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2024年4月3日 更新
ときがわ歳時記掲載に当たって
ときがわ歳時記掲載に当たって
私は、以前、NHKラジオ深夜便の「日本列島くらしのたより」のレポーターをさせていただいておりました。レポートをするためときがわ町をくまなく散策し、良いところがたくさんあると感じました。
現在、町長となり、町民の皆様をはじめ、多くの方々にときがわ町の魅力をお知らせしたいと思い、「渡邉町長のときがわ歳時記」として定期的に配信させていただくことにしました。

令和6年4月
卒業式の歌 「旅立ちの日に」 に思う

 最近、卒業式の歌というと「旅立ちの日に」を合唱する学校が多いと聞く。ときがわ町でも、小中学校の卒業式には最後に卒業生と在校生の合唱で締めくくる。

「 旅立ちの日に 」

 「旅立ちの日に」は1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲であり、作詞は当時の小嶋登校長先生、作曲は音楽教諭の坂本浩美(現・高橋浩美)先生で、2000年代以降卒業式ソングの定番となった。ときがわ町とするとすぐお隣の秩父市の中学校が発祥の地ということで、親近感を覚える。出だしの「白い光の中に 山並みは萌えて はるかな空の果てまでも 君は飛び立つ」は 奥秩父、奥武蔵の自然の風景が交差し、1000m級の山頂から上昇気流に乗って大空へ羽ばたく鳥をイメージできる。静かなイントロは、これから始まる若者たちの希望に満ちた人生の門出にふさわしい。
 

「 仰げば尊し 」

 振り返って、我々昭和の時代の卒業式の歌と言えば「仰げば尊し」であった。「仰げば尊し わが師の恩 教えの庭にも はやいくとせ」とは、先生を敬い、色々な教えに感謝する内容である。難しい言葉が多いため、十分に理解して歌うというより、その場の雰囲気で涙した生徒も多かったように思う。
どのような時代でも別れは辛いもので、その時々の歌に思い出を重ねて人生の引き出しにしまっておくのであろう。「歌が思い出に寄り添い、思い出が歌に語りかける、そのようにして歳月は静かに流れていきます。」こんなナレーションで始まるラジオ番組を思い出した。

私は玉川中学校と明覚小学校の卒業式に出席した。どちらの学校も厳粛な中で卒業式は進行し、最後に卒業生と在校生で「旅立ちの日に」の合唱となった。特に中学生男子は声変わりで辛そうな生徒も見受けられたが、自分のパートを懸命に歌い、在校生も大きく口を開いて卒業生を祝福するようにしっかり歌っていた。卒業式は学校行事の中で特に大切な行事なので、先生方をはじめ、全校生徒の皆さんや保護者の皆さんのご努力で今年も素晴らしい卒業式になったと思う。卒業生の皆さん、本当におめでとう。

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令和5年9月 「紅茶の店」
ファイルサイズ:269KB
令和2年12月 「明覚駅」
ファイルサイズ:361KB
令和2年9月 「お月見」
ファイルサイズ:233KB
令和2年6月 「梅を漬ける」
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令和2年5月 「茶摘み」
ファイルサイズ:326KB
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