令和6年第4回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和6年11月27日(水)
                            午前9時30分開議
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 議案第52号 専決処分の承認を求めることについて(令和6年度ときがわ町一
             般会計補正予算(第5号))
日程第 3 議案第53号 ときがわ町情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制
             定について
日程第 4 議案第54号 ときがわ町第1号会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部
             改正について
日程第 5 議案第55号 ときがわ町町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部
             改正について
日程第 6 議案第56号 ときがわ町市民農園条例の一部改正について
日程第 7 議案第57号 ときがわ町移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関
             する基準を定める条例の一部改正について
日程第 8 議案第58号 ときがわ町水道事業及び浄化槽事業の設置等に関する条例の一部
             改正について
日程第 9 議案第59号 ときがわ町地域活動支援センター条例の廃止について
日程第10 諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第11 議案第60号 ときがわ町くぬぎむら体験交流館の指定管理者の指定について
日程第12 議案第61号 令和6年度ときがわ町一般会計補正予算(第6号)
日程第13 議案第62号 令和6年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第14 議案第63号 令和6年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第2号)
日程第15 議案第64号 令和6年度ときがわ町浄化槽事業会計補正予算(第2号)
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出席議員(10名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     6番  田 中 紀 吉 議員     7番  山 中 博 子 議員
     8番  前 田   栄 議員     9番  小 宮   正 議員
    10番  岩 田 鑑 郎 議員    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(1名)
     5番  小 島 利 枝 議員
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美
副町長
小 峯 光 好
総務課長
荒 井   淳
政策財政課長
大 野 健 司
会計管理者兼
税務会計課長
福 田 芳 和
町民健康課長
式 守 康 子
福祉課長
畑   崇 仁
農林環境課長
和 田 真 幸
商工観光課長
荻久保 充 也
建設課長
町 田 圭 介
水道課長
小 林 大 介
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教育長
新 井 克 仁
教育総務課長
宮 寺   進
生涯学習課長
正 木 達 也
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議会事務局長
師 岡   徹
書記
小野田 美 帆

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   ◎開議の宣告
○神山 俊議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は10名でありますので、定足数に達しております。
  これより、令和6年第4回ときがわ町議会定例会2日目を開会いたします。
  直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○神山 俊議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりです。
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   ◎一般質問
○神山 俊議長 本日の一般質問は4名から質問を受ける予定でしたが、発言順位6番、通告者5番、小島利枝議員の一般質問につきましては欠席届が提出されましたので、会議規則第61条第4項の規定により、一般質問は行いません。
  これより日程第1、一般質問を行います。
  改めてお願いします。発言の際はマイクと一定の距離を保ち、先端を意識し、はっきり発声してください。
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○神山 俊議長 発言順位7番、質問事項1、町政報告会の実施について。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 10番、岩田鑑郎でございます。議長の呼名によりまして一般質問をさせていただきます。
  私、ちょっと風邪気味なもんですから声が悪いんですけれども、その点は顔でカバーしたいと思いますので、柳亭痴楽という落語家がおりまして、その流れをくんでおりまして、よろしくお願いしたいと思います。
  まず最初に、偉大なる政治家の条件ということで産経新聞の日曜コラムに、今年の6月23日に載っていた岩田温という政治学者の言葉がございまして、いたく感動するまではいかな いですけれども、いろんな意見があろうかと思います、政治ですから。その中の1つとして考えていただければいいと思うんですけれども、政治家は歴史という法廷に立たされていると喝破したのは中曽根康弘だが、正鵠を射た指摘である。理念なき政治家は凡庸であり、私たちはやっぱりときがわ町、20年たちましたけれども、ときがわ町の歴史という法廷に立たされているんだということを身に染みております。理念なき政治家は凡庸であり、結果の伴わない理念を掲げた政治家は無能あるいは有害であるということを喝破しておりますので、この辺を議員の皆様もよく理解していただいたほうが、理解しなくても、聞いただけでもいいと思うんですけれども、お願いしたいというふうに思います。
  それでは、一般質問に移ります。
  質問1、町政報告会の実施について。
  第2期目での町長の公約として7つの項目について町民に約束したと理解しているが、それらの事項の進度等を含め、町政の状況を町民に報告するため町政報告会を実施すべきと思うが、町の考えを伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  岩田議員のご質問の1、町政報告会の実施についてお答えをいたします。
  町政の状況を町民にお知らせすることは重要だと認識しておりますが、その形式について、日時、場所を指定した報告会とした場合、そこに都合がつけられる方は限定されてしまいます。私といたしましては、そのために住民に集まっていただくのではなく、何らかの会合の際に私が出向いて行き、お時間をいただければ、一端ではありますが、そこで町政の報告とご意見を伺いたいと考えております。これから、年末、年度末にかけて、それぞれの行政区や団体の会合が予定されていると思います。既にご案内をいただいております行政区や団体につきましては町政の報告をさせていただいているところでございますが、もし町政の報告を聞いてみたいということでありますれば、お声かけいただければ、できる限り出向いていき、お話をしたいと考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、岩田議員。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 総合振興計画の、後期の総合振興計画の策定の考え方の3番目に 「町民と行政が目標を共有できる計画づくり」、そういう計画になっているわけです。町民と行政が共有できるという考え方は非常に大切だと思うんです。そういう意味で、こっちから出向いて町政の状況を報告すべきだと思うんです。この県下でも、私が知っている限り2つの自治体が、コロナ禍でも、コロナの中でも行政報告をやっているという自治体もあります。ですから、来られないのは仕方ないと思うんですけれども、そういう中でこういう姿勢を示すということは大切だと思いまして、私はこの質問をしたわけでございます。ただ一方的に話をするんではなくて、町民との触れ合い、そして意見交換、どうなっているんだ、こうしている、そういうようなことを交わすことが必要だと思うんですが、いかがお考えですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 もちろん町の、町政の進捗状況ということを町民と意見交換するというのはこの議会が、議会というものがございますので、この議会を最優先に考えなければいけないなと思っております。
  そのほかに、行政区の総会というのがあるんですが、この行政区の総会に、東の地区は非常に呼んでいただける、それから私の意見交換の場を持っておるんですが、なかなか西の地区のほうはお祭りのときに呼ばれるんです。お祭りのときに呼ばれるとなかなか意見交換ができないんで、なるべく総会の席に呼んでください、また別の会議のときに呼んでくださいというお話をして、そういうふうに徐々に総会の席であるとかいろんな席に出向いていってお話をする機会が増えました。
  それから各種団体、それから今中学校にも、年に1回なんですけれども、中学生との意見交換の場も持っております。
  いろんな機会を得て町民と話をする機会はつくっていく、前向きにつくっていくと考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町政の報告をそういう集まり、ある意味で人が集めたところへ出向いていって町政報告をすると。本当にそれが町政報告になっているか、一方的に話をするんだったらできますよね。町民との触れ合いが私は必要だと思います。役場の職員の方も町へ出て町民の意見を聞くことが非常に大切ではないかと思います。ぜひそういう方向を考えて いただきたいと思うんですが、今までどのような会議に出て、どういう話をされましたか。述べられますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 全て思い出せといっても無理なんですが、今継続的に総会に呼ばれている区がございまして、玉川の上郷地区とか仲井地区、その辺はずっと毎年呼ばれております。それから、最近は大附地区も呼ばれておりますし、もちろん地元の番匠の全ての行政区は呼ばれておりまして、そして町のお話もいたします。それから、各種団体でも、それからいろんな審議会の前でも町の状況についてはお話をしているところでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 その中で、町民から、これはどうなっているんだとかいう親しみのある声かけというのはあったんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 旧玉川地区の総会の資料には区長要望が全部プリントされています。年度も書いてありますし、それでマル・バツで区長要望が、聞いていただけたかいただけないか、それについて意見を求められます。もちろんそういうことも話をします。それから、町の近々の情報も話をします。ただ、議会で話をした以上の話はできません。議会が最優先ですので、議会で話をした範囲内で答弁をするようには気をつけております。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 総会なんかで話をすると、それはやっぱり一方的な話になるんじゃないかと思いますが、その中で町長への意見ですか要望ですか、手紙がありますよね。それ、今話が出ましたんで、どのくらいの数が出ているんですか、分かりますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 総務課で管理しております町長への手紙という制度がございまして、そちらにつきましては、昨年が17件、今年は、今現在で4件というふうなことになっております。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ですから、町長に物を言うというのは、ときがわ町民は意識というか、そういう考え方というのはあまり、お上の言うことに逆らわないというのが今のときがわ町の町民の方々の意見があるんじゃないかというふうに思います、根底に。ですから、やっぱりこちらから話しかけることが必要だと思いまして、そういう意見を。ですから、町長への手紙も、そういうことを取り上げていただけるんであれば、どんどん出してくれということを私も、清流か濁流か分かりませんけれども、そういう紙面を使って出してくれというようなことを言いたいと思いますので、ぜひ実施を考えていただければというふうに思います。
  限られた人数、区長会とか行政区というのは限られた人間ですから、行政区は何個あるんですか、40幾つあるんじゃないですか、それに全部出られないでしょう。ですから、やっぱりそれは同じことで、集まった人間にしかそういうことは話せないと思うんで、ぜひそういうことでやっていただければありがたいというふうに思います。
  以上です。
○神山 俊議長 続いて、質問事項2、SDGs環境の推進について。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 2番目のSDGs環境の推進について。
  SDGs環境の推進のためについて、他の施策も展開していくべきと考えるが、町の考えを伺う。
  (1)現在、本町のCO2排出量は幾らか。
  (2)「森林再生による緑の循環システムの推進」を実施していると今年の9月議会で答弁しているが、具体的にどのような施策を展開しているのか。
  (3)SDGs推進のために進めた他の施策はあるのか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問のSDGs環境の推進についてにお答えいたします。
