令和4年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和4年11月30日(水) 
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 議案第54号 ときがわ町課設置条例等の一部改正について
日程第 3 議案第55号 ときがわ町職員の定年等に関する条例等の一部改正について
日程第 4 議案第56号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁
             償に関する条例の一部改正について
日程第 5 議案第57号 ときがわ町こども医療費支給に関する条例の一部改正について
日程第 6 議案第58号 令和4年度ときがわ町一般会計補正予算(第6号)
日程第 7 議案第59号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 8 議案第60号 令和4年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 9 議案第61号 令和4年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             2号)
日程第10 議案第62号 令和4年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第2号)
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出席議員(11名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     5番  小 島 利 枝 議員     6番  田 中 紀 吉 議員
     7番  山 中 博 子 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  小 宮   正 議員    10番  岩 田 鑑 郎 議員
    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
福 田 芳 和 
町民課長
式 守 康 子 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計管理者兼
会計室長
正 木 達 也 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
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教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
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議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 
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   ◎開議の宣告
○小島利枝議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和4年第4回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○小島利枝議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は配付したとおりです。
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   ◎発言の取消し
○小島利枝議長 ここで、野原和夫議員から昨日の一般質問における発言の取消しを求める発言の申出がありましたので、これを許可します。
  野原和夫議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原和夫です。
  私の一般質問、帯状疱疹予防接種への補助金をの発言中、私の帯状疱疹の経験の話の中で一部不適切な発言がありましたので、この発言の取消しを申し出ます。お願いします。
○小島利枝議長 ただいま野原和夫議員から一般質問における発言を取り消したいとの申出がありました。
  お諮りします。これを許可することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認め、この取消し申出を許可することと決定いたしました。
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   ◎一般質問
○小島利枝議長 これより日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
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          ◇ 山 中 博 子 議員
○小島利枝議長 発言順位5番、質問事項1、明覚駅無料自転車置場の利用状況と管理は。
  通告者7番、山中博子議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
  議長の発言の許可をいただきましたので、3項目について質問させていただきます。
  まず1項目め、明覚駅無料自転車置場の利用状況と管理は。
  令和3年4月から明覚駅に設置した無料自転車置場について伺う。
  (1)現在の利用状況は。
  (2)管理はどこでしているのか。
  (3)令和4年10月19日、置き去りにされていると思われる5台の自転車に、「令和4年11月1日火曜日までに移動しなかった場合、ときがわ町環境保全条例第39条の規定により放置車両とみなし撤去させていただくこともあります。」との警告文が取り付けられた。その結果はどうなったのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  山中議員ご質問の1番、明覚駅無料自転車置場の利用状況と管理はにお答えいたします。
  最初に、(1)現在の利用状況はですが、この駐輪場につきましては、令和3年4月にふるさと創造資金を活用し、明覚駅の駅舎の活用の一環として町が設置したものです。駐輪できる台数といたしましては、民間の駐輪場が廃業したいとの相談を受けておりましたので、その契約台数を上回る収容台数として自転車専用スペースに32台、オートバイ優先スペースに約6台、合わせて38台となっております。
  現在の利用状況につきましては、天候や季節的な条件にもよりますが、満車のため建物の外に駐輪している状況のときもあれば、建物の外に駐輪してあるが、その台数より中のスペースが空いているほうが多いという状況も確認しております。
  駐輪場内の状況につきましては、自転車専用スペースには自転車の前輪のみを乗せるスタンドが32台分設置してありますが、この前輪を乗せることが大変というご意見もございます。しかしながら、スタンドを設置したことにより自転車の多重転倒を防ぐことや自転車を均等に駐輪することができるため、駐輪場を快適に利用できると考えております。
  また、この駐輪場は雨風がしのげるようになっていて、台風などのときの雨がっぱの着脱時においても雨風を心配せずに着脱することができるようになっています。
  次に、(2)管理はどこでしているのかですが、企画財政課で駐輪場を設置していること から企画財政課で管理しておりますが、元駅務室を観光協会の事務所兼観光案内所としている関係上、観光協会の職員にご協力をいただき、自転車の整理や駐輪場を含めた駅周辺の清掃など日々の管理を行っていただいております。
  次に、(3)令和4年10月19日、置き去りにされていると思われる5台の自転車に「令和4年11月1日火曜日までに移動しなかった場合、ときがわ町環境保全条例第39条の規定により放置車両とみなし撤去させていただくこともあります。」との警告文が取り付けられた。その結果はどうなったのかですが、ときがわ町環境保全条例第39条には放置車両の定義がうたってあり、施行規則により放置の期間を14日間と規定しています。
  この警告文につきましては、駐輪場の利用者から駐輪場に置き切れないとのご意見をいただき、現地を確認したところ、駐輪場内にしばらく放置されていると思われる自転車がありましたので、ときがわ町環境保全条例に規定されている放置車両であることを確認するため設置したものです。
  設置後につきましては、観光協会の協力により所有者に連絡が取れたり、自主的に自転車が移動されたりするなど、警告文を設置した5台のうち4台が駐輪場から移動されております。残る1台につきましては、ときがわ町環境保全条例に倣い対応していくことになります。引き続き観光協会と協力し、駐輪場を継続的に管理することで快適に利用できるよう努めてまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 この中で3問目の答弁なんですが、残る1台につきましては、ときがわ町環境保全条例に倣い対応していくことになりますとありますが、どのように対応したのでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
  まず、先ほどお話に出ました警告文を自転車のほうに掲載したわけでございます。それによりまして、14日間の放置が確認できれば、そこで初めて放置自転車というふうなことに定義されますので、今の時点ではそこの状態で定義をされたということから、警察署と協議を進めておりまして、今度は撤去に対して警告文を告示していくというふうなことになろうかと思います。
          (「撤去」と呼ぶ者あり)
○荒井 淳企画財政課長 はい。撤去です。撤去に向けて告示をしていくことになります。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 11月1日までということになっておりますが、その後、大分たっております。撤去はされたのですか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 すぐに撤去をできるというわけではありませんで、警察と協議をする中で、その自転車の所有者等に連絡が取れるのであればそちらを優先するというふうなことで、警察のほうとその所有者を判明させるために協議を進めているわけでございますけれども、なかなか自転車の車体番号ですか、車体番号等を確認しても、ちょっと確認ができないものですから、そこのところで手間取っているという状況でございます。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 自転車、バイクの置場確認はどのようにしているのか伺います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 置場確認と言われますと、確認につきましては、現地へ行って確認をしているということでございます。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 それは定期的なんでしょうか。今回の一般質問をするについて、私は午前5時22分の八高線の始発前と午後1回の1日に2回ほど明覚駅に行き、1か月以上、自転車やバイクの駐車台数や状況を確認してきました。
  現状を把握した上で質問します。現在の夜中と昼間の駐輪台数は確認しているのか伺います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 台数自体につきましては、特に確認はしておりません。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 冬の朝一番の電車が出る頃は辺りは真っ暗です。なのに自転車置場の電気がついていません。自転車置場の電気がつく時間の設定はどのようになっているのか伺います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 時間の設定等はタイマーがございますので、そちらのほうで設定して、電気がつく時間、消える時間というものを管理しております。現在でいきますと、夕方 の4時30分から夜は22時50分までというふうなことで設定のほうはされております。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 それでは、朝の設定はされていないということでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 今の時点でいきますと、朝でいきますと、設定ができるんですけれども、そうですね、今の時点ではできていないということですね。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 一度行ってみていただきたいんですが、本当に自転車置場の中は暗くてちょっと怖い感じがします。朝の時間帯、5時22分始発のときに自転車を置く方は1人もおりませんでしたが、その後でもまだ暗いと思います。できれば、そのようなこと。それから、10時50分に消えるということなんですが、本当に自転車小屋の中はとっても暗くて、変な話、連れ込まれても分からないかなというぐらい人がいるのが分からないというような感じです。できれば防犯灯のようなもの、ちょっと電気料使わないようなものを取り付けていただければ幸いかと思いますが、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 夜の照明につきまして、私どもでも行って確認をしたわけでございますけれども、そこの感想としましては、自転車を駐輪場の中でなくてもその周りの街灯がついていますので、その部分で明るさのほうは確保できているのかなというふうな印象ではおります。
  ただ、ご指摘のような点が心配をされるのであれば、どのような対応ができるか分かりませんけれども、この照明を夜ずっとつけておくのかとか、そういうふうな対応も1つですし、今、提案のありましたような防犯灯のようなものをつけておくとかということも1つになろうかと思いますので、そこのところは検討をしていきたいと思います。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 今ついている電灯はとっても明る過ぎる。あんなにたくさん電気をつける必要ない。あれの半分ぐらいでいいから、その分を防犯灯をつけていただきたいと思います。
  夜中から朝まで多くの自転車が駐輪されていて、朝になると使いたい人のバイクや自転車がはみ出ていることが多く見られました。玉川工業高校があった頃は電車で通学する学生が多く、夜中に駐輪場に止めて、朝、駅から学校まで通学するケースはあったそうですが、今 は玉高もなく、そういったケースはないそうです。夜中に駐輪するなど使い方を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 以前は玉川工業高校の生徒さんが駅まで電車で来て、そこから学校まで自転車で通われているというふうなお話がありましたけれども、そういったケースが同じように玉川工業団地の中の工場ですとか、そういったところの労働者の方が使われているということを私どものほうでも確認はしております。
  そうしたことから、本来であれば夜中には自転車は止まっていないだろうというふうな感じになるんですけれども、そうした方たちの利用もありますので、自転車が夜中に残っているというふうなことになろうかと思います。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 工業団地の方が利用するということであるということでありましたら、なおさら夜の防犯灯、必要なのだと思いますので、よろしくお願いします。
  幾ら無料だからといっても、利用者の登録は必要だと思います。登録ナンバーを配付し、自転車につけてもらう。とにかく夜から朝まで残っている自転車が毎日十数台あり、日中も移動しない自転車があります。多いときは20台以上ありました。電動シニアカーも連続10日間も駐車しており、自転車2台分ほど占拠してしまいました。
  また、バイク置場を自転車が占領して、バイクが外に追い出されてしまったケースもよく目にしました。使いたい人が使えない駐輪場になっているのが今の現状だと思います。先ほど言ったように登録は必要だと思います。いかがでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 無料の駐輪場のいいところというのは、簡単に置いて、そこを利用できるというふうなことだと思っております。そこに管理を厳密にすることによって、利用されている方がどういうふうな感じをされるかというふうなことも考えますと、今の時点で自転車のナンバー等、車体番号等を登録していただいて、利用者を限定していくというふうなことについては考えていないところであります。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 できれば管理の1つとして考えていただきたいと思います。
  10月に放置自転車として撤去する旨の警告文が取り付けられていましたが、駐輪場に止めている自転車が放置自転車となるか非常に問題です。ほかの自治体では駐輪場に止めてある 自転車が置き去りになっている場合は条例を定めて撤去するなどしています。移動するにはチェーンを切断しなくてはならないため器物損壊となるおそれがあるということです。
  また、町の環境保全条例では保管場所も保管料の規定もないので、どう対処するつもりなのか伺います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 まず、あの駐輪場から放置自転車として定義されたものについては、警察署と協議を進める中で、その指導に沿って、あの駐輪場から撤去をしていきたいというふうには思っております。そして、その保管場所につきましては、役場の本庁舎なり第二庁舎の適当なところで保管をさせていただくということで今の時点では考えているところでございます。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 適当なところというのはとても曖昧な答弁だったと思うんですが、撤去しても、そのものは私有物であるということで大事にしなければならないという法律がございます。このように放置自転車として移動させるには非常に難しいと思います。各自治体も扱いは慎重です。駐輪場に置きっ放しにされた自転車に困った多くの市区町村が、これは少し前のデータですが、平成25年時点で729の市区町村が自転車等駐車対策条例を制定しています。
  また、国交省も放置自転車の扱いは慎重にしています。自転車法に基づくと、駐輪場以外の公共的な場所に置かれている自転車で、その利用者が離れて直ちに移動できない状態のものを放置自転車としています。ですから、駐輪場以外とあるわけですから、ときがわ町無料自転車置場に駐輪している自転車は放置自転車とはならないということです。
  ときがわ町環境保全条例における放置車両の定義は、本体の機能を喪失するなどして投棄された車両で、公共の場所に正当な権限がなく、相当な期間にわたり置かれているものをいうとしています。当町の環境保全条例では放置自転車として位置づけることができないことになります。多くの自治体が条例等を制定し、駐車場の管理をしています。当町も条例を制定し、駐車場の管理をするべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまお話しいただいた件につきましては、これは企画財政課が管理している駅前の駐輪場だけの問題ではなくて、役場の庁舎のところにもあります駐輪場もございますし、いろんなところに駐輪場がございますので、そういう点も考慮しながら検 討をしていくというふうなことになろうかと思います。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 はっきり分からないんですが、検討していくということは、そういう駐輪場も含めて条例制定を考えていくということで理解してよろしいでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 その件に関しましては、今の私の立場としては申し上げることができません。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 それでは、町長に伺います。
