんです。で、こういう問題を出したわけです。要は、定時でバスがあれば、そういうような話合いもないですから、あれは利用者が直接というか、予約を取らないと駄目ですね。年を取ってくると予約するのが大変なんですよね。そういう方は、やっぱり携帯持っていないですから、自宅の電話からかけなきゃいけないと、そういうことも含めて、非常に、要するに、早く言えば対応が悪いと、よくないということなんです。
  荒井課長、そういう状況をご存じですか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの岩田議員のご質問でございますが、私の耳にも、今お話しいただいたように、予約を取るときのオペレーターの対応ですとか、実際に乗ったときの運転手の対応で、若干ふさわしくないような言動があったというふうな話も聞いております。そこにつきましては、実際に運行している越生タクシーのほうにも、そういうふうなことで しっかりと指導をしてくださいということで申入れはしているところではありますけれども、なかなか、最初のお話の中にもありましたけれども、その方の性情といいますか、そうしたこともありまして、すっかり改善されてはいないのかなというふうには感じているところでございます。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 昔、今あるのかどうか分からないですが、公共交通活性協議会とかというのがありましたよね。それ今現在もあって、そういう活動はされているんでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 町長の答弁の中にもありました、6月から毛呂山町のほうに乗合タクシーを乗り入れるというふうなことにつきましても、ただいまお話しいただきました地域公共交通活性化協議会、こちらのほうで審議をいただいて、決定をいただいた上での乗り入れというふうなことで、運輸局のほうにも書類のほうを、それに基づいて提出をしているところでございます。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 それで、荒井課長の独断でやったんじゃないということだとは思いますけれども、ぜひ、そういう弱者の言葉を拾い上げて、町政に反映してもらいたいというふうに思います。
  そういうことでございますが、2問目の町長の公約の公共交通の利便性の向上というのを、もうちょっと深くお聞きしたかったんですけれども、何か私の質問の仕方が、交通弱者への取組を伺うを取り上げられまして、私は町長の公約を聞きたかったわけなんですけれども、ちょっと待ってください。
  それで、さっき始まる前に、(2)がないじゃないかと言ったら、いや、これはこういう回答ですということで明快な答えをいただきまして、ひとつよろしく。
  というのは、町長の公約、JR八高線、路線バス、乗合タクシーの組合せによる公共交通の利便性の向上ということで、路線じゃなくて乗合タクシーが1台増えれば、多少は考えられると思うんですが、その辺、ちょっとどういう思いでこれを取り上げたか、お願いします。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私は、3歳のときから保育園に通うのに東武のバスで、一ト市の角屋のバス停から東武バスが西平まで行ったんです。西平まで行って、それで、西平からその東武のバスが、当時、越生行きに変わったんですよ。越生行きで、瀬戸の前沢のところで下りて、皎 円寺というお寺の保育園に通った経験がある。だから、平には友達が多いんですけれども、そのときに定期を持たされて、3歳ですよ。角屋のところまで行って、そのときからずっと普通免許を取るまではもう交通弱者ですよ。保育園のスクールバスないんですから。ずっとそういう経験をしていっていた中で、ときがわ町の公共交通はどういう歴史があるんだろうということを考えました。
  明治の初め頃、玉川の町田旅館さん、西平の内田旅館さんの、本当に、何ていうんですか、貸切りバスを走らせて、東松山とか坂戸のほうまで運行したというのが、ときがわの公共交通の始まりだそうですが、その後、東武バスが、この川上から川下へということで、大野から東松山、小川、坂戸方面にバスが行ったわけです。
  その後、東武が撤退をするということで、今度は送迎バス、旧都幾川、旧玉川村のほうは村営バスを走らせた。その後、そのときにどういう発想があったかというと、ときがわ町の人は、この公共交通と、あと、JR八高線の組合せ、これをすごく重要視をして考えておったんです。
  実は、八高線は1日40本走っているんですよ。朝一番が5時半、終車が夜10時半、それで、明覚駅から日本中旅行ができる、こんな便利な乗り物はないんです。それが、十数年前、せせらぎホールを中心のハブ化、このハブ化を計画したときに、明覚駅へJRの機能はどういうふうに判断していたかということが、1つ、私は落ちていたのかなと思います。
  それから、あともう1つは、今、岩田議員のほうから交通弱者ということを一言で交通弱者と言い切るけれども、実は、交通弱者というと零歳から100歳までいろんな世代に交通弱者がいるんです。65歳以上が交通弱者じゃないんですよ。子供たちも交通弱者です。土日遊びに行きたいといってもどうやって遊び行くんですかと、子供たちも交通弱者。学生もそうです。本来ならば東京の大学でも、交通網がしっかりしていれば通学できるのに、通学できないから下宿をする。先輩もそうですよね。もっと交通網がよければ、西平の子も東京の大学まで行けたんだけれども、下宿をせざるを得ない。だから、そういう若い世代も交通弱者なんですよ。だから、そういうのも見逃さないでもらいたい。
  それから、我々大人にとっても、免許証が取れない、いろんな理由で免許証が取れない人たちもいるわけです。そういう人たちもやはり交通弱者。そういった人たちを少しでも救うためにはどうしたらいいかということで考えなければ、ときがわの交通の問題はやっぱり進展しないんじゃないか。
  そのためには、やはり乗合タクシー、それから、定期運行のバス、それから、八高線、そ れから、八高線で嵐山町まで出れば、そこには東武東上線があると、いろんな交通機能がありますので、そういうものを複合的に考えて、どうしていくかをもう一度再検討しなきゃいけないな。最近では、レンタサイクル、自転車まで公共交通と言われている時代でございますので、その辺を考えていきたいなと思っております。
  それから、もう1つは、乗合タクシーはまだ始まったばかりです。使い方も分かりません。私もなかなか、まだまだ、利用したいんですけれども、100%理解したわけではないんです。今、荒井課長にいろいろ聞いているんですが、これが十分に町民の方が利用を理解していければ、こんなに乗りやすいものはないんです。
  最近、ちょっと課長にも言うんですけれども、乗合タクシーはオーダーメイドなんですよ。自分の家から、自分のそばから、自分の好きなところへ行けるオーダーメイドの乗り物。それから、路線バスは既製服ですよね。なかなか自分の自由にはならないんです。決まったバス停まで出ていかなきゃいけない、時間も決まっている、それから、なかなか自分の思ったようにならない。ただ、オーダーメイドと既製服のお互いのメリットもデメリットもあるわけですね。そういうところをやっぱり複合して考えなきゃいけないなと思っております。
  それから、あともう1つは、定時発車・定時着というもう1つのカードがあるんです。乗合タクシーは路線バスに比べてここがデメリットなんですよ。定時発車・定時着がちょっとルーズなんですよ。ドア・ツー・ドアは非常にいいんだけれども、じゃ、何時の電車に乗りたいから、家を何時に出たいからという時間管理がちょっと弱い。じゃ、その辺をカバーをするにはどうすればいいか、ありますよね。
  それから、もう1つは、既存の、今、ときがわ町が持っている交通手段、イーグルバス、それから、乗合タクシー、それから、八高線、それから、レンタサイクル、そういうものを組み合わせてどういうふうにいけるか。私は、やはり路線バスも西側の地域にもう1つ、やっぱり踏み込んでいかないと、全ての生活弱者を救うというわけにはいかないと思います。それは今、課長、私も答弁しましたが、大型2種の運転手がカバーできないということ、大型2種の運転手がカバーできた暁には、また元に戻すということが可能だということでございます。
  それから、交通協議会だっけ。何協議会。
          (「活性化協議会」と呼ぶ者あり)
○渡邉一美町長 交通活性化協議会のほうで、東側の交通を少し減らしてでもいいから西側へ1本持ってきてくれと、そういうような議論が深まれば、西側へ持っていける可能性もある よね。そういうことなんです。
  だから、まだまだ乗合タクシーも途に就いたばかり、これから皆さんが一生懸命利用していただいて、欠点を補っていただく、それから、みんなでいい乗り物に育てていかなきゃ駄目なんですよ。駄目だ、駄目だと言っていたんじゃ。教育もそうでしょう。褒めて育てるとかと言っていますよね。だから、けなされちゃうと、やたらこっち側もこのやろうという気になってしまうので、ぜひ、いいところは褒めていただいて、ぜひ、ときがわ町の公共交通をより便利なものにしていきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町長が保育園ですか、幼稚園ですか、通う、そういうところまでは存じ上げませんでしたが、私は女ケ岩から歩いて平小学校まで通いました。保育園とか幼稚園はありませんでした。唯一の乗り物はヒコタンバスです。石炭で回したのかな、そういう時代に生まれましたから、もちろん、我々はバスが何時に来て、何時に出るというようなことに慣れきっている世代です。ですから、そういう思いをどうしても言いたくなるんだろうと思います。
