令和5年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和5年3月8日(水)   
                            午前9時30分開議     
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 請願第 1号 「消費税インボイス制度の実施中止を求める」意見書の提出を求
             める請願
日程第 3 議案第 2号 専決処分の承認を求めることについて(損害賠償の額を定めるこ
             とについて)
日程第 4 議案第 3号 ときがわ町個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について
日程第 5 議員提出議案第1号 ときがわ町議会の個人情報の保護に関する条例の制定につ
                いて
日程第 6 議案第 4号 ときがわ町事務手数料条例の特例に関する条例の制定について
日程第 7 議案第 5号 ときがわ町自転車の安全な利用に関する条例の一部改正について
日程第 8 議案第 6号 ときがわ町国民健康保険条例の一部改正について
日程第 9 議案第 7号 ときがわ町国民健康保険税条例の特例に関する条例の一部改正に
             ついて
日程第10 同意第 1号 ときがわ町教育委員会委員の任命について
日程第11 議案第 8号 ときがわ町やすらぎの家の指定管理者の指定について
日程第12 議案第 9号 ときがわ町いこいの里大附の指定管理者の指定について
日程第13 議案第10号 ときがわ町大野特産物販売所の指定管理者の指定について
日程第14 議案第11号 ときがわ町木のむらキャンプ場の指定管理者の指定について
日程第15 議案第12号 ときがわ町木のむら物産館の指定管理者の指定について
日程第16 議案第13号 ときがわ町建具会館の指定管理者の指定について
日程第17 議案第14号 ときがわ町都幾川四季彩館の指定管理者の指定について
日程第18 議案第15号 町道路線の廃止について
日程第19 議案第16号 令和4年度ときがわ町一般会計補正予算(第8号)
日程第20 議案第17号 令和4年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第21 議案第18号 令和4年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第22 議案第19号 令和4年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第4号)
日程第23 議案第20号 令和4年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計補正予算(第
             3号)
日程第24 議案第21号 令和4年度ときがわ町関口茂八翁奨学事業特別会計補正予算(第
             1号)
日程第25 議案第22号 令和4年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第3号)
日程第26 議案第23号 令和5年度ときがわ町一般会計予算
日程第27 議案第24号 令和5年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算
日程第28 議案第25号 令和5年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算
日程第29 議案第26号 令和5年度ときがわ町介護保険特別会計予算
日程第30 議案第27号 令和5年度ときがわ町浄化槽設置管理事業特別会計予算
日程第31 議案第28号 令和5年度ときがわ町関口茂八翁奨学事業特別会計予算
日程第32 議案第29号 令和5年度ときがわ町水道事業会計予算
─────────────────────────────────────────────────
出席議員(11名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     5番  小 島 利 枝 議員     6番  田 中 紀 吉 議員
     7番  山 中 博 子 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  小 宮   正 議員    10番  岩 田 鑑 郎 議員
    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美 
副町長
小 峯 光 好 
総務課長
宮 寺 史 人 
企画財政課長
荒 井   淳 
税務課長
福 田 芳 和 
町民課長
式 守 康 子 
福祉課長
山 ア 俊 樹 
会計管理者兼
会計室長
正 木 達 也 
産業観光課長
正 木   彰 
建設環境課長
加 藤 光 典 
水道課長
伊 得 正 巳 
─────────────────────────────────────────────────
教育長
久 米 正 美 
教育総務課長
宮 寺   進 
生涯学習課長
大 野 健 司 
─────────────────────────────────────────────────
議会事務局長
荻久保 充 也 
書記
杉 川   桂 

─────────────────────────────────────────────────
   ◎開議の宣告
○小島利枝議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより令和5年第1回ときがわ町議会定例会第2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎議事日程の報告
○小島利枝議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりです。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎一般質問
○小島利枝議長 これより、日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 畑     豊 議員
○小島利枝議長 発言順位5番、質問事項1、町民及び役場職員の交通安全対策について。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 議席番号1番、畑です。よろしくお願いします。
  また、今日、総務課長のほうから爆破予告がありましたので、皆さんの安心・安全、命を守るために、私の一般質問はなるべく短めにしたいかと思いますので、よろしくお願いします。
  それでは、質問事項1番、町民及び役場職員の交通安全対策について。
  令和4年度も残すところ1か月を切り、令和5年度がスタートする。年度が替わる3月、4月、5月で交通事故が起きないようにしなければならない。
  そのため、町に交通安全対策等について伺う。
  (1)町民への交通安全対策の啓発等は。
  (2)職員等への交通安全研修(講習等)は。
  (3)庁舎付近の横断歩道利用について。
  (4)自転車通勤の職員や業務で自転車を使用する職員への交通安全対策等は。
  よろしくお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  畑議員ご質問の1、町民及び役場職員の交通安全対策についてにお答えいたします。
  交通安全の施策を講じるに当たっては、人命尊重の理念に立つことはもちろんのこと、交通事故がもたらす社会的、経済的損失を勘案するとともに、社会情勢等の変化を踏まえつつ、交通環境の実態に対応した諸施策を講ずる必要があります。このため、本町では、ときがわ町交通安全計画を策定し、交通安全に関する各種施策を実施しております。
  それでは、初めに(1)町民への交通安全対策の啓発等はについてお答えいたします。
  町民への交通安全対策の啓発等は、交通安全に対する関心と意識を高めるため、随時実施しております。特に、毎年季節ごとに年4回展開される交通安全運動期間中には、広報誌への掲載やポスター掲示、啓発品やチラシの配布、県道を中心にしたのぼりの設置等により交通事故防止の啓発活動を行い、現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模を縮小しておりますが、小川警察、小川地方交通安全協会ときがわ支部、嵐山ときがわライオンズクラブ等と連携し、街頭啓発活動も行っております。
  さらに、月初めや小・中学校の各学期の始まりには、交通指導員による登校時の交通安全の呼びかけを行うほか、自転車安全利用指導員による児童への交通安全啓発、道路への交通安全看板の設置を行っております。
  また、昨年、町内で夕暮れ時に歩行者と自動車による痛ましい死亡事故が発生したことから、その対策として、歩行者の安全確保対策のため、直ちに自動車のヘッドライトに反射するたすき600本の無料配布や交通安全チラシの回覧等を行いました。
  今後も、関係機関と連携し交通事故防止に向けた啓発活動を継続してまいります。
  次に、(2)職員等への交通安全研修、講習等はについてですが、町では本庁舎、第二庁舎にそれぞれ安全運転管理者を置いていますが、令和元年度に全職員を対象として、職員の交通事故及び交通違反を防止することを目的に、安全運転講習を実施いたしました。とりわけ、飲酒運転については極めて悪質かつ危険な行為であるため、従来から機会のあるたびに注意喚起は行っており、特に、年末年始の休みの前には、改めて飲酒運転等不法行為防止の徹底について全職員に通知しております。
  次に、(3)庁舎付近の横断歩道利用についてですが、本庁舎、第二庁舎付近は、町内で も比較的交通量の多い場所となりますので、安全確保のため、横断歩道の利用に関しての啓発に努めてまいります。
  最後に、(4)自転車通勤の職員や業務で自転車を使用する職員への交通安全対策等はについてお答えいたします。
  本定例会に、ときがわ町自転車の安全な利用に関する条例の一部改正についてをご提案申し上げますが、こちらは道路交通法の一部改正に伴い、ヘルメット着用に関する努力義務が自転車に乗車する全ての方に拡大されることから、本町の条例も同様に改正することとなります。通勤や業務で自転車を使用する際は交通ルールを遵守し、安全運転に努めるよう周知してまいります。
○小島利枝議長 1番、畑議員。
○1番 畑  豊議員 ありがとうございました。交通安全対策を実施するということですね。
  それでは、ちょっと答弁書の中の幾つかを再質問したいと思います。
  最初に、町の交通安全計画を策定し、交通安全に関する各種施策を実施してまいります、という言葉が出てくるんですけれども、これは、先ほど言った県道等で交通期間中に広報等を行うことという、こんな説明あったけれども、そのほかに何だかやっているということでよろしいんでしょうか。説明願います。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、お答えいたします。
  令和3年度から令和7年度までを計画期間とした、第4次ときがわ町交通安全計画においては、第1章道路交通環境の整備、例えば、事故が起こりにくい環境づくりだとか、通学路等の整備、それから第2章では、交通安全思想の普及徹底、それから児童・幼児に対する安全教育などを規定しております。交通安全全般にわたる広範囲の計画となっておりまして、これに基づきまして、答弁書にあるような啓発活動を行っているというふうなものでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私が特に危惧しているところは、町民の方への交通安全対策の啓発等は特にやっていないということでよろしいでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 そうですね、いわゆる警察と連携して行う街頭指導においては、あくま で通過者に対する指導でありまして、直接的な町民への指導ということではないと思います。答弁書にもありますが、昨年発生した交通事故、町内で久しぶりに発生してしまった交通事故なんですけれども、これが起こった後に、担当者と今、我々としては何ができるかを協議しまして、啓発物資の配布あるいはリーフレットの配布等を行う、そのような何か物事が起こると直ちに行うと、起こる前には街頭での啓発活動を行うというようなことを実施しております。
