令和6年第3回ときがわ町議会定例会
議 事 日 程(第2号)
令和6年9月4日(水)
午前9時30分開議
開議の宣告
日程第 1 一般質問
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出席議員(11名)
1番 畑 豊 議員 2番 杉 田 健 司 議員
3番 長 島 金 作 議員 4番 神 山 俊 議員
5番 小 島 利 枝 議員 6番 田 中 紀 吉 議員
7番 山 中 博 子 議員 8番 前 田 栄 議員
9番 小 宮 正 議員 10番 岩 田 鑑 郎 議員
11番 野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美
副町長
小 峯 光 好
総務課長
荒 井 淳
政策財政課長
大 野 健 司
会計管理者兼
税務会計課長
福 田 芳 和
町民健康課長
式 守 康 子
福祉課長
畑 崇 仁
農林環境課長
和 田 真 幸
商工観光課長
荻久保 充 也
建設課長
町 田 圭 介
水道課長
小 林 大 介
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教育長
新 井 克 仁
教育総務課長
宮 寺 進
生涯学習課長
正 木 達 也
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代表監査委員
堀 口 正
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議会事務局長
師 岡 徹
書記
小野田 美 帆
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◎開議の宣告
○神山 俊議長 皆さん、おはようございます。
大変お疲れさまです。
ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
これより令和6年第3回ときがわ町議会定例会2日目を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
(午前 9時30分)
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◎議事日程の報告
○神山 俊議長 本日の議事日程を報告いたします。
議事日程は配付したとおりです。
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◎一般質問
○神山 俊議長 これより日程第1、一般質問の続きを行います。
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◇ 野 原 和 夫 議員
○神山 俊議長 発言順位6番、質問事項1、県水の料金改定で家庭用水道料金への影響は。
通告者11番、野原和夫議員。
○11番 野原和夫議員 改めまして、皆さんおはようございます。
日本共産党の野原和夫です。
議長の許可の下、一般質問をさせていただきます。
まず1問ですが、県水の料金改定で家庭用水道料金への影響は。
7月1日に、埼玉県は「水道用水供給事業の料金改定について」を公表した。
埼玉県は、水道用水供給事業(水道水の卸売業)をしており、ときがわ町など各家庭に水道水を配水する市や町などの受水団体に水道用水を供給している。
埼玉県の発表では、1立方メートル当たり14.22円増の料金改定を令和8年度より実施予定としている。県の方針を受け、町では水道審議会で料金改定について審議されていくことが想定されるが、物価高騰の中で、生きていくために必要な水の料金引上げが町民生活に与える影響は厳しいことは明らかである。今後の町の対策について伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
野原議員のご質問の1、県水の料金改定で家庭用水道料金への影響はについてお答えいたします。
初めに、埼玉県の水道用水供給事業、いわゆる県水につきましては、議員ご指摘のとおり、令和8年4月1日から供給価格を1立方メートル当たり現行の「61.78円」から「76円」に、23%程度改定される予定です。
このことにつきまして、直近の計画であるときがわ町水道事業経営戦略(改訂版)では、県水の料金改定も一部ですが織り込んではありましたが、今回、埼玉県が発表した料金改定率を基に収支計画の再計算を行ったほか、県水受水量を年2%ずつ減らす対策や経営努力を重ねることにより、今回の県水値上げによる跳ね返りの値上げは今のところ行わないで運営をしていけると想定しております。
しかしながら、議員ご懸念のとおり、水道事業につきましては、人口減少等に伴う料金収入の減少や、施設老朽化に伴う更新需要の増大傾向は今後も続く見込みです。また、今回の県水値上げや物価高騰の影響など、財政的に厳しい経営状況が続くことは避けられません。
町といたしましては、引き続き健全経営に努め、持続可能な水道事業の実現を目指してまいりますので、ご理解いただきたいと思います。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、野原議員。
野原議員。
○11番 野原和夫議員 料金改定においては、2022年10月1日施行、改正されました。平均改定率39.3%、この料金改定においては料金算定期間が令和4年から令和8年までの5年間とされております。
そういう中で、経営戦略の中でも戦略的なものがありますが、2019年から2028年の10年間の中で新たな改定として料金値上げの策があるのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
小林水道課長。
○小林大介水道課長 お答えいたします。
水道料金につきましては、2022年、令和4年10月から平均改定率39.3%の値上げをさせていただきました。また、現在の水道事業の計画書であります経営戦略の改訂版では、2027年、
令和9年度には10%の料金改定を引き続き検討すると記載しております。要は、このたびの料金改定より水道事業に財政的な余裕ができたというわけではなく、今後も厳しい状況は続くということになります。
また、水道料金の妥当性につきましても、3年ないし5年に一度検討することが望ましいとされておりますので、令和9年度に向けて検討することは必要なことと考えております。ただし、検討するイコール最初から値上げありきで考えているわけではございませんので、その点につきましてはご理解いただければと思います。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 値上げということはまた別問題として審議されると思いますが、39.3%の上げというのは町民から大分お叱りを受けたと思います。私は、この中で野原議員は公約違反だということで追及されました。そのたびに資料を持ってその方に説明に伺いました。
この問題については私も大変な考えの中で賛成の立場に徹したわけですが、料金の問題については基本料金があります。今までは10立方だったんですが、その10立方に満たない人たちが大変苦しんでいる現状がありました。私はその中で5立方の提案をずっとしてきました。この中に5立方が提案されたということで評価もし、賛成のほうに動きましたが、確かにこの料金改定、39%というのは大きいですよね。でも、いろんな苦渋の選択の中で町長が決めたことに対しても、また料金改定の高料金対策といういろんなものもありますが、ただ、7,000万の行方が私はいまだに分からないんです。
これは平成22年度、和田浄水場供用開始ということで、県水受水量は1,600立方メートルから3,000立方メートルに上がりました。当時は低い水準で一般会計の繰入れが2,000万で済んでいたんですが、それが一気に7,000万に上がったんです。これは高料金対策という名目はありましたが、7,000万は事業のほうに恐らく使われているんじゃないかなと思います。
ただ、この中で、町長の判断で物価高騰対策ということで5,000万を繰入れしていただきました。これは基本料金を半額にするということで半分を町が負担してくれると、これは大変評価されました。ただ、この問題について高料金対策ということは別問題として、物価高騰対策の問題があります。このことにについて、町長、新年度予算にまた継続されるんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 水道料金の問題は、今、私の頭の中では、ただ水道事業だけで考えるのではなくて、もう少し広い視野でこの問題は考えないと、やっぱり地政学から見ても非常にときがわ町の水道事業は不利な地域でございまして、そういうふうな観点からどこが削減できるか、どこが増やせるかということをもう1回よく見直しながら水道事業のことは考えていきたい。できるならば今の基本料金の減免政策も引き続き続けていきたいと、こう思っております。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 ぜひ町長の努力をお願いします。
この問題については、私は、水道料金に跳ね返る問題として逆ザヤですね、要するに水を売っても利益が得られない逆ザヤの問題、もう1つは有収率の向上で、有収率を上げないと駄目だと思います。この有収率を上げないでやっていると、漏水の問題、漏れている水を、令和2年度の私の質問の中で有収率75%ぐらいのときは、財政面の中で6,900万ぐらいは負担しているというような数字が出されたと思います。大きな問題なんですよね。
だから、有収率を上げて町民の負担を少なくしてもらえればありがたいんですが、私は、有収率を上げること、それと逆ザヤの問題、この問題は当時の伊得課長が小林課長に託した問題だと思うんです。この努力をしていただけますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
小林水道課長。
○小林大介水道課長 お答えさせていただきます。
まず、逆ザヤについてですが、これにつきましては、事業運営に必要な経常経費が水道料金収入のみでは賄えていない状況を表すことでございます。この状況を解消または改善するためには、まずは給水原価を下げる、すなわち支出を抑制することが第一となります。また、供給単価を上げる、いわゆる料金収入を増やすこと、これも一つの方法ではございます。ただし二の次の方法であると考えております。
いずれにしましても、かなりハードルの高い課題だとは思っております。しかしながら、水道事業の基本は独立採算制でありますし、また逆ザヤという状況は改善されるべきものと認識しております。このことを忘れずに少しでも改善に向かうよう、伊得課長に引き続きということになりますが、努力を重ねてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、有収率の問題についてでございます。有収率につきましても、令和5年度末で80%
ちょうどと昨年度より0.1%下回る結果となってしまいました。有収率の問題につきましても以前より度々ご指摘をいただいているところではございます。また、そういう中で目立った成果をお示しすることができずに誠に申し訳ないと思っている次第でございます。私も、今まで一担当としてこの業務に携わってきておりましたので、非常に心苦しく思っている次第でございます。
そのような中、令和5年度にそういう状況を打開する可能性のある事業といたしまして、新たな技術である人工衛星画像とAIを活用した漏水調査業務を実施いたしました。しかしながら、結果等につきましては、令和6年5月の全協でご説明させていただきましたが、有収率の改善には直接至っておりません。個人的にも残念な結果であったと感じております。
今後につきましても、改めてこの有収率の向上がときがわ町水道事業の最重要課題であるということを認識して改善に向けて努力を続けてまいります。引き続き地道な調査または老朽管更新などの対策を基本としつつも、新たな方法なども模索していきながら有収率の向上を図っていきたいと思いますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 努力はお願いします。
先ほど私が説明したのにちょっと誤りがございますが、令和元年度の有収率75.3%に対しての漏水部分の負担金額が6,700万でした。ちょっと訂正させていただきます。
それだけの負担が皆さんにかかっているということです。有収率を上げるには、やっぱり今の現状の中では配水管ですか、今の現状は大事だと思うんです。アスベストの問題も含めて、石綿管ですか、それを早く布設替えしてもらうとか、あとは自己水を増やす努力はできないでしょうか。
今は、椚平と七重川浄水場が稼働しています。西平は今、休止中ですよね。自己水というものは、自己水はただですからぜひ増やしてもらって、県水をそれに見合わせて2%ぐらい減らしてくれているということで、数百万円ぐらいですか、300万までいくかな、その程度は減額されていると思うんですが、やっぱり増やすということ、自己水の継続を増やすということはできるでしょうか、伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
小林水道課長。
○小林大介水道課長 お答えいたします。
まず、西平浄水場についてなんですが、西平浄水場につきましては、平成30年度から使用
を中止しており、適切な時期に廃止するということにしております。理由といたしましては、西平浄水場を今後も浄水場として使用し続けるためには、水質の問題として、クリプトスポリジウムの対策ということでろ過設備を導入することが必要となってまいります。
ただし、そもそも西平浄水場は取水量が安定していなかったこと、また七重川浄水場からの水で代替が利き、廃止しても水需要上、問題がないこと、また設備の導入費や今後の維持管理費を削減したい等の理由がございまして、安心安全、安定な給水を重ねていく上でリスクを抱えているとの判断により、廃止の方向とすることで考えております。
県水の受水量についてなんですが、令和5年度実績で104万9,850立方メートルということで、配水量全体に占める割合は約73%となっております。先ほど議員ご指摘のとおり、令和3年度までは県水受水量は定量でございましたが、令和4年度以降、毎年2%ずつの削減が認められております。さらに、6年度は1%上乗せで減量していただいているところでございます。
ただし、県水を減らすことにつきましては、当然費用の削減にはつながるものでございますが、その反面、それだけではちょっと割り切れない面もございます。自己水の取水量が昔に比べて減少傾向にあるということですとか、自己水は比較的渇水に見舞われやすいという面もあります。その際には、県水の臨時増量ということでお願いしてその場をしのいだという経験もございます。
そのようなことから、今後も受水割合につきましては気にしていきますし、県のほうとも引き続き減量の交渉というのはお願いしていきたいとは考えております。しかし、その辺を見据えながら、自己水と併用しながら安定給水を図っていきたいと考えております。
野原議員ご質問の基本的な趣旨としましては、しっかりと経費を削減して経営努力をせよという思いかと思いますので、その辺のところはよく肝に銘じてこれから対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 ぜひ課長、努力をお願いします。
最後になりますが、県水も含めて自己水、その比較も考えた中で、水というものは命に関わる大事な問題であります。ぜひ町長、執行部、課長との意見交換もしながら、料金改定については、これから10%上げるというような施策の中で答えも出ていますが、上げないような施策、そして町民に寄り添った対策として、町長の判断の中できちんと減額していただくように努力をお願いしたいと思います。町長、いかがでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 本当に水は非常に町民にとって大事な資源でございますので、また料金の問題も含めて慎重に検討していきたいと思っております。
○11番 野原和夫議員 では、これで終わります。
○神山 俊議長 続いて、質問事項2、こども家庭庁ができ町の対応、対策は。
野原和夫議員。
○11番 野原和夫議員 こども家庭庁ができ町の対応、対策は。
内閣府の外局としてこども家庭庁が昨年4月に発足し、厚生労働省や内閣府などで行っている業務が一元化された。町としての対応、対策について伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の2、こども家庭庁ができ町の対応、対策はについてお答えいたします。
こども家庭庁は、こどもまんなか社会の実現を目指して発足いたしました。こどもまんなか社会とは、常に子供の最善の利益を第一に考え、子供に関する取組や施策を我が国の社会の真ん中に据えることを意味しております。
ときがわ町では、令和6年4月にときがわ町こども家庭センターを福祉課内に設置し、関係機関、関係各課と連携を強化し、全ての妊産婦、子育て世帯、子供に対し出産前から子育て期に係る切れ目のない支援を行っております。