  ここにもありますけれども、ですから、ちょっと前戻っちゃいますけれども、要は、小型バスを運行するあれはないということでよろしいですね。今の状態をうまく利用しろということでございますね。
  そういうことなので、皆さんの意見を聞くというか、そういうことも含めて、ぜひ会議とかそういう、町の中に出るとかそういうことをしてもらって町民の意見を聞いてもらいたいというふうに思います。
  先ほどの褒めてというのは、私の生まれる3日前に、ブーゲンビル島の空で散った山本五十六の言葉でございまして、「やってみせて、言って聞かせて、させてみろ、褒めてやらねば、人は動かじ」ということでございます。要は、そういう人の意見をできるだけ聞いて、私らそういう時代に生きてきた人間なんだから、そういうことへ戻さなきゃ駄目だという話じゃありませんので、町長。
  特に、西側の地域というのは高齢化率も高いんです。最近のデータですと、これは町民課からいただいたデータですが、椚平で高齢化率が61%、大野が55%、雲河原は46.2、埼玉県で一番高齢化率の高いというのは鳩山で、44%と聞いておりますけれども、それ以上に高いわけですね。ですから、人数は確かに少ないです。だんだん、高齢化率というかそれを考え れば、西側のまちづくり、どういうふうにしていくかというのを町長の頭の中に入れて考えていただきたいというふうに思っております。
  というのは、合併する前、ある本によると、玉川、都幾川、小川は消滅自治体だったんでよね。そういう指摘があったんですね。合併して何とか持ち直したかなというふうに思うんですけれども。ですから、私が言っているのは西側、越瀬橋から上、それにもう少し目を向けてもらいたいなという思いもあります。
  ですから、乗合タクシーの場所まで出てくるのに大変だという人も確かにいると思います。ですから、その辺も有償運送とかそういうことも考慮の中、まちづくりをというか、村づくりをというか、地域づくりというか、そういうのをぜひお願いしたいというのが、お願いでございます。
  以上で一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
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          ◇ 神 山   俊 議員
○小島利枝議長 発言順位2番、質問事項1、町長2期目の重点政策について、食と教育で選ばれる町に。
  通告者4番、神山俊議員。
○4番 神山 俊議員 議席番号4番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき2項目について一般質問をします。よろしくお願いいたします。
  質問事項1、町長2期目の重点政策について、食と教育で選ばれるまちに。
  重点政策に「食と教育で選ばれるまちに」とあるが、具体的な政策、具体的なタイムスケジュールはあるのか。また、新年度予算に反映したものはあるのか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の1、町長2期目の重点政策について「食と教育で選ばれるまちに」についてお答えいたします。
  まず、重点政策に「食と教育で選ばれるまちに」とあるが、具体的な政策、具体的なタイムスケジュールはあるのかについてですが、私はこの政策を打ち出すに当たって、食で選ばれる、教育で選ばれるとはと考えました。食とは、私たちの心と体を作る源であります。しっかりした食事をしっかりと取ることにより、心身ともに充実し、健康で元気に長生きする。 このような町民が一人でも多くなれば、この町は何でみんな元気なのだろう、何を食べているのだろう。これが、行ってみよう、食べてみよう、住んでみようにつながっていきます。
  バランスの取れた食事をしっかりと取ることは幾つになっても実践できます。町でできることは、少しでもその回数を増やす取組であります。具体的には、保育園、学校の給食の充実、フレイルの予防などです。
  教育も同様で、ときがわ町で育った人は基礎学力が身についていて、しっかりとした考えを持っている。どういう教育をしているのか、これが、ときがわ町の学校で学ばせたいにつながればという思いからであります。
  基礎学力を身につけるためには入り口のところで遅れないことが重要です。小学校低学年での教育環境を充実させ基礎学力を定着させてまいります。具体的には少人数学級や学習支援員の配置などです。いずれも継続的な取組が必要となると考えております。
  次に、新年度予算に反映したものはあるのかについてですが、先ほどもご説明いたしましたが、食では保育園への管理栄養士の配置、保育園や学校の給食の充実、フレイル予防である月イチ食堂や配食サービス、お料理教室「おすそわけ」事業、教育では少人数学級、小学校学習支援、複式学級事業などがそれに当たります。
  以上です。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 渡邉町長にお聞きしたいと思います。答弁と少し重複する部分がありますがお聞きしたいと思います。
  渡邉一美2期目の重点政策、公約ですね、1、食と教育で選ばれるまちにと記載があります。この食と教育とは全世代的なことを指しているのか、もしくは年代別のことを指しているのか。もし年代別であれば、どの年代をターゲットにしているのか、お伺いします。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 もちろん全世代的、すごく裾野の広い概念でこれは提起をしました。何でその食と教育で選ばれるまちという公約を第一に上げたかというと、今までのときがわ町の総合振興計画を見ても、非常にいい言葉で表現されているんですが、なかなか町民が聞いて具体性がなかった。人と自然の優しさに触れるまちときがわ、何やるんだよと、町民は何をやればいいんだよと、なかなか分からなかった。でも、食と教育で選ばれるまちと言えば、やることは決まっています。食のことを一生懸命やるよと。それから、教育を一生懸命やると、そういうふうに方向性がある程度決まってきますので、職員も非常に動きやすい。
  食といえば、もちろんですね、私はいつも言っているんですけれども、ときがわの町政は主役はときがわの住民だ。観光客ではないんですよ。ときがわ町政の主役はあくまでも1万町民が主役。だから、この主役である町民の食・健康、これが第一。それから、教育もそうです。昔から教育、生まれてからでは遅過ぎるというような人もいます。零歳から本当に100歳まで、教育はどの世代でも大事かなと思います。そして、まず分かりやすい、第1ステージとして、食は保育園、学校、子供たちの食に光を当てたと、こういうことでございます。教育についても、まず学校教育からということで始めたわけでございますので、非常に私も裾野を広く考えておりますので、よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 第一に学校教育を上げたというところですけれども、渡邉町長自身は、いわゆる認知能力、学力、いわゆる数値化できる能力、またはその非認知能力、数値化できない、生きていくために必要な能力とありますけれども、どちらを重視しているのか、そのお考えがあれば教えていただきたいと思います。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 そういうこともありまして、私、3年ぐらい前ですか、教職員を秋田の横手市のほうへ派遣しました。皆さんもご存じのとおり、秋田の子供たちは全国の学力平均値が高いということでございますが、行ってみたらそうではない、家庭の在り方、子供たちのしつけ、これは歴史的なその地域の風土といいますか、そういうものが影響しているなというふうな、実感して先生方が帰ってきた。だから、非認知能力、非常に大事なんですね。だから、今、小学校のほうでも挨拶をしっかりしなさい、履物をそろえなさいと。それから、萩小が5Sなんてやっていますよね。これはもうしつけの段階なんですよ。そういうところがやっぱりしっかりできないと学力も上がっていない。また、教育長もこれから答弁で申し上げますが、知育・徳育・体育ですか、その3つのバランスが大事だと申しておりますので、私は認知能力、非認知能力のやっぱりバランスが大事かなと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 町長の公約の文章の中の表紙の部分ですけれども、総合振興計画は抽象的な文言が多いので、町民の皆様により具体的な提案をお示ししますと書かれております。そして、中身を見ますと、1、食と教育で選ばれるまちに、丸印がありまして食育の推進、そして、黒ポツとして保育園、小中学校における給食のさらなる充実、給食における地産地 消の推進。丸がありまして、教育環境の充実、幼児教育・学校教育の充実、町費による学習支援員・生活支援員の継続配置、木造・木質化された学校の快適な学習環境保持と記載がありますけれども、私自身、これ自体も大変抽象的な文言ではないのかなと思うんですけれども、これが具体的な町民に対しての提案として捉えていいのかお伺いします。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 これを文章で直しますと、1つの本ができるぐらいの内容がございます。選挙公約、選挙のリーフレットということで考えたので、どうしてもこういうふうにまとめて書く。それから、まず第一歩からというところで書かなければいけない。何しろまだ第1ステージです、それは。そのように理解をしていただいて、それが全てだというふうな理解をしていただくと困るので、まずそこからという考えでぜひお願いしたいと思います。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中にも、しっかりとした食事をしっかり取ることによる心身ともに充実し、健康で元気に長生きする、このような町民が一人でも多くなれば、あの町は何でみんな元気なのだろう、何を食べているのだろう、これが、行ってみよう、食べてみよう、住んでみようにつながっていきますとあります。これ大分抽象的ではないのかな。果たしてこれで、食と教育で選ばれるまちになるのかな、選びますか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私は食について、いろんなところで講演会も開いてきました。全国へ回ると恐らく100か所ぐらいで私は食についての講演をしました。聞いたことありますか、私の講演を。