  なお、町の交通安全条例がある関係で、こういった条例の中に、例えば今、埼玉県で義務化になりましたヘルメットの着用の規定だとかを整備することによって、皆さんの知るところとなる、あるいは啓発していくというふうな心構えでやっております。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今の説明ですと、特に町民の方への啓発活動はしていないということですので、できれば町民の方への啓発活動も前向きにしていただくような施策というか、事業を行っていただきたいと、ちょっと何課になるか分からないんですけれども、こういうのもぜひ安心・安全、それと、ときがわ町も大分大きな道路ができてきましたので、そういうのも含めて、交通事故にならないような町の方への啓発活動事業を行ってください。お願いします。
○小島利枝議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 少し補足をさせていただきます。毎年、民生委員さんを通じて、担当地区の高齢者のみなんですが、リーフレットの配布ですとか、腕に巻く反射材ですとか、自転車につける反射材、その他啓発用品の配布を毎年実施しております。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 物を配布するっていうのは、先ほどの前の課長さんも、そして町民課長さんもそうですよね、配布じゃなくてできれば町民の方への啓発をする事業ですね、そういうのを積極的にしてないんで、してもらいたいということなんですけれども。お願いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 どうしても、交通安全対策主管課が話すと、どうやら全体を通してのことになってしまうんですけれども、例えば、今コロナで中止になっていますが、高齢者を集めて地域でのふれあいサロンの時に、警察官に来ていただいて、詐欺の防止策だとかも話して注意喚起を行っています。その中で、例えば高齢者になって自転車に乗るときには必ずヘ ルメットかぶってくださいだとか警察官の方からお願いをすると効果あるのではないか、それから教育委員会のほうでも、子供を対象に安全教育等やっておりますので、町民への直接の注意喚起というのは、年齢だとかの固まりに応じてその都度、年齢、例えば高齢者にはこういう安全の注意喚起、児童に関してはまた別のやり方があると思いますので、注意すべきポイントを変えて説明をしていこうというように考えます。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 そうですね、おのおの年代とか、体のいろいろな障害とかある方もいますので、その方に適応した、有効な交通安全対策等を行ってください。お願いします。
  それでは次に、質問にいきます。答弁書の中に自転車安全利用指導員とありますけれども、この自転車安全利用指導員の方というのは、町にはどのくらいいるんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 自転車安全利用指導員の方は、町内に6名おります。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 6名って、ちょっと私も、その方が、実際に自転車安全指導員で道路の安全啓発と、道路の安全看板の設置をしているところを見たことがないんですけれども、これはどのくらいの頻度で行っているんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 この啓発活動もコロナ禍において現在活動中止状態にあるんですけれども、一番最後に行われたのが、平成31年5月にサイクリストへの啓発活動を行ったと。場所が旧西平セブンイレブン跡、ときがわベースというところですかね、現在の。このような形で横断幕を掲げて、街頭で道行くサイクリストに対して注意喚起を行ったという活動を行ったというふうな報告を受けております。そのほか学校へ啓発品の配布等の活動を行っております。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 6名の方が啓発活動を行っているということなんで、引き続きその方にも協力いただいて、ぜひ交通安全のほうの啓発をお願いします。
  それでは、続いて町職員への交通安全講習等はということで聞いたんですけれども、令和元年度に全職員を対象として交通安全事故及び交通違反の防止を目的とする交通安全講習を実施したということですけれども、令和元年、今度は以降はしていないということですから、 今、令和5年になりますから4年から5年はしていないということでよろしいでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それ以降の実施はございません。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、町職員の方に対しては、今後実施はする予定はあるんですか、全然しないんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 交通安全指導というのは、実は定期的に毎年実施はときがわ町の場合はしておりませんけれども、最近、畑議員ご指摘のとおり、ときがわ町の県道、町道に交通量が多くなってまいりますと、運転中あるいは歩行中あるいは自転車に乗る場合、それに今回道路交通法が改正になりまして、自転車に乗るときは児童・高齢者以外の一般全員にヘルメットの着用の努力義務が課せられることになったと、こういう道路交通法の改正があると、我々としても、知らなかったということもありますので、法律改正の折を見て、そういうタイミングで実施できたらなと考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 4月1日から新しい道路交通法が施行されますので、ぜひこの機会に今度は令和5年でもう一回全職員を対象とした交通安全講習、あるいは研修等を行うようにしてください。これ要望です。お願いします。
  続いて、次に質問ですけれども、この中の答弁書の中で、安全運転管理者を置かなければならない、その中で読んでいきますと飲酒運転については極めて悪質かつ危険な行為である、これは当たり前なんですけれども、ここで町のほうでもアルコールチェックみたいな機能というか、アルコールチェックは実施はしているんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お答えいたします。
  役場もご案内のとおり、役場が所有する町有車が複数ありまして、職員としても乗る機会のある方、我々管理職になりますと、それほど多くの機会はないんですけれども、ご案内のアルコールチェックにつきましては、各課にアルコールチェックの測定器を設けまして、車の運転前、それから運転した後、それぞれ一度ずつ測定をして記録簿に記入するというようなことを、本庁舎、第二庁舎でそれぞれ行っております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 分かりました。引き続いて、そのアルコールチェック等は行ってください。よろしくお願いします。
  続いて、(3)庁舎付近の横断歩道の利用について、本庁舎、第二庁舎付近では比較的交通量も多い場所となり、安全確保のために横断歩道の適正の利用に関して啓発に努めてまいりますということで書いてあるんですけれども、これちょっと、私の耳に入ってきたのが、横断歩道があるんですけれども、実際に横断歩道を使っていないで、横断歩道の近くを横断している方が職員を含めているというような状況だということで、私もモニタリングさせていただきました。確かにいました。それで、できれば、横断歩道というのは道路を安全に横断できるような手段なんで、アイテムなんで、ぜひ横断歩道があるところでは、横断歩道を適切に利用していただきまして道路を横断していただく。
  警察の方にちょっと確認をしたんですけれども、じゃ、どのくらいの目安で横断歩道が近くにあれば、といったんですけれども、それは明確には言えないということなんですよね。ただ近くで見える範囲であれば見えるんですからそれを利用してもらいたい。見えないんであれば、交通量が少ないときに渡っていただければいいんですけれども、横断歩道が近くにある場合は適切に横断歩道を利用してもらいたいということなので、横断歩道についての教育のほうはどうなんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 お答え申し上げます。
  職員が道路を横断する場合に、第二庁舎の場合、それから本庁舎の場合、職員が止める駐車場の位置から執務場所まで公道を横断する場所が実はありまして、そのときにやはり横断歩道以外の場所を横断する者がいるという情報から、注意喚起をしたことがあります。そのときに大分直ってはいたんですが、畑議員ご指摘のとおり、まだ一部の職員が横断歩道が近くに見えるのにそこを渡らないという者がいるということになりますと、先ほど言ったように交通事故の原因にもなりかねませんので、再び注意喚起を行って、横断歩道を必ず通行するようにという指導をやっていきたいというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 よろしくお願いします。
  昨年、お笑いのある年配者の方が、横断歩道が近くにあるにもかかわらず、その横断歩道を利用しないで幹線道路を渡ったところ、右だか左だか来た乗用車にはねられて亡くなってしまったというような痛ましい事故がありましたので、ぜひときがわ町の職員の方にはそういう事故にあってもらいたくないもんですから、あえて私のほうから質問させていただきましたので、ぜひ交通事故も含めてないために近くに横断歩道がある場合は、横断歩道大変ですけれども、利用していただくということですね。これ以上私言いませんけれども、あとはモラルの問題とかになりますので、ぜひそういうことでもう一回啓発活動ということで職員のほうに徹底してください。よろしくお願いします。
  それと、最後なんですけれども、自転車通勤の職員については、4月1日以降はヘルメットの着用ということになります。罰則規定はありませんけれども、ぜひ町職員にあっては、法令等遵守して守らなければならない立場にありますので、ぜひ町民の模範となるように、率先して自転車に乗るときはヘルメットのほうを着用していただいて執務等していただければいいかと思うんですけれども、ヘルメットなんかはもう買ってあるんですか、置いてあるんですか。それとも個人に任せているんですか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 実は業務に使う自転車は極めて数は少ないんですよ。もちろん努力義務とはいえども、先ほど畑議員が他の模範になるようにというふうに申し上げましたが、公務災害を防ぐという見地からも、できる限り着用をするように、できましたら公費で購入して備品として備えていきたいというふうな考えでおります。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ありがとうございます。ぜひ、職員の方の生命、財産、安心、安全を守るために、ヘルメットの購入をして、安全な執務執行をしていただければいいかと思います。
  これで1問目の質問は終わりにします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、保育園、小学校、中学校での交通安全対策は。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 2番目、昨年の第4回の定例会のほうで、私の一般質問の中で、児童・幼児・送迎バスに安心安全のためのドライブレコーダーを設置してくれということで言ったところ、町のほうですぐ動いていただきまして、安心安全のドライブレコーダーをつけ たと、それに伴いまして、一緒にバスからの脱出訓練、もしバスに取り残されたときに児童たちに訓練をしていただくということも確認取れまして、それもしていただきました。大変ありがとうございます。親御さんからも大変いいというような好評のお言葉をいただいていますので、引き続きお願いします。
  それでは、2項目めに入ります。
  2、保育園、小学校、中学校での交通安全対策は。
  教職員1人1人が、日々の業務の中で子供を守るということを自分ごととして考えなければいけない。そこで、年度が替わり新入園児、児童、生徒が増える中、交通事故をなくしたい。町として園児、児童、生徒の交通安全対策等をどのように対応しているのか伺う。
  (1)教職員等への交通安全研修(講習等)は。
  (2)園児、児童、生徒への交通安全研修は。(講習等)
  (3)自転車の安全運転の基本的な法令等の研修は。(講習等)
  ア、規制標識(325の3)自転車及び歩行者専用歩道利用について。