  SDGsとは、人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題とその具体目標のことであり、2030年までに世界中で持続可能なよりよい世界を目指すための達成すべき17の目標で構成されているものであります。
  町においても、このような世界基準の取組を加速させていく必要があることから、第2次 ときがわ町総合振興計画後期基本計画における基本施策の推進に当たっては、それぞれ関連するSDGsの視点を踏まえ、持続可能なまちづくりに向けて取り組んでいるところでございます。
  初めに、(1)現在、本町のCO2排出量は幾らかについてお答えいたします。
  環境省が公表する最新の自治体排出カルテによりますと、令和3年度で7万5,000トンのCO2を排出しております。内訳につきましては、産業部門が37%、業務その他部門が15%、家庭部門が15%、運輸部門が32%、廃棄物分野が1%となっております。
  次に、(2)「森林再生による緑の循環システムの推進」を実施していると今年の9月議会で答弁しているが、具体的にどのような施策を展開しているのかについてお答えいたします。
  町は、令和6年8月8日に森林の保全及び地球温暖化対策の推進並びに森林を活用した交流事業の促進を目的として富士見市と森林整備に関する協定を締結いたしました。対象となる町有林につきましては、「富士見・ときがわ交流の森」として、皆伐、植林、草刈り及び作業道整備等の森林整備を実施し、森林を活用した自然体験や環境学習を通じて富士見市との相互交流の促進を図ってまいります。
  次に、(3)SDGs推進のために進めた他の施策はあるのかについてお答えいたします。
  冒頭にも申し上げましたが、SDGsとは人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題とその具体目標のことであり、17の目標で構成されているとおり、様々な視点からの目標が掲げられております。その中で、環境の推進という視点から申し上げますと、自然環境の整備保全、農林業の活性化及び地域環境の保全といった施策の下、ときがわ町産材活用住宅等建築補助金、住宅用太陽光発電システム設置費補助金、ごみ減量化モデル事業、刈草・剪定枝受入れ事業、有価プラスチックの収集、資源回収実施団体奨励金の交付、また誕生祝い品として「ときがわ木つみ木」の贈呈などを実施し、CO2の削減や環境に対する意識の啓発に取り組んでおります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、岩田議員。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 和田課長、ときがわ町地球温暖化対策実行計画というのをお持ちですよね。依頼したつもりなんです。そこで数字が出ていますよね、何年度は幾つ、何年度は幾つ。温室効果ガスの種類とかというのは別にして、2021年、684.5、CO2、ですよね。 それが今は幾らになっているんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 岩田議員のご質問にお答えさせていただきます。
  CO2の排出量の算出方法につきましては、こちら公式が定まってございます。こちらについて申し上げますと、埼玉県の製造品出荷額等を埼玉県の製造業炭素排出量で割り返して、市町村の製造品出荷額等に12分の44を掛けて算出することとなってございます。ときがわ町では、具体的にこのような計算式の下、算出をしてございません。よって、答弁でも申し上げたとおり、環境省の排出カルテを基に把握しているところでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 この、2021年度の温室効果ガス排出量の表は、これはときがわ町の排出量じゃないんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 そのとおりでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 だとするならば、この数字は今幾らになっているんですかということをお聞きしているんですが。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 現在、令和6年度ということでございますけれども、環境省のほうの排出カルテを基にときがわ町でも、各自治体の排出量を環境省のほうが算出してございますので、令和6年度、5年度もそうなんですけれども、排出量については現在把握をしていない状況でございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 そうしますと、年度ごとにこれだけ排出量を、これは公共施設だけですよね、これね。だけの排出量ですよね。ですから、それほどの、それを環境省のほうか ら出してくるわけじゃないと思うんで、これどうやって出したんですか、2021年度の排出量は。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 失礼いたしました。この岩田議員がおっしゃっている第4次のときがわ町地球温暖化対策実行計画事務事業編に記載されている排出量について、ちょっと私把握してございませんので、どのような経緯でこの数字を算出したかについては調べさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 それじゃ、削減するにしたってどれを削減したらいいかというのは分からないんじゃないんですか、どうやって出したか分からないというんじゃ。いかがですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 そのとおりでございます。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 そのとおりじゃ困るんで、私も認知症になりかけていますから忘れることは多いんですけれども、こういう計画について、例えば温室効果ガス排出量の目標がずっと出ていますよ、11ページに。これ、2030年に594.0、CO2、それの目標に向かって今いるわけですよね。今どこら辺にあるかというのが分からないと、2002年、735.6。これどういうふうに進めるというか、到達できるんですか、30年に。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  第4次の実行計画によりまして2030年の排出量を目標としてございます。勉強不足で申し訳ございませんけれども、私も勉強させていただいて、岩田議員に改めてご報告はさせていただきたいと思います。大変申し訳ございません。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 どういう形で報告してもらえますか、個別にこうやってそっと。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  岩田議員の望むような方法で報告をさせていただきたいと思います。議員の皆様の前で報告ということであれば報告させていただきますし、岩田議員個人にということであれば報告させていただきます。誠に申し訳ございませんでした。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 過疎地域発展計画の取りまとめをしているから、6月の議会で質問したときに、11月の諸報告の中で結果を公表したいというか、話ししたいというようなことを伺っていますが、それは出ていないんですよね。そういうことじゃ、言っただけで終わってはちょっと困るんで、困るというか、自分たちの計画を。分かりませんか、そう言っていませんか、11月の諸報告でするということを。
○神山 俊議長 岩田議員、要旨に沿って。それはまた別の話ですので。
○10番 岩田鑑郎議員 していませんか。いやいや、政策財政課長からそういう回答を、回答というか、そういう回答をいただいているんですよね。6月議会の議事録見ていただければ分かりますけれども。今日持ってきていないのかな。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 すみません、改めて確認をさせていただきたいと思います。申し訳ありません。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ですから、忘れないようにひとつよろしくお願いしたいと思います。
○神山 俊議長 岩田議員、すみません。先ほどの和田課長の発言なんですけれども、未了答弁として行うことでよろしいのか、改めて。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 答弁する機会はもうないと思うんです。こういう質問はあまりしませんから。ですから、何かの機会に話してもらえればいいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 では、後日報告するということでよろしくお願いします。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 この地球温暖化対策というのは、必ず森林再生をきちんとする、循 環システムの推進。これ、どうして森林が前面に出てくるんですか。これCO2の削減ですよね、分かりますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  今年度、町長の答弁でもございましたように、森林整備を富士見市と協定を結んで行うということが農林環境課のほうでCO2削減に対しての一大事業と捉えてございます。そのほか、CO2の削減については様々な施策を行ってございます。答弁でもお話をさせていただきましたけれども、ときがわ産材の住宅の補助金、住宅用の太陽光のシステムの補助金等々でございます。これら全てSDGsの施策に沿ったCO2削減への取組と理解してございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ちょっと意地の悪い質問でしたが、これ中学校の理科をもう一度振り返っていただくと、CO2の削減というのは光合成で太陽があるとCO2を吸うんですね、森林は。それで夜になると吐き出すんですけれども、その量の差がCO2の削減になるわけなんで、それで森林整備という推進をしているわけですよね。そういうことを理解した上で、ぜひ質問してまいりたいと思います。
  富士見市という話が必ず出てくるんですけれども、これ、ときがわ町は55.5のうちの森林が38.幾つですか、7割ですよね。そのうちの一部ですよね。それだけじゃなくて、町全体のことを考えてやるんじゃないんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  55.9キロ平方メートルの面積がときがわ町ございまして、そのおおむね7割が山林になってございます。その山林の面積について、徐々に、まずは勝負平の町有林のおおむね2ヘクタールを皆伐して、徐々に富士見市とも規模を、森林整備の面積を拡大する場合には拡大していく。また、ときがわにとっての第2の富士見市、ほかの市にも働きをかけながら森林整備のほうを進めて、また民有林についても、様々な組合の方とお話をして整備が、町と併せて、組合のほうとできればよいかなと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 富士見市との連携というのは非常に大切なことだと思います。1つのきっかけになればいいと思うんですけれども、それ以外にときがわ町はいっぱい森林ありますよね。少なくとも、私の川向うは、うちの川向うは森林整備されていませんよね。何度も言うようですけれども、間伐もやらない、枝下ろしもしない、杉、ヒノキの花粉が飛ぶ頃になると、もうもうと煙が立ち上がるほどです。ですから、そういうことを、町全体のことを考えて、富士見市だけじゃなくて、やってもらいたいんですよ。森林整備を。私はこれ何度も言っているつもりです。ですから、林業従事者も増やしてもらいたい、増やすべきだというようなことを言っているつもりです。ですから、町有林だけじゃなくて、町全体のこと、森林整備計画も出ているでしょう。ですから、その中できちんと森林整備をしていってもらいたいんです。そうすれば自然にCO2削減もできるかもしれません。ですから、ぜひ町全体のことを考えてくださいということで、どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 ときがわ町の山林、非常に多くございます。町としても、農林環境課としても、民有林も含めた中で、土地の地主にも相談をしながら、意向調査は実施しているわけなんですけれども、その意向調査を基に森林整備のほうに、どのように進めていいかということを考えて進めていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 森林整備計画の進行状況はどうですか、きちんと進行されていますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 町の財産でございます町有林については、整備計画を立てて行っているところでございます。また、民有林についても、寄居林業事務所のほうから町のほうに森林整備計画が、民有林も出てございます。進捗につきましては、民有林についての整備は非常に遅れているところでございますけれども、町全体を考えまして、民有林のほうも町有林と同じように進めていければと考えてございます。まず町有林のほうを優先に森林整備を させていただいて、地元の地主の方と相談をさせていただければと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ぜひ町全体のことを考えて、お願いしたいというふうに思います。
  次、(3)SDGs推進のために進めた他の施策はあるのかについて、これ本当に愚問でしたね。これ、総合振興計画は全部これが入っているんですね。ですから、それぞれがSDGsの推進に関わる施策なんですね。そういうことを私は理解していなかったもんですからこういう愚問が出てきたんですが、例えば3つある、17のうちの3個が載っている、ページ60、総合振興計画の64の小倉城来訪者数、2,000人から8,000人にする。これがSDGsにつながるかどうか分からないんですけれども、これもそういう考えの下でこういうことをやっているわけですよね。今どのぐらい来ているのか分かりますか、今。どういう気持ちでこういう施策を展開していますかということをお聞きしたいんですが。SDGsを考えてやっているわけですよね。
○神山 俊議長 答弁願います。
