令和7年第1回ときがわ町議会定例会

議 事 日 程(第2号)

                            令和7年3月5日(水)
                            午前9時30分開議
      開議の宣告
日程第 1 一般質問
日程第 2 請願第 1号 国に対し「消費税率を5%以下に引き下げる意見書」の提出を求
             める請願
日程第 3 議案第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和6年度ときがわ町一
             般会計補正予算(第8号))
日程第 4 同意第 1号 ときがわ町監査委員の選任について
日程第 5 同意第 2号 ときがわ町教育委員会委員の任命について
日程第 6 議案第 2号 比企広域公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び
             規約の変更について
日程第 7 議案第 3号 ときがわ町刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の
             整理に関する条例の制定について
日程第 8 議案第 4号 ときがわ町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
             する条例の一部改正について
日程第 9 議案第 5号 ときがわ町職員の育児休業等に関する条例及びときがわ町職員の
             勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について
日程第10 議案第 6号 ときがわ町議会の個人情報の保護に関する条例及びときがわ町税
             条例の一部改正について
日程第11 議案第 7号 ときがわ町国民健康保険税条例の一部改正について
日程第12 議案第 8号 ときがわ町事務手数料条例の特例に関する条例の一部改正につい
             て
日程第13 議案第 9号 ときがわ町浄化槽事業条例の一部改正について
日程第14 議案第10号 和解することについて
日程第15 議案第11号 町道路線の廃止について
日程第16 議案第12号 令和6年度ときがわ町一般会計補正予算(第9号)
日程第17 議案第13号 令和6年度ときがわ町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第18 議案第14号 令和6年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第19 議案第15号 令和6年度ときがわ町介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第20 議案第16号 令和6年度ときがわ町水道事業会計補正予算(第4号)
日程第21 議案第17号 令和6年度ときがわ町浄化槽事業会計補正予算(第4号)
日程第22 議案第18号 令和7年度ときがわ町一般会計予算
日程第23 議案第19号 令和7年度ときがわ町国民健康保険特別会計予算
日程第24 議案第20号 令和7年度ときがわ町後期高齢者医療特別会計予算
日程第25 議案第21号 令和7年度ときがわ町介護保険特別会計予算
日程第26 議案第22号 令和7年度ときがわ町関口茂八翁奨学事業特別会計予算
日程第27 議案第23号 令和7年度ときがわ町水道事業会計予算
日程第28 議案第24号 令和7年度ときがわ町浄化槽事業会計予算
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出席議員(11名)
     1番  畑     豊 議員     2番  杉 田 健 司 議員
     3番  長 島 金 作 議員     4番  神 山   俊 議員
     5番  小 島 利 枝 議員     6番  田 中 紀 吉 議員
     7番  山 中 博 子 議員     8番  前 田   栄 議員
     9番  小 宮   正 議員    10番  岩 田 鑑 郎 議員
    11番  野 原 和 夫 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条により、今定例会に説明のため出席する者及び同委任を受けた者の職氏名
町長
渡 邉 一 美
副町長
小 峯 光 好
総務課長
荒 井   淳
政策財政課長
大 野 健 司
会計管理者兼
税務会計課長
福 田 芳 和
町民健康課長
式 守 康 子
福祉課長
畑   崇 仁
農林環境課長
和 田 真 幸
商工観光課長
荻久保 充 也
建設課長
町 田 圭 介
水道課長
小 林 大 介
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教育長
新 井 克 仁
教育総務課長
宮 寺   進
生涯学習課長
正 木 達 也
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議会事務局長
師 岡   徹
書記
小野田 美 帆

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   ◎開議の宣告
○神山 俊議長 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は11名でありますので、定足数に達しております。
  これより、令和7年第1回ときがわ町議会定例会2日目を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
                                (午前 9時30分)
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   ◎議事日程の報告
○神山 俊議長 本日の議事日程を報告いたします。
  議事日程は、配付したとおりであります。
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   ◎一般質問
○神山 俊議長 これより昨日に引き続き日程第1、一般質問を行います。
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          ◇ 小 島 利 枝 議員
○神山 俊議長 発言順位5番、質問事項1、がん患者への支援について―アピアランスケアとAYA世代の経済的負担の軽減を―。
  通告者5番、小島利枝議員。
○5番 小島利枝議員 議席番号5番、小島利枝でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき3項目の質問をさせていただきます。
  なお、質問事項2、3につきましては、12月の定例会で通告書を提出いたしましたが、体調不良のため欠席をし、今回、多少訂正をいたしまして再質問をさせていただきます。
  質問事項1、がん患者への支援について―アピアランスケアとAYA世代の経済的負担の軽減を―。
  がんは非常に身近な病気であり、一生のうちにがんと診断される方は2人に1人と言われている。
  そこで、次の点について伺う。
  働くがん患者向けの多職種相談窓口の設置や、がん患者の相談支援体制を整備する必要があると思うが、取り組む考えはあるか。
  (2)がん治療や手術により外見が変化し、心理的な苦痛を伴うがん患者に対して「その人らしく、社会生活の中で今までどおりに過ごすことを支える」アピアランスケア用品の購入の助成を行う考えはあるか。
  (3)厚生労働省によると、AYA世代のがん患者の6割以上が、終末期の在宅療養を希望している。40歳以上は、介護保険制度の特定疾患にがんが追加され、介護サービスを利用しながら在宅療養が可能となっている。18歳未満は、医療費助成や日常生活用具の給付がある小児慢性特定疾病医療費助成制度を利用することができる。
  しかし、両者のはざまに位置する思春期から40歳未満の若年成人、いわゆるAYA世代はこれらの制度の対象外とされ、在宅療養を支援する制度が整備されていない。終末期を在宅で過ごしたいと思うAYA世代がん患者に寄り添い、安心して療養生活が送れるよう、在宅療養を経済的に支えることは大変に重要と考えるが、在宅療養に必要な生活支援費用の助成を行う考えはあるか。
  (4)小児・AYA世代のがん患者が希望を持ってがん治療等に取り組めるよう、将来子供を授かる可能性を温存するための妊孕性温存療法等に要する費用の助成を行う考えはあるか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 皆さん、おはようございます。
  小島議員のご質問の1、がん患者への支援についてお答えをいたします。
  まず、(1)働くがん患者向けの多職種相談窓口の設置や、がん患者の相談支援体制を整備する必要があると思うが、取り組む考えはあるかについてですが、がん患者の方が治療を行っていく中で仕事を続けられるのか、また症状や副作用、治療費といった多くの心配事が生ずると思います。こうした相談には、専門性の高い職種の援助が必要不可欠であります。
  町といたしましては、がんの診療や相談に従事している専門家による就労支援、がんワンストップ電話相談やがんに詳しい看護師や生活全般にわたる相談ができるソーシャルワーカーなどによるがん相談支援センターといった埼玉県が行っている相談窓口について周知に努めてまいります。
  次に、(2)アピアランスケア用品購入の助成を行う考えはあるかについてですが、現在、アピアランスケアに該当する取組は実施しておりませんが、がん患者の方の生活の質の向上を図るため、具体的な支援策について先行自治体の状況等を注視し、研究を進めてまいりま す。
  次に(3)終末期を在宅で過ごしたいと思うAYA世代がん患者のために、在宅療養に必要な生活支援費用の助成を行う考えはあるかについてお答えをいたします。
  ご質問にありますとおり、AYA世代に対する在宅療養に必要な生活支援費用の助成制度は現在整備されておりませんが、膀胱がんや直腸がんや人工膀胱や人工肛門などといった場合や頭頸部がんで音声・言語機能障害となり、咽頭部摘出により声を出す機能を失った場合、あるいは肺がんにより呼吸器機能障害となり、在宅酸素療法を行う状態となった場合等で身体障害者手帳が交付されますと18歳から39歳までの方であっても、障害者総合支援法のホームヘルプサービス等を利用することができます。このほか、身体障害者手帳の等級などによって、重度心身障害者医療費助成制度の利用が可能であり、医療費の一部負担金の助成を行っております。
  最後に、(4)小児・AYA世代のがん患者が希望を持ってがん治療等に取り組めるよう、将来、子供を授かる可能性を温存するための妊孕性温存療法等に要する費用の助成を行う考えはあるかですが、現在、埼玉県では、小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業において、助成を行っておりますので、その周知に努めてまいります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小島議員。
  小島議員。
○5番 小島利枝議員 がんは早期発見が大変重要です。当町においては、がん検診を加入保険に関係なく積極的に取り組んでいることは承知しております。しかし、2人に1人が何らかのがんと診断される今、がんになっても安心して暮らせるよう、当町において、がん患者への支援を推進する必要があると考えます。
  それでは、再質問いたします。
  (1)相談窓口について。答弁では、専門性の高い職種の援助が必要不可欠であり、埼玉県で行っている相談窓口を周知するとのことですが、県で行われているこの相談窓口、拝見いたしました。多種多様な相談体制が取られ、充実していましたが、困っている人、悩んでいる人がこの窓口につながらなくては意味がありません。どのような方法で周知するのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 では、ただいまの小島議員の質問にお答えいたします。
  まず、周知ですけれども、周知につきましては、まず相談を受けるところで、県が行っているこういった事業を把握していなければならないと思いますので、そういった中の周知の充実、さらにそういったサービス、事業を行っているということをホームページですとか、あとは広報ですとか、あとは相談にお越しいただく窓口といったところで周知のほうを図っていきたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 住民の方が相談先として訪れる行政窓口はどのようなところが想定されるか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 まずは、保健センターが一番になるのではないかなと思います。また、さらに福祉課の窓口ということも想定されるかと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ぜひ窓口に行って分からなかったということがないように、しっかり窓口のほうもこの内容を分かっていただきたいと思います。丁寧な対応をお願いいたします。
  続きまして、(2)のアピアランスケア用品の購入について伺います。
  アピアランスケアとは、がん治療に伴う外見、アピアランスといいますが、変化に苦痛を感じている患者さんに対して外見の変化によって伴う苦痛を医学的・整容的、容姿を整えるという意味になります、心理社会的支援を用いて軽減するケアのことです。
  アピアランスケア用品として、例えば脱毛に対応するウィッグや乳房の変形に対応するための補正下着や人工乳房などがあります。アピアランスケアの必要性をどのように考えるか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 アピアランスケアについてですけれども、特に15歳から二十歳ですとか30代の方にとって外見が変わってしまうというのは、かなりのストレスが発生するかと思います。また、それによって、変化によって外出ができなくなってしまったりとか、あと は食べられなくなってしまったりといった部分も想定できるかと思います。
  このアピアランスケアを導入することによって、そういった部分が少しでも緩和できるのであれば非常に役立てるかなと思っているところでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 がん医療の進歩により、治療を継続しながら社会生活を送るがん患者が増えています。がんの治療と学業や仕事との両立を可能とし、治療後も同様の生活を維持するために治療に伴う外見変化に対応するサポートは重要と思われます。
  そこで、県では、がん患者の経済的負担の軽減を図るため、アピアランス助成事業が行われており、実施する市町村助成額の2分の1、上限5,000円が補助されます。この制度はご存じでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 はい、存じております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 それでは、県内で実施している自治体は把握していますでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 こちら大部分の市町村が行っていまして、50市町村が現在やっているところとなっております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 私も調べましたら、県の半分以上が導入されています。医療の進歩により、治療をしながら日常生活を送る患者が増える中、近年、その必要性は高まっています。アピアランスケアは、患者の心理的な苦痛を和らげ、その人らしく社会生活の中で今までどおりに過ごすことを支えることであり、町としてもがん患者に寄り添った助成支援を検討願います。
  続きまして、(3)のAYA世代の終末期在宅療養支援について伺います。
  答弁のほうでは、障害者総合支援法のホームヘルプサービスを利用できる、また重度心身 障害者医療費助成制度により、医療費の一部の負担があるということを伺っておりますが、これは身体障害者手帳を交付された方が対象ということでよろしいんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  ただいま小島議員がおっしゃられたとおり、こちらは身体障害者手帳が交付されますと利用できるサービスとなっております。この下の重度心身障害者医療費助成制度、こちらも身体障害者手帳の等級によって利用できるサービスとなっております。