  イ、自転車での横断歩道利用についてをよろしくお願いします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 皆さん、おはようございます。
  それでは、畑議員ご質問の2、保育園、小学校、中学校での交通安全対策は、についてお答えいたします。
  初めに(1)教職員等への交通安全研修(講習等)はについてお答えいたします。
  まず、公立保育園の取組についてですが、(1)と(2)を併せてお答えいたします。
  交通安全研修は、毎年、埼玉県警交通安全まなび隊を招き、交通安全に関するお話しや、実際に信号機や横断歩道を使用して、安全に歩く講習を園児や保育士に向け実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で派遣自体が中断され、この3年間は実施しておりません。しかし、現在ではコロナを取り巻く状況が変わり、まなび隊が再開となりますので、令和5年度から年間計画に組み入れ、実施してまいります。
  また、通常保育で実施しているお散歩では、お友達と手をつなぐ、歩くときはふざけないという2つの基本事項をお散歩のたびに保育士と園児の間で約束をしています。それでも零歳から6歳までの幼い子供たちで、その能力には大きな差があります。年齢児に合わせた交通量の少ないコース設定や、やむを得ず交通量の多いコースを歩く場合には、保育士の人数 を増やすなどの対策を講じ、安全の確保に努めております。
  このように、準備段階において各職員が自ら考え、職員会議において職員全員で情報を共有し、実際に行動に移していくことも職員の交通安全研修となっているものと考えております。
  続きまして、小・中学校教職員への交通安全研修につきましては、毎年県が主催している学校安全教育指導者研修会に小・中全校の安全主任を派遣しており、児童生徒に対する交通事故防止対策について学び、各校で教職員に伝達しております。また、各校には国や県からの通知を随時送付し、常に共通理解を図っております。
  次に、(2)園児、児童、生徒への交通安全研修は、について、児童・生徒分をお答えします。小・中全校で1学期中に交通安全教室を行っています。警察の方に来ていただき、自転車の乗り方や点検の仕方、横断歩道の渡り方、交通ルール、道路の危険箇所などについて学んでおります。
  次に、(3)自転車の安全運転の基本的な法令等の研修は、についてお答えいたします。まず、ア、規制標識(325の3)自転車及び歩行者専用歩道利用についてですが、中学校2年生の保健体育、交通事故の発生要因の単元で、自転車安全利用五則について学習しています。その中で、規制標識(325の3)自転車及び歩行者専用歩道利用についてを学習しております。
  次に、イ、自転車での横断歩道利用についてにお答えいたします。先ほど触れた交通安全指導教室で、小学校の3年生から6年生は、実際に自転車を使って自転車での横断歩道利用を実習いたします。また、定期的に自転車の安全点検を行い、安全に登下校ができるよう日頃から心がけております。今後も小・中学校での交通安全対策を推進し、児童・生徒の事故防止に努めてまいります。
  どうぞよろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 1番、畑議員。
○1番 畑  豊議員 ありがとうございました。それでは、この中の答弁書の中から、幾つか質問させていただきます。
  まず最初に、コロナの影響でこの3年間実施していなかったということの件ですが、令和5年度からは、年間計画に組み入れ実施していきますということなんですけれども、令和5年度からはバスの脱出訓練等も一緒に兼ねて行っていただけるということの解釈でよろしいんでしょうか。
○小島利枝議長 山ア福祉課長。
○山ア俊樹福祉課長 年度も替わり、バスに乗る園児も変わりますので、併せて行っていく予定でおります。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 よろしくお願いします。これは小学校も同じかと思いますので、よろしくお願いいたします。
  続いて、小・中学校の教職員の方への交通安全研修についてですが、毎年県が主催している学校安全教育指導者研修会に小・中学校の安全主任を派遣しておりますということなんですけれども、これ、安全主任だけの派遣で間に合うんですかね。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えをいたします。
  各校に安全主任が1人おります。また副主任が1人おるんですが、少なくとも1人はこの研修会に参加をいたしまして、そこで得た内容を、学校に戻りまして、各教員に会議等の場で伝達していくということでございます。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 伝達というのは伝えるだけなんですけれども、その方がかみ砕いて自分の言葉で職員等に伝えるようなことはしていないんですか。伝達じゃないんですよね。研修をしてきました、伝達しますでは報告になってしまいますので、自分の研修したことを自分の言葉で伝えるものに、そういうことやっていないんでしょうか。再度質問します。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  まずは、こういうことをやってきました、というのをそのまま伝えるということは大事だと思います。そして最後に自分の言葉、感想なりを述べているかまでは確認できませんけれども、そうあってほしいなと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今の感想だと、感想述べました、意見言いました、では、その人行って来いよ、行って来ました、私の感想述べます、で終わってしまいますので、できれば研修に行った職員が自分でちゃんと資料を基に交通安全講師みたいなベースを作って、学校ごと にこういうことをやりますんで、ぜひ皆さんもお願いしますというような感じで伝えてもらいたいんですね。行ってきました、伝えます、じゃなくて、お願いしたいんですけれども。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 貴重なご意見いただいたと思います。ぜひそのように我々も学校のほうに伝えてまいりたいと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 よろしくお願いします。当然、お子さんたちは先生方の行動見ながら、背中を見ながら行動しますので、ぜひ、先生がさっきの町の職員じゃないですけれども、模範となるように行動していただければ、お子さんたちもそれを見ながら交通安全に対する意識も変わってくるのかなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
  それと、時間もあれなんで325の3、皆さん、ここに325の3、こういうような標識なんですけれども、大人の人と子供と、それから自転車がこの同じようになっている標識を見たことがあるかと思います。この講習、研修をやっていますかってやっていますということなんですけれども、この道路があるところというのは、ちょっと私が調べたところ、都幾川中学校がそこの田中の交差点からずっと山のほう、西平のほうに行った下郷橋、そこまでが自転車と歩行者の専用道路1本あります。
  もう1本は、玉川中学校のちょうど県道の踏切、総務課長、ちょうど踏切から小川方面に向かった県道です。そこが2本目の自転車と歩行者が通れますよというところ、しかないんです。ときがわ町には。で、子供たちにこの研修させて、今現在ないところを通行しているところが1点あるんですね。県道でいうとさっきの踏切ですね。八高線の踏切から、今は名前変わったんですけれども、昔の名前で言うと交差点は玉高前、玉川工業高等学校前交差点をイメージしてもらうと、そこまでの間がちゃんと大きく歩道ができているんですけれども、そこには自転車が歩行者と通ってもいいよと標識がないから、今現在使っているんですけれでも、これは使っちゃいけないということではないですよね。使っていい要件としては、今標識がない、その次っていうのは自転車の運転者が13歳未満、もしくは70歳以上の方は使える、または身体に障害がある場合には、自転車に乗ってその歩道も使っていいよと。3つ目、車道または交通量の状況から、交通量も非常に多く自転車の走行が危ないときには、担保するために歩道を通行することができますということなんですけれども、今現在、そこはできていないのに、交通安全講習教育をしても、お子さんたちは迷ってしまうんじゃないですか ね、どうでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  研修というより、これは授業の中で、答弁書にもありましたけれども、学習をしておりますので。それからもう1点、玉川、玉中に来るルートが県道1本という話があったかもしれませんけれども、八高線の側道のほうも時間制限でそこもそのマークがありますので、あそこは2本になっているかと思います。あのルートが玉川付近につきましては、西から来るんですけれども、根際の踏切で終わっていると、そこから先は玉川中学校に接続していないと、新しく整備されましたバイパスを通って、玉中に生徒たちが五明系方面からやってくるんですけれども、玉川橋付近は設定がありません。今回、そのお話かと思いますけれども、そこの部分につきましては、至急対応協議、対応を取ってまいりたいと思っております。
  まずは、以上でございます。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私が言いたいのは、この歩行者、自転車専用道路の講習とか研修やっていると、はい、やってていいよと、やっててもいいんだけれども、子供たちにしてみると、私たちが通っているメイン的には玉川中学校の新玉川大橋、新しくできた玉川大橋のところからずっと小川方面に行く道、あそこのところをないのにも関わらず通っちゃっているんですよ。ですから、ぜひそこら辺は前向きな、前向きって言っちゃあれですけれども、歩行者専用道路がないのに、通っちゃっているということでよろしいんでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 現実にはそういうことになると思います。大まかに4つ歩道を自転車が歩道に、自転車が通っていい要件あるんですけれども、その中にその標識がないのにやむを得ず通るってことで、これまで来てしまっているのかもしれません。そこにその標識をつけてくれというのは、これまでの通学路点検等でも、学校等から要望がないところなんですけれども、ご指摘もいただきまして、たしか、これ、根際踏切まではあるのに学校までの肝心なところが接続していないということで、これは私の教育総務課としても誰か対応していかなければいけないな。まず、交通安全につきましては、総務課のほうでも主管をしておりますので、総務課を含めまして、警察と至急協議をしまして対応してまいりたいと思っております。
  以上です。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今、教育総務課長のほうから非常にいいお話をいただきました。これに関して総務課のほうの意見はありますか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 貴重なご指摘ありがとうございます。
  おっしゃるとおり一部中学生が歩道を通行しているにもかかわらず、この自歩道というんだそうですけれども、自転車歩道、自転車通行可能な歩道の標識が出ていないところもあります。今後、通学路一斉点検というふうなPTAだとか学校だとか交通安全担当、それから建設環境課等が加わって、通学路の一斉点検をしたところ、危険箇所があると見受けられたことを、それから5年間かけて直すというふうな仕事が、実は埼玉県県土整備事務所が行っております。そのときに、ご指摘の踏切の歩道がついてない側に、実は歩道をつける予定があるんだそうです。これがついた折には、畑議員ご指摘の自転車通行可能な歩道を要望してまいりたいというふうに考えておりますが、一方で、歩道は原則歩行者のもので、例外として自転車が通行可能というふうなものでございます。県道のどちら側につけるか、両側につけるか、片側だけにするかも含めて、交通安全協会と十分協議した上で、適切な箇所に設置してもらいたいというふうに考えます。
  というのも、3月4日の朝日新聞のほうで、実は自転車と歩行者の事故は4割が歩道で衝突が発生しているというふうな報道がございます。これによりまして、自転車に傷害保険を必ず入るようにという埼玉県条例も改正になっておりますので、そちら歩行者の安全も十分担保した上で中学生の交通安全、それぞれ両立を図る上で、どこにつけたら一番よろしいかというのを十分公安委員会と協議して設置してまいりたいと思います。
  よろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 はい、分かりました。それでは、なるべくいい方向で協議できるようにしてもらいまして、なるべく早く実現して、中学生の通勤、自転車通勤の安全安心でなるように、ぜひよろしくお願いします。
  それでは、最後になります。最後というか、最後の質問にさせてください。
  今、ちょっと私確認したんですけれども、自転車に乗って横断歩道教室もやっているということだったんですけれども、実際には自転車に乗って横断歩道は渡れるんですよね。それは、例外です、同じように。できれば横断歩道というのは横断、歩道ですから、自転車で渡 るときには、誰も歩行者がいないときにはそこをすぐ止まれるような速度で渡ってもいいんですけれども、歩行者がいたときには、歩行者と一緒に自転車を降りて押すとか、あるいはそういうことしないと、仮に歩道上で自転車がぶつかってしまうと、自転車っていうのは軽車両法になりますので、そこら辺も当然教育しているってことなんで、子供たちにはそこら辺教えてもらって、歩行者がいたらぶつかってけがさせると非常なことになりますということで、ぜひそこら辺も併せて安全教育ということで徹底させてください。よろしくお願いします。
  以上で、私の質問は終了します。ありがとうございました。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を10時30分といたします。
                                (午前10時15分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
                                (午前10時30分)
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 杉 田 健 司 議員
○小島利枝議長 発言順位6番、質問事項1、ドローンの使用状況について。
  通告者2番、杉田健司議員。
○2番 杉田健司議員 議席番号2番、杉田です。議長の許可が出ましたので、一般質問をさせていただきます。畑議員同様、爆破予告も出ておりますので、早めに終わらせるようにいたします。
  ドローンの使用状況について。
  令和3年6月の定例会で同様の質問をしたが、その後2年近く経過した。現在の状況について3点伺う。
  (1)観光用の町ホームページの動画配信は進んでいるのか。
  (2)災害時での活用はできたか。課題等はないか。
  (3)新しい運航基準になったが、その対応はできているのか。
  以上です。お願いいたします。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 杉田議員のご質問の1、ドローンの使用状況についてにお答えいたします。
  初めに、(1)観光用の町ホームページの動画配信は進んでいるのかについてお答えいたします。
  町では、ホームページでの動画配信のほかに、ユーチューブ上に「埼玉県ときがわ町」チャンネルを設け、声で聞く「広報ときがわ」をはじめ、健康体操やイベントの様子など、様々な情報を動画で提供しております。
  このチャンネルの中に、観光PRを目的として、ドローンを活用した空撮動画などでまちの見どころを紹介する「TOKIGAWA Sky Hiking(ときがわ・スカイ・ハイキング)」を設け、動画配信をしております。
  この動画は、まちの見どころをふだんと異なる視点で紹介し、その魅力を改めて実感していただくことを目的として、弓立山などの眺望の紹介に加え、上サ・スケート場や萩日吉神社の流鏑馬の様子など、その場所を訪れただけでは見ることができない視点の動画も提供しております。
  動画の再生数としては、木のむらキャンプ場や堂平天文台の注目度が高くなっております。再生回数とともに、こうした動画をインターネット上に掲載する効果として、テレビ番組の制作会社から動画素材の提供依頼が寄せられた事例もあり、町の風景が各種メディアに提出されるよう、積極的に対応しております。
  次に、(2)災害時での活用はできたか。課題等はないかについてお答えいたします。
  災害時におけるドローンの活用としては、令和4年7月12日の大雨により、関堀地内で地滑りが発生した際、建設環境課職員がドローンを使用し、災害現場の撮影を行いました。この画像は、役場内での状況把握、現場対応に活用したほか、埼玉県にも提供しております。
  令和5年度に、ときがわ町地域防災計画の改定を予定しておりますが、本計画の中にも、ドローンのスムーズな活用に関する体制整備について盛り込んでまいりたいと考えております。
  次に、(3)新しい運航基準になったが、その対応はできているのかについてお答えいたします。
  令和4年6月に施行された無人航空機の登録制度につきましては、飛行に必須となるため、町所有の2機のドローンについて登録を済ませております。
  また、同年12月の航空法の改正では、国土交通大臣の許可・承認を得ることで、第三者上空を飛行しての荷物輸送等が可能となる内容であり、町の飛行に影響がないことを確認して おります。
  以上です。
○小島利枝議長 2番、杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきます。
  ユーチューブ上のときがわ町チャンネル、私も拝聴いたしましたけれども、健康体操とかイベント等の様子等も映っているんですけれども、かなり年数のたったものがアップされているような形も見受けられます。たしか9年前とか10年前とか、そういった部分もあると思うんですけれども「TOKIGAWA Sky Hiking(ときがわ・スカイ・ハイキング)」のほうは、最近多分つくられたのかなと思います。今後、花ももまつりとかそういったものがコロナの影響でできなかった部分もあるんですけれども、といったイベント中の模様とか動画を使った配信とか、その辺はそういうのをまとめながら、もっとPR的にできるような動画の作成というのを考えているのか、ちょっとお伺いいたします。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  杉田議員のご質問のイベント等に関しての動画も上げてほしいということでございますけれども、コロナ禍でなかなかイベントもできなくて、そういった撮影もできなかったということもございますけれども、今後そういったイベント等も撮影をしながら、動画配信を進めていきたいと考えております。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ぜひ、よろしくお願いします。あと、古い動画に関してずっとアップされている状況ですけれども、その辺はどのようにお考えになっているのか、新しく更新するのかどうなのか、お願いいたします。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 お答えさせていただきます。
  古い動画については、ユーチューブ上で上がっているものについては、ほとんど消さないというのが通常というんですか、ほかのところでもそうだと思うんですけれども、たくさんの動画を上げて、その中から古くても視聴者が見たいものもあると思いますので、といったところで、視聴する方が選択していただくということで考えております。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 PRをしていって多分観光客も見て、それを見て訪れる方も必ずいらっしゃると思うので、それでドローンを使って、非常に面白い景色を撮りながら花とかときがわの自然もよく映り込みますので、そういったものを有効に使っていただいて、観光をPRをしていただければと思っております。よろしくお願いいたします。
  続いてですけれども、災害時での活用なんですけれども、4月の大雨、その際に地滑り等で非常に有効に活用したということでございます。基本的に、災害時に起こったときは緊急に使える状況になっておるとは思うんですけれども、職員も非常に忙しい状況になると思います。その辺の整備も盛り込みながら、地域防災計画をつくると思うんですけれども、火災、何ていうんですかね、消防署が見れたり、ドローンの撮影の絵ですね、そういった連携は取れているのかというのを、ちょっとお伺いしたいんですけれども。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、防災担当の総務課のほうからお答えをいたします。
  杉田議員のご指摘は、恐らくときがわ町が所有するドローンで職員が撮影したものを外部の機関、例えば消防であるとか警察、場合によると自衛隊に適用する連携はできているのかということでございますが、残念ながら、現在のところ、まだそこまではいっておりません。
  実際に、先月でしたっけ、西平の火災、今月でしたっけ、今月西平で山林火災が発生したときに、これ、昼間で十分明かりもありましたので、実際役場の職員が、総務課の職員が現場にドローンを持ち込んで、上空からどの程度の範囲で火が燃えているかの撮影を行って、私も当日、その動画を見ました。今までは電話や無線による音声での情報伝達しかできなかったんですけれども、上空から見ますと、どの程度燃えているのか、風にあおられているのか、どちらの方向に延焼の可能性があるのか、あるいは今後、外部、例えばほかの団、町外の団であるだとか、場合によると、航空隊に要請をかけるべきなのかという判断がやりやすいと思います。これはもっと大規模な災害になりますと、例えば自衛隊に要請したり、様々な対応があると思うんですけれども、恐らく災害対策本部が立ち上がるような大火災だと、この動画を見ながら、消防、警察等連携を皆さん災害対策本部に集まりますので、そういった協議も、皆さん状況把握がしやすくなるんではないかなと思いました。非常にこう有効に感じました。
  以上です。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 非常に有効であると、私も感じております。大規模火災にならないの が一番いいんですけれども、非常にドローンは違う観点から見れますので、多面把握には非常にうってつけの機械かなと思っております。ぜひ活用していただいてやっていただければありがたいと思います。
  その災害なんですけれども、県のほうでドローンの点検ということで、赤外線カメラを搭載したドローンによるのり面点検というのが、県のあれにちょっと出ていたんですけれども、県の予算で組まれたということで、その辺は県道に関してなんでしょうけれども、道路沿いののり面の崩落を防ぐため、赤外線カメラを搭載したドローンでの点検を始めるというようなことが新聞記事に載っていました。老朽化したそういうのり面のモルタル等の崩壊を、赤外線カメラを使うと隙間があいていると、それが分かるようなシステムらしいです。
  そういったものが分かれば、秩父のほうで起こった滑落事故によって取り残されてしまった世帯というか、家、集落ですね、それが物資を運ぶような形も、ドローンでできるような形を今取っておるようなんですけれども、そういった利用もできるようでございます。
  建設課のほうで多分そのような対応をすると思うんですけれども、どうでしょうか、そういう形で使うような方向性は出ておるでしょうか。お願いいたします。
○小島利枝議長 加藤建設環境課長。
○加藤光典建設環境課長 それでは、お答えいたします。
  道路防災の観点で使えるかというところなんですが、私はその今のニュース、そういったものは承知はしております。ただ、そのカメラ、特殊な、多分赤外線だとかそういったものが必要だと思います。ちょっとこれからそういったものも研究しまして、使えるようであれば、そういったものに、活用について今後研究、検討してまいりたいというふうに考えております。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ありがとうございます。県のほうでも予算を取ってのことなので、かなり有効性があるのかなと思いますので、検討のほう、よろしくお願いしたいと思います。
  荷物の輸送という観点からも、ドローンのほうは、航空法が変わった形でそれができるようになったということでございます。前の質問で、今、34名の方が講習を受けて、ドローンを飛ばせるような形をとっているという形なんですけれども、今後もっと職員を増やしたり、そういった赤外線カメラ等の整備をしたりということも必要だと思うんですけれども、そういった形を今後とっていただけるのかどうなのか。34名よりもっと増やしたほうが各課の対応もスムーズに行えるかと思うんですけれども、その辺はどうお考えでいらっしゃるんでし ょうか。
○小島利枝議長 正木産業観光課長。
○正木 彰産業観光課長 それでは、お答えさせていただきます。