  正木生涯学習課長。
○正木達也生涯学習課長 お答えいたします。
  小倉城来訪者数、総合振興計画のほうに掲載させていただいております。岩田議員おっしゃったように、総合振興計画に載せた事業につきましては、基本的にはSDGsのゴール目標のどれかというか、目指しているような事業を載せている形になっております。小倉城の来訪者数につきましては、64ページにも記載がございますように、4番の質の高い教育をみんなに、安全な水とトイレを世界中、こちらのほうはちょっと違うかなと思うんですけれども、緑の豊かさを守ろう、以上のような目標を目指して、小倉城の来訪者数についても実施をしているところでございます。
  以上でございます。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 今何人ぐらい来ているか分かりますか。今聞き逃したかもしれませんが。
○神山 俊議長 答弁願います。
  正木生涯学習課長。
○正木達也生涯学習課長 小倉城の来訪者数を確認する方式として、小倉城のパンフレットを 配架しております。それの補充件数というか、枚数で現在把握しているところなんですけれども、今年度につきましては配架件数ちょっと少なくなっておりまして、3,000をちょっと切るぐらいの数字、細かい数字を思い出せなくて申し訳ございません。3,000を切るような数字となっておりますので、ちょっと目標からしますと少ない数字となっているのが現状でございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 人数については、例えば食と教育で選ばれるまち、何人選ばれましたかといったら、数えてはおりませんというような回答があるわけですよね。そうじゃなくて、やっぱりこれはそういうふうな結果をきちんと把握すべきだと思うんです。こういう移住者が何人来たかというのをちゃんとそれは把握する、データとして把握すべきだと思うんです。ですから、そういう、こういう目標を掲げてあるわけですから、今どこまでいっているというようなことを、四角が3個ありますよね、だから1個よりも多いんですから、ぜひSDGsの推進にはこういうことも必要だということになっていますんで、お願いしたいというふうに思います。
  もう1つ伺ってもいいかな。68ページ、四角が5個あるんです、上に。新規就農者数事業、また和田課長へいきますか。今何人ぐらい増やそうとしているんですか、ページ68、新規就農者数、3人、目標値3ですね。3人になりましたか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 農業の新規就農者数につきましては、毎年度新規の就農者数がどのくらいになるかということで把握してございます。今年度については、担い手育成塾を立ち上げまして、2名の方が研修に臨んで、6年度については2名の新規就農者を出そうと考えてございます。また、国・県のほうの補助金を活用しての新規就農の事業もございますので、併せて農業をしてみたいという方には啓発をしていきながら、新規就農者を増やしていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 農業生産額は今どのぐらいですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 総合振興計画の69ページ、令和3年度が260万円、目標が285万円となってございますが、令和6年度については、6年度ちょっと終わっていないんですけれども、令和5年度、令和3年度と同じような見込みと理解してございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 令和8年度に2億8,500万、到達できますか、令和8年度。ちょっと町長は、バツ・マル・三角でなんか評価していると言いましたよね。それはどうなっていますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 この農業生産額については、丸はつけられません、まだ。三角ぐらいです。なかなか新規就農が、就農者が以前のように増えませんので、なかなか今足踏み状態かなと思っておりますが、今新しく新規就農の研修も進めておりますので、今後増える可能性はあります。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 就農者もそうなんですけれども、農業生産額を増やそうとしているわけですよね。ですから、それはどうやったら増えるかというようなことを考えるべきじゃないんですか。ですから、考えて、令和8年度に2億8,500万ですよ、大丈夫ですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  あくまでも目標として2億8,500万と掲げてございますが、農業に関する現在の実情が法律を基に変わっている転換期になってございます。ときがわ町でも耕作放棄地等が増える中で、地域計画を策定して次世代に農業を引き継ぐというような取組もしてございます。今後、そのような形で耕作放棄地を増やさない、発生を防止していくという観点から、農業生産額はこの目標に近づけるように進めていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ぜひ達成するように努力していただきたいと思います。
  以上で終わります。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 先ほどお答えできなかった過疎計画の関係、今6月の定例会の議事録確認いたしました。そこで、岩田議員からの一般質問の中で、過疎計画につきましての報告時期なんですが、過疎計画につきましては9月の決算議会に併せて報告をさせていただこうと考えておりますという回答を6月のときにはさせていただいておりまして、9月の決算議会の際に過疎計画の報告書を諸報告の中に添付させていただくとともに、全員協議会の場で説明をさせていただきましたので、特に12月議会で何らかの報告をするという答弁はしてございません。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 分かりました。すみません、私のぼけが入っていまして、申し訳ございません。でっかい紙だったよね、A3のでかい紙で、ちょっと見にくいんだよね。
○神山 俊議長 続いて、質問事項3、総合振興計画後期にある4つの重点プロジェクトと施政方針にある重点的に取り組むべき課題の重点の意味合いについて。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
  暫時休憩いたします。
                                (午前10時16分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時16分)
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○10番 岩田鑑郎議員 3番、総合振興計画後期にある4つの重点プロジェクトと施政方針にある重点的に取り組むべき課題の重点の意味合いについて、展開する施策にはそれぞれ意味合いがあります。全て重要と考えるが、重要と銘打たれていない施策との違いはどういうふうに考えますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の総合振興計画後期にある4つの重点プロジェクトと施政方針にある重点的に取り組むべき課題の重点の意味合いについてお答えいたします。
  第2次ときがわ町総合振興計画後期基本計画、以下総合振興計画と言います。にあります重点プロジェクトにつきましては、総合振興計画策定時に溶け込ませた総合戦略を重点プロジェクトとして位置づけているもので、まちづくりを効果的に推進するためのものとなります。この重点プロジェクトは、取り組むべき施策の基本的な方向性として、子ども・若者夢はぐくみプロジェクト、ときがわ定住一押しプロジェクト、産業成長プロジェクト、健康寿命アッププロジェクトと4つ設定しており、総合振興計画の5つの基本政策を実現するため特に重点を置く事業にそれぞれひもづけをしてあります。
  次に、施政方針にある重点的に取り組むべき課題ですが、施政方針については、町長が各年度において町政運営に対する基本的な考え方や主要な施策の方向性について述べたものとなります。そのため、施政方針の7つの重点的に取り組むべき課題につきましては、総合振興計画の5つの基本政策を実現するため特に主要となる施策をピックアップしたもので、例を挙げさせていただきますと、「食と教育で選ばれるまち」には総合振興計画の施策の幼児教育の充実、学校教育の充実、定住化の支援等に関連し、「町民自慢の観光のまち」については地域の魅力発揮による観光の活性化、自然環境の整備保全等に関連したものとなります。
  ご質問にある展開する施策にはそれぞれ意味合いがあり、全て重要と考えるが、重要と銘打たない施策との違いにつきましては、実施する全ての施策は総合振興計画の5つの基本政策の達成を目的に展開し、将来像である「人と自然の優しさにふれるまち ときがわ」を実現するためのものであります。その中でも重点と銘を打った施策につきましては、町の課題解決に特に優先度が高いものであり、そのほかの施策が重要ではないというわけではございません。今後も引き続き総合振興計画の各施策を推進してまいりますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 例えば、この重点プロジェクトに入っていない地域子育て支援事業、54ページですけれども、これ重要な施策だと思うんですけれども、その重要度が分からないんです、重要か重要でないかというのが。これ、重要なんですよね。プロジェクトには入っていないんですよね。どういうことですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  まず、岩田議員ご存じのとおり、町の施策は全て総合振興計画が基本となっておりまして、この中に書かれているものには不要なものは1つもなく、全てが重要なものでございます。現在、ときがわ町後期基本計画ではありますが、前期基本計画のときには、ご記憶にあるとおり、まち・ひと・しごと創生総合戦略というものが別冊で作られておりましたが、この後期基本計画からはこの総合振興計画とまち・ひと・しごと創生総合戦略、これが1つの冊子として作られております。これ、総合振興計画の46ページを、重点プロジェクトの部分を見ていただくと分かるんですが、この重点プロジェクトというものがこのまち・ひと・しごと総合戦略のプロジェクトとして、この重要な総合振興計画にある全ての事業の中から特に総合戦略として特に重点を置くものとして掲げられているものでございますので、意味合いといたしましては重点プロジェクトとして位置づけられていないものが不要とか重要ではないと町が言っているわけではなくて、総合戦略のプロジェクトとして特に重点を置いていないということでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ですから、重点なんてつける必要ないと思うんです。これ全体的にやっていくという話になればそれでいいんじゃないんですかと私は思っているんです。それ以外に町長の7つの公約が重点プロジェクトに、重点施策になっていますよね。何か考え方が、重点だらけで、江戸の町は骨だらけっていう本がありますけれども、総合振興計画が重点だらけで、どうなんですか、そこの考え方は。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  確かに重点がいろいろあると言われるのはおっしゃるとおりかなとは思いますが、まずこの総合振興計画にある重点プロジェクト、これは総合振興計画の期間である5年間に総合戦略として重点を置くものとして掲げております。また、施政方針というのは毎年度、その年に重点を置く部分ということで、毎年毎年町長が当初予算編成のときの議会で述べているものでございますので、確かに重点、どっちも重点ではあるんですが、5年間町として重点を置くものとその年に重点を置くものという違いと考えていただければと思います。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町長の重点施策、これは毎年変わるもんだと思ったら、ずっと3年間今まで同じですよね。同じものが重点で進行している。重点はいつ消えるんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  まず、重点ですので、毎年ころころ変わるというのも逆に変なものかなと思うんですが、それが達成されたり、また別の課題が時代の変化の中で出くれば、そういったものも入れ替わったりはすると思うんですが、基本的にはまだ重点を置いて取り組んでいますけれども、完全には達成し切っていないので重点として残っているというふうに考えていただければと思います。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 私は、そういう言葉遊びじゃなくて、重点ってつけたら重点でやっていいですよ、もちろんそれは。全部重要なんですから、それぞれを、施策を全部掲げて、これはいつまで、町長がマル・バツ・三角、マル・バツ・四角でやっていると言いますけれども、それは普通は何%ですね、何%できた。じゃ、できていないから次は何をするんだというようなことを各課長に振って、それが本来のやり方だというふうに私は思うんです。ですから、ぜひ、今度は重点プロジェクトではなくて全体のプロジェクト、全体でプロジェクトをするという施策を展開していただければというふうに思いますが、いかがですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  総合振興計画に掲げられているものは全て重点ですので、重要なものですので、全てに力を均一に入れられれば、それは理想ではございますが、やはり限られた人、限られたお金の中でその年やるとなるとやはり優先順位を、要は重点、優先順位をつけてやっぱり取り組んでいかないといけないと思います。これは行政だけではなくて、民間の会社でも全くこれは考え方は同じなんじゃないかなというふうに考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 優先順位をつけるというのは、このプロジェクトで、こんな優先順 位は、4個あって、30施策ありますよね。それを重点としないで、重点でもいいですけれども、それを進める方策とか何とか、違いは出てくるんですか、重点とつけたからには。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