○4番 神山 俊議員 ないです。
○渡邉一美町長 ないでしょう。だから、講演会持っていただければ、食について私はここで2時間ぐらい話をしますよ。そのことをここで言えないんですよ。今日も私の持ち時間15分です。15分で神山さんの意見がその中で10分あるとすれば私は5分しかしゃべれない。だから、この程度で収めたということでご理解いただきたいと思います。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 では、これを実行すれば、渡邉町政が目指すまちづくりができるという認識でよろしいのか、お伺いします。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 それは、将来は非常に不確実でリスキーであるといいます。何があるか分か りません。だから、これが100%可能性があるということではありません。だけど、こういう方向性でまちづくりをしていけば、少なくとも町はよくなるだろうと、こう私は考えています。だから、もう1つ抜けているところが、ここね、食糧、食べるということだけしかちょっと書いてなかったんですよ。作るということも私は力を入れているんですよ。農業、一次産業、一次産業加工、それから六次化、この辺もやっぱり力を入れ、これが第2ステージなんですよ。これはまだ書くスペースがなかったので書かなかったし、あれなんですけれども、まだまだ先がありますので、ぜひ期待をしていただきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 新年度予算にも見ておりますと、答弁にもありますけれども、ほとんどが政策の継続ということになっております。私は大変残念かなと思います。2月に選挙がございました。やはり町長としては、町長と立ったからには私はこれがやりたいんだ、これをやり抜きたいんだという強い思いがあって町長になったと思うんですね。1期目だったら分かります。町長になって何ができるのか、何ができないのか分からないと思うんですね、実際なってみないと。でも、渡邉町長はもう2期目5年目です。ある程度、できる、できないというのは肌感覚でもそうですし、大体分かると思うんですね。そういう中で、私はこれがやりたいんだ、やり抜きたいんだというのが反映されていないというのは、私としては大変残念だと思うんですけれども、それについてどのようにお考えでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 1つはときがわ町の財政なんですよ。私が、じゃ基金がいっぱいあるんだから好きなことをやっていいと、そういう町長だったらもう好きなことやりますよ。だけれども、財政のほうが非常に苦しいじゃないですか、ね。交付税の担保があるよと言っても、68億借金があるのは、それはもう返さなきゃならないお金なんですよね。だから、財政見ると決して楽な町ではない。だから、財政をコントロールしながら、今までやってきた投資に対して、伸び代のあるところは残しているわけですよ。それで積み上げていくのが町政なんだ。安全運転しなければ何があるか分からない。国際情勢を見ても、国内情勢を見ても、幾らか財布の中にお金を持っていなければ怖いじゃないですか。
  じゃ、好きなことって、もっと学校を変えるよとか、庁舎を建て替えるよとか、そんなことを言っていたのではとてもじゃないけれども、この団塊の世代の人たちへの最後のお世話ができないんです。私は財政のそこのところが一番心配で、団塊の世代の人の一番最後のと ころが一番お金がかかる。介護保険、介護費用が1年間で1人160万もかかるんですよ。それもやっぱりある程度一般財源で間に合わせなきゃ。そういったときに、そういうこともありながら、町民に希望と光を見せなきゃいけない。それが食と教育で、こっちへ力入れていきますよ。
  だから、伸び代のある事業については継続、それから、これから方向性が取るところはこれからの新事業、こういうふうに少しスピード感はないと思われるかもしれないけれども、非常に安全運転で行かないと、今、日本の現状を見ると危険ではないのかなと、こう思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 大変よく分かります。渡邉町長が言っているのは大変よく分かりますけれども、しかしながらやはり公約として掲げ、そして選挙に立ったわけですから、その公約を実現するのはやはり必要なのかなと思います。
  また、本議会の中にありましたけれども、人口増加のまちにと掲げてありますけれども、じゃ果たして私は人口減少のまちにと言えるのかという答弁もありましたけれども。なら、その人口増加のまちにと言わないほうがいいですし、書かないほうがいいのかな。または表現として、人口減少を食い止めるとか、そういう言い方もあるのかなと。あえてここに人口増加のまちにと書いてあるわけですから、その辺もやはり町民に分かりやすく現実をもって伝えるべきではないのかなと。あまりにもかけ離れた公約、目標を掲げるのではなくて、今の実情に合った、先ほど財政が厳しいというのもありますけれども、その辺、実情に合った公約だったり目標だったり、新年度予算の町長施政方針であったりというのを書いて、町民にお知らせするべきではないのかなと私はそう思うんですけれども。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 4年間やらせていただいて、ときがわ町のいろいろな施策の中で伸び代があるものもある。それから、これはもうやめたほうがいいといろいろありますけれども、どうしてもこの行政を見ていると、物を作ったり、それから予算を執行する、お金を使うことは得意なんですよ。でも、それを生かすということが下手ですね。民間の場合は常に費用対効果、努力と成果。これお金使ったら成果がどう出るかというのを常に考えないと会社は潰れちゃうんですよね。だけれども、ちょっと行政弱いんですよ。だから、これから質問で、山中議員からも質問出ますが、「まちんなか」どうなんだよと、町民見ているわけですよ。せ っかくいい物があるのに、作るのは得意だ。運用はちょっと下手なので、今まで投資をしてあるものの中から、やはり伸び代があるものをもう1回磨き直すというのも政策の一つかなと。お金を使うばかりじゃない。やっぱり皆さんのアイデアで町をよくしていかなくちゃいけないなと思っております。
  それから、目標というのはやっぱり高く、高く目標を上げないと駄目です。ときがわ町からオリンピック選手を出そう、そういうふうに高い希望を立てるから、森田君のような、パラリンピックじゃないなんだっけ、障害者でもああいうふうに頑張る子ができる。やっぱり目標は高く掲げないと駄目かなと思って、あえて人口増加としたわけでございます。実際、ここへ来て、社会減っていうんだっけ、人口の、社会的減少が大分減ってきまして、転入・転出が転入のほうが増えてきているという状況もありますので、丸っきり可能性のない話をしているのではないと、こう思っております。
  それから、議員の長い提案の中で、町有地の宅地化、それから、そういうことも提案の中で、今、関堀の藤坂のところにも宅地を供給し、また最近ですが移住してくる人もいるということで希望もあるわけなので、ぜひそういうところに光を当てて、人口増加の町にというようなことを実現していきたいなと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ぜひ渡邉町長、1期目のときに民営の経営感覚でという公約、公約というか文言もありましたので、行政が弱い部分においては渡邉町長の今までの経験を生かして、ぜひハード面しかりソフト面しかり、取り組んでいただければなと思います。また、できるだけ町民、また私たちにおいても分かりやすい説明というか、公約というかしていただければなと思います。
  これで1項目めの質問を終わりにしたいと思います。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、教育長が考える目指すべき義務教育・環境とは。
通告者4番、神山俊議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項2、教育長が考える目指すべき義務教育・環境とは。
  下記の2点について教育長の考えを伺う。
  (1)教育長が考える目指すべき義務教育・環境とは。
  (2)町長の重点施策の「食と教育で選ばれるまちに」対して対応は。
○小島利枝議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 皆様、おはようございます。
  それでは、神山議員ご質問の2、教育長が考える目指すべき義務教育・環境とはについてお答えいたします。
  初めに(1)教育長が考える目指すべき義務教育・環境とはについてお答えします。
  まず、目指すべき義務教育像についてですが、基本的な認識として、知育・徳育・体育をバランスよく子供たちに授け、社会の中で自立して生きる力を備えさせていくことが重要であると考えており、その実現のため、次の3点を主な方策として掲げております。
  1点目は、郷土に誇りを持てる教育であり、児童生徒に、ときがわ町に生まれてよかった、ときがわ町に住んでいることが誇りであると思ってもらえる教育を進めております。