  以上でございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ということは、一部の方の対象ということで、がん患者の方全般ということではないということでよろしいんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 はい、がん患者全体ということではございません。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 県では、AYA世代の終末期がん患者が自宅で安心してみとりまでの療養生活を送ることができるよう、在宅療養に必要な生活費用の支援として訪問介護、訪問入浴介護、福祉用具の貸出し、購入費などの助成を行い、患者及びその家族の介護及び経済的負担の軽減を図る取組が行われています。市町村が実施する助成事業に対して、補助率2分の1となっています。この制度はご存じでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 存じております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 県内で実施されている自治体は把握されているか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 こちらのほうは県内でも10市町村ぐらいの市町村が実施していると ころとなっております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 市もありますが、町としては近隣では川島町、寄居町、美里町、三芳町が実施しております。我が町に住んでいることで希望がかなえられないと諦めるのは悲し過ぎます。最期を自宅で過ごしたいというAYA世代の希望に寄り添う制度を創設すべきです。見解を伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 こちらの助成につきましては、また県の要綱とかも把握しながら、福祉課と調整しながら研究してまいりたいかと思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 経済的負担の理由に在宅療養を諦めなくて済むような環境が整うことを期待しています。
  続きまして、(4)妊孕性温存療法の助成について伺います。
  妊孕性温存療法とは、将来自分の子供を授かる可能性を残すために、がん治療の前に卵子や精子、受精卵、卵巣組織の凍結保存を行う治療のことです。既に県で助成を行っているとのことですが、詳しい内容を伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 内容につきましては、今、小島議員がおっしゃったように、将来子供を授かる可能性を温存するための事業となっております。主に2つ事業がございまして、1つ目が、将来子供を授かる可能性を温存するために、受精卵ですとか精子といった凍結に関する治療の部分の助成、そして2つ目が、温存後の生殖補助の医療の助成ということになりまして、凍結した受精卵等を用いた生殖補助の医療となります。こういった2つの助成のほうを県が行っているものとなります。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 希望する方が確実に支援につながるよう、相談窓口と同様に丁寧な周 知をお願いいたします。
  最後に、がんになっても安心して暮らせるよう、がん患者に寄り添った支援を検討していただけますようお願いいたします。
  この質問は以上で終わります。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項2、ヒアリングフレイルの対策を。
  通告者5番、小島利枝議員。
○5番 小島利枝議員 質問事項2、ヒアリングフレイルの対策を。
  ヒアリングフレイルとは、聴覚機能の衰え、いわゆる難聴を意味するとともに、聴覚の機能が低下することによって生じるコミュニケーションの問題や生活の質の低下などを含めた身体の衰えである。
  難聴は、認知症や鬱病となるリスクが高く、社会的に孤立する可能性も懸念される。
  高齢者の介護予防や生活の質を維持していくためには、ヒアリングフレイルについての理解と早期発見・介入が重要と思われる。
  そこで、当町のフレイル予防の現状と今後のヒアリングフレイルの対策について、町の考えを伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問のヒアリングフレイルの対策をについてお答えいたします。
  初めに、フレイル予防の現状についてお答えいたします。
  高齢者がフレイルや介護状態にならないためには、早期からの健康づくりや介護予防への取組が重要であり、町では運動、栄養、社会参加等の観点から様々な取組を実施しております。
  具体的には、足腰らくらく教室や、はじめてフィットネス等による身体機能の低下を予防する運動の取組、また個別栄養相談やTOKIフィット事業等での栄養の取組、さらに身近な地域での通いの場の開催や月イチ食堂により外出機会を増やす取組を行っているところです。
  次に、今後のヒアリングフレイルの対策についてお答えいたします。
  ヒアリングフレイルとは、聞き取る機能の衰えのことで、聞こえにくさから会話に参加することが困難になると、人とのつながりが低下し、虚弱な状態や認知症発症リスクが高まります。今後は、介護予防教室など高齢者が集う場を活用し、ヒアリングフレイルについて知 っていただく機会を増やすとともに、耳の聞こえについて簡易チェックを行う取組を検討してまいります。さらに、難聴の高齢者の生活状況やニーズの把握にも努めたいと考えております。
  また、耳が聞こえにくい高齢者や難聴者への支援として、軟骨伝導イヤホンを福祉課窓口に設置しました。来年度からは、聴力機能が一定程度の低下した高齢者に補聴器購入費の助成制度を創設し、高齢者の介護予防や生活の質の向上を図ってまいります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小島議員。
  小島議員。
○5番 小島利枝議員 フレイル予防につきましては、運動、栄養、社会参加の観点から様々な取組が実施されていることを認識いたしました。
  現在行われているフレイル予防には、聞こえに関する取組は行われていますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 現在、保健センターで行っていますフレイルに関しましては、身体機能の運動ですとか、あとは口腔といった部分を取り入れていまして、聞こえに関しての部分はまだ実施していないところです。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ヒアリングフレイルとは、聞き取る機能が衰え、会話が困難となり、人とのつながりが低下し、虚弱な状態となることで、認知症や鬱病などのリスクが高まると言われています。ヒアリングフレイルの対策として、普及啓発、早期発見に取り組むと理解いたしました。
  それではまず、普及啓発の取組について伺います。
  高齢者が集う場を活用してヒアリングフレイルについて知ってもらう機会を増やすとのことですが、対象者は高齢者を想定しているのでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 はい、高齢者を予定しております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 難聴は本人よりも周りの人が気づくことも多いので、高齢者とふだん接することが多い方、ご家族などにも周知することは大切だと思われますが、いかがでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 まずは高齢者の方の耳の部分を充実していけたらなと思っています。また、行うチェックリスト等も考えているわけなんですけれども、それについてはご家族の方ともちょっと相談してくださいねということで、ご家族の方と相談するということも投げかけていけたらなというふうには思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ヒアリングフレイルについて正しく理解し、適切な対策方法を知ることは健康寿命を延ばす上で重要な取組です。ヒアリングフレイルの症状や予防対策について正しい知識の啓発をお願いいたします。
  続きまして、早期発見の取組について伺います。
  簡易チェックを行う取組を検討していくとのことですが、どのような取組か伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 高齢者の各教室におきまして、聞こえのチェックリストというものを想定しております。内容につきましては、簡単に5項目ぐらいのものになっていまして、1つ例で申し上げると、会話をしているときに聞き返すことがよくありますかという質問に対して、該当すれば丸をつけていただく、こういった簡単な質問を5項目ほど考えておるところです。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 特定健診、いきいき健診で聴覚検査を行うということはできないのでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 聴覚健診につきましては、非常にデリケートな健診にもなりますので、専門的なところで、専門的な耳鼻科等で受診していただけたらなというふうに思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ヒアリングフレイル予防を推進している自治体では、言葉の聞き取り状態を簡易的に把握する聴覚スクリーニングアプリを活用しています。スマートフォンやタブレットとスピーカーを用いて、語音による聴力検査を行うアプリです。先進地の豊島区をはじめ、豊中市や県内では入間市などで活用されています。当町でも早期発見の1つとして活用してみてはいかがでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 まずは、このチェックリスト、先ほどお伝えしましたこの部分を充実させていけたらなというふうに思っています。その中で、入間市等で行っているアプリに関しては研究してまいりたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 アプリを利用した方の声に、何となく聞こえが悪くなっていると思っていたが、高齢だから放っておいた。数字で示されると自分事として考えられたと、早期発見の1つとして気軽にスクリーニングできるアプリの検討をお願いいたします。
  次に、医療機関につながることが大切です。受診勧奨をどのように取り組んでいくのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 受診勧奨に導くということはとても大切なことになります。ですので、チェックリスト、先ほどお伝えしましたが、このチェックリストが受診の勧奨表というものにもなっていますので、こちらで受診勧奨してくださいということで進めたいかと思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 早期介入のために様々な形で受診を勧めていただき、医療機関につなげていただきますようお願いいたします。
  続きまして、聞こえに対する補助具について伺います。
  本年度から聴力機能が低下した高齢者に補聴器購入費の助成制度を創設されるとのこと、大変評価いたします。補聴器は高価なため、購入をためらう人も多いと伺っています。多くの方が聞こえと生活の改善につながるよう期待しています。
  1点伺います。補聴器を使い始めた後のフォローアップはもちろん医療機関だとは思いますが、助成だけが目的ではなく、補聴器を適正に継続的に使用されているか、使用状況や生活の質の改善につながっているかなど、何かの形で利用者の声を伺うことはできないか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  ただいまご質問いただきました利用した後の利用者の状況など、今ご意見いただいたように、例えば補助金の交付申請などを窓口で行うんですけれども、そうした際にまた利用状況についてアンケートなどで伺えるようなことを検討してまいりたいと思います。
  以上でございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 医療機関だけでなく助成した町としても、何らかの形でフォローアップすることを考えていただきたいと思います。
  続きまして、昨年の6月定例会の一般質問で提案いたしました軟骨伝導イヤホンにつきまして、早急にご対応いただきまして感謝申し上げます。
  使用状況、利用者の反応を伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  ただいま、昨年の6月の定例会で小島議員のほうからご質問いただいて、軟骨伝導イヤホンの設置をということで、それに伴い設置をさせていただきました。現在、福祉課の窓口に1台置いております。
  利用につきましては、月に数件程度なんですけれども、窓口の対応をしている中で少し聞 こえづらい様子などがうかがえる場合に、軟骨伝導イヤホンの利用を促してご利用いただいたりしております。やはり設置していただくと、すごく聞こえやすくなる方もいらっしゃいます。また、ふだん本当に会話がなかなか聞こえづらい方がいらっしゃったんですけれども、軟骨伝導イヤホンをつけたことによって普通に会話ができた事例もございました。
  以上でございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 聞こえづらい方にとって、よりよい窓口の環境の一助となっているようで大変うれしいです。
  現在、福祉課に置かれているようですが、今後、第二庁舎や公共施設等に設置箇所を増やす予定はございますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまの小島議員のご質問でございますけれども、ただいま福祉課のほうからこの軟骨伝導イヤホンを設置したことによります効果、成果というものをお話しさせていただいたわけでございますけれども、それを伺っておりますと、やはり効果はあるなというふうな印象を受けたところでございます。今年度中ということですと、ちょっと難しいかもしれないんですけれども、7年度に向かってはそういったことを検討してまいりたいと思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 最後に、ヒアリングフレイルは生活の質の低下や認知機能の悪化に影響を与え、身体機能のフレイルにつながっていきます。介護予防や生活の質を維持していくためには、町として支援できるヒアリングフレイルの普及啓発、早期発見に積極的に取り組んでいただきたいと思います。
  以上で、この質問は終わります。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項3、防犯対策の強化を−自助・共助・公助−。
  通告者5番、小島利枝議員。
○5番 小島利枝議員 質問事項3、防犯対策の強化を−自助・共助・公助−。
  新聞、テレビ及びインターネット等を見ていると、毎日想像もつかないようなニュースが報道され、大きな衝撃とともに町民からも不安の声が上がっている。
  町民の安全・安心な暮らしを守るための防犯対策について、自助・共助・公助の観点から町の考えを伺う。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員ご質問の3、防犯対策の強化を−自助・共助・公助−についてお答えいたします。
  昨今、主に住宅を対象とした侵入窃盗、強盗を行う闇バイトと称する犯罪が埼玉県を含め、首都圏において多発しており、その手口も巧妙、凶悪化して社会的な問題となっております。
  安全・安心な暮らしを守るための防犯対策として、まず一番重要なのが自助であります。具体的には、防犯カメラや人感センサーのような防犯器具や防犯照明の設置など、自ら取り組める防犯対策が効果的だと言われております。
  町といたしましても、そうした対策を支援するため、令和7年度当初予算におきまして、防犯対策補助金を計上して、対策の後押しをしていきたいと考えております。
  次に、共助につきましては、地域ぐるみで防犯に取り組むことが有効と考えられるため、ご近所同士で声かけを行うなど、地域に不審者が入り込みにくい雰囲気をつくれるよう、地域力を向上させていきたいと考えております。
  具体的には、地域における花苗の植栽・管理活動を通じた地域防犯意識の高揚、区長回覧などで啓発を図ると同時に、配布物を届ける際、積極的に声がけを行っていただきたいと思います。それ以外でも、町民の皆さんもふだんから隣近所の方とコミュニケーションや情報交換を行っていただくよう、町といたしましてはそうしたことの啓発を図っていきたいと考えております。
  最後に、公助につきましては、今までもそうでしたが、防犯活動を担当する家族相談支援センターにおいて、小川警察署との連携による情報の共有やパトロール強化、相談員に警察OBを充てての専門家、生活安全サポーターによる青色回転灯パトロール、防犯情報を防災行政無線やメール配信での広報、住民が参加できるイベントにおいて防犯出前講座の開催など、町といたしましての防犯対策に積極的に取り組んでまいります。
  今後も引き続き町民の安全・安心を守るため、自助・共助・公助とそれぞれにおいて防犯対策の推進を図ってまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小島議員。
  小島議員。
○5番 小島利枝議員 自助・共助・公助と言えば、防災というイメージがありますが、防犯においても通じるものと捉え質問させていただきます。答弁と重なる部分がありますが、確認の意味でお願いいたします。