  そういう意味では、この総合振興計画を見ていただくと分かるんですが、まず総合振興計画、5つの基本政策の下に12の基本施策があり、その下に29の施策、その下に113に主な取組がございます。その113の主な取組の下にまた複数の町の事業がぶら下がっておりますので、それこそ、全部の事業数までは、大変申し訳ない、数え切れていないんですが、そういった主な取組だけで見ても113の取組、これが全てやはり毎年全部同じように目標達成に向けてできればいいんですが、やはりそういうわけにもいかないということで、その中でまた特に重要な部分というところを毎年の施政方針の中で重点的な取組として述べさせていただいているところでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 大野課長、どうしてもそういう言葉遊びみたいな、こういう施策をえり好みするんじゃなくて、全体でどこまでいったというのを考えるのが総合振興計画の考え方だと思うんです。ですから、ぜひそういう考え方で全体を進める方策を考えて、重点は要りません。全体で進めて、これはどうなった、これはどうなったでチェックしていけばいいじゃないですか。この次、目標達成したとなったら、じゃ次は何をする、それがPDCAを回すことにもなるんです。ですから、ぜひそういう方策でやってもらいたいと思うんです。いかがですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えします。
  そういう意味では、説明が足りなくて申し訳なかったんですが、この総合振興計画、この29の施策、113の主な取組につきましては、毎年毎年全て進捗状況のチェックというのは行っております。そういった意味では、重点と置いていないからといって見ないでいるわけではございません。全ての事業に関して進捗管理というのは毎年やってPDCAを回していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 ときがわ町の歴史という法廷に立たされているんですから、法廷で十分論議を展開できるような形で総合振興計画を進めていっていただきたいと思います。
  以上で終わります。
○神山 俊議長 休憩いたします。
  再開を午前10時45分といたします。
                                (午前10時30分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き一般質問を行います。
                                (午前10時45分)
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          ◇ 畑     豊 議員
○神山 俊議長 発言順位8番、質問事項1、防災行政等の町の取組について。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 議席番号1番、畑豊です。前の先輩議員が大変熱の入った一般質問をしたので、それに恥じないように私のほうもさせていただきます。よろしくお願いします。
  まず最初に、防災行政等の町の取組なんですけれども、当然防災関係の職員の方には大変敬意を払っております。それと、防災というのは昼夜問わず、朝から晩まで始まりますので、それに対しても、24時間体制を保っているということに対しても非常に敬意を払っております。
  それでは、議長の許可を得ましたので、一般質問の通告書どおり質問させていただきます。
  質問事項1、防災行政等の町の取組について。
  防災、減災を実現するためには、災害時を想定したシミュレーションを行い、いざというときに迅速な初動対応ができるよう1人1人が必要な手順を学ぶ必要がある。そこで役立つのが自治体等が実施する防災訓練である。大規模な自然災害による被害を減らし、大切な命を守るためには、消防、警察、自衛隊による公助だけではなく、家族による自助、近隣住民による共助が欠かせない。防災訓練は、いつ発生するか予期できない自然災害等に備えて知識や技能を学ぶ訓練全般で、とても重要である。住民1人1人が自分の身の安全を守るためにも、防災訓練を通じて防災に関する意識を高め、正しい知識や行動を身につけておく必要がある。防災訓練は、自然災害への備えとなるだけでなく、地域防災力を高めるため、企業、 法人にとってはBCP対策とも欠かせない取組である。しかし、本年は台風10号の接近のため、9月1日のときがわ町統一防災訓練は中止決定された。また、9月18日の落雷により防災行政無線が使用できない状態になった。当日に弓立山中継局が故障及び下郷橋(西平地内)子局が故障し、翌19日には弓立山中継局非常電源から中継局への電源供給がされていないことを確認し、翌々日、20日には落雷により弓立山中継局多重無線装置の基盤が損傷していることを確認した。その後、10月11日に仮復旧の運びとなった。
  そこで、防災行政等の取組について、町の考えを伺う。
  (1)異常気象が続く中、当町の統一防災訓練実施時期の検討及び当訓練の変更(延期)等の考えは。
  (2)訓練内容等の見直しは。
  (3)9月13日から14日に行われた町防災キャンプでの課題と成果は。
  (4)停電等の予防対策は(電線等へのつる、枝、葉等の対策)。
  (5)落雷により防災行政無線の仮復旧までに時間を要した理由は。
  (6)地域住民等への周知は。
  (7)防災行政無線機器のバックアップ体制は。
  (8)危機管理体制は。
  (9)今後の防災行政無線等の体制は。
  お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 畑議員ご質問の1、防災行政等の町の取組についてにお答えをいたします。
  まず、(1)異常気象が続く中、当町の統一防災訓練実施時期の検討及び当訓練の変更、延期等の考えはについてですが、統一防災訓練につきましては、今まで9月1日の防災の日に合わせ、9月の第一日曜日に実施してまいりました。今年は台風10号の接近が予想されるため中止といたしましたが、それと同時に今年は大雨災害時にそれぞれがどういう避難行動をとるべきかの判断をしていただく避難行動判断フローを配布して行っていただくことといたしました。台風の接近もあり、実践的な避難行動判断が行われたものと思っております。今後につきましては、今年の状況も踏まえ、実施時期を検討してまいります。
  次に、(2)訓練内容等の見直しはについてですが、訓練内容につきましては毎年少しずつ見直しを行っているところであります。昨年は地震想定を行う中で、人的、物的被害状況 や火災、停電、断水などの報告を安否確認報告と同時に行っていただきました。今年は、先ほども申し上げましたが、大雨災害時の各家庭の避難行動判断フローを行っていただきました。今後も住民の皆様に参加していただき、より実践的な訓練になるよう検討してまいります。
  次に、(3)9月13日から14日に行われた町防災キャンプでの課題と成果はについてですが、7名の方に参加していただいきました。参加していただいた方々には、「もしものときに備えてシミュレーションするよい機会となりました」等の感想をいただきました。参加者数につきましては、もう少し多くの方に参加していただけるように、時期も含めて検討してまいります。
  次に、(4)停電等への予防対策は、電線等へのつる、枝、葉等の対策についてですが、町から電力会社への情報提供とともに、できる部分は役場職員による伐採を行い、住民への伐採等の協力のお願いを区長を通じて周知しました。
  次に、(5)落雷により防災行政無線の仮復旧までに時間を要した理由はついてですが、落雷による故障が多岐にわたったこととともに、仮運用方法の通信手段を数回にわたり調査・検討したためであります。
  次に、(6)地域住民等への周知はについてですが、故障のお知らせについては、ホームページやメール等で9月20日と9月28日に、広報車で9月30日に、区長発送で10月11日にお知らせしました。また、復旧については、ホームページ、メール等で10月11日にお知らせしました。
  次に、(7)防災行政無線機器のバックアップ体制はについてですが、今回の場合は、多重無線装置という特殊な機器であったため、また部品ではなく機器全体に及んだため、その機器の耐用年数の超過により代替器がない状況となっていました。現在は、別の手段で仮運用している状況で、そのバックアップについては対応できるようになっております。
  次に、(8)危機管理体制等はについてですが、町の体制及び保守委託業者、関係各所との連携を図り対応をいたしました。今後もこの体制で対応してまいります。
  次に、(9)今後の防災行政無線等の体制はについてですが、防災行政無線は住民の安全確保に関する幾つかの情報伝達手段のうちの1つでありますので、できる限り早い時期に本来の運用ができるようにするとともに、今後につきましても防災メールやホームページなどの普及を図り住民への情報伝達の強化を図ってまいります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、畑議員。
  畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、答弁の内容について幾つか質問しますので、よろしくお願いします。
  まず最初に、9月1日に町の統一防災訓練が、訓練をするのに気象の状況により、当然今の気象は暑くなったり、寒くなったり、これから寒くなるんですけれども、9月1日の暑い時期にいろんな住民の方を集めてやるのもいかがなものかというような時期に来ているんですね。
  今回は、本来ならやっぱり非常に重要な訓練ですからやってもらいたかったんですけれども、ただ今年は9月1日も真夏日というか猛暑が続いていましたから、木陰とか日陰じゃないと集まっても、大変に集まる方も汗だくだくで集まって、すごい汗をかいて、早く言えば脱水症にならないか心配があったんですけれども、中止決定されたということで、そこは安堵しているところです。ただ、重要な訓練というのは、中止されたからおしまいとなっても、私的には何らかの方法で訓練自体をしてもよかったのかと思うんですけれども、そこら辺をお聞きします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまの畑議員のご質問にお答えいたします。
  町としましては、9月1日に予定しておりました統一防災訓練につきましては、台風の接近があったことによりまして、住民の危険というのも考えましたし、また、台風がもし直撃した場合に、町としても対応をしなければいけないというふうな状況にもなる可能性があったものですから、そうしたことから苦渋の決断といたしまして、中止という判断をさせていただいたところであります。
  ただ、町長の答弁にもありましたように、その中でも皆さんに状況によってどこに避難したらいいのか、在宅避難がいいのか、それとも避難所のほうに避難したほうがいいのか、そういったこと、また、避難する際にどこを通ったらいいのかとか、そういうふうなことを判断していただくために、避難行動判断フロー、こちらのほうを8月にお配りいたしまして、9月の統一防災訓練のときにそれぞれがやってくださいということでお願いをいたしました。
  実際に避難行動という訓練はできなかったかもしれませんけれども、こうした避難行動判断フロー、これをやっていただくことによって、本当にいざというときのために、自分がど こへ避難したらいいのかというふうな判断ができたのではないかというふうには考えているところではございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 まさに悪いことじゃないです。自助訓練ですから非常にいい訓練なんですけれども、行動を伴う、早く言えば体を動かすような訓練をしておかないと、人というのは、いざ何かあったときには、その行動が、単純行動なんですけれども、単純行動が取れなくなっちゃうんですね、どうしよう。
  ですから、当然悪いことではありません。避難行動判断フローということで、私も非常に見ています。見ていていいことなんですけれども、ぜひ中止決定、当然、住民の生命、財産等を考えれば早めの決定をして、防災訓練は中止だよ、これはいいと思うんですけれども、あるいは中止もいいんですけれども、いついつ何日に延期するよという手もあったんではないかと思うんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 それも1つの考えではあっと思いますが、もしそういう判断をする場合には、やはり当初のお知らせをするときに、予備日としてこの日をというふうなことで、住民にお知らせをしておかなければいけなかったなというふうには考えております。
  また、通常の統一防災訓練は、先ほどもありましたように、9月1日の防災の日に合わせておりますけれども、そのほかに、やはり台風シーズンに入っていくということで、住民の方にやはりそういうふうなことを認識していただくためのものでもあると思っております。
  そうした中で、できなかったということについては申し訳なかったんですが、9月以降各地域においていろいろな行事等もやはりめじろ押しになってくるような時期になってしまいますので、そこのところは今回は仕方なかったのかなというふうには考えているところでございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今回は適切な判断だと思います。台風10号が接近しているということで、危険な中で町民の方動いてもらうというのは、これは非常に危険ですので、それは間違っていないと思うんですよ。
  ですから、この答弁書にもあるんですけれども、今年は状況も踏まえ実施時期を検討して まいりますということなんで、できれば台風シーズンの前とか、台風シーズンをずらすとかということで、訓練が台風等があって中止ではなく、台風シーズンが、じゃ、やってくる前にやっておけば、台風シーズンに備えることができるということも考られると思うので、その実施時期の検討も含めてなんですけれども、ちょっと検討してもらいたいんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 今回の場合には、やはり台風シーズンを前にという意味で9月の、今年の場合には1日を予定させていただいたわけでございます。ただ、畑議員からもご指摘ありましたように、今年は異常な暑さがあったものですから、そういう中で、住民の方に暑い中を外に出て活動していただくというふうなことも、ちょっとこれはある意味想定外であったというところもあるわけでございます。