  ドローンについては、産業観光課が使用頻度が一番高いだろうということで管理をしているわけですけれども、そういった中で当初2台購入をさせていただきましたけれども、その際に一度講習会をさせていただきました。また、それから数年たっていますので、また改めて講習会を開いて、多くの職員が使えるようにしていきたいと考えております。
○小島利枝議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 かなり広範囲にわたって使用ができる代物だと思いますので、今後も特に観光面は確かにもっと充実させたほうがいいのかなと思っています。通常時はそれが一番使うことが多いのかなと思っておりますので、ホームページ等も充実させていただいて、今後、町のほうに観光客を呼べるような動画の配信のほうもよろしくお願いしたいと思います。
  以上で、質問のほう終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 神 山   俊 議員
○小島利枝議長 続きまして、発言順位7、質問事項1、学校図書、町立図書館の充実を。
  通告者4番、神山俊議員。
○4番 神山 俊議員 議席番号4番、神山です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、4項目について一般質問をします。
  本日は、午後、視察も予定しておりますので、1時間で終わらせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  質問事項1、学校図書、町立図書館の充実を。
  学校図書、町立図書館の充実を図るべきと考えるが、以下の点について町の考えを伺う。
  (1)学校図書について。
  ア、図書購入費(小中別)は、10年前、5年前、来年度はどうなっているのか。
  イ、学校図書館図書標準は満たしているのか。
  ウ、児童・生徒の利用状況は。
  エ、学校図書館図書廃棄基準は守られ、更新が行われているのか。
  オ、司書教諭や学校司書はいるのか。
  (2)町立図書館について。
  ア、図書購入費は10年前、5年前、来年度はどうなっているのか。
  イ、ビデオは廃止し、DVDをより充実させるべきではないか。
  ウ、視聴機材等の更新をするべきではないか。
  エ、比企eライブラリーの利用状況は。
○小島利枝議長 答弁願います。
  久米教育長。
○久米正美教育長 神山議員ご質問の1、学校図書、町立図書館の充実を図るべきと考えるが、以下の点について町の考えを伺うについて、お答えいたします。
  初めに、(1)学校図書についてお答えします。
  まず、ア、図書購入費(小中別)は、10年前、5年前、来年度はどうなっているのかについてですが、小学校3校の10年前は155万円、5年前は89万円、来年度は35万2,000円でございます。小・中学校2校の10年前は150万円、5年前は100万円、来年度は65万円と推移しております。
  次に、イ、学校図書館図書標準は満たしているのかについてですが、ときがわ町では、現在小・中学校で基準を満たしております。
  次に、ウ、児童・生徒の利用状況は、についてですが、各校の利用としては、通常の貸出しと各教科や総合的な学習の時間での調べ学習が中心となっています。また、朝読書や読書月間など児童・生徒が読書に親しめるよう工夫し、様々な本を紹介するなど、読書の楽しさを伝える場となっています。
  次に、エ、学校図書館図書廃棄基準は守られ、更新が行われているかについてですが、廃棄基準に照らして各校とも廃棄・更新を行っており、適切な学校図書館運営が行えるよう努めております。
  次に、オ、司書教諭や学校司書はいるのかについてですが、小・中学校とも、学校司書はおりませんが、現在、司書教諭は各校1名ずつ配置しております。
  続きまして、(2)町立図書館についてにお答えいたします。
  初めに、ア、図書購入費は、10年前、5年前、来年度はどうなっているのかについてお答えします。
  10年前の平成24年度の町立図書館の図書購入費は560万円、5年前は420万円、来年度が360万円となっております。
  年々、図書の購入予算が減らされてきていると感じられると思いますが、令和4年度の町立図書館の蔵書総数は、9万3,237冊、都幾川公民館図書室と合わせると、11万4,436冊になり、令和3年度の市町村図書館活動調査結果では、人口1人当たりの蔵書冊数が埼玉県内第1位、人口1人当たりの図書購入費が埼玉県内第2位となっております。
  また、町立図書館の蔵書総数9万3,000冊の内、住民の皆さんが自由に手に取れるものが5万3,000冊、書庫内にしまわれているものが4万冊となっております。
  次に、イ、ビデオは廃止し、DVDをより充実させるべきではないかについてお答えいたします。
  町立図書館には、現在339本のビデオテープがありますが、数年前から新規の購入は行っておらず、状態の悪いものから随時廃棄を行っております。
  ビデオテープの貸出しを希望される方はいませんが、館内で視聴される方が少数いらっしゃいますので、視聴機材が壊れるまではそのまま配置したいと考えております。
  次に、ウ、視聴機材等の更新をするべきではないかについてお答えいたします。
  神山議員がご心配されるように、DVD、ビデオテープの館内視聴用の機材は古いブラウン管型のままですので、視聴しやすいものに更新していきたいと考えております。
  次に、エ、比企eライブラリーの利用状況は、にお答えいたします。
  令和4年9月1日からスタートした比企広域電子図書館「比企eライブラリー」の現在の利用状況は、全体登録者数1,484人、内、ときがわ町住民登録数が64人でございます。貸出冊数で見ると、全体貸出数4,029冊、内、ときがわ町貸出し数178冊となっております。
  以上です。よろしくお願いいたします。
○小島利枝議長 4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 学校図書購入費が大分減額されております。理由はあるのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  昨日の町長の施政方針にもありましたけれども、来年度予算策定に当たりましては、財政のフレームも与えられます。そういった中で各校ともやりくりして予算立てしてきているという中で、こういう結果になってきております。
  以上でございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 国が、今年度、図書購入費として計199億円を地方交付税交付金で分配しました。しかし、使途が限定されていないため、実際に幾ら使うかは自治体の判断なので、交付税の総額を把握し、全額を図書費に充てている自治体は少ないとされています。当町の現状をお伺いします。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問、先日、神山議員からこのお話をいただきまして、職員に調べさせました。その結果を見まして、私もちょっと驚いているんですけれども、過去何年か数字のほうは出してありますが、今年度の数字を申し上げます。
  今年度、小学校の図書費として、普通交付税のほうに需要額として算入されている額は5万4,560円、中学校は4万4,500円。
  以上でございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 これは国の問題なのであれですけれども、ここ10年間、国は学校図書に力を入れていきましょうという方針の下やっているわけで、なおかつ、交付税として計上しているわけですけれども、実際町に来るのは大分少額な金額になっている。これ、大変さみしいというか、構造上いいのか分からないんですけれども、町としてはその少ない金額の中でもしっかり予算建てをして充てているという認識でよろしいのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えします。
  おっしゃるとおりでありまして、学校図書の重要性を認識しながら、先ほど申しましたけれども、財政フレームに何か文句がありそうで何か物申すわけでは全くございません。それは健全財政を維持するのに必要なことですから、その中で何とか各校とも最大限の努力をしているということで認識しておりますし、そうお答えさせていただきます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 イの学校図書標準は満たしているという答弁でございました。これは、文部科学省は26年度までに全小・中学校で学校図書基準を示す蔵書数の達成を目指しております。当町は満たしているということで認識しました。
  続いて、ウ、ですけれども、質問として、学校図書購入費に当たって、児童・生徒の要望を聞く制度はあるのかお伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えします。詳細についてまでちょっと私も知らないんですけれども、リクエストは基本的にあるはずでございます。
  以上でございます。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 見方を変えまして、現在、子供の貧困問題が深刻化する中で、個人での図書購入も厳しい現状があるのではないでしょうか。そのような中で学校図書の充実は貧困問題を和らげる一助になると私は考えております。町の考えをお伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
  学校図書館には、教育課程の展開に寄与する、それから児童・生徒の健全な教養を育成するという、この大きな2つの目的があります。それから機能といたしましても、学習センター、情報センター、読書センターという3つの機能があると思います。こういった重要性を鑑みまして、予算額は少なくなっているという現状はあるかもしれませんけれども、この学校図書館としての機能の維持、充実、これら最大限努めてまいりたいというのが基本姿勢でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 これから教育の情報化が進むと思います。紙の図書は学びに不可欠な情報源だと私は思っております。デジタルだけでは、読む力や情報活用能力を支える基盤は整わないのではないでしょうか。町は紙の図書を充実させるべきではないでしょうか。教育長のお考えをお伺いします。
○小島利枝議長 久米教育長。
○久米正美教育長 神山議員のご質問にお答えしたいと思います。
  私自身も、どんなにいろんな電子機器が進んでパソコンが進もうと、やっぱり紙の媒体というのは大事なものだというふうに考えております。以前、教科書についても少し私、お話をさせていただきましてけれども、これからも、紙媒体というものも大事にしながら子供たちを育てていきたい、そんなふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 エ、ですけれども、文部科学省が学校図書廃棄基準を定めています。子供が古い誤った知識を得たり、読書意欲を損ねたりしないよう、利用価値がない本の廃棄、更新を促しています。ただ、学校図書標準があるために、予算がない自治体は廃棄や更新が大変消極的になっている現状があると思います。当町の現状は、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えをいたします。
  この廃棄基準につきましては、強い義務的というものではなく、学校図書館において蔵書を点検評価し、廃棄を行う場合のよりどころとして定められているものでございます。廃棄基準の中に、例えば一般基準で、次のいずれかに該当する図書を廃棄して更新する対象とするとあるんですが、1番目に受入れ後10年経過した図書とあります。しかし10年経てば全て廃棄できるかというと、参照価値がまだあるものは十分あると思います。伝記ですとか図鑑の類いですとか、十分維持ができると思います。ですから、これはあくまでも、答弁でも照らしてと書いてありますけれども、参照しながら実際は運用している。それからもう見た目大分古くなって劣化が進んだもの、これについては廃棄を勧めているという現状で、この規定に照らして進めているという状況でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 適切に行われているという認識でいきたいと思っております。