  まず、自助について、自分の身は自分で守るということですが、令和7年度予算において防犯対策補助金が創設されるとのこと、評価いたします。
  詳しい質疑については、予算特別委員会で行いたいと思いますが、1点だけ伺います。どのような効果を期待した事業か伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまの小島議員のご質問でございますけれども、やはりこういった対策を取っていただくことで、最初の共助の中で地域にまずはそういう目を光らせることによって入りづらいという雰囲気をつくるというのも1つなんですけれども、その入りづらいところを突破されてしまったときでも、実際に住宅のほうに侵入されにくい、侵入するとしても時間がかかってしまうことによって、結果諦めるというふうなことにつなげていきたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 詳しい内容は、また特別委員会でさせていただきます。
  また、自らを守るためには正しい情報を得ることが重要だと思います。行政としてどのように発信しているのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 先ほどの町長の答弁に重なるところもあるわけでございますけれども、まずはやはり小川警察署からの情報によりまして、防災行政無線を使ったお知らせですとか、警察署との連携を取ったパトロールの強化ということで、家族相談支援センターに相談員等もいるわけですし、防犯パトロールをしているわけでございますけれども、そういった回数を増やすということもありますし、また、メールですとかの配信というものも積極的に行っていきたいというふうに考えているところでございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 また、もう1つの正しい情報として、自分の身を守るためのやり方みたいな情報みたいなものも町として発信することはできますでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 まさしく、そういったことが重要になりますので、答弁の中にもありましたとおり、いろんな住民の方が少人数ではあるんですけれども、参加していただいたところで防犯の出前講座というものを警察OBの相談員の方を中心に、実際に実演をしていただいてやっていただいている。それを数を増やしていきたい。今年度につきましても、もう既にいろんなところに出かけていまして、二十数回やったという実績がございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 私も高齢者の集いの場か何かに行ったときに、元警察の方が来て、いろんな情報を教えていただきました。身近な中で話をしていただくとすごく分かりやすいので、ぜひその出前講座、いろんなところでやっていただきたいと思います。
  そして、最後に自助としての課題と今後住民の方たちに望むことを伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 課題といいますか、やはりあれだけテレビ等で取り上げられているわけですけれども、なかなか、自分事のように捉えていただくというのが、そこまで意識が上がってきていないのかなというふうには思っているところでございます。
  今回、こういった形で防犯対策の補助金のほうを創設することによって、広報のほうも強めていきたいというふうには思っております。
  これをきっかけに自分事のように捉えていただくことで、啓発のほうを進めていきたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 続きまして、共助について伺います。
  近隣住民や地域の人と互いに助け合うことですが、全国で問題になっていますが、当町でも行政区への加入世帯が年々減少傾向にあり、コミュニティ活動の維持が危惧されています。抑止力になる地域の目が重要なことは認識していますが、行政として地域の防犯力を強化するためにどのように関わっていくのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 ただいまのご質問の中にもありましたように、行政区の組織率というん ですかね、それが年々と下がってきているという現状がございます。昨年、全世帯を対象にアンケートを取った行政区のアンケートなんですけれども、その結果からもやはり高齢化をしていくことによりまして、行政区の役員が受けられないですとか、作業に出られないというふうなことから、行政区を抜けていってしまうというふうな実態がある程度明らかになってきたという中では、コミュニティの中で河川清掃ですとか道路愛護というふうな作業をやっていただいているわけなんですけれども、コミュニティでやっている以上、そこをしっかりとやっていただくというふうなものよりも、それを機会に皆さんで集まっていただいて、顔を合わせていただく、そうすることで情報交換をしていただいたりですとか、連携を取っていただくという体制を取っていただきたいというふうには考えているところでございます。
  そうしたところを強化していくという意味合いもございまして、7年度の予算には、行政区支援型の地域おこし協力隊というものを今は導入していこうというふうには考えておるところでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ちょっと話とは、ずれてしまうんですが、アンケートについて、アンケートはいろんな結果が出ているんですが、それについては次回の一般質問で行おうかなと今思っているところです。
  今、重なってしまうんですが、共助としての最後に、課題と、今後住民に望むこと、多分今答弁の中であった中と同じようになってしまうと思うんですけれども、住民の方に望むことなどを伺いたいと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 地域の共助につきましては、一番の核となるものについては、やはり行政区の組織というふうなものになろうとは思いますけれども、そちらの組織率が減っていってしまっている中で、やはり行政区にこだわることなく地域の方々がこういった強盗といいますか、侵入窃盗というものが多くなっているということを自分事として捉えていただいて、行政区に入っている入っていないは別として、やはり隣近所の方と情報共有ですとか、コミュニケーションを取っていただくというふうなことが重要なのかなというふうには思っているところでございます。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 続きまして、公助について、行政による公的な支援ということですが、積極的に数多くの防犯活動に取り組まれていることは承知しております。ときがわ町は犯罪を許さないとの意思表示も大切と思われますが、犯罪を抑止する看板等は設置してありますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 申し訳ございません。その辺についてはちょっと把握していない中でなんですけれども、私が町中をいろいろ歩いたり、走ったりしている中ではちょっとそういう看板は目にしていないかなというふうな気はしています。
  すみません、区長さんのお宅ですとか、防犯連絡所という形で学校のほうの、子ども110番の、そうしたものも防犯のほうの看板とまではいかないかもしれないんですけれども、そういうふうなものに値しているのかなというふうな気はしています。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 公的な支援の1つとして、今の看板もあるんですが、犯罪の発生抑止力となるのはやはり防犯カメラが強いと思うんですが、町内にどのように設置されているのか伺います。
○神山 俊議長 荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 町で設置しています防犯カメラにつきましては、何度か一般質問でもいただいておりますけれども、外に向けての防犯カメラというよりも、庁舎ですとか公共施設の中に向けていろいろな確認をするという意味で、カメラのほうは設置しているところで、外に向けてというものでは、私の把握している限りではほとんどないというふうには記憶しております。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 ときがわ町防犯推進条例の第4条、町の責務として、条例の目的を達成するために防犯を目的とする環境の整備を実施する。条例の目的は、犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進し、町民が安心して暮らすことができる安全な社会の実現に寄与するとのこと。
  さらなる防犯強化の1つとして、庁内の主要な箇所に防犯カメラを設置することについて、町の考えを伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 今回、この防犯対策補助金を制度を立ち上げるに際しまして、これはあくまでも個人のお宅にカメラを設置することについては、個人の責任において設置していただくというところですみ分けをいたしまして、決断をしたわけでございますけれども、逆に町がそういう公共施設に外へ向けて設置することについては、そこに映ってしまった方のプライバシーの問題もございますので、そこのところがまだ整理がついていない中で、今回は導入のほうを諦めたといいますか、先送りしたというふうなことがございます。
  ただ、だからといって検討をしないわけではございませんので、そこのところはどうにかプライバシーとの折り合いをつけることによって設置はしていきたいというふうには考えております。
○神山 俊議長 小峯副町長。
○小峯光好副町長 私のほうからちょっと補足で答弁のほうをさせていただきますが、防犯カメラを各家庭につけることについての補助ということで、今回、令和7年度から始めるということでありまして、それをやりながら町の施設についてはどうなんだということもありますし、町道・林道等の管理の問題もありますので、その辺のことを考えておりまして、駐在の方ともいろいろ協議しながら、そこを検討しているという状況にありますので、その辺も1つ付け加えさせていただきます。よろしくお願いします。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 防犯カメラの存在が犯罪の発生抑止力となり、また情報提供により捜査の一助となるメリットがある一方で、先ほどお話もありましたが、プライバシーの侵害との声もあります。近隣では、毛呂山町、小鹿野町、東秩父村で防犯カメラ設置事業を行っています。
  毛呂山町では、令和3年度より、犯罪の発生抑止力を図り、町民の安全・安心なまちづくりの実現のため、通学路や主要交差点などを中心に、防犯カメラの整備を進めています。プライバシーを心配される画像データの取扱いについては、町防犯のまちづくり推進条例の規定に基づき、要綱が作成されています。また、町によっては、防犯カメラの設置及び運営に関する条例を制定しているところもあります。
  質問いたします。設置要綱をしっかり定め、町民の安心・安全の暮らしを守る防犯対策として防犯カメラを設置するべきと考えますが、いかがでしょうか。最後に、渡邉町長に伺いたいと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 防犯について、ときがわ町は1つ欠けているところがあるんですよ。防犯カメラとかそういうのはいいんですけれども、防犯パトロール隊がない。小川町でも嵐山町でも東松山市でもウルトラパトロール隊とかと高齢者が非常に頑張っているんですね。防犯大会に出ますと、ときがわ町は花植えをしている団体が防犯表彰を受けるんですよ。ほかのところは防犯パトロールがありますので。だから、ぜひ来年度は防犯パトロール隊も組織しなきゃいけないかなと思っております。
  もう1つは、防犯カメラなんですけれども、今民間で企業さんとか、お店とかで防犯カメラを設置しているところがあります。そういうところもよく調べながら、隙間をきちんと埋められるように防犯カメラも行政のほうも設置をしていきたいと思っております。
  事件があったときに、必ず警察のほうは民間の防犯カメラをチェックします。今、もう民間の防犯カメラのところのチェックリストを警察は持っていますね。そこから今解析しているんですが、警察とも連絡を取りながら、ときがわ町の盲点を埋めていきたいと思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 小島議員。
○5番 小島利枝議員 最後に、自助・共助・公助、それぞれの力が発揮されて町全体の防犯強化につながると思います。いま一度住民の安全・安心な暮らしを守るためのさらなる防犯強化について、何がときがわ町では有効か検討していただきたいと思います。
  以上で私の質問を終わらせていただきます。
○神山 俊議長 休憩いたします。
  再開を10時35分といたします。
                                (午前10時24分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時35分)
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          ◇ 岩 田 鑑 郎 議員
○神山 俊議長 続きまして、発言順位6番、質問事項1、独居老人にも愛のある緻密な施策 を。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 議長の呼名によりまして、質問をさせていただきます。
  私、最近あった町の事業で、萩ヶ丘小学校で子供たちと一緒に食事をする会がありまして、そこでやっぱりよかったなと思いました。食事そのものは私はあまり感心していないんですけれども、皆さんと話合いができたということは、いいことじゃないかな。そういう場所はぜひ多くつくっていただければというふうに思います。平小学校(現萩ヶ丘小学校)は私が出た学校なものですから、白鳳翔けし、其の昔という校歌があって。
  それは別にして、あと、この間、ある議員に促されてというか、知らせを聞いて、中庭古本市に出たんですね。それもよかったんですね。ラッパが鳴り響く中で、いろいろな本探しをしていたんですが、よく五木寛之と野坂昭如の本が、今どきそんな本が置いてあるところというのは、ないような気がするんですね。それから、立原正秋、これは詩人ですけれども。昔読んだ五木が「青年は荒野をめざす」、荒野を今も目指していますけれども、なかなか開けません。
  あと、最近は何か103万の壁ということが出てきて、103万、130万、160万、それから80歳の壁、私にはいろんな壁があるんですが、私は女房の壁というのが一番大きい壁でございまして、それを打破するために一生懸命今頑張っています。
  一般質問です。
  前議員が、前の議員がすらすらと優しい声で一般質問が終了するということは大変慶賀に堪えません。私は、あっちにふらふら、こっちにふらふら行くと思いますが、よろしくお願いします。
  独居老人にも愛のある緻密な施策を。
  昨年の議会定例会(6月議会)で、限界集落への町の対応について質問した際に、高齢者への対応についても回答がありました。
  孤独死も今、超高齢化に伴い高齢者の単身世帯が増え続け、孤独死も増加し、社会問題となりつつある。孤独死という言葉には正式な定義はないとのことだが、厚生労働省では、誰にもみとられることなく、亡くなった後に発見される死としている。
  その上で、独り暮らしの高齢者に不慮の事故や体調の急変があった際、それを早期発見し、直ちに助けを呼ぶことができれば孤独死のリスクも大きく減少するのではないか。
  また、地域の方が日常的に声がけを行うなど、高齢者が周囲から孤立しないよう取組や見 守り体制の構築が必要と考える。
  国でも、高齢者の孤独死に苦慮しているような新聞記事を見た。
  そこで、次の点について伺う。
  (1)現在、本町において65歳以上の独居の高齢者は何人いるか。
  (2)住み続けられるときがわ町として愛のある緻密な施策が必要だと思うが、町の考えは。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の独居老人にも愛のある緻密な施策をについてお答えいたします。
  初めに、(1)現在、本町には65歳以上の独居高齢者は何人いるかについてですが、令和2年国勢調査によると、独り暮らし高齢者の世帯数は614世帯となっており、全世帯の14.6%を占めております。
  次に、住み続けられるときがわ町として愛のある緻密な施策が必要だと思うが、町の考えはについてお答えいたします。
  高齢化が進む中、高齢者の見守り体制の構築には、官民で行われている様々な取組や人と人とのつながりが必要と考えております。
  本町における高齢者の見守りとして、民生委員の活動が挙げられます。地域に身近な民生委員が、住民の相談に応じたり、支援の必要な高齢者世帯を把握したりすることで、行政や適切なサービスにつなげることができます。
  また、保健センターにおきまして、保健師等が健康状態が明らかでない方や、単身世帯高齢者を訪問し、支援の必要な高齢者の把握に努め、必要なサービスにつなげております。