  そういう中で、実施時期の検討ということでありますと、1つは、やはり7月、8月はもうそういう暑い時期になってしまうというふうなことを考えますと、やる時期としては、5月、6月の梅雨前とか、そういうふうな時期になっていかざるを得ないのかなというふうには考えているところです。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今、課長のほうから非常にいい答弁いただいたんですけれども、災害は起きる前にしておけば、やっぱり訓練になると思うんで、できればそういう、例えば雨が、豪雨が降る前とかになるとやっぱり6月、7月は避けてもらえば、少しその前にやっておけば、訓練も実施できるし、時期的にも非常に気候がいいときに訓練ができるのかなと思いますので、ぜひ防災訓練を時期をちょっと検討していただければと思います。
  次にいきます。
  次に、訓練内容の見直しはどうですかということで質問しました。少しずつ見直してやっていますよということなんですけれども、例えばこれは課長知っているかどうか分からないですけれども、毎年九都県市という市が主体になるやつがあるんですけれども、この辺でいうと東松山市とか、近くだと坂戸市とか鶴ヶ島市、北にいくと熊谷市、メイン的には埼玉県にはさいたま市が政令指定都市、大きいのがあるんですけれども、そういうのを含めて九都県市防災訓練ということで、今年の九都県市にあっては日高市さんが、近くではさいたま会 場で日高市さんが行いました。
  これは、私なんかもいろいろ勉強しようと思ったんですけれども、これはちょうどときがわ町の太鼓まつりとバッティングしちゃいまして、ちょっと行けなかったんですけれども、そういうんで訓練があるんですけれども、町のほうとしては、そういう訓練に職員を派遣して研修することは考えていないのか、ちょっと聞きたいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまのお話でございますけれども、九都県市の防災訓練というものも私は把握しておるところでございます。この九都県というふうなことで、これは東京都、また関東近郊の県なりが一堂に会して訓練を行うというふうなものでありまして、私も実は消防団員時代に東松山市の高坂で行われたときに参加をしたというふうな記憶がございます。
  そこに職員を派遣というふうなことでございますけれども、私も行った経験からお話しさせていただきますと、より実践的な訓練なんだなというふうな。災害で家屋が倒壊したりですとか、そういった中から人を救助するというふうな訓練をしていったというふうな記憶がございますけれども、職員もそういったところを見るということは必要だと思いますが、実際には、今年ときがわ町で実際に行ったもの、シミュレーションの訓練なんですけれども、実際には、災害が発生したときにどういった経路をたどって救助要請をしたりですとか、県・国・自衛隊、こういったところとの連絡調整を図るのかというような訓練をしたわけでございます。あれは伝達系統が明確にされて、非常に訓練の意味としては大きかったのかなというふうには思っているところでございます。
  取りあえずそうした訓練を通じて職員のほうにはスキルを上げていくようにしたいと思います。この9都県市を1つを取って職員を派遣するのかしないかということではなくて、いろいろな訓練に参加なりシミュレーションをさせるというふうなことで、スキルのほうを上げていきたいというふうに考えているところでございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 課長の言うとおり、九都県市というのは、メイン的には大きなところで、いろんな災害を想定して行う訓練なんですよ。
  私も九都県市は何回も参加しておりまして、悪い訓練ではないんですよね。できれば、これは本来ならば、研修で行けとかじゃなくて、自治体とかいろいろ行政マンであれば、自分で自分の空いた時間に行って勉強するというのも1つの手かな。研修というと、職場から行 けよとなると、出張費もらったり、時間外もらったりして行くわけですから、そういうんじゃなくて、本来ならボランティア精神にのっとれば、自分の自費で行って、勉強してきて、自分のスキルを上げるというのも手だと思うんで、私今言ったのは、研修も考えているんですかということだったんで、できれば、職員のほうにはこういういろんなところで自分のスキルを上げるように頑張ってもらいたいというのもひとつ考えてもいいのかなとは思うんですけれども、そこら辺はどうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 私の今の立場で申し上げますと、やはり人事ですとか、職員の仕事の環境ですとかということもつかさどっている課としましては、業務外でそれを行けというふうな命令を出すわけにはいきません。また、ボランティアというものは、私も昔かじったことがありますけれども、これは自発的に行うことがボランティアでございますので、そこのところを強制するわけにはいきませんので、そこのところは、申し訳ございませんが、そういうふうなことでご理解いただければと思います。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 荒井課長、ありがとうございます。
  防災ボランティアというのも荒井課長いろいろやっているから、よく私も知っているんですけれども、当然ボランティアは強制するものじゃないので、それに関して、おまえ行ってこいよとか、それは当然今の時代パワハラとかになっちゃうんで、そういうのは言わないで、こういうのがあるんで、興味があればぜひ行ってもらいたいということで、ポスターも当然掲示されていますから、行政のところには掲示板があって、掲示板のところに今度は第46回九都県市合同防災訓練というのがまた来年貼られると思うんで、そういうのも参考にして、行ける方は行ってもらえれば、私のほうも、当然これは強制ではないんですけれども、ボランティアで行っていただければ、スキルが上るのかなと思います。
  続きまして、3番目、9月13、14日に行われたときがわ町の防災キャンプの実施なんですけれども、これはときがわ町の広報の11月号にも載っています。ときがわ町で防災キャンプが行われましたよということで載っていますんで、非常に悪いことじゃないんですけれども、できれば、もう少しいろんな方にキャンプの体験をしてもらいたかったんですけれども、これについて、今答弁のほうでは7名の方に参加していただいたということなんですけれども、もう少し多くの方に参加してもらえるような手法を考えてはいないんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまのご指摘でございますけれども、やはり今年初めて、最初としましては手探りの状態で企画をしたわけでございますけれども、そうした中で若干開催時期が遅れてしまったなという感は否めないところであります。
  それによりまして、先ほどもちょっとお話しさせていただきましたけれども、9月の後半になってくると、やはりいろんな行事がめじろ押しになってくるというふうな中で開催してしまったことによって、ちょっと参加人数のほうがこれだけになってしまったのかなというふうに考える中では、時期のほうをずらして、集まりやすい時期を考慮しまして、開催のほうをしていきたいというふうには考えているところでございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 いろいろありがとうございます。ぜひ実施時期をずらして、誰でも参加できるような時期を選んでいただいて、していただければいいと思います。
  1晩過ごしたテント、プライベートルームというんですけれども、そういうのもときがわ町のしっかりしたものもあるし、段ボールベッドもちゃんとありますから、ぜひいいかと思うので、こういうのも含めて、皆さんに防災キャンプを体験していただければと思います。
  時間もそろそろなんで、幾つか飛ばして、防災行政無線のほうにちょっといきたいと思います。
  9月18日の落雷により、防災行政無線の放送が聞こえなくなったということなんですけれども、住民の方への周知がちょっと遅かったんじゃないかと思うんですけれども、これについてはいかがなものですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 町長の答弁にもありましたように、まずは事象を確認して、どういったことで鳴らないのか、すぐに復旧できるのか、その辺を検証しなければいけないということで、18日の落雷から実際に皆さんにお知らせできたのは、これはホームページですとか、防災メールでなんですけれども、9月20日になりました。
  実際18日に落雷によって放送ができなかったということだったんですけれども、それを確認したのが19日になってしまったというところがありまして、19日に業者に連絡を取りまして、現状を確認していただいた中で20日というふうなことでございます。そこにつきまして は、そういった経緯がありますので、20日で仕方がなかったのかなというふうには考えているところです。
  恐らく畑議員がおっしゃっているのは、広報車で回ったのが9月30日になってしまったというところのご指摘なんだと思いますけれども、町としましては、その間にやはりどう復旧したらいいかというふうなことの対策のほうを先に取ってしまったことで、こういった時期になってしまったということでご理解いただければと思います。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今の答弁なんですけれども、非常に私がつこうとしているところを言ってもらったんでいいと思うんですけれども、結果は早く、結果を逃してしまうと、情報というのは旬なものですから、魚じゃないですけれども、釣った魚を二、三日外にほうっておいて食べてくださいよりかは、情報は旬なものを、今、こういう状況で起こっていますということで情報伝達するのが、7番目の危機管理も含めてなんですけれども、と思うんですけれども、それはいかがでしょうか。すぐ住民の方に言わなかったというのはいかがなものですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 そのご指摘なんですけれども、私の考えといたしましては、防災行政無線が住民伝達の全てではないという考えでおります。それは、やはりホームページですとか、防災メール、こういったものでも住民にお知らせをする努力はしているところであります。
  畑議員の質問の最初にもありましたように、防災対策として公助だけでなく、家族等による自助、そして、共助が欠かせないというふうなお話をいただいておりますけれども、まさしく自助のための住民の皆さんにもそういった情報を得る努力というものもしていただければなというふうに考えているところです。
  防災メール等も今回10月11日に区長発送で、今防災無線が流れないようになっているというふうな回覧をさせていただいたわけですけれども、その裏のところに防災メールの登録要領というものも記載させていただきました。
  それによりまして、実際にその時点で防災メールの登録をしていただいた方が今までにないような伸びをしております。これは、それまでが月に数件あればいいほうだったんですけれども、10月に21件登録のほうをしていただきました。今後も、ですから、先ほども申し上げましたように、防災行政無線が全てではないというふうな状況の中では、防災メール等を 登録していただくことも、これは周知のほうを図っていきたいというふうに考えているところです。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私が言いたいのはもう少し発展しますと、ホームページや携帯電話を使えない方、使えないと言ったら失礼なんですけれども、ご高齢になってホームページとか、今でいうスマートフォンとか使えない方はぜひ、早く言えばデジタルじゃなくて、昔ながらの方法で情報伝達をしてもらいたいんですよね。一部の方が自助・共助・公助となるんですけれども、やっぱりどうしてもそういう使えない方も視野に入れて、情報伝達はしてもらいたいんですけれども、そこはいかがですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 そこのところは、私もまさしく共助だと思っております。地域コミュニティ、こちらのほうが機能すれば、皆さんに情報のほうは広がっていくんじゃないかなというふうに思っております。
  ですから、やはり地域コミュニティの強化というものも非常に重要になってくるんだな、地域の方々の交流、こういったものが重要なんじゃないかなというふうには思っているところです。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 まさにそのとおりなんですけれども、使えない方には、やっぱり町の広報車でもいいです、当然出てもらっているんですけれども、もう少し回数を増やして、山のほうから下のほうまで広報していただきたいと。
  しかも、速いスピードで。実際に聞いた方から、速過ぎて分からないなとか、聞こえないなというのがありました。確かに40キロのスピードでビューっと走っちゃって、今こういう状態ですと言っても、あれ、何だと言っている間にはまた通り過ぎてしまいますんで、まして幹線道路低速で走ると、急いでいる車が後ろからつかえてしましますので、車での広報というのも1つの手段なんですけれども、できれば幹線道路じゃなくて、脇の道をそれて、地域の方に広報するというのも手なので、ぜひそういうインターネット等が使えない方には、アナログになってしまいますけれども、ぜひアナログでいいですから、ゆっくり聞こえるような速度でしゃべってもらって広報していただければと思います。
  それと、9番目、危機管理体制の話をちょっとしたいんですけれども、また、故障があっ たときには、今のまだ仮復旧の最中なんですけれども、実際に自治体が使っているわけですから、機器を。もっと早く委託をしている会社には住民が困っているんで、早く体制を整えてくれということで、町のほうからも困っているんだから早く直せというような感じで言ってもらわないと、業者任せ、業者に言われるままというのはちょっといかがなものかと思うんですけれども、そこら辺どうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 そこのところは、私もどちらかというと、口を酸っぱくして言っているつもりであります。
  ただ、今回こういうふうな経験をさせていただきまして、やはり今回故障したところが、多重無線装置という非常にちょっとまれな機器だったというところが原因としてありまして、これから、この、多重無線装置を業者にスペアを作っておけというふうなことになると、契約外でほとんど需要のないその機械を1,000万以上かけて作っておくようにすることになってしまうので、ここのところがどうしてもそういったことで、予備のものがなかったというふうな原因なのかなというふうには思っております。