  2点目は、児童生徒にしっかりとした学力を身につけさせる教育です。学校の使命はいつの時代になっても、次代を担う子供たちにしっかりとした学力を身につけてもらうことにあると考えております。
  3点目は、自立する力を育成する教育です。そのための基礎として、温かな人間関係づくりの第一歩である挨拶、人や物を大切にする心を育む清掃、そして、保護者や地域に潤いを届ける歌声の3つを励行し、町内全校の伝統として引継ぎ、育んでまいります。
  次に、目指す義務教育環境像についてお答えいたします。
  木のまちときがわの誇りである、木造・木質化された快適な教育環境を保持するとともに、学習支援員や生活支援員の配置といった人的側面による1人1人の力を伸ばすことができる教育環境を継続いたします。また、国際化やICT化といった社会の変化に対応できる教育環境の維持・充実に努めてまいります。
  続きまして、(2)町長の重点政策の「食と教育で選ばれるまちに」に対して対応はについてお答えします。
  食に関する事項につきましては、食の大切さについて学ぶため、学校給食を教材として食文化やマナー等について学び、食に関する体験活動を重ねてまいります。さらに、ときがわ産の農産物等を学校給食で積極的に使用し、食への関心の向上や地元への愛着の醸成を図ります。
  次に、教育に関する事項におきましては、小規模校だからできることを当町の強みと捉え、通わせたい学校づくりに努めます。小規模校だからできることとは、児童生徒1人1人の特性や思いに寄り添い、個に応じた指導を実現するということです。このような指導や支援を 通して、1人1人の力を確実に伸ばしていくことが学校教育への信頼となり、その信頼は教育で選ばれるまちへつながるものと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 では、教育長にお伺いしたいと思います。
  今回の本会議等での質疑を聞いていますと、町長との学校教育の方針について少し温度差があるのではないかなと感じております。それについてどのようにお考えなのかお伺いします。
○小島利枝議長 久米教育長。
○久米正美教育長 温度差があるというふうなご質問なんですけれども、どういう点に温度差があるのかちょっと私に分からないと申しますか、そういう質問にちょっと答えられない、正直なところちょっと答えられないなということです。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 本会議中では町長はできる学力を目指していきたいというところで、教育長はそこまでという、私はそういうニュアンスを捉えたんですけれども。
  今、答弁ではバランスと言いました、答弁では。確かに分かります。バランスといえば、一番いいことですけれども、私は本会議中の質疑を聞いておると、渡邉町長はやはり学力を力を入れていきたいという、私は受け取りました。教育長はという中ではあまりそこは、もちろん重要だけれども、一言で言えば非認知能力に力を入れていきたいというニュアンスを私は感じたんですけれども、それは私の勘違いだったのかお伺いします。
○小島利枝議長 久米教育長。
○久米正美教育長 質問の趣旨が分かりました。私の申し上げている、その学力をこう置いてということでは全然ないんです。先ほどの質問、答弁のやり取りの中でも出てきましたように、認知能力と非認知能力、これは車の両輪みたいなもので、どっちかだけがすごい伸びていくとかそういうものではなくて、やっぱりその非認知能力というものがしっかりしていくと、おのずとこう認知能力も伸びていくということですので、私はその両輪ということでの答え方をしていたわけで、ちゃんとそれが両輪が相まって伸びていくことが必要だと。そして、そうなればちゃんと目指すところの、皆さんがよく学力という言葉を中心に話題になりますけれども、それも達成できるんじゃないかなというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 私の勘違いだったということで、しっかり町長含め、方向性は一緒の向いているということで大変よかったなと思います。
  本議会の中でもありましたけれども、選ばれるまちというのはどうなんだというところで、何か特徴がないとやっぱり選ばれない。商品においたって、何か特徴がないと買わないわけですよね。その他大勢じゃなくて、その中から、私はこれだからこれを買うんだ。やっぱり特徴があるわけですよね。だから、町のそれにおいても、やはりこれがいいから、私はこの町に住みたいというのはあると思うので、そこはなかなか難しいと思います、特徴を出す。先ほど財政の問題もありましたけれども、大変難しい問題ではありますけれども、やはり何かしら特徴、簡単に言えば、日本一な称号をもらえるようなものというのも大変分かりやすのかなと思いますね。日本一学力がいいのか、挨拶ができるのかというのも、やはり魅力の一つなのかなと思います。
  じゃ、渡邉町長にそれについて質問したいと思います。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 やっぱりね、私なんかもときがわ町育ちでときがわ村で育って、よそへ出たことがない。そう見ますと、どうしてもときがわ町を卑下して見ちゃうんですよ。ところが、私、大学へ入ったときに、私は私立の三流大学ですから国立大学との比較が出るんですよ。国立大学は学生数が何名、敷地面積が何平米、教員の数が何名、図書館の数が何個とこういうことですよ。私の三流大学は敷地面積は狭い、学生は多い、図書館は狭い、そういって見ると、よくときがわを見ると、ときがわってどうですか。教育環境といった面には。敷地、子供の数に比べて教育の敷地面積は広い、教員の数は多い、いろいろ環境面ではよくそろっているので、やっぱりもっとよく足元を見ていると、ときがわ町選ばれてくるなというような気がいたします。
  以上です。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を10時50分といたします。
                                (午前10時34分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時50分)
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          ◇ 長 島 金 作 議員
○小島利枝議長 発言順位3番、質問事項1、投票率の低下について。
  通告者3番、長島金作議員。
  長島金作議員。
○3番 長島金作議員 3番の長島金作です。
  議長の許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。
  2問の1番、投票率の低下について。
  今回のときがわ町議会議員選挙の投票率は54.75%で、前回の衆議院選挙小選挙区の61.41%より6.66ポイント下回った。某新聞には過去最低と書かれていたが、なぜ国政選挙より下回ったのか、また今後の対策を伺う。
  以上。
○小島利枝議長 答弁願います。
  選挙管理委員会宮寺書記長。
○宮寺史人選挙管理委員会書記長 総務課長の宮寺でございます。
  この質問は選挙に関する質問ということで、ときがわ町選挙管理委員会の書記長の立場で私から答弁をさせていただきます。ご了解をお願いいたします。
  長島議員ご質問の投票率の低下についてにお答えをいたします。
  投票率の低下につきましては、どの選挙においても全国的な課題とされております。今回のときがわ町議会議員一般選挙が前回の衆議院議員選挙の投票率を下回ったのは、次の3つの要因が影響しているのではないかと考えております。
  まず、1つ目として社会的な要因でございます。
  衆議院議員総選挙が執行された令和3年10月31日は、新型コロナウイルス感染症の第5波の感染が収束した時期であり、天候も安定していたため投票しやすい環境が整っていたと考えられます。
  その一方で、ときがわ町議会議員一般選抜の執行された令和4年2月6日は、新型コロナウイルス感染症の第6波の感染がピークに当たり、まん延防止等重点措置も実施されていたため、投票を棄権する有権者が多かったのではないかと推測されます。
  埼玉県議会において、選挙に関し新型コロナウイルス感染症の影響を危惧した一般質問が出され、その質問の中に複数の自治体で実施された選挙について、いずれも過去最低を記録 し、中には前回に比べ10ポイントも大幅に下回っている選挙もあったとの報告があり、埼玉県選挙管理委員会においても憂慮すべき事態であるとの回答がございました。このように、新型コロナウイルス感染症が投票に影響しているものと考えております。
  次に、2つ目として、若い世代の関心度でございます。
  若い世代の政治離れが指摘され、若い世代に対し、市町村議会への関心を高めることが必要とされています。
  公益財団法人明るい選挙推進協会の調査によれば、若い世代で国政に注目している者は50.1%であるのに対して、市町村の政治への注目は27.4%と、著しく低くなっているとの結果も報告されております。
  ときがわ町について、把握が可能な期日前投票所の年齢別投票率で、両選挙の若い世代について比較してみますと、明るい選挙推進協会の調査結果のように、国政の投票率のほうが高い傾向が見られました。
  次に、3つ目として、情報量の差でございます。
  東京大学の境家准教授によれば、国政選挙については、政党間の政策の違いが大きいときに投票率が高くなる傾向があり、政党間の政策の違いが小さいときにはその逆になるとされています。国政選挙においては、テレビや新聞等のメディアを通じて多くの情報が提供されるため、候補者間の政策の違いを認識することができます。