  このような駐輪場に対しての条例ということは考えることができないのでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 駅前の駐輪場については、前段ちょっとお話をしますけれども、私も10月、毎日、時間は6時半頃から1時間ぐらいあそこに立って、公共交通のこともありますので、自転車の検証をしました。山中議員さんのように朝早くというのはやらなかったんですけれども、あそこに私が立って、それでお客さんを誘導すると、皆さんすごく整列よく自転車を入れていく。そうでないと結構乱雑になってしまうと。だから、やっぱりあそこに管理する人必要かなと、そういうことはすごく感じております。
  それから、法的な整備はやっぱりきちんとしておかないと、もし間違いがあったときに町も訴えられますので、そういった法律の整備は必要だと、こう考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 ありがとうございます。
  最後に利用者のマナーについてですが、自転車のラックを利用していないため、1区画8台駐車できるところに五、六台しか止められておりません。外にはみ出る自転車がとっても目立ちました。マナーを守ることを呼びかけることも必要と感じました。今後の管理はどのようにしていくのか伺います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 まず、あの駐輪場の利用に際しては、入り口のところにも心得のようなものが掲示してあるかと思うんですけれども、それを守っていただくというのが一つでありますし、答弁にもありましたように、観光協会に日々の管理についてはお願いをしてい るという中では、そこのところをもう少し密にしていきたいなというふうには思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 以上で1項目めについての質問は終わります。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、小中学生1人1台のタブレットについて。
  通告者7番、山中博子議員。
○7番 山中博子議員 小中学校1人1台のタブレットについて。
  小中学生1人1台のタブレットが配付されているが、端末の故障が相次いでいると新聞等で報道されています。
  (1)修理費が年間数百万円に上る自治体があるとのことだが、当町は何件あり、その金額は。
  (2)当町では家に持ち帰ることを許可しているのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 皆さん、おはようございます。
  それでは、山中議員ご質問の2、小中学校1人1台のタブレットについてお答えいたします。
  初めに、(1)修理費が年間数百万円に上る自治体があるとのことだが当町は何件あり、その金額はについてですが、令和3年度は4件、13万6,070円で、今年度は令和4年11月15日現在、15件、39万7,100円です。
  次に、(2)当町では家に持ち帰ることを許可しているのかについてですが、許可をしており、各学校が必要に応じて持ち帰りを実施しております。
  以上です。よろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 短い答弁ありがとうございます。とっても簡潔にしていただきました。
  それでは、質問いたします。
  端末の故障の原因は何だったのか伺います。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 申し上げます。
  令和4年度が15件、39万7,000円という状況でございますけれども、内訳は大部分になりますが、10件はOS、オペレーティングシステムですね、基本的な。これの破損ですね。いわゆるハードディスクの破損、これが主でございます。パソコンが立ち上がらないとかOSが所定どおりに動かないとか、そういうことでございます。
  それから、あと5件は、それぞれ1件ずつなんですが、キーボードの不良が1件、それから液晶破損が1件、アプリケーション使用不可1件、充電不良1件、カメラ不良1件、以上となります。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 故障の原因によっては故意的に壊した例があるのか、そして修理費を個人負担する場合もあるのか伺います。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
  故意に壊した例は今のところございません、3年度、4年度とも。個人負担についてなんですけれども、これにつきましては、タブレットパソコン利用の手引というのを中学生と、それから小学生も増えた、保護者用ですね。に配っておりまして、その中の記載でご紹介するんですけれども、「故意による破損や不注意による紛失に関しては自己負担での弁償をしていただくこともあります」という表現なんです。ですから、そういうこともあり得ますよ、自己負担もあり得ますよということですけれども、今のところはこれに相当するものはないので、全額は公費で賄う予定でございます、これから発注するものでございますので。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 1年間保証を使うということはなかったんでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
  購入時、全部で令和2年度の末、令和2年度の3月に全台数655台購入したんですけれども、その時点では保険に入るようなことはしませんでした。1年間の保証がついておったんですが、それはハード部分だけなんです、機械のハード部分だけ。ソフトについての保証はつけませんでした。保証というか保険の部分はつけると、今、1件1,000円ちょっとぐらいになりましょうか、72万円ぐらいの金額になるんですけれども、実際の故障数がまだ当時見 込めなかったものですから、取りあえずというか、毎年毎年、故障もないのに72万円払っていくのはどうかという部分もございまして、ハードのメーカー保証以外は保険的なものに入らなかったということでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 公費負担は予算を取っているのか伺います。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 申し上げます。
  令和4年度で50万円、修繕費として取っております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 壊れますと、どうしても使うタブレットがなくなってしまうということで、壊れたときの予備のタブレットは何台くらいあるのか伺います。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 申し上げます。
  655台購入したわけですけれども、令和4年度の4月1日時点での児童・生徒数が589名でございます。その差が66台でございます。この66台につきまして、小学校であれば担任の先生ですとか中学では教員が使っており、さらに余っている部分はそれは予備機という形になります。
  以上です。
○7番 山中博子議員 台数は。
○宮寺 進教育総務課長 それが66台なんですが、各校別に申し上げたほうがよろしいですか。
○7番 山中博子議員 はい。
○宮寺 進教育総務課長 この台数について教員も使っているかと思いますけれども、一応各校分、申し上げます。
  明覚小学校8台、それから萩小が8台、それから玉川小学校が18台、それから都幾中17台、玉中15台となっております。玉小が他の小学校に比べて多いんですけれども、これは買ったときの児童数が多かったので、現時点ではこの差が大きくなっています。他校のタブレットが不調だった場合はここから持っていこうと、ここから回そうということで考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 余っていると言ったらちょっとおかしいんですけれども、この生徒・児童数よりも余っている台数というのは、これは先生が使ったりしているわけですか。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 今、予備機というお話の中で申し上げましたけれども、基本的にはまず先生が使い、なおかつ余った分が予備機ということで補足的に説明させていただきます。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 先ほど少しだけ出たんですが、今は壊れる、その修理費を出すのが大変な自治体が多いと聞いています。端末事故をカバーする保険も登場したと聞いています。町はそういうものに加入するのかということを聞きたかったんですが、先ほど年間72万。私が調べたところでは1,100円ぐらい、1台につきかかると言っていました。そういう保険には入らないで、今までどおり故障とかは予算の中でやっていくと。
  ただ、11月現在で約40万ですよね。ということは、まだ12、1、2、3と、ここのところでまた故障、落とすと言っても過言ではないと思うんですが、何か出た場合に予算オーバーするということは考えられないんですか。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 当初購入したとき、実際これが、いつ頃、どのくらいのパーセンテージで故障率になってくるのか、それがちょっと分からない部分もありました。先日、新聞でも、多分山中議員がご覧になったのと同じ新聞かもしれませんけれども、自治体の修理費が大きな額になっているということで新聞記事ありましたけれども、購入台数と修理台数で今ちょうどやっぱり2.3%ぐらいで同じものなんですね。このくらいの数字で、また年数を追っていくと、この故障率、増えていくかと思うんです。
  しかし、現時点で一応50万円の予算の中に、まだ年度半分近くありますから、これにつきましては、何か予算の流用か、もしくは場合によっては補正か何らかのことであった場合は、故障があった場合は対応してまいりたいんですけれども、現時点ではまだ保険に入ることを踏み切るまでの心証に至っていないというか、考えは今のところないという状況です。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 最後にお伺いします。
  5年後にはタブレットの更新が必要だと思いますが、その費用について文部科学省はまだ何も決まっていないとしています。町は更新時、どう考えているのか伺います。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  全国の自治体ともなんですけれども、まさに文科省がどんな考え方を出してくるのか、今、全国の自治体が見守っているところでございます。我々もこれを見守った上でまた対応は検討して、文部省の見解が出た上で財政当局等とも対応は検討してまいりたいと。今、申し上げられるのはそのあたりかなというふうに思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 これで2項目めの質問を終わります。
○小島利枝議長 続いて、質問事項3、電気バスの運行状況は。
  通告者7番、山中博子議員。
○7番 山中博子議員 電気バスの運行状況は。
  令和4年7月に電気バスの出発式を行い、その運行を町の広報に掲載しました。11月中旬になっても町で購入した5台の電気バスだけで全ての路線を走っていません。
  (1)電気バスの運行が遅れているのはなぜか。
  (2)現在、電気バスとイーグルバス所有のバスが走っているが、いつから全路線を電気バスが走るのか伺います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の3、電気バスの運行状況はにお答えいたします。
  最初に、(1)電気バスの運行が遅れているのはなぜかですが、原因といたしましては、イーグルバスときがわ営業所の運転士11人に対し指導者1人で順番に教習を実施しており、さらに運転士不足の中で通常運行をしながらの教習となり、1人につき2週間程度の時間を要したためとのことです。教習において主に時間を要した項目については、アクセルワークとブレーキ操作とのことです。
  また、車両につきましても教習と兼ねて順次納車されてくるEVバスを運行し、不備が見つかれば改修を行い、安全に営業運行ができるよう調整をすることにもかなりの時間を要したと伺っております。
  このように運転士とともにEVバスが安全にお客様を目的地までご案内できるよう慎重に慎重を重ねたことが運行開始が11月までかかったしまった原因と考えております。
  続きまして、(2)現在、電気バスとイーグルバス所有のバスが走っているが、いつから全路線を電気バスが走るのかについてですが、7月1日にせせらぎバスセンターにおいてテープカットを実施し、1台目が運行を開始しました。その後、11月4日に5台目が運賃箱等の載せ替えが終了し、運行をしております。
  しかし、山中議員ご指摘のとおり、5台のEVバスが運行しておりますが、一度に町内の全路線を運行できていない状況となっております。その原因といたしましては、既存のディーゼルバスが通常の営業運行をしながら運賃箱等を順次載せ替える必要があったためとのことです。また、先ほどの回答と重複いたしますが、運賃箱等の載せ替えが終わったEVバスを教習と兼ねて運行し、不備があれば改修を行い、安全に営業運行ができるよう調整することに時間を要したためです。
  今後は、4台のEVバスがせせらぎバスセンターを出発する光景が見られると思いますが、予備車両であるイーグルバス所有のディーゼルバスを有事の際に運行するためだけに飾っておくわけにはいかないとのことで、時間帯によってはEVバスとディーゼルバスが混在する場面もあるかと思います。
  ときがわ町の基幹交通としてEVバスが町民の方や町を訪れる方を安全に目的地までご案内することを第一に、イーグルバスと協力してまいりたいと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 答弁の中で幾つか伺います。
  まず、11人に対し指導者1人で順番に教習を実施していて運行が遅れたとのことです。9月議会のときまでは運賃箱を載せ替えるのが手間取っている、その1つでずっと言い通してこられたと思いますが、ここで教習にかかったということで、1人につき2週間、私も掛け算ができるので、1人に2週間で11人だったら22週間、どんなにかかっているんでしょうか。ここのところがどうも私には合点がいかないところです。
  それから、順次納車とありますが、瀬戸のバス車庫のほうには止まっておりました。それから、不備が見つかれば、これ新車なんじゃないんですか。新車なのになぜ不備があるのか。幾つかの点で幾つも質問、1人1回に1点ということなんですが、答弁の中ではそのようなことがあったので、順次説明をしていただきたいと思います。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
  まず最初に、11人に対し2週間程度指導がかかった、1人当たりですね。1人当たり2週間程度かかったというふうなことの、そこを疑問に思われているということですけれども、この11人で通常の路線を回している中で指導をしなければいけない。そのうち、指導者はほかに1人しかいない。指導ができるのは1人に対して1人しかできないもんですから、それていけば2週間かかればやっと1人が指導が終わる。次にまた指導に移っていくというやり方しかできないというのはご理解いただけるのかなというふうには思います。
  2点目といたしまして、車両が瀬戸の営業所に納車されていて、それで新車じゃないのかというふうなお話でございますけれども、新車で納車をされた後に、以前からご説明をしておりますように、運賃箱等を、今、走っていたディーゼルのバスから移し替えなきゃいけなというふうな作業、工事といってもいいと思うんですけれども、そうしたものが発生しているため、瀬戸の営業所にバスはあるのに運行できないというふうな状況が続いたということも一つございます。
  なぜ新車なのに故障があるのだというふうなお話でございますけれども、その運賃箱を載せ替えて、それで初めて営業運行ができる状態になるわけなんですけれども、その中で営業運行までいかないまでも試走といいますか、試しにやはり研修も兼ねて運行したわけですけれども、そのときに様々な不具合が生じる場合がございます。それをやはりまた修理しなければいけないというふうな、これは車両の不具合ではなくて、それぞれいろんな機器の不具合になりますんで、そこを修理しなければいけないというふうなことが発生したことから、時間が長くかかってしまったということでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 長引いた理由、いろいろと考えられるのは大変だと思いますが、電気バス5台を約1億7,000万円で購入し、ローテーションを組んで運行するとのことだったが、運行している電気バスのナンバープレートを見ると1809、1810、1812、1815の4台が交互に走っています。しかも、1日に運行している電気バスは1台から2台で、残りはイーグルバス所有のバスが走っている状態です。
  運転指導に2週間かかったというお話ですが、私も電気バスに乗りました。そして、運転手の方にお聞きして、普通のバスとこの電気バスはどう違うんですか、何か難しいところが あるんですかって聞きました。運転手の方は何もありません、今までのバスと何も変わりません、かえって、このバスのほうが楽ですよという答えをいただいております。
  ちなみに昨日は1810のナンバーの電気バスが1台のみで、残り3台は全てイーグルバス所有のバス、743、1008、1483が走っていました。5台目の電気バスは一度も路線を走っているのを見たことがありません。答弁では走っているというお話ですが、見ておりません。
  ナンバープレート1816だと思いますが、先日27日の日曜日にときがわ町所有の旧バスが1台走っていたのを確認しました。まだ料金箱の移し替えが終わっていないのではと思いますが、本当に終わっていないんでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのお話の中でありました、問題となっているナンバー1816の車なんですけれども、こちらにつきましては、11月4日に納車をされているという確認をしております。ただ、その車両を使っての路上教習を行っている途中で器具に不具合が発見されたため今、その修理中だということでございます。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 それでは、全部の運行バスが電気バスに替わればガソリン代が要らなくなると思いますが、今のガソリン代はどこが負担するのでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 それにつきましては、イーグルバスのほうで取りあえず払っておいていただいて、補助金の申請の中で精算をしていくということになります。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 結局、町が負担するということですよね。本来ならば町で負担するのは電気代だけですよね。それがガソリン代も負担しなければならないという状況に私はちょっと疑問を感じます。また、路線バスは3か月ごとに点検があるんです。そして、12か月、それダブるかもしれない、ああ、ダブらない。12か月ごとにはさらに100項目近くの細かい点検があると聞きました。今、ときがわ町を運行しているイーグルバスの点検費用はどこが負担するんでしょうか。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 町長の答弁の中にもありましたように、今回の5台のバスだけで予備車が必要なくなるかということですと、予備車も必要になってくるということで、その辺の経費につきましても、町も負担をしていくというふうなことになろうかと思います。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 最後に町長に伺います。
  7月の出発式からしばらくの間はナンバープレート1815の電気バスを時たま見かけるようになりました。それは毎日ではありませんでした。なぜ全部走らないのかと聞けば、料金箱の移し替えに手間取っている、とにかく9月議会でもそのようにおっしゃっていました。
