「キエーロ」とは、神奈川県葉山町発祥の生ごみ処理容器で、土の力で生ごみを分解してくれます。
1 キエーロの特長
⑴ 庭でも、ベランダでも利用できます。
⑵ 黒土の中にいる微生物(バクテリア)が生ごみを分解するため、特別な機材・薬剤を購入する必要はなく、
ランニングコストはかかりません!
⑶ 分解された生ごみは水や二酸化炭素になるため、土の量はほとんど増えません。
⑷ 正しく使えば、虫や臭いは発生しにくくなります。
⑸ 食用の廃油、汁もの、腐ったもの、カビが生えたものでも投入可能です。
⑹ 投入する生ごみの、水切りは不要です。
⑺ 生ごみを分解した土は、堆肥にも使えます。
ただし、堆肥目的ではないので堆肥として使った分は土の補充が必要です。
※ キエーロは、ご家庭のすべての生ごみを処理することはできません。
分解できないものについては、「可燃ごみ」の日に出してください。
<町でも実験的に取り組んでいます>
ときがわ町役場(第二庁舎)にも設置しておりますので、来庁された際はぜひ覗いてみてください。
2 使用しているもの
(1) キエーロ本体
日当たりがよく、風通しの良い屋外に置いています。
(2) スコップとペットボトル
先が尖っているスコップを使うと、深く掘れてよく混ぜられるので便利です。
ペットボトルは、キエーロに水を補給するために使います。
(3) 黒土
庭や畑の土よりも、市販されている黒土の方が処理スピードは断然速いです。
黒土の量は7分目くらい入れると効果的です。
3 キエーロの使い方
(1) キエーロ本体
日当たりがよく、風通しの良い屋外に置いています。穴を掘る
生ごみが頭を出さないくらいの深さ(約20cm)に掘ってから投入します。
1回の量は300g~500g(台所の三角コーナー1杯分)が適量です。
(2) 土とよく混ぜる
土と生ごみの見分けがつかなくなるまで空気を含ませながらよく混ぜ、程よく水分を湿らせます。
この時、土団子ができるくらいの水分量がベストです。よく混ぜることで、黒土の中にいる微生物が活発になります。
(3) 土で覆う
生ごみと黒土を混ぜ、深さ約20cmに埋め直し、上から乾いた土を被せてください。
生ごみが表面に出ていると悪臭や虫が湧く原因になります。
(5) 生ごみの分解速度は?
生ごみの分解に、夏場は約5日間、冬場は約10日間かかります。
生ごみが無くなったら、埋めた部分と全体の天地をひっくり返すように混ぜてください。
冬場は気温が下がるため、微生物の活動や分解速度が落ちます。その際は、廃食油や米ぬかを入れると効果的です。