  一方、静岡大学の井柳教授によれば、市町村議会の議員選挙については、自治体を1選挙区として、多くの候補者の中から1人を選ぶ大選挙区制が採用されているため、有権者が大勢の候補者の中から政策の違いを比較検討して1人に投票することは難しいとの見解があります。この政策の違いを認識できるのは、選挙運動期間の街頭演説やビラ、選挙公報となっており、国政選挙に比べて情報量が限定的となります。
  その観点から、今回執行されたときがわ町議会議員一般選挙については、国政選挙に比べて情報量が少ないため、各候補者の政策の差異が有権者に十分届かなかったことが、衆院選より投票率が低くなった一因ではないかと捉えております。
  次に、視点を変えて他の自治体における地方選挙と国政選挙との投票率を比較してみました。
  直近の選挙を確認しますと、令和4年1月30日に執行された本庄市議会議員一般選挙の投票率は47.99%で、同市の衆議院議員総選挙小選挙区の投票率51.31%と比較すると3.32ポイント低くなっています。また、ときがわ町議会議員一般選挙と同日に執行された川口市長選 挙の投票率は21.67%で、同市の衆議院議員総選挙小選挙区の投票率50.32%と比較すると28.65ポイント低くなっており、いずれも国政選挙の値より地方選挙の値が下回っている状況にあります。
  このことを鑑みると、過日実施された衆議院議員総選挙小選挙区に対するときがわ町議会議員一般選挙の投票率は、著しく低いものとは言えないのではないかと分析をしております。
  最後に、今後の対策について申し上げます。
  ときがわ町では、このたびの議会議員選挙が8年ぶりの投票ということもあり、防災行政無線による投票の呼びかけ回数を増やし、選挙公報のホームページ掲載と新聞への折り込み、懸垂幕やのぼり旗の設置等投票率の向上のための取組を行ってまいりました。
  今後もこうした啓発活動は継続し、投票率向上に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策も徹底し、安心して投票できる環境づくりに努めてまいります。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 先ほどお聞きしましたところ、投票率は悪くなかったと申しておりましたが、確かに54.7%で、その前の衆議院選挙よりは下がってはおりますが、近隣市町村に比べると、まあまあの数字だと私も思っております。
  では、なぜ私が投票率のことを言ったのかと申しますと、ときがわ町がとにかく特徴を出すと先ほど神山議員と町長の会話の中に出ておりましたが、それを私は言っておるんです。小さなこの西地区のときがわ町が、たとえ10区というか、埼玉県でもよいと思います。ナンバーワンになれば、あのちっちゃなときがわ町が何でナンバーワンだと。先ほど町長が言っていましたけれども、秋田県に視察に行ったと。そしたら、ときがわ町は日本一の投票率なれば、じゃ、ときがわ町行ってみようと。行くんじゃなくて来てもらう。そういう行政を私は言っておるんです。
  先ほども最後のほうに防災無線と言っておりましたが、防災無線、一日何回放送、言ってもらったのか、ちょっとその辺もお伺いしたいと思っています。
○小島利枝議長 宮寺書記長。
○宮寺史人選挙管理委員会書記長 それでは、選管からお答えをいたします。
  防災無線に対する選挙当日の有権者に対する呼びかけなんですが、これ、通常、午前10時と午後2時の2回放送でやってまいりました。午前中から前回より投票率がよくないというふうな反省に立ちまして、これをこう何とか投票率を上げようということで、2回、午後5時と6時の2回追加しまして全部で4回実施したところでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 4回が多いのか少ないのか、それは皆さんの判断にいたしまして、私としては、4回では少ないと。もっと1日から6日間、6日しかないんですからね。今回は8年の久しぶりの選挙で、たかが6日間の間にもっと8年ぶりの選挙なんですから、にぎやかに6回とはいわず、10回とかそういうふうにやっていただきたかったなと。今後の選挙管理委員会の熱意と自己啓発を期待しておりまして。
  もう1つ、選挙区というか、投票所が9地区ありますので、選挙管理委員会のただ選挙お願いしますじゃなくて、目標を定めてときがわ町は今回60%を目指すんだと。それだったら、9地区に60%の数字を与えるなりお願いしますなり、これだけの目標を投票を目指してくださいと。そういう熱意を出すのもいいんじゃないかと私は思っております。
  そういうことで、終わりにします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、乗合タクシーについて。
  通告者3番、長島金作議員。
○3番 長島金作議員 乗合タクシーについて。
  高齢者の足として便利だが、なかなか予約が取れないとの声が聞かれる。利用状況はどうなのか。また、今後の増車計画の内容を伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の2、乗合タクシーについてにお答えいたします。
  最初に、利用状況はどうなのかというご質問ですが、令和2年度における平均人数は、月に396人となっております。また、令和3年度における1月までの平均利用数は、月に920人となっています。コロナ禍での実績数値のため、単純に比較することは難しいところですが、それでも確実に利用者は増加しており、乗合タクシーというものが住民の皆様に浸透していると思っているところでございます。
  そうした中で、なかなか予約が取れないというご指摘ですが、結果を見ますと、実際に絶え間なく稼働している日もあるようです。一番多い日で、日に58件63名の方にご利用いただいた日がありました。その中で、当日予約した方が23件26人で、約40%の方が当日でした。
  そうしたことから、予定が決まっている方は前日までにご予約いただくと、思った時間の予約が取りやすいかと思います。また、少し時間をずらせば取れることもありますので、少 し柔軟に対応いただけたらと思います。
  次に、今後の増車計画の内容というご質問ですが、今年度新たに1台を購入し、6月から平日3台体制とし、1台を毛呂山町の埼玉医科大学病院に直接乗り入れる実証運行を開始いたします。利用状況等を検証した後、利用者のニーズがあるようであれば、その後本運行とする予定でございます。併せて、現在、休日が1台体制のところを2台とし、充実を図る計画でおります。
  今後も利用者のニーズに沿った形で可能な限り利便性の高いものにしていきたいと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 私の質問の内容の中に、取りづらいという意見が聞こえてまいりましたので、答弁聞きますと、増車もなるし、先ほどの説明も非常に町民の足として今後期待されるんじゃないかと、私自身も思っております。
  そして、まず、まだ始まったばかりなので、取りづらいとかいろいろ意見が出ますけれども、これはやはりいろいろ聞いてみますと、電話予約の方が非常に苦情とかそういうのがあるんじゃないかと。応対の問題もいろいろ聞きます。そういうのをいろいろ聞きますと、乗合タクシースマホアプリというんですか、あれが非常に便利だと。それで私もちょっとスマホで検索しましてやりましたところ、非常にあれ、便利なんですよね。現在地からぴゅっと押して、どこへ行きたいかとぴゅっと。それでいいんですよ。
  だから、そういう電話予約の方には、スマホなりタブレットなり持たせて、そういう申込みしたときにそれをしっかり説明して、スマホなら簡単ですよと。そうすれば、会話もないですから、苦情とかそういうストレスとかそういう問題がなくなるので、そういう感じで進めていただきたいなと。
  その辺の説明の度合いは、どういうふうに予約のときに対応しているのか、その辺ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの長島議員のご質問にお答えいたします。
  まず、乗合タクシーを利用するに当たりまして、最初に利用者登録というものをしていただいているわけでございます。その段階で、紙で申請を出していただいたり、また先ほど長島議員もおっしゃっていましたけれども、スマートフォンの乗合タクシーを予約するシステ ムがあるんですけれども、そちらのほうから利用者登録をしていただくということもできるようになっております。
  その中で、紙で申請をいただいたときに、スマートフォンで利用がこういうふうに簡単にできますよということをご紹介をするというのもひとつ、現在では、そこまでちょっとやっていないもんですから、今後ご指摘いただいた点については参考にさせていただきたいと思うんですけれども、今後考えているのは、先ほどお話にもありました長島議員もスマートフォンから簡単に予約が入れられるというふうなお話いただきまして、やはりスマートフォンをお持ちの方に限定されてしまうんですけれども、持っている方につきましては、そちらのほうが便利ですので、そこを使っていけるようないろいろ講習会というんですかね、そうしたものを開いていければというふうには考えております。スマートフォンで開いていただければ分かるんですけれども、大体いつ、どこからどこに行きたいというふうなことで検索をいたしますと、時間ごとに、じゃ、何分何分何分というふうなことが出てくるんですけれども、大体1時間に4本ぐらい選択肢が出てきまして、それがずっと出てくるわけなんですね、1日ですと。ですから、使える時間いっぱい出てくるわけなんですよ。
  ですから、非常にそれを使っていただくと、先ほどもありましたように、オペレーターと直接やり取りをしなくても予約が入れられるということで、いろんなものが解消していくと思いますので、今後ちょっとそちらのほうを力を入れていきたいなというふうには考えているところでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 今後そういうふうに力を入れていただけるということは、本当に大変喜ばしいことと思います。私もぜひそういう熱意と行動でやっていただきたいと思っておりますので。