  一方で、町が行う介護予防、介護保険給付事業や配食サービス事業、また社会福祉協議会が行う地域支え合いサポート事業や緊急通報システム事業など、こうしたサービスを利用することで高齢者の日頃の様子が把握できます。
  高齢化の進展に伴い、高齢者の見守りの必要性はさらに高まると思いますので、高齢者が安心して暮らせるまちづくりに引き続き取り組んでまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、岩田議員。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 この質問に至った経緯は、確かにここにも書いてあるように、去年 の6月議会だったかな、荒井課長からこういう対策いろいろ取っているよ。町民健康課長は300回も、どこへ行っているかは言わなかったですけれども、訪問していると、看護師と保健師がですね、という回答をいただいているんですが、私の近隣の高齢者が2人、3人ですね、早く言えば、亡くなっているんですよ。1人はもう腐臭が漂うような状況にあった。もう一人は4日間、垣根の内側で倒れていたと。これ将来私のことを心配しながら質問しているんですが、私のうちは坂があるので、あそこまで上ってくるのに大変で、やっぱり腐臭で気づいてもらえるかどうか、そのようなことも心配しているんですね。
  こういうことは起こっていいとは思っていないんですよね、私は。愛は地球を救うという言葉がありますが、せめて、ときがわ町ぐらいは救ってもらいたいんですよ、愛で。ぜひ、そのような考えで。
  まず、町長に伺いますが、この質問の最初に、現在、本町に65歳以上の独居高齢者が何人いるかについてですが、これ答えになっていないですよね。何人いるんですか。それを聞きたいんです、私は。町長はこれを回答を受けて、これ読まないんですか。これ回答するだけなんですか。そうじゃないでしょう。ちゃんとよく中身を見てくださいよ。65歳以上の独居高齢者が何人いるかと聞いているのに、高齢者の世帯数は614世帯となっており、全世帯の14.6%を占めていますと言うんですが、おかしくないですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 これは訂正させていただきます。私はそういうちょっと細かいところまで読み切れていなかったので、概略で大体このくらいの数字かなとは思って把握してしまいました。本当に申し訳ないと思っております。
  細かい数字については担当課から答えさせます。申し訳ございません。
○神山 俊議長 暫時休憩いたします。
                                (午前10時46分)
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○神山 俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午前10時47分)
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○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 こちらにつきましては、独居世帯、お一人の世帯であれば当然世帯員は1人になりますので、世帯という表現でも間違いではないですけれども、質問を受けてですと614人というふうに書くべきだったと思います。失礼いたしました。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 じゃ、614世帯、これはもう614人いるということなんですか、高齢者の方が。
○神山 俊議長 答弁願います。
  式守町民健康課長。
○式守康子町民健康課長 独居老人になりますので、この場合は614世帯イコール614人ということになります。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 すごい数ですね。もう予備軍が結構います。
  国でも、これ産経新聞なんですが、孤独死予備軍、日常の闇、やっぱり気がつかないと腐臭が漂うんですね。そういう、ときがわ町でもそういう方が1人いました。私の知っている限りで。もう一人は4日間、垣根の内側で倒れていたということですよ。
  そういうことのないように、前にも話したことがあると思うんですが、「江戸の町は骨だらけ」という本があるんですけれども、そういう町になっては困るんですよ。あの人が死んでいた、見つけるのが遅かった。
  これはときがわ町だけの問題でなくて、この現状は国でも、孤独死現場の多くは独り暮らしの高齢者宅だ。自分の世話を放棄するセルフネグレクト、自分をもういいやと思ったんですね。私もそういう時期がありましたけれども。このうち65歳以上でなくてもなっているんですね、予備軍として。警察の死亡認知までに15日以上かかった人は約2割、4,913人。要するに暫定値で7,227人いるんですが、そのうちの15日以上かかった人がこれだけいるということです。そういう町にしたくないですよね。
  ですから、それは1つの例として、白神山を抱える藤里町、これ、プロジェクト]で見たんだと思うんですが、昨日インターネットで見ていたら二千八百何人で、そのうち113人がひきこもりだったんですよ。それを解消するために、一軒一軒、ひきこもりで、こういう仕事どうですかと回って歩いているんですね。政府でもそれを認めて、藤里方式という方式を考えていたようです。
  ですから、そういうふうに一軒一軒回るような施策を。去年6月の荒井課長の回答でもうすっかり安心しちゃったんですよ。こういう人は、独居老人については、独居老人という言葉が差別になるかも分かりませんけれども、独居高齢者が安心して暮らしている町だと思ったんです。300回もそういうお宅を訪問している経緯もあって。
  ですから、そういう、西平だけで3人亡くなっているということなんですよ。それがこの発端なんです。
  先ほど言ったように、愛のあるというのは、愛は地球を救う、ときがわ町も救います。そのためには、人です。人が訪問する。事務的に机上でこうします、ああしますじゃなくて、やっぱり直接会って、どうなんですか、親戚はどうなんですか、親子でもいるんですか、そういうことを聞いて、ちゃんとそれを家々の中で、家々の事情を把握しながら、これは個人情報どうのこうのじゃないですよね、もう。それはあるかもしれませんけれども。やっぱりそういう1人1人の施策を、訪問を実行する。だから、藤里町もそういうことです。
  それで、それは、仕事はこういう仕事あるけれども、どうだい、働いてみないかと、そういう言葉がけで、その町を救ったという、これは藤里方式と政府も何か認めているようですよ。
  それで、この614人、高齢者の人がいるというんですけれども、町長、これ、読んでどう考えますか、600人ですよ。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 ときがわ町の高齢化率が41.何%で、国の高齢化率が恐らく33%ぐらい、埼玉県26%なんですよ。だから、県の施策、国の施策を待っていると、ときがわ町はとてもじゃないけれども追いつかないということで、私の方針の中でも高齢者に優しいまちづくりというのは1つ挙がっていますけれども、高齢者については結構施策を取っていると思うんです。
  しかしながら、世の中の流れがなかなかおせっかいについて、ありがとうと言ってくれる人は少なくなってきて、今いろんなことも、コロナも原因がしておりますけれども、葬儀のほうも家族葬が増え、会葬不可と。せっかく地域のために一生懸命やってくれて、本当に最期のお別れがしたいのに、家族のほうがシャットアウト、そういう家が本当に増えているんですよね。
  本当に町民の気持ちから、おせっかいに対してありがとうという気持ちが醸成されるよう な地域づくりをしなきゃいけない。そんなことで、今、各自治組織にも自治会からやめていく方が増えておるんですけれども、それが全く前とは違って、今までは新しく来た人が自治会に入らないという人が多かったんですけれども、最近はそうじゃない。長いこと自治会活動していた人がやめてしまう。まるっきり状態が変わりましたよね。
  だから、そういうところでどうしたらいいか。今、だから各地域の地域力を上げるように、今、総務課のほうでもアンケートを取ったり、そういう施策を進めていこうと思っております。
  それから、もう1つ、今DXを職員勉強していますけれども、その中で「長生きできる町」という本をその先生が提案をして、読んでくれと言っておりますので、各課長には、その本を配って、私も一生懸命読んでいますけれども、やはり高齢者対策、先ほど議員さんも言ったように、予防が大事だと思うんですね。今予防でもゼロ次予防と、何かあってからでは遅いと。その前にやっぱり対策を打たなきゃいけない。その辺のところをしっかりと考えながら、ときがわ町の高齢化対策を進めていきたいと思っております。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 荒井課長、地域力は上がるんですね。
○神山 俊議長 答弁願います。
  荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 何もしなければ、下がっていく一方だと考えております。そのために、何か対策を打つべきということで、それが上るかどうかは分かりませんけれども、上げるような施策を打っていきたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 じゃ、まだ考えていないんですね。地域力が上がるように考えるんですね。考えたんですか。
○神山 俊議長 荒井総務課長。
○荒井 淳総務課長 そうした意味からも7年度の予算においては、地域おこし協力隊制度を活用した行政区支援型の隊員を入れていきたいというふうに今回は予算を提案させていただいているところでございます。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 荒井課長、町の中見てくださいよ。昔、寺山修司という劇作家が 「書を捨てよ町へ出よう」と言ったんですが、町の意見、町の状況、それを町長もあちこち歩いているんじゃないですか。だから、状況を把握できるように、それは面通しして、嫌がる人もいるかもしれませんけれども、それで、そういうことをして改善するしか、これないと思うんですね。尽力を尽くす、人の力でやるには。それを私は推奨したいんですよ。それは時間もかかります。人員も足らないかもしれません。
  そのために、話すると、何か地域協力隊とか、そうじゃないんですよ。自分たちでやるために、やるのが本来なんですよ。それは制度としてあるかもしれませんけれども。全然知らない人がそこの家に行って、どうなんだと言ったって、話できないじゃん。やっぱり荒井課長が行けば、それはみんな「ははっ」と、ひれ伏しはしないですけれども、来てくれた、ありがたい。だから、そういうことも考えて、施策を打ってもらいたいと思います。
  私、最初に言おうと思って、忘れちゃったんですけれども、5W1H、大野課長はジットという言葉を知っているようですが、民間では、そういう5W1H、今6Wになっているのかな、Why、What、Who、When、Where、How、そういうことを基本にしてサイクルを回すんですね。
  これ、最近のあれですと、必ずPlan、Do、Check、Action、やるって書いてあるんですよね。それがどうもはっきりしないんですね。だから、そういう観点から自分たちの行動というか考え方もきちんと見直すべきところは見直しするということもぜひやっていただきたいと思います。
  1問目は終わります。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項2、農業政策について。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 2番目で、農業政策について。
  2025年を迎え、本格的な高齢化社会となり、農業従事者においても高齢化が急速に進展し、遊休農地の増加が懸念される。
  そこで、本町においての農業政策について、以下の点に伺う。
  (1)令和5年3月に質問した内容と重なるが、現在の遊休農地の面積は。
  (2)遊休農地解消のためにどのようなことをしたか。目標は達成したか。
  (3)市民農園は種々の利点があると思うが、第2の市民農園をつくる考えはないか。
  (4)地域計画を策定する過程において分かったことは何か。
  以上、よろしくお願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の2、農業政策についてにお答えいたします。
  初めに、(1)令和5年3月に質問した内容と重なるが、現在の遊休農地の面積はにお答えいたします。
  令和5年度に実施しました利用状況調査によりますと、遊休農地の面積は約102ヘクタールとなっております。
  次に、(2)遊休農地解消のためどのようなことをしたか。目標は達成したかにお答えいたします。
  遊休農地解消の事業といたしましては、農地利用集積促進事業を取り組んでおり、遊休農地を解消して耕作を開始した場合に、助成金を交付しております。
  また、農地の利用状況調査にも取り組んでおり、遊休農地と判断された農地の所有者に今後の利用意向を伺い、農地の集積、集約化を行っております。
  一方で、農業委員会が主催となり、町内の未就学児によるジャガイモの植付け及び収穫体験を行っております。収穫体験後の農地は、農業者に引き継ぎ、引き続き耕作を行っております。さらに、国や県の制度を活用し、農業振興に取り組んでおり、多角的に農業者の支援をすることで、遊休農地の解消につながるものと考えております。
  遊休農地解消の目標達成状況につきましては、令和5年度は、目標面積の4.4ヘクタールに対し、実績は約14.0ヘクタールとなっております。
  次に、(3)市民農園は種々の利点があると思うが、第2の市民農園をつくる考えはないかにお答えいたします。
  市民農園は、自然と触れ合う機会と農作業の体験できる場を提供することで、都市と農山村の交流を通じ、地域の活性化を図ることを目的に設置してございます。現時点では、新たに市民農園をつくる計画はございませんが、市民農園を取り巻く情勢を考慮しながら、随時判断してまいりたいと考えております。
  最後に、(4)地域計画を策定する過程において分かったことは何かにお答えいたします。
  地域計画とは、農業経営基盤強化促進法に基づき、地域での話合いにより、目指すべき将来の農地利用の姿を明確化することを目的に策定するものです。
  ときがわ町においては4つのエリアに分け、地域ごとの特性、特徴を反映させた計画を策定するよう進めてまいりました。策定の過程におきまして、主たる経営者や地域ごとにご意 見をいただき、その中で分かったことは、農地の所有者や農業者等は高齢化等に伴う担い手の減少により、今後の農地の維持管理に対して不安を抱いていることでした。
  このことから、町の方針といたしましては、認定農業者をはじめとする地域の中心的な経営体などの担い手への農地の集積、集約化を基本とし、農用地の効率的な利用を図ることとしました。地域計画を策定して終わりではなく、策定がスタートとなっております。農地等の状況の変化に対応するため、随時見直しを行い、効果的な計画となるよう努めてまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、岩田議員。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 先ほどの回答と同じなんですが、いいです。
  農地の面積は102ヘクタールとなっております、遊休農地の。これ、前も話したと思うんですが、遊休農地解消のための計画というのはつくっていないんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  農業委員会のほうで、遊休農地の解消面積の目標を定めてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 じゃ、この二、三年の目標値を言ってみてもらえますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 町長の答弁でもございましたけれども、令和5年度の遊休農地の解消の目標面積は4.4ヘクタール。令和4年度、令和3年度につきましても4.4ヘクタール、全く同じ数字を目標としてございます。
  その理由といたしまして、農業会議、農業委員会の指導機関のほうから、農業委員会の遊休農地の解消面積については、令和3年度の利用状況調査結果の遊休農地の5分の1を遊休農地と定めるという規定がございます。
  今後、農業会議に確認したところ、5年に1度ぐらいはその基準を見直すということですので、令和3年度、4年度、5年度ともに4.4ヘクタールを解消面積としてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 同じようなことを何回も言うようですけれども、私が農業委員会に籍を置いたことがあるんですね。そのときも言いました。計画をつくってください。プランがなくては駄目でしょう。