  今回の答弁では教習にかかっている。ですが、運転手さんからの話ではフル充電するには電力が足りない、電気設備は整っていないとの声も直接聞きました。いつになったら本当のことが聞けるのか、町長に伺います。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私もたまになんですが、電気バスへ乗ったりして運転手さんの話も聞きます。しかしながら、運転手さんの話が100%であるとは思わないですね。私も、運転手さんが私を町長だと思っていないんで、普通のお客さんだと思いますので、あまりデメリット的なことは言わないで、非常に乗り心地がいいとかそういう話が多くて。
  ただ、皆さん言うには、車が中国製なので、いろいろと使い勝手が悪いと。今までの車両と比べて入り口、出口のところが少しスペースが違うんで、そこ注意しないとお客様がけがをしたりなんかするから、そこは注意するようだねとか、そういうふうな細かいところも聞いておりますが、それがだから、全部完全な形で5台がスタンバイをして運行するのがいつになるのか私も楽しみにしているんですが、なかなかその辺がスムーズにいかないというのが非常に歯がゆく思っておりますので、私も企画財政課のほうに言うんですが、やっぱり現場もしっかりつかまえて、イーグルバスのほうにも言うことは言うと。そのように企財のほうにも指導をしておき、また私も、山中議員と同じようにバスに乗って生の声を聞いて、また担当課のほうにつなげていきたいと、こう思っております。
  5台のバスがなかなか全て路線バスとして配車ができないというのは本当に私も心苦しく思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 以上で私の一般質問は終わります。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を10時40分といたします。
                                (午前10時26分)
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○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時40分)
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          ◇ 神 山   俊 議員
○小島利枝議長 発言順位6番、質問事項1、行政文書の電子的管理を−デジタル保存−。
  通告者4番、神山俊議員。
○4番 神山 俊議員 議席番号4番、神山です。
  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、5項目について一般質問をします。
  質問事項1、行政文書の電子的管理を−デジタル保存−。
  行政文書の電子的管理は、予算が必要となったとしても積極的に推進するべきではないか。紙媒体では業務の効率や保管の維持管理など課題が多い(ただ、法令等の定めにより紙媒体での作成・保存が義務づけられている場合や、電子的管理によってかえって業務が非効率になる場合は除外)。町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の1、行政文書の電子的管理を−デジタル保存−についてお答えいたします。
  国では、平成31年3月25日に行政文書の電子的管理についての基本的な方針を閣議決定しました。この方針は、行政文書の作成から保存、廃棄・移管までを一括して電子的に管理するというもので、2026年度をめどに完全な電子化を目指すとしています。
  一方、地方公共団体において、都道府県クラスでは、行政文書の管理について電子的管理に移行するための見直しが行われている段階であり、システム改修費用等も考慮しながら慎重に検討、検証を進めているものと思われます。
  行政文書の電子的管理は将来的には必要と考えていますが、都道府県クラスでも検討段階であり、町が導入するに際してもガイドラインの作成が必要なこと、システム改修費用が見込まれることから国・県、他市町村の動向を見ながら慎重に検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 休憩いたします。
                                (午前10時43分)
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○小島利枝議長 再開いたします。
                                (午前10時44分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 まず、宮寺総務課長、お帰りなさいということで、大変病み上がりですので気難しい質問は抜きにいたしまして、心穏やかにお待ちいただいて、前向きな答弁をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
  質問ですが、行政文書の廃棄処分は誰がどのように行っているのでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 昨日は欠席をしまして、大変申し訳ございませんでした。自宅でもこのデジタル技術を活用していろいろ事前準備をしようと思ったんですが、いずれにしても今の文書の管理、あるいは決裁文書等がまだ紙媒体で流れておりますので、やはり在宅での勤務はなかなか難しいなということを痛感しながら、この答弁書を読ませていただいたというふうなことでございます。
  この文書の管理につきましては、ときがわ町文書管理規定に基づきまして保存年限がそれぞれ定められております。年度末になりますと職員が全部ファイリングのキャビネットの中の文書を現年保存、それから1年保存、3年、5年、10年、永年というふうに仕分をしまして、書庫に持っていくもの、それから即廃棄するもの、それぞれルールに基づいて手続を踏んでおります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 行政文書の電子的管理の事業は、答弁にもありましたけれども、国は2026年度をめどに完全な電子化を目指すと閣議決定されておりますが、見方を変えれば、なかなか喫緊の課題とも言えないのかもしれません。また、取組自体も地味で、効果や評価が見えにくい部分もありますが、私は今後、加速するデジタル社会を考えれば重要な事業だと思っております。
  今は保管場所が確保できていたり、事業に予算がかかるからなど後回しにされがちな事業でありますが、将来を見据えて国・県、他市町村に先駆けて積極的に取り組んでほしいと思 っております。
  これで質問事項1の質問を終了いたします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、旧社会福祉協議会事務所等を解体し駐車場に。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項2、旧社会福祉協議会事務所等を解体し駐輪場に。
  旧社会福祉協議会事務所を解体し駐車場にして、現在の役場第二庁舎の駐車場と一体となれば来庁者の駐車がしやすくなる。また、一ト市地域事務所も同様に駐車場になれば、観光に生かせるのではないか。町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の2、旧社会福祉協議会事務所等を解体し駐車場にについてお答えします。
  旧社会福祉協議会事務所は現在、1階は庁用車の車庫、2階は書庫や倉庫として使用しており、ときがわ町公共施設個別施設計画においては、大規模改修や建て替え等により建物性能を高めるとともに、建物規模を適正化するとされております。
  また、旧社会福祉協議会事務所の南方にある旧小川消防署都幾川分署につきましては、現在、庁用車の車庫及び書庫として使用しており、同計画では規模縮小の上、建て替え予定とされており、今後、解体を行ってまいります。
  旧社会福祉協議会事務所は、旧小川消防署都幾川分署内に保管されている書類等の移設先と考えているため、旧社会福祉協議会事務所を解体し、全てを来庁者の駐車場にすることは難しいと考えておりますが、今後、旧社会福祉協議会事務所等の一体的な整備計画を作成してまいります。
  次に、一ト市地域事務所も同様に駐車場になれば、観光に生かせるのではないかについてですが、現在、一ト市地域事務所は倉庫及び地元の会議室として利用しており、同計画では廃止の検討とされております。一ト市地域事務所につきましては今後、地元と慎重に協議を重ね、解体も含めて検討してまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中では、やはり旧社会福祉協議会事務所、また一ト市地域事務所も含めて、かなり当町は書庫や倉庫が多く必要となっているのではないでしょうか。本当 に必要なのでしょうか。1の質問にもありましたけれども、やは少し見直しが必要ではないのでしょうか。書庫や倉庫では町民にとってあまり有益ではないと私は考えております。また、観光に対してもあまり効果が、あまりというか全く効果がないのではないかなと思っております。そのような中で、ぜひとも駐車場等にしていただいて、町民の利便性や観光に生かす前向きな考えを持っていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、お答えをいたします。
  確かにときがわ町の場合には旧都幾川村、それから旧玉川村、2つの町が合併して1つになったというふうなこと、歴史的経過がございますので、物をしまっておく倉庫、あるいは書庫というものもそれぞれの庁舎に付随してございます。そういった関係で書類だとか物の管理を一元的に1つの場所で管理ができていない状況にありまして、神山議員ご指摘のとおり、若干その部分の狭いだとかやりにくいだとか、もっと集約して一括的に管理できれば人も時間も少なくても済むんではないかというご指摘は確かに言えると思います。
  今のところ、やはり庁舎が2つあって、それぞれに物をしまっておくところがあると。今あるものを有効活用しながらやっていきたいというふうには考えております。
  今後もそういった集約的に1つの倉庫を、あるいは書庫をつくるチャンスがございましたら、検討していきたいというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 やはり各いろいろなところに倉庫、書庫で利用していると思うんですけれども、やはり課長が言うように職員の配置であったり、また維持管理というのは大変難しくなってくるのかなと思っております。また、町としても公共施設を減らしていこうという大きな方針があると思います。その方針にのっとっていけば、やはり削減する方向も考えていかなければいけないのではないかなと。空いているから、じゃ倉庫にしよう、書庫にしよう、そういう考えではなく、1か所にまとめて、効率だったり、また町の方針である公共施設を減らしていこうというものに向かっていくべきではないのかなと思っております。
  なぜ駐車場かといえば、駐車場のよさは、駐車スペースを確保できることはもちろん、イベントスペースや災害時の野外スペースの確保など多様な活用ができることが期待できるからです。ぜひ、町民の利便性向上や観光に生かせる駐車場にするという選択肢もこれから考えていただいて、前向きに捉えていただければなと思っております。
  これで、質問事項2の質問を終了します。
○小島利枝議長 続いて、質問事項3、ウォーキングやラジオ体操の推進を。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項3、ウォーキングやラジオ体操の推進を。
  ウォーキングやラジオ体操は比較的簡単に始められる。また老若男女問わずできることが魅力である。健康増進だけではなく、防犯やコミュニティ維持など副次的効果も期待でき、費用対効果は高いのではないか。しっかり予算をつけて推進すべきだと考える。町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の3、ウォーキングやラジオ体操の推進をについてお答えいたします。
  ウォーキングやラジオ体操は、季節、天候、場所、時間にかかわらず、屋内外を問わず行うことができます。最近では、ラジオ体操の動画配信やスマートフォンのラジオ体操アプリなどもあり、これらを活用することで手軽に健康づくりが実践できます。
  ラジオ体操は第1と第2を合わせて約6分間の運動の中に柔軟運動、跳躍運動、上下肢を大きく動かす全身運動など体操として重要な要素が全て盛り込まれているので、短時間で有酸素運動と筋肉を伸ばすストレッチ効果が併せて期待できる効果的な体操だと言われています。
  しかし、ラジオ体操のエネルギー消費量は20から25キロカロリーと、決して多いとは言えないため、ウォーキングなどと併せて行うことでエネルギーのさらなる消費が図られるとともに、これらの運動を継続することにより生活習慣病、転倒及び腰痛予防やストレスの低減など様々な効果が期待できるものと考えております。
  現在、町では町民体育祭の中止を契機にコロナ禍でもできる健康づくり、コミュニティづくり、観光振興策としてウォーキングチャレンジ事業を始めたところ、多くの住民の方から参加いただいております。
  また、社会福祉協議会では、令和3年度から公民館や集会所などにおいて地域住民の誰もが気軽に参加できるごきげん体操やラジオ体操第2プロジェクトを実施しており、健康増進はもちろんですが、世代を超えた地域住民の交流の場の形成にも寄与しております。
  今後、ウォーキングやラジオ体操に取り組まれている方々に対し、定期的に記録表の配付 やインボディ測定会を行うとともに、地域間及び世代間交流の場の拡大を図ってまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 当町は、これから人口減少、高齢化、医療費増大が見込まれております。そのような状況下で集団、グループで行う健康増進などを目的とした活動は厳しくなるのではないでしょうか。
  そこで、今後は個人で行えるウォーキングやラジオ体操などが大変有効になってくるのではないかと考えております。いかがでしょうか。
○小島利枝議長 式守町民課長。
○式守康子町民課長 では、お答えいたします。
  現在、ときがわ町保健センターにおきましては、ときがわ町健康増進食育推進計画というものにのっとりまして事業を行っているところでございます。
  主に3つの柱になっておりまして、歩く、食べる、しゃべるという柱立てをして事業を行っております。ただ、保健センターだけで全てを賄うということはとても厳しくて、各課、生涯学習課ですとか、あとは社協ですとかというところと横断的に取り組んで事業を行っているところでございます。
  保健センターの事業に関しましては、どちらかというと歩くことが苦手な方という方もいらっしゃいますので、個別の事業展開にシフトしていくのではないかなと思っているところではあります。そういったところに来年度以降は予算を入れまして、充実させていきたいと思っている次第であります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ウォーキングに関しては、最近、埼玉県から表彰されていると思います。また、かなり積極的にいろいろな工夫をなされて、好評を得ているのではないかなと思っております。私自身も高く評価しております。
  そのような中で、やはりもう少し予算をつけて、もっとさらに前進すべき事業ではないのかなと思っております。もちろん健康づくりもありますけれども、私の質問の中にありましたけれども、副次的効果として防犯にも役立ったりとかいたします。今はスタンプラリーとか判こを押すという取組はなされているわけですけれども、例えばですけれども、1か月、15日歩きましたと。なかなか今、物をあげるというのは厳しいのかなとなると、1つは、や っぱり商品券、500円の商品券とかそういうのはやはり消費として魅力的なのかな。でも確かに予算もかかる。続けてほしいということで、私としては抽せん券がいいのかなと。定期的にやった人は抽せん券をやって、年末のカラオケ大会のときに渡邉町長がダーツでも抽せんでもしていただいて、1等の人はときがわ産の米1俵あげるとか、2位の人は副議長のサインをもらうとか、いろいろアイデアはあると思うんですけれども、そのような形で……。
          (発言する者あり)
○4番 神山 俊議員 要らないかどうかはちょっとあれですけれども、そのような形で少し長期的に取り組んでいただいて、最後、そういうお楽しみ会じゃないですけれどもやっていただいて、それにはもちろん予算がかかりますので、そういう取組もアイデアの1つではないのかなと思っております。いろいろなアイデアはあると思うんですけれども、そういう部分ではそういう予算づけをして積極的に進めていただきたいなと思っております。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 ウォーキング事業、高く評価していただいているということで、大変ありがとうございます。
  今いただいたアイデアなんですが、神山議員、ご存じかなとは思っていたんですけれども、実際今年やっております。毎日ウォークということで、毎月毎月歩数を記録する用紙を全戸配布させていただき、その裏に保健センターの保健師によるいろんなウォーキングやら健康指導への情報なども載せたものが毎月配られております。これ、毎月記録して、それを活き生き活動センター、もしくはせせらぎホールのほうに提出いただくと、スタンプカードに1つスタンプをさせていただいております。このスタンプが6つ以上そろった方につきましては、最終的にそこから抽せんをして、ふるさと納税お礼の品の中から選ばせていただいた9商品が20名の方に当たるというような事業で5月から取組させていただいております。
  これにつきましては、毎月大体300人弱の方がその用紙を提出していただいて、スタンプ集めを一生懸命頑張ってもらっているところで、これから最後の記録用紙が全戸配布をされる予定で、その裏面には応募、抽せん方法と、このような商品が当たりますよというのが記載されたものが配られる予定でございますので、ご期待いただければというふうに思っております。
  多少記録の用紙の提出が遅れた方でも持ってきていただければ、それは受付はできると思いますので、神山議員からも多くの方にぜひ提出しなよとお声をかけていただけるとありがたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 そのふるさと納税から、それも1つありなんですけれども、もう少し町民がわくわくするようなものもいいのではないかなという私は提案なんですよね。もう少し年末ジャンボじゃないですけれども、夢が持てるような、膨らむようなのもいいのではないかなと。もちろん十分それでもいいんですけれども。そういう中でそういう健康づくりもそうだし、町民としても少し年末わくわくどきどきするようなというのもこれから必要になってくるというか、そういう部分も大切になってくるのではないかなと私はそう思っております。ぜひ続けていただいて、改善改善をしていただいて、町民が、健康づくりが主ですけれども、それプラスアルファ少しわくわくどきどきできるような取組をしていただければなと思っております。
  そして、ラジオ体操なんですけれども、各地域少しずつやっておると思います。私もこの夏2件問合せがありまして、某豆腐屋さんでラジオ体操はやるんかいということで、朝、豆乳ですか、終わった後に豆乳が飲める。行きたいんだけれどもと言われたんですけれども、今年はやらないんじゃないでしょうかねということで、2件ともそういう回答をしたんですけれども、物でつるのがどうかというのはあるんですけれども、多少そういう地域や団体に対して、15日間ラジオ体操をやって、夏休みとかやったら、少しお菓子やおいしい牛乳を最後にあげるとか、ジュースをあげるとか、少しそういう楽しみですかね、そういう部分も各地域の団体に任せて、少し予算づけもしてあげて、参加者が楽しみながら来られるような環境をつくっていけば、ラジオ体操ってやっぱり子供が行けば、その親もついてくるわけですよ。おじいちゃん、おばあちゃんが主としてやっていると思うんですけれども、その中でやはりコミュニケーションが図られる。コミュニティの維持にもつながると私は思っているんですね。そういう部分では少しそういう台紙を作ってあげて、ちょっとキャラクターのシールを1回やったら貼ってあげるとか、そうすると結構子供も喜ぶわけですよ。そういう少し地域・団体に予算をつけて、考えていただいて、その地域で盛り上がっていただくような取組もしていただきたいなと。それは最終的には健康維持、そして、次には、コミュニティの維持等の費用対効果としてはあるのではないかなと私はそう思っているんですね。いかがでしょうか。