  スマホを持っていない方がいるんじゃないかと。なら、スマホを持ってもらうと。運転免許証を返納したとか、後期高齢者の方にどういうふうにしたら持ってもらえるのかとか、無料が一番いいんですけれども、それ言うと予算の問題もあるから、言いづらいですけれども。
  そういったことで、議員として町の皆さんとそういうのを話し合って、スマホを持たせるような、安く、できれば無料で持たせるような対策を私も執行部と一緒にやっていきたいなと思っております。ですから、運転免許証返納者、後期高齢者にそういうスマホを持たせる優遇措置をお互い考えていきたいと思っておりますので。
  次、乗合バスの問題で、私も皆さんの意見聞いたら、ちょっと場所がよく掲示されていないと。回っていましたら、取れちゃって、何も表示されていない場所もあるんで、そういったことをそういったところは、今後どうなのか、ちょっとでもお伺いしたいなと。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えする前に、その前にお話のありました高齢者の方がスマートフォンを持つことに対しての支援ということについては、公共交通のほうでそういったことは、今の時点では考えていないというふうなことでご理解いただきたいと思います。
  その上で、ご質問のところなんですけれども、乗降所につきましては、やはり既に設置してから1年以上経過してきている中で、最初プラスチックだったものですから、やはり劣化が進んでおりまして、ちょっと欠けてしまったりとか、そういうふうなことが見えるところが多々ありますので、そこのところはもう今、既にそれの対応策として、下地の板を今作成しておりますんで、それに取り替えていきたいというふうに考えております。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ぜひ目立つように設置していただきたいと思います。
  ちょっと時間あるんで、もう一つ、スマホのことなんですけれども、Wi−Fiというんですか、町内に普及させるとかという話、たしかあったような気がするんですけれども、その辺どうなんでしょうか。進んでいますか。
○小島利枝議長 長島議員、通告外のお話になりますので、その質問。
○3番 長島金作議員 いや、私が言っているのは、Wi−Fiがあれば、無料でスマホが使えるということなんですよね。だから、乗合タクシーのアプリもWi−Fiがあれば、無料で使えるんだと思うんですけれども、その辺どうなんでしょうか、荒井課長。
○小島利枝議長 長島議員、質問が通告書のほうにはWi−Fiの件は載っておりませんので、申し訳ありません、質問はできません。
○3番 長島金作議員 分かりました。
  その辺のところは、またの個々にお伺いいたしますので。
  じゃ、本日はこれで終わります。
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          ◇ 杉 田 健 司 議員
○小島利枝議長 発言順位4番、質問事項1、旧玉工跡地(ベジテック)の今後は。
  通告者2番、杉田健司議員。
○2番 杉田健司議員 議席番号2番、杉田です。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき1問質問させていただきます。
  質問事項1、旧玉工跡地(ベジテック)の今後は。
  平成31年4月(令和元年)には操業予定だった計画が、相手側(ベジテック)の都合で延期されているが、多くの住民の方々が不安を感じている。今までの経緯と今後の展開について伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 杉田議員ご質問の1、旧玉工跡地(ベジテック)の今後はについてお答えいたします。
  旧埼玉県立玉川工業高等学校の跡地につきましては、平成29年6月14日に締結した土地建物売買契約により埼玉県より町が購入し、平成29年7月1日から令和9年6月30日までの10年間、株式会社ベジテックと賃貸借契約を締結しております。
  賃貸借料につきましても毎年納められており、敷地の維持管理につきましては、社員やベジテックの負担でときがわ町シルバー人材センターにより定期的に草刈りやシートの張り替え等適正に行っていただいております。
  杉田議員ご質問のとおり、当初、2019年(令和元年)4月の操業開始とした計画で地元説明会を行うなど進めておりましたが、建設プラン等の見直しやコロナ禍による社会情勢の変化を見定める必要があり、現在、建設プランの策定が止まっている状況であると思われます。現時点において計画がなくなったという報告はなく、止まってはいますが、現在進行形である状況であります。
  令和4年度から新たに過疎地域に指定される町といたしましても、いかに町の最優先課題である若者の流出に歯止めをかけるか、子育て世代の転入を増やしていくかを企業立地により期待しているところであり、早期の建設プランの決定が大変重要であると考えています。
  今後につきましても、情報交換や調整を行い、株式会社ベジテックの企業立地を一日でも早く実現できればと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 それでは、答弁書に沿って何点か質問させていただきます。
  毎年納められている賃貸借料ですか、これ、毎年幾らぐらい納められておるんでしょうか。お願いします。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの杉田議員のご質問にお答えいたします。
  株式会社ベジテックとは、賃貸借契約を結んだときに、固定資産税相当額について負担をしていただくというふうな契約を結んでございまして、ですから、毎年同額ではなくて、若干変動をしております。当初は年度の途中からだったので、満額ではないんですけれども、それ以降については、大体1年間で400万円前後の金額を入れていただいております。
  ただ1つ、その中には、ときがわ町ではなく、鳩山町の分もございますので、そこの部分については、ベジテックからいただいた額の中から鳩山町にその固定資産税相当額をお支払いもしているというふうなことでございます。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 29年から9年までですか、10年間賃貸借契約をしているんですけれども、もう既に5年、6年たっております。あと、5年程度の猶予というか、しかないんでございますが、計画が切れてしまうと、当然まずいことになると。継続をするというような状況も考えがあるんでしょうか、できるんでしょうか。その辺のことは相手方とはどうなっているのでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、お話とはちょっと違うんですけれども、実は、本来埼玉県からあの土地を購入するときに、直接株式会社ベジテックに本来であれば、譲渡するというのが理想であったんですけれども、埼玉県の売却する条件として、公共事業、要するに企業誘致のときがわ町が企業を誘致するための土地であれば、ときがわ町に売りますという条件だったもんですから、ときがわ町が一定期間所持、所有しないといけないという条件がついているわけなんです。それが10年間という条件だったんですけれども、それがあったもんですから、今はときがわ町の名義になっていますけれども、その土地を取得するに当たって、またもう既に今、建物があったものがすっかりきれいになっているんですけれども、そういった費用については全てベジテックで負担していただいております。ときがわ町からは、あそこの不動産を取得するに当たっては1銭も出ておりません。すみません、言い方間違いました。予算を通して支出はしておりますけれども、町の財政的な負担という意味では、されておりません。
  そういう中で、10年間たったときにどうするのかというふうなことなんですけれども、10年たった時点で、ときがわ町がベジテック、県からの条件が終わりますので、10年たった時点でときがわ町からベジテックに売り渡すというふうなことの契約になっております。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 そうしますと、賃貸借じゃなくもう売買してしまうという方法になるわけですね。そうなると、ベジテック側としても当然のことながら、建物のほうはそこに建てたいという意向が当然発生するのかと思うんですけれども、情報交換とかの調整とかという形で答弁書には書いてありますが、なるべく早く当然のことながら近隣の方もその雇用関係も当てにしていた部分もあるのかと思いますので、なるべく早いほうがいいにこしたことはないかと思うんですけれども、どのような今後について情報交換等されていくのか、具体的にその辺をちょっとお願いします。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 まさしく住民の方が期待していたのと同じように、やはり雇用について、またそこに工場が建つことによって、ときがわ町に税収もあるというふうなことも含めて期待をしているところでありますんで、早期にやはり建設していただいて操業していただくというふうなことは、我々としても望んでいるところでございます。