これに伴い、今年度より福祉課と保健センター合同のこども家庭センター庁内連携会議を毎月開催し、対象者に対し、より効果的な支援へつながるよう情報交換や協議を行っております。このほか、小さなお子さんを連れて相談に来られた場合でも、安心してお子さんが相談室で過ごせるような雰囲気づくりに努め、本庁舎内に相談室を設置しました。
子供を尊重し、皆で育てるという社会全体の意識が重要であるため、子供の最善の利益を念頭に置いて対応してまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、野原議員。
野原議員。
○11番 野原和夫議員 こども家庭庁の設置、そしてこども家庭庁の事務の要点等はあると思いますが、課長、読み上げたほうがよろしいでしょうか。要点があるんですね。地方自治
体が保有する教育、保健、福祉などの情報を分野横断的に連携、集約するデジタル基盤を整備し、情報を分析するということです。
この中でこども家庭庁設置法と同時に公布されたのがこども基本法で、同法は、子供を心身発達の過程にあるものと緩く定義するとともに、子供施策を、新生児から大人になるまでに心身の発達の過程を通じて切れ目なく行われる支援を定めて、従来の保有する教育といった連続しながら区別される専門性を有する発達の各段階を総合的に把握するという特徴を有しております。
こども家庭庁の創設によりどのような支援があるのか、この点を伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
国のこども家庭庁についてですが、こちらは今、野原議員のほうのお言葉にありましたとおり、内閣府や厚生労働省が担っていた事務の一元化を目的に設置されました内閣府の外局となってございます。ここでは、こどもまんなか社会の実現に向けて、常に子供の視点に立って子供の政策に取り組むとして設置されております。
ここでは、子供の視点、子育て当事者の視点に立った政策の企画立案、総合調整を行う部門、それから妊娠・出産の支援、就学前の子供の育ちの保障、相談対応や子供の居場所づくりを行う育成部門、またさらに様々な困難を抱える子供や家庭に対する包括的支援、児童虐待防止対策、ひとり親家庭の支援などの支援部門から成り、子供の政策の司令塔の役割を担っております。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 この中で、子供は、教育基本法が定めるように人格の完成に向かって発達すべき主体であり、位置づけられるのですが、その発達に関する多様かつ大量の個人情報が収集され、大量の個人情報の中からデータ解析が試みられるような観察の様態にも子供の位置が位置づけられております。
一番の問題は、これは、大量の個人情報が集約されるということですね。これが地方と国との連携を図るわけですが、個人情報漏えいの問題をどう捉えているのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
町では、個人情報の保護に関する法律や、また地方公務員法第34条に基づく「秘密を守る義務」などにより情報の保護を図っております。また、要保護児童の適切な保護、支援等を行うためのときがわ町要保護児童対策協議会がございますが、こちらにおきましても、守秘義務に関して規定し、個人情報の取扱いに万全を期し取り組んでおります。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 こども家庭庁の設置とこども基本法の制定に基づいて、この中で医療、保健、福祉、教育、療育等に関する業務を行う関係機関相互の有機的な連携の確保、これが求められています。その中で、こども家庭庁の設置とともに子供のデータ連携、行政組織における調整の強化、これをどのように見ているのか伺いたいんですが。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
町では、この国の政策に従いまして、ときがわ町こども家庭センターを設置してございます。こちらでは、これまでの母子保健の子育て世代包括支援センターと児童福祉のこども家庭総合支援拠点の機能を維持した上で、全ての妊産婦、子育て世帯、子供へ一体的に相談支援を行う機関として設置いたしました。
ここでは、一部重複いたしますが、これまでの母子保健機能と児童福祉機能において実施している相談支援等の取組に加え、新たに妊産婦支援や子育て、子供に関する相談を受け、支援を要する子供や妊産婦等へのサポート、民間団体と連携しながらの支援体制の強化などを図っております。
ここではまた関係機関といたしまして、児童相談所、西部福祉事務所、東松山保健所または学校、警察などと連携しながら対応しております。ここでもそうした情報の取扱いには十分配慮を行いながら取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 分かりました。
その中で、令和6年4月にときがわ町こども家庭センター、これは主となるこども家庭センターでよろしいでしょうか。それに枝があるわけですよね、センターに対しての。その枝
の関係というのはどのような枝の関係になっているのか。これはセンターは主ですよね。ちょっとその点を伺いたいんです。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
こちらのこども家庭センターにおきましては、現在、福祉課内に設置してございます。ここでは、福祉課と保健センターの保健師などが主に連携して組織してございます。相談内容などにつきまして、その他関係機関と関わる必要がある場合には、そうした関係課とも連携を行いながらやっているところでございます。
そうした枝葉の部分というところは、随時、その都度の対応になるかと思いますが、主としては、こども家庭センターを中心に関係各課とも連携を行っているところでございます。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 枝については、その時期においてまた話し合っていくということで進めていただければと思います。
この問題については、これからより一層連携を強めて、サポートプランを策定するなどの施策が具体的に進められていくと思いますが、この問題についてどのように捉えているのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
現在、ときがわ町では、子供の施策に関しましては、ときがわ町子ども・子育て支援事業計画を策定し対応してございます。しかしながら、また、こども基本法において対象となる子供も幅広になることから、今後といたしましては、こども計画を策定する必要があると考えております。
こちらのこども計画につきましては、こども基本法第10条におきまして、市町村は、こども大綱、こちらは国が策定しているものです。さらに、都道府県こども計画を勘案して、こちらは、現在、埼玉県で策定が取り組まれているところです。この都道府県こども計画を勘案して、市町村こども計画を作成することに努めるものと、いわゆる努力義務とされてございます。
こうした国や県または近隣市町村の動向を踏まえながら、また今後このこども計画を策定し、町の施策の方向性を定め取り組んでいく必要があるかと考えております。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 子供のデータ連携、それから行政組織における調整の強化、それによっては、この内容について地方自治が、ときがわ町ですよね、町が国あるいは住民のどちらに向くかという姿勢がこれから問われていくと思います。これは、こども家庭庁ができた中で住民のどちらのほうに、やっぱり住民に沿った対策というか施策でないと私は駄目だと思うんです。そこのところを重点として、先ほどいろんな説明の中で課長は大分中身を把握されております。今後のこのこども家庭庁についての期待は大いに私はしたいと思います。
さらに、今の私の質問についての住民のどちらに向くのか、住民に向けて対策ができているかということを踏まえてもう一度伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
もちろん政策といたしましては、ときがわ町の住民のために行うものでございます。こども基本法におきましては、子供施策を総合的に推進するものとして定められております。このこども基本法に基づき、また現在行っている子供政策を継続しながら、今後のそうした動向に対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○神山 俊議長 野原議員。
○11番 野原和夫議員 この問題については、町全体で各課も総合的に協力し合うということが求められていると思います。その中で、軸になる町長の方針の中で担当課に指示するなり、その中で責任を持って対応策をきちんとやっていただきたいと思います。期待を込めてこの質問を終わりにさせていただきます。
○神山 俊議長 続いて、質問事項3、加齢性難聴者の補聴器購入に助成制度を。
野原和夫議員。
○11番 野原和夫議員 加齢性難聴者の補聴器購入に助成制度を。
近隣の自治体では、加齢性難聴者への補聴器購入費を助成する動きが広がっている。ときがわ町でも補聴器購入助成制度の創設を願うが、町の考えを伺う。お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 野原議員ご質問の3、加齢性難聴者の補聴器購入に助成制度をについてお答えいたします。
ご質問の助成制度の創設につきましては、令和5年12月定例会で答弁させていただいておりますが、その後の県内の実施状況を調査いたしました。
県内63の自治体のうち、令和6年8月末現在で16の自治体が加齢性難聴者の補聴器購入費の助成を実施しております。助成額は2万円の自治体が多く、申請には医師の意見書等を添付する方法となっております。
一方で、47の自治体は助成制度を実施していない状況です。その主な理由といたしましては、障害者総合支援法に基づく補装具費支給制度による助成をしているためですが、この中には導入を検討している自治体もあるようです。
本町といたしましては、実施している自治体の助成内容等や国・県及び近隣市町村の動向を注視しながら、高齢者支援の枠組みの中で、財政面も考慮しつつ前向きに検討してまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、野原議員。
野原議員。
○11番 野原和夫議員 前向きに検討してまいりますという答弁をいただきました。
この問題については、振り返りますと、私は令和3年の第2回定例会で、住民の声がある程度届くようになりましたら内部で検討、担当課である福祉課から予算要望があれば検討を進めたいという中で、町長の答弁が、お年寄りには安心を、やっぱりお年寄りが安心して生活ができる地域でなくてはいけない、各課に準備だけはするよう指示をするという答弁をいただきました。このお年寄りに安心をということを私の民報に載せましたが、多くの人の声がありました。町長がそこまで見てくれているのかという声がありました。
その中で、令和4年度は引き続き近隣市町村の動向を注視していくという答弁をいただき、令和5年第4回定例会では、実際の助成内容の把握に努め、国・県及び近隣市町村等の動向を注視しながら検討していくと、そういう答弁をいただきましたが、近隣の動向を見ますと、越生町が4万円、嵐山町が2万円、吉見町が2万円、川越市が3万円、鶴ヶ島市は非課税世帯が5万円、課税世帯が2万円、それぞれの補助を行っております。
この中で、私も前向きという言葉をいただいたので、安堵というか気持ちが落ち着きまし
てうれしい限りでございます。そういう思いですから、私は、この中で町長の言葉というのは、町民のお年寄り全体に向けてもそういう言葉が出たということですばらしいと捉えております。やっぱりお年寄り、子供は元気であるということも含めて、それだけ大切にしてくれる言葉があったということです。
この問題については、あえていつ頃ということは言えませんが、前向きという言葉をいただいたので来年度の予算に計上できるかもしれません。そういう思いを込めてこの質問を終わりにさせていただきます。
○神山 俊議長 休憩いたします。
再開を10時25分といたします。
(午前10時11分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
(午前10時25分)
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◇ 小 宮 正 議員
○神山 俊議長 発言順位7番、質問事項1、明覚小学校のプールの利用状況は。
通告者9番、小宮正議員。
○9番 小宮 正議員 9番、小宮です。
議長のお許しをいただきましたので一般質問を1問させていただきます。
それでは、明覚小学校のプールの利用状況はということでございます。
明覚小学校のプールは、災害時にも飲料水として利用できるよう、令和2年度に総額1億4,850万円を投じ改築工事を行った。しかし、小学校のプール利用については、今年度を見ますと7月の授業のみとなっておるが、どんな理由かということでございます。また、夏休みの期間中、プールの使用はできないかということでお尋ねしたいと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 小宮議員ご質問の1、明覚小学校のプールの利用状況はについてお答えいたします。
明覚小学校では、本年度の夏季休業中、7月24日から26日までの3日間、水泳教室を計画していましたが、高気温による熱中症が心配されることから実施いたしませんでした。
プールで水泳指導を行う場合、実施の目安の一つとして暑さ指数31未満があり、夏季休業中にはこの暑さ指数を上回る可能性が高いことから、近年はプールの利用日数が少なくなっております。
以上でございます。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小宮議員。
小宮議員。
○9番 小宮 正議員 教育長の答弁をいただきましたけれども、このとき、当時はまだいなくてよく分からないかなと思うんですけれどもね。熱中症が心配されると、熱中症というのは今始まったことじゃないと思うんです。
では、税金を約1億5,000万も投入してやっているんです。ここに書いてあるとおり、災害時にも飲料水として使えるようになっておりますけれども、そういう意味で、私なんかもその当時は予算に賛成した1人ですけれども、ある程度は、熱中症、令和2年度、3年度だって、その前から熱中症というのはあるような気がして、それをじゃどうしたらいいかということを考えないのかなと思うんですけれども、その点についてお伺いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
気温、水温が高温になりますと水の中でも熱中症の危険があるということで、プール水泳指導の手引等にも書いてございまして、先ほどの暑さ指数31未満ということを目安としてプールの水泳指導を行っているところでございます。
以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 でも、しかし、せっかく税金を使ってここまでやって本当にもったいないと思うよ。ここまで金をかけてよかったのかなというような、当然、予算を組んで事業をして、本来なら町民や子供たちにも喜ばれる制度にならなくちゃいけないと思うんです。せっかく工事をやったわけですから。
そういう中で、私の考えだと、保護者なんかにもよく話をして、熱中症対策というような、確かにプールサイドは暑くなるんですよ、実際に。コンクリートですからね。だから、給食センターのところかな、あそこはテントだとかいろいろなものがあるじゃないですか、町の。ああいうものを周りにやりながら、考えながらできないのかなと思うんだよね。プールに入
って、テントを張ってもらって、そういう日陰の中で休憩しながらうまく利用方法というのは考えられると思うんです。
そういう中で、それを含めて、そういうのを保護者の皆さんと話合いというのはしたほうがいいと思うんですけれども、今年度はプールはしませんとかという、そういう保護者とも打合せはしたんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 各小学校が、特に明小ですね、明小がプールについて保護者と打合せをしたかについては確認が取れておりません。
以上でございます。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 一応、先ほども言うけれども、これだけの工事をして使ってもらえるような形を取るんであれば、やっぱりいろいろ保護者なんかと話をしたほうがいいんじゃないですか、どうしましょうと。どうしても親のほうが駄目だと言えばしようがないんですけれども、でも、ある程度は投げかけてもいいのかなというような感じがします。その当時は、私なんかも現場に行ったりして見ていましたけれども、せっかくいいプールができて何で使わないのかなと思う。本当に残念に思っているところでございます。