  次の更新がもし終わった暁には、そこのところは汎用性のある機械になってくるはずですので、そこのところで対応はできていくのかなというふうには考えているところです。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 では、今後は遅滞なく住民の方には広報を通して、安心・安全のまちづくりをしていただきたいと思います。
  これで1問目は終了します。
○神山 俊議長 続いて、質問事項2、有害鳥獣対策施設とジビエへの今後の取組について。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、続きまして、2つ目の鳥獣対策のほうの話にしていきたいと思います。
  なお、今年、令和6年3月29日にときがわ町で有害鳥獣対策施設が完成しました。これは非常にいいことなんですけれども、今現在だと俗に言う有害鳥獣と人間は言うんですけれども、その動物にしてみれば、自分の庭に勝手に餌がないから、人間の作物を食べに行っているのを殺されちゃったとかというような非常に悲惨なことをしているんで、できれば、そこら辺を、私も動物大好きですから、あまり動物を殺すんじゃなくて、いいほうにしてもらえ ればいいと思いまして、2番目の質問をさせていただきます。
  質問事項2、有害鳥獣対策施設とジビエへの今後の取組について。
  ときがわ町有害鳥獣対策施設の設置及び管理運営等に関する条例(令和6年3月21日)条例第3号が施行され、令和6年3月29日に有害鳥獣対策施設が完成した。有害鳥獣捕獲数は、令和3年イノシシ41件、ニホンジカが207件、令和4年イノシシ37件、ニホンジカ179件、令和5年イノシシ75件、ニホンジカ178件であるため、大変有意義な施設であると考える。
  有害鳥獣対策とは、有害鳥獣を捕獲し、解体処分までを行うことであるため、命の大切さや食物連鎖などの食育を学ぶことが困難となり、生命尊厳を考えると疑問が残る。また、有害鳥獣対策は捕獲から食肉利用まで一貫した対策が理想である。そこで、既存の有害鳥獣対策施設とジビエの取組について町の考えを伺う。
  (1)有害鳥獣対策施設の利用状況等は。
  (2)ジビエ肉等の施設、整備は(近隣の既存施設等の依頼等を含む)。
  (3)近隣市町村の現状等は。
  (4)地元産ジビエ(特産)の可能性は。
  (5)町おこしの起爆剤は。
  (6)町の料理等の活用は。
  (7)ジビエカーの活用は。
  以上です。お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 畑議員ご質問の2、有害鳥獣対策施設とジビエの今後の取組についてにお答えをいたします。
  初めに、(1)有害鳥獣対策施設の利用状況等についてお答えをいたします。有害鳥獣対策施設は、有害鳥獣による農作物等への被害の軽減を図ることを目的に設置したもので、令和6年4月から運用開始し、11月14日までの施設利用状況につきましては、78回の利用があり、イノシシ31頭、ニホンジカ55頭が処理されている状況です。
  次に、(2)ジビエ肉等の施設整備は、(3)近隣市町村の現状等はにつきまして、関連がございますので、併せてお答えをいたします。
  厚生労働省では、鹿やイノシシ等の野生鳥獣が保有する病原体の実態調査を実施しており、B型肝炎ウイルスや病原性大腸菌等の病原体を保有していることが明らかになっております。 このため食肉用とする野生鳥獣の加工を行う場合には、食品衛生法の規制対象となっており、厚生労働省が示している野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針による基準に適合する食肉処理施設を設けることが必要となります。
  今回町が設置した有害鳥獣対策施設は、この基準に適合していないことから、食肉用として利用することができません。食肉用として利用を可能とする施設にするためには、加工の作業区分などに区画された部屋等をそろえる必要があることから、衛生的な処理加工ができる体制づくりが必要となります。
  農林水産省によるジビエ加工処理施設名簿によりますと、埼玉県内では、令和6年4月1日現在秩父市、皆野町、小鹿野町、横瀬町、寄居町、飯能市の6か所でございます。比較的近い場所にございますので、食用とする野生鳥獣の食品加工を委託することも考えられますが、野生鳥獣は家畜とは異なり、使用管理されていないため、捕獲の段階から徹底した衛生管理が必要となることが課題となります。
  次に、(4)地元産ジビエ(特産)の可能性は、(5)町おこしの起爆剤は、(6)町の料理等の活用はにつきましては、関連がございますので、併せてお答えをいたします。
  ジビエ肉を町の活性化につなげる方法として、最も重要なのは安全でおいしく食べられることであると考えておりますので、先進事例を参考にするとともに、町の実情を考慮しながら、調査研究をしてまいります。
  次に、(7)ジビエカーの活用等はについてお答えをいたします。
  ジビエカーとは、移動式解体処理車のことで、遠方からジビエ加工施設に搬入する場合でも肉質を劣化させないようにするため、捕獲現場近くまで移動し、車内にて解体、内臓摘出、剥皮までを行うことができる特殊車両であり、捕獲から1次処理を迅速かつ衛生的に行うことが可能となり、安全で良質なジビエの供給に資することが期待される車両です。
  しかし、ジビエカーを活用するためには、食品衛生法の基準に適合した食肉処理施設があることが前提となりますので、ジビエカーの導入につきましては、食肉処理施設と併せて検討する必要があると考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、畑議員。
  畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、幾つか質問させていただきます。
  まず、最初に私冒頭に申しましたとおり、有害鳥獣といっても野にいる鹿とかイノシシと かというのは自分たちにしてみれば、有害な鳥獣でも何でもないですね。昔からいたイノシシや鹿やタヌキとかそういうのも含めてなんですけれども、そういう動物なんですね。
  ですから、人間が勝手に有害鳥獣と言っているだけで、全然有害でも何でもない、普通の動物だということで私は認識しておりますので、それに愛情を持ってちょっと質問させてもらいますので、改めましてそこら辺も含めてお答えいただければと思います。
  今年町長の最初の挨拶にもあったんですけれども、有害鳥獣の利用実績につきましては、10月末現在7か月の実績で67回で、イノシシが24頭、鹿が49頭の処分となっておりますということなんで、これは課長のほうに聞くんですけれども、処分というのは、どういう処分のことを言うんでしょうか、お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  処分というのは、焼却処分となってございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 質問のとおり、有害鳥獣だから、捕ったら焼却処分、だびに付されるわけなんですけれども、人間の場合なら命が寿命ですといってからだびでいいんですけれども、有害鳥獣にしてみれば、有害鳥獣というか、イノシシさんとかタヌキさんにしてみれば、元気で餌を取りに行ったら殺処分されちゃった。それで、解体されてご冥福ということになってしまうんですけれども、これでは、やっぱり動物の倫理上の問題もあって、できれば、少しその動物の肉を活用できないかということで、ちょっと調べましたら、埼玉県でも施設が、ここにも書いてあるんですけれども、全部で6か所とあるんですけれども、埼玉県では7か所というようなホームページも出ているんですけれども、この辺はいかがなものか、ちょっと聞きたいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  私も埼玉県のホームページは随時確認をしているところです。埼玉県のホームページでは、食肉処理施設は7か所と明記されてございます。しかしながら、埼玉県のほうのジビエ処理施設については鹿肉について特化された記載がされてございます。農林水産省のほうの名簿 によりますとジビエ肉の処理加工施設ということで、イノシシを含めたジビエ処理ということで、埼玉県のホームページと農林水産省が公表している6か所と7か所の差異が生じていると認識してございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、埼玉県で自治体が持っている例えばジビエ肉にする施設というのは、他の市町村であるんですかね、伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  埼玉県では市町村が行っているジビエ施設についてはございません。近隣市町村の状況について確認をさせていただいてございますので、ここで答弁させていただきます。
  東秩父村では道の駅、あるいは直売所でジビエ肉というものを販売してございます。しかしながら、東秩父におかれましては、東秩父で取れた動物を東秩父で食品加工をしているということではございません。先ほどの答弁でもございました食肉処理施設のほうで加工した肉を購入して、道の駅等で販売をしているということでございました。
  また、小川町については、道の駅、直売所ではジビエ肉の販売は行っていない。また、食肉処理施設を設置する考えもございませんということです。
  越生町も小川町と同様でございます。
  しかしながら、比較的近い寄居町でございますが、寄居町には民間のジビエ加工処理施設がございます。そのことから、町のほうでは、居酒屋さん等にご協力を得ながら、ジビエ肉の試食会を定期的に行っているということでございました。ときがわ町でもこのようなことができないかどうか、今後検討をしていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 いい答弁だと思います。捕って処分するんでなくて、やっぱり捕った生命、命はちゃんといただきますというような精神で少しでも肉をそのまま捨てるんじゃなくて、人間の胃に入るんじゃなくても例えば飼料として使えるようなものは使うとかということで、少しでも食物、命の尊さを学ぶという観点からも捕りました、殺しました、処分しましたんじゃなくて、少しいただきますとか、いろんな意味で使えるものは利用して、少し でも自然に返すというような形でしていただければいいかと思います。
  それで、今の課長のほうから近隣だと、埼玉県内では秩父市、皆野町、小鹿野町、横瀬町、寄居町、飯能市の6か所でやっていると。東秩父であっては特に加工はしないんですけれども、民間に委託してジビエ肉という形で行っているという解釈でよろしいでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 東秩父につきましては、民間のジビエ加工処理施設に委託ということではなくて、東秩父村につきましては、食品加工施設が加工したジビエ肉を購入しているということでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私質問しているのは、ときがわ町として何か目玉になるようなジビエ肉みたいなことはできないかということで、ちょっと質問させてもらったら、特産品にあっては、併せて行って、ジビエ肉の活用につなげる方法で最も効果的なのは安全でおいしく食べられることもあると考えられますので、先進事例を参考にすると、町の実情を考慮しながら研究してまいりますということなんですけれども、どういう研究をしているのか、ちょっと聞きたいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  数年前に、機構改革前、産業観光課時代に職員によるジビエ加工施設の視察研修を担当のほうで行いました。その中で、ジビエ肉を食品加工して売るというものについては、なかなかハードルが高いという結果報告が出てございます。
  しかしながら、町といたしましても、畑議員の質問の要旨でございます生命の尊厳を考えるというところを考えますと、寄居町で猟友会等によって捕獲した肉の試食会を行っている。そこで、おいしいか、おいしくないか、料理の方法によって品物になるのか、商品になるのかという検討をしているという情報を寄居町からいただいてございますので、そちらの先進地であります、また、非常に近い町でございますので、情報を収集しながら、ときがわ町に見合ったことができるのかということを調査研究していきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ぜひ前向きに検討して、ぜひときがわ産のジビエ肉、あるいはときがわでもジビエ肉を売っているんだよと、ジビエ肉を売って、なおかつジビエ肉を利用した料理も提供できるんだよということでPRをして、ぜひ町の特産、目玉になるように調査研究してもらえればと思うんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  町が主体になってジビエ肉の料理や販売を行うということにつきましては、非常に食品衛生法のハードル等が高い、また、食品加工施設が町にはないということでございます。しかしながら、民間の食品加工処理施設がございますので、イノシシ、鹿等をどのような運搬方法をして民間と手をつないでやっていけるかというところを前向きに研究しまして、ときがわ町に合ったジビエ肉の開発というか、販売ができるかどうかを含めて検討していきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ぜひお願いします。
  (7)のジビエカーの活用とあるんですけれども、これ最後にしますけれども、もう時間がそろそろ来ていますので、ジビエカーというのは、これは非常にいい車みたいに思うんですけれども、この辺はどうなんでしょうかね。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 ジビエカーの購入については、国のほうも、購入するには国庫補助の対象となってございまして、ジビエは全国での統一した問題でございます。有害鳥獣でございますので、ジビエカーを購入するということについては、非常に食品加工するには有効な手段と考えてございます。