○小島利枝議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 ただいまの質問についてお答えさせていただきます。
  いい機会をいただきましたので、ラジオ体操第2プロジェクトという事業について案内をさせていただきたいと思います。
  まず、この事業は、町長からリクエストをいただいて、町が社会福祉協議会に委託しております生活支援コーディネーター事業において実施しているものでございます。
  まず、3月に活き生き活動センターをベースとしまして、ラジオ体操第2を開始しました。現在月曜日、水曜日、金曜日、週3回ということで実施しておりまして、おおよそ十四、五人の方が参加していただいております。おおむね高齢者の方でございます。朝8時半に実施しているという状態です。この体操が終わりましたら、インボディの測定をしていただいたりですとか、9月からは、活き生きクラスということで、季節のちょっとした楽しいことを企画して、お月見だんご作りを行いました。また、準備は材料のみで、作り方はお互いに教え合ったり、先輩の……
○小島利枝議長 山ア課長、端的にお願いしていいですか。ちょっと時間の都合がありますので、申し訳ございません。
○山ア俊樹福祉課長 いずれにしましても、今いろんな箇所で会場を増やしながら行っている状況ですので、こういったこともぜひご理解いただきたいと思います。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ありがとうございます。各これからどんどん広げてほしいんですよ。その中でしっかり予算をつけて各団体で少し自由に活動をさせてあげてほしいなというのが、主の目的でございます。
  これで質問事項3の質問を終了いたします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項4、小学生、単身高齢者に見守りペンダント(緊急通報サービス)を。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項4、小学生、単身高齢者に見守りペンダント(緊急通報サービス)を。
  これから少子化が進行すれば、児童が登下校時に1人になる場合があり、防犯上、大変危惧している。また、単身高齢者が増加する中で、緊急時の対応も考えなくてはいけない。そのような状況下で、民間が提供している緊急通報ができるペンダントを活用すべきと考える。
  町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の小学生、単身高齢者に見守りペンダント(緊急通報サービス)をについてお答えいたします。
  小学生の見守りにおいて、現在、町立小学校では、見守りペンダントによる緊急通報サービスを使用している小学校はありませんが、防犯というところでは、埼玉県トラック協会から毎年新入生分を寄贈いただく防犯ブザーを入学時に配付し、ランドセルに装着するなどしております。緊急通報サービスにつきましては、今後研究してまいりたいと考えております。
  単身高齢者への見守りサービスについては、ときがわ町社会福祉協議会において65歳以上の独り暮らし高齢者を対象にした緊急通報システム事業を、徘回行動のある65歳以上の在宅高齢者に対しては機器の貸出しを行う徘回高齢者等探索システム事業を行っております。
  また当町でも令和3年度より徘回により行方不明となってしまった高齢者を早期発見することを目的にした徘回高齢者見守りシール交付事業を行っております。
  引き続き高齢者が安心して暮らせるよう努めるとともに、高齢者における緊急通報サービスにつきましては、今後も研究を重ねてまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 この件ですけれども、何にするにしろ予算がかかるわけです。そのことを考えると、いつも企画財政課長の顔が思い浮かぶわけですけれども、まず、私は、対象者は小学生1年から3年生、単身高齢者は認知症を問わず単身高齢者75歳以上を対象とし、その中で希望者のみと考えております。そうすれば、財政上の負担はかなり抑えられるのではないかと考えております。
  小学生においては、下校時など、これから1人になる機会が多くなると予測されております。小学1年から3年生においては、やはりまだ何かあったときの対処が難しいと私は思っております。確かに防犯ブザーが配付されておりますけれども、防犯ブザーがいざ鳴ったところで、周りの方が対応できるのか、実際。私は、かなり難しいのではないかな。まず、近くにそういう大人が今現状いない。コロナ禍問わず、なかなか外にいないというのもあります。また少し音が鳴ったぐらいで、じゃ、心配して家から出ていくかということを考えると、なかなか現実問題難しいのではないかなと思っております。
  また、単身高齢者においても、確かに部屋の中では緊急通報サービスの貸出しがあると答弁もありますけれども、やはり日中、野外で活動している、畑に行っている、山に行ってい る単身の方に対して、何かあったときに対処する方策を考えるべきではないのかなと思っております。一番は自助だと思います。自分で何とかする、携帯を持つ、こういうのを用意する、また家族が用意をする、準備をする。次は共助ということで、地域の方が見守る。3番に公助としてこのようなところは当てはまるのかなと思うんですけれども、大半は自助で賄えると思うんですよ。ただ、今、共助の部分は弱くなっております。地域力も低下している。やはりすり抜けてしまうんですね。自助の網をすり抜ける、共助の網をすり抜ける方が必ず今後出てくると思います。それを受け止めるのは、やはり行政、公助の部分ではないのかなと。確かに予算はかかります。しかしながら、そのこぼれ落ちた人を守っていくという町の姿勢も私は必要ではないのかなと思っております。
  渡邉町長、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 最初に、小学生の問題なんですけれども、私もここ何年か小学生の送りのほうだけやっておりますが、送りは、朝行くときは、班長さん、それからスクールガードリーダーの方がいて、割と安全に登校しているんですが、帰りですよ。帰りが学童があるでしょう。学童で親御さんが迎えに来る子たちはいいんですけれども、学童に入っていない子供たち、学校によれば、学童に入っていない子供たちのほうが少なかったです。それが三々五々下校するわけで。それで、お友達と行ければいいんだけれども、1人になってから帰る時間が長い。私は、ここ、非常に危険だと思っております。教育委員会にもいろいろ言っているんですが、なかなか進まない。
  本当に今回の神山議員のご提案は、私はすばらしいと思っております。そこができればいいんですけれども、スクールガードリーダーをもう少し増やしてくださいよ。それから、こども110番の家を充実させてください。それから、先生と子供で、こども110番の家にご挨拶に行ってくださいよ。年に1回じゃなくて学期ごとに。そうすれば、コミュニケーション取れるじゃないですかと。それがなかなかしてもらえないんで、私は議員の立場で今、言っておりますけれども。私も積極的にその辺は働きかけていきたいと思います。
  高齢者もそうです。高齢者を私も3人ほど確保したことがあります。あるところでは、行って、私はどこなんだろう、どこ行ったらいいんだろう。そしたら、ちょうど服に住所と電話番号が書いてありましたんで、そこへ連絡したり、それからいろんな人に聞いて、ご自宅まで届けたりとありまして、これは75歳というんではなくて、結構若くしてもいますね。いますんで、この認知症というのは、自分が自覚がなくて症状が出てきますので、私も非常に 危惧しているところでございますので、神山議員のご提案を各課のほうへ持ち帰って検討させようと思っておりますので、よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 では、私は、町長の立場で言わせていただきますけれども、教育委員会はよくやっておりますので、全くやっていないということではなく、よくやっておられます。教育長も歩いていたりとかしておりますので、そこはもう高く評価しておりますので、これからも頑張っていただきたいと思っておりますので。
  副次的効果ですけれども、見守り隊や民生委員の負担軽減にもつながると思うんですよ。そういう部分も含めて、総合的に判断していただいて、子供や高齢者の身の安全を守る、最後は行政が守るという部分を強く示していっていただければ、安心・安全なまちとして今後生かせるのではないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  これで質問事項4の質問を終了します。
○小島利枝議長 続いて、質問事項5、ときがわ町定員適正化計画の見直しについて。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項5、ときがわ町定員適正化計画の見直しについて。
  ときがわ町定員適正化計画(平成31年度から平成35年度)がある。検証し、抜本的な見直しを行うべきと考えるが、下記の5点について町の考えを伺う。
  (1)類似団体別職員数と定員回帰指標の超過率は。(令和3年度決算より)
  (2)年度別職員数の目標があるが、進捗状況は。
  (3)保健師等(待遇改善も含め)の増員を検討するべきではないか。
  (4)今後、会計年度任用職員も定員適正化計画に入れるべきではないか。
  (5)計画は、来年に最終年度を迎えるわけだが、総括や次期計画策定は行うのか。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の5、ときがわ町定員適正化計画の見直しについてにお答えいたします。
  定員適正化計画は、これまでの定員管理の実績や今後の行政需要の動向等を勘案し、定員管理の在り方について定める計画であり、ときがわ町につきましては、現在平成31年度から令和5年度の計画となっております。
  まず、ご質問の(1)類似団体別職員数と定員回帰指標の超過率はについて申し上げます。
  類似団体職員数とは、人口及び産業構造により町村が15類型に分類され、その類型ごとに人口1万人当たりの職員数が算出されるもので、定員回帰指標とは、人口・面積により平均的な職員数が表わされている指標となります。令和3年度一般行政部門職員数93人に対し、類似団体職員数は96人で、超過率はマイナス3.2%となっております。また、定員回帰指標は95人で、超過率2.1%となっております。
  次に、(2)年度別職員数の目標があるが、進捗状況はについてですが、令和4年度の定員適正化計画の職員数は118人で、令和4年4月1日時点の在籍職員数125人から育児休業3名、病気休職2名、派遣2名を除いて118名となっております。
  次に、(3)保健師等(待遇改善を含め)の増員を検討すべきではないかについてですが、新型コロナウイルス感染症対策などのように新たな業務が生じた場合は、適宜職員を増員していきたいと考えております。
  次に、(4)今後、会計年度任用職員も定員適正化計画に入れるべきではないかについてですが、会計年度任用職員は、総務省によると、会計年度任用の職は、1会計年度ごとにその職の必要性が吟味される「新たに設置された職」と位置付けられるべきもの」とされており、中長期に職員数を管理する定員適正化計画にはなじまないと考えております。
  次に、(5)計画は、来年に最終年度を迎えるわけだが、総括や次期計画策定を行うのかについてですが、最終年度となる令和5年度に次期計画の策定を行ってまいります。総括につきましては、その際に実施してまいります。
  よろしくお願いします。
  一部ちょっと答弁を飛ばしてしまいまして、訂正させていただきます。
  2ページの上から3行目です。
  定員回帰指標は95人で超過率がマイナス2.1%。訂正させていただきます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ここに計画があるんですけれども、その中では、平成29年度では、当町の職員数は、類似団体別職員数で比較すると、超過率はゼロ%、また定員回帰指標によると超過率はマイナス2.1%となっております。
  答弁の中にもありました。令和3年度においては、類似団体職員数の超過率はマイナス3.2%、定員回帰指標の超過率はマイナス2.1%でよろしいのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お答えいたします。
  神山議員ただいま読み上げていただいたとおりの値でございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 (2)ですけれども、答弁の中にもありましたけれども、目標では、令和5年度は118人と目標値を設定しております。くしくも令和4年度も同様に118人と目標設定しております。答弁の中には、令和4年度の定員適正化計画の職員数は118人で、令和4年4月1日の時点の在籍職員数は125人から育児休業3名、病気休職2名、派遣2名を除いて118人となっておりますと答弁ありました。これは奇跡的に目標と重なったのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 奇跡的という表現を使われましたが、それに近い数字なんだと思います。皆さん社会状況が変化しまして、いわゆる病気で職場を離れる人間が、かつてよりかなり増えているというのが、この場でも議論になっているところでございます。それに加えて、産休・育休、特に育休の期間を女性職員が長く取る時代になっております。以前は半年だとか1年足らずで職場復帰できたものが、現在職場環境が民間・行政問わず変化がありまして、物の考え方も違っております。皆さん2年前後は取る方が標準になってまいりました。今後男性も育休の取得が奨励されてきますので、さらに一時的に職場を年単位で離れる職員が増えてくるというような状況が予測されます。定員適正化計画、一応その人数の定めはありますが、それぞれ合理的な理由があって職場を離れる人間がおって、その分は在籍職員数からマイナスして評価するというような手法で今後もやっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いをいたします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 本来であれば、病休、育児休暇は、考えていないわけですよね。経過の中では。そう考えると、純粋に考えれば、派遣も入れれば125名という職員数になるのではないかなと思っております。本来の計画の考えでいけば。まさかこの段階で育児休暇だったり、病気休業の方を想定しているわけではないと思うんですね。
  だから、率直に言えば、少し多いのではないかなという感想を持たれる可能性があるのではないでしょうか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お考えはごもっともだと思います。これはときがわ町の状況のみの現象ではございません。先ほど言ったように病休が増えて、育休の期間を長く取って、在籍をし ているけれども、現実的に職場を離れて、その代わりにいわゆる期間限定の任期付職員でその分を補うと。その分人数が増えてしまうというのは、ときがわだけの現象ではありません。
  今後もやはり一時的に仕事を離れる、育休で休む職員がいる分をあらかじめ想定をしておいて職員採用を計画的に実施していくことが、私は肝要なのではないかなというふうに考えます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 この中で、病気休職も大変気になっておりますけれども、それ以上に最近若い職員が離職してしまう話もよく聞きます。この辺についてお伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 これも以前、議員さんの皆様にお話しする機会があったと思うんですけれども、私が役場に入った今から三十数年前は、一旦役場に入ると、一生この役場の職員に、町民のために献身的に仕事をするというふうな考えでおりました。ところが、今の職員は、実際のところ、考え方としては同じなんでしょうけれども、やはり従来より離職率が高くなっているというのは確かでございます。役場に入ってみたんですけれども、思ったより仕事がきつかっただとか、仕事が自分の体に合わなかっただとか、あるいはより所得水準の高い職場に合格しただとか、より上位の行政機関に合格しただとか、そういったことで、職場を離れる人間が増えております。これは民間でも同じようなことが言えるんではないかなというふうに考えます。いわゆる転職ですね。自分をより高い賃金で雇ってくれるところに就職をするだとか、あと、自分の生き方に合ったところに仕事を変えるというふうなライフスタイルの変化からも公務員の若者が離職をする率が高くなっているというふうなことが言えるんではないでしょうか。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 前向きな転職はいいと思うんですね。自分のやりたいことが見つかった、またレベルアップをしていきたいというのは分かるんですけれども、ただ職場でやっぱり仕事量の負担が多い。また当町においては、やはり職場外でも仕事なのかボランティアなのか、なかなかグレーゾーンの仕事も多く負担になっているというのもちらほら聞くこともあります。その辺についてやはり見直しを行っていかなければ、離職についても分けて考えないといけない。ポジティブな離職はしようがない。ただネガティブな、役場で関わって問 題がありそうなものに関しては、やはり改善をしていかなければいけないのではないかなと私はそう思っているんですけれども、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 とかくときがわ町役場、いわゆる小さな行政機関ですよね。そういうところに勤めている職員さんというのは、ときがわ町を問わず、人口1万人、あるいは1万人未満のところというのは、とかく仕事とプライベートの境がないというふうなことがございます。事実上、役場を定年退職しますと、例えば区長が回ってきたり、あるいは行政の役員が回ってきたり、そういったことで何かと地域でも一定の役割を担っているというのが現実だと思います。
  役場としても、役場の職員として働いているからには、当然地域貢献というのは必要なことではありますので、そういったプライベートな時間、それから公務の時間、それの区別がなかなかはっきりしない田舎の職員というのは、自らそれの仕分けをきっちりして、あるいは我々管理職もその辺の指導をやっていくことが必要だというふうに考えます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ぜひそこはやはり課長レベル、また上司レベルがうまくしていかないと、若手職員にそれを分けてやれというのもなかなか厳しいものなのかなと、私は率直にそう思っております。ぜひ注意深く見ていただいて、ネガティブの離職ついては、対応をしていただきたいと思っております。
  3番目の保健師等も増員を検討するべきではないかですけれども、最近保育士も会計年度任用職員の募集がありました。やはり保健師、また保育士においても正職員を採って対応するべきではないのでしょうか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、保健師、保育士のことについてお答えを申し上げます。
  保健師に関しましては、これは資格を取るのにかなりの経験年数も要しますし、試験もございますので、いわゆる社会的にかなり確保しにくい人材というふうに我々行政職員としては認識をしております。やはり不安定な臨時雇いだと、当然のことながら人の確保も困難になりますので、ぜひ欠員が生じた場合には、正規職員で対応するというのが基本でございます。
  先ほど来、神山議員がウォーキング事業のことで健康に対することを引き合いに出されま して、問題提起をされたわけなんですけれども、保健師はやっぱり多ければ多いほど、ときがわ町の町民に対するサービス料も増えてまいりますし、必要なのではないかなというふうに、私も一部同感する部分はございます。しかしながら、健康づくり事業は、何も保健センターだけの仕事ではなくて、先ほど大野課長が、生涯学習課の事業として町民の健康づくりのところに新たに乗り出したというふうなところで高い実績を上げております。そういったことで、保健師につきましては、例えば母子だとか、障害者だとか、高齢者だとか、訪問事業は専門職なのでその人間にやらせると。そういった仕事が、必要が増えたときに増やすというふうな考えでございます。