そういう中で渡邉町長はどう思いますか。これはやっぱりそういう打合せを私はしていただきたい。私も孫がいます。町長のうちもいると思うんだけれども、やっぱりかわいそうだと思います。夏休みにパソコンじゃなくゲームプレーしているんじゃなくて、やっぱり子供たちと会ったりいろいろ話をしたり遊んだりすることもいいかなと思うんですけれども、町長、回答はどうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 確かに1億5,000万も投資して利用率が低いと、これはゆゆしき問題だと思います。だから、まず教育部局としてはどうしたら利用率が上げられるか。それは暑い日は駄目と、でも前後に6月、7月、それから9月もあるわけだし、それから学校もほかの、ときがわ町の中には学校があるわけなんで、そういったところの子供たちも利用していただくのは必要だと思います。
それから、暑い中でもいろいろ工夫して、大屋根をつけろと言われると予算も大変なんで
すが、ミストをつけるとかいろんな工夫をして使える日を増やすということはできると思います。そんなことを考えて、何しろ教育部局については大勢の子供たちに利用していただくということを考えていただきたいと、こう思っております。
以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 今、町長から答弁いただきましたけれども、その点について教育長はどう思いますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 それでは、その利用率の向上ということについてなんですけれども、基本、学校のプールについては授業がまず第一ということで考えております。今回の水泳教室についても、学校行事、学校の中で計画したので校長判断でやっているということになりますので、実施の判断については学校でということになると思います。
小宮議員のおっしゃっている内容については、夏季休業中の利用を高めるという面では、学校教育の中でそういう水泳教室をやるということであれば各学校との調整が必要になってくると思いますので、そんなことを考えたいと思いますが、一般開放となってくると、ちょっとこの後、担当課とも調整が必要になってくると思いますので、それについてはいろいろと研究していきたいというふうに思っています。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 授業中はともかくとして、先ほど教育長と課長のほうと話をしたけれども、我々の時代は保護者が来て、角々に保護者に子供の見守りをしていただいた時代もあります。できればそういうことも大事かなというような気もしておりますので、せっかく造ったんであるんだから、有効利用はやはりしていただくように努力しなきゃいけないんじゃないか。教育委員会としてそのくらいの気持ちを持っていないんですか。熱中症になるからまずいとか、だけど8月中全部温度が高いということばかりじゃないと思うんです。利用方法を少しは考えていただきたいと思うんですけれども、その点はどうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 また保護者のほうとも相談してみたいと思いますし、それから、プールの使用ということになりますと、体育館を使うので扉だけ開ければいいということじゃ
なくて、循環器を回して薬剤を入れてということで水質維持の必要性が出てくるわけですけれども、引き続きこの件は検討させていただきたいと思います。
以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 確かに電気料とかいろいろかかるかとは思うんですけれども、しかし予算を見てるんでしょう。そういうことをやはりある程度前向きに検討していってもらいたいんだけれども、新しいプールできて、ほかの萩ヶ丘小学校とか玉川小学校とかまた中学校があると、近隣に。玉川中学校、また都幾川中学校もそうですけれども、そういう生徒は利用したことはあるんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 まず萩ヶ丘小学校につきましては昨年度から利用しておりまして、昨年、今年の3日ずつ全校生徒が来て利用しております。
現状では以上でございます。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 じゃ萩ヶ丘小学校だけ、今のところはね。
これ見て、これからはでも有効活用するにはやはり玉川中学校なんかも古いんかなと思うんですけれども、できればせっかくいいプールを造って明覚小学校だけ使うんじゃなくて、有効活用というのをまた教育委員会なんかとも話し合って、なるべくいいプールを使っていただければいいかなと。
そういう中で、今、民間が大分盛っているんですね。それはなぜかというと、確かにプールはもうからないから撤退しているところが多いんですけれども、でも近隣の越生町にあるプールは、1日2,000人も来るようなこともやっています。だけど、そういうんであまり心配ばかりしていたんじゃやはり前へ進まないような気がするんだね。プールの中で熱中症というのはあるのかなというような気も我々は感じますけれども、そういう中で、ぜひとも有効活用というのは本当来年からでもまたよく相談して先生方と打合せをやっていただける考えはあるんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 先ほどもお答え申し上げましたけれども、今回ご質問もいただきま
してこれを契機としてということだと遅いと言われるかもしれませんけれども、また学校にもこういうご質問をいただいたからということで相談してみたいと思います。その上でいろんなことを、今、検討等も申しましたけれども、研究も含めてやっていきたいと思います。
それから、ちょっと蛇足になるかもしれませんけれども、この明覚小学校プールは造るときに、いずれ各校のプールは老朽化するけれども、町内に1個、屋外プールはという、そういう経験もさせたいということで、明覚小学校のプールといえば、町のセントラルプールというような位置づけで設置がされ、議会にもご了承いただいてきたところでございます。まず萩ヶ丘小学校が昨年度から使っておりますけれども、各校のプールの寿命とともに授業で使ってまいりますので、稼働率は上がっていくとは思います。また、夏休みの利用については研究してまいりたいと思います。
以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ぜひとも、これだけの税金を投入してやっているわけですから、有効活用をしていただければいいかなと思います。また、プールのお金、また災害時にも飲料水として使うとうたってありますけれども、できれば、防災訓練は今年はできませんで、うちなんかは来週かな、やる予定ではございますけれども、そういうときに1回ずつでも地域で使わせていただければありがたいかなと思うんですけれども、そういうのはどうなんでしょうか。
町長、せっかくあって、うちなんかも集会所でよく防災訓練をやっているんですけれども、地域でやって地域の人も知らないと思うんです。そういうのもまた共有しながらできないんかなと思います。またそこら辺、区長が相談に行くかとも思うんですけれども、そういうときはぜひともお話をしていただければいいかなと思うんですけれども、その点どうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 現時点ではこちら側とすると地域の方も巻き込んでという、防災、プールのろ過水を、実際にろ過の模様を見てもらうだとか、それから水を飲んでもらうとかは今のところ予定はないんでございますけれども、また要望等あればできるだけ応えていくようにしていきたいというふうに思っております。
以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ぜひともこのプールについては前向きに、来年度は期待しておりますので、使えるようお願いして一般質問を終わりにします。
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◇ 山 中 博 子 議員
○神山 俊議長 続いて、発言順位8番、質問事項1、明覚駅無料自転車置き場の利用状況と管理は。
通告者7番、山中博子議員。
○7番 山中博子議員 7番、山中博子です。
議長の発言の許可をいただきましたので2問質問いたします。
1、明覚駅無料自転車置き場の利用状況と管理は。
令和3年4月から明覚駅駅前に設置した無料自転車置場について令和4年12月議会で一般質問したが、次の点について伺う。
(1)現在の利用状況は。
(2)管理・清掃は観光協会が実施していると前回伺ったが、現在も継続しているのか。
(3)令和5年9月議会で明覚駅無料自転車置場の設置及び管理に関する条例を制定したが、長期間駐車車両に対する取締りについてその後も実施しているのか。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の1、明覚駅無料自転車置き場の利用状況と管理はについてお答えいたします。
初めに、(1)現在の利用状況はについてお答えいたします。
令和4年12月議会での一般質問の答弁と重複いたしますが、明覚駅無料自転車置場の駐車できる台数といたしましては、自転車専用スペースに32台、オートバイ優先スペースに約6台、合わせて約38台となります。
現在の利用状況につきましては、天候や季節的な条件にもよりますが満車状態の日が多く、外のテント下やそれ以外にも駐輪している状況を確認しております。
次に、(2)管理・清掃は観光協会が実施していると前回伺ったが現在も継続しているのかについてお答えいたします。
明覚駅無料自転車置場の管理につきましては、令和3年度から令和5年度までの3年間は、
観光の促進を図るための準備期間とするため、明覚駅舎の観光協会への賃貸借料を免除としていたことから、自転車の整理や駐輪場を含めた駅周辺の清掃など、日々の管理について観光協会にご協力をいただいておりました。
令和6年度からは、賃貸借料金の免除期間が終了し正規の賃借料を徴収することとなったことから、町と観光協会の間で業務委託契約を締結し継続して管理をお願いしております。委託内容につきましては、自転車置場内とその周辺の清掃、自転車等の整理整頓、駐輪状況が確認できる画像データの提供、14日間以上の長期間駐車が見られる自転車等の情報提供、実施報告書の提出となります。
なお、明覚駅無料自転車置場につきましては、政策財政課で所管している施設のため、引き続き定期的な職員による確認作業を実施してまいりたいと思います。
最後に、(3)令和5年9月議会で明覚駅無料自転車置場の設置及び管理に関する条例を制定したが、長期間駐車車両に対する取締りについてその後も実施しているのかについてお答えいたします。
条例に基づく長期間駐車車両に対する取締りについては継続して実施しております。先ほど答弁させていただいた観光協会との業務委託の内容に、「14日間以上の長期間駐車が見られる自転車等の情報提供」というものがあります。これは、明覚駅無料自転車置場の設置及び管理に関する条例第7条の「禁止行為」の規定で、ときがわ町明覚駅無料自転車置場の設置及び管理に関する条例施行規則第5条の「禁止行為の対象となる駐車期間」の14日間に基づくもので、4月から8月までの間に原動機付自転車1台、自転車3台、合計4台の報告を観光協会から受けております。
政策財政課職員により現地確認を行った結果、原動機付自転車を含む3台については、夜間等に移動していることが確認でき、残り1台につきましては、小川警察署に協力いただき所有者が引取りに来ております。
今後も、観光協会、小川警察署と情報共有をしながら、長期間の駐車により他の利用者の使用に迷惑がかからないよう心がけてまいります。
以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、山中議員。
山中議員。
○7番 山中博子議員 私は、前回、前々回と同じように1か月以上、明覚駅へ行き自転車やバイクの駐車台数や状況を確認しました。前回と同じく現状を把握した上で質問します。
自転車、バイクの置場確認を担当課はいつどのように行っているのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
担当職員による確認につきましては、毎週何日とか決めているわけではなく、本庁舎から第二庁舎に出かけた際には帰りに寄っていくですとか、毎日、観光協会からデータが送られてくる写真を見て、気になる自転車、原付等があったときにはすぐに行って確認する、そういった形で確認作業を実施しております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 それはどのくらいの回数を。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 点検に行った回数というのは実は、観光協会からは日報が来ているんですが、職員が点検したものについては特に日報等はつけておりませんので、何回ぐらいという数字は現在把握はしておりませんが、先ほど申したとおり、職員が第二庁舎へ出かけた際に寄ったりとかしていますので、多いときには週3回、4回と行くときもありますし、出かける回数が少ないときには1回、2回というときもあるのが現実です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 今、日報はつけていないと言いましたが、駐車台数の確認はちゃんとしているんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 駐車台数につきましては、毎日、観光協会より外の防火水槽の上に止めてある自転車の写真、中の各区画の写真全てが送られてきておりまして、それにより台数の確認等は実施しております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 翌日の朝まで本当に多くの自転車が駐車されていることをご存じですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
夜間の確認につきましては、担当職員に業務命令をするわけにはいかないので、私が時々見に行っておりまして、夜間も自転車が止まっているということは確認しております。
実際に利用している方というのは、町民の方が駅から出かけるだけではなく、町外の方が八高線で明覚駅まで来て勤務場所まで移動するということで使われている方もいらっしゃいますので、そういった意味で夜間は駐輪していて日中は会社にある、そんな自転車もあるということを確認しております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 令和4年のときは、朝まで駐車している自転車は毎日十数台で、20台を超えていた日は数日でした。今回の調査では、最高49台、最低でも24台で、十数台という日は一日もありませんでした。私が調査したのは夏休み期間中です。9月から新学期が始まり、通学する本当に駐車したい生徒さんが使えません。9月2日に新学期が始まった当日調査しました。朝30台で日中54台でした。3日の朝25台、日中49台でした。今朝も朝23台、ここに来る途中見てきましたが53台になっていました。
その中で、2台寄り添って長期間動いていない自転車も確認しています。また、長期間同じところに同じ形のまま駐車している自転車も確認しています。完全に自分の車庫として使用している人が増えたと考えられます。
令和4年10月に実施した警告文の取付けはその後実施しているとのこと。せっかく令和5年9月議会で明覚駅無料自転車置場の設置及び管理に関する条例を制定し、利用者が平等に駐車できるよう、長期間駐車車両に対しては取締りができるようになったのだからしっかり実施していただきたいと思います。
それにしても朝残っている台数が多いですよね。30台以上残っていた日が、今回、43日間調査しましたが17日もありました。いつ実施したのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
いつ実施というのは職員の確認をいつということでしょうか。
すみません、ちょっと記録を取っていないので今、何日と何日とは言えませんけれども、現状につきましては毎日写真で実は確認しておりまして、今、山中議員がおっしゃったようにかなりの数の車両があることは確認しております。これは、だから朝の9時ぐらいの段階
でもうほとんどいっぱいになっているということは確認しておりまして、できれば駐車場の増設なんかもしていきたいなというふうに今思っているところもあるんですが、なかなか用地等の問題があって厳しい。