  町長の答弁でもございましたけれども、ジビエカーを購入したことのみで食品加工できるわけではございませんので、1次処理としてジビエカーは現場まで行って活用できるんですけれども、その後食品加工する施設が2次処理として必要になりますので、2次処理については、民間業者が秩父等にございますので、ちょっと声をかけさせていただきながらよりよ い方法があれば取り入れていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、私もジビエカー、実際に見たこともないんで、ネットぐらいで調べてみるぐらいなんですけれどもジビエカー自体は当然、答弁書にもあるように解体するところだよと、大体車で解体、内臓摘出、剥皮まで行うという特殊な車なんですけれども、実際にこれを使って、そんなに安いものじゃないと思うんで、買ったからというよりか、捕獲した肉を例えばさっき言った委託する民間業者とかに持っていくような方法のほうがいいようにも思うんですけれども、そこら辺はどうでしょうかね。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  ジビエカーは1次処理として大変有効でございます。ただ肉質を劣化させないよりよい状態で食品加工しないとなかなか臭み等も抜けないため、ジビエカーの購入を進めるのであれば、現場に保冷車で行って、イノシシ、鹿等について現場で捕獲したものを冷凍、冷蔵したものを民間委託できるかどうか、これから調査研究してまいりますけれども、そのほうがスムーズにジビエ肉に発展できると考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、前向きにぜひ検討していただきたいと思います。
  これで私の質問は終わりにします。
○神山 俊議長 休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時42分)
─────────────────────────────────────────────────
○神山 俊議長 休憩前に引き続き一般質問を開きます。
                                (午後 1時00分)
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          ◇ 前 田   栄 議員
○神山 俊議長 発言順位9番、質問事項1、紙の教科書とデジタル教科書の対比について。
  通告者8番、前田栄議員。
○8番 前田 栄議員 8番、前田栄です。
  議長のお許しを得て、12月議会最後の一般質問をいたします。
  私に関しては久しぶりの教育総務に対しての質問なんですけれども、ときがわ町の小・中学校教育に関しては、当然のことですけれども、個人的には、教育長、教育委員会、学校長には一応絶大の信頼を置いて指導していただいていることと理解しています。
  今回は町の小・中学校のコロナをきっかけとしてICT化というか、タブレットなどを使った現状を理解するために一般質問をさせていただきます。
  では、質問事項、紙の教科書とデジタル教科書の対比についてです。
  2019年GIGAスクール構想が文部科学省から打ち出され、デジタル教科書の利用が2024年に本格導入されました。しかしながら、教科書のデジタル化を不安視する声が2021年に始まったわけですけれども、2021年に教育現場から出ていたため、Y新聞が当時導入について調査を行いました。その結果、「懸念がある」と回答した自治体が86%に上り「ない」は70%でした。また、併せて文科省の有識者会議も全国的な検証作業を行い、2024年度の本格導入を目指すこととしました。
  そこで2024年度の検証作業を鑑みて、現在のときがわ町の町立小・中学校の現場の状況について次のとおり伺います。
  (1)学習の理解や定着度。
  (2)教員のICT指導力。
  (3)学校内外の通信環境。
  (4)デジタル教科書使用における精神的、肉体的影響です。
  以上です。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  新井教育長。
○新井克仁教育長 前田議員ご質問の1、紙の教科書とデジタル教科書の対比についてお答えいたします。
  初めに、(1)学習の理解や定着度についてお答えいたします。
  現在学校では、デジタル教科書を全ての教科、授業で使用しているわけではなく、基本的にはこれまで同様、紙の教科書を中心に学習しております。紙の教科書とデジタル教科書と併用しているため、デジタル教科書に限定して学習の理解や定着度を図ることは難しいので すが、デジタル教科書を効果的な場面で使用することによって、教科や単元によっては理解や定着を深める1つのツールになっております。
  次に、(2)の教員のICT指導力についてお答えいたします。
  授業におけるICTの活用例としては、図形などの変化を可視化する、録画機能を活用した再確認や客観的な振り返りをさせるなどがあり、それらを教科等の特性を踏まえ効果的な場面で活用しております。
  今後も児童生徒の教科の関心を高めるため、ICTを使用した効果的な授業を実施してまいります。
  次に、(3)学校内外の通信環境についてお答えいたします。
  学校内においては、令和2年度中に町内全ての学校に校内無線LAN整備を完了するなど通信環境は整っております。学校外において、通信環境が整っていないご家庭については、教育委員会に貸出し可能なモバイルWi−Fiルーターを用意しております。
  次に、(4)デジタル教科書使用における精神的、肉体的影響についてお答えいたします。
  現在各学校においては、紙の教科書を中心に学習しているので、デジタル教科書の使用頻度はそれほど高くありません。そのため町内の学校からデジタル教科書が要因と思われる児童生徒の精神的、肉体的変化等につきましては、現在までのところ報告は受けておりません。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、前田議員。
  前田議員。
○8番 前田 栄議員 教育長の答弁要旨において、そうだろうなということは何となく推測していたんですけれども、私もこのICT化のことに関してある程度納得というか評価させてもらいます。
  いずれにしてもこれが2021年導入するということで、野口議員が導入してからかな、一般質問したと思うんですけれども、ちょっと野口議員の一般質問は調べていないんですけれども、いずれにいたしましてもここにY新聞、ここのところに2024年10月22日に出された新聞なんですけれども、デジタル化が日本より進んでいる北欧のスウェーデンのあれが載っているんですけれども、スウェーデンでは端末重視、端末とはタブレットのことですね、端末重視で学力が低下したと、こういうデータが載っていて、経済協力開発機構(OECD)による国際学習到達度調査(PISA)という調査があったそうです。読解力と数学的応用力、それから科学的応用力の全てでスウェーデンにおいては順位を下げたそうです。北欧の場合は、日本のマイナンバーにおいてもフィンランドだとかスウェーデンは昔からそういうのが 日本よりか進んでいて、日本もいろんな点で取り入れているわけですけれども、子供たちのこういうところにおいても、これはコロナをきっかけとしてですけれども、デジタルを使っていくということで、スウェーデンにおいては検証したら、2022年10月の調査ですけれども、政権交代で教育現場のデジタル化を凍結したと。
  それで、紙の教科書が基本の授業へ戻るよう求めたそうです。スウェーデンなので、ノーベル賞が関係してきますけれども、この根拠においてはノーベル生理学医学賞の選考機関でもあるカロリンスカ研究所は昨年、2023年4月の声明で「印刷された教科書や教師の専門的知識を通じた知識の習得に再び重点を置くべき」だと訴えたそうです。この声明の根拠というのは、このカロリンスカ研究所、ノーベル生理学の調査機関の中心メンバーのトルケル・クリングベリ教授、認知だとか神経科学が専門の教授だそうです。この人が言うことには、やはり学習の記憶はどのあたりに、紙の教科書ですよね、どのあたりに書かれていたかといった物理的な位置情報とも関連しており、画面上の情報は記憶に残りにくいと指摘しています。
  この件で、私は文科省のデジタル教科書が悪いと言っているわけではありません。誤解しないようによろしくお願いします。
  ただ、個人的には、勉強は私も大してできませんでしたけれども、昔から勉強というのは五感ですか、自分でペン持って、書いたり、声を出して歴史を覚えたり、数学は声を出してもしようがないですけれども、そんなようなんで、五感を使って勉強を少ししたような記憶がございます。
  それで、ちょっと長くなりましけれども、(1)の学習の理解や定着度ということで、ときがわ町においては小6と中3で全国テストというんですか、これをするわけですよね。これに関して3年前ですから、まだ検証というのはできないかもしれませんけれども、一応点がいいとか悪いとかは別として、分かったとしたら平均点というか点数の評価というか、それはどのような変化が生じたか、分かったら。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 分かる範囲のまずはお答えになるかと思いますけれども、全学調につきましては、令和5年度まで全て紙で行っておりました。令和6年度は質問紙といって、普通の国語や算数の、数学の問題はオンライン、それから、いわゆる非認知能力と申しますか、生活面での問については紙で行っていたという状況です。全学調は、令和6年度そうい った質問紙についてはオンライン、それから、県学調については、令和6年度の状況で申しますと全てオンライン実施でございます。
  デジタル化したことによっての変化というのは、デジタルに伴ってという検証というか、それも特段行っていないという状況で、この県別の結果はネットでも見られるんですけれども、今オンライン化による変化についてはちょっと把握していない状況ではございます。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 なかなか3年間ということで、別に点が悪いよりかはいいほうがいいと思うんですけれども、スウェーデンにおいては、今さっき言ったOECDの調査で下がったということがあります。いずれにしてもこれは、ただ、この教育長の回答答弁において、あくまでサブ的なことでデジタル教科書を使っているということで、効果的な場面ですとか、図形などの変化、それとか声が出ますから、タブレットの場合、キリンの鳴き声はどうなんだかと調べたとすると、やったことはありませんけれども、出るんでしょう。キリンがどうだとか、カバがどういうふうに鳴くだとか、そういう点は紙の教科書だと分からないですよね。そういう点は助かると思うんで、この1番の回答においてもサブ的なことというんで、いいか悪いか別として、併用して有効的に使っているということで理解させてもらいました。
  1番目は分かりました。
  2番目として、教員のICT指導力という点において、教員の現場でのこういうふうにしたほうがいいとか、目が疲れるとか、こんなものやりたくないとか、直接は言わないでしょうけれども、そんなような意見があったとしたら、どんなものがありましたでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 具体的な声というのは全て記憶はしてないんですけれども、令和3年度からICT支援員をうちのほうも教育総務課のほうで設けさせていただきました。2人の方にお願いをしたんですけれども、実質1人の方がずっとこれまで支援をしてきていただいているということで、当初は、令和3年度、タブレットが入った、全面的な活用が始まった最初の年ですけれども、教職員研修におけるZoomの使い方、これは児童生徒のタブレットの使い方ももちろんなんですけれども、そういうタブレットを使った指導方というものもあるので、教員がその支援員の対象になってということもありますので、そこはご理解をいただきたいと思うんですけれども、教職員のZoomの使い方研修、それから授業での活用の仕方、様々なソフトの使い方、それから授業に入ってのログインの仕方など、基本的な 使い方についての指導補助等も行いました。
  しかし、現在令和6年度につきましては、大分みんな教員も児童生徒も慣れてきているという面もありますので、授業に実際に支援員の方が入っていただいて、それから学習支援ソフト、令和5年度に導入したんですけれども、そういったものの基本的な使い方、指導補助もしております。学校で行う調査関係のオンライン化、これは教員部分ですけれども、補助もしております。
  こういったものをやりますと、教員の方、年配の方はあれかもしれませんけれども、若い方は比較的スムーズにパソコンにも慣れていきますので、支援員もつけていただいて、それから機械もあるものですから、支援員がいて、機械になじみやすいということで、そういう評価は記憶に残っているところですけれども。
  以上です。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 ときがわ町には支援員ということで、2人つけてもらいましたけれども、弱小自治体というところにおいてはいろんな懸念があって、支援員もつけられない、予算がつけられないという、そういう問題もあったと聞いています。
  ICT、ICTと言っていますけれども、私もよく分からなかったんですけれども、ちゃんと調べたら、これはインフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーということで、情報や通信に関する技術の総称と。今までアナログで行っていた教育のデジタル化のことだそうです。具体的には、電子黒板、パソコン、タブレットなどのデジタル機器の導入、インターネットを介した学習支援ツールの活用などを行う教育の総称ということで、一応書いてありました。勉強になりました。
  いずれにしても今、課長に言ってもらいましたけれども、教育のICT活用指導力ということで、これ、早稲田か何かが調査したら、一番のICT化の先進は日本においては愛媛県と、それで2番目が徳島県だそうです。どういう根拠でそこがなったか私には分かりませんけれども、そんなようなデータの調査をしているのもあるそうです。
  いずれにいたしましても、やっぱり若い教員とある程度の年齢の教員で我々の世代というか、私もっと上ですけれども、やっぱり抵抗があったというか、飲み込みの違いというのはあったでしょうね。ありましたか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えします。
  これ個人的な感じもあるかと思いますので、一般論かとは思いますけれども、先ほど申しましたけれども、これ、指導主事等の声を聞いて、伝言になってしまうんですけれども、若い人というのはもうパソコンとかの扱いに慣れているから、比較的スムーズに若い教員は入ってける。それから、年配の方はどちらかというと、そういうものには若い頃あまり触れなかったものですから、不得手な傾向はある。ただ、そうはいっても年配の方でもすごく得意な方とかいらっしゃって、もう若い人にどんどん教えているとか、そういう方もいらっしゃいまして、感じ方は様々なのかなというところであります。