  それから、保育士でありますが、これにつきましても将来的に子供の数が減る傾向にございますので、現在いる正規保育士の数が、私としては十分に充足しているんではないかなと。非正規の職員につきましては、正規職員のクラス担任の補助という形で必要に応じ採用していきたいというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中に、新たな業務が生じた場合は適宜職員を増員していきたいと考えておりますという答弁がありました。そもそも足らないのではないのかなと私はそう思っております。これからの社会情勢も考えれば、やはり質の高い保健師、また保育士というのは確保するべき点であると。会計年度任用職員で1年契約で、何かあれば1年で切れます。アルバイトです。うまく使えます。財政負担も抑えられますというのは分かりますけれども、そうではなく、やはり町として健康だったり、保育の質の高いサービスを提供するに当たっては、今5人だったら、6人に増やす。保育士の件においても増やしていって、そういうサービスを提供するというのを目指すべきではないのかなと私はそう思っております。もちろん今後人口が減るによって対象者も減るのは分かりますけれども、やはりそこはてこ入れをして高いサービスを維持していくというのは、町の取組としては最重要課題ではないのかなと思っております。
○小島利枝議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 私のほうから答弁させていただきます。
  住民サービスの向上のために必要であれば職員の増員については考えているということで、正規職員を採用していくというふうな考えをしていたきいというふうに考えております。
  また、職員の処遇改善等も考える中で、その職務についての増員等も必要であれば、その 辺のところも現場をよく把握する中で進めてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 (4)ですけれども、会計年度任用職員の支出も財政上かなり影響があるのではないでしょうか。荒井企画財政課長、お聞きします。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますけれども、以前の臨時職員のときの物件費の考え方から、会計年度任用職員になったことによって人件費のほうに移ってきたというふうな中では、人件費の負担としては増えておりますが、それまでの物件費のことの考えからもすれば、そんなには変わってきてはいない。ただ金額的には上がってきているというふうなところでございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ぜひ、適さない、なじまないという答弁いただきましたけれども、やはり考えていかないと、財政に影響あるわけですから、そこの管理という部分もしっかりしていかなければいけないのかなと思います。
  採用などは各課長の権限なのか、全体の管理は誰が行っているのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お答えいたします。
  全体としてのこういった会計年度任用職員の人数管理につきましては総務課が基本的に執り行っております。それぞれ担当課の事務量の増加の理由、あるいは必要性の有無等を考慮した上で、総務課が可否の判断をしております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 それは、各課長から上がってきたのを総務課長が精査をするということでよろしいのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お見込みのとおりでございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 では、これに関しては、町長は特に採用に関しては関与していないという認識でよろしいのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 正規職員の採用につきましては、当然のことながら、町長が念入りに直接自分で面接をするなり、その職員の能力の値を判断するわけでございますが、会計年度任用職員の採用につきましては、最終的な責任は町長が取りますが、基本的に私止まりというふうな判断でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 その宮寺総務課長を管理するのは誰なのか。これはちょっと多いんじゃないのか、少ないんじゃないのか、採用に関して予算オーバーしているよ、オーバーしていないよ。今年は200人のところを総務課長が400人採ろうと言ったら採れちゃうのか。誰が、総務課長の会計年度任用職員の予算ですよね、簡単に言えば、それを管理しているのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 基本的に予算の管理は企画財政課のほうで行っておりますけれども、そういった予算上の面、それからその職員増員、減員の可否につきましては、先ほどは私が判断するというふうには申し上げましたが、書類上の決裁は、きちんと特別職まで回って、町長が最終的に判断をするというふうな形になっております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 やはり予算ベースでもよく考えていかないと、膨れ上がってしまうと思うんですね。しっかりそこは会計年度任用職員においても管理をしていかないと、何が何でも継続、また増員となってしまうと問題だと思うので、そこはしっかり予算ベースで区切るのかどうするのか分かりませんけれども、考えていただいてほしいなと思っております。
  また、昨日ちょっと宮寺課長いなかったんですけれども、会計年度任用職員についてちょっと激論も交わされたんですけれども、やっぱりその処遇という部分においても少し見直しが必要になってくるのではないかなとそう思っております。
  副町長、お聞きします。
○小島利枝議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、答弁させていただきます。
  各年度で各課の状況等把握する中で、必要がどうかということは精査する中で、次年度の 採用、募集させてという形になっております。そのような形の中で、会計年度任用職員についても全体の予算も考えながら、努めてまいりたいというふうに考えています。
  それから、職員の新たな事業等の関係も考えながら加味して、会計年度任用職員の採用については考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 定員適正化計画の最後に組織機構の見直し、事務事業の見直し、職員の資質向上、開発、能力開発というすばらしい文言があります。是非これから課の再編等を行われると思いますけれども、ぜひここを注目して取り組んでいっていただきたいなと思います。
  これで私の一般質問を終わりにします。
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          ◇ 長 島 金 作 議員
○小島利枝議長 発言順位7、質問事項1、町内道路等の草刈清掃の対策を。
  通告者3番、長島金作議員。
○3番 長島金作議員 3番、長島金作です。
  午前中なので、1問だけ質問させていただきます。
  1、町内道路等の草刈清掃の対策を。
  行政区で町道等の草刈りを行っているが、年々高齢化が進み、行政区での草刈り実施も難しくなっている。特に春から夏にかけては、雑草の育ちが早く、1回だけではときがわ町の美観を保てない。春から夏に二、三回は草刈りが必要である。高齢化が進む中、町の対策を伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の1、町内道路等の草刈清掃の対策をについてお答えいたします。
  前田議員のご質問に対する答弁と一部重複いたしますが、総延長約520キロメートル、約2,800路線の認定町道のほか、認定外町道、水路敷を町が管理しております。
  全ての道水路の除草、清掃作業を町で行うことは不可能であるため、ときがわ町コミュニティ協議会が主導し、年二、三回、地域による除草、清掃作業を行っていただいております。
  それ以外には、地元有志、各種団体、あるいは地先の土地所有者等にボランティア作業を 行っていただいていることで、町内の道水路の景観、安全等が維持されております。
  しかし、ご質問にもあるとおり、人口の減少や高齢化により、従来行えた除草、清掃の作業回数が減少していること、また、作業の継続が困難になりつつある箇所が増えている現状があると認識しております。
  町では、自らの地区は地域の力でこれまでどおり除草、清掃等の管理を行い、美観の維持をしていただきたいと考えております。
  現在、草刈り作業による持ち込み機械の負担軽減を図り、ボランティア作業の参加を促すために、ときがわ町道路・水路・河川除草作業助成金交付要綱制定の準備を進めており、令和5年度4月からの施行を目指しております。
  つきましては、広くこの制度を活用していただくことで、各地域での自主的な除草作業を促し、地域力の維持向上を図ってまいりたいと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 前向きな町の回答がありましたので、公私のお力を生かして草刈り清掃団体を立ち上げ、前向きに進めれば町の美観は保てると思います。
  しかし、毎年草刈り清掃だけでは、長く続けるのは難しいと思います。特に総延長520キロもありますので、その中で草刈りをいたしましても大変難しいかと思います。特に仲井地区では、急斜面の部分が多くあり、非常に危険区域のところがあります。
  そこで、私としては、その斜面に対して、ただ草刈ってきれいにするだけじゃなくて、その後に果物などの木を植えて、楽しみを持たせるということも考えてはどうかと、そういうことをお伺いしたいと思います。
○小島利枝議長 答弁願います。
  加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 お答えいたします。
  道路ののり面の部分に、斜面に果物を植えていいかどうかというそういう問合せでよろしかったと思うんですが、まず、果物というのが、その種類なんかにもよるんですが、通常道路ののり面というのは、やっぱり崩れないように管理をする必要がございます。もしそういった果樹を植えて、それを自分たちで管理をしていくという形であれば、それも相談になるんですが、道路に支障がない範囲内で道路のそういった届出をしてもらって、それについて協議をさせてもらうことは可能でございます。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 とにかく町の公有地ののり面でありますので、難しいかとは思いましたが、そういった申請であれば可能だということであれば、大きくならない果物等植えたいなと、サクランボとか柿とかミカン等を。とにかく道路を車が走ったり歩いたりしたときに、ただ草刈って平らな面だけじゃなくて、そういった季節を、冬になれば枯れ葉が落ち、春になれば芽が吹き、夏は青々と、そして、秋はダイダイ色とか色づいて、それをおいしくいただきたいと。そして、散歩する方が、のり面ですから、私有地じゃないですから、取って食べてもよいかと思うんで、そういったアイデアで総延長520キロの中で、そういう場所があれば、町民の方々結束して、そういう場所を活用したいなという気持ちでおります。
  そういったことで、またのり面も仲井のところも門林の下辺りですと、非常に急斜面なんで、そういったところを柳も一緒に植えて危険防止に役立てたいなと思っておりますが、その柳に対して町はどういうふうな対処……。
○小島利枝議長 長島議員、草刈りについてだと思うんですが。
○3番 長島金作議員 はい、ですから、草刈りは回答いただきましたので、その草刈り後のきれいなのり面に対して活用をさせていたただきたいなと……
○小島利枝議長 ちょっと休憩いたします。
                                (午前11時51分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 再開いたします。
                                (午前11時52分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ちょっと質問事項が飛躍しちゃいまして。実際そういう気持ちで書いたつもりなんですけれども、ちょっと書き方が悪かったんでね。公有地の活用ということで考えていたもんで、草刈り兼ねてということなんで。
  じゃ、そういうことで、また執行部のほうとそういったことで相談させていただいて、本日はこれでじゃ、終わりにさせていただきます。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時53分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
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○小島利枝議長 質問事項2、薬師堂瑠璃殿の文化財指定について。
  通告者3番、長島議員。
○3番 長島金作議員 3番、長島です。
  2問目、質問いたします。
  薬師堂瑠璃殿の文化財指定について。
  薬師堂瑠璃殿は、正面入り口が左右ケヤキの柱でお堂の外回りもケヤキの丸柱12本で支えられており、柱の上部は三段斗組となっている。正面には、竜の彫刻、部屋の天井には十二支をはじめとする66枚の格子天井絵があります。屋根にまんじが描かれ、南北と東西の向きが異なっている等見応えのある建物である。
  この建物を文化財に指定できないか伺う。
  (1)6月23日、文化財保護審議委員会があり、薬師堂瑠璃殿の仏像等の審議があった。どのような審議を行ったのか、委員は全員現場検証をしたのか。
  (2)埼玉県との文化財指定の協議も進められないか、伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 それでは、長島議員ご質問の2、薬師堂瑠璃殿の文化財指定についてにお答えいたします。
  ときがわ町文化財保護条例第2条において「建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書その他の有形の文化的所産で我が町にとって歴史上又は芸術上価値の高いもの及び考古資料を「有形文化財」」と定義されており、同条で第6条において「教育委員会は、文化財保護審議委員の同意を得て、町の区域内にある文化財の内、重要なものを、町指定文化財に指定することができる」とされています。
  文化財保護法、町文化財保護条例の基本的な考え方として、指定の有無にかかわらず、文化財の維持管理は、所有者または管理者の責任と負担において、大切に保存するものとされています。
  ただし、町文化財保護条例第11条において「文化財の中で特に重要な指定文化財の管理又 は修理につき多額の経費を要し、所有者又は管理者がその負担に堪えない場合は、予算の範囲内で補助金を交付することができる」とされています。
  町指定文化財の現状変更や修理を行う場合には、事前に町への届出、許可が必要となり、その内容が指定文化財としての価値を損ねることがないことを確認した上で、町からの指示に従い、実施していただくことになります。
  ご質問の(1)6月23日(木)に文化財保護審議委員会があり、薬師堂瑠璃殿の仏像等の審議があった。どのような審議を行ったのか、委員は全員現場検証したのかについてお答えいたします。
  今回の審議におきましては、文化財保護審議会委員を務める方2名が所属するときがわ町郷土史懇話会による訪問調査が、令和3年12月18日に実施されており、調査資料の提供を受けていることから、この調査資料を基に調査に参加された委員2名の意見を伺いながら審議が行われました。
  仲井薬師堂瑠璃殿は、江戸後期の寺院建築の様式を残すもので、有形文化財であることは間違いないと考えておりますが、町指定文化財とするだけの重要性が認められる情報が把握できていない状況にあります。
  なお、調査を実施した2名の委員を含め、審議会に参加した委員から再度の現地調査等の提案はありませんでした。
  次に、(2)埼玉県との文化財指定の協議も進められないかについてお答えいたします。
  埼玉県指定文化財担当に指定手続について確認をいたしましたが、文化財という性質上、申請や要望で対応するものではないとの回答でありました。
  通常は、埼玉県教育委員会事務局で、文化財的価値があること、かつ埼玉県にとって重要であることが把握できたものについて、埼玉県文化財保護審議委員会に諮問し、答申を受け、その後埼玉県教育委員会に議案として上程し、議決されて初めて埼玉県指定文化財に指定されるとのことです。
  今回の仲井薬師堂の件につきまして、埼玉県指定文化財担当にご相談を申し上げたところ、文化財的価値があるかどうか、埼玉県にとって重要であるかどうかを仲井地域の皆さんで調べていただき、埼玉県に情報提供をいただければ、その情報をもって精査・検討し、埼玉県文化財保護審議委員会に諮問すべき案件か判断をしていただけるとのことです。
  町としても調査は継続をしていきたいと考えておりますので、仲井地域の皆様で何らかの資料が見つかりましたら、ご提供をお願いいたします。
  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 審議の結果、文化財指定が非常に難しくなっておりますが、慈光寺の観音堂を見ましたところ、外見は仲井の瑠璃殿と遜色なく、柱の天井には、三段の斗組もあり、そういった見比べましたところ、観音堂とほぼ等しいと思いますので、その辺の違いのところをまたちょっとお聞きしたいと思います。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 慈光寺観音堂ですが、慈光寺の観音堂も何度か再建を繰り返しておりまして、現在の観音堂につきましては、再建時期が1810年、薬師堂が再建された1849年の39年前で、同一時期の建築物とは言えると考えております。
  平成元年4月5日付で、都幾川村文化財調査委員会から都幾川村教育委員会教育長に宛てられた慈光寺観音堂ときがわ村指定文化財指定申請の審査結果に添付されました慈光寺観音堂調査報告書のまとめ部分で見ますと、村内にはかかる装飾を凝らした大規模な仏像は他に類例がないと思われ、しかも、坂東札所であり、当然村の指定とすべき観音像であるというふうにまとめられております。後背部から外陣にかけての彫刻の風神雷神等の彫刻のすばらしさと鎌倉時代から坂東九番札所として続く歴史的価値が認められて、当時の都幾川村指定となったというふうに認識しております。
  これに対しまして、薬師堂につきましては、棟札等から再建時期は分かってはいるんですが、それ以前どういった使われ方をして、どんな人が建てた、そういった情報が今はまだ全く分かっていないという状態で、まず、この歴史的価値という意味で見ると、坂東九番札所として観音堂が続いてきたものと比べると、やはり差があるのではないかというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 坂東札所に比べますと、本当に勝てない状況ではありますが、しかし、ときがわ町には、こういった社が39か所ありまして、その中の1つでして、そういった文化財指定されているのは観音堂だけですので、そういった、じゃ、文化財指定に漏れちゃった場合、仲井としても守護会が39軒しかないんで、もう予算的に資金が無理だという場合、じゃ、町としても出せない、地元としても苦しい、そういうところが増えてくると思うんで、そういったところは、じゃ、もう仕方ないから朽ち果ててもしようがないんだということに なるような気がするんですけれども、その辺のところはどうなんでしょうか。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 先ほど教育長からの答弁でありましたが、まず、文化財としてでも基本的に維持保全の責任は所有者、もしくは管理者にあるというのが町の条例での考え方でございます。