また、車庫のように使われている方がいるというご指摘でございました。やはり確認していきますと、同じ車両が4日、5日動かずに確かに置いてあるというものが複数台あるんですが、現在の規則ですと長期の取締りは2週間という設定をさせていただいておりまして、見ていくと不思議と5日目、6日目に一回その自転車はなくなるんですよね、確認すると。写真で毎日のを比較していって、いつ動いているなとかそういうことをみんなチェックしているんですが、確かに4日、5日動かない車両が複数あるんですが、2週間動かない車両というのは少ないのがとても不思議なところを感じております。
山中議員おっしゃるとおり、ふだんは車庫にしていてたまに使うという人がいるのかなということは確かに認識しているんですが、なかなか自転車1台1台の所有者を割り出して、その方にどういう利用なのかというのを聞いていくというのはやはり個人情報の関係もあってなかなか難しいところがある。また、1週間ずっと、そこに職員がつきっきりでその人が来るのを見張っているわけにも実際いかないというのが現実です。確かに、全部見つけ出してそういったお話ができれば理想ではあるんですが、ちょっと実態としてはそれは厳しいなというふうに感じております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 駐車場を毎日利用している人が駐車場に入れず外に置かざるを得なく、風が吹いて自転車が倒れたり帰ってくると雨でぬれたりしています。本当に必要としている人が不利益を被るというのはいかがなものかと思います。先ほど5日ぐらい経つと動くと、でもそれは止めっ放しということですよね。以前に有料の駐車場で管理していたご主人に聞いたところ、学生さんが電車に乗るのが忙しくてシャッターの前に置いていってしまうこともあったそうですが、雨にぬれないよう室内に移動させていたそうです。有料、無料の差はありますが、ときがわ町にも優しさが必要だと感じます。
先ほど、どの自転車が誰のものかということが割り出せないとおっしゃっていました。単刀直入に伺います。登録してシールを貼ることを提案します。前にも提案しましたが、そのときの答弁は、無料自転車置場のよいところは簡単に置けるというところで、管理を厳密にすると利用している人がどういうふうに感じるかでした。新学期が始まって中に置き切れない自転車が増えてきました。無料自転車置場は1,000万円を超える税金で建てられたもので
す。本当に必要な人が便利に使えるように考えなければ、いずれもっと法規制が必要になります。
ネットの書き込みと同じように自分を明らかにせず、内緒にしていつまでも自由に置いておく。管理を厳密にとのことですが、何を厳密なのですか。ただ住所と名前を登録するだけです。これは個人情報ではないでしょう。通勤・通学に利用しているときがわ町の方でしたら登録に協力してくださるはずです。登録すれば責任も生じます。そうすれば置きっ放しの自転車が少なくなると考えます。途中で動かすというのは、2週間に満たないものを動かしているから自分は捕まらない、そんな考えがあるんじゃないですか。今の状態を見て何も感じませんか。
幾つも質問したのでまとめます。登録はやるつもりはないのか、やらないのならなぜか、町の言う管理の厳密とは何か、今の状態についてどのように考えているのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
まず登録についてからお答えさせていただきます。
現在では登録制にすることは考えておりません。確かに、登録制にすることにより所有者がはっきりするとは思いますが、確かに毎日、通勤・通学で使いたいという方だけであればその方式は取れるかなと思います。でも、例えば今日突然車が壊れちゃったから明覚駅から行きたいなんていう人はそうすると駐輪場を使えなくなってしまうわけです。それはやり方の工夫だろうというふうには言われるかもしれませんが、まずはそういったこともありますので、登録制に移行することは現在考えておりませんというのがまずの現段階での回答になります。
あとは現状をどう考えているか。管理の厳密もあるとは思うんですが、管理の厳密のというのは、今、すみません、具体的にこういうふうにというふうなことがお答えできません。
現状なんですが、非常に難しいなというふうに悩んではいるところでございます。実際に、本当に毎日確かに置いていかれるのは、4日、5日置いてある中の人では、やはり実は実際お話を聞いている人もいて、町外にお住まいの方が、毎日ではないんですけれども不定期にときがわに来て活動されている方がいらっしゃいまして、そういう意味で、毎日は動かせないんだけれども、でもここがないと困ってしまうというようなお話も伺っておりますので、本当に毎日動かす人だけが使える駐輪場というのも確かにあり得るとは思うんですけれども、
やはりときがわの場合、定住人口のほかに関係人口ということも考えなくてはいけないというのがあると思います。
そういった意味で、町外の方から不定期ではあるがときがわに来て活動するのにどうしても自転車を置いておくところが必要だというお悩みを実は聞いていて、じゃあそこに置けないんだったらどこか置かしてくれるところを紹介してくれよと今言われているのが実際のところなんですね。以前のように有料の自転車置場の業者さんがいらっしゃればそちらを借りてくださいということが言えるんですけれども、現在、ときがわ町は自転車を置けるところというのは今の明覚駅前の無料駐輪場しかないんです。そういったことで、町外の方がときがわに定期的に来ている、その人たちに、あそこに置かないでください、自分でどこか置き場所を探してくださいというのはなかなか今言えないのが私たちの悩みです。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 登録は考えていないという前回と同じお答えでした。
その理由としては、突然車が壊れてその日に使わなければならない人が止められないと、そんなことはいいじゃないですか、1日ぐらい止めたって。登録していないから止められないというものではないと思います。常時使っている人がどのように使っているか、それを把握する上でも大切なことだと思います。
例えば、今回も1台が分からなくて警察のほうに問い合わせたというふうなお答えでしたが、登録してあればすぐ分かります。そこに連絡することができるはずです。突然使うことを考えてと、それは仕方のないことです。ときがわ町の駐車場なんですから、ほかの方が使っても何分も困ることはないと思います。
そして、町の言う管理の厳密は具体的にお答えできないということなんですが、なぜお答えできないのか分かりません。
それから、町外の人の利用ということですが、町外の人が利用していて町内の高校に通っている生徒さんたちが使えないというのもちょっと理不尽かなと私は思います。もう1度、その点はやはり課題となることだったら、もっと前向きにいろいろと考えていただきたいと思います。
観光協会に明覚駅の賃貸料を3年間据え置くので無料自転車置場の清掃を無償でしていただくとのことでしたが、今回の答弁の中に、今年の3月で3年となりました、そして家屋の賃貸料、清掃の委託料というものが決められたということで伺いました。その金額はどのく
らいなんでしょうか、幾らなんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 すみません、ちょっと今データがすぐに出てこないので後ほどお答えさせていただければと思います。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 最後に町長に伺います。
駐車したい人が駐車できない駐車場では役に立たないのではないですか。町民のために設置した駐車場なのに県外ナンバーのバイクはほとんど動かず止めてあります。時々こちらに仕事に来ていると担当課からは聞きましたが、仕事をしているなら有料駐車場を借りるべきと私は考えます。ときがわ町は優しいから許しているのだと思いますが、その優しさを通勤・通学の方に向けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 今朝も明覚駅を見てきました。ちょうど7時40分ごろで、そのときにはまあまあ、ゆったりとではないんですが余裕なところもありまして、確かに2台、放置自転車っぽいものがありまして、私は隅に寄せておきました。
それで、私はやはり登録とかいろいろなことがあると思うんですが、まずあそこに、自転車おじさんじゃないですけれども、できれば地域のボランティアで自転車を管理するシルバーの方がいてくれたらいいな、地元の人がと。私も定期的に行って挨拶しながら自転車を寄せてやったりなんかしているんですけれども、そうすると皆さん礼儀正しいです。そこを無人化してしまうからちょっと整理しなかったり雑に置いたりというようなことが起きるので、何とか毎日というわけではないんですけれども、地元のボランティアさんに頼んで自転車のところの管理をして、おはよう、お疲れさんとかと挨拶をして、忙しい人についてはそのボランティアの方が寄せてやったりという、そういう人間関係ができるとあそこの使い勝手がよくなるのかなという感じがいたしました。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 最後に大野課長のほうにお伺いします。
まず、今の状態は、本当に中に入っているよりも外のほうが多いときもあるんです。です
が、梅雨の雨のために前に一般質問したときにテントをつけてくださいました。テントの中も本当にいっぱいなんです。それで、通勤の人はもっと早いと思うんですが、通学の生徒さんたちは遅いですから中に入れることができません。ほとんど、例えば玉川中学校とかそういうステッカーが貼ってある自転車が外に出ています。毎日利用している生徒さんたちのためにももう少し何か考えていただけないでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
おっしゃるとおり、外にあるのが高校生の自転車だなというのは私も行って見て感じてはおります。まず、一番直近でもしできるとしたらテントの増設はするようかなとは今担当とは話はしておるんですが、根本的に行けば、もっと広い駐輪場を造らないともう駄目なんだなというのは感じておるんですが、その場合、用地をどうしようか、これがあまり遠いところに造ったんではまた駄目なんだろうなと思っていまして、そうすると、この明覚駅の周辺全体をどういうふうにしていくのかというところからちょっと考えないといけないんだなというのを現在思ってはいるところで、話が大きくなってしまうなというところが今悩みどころではあります。
本来であれば、不定期の人が少し離れた駐輪場を使ってくれて、毎日使う人が近くを使ってくれるというのが理想ではあるんですが、そういった部分で、どこか別のところにも駐輪スペースが確保できるかどうかというところを今考えてはいるんですが、なかなか適地が見つからないところもございますので、現状のままもう放っておこうという気も全然ないんです。何とかしたいというのは職員も本当に思ってはいるんですが、例えば広げるために公園をなくしてしまっていいのかとか、そういったところからいろいろありまして、ここでいいお答えが今できていないところではございますが、少しでも改善できるように工夫していきたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 いいようにしていただきたいと思います。
1問目はこれで終わりです。
○神山 俊議長 質問事項2、まちんなかの現状と成果は。
山中博子議員。
○7番 山中博子議員 2問目です。「まちんなか」の現状と成果は。
平成30年4月から稼働を始めたシェアハウスまちんなかは6年以上経過している。そこで現状と成果について伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 山中議員ご質問の2、まちんなかの現状と成果はについてお答えいたします。
シェアハウスまちんなかの現在の状況ですが、令和6年度当初は5名が入居しておりましたが、その後3名が退去し現在は2名が居住しております。
成果といたしましては、このシェアハウスまちんなかは町外からの移住定住、町内の若者の転出防止、町内での起業促進及び地域の活性化を推進するため平成30年度からスタートした施設で、これまでに14名が入居、うち12名は町外から移住、うち2名は町内からの入居であり、町外からの移住、町内の若者の転出防止の目的としては一定の成果があったと考えております。
しかしながら、入居者の資格として定められている「シェアハウス周辺の役場本庁舎から明覚駅までの商業機能の見直しや観光施設の立地などに興味がある者」につきましては、具体的な提案に結びついておりません。
町外から移住しシェアハウスに入居した12名のうち10名は、一定期間ときがわ町の住民として生活した後、入居期間満了やお仕事の都合などで退去されていますが、退去後の定住に結びついていないのが現状です。
定住に結びついていない要因といたしましては、起業した先が町外であったり転勤先がときがわ町から距離があるといったことのほか、シェアハウスを退去後の住まいをときがわ町内で探したが町内では物件が見当たらず、町外に移らざるを得なかったとの話も聞いており、今後の大きな課題の一つと考えております。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか。山中議員。
山中議員。
○7番 山中博子議員 私はシェアハウスまちんなかについて過去3回一般質問しています。シェアハウス設置及び管理に関する条例の第1条目的と第4条入居者の資格については何度か質問しています。入居者の資格の中には、「シェアハウス周辺の役場本庁舎から明覚駅までの商業機能の見直しや観光施設の立地などに興味がある者」とあり、1回目の答弁では、興味があることは伝わってきたが生活をしてみないと分からない部分もあり、本格的な取組までの提案はなかったとのことでした。
そのときに入居していた方々はもういらっしゃらないと思いますが、数か月たってから聞き取りをしてどのような提案があったか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
先ほど町長からの答弁があったとおり提案はございませんでした。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 シェアハウス設置の目的は、町外からの移住定住、若者の町外流出防止、ときがわ町内での起業促進及び地域の活性化を推進するため設置して管理するとしています。この目的について入居者からはどのような提案があったのか質問すると、具体的な取組や提案はない、入居者もそれぞれ仕事を持っているのだから地域振興策ばかり考えているわけではないとの答弁でした。
仕事を持っているから仕方ないで終わらせてしまうなら、シェアハウスに入居を許可した価値がないのではないでしょうか。入居の条件があるから家賃が安く、光熱水費は無料、浄化槽の管理費も無料なのではないでしょうか。平成30年4月から稼働し6年半が過ぎました。設置の目的は達成できているのか先ほどの答弁に加えて伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
まず、そもそもシェアハウスの目的とした中で、提案がないからその人たちは駄目だったという評価をするのはちょっとおかしいかなというふうには思っております。人口減少の町の中で、いっときであっても、やはり若い人がときがわ町の中で生活するというのは大変意味のあることだったと考えております。
ただ、やはりもともとのこういった条例で規定されている部分もありますので、ここにつきましては今後少し、規則の見直しも含めまして、このシェアハウスをどうしていくのかというのは一旦考える必要があると思っておりまして、現在、そういった意味もありまして新規の入居者の募集をしておりません。
でないと、途中で違う条件の方が一緒に暮らすというわけにはいきませんので、まず1回、今の方たちが終わった段階でもう1度、このシェアハウスをこのまま続けていくのか。例え
ば、入居資格とか賃料とか管理方法とかの考え方を変えてシェアハウスを続けるのか、または、例えば、これからいろいろ地域おこし協力隊員などを多く活用していく際の地域おこし協力隊員のための住居とするというのも案の一つかなと今思ってはいますし、全く別の用途に変えるという検討の結果はあるかもしれないんですが、そういったことも含めまして、この後で一旦、検討の時期を持ちたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 提案がなかったから駄目ではなくて、そういうふうに決めたのだったらそこまで持っていかなければいけないんじゃないんですか。なかったから駄目というふうに私が言っているかもしれませんが、それが目的であって条件であるならばその条件はクリアしての入居だと私は考えます。
今まで14名が入居し12名が町外なので、町内の若者の転出防止の目的としては一定の効果があったとの答弁でしたが、退去後10名は定住に結びついていないとのこと、残りの2名は現在在住の2名の女性かと思います。ときがわ町に定住して効果があったとするのではないでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