  以上です。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 分かりました。
  いずれにいたしましても、文科省はもう2024年からで、一番これからはやっぱりそういうテクノロジーというかICTも当然これは国の方向、世界的な傾向でやっていかなくちゃいけないということで頑張ってもらうしかないですけれども、そんなんで分かりました。
  じゃ、3番目として、学校内外の通信環境ということでなんですけれども、通信環境において、ときがわ町でGIGAスクールでタブレットですとか、そういう予算的なものちょっと忘れちゃったんですけれども、どのぐらいトータルでお金のほうが、予算がかかったんでしょうか。それと、1年間のメンテ料、これ、ちょっと再認識で教えてもらいたいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 ご質問を整理させていただくと、まず、GIGAスクール始まったとき、児童1人1台のタブレット導入しました。それから、併せて校内に無線LANを整備するということがございまして、それが令和2年度中のそれぞれの購入、あるいは工事だったんですけれども、3年度から稼働なんですが、1人1台のタブレットが補助金もありましたけれども、とにかく支払った額は4,708万円でございます。これ、629台買いました。1台当たり4万5,000円の補助だったんですけれども。
  それから、無線LAN工事につきましては、今正確な数字ちょっと失念したんですけれども、約2,500万円ほどだったと思います、5校で。ごめんなさい、3,000万円ぐらい、申し訳ないです。
  それぐらいです、3,000万円ぐらい。
○8番 前田 栄議員 メンテ料は。
○宮寺 進教育総務課長 メンテ料は、今基本的に通信費とかはちょっと置いておきまして、タブレットの修繕料は毎年各5校分全部教育総務に1回持ってきていただいて、そこで集約して修理出しているんですけれども、一応予算50万円、足りなくなると流用した年もございます。
  今後もう少し若干年数がたってくると故障も増えてくるのかと思いますけれども、年間修繕で50万円ぐらいかかるということでございます。
  以上でよろしいでしょうか。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 日本の宝の子供たちというと、この間の講演で怒られちゃうみたいですけれども、いずれにしても日本をしょって立つ子供たちにお金をかけるということは、これは先行投資ということで当然のことだと思いますけれども、これだけのお金がかかっていると、これは全て税金だということを認識していると思いますけれども。
  それで、いずれにしてもこれが大体5年たちますから、去年11月国の補正予算で学習用端末の更新費ということで2,643億円のお金がかかると。これはY新聞に書いてあったんですけれども、2,643億のお金がかかるわけですね。2,643億というと、日本で言えば鳥取県の会計予算に相当するそうです。相当な金額ですね。これをいろんな点で本当に将来のために子供たちが有効に活用してもらえればということを希望することなんですけれども。
  このことに関して、通信環境ということで、コロナのときにおいては、学校と、当然行けないから家庭でやったわけですよね。それに関して、ある人からこれはぜひ言ってくれということで、紙を頂いたんですけれども、デジタルが悪いというんじゃないですけれども、教科書のデジタル化の一番の問題点と。
  先日世田谷区の元小学校教員よりデジタル教科書使用を取り下げた話を聞きましたと。なぜかというと、家庭内で宿題をする場合、保護者が操作できるかできないかで学習能力に差が生じてしまったため、昨日野原議員も言いましたけれども、いろんな格差が出たと。これは多分出ると思いますね。やはり子供が得意だったらいいですけれども、子供が、じゃ、お母さん、お父さん、これどういうふうにやるのといっても、親が操作できなかったらできなかったと。じゃ、学校の先生に電話するかと、恥ずかしいというのでかけられないと。それから、やっぱり所得が多い家においては家庭教師がいると、なおかつ裕福だったとしたら、 マンツーマンで個人の家に来ていただけると。そうすると教えられると。
  やはり教育にはお金がかかると。だから、子供を育てるにも部屋が要る、お金がかかるということで、ちょっとこれからそれちゃいますけれども、やはり日本で一番所得の多い親がいる大学というか、それは慶応大学ですよね。2番目は東京大学ですよね。やはりそれだけじゃないですけれども、やっぱり教育にお金が要るんかなとということは思いました。
  それで、これはぜひ言ってくれということなんですけれども、取り下げた理由、別に取り下げろと言っているんじゃないですけれども、やはり格差ができちゃうと。できることとできないこと、こういう点をときがわ町の教育委員会、または教育長、校長先生、先生も気を遣っていただいていると思いますけれども、なおさらそういう苦手な子においては、丁寧に寄り添ってという言葉、執行部の人は好きですけれども、寄り添ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  3番目は、あれですね。
  4番目に、デジタル教科書使用によるということで、精神的、肉体的ということで質問したんですけれども、デジタル教科書においてのメリットとデメリットがあると思うんですけれども、課長においては、デジタル教科書のメリットとデメリット、分かったら、ちょっとお願いいたします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 お答えいたします。
  それ以前の先ほど議員おっしゃった野口議員のご質問のあったときに、何か答えがあって、私ちょっと今日持ってくるのあれで、頭の中にあることなんですけれども、デジタル教科書のメリットといいますと、同時に情報を得るものですから、先生と誰かやり取りしていることが同時にみんなも見えたり、それから、例えば画像とかああいうものが反転したりとか、拡大したりとか、そういうのがとても便利なんですね。
  デジタル教科書のメリットという資料があったものですから、ちょっと一部紹介させていただきたいんですけれども、例えばデジタル機能、これは特別に支援を要する子供にもとても有効な部分があるんです。例えば拡大、縮小とか、あるいはハイライトとちょっと専門用語なんですけれども、その部分をカラーマーカーみたいな形で強調して表示しながら、さらにそこの部分を文章で読み上げることができる。だから、目がご不自由な児童生徒さんとかいたら、それは聞こえるということでございます。
  それから、先ほど申し上げた共有、それからいろいろ図画等の反転、音声読み上げ、それから、例えば、国語であれば、全てのものにすぐ漢字に総ルビといって全部振り仮名をつけることも立ちどころにできます。
  ですから、そういった、当然あとはそれ以外の検索・保存みたいなものもあっという間にはできます。
  それから、デジタル教材との一体的使用も可能でございます。
  これが主なメリットでございます。
  紙につきましては、私うまく表現できるか分からない、朝一応新聞は1紙ですが、目を通すようにしています。そうすると、先ほど議員もおっしゃっていましたけれども、全体の中で何があったかとか、そういうことがよく分かるわけです。それから、紙をめくることによって、何か物事が進んでいくとか、学習が進んでいくとか、そういうのが体感できるとか、あるいはその紙に書くことによって、体に刻まれるですとか、そういうメリットとはあろうかなと思っております。
  今、私の一役場の職員として思いついたことで大変恐縮なんですけれども、私のほうから以上でよろしいでしょうか。
○神山 俊議長 デメリットは。
○宮寺 進教育総務課長 デメリットは、デジタル教科書の場合、メモすることも可能だと思うんですけれども、その記憶に残る力というのがやっぱり私も弱いかなというのは思うんですけれども、ですから、効果的な場面での必要というか、全てをデジタルに頼ってしまうと、要は全体の中で、どういう位置づけというか、それが把握しづらい部分もあるのかなとは思います。
  それから、紙については、先ほど言ったようなデジタル教科書のほうのメリットの裏返しになるんですけれども、そういったことができないというようなことで、以前の一般質問でもそういった表裏一体というんですか、メリットだったらこっちはデメリット、こっちがデメリットならこっちがメリット、そんなことで言って、今ちょっと言葉がつたなくて、大変申し訳ないんですけれども、私のまとめられる範囲で述べてみました。
  以上です。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 そうですね、大体メリットとデメリットは、そういう本を読んでも同じなんですけれども、一応デジタル教科書のメリットというと、やはり文字の拡大と、それ だとか色の変更だとか、文章を音声で読み上げると、文章を音声で読み上げると、やっぱり障害を持った子供たちにとってはいいし、色の変更というのも、私使ったことないから分からないんです、使ったことないというか、学校に行って、1から10までやっていないから分からないんですけれども、色の変更もできると。やっぱり視覚障害の人いるから、そういう点というのはなるほどなと思いました。
  また、デメリットにおいては、学習目的以外の使用制限だ、管理をするようなことなんですかね。小学校のタブレットだとインターネットじゃないけれども、それはできないようになっている、一般的にはできるけれども、できないようになっているんでしょう。役場の職員は、皆さん持っていますけれども、ある程度仕事がフリーなときにはニュース見るとかできますよね。やっているとは言いませんけれども、これはもう人間ですから、できるでしょうね。そういうことで、いろんな点と、あとセキュリティー対策、ただ、子供たちのがセキュリティーで我々が使っているパソコンだといろんな口座引き落としだとかカードのことがあるから、そういうセキュリティー対策というのがやらなくちゃいけない、お金がかかると。
  あと、これ、一番やっぱり私も老眼鏡かけていますけれども、ブルーライトの健康面、これ、局長にも聞きましたけれども、ブルーライトというのはよく分からないけれども、「ブルー・ライト・ヨコハマ」というのは知っていますけれども、目に悪いとかというんで、学校においても、これは4番目ですからあれですけれども、目の検査において、目のあれが悪くなったというのが3年間だと分からないと思いますけれども、健康診断においてどうですか、影響というのは。
○神山 俊議長 答弁願います。
  宮寺教育総務課長。
○宮寺 進教育総務課長 一次答弁であったかと思うんですけれども、今のところ、デジタル教科書を見たからというような原因の報告は上がっていないんです。今、この例えば紙のものであっても、近くで見たら、やっぱりそれは視力低下に結びつくかなとは思うんですけれども、今まさにそういう治験というんですか、これまでの経験則から何かそういうものがあれば、収集途中といいますか、これからも収集していきたいというような状況で、今のところ明確な根拠もちょっと不明ですし、報告も上っていない状況です。
  以上です。
○神山 俊議長 前田議員。
○8番 前田 栄議員 NHKで4か月だか5か月前にやっぱり調査したら、やはりよくなる ことはなかったみたいで、やっぱり悪くなっている子供たちが多いというのはNHKでやっていましたね。ちょっといつやったか、何%かというのはちょっと忘れましたけれども、そんな点で、あと画面にこういう一方的にやるとやっぱりよく60分のうち10分休めとかと、我々もパソコンやっていると疲れますけれども、そういうのがあるんで、健康的には5年、10年後、将来的には60以上に老眼がうんと進むとかならないように、健康面難しいですけれども、これは気をつけてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  大体そういういろんなデジタル教科書、また紙の教科書ということなんですけれども、やはり紙ができて4,000年ぐらいたったか、我々も、私もやっぱり小さいとき、今さっきも言いましたけれども、やはり歴史だとか、英語だとか、この教科書を何回も読んでいると、ここら辺に歴史においては、人が書いてあって、何ていう名前だっけかなとかよく試験に出たり、英語においては、2ページの下のほうにそのセンテンスというか、単語だとかというのがあったというのが何となくそういう勉強した経過であったんで、そのタブレットがどうだこうだというんじゃないんですけれども、やはり紙の教科書を、この答弁にあったように、基本として、サブ的なものでやっていっていただきたいなと。
  ただ、これは文科省がこれからどんどん進めていくということで、国に逆らってもどうにもならないんで、これは本当にここに書いてあるように効果的にうまくタブレットを使っていただければと思います。
  最後に、私は文科省のデジタル教科書をもって活用していく声明に全て反対しているわけではありません。ただ、スウェーデンの先ほどのカロリンスカ研究所しかり、我が国最高峰の、これもY新聞に書いてあったんですけれども、東大などの研究チームは実証結果、実験結果から記憶の定着には、やはり紙が優位だとする研究結果を発表しています。しかし、業務の効率化だとかサービスの利便性向上が求められる皆さん、行政やサービスの利便性、向上が求められる分野では、デジタル化がやっぱりこれはすごい便利なところもありますから、これは必要だと。ただ、子供の学びについては、やっぱり紙を基本として、デジタルは補助教材として活用するのが望ましいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  これで、私の一般質問は終わりにいたします。
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   ◎延会について
○神山 俊議長 お諮りいたします。
  本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。
  これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○神山 俊議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○神山 俊議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 1時35分)