  農業委員会が、農業委員会がとか、事務局は和田課長がやっているんでしょう、そうじゃないんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 農業委員会の事務局長は私ではございません。主幹の古林が事務局長をやってございますが、主管課でございますので、私も農業委員会の状況については把握しております。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 古林主幹とかやっているんじゃなくて、課長が仕切っているんでしょう。そういう逃げ方しちゃ駄目でしょう。人がやっているとか、部下がやっているとかというんじゃ。和田課長がやっているんです。和田課長がどういう指示を出しているかというのは、農業政策を考えるのにどうするかというのは和田課長が考えるんでしょう。そうじゃないんですか。
  じゃ、その書かれたやつを持ってこい。俺、チェックするからと、そのぐらいの仕事はしなくちゃ駄目でしょう。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 岩田議員のおっしゃるとおりでございます。
  農業委員会は農林環境課とは別組織でございますが、所管する課が農林環境課でございますので、農業委員会も含めて私のほうで把握してございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 地域計画で、県議会で質問している人がいるんです。杉田しげみという方ですが、県会議員の。そのときに県の会長は、10年後に多様な担い手が農地を活用し、もうかる農業が行われている姿を目指し、課題解決策を考え、今から取り組むことが意義と 考える。そういう、これも県の考え方ですから。
  ときがわ町、10年後というと7,000人になるんだよ、人口が。今、農業に従事している人の平均年齢が70歳か72歳だと思います。そういう人がずっと続けられるような計画にしなくちゃ駄目ですよね。だから、地域計画をつくるということは、10年後を考える。だから、ときがわ町が7,000人になり、7,700人になるのかな、これ見ないと分からないんですけれども、そういう予想が出ているんですから、10年後のことを考えるために、こういう立派な7万円の総合振興計画があるんですよね。
  だから、これをよく見て、それを今後どうするかというのを、和田課長、考えなきゃ駄目なんですよ。お願いします。どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  地域計画は、初めて国のほうの施策でときがわ町も取り組みました。10年後の未来の将来像、設計図として定めたものなんですけれども、やはり毎年毎年、農業者の状況、農地の状況、変化します。その都度、随時、町長の答弁でもございましたけれども、見直しをしていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 見直しをすると、いつ、誰がやるんですか。
○神山 俊議長 和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 ちょっと詳しく申し上げますと、地域計画に該当する農地につきましては、勝手に農地転用ができないような状況になってございます。ただ、地域計画の範囲内での農地につきまして、住宅建設等の申出があった場合には、地域計画の変更を行わなければなりません。
  そういう意味で、そういうような形で、農地の所有者がお亡くなりになった場合や農地の転用が発生した場合等に、その都度ご相談があったときに、農業委員会事務局のほうで随時改正を行う予定でございます。改正を行うことによって、法手続を行い、告示等をして、新たな地域計画になっていくという形でございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 随時というのは、年間ずっと計画を見ているわけですね。それは誰が見るんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 随時更新を行います。その随時、その都度更新を行って、住民の方のために告示を行います。その周知も地域には行います。そのための地域計画の集落の座談会等でまた意見を聴取して、農業委員会のほうにも諮問を行います。その結果、随時更新した地域計画が更新されるということになります。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 誰がやるの。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 誰が更新を行うかにつきましては、町が行います。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 町じゃないですよ。今いるのが和田課長なんでしょう。和田課長が責任持つんですよ。町に持って行かないでくださいよ。あなたがやってもらいたいんですよ。今分かっていることなんだから。
  それであと、市民農園なんですけれども、107ヘクタールあって、都幾川村時代にできた市民農園そのままなんですよね。農地が空いているんだから、それは金かかったり、呼び込みのところ、宣伝とか必要ですけれども、金かかりますけれども、そういうところに都市との交流も含めてできるんじゃないですか。あのままなんです。あれ、改善何かしましたか、その後。もう二十何年たつと思うんですが。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 市民農園ができてもう十数年たってございますが、修繕等は行ってございます。ただ、区画については、当初の77区画のままでございます。
  利用状況につきましても、令和5年末につきましては、77区画中77利用してございました。現在の使用状況は74区画ほど利用してございますが、市民農園が全区画埋まるように広報活 動もしてございます。
  岩田議員のご質問のように、第2の市民農園の建設につきましては、他市町村の状況も私ちょっと調べさせていただいたんですけれども、やはり他市町村の市民農園につきまして、100%埋まっている自治体がほとんどありませんでした。そういうところも踏まえて、町の活性化についての必要性を研究しまして、第2の市民農園、地主の方、農業者の方の意見も聞きながら、研究はしていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 いつまで、どういう研究をするんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 研究というのは、まず、市民農園をつくる上で町の町有地ではございませんので、地主さんとの交渉、また、農業者、町の今の市民農園の利用状況を把握した上で、それ以上のキャパが市民農園で必要かどうか、また、観光の観点からも市民農園に町外の方が来町される場合に、市民農園で活動した後に直売所に寄っていただくとか、温泉施設に寄っていただくとか、そういうところを調査して、総合的に市民農園の必要性を研究していきたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 都幾川村の時代にできたあれなんですけれども、そのままで、あそこ日当たりがあまりよくないんですね、早く言えば。だから、玉川とかああいうところ、いいところあるんじゃないですか。交通の便もそれなりにいいと思うので、ぜひつくってもらえれば、作業する人も都市から来るんですから、交通の便がいいんですから、ぜひお願いしたいというふうに思っております。
  これで、2番目は終わります。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項3、森林整備計画について。
  通告者10番、岩田鑑郎議員。
○10番 岩田鑑郎議員 森林整備計画について。
  本町の森林整備計画について、次の点について伺う。
  (1)森林整備の指針・基準等を示しているときがわ町森林整備計画を策定しているが、 町はどのように計画を管理し、取り組んでいるのか。
  (2)令和7年度の森林施業はどのようなことを実施しようとしているのか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 岩田議員ご質問の3、森林整備計画についてにお答えいたします。
  初めに、(1)森林整備の指針・基準等を示しているときがわ町森林整備計画を策定しているが、町はどのように計画を管理し、取り組んでいるのかについてお答えいたします。
  森林整備計画は、森林整備の基本的な考え方や森林施業を推進するべき森林等の区域の指定、森林施業の標準的な方法及び森林の保護等の規範、路網整備等の考え方等を定める長期的な視点に立った森林づくりの構想として策定しているもので、目標値を設定するものではありません。計画期間は10年で、5年ごとに策定するものとなっておりますので、その都度内容を見直すことで、計画の内容が適正なものとなるよう管理できるものと考えております。計画期間の満了に伴い、確実に策定するよう取り組んでまいります。
  次に、(2)令和7年度の森林施業はどのようなことを実施しようとしているのかについてお答えいたします。
  町有林につきましては、富士見市と協定を締結いたしました勝負平町有林において、0.97ヘクタールの地ごしらえ、獣害防護柵、植林、下草刈り等、また七重町有林においては、1.5ヘクタールの下草刈り、獣害防護柵の再設置、日野原町有林においては、ナラ枯れの伐採を予定しております。
  民有林につきましては、町で全てを把握することは難しいため、森林の経営管理に関する意向調査等を実施するとともに、森林所有者等の意見や課題を聞く機会を設け、町全体の森林施業につなげていきたいと考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、岩田議員。
  岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 もう町有林はいいんですよ、もう。
  民有林です。民有林を十分把握していないというようなことを言うんですけれども、それじゃ何もできないですよね。把握するようにどうしたらいいと思いますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 まず、町長の答弁でも答弁させていただきましたけれども、令和7年度にその森林の所有者や生産組合さん、または森林組合、埼玉県等を入れて、民有林も含めた町全体の山林について意見交換を行い、民有林を含めた森林施業をどのように進めたらよいかについて検討しようと考えてございます。
  また、今までは、このご質問のあるように、森林整備計画を策定してございます。その森林整備計画の策定に伴いまして、森林の経営管理計画を土地所有者さんや土地所有者の方から委託を受けた森林施業者のほうから提出をいただいてございます。
  その提出内容については把握してございますが、計画等を全て出していただいているわけではございませんので、なかなか把握できない状況が続いている状況でございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 いつかはちょっと忘れましたけれども、森林整備計画を基にこれを十分な施策をやって遂行していくという話を聞いたようなこと、それを言った覚えはございませんか。この森林整備計画は目標だけで実行計画じゃない。じゃ、実行計画はいつつくるんですか、いつまでにどういう形で。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 森林整備計画は基準を定めるもので、実行計画については、森林経営計画になるとございます。これは、土地の所有者、あるいは、先ほども申しましたけれども、土地の所有者から委託を受けた施業業者が計画を立てて、町が認定するものでございます。そのような形で町のほうも19の経営計画のほうを認定してございます。
  引き続き、令和7年度に森林所有者等の意見を聞きながら、この森林経営計画が多くつくれるように、努力、進めていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 いつまでにつくる、努力するんじゃないです。つくるんです。
  これ、今できているのは、これ、こういう状態ですよね。平成30年3月、10年ですから、平成40年で、令和5、6年ですね、令和何年なんだ、もう新しくつくり直す時期ですよ、これも。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 すみません、岩田議員、今、私ちょっと見えないんですけれども、手元にお持ちになっているものの話を……
○10番 岩田鑑郎議員 新しくできたものはいつつくったんですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 一番最新なもので、ときがわ町の森林整備計画、令和5年3月29日付で策定して、令和5年4月1日から令和15年3月31日のものになってございます。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 認知症が入っているのかどうか分かりませんけれども、フレイル予防には月イチ食堂には毎月行っているんですけれども、そのときは帽子かぶっていくんですよ。ぼけ防止。
  森の担い手育成事業というのがあるでしょう、このときがわ町総合振興計画には。それで、私は林業従事者を育成してくれ、育成してくれと何回も言っているんですけれども、ちっとも増えないんですね。こういうことをやっています、やっていますという話は聞くんですけれども、今まで育成をしたというのは6人ぐらいで、3人しか地元に残っていないんでしょう。これじゃ、町なかの森林なんて切れないですよ。作業道を造るんですよ。作業道だって生易しい技術じゃ今のときがわ町の山を、作業道を造るというのは大変ですよ、急峻で。ですから、そういう技術も含めて、そういうことを考えないと駄目ですよね。
  昔は、森林で飯食っていた時代があったんですよ。切って、うちの前の坂を自車で10本ぐらい杉を引いて表まで出していた時代があったんですよ。それでも食っていけたんですよね。でも、今はそんなんじゃ食っていけないんですよ。
  だから、機械化されて、作業道をどうやって造って、どういう人たちがやってくれるかどうか、業者に頼む。だから、それで育ててくれということを話しているんですよ。
  森林環境税をつくるときに、私も都幾川村は、森林環境税創設連盟とかに入っていたんですね。私は、議員連盟で全日本森林環境税創設議員連盟というのがあって、有馬温泉とか新潟まで行かせてもらって、行って、立松和平の話も聞いてきましたもの。森林はいいんだというんですけれども、やっぱりやる人がいなくちゃ駄目なんですよ。ときがわ町はぜひ。
  だから、そういう、ときがわ町はやり手がいっぱいいるよというような状態にしていかな いと、この森は守れないんじゃないかなというふうに思うんです。
  とにかく外国産が入って、価格が低迷しちゃいましたから、森林では食っていけない。この議員さんの中にも、大山持っている人もいますよ。でも、それはもう、今度切ったら今度は植えられないですよね、個人の力じゃ。そういうことも含めて考えて、森林の整備をしていただきたいというふうに思うんですよ。どうですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 貴重なご意見ありがとうございます。
  林業従事者の増につきましては、大変重要なことと考えてございます。町といたしましても、緑の雇用の創出事業で林業従事者を育てる事業を行ってございましたが、現在、町のほうで行っていないのが現状です。中央部森林組合では、緑の雇用で行ってございますが、引き続き、町のほうでも林業従事者の増加に向けたそのような事業をまた再開するように考えてまいりたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 岩田議員。
○10番 岩田鑑郎議員 考えるんじゃなくて、実行してください。
  それで、これ、2019年、森林経営管理制度というので、国がつくった制度ですけれども、要するに森林管理できないよという人を町が買い上げて、それを業者に出すという制度だと思うんですよ、これ。これ、ご存じですよね。
  だから、そういうことをしなきゃ駄目なような状態だと思うんです。森林持っていても固定資産税払うだけですよ。何回も言うようですけれども、うちの前の山なんかは、間伐はしていない、枝下ろしはしていない、花粉の時期になると、もうもうとしますよ。だから、そういう状態をなくすことを考えて、そのためだけじゃないですけれども。森林を見て、考えると書いてあるんですよ、林業従事者を育成と、これ、7万円もする本ですが。森の担い手育成事業、これ、重点プロジェクトになっているんですね。重点という意味がちょっといろいろ分からなくなっていますけれども、ぜひ重点にやっていただきたいというふうに思うんですね。
  この制度、林野庁に聞いてくださいよ。それで、何かどうなんですかというのを聞いてください。この埼玉県の森林の関係は、県の森づくり課が大体知らせて、そんなことを言っていいかどうか、その後、寄居林業事務所がありますから、森林組合が何組ぐらい埼玉県にあ るか知っていますか。分からないですか。5つです。前は6つだったのが合併して5つになったんですけれども。そういうことを相談に乗っているのが寄居林業事務所です。その上に行くと、森づくり課があります。森づくり課は、基本的には差配している。そういうことです。
  ですから、ぜひそういうことも踏まえて、これ、買い上げると言ったら、皆さん喜んで、応募しますよ、これ。ただ、その買った後どうするかの話。
  それで、和田課長の今後の計画、実行、期待しまして、この質問を終わります。
○神山 俊議長 休憩いたします。