残りの2名というのは、山中議員おっしゃるとおり女性の2名が残っておりまして、そのうち1名はときがわ町役場のほうに就職いたしておりますが、この後、退去後にちょっと今ときがわ町内に住むところが見つかっていなくて、現状だと町外に住むところを探さざるを得ないというのが今の状況でございます。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 質問を変えます。
1階共有スペースは、地域との交流スペースとして設置したと聞いています。令和4年3月の一般質問では全員を集めた交流は聞いていないとのことでしたが、その後、2年半経過した今日までに交流はあったのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 具体的な交流があったとは聞いておりません。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 交流を深めるということで、一番最初はいい目標だと思いました。でも、6年半たって交流をしていないというのは何もしていないということですよね。
町長に伺います。
3回目の一般質問で、ときがわ町では、やまんなか、まちんなか、キノコのほだ場、キウイフルーツの育成など、最後まで責任を持って見届けていないことをどう思うかと私は質問しました。そうしましたら町長は、作るだけ作ってもその後の転換がない、行政は弱いと言われました。その後どのような指導をしたのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 なかなか指導の決定打がないので、私もそこのところは非常に悩んでいるところでございますが、まちんなかにつきまして、やはり一番悪いのは、まちんなかに移住してきた人と我々のコミュニケーション不足かなというようなところだと思います。
私も月1回ぐらいはあそこを訪問して住んでいる方と話合いをするということで少しは始めたんですが、その後なかなかそれができなくて遠のいてしまったというところはすごく反省しております。やはりその後のフォローというのがすごく大事だなというのは痛切に感じております。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 昨日、町長は、民間の経営感覚、考え方、その1に、将来を見据えてスピード感覚を持って決断するとおっしゃっていました。先ほども大野課長から、今ここのところをどういうふうにするかと考える段階に来ているとおっしゃっていました。入居者が6人にならないシェアハウス、多分、赤字続きだと思います。目的を達成できない施設をいつまで残すのでしょうか、伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 まちんなかの施設については見直しをするようにという話は、指示ではないんですけれども担当課には話をしております。
それで、今の若い人が住む環境になっていないんじゃないかと。1階についてもそう、それから個人のスペースもそうなんですけれども、今の若者があそこで生活ができるかどうか
というところから考えなさいというような話をしております。これをもう少し指示という段階にしていきたいと思っております。
○神山 俊議長 山中議員。
○7番 山中博子議員 以上で質問は終わります。
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◇ 畑 豊 議員
○神山 俊議長 続いて、発言順位9番、質問事項1、小学校児童の熱中症予防対策等の取組について。
通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑 豊議員 1番、畑です。
議長の許可がありましたので質問させていただきます。
まず最初に、先月8月7日に猛烈な豪雨があったときに、管理職の方にはいろいろな災害対策、また8月15日から16日にかけての台風7号、それ以降の台風10号ということで防災対策等に対応していただきまして、町民を代表してお礼申し上げます。ありがとうございました。
それでは質問に入らせていただきます。
質問事項1、小学校児童に対する暑さ対策等に対する町の取組について。
埼玉県では、暑さ対策・熱中症対策に有効な日傘の普及啓発に取り組んでいる。また、熊谷市では、日傘を市内小学校に在籍する児童には学校を通じて配付している。当町でも、令和5年11月11日に行われた7歳児祝いにおいて交通安全対策協議会から配付された、交通安全も兼ねたジュニア傘(晴雨兼用)はまさに一石二鳥の発案で保護者からも大変好評でありました。
日傘は、直射日光を避け体感温度を下げる効果があり、「日陰を持ち歩く」ことができるため、夏の暑さ対策・熱中症対策として大変有効である。そこで、小学校児童に対する熱中症予防対策等について町の考えを伺う。
(1)児童への対応は。
(2)晴雨兼用傘等の配付は。
(3)体育授業等での冷房設備等は。
お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 畑議員ご質問の1、小学校児童に対する暑さ対策等に対する町の取組についてにお答えいたします。
初めに、(1)児童への対応はについてお答えします。
児童には、登下校時に帽子の着用や適宜水分を補給するよう指導しております。現在、町内の小学校では、ご家庭の判断で希望する児童は日傘を差して登下校しております。
次に、(2)晴雨兼用傘等の配付はについてお答えいたします。
町からの晴雨兼用傘の全児童への配付につきましては、現時点では考えておりませんが、引き続き登下校時の熱中症対策について指導してまいります。なお、昨年度から7歳児祝いにおいて、町交通安全対策協議会から7歳児へ晴雨兼用傘を配付していただいており、今年度も引き続き配付を予定されているとのことです。
次に、(3)体育授業等での冷房設備等は(体育館、屋外プール等)についてお答えいたします。
体育館につきましては、子供たちの学習・生活の場であることはもとより災害時の避難所にもなることから、担当課と連携しながら冷房設備等の設置について検討したいと考えております。
屋外プールにつきましては、プールサイドによしずやブルーシート、簡易テントなどを設置し、簡易な方法で日よけを設けることを基本として対応しているところです。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、畑議員。
畑議員。
○1番 畑 豊議員 それでは随時質問させていただきます。
その前にちょっと私の資料で。
埼玉県の平均気温は、地球温暖化、これ沸騰化による気温上昇に加え、都市化の進行に伴うヒートアイランド現象の影響により上昇しております、確実に。また内陸に位置するためフェーン現象の影響を受けやすく、夏季ですね、夏の間、日中の最高気温が高くなる傾向にある。まして、熊谷地方気象台における明治31年から令和5年までの気温の上昇率は100年に換算すると2.26度上がっており、日本の平均気温の上昇率、これは日本の上昇率として100年たつと1.35度の気温よりかなり高くなっています。また、最高気温が35度以上の猛暑日は、昭和33年から昭和42年までの10年間は平均3.5日でしたが、令和5年度は45日以上、まして令和6年は、まだ終わってはないんですけれども、最高気温はどんどん上昇しており
ます。1位になっておりますね。
ときがわ町は、熊谷市と鳩山町の間に地域があるため非常に気温が高い。全国的に見てもときがわ町と出ないだけで、熊谷市と鳩山町の間にあるわけですから、非常に暑い日、ましてやそれ以上の気温があるものと推測できます。
そのため、埼玉県では、暑さ対策・熱中症対策に有効な日傘の普及啓発に取り組んでいるんですね、埼玉県自体。また、熊谷市では、市内小学校に在籍する児童には学校を通じて晴雨兼用傘を配付しているということなんです。前置きしておきますね。
それで質問事項にいきます。
まず、(1)児童への対応はということで、これは教育長、ご家庭の判断で希望する児童は日傘を差していいよと言っているというのはそれは分かりますけれども、じゃ学校は全然何もしないということですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 学校としましたら、各保護者に対してこのような熱中症対策の通知を出しております。やはり今現在も子供たちの登下校の状況を見ておりまして、日傘を差している児童生徒は、確認を取っているんですけれども、今の段階では多く見受けられないというのがございました。しかしながら、暑さ対策につきましては、各小中学校で通知及び学校だより等でしっかりと対策をするようにということでお知らせしているところでございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 町が去年、7歳児祝いに晴雨兼用傘を配付しました。非常に保護者には好評で、これはいいよねと。今の1年生は持っているんですけれども、2年生、3年生はもらっていないから傘がないんです。だから差していないんです。
学校が家庭に任せる、だからご家庭の方も、じゃそこで買えばいいやという話になってしまうとあれなんですけれども、1年生は持っていて、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生は傘を配付されていないから差せないんですよ。そこら辺はどう考えますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答え申し上げます。
傘につきましては、先ほどもお話があったとおり、「日陰を持ち歩く」ということで大変有効なものだと思います。しかし、去年同じようなご質問もいただきましたので、去年の議
事録をもう一回読み直してみました。畑議員から、やっぱり子供の命を守る、その点から日傘の配付はどうだというご議論がありました。私も全く同感だと思います。子供の命を守る。ただし、子供の命は守るというのは同感なんですけれども、通学に当たって全てのものを町が提供していかなければならないのか、そこは少し疑問の余地があるところなんです。
ランドセルや帽子についてもそうですけれども、全てを町が提供していかなければならないのか。全て配ればそれだけ傘を差してくる確率は高くなるんじゃないかとか、そういう議論もあるかとは思いますけれども、今のところ、各児童生徒の登下校に用いるもの、自転車等もそうですけれども、各ご家庭で用意していただいております。基本的にはそういうものがベースにある。
それから、小学生も高学年になってまいりますと多少傘も大きめのもの、あるいは好みの色だとかそういったものも出てくるかもしれません。そういった観点から、配付したとしても事業の有効性としてはどうなのかなということも思っているところでございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 今の答弁は何か矛盾していると思います。非常に命を守ることはいいよと。いいけれども傘は配らないと。私は、自転車を配れとかランドセルを配れとかそういうこと言っているわけじゃないんです。日傘を配っておいていただければ、その配ったもので保護者の方も、じゃ学校に行くときに傘を差していきなよと言える。ないから差していないんです。それはどういう考えですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 各校から保護者に出されている通知を見ましても、熱中症対策として日傘、それから1次答弁にはないんですけれどもネッククーラーの類い、これもしてきていいよということで、使用可とするような表現、差しても構いませんというようなことです。
でも、こうして可としていることは、広い意味では保護者には選択の権利があるわけですから、数年前のこの日傘、児童生徒通学などと検索してみますと、数年前、前回質問があったときに私も勉強したんですけれども、学校によっては日傘を差させないというところもありました。それは視界が云々とか、けがの可能性云々とか、そういうこともありました。けれど、ときがわ町については、昨年度もそうですけれども、こういった登下校時の暑さ対策について、ネッククーラーあるいは日傘についてはご家庭の判断でということで通知してお
ります。ある意味、これは推奨しているということで言っていいと思います、差していきたい人は差していいんだからねと。そういう判断がある中での今の実績でございますから、各ご家庭の判断によって今の現状があるというふうに考えております。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 私も去年、令和5年9月6日に一般質問をさせていただきました。そのときには教育長が久米教育長でしたが同じような、同じようなと言うとあれですけれども、いい回答というか答弁はいただかなかったんですね。途中で、もういいんだよぐらいな話で、座っている席でこうやられたんですけれどもね。それは、いかがなものかなと思ったんですけれども、私は住民の代表ですから質問させていただきます。
何回も同じことを言いますけれども、子供の命です。先ほど誰かこども家庭庁の話もしていましたけれども、子供は全町を挙げて、町を挙げて守らなきゃいけないものだと思うんですけれども、そこら辺は、いや、家庭に任しているから家庭の判断でいいんだよと、そういう考えになりませんか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 現時点では、教育委員会としてはご家庭の判断でという範囲内で考えております。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 前向きな回答というのはできないんですか。考えていないと、現時点では。来年度、今後も考えていないということでよろしいわけですか、教育長。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 今の段階では考えておりません。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 今後は考えるようにしていただきたいと思います。
続きまして(3)です。
体育授業で暑いから、先ほど前の議員さんでもあったんですけれども、プールを使っていない。これを見ると、プールを使う際には屋外サイドによしずやブルーシート、簡易テント
などを設置し、簡易な方法で日よけを設けることを基本として対応していると。対応していますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 これは対応しております。まさにここに書いたようなよしずやテント、これで対応しております。
以上でございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 であれば、暑い日に熱中症が何とかというんであれば対応できるんじゃないですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
暑さ指数で31度未満の日で6月から7月の1学期中、この期間で可能な日を選んでプールをやっているということでございます。その31度以上を超えれば、これはあくまで目安なので絶対かというとちょっと自信はないです。目安です。できる日はそうやってよしずだとかテントだとかで日差しをしのいでいるという状況でございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 日陰をつくって、早く言えば大きな傘というか、屋根とは言いませんけれどもそういうのを作れば、器具を持っていけば31度以下になると思うんです。31度というんですか、その指数がありましたよね、何とか指数、器具の。その器具を日陰のところに持っていけば、多分、熱中症の31度でしたか、31というその数値をクリアしてプールもできるんじゃないかと思うんですけれども、そこら辺どうお考えですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えします。
プールにつきましては、先ほどもご質問がございましたけれども、水の中でも汗をかくんですね。水に入っていても熱中症になってしまうんです、プールサイドだけでなくて。現実に私の知り合いで、つい最近ですけれども、子供を屋外プールで遊ばせていて熱中症になっ
ちゃったと、そういう事例があります。それが学校でもあるから、学校においてそういう被害を受けさせることができないからなかなか日数が減っているということでございます。