  オですけれども、新学習指導要領は学校図書館を主体的、対話的で深い学びを進める基盤と位置づけ、読書、学習、情報の拠点としての機能の向上を求めています。そのような中で、司書教諭や学校司書は重要な役割を担うわけですが、答弁の中で、司書教諭は各学校1名ずつ配置とされております。専任の学校司書を正規で採用するお考えはないのか、お伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 学校司書につきましては、学校図書館法の第6条というところがあるんですが、置くように努めなければならないということでございまして、努力はしてまいりたいとは思っておりますけれども、実際、近隣の県内等の状況なんですけれども、大きな市になりますと、この学校司書がいて、数校掛け持ちしていると、学校司書は専ら学校図書館の職務に従事するだけでございますので、大きな市とかになりますと、そういう業務があるのかなと思うんですけれども、現在は今のところはこういう努めなければならないという 規定は承知しておるんですけれども、現時点では、実際の採用とかは難しいのかなというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 当町は5校ありますので、5校で1名という考えもあるので、柔軟な考えもあるのかなと、私は思っております。そのような中で、司書教諭は学級担任なども兼務で大変多忙だと伺っております。十分に司書教諭としての役割を果たしているのかお伺いします。
○小島利枝議長 宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 司書教諭につきましては、あんまり法令的なことを詳しく申し上げて恐縮なんですけれども、12学級以上の学校には必ず置かなければならないということで、小学校につきましては、6から7学級程度、中学校は5学級程度になりますか、基準以下ではあるんですけれども、できるだけ置きたいとは思っているんですけれども、義務的ではないものですから、今のところ各校に1名という状況でございます。ちょっと質問という意味で外れてしまったかもしれないですけれども。
          (「ちゃんと活動できているのか」と呼ぶ者あり)
○宮寺 進教育総務課長 活動がですね。そうですね、それぞれどういった方がなっているかというと、県費の正規職員がやっておりますので、中学校においては専科を持っているし、小学校においては担任も持っていたりするかもしれませんけれども、それぞれの置かれた立場の中で最大限職務の任務を自覚してやっていただいていると考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 どこかで、ぜひチェックをしていただいて、司書教諭は司書教諭として兼務ですけれども、役割をしっかり担っていただきたいと思いますし、また町としてもしっかり予算を立てて、子供たちの読書に推進をしていただければなと私は思っております。
  続きまして、(2)の町立図書館についてですけれども、まず初めに、町立図書館、最近本当にSNSの情報発信や本の見せ方、また活動は大変、私、高く評価しております。大野生涯学習課長、また町長も、ぜひ職員を褒めてあげていただければなと思っております。ですから、なおさら、そういうところに対しては予算立てや工夫をして、さらなる活動の充実を図っていただきたいなと思っております。
  アですけれども、なぜ減額をされているのか、お聞きしたいと思います。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 お答えいたします。
  図書購入費につきましては、学校と同じく予算フレームの中で優先順位をつけてやってきているところではございますが、10年前、5年前と比べると確かに減ってはいるのですが、ここ数年は同程度の予算を維持してきているところでございます。
  また、教育長の回答の中にもありましたが、現在、図書館、図書室とも、本が建物の設計よりかなり多い蔵書数となっております。町立図書館の設計時の構想では、図書館内に5万冊、書庫に2万冊の7万冊で設計をされているんですが、既に2万冊オーバーの9万冊が今保管されているところでございます。そんな中、毎年図書の購入をしながらも、在庫の本の見直しをして、除籍作業も進めているところでございますので、今後もそういった意味で、住民の皆さんに喜んでもらえるような図書を新しく入れていきたいというふうに考えております。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中に、令和3年度の市町村図書館活動調査結果で、埼玉県で第1位、人口1人当たりの図書購入費も埼玉県で第2位という大変すばらしい結果ではないのかなと、私はそう思っております。それプラス付け加えるなら、内容に関してもやはり最新の本、または興味が湧くような本というものも、内容の良さという部分も、本の数ではなく、内容もぜひ前向きに検討していただければなと思います。大野課長はやると言っていますので、ぜひそこは見ていきたいなと思っております。
  続いて、イですけれども、町立図書館ビデオテープがあるんですね。なかなか今ビデオテープを見る機会って久しいのかなとは思うんですね。ただ答弁の中に、館内にビデオを見る機材があるから置いていますという答弁でしたけれども、そろそろもうビデオは廃止して、DVDをより充実したものにしていく時期ではないのかなと私は思っているんですけれども、改めてお伺いしたいと思います。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 ビデオテープにつきましては、図書館の職員なども県の話を聞く中で、全てもう撤去してもいいのかなというふうには、図書館のほうでも思っているそうです。ただやはり小さいお子さんで図書館の中で見ているお子さんがいないわけではないので、全く廃棄してしまうという決断が今つかないでいるという状態でございますので、またその辺 も利用状況を見ながら考えていきたいと思います。
  次に、DVDを増やす分なんですが、図書館に置いているDVDというのは、やっぱり一般の家庭で見るDVDと見た目は同じなんですが、権利関係が異なりまして、安い物で1万円、高い物ですと2万円を超える物がございます。例えば一般向けで3,000円で買えているDVD、全く同じ内容の物を図書館に置こうとすると、先日調べたら、たまたま見比べた物では、それは1万8,000円するわけなんですね。このDVDも図書購入費の中でやっておりますので、図書の全体の購入のバランス等も考えながら、毎年数本ずつは買ってはおりますので、皆さんが喜ぶような物を入れていければというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ウの視聴機材等の更新ですけれども、またDVDの充実もそうですけれども、やはり町の予算が必要になってくるんではないかなと思います。渡邉町長も今日のお話を聞いて、図書館の充実というのは図るべき点ではないのかなと、町民が老若男女使うわけですから、決して偏った予算配分ではないのかなと、私はそう思います。ぜひとも、なかなか生涯学習課長だけでは済むような話ではありませんので、町全体として町立図書館の充実を図っていく方針を私は求めていきたいなと思うんですけれども、もし答弁ができるのであれば渡邉町長にお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私の施策の第一に「食と教育で選ばれるまち」とありまして、その教育というのは、小・中学校だけではない、生涯学習を含めてシニアの方までの教育も含まれておりますので、ぜひ図書館の蔵書等については前向きに考えていきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ありがとうございます。あそこは、やはり町民が集う場所としては本当に最適な場所だと思っております。ぜひ前に進めていただければなと思います。
  エの比企eライブラリの件ですけれども、これは単純にお聞きしたいんですけれども、学校の配布の端末とは連携ができないのか、お伺いします。
○小島利枝議長 大野生涯学習課長。
○大野健司生涯学習課長 お答えします。
  まず、技術的に申し上げますと、できます。実際、比企eライブラリ発足当初から学校で の活用ということは念頭に置いております。ただ、スタートの段階で、まずは一般の方からスタートし、その利用状況等を見ながら学校に広げていくという方針でスタートをさせていただきました。
  まさに今9月からスタートし、年度が終わるところで、次のeライブラリの協議会のテーマは学校との連携ということになっておりまして、この3月30日に、その学校連携に関する協議の1回目の会議が開かれる予定でございます。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 ぜひよろしくお願いいたします。紙は紙、デジタルはデジタル、両方で進めていっていただきたいと思います。
  これで、1項目めの質問を終わりにします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項2、小・中学校の体育館、体育センターに空調を、避難所対策。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項2、小・中学校の体育館、体育センターに空調を、避難所対策。
  当町において、令和元年台風第19号での避難者のほとんどが公民館と体育館に避難した。今後も避難所として使う体育館、体育センター(せせらぎホール)の空調設備の必要性を感じている。
  そこで、災害に強い動力源とされているLPガス仕様のGHP(ガスヒートポンプエアコン)を導入すれば、平時、災害時に活用できる。町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の2、小・中学校の体育館、体育センターに空調を、避難所対策についてお答えいたします。
  令和元年台風第19号のときには、避難者の約9割の方が公民館や体育センターなどといった堅牢で大規模な場所に皆さん避難されましたが、自宅で被災して避難継続する必要がある場合は、空調の完備されている公民館や地域集会所等の環境が整った施設へ、二次的に移動していただくこととなります。避難所としては、そのような役割に分けて対応しております。
  さて、体育センターや小・中学校の体育館に利用者の健康確保の目的で空調設備を導入す る場合、避難所として使用することも想定する必要があります。
  神山議員ご提案のガスヒートポンプ式エアコンですが、電気を動力源にコンプレッサーを作動させる電気式と異なり、ガスを動力源にコンプレッサーを作動させる違いがあります。電気と異なり、LPガスは備蓄可能なことから、災害時における停電下においても空調が利用可能であり、さらにガスを取り出して避難所の炊事にも利用できるなど、災害に強いエネルギーとしてメリットがあるとされています。一方で、ガス備蓄に係る経費が高額になるといったデメリットもあるようです。
  熱中症対策及び指定避難所としての環境整備を目的とした同様の設備を導入している他県の事例を照会したところ、ときがわ町の体育センターより少し大きい規模の施設で、整備にかかった費用が約1億5,000万円とのことでしたが、ときがわ町と大きく異なる点としては、LPガスが常備供給されるインフラが既に整備されている地域での導入とのことでした。もし、ときがわ町にガスヒートポンプエアコンを整備するとした場合は、LPガスを大量に備蓄し、安定して供給することのできる設備を整備しなければならず、備蓄設備に係る経費が上乗せになります。このように、環境整備等に伴う財政上の課題から、ガスヒートポンプエアコンの導入は現状では難しいと考えています。
  以上です。
○小島利枝議長 4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 大規模災害において、エネルギー供給の途絶は大きな問題だと思います。災害後すぐにエネルギーを確保できるかによって、被災者支援の内容も大きく変わってくると思います。激甚化する災害から町民を守るエネルギー選択についてお聞きします。
  答弁と少し重複する点もありますが、LPガスと電気の電力のランニングコストを比較すると、現在ではLPガスのほうが安く、また、分散型エネルギーなので災害に強く、備蓄としても品質的に劣化しにくいというメリットがあります。LPガスにおいては、電気、空調、給湯、調理機器にも使用、転用をすることができます。
  また、災害だけではなく、小・中学校の体育館、体育センターに導入できれば、授業やクラブ活動のほか、卒業式などの学校行事に活用することもでき、また、学校開放授業による地域の方々も体育館を利用することが多々あると思いますので、そのような中で、快適な環境で活動ができると思っております。これにおいては、全町民が恩恵を受ける施策ではあると私は思っております。町の考えをお伺いします。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 まず、後段の体育館の空調に関しましては、担当課のほうから回答をお願いしまして、我々としては、災害時の利用のことについて、まず総務課のほうからお答えします。