  そうしたことで、今の時点でもなかなか企業の戦略というふうな中で行っておるようですので、町として、じゃ、すぐしろ、早くしてくれとかというふうなこともなかなか言えないわけでございますが、情報については逐一入れていただくようになっていますし、こちらからも定期的にはちょっと情報のほうは入れていきたいというふうには思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 あの敷地に関しては、県の施設がまだあるかとは思うんですけれども、その辺を含めた形で情報のほうが入ってくるという形で了解していてよろしいんでしょうか。その辺の状況というか、何か分かれば教えてください。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 今、ご指摘のまだ残っている部分、そちらについては、まだ埼玉県で所有している部分であります。実際に埼玉県で利用もしております。内容といたしましては、数年前に県立図書館の建て替えというふうなものが埼玉県の中で出てきておりまして、その建て替えるに当たって、その中に蔵書されている本などを取りあえずあそこに置いてお いて、建て替えのほうを進めるというふうなことになっていたわけなんでございますが、埼玉県としてもそちらのほうの計画が今の時点で全く進んでいないという中では、あの部分については、埼玉県が今後もまだ所有していくというふうなことになっていこうかと思います。
  ただ、それが終わった段階では、ベジテックとしてもやはりあそこにあれがない、一つの土地であったほうが使いやすいということもありますので、将来的にはその話も実際に出ていたんですけれども、本体のほうが進んでないという関係で、今はその時点では話には出てきていないというふうな状況であります。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 町でも早めに進めているという形は非常によく分かりました。非常に町の皆さんは心配をされておりました。もう終わっちゃったんじゃないかなという方も結構いらっしゃいましたので、いや、まだ続いていますよと当然のことながら私も答えたんですけれども、相手があることなのであまり刺激をしても、確かに計画がご破算になってしまうと非常にそれはまずいことだと思いますので、慎重に、早急に事業を進めていっていただければと思っております。
  質問のほう、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。
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          ◇ 畑     豊 議員
○小島利枝議長 発言順位5番、質問事項1、地域防災力向上の取組について。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 議席番号1番、畑です。
  議長の許可を得ましたので、1問、質問させていただきます。
  地域防災力向上の取組について。
  昨年12月、今年2月に大野地域において建物火災が発生した。地域の方、消防職・団員の方の懸命な消火活動等により負傷者等人命に関わる被害がなく済んだこと、また山林火災に拡大しなかったことは、まさに地域の防災力の取組の結果であるが、火災が連続して起こるのは大変遺憾である。
  このため、ときがわ町が今後、地域防災力向上の取組をどうするか、以下2点について町の考えを伺う。
  (1)自主防災組織とその活動状況について。
  初期消火、それから情報収集・伝達、避難誘導、避難所の管理・運営等。
  (2)他の消防組織との連携について。
  自警団、消防職及び団員との連携活動等についてお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 畑議員ご質問の1、地域防災力向上の取組についてにお答えいたします。
  昨年12月と先月に、大野地内において建物火災が相次いで発生いたしました。いずれも人的被害はなかったものの人家が焼失し、町民の貴重な財産が失われました。被害に遭われた方には心からお見舞いを申し上げます。また、消火活動に当たられた皆様には心から感謝申し上げます。
  それでは、初めに(1)自主防災組織とその活動状況についてにお答えいたします。
  当町では、共助の機能となる自主防災組織が全ての行政区において設立されており、災害に備え、日頃から訓練が行われております。そのうち、番匠1区、桃木地区、大野地区においては小型動力可搬ポンプをそれぞれ所有しており、過日発生した大野地内の2件の建物火災の際には、大野地区消防隊がこの小型動力可搬ポンプを使用し、消火活動にご尽力いただきました。
  自主防災組織の活動状況については、指定避難所への避難誘導訓練や炊き出し訓練をはじめ、消防署員による初期消火訓練や日本赤十字社埼玉県支部の指導員による講習会、防災行政無線を使用した町との通信訓練等が行われています。また、避難所の管理・運営等につきましては、自主防災組織を中心に活動していただくことから、併せて訓練に取り入れていただいております。
  町では、こうした訓練や防災資機材購入のために補助金を交付し、自主防災組織の活動支援を行っております。さらに、地域防災力の向上と災害に強いまちづくりを推進するため、自主防災組織等に指導及び助言ができるよう、専門知識を有する防災アドバイザーを委嘱し、講師として訓練に派遣しております。
  次に、(2)他の消防組織との連携についてにお答えいたします。
  町と他の消防組織との連携は有事の際に非常に重要ですので、町では比企広域消防本部、小川消防署ときがわ分署、ときがわ消防団、自主防災組織などとの連携に日頃から努めておりります。近年では、令和30年度に土砂災害全国統一訓練、令和元年度にときがわ町統一防災訓練を行い、通信訓練や安否確認訓練等を実施しております。
  現在は、新型コロナウイルス感染症の影響により活動の規模を縮小しておりますが、状況 を見極めながら、全体訓練を計画してまいりたいと考えおります。
  災害が発生したとき、または災害の発生が見込まれる場合に、町はときがわ町地域防災計画に基づき災害対策本部を設置いたします。ここには、消防部部長としてときがわ消防団長を配置するとともに、状況に応じて小川消防署ときがわ分署長にも参集していただくなど、情報収集や連携を行います。
  実際に各組織の連携状況を実例で申し上げますと、平成31年1月に発生した大野地内、堂平山の山林火災では、自衛隊の災害派遣要請を行い、ヘリコブターによる上空からの消火に加え、ジェットシューターによる人海戦術等、大規模な消火活動が行われました。地元の集会所であります大野くすの木センターには、早い段階から大野地区の自主防災組織や地域役員の方々が連携して参集し、消火活動に当たる隊員へ自発的に炊き出しを実施していただくなど、最前線の消防職員や消防団員に対し、様々なバックアップをしていただきました。
  令和元年10月の台風19号では多くの箇所で土砂災害が発生し、さらにこの台風により、河川の増水で番匠地内において家屋の浸水被害が発生しましたが、過去にあった浸水被害の経験から、地域の自主防災組織が消防団と連携し、被害が想定される地域の住民に対し、素早く避難の声がけや避難誘導を実施し、逃げ遅れを防ぎました。その後も被害家屋の土砂の片づけ、家財の搬出、家屋の清掃等にご尽力をいただきました。
  いずれの災害においても、対策本部を設置した役場本庁舎では、町、消防署、消防団、警察署等の関係者が連携を行い、速やかな情報収集、情報発信、対策協議等を行いました。このように、過去の災害においても様々な機関との連携が図られております。今後も災害リスクに幅広く対応できるよう防災対策に努めてまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 先ほど町長の答弁の中で、「近年では平成30年」を令和と言ってしまったので、これは平成30年だと思いますので、よろしくお願いします。
  それでは、最初に火災のほうからちょっと質問させていただきます。
  大野の竹の谷で発生した家屋、専用住宅火災における大野地内の自主消防団の初期消火活動について、分かる範囲で結構ですから説明願いたい。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、総務課からご回答申し上げます。
  これは、消防隊の方全員から聞いたわけではなくて、そのうちの親しい一人の方から聞い た情報をお話ししたいと思います。
  まず、大野地区の消防隊の方が、自主防の一員なんですけれども、この方が煙によって火災を認知したということです。大きな煙が上がっていたので、直ちにその方は自分が通常乗られている軽トラックを、小型動力可搬ポンプの保管場所に行きまして、そのときに、実は可搬ポンプというのは1名で軽トラに乗せられないんですね。誰か来ないかなと思って、誰でもいいから通りかかった人を、知らない人でもいいから止めてお願いしようと思っていたところ、別の隊員がたまたま来たんで、2人で自前の軽トラに乗せて火点に向かったそうでございます。
  それから、その方たちは昔、ときがわ町の消防団に所属していた方から長い経験がございますので、あと、ふだんの訓練のときから防火水槽の位置だとかを全て把握していたために、速やかに火点の近くの防火水槽の蓋を開けて、消火活動を直ちに行ったというふうなことを聞いております。これも、今までのその方の人生における消防団活動、あるいは自主防の訓練のたまものというふうに認識をしております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 本当に地元の方の協力があったから、初期消火活動がスムーズにいったということでよろしいわけですか。
○宮寺史人総務課長 はい。
○1番 畑  豊議員 それではもう1点です。
  大野地区で2件の住宅火災が発生しているわけですが、町としてはこの2件の発生について、警戒、予防策等、何か行っているのか質問したい。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 ご質問にお答えいたします。
  一般質問の通告は主に自主防に係る質問なんですが、ご質問の内容は町としての対応ということでございます。