ということで、一部に日陰をよしずやテントでつくることができるでしょうけれども、プール全体を覆うということは難しいと思います。なので、水中でも熱中症になる要素がありますので、できる気温の、暑さ指数の中で、そしてプールサイドにはできるだけ日陰を設けて時々休ませたりということでやっております。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 熱中症対策は十分に取っていると、非常に分かります。暑い中でプールに入ろ、水泳をしろ、ましてそんなことは言語道断だと思うんですけれども、私が言っているのは、プールというのはやっぱり夏の行事の一つだと思うんです。暑いときに中に入って泳いで、温度が31にいっているからもう熱中症対策としては駄目だとなっちゃったら、さっきの私の話の中でヒートアイランド現象が出ているので、絶対に屋外プールはできなくなっちゃうんです。であればプールを造った意味がなくなるので、最終的にはじゃ屋根を造ってくださいとかとなっちゃいますね。どうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 プール、今後そういった意味で、暑さ等もあってなかなか授業日数、水泳指導の日数が減っているけれども、明覚小学校のプールを造った際は、やっぱり町なかで1校、まさに夏の風物詩じゃないですけれども、ああいうプールの指導を受けて、プールの楽しさ、水泳の楽しさ、水に親しむこと、そういうことを味合わせてあげたいよねと。各校それぞれプールの再建は無理だけれども、改修は無理だけれども、町なかに1校は設けようという、そういう趣旨でやってきたんだと思います。
先ほど申し上げましたけれども、これからできるだけ稼働率が上がっていくと思います。また、利用日数を上げる努力、研究等もやっていきたいと思っております。これは天候のせいにしてしまっては恐縮ですけれども、なかなか無理な中で、非常に被害が予想されるような中で強行することもできないのではないかというふうなことも思っております。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 当然、熱中症が考えられるところで子供たちを外に出すと、そういう
ことを言っているわけじゃないんです。熱中症が考えられるんであれば、子供たちは安全な場所、ですから屋根を設けて屋内プール、そこまでいっちゃうと非常にお金がかかっちゃうので、日陰全体を覆うような例えばそういうものをしないと、屋外プールが今後、気温がどんどん上昇しているので最終的には使えなくなるんですね。プールがせっかくお金をかけても使えなくなっちゃうんですけれども、ここら辺は町長はどうお考えですか、プールが使えなくなるということ自体。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 まず、期間をよく考えて、7月、8月がプールの期間ということではなくて、もう少し前からプール授業をする、そういうことも大事だと思います。それから、将来的に先ほど畑議員が言うように屋根をつけるとかミストをつけるとか、そういうのも一つの政策かと思います。
それからまた、民間のプールをやっているところを利用するというのも一つの手かなと思っております。それからまた、ときがわには中学校、小学校が全部で5校あるわけなので、そういう各学校の子供たちが明覚小学校のプールを使うと、これも早くそれができればいいなと、こう思っているところでございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ありがとうございます。
非常に前向きな答弁だと思うんですけれども、教育長は今の答弁についてどう思いますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 先ほど町長から民間プールの使用等も視野にというのがありました。それも考えていかなければならないことだと思うんですけれども、先ほど町長から一番最初にあった実施時期についてやはり検討する必要があるのかなと。これだけ真夏日、猛暑日が、私もちょっと調べてきたんですけれども、6月、7月、特に7月の後半は真夏日が7月21日から約10日間ずっと続きました。そういうことを考えると、もう少しプールの実施時期を考えて、熱中症の暑さ指数が31を超えない時期に実施するということも学校のほうには指示していくべきというふうに考えております。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 これで1問目を終わりにします。
○神山 俊議長 休憩いたします。再開を午後1時といたします。
(午前11時44分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
(午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
○神山 俊議長 質問事項2、小中学校の防災教育等の取組について。
畑豊議員。
○1番 畑 豊議員 それでは午前中に引き続き午後もよろしくお願いします。
それでは質問事項に入ります。
小中学校の防災教育等の取組について。
令和6年8月23日、都幾川中学校で防災セミナーを実施した。これは、生徒に対して防災の重要性を伝えることと教員の知識をさらに高めたいとの思いから、日本赤十字社に依頼をした。同校は、令和元年、東日本台風の豪雨災害において避難所となり、多数の避難者を受け入れた経験から防災教育に力を入れている。
そこで、小中学校の防災教育等について町の考えを伺う。
(1)小中学校の防災教育等は。
(2)玉川小学校及び玉川中学校の防災教育は。
(3)明覚小学校のプールを使用しての飲料水確保等の訓練は。
よろしくお願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 畑議員のご質問の2、小中学校の防災教育等の取組についてにお答えいたします。
初めに、(1)小中学校の防災教育はについてお答えします。
小中学校の防災教育については、社会科や理科、保健体育など教科横断的に学習しており、各教科の中で自然災害について学んだ上で、地域安全マップやタイムライン作成などの活動を通して防災意識の醸成を図っております。
次に、(2)玉川小学校及び玉川中学校の防災教育はについてお答えします。
玉川小学校、玉川中学校に限らず各学校の実態に応じて、(1)でご説明したように、学習指導要領にのっとり各教科の中で防災教育について学習しております。
次に、(3)明覚小学校のプールを使用しての飲料水確保等の訓練はについてお答えします。
明覚小学校のプールの水を使用しての飲料水確保等の訓練につきましては、地域住民が参加するような内容では実施する予定はありませんが、緊急時用浄水機の動作確認を中心とした訓練を今後も定期的に行ってまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、畑議員。
畑議員。
○1番 畑 豊議員 それでは、今の答弁に対して幾つか質問させていただきます。
まず最初に、令和5年度ときがわ町教育委員会点検・評価報告書の中の41ページに、質の高い学校教育のための環境の充実、(3)子供たちの安心安全の確保、学校安全教育の推進と家庭、地域、関連機関との連携の推進ということがうたってあります。その中で、震災訓練の防災教育の実施、これには地震、火災云々と書いてあります。その中で、明覚小学校、都幾川中学における防災教育の実施、これは総合的な学習の時間の課題として町の総務課、防災担当等と連携している。避難所用の資機材の体験や防災に関する知識や自助共助について学習するということで書いてあります。
これは明覚小学校、都幾川中学校についてのみしか書いていないんです。それなので玉川中学校、それから玉川小学校はどうなっているんだということでちょっと聞きたかったものですから、まず最初に(2)から質問させていただきます。お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
教科書をベースとして学んでいく以外には、いろいろな各校で各校なりの取組がございます。そこまで全部ならして教育委員会が指導していくということではなく、各校での独自の取組があります。そこをまず申し上げておきますが、玉川小学校におきましては、今年度、これからのことになります。これからのことも含めますけれども、9月3日、昨日ですけれども、シェイクアウト訓練を行ったということです。これは、埼玉県議会が中心になって今年もシェイクアウト訓練ということで呼びかけしましたけれども、校長会で、全5校、9月1日を中心とした期間中に取り組んでくれということで、玉川小学校は昨日取り組んでくれ
たそうです。
このシェイクアウト訓練は、昨日だけにとどめず、少なくとも年度内、あと2回やる予定だそうです。ですから、来年度はできたら月1回ぐらいやっていきたいというんですね。今回の9月3日については、「あっ、地震が起きた、体を机の下に入れよ」と、そういう訓練だったそうですけれども、教室だけではなくて学校生活のあらゆる部分、どこでどうなるか分からない、廊下であるかもしれない、体育館であるかもしれない、そういうパターンをいろいろ変えてシェイクアウト訓練を取り組んでいきたいということでございました。
それから、玉川中学校におきましては、これは今年度からになりますけれども、町の防災担当の指導者を招き、ときがわ町での防災の心構え、玉川中学校校区での危険など地域に特化した指導をしてもらい生徒の意識を高めるということで、10月2日水曜日6校時に、町の総務課の担当職員が行きまして、全校生徒及び全教職員が体育館に集まってその講話を聞くということで、これは避難訓練実施後に行われるということです。
主なものをご紹介申し上げました。以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ありがとうございます。
さっきの答弁は、今から始める、その前はやっていなかったということでよろしいわけですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 過去のものについてはちょっと把握できないものもございました。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 過去のものというのは、だからここから過去ですけれども、近い過去というのも分からないんですね。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 今回のご質問、これ一般質問の答弁の用意としては、この点検・評価報告書の内容、あるいは直近のこれからどうしていくんだと、そういう内容を用意したところでございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 シェイクアウト訓練、これは頭を守るということで、すぐに頭を守って机の中に入れるとか、そういうことの訓練なんで、これは非常にお金もかからなくて素早くできるのでいいかと思います。
それと、玉川中学校にあっては、10月2日に町の担当の職員が出向いて防災教育を行うということで、今後ともよろしくお願いします。それも毎年必ず、1回じゃなくて通年でやってください。
それではもう1点、これは玉川中学校の、もし担当課が違いましたら担当課のほうで言ってもらえばいいんですが、玉川中学校の河川敷、ちょうど北側になるんですけれども、あそこが学習ゾーンという、これは水辺再生100プランの整備で学習ゾーンになっているんです。あそこはスモールチェンジのスタートコースでもあるんですけれども、そういう教育ゾーンがあるんですけれども、そういう教育ゾーンを使った教育はしていないんですか。
○神山 俊議長 休憩します。
(午後 1時08分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き再開いたします。
(午後 1時08分)
─────────────────────────────────────────────────
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 私もなかなかうまく質問ができなくてすみませんでした。
玉川中学校北側の河川敷に、埼玉県でつくった水辺再生100プランの整備の中で学習ゾーンというゾーンがあるんですけれども、そこのゾーンのところで、玉川中学校あるいは玉川小学校の児童生徒でもいいんですけれども、防災教育に関しての教育というか学習等を勉強しているんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
現在のところ、あのゾーンを利用しての防災に関する教育は行っておりません。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 それでは何をやっているんですか。何もやっていないんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
まず、学習という言葉が入っていますので、まずは教育のほうで答えさせていただきますけれども、また場合によっては建設課のほうが分かるところもあるかもしれませんので、分かる範囲でお答えさせていただきます。
あのゾーンにつきましては、県が中心となった水辺再生のプロジェクトの中で、平成22年から23年にわたって、ときがわ水辺再生推進ワーキンググループ、そういったもので今後整備した場所、特に広い面積を持つところはいろいろ協議があったようでございます。ワーキンググループのメンバーを見ますと、今でも玉川中学校辺りの河川の草刈り等整備をしていただいている皆さんだとか、町内在住など自然観察を自主的に行っている方だとか、そういった方がメンバーとして入っております。それから、小学校長、中学校長も当時ワーキンググループに入っておりました。
それで、あの環境学習ゾーンにつきましては、これは当時のパンフレットなんですけれども、そこに位置づけが載っております。ちょっとだけ読ませていただきますけれども、あの玉川中学校の裏が歴史保存ゾーン、それから田園とにぎわいゾーン、それから河に畔と書いて河畔林保存ゾーン、そのさらにもう1つに環境学習ゾーンがあるんです。環境学習ゾーンにつきましては、ときがわの環境学習の場として、内容としては水際から見る川の姿や動植物を身近に観察できるように、河川敷へのアプローチ、水際へのアプローチが容易になる整備を行う。
なお、玉川中学校前と書いていますが、玉川中学校裏の豊かな自然を備えている細流、細い流れを保全し、専門用語では湾処というんですけれども観察会などの拠点になるようにする。また、玉川中学校裏の土手沿いには在来種を中心とした植樹帯を設け、ベンチ、スロープを設置し、住民の憩いの場を創出するという趣旨であのゾーンが設定されたと。
現在ですけれども、まず小学校につきましては、やっぱり平成22、23年度ぐらいに検討があって整備された後、あそこを使っていろいろ、川の石の観察だとか水の中の生き物とか、そういうのが行われたようです。しかし、最近は、玉川小学校の近くの河原、具体的に言うと花菖蒲園の反対側、あの河原でそういう事業を行うようになってしまっているということです。
それから、玉川中学校につきましては、やっぱりこの整備が終わった直後はここで行っていて、それは総合的な学習の時間の中で行っていたんだけれども、今は総合的な学習は小倉城跡を中心に学んでいるということで、こちらを利用する機会がなくなったということでございます。ただ、玉川中学校内では、旧校舎と新校舎連結スペースに双眼鏡等も備えてありまして、野鳥観察等はいつでもできるようになっているということでございます。
状況としては以上でございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ありがとうございます。
よく調べましたというか、よく勉強していただいています。まさにそのとおりなんですけれども、できればあそこのゾーンも、自然観察を行うのもいいんですけれども、自然災害等が起こったときにはどういう、川というのはふだんは川は水辺でいいんですよ。住みやすいところなんですけれども、いざ災害があったときには、川は恐ろしいところだよ、そういうことを教えるのも一つだと思うんです。ですから、自然で生き物とかを見るのもいいんですけれども、川のすごさ、平日はちょろちょろですけれども濁流になっているよとか、そういうのを勉強させるのも一つだと思うんですね。
ですから、当然学習ゾーンですから、そういう学習というのは、広く浅く言うと大きな意味で、いろんな意味で勉強できると思うんです、自然災害も含めて。ですから、今後、草刈りをやっている団体でもあるんですけれども、あそこ何やっているんだろうなと、いつもそういうふうに言われていたんです。
あと、あそこはスモールチェンジの水辺の道のスタートからゴールになっているのでそういうのも含めてなんですけれども、あそこを整備している団体からすればぜひきれいに、いつも刈っているので、きれいになっているときにはいろんな意味で、町民の方も、町民よりか町外の方のほうが多いと思うんですけれども、いろんな意味で土日に来て一生懸命学習しているので、ぜひ玉川中学校、もう玉川中学校の敷地みたいなところですから、先生等にあそこも使っていいんだよということで、ぜひ課外授業というか、近くですから安全なときに、川というのはこういうこともできるんだよとかということで学習するようにしてもらいたいんですけれども、それはいかがなものですか。
○神山 俊議長 宮寺課長、防災に関しての答弁をお願いしたいと思います。関連してのをお願いいたします。