  再開を午後1時といたします。
                                (午前11時33分)
─────────────────────────────────────────────────
○神山 俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 1時00分)
─────────────────────────────────────────────────
   ◎答弁の訂正
○神山 俊議長 ここで渡邉町長から、本日3月5日の会議における発言の一部訂正について発言の申出がありましたので、これを許可いたします。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小島議員の防犯対策の強化を−自助・共助・公助−の一般質問に対する私の答弁について訂正をさせていただきます。
  ときがわ町には、防犯パトロール隊がない、防犯大会に出ますと、ときがわ町は花植えをしている団体が防犯表彰を受けていると答弁しましたが、本町には、生活安全サポーターが定期的に実施しておりますので、生活安全パトロールがあり、花植え実施の際には、ウォーキングパトロールのオレンジキャップを身につけ作業をしている団体もあり、十分防犯活動を行っていただいております。今後もこれらの活動を充実してまいりたいと考えております。
  また、防犯カメラ設置については、他の町村の取組について、研究を進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
○神山 俊議長 ただいま渡邉町長から小島議員の一般質問に対する答弁の一部発言について、訂正したいとの申出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○神山 俊議長 異議なしと認めます。
  よって、渡邉町長からの発言の一部訂正の申出を許可することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 畑     豊 議員
○神山 俊議長 続きまして、発言順位7番、質問事項1、宅配ボックスの設置等の取組について。
  通告者1番、畑豊議員。
○1番 畑  豊議員 議席番号1番、畑豊です。
  議長の許可が下りましたので、通告書に基づきまして、1問質問させていただきます。
  その前に、ときがわ町では、昨夜大雪警報が出ました。その際には、担当課、担当職員、その他もろもろの職員の方に、議会中ではありますが、力を貸していただきまして、ときがわ町の安心・安全、なお、大きな被害とかなく、無事に済んだことは、町の行政、職員等の多大なる力と思っておりますので、ここで敬意を表します。ありがとうございました。
  それでは、質問事項に入ります。
  質問事項1、宅配ボックスの設置等の取組について。
  当町では、令和4年12月25日日曜日、堂平天文台において、美しい山並みが連なるときがわ町、毛呂山町、越生町、東秩父村の3町1村で森林と木を生かした施策を展開し、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティ共同宣言を発表した。
  昨年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、物が運べなくなる可能性が懸念されている。国の持続可能な物流の実現に向けた検討会では、2024年問題に対しても何も対策を行わなかった場合には、営業用トラックの輸送能力が2024年には14.2%、さらに2030年には34.1%不足する可能性があると試算している。
  このような中、宅配業者は配達するご家庭において不在の場合は、ご不在連絡票を置いて、次の配達に向かっている。このことは、配達員(運転者)1名の場合、再配達につながり、燃料経費や二酸化炭素の増加につながっております。ひいては、運転者の運転時間の増加や輸送能力の不足になる。
  そこで、対策や支援等の取組について、町の考えを伺います。
  (1)国・県の宅配ボックスの設置状況等は。
  (2)近隣市町村の宅配ボックス設置状況等は。
  (3)当町の宅配ボックスの設置状況等は。
  (4)今後の宅配ボックス設置への補助等は。
  (5)今後の町の対策や支援等は。
  (6)今後の町民への物資輸送等の取組等は、伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 畑議員ご質問の1、宅配ボックスの設置等の取組についてにお答えいたします。
  初めに、(1)国・県の宅配ボックス設置状況等はについてお答えいたします。
  令和4年度に国土交通省が実施した住宅市場動向調査によりますと、宅配ボックスの設置している割合は、注文住宅が28.4%、分譲戸建て住宅が36.4%、分譲集合住宅が92.4%、既存戸建て住宅が17.6%、既存集合住宅が50.2%、賃貸住宅が34.2%でした。なお、埼玉県においては、調査は実施しておりません。
  次に、(2)近隣市町村の宅配ボックス設置状況等は及び(3)当町の宅配ボックスの設置状況等はについてお答えいたします。
  近隣市町村に確認をいたしましたが、設置状況につきましては把握しておりませんでした。当町におきましても、設置状況につきましては把握しておりません。
  次に、(4)今後の宅配ボックス設置への補助等はについてお答えいたします。
  宅配ボックス設置への補助につきましては、再配達に伴う二酸化炭素排出量の増加を抑制する観点から有効であると考えます。今後、配送業者における効率的な配送による対応の動向を注視しながら、積極的に研究していきたいと考えております。
  次に、(5)今後の町の対策や支援等は及び(6)今後の町民への物資輸送等の取組はについてお答えいたします。
  今のところ具体的な対策や支援は考えておりませんが、再配達の削減を図るため、宅配ボックスや置き配など多様な受け取り方法を推進するよう啓発してまいります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、畑議員。
  畑議員。
○1番 畑  豊議員 それでは、答弁に基づきまして、質問させていただきます。よろしくお願いします。
  まず、町長の施策方針の中で、7年度、11ページ、ここに循環型地域社会の形成についてですが、ゼロカーボンシティ共同宣言を受けた取組として、住宅用太陽光発電システム設置費補助金や、薪ストーブ設置費補助金を継続するとともに、ときがわまつりの会場には、環境ブースを出展し、町民の皆さんへの啓発を行ってまいりますということを書いてあります。非常にいいことだと思います。
  なものですから、私が言いたかったのは、ゼロカーボンシティを言っているにかかわらずというか、ときがわの広報、3ですね、この中にも、第75回全国植樹祭「木製地球儀」巡回展示引渡し式ということで、大々的に入っております。非常にいいことだと思いますので、町民の方も広報等を見て、ぜひこういうことに参加していただければと思います。も含めて、宅配ボックスについて質問をしました。
  1番からいきます。宅配ボックスの設置については、国・県のボックスの設置状況についてお答えしますが、設置状況等28%、36.4%云々とあります。このことについて、埼玉県においては調査を実施しておりませんとありますけれども、これはどういうことなんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  埼玉県内における宅配ボックスの状況について、埼玉県のほうに確認をいたしました。確認した部署については、都市整備部の住宅課、産業労働部の商業・サービス産業支援課というところに確認をしたんですけれども、宅配ボックスの設置状況についての調査を埼玉県は行っていないという回答でございました。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 埼玉県に確認をして、設置していないということの回答があったということなんですけれども、これはその担当課で設置していないということであって、他の課にも確認を取りましたか。その課だけですかね、ちょっと確認したいんですけれども。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  埼玉県に確認取るのと同時に、近隣市町村を確認を取りました。比企郡内、小川町、滑川町、嵐山町から始まって、入間郡で越生町、毛呂山町、あと東松山市、合計で10市町村確認取ったところでございますが、宅配ボックスの設置状況については把握していないという市町村の全ての回答。また、宅配ボックスの設置の補助についてもしていないという形の回答を各市町村からお聞きしてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私もちょっと調べたのがあるんですけれども、資料で、埼玉県の戸田市さん、それから、近隣ですと、北にいきますと、熊谷市さんのほうが宅配ボックスの設置費の補助をしたという例があるんですけれども、これはご存じでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 はい、確認してございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 それについて、分かる範囲で答弁できますか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 その市の補助要綱によりますと、総合的に補助を行ってございます。その中の1つが宅配ボックスの補助ということで、補助をしている状況でございます。内容につきましては、戸建て住宅、集合住宅等に分かれてございまして、経費の2分の1の額を補助し、1台当たり3万円、集合住宅の場合は、1申請当たり10万円という形の記載が戸田市の場合は書いてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今言われたとおり、戸田市さんにあっては3万円、熊谷市さんにあっては調べてはないですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 熊谷市の状況については調べてございません。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 では、私の資料でいきますと、熊谷市さんにあっても宅配ボックスの設置費を出したというのがあるんですね。これはたまたまなんですけれども、新型コロナウイルス感染症が広まった頃に、宅配業者さんがそのお宅まで行くのが大変なので、その間に限って、熊谷市が8万円を限度として補助するよと。1年限りの補助だったんですけれども、そういうことで接触の軽減ということで、宅配ボックスの設置費に補助を出していたという事例がありますので、そこも含めて、ちょっとご承知おきください。
  それと、まだ、これ、日本全国を見ますと、宅配ボックスの設置している県で、私が言っちゃうとあれなんですけれども、課長、日本全国でいうと北海道から沖縄まであると思うんですけれども、どういう感じで設置した状況がもし分かれば、教えてもらっていいですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 全国各地で、各都道府県で宅配ボックスの補助を行ってございます。私の調べた範囲では、まず、東京都、山梨県、北海道、群馬県、岐阜県、静岡県、愛知県等で宅配ボックスの補助を取り組んでいるということでございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ありがとうございます。
  私と同じようなところ見ているなと思うんですけれども、その中で、特に突出している県があるんですけれども、その県の名前と、どうしてそこの県が突出しているかというのはお分かりでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  これは、分析結果に基づくものではございませんが、私が調べたところ、山梨県が非常に多く、私が調べたところ、都留市、南アルプス市、韮崎市、山梨市、富士河口湖町等々、様々調べたところ確認ができてございます。
  その中で中山間部がやはり多い県、また、その県に伴う市町村について、やっぱり宅配に ついての再配達等に負担が、労働力についても生じているということで、宅配ボックスの補助をすることによって、二酸化炭素の排出量及び子育て支援のほうにつながっていっているものかなと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 であれば、我が当町、ときがわ町においても西のほうに行くと、大分高いところに住んでいる方がいる。そこまで宅配の方が行って、いないときには、また帰ってきて、他の配達をしながら、また次に行く。いればいいんですけれども、いなかったときには、1回、2回、3回と行ってしまう。これだと宅配業者の方も当然1人で運転していると、ワンオペですから、運転しながらガソリンを排出して、ディーゼルですか、ガソリンで二酸化炭素排出しながら、荷物を運ぶ。1回ならいいんですけれども、2回、3回と行くと、そこで掛ける3、4、5となってしまいますので、そういうのも含めて、ときがわ町にも山梨県と同じように宅配ボックスを置くような方向での検討というのはいかがなものでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 お答えさせていただきます。
  町長の答弁でもございましたが、積極的に検討をと答弁をさせていただいたところでございます。
  今後、ときがわ町におかれましても、先ほど畑議員が一般質問でおっしゃったように、ときがわ町は、山並み連携で東秩父村や越生町、毛呂山町と連携を取って、2050年には二酸化炭素排出ゼロを目標にしてございます。
  今後、この山並み連携の協議会のほうでも議題に取り上げて、各町村が同じような足並みで、この補助制度を取り入れられるような提案をまずはしていきたいと考えてございます。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ぜひ、ときがわ町が中心となって、まだ周りでいろんな市町村でやっていないのであれば、ぜひ先頭を切って、皆さんを引っぱっていくような町として、ぜひ進めてもらいたいんですけれども、どうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  和田農林環境課長。
○和田真幸農林環境課長 ときがわ町のほうから発信をして、各町村にも働きかけをして、その状況をまた報告をしていきたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 では、町長に聞きたいんですけれども、今の課長の意見についてどのような考えですか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 課長にも内々指示はしたんですけれども、やっぱり、ときがわ町は木の町なので、間伐材とかそういった材料がありますので、そういうのをうまく利用しながら、この宅配ボックスができたらいいなと、こう考えております。
  それでまた、それを連携している市町や村のほうに広げていったらいいなと考えております。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 今、町長からもいい方向での答弁いただきましたので、ぜひよろしくお願いします。
  それでは、最後になります。5番、6番について、ちょっと書いていなかったものですから、質問したいと思います。
  (5)なんですけれども、今後の町の対策や支援等はと、(6)の今後の町民への物資輸送等の取組はということなんですけれども、ここら辺について、もう少し詳しく答えてもらってよろしいでしょうか。何課になるかちょっと分からないんですけれども。物資輸送等なので、食料等も含めます。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  物資輸送という観点からは少しそれてしまうかもしれないんですけれども、町としては、配食サービスですとか、あと介護保険サービスの買物支援などを行っております。これは買物弱者への対策の1つともなりますが、ちょっと物資輸送という観点からでは少し違うかもしれないんですけれども、そうしたいわゆる物資の1つとして、そういう対応も行っており ます。
  また、社会福祉協議会のほうでもボランティアの協力によりまして、買物代行ですとか、そういうものも行っております。
  また、民間事業者の協力を得て、社会福祉協議会と連携しながら、移動販売ですとか、そうしたものも取組が行われております。
  以上でございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 ちょっと私、朝体操をしているんですけれども、これ、社協の方と一緒にしているんですが、ここから東松山に向かう県道をイメージしてもらいますと、ときがわ町の忍田肉屋さんからもう少し行ったところにウエルシアという薬局屋さんがあるんですね。あそこに軽自動車を改造した宅配カーみたいなものがあるんですけれども、これを見たら、ときがわ町で品物を入れて、ときがわ町で充電をして、どこに行くかと思って運転手さんに聞いたら、越生町に行くんだというんですよ。越生町ですかと、そうです、越生町に行くんですけれども。越生町でいろんなところを回って、また帰ってくるというんですけれども、これ、ときがわ町で回ってもらうような形というのはできないんですかね。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  現在、町内で移動販売を行っている事業者につきましては、今3社把握してございます。1つが安戸商店、もう1つがセブンイレブン田中店、もう1つがよし乃郷の「眞美ちゃん号」、こちらは事業者のほうが主体的にそうした移動販売を行っていただいております。そこに社会福祉協議会が連携して、できれば、こういう地域も回ってもらえないかということで、連携しながら回っていただいております。