  また、その文化財でない寺院等につきましても、これは基本的などこの地区も財政的に厳しい中、檀家の方や地域の方が一生懸命守ってきてくださっているものであると思いますので、そういった意味でもなるべく地域の方で皆さん力を合わせて維持していただければというふうに町は考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ですから、仲井も守護会が39軒しかないんで、今後維持していくのが非常に難しいと。そうすると、修理や何かで雨漏りして、いずれ廃墟となる可能性が高いわけですよ。そうなると、やっぱりときがわ町の美観に影響して、ときがわ町に住みたい、ときがわ町はすばらしいというふうな感じで来ても、そういった朽ち果てた建物があった場合、果たしてそれがときがわ町のためになるのかと。その辺を私も危惧しております。仲井だけじゃなくて、そういった社が朽ち果てて、みすぼらしくなってサイクリストが町に来て、そういった環境を見てどう思うかということも考えてもらいたいわけですよ。
  そういったちょっと余談になりますが、ちょっと時間があるんで、しゃべらせてもらって申し訳ないんですけれども。結局、37のときがわ町の社があるんで、なぜこんなにときがわ町にあるのかと。その中の1つは、薬師堂で、薬師堂も檀家がないようなお堂でありまして、そういったことを考えますと、今後のときがわ町で淘汰して統合して、立派なもの1つとか、幾つか残すとか、何かそういう考えはないんでしょうか。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 まず、町内にある寺社仏閣を1つに統合する。これ、公共施設の統合のように考えてはいけないものだと思います。それぞれのお寺、神社、関係者の方が一生懸命守られています。長島議員、薬師堂の将来にすごい悲観的なようにお聞きするんですが、先日も仲井地区の方が仲井薬師堂だよりというのを作ったから見てくれということで持ってきていただきました。これ、非常にすばらしいことだと町は考えております。一生懸命、今、仲井の方々、薬師堂を守ろうと頑張っておりますので、町としてもその活動を一生懸命支援 はしていきたいと思うんですが、現段階では、その補助金等につきましては、文化財の中で特に重要なものというふうに規定がされております。なので、今後そういった皆さんといろいろ薬師堂の歴史を調べたりなんかしていく中で、もしかすると、そういった町指定とするような情報も出てくるんじゃないかなというふうに期待をしております。
  実際仲井の関係者にも町のほうでお願いしているのは、今、ちょうど正面にある「目貫き龍」をはじめとした彫刻をした形が東京の浅草に住まわれて、島村さんという方なんですが、この名字だけを見ると、江戸三大流派と呼ばれる有名な流派に島村流というのがあるんですね。そこの関係者であるといいなというふうに私は思っては今いるんですが、実際棟札に書かれている名前の方が、そこの関係者だという正式な資料がまだ見つかっていないんですね。そういったところが何か仲井の方の旧家の蔵の中から情報として出てきてくれないかなというふうに正直思っています。
  先ほどあった格天井の天井絵なんかも、とてもきれいなもので、町としても興味は持っているんですが、これが江戸時代の再建時期に描かれたものなのか、誰が描いたものなのかというのはやっぱり調べても今のところ分かっていなんですね。ですので、こういったことも例えばこの絵が江戸時代、もしすると、再建前からあるものだとか、そういったことが分かってくると、またいろいろ価値が変わってくるんです。そういった意味で、今、仲井の方々も頑張ってくださっておりますので、町としてもできる限りのご協力をしながらそういった情報が見つかっていって、もし将来的に町指定の文化財になれば、それはとてもすばらしいことだなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 現在は、今の状態では過去の歴史が全然把握できていないんで、どうにもなりませんが、その辺を近所の蔵とかそういったお年寄りの方々にお聞きしまして、前向きに頑張りはいたしますが、そういったときがわ町にはさっき言ったように39件、社、お堂を含めるとありますので、そういった文化財に指定されないようなところに関しては、本当にちょっと話がずれちゃいますが、町長のお力で県の文化資源課に相談したり、そういった補助金をもっと頂けるような形で何とか、全部が全部文化財に指定されるわけではないんで、そういった地域のためにもある程度町の美観のためにも貢献していただきたいということで、よろしくお願いいたします。
  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○小島利枝議長 続きまして、発言順位8、質問事項1、ときがわ町の人口減少を見据えた町づくりを。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 昨日隣の優秀な議員さんに、議員がそんなこと言うもんじゃないよと言われ、議長に言われたならまだしも、公序良俗に反したわけでもないのに、何でそんなことを言われるんだろうと夕べ一晩悶々として考えた10番、岩田です。
  一般質問の前に、古来より健康な精神は健康な体に宿ると言われておりますが、今、私は健康な体ではありませんで、病名はよく分かんないんですよね。多発性血管炎の疑い。薬を処方されていますけれども、筋肉が落ちますよと。足の筋肉が落ちますと。それから、顔が太ったんじゃなくてむくみますよと。それで、糖尿病になりまして、そういう状態でありまして、歩行がうまくできませんので、膠原病の一種だというふうに思うんですけれども。おまけにここへ来て9センチ身長が縮みまして、同い年の猪木というプロレスラーで参議院議員が9センチ縮みましたということを言っていました、死ぬ間際に。彼は大きかったから9センチでもどうってことないんですが、ちょうど153センチというと、私が高校に入る年の身長でして、その頃から私はもう少し背が欲しいと言い続けたんですけれども、大きくならず……
○小島利枝議長 岩田議員、そろそろ質問どうでしょうか。
○10番 岩田鑑郎議員 はい。
  それでは、一般質問ですが、ときがわ町の人口減少を見据えた町づくりをということで、大変答えにくい質問かなというふうに思いますが、人口ビジョンによれば、2040年には約8,500人以下になることは町も国も認めているところであります。15年後ですね。
  総合振興計画の人口の将来展望で言えば、2040年では7,000人を下回る。年を追うごとに人口は減少していく。現在既に限界集落を迎えている地区もあります。
  そのような中で、山林、農地の維持管理、墓の維持管理、地域の伝統行事継承、廃屋の管理、交通手段の確保、食料調達要領及びコミュニティの維持等々の課題があると思うが、町長の今後のまちづくりビジョンを伺うと。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の1、ときがわ町の人口減少を見据えた町づくりをにお答え いたします。
  まず、本町の人口の推移につきましては、国勢調査によると1995年の1万4,251人をピークに減少を続け、2020年には1万540人となり、25年間で3,711人減少し、減少率としては26%となりました。人口減少はさらに進み、国立社会保障・人口問題研究所によると、2040年には6,746人となるとされており、2020年からの20年間で3,794人減少し、減少率としては36%となることが推計されています。
  この人口減少について自然増減及び社会増減で見ますと、過去10年間の自然増減では、毎年出生数に対し死亡数がおおむね100人以上上回っており、社会増減においても年によって増減数に差があるものの一貫して転出が転入を上回っている状況であります。その中でも特に20歳代の転出の割合が大きく、若者の流出による生産年齢人口の減少が問題となっております。
  岩田議員ご指摘の様々な課題も全てこの人口減少に端を発していると考えており、このような状況を踏まえた今後のまちづくりのビジョンとして、長期的な視野を持って持続可能なまちづくりを総合的、かつ計画的に進めるため、本年3月に第二次ときがわ町総合振興計画後期基本計画を策定したところです。
  本計画は、行政全般に係る施策を網羅しているため、幅広な内容となっておりますが、その中でもご指摘の課題に重点的に取り組むため4つの重点施策を設定しております。
  1つ目は、子育てする場として選ばれるまちを目指す「子ども・若者夢はぐくみプロジェクト」、2つ目は、若者世代が住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを目指す「ときがわ定住一押しプロジェクト」、3つ目は、6次産業の活性化を支援し、活気のあるまちづくりを目指す「産業成長プロジェクト」、4つ目は、健康寿命の延伸により元気なまちづくりを目指す「健康寿命アッププロジェクト」です。
  これら4つの重点プロジェクトを軸に、本町が将来にわたり活気ある町であり続けるため、あらゆる世代が幸福感を持って安心して生活できるまちづくり、若い世代が住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを町民、行政及びあらゆる組織が協働により支え合いながら取り組んでいくことが重要であると考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 冒頭に申し上げましたように、大変曖昧とした質問の要領でございまして、考えるほうも大変だったというふうに簡単に済む話でもありませんけれども。
  私としては、10年、15年後を考えて町長の考えはどうなんだろうということをお伺いしたかったわけです。例えば、これ、新聞なんですけれども、埼玉新聞、11月11日、「限界集落植樹に励む」ということで、小鹿野町の例が出ているんですね。小鹿野町はもう人が来なくてもいい、もうしようがないと。花を植えようと、地域で。そういうことを覚悟してまちづくりをしている。あるいは11月26日、荒廃する山、誰が守るんだと。狩猟歴72年、90歳の地球鳥獣調整士という方が引退するんですね。埼玉新聞ですから皆さん見ていると思いますが。要するに住人より犬やイノシシや鹿のほうが山を駆け回るのは人間よりも多くなると。そういう山をどうやって守るんだという問いかけをこの方はされております。
  ときがわ町も10年、15年たつと、そのような山間地域になっていくんではないかと思うんですね。ですから、そういうことに合わせてまちをつくるんじゃなくて、まちをどう閉めていくかということも考えなくちゃいけないと思うんですね。
  そういう考えを町長にお伺いしたい。夢というのもおかしいですけれども、どういうふうなことを、今も昼休みに墓じまいをどうするんだという話がありまして、それはもうときがわ町1町ではちょっとできないかもしれません。これは山並み何とかというので、山を再生するみたいな話がありますけれども、それもやっぱり国の問題でもあるんですよね。そういうことで、1つ1つ言っていくと、例えば1つ1つ聞けば、町長のお考えがあるかと思いますが、山林は町長どういうふうに15年後ぐらいは管理していったらいいと思いますか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 1つ1つ、最初に総合的に話をさせていただきます。
  ときがわ町の人口構成なんですけれども、大野地区から旧玉川地区まで見ますと、一番高齢化をしているのは椚、椚地区が人口が今94人です。それで、65歳以上が59人、高齢化率が62%。もっと大変なことは、50歳以下が17人しかいないんですよ、椚は。だから、30年後は人口17人。増えなければね。それから、20歳以下が今2人、子供が2歳と4歳の子がいるんですが、その子がもう椚では保育園まで遠いということで、下のほうへ下りてしまうと、二十歳以下はゼロです。そうすると、椚の集落を、じゃ、どういうふうに維持していくか。これがときがわ町の縮図です。ただ幸い椚は、ささら獅子舞があったり、いろいろと地元に行事があります。それから、まだまだ協同で草刈りも皆さんやっていただいているし、あそこにくぬぎむらという1つの拠点もありますので、何とかスローダウン、急激な人口減ではなくて、それからくぬぎむらなどは、ときがわ町から出ていった娘さんが土日手伝いに来てくれたりと、そういう交流人口もあるし、移住も何人か二地域居住ですけれども、増えてきて いるという可能性もありますんで、なるべくスローダウンしていくように、急に人口ががーっと減らないように施策をしていきたいなと思っております。
  ちょっと話が横道にそれますけれども、大野地区が人口が329人です。65歳以上が179人で高齢化率が54%、雲河原が91人、65歳以上が44人で高齢化率が48%、西平、人口1,004名、65歳以上が476人で高齢化率47%、大附ですね、大附だけ特別に扱いますけれども、大附が今人口が207名、65歳以上が106名、高齢化率が50%、これ、結構高いですね。ときがわ全体とすると、高齢率が40%。若い地域は大字玉川、玉川は35%ぐらいです。五明、日影はちょっとやっぱりいっていますけれども。そんなことで、椚、大野、大附辺りが非常に急激な高齢を迎えるんですが、状況を見ていますと、やはり伝統的なお祭りがまだまだしっかりして、皆さん方が一生懸命やられておるということは、私はまだまだ可能性がある地域だなと思っております。
  それから、今、山の問題が出たんですが、何でこのときがわ町が急激な人口減になってきたのか。それは、昔からの言葉で、「子供たちには夢を、若者には仕事を、年寄りには安心を」と孔子の時代から言われておるんですが、その中の「若者には仕事を」、これがないんですよ。この仕事を奪ったのは誰かということになるわけですよ。どんな仕事をつくっていったら、そこに仕事があれば、必ず若者は定住をしていくわけです。仕事がないから仕事があるところに行って稼ぐ。稼いだところでお金を使う。それから食住接近ですから、仕事のあるところに住みたい、これはもう自然なんですね。
  じゃ、このときがわ町の山間部にどんな仕事をつくったらいいのか。これはやっぱり知恵の絞りどころですね。だから、今ときがわ町ができるのは、観光に力を入れたり、それから、山の資源の木材、これをどういうように消費地に持っていくか。林業というものをもう1回復活させるかというところでございます。そんな施策も町としても全くやっているわけではない。今、来年度の予算の中にもときがわ材を使って、ときがわの工務店さん、建設会社が請け負ってくれれば、そこに大幅に補助金を出そうと、こういう話をしています。そしたら、工務店さんに聞いたら、ときがわ材は使いづらいから、使っているところなんて1社か2社しかないよと。これが現状です。ああ、これは幾ら建て主に補助をやっても、その施工する工務店さんが、ときがわ材は使い勝手が悪いよと、こう言われたんでは、幾ら補助金をつけても駄目。やっぱりその流通から手を入れていかないと駄目かなと、こういう感じを持って、今担当課にその木の山から最終エンドユーザーまで流れる流通システムをよく調べて、それで滞っているところにやっぱり行政の力を入れなきゃ駄目だという話をしてありますので、 なるべくそういう山の木がうまく建築資材とか、あるいはほかの用途に使えるように工夫をし、山にももう1回産業が戻ってくるような施策を打ちたいなと思っております。
  もう1つは観光なんですけれども、ときがわ町が観光でちょっと弱いなというのは、やっぱり観光客が入ってくるんですね。だけれども、観光の売上高は客数掛ける客単価なんですよ。だから、客数は100万人ぐらいは来ている。だけれども、客単価が上がらなければ、だから、秩父では長瀞がそうなんですよ。長瀞は客単価悪い。長瀞結構お客さん来ているんだけれども。もうしようがないから、今度観光税というのを取ろうよというふうにしているんですが、やはりときがわの観光は客単価を上げなきゃいけない。それはやっぱり滞留時間を長くする。それから、宿泊するところも造っていく。それから、もう少しときがわ町の滞在時間を伸ばしてみる。そういうこともいろいろ考えながら観光も進めていかなきゃならないなと思います。
  それから、後は、一番ときがわ町の応援団は誰かというと、これは私が前々からいろんなところで言っているんですが、ときがわ町を我がふるさととしている人はいるわけですよ。これを、ときがわ町を我がふるさととしている人たちをやっぱり味方につけて、もう1回呼び込んでやっていかなきゃいけないと。事実椚のささら獅子舞なんかでも、今、椚には住んでいないけれども、出身の人が一生懸命応援に来ている。そういうところを見ますと、まだまだ可能性があるなと思っております。
  観光の話をすると、私、1時間でも2時間でもやりますんで、この辺にしておきますけれども。
  だから、いろんなデータを見て、何も政策を打たなければこのような数字になりますよという数字でありますので、人口を減らさないとは言えない。減らないようにとはなかなか言いづらいですけれども、いかに軟着陸をしていくか、スローダウンをしていくか、どこで人口減が止まるのかといったところを見据えながら行政を運営していきたいなと私は思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町長の思いを語り足らないところがかなりあろうかと思いますけれども、そういう話を聞かせていただく趣旨の一般質問でございますので、反論とか、それはありません。
  ただ、これ、第二次ときがわ町総合振興計画、これ7万円の本なんです。私が今までで高 かった本が逐条地方自治法ということで、辞書ですけれども1万3,000円でした。これは7万円の本です。大事に使わないといけないと思うんですけれども、これ5年間でこれだけのことをやろうしているわけです。
  私が聞きたかったのはこの後どうするかという、5年間はこういうふうに沿っていきますよね。ただ、今、町長が述べたような思いを次の総合振興計画、私はあんまり賛成はしないんですけれども、自分たちで総合振興計画をつくる。
  去年の暮れ、ニセコの片山健也さんの講演聞きまして、総合振興計画あるんですかと。ないんですよね、あそこ。あの方はツイッターをやっているんで、一時途切れたんですけれども、講演を聞きに行った契機にまたフォローしているんですけれども、そこも、僕がこの間、横瀬町に行きましたら、これは自分たちでつくった総合振興計画、要するに総合振興計画というのはそんなに金をかけてつくるもんじゃないような気がしているんです。
  つくらなくても法的には問題ないんですよね。だから、年間でこういうことをやりたいということを、お金をかけないでやる手はあるんじゃないかと、自分たちの思いも職員の方のこういう町をつくろうということでつくったって別にいいんですよ、いいですけれども、つくらなくても自分たちの思いを、ときがわ町をこういう町にしていくんだという職員の皆さんの思いを込めた計画をつくればいいんではないかというふうに思います。
  私はペシミストというか、悲観主義者ですから、うちもあと15年たつと廃家になっていくんです、うちが。女ケ岩集落、私の住んでいる集落です。そこも半分はなくなるだろうというふうに見ています。15年です。私はあと10年生きたいと思っているんですけれども、その後のことですから確認はできません。
  そういうことで、昔、「故郷の廃家」という歌がありまして、幾年ふるさと来てみれば 知る人誰もなし、そういう風景がずっとつながると思うんです。そういうときに町はどうするか、これ、町の問題じゃない、国の問題でもある、県の問題でもあるというふうに思うんです。その辺を近隣の市町村のことも含めて、そういうことを国に施策を求めるとか、そういうことをぜひしていただきたいなという思いがあって、将来、決して明るいときがわ町とは言えないというふうに思います。と思いますが、こういう町にしていきたいと、町長の思いを聞かせていただきました。
  これ、回答がその総合振計画に沿って、荒井課長がつくっているんだろうと思うんですけれども、その町長の思いが多少聞けたんでいいと思います。
  伝統行事も、うちの地域の子供みこしもなくなりました。来年はやぶさめがあります。し かし、やぶさめももう旗は立てられません。そういう状況です。ですから、そういうのを今後、町としてどうするかということは考えたことはありますか。
          (「あります」と呼ぶ者あり)
○10番 岩田鑑郎議員 ですから、その辺のことも含めて考えてもらいたいなというふうに思っています。
  あと15年もたてば、先ほども申し上げましたように、うちに住む人なく廃屋になっているようなことも、その後片づけもしなくちゃならないし、墓じまいもどうするかという話です。あの墓を違うところに移そうと思ったら、墓はできないんだそうです。あの墓石をもったいないからオブジェに使えないかというふうに考えたんですけれども、それも無理なような気がしますけれども。あの山の中に墓を置いていくのはご先祖様に申し訳ないなという思いがありまして、何か動かす方法を、地域で考えなきゃいけないですね。女ヶ岩地区は、あと15年もすれば1軒か2軒になります。
  そういうわけで、ぜひ、そういう長期に見据えた、それで、工業団地の人の入社を採ってくれるような会社はないんでしょうか。そういうところはないでしょうか。どうですか。