答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
防災に関してということでございますので、先ほど申し上げた10月2日の玉川中学校の避難訓練後の町の総務課担当者が行っての内容ですけれども、先ほどちょっと荒井課長にこういう報告もさせてもらうかもということでお話をしたんですけれども、その内容は、やはり玉川中学校裏の河川、台風19号のときに河川が結構護岸、護岸になっていない部分もあるかもしれませんけれども、そういうところが崩れたりしました。そういうことの恐ろしさだとか対応だとかについて、それからまた地域防災計画がもう既に変更になるという説明、議員の皆様もご承知かとも思いますけれども、玉川中学校も土砂災害のときにはちょっと避難所から外れるというような方向がございます。そういったことも教えに行くということでございますので、申し上げます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ふだんは、海でも川でもそうなんですけれども、みんな海辺とかいいなと思うんですけれども、台風が来たりすると海はそれこそ猛威を振るって牙をむきますから、人間なんかすぐさらってしまうんです。川も同じなんですけれども、ふだんは何でもないちょろちょろ川なんですけれども、いざ災害が起こると濁流になって人をのみ込んでしまいます。ですから、そういう感じで、自然災害は恐ろしいんだよという意味を含めてそういう防災教育を、これを見ると玉川小学校、玉川中学校にあっては何も書いていないんですよ。重点の施策の点検・評価の評価には入っていませんから、やっていないような感じになってしまうんですけれども、今後は玉川小学校、玉川中学校も出てくるということでいいわけですね。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 毎回この定例議会で一般質問いただいた教育委員会に係るようなことは校長会でも報告しています。こういった質問もあります。それを契機とするわけではないんですけれども、さらに各校でも防災教育を始めてもらっていますけれども、引き続き充実したものを実施してくださいということは呼びかけてまいりたいと思います。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ぜひ玉川小学校、玉川中学校にあっても防災教育のほうに力を入れてもらって、都幾川中学校と明覚小学校に差がないように同じようなレベルで、あるいはそれ以上でも結構ですからやってもらいたいなと思いますので、お願いします。
続きまして、これは9月1日、防災の日を前に、都幾川中学校で教員を対象にした体験型防災セミナーを行ったんですね。これは私も行かせていただきました。宮寺課長のほうにも来ていただきました。あと1名にあっては記者の方が来て記事を9月1日の新聞に上げてもらったんですけれども、大変いい防災セミナーでした。
これは、生徒に対して防災の重要性を伝えるため、教員の知識をさらに高めたいとの思いから赤十字社に依頼があったものと、だから学校長が多分頼んだのかなと思うんですけれども、それで間違いないですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
赤十字のほうでこういうセミナーをやっているということで、学校長から日赤の埼玉県支部に依頼したものでございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 教育長に聞きます。
教育長、こういうことは玉川中学校においてはやらなくてもいいんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 やらなくてもいいと言われてしまうとそうですとは言えないので、実際に重要性というものを考えれば防災教育はとても大切なことだと思いますので、学校の実情に応じて、もしかしたら日赤ではないほかの団体かもしれないですけれども、いろんなところに依頼してそういう教育は進めているところでございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ぜひ進めてください。
それともう1点、教員の方が負担にならないようなやり方はやめてください。今でも教員の方は疲弊しているみたいですから、なるべく時間内でとか、仕事の中でやるようなことをしてくださいね。大変だとかとなってしまうと、防災は大変だと思われても困りますから、
そういう意味なんですけれども、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 今ちょっとお言葉の中で、負担にならないということでいいんですよね。
(「負担にならないように実施してください」と呼ぶ者あり)
○新井克仁教育長 はい、分かりました。
それは一つの教室として学校で計画を立てて行うように指導してまいります。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ではちょっと戻ります。
その中で、全校職員で14名、これは都幾川中学校の話ですね。全校職員だと15名いたんですけれども、諸般の事情で全員が来られなかったということで、12名の方が参加したということでした。
それで、図書室を利用して避難所に避難された方を、そちらのチームの方が何々が来ましたと言ったら、体育館に収客したり学校の保健室に行ったりということで割り振りをしたんですね。これも模擬だったんですけれども、実際には災害時ですからいろんな方が来て早く避難させてくれよとかと言うかもしれないですけれども、そういう意味で避難体験を先生が体験できたということで、最後は校長先生のほうもそれから教頭先生も非常にいい勉強ができたということを言っていました。
今度、学校の教員をやるときにはできれば近くの教員の方も一緒に学習はできなかったんですか、もう過去のことになってしまったんですけれども。今回いいことを都幾川中学校だけではなくてやるんだよということで集まってというのはできなかったんですか。どちらでもいいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 今回12人で、実際もう少し職員はいるわけですけれども、今、正確な数はちょっと埋もれちゃって申し訳ないですけれども、やはり日赤が職員を派遣できる日でそれに対応できる日、夏休み中でもございましたので、実際行ったのは8月23日ですから、そういう中でできるだけの人数はということだったんだと思います。
以上でございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 すみません、私がなかなかうまく説明できなかった。
この日に行うということを都幾川中学校の先生だけじゃなくて玉川中学校の先生にも知らしめて、やるんだよと、強制じゃないけれども来てもらえるんですかというような通知とかお知らせみたいなのはしなかったんですかと。すれば勉強になっていいのかなと思って、そういうことなんですけれども、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
今回は都幾川中学校の校内での事業ということで学校長が実施したということでございます。
他校に呼びかけるということまで配慮があったか、そういうことも思ったかどうかを確認しておりませんけれども、校内の事業として行ったようでございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 今後なんですけれども、いいことはぜひうちでだけじゃなくてほかの学校まで、まして、ときがわ町であれば一緒に勉強しないかという声がけはしたほうがいいと思うんですけれども、教育長、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 議員ご指摘のとおりやはりいいことは広げていきたいと思いますので、校長会等でそのあたりは伝えていきたいと思います。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 よろしくお願いします。
それでは最後に、最後というかまだですけれども(3)ですね。
明覚小学校の、またプールに入ります。今度はプールのこちらは水ですね。あれは飲料水にできるんですよ。飲料水にできて、私も飲料水を飲みましたけれども決しておいしいものじゃないんですが、ただ、災害時であれば飲料にもできるということでこれは非常に有効な手段なんですけれども、こういうことを地域住民が参加できるような予定は、予定はありませんかと書いてあるんですけれども、これは総務課のほうでいいわけですかね、防災訓練、それとも玉川中学校でやっているんですか、今私が言ったここで。
(「小学校」と呼ぶ者あり)
○1番 畑 豊議員 ごめんなさい、時幾川中学校じゃない、明覚小学校のプールの水。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
去年もこのご質問をいただいておりまして、地域住民が参加する形では考えていないと。今年も同じような内容なんですけれども、先ほど小宮議員のご質問の中で、そういう訓練があれば地元の防災訓練と合わせて何かタイアップみたいなことができないかというようなお話もありまして、特に地元の明覚小学校が存在する関堀地内とかであればやはりご相談には応じていかなくてはならないかなと思います。
ただ、今考えておりますのは、まず職員が毎年毎年繰り返し行う操作訓練、これは年に1回のメンテナンス、この訓練が終わった後、機械を解体してグリスアップだとかいろいろしていくわけですけれども、その日程がありますので、一般住民の方を広くお迎えするというのは昨年も今年も予定はないという答えでございます。
それから、水も飲めるんですけれども、去年もそういう答えがあったんですけれども、飲めるということを周知してしまって、じゃ近くの方だけが行って水をくれるのかとかとなるとまたそれもどうなのか。去年もお話ししたんですけれども、あのプールの水を使うというのは、自衛隊への要請等が終わった、あるいは近隣の水道局への要請も終わった、最後の最後のまた最後ぐらいの感じだと思いますので、今のところは、職員のほうできちんと動かせるようにという訓練をやっているという状況でございます。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 これも私の質問が悪いからそうなっちゃったと思うんですけれども、私が言っているのは、訓練時にみんなに配れと、そうじゃなくて、あそこの水は飲めるんですよというPRと、それからメンテナンスをするときにはカートリッジがあるんですね。私もこの点検には行かせてもらいました、去年。それから役場の職員も行っています。そのカードリッジというのは1回使っちゃうともう1回きりなんです。であれば、そのカートリッジを使い切る、例えば何百人とかというのが、そんなにもあれですけれども、例えば10人、20人分とかというのを袋に詰めて、これが飲料できる水だよということでPRを兼ねて使うというか周知することはできないんですかと。
ですから、メンテナンスでカートリッジを使っちゃうわけですから、1回使っちゃうともうカートリッジは使い捨てになっちゃうので、メンテナンスのときにそのカートリッジを使うわけですから、そういうときを含めて、飲料水ができるわけですからこういうのも飲んでもらうのもいいのかなと。
1年前飲んだのは私とそれから教育者も飲みました。でも、教育長はおいしい水だと言ったんですけれども、教育長は、そんなにおいしかったですかと言ったらおいしいと言っていました。ぜひ飲んでもらえばいいんですけれども、もう1回聞きます。
定期的に行っているメンテナンスがあるんであればそれにぶつけて少し水をストックして、こういう水だというんで飲むのも可能じゃないですか、どうですかということです。教育長、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 お答えいたします。
なかなかこの操作については、教職員等への周知というのは今の段階では難しいのかなと思いますけれども、本当に非常災害時の飲料水ということを考えると、そこに子供がいるかどうかというのもちょっと考えなければならないのかなと思いますが、いろんな状況を考えながら対応できることについては対応したいというふうには考えております。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 私が言っているのは、訓練をするのでそこに人が集まるんじゃなくて、例えばメンテナンスを行うときにカートリッジも使うわけなんですね。カートリッジを1回使っちゃうとそのカートリッジは1回で捨てちゃうわけですから、1回こっきりの点検時に作動させて1時間、2時間じゃなくて、何時間かつくってそのストック、ストックと言ってもそれをみんなに配るというわけでもないんですけれども、こういうのができるんだよと。多分知らない人はいっぱいいると思うんです。その点検時に行った人は分かる。課長、行きましたか。
(「はい、行きました」と呼ぶ者あり)
○1番 畑 豊議員 知っていますよね。あれが幾つかできるわけです。こういうのができるんだよというのでPRも兼ねて、これができたということの、訓練じゃなくてもいいんですけれども、こういうのができますというPRはできないんですかということなんです。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 水を取っておくということ、それが保健衛生上、何日間ぐらいストックできるのかとかちょっと確認しなきゃならないようなこともありますので、できたときに明覚小学校の職員の先生にちょっと飲んでみてというのはすぐできると思うんですけれども、そういう少しの広がりがあるかと思うんですけれども、それはちょっと勉強、調査等をさせていただきたいと思います。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 飲めない水を飲料水にしちゃったら、これは保健所だってアウトですよ。リトマス紙を使ってやったじゃないですか。大腸菌もいないんだからすごい機械なんだよと。それこそ機械自体は、装置は何億円もしていないんですけれどもそういう機械があるんだから、そういうのを使って水をストック、幾日も置いておけというのは、そういうふうには言っていませんよ。それこそ緊急時の飲料水ですから、例えばできたのをすぐ飲んでしまうとか、置いたって二、三日でいいんですけれども、こういうのができるということで、見た人じゃないと分からないんじゃなくて、こういうのができるんだということで目で見ると、実際には、ああ、すごいのができるんだねと。きれいなんですね。水もきれいだからそういうことで、飯ごう炊さんじゃないですけれどもやってもいいような気もするんです。
水道課に言ってもあれなんで言いませんけれども、多分、飲料水と言っている名目上は会社のほうも飲料水だよと、駄目だったら駄目と、リトマス紙でできなくなっちゃうんだからそうなっていると思うんですけれども、いかがなものですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 あれは、そのできた水は、リトマス紙のような塩素反応を見まして、飲める基準に達しているかどうかを測るものでございました。飲めるような基準になりましてももし飲めるんであればほかの水を飲んで、できるだけ上水、下水の間の中水、そういったものにまた使うことも有効かと思っております。
以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑 豊議員 ぜひ体験じゃないですけれどもこういうのができるということで、前回もそうだったんですけれども、水ができるんだというのも事実なんですから、飲めるのも
事実なんで、飲んでいただくというのも視野に入れて今後検討してもらいたいんです。そうしないと何があるんだか分からないんだよね。実際にはあるんだけれども、災害時は何をするの、そうなっちゃうので今後ともぜひお願いしたいんですけれども、最後に教育長、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 このときがわ町にこのようなすばらしい機械があるというPRの仕方について検討していきたいと思います。
○1番 畑 豊議員 以上です。
○神山 俊議長 ここで、午前中の山中議員の質疑に対しまして大野政策財政課長から答弁の申出がありましたので、これを許可いたします。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 午前中の山中議員からの一般質問の中でお答えすることができませんでした明覚駅駐輪場への観光協会の委託費及び明覚駅が観光協会へ貸し出している賃料につきましてご回答させていただきたいと思います。
駐車場の管理委託といたしましては、年間28万6,000円で管理委託のほうを締結してございます。