  ウエルシアについて、ときがわ町内で今実施しているかどうかというのは把握していないんですけれども、そういう取組を行っていただけるかどうかというのは、また働きかけというか、そういうのはしていきたいと考えております。
  以上でございます。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 私が言ったのは一例だと思うんですけれども、町内でもいろんなお店で宅配ボックスじゃなくて、5番、6番を言っているんですから、物資とか輸送に関しての 軽自動車を改造した食料とかというのを移動する販売網みたいなものがあるんですね。ですから、そういうところもいろんなところとタイアップをして、もう少し、今言ったセブンイレブンさんとか眞美ちゃんとか、もう1件ありましたよね、今のところ3社ですから、それも含めて、今度は4社、5社、6社といろんなものが、山間部のこちらに出て来られないような方にとっていいような食料が届けられるような施策のほうも取っていただきたいと思うんですけれども、もう一度伺います、どうでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  こうした物資の購入については、民間事業者でもそういう例えばネット販売ですとか、あと食料を直接購入できたりする業者さんなんかもおります。そうした中でまた買物支援ですとか、そういうところにつなげられるように働きかけも行っていきたいかと思います。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 質問の仕方が悪かったかと思うんですけれども、今3社の事業者が町の中を移動して、食料を回って売っているというか。そういうのをもう少し業者さんを増やして売ってもらうようなことはできませんかということで聞きたかったんですけれども、それは当然民間の方の考えとかあるから、なかなか難しいと思うんですけれども、山間部の方にしてみれば、もう少しいろんなものが売りに来てもらうと助かるなという声があるので、ちょっと聞いたんですけれども、もう一度伺います。そういう考えはありませんか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  畑福祉課長。
○畑 崇仁福祉課長 お答えいたします。
  そうした事業者の方がやっぱり1社でも増えていただくことは非常に町内におきましても有効なことと考えております。そうした働きかけも町として行っていきたいと思います。
○1番 畑  豊議員 そういう考えなんですね。
○畑 崇仁福祉課長 はい。そういう働きかけを、お声がけというかをしていきたいと思います。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 最後に、町長に聞きたいと思います。
  町長、車を利用した販売について、今3社でやっているというんですけれども、今後それ を、例えばもう少し大きくして、4社、5社、6社にいろんな物を山間部にも売りに行けるようなことというのはどうお考えですか。お願いします。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 商売のほうは、私が一番得意としているところなので、ウエルシアさんが行っていただくというのは、薬ですよね、処方箋対応ができるんですよ。それなので、山間部の高齢者にとっては非常に助かる。ただ、民間ですので、採算があるんですね。だから、人口は減っている中で、競合する業者が増えてくると採算は合わなくなってくる、その辺を行政がどのぐらい補填をするかというところに、ちょっとかかってくるかなと思っておるんですよ。
  利益補償をしてやらないと、恐らくときがわ町なんかだとあまり売上げがいかないということがございますので、その辺も検討しながら、ちょっと研究をさせていただいて、なるべく町民の利便性を上げるように考えていきたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 畑議員。
○1番 畑  豊議員 よろしくお願いします。
  これで、私の質問を終わりにします。
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          ◇ 小 宮   正 議員
○神山 俊議長 続きまして、発言順位8番、質問事項1、埼玉版スーパー・シティプロジェクトについて。
  通告者9番、小宮正議員。
○9番 小宮 正議員 9番、小宮です。
  議長のお許しをいただきましたので、2問質問させていただきます。
  まず、1問目といたしまして、埼玉版スーパー・シティプロジェクトについてということでございます。
  これは、私ども会派で2年前に小川町のほうへ、上野台というところに視察に行きました。それは、たまたまラッキーだったんですね。小川町もその当時は、小学校、中学校が廃校になって、年間500万ぐらいお金がかかるということで、いろいろ協議し、その中で、じゃ、廃止にして、そういうのをやろうという話を聞きました。
  ときがわ町の場合にはそういう施設はございませんけれども、そういう中で今の議長が9月に一般質問させていただきました。その中で、私も入院をそのときはしていて、議長に、成果はどうだったと言ったら、あまり成果はなかったな、前向きじゃなかったよとがっかりしているというメールで今こういう質問したんだという、いろいろ資料は頂きましたけれども、そういう中で何点かお聞きしたいと思います。
  埼玉シティプロジェクトについてですが、令和5年9月の埼玉シティプロジェクトに関する一般質問に対しての回答について、その後の進捗状況について伺う。
  町では、埼玉版スーパー・シティプロジェクトに取り組むための意思表示をするために、まちづくりの方針などをまとめたエントリーシートの作成について、県と協議を進めており、本庁舎や明覚駅周辺をエリアとした計画策定について検討しているところであるが、具体的な計画場所について伺いたいと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小宮議員ご質問の1、埼玉版スーパー・シティプロジェクトについてお答えいたします。
  田中議員の一般質問でも答弁させていただきましたが、現在、埼玉版スーパー・シティプロジェクトの3つの要素であるコンパクト、スマート、レジリエントについて、駅周辺の魅力を向上し、にぎわいを創出と主要道周辺の住宅地整備、日本版MaaSを活用したAIデマンドバス等による地域公共交通の維持確保、災害時等にも活用できるEV活用再生可能エネルギーのマネジメントを目標に掲げたエントリーシートを埼玉県に提出し、確認を受けているところです。
  埼玉版スーパー・シティプロジェクトは、20年、30年将来に向けた超少子高齢化に適応したコンパクトなまちづくりを進めるために市町村の取組を埼玉県が支援をするものです。
  令和5年9月の一般質問でも答弁させていただきましたが、都市づくりの将来ビジョンで地域別のあるべきまちの姿を定める都市計画マスタープランやコンパクトなまちづくりを促進する立地適正化計画を作成するための方針が定まっておりません。
  そのため、今回のエントリーシートではコンパクト要素に明覚駅周辺を挙げていますが、他の要素では、具体的な場所を明記せず、現状で考えられる要素を取り入れたエントリーシートを作成し、提出を行っております。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小宮議員。
  小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ちょっと残念かなというような、まだまだなこともありますけれども、これもまた田中議員が1番に質問しましたから、答えが一緒になっちゃう可能性も多分あると思うんですけれども、その点はお許しいただきまして、私が一番思うのは、確かに明覚駅というのは、確かに駅は大事だと思う。だけれども、本当にやるんだったら計画性を持って、やっぱり答弁するなら、そのぐらいの勢いを持ってやっていただきたいかなと思います。
  それで、ここにも本庁舎のことも書いてありますけれども、本庁舎も言えると思うんですね。ただ、本庁舎なんかも、ましてやまだ空いていないんですから、実際に空いていれば、そういうところに、じゃ、インターネットの会社を東京から呼んで、そういうシティのあれをつくろうとかという計画もできるんですけれども、なかなかそこまではまだいかないかなというような気もしておりますけれども、そういう中で、もう少し私はスピード感を課長には持ってもらいたいと思いますね。
  昨年の答弁で、やっぱり渡邉町長が一生懸命やれということで、課長も乗り気で一生懸命やらなくちゃという、そういう答弁をしておりますけれども、やっぱりそのくらいの勢いを持って、今回はたまたま間に合わなかったということですけれども、町長が一生懸命、このプロジェクトをやりたいんだというんだったら、課長も一生懸命やりますよというので、そういう中でもう少し踏み込んだことをしていかなければならないと思うんですね。
  その中で、昨年、今この答弁書だと最後のほうに、EV活用、再生エネルギーのマネジメントを目標に掲げたエントリーシートを埼玉県に提出、確認を受けているということを今やっています。
  昨年は答弁書を、今後、総合振興計画を基にこの計画の素案をつくっていくということなんですね。これをやるには、議会の皆さんなどの意見などを聞きながらやっていきたいと思いますと、そういう答弁をしているんですね。だけれども、こういう埼玉県に今提出している前に議会にできなかったのか、お聞きしたいと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  今、小宮議員がおっしゃられたとおり、前回の神山議員からの答弁の中で、議会と相談しながら、この計画をつくっていくということは答弁させていただきました。私もそこの部分 がとても心に引っかかってはいたところなんですが、やはり町の将来をつくっていくための計画ですので、ちゃんと話し合って、しっかりしたものをつくっていかなくてはいけないんですが、そういった中でもう1つ、田中議員のときもありましたが、やっぱりエントリーについて、埼玉県7つを除いてもうエントリーが済んでいるという中で、やはり県に対しても、エントリーを急がなくてはいけないというところもございまして、本来であればじっくりと、この立地適正化計画からちゃんとつくって、そこにちゃんとその施設を位置づけて、このスーパー・シティにエントリーするというのが、これが本来の手順でございます。
  ただ、それをしていきますと、あと3年、4年多分かかってしまいまして、ときがわ町だけエントリーしていないという状態になってしまうというところをちょっと恐れたところがありまして、前回の答弁で相談すると言っておきながら、大変失礼だとは思いながらも、やはりちょっとエントリーをするということをまず優先させてしまいました。申し訳ありませんでした。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 できれば、まだ遅くはないと思うんですね。でも、こういうことはやっぱり、議会と共にいい案を出しながら、また執行部のほうで骨を折っていただくような形になるかも分かりませんけれども、そういうふうにいいまちづくりがこうやってできていければ最高かなと思います。
  そういう中で、実際には明覚駅というのは多分あまり、今駐輪場があるぐらいで、そんなに実際に、今日も八高線がやっと6時半頃から動き出しましたけれども、それまで雪で動きませんでしたけれども、本当にもう少し人口が増えて、電車に乗ってくれる人が多ければ、本当は明覚駅周辺はにぎわいをもたらす一番の駅がある、そういう誰でも考えているとは思うんですね。そういう中で、残念ながら、今は現状はそういう状況になっております。
  そして、できれば、EVなんかもそうですけれども、いろいろなことをやるにはやっぱり、DXもやれと今、政策財政課はいろいろなことをやっております。そういう中である程度は議会と情報交換をしながら進めていってもいいのかなというような気もしておりますけれども、その点についてはいかがなんでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  大野政策財政課長。
○大野健司政策財政課長 お答えいたします。
  まちづくりの計画に関しては、これ、都市計画担当の建設課のほうが主担当として行うよ うに、この計画づくりも積極的に進めるように町長からも指示が出ております。EVなどについては農林環境課、ただやはり町全体のほうをトータルで見ていくのが政策財政課という立場でございますので、政策財政課が中心になって、関係各課と議会や住民の皆さん、協力してやっぱりやっていくべきだと思いますので、そういった意味では情報交換をしっかりやっていきたいというふうに考えております。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 ぜひとも来年は通るように頑張っていただきたいかなと思います。
  田中議員も1番で言っていましたけれども、ときがわ町だけちょっと出遅れたかなと。ましてや隣の越生町がもう出しているんですね。本当この比企郡、また入間郡での近隣だと遅れております。そういう中で、本当に力を合わせて、誰がどうのこうのじゃないんですね。やっぱり目的を一つに持って、力合わせていいものをつくっていければいいかなと思いますので、これで1番目の質問は終わりにしたいと思います。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項2、町道1−20号線の道路改良の予定は。
  通告者9番、小宮正議員。
○9番 小宮 正議員 それでは、2問目の町道1−20号線道路改良についてお伺いをいたします。
  町道1−20号線は、第二庁舎北側のセブンイレブンから岡前橋までの路線で、通学路にも認定されているが、車の擦れ違いもままならない狭く危険な町道であるため、拡幅すべきと考える。道路拡張工事には、地権者の同意並びに区長からの要望で道路拡張工事などは可能なのか伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 小宮議員ご質問の2、町道1−20号線の道路改良の予定はについてお答えいたします。
  町道1−20号線は、第二庁舎北側のコンビニエンスストア東側から田中集会所前を通り、都幾川にかかる岡前橋を渡って、本郷地内へと至る生活道路です。ご提案の区間のほとんどは未改良であり、普通自動車の擦れ違いができない道路となっております。この道路が通学路となっていることも考慮し、家屋の建ち並ぶ区間については、道路拡幅を検討したいと考えております。
  しかしながら、町内にはこの路線と同様に、緊急車両の通行困難や日常的な通行の不便が 生じている狭隘道路が多数存在し、即時の事業化は難しい状況であることから、行政区長が取りまとめた要望を踏まえて、必要性や緊急性、優先度を比較検討し、順次道路改良を行っております。
  また、幅員拡幅に必要不可欠な用地買収に対する沿線土地所有者の協力を得られることが改良を進める最も大きな条件となっております。
  町道の道路改良につきましては、町民生活の利便性向上や若い子育て世代の移住・定住の促進を見据え、財政面を考慮しつつ、将来への投資につながるよう今後も取り組んでまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、小宮議員。
  小宮議員。
○9番 小宮 正議員 前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。
  そういう中で、急には、これできないと思うんですね。私もいろいろ提案して、これからは藤坂のほうもやらなくちゃならないし、また、この間、花見で渡邉町長がいっていましたけれども、番匠のほうも何だかやらなくちゃなというようなお話も聞いておりますけれども、少しちょっと時間がかかるのかなと思います。そういう中でお伺いをしたいと思います。
  町としては、一番大事なことは私も分かるんですよ。区長さん並びに地権者だと思うんですね。何しろすぐ予算があるからやりますよといったって、地権者が駄目なら、これ絶対できませんから。大事なのは地権者なんですけれども、この質問にも書きましたけれども、一番が私は地元区長さんと地権者とこれから歩いて回っていこうかなとは思っておりますけれども、そういう中でまた決まれば、区長要望としてまた出していただくような形を取りたいと思うんですけれども、これはすぐじゃありません。すぐじゃないんですけれども、そういう形で要望は本当に可能なのか、ちょっと最初に聞いておきます。
○神山 俊議長 答弁願います。
  町田建設課長。
○町田圭介建設課長 小宮議員の質問にお答えいたします。