  町では、消防団と、あるいは消防署で連携をしまして、春の火災予防運動の期間に防火予防広報、防火パレードというのを実施しているんだそうです。町長からこれは強いお願いがあって、そのときにぜひ火災を踏まえて、地域への防火のを呼びかけを許可してほしいというふうなオーダーを出しました。即、消防署と消防団のほうで対応していただきまして、通常行っている防火パレードに加えて、3月6日の日曜日なんですけれども、これに消防団の 本部付の消防団員3名、うち2名が女性団員だったそうなんですけれども、これによりまして、3名で全戸を回るのは無理なんですが、一部の家庭に対しまして直接家庭を訪問しまして、1軒1軒、防火を呼びかけたというふうなことを直ちに行いました。3月6日の日曜日の日の出来事です。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 これは春の火災予防運動、3月1日から3月7日までの間だということで私も理解しております。大変いい活動なので、ぜひ私も火災予防等あれば、また参加したいかなと思います。
  それでは、質問なんですけれども、先ほどの答弁の中で、竹の谷等において、あるいは大野地区において可搬動力ポンプを使ったというような答弁ありました。今現在、自主防災組織でポンプを持っているいるわけではないかと思うんですが、自主防災組織での購入等の装備品があるか、またはポンプ等も含めて答弁願いたい。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、ご回答申し上げます。
  自主防組織には、年間通じて1戸当たり800円を基準に補助金を交付しているというのは、先ほど前回の議会の日程ですかね、予算書のところで答弁したとおりでございますが、自主防災組織の数が町内で40か所ありまして、その全てが実は消火の道具を持っているわけではない。ましてやエンジンつきのポンプを持っているところが全てがあるわけではなくて、3か所だけポンプを所有している実績がございます。番匠1区と桃木と当該大野地域にございます。それを導入に至ったのは様々な理由があるんで、それは割愛したいと思うんですが、そのような形で3台あります。
  それから、自主防災組織の補助金の交付をしているわけなんですけれども、各団によって方針がいろいろでございます。ポンプを持っているところにつきましては、燃料を買ったりすることもあるでしょうから、そういったものを買うと。それから、発電機を買ったところについては、その自主防の補助金で発電機を買ったところもございます。これについては燃料であるだとか、そういうものも購入していただいていると思います。それから、補助金を活用していただきまして、活動時にかぶっていただくヘルメットであるだとか、夜間の出動を想定してヘッドライト等を備えているというふうな実績報告が上がっております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、その装備品等を買って、何をどのような災害想定で訓練を行っているのか、お願いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 この自主防災組織の名の示すとおり、何の災害を対象として活動するか、これも自主的に決めていただいております。ご案内のとおり、ときがわ町は旧玉川地内の平坦な地、河川の近くがある平坦な地から、旧都幾川村地内の山林を抱えているところ、山があると土砂崩れが発生する場合が多くて、台風19号のときにも大きな土石流が発生した。このような地域の差によって、おのずと自主防で取り組む対象災害の想定も変わってまいります。
  このように、地域によって災害リスクが異なるため、それぞれの自主防災組織で、地震想定の訓練、あるいは風水害に対する訓練、土砂災害が起こったときにみんなでスコップを使ってやるというふうなところを訓練をやっているところもあろうかと思います。このような計画を立てていただいて、実施をしていただいております。
  ただし、ここ2年ばかり、コロナということで、やっぱり地域の方がなるべく人が集まるのはやめたいと、できれば避けたいというふうな状況にあります。したがいまして、ここ2年は、残念ながら地域の方総出で訓練を行うということは控えていただいておりまして、例えば発電機を持っているところは定期的にエンジンをかけないと燃料が劣化してしまいますから、そういったエンジンを始動する、で機械のメンテナンスを行う。
  あるいは、備蓄した防災備蓄品、具体的には長期保存が可能な食料品をみんな各家庭に持っていっていただいて、試食をするというようなことで訓練に代えているというような状況にございます。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 自主防にあっては、その地域に合わせていろんなものを買っているということでよろしいわけですね。はい。
  それともう1点です。
  自主防災組織というのはほとんど大人が行うと思っているような認識なんですが、これは東日本大震災のとき、岩手県の釜石市のほうで中学生のほうが勉強の一環として、「お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、逃げるんだよ」というような話もあります。ときがわ町 としては、早くいえば児童、生徒さんたちにそういうような取組を行っているのか、お願いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
  各小・中学校におきましては、少なくとも年1回は防災訓練ということで、大体2学期の初めぐらいでしょうかね。全校校庭に出るとか、それに合わせて関連事項を訓練するということはやっております。そんなところでしょうか。
○小島利枝議長 久米教育長。
○久米正美教育長 ただいまの答弁にちょっと補足を加えたいと思うんですけれども、各学校が計画的に避難訓練やいろんなものを実施しておりますけれども、特に町内の都幾川中学校においては、学校の中で防災ということを一つの大きな学校のテーマにしまして、実際に避難所での使うものを中学生が設営したりとか、また保護者の方たち、おやじの会というんでしょうか。そういう人たちが来て、一緒に炊き出しの練習をしたりとか。そして、実際に、じゃ、宿泊もしてみようということで、希望者が体育館というか、実際に自分たちで作ったダンボールベッドに寝てみたりとか、そんなことも含めて取り組んでおるところでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 執行部側から矢継ぎ早の答弁でちょっと申し訳ないんですけれども、せっかくの機会なんでちょっとPRをさせていただきたいと思います。
  今回、コロナ禍ということで、防災担当もコロナ禍で災害が発生したときに、避難所に集まっていただいた方にいかに感染防止をしようかということを考えまして、国からの交付金を活用しまして、各家庭ごと、4人家族だったら4人が入れるような室内用のテントを買ったんですね。テントと、それから教育長の先ほど答弁がありましたダンボールベッド。お年寄りになりますと、平らなところに布団を延べて、寝た状態から起き上がって立ち上がるまで結構大変なんですね。膝高さぐらいの段に寝ると、とても起き上がりが楽だということで、主に高齢者を想定してダンボールのベッドを買いました。
  それから、体育館の床はとても冷たいので、そこに直接寝るというのはちょっとあまりにも厳しいということですので、折り畳み式の畳の軽いやつを買いました。これも防災用でございます。
  これらのものを中学校に保存してありますので、中学生が防災教育をするときには、それを自分たちで出していただいて、自分たちでテントを設営して、その中で寝てみるという。恐らく結構楽しいんじゃないかなと思うんです。例えば、このテントを使って、実際自分たちがいつも授業のときの体育で使っている体育館で友達と一夜を明かすだか、そういう取組を今後やっていこうかなと。
  一番、中学生に教育委員会の協力で取り組んでいただいて我々が期待するのは、家庭の避難のスイッチを子供たちに押していただきたいんですね。やっぱり大人は、このくらいの雨だったら大丈夫だよというふうなことで避難をためらっているうちに、そのうちに雨が強くなって、避難所にさえも行けなくなってしまうということが十分想定されます。中学校のうちから授業で、避難は早めに行うということを子供たちに教えることによって、子供たちが、「お父さん、もう逃げなきゃ駄目だよ。もう暗くなるから、暗くなってから外に出るのとても危ないから、明るいうちに都幾川中学校の体育館に行きましょうよ」というスイッチを押してくれることを非常に期待しているところでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 大変いい訓練だと思います。私が言ったのは、東日本の釜石の奇跡ですけれども、ときがわ町の奇跡になるように、ぜひ今後とも続けていければいいかと思います。
  それともう1点です。
  今、非常にデジタル社会ですが、災害になると非常なアナログになります。最高のアナログ社会になりますので、ぜひ先ほど答弁の中でキャンプみたいなと言いましたけれども、子供たちにそういうような意識づけですよね。ことで防災を続けていただればいいかと思います。これで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
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   ◎延会について
○小島利枝議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○小島利枝議長 大変お疲れさまでした。
                                (午前11時57分)