次に、明覚駅の貸し出しているお金なんですが、こちらにつきましては、JR東日本より町が借り受けて、またそれを観光協会へ貸し付けているという形を取っているんですが、JR東日本からは月5万5,000円の年間66万円で借り受けており、この額と同額の年間66万円で観光協会に貸付けを行っております。
以上です。
○神山 俊議長 山中議員、よろしいでしょうか。
○7番 山中博子議員 はい。
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◇ 杉 田 健 司 議員
○神山 俊議長 発言順位10番、質問事項1、小倉城跡の周辺環境整備について。
通告者2番、杉田健司議員。
○2番 杉田健司議員 議席番号2番、杉田健司です。
議長の許可が出ましたので通告書に基づき1問質問させていただきます。
質問事項1、小倉城跡の周辺環境整備について。
小倉城跡の本格的整備までの対応として、遺跡の保護と景観整備を目的とした伐採作業や石垣を保護するための樹木伐採等を行っている。
そこで、今後の周辺整備について以下3点を伺う。
(1)小倉城跡東側を流れる槻川に沿って町道が入っているが、遊歩道として利用できないか。
(2)路線バスを小倉地域まで運行させる考えはあるか。
(3)今後の周辺整備をどのように考えているのか。
お願いいたします。
○神山 俊議長 答弁願います。
新井教育長。
○新井克仁教育長 杉田議員ご質問の1、小倉城跡の周辺環境整備についてにお答えいたします。
初めに、(1)小倉城跡東側を流れる槻川に沿って町道が入っているが、遊歩道として利用できないかについてお答えします。
国指定史跡の小倉城跡が所在する小倉地区は、一級河川の槻川に取り囲まれ、対岸にはさいたま緑のトラスト保全地、川下には嵐山渓谷が位置する自然豊かな地域です。
これまで行われた槻川沿いの環境整備としては、小倉地区から町に対する区長要望として、槻川右岸の竹林や雑木を伐採することや、河川敷の旧道を遊歩道として整備することなどが要望され、埼玉県による河川沿いの部分的な伐採や、町による部分的な町道への敷き砂利などが行われた後、地元による維持管理が行われてきた経緯がありますが、現在のところ利用者がほとんど見られず、河川沿いの全区間に遊歩道を設ける計画はありません。
今後の整備については、小倉城跡への誘客の状況を踏まえつつ、地域のさらなる魅力向上のための構想としてまいりたいと考えております。
次に、(2)路線バスを小倉地域まで運行させる考えはあるかについてお答えいたします。
ときがわ町における公共交通の考え方としては、路線バスは近隣町にある鉄道駅と町内を結ぶ基幹交通としての役割を持ち、乗合タクシーは基幹交通に接続し、町の細部にまで交通を行き届かせる役割を持つと位置づけております。
令和6年3月に策定いたしましたときがわ町地域公共交通計画におきましても、路線バスは近隣町にある鉄道駅と町内を結ぶ幹線路線と位置づけられており、小倉地区への路線バス
運行は計画されておりません。
最後に、(3)今後の周辺整備をどのように考えているのかについてお答えいたします。
まず、小倉城跡自体の本格的な整備方針を定める基本構想・基本計画の策定については、遺跡自体に不明な点が多いことから時期尚早であるとの指導・助言を文化庁からいただいているところです。このことから、今後も遺構の状況を把握するための発掘調査を最優先で進めてまいります。
次に、周辺整備に関してですが、小倉城跡では、これまで駐車場の利便性を向上するための大福寺前登城路の拡幅工事やバイオトイレの設置が行われ、来場者への利便性向上に取り組むとともに、玉川温泉側のハイキングコースの入り口に案内板を設置し誘客を図ってきました。また、谷川橋周辺には嵐山町の公共トイレが整備され、特に新緑や紅葉の季節には嵐山渓谷への来訪者が数多く見られる一大観光スポットとなっております。
今後は、こうした潜在的な観光客の取り込み強化のため、まずは嵐山町や玉川温泉のイベントとの連携や、小倉城跡の魅力を伝える案内人育成など、誘客を図るソフト事業の実施に優先的に取り組みたいと考えております。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、杉田議員。
杉田議員。
○2番 杉田健司議員 それでは再質問を何問かさせていただきたいと思います。
(3)にもあるところなのですけれども、まずは基本構想・基本計画のための文化庁からの指導・助言ということでございますが、遺構の状況を把握するための発掘調査を最優先という形だと思うんですけれども、その辺は町としてはどのような取組方をしているのか具体的にお願いいたします。
○神山 俊議長 答弁願います。
正木生涯学習課長。
○正木達也生涯学習課長 それではお答えいたします。
こちらは、先ほどの教育長の答弁と一部重なることがありますけれども、ご容赦ください。
まず、文化庁との協議でございますけれども、令和2年1月に整備計画策定に向けて文化庁と協議をいたしました。その中での指導・助言では、小倉城跡につきましては未発掘部分が多いとして、史跡全体の性格がまだ把握できていないという指摘を受けております。今後については、基礎情報を得るための発掘調査が必要であるとの回答を得たところでございます。
この回答に基づきまして令和3年度から発掘調査を開始しております。令和3年度には郭1の発掘、令和4年度、令和5年度については枡形虎口の発掘を行っております。今年度でございますけれども、郭2の発掘調査をする予定でございます。この発掘調査でございますけれども、調査をする前に町の調査指導委員会というのがございます。そちらで学識経験者の委員さんのご意見をいただく中で調査を行っているところでございます。
来年度以降の予定なんですけれども、来年度以降については郭3の調査を行っていきたいというふうに考えているところでございます。この郭3なんですけれども、令和5年2月に文化庁の調査官が現地を視察しているところでございます。その視察後の意見の中で、この郭3の石積みの遺構なんですけれども、こちらが大変珍しいもののようで、ここだけのオリジナルなのでこの場所でしか情報収集はできないということで、その中で、難しいとは思うんですけれども保存や活用をしていくしかないというようなご意見をいただいているところでございます。
来年度以降、この郭3の遺構の調査、保存のための調査ですね、これを本格的に進めていくことになるかと思うんですけれども、ちょっとこの先何年、どれくらいの期間が必要かということを、今後も専門家のご意見をいただきながら進めていきたいというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 大変珍しい積み方をしているというお話でございます。
私も、郭3だったかどうだか分かりませんが、その石垣の発掘地点も見させてもらいましたけれども、確かに、ああいう形を取ってみると非常にすばらしいなというふうな形で見ています。
環境周辺整備は、まずは小倉城跡の史跡関係をやっぱり必ず調査して、残すものは残しながら観光につなげられるような施策を取っていくんだとは思うんですけれども、非常に広大な土地みたいな形になっていて、観光客を呼ぶのとこの遺跡を保護するというのはちょっと真逆の形を取っているのかなという形に受けるんでございますけれども、近隣の住民の方からも、環境整備を随分前から指摘されているところでございます。遊歩道に関しても、バスの乗り入れ等も前々から言われていたときもあったんですけれども、基本的には文化財を保護しながらやるんですけれども、観光的には集客等も見込まれる部分もあると思うんですが、その辺の考え方はどのような形になっているかちょっとお聞かせください。
○神山 俊議長 答弁願います。
荻久保商工観光課長。
○荻久保充也商工観光課長 お答えさせていただきます。
商工観光課では、現在の小倉城跡を観光面で活用すべくPR活動を展開しているところでございます。具体的には、先ほど答弁があったように、一大観光スポットとなっている嵐山渓谷来訪者の取り込みを行うために、観光協会と連携して作成いたしました甲胄を身につけた小倉甲冑隊を編成し、嵐山町と連携して嵐山渓谷紅葉まつりの会場でのPR活動や、また、その集客しましたお客様を小倉城跡までアテンダントするツアーなどを実施しております。
そのほか、北条氏の合戦を再現いたしました寄居町の北條まつりに小倉甲冑隊を率いまして参戦いたしまして、小倉城跡をPRしております。昨年は、地域主催の小倉まつりにも参加をさせていただきまして地元の機運醸成を図っているところでございます。
今後につきましては、隣接する先ほど申し上げました嵐山渓谷や、また杉山城、菅谷城等と連携しまして、嵐山町と連携した形で誘客を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ありがとうございます。
小倉は里山まつりというのをもう随分前からやっていて、コロナ禍ではできなかったわけですけれども、基本的には地域の皆様を集めてある程度お祭りをしているような、ボランティア団体が主体としてやっているものですが、その辺のお祭り、町長もいらして見ていただいておるわけですけれども、そういったイベントなりなんなり、具体的にこれから大きくしていくという形ですけれども、町からまたそういう、もっと具体的な何か補助みたいなものが出るのかどうかお聞きいたします。
○神山 俊議長 答弁願います。
荻久保商工観光課長。
○荻久保充也商工観光課長 お答えさせていただきます。
補助と申しますと、観光のソフト面での補助という形の考えでよろしいでしょうか、それともハード整備の関係ということでよろしいでしょうか。
(「お祭り等はソフト面ですよね。その面だと思います」と呼ぶ者あり)
○荻久保充也商工観光課長 そういった形ですね、小倉のお祭りの関係での補助はないかということでよろしいでしょうか。
現在のところ、申し訳ございませんが、補助金等の考えは予定しておりませんが、昨年のような形で、機運を盛り上げるような形で協力はしていきたいとは思っております。
以上でございます。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ありがとうございます。
里山まつりも登城路の大福寺の近辺で行っております。そこに登城路として広げてもらったということも書いてあるんですけれども、登城路がありまして、その前から見ますとその左側には駐車場が整備されているんですが、駐車場は砂利敷きでございます。あの辺も、これは建設になるんですか、どっちになるかちょっと分からないですけれども、駐車場をもうちょっと舗装とか、そういった計画があるかどうかもお聞きしたいんですが。
○神山 俊議長 答弁願います。
正木生涯学習課長。
○正木達也生涯学習課長 駐車場の関係なんですけれども、現在ある駐車場を使用していただくということで、今のところ新しく整備する予定はございません。
以上です。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 では周辺整備のことについてちょっとお伺いします。
遊歩道という形で質問のほうをさせていただいたんですけれども、町道があるところ、そして川に沿ってあるところとないところが点在しているのが現状でございます。ですから、全てあそこを景観上よくするには莫大な予算等がかかると思いますので、今ボランティア活動でやっている里山の会で切れるところは切っていったり景観は整備はしているんですけれども、草とか木の伸びるのが非常に早くて、し切れない部分もあります。町道に関して、砂利き等を部分的でもいいので、その辺はできるのかちょっとお伺いしたいんですが。
○神山 俊議長 答弁願います。
町田建設課長。
○町田圭介建設課長 それではお答えさせていただきます。
ご質問の町道への敷き砂利ということなんですけれども、先ほどの教育長の回答にもありましたとおり、町道等の整備につきましては、小倉城跡への誘客の状況を踏まえながら構想してまいりたいということなんですけれども、既存の町道がありますので、それを地域などからの要望がありましたら町道の維持管理事業としまして、一般的なほかの地域要望と扱い
は同様になりますけれども、都度、現地を確認させていただきまして必要に応じて検討していくことになると考えております。
以上です。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ありがとうございます。
あと、2番目にあるバスの関係でございます。
基本的に、この路線バスが幹線道路ですね、要するに近隣町にある鉄道駅と町を結ぶ幹線道路として位置づけてあるという形、それと、ときがわ町地域公共交通計画、これも私、持っていますけれども、それにないのは重々承知しているんですが、田黒地域だけのことをちょっと考えちゃうとまずいんですが、小倉城を通ることによって田黒地域のところもちょっと中心を通りながら、基幹道路ではないんですけれども、近隣町の鉄道駅までアプローチができているという観点からちょっとご質問させていただいたんですが、その辺はどうでしょうか。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
小倉地域への路線バス延伸が地域の方の悲願だということは重々承知しておるんですが、先ほどお答えしたとおり、基本的にはまず今の位置づけとしてはバスは駅に向かうための幹線、その周辺、町内の隅々まで行き渡らせるのは乗合タクシー、そういったすみ分けで今整備しております。
議員もご存じのとおり、今、路線バスは運転手が不足して今の状態すら維持するのがもう大変という状態の中で、現状では延伸を計画するということはかなり厳しいかなと思っています。仮に運転手の確保ができたとした場合、小倉城に延伸することを考えると、昔、玉川村時代にスクールバスが小倉に入っていて、小倉の一番奥で転回して戻ってきていたと思うんですが、路線バスの場合、スクールバスの頃のようにバックで転回するということはできないんですね。あくまでも前進で転回しなくてはいけないので、もし入れた場合はまず小倉地内に転回場の整備から必要になってくるかなと思います。
面積のイメージとしては、せせらぎバスセンターまたは鳩山町大橋のバス停のところに川越観光さんのバスの転回場ができているのをご存じかと思うんですけれども、あのくらいの面積の整備が必要になってきてしまいますので、またその整備費用に見合った利用がまずあ
ることが前提になってくると思います。
まずは小倉城のPRを進める中でどれだけ観光客が呼べるのかということにかかってくるのかなというふうには考えておりますので、またそういったところを一生懸命頑張りながら、観光スポットとなり観光客が利用してくれることでバスの維持にプラスになるとなるとまたその考え方というのは変わってくるのかなというふうに思っております。そういったところ、まずは小倉城周辺への集客という部分から力を入れていかないといけないかなというふうに考えております。
以上です。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 ごもっともだと思います。
私、谷川橋を通って、遠山を抜けて嵐山駅まで行けるなというのでちょっとお話もさせていただいたんですけれども、回転場を造ると非常に、確かに大型バスで土地も非常に、回転となりますけれども、集客が、今の小倉城跡の観光の状況というか、遺構があったりそういうのを詰めながら、かなり先になってしまうような状況もあるかと思われますけれども、町長としてはどのような、その辺のお考えがあればお聞かせ願えればと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
渡邉町長。
○渡邉一美町長 今、イーグルバスがときがわから武蔵嵐山駅に行っていますけれども、嵐山渓谷にお客さんが多いときは相当あそこで乗客があって、臨時便を出すぐらいあって結構採算が合うような路線なんですね。だから、小倉のほうを周回してあの辺でどさっと観光客が乗ると、そちらのほうにも可能性は出てくるのかなと私は思っておるので、なるべくだから嵐山渓谷周辺の観光に目を向けて、小倉周辺もやっぱり整備を進めていったほうがいいんじゃないかと私は思っております。
以上です。
○神山 俊議長 杉田議員。
○2番 杉田健司議員 近隣の市町村と当然調整を取って、特に嵐山町になるかと思いますけれども、首長同士でもお話合いをしてやっていただけるのがベターなんじゃないかなと。多分、小川町とも接しているので3町でそういった協議会等があれば一番いいのかなと思いますので、その辺のほうを進めていただければと思います。
ありがとうございました。ちょっと早いですが、これで質問のほうを終わらせていただき
ます。
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◎延会について
○神山 俊議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○神山 俊議長 異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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◎延会の宣告
○神山 俊議長 大変お疲れさまでした。
(午後 1時59分)