  可能なのかと言われると、なかなかこの場でお答えしづらい面もいろいろあるんですけれども、町長の答弁にもありましたとおり、道路改良の簡単に言いますと、狭隘道路、狭い道路、2メーター程度というのが道路の一般的な幅員なんですけれども、それを4メーター以上に拡幅する工事を道路改良と言っております。
  それで、やはり事業化に当たって、緊急性だとか必要性、やはりいろいろな優先度で順位 づけというのをその都度やりながら事業化している状況であります。
  先ほど小宮議員も言ったとおり、現時点でも何路線かやはり区長要望が実際に出ているところもありますので、そういうところとの順位だとかを見ながら、あとは地権者の協力がやっぱり必須ですので、その辺を検討しつつ順位を決めて、可能かどうか決定しているのが道路改良の今の状況になりますので、ご理解いただきたいと思います。
  以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 確かにここは狭隘道路ということは現地も知っております。ただ、課長もよく見て分かると思いますけれども、道路幅は狭くても近隣の地権者がいい人が多いとかよく分かりませんけれども、セットバックというか、そういうようにして今広くなっておりますけれども、あそこが本当に第二庁舎の一番のいいところですからね、これは、場所が。
  そういう中で、私は岡前橋から上がってきたところなんかは本当に通学路であって本当にいいのかなと。教育長はよく知らないかなと、行ったことはないからよく分からないかと思いますけれども、行くと、実際本当狭くて危ないようなところなんですね。
  そういう中で、事業的にすぐやれということも先ほど私も言っていますけれども、先を見て、よく協議をして、何とか、ここを見て分かるじゃないですか。これで今、馬場も今年1路線やって、また来年は1路線またやって、今後は番匠とかいろいろやって、四、五年先になっちゃうような私も感覚ではいるんですけれども、そのぐらいの目安で何とか考えてもらいたいかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  町田建設課長。
○町田圭介建設課長 お答えいたします。
  何年とかというのはやはりこの場でなかなか申し上げづらい面はあるんですけれども、事業化という言葉もちょっとふわっとしていますけれども、一番最初に道路改良するときには、測量をまずやりますね。測量しつつ、どういう条件、支障になる、改良に当たってこんなことが必要だというのを洗い出したりします。それを基に設計をして、用地協力のお願いに取りかかるわけなんですけれども、その辺はやはり地域の要望として、区長さんのほうで取りまとめて、ここは必要なんだということで出てくるということになりますので、なるべく狭隘道路の拡幅については、早めにやりたいとは考えておるんですけれども、先ほどの答弁にもありましたとおり、全体的な財政面も考慮しながら、検討はしてまいりたいと考えており ます。
  以上です。
○神山 俊議長 小宮議員。
○9番 小宮 正議員 あそこも本当には、実際には狭くて救急車も消防車も、先ほど言ったとおり入れません。いざとなれば、今は人の土地を入れば、入れます。そういう中で、ある程度は、一番のこのメインのところがそういうところからは直していただければ、私はありがたいかなと思います。
  そういう中で、いち早く馬場のところも救急車入れないということで、狭隘ということで、私も質問しまして、本当に地域の人は喜んでいる。救急車入れるし、消防車も入れるということで、何かあったときは大変役に立つということで感謝を町のほうによろしく言ってくれということも聞いております。
  そういう中で、確かに町としては、何年先に造りますよということは確かに言えないかもしれませんけれども、前向きにある程度はこういうことが、役場の目の前ですから、そういう中で検討して、なるべくやっていただくように、私も進めてまいりたいと思います。
  私ももちろん、令和7年になりましたら、区長さんをはじめ地元の人と協議をしながら、歩いて回って、その様子もあるんですけれども、まとめてしっかり町のほうへ、区長さんにお願いをして、なるべく早くやっていただくようにしたいと思いますので、そのときはどうか協力をしていただければありがたいと思います。
  ここで質問を終わります。
○神山 俊議長 休憩いたします。
  再開を2時5分といたします。
                                (午後 1時51分)
─────────────────────────────────────────────────
○神山 俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                (午後 2時05分)
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   ◎発言の一部訂正
○神山 俊議長 ここで畑議員から、先ほど3月5日の会議における発言の一部訂正について発言の申出がありましたので、これを許可いたします。
  畑議員。
○1番 畑  豊議員 議席番号1番、畑です。
  私の一般質問の中で、宅配ボックスの設置等の取組についての中で、熊谷市と発言しましたが、深谷市の誤りでして、その発言を訂正したいと思います。
○神山 俊議長 ただいま畑議員から、自身の一般質問に対する一部発言について訂正したいとの申出がありました。
  お諮りいたします。これを許可することにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○神山 俊議長 異議なしと認めます。
  よって、畑議員からの発言の一部訂正の申出を許可することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────────
          ◇ 長 島 金 作 議員
○神山 俊議長 続きまして、発言順位9番、質問事項1、「広報ときがわ」の取組について。
  通告者3番、長島金作議員。
○3番 長島金作議員 3番、長島金作です。
  議長のお許しをいただきましたので、発言通告に従いまして、町政に対する一般質問を行います。
  最初に、広報ときがわについて一般質問いたします。
  広報ときがわは、毎月町内の各家庭や事業所に配布され、町政の取組やイベントのお知らせなど、多くの情報を提供しております。
  広報の役割は、町長の考えを町民に伝えること、また、町の事業執行の取組を町民に伝えて、理解してもらえるように情報提供するものであります。
  ときがわ町では、広報ときがわが全国広報コンクール埼玉審査広報紙町村部門で特選1位を取り、全国広報コンクール広報紙町村部門で3年間入賞するなど、町の広報紙では輝かしい実績もあります。
  この広報紙の内容に疑問が生じたので、気づいた点を述べさせていただきます。
  1、広報ときがわは毎月30ページ前後の広報紙を4,700部作成されて、1世帯当たり年間約360枚届けられています。
  2、広報紙作成費用は、ときがわ町は過去3年間おおよそ310万円程度であります。
  3、町の考えを町民に伝える部分、町の考えに沿った重点的な取組や特集が減っていること、具体的に注目すべきことは、1月号で町長や議長の年頭の挨拶がなかったことや、令和 4年から3年間続いていた町長と町民の座談会が企画されなかった。2月号では、世代間のつながりの場、楽しい給食に笑顔で参加した町長の写真が載っていなかったことが非常に残念であります。和やかな雰囲気で表現される機会であったと思います。
  4、町民へのお知らせがときがわ町では大幅に増えている。直接町に関連したお知らせとは無関係のものが多いと思います。
  5、広報紙の表紙のメインの写真ですが、2月号には、昨年12月1日に開催された町の駅伝大会の写真です。近隣の鳩山町、滑川町では二十歳の祝いで、1ページから3ページは町長を囲んだ華やかな写真でした。情報とは早く相手に伝えないと価値は半減します。2か月前の駅伝写真を広報紙に載せても、町民の誰もが感動しないと思います。
  そこで伺います。
  1、1月号にはなぜ町長、議長の新年の挨拶文が載っていないのか。
  2、なぜ広報ときがわの1、2月号の記事に、令和4年、5年、6年まで町長と町民との座談会がありましたが、なぜやめてしまったのか。
  3、ページを減らし節約できないか。ときがわ町では30ページ前後、滑川町では16ページと少ないです。
  4、広報紙は誰が責任者ですか。広報紙発行までの取組作業が広報の担当者1人任せになっていたのではないか。
  以上、4問を伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の広報ときがわの取組についてお答えいたします。
  初めに、(1)1月号には、なぜ町長、議長の新年の挨拶文が載っていないのかと、(2)なぜ広報ときがわ1月、2月号の記事に令和4年、5年、6年までの町民との座談会をやめてしまったのかについて関連がございますので、まとめてお答えいたします。
  町長と議長の年頭の挨拶は令和2年まで行っておりましたが、それぞれその前年の実績や時事、そして、その年の抱負をお伝えしておりました。その後、令和3年からは、町民の皆さんに意識していただきたいこと、関心を持っていただきたいことを、当時の担当者が座談会という形式でお伝えしてまいりました。
  本年1月号につきましては、消防団や無形民俗文化財の重要性、そして、存続の危機を皆さんに知っていただくため、担当者の熱い思いからこのような形となりました。
  いずれもその担当者が、その時々の情勢を捉えて、町民の皆さんに知っていただきたいことを、表現方法を工夫して、特集記事としてお伝えしておりますので、ご理解いただければと思います。
  次に、(3)ページ数を減らし、節約できないか。ときがわ町では30ページ前後、滑川町では16ページであるについてお答えいたします。
  広報紙は、多くの情報を発信することを目的とすると同時に、読みやすさも求められております。読みやすい広報紙は、写真や文字の配列を工夫することが不可欠であり、月によってはページ数が増えてしまうこともありますが、工夫しつつ、ページ数が増えることを防ぐよう努めてまいります。
  今後につきましても、町民の皆様に必要な情報を掲載するとともに、適切なページ枚数となるよう工夫してまいります。
  次に、(4)広報紙は誰が責任者か。広報紙発行までの取組作業が広報担当者1人任せになっていたのではないかについてお答えいたします。
  まず、広報紙は誰が責任者かについてですが、発行の責任者は私であります。
  次に、広報紙発行までの取組作業が広報担当者1人任せになっていたのではないかについてですが、広報の担当者は主に1人で企画、立案しておりますが、各部署などからの原稿を基に編集したものを副町長も含め、多くの職員にて確認作業を行っておりますので、決して1人任せではございません。
  町の広報紙は、町民の皆さんに情報をお伝えする一番の方法ですので、必要なことをしっかりとお伝えできるよう努めてまいります。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、長島議員。
  長島議員。
○3番 長島金作議員 1、2番の回答で、担当者の熱い思いからこのような形と述べられています。
  では、年頭の挨拶は、町長も承知の上で載せなかったということでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 そのとおりでございます。
○神山 俊議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ありがとうございます。
  では次に、4番の広報紙発行までの責任者は町長であり、副町長も含めて多くの職員で取り組んで広報紙をつくったというように述べてあります。
  私が個人的な見解で申し訳ありませんが、1月号は町長の回答にあったのでよろしいかと思うんですけれども、2月号について、ときがわ町では、先ほど申し上げましたように、12月1日のマラソンの表紙でございます。私も昨年の広報紙を見ましたら、やはりときがわ町も成人式の写真が載っていましたので、近隣の市町村、先ほども申し上げましたが、鳩山町と滑川町ではちゃんと成人式の写真が載っております。先ほど申し上げたように、これがときがわ町の2月号ですね。ときがわ町の3月号に初めて成人式の写真が載りました。
  これは私の見解で大変申し訳ないんですが、少し1か月も広報紙の記事が遅いんじゃないかと、これに関しては副町長も責任者で、その辺なぜ2か月前の記事が載ったのか、その辺を答弁いただけたらと思います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 それでは、私のほうから答弁させていただきます。
  実際に起こったことと広報のほうで取り上げて記事になる部分については、編集の期間の時間的なことが必要ですので、その辺のずれというのはあろうかと思います。そういったことを含めて広報のほうは作成しているというふうに思います。
  それから、表紙とか中の特集記事については、それぞれ町のほうで伝えていきたい大きなイベント、町民全体で取り組んでいるようなイベント等については特に表紙のほうで取り上げて、皆さんに知っていただくというふうな考えの基に行っているというふうに理解しております。
  よろしくお願いします。
○神山 俊議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ということは、他の市町村で2月号に成人式が載ったにもかかわらず、ときがわ町はときがわ町の考えで3月号に載せたということでよろしいでしょうか。
○神山 俊議長 答弁願います。
  小峯副町長。
○小峯光好副町長 そのとおりでございます。
○神山 俊議長 長島議員。
○3番 長島金作議員 ありがとうございました。
  これで、広報ときがわについて終わりにしたいと思います。
○神山 俊議長 続きまして、質問事項2、水道料金について。
  通告者3番、長島金作議員。
○3番 長島金作議員 次に、水道料金について一般質問させていただきます。
  ときがわ町では、令和5年度、令和6年度の2年間、町独自の物価高対策事業として、水道基本料金の2分の1を減免していました。
  町では令和7年度から、さらに2年間減免措置を延長することを決めましたが、今回の減免では水道料金の基本料金を50%から25%に減免率を縮小すると町では説明しております。これを一般家庭、水道管口径13ミリの基本料金で試算比較すると、2か月分の基本料金は1,672円から2,508円になり、年間5,016円の増額となります。
  今回の水道料金の減免は、自治体の裁量権の範囲内として町が決定したことだが、電気料金、ガス料金、ガソリン、灯油代、米、野菜等の食料品物価高と町民を取り巻く状況はよくないことなど、総合判断して、減免率を2分の1に据え置くべきです。減免率を下げ、町民に料金の負担を求めるやり方はやめるべきです。
  町長の考えを伺います。
○神山 俊議長 答弁願います。
  渡邉町長。
○渡邉一美町長 長島議員ご質問の2、水道料金についてにお答えいたします。
  水道基本料金の減免につきましては、令和5年度から町独自の物価高騰対策3本の矢の1つとして始めました。料金の減免は、以前は県内水道事業体で広く行われており、令和4年度は21事業体が実施していました。
  しかし、令和6年度中には、ときがわ町以外の県内全ての水道事業体で料金の減免が終了しております。こうした状況の中、ときがわ町は県内で唯一令和7年度も水道基本料金の減免を行うものです。減免率は2分の1から4分の1としますが、これは、昨今の社会情勢において、物価高騰がいまだに続いておりますが、最低賃金の引上げ、年金の支給率や民間企業における賃金のプラス改定など、好転の兆しも見えてきていることを踏まえ、町が行う諸政策との予算調整を行いながら、総合的に判断しました。
  なお、今回減免率は引き下げますが、使用水量の少ない世帯、2か月で15立方メートル以下の方にとっては、令和4年度の改定以前の水道料金よりもなお安い価格となっております。使用水量の少ない世帯に重点的に配慮した物価高騰対策を行っており、かつ厳しい財政の中 にあってもこの対策を継続するものであります。
  引き続き、令和7年度も町民の生活支援策の1つとして、水道基本料金4分の1減免を行い、埼玉県下で唯一の対策を継続してまいります。
  以上です。
○神山 俊議長 よろしいでしょうか、長島議員。
  長島議員。
○3番 長島金作議員 以上をもちまして、私の本日の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
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   ◎延会について
○神山 俊議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。
  これにご異議ございませんか。
          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○神山 俊議長 異議なしと認めます。
  よって、本日はこれをもちまして延会することに決定いたしました。
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   ◎延会の宣告
○神山 俊議長 大変お疲れさまでした。
                                (午後 2時25分)