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2025年11月27日 更新
「現役医師と一緒に行う“人生会議”〜ACP普及啓発講座〜」を開催しました!
10月15日(水)に、渡辺産婦人科院長 渡辺浩二先生を講師にお招きし、「自分らしく暮らすための“人生会議”」 を開催しました。

11名の方が参加してくださいました。

とても優しい渡辺先生に、皆さんもホッとひと安心のご様子。
『人生会議という大げさなネーミングに緊張した』という方もいたので、和やかな雰囲気でスタートできて良かったです。


さて、配られた“私の意思表示ノート”を開いてみると。
場面設定は、【現在の医学では回復の見込みがなく、間もなく死が訪れる、意思表示できない状態】
・・・うーん、なかなかイメージが湧きづらいですね。
医療用語もたくさんありますし。

でも大丈夫!
聞き慣れない用語も、先生が1つ1つ丁寧に読み解きながら、<何を大切にして最期の治療を選ぶか>を想像しやすいよう、実体験やユーモアを交え、寄り添って話してくださいました。
 

 

『痛い・苦しいのは絶対にイヤだ、できるだけキレイでいたいなど、皆さんが医療を選ぶとき大切にしたいことを考えてみましょう』
『思い付いた希望は何を書いても良いんですよ。だって最期なんですから、いっぱいワガママ言えます』

先生の軽妙な語り口に、会場は終始笑いに包まれていました。
 


  後半は、自分の価値観を見つめ直すカードゲーム 【もしバナゲーム】を、4人グループに分かれて実践してみました。
こちらも、【余命半年、何を大切にしたいですか】という状況のイメージに苦労しましたが。
皆さん一生懸命、自分の気持ちと向き合って取り組んでくださいました。

講座・もしバナゲームを通じて、参加者の皆さんからは、
〇前向きな気持ちで学ぶことができた。
〇残された家族が困らないように、自分の気持ちをしっかり伝えておくことが重要と分かった。
〇最期だけじゃなく、これからの人生を生きていく上で大切にしたいことは何かを考える機会になった。
〇自分が意識してなかった価値観に気付けた。
〇家族の中での役割や年代によって、優先したいことが全然違うと実感した。
〇間を空けてもう1回もしバナゲームをやってみたい。残したいものが変わると思う。
〇今日参加できて良かった。教わったことを家でも話してみたい。

など、たくさんの感想をいただきました。


もし地域の集まりなどで、ACP講座や“もしバナゲーム”をやってみたい方がいらっしゃいましたら、ときがわ町地域包括支援センター(0493-65-1010)までお問い合わせください。

 

 
  

 

11月30日は「人生会議の日」。

 厚生労働省では、毎年11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」として、人生の最終段階における医療やケアについて考える日としています。
 

人生会議(ACP)って何?

【ACP:アドバンス・ケア・プランニング】の愛称で、
『あなたが大切にしたいことや、希望したい医療・ケアなどについて考え、信頼する人と話し合っておくこと』をいいます。



人は年齢に関わらず、誰でも病気や事故に遭う可能性があります。
命の危機が迫った状態においては、約70%の方が、自分の希望を人に伝えるのが難しいと言われています。

また、いざという時の自分の価値観、優先順位などを日頃から考えてみることで、
人生をより豊かにするために大事なポイント』も見えてきます。
 

漫画で読む「人生会議」


と感じた方はいらっしゃいますか?
イメージしやすいよう、 様々なストーリーが厚生労働省のホームページに掲載されていますので、ぜひご覧になってみてください。

▶漫画で読む『人生会議』(厚生労働省HP)

『もしバナゲーム』って何??

もしも、あなたがあと半年の余命だとしたら・・・?
米国の「GOWISH GAME」というカードゲームをもとに、 在宅・緩和ケアの医師が日本語版を開発。
”レクリエーション”を通じて、自分と他者の価値観に気づき「縁起でもない話」を気軽に 話し合うことができます。


▶「もしバナゲーム」一般社団法人iACP

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掲載内容に関するお問い合わせはこちら
地域包括支援センター
説明:介護予防支援、高齢者総合相談、介護予防事業、その他高齢者支援に関することなど
住所:355-0356 埼玉県比企郡ときがわ町大字関堀151番地1(保健センター内)
TEL:0493-65-1010
FAX:0493-65-1525