更年期障害とは
更年期に現れる様々な症状の中で他の疾患に起因しないものを更年期症状といいます。更年期障害とは、更年期症状により日常生活に支障をきたす状態を指します。
女性特有と思われがちな更年期の症状は男性にもあります。概ね40歳以降に男性ホルモン(テストステロン)の減少により、女性更年期障害と似た症状があると言われていますが、病態が複雑でまだ十分に解明されていません。
病気ではないのに、40歳を過ぎた頃からなんとなく不調が続いている方は、症状やチェックリスト(SMIスコア、AMSスコア)を参考にしてください。また、更年期と思われる症状が出たら我慢や無理をせず、身体症状が辛い時は女性は婦人科、男性は泌尿器科、精神症状が辛い時は男女ともに心療内科を受診しましょう。
●女性用チェック項目●
どれか1つの症状でも強く出ていれば、強に○をして下さい。
| 症状 |
強 |
中 |
弱 |
なし |
| 1 |
顔がほてる |
10 |
6 |
3 |
0 |
| 2 |
汗をかきやすい |
10 |
6 |
3 |
0 |
| 3 |
腰や手足が冷えやすい |
14 |
9 |
5 |
0 |
| 4 |
息切れ、動機がする |
12 |
8 |
4 |
0 |
| 5 |
寝付きが悪い、または眠りが浅い |
14 |
9 |
5 |
0 |
| 6 |
怒りやすく、すぐイライラする |
12 |
8 |
4 |
0 |
| 7 |
くよくよしたり、憂うつになる |
7 |
5 |
3 |
0 |
| 8 |
頭痛、めまい、吐き気がよくある |
7 |
5 |
3 |
0 |
| 9 |
疲れやすい |
7 |
4 |
2 |
0 |
| 10 |
肩こり、腰痛、手足の痛みがある |
7 |
5 |
3 |
0 |
| 合計 |
点/100点 |
出典:小山ら 更年期婦人における漢方治療:簡略化した更年期指数による評価(1992:9:30-34 産婦人科漢方研究のあゆみ)
●SMIスコア(簡略更年期指数)
・0〜25点・・・・上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
・26〜50点・・・食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。
・51〜65点・・・医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けたほうがいいでしょう。
・66〜80点・・・長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
・81〜100点・・各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対応が必要でしょう。