          (「岩田議員、もう一度すみません」と呼ぶ者あり)
○10番 岩田鑑郎議員 工業団地だったら通えますよね、玉川の。だから、そういうところが優先して、何か優先的に補助金出すとか、そういう話も昔ありましたよね。だから、そういうことも必要じゃないかと思うんですが、どうですか。
          (「企業誘致じゃなくて」と呼ぶ者あり)
○10番 岩田鑑郎議員 そういう採ってくれるようなところはないんですかね。
○小島利枝議長 答弁願います。
          (「いや、ちょっと意味が分からない、採ってくれるというのは」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 雇用のことなんですよね。
○10番 岩田鑑郎議員 そうそう、だから雇用があれば、あそこまで通えるでしょう。
○小島利枝議長 じゃ、答弁願います。
  荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまの岩田議員のご質問でございますけれども、工業団地等の中にときがわの住人、町民を優先して雇用をしてくれるというところはないのかというふうなことでよろしいですか。
  そういうことでいきますと、今の時点ではそういうふうな町内の企業と協定を結んだりとかというふうなこともありませんし、実際にそういうことがあるというふうなことも聞いておりません。
  ときがわ町の企業立地支援条例の中では、ときがわ町に条例で対象となる企業が進出してきた場合には、雇用に対して町も奨励金というものを出すというふうな制度はあるんですけれども、それ以外ではありません。ただ、最近の若い人たちですとか、ときがわ町民、町長がよくおっしゃいますけれども、1人1台、1万台の車があるというふうなことからいけば、町内に必ずしも働き口がなくても、それはどうにか働き口はなるのかなというふうな思いがあります。
  よく、国同士の話の中では、外貨を獲得して国内需要を増やすというふうなこともありますけれども、そうしたことから考えれば、ときがわ町民が外貨を稼いできていただいて、町内で使っていただければ、ときがわ町はそれに伴って潤っていくというふうなこともありますので、必ずしもそこにこだわる必要はないのかなというふうには思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町長が先ほど働く場所がないというようなことを、働ける場所がないというか、ことをおっしゃられましたけれども、そういうことの開発、例えば、私も32年間、東松山へ通いましたけれども、不便なのはやっぱり酒を飲んだときですよね。それが一番問題なんですけれども、飯能とか、ここだって結構働く場所、探せばあると思うんですけれども、その辺の原因も考えたほうがいいような気がするんですけれども。浦和まで通っている人間もいますよね、今現在、県庁まで。どうですか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 これはやはり国策で製造業が海外に出ていってしまった。自動車産業なんかも、見てもお分かりのとおり、本来なら国内で車を生産していれば、例えば、ときがわ町にあった玉川工業という高校も、玉川工業を卒業すれば地元に一流の自動車工場があって、そこへ勤めて、そして結婚してというふうなこともあったんですが、どんどん自動車工場が海外へ出ていってしまって、国内が空洞化してしまって、若者たちが働く場所がない、最後には玉川工業も閉校になってしまった。そういうふうな歴史の流れがありまして、今、若者たちも高校、大学と勉強して、自分たちの夢をかなえるための職場がときがわ町の中にはない。だからどうしても東京に近いほうへ就職をしてしまう。そうすると二十歳から35歳ぐらいの 流出が止まらないと。これはときがわ町にとどまってくれと言っても、なかなか難しいことでございます。
  だから、何としてもときがわ町にそのほかにも魅力的なところ、観光だとか、そういうものでやっていくしかないなと、そんな感じがしているんです。それなんで、少し国策もあるんで。
  これから例えば、海外に流出していった製造業が今、国内に戻ってきています。少しずつ戻ってきていますので、そうすると、ときがわ町周辺でも一流どころの企業がもっともっと雇用が生まれてきて、そういうところに皆さんが働きに行けば、もう少し定住率も上がってくるのかなと、そんな気がしております。
  以上です。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町長、指定管理者の中にパソコンを使って、お客を何人集客するとか、集客できたとかという、若い人を入れるというような考えもあったようですけれども、やっぱりそういう人をとどめるためにはどうしたらいいと思いますか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 今、そういう若者、ときがわ町の若者、そういう能力がある若者います。この間もそういう若者の人たちと話をしました。そうしたら、そういうこともできるんだけれども、今のときがわ町の指定管理者制度の中では若い人は入っていけないんだと。だから、私の考えでは、1つまちづくり会社のようなときがわ町の観光とかそういうのを情報で総括するような会社づくりをして、そこに若い人の能力を生かせたらいいかなとか思っております。ちょっと今の状況を見ますと、いきなりそこに若者を入れてとなると、なかなか地元とのあつれきもありますので、少し、3年ぐらいの猶予期間を見て、そういう若者の雇用も進めていきたいと思っております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ぜひ、私はもう戻るところはないんですけれども、そういう状況の中で、これからのときがわ、要するに西平とか大野とか椚平とか、今いる人間が戻ってきたとき、そのときにどういう町になってきたか、10年後、20年後、そういうことも考えて、ぜひ、近くにホンダもできていますし、本当にここで働くとか住む気があれば、やっぱりさっき言ったように車で行けると思うんです。それはやっぱり郷土愛というか、人数が少ないからそういう郷土愛というか、そういうものがなくなっていくのかなという気もしないではな いんですけれども。
  ぜひ、おじいさん、おばあさんが帰ってきたときに、ふるさとがなくなっちゃったというんじゃなくて、まだこういう形で残っているよというようなまちづくりを、ときがわ町だけじゃできないと思います。近隣の市町村も含め、県への要望、あるいは国への施策を呼び込むような形で、できるだけ長い間、このときがわ町が続くように考えていっていただきたいというふうに思います。
  1番の質問はこれで終わります。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2.ときがわ町観光振興の現状と今後について。
  通告者10番、岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ときがわ町の観光振興の現状と今後についてということで、(1)現観光振興計画は誰がどのような形で進めているのか。
  (2)観光協会への補助金は令和元年度予算401万円、令和2年度予算497万円、令和3年度予算716万円、令和4年度予算639万円であるが、どのような根拠に基づいているのか。
  (3)9月議会での一般質問の回答について次の点を伺います。
  @三波渓谷駐車場料金の7月、8月の実績は。
  A駐車料金受け取り時に配付した町内の協賛店の割引パスポートの実積は。
  B駐車料金の決定は近隣自治体を参考にしたと回答を得ているが、近隣とはどこか。
  (4)今後、観光協会の法人化の考えは。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の2.ときがわ町観光振興の現状と今後についてお答えいたします。
  初めに、(1)現観光振興計画は誰がどのような形で進めているのかについてお答えいたします。
  現計画の第二次ときがわ町観光振興計画は、町の観光に関する状況や意向を洗い出すとともに、計画案の審議、検討に当たっては、検討委員会を開催したほか、観光ワークショップの開催、パブリックコメントの実施により、広くご意見をいただきながら計画を策定し、町における観光振興の基本的な方向性や理念、展開する施策などをまとめたものです。
  現観光振興計画は、観光振興に取り組む団体や個人、観光協会や行政などで構成する団体を設置し、観光振興を推進するものとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大 により設置を見合わせております。そのため、現在は町観光推進室と観光協会が連携し、計画の指針となる重点事業に取り組んでおります。
  次に、(2)観光協会への補助金は令和元年度予算401万円、令和2年度予算497万円、令和3年度予算716万円、令和4年度予算639万円であるが、どのような根拠に基づいているのかについてお答えいたします。
  観光協会に対する補助金につきましては、観光振興の体制づくりや体制の強化を図る目的で、組織の運営に必要な財源を補助金として交付しております。補助金の内訳は、主に人件費、事業費となりますが、補助金要望額につきましては観光協会との協議により予算要望しております。
  次に、(3)9月議会での一般質問の回答について次の点を伺うについてお答えいたします。
  @三波渓谷駐車場料金の7月、8月の実績はにつきましては、7月1日から8月31日までの62日間に延べ3,096台の利用で、観光整備協力金として約467万円のご協力をいただきました。
  次に、A駐車料金受け取り時に配付した町内の協賛店の割引パスポートの実績はにつきましては、町内の周遊性を高めるため、協賛の20店舗で年内の利用が可能な割引パスポートを配付し、三波渓谷以外にも足を運んでいただけるよう地域活性化に取り組んだもので、夏休み期間中の駐車場利用者に対し、約1,500枚の割引パスポートを配付いたしましたが、現在利用途中であることから、利用実績は把握できておりません。
  次に、B駐車料金の決定は近隣自治体を参考にしたと回答を得ているが、近隣とはどこかにつきましては、東松山市のくらかけ清流の郷バーベキュー場、嵐山町の嵐山渓谷バーベキュー場の駐車料金を参考にしております。
  次に、(4)今後、観光協会の法人化の考えはについてお答えいたします。
  ときがわ町観光協会では、令和5年4月1日からの一般社団法人化を目指し準備を進めているところです。今後も試行錯誤が続くものと思われますが、観光振興の体制づくりとして観光協会の運営に対する財源や人材の確保など、体制の強化を支援してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 正木課長にお伺いしますけれども、産業観光課へ移ったのは何年前ですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 令和3年度から移って課長となっております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 その際、例えば移しただけじゃなくて、上司といえば副町長か町長だと思うんですが、こういうことをやるんだよとか、こういうことやってくれよというようなことは言われていないですか。ただ、産業観光課へ行けと、そういう、これから課の変更があるようですけれども、そういうときにきちんとそういう職務とか、こういうことをここで何をやっているんだよというようなことを上司がやるべきだと思うんですが、そういうことは聞いていないですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 内示のときに、町長、副町長に産業観光課のほうへ異動して推進をするようにということで、お話を聞いて指示を受けております。また、前課長からも引継ぎを行って、こういう課題があるのでこういうことをやってほしいということも引継ぎとして受けております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 じゃ、こういう仕事の途中なんだよというようなことも聞いているわけですね。そういうことも伝えて人事異動とか、そういうことをしてもらいと思っています。
  この観光振興計画は、最後のところに策定後は機能する組織を早急に設置、これ、谷野裕子さんが書いているコメントなんですけれども、活動開始が必要です。窓口を集約することで町外への発信、また近隣市町村への連携も強化し相乗効果を狙います、狙うべきだというようなことを言っているんです。ですから、コロナの関係があってできなかったということですから、それは仕方ないことで、今後はいつ頃までにその組織を立ち上げるという思いはありますか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 この振興計画でやっております団体、組織につきましては、来年度中にも立ち上げていきたいと考えております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 今現在は観光推進室と観光協会が連携して、計画の指針となる重点事業、重点事業というと3つですか、ひとづくり・ものづくり・ことづくりですよね。これ は取り組んでいるというんですか、どんなことを取り組んでいますか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 重点事業につきましては、前回の第一次観光振興計画から引き継いだ「ひとづくり・ものづくり・ことづくり」の3点、プラス、今回の第二次では「プロモーション(情報発信)」がプラスされております。
  それぞれ主な事業でございますけれども、ひとづくりの部分では、観光案内人の発掘ですとか育成を行っております。
  また、ものづくりの事業では、ハイキングコースの整備なども行っております。
  ことづくりのことにつきましては、キャンプの民泊事業の体験コンテンツの製作ですとか、木工体験等の滞在時間を延ばすという、長くしていただくということで、そういった体験事業の推進を行っています。
  また、プロモーション事業につきましては、メディアを活用した情報発信と観光PRの動画等を作成しまして、プロモーションの事業を行っているところでございます。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 分かりました。
  あと、観光協会の補助金なんですけれども、これは年によってかなり違うということは、やる事業が違うんだろうと思うんですけれども、そのときに産業観光課のほうから、こういうことをやってほしいとか、ああいうことをやってほしいとか、そういう話合いというのはないんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 話合いにつきましては、定期的に観光協会の役員の方とこちらの産業観光課あるいは観光推進室の担当と会議を行って、こういう事業を行ってほしいですとか、あるいは向こうからこういった事業を行いますというような報告、あるいは協議等をして、その都度、事業を決定しております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 9月議会の一般質問の回答について、次の点を伺うというあれなんですが、三波渓谷駐車場の……
○小島利枝議長 岩田議員、マイクに近づいてもらえますか。マイクにもう少し近づいてもらえますか、声が聞きにくいんですが。
○10番 岩田鑑郎議員 そうですか、ごめんなさい。声だけは大きいんで。
○小島利枝議長 聞こえます。
○10番 岩田鑑郎議員 9月議会での一般質問の回答について、次の点を伺うについてですが、7月、8月の実績については62日間で467万円とあるが、単価は、これ幾らなんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 単価につきましては、夏休み期間中が2,000円でございます。それ以外は500円でございます。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 7月1日から8月31日までの単価は幾らなんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 お答えいたします。
  7月1日から7月21日までの間が、単価が500円です。7月22日から8月31日までの間が2,000円となっております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 分かりました。
  ずっと2,000円というふうに理解していたもんですから、これだと、2,000円だと掛けると合わねえなというふうに考えたもんで、今、質問しました。
  割引パスポートの配付で、どのぐらい実益がというか、まだ12月までですか、あるんでということなんですが、できれば月々にこのぐらいになっているよというようなことは集計できると思うんです。ぜひ、そういう方向で考えてもらえていればありがたいというふうに思いますが、いかがですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 岩田議員のご意見につきましては観光協会のほうにお伝えして、月ごとに集計をしていただくようにお願いしたいと思います。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 よろしくお願いします。
  近隣自治体ですが、近隣自治体の駐車料金を参考にしたとありますが、嵐山町とくらかけ清流の郷バーベキュー場というんですが、最盛期はときがわ町は三波渓谷が2,000円だったんですが、ここは幾らだったんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 お答えいたします。
  くらかけ清流の郷バーベキュー場につきましては、普通車でございますけれども1日1台500円となっております。これは年間を通して500円でございます。
  続いて、嵐山町の嵐山渓谷バーベキュー場につきましては、やはり普通車でございますが、1日1台1,000円となっております。これも1年間通しての金額となっております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 そうすると、ときがわ、三波渓谷が2,000円取っているんですが、その参考例としてこういうところを見たわけですよね。それでどうして2,000円になるんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 嵐山町の嵐山渓谷バーベキュー場につきましては、1台当たり1,000円となりますけれども、そのほかに施設使用料として、中学生以上の方につきましては、1人500円をプラスして徴収をしております。例えば、ワゴン車で中学生以上の方が8人乗りで来た場合、その1台については駐車料金が1,000円プラス8人掛ける500円で4,000円で、合計5,000円となります。そういったところから、ときがわの三波渓谷につきましては、そういうところも考慮しながら2,000円としたということを伺っております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 嵐山渓谷の管理棟、トイレ、それから施設、ただ臨時駐車場は500円ですよね。ですから、あそこが例えば立派なホテルと、いいかげんに建てたうちと違いのような気がするんです。宿泊施設として、立派なホテルは高いですよね。だから、嵐山渓谷はそれなりの施設を造って、ああいう値段を取っているんだと思うんです。
  ですから、1,000円じゃないというかもしれませんけれども、それなりの施設をちゃんと造っています。
  ときがわ町は仮設ですよね、早く言えば。ですから、それは駐車場の価値というか、そういうものはやっぱり違うと思うんですが、その辺の考えはどうですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 では、お答えいたします。