  神山議員のほうから、今、エネルギーコストの比較がありまして、現在では電気よりLPガスのほうがランニングコストが安いというふうなお話がありました。恐らくこれ、少し前まではLPガスのほうが高かったんじゃないかなと思うんですけれども、昨今の電気料の急激な上昇によりまして、エネルギー上昇率がLPガスのほうが電気より低かったことから、逆転現象が生じているものと思われます。この確かにランニングコストが安いLPガスのほうが、電気より有利、あるいは災害時には、電気は備蓄不可ですが、LPガスは備蓄可能ということでいきますと、災害時には、よりLPガスのほうがコスト面でも、取扱い面でも有利というふうなことになります。
  さて、全国のLPガスヒートポンプ式エアコンの導入事例を見ますと、先ほどの答弁書の中にあったとおり、既に恐らく集中プロパンのことだと思うんですけれども、ガスインフラ網が整備されていた。都市ガスは普通パイプラインで運ばれてきますけれども、これはLPガスがそこの地域にあったというふうな情報を得ております。
  もう1つの事例だと、ガスの輸送基地がその体育館の近くにあって、非常にガス調達がしやすい状況にあったという情報も私は聞きました。
  そういった特殊な状況下にある場合は、恐らく災害が発生してもガスの調達、恐らく交通網が途絶されて道路が被災してということですね。その状況下でも、比較的入手しやすい、あるいは電気だと、電気が復旧するまで、電力会社と我々が連携することによって極力早く電気の復旧を図るんですが、どちらが早く復旧するかについては、まだまだ研究の余地があるというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中で、財政上の課題からなかなか厳しいという答弁でしたけれども、LPガスにおいては、国も自営的な燃料備蓄のために、大変積極的に補助事業を行っております。
  また、当町は過疎債や少し聞かなきゃいけないんですけれども、防災、災害に対しての起債も起こせるのではないでしょうか。10分の10は無理にしても、そこまで一般財源を使ってまでの設備投資にはならないのではないかなと私は思うんですけれども。
  荒井企画財政課長、過疎債は使えるのかお伺いします。
○小島利枝議長 荒井企画財政課長。
○荒井 淳企画財政課長 ただいまのご質問でございますが、9月議会で議決いただきました計画があったかと思うんですけれども、その中で触れてあれば、まず可能だというふうなことにはなると思ます。そうでなくても、先日もお話しさせていただきましたけれども、来年度の水道事業については、予算を議決いただくことで計画のほうにのせるということもできるというふうなこともお話しさせていただきました。
  そうしたことから考えれば、使えるというふうな結論にはなっていくのかとは思います。あとは、ですから、どういったエネルギー源をそうしたものに活用するのかというふうなところで、そういう観点から判断をしていくことになろうかと思います。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 私、今回小・中学校の体育館、体育センターと言いましたけれども、なかなか財政状況やこれからの人口を考えれば、全てに配置というのは大変厳しいことは薄々分かっております。であるならば、体育センター一つだけにもこのような空調設備にしておけば、大規模災害のときに町民の安全安心を守れる、これに関しては全町民が恩恵を受け得る施策、先ほどもそうですけれども、思っております。ぜひとも進めて、せせらぎ体育センターだけにでも設置し、今後の災害に備えていただきたいなと思っているんですけれども、答弁できれば、渡邉町長、お考えをお聞きしたいと思います。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 災害のときにどういうふうに町民を避難させるかということに尽きますね。その大きな体育館に500人、800人という人数を収容するのがベストなのか、それとも、現在小学校、中学校の各教室にエアコンもあるわけで、そういうところに20人、30人ずつ避難させたほうが避難環境としてベストなのかというところも、やっぱり考えなければいけない。それから大きな予算が動くわけですから、今少子高齢という問題がありますので、どちらを優先順位を高くしていくかということもありますので、少し慎重に考えさせていただきたいと思います。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 大変よく分かります。学校であるならば、学校でそのような対応でしていただきたいなと思うんですけれども、今現状、少し避難所も集約化し、人員を配置する という方向性が出て進んでおります。そのような中で、今後、やはり職員数も減る、人口も減るわけですけれども、コロナもありますけれども、やはり1箇所にしっかりとした災害の避難場所を設置する、そこである程度の人数を収容していくというのも、私は一つのアイデアなのではないかなと思っているんですね。確かに学校や公民館、集会所等あります。全町民がもし万が一全員避難したときに入れるようなことも考えての設置だと思うんですけれども、その先を見れば、やはり1箇所しっかりとした施設をしっかり投資し、整備していくというのも今後の大規模災害について備える一つのアイデアではないのかなと、私はそう思っているんです。
  あまり分散しても、なかなか職員や物品やその他もろもろを含めると、あまり効率的ではない。ただ、渡邉町長言うように、各部屋にあったほうがそっちのほうがいいよねという考えも確かに分かるんですけれども、改めて、町として災害の避難所についてのお考えをお聞きしたいと思います。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 確かに神山議員ご指摘のとおり、避難者は1箇所に集中していてもらったほうが、我々支援する側としてはとてもやりやすい状況にあります。現在避難所はたしか7箇所だったと思うんですけれども、指定避難所は、避難時に開設する指定避難所ですね。その前は22か所だったと思うんですけれども、膨大な職員数を擁していたものが、現在やっとその7箇所で現実的なお世話ができるかなというふうなことにまでなってまいりました。
  今後、神山議員ご指摘のとおり人口減少になりますと、職員数も減ってまいります。そうなりますと、7箇所を維持すること自体も困難なことが予想され、あと同時に、役場職員は避難所の支援だけではなくて、消防団活動にも参加しなければならないので、今後は、避難所を集約することも含めて、次期の防災計画のときに十分協議して、現実的な配置体制を取りたいというふうに考えております。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 なかなか避難所は難しいですよね。近くにあったほうがいいとか、1箇所に集めたほうがいいとか、建物自体の耐震性とか、いろいろあると難しいというのはあると思います。ただ、体育センターにおいては、設備、整備すれば、今後何か小・中学校のイベントだったり、何か町の催し事だったりするときに、体育センターでやろうよ、ある意味集約化じゃないですけれども、ここを中心にやっていこうよという少しシンボル的な扱い にもなるのではないかなと。災害とは少し別ですけれども、そういうことも一つ腹案として、一つの案としてあるのかなと思います。なかなか難しいのは重々承知しておりますけれども、ぜひ一つのアイデアとして今後検討していただければなと思います。
  これで、質問事項2の質問を終わりにします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項3、ふれあいの里たまがわの周辺整備を。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項3、ふれあいの里たまがわの周辺整備を。
  ふれあいの里たまがわは立地が良く、周辺も含め、まだまだ伸び代があると考えている。
  さらなる魅力ある観光施設にするため周辺整備を行うべきではないか、町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の3、ふれあいの里たまがわの周辺整備を、についてお答えいたします。
  ふれあいの里たまがわは、平成18年9月21日に開所した農林産物及び特産品等の販売施設で、水と緑あふれる自然を生かし、生き生きとした地域の個性の演出と、住み、働き、訪れる場として地域の魅力向上と住民のための地域づくりを行い、地域経済の活性化増進に寄与することを目的に整備されました。
  開所から17年目を迎えるこの施設については、これまで最盛期には年間14万人ほどの来客により、1億5,000万円ほどの売上げがありましたが、ここ数年の間は、コロナ禍の影響により厳しい経営を強いられております。
  施設周辺の立地といたしましては、住宅地及び農地が広がる玉川地区の平野部に所在し、南側には都幾川、北側には雀川が流れるなど、利便性と豊かな自然環境が共存する地域であり、同施設が運営する川の広場バーベキュー場については、アウトドアやマイクロツーリズムなど、新たな観光需要に対応するためのさらなる展開が期待できる施設であると考えています。
  こうした反面、同施設南側から都幾川までの間は、農業振興地域の農用地としてゾーニングされており、農地転用が制限されている農地となっております。
  今後、ふれあいの里たまがわをこれまで以上に魅力あふれる観光施設へと磨き上げる周辺整備につきましては、農業振興とのバランスを考慮し、耕作状況を注視しながら検討してまいりたいと思いますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
  以上です。
○小島利枝議長 4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 私も議員になって、議員の先輩方といろいろ行動するに当たって、直売所に行きたがるんですね、先輩方は。何で直売所に行きたがるんだと、普通の地元のスーパーでいいんじゃないのかと思っていたんですけれども、私も少し年を重ねてくると、直売所に行きたいんですね。やっぱり直売所に行きたくて、プライベートでもやっぱり観光施設よりちょっと直売所のほうに目が向いてしまう。少し年とったかなという思いもあるんですけれども、そのような中で開所して17年目を迎える施設となっております。
  私の持論じゃないですけれども、直売所に行くと、直売所が元気な地域はやっぱり元気なんですね、まちも。直売所を見ると、そこの地域だったりまちの雰囲気というのが大分よく分かるなというのが、最近いろいろなところに行ってそうなんじゃないのかというのが少し分かってきたかなというところで、そういう点からちょっとお聞きしたいんですけれども、開所して17年目を迎える施設です。町長も1期目から町有施設の老朽化やリノベーション、リブランド化についてそろそろすべきではないのかなというところを着目していたと思いますけれども、町長としてはどのようなお考えがあるのかお伺いします。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 私、いつも職員にも言っているし、皆さんにも言っているんですが、商売には、お店には寿命があるんですよ。それを皆さん、職員もなかなか分かっていない。
  今どうですか、ときがわ町のお店も、相当様変わりしているでしょう。ということは、お店には寿命がある。企業にも寿命があるんです。ただ、経営的な、あるいは会計的な原則がゴーイングコンサーンという基本があるから、倒産を考えての経営というのはないんですよ。経営というのは永久的に続くという前提で商売はするんです。だけれども、現状はそうではないんです。だから改修、改修、少しずつ直しをくれてやらなければいけないということですね。
  だから、町もそういう修繕については費用を出すよという話なんですが、なかなかそういうところが気がつかない。だから、外壁も塗装も替えたり、中の床や施設も定期的に変えなきゃいけないんですよ。そしていつも開店のときと同じような店づくりを維持しないと、店はだんだん古びてきて、お客様が離れていく、これが現状です。
  だから、そういうところはやっぱりしっかりと、私は個別に指導すればいいんですけれども、職員にはしっかり言ってありますので、今後そういうところに気をつけながらリニュー アルをしていかないと、お客様は離れます。離れたお客は戻らないです。これ現状じゃないですかねえ、だからふれあいの里たまがわをもう一回総点検をして、リニューアルをする。
  それから農産物直売所の一番大事なメンバーというのは、農家の人たちですね。農家の人、岩田議員からも昨日質問がありましたけれども、やっぱり農業政策もきちんとやらないと、商品の供給が間に合わない。やっぱり新鮮な商品をたくさん陳列している、そして、そこの店員さんが元気があるというところに、やっぱりお客が行くんでね、仕入れ品ばっかり並んでいる直売所もあります。そういうところは人気がないんですよ。だからそういうところも考えながらリニューアルをしていかないと、いつかはお客さんが減って古ぼけた店になってしまう。ぜひ私も担当課に指示をいたしますので、古いものはどんどん直していかなければいけないと。そういう体制で考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 町有施設整備振興基金、令和5年度末、残高見込みは約4,000万円あると思います。先ほど町長が指示を出したいと言ってはおりましたけれども、これは町有施設ですし、また周りの周辺整備ですので、町長のトップダウンでも決めることはできるのではないでしょうか。町長どうでしょうか。
○小島利枝議長 渡邉町長。
○渡邉一美町長 周辺整備の話ね、私が考えているのは私の個人的な考えなんですけれども、今、本庁舎の前が花菖蒲園、私が町長になってから、愛宕山に何とか町民の方が登っていただいて、景観のいい公園みたいにしたいなと思っております。それからまた、昨今、若手経営者のほうから、今神山議員のおっしゃったふれあいの里たまがわの周辺の整備をしたらどうかというお話も聞いております。
  ただ、ここは先ほどまた答弁の中でも話をしたんですが、農業振興地域なんで、すぐにじゃ、そこをというふうなことをできませんので、やはり将来的なことも考えながら、どういうふうに利用していったらいいかということは、慎重に考えなければいけない。
  大きく分けて多分3つあると思うんですよ。農業振興でやって、その農業と直売所、生産と販売が直にできるようにという、さらに農業振興を進めていくか、それとも、今、神山議員が前からおっしゃっていたように、ときがわ町は公園がないよね、という意見が多いから、そういう公園化構想にするか、あるいは少子化なので、思い切ってあそこに宅地を持ってくるか、幾つか案があると思うんですが、これは少しじっくりと検討していかないと、いろんな意見が出て総論賛成、各論反対でなかなか進まないというようなこともありますので、こ れからじっくりと考えていきましょう。よろしくお願いします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 確かに、農業用地だったりあるわけですけれども、あそこは大変交通の便もいいですし、周辺の環境も大変いいわけです。ぜひ、じっくり考えるのもそうですけれども、やはりお客さんは日に日に離れていくわけですから、もし問題があれば、ぜひスピード感を持って、あそこの再開発というんですかね、渡邉町長の言った公園というのも、私一つのアイデアだと思うんですよね。やはり直売所の中が重要なのは当たり前で、その周りに公園がある、川にアクセスできる、何かできるというのが、今、直売所の盛り上がる一つの要因でもあるのかなと思いますので、そこをぜひ渡邉町長スピーディに、町長トップとして判断をしていただいて一刻も早く施策のほうに取り組んでいただければなと思います。よろしくお願いいたします。
  これで質問事項3の質問を終わりにいたします。
○小島利枝議長 続いて、質問事項4、犯罪被害者等支援の条例の制定について。
  通告者4番、神山議員。
○4番 神山 俊議員 質問事項4、犯罪被害者等支援条例の制定について。
  犯罪被害者等にとって、市町村は最も身近な行政機関であり、個々の犯罪被害者等支援において果たす役割は大きいと考える。
  犯罪被害者等に特化した条例策定により総合的な窓口が整い、万が一の被害に際して住民の安心のよりどころになる。町の考えを伺う。
○小島利枝議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 神山議員ご質問の4、犯罪被害者等支援条例の制定についてにお答えいたします。
  犯罪被害には、誰もが突然に巻き込まれる可能性があり、生命や身体、財産に対する被害を受け、被害者やその家族等が精神的、経済的な面で厳しい状況に置かれることも少なくありません。
  犯罪被害者等を支援する条例につきましては、総合的な相談窓口を設け、警察や犯罪被害者援助センターなどと連携・協力した支援体制を構築することや、見舞金の支給を行うこと等により、被害を受けたご本人やそのご家族に寄り添うことを目的とするものと考えられますが、その一方で、犯罪被害者であることの裁定をどのように行うかが、現在のところ課題 となっております。
  一例として、犯罪被害者に対する見舞金の支給について、国の犯罪被害者給付制度では、都道府県公安委員会の裁定によって給付金支給の可否が決定されることとなっております。その一方で、本町の場合には、来庁者からの情報をもとに、どのように裁定を行うべきかの手続の問題や、国の給付制度に加えて町から見舞金を支給する必要性があるかどうかも検討する必要があります。
  以上の課題について調査・研究し、住民の安心のよりどころとなるよう、速やかな条例の制定に向けて検討してまいります。
  以上です。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 答弁の中に速やかな条例の制定に向けて検討という前向きな答弁がございました。埼玉県下では、21市町村が今、制定をしております。近隣では東松山市、嵐山町、川島町、吉見町、滑川町が制定しております。
  ぜひ、宮寺総務課長、やっていただきたい。しかし、時間がないと思いますので、ぜひこの件に関しては、後任の課長に一番にやるように伝えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○小島利枝議長 宮寺総務課長。
○宮寺史人総務課長 それでは、お答えいたします。
  この条例につきましては、答弁書にありますとおり、幾つか現状課題がございまして、犯罪被害者何をもって犯罪被害者という証明になるかという問題、実は警察署からこれに対する証明なり、書面が何か出るかというお話をさせてもらったところ、何も出ません、口頭のみですという話なんですね。
  それから、我々としては、これは犯罪被害者であるという個人情報を収集することになります。役場としてはなるべく業務に必要のない個人情報を集めないという鉄則がある中で、犯罪被害者というのはやはり客観性がないものがたくさんあって、例えば性被害を受けた女性とかの情報を集めることになります。果たしてそういうものを役場と被害者が書類のやり取りとかで関係を持つことによって、被害者自体が何かこうおびえた感じにならないかだとか、いろんな課題があります。
  これを解決するのにもう少々お時間をいただきまして、神山議員ご指摘のとおり、多くの市町村が制定している状況を踏まえて、速やかな条例制定に向けて手続を進めてまいりたい と考えます。ぜひ、その節は、ご協力をよろしくお願いをいたします。
○小島利枝議長 神山議員。
○4番 神山 俊議員 もうぜひ、後任の方によく伝えていただいて、今調べているのか、横で聞いているのか分かりませんけれども、ぜひ、速やかに制定していただきたいなと思います。
  これで私の一般質問を終わりにしたいと思います。
  ありがとうございました。
○小島利枝議長 休憩いたします。
  再開を12時といたします。
                                (午前11時47分)
─────────────────────────────────────────────────
○小島利枝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 零時00分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎請願第1号の上程、説明、質疑、委員会付託
○小島利枝議長 日程第2、請願第1号 「消費税インボイス制度の実施中止を求める」意見書の提出を求める請願を議題といたします。
  請願文書表は配付したとおりであります。
  議会事務局長に朗読させます。
○荻久保充也議会事務局長 請願文書表。
  整理番号、1。受理年月日、令和5年2月14日。紹介議員、野原和夫。
  件名、「消費税インボイス制度の実施中止を求める」意見書の提出を求める請願。
  要旨、消費税インボイス制度の実施中止することの意見書を国に提出すること。
  請願者住所氏名、ときがわ町玉川923−4、埼玉土建一般労働組合、比企西部支部支部長、岩澤和男。
  以上です。
○小島利枝議長 なお、この請願書と併せて51人の署名が議長宛て提出されておりますことをご報告いたします。
  それでは、ただいまの請願の紹介議員であります野原和夫議員から、請願の趣旨説明を求めます。
  11番、野原和夫議員。
○11番 野原和夫議員 11番、野原和夫です。朗読をもって説明とさせていただきます。
  ときがわ町議会議長、小島利枝様。
  埼玉県比企郡ときがわ町玉川923−4、埼玉土建一般労働組合、比企西部支部支部長、岩澤和男。
  紹介議員、野原和夫。
  「消費税インボイス制度の実施中止を求める」意見書の提出を求める請願。
  請願要旨。
  新型コロナウイルス感染症の収束や景気回復が見通せず、中小事業者・個人事業主の経営困難が続く中、2023年10月からインボイス制度(適格請求書等保存方式)実施に向け、2021年10月1日からインボイス発行事業者の登録申請が開始されている。
  消費税は売上げにかかる消費税から仕入れ・経費にかかる消費税を差し引いた(仕入税額控除)金額を申告・納付することが原則だが、インボイス制度は、インボイス発行事業者の発行する登録番号が記載された請求書、領収書の保存が仕入税額控除の要件とされ、インボイス発行事業者以外が発行する請求書、領収書では段階的に仕入税額控除ができなくなる。
  消費税法は売上げ1,000万円以下の事業者を免税店と定めている。この免税事業者との取引は、インボイスが発行されないため納付する消費税額が増加する。全国で約500万と言われる消費税の免税事業者のほか、フリーランスなど含めると1,000万の事業者が取引から排除されるなど深刻な影響を受けると懸念されるものであり、免税店制度を実質的に廃止するものである。
  やむなくインボイス発行事業者の登録をすれば、消費税の申告・納付が義務づけられ、税負担と事務負担の二重の負担を負うことになる。
  いま、新型コロナ禍に資材・物価高騰、ロシアのウクライナ侵略戦争の影響など、景気回復が見通せない中、小規模企業、農林漁業者、自営業者、フリーランスなどの事業者はインボイス制度に対応できる状況ではない。
  多くの中小企業団体や税理士団体も「凍結」「延期」「見通し」を表明し、現状でのインボイス制度実施に懸念の声を上げている。
  新型コロナ期を克服し、地域経済を活性化させていく上でも、地域に根差して活動する中小企業者の存在は不可欠である。中小零細な自営業者に多大な負担を強いる消費税のインボイス制度の実施は中止すべきである。
                    記
  「消費税のインボイス制度の実施中止」することの意見書を国に提出すること。
  以上でございます。
○小島利枝議長 野原議員はそのままお待ちください。
  ここで、請願第1号についての質疑を行います。
  質疑ございませんか。
          (「なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 ないようでしたら、以上で質疑を終了いたします。
  野原議員は自席にお戻りください。
  ただいまの請願第1号につきましては、総務産業建設常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、総務産業建設常任委員会に付託することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会について
○小島利枝議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。
  これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○小島利枝議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定しました。
─────────────────────────────────────────────────
   ◎延会の宣告
○小島利枝議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 零時07分)