  岩田議員からのご意見のとおり、設備につきましては、嵐山渓谷のバーベキュー場と比べれば非常に劣ると思っております。ただ、河川、川につきましては、嵐山渓谷の河川よりも三波渓谷の河川のほうが環境的にもすばらしいですし、水質もきれいでありますので、そういったところの付加価値を考えての金額と伺っております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 くらかけ清流の郷バーベキュー場は幾らっていいましたか、そういう管理施設というのはちゃんとできているんじゃないですか。そうじゃないですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 くらかけの清流の郷バーベキュー場につきましては、これについては河川敷等も利用しているということもあって、トイレについてはバイオトイレ等の、水洗トイレではないと伺っておりますので、そういったところは三波渓谷の駐車場の仮設トイレとあまり変わらないような形で考えております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 来年はきちんと、トイレだとか、そういう設備というか、そういう予定はあるんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 来年度、すぐすぐに水洗のきれいなトイレができるということではございませんので、来年度の夏についても現在、今年と同じように仮設トイレを考えております。
○小島利枝議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ぜひ、ほかのところに見劣りしないような環境を整えて、駐車料金を取るようなことをしていただきたいと、一住民としては思います。
  それは、9月の議会でも申し上げましたけれども、今、資本主義社会ですから、業者が入ってくるんなら2,000円でも3,000円でも、それはしようがないと思いますけれども、ある程度の均衡ある料金を設定すべきだというふうに思います。
  私は言われたのは、2,000円になったときに役場は何も言わないんかい、言えないんかいというようなことを言う住民がいました。やっぱり、それは、ですからかき氷屋、今まで500円だったのが1,500円になりました。それはそうですよね。ですから高いほうがいいという人も確かにいますよ。それは町が関係しているから来やすいように安く、できるだけ設備を整えてやるべきだというふうに、私は思っているんですが。
  あとは、これ以上言いませんが、観光振興がうまく図れますように祈念申し上げまして終わります。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を午後2時30分といたします。
                                (午後 2時16分)
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○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時30分)
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          ◇ 小 宮   正 議員
○小島利枝議長 発言順位9番、質問事項1、弓立山と桃木農村公園内の整備計画は。
  通告者9番、小宮正議員。
○9番 小宮 正議員 9番、小宮です。
  議長のお許しをいただきましたので、1問、質問させていただきます。
  弓立山と桃木農村公園内の整備計画はということでございますけれども、私、以前も、もう2年8か月ぐらいたちますか、まだ坂本課長がいた頃だと思いますけれども、そのとき質問しましたけれども、その後、推進室ができまして、観光推進室ですか、1階にできまして、いろいろドローンや何かで調査をしていただいた経緯もございますけれども、そういう中で、その後、全然進んでいないからどうなったのかなということで、再度、一般質問で質問させていただきたいと思います。
  桃木農村公園から弓立山までのハイキングコースの計画などはあるかとか、その後どのようになったのかということをお聞きしたいと思います。また、桃木農村公園の整備計画はあるのかお伺いをいたします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小宮議員ご質問の1.弓立山と桃木農村公園内の整備計画はについてお答えいたします。
  初めに、桃木農村公園から弓立山までのハイキングコースの計画はどのようになっているのかについてお答えいたします。
  現在は、桃木農村公園から弓立山までのハイキングコースを含め、町内のハイキングコースを紹介するマップの作成に向け準備を進めているところです。ハイキングコースで町内の見どころをつなぐことにより、ハイカーの満足度を引き上げるとともに、町内での周遊促進を図ることで滞在時間の延長と消費額の増加につなげていきたいと考えております。
  次に、桃木農村公園内の整備計画はあるのか伺うについてお答えいたします。
  大字桃木地区の桃木農園公園につきましては、平成4年度から平成10年度にわたり行われた中山間地域総合整備事業の一環として、圃場整備やため池整備とともに公園整備が行われたもので、町が主体となり管理を行っております。
  現在は、桃木地区の有志による草刈りとともに、町による年2回の草刈りにより、環境保全を行っております。また、公園内の河津桜は町が平成16年度に地域の活性化を目的として植樹したもので、毎年3月上旬から中旬に開花し、見頃を迎えることから、町ホームページのときがわ花めぐりサイトで開花状況をお知らせしております。
  桃木農村公園は、既に計画された整備は完了しており、再整備を行う計画はございませんが、今後は通路の整備やベンチの設置など、利用者のニーズにより、検討してまいりたいと考えております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 まず初めに、11月8日ですか、政策研究会で視察に行きました。大変、産業観光課、正木課長を含め職員の皆さんには丁重に説明していただきましてありがとうございました。
  また、この中の議員さんも行ったわけですけれども、本当に眺めがよくて、天気もよくて、ハイキングをはじめ、また一般の人が今、大勢登っているところでございます。そういう中で、私は観光の町の一つとして、ハイキングで上まで上がって、そこで休憩所ができれば最高の場所になるんじゃないかなと思っております。
  そういう中で、また、地権者にもお会いして、正木課長も話を聞きましたけれども、ああいう本当にすばらしい地権者がいて、また材木を出していいということでございますので、私も建設部会のほうで、また忘年会がございますから、そこで意見を出してみたいかなと。
  またそういう材料を使って、ベンチぐらいだったらちょこっと、すぐできちゃうのかなというふうな感じをしておりますので、また、そのときはよろしくお願いいたします。
  それでは、回答によりまして順次質問していきたいと思いますけれども。
  弓立山の、あくまでも整備はしないで、そのまま取りあえずは桃木公園から整備しないで弓立山に上がるということだけ、今は考えているんですか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 現在、ハイキングコース的には整備されておりますので、そういった整備されている部分を活用しながら、桃木農村公園から弓立山までのコースを考えております。
  また、そのほかに桃木農村公園に2つため池がありますけれども、ため池の奥に入っていきますと、民地となってしまうんですけれども、そこから、温泉スタンドのそばに行ける山道もございますので、そういったところも地主の方のご理解をいただければ、今後、そういったところもコースとして整備をしていきたいと考えております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 今、言った温泉スタンドまで、また、このルートは、まだ、弓立山のルートは保育園からも上がれるそうなんです。そっちから上がっていく人も結構いるんだというようなお話も聞きましたけれども、そういうのも徐々に見直しして、いろんなルートをつくっていただければありがたいのかなと思います。
  その中で、また今度はマップも作成ということでございますけれども、このマップの作成は来年度予算で、これは4月以降に計画しているんでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 このマップの作成ですけれども、来年度の予算を現在計上しているところで、今後、予算ヒアリング等を行って決定していくものでございます。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 これ、これで決まると、およそ何月頃から配布ができる、これは一般の個人にはくれないんですか。どこか町とか、指定管理やとかそういう、公共のところへ置くだけなんでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 このマップなんですけれども、例えば、現在も平から展望台までのトレッキングコースとか、部分的にマップ等はできておりますので、そういったところも含めて、町内全域を網羅するマップを考えておりまして、できた際には、今、非常にハイキングブームでございますので、町民の方にもご利用いただけるように配布をしていきたいなと考えてはおります。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ぜひとも、せっかくつくるんですから、できれば何日前だったか生涯学習課のが町の広報の中か何かに入っていたよね、歩く。ああいうものをうまく入れて、1つにしてやっていただければ一番いいかなと思いますんで、その点も研究していただければよろしいかなと思います。
  確かに、私も農村公園から上がっていって、ただ歩くんじゃなくて、少しぐらい途中で町 を見られるような、ちょっと休憩場所ぐらいはつくったほうがいいかなと思うんですけれども、そのぐらいなら、お金もかからないでできるかなと思うんですけれども。そういう計画もしていただけるでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 ハイキングコースにつきましては、今、小宮議員のご意見のとおり、休憩する場所や途中で眺望を楽しむ場所等も考えながら、整備をしてきたいと考えております。
  また、来年度予算で要望中ではございますけれども、そういうところで一昨年に玉川地内の愛宕山のハイキングコースも整備いたしましたので、そういったところ眺望が楽しめるような場所も考えていきたいと考えております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 一大の観光地になるよう、ぜひとも私も応援しながら見守っていきたいかなと思いますので、ぜひ、弓立山のハイキングコースを早急に、マップを含めて、予算が決まり次第、早めにやっていただければありがたいと思います。
  これについてはいいとしまして、次に、桃木農村公園の関係ですけれども、ご存じのとおり、3月はすばらしい河津桜も、町長はじめ職員の皆さんも見てよく分かっているかなと思いますけれども、そういう中で、近所の人もそうなんですけれども、できれば、何か、2年前に、皆さんに言う前に、私も中歩いてきましたけれども、あそこはよく整備してあるんだけれども、やっぱりふだんは革靴とかそういうのでは行けないと思うんです、3月頃は。
  だから、うまく、私はお金をかけるんではなくて、整備といってもチップで遊歩道じゃないんだけれども、チップをまくとか、そういうのをすればそんなにかからないで、またチップをすることによって地盤も固まるし、そういうふうにあそこがいい子供の遊び場になってもらいたいかなという感じなんです。
  だから、今はそんな計画はない、今までは工事全体は確かに終わっています。終わっているけれども、やっぱり地元の人も年何回か草刈り、またシルバーもやっています。それは知っていますけれども、ある程度はもう少し手を加えて、ため池のほうは結構、飛び石とかいろいろあっていいんですけれども、何せ手前ですね。手前のほうからこう回っていければ、そうしたら最高かなと思うんですけれども。お金をかけないで、なるべく、そういうふうにできないかなと思いますんで、その点はいかがでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 では、お答えいたします。
  ただいまの小宮議員からチップ等を使ってというようなお話がありましたけれども、町の事業として、シルバー人材センターのほうでチップのそういった木材のといいますか、枝等の受入れをしてチップをつくっている例がありますんで、そういったところのチップをいただいて、そういったものを活用しながら、農村公園の遊歩道を整備していくというようなことも考えておりますので、今後、そういったときに地域から等、要望があったときにはそういった形で進めていけたらなと考えております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ありがとうございます。
  それと、地域の要望では、河津桜を少し植えていただけないかなというような、私も先週、ちょっとあの辺に行ってきまして、できればその辺、河津桜を植えてもらえないかなというようなお話もいただきましたけれども、その点はいかがでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 現在、平成16年に植えて、もう18年がたっているわけですけれども、そういった中で、一部枯れている木ですとか、こういったのがあって、地域の有志の方が新しく植え替えてくれたということも聞いておりますので、町としても彩りの森事業ですとか、そういった苗木を配付できる事業もございますので、そういった事業を活用して、苗木を町から配付して、地域の方に植えていただくというようなことが可能であれば、苗木の配付は可能でございます。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ぜひともそれは、本当に地元の人が言っていますので、ぜひともお願いしたいかなと思います。
  ここは本当にときがわ町、この明覚地区でも一番の河津桜で観光の一つだと思うんです。この中で役場職員の山ア課長が植えたということを耳にするほど聞きましたけれども、そういう中で、地元ということで、できた当時植えたのかなと思いますけれども、山ア課長、これからのどういう思いがあるか、ちょっとお伝えをしていただければ。
○小島利枝議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 福祉課長ではなく、当時、地域振興室を立ち上げたときの職員として担当した事業でございますので、その経過について少しお話させていただきます。
  その当時としますと、宮崎でシーガイアですとか、その後は夕張とか、大きな行政が仕掛 けたものがみんな頓挫していた時代背景です。当時の都幾川村としますと小さなところのものをいろんなところにちりばめていって、点を線に結んで、それが大きく目に整備できればなという、そんな考えのもとでいろんな事業をやっておりました。それで、平成16年はトレッキングコースを整備した年で、当時、議員さんにも全員、下から上がっていただいたという、そんな時代背景です。
  そうした中で、農村公園はもう既に整備が終わっていたんですが、少し彩りが足りなかったものですから、当時あった中山間地域活性化推進事業という交付金をいただいて、そういったものを原資に植えたというふうに記憶しております。当時とすると、かなり小さな苗木だったんですが、かなり年数がたって、とても今見どころになっておりますので、ぜひ、大勢の方に見ていただいて、やった事業が皆さんから喜んでいただけるというのは、関わった担当者としてはとてもうれしいことだというふうに認識しております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 大分丁寧に説明していただきまして、ありがとうございます。また、私も先週行ってきて、渡邉町長も来てくれたんだよというようなお話を隣のうちから聞きましたけれども、ぜひ、渡邉町長もあそこを一つの観光の名所としてやっていただきたいんですけれども、町長の思いというのはどういうものでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 3年前ですか、小宮議員から3月議会のときに、もう本当にいいところあるから行ってみないかと言われて、私初めて行きまして感激しました。
  ここの河津桜というのが、本当にこの辺だと一番春を知らせるのが梅ですね。梅の次が、ちょっと桜までが間があるんで、あそこに、3月にピンクの河津桜の桜というのはすごくいいと思いました。
  それから、今年は駅前の観光協会のお手伝いをしているおばちゃん方に宣伝をしておいたんです。そうしたら、よく宣伝効果があったか何か、結構、サイクリストとか観光のお客さんが行ったみたいで、岡野さんが言っていましたけれども、今年はやにお客さん多いねと言っておりました。
  私も前々から言っているんですけれども、役場のこの事業を見ると、1つの事業が終わると、それでもう終わりということではなくて、特に観光事業については継続して、やっぱり予算をつけていかないと維持ができない。お店なんかもそうなんですけれども、お店の維持というのは開店のときの雰囲気をいかに長く続けるかというのがお店の維持なんです。だか らできたからもう終わりだよというんではなくて、そのできたときの雰囲気をいかに持続させていくかということだから、やはり、特に観光施設については継続的に予算をつけて、維持管理費を積み重ねていかないと、いいものになっていかないなという認識持っておりますので、特に農村公園のところは、私が去年あたりも駐車場がはっきりしなかったなと、駐車場はあるんだけれども、車が入っていないからふかふかなんです。だから、少し閉めて、あそこも駐車場という看板を立ててもらいましたけれども。
  後は、その今、小宮議員が言ったちょっとすり鉢の底みたいなところ、イノシシのもう遊び場になっちゃっているんです。そこもやっぱりしっかり手を入れて、あそこも子供たちが遊べるようなところ、あるいはちょっと草そりもできそうなところもありますので、少し滞留時間も長くして。
  それからまた、山伝いにちょっと町道も入りますけれども弓立山へ登るルートもできましたので、その辺も紹介しながら、春の一つの拠点として、やっぱり世に出したいなと思っているところでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ありがとうございました。
  確かに、私は2年8か月前ですか、そのときは、行ったときはちょうど近所の人が周り明るくすると木を切って、大分整備がなされておりましたけれども。
  そこで、再整備の計画がないということで、それはもう工事自体は終わっていますから、当然だと思うんです。ただ、今後の、通路や整備のベンチなどとありますけれども、これからが大事だと思うんで、もうある程度の工事はできていますから、後は少しちょっと手入れをしていただければ、やればいいかなと思います。
  そこで、これを早く、私が一般質問を今して、これで終わりじゃなくて、私は成功させるように今やっていますので、もしかしたら、これが終わりましたら桃木の区長さんのところへ行ってきようかと思っていますけれども、区長さんに区長要望で出してくれと今、お願いをしていこうかと思いますけれども、そうしたほうが事業自体は地域の活性化ですから、私は一番早いんじゃないかなと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 地域要望として出していただければ、また検討していきますし、ただ出しっぱなしということであると、こちらも困りますので、地域と連携をして、今後、管 理をしていったり、地域活性化のために活用していくということでご理解いただければ、何らかの形で進めていきたいと考えております。
○小島利枝議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 確かに、地域の何人かから聞きましたけれども、地域の人も応援しないということではないんだって。ただ、年配者が大分増えてきたということでございますけれども、ある程度の人は多少なら手伝うよという人もいるんです。だからそういう人にまたお願いをして、いいほうに進んでいければ、私はいいかなと思いますんで、これを成功させるよう、ぜひともよろしくお願いして、一般質問を終わります。
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   ◎延会について
○小島利枝議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○小島利枝議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